JP3816264B2 - Casting resin film, resin film manufacturing method, and casting resin film manufacturing apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に光学用途に適した樹脂フィルムの製造に有利に利用できる流延樹脂膜の製造法と流延樹脂膜の製造装置、およびその流延樹脂膜の製造法を利用して樹脂フィルムを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
薄膜の透明プラスチックフィルム(樹脂フィルム)は近年、偏光板の保護膜、位相差板等の光学補償フィルム、プラスチック基板、写真用支持体あるいは動画用セルや光学フィルタ、さらにはOHPフィルムなどの光学材料として需要が増大している。特に最近では液晶ディスプレイが、TN型、STN型、TFT型と品質が向上したこと、および軽量で携帯性に優れていることから、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ、携帯用端末、テレビ、さらにはデジタルスチルカメラやムービーカメラなどに広く使用されているが、この液晶ディスプレイには画像表示のために偏光板が必須となっている。液晶ディスプレイの品質の向上に合わせて、偏光板の品質向上が要求され、それと共に偏光板の保護膜である透明プラスチックフィルムもより高品質であることが要望されている。
【0003】
偏光板の保護膜などの光学用途フィルムについては、解像力やコントラストの表示品位を高く維持する必要性から、高透明性、低光学異方性、平面性、易表面処理性、高耐久性(寸度安定性、耐湿熱性、耐水性)、フィルム内および表面に異物がないこと、表面に傷がないか、または付きにくいこと(耐傷性)、適度のフィルム剛性を有すること(取扱い性)、適度の透水性など種々の特性を備えていることが要求される。
【0004】
これらの特性を有するプラスチックフィルムとしては、セルロースエステル、ノルボルネン樹脂、アクリル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂などからなるフィルムがあるが、生産性や材料価格等の点からセルロースエステルが主に使用されている。特にセルローストリアセテートのフィルムは、極めて高い透明性を有しかつ、光学異方性が小さく、レターデーションが低いことから光学用途に特に有利に用いられている。
【0005】
これらのプラスチックフィルムを製膜する方法としては、溶液製膜法、溶融製膜法および圧延法など各種の製膜技術が利用可能であるが、良好な平面性および低光学異方性を得るためには、溶液製膜法が特に適している。溶液製膜法は、原料フレークを溶剤にて溶解し、これに必要に応じて可塑剤、紫外線吸収剤、劣化防止剤、滑り剤、剥離促進剤等の各種の添加剤を加えた溶液(ドープと称する)を、水平式のエンドレスの金属ベルトまたは回転するドラムからなる支持体の上に、ドープ供給手段(ダイと称する)により流延した後、支持体上である程度乾燥して剛性が付与された自己支持性フィルムを支持体から剥離し、次いで各種の搬送手段により乾燥部を通過させて溶剤を除去することからなる方法である。
【0006】
プラスチックフィルムの工業的生産を発展させるためには、その生産性を高めることが重要であり、そのために製造工程の可能な限りの自動化が必要である。また特に溶液製膜法によるプラスチックフィルムの製造方法の実施に際しては、環境衛生上好ましくない有機溶剤を外部に排出しないようにするためにも、流延装置自動化の必要性が高い(特開平8−244053号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
溶液製膜法によるプラスチックフィルム(樹脂フィルム)の製造工程においては、作業開始時に最初に樹脂溶液(ドープ)を流延ダイに給液する際に、ドープ流の先頭に空気が溜まり、気泡が形成されがちであり、そのまま流延膜形成用支持体上に吐出させて流延すると、流延開始直後の流延樹脂膜には空気を含んだ孔(気泡)が形成されて、流延樹脂膜の乱れを伴う。特に、二種類以上のドープを用いて共流延する場合には、各ドープを全く同時に合流させることは不可能であるために各ドープの先頭に位置的なずれが生じて、いわゆるエアー溜まりが発生しやすい。このエアー溜まりにより気泡が形成された流延樹脂膜は廃棄するしかなく、従って、気泡を含むドープの吐出の終了を確認するまでは、一旦形成された流延樹脂膜を次の乾燥工程に通さずに別のロールに巻き取る必要がある。このような流延樹脂膜は当然廃棄する必要がある。そして、気泡を含むドープ流の吐出が終了した後は、正常な流延樹脂膜を次の乾燥・剥ぎ取り工程に通すようにする必要があるが、その切り換え作業は相当に煩雑である。このため、特に多層流延作業の実施に際しては、製膜の開始作業を自動化することが極めて困難となっている。
【0008】
本発明は、生産性および作業性が顕著に改善された流延樹脂膜の製造方法と製造方法、およびその流延樹脂膜の製法を利用する樹脂フィルムの製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、製膜開始の自動化を妨げているエアー溜まりによる開始直後のドープの乱れを回避すべく研究を重ねた結果、流延ダイの給液口近くに流延ダイへの流路以外に、切り換え手段によって切り換え可能な別の流路(ドープ液の抜き取り路)を設けることにより、開始直後のエアーを含むドープをこの別の流路に流してエアーを押し出したのちに、流路を切り替えてエアーを含まないドープをダイへの流路に給液することが可能であることを見いだした。これにより、多層フィルムであっても製膜開始作業の自動化が可能となり、樹脂フィルムの生産性および作業性を著しく改善することができる。
【0010】
従って、本発明は、流延ダイに接続する送液路を介して樹脂溶液を連続的に流延ダイに送り込み、次いで流延ダイのダイリップから、移動下にある支持体(樹脂膜製造のために用いられるベルト、ドラムなどの仮の支持体)の上に樹脂溶液を押出して流延樹脂膜を形成させることからなる流延樹脂膜の製造法において、樹脂溶液を送液路から流延ダイに送り込む作業の開始時に樹脂溶液流の先頭部附近で形成される気泡を、送液路と流延ダイとの接続部に付設した溶液抜き取り路から樹脂溶液と共に連続的に抜き取ったのち、送液路からの流延ダイへの気泡の無い樹脂溶液の送り込みを開始することを特徴とする流延樹脂膜の製造方法にある。
【0011】
本発明はまた、樹脂溶液を通す送液路、送液路に接続する流延ダイ、及び流延ダイのダイリップの下方、ダイリップに近接する位置を移動通過するように配置された支持体からなる流延樹脂膜の製造装置において、送液路と流延ダイの接続部に樹脂溶液抜き取り路が流路切り換え器と共に設置されていることを特徴とする流延樹脂膜製造装置にもある。この流延樹脂膜製造装置では、気泡等が混在し、流延に不適な溶液については、その合流部と流延ダイとの間で抜き取ることができるような構成とされている。
【0012】
本発明はまた、流延ダイに接続する送液路を介して樹脂溶液を連続的に流延ダイに送り込み、次いで流延ダイのダイリップから、移動下にある支持体上に樹脂溶液を押出して流延樹脂膜を形成させた後、流延樹脂膜を部分的に乾燥して自己支持性樹脂膜とし、次いで自己支持性樹脂膜を支持体から剥ぎ取り、乾燥することからなる樹脂フィルムの製造方法において、樹脂溶液を送液路から流延ダイに送り込む作業の開始時に樹脂溶液流の先頭部附近で形成される気泡を、送液路と流延ダイとの接続部に付設した溶液抜き取り路から樹脂溶液と共に連続的に抜き取った後、送液路からの流延ダイへの気泡の無い樹脂溶液の送り込みを開始することを特徴とする樹脂フィルムの製造方法にもある。
【0013】
以下に、本発明の流延樹脂膜の製造法と樹脂フィルムの製造法、および流延樹脂膜製造装置の好ましい態様を挙げる。
(1)気泡の無い樹脂溶液の流延ダイへの送り込みの開始を、抜き取った樹脂溶液流中に気泡の混在がないことを確認した後に行なうこと。
(2)溶液抜き取り路で抜き出した樹脂溶液を回収して流延ダイ送り込み用の樹脂溶液の一部として使用すること。
(3)樹脂溶液の送液路が二以上備えられていて、それらが流延ダイとの接続部の直前で合流するように接続されていること。
(4)樹脂溶液抜き取り路に気泡センサが付設されていること。
(5)気泡センサが流路切り換え器と電気的に接続されていて、気泡センサからの信号によって流路切り換え器が、流路を、送液路と流延ダイとの接続あるいは送液路と樹脂溶液抜き取り路との接続のうちのいずれかに切り換えるようにされていること。
(6)樹脂溶液の粘度が30〜3000Pの範囲にあり、かつ樹脂溶液の送液路への給送開始時の送液路内平均流速が1〜30m/分の範囲にあること。
(7)樹脂溶液の送液路への給送開始後、流延開始までの時間が10秒〜5分の範囲であること。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の流延樹脂膜製造装置の代表的な例の構成と作動について、図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1は、本発明の流延樹脂膜製造装置の構成と作動を概略的に説明する断面図である。図1において、流延樹脂膜製造装置1は、ドープ合流装置2を備えた共流延ダイ3と、そのダイリップの下方側を移動して流延樹脂膜を支持する支持体4とから構成されている。流延ダイ3の中央部分には、上下に流路5が貫通していて、その両端はダイ給液口6および吐出口(ダイリップ)7により開口している。
【0016】
ドープ合流装置2と流延ダイ3との接続部分には、本発明の特徴的な構成要件である初期ドープを流すための樹脂溶液抜き取り装置(逆送流路)8、およびダイへの流路5と樹脂溶液抜き取り装置8とを切り替えるための流路切り換え手段9が設けられている。逆送流路8は、その途中に圧力調整弁10及び気泡センサ11が設置され、抜き取り樹脂溶液貯蔵タンク(樹脂溶液回収タンク、図示なし)に接続している。
【0017】
次に、本発明の流延樹脂膜と樹脂フィルムの製造方法、および装置について、三層構造の樹脂フィルムを製造する場合を例に挙げて説明する。
【0018】
本発明において製造対象となる流延樹脂膜や樹脂フィルムの製造に用いる原料樹脂の例としては、セルロースの低級脂肪酸エステル、ポリオレフィン類(例、ノルボルネン系ポリマー)、ポリアミド類(例、芳香族ポリアミド)、ポリスルホン類、ポリエーテル類(ポリエーテルスルホン類やポリエーテルケトン類を含む)、ポリスチレン類、ポリカーボネート類、ポリアクリル酸類、ポリアクリルアミド類、ポリメタクリル酸類(例、ポリメチルメタクリレート)、ポリメタクリルアミド類、ポリビニルアルコール類、ポリウレア類、ポリエステル類、ポリウレタン類、ポリイミド類、ポリビニルアセテート類、ポリビニルアセタール類(例、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール)、及びタンパク質(例、ゼラチン)を挙げることができる。これらのうちで、光学用途フィルムの原料として好ましいのはセルロースの低級脂肪酸エステルであり、特に好ましいのはセルローストリアセテートである。
【0019】
原料樹脂を適当な有機溶媒に溶解して二種類以上の樹脂溶液(ドープ)を調製する。有機溶媒の例としては、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタン等)、アルコール類(メタノール、エタノール、ブタノール等)、エステル類(蟻酸メチル、酢酸メチル等)、エーテル類(ジオキサン、ジオキソラン、ジエチルエーテル等)を挙げることができる。セルロースエステルの溶液には、トリフェニルフォスフェート、ジエチルフタレート、ポリエステルポリウレタンエラストマー等の公知の各種の可塑剤、あるいは必要に応じて、更に、紫外線吸収剤、劣化防止剤、滑り剤、剥離促進剤など公知の各種の添加剤を添加してもよい。
【0020】
溶液(ドープ)の調製は、周知の方法により、原料樹脂等を溶媒に混合溶解してもよいし、あるいは冷却溶解法により原料樹脂等を溶媒で膨潤させた後この膨潤混合物を−10℃以下に冷却し、次いで0℃以上に加温して溶解してもよい。溶液の粘度は通常は、30〜3000P(ポアズ、35℃での測定値)の範囲にある。樹脂溶液(ドープ)を図1に示した流延膜製造装置を用いて流延する。
【0021】
図2〜5は、本発明に従う流延方法を順を追って説明する装置の概略断面図である。
【0022】
図2において、流延開始に際して予め合流後のドープ流路を、流路切り換え手段9により樹脂溶液抜き取り路(逆送流路)8に設定しておく(開側流路:抜き取り流路、閉側流路:流延ダイへの流路)。上記で調製したドープをそれぞれ、太い矢印の方向からドープ合流装置2に送る。ドープの合流装置内流路での平均流速は、一般に1〜30m/分の範囲にあり、好ましくは5〜20m/分の範囲である。この時、操作上、合流手段2内にて各ドープの先頭を完全に一致させることはほぼ不可能であり、ドープ流先頭部の位置ずれにより、ドープ流の先頭部の内にはエアー溜まり(気泡)12が発生する。
【0023】
図3において、合流して一つの液流になったドープは気泡を含みながら樹脂溶液抜き取り路8を通って樹脂溶液回収タンク(図示なし)へと向かう。
【0024】
図4において、気泡を含むドープ流の先頭部分が完全に抜き取り路8に押し出された後に、流路切り換え手段9を作動させてドープの流路をダイ給液口6に切り換え始める。この時、切り換えにより発生するドープへの圧力ショックを小さくするために、切換開始とほぼ同時に閉側流路である流延ダイのダイ給液口6が開き始めるようにする。また、ダイ給液口6へドープが給液される際に、給液ドープの先頭が揃うように、抜き取り路8の途中には圧力調整弁10(図1参照)が設けられているのが好ましい。
【0025】
流路の切り換えは、たとえば予めドープの流速などに基づいて流延開始後、予め設定された時間経過したのちに行うことができる。ドープの流速やドープ合流装置2の形状等によっても異なるが、一般にはドープの合流装置へ供給開始後、10秒〜5分後である。また、気泡センサ11を抜き取り路8に設けておいて、気泡の抜き取り完了を、気泡センサ11の位置における気泡の通過を検知することによって確認し、流路切り換え手段9を作動させることができる。この場合には、気泡センサ11と流路切り換え手段9とを電気的に接続させておき、気泡センサ11から発せられた気泡通過完了信号により、流路切り換え手段9が自動的に作動するように設定することができる。気泡通過を自動的に検知するには、例えば、ドープの先頭が通過してある一定時間t1 秒以降に、気泡が通過しない時間がt2 秒持続することをエアー通過条件として設定すればよい。そして、この条件を満足すれば直ちに気泡センサー11から流路切り換え手段9に信号が送られて切り換え手段9が作動するように、装置を自動化することができる。このように設定することにより、気泡を含むドープが流延ダイに供給されることを自動的に阻止し、気泡を含まないドープが自動的に流延ダイに給液されるようにすることが可能となり、製膜開始作業を完全に自動化することができる。気泡センサ11としては、たとえば赤外線の透過または反射を利用したものを用いることができる。
【0026】
図5において、流路切り換え手段9の作動完了後、ドープ流路は流延ダイの流路5側に完全に切り換えられて(開側流路:ダイへの流路、閉側流路:抜き取り路)、気泡を全く含まず乱れのないドープがダイの流路5を通ってダイリップ7より吐出されて、一定速度で移動する支持体2(図1参照)上に流延される。一方、回収タンクに達した気泡含む初期ドープについては廃棄されるが、これをドープの製造のために再利用することも可能である。
【0027】
本発明においてドープを連続的に合流させるために用いることのできるドープ合流手段としては、フィードブロックなどの公知の任意のものを挙げることができる。また、流延ダイの内部の形状はコートハンガーダイ、Tダイなど任意の形状であってよい。流延樹脂膜の支持体としては、表面が鏡面処理された連続の金属製バンドであってもよいし、あるいは冷却ドラム等の回転ドラムであってもよい。
【0028】
その後、支持体上である程度乾燥されて自己支持性となった流延樹脂膜を支持体から剥ぎ取り、そして公知の適当な搬送手段により乾燥部を通過させて更に溶媒を除去する。流延膜を乾燥する手段としては、公知の各種の手段を利用することができる。このような方法を利用することにより、製膜した樹脂フィルムを得ることができる。
【0029】
本発明の製造方法によって製造される樹脂フィルムの厚さ(積層樹脂フィルムである場合にはその全体の厚さ)は、フィルムの原料や用途などによっても異なるが、一般には20〜500μmの範囲にあり、好ましくは40〜300μmの範囲である。
【0030】
なお、上記においては三層構造の場合を例にとって説明したが、本発明の流延樹脂膜や樹脂フィルム製造方法は三層以外の多層構造のフィルムであっても、あるいは単層のフィルムであっても好適に実施することができる。
【0031】
また、上記の図1および図2〜5に示した装置は本発明の製造装置の一例であって、本発明の装置は上記の装置に限定されるものではない。たとえば、合流手段を含まない単層フィルム製造用の流延ダイのダイ給液口付近に樹脂溶液抜き取り路と流路切り換え手段が設けられた単層流延用の装置であってもよい。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、製膜作業開始時に流延ダイから押し出されるドープ(樹脂溶液)は気泡を含まず、また樹脂溶液の先頭に溶液流の乱れがないので、流延後の流延樹脂膜をこれまでのように先頭部分のみを別に巻き取って廃棄処分する必要がなく、製膜作業の開始時から、そのまま次の乾燥工程に通して樹脂フィルムの製品を得ることができる。従って、樹脂フィルムの生産性および作業性を顕著に改善することができる。さらに、製膜の開始作業を自動化することが可能となるため、生産性、作業性の向上のみならず、有機溶媒の漏出の遮断など労働環境の改善も実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流延樹脂膜の製造装置の一例を示す概略断面図である。
【図2】本発明の流延樹脂膜製造装置の作動を説明する図であり、ドープ流の抜き取りを始めた状態を示している。
【図3】本発明の流延樹脂膜製造装置の作動を説明する図であり、気泡が形成されているドープ流の抜き取りを実施している状態を示している。
【図4】本発明の流延樹脂膜製造装置の作動を説明する図であり、気泡が形成されているドープ流の抜き取りが終了し、流路切り換え弁が作動してドープ流が流延ダイに送液され始めた状態を示している。
【図5】本発明の流延樹脂膜製造装置の作動を説明する図であり、気泡が形成されているドープ流の抜き取りが終了し、流路切り換え弁の作動が完了して、ドープ流が流延ダイにのみ送液されている状態を示している。
【符号の説明】
1 外部合流型共流延装置
2 樹脂溶液(ドープ)合流手段
3 流延ダイ
4 支持体
5 流延ダイ流路
6 流延ダイ給液口
7 ダイリップ
8 抜き取り樹脂溶液路(逆送流路)
9 流路切り換え手段
10 圧力調整弁
11 気泡センサ
12 気泡[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a cast resin film, an apparatus for producing a cast resin film, and a method for producing the cast resin film that can be advantageously used for producing a resin film particularly suitable for optical applications. It relates to a method of manufacturing.
[0002]
[Prior art]
In recent years, thin transparent plastic films (resin films) have been used as protective films for polarizing plates, optical compensation films such as retardation plates, plastic substrates, photographic supports or moving cells and optical filters, and optical materials such as OHP films. As demand increases. In particular, liquid crystal displays have recently improved in quality, such as TN, STN, and TFT types, and are lightweight and highly portable, so personal computers, word processors, portable terminals, televisions, and digital still cameras Widely used in video cameras and movie cameras, etc., this liquid crystal display requires a polarizing plate for image display. Along with the improvement in the quality of liquid crystal displays, an improvement in the quality of the polarizing plate is required, and at the same time, a transparent plastic film that is a protective film for the polarizing plate is also required to have a higher quality.
[0003]
For optical films such as protective films for polarizing plates, high transparency, low optical anisotropy, flatness, easy surface treatment, and high durability (dimensions) are necessary due to the need to maintain high resolution and contrast display quality. Degree stability, moist heat resistance, water resistance), no foreign matter in and on the film, no scratches on the surface or difficult to stick (scratch resistance), moderate film rigidity (handleability), moderate It is required to have various characteristics such as water permeability.
[0004]
As plastic films having these properties, there are films made of cellulose ester, norbornene resin, acrylic resin, polyarylate resin, polycarbonate resin, etc., but cellulose ester is mainly used from the viewpoint of productivity and material price. Yes. In particular, a film of cellulose triacetate is particularly advantageously used for optical applications because it has extremely high transparency, low optical anisotropy, and low retardation.
[0005]
As a method for forming these plastic films, various film forming techniques such as a solution film forming method, a melt film forming method and a rolling method can be used, but in order to obtain good flatness and low optical anisotropy. For this, the solution casting method is particularly suitable. The solution casting method involves dissolving raw material flakes in a solvent and adding various additives such as a plasticizer, an ultraviolet absorber, a deterioration inhibitor, a slipping agent and a peeling accelerator as necessary (dope Is cast on a support composed of a horizontal endless metal belt or a rotating drum by a dope supply means (referred to as a die) and then dried to some extent on the support to give rigidity. The self-supporting film is peeled off from the support, and then the solvent is removed by passing through the drying section by various conveying means.
[0006]
In order to develop the industrial production of plastic films, it is important to increase the productivity, and as a result, the manufacturing process must be automated as much as possible. In particular, when carrying out a plastic film production method by a solution casting method, there is a high need for automation of a casting apparatus in order to prevent discharge of an organic solvent unfavorable for environmental hygiene to the outside. No. 244053).
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the plastic film (resin film) manufacturing process using the solution casting method, when the resin solution (dope) is first fed to the casting die at the start of work, air accumulates at the beginning of the dope stream and bubbles are formed. When the film is discharged and cast as it is on the casting film forming support, holes (bubbles) containing air are formed in the casting resin film immediately after the casting is started. Accompanied by disturbance. In particular, when co-casting using two or more types of dopes, it is impossible to join the dopes at the same time, so a positional shift occurs at the top of each dope, and so-called air pools are generated. Likely to happen. The cast resin film in which bubbles are formed by this air pool must be discarded. Therefore, the cast resin film once formed is passed through the next drying process until the completion of the discharge of the dope containing bubbles is confirmed. Without having to wind it up on another roll. Such a cast resin film must naturally be discarded. Then, after the discharge of the dope flow containing bubbles is completed, it is necessary to pass the normal cast resin film through the next drying / peeling process, but the switching operation is considerably complicated. For this reason, it is extremely difficult to automate the starting operation of film formation, particularly when performing a multilayer casting operation.
[0008]
An object of the present invention is to provide a casting resin film manufacturing method and manufacturing method in which productivity and workability are remarkably improved, and a resin film manufacturing method using the casting resin film manufacturing method. .
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present inventor has conducted research to avoid disturbance of the dope immediately after the start due to an air pool that hinders the automation of the start of film formation, and as a result, other than the flow path to the casting die near the liquid feed port of the casting die. In addition, by providing another channel (dope solution extraction channel) that can be switched by the switching means, the dope containing the air immediately after the start is flowed to this other channel and the air is pushed out. It was found that it is possible to switch and supply dope that does not contain air to the flow path to the die. Thereby, even if it is a multilayer film, the film forming start operation can be automated, and the productivity and workability of the resin film can be remarkably improved.
[0010]
Therefore, in the present invention, the resin solution is continuously fed to the casting die through the feeding path connected to the casting die, and then the support (under the production of the resin film) is moved from the die lip of the casting die. In a method for producing a cast resin film, the resin solution is extruded onto a temporary support such as a belt or a drum used in the process to form a cast resin film. The air bubbles formed near the top of the resin solution flow at the start of the work to be fed into the resin solution are continuously extracted together with the resin solution from the solution extraction path provided at the connection portion between the liquid supply path and the casting die. In another aspect of the present invention, there is provided a method for producing a cast resin film, characterized by starting to feed a resin solution without bubbles from a path to a cast die.
[0011]
The present invention also includes a liquid feeding path for passing a resin solution, a casting die connected to the liquid feeding path, and a support disposed so as to move and pass through a position near the die lip below the die lip of the casting die. In the casting resin film manufacturing apparatus, there is also a casting resin film manufacturing apparatus characterized in that a resin solution extraction path is installed together with a flow path switching unit at a connection portion between a liquid feeding path and a casting die. This casting resin film manufacturing apparatus is configured such that bubbles and the like are mixed and a solution unsuitable for casting can be extracted between the joining portion and the casting die.
[0012]
The present invention also provides that the resin solution is continuously fed to the casting die through a feeding path connected to the casting die, and then the resin solution is extruded from the die lip of the casting die onto the moving support. After the casting resin film is formed, the casting resin film is partially dried to form a self-supporting resin film, and then the self-supporting resin film is peeled off from the support and dried. In the method, a solution extraction path in which bubbles formed near the head of the resin solution flow at the start of the operation of feeding the resin solution from the liquid supply path to the casting die are attached to the connection portion between the liquid feeding path and the casting die There is also a method for producing a resin film characterized in that after the resin solution is continuously extracted from the resin solution, air-free resin solution feeding from the liquid feeding path to the casting die is started.
[0013]
Below, the preferable aspect of the manufacturing method of the cast resin film of this invention, the manufacturing method of a resin film, and the cast resin film manufacturing apparatus is given.
(1) The start of feeding the resin solution without bubbles to the casting die is performed after confirming that there are no bubbles in the extracted resin solution flow.
(2) The resin solution extracted from the solution extraction path is collected and used as a part of the resin solution for feeding the casting die.
(3) Two or more liquid supply paths for the resin solution are provided, and they are connected so as to merge immediately before the connection portion with the casting die.
(4) A bubble sensor is attached to the resin solution extraction path.
(5) The bubble sensor is electrically connected to the flow path switch, and the flow path switch is connected to the flow path and the casting die by the signal from the bubble sensor. Switch to one of the connections with the resin solution extraction path.
(6) The viscosity of the resin solution is in the range of 30 to 3000 P, and the average flow velocity in the liquid feeding path at the start of feeding the resin solution to the liquid feeding path is in the range of 1 to 30 m / min.
(7) The time from the start of feeding the resin solution to the liquid feed path to the start of casting is in the range of 10 seconds to 5 minutes.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The configuration and operation of a representative example of the cast resin film production apparatus of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0015]
FIG. 1 is a cross-sectional view schematically illustrating the configuration and operation of a cast resin film manufacturing apparatus of the present invention. In FIG. 1, a casting resin film manufacturing apparatus 1 includes a
[0016]
At the connecting portion between the
[0017]
Next, the method and apparatus for producing a cast resin film and a resin film of the present invention will be described by taking a case of producing a resin film having a three-layer structure as an example.
[0018]
Examples of the raw resin used in the production of the cast resin film and resin film to be produced in the present invention include cellulose lower fatty acid esters, polyolefins (eg, norbornene polymers), polyamides (eg, aromatic polyamides). , Polysulfones, polyethers (including polyether sulfones and polyether ketones), polystyrenes, polycarbonates, polyacrylic acids, polyacrylamides, polymethacrylic acids (eg, polymethyl methacrylate), polymethacrylamides , Polyvinyl alcohols, polyureas, polyesters, polyurethanes, polyimides, polyvinyl acetates, polyvinyl acetals (eg, polyvinyl formal, polyvinyl butyral), and proteins (eg, gelatin) Can. Among these, a lower fatty acid ester of cellulose is preferable as a raw material for an optical use film, and cellulose triacetate is particularly preferable.
[0019]
The raw material resin is dissolved in a suitable organic solvent to prepare two or more kinds of resin solutions (dope). Examples of organic solvents include halogenated hydrocarbons (dichloromethane, etc.), alcohols (methanol, ethanol, butanol, etc.), esters (methyl formate, methyl acetate, etc.), ethers (dioxane, dioxolane, diethyl ether, etc.) Can be mentioned. In the cellulose ester solution, various known plasticizers such as triphenyl phosphate, diethyl phthalate, and polyester polyurethane elastomer, or, if necessary, ultraviolet absorbers, deterioration inhibitors, slipping agents, peeling accelerators, etc. Various known additives may be added.
[0020]
The solution (dope) may be prepared by mixing and dissolving the raw resin in a solvent by a well-known method, or after swelling the raw resin with a solvent by a cooling dissolution method, Then, it may be dissolved by heating to 0 ° C. or higher. The viscosity of the solution is usually in the range of 30 to 3000 P (measured at Poise, 35 ° C.). The resin solution (dope) is cast using the cast film manufacturing apparatus shown in FIG.
[0021]
2 to 5 are schematic sectional views of an apparatus for explaining the casting method according to the present invention step by step.
[0022]
In FIG. 2, the dope flow path after joining at the start of casting is set in advance as a resin solution extraction path (reverse flow path) 8 by the flow path switching means 9 (open side flow path: extraction flow path, closed flow path). Side flow path: flow path to the casting die). Each of the dopes prepared above is sent to the
[0023]
In FIG. 3, the dopes that have joined together to form one liquid flow pass through the resin
[0024]
In FIG. 4, after the leading portion of the dope flow containing bubbles is completely pushed out to the
[0025]
The flow path can be switched after a preset time has elapsed after the start of casting based on, for example, the flow rate of the dope. Although it depends on the flow rate of the dope, the shape of the
[0026]
In FIG. 5, after the operation of the channel switching means 9 is completed, the dope channel is completely switched to the
[0027]
As the dope merging means that can be used for continuously merging the dopes in the present invention, any known means such as a feed block can be used. The inner shape of the casting die may be any shape such as a coat hanger die or a T die. The cast resin film support may be a continuous metal band having a mirror-finished surface or a rotating drum such as a cooling drum.
[0028]
Thereafter, the cast resin film which has been dried to some extent on the support and becomes self-supporting is peeled off from the support, and further passed through the drying section by a known appropriate conveying means to further remove the solvent. Various known means can be used as means for drying the cast film. By using such a method, a formed resin film can be obtained.
[0029]
The thickness of the resin film produced by the production method of the present invention (in the case of a laminated resin film, the total thickness) varies depending on the raw material of the film and the use, but generally ranges from 20 to 500 μm. Yes, preferably in the range of 40-300 μm.
[0030]
In the above description, the case of a three-layer structure has been described as an example. However, the casting resin film and the resin film manufacturing method of the present invention may be a film having a multilayer structure other than three layers, or a single-layer film. However, it can be suitably implemented.
[0031]
1 and 2 to 5 are examples of the manufacturing apparatus of the present invention, and the apparatus of the present invention is not limited to the above apparatus. For example, it may be an apparatus for single-layer casting in which a resin solution extraction path and a flow path switching means are provided in the vicinity of a die liquid supply port of a casting die for producing a single-layer film that does not include a joining means.
[0032]
【The invention's effect】
According to the present invention, the dope (resin solution) extruded from the casting die at the start of the film forming operation does not contain bubbles, and there is no disturbance of the solution flow at the head of the resin solution. As in the past, it is not necessary to separately wind up and discard only the top portion, and from the beginning of the film forming operation, the resin film product can be obtained through the subsequent drying process. Therefore, the productivity and workability of the resin film can be remarkably improved. Furthermore, since the film forming start operation can be automated, not only the productivity and workability can be improved, but also the work environment can be improved by blocking the leakage of the organic solvent.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing an example of an apparatus for producing a cast resin film of the present invention.
FIG. 2 is a diagram for explaining the operation of the cast resin film production apparatus of the present invention, showing a state in which extraction of a dope stream is started.
FIG. 3 is a view for explaining the operation of the apparatus for producing a cast resin film of the present invention, showing a state in which a dope stream in which bubbles are formed is being extracted.
FIG. 4 is a diagram for explaining the operation of the casting resin film production apparatus of the present invention, where extraction of the dope stream in which bubbles are formed is completed, the flow path switching valve is activated, and the dope stream is cast into the casting die; It shows a state where liquid has started to be fed.
FIG. 5 is a diagram for explaining the operation of the casting resin film production apparatus of the present invention, where the extraction of the dope flow in which bubbles are formed is completed, the operation of the flow path switching valve is completed, and the dope flow is The state where the liquid is fed only to the casting die is shown.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 External merge type
9 Channel switching means 10 Pressure adjusting valve 11
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