JP3811577B2 - 自動販売機の商品投出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積状態の商品を最下位に位置する商品から順次投出する自動販売機の商品投出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動販売機の商品投出装置としては、例えば特開平8−315240号公報に記載の構成が知られている。
【0003】
この特開平8−315240号公報に記載の自動販売機の商品投出装置は、商品を集積して収納する収納する複数の商品収納部の下部に、集積状態の最下位に位置する商品から順次投出する商品投出部がそれぞれ配設されている。この商品投出部は、複数のプーリに掛け渡され商品収納部の開口する底面を閉塞して回行移動可能に無端状のベルトが掛け渡されている。また、ベルトにはモータなどの駆動手段の駆動により回転するプーリが係合され、駆動手段の駆動によりベルトが回行する。さらに、ベルトの外面には、ベルトの回行に伴って移動し、商品の側面に当接して商品を投出する投出爪部が一体的に設けられている。
【0004】
そして、利用者が所望の商品を選択する操作により、商品投出部の駆動手段が駆動してベルトが回行することにより、一体的に移動する投出爪部が集積収容されている最下位の正面の側面に当接し、この投出爪部に押し出されるように商品が1つ搬出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平8−315240号公報に記載の自動販売機の商品投出装置では、商品収納部に対してそれぞれ駆動手段を備えた商品投出部が設けられているため、複数種類の商品を収容する自動販売機においては、多量の駆動手段が必要となり、配線や駆動手段の組み付けなどの製造が煩雑で、製造性の向上が図れないとともに、コストの低減が困難で、重量が増大する問題がある。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、製造性が向上するとともにコストが低減する軽量小型化の自動販売機の商品投出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の自動販売機の商品投出装置は、隣接され商品を集積状態で収納する一対の商品収納部と、正逆反転可能な無端ベルト状の投出ベルト、およびこの投出ベルトの外周面における周方向の複数位置に設けられ正転時には前記商品収納部内に収納された最下位に位置する前記商品を投出し逆転時には前記商品を投出しない投出部材を備え、前記各商品収納部の下部にそれぞれ設けられた一対の商品投出手段と、これら商品投出手段を動作させる正逆回転可能な出力軸を備えた駆動手段と、この駆動手段の出力軸に直交しかつ水平方向に沿い互いに同軸上に位置する一対の回転軸を備え、前記駆動手段の出力軸の正転時に一方の回転軸を通じて一方の商品投出手段の投出ベルトを正転させるとともに他方の回転軸を通じて他方の商品投出手段の投出ベルトを逆転させ、前記駆動手段の出力軸の逆転時に一方の回転軸を通じて一方の商品投出手段の投出ベルトを逆転させるとともに他方の回転軸を通じて他方の商品投出手段の投出ベルトを正転させる駆動伝達手段とを具備し、前記駆動手段および前記駆動伝達手段を備える駆動部が、前記一対の商品投出手段の間に位置して区画形成されているものである。
【0008】
そして、駆動伝達手段により、正逆回転可能な駆動手段の正逆回転に対応して、商品投出手段のいずれか一方を正転し、隣接され商品を集積状態で収納する一対の商品収納部のいずれか一方に収納された最下位に位置する商品を投出し、いずれか他方を逆転して商品を投出させないため、1つの駆動手段にて2つの商品収納部内の商品を適宜投出可能で、商品収納部に対応して駆動手段を設ける必要がなく、製造性が向上するとともにコストが低減し、軽量小型化が容易に図れる。
【0009】
請求項2記載の自動販売機の商品投出装置は、隣接され商品を集積状態で収納する一対の商品収納部と、正逆反転可能な無端ベルト状の投出ベルト、およびこの投出ベルトの外周面における周方向の複数位置に設けられ正転時には前記商品収納部内に収納された最下位に位置する前記商品を投出する投出部材を備え、前記各商品収納部の下部にそれぞれ設けられた一対の商品投出手段と、これら商品投出手段を動作させる正逆回転可能な出力軸を備えた駆動手段と、この駆動手段の出力軸に直交しかつ水平方向に沿い互いに同軸上に位置する一対の回転軸を備え、前記駆動手段の出力軸の正転時に一方の回転軸を通じて一方の商品投出手段の投出ベルトを正転させるとともに他方の回転軸から他方の商品投出手段の投出ベルトへの駆動の伝達を遮断し、前記駆動手段の出力軸の逆転時に一方の回転軸から一方の商品投出手段の投出ベルトへの駆動の伝達を遮断するとともに他方の回転軸を通じて他方の商品投出手段の投出ベルトを正転させる駆動伝達手段とを具備し、前記駆動手段および前記駆動伝達手段を備える駆動部が、前記一対の商品投出手段の間に位置して 区画形成されているものである。
【0010】
そして、駆動伝達手段により、正逆回転可能な駆動手段の正逆回転に対応して、商品収納部の下方にそれぞれ配設した商品投出手段のいずれか一方を正転し、隣接され商品を集積状態で収納する一対の商品収納部のいずれか一方に収納された最下位に位置する商品を投出し、いずれか他方への駆動の伝達を遮断して商品を投出させないため、1つの駆動手段にて2つの商品収納部内の商品を適宜投出可能で、商品収納部に対応して駆動手段を設ける必要がなく、製造性が向上するとともにコストが低減し、軽量小型化が容易に図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】
図7および図8において、1は、例えば、たばこの自動販売機で、この自動販売機1は、前面を開口する略箱状の本体2と、この本体2の前面を開閉可能に取り付けられた扉体3とを備えている。そして、本体2内には、平面が略水平方向に沿い長手方向が本体2の左右方向に沿って設けられた平板状の棚板4が上下に複数、例えば3枚設けられている。また、本体2内には、平面が本体2の前後方向に沿い長手方向が上下方向に沿って棚板4,4の長手方向の一側に位置して側板部5が設けられている。さらに、これら棚板4,4上には、例えばたばこなどの商品を集積状態、すなわち1つずつ上下方向に積み重ねた状態で収納する商品収納部としての商品コラム6が、前面に対して平面状に複数列および複数段、例えば6列で3段配設されている。そして、本体2内には、各種部位に電力を供給する電源装置7および各種部位の制御を行う図示しない制御装置が配設されている。
【0013】
また、扉体3の前面には、商品コラム6に収容される例えばたばこなどの商品9に対応する図示しない見本を陳列する見本展示部10と、見本に対応して複数、すなわち商品コラム6に対応して18個設けられた選択ボタンと、商品が払い出される商品取出口を前方に向けて開口する商品取出部11と、硬貨が投入される硬貨投入口および紙幣が投入される紙幣投入口を開口するとともに釣銭などの硬貨を返却する硬貨返却口を開口し、硬貨を返却する操作部としての返却レバーを備え、投入された硬貨や紙幣を検出、貯留および返却などの貨幣を処理する貨幣処理部12とが設けられている。さらに、扉体3の後面には、扉体3が本体2の前面を閉塞した状態で商品コラム6の前面に近接し、各商品コラム6,6から投出される商品9を受け入れる商品受入口13,13を開口し、商品取出部11に受け入れた商品9を搬出する商品シュート14が設けられている。
【0014】
一方、商品コラム6は、図6に示すように、棚板上に適宜間隔で配設された商品投出ユニット21と、この商品投出ユニット21の上方に位置して取り付けられるコラム部材22とにて構成されている。そして、コラム部材22は、平板状の後面部23を有している。また、この後面部23には、上下方向の一縁に前方に向けて略垂直に折曲された第1の仕切板24が形成されている。さらに、後面部23の略中央には、第1の仕切板24と略平行で、商品9を集積状態で収納すなわち1個ずつ積み重ねて収納する第1の収納空間25および第2の収納空間26を区画する第2の仕切板27が設けられている。なお、第1の収納空間25は第1の仕切板24と第2の仕切板27とにて区画される。第2の収納空間26は第2の仕切板と、隣接される他のコラム部材22の第1の仕切板24あるいは本体2の側板部5とにて区画される。また、第1の仕切板24および第2の仕切板27の間隔や第2の仕切板27の後面部23に対する位置は、収納する商品の大きさに対応して適宜設定される。
【0015】
また、第1の仕切板24および第2の仕切板27の後面部23側と反対側である前側縁には、後面部23と略平行に同方向に向けて、すなわち第1の収納空間25および第2の収容空間26の前面の一部を覆うように折曲され、第1の収納空間25および第2の収納空間26内に集積状態で収納した商品9の脱落を防止する前支え部28,28が形成されている。なお、これら前支え部28,28は、折曲方向側の縁である先端縁と第2の仕切板27、あるいは、隣接されたコラム部材22の第1の仕切板24または本体2の側板部5との距離が、商品9を傾けることにより挿入可能な補充開口29を開口する間隙を介する寸法に設定されて形成されている。
【0016】
さらに、第1の仕切板24は後面部23および第2の仕切板27より下方に長く形成され、第1の仕切板24の下端縁には、下方に向けて舌片状に突出し棚板4に設けられた差込孔部31に差し込み保持される第1の差込突起32が設けられている。また、第2の仕切板27の下端縁には、第1の差込突起32と同様に下方に向けて舌片状に突出する第2の差込突起33が設けられている。
【0017】
一方、商品投出ユニット21は、例えば弾性を有する合成樹脂製のケース体35を備え、このケース体35内には、図1ないし図3に示すように、略平行にリブ36,36が設けられている。そして、ケース体35内には、リブ36,36により、コラム部材22の第1の収納空間25および第2の収納空間26の下方に位置し、これら第1の収納空間25および第2の収納空間26に集積状態で収納された商品9を最下位から1つずつ取り出す商品投出手段としての第1の投出機構部37および第2の投出機構部38と、これら第1の投出機構部37および第2の投出機構部38間にこれら第1の投出機構部37および第2の投出機構部38を駆動する駆動部39とが、サンドイッチ状に位置して区画形成されている。そして、ケース体35の下面には、棚板4に取り付けられる係止爪部40が下方に向けて突設されている。
【0018】
また、ケース体35の上部一縁は、商品9が引っ掛かったり凹むなどの損傷を生じることなく円滑に投出するために円弧状に面取りされた曲面部42となり、この曲面部42が位置する端面が商品9の投出側となる本体2の前面に向く状態に棚板4に取り付けられる。さらに、ケース体35の略中央、すなわち駆動部39に位置する部分の上面には、コラム部材22の第2の仕切板27に設けられた第2の差込爪部が挿入係合される挿入孔部43が設けられている。
【0019】
そして、第1の投出機構部37および第2の投出機構部38には、軸方向が水平方向かつ本体2の左右方向に略沿い、前後方向に略平行にそれぞれ一対ずつリブ36およびケース体35の側板部44に回転自在に軸支された回転シャフト45に一体的に前プーリ46および後プーリ47が設けられている。なお、後プーリ47を設けた回転シャフト45の駆動部39側の端部は、駆動部39内に位置してリブ36を貫通するように回転自在に軸支されている。また、これら前プーリ46および後プーリ47には、無端ベルト状の第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49が回行自在にそれぞれ掛け渡されている。
【0020】
さらに、これら第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49の外周面には、複数、例えば周方向で略2等分する位置に2つの投出部材51,51がそれぞれ設けられている。この投出部材51は、軸方向が第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49の幅方向に略沿って設けられたシャフト52に一端側が回動自在に軸支された略平板状の押出部53を備えている。また、投出部材51は、押出部53の一端側を第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49の外面から離間、例えば第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49の外面に対して略30°の角度となる方向に回動付勢するトーションばねや板ばね、コイルスプリングなどの図示しない付勢手段にて付勢されている。なお、投出部材51は、第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49が正転する方向側が回動する側となるように軸支されている。
【0021】
そして、第1の投出ベルト48および投出部材51にて第1の投出機構部55が構成され、第2の投出ベルト49および投出部材51にて第2の投出機構部56が構成される。
【0022】
また、第1の投出機構部55および第2の投出機構部56には、図6に示すように、上端面より先端部が進退可能に突出する検出部58を有した商品検出部59がそれぞれ配設されている。
【0023】
一方、駆動部39には、軸方向が前後方向に沿った出力軸61を有した正逆回転可能な駆動手段としての駆動モータ62が設けられている。そして、この駆動モータ62の出力軸61には、駆動伝達手段を構成するカサ歯ギヤ63が一体的に設けられている。また、駆動部39には、軸方向が駆動モータ62の出力軸61に略直交しかつ水平方向に沿い互いに略同軸上にカサ歯ギヤ63の径方向に位置する一対の回転軸65,65が回転自在に配設されている。そして、これら回転軸65,65には、カサ歯ギヤ63に係合する駆動伝達手段を構成する第1の伝達カサ歯ギヤ67a および第2の伝達カサ歯ギヤ67b がそれぞれ設けられている。さらに、第1の伝達カサ歯ギヤ67a が設けられた回転軸65には駆動伝達手段を構成する第1の伝達小ギヤ68a が一体的に設けられ、第2の伝達カサ歯ギヤ67b が設けられた回転軸65には駆動伝達手段を構成する第2の伝達小ギヤ68b が一体的に設けられている。また、駆動部39には、第1の伝達小ギヤ68a に係合する駆動伝達手段を構成する第1の伝達大ギヤ69a および第2の伝達小ギヤ68b に係合する駆動伝達手段を構成する第2の伝達大ギヤ69b が、後プーリ47,47を軸支する回転シャフト45,45にそれぞれ一体的に設けられている。
【0024】
そして、第1の伝達カサ歯ギヤ67a 、第1の伝達小ギヤ68a および第1の伝達大ギヤ69a にて第1の駆動伝達部70が構成され、第2の伝達カサ歯ギヤ67b 、第2の伝達小ギヤ68b および第2の伝達大ギヤ69b にて第2の駆動伝達部71が構成されている。また、これら第1の駆動伝達部70および第2の駆動伝達部71とカサ歯ギヤ63とにて、駆動モータ62の駆動により第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49を回転させる駆動を伝達する駆動伝達手段72が構成される。
【0025】
この駆動伝達手段72は、駆動モータ62の駆動を、カサ歯ギヤ63から第1の伝達カサ歯ギヤ67a および第2の伝達カサ歯ギヤ67b 、第1の伝達小ギヤ68a および第2の伝達小ギヤ68b 、第1の伝達大ギヤ69a および第2の伝達大ギヤ69b を介して後プーリ47,47を一体的に設けた回転シャフト45,45に伝達し、後プーリ47,47が回転することにより第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49をそれぞれ反対方向に回転させる。すなわち、例えば駆動モータ62が正転する場合、図4に示すように、第1の投出ベルト48が投出部材51にて商品9を第1の収納空間25から押し出す方向に正転し、第2の投出ベルト49が投出部材51の退避により商品9を押し出さない方向に逆転する。また、駆動モータ62の回転方向が反転して逆転することにより、図5に示すように、第1の投出ベルト48が投出部材51の退避にて商品9を押し出さない方向に逆転し、第2の投出ベルト49が第2の収納空間26から商品9を押し出す方向に正転する。
【0026】
なお、駆動モータ62が駆動していない状態では、投出部材51は、図3に示すように、前プーリ46および後プーリ47に対応する位置、すなわち第1の収納空間25および第2の収納空間26に位置せず、前後に位置する状態で待機状態となる。そして、駆動モータ62は、第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49が半周、すなわち、待機状態に位置する投出部材51の一方が第1の収納空間25および第2の収納空間26を通過して反対側の対称位置の待機状態に位置すると停止するように駆動制御される。
【0027】
また、商品投出ユニット21の上方にコラム部材22が取り付けられることにより、商品投出ユニット21の上面と前支え部28の下端縁との間には商品9が通過可能な投出開口部74が開口されている。また、商品投出ユニット21の上面と後面部23の下端縁との間には、第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49にそれぞれ設けられた投出部材51が通過可能でかつ商品9が非通過可能な逃げ開口部75が開口形成されている。
【0028】
次に、上記実施の形態の組立動作を説明する。
【0029】
あらかじめ本体2に取り付けられた棚板4に開口する図示しない取付孔に、商品投出ユニット21の係止爪部40,40を係合して、商品投出ユニット21を取付固定する。次に、商品投出ユニット21の挿入孔部43にコラム部材22の第2の仕切板27に設けた第2の差込突起33を挿入保持するとともに、棚板4に設けた差込孔部31に第1の差込突起32を挿入保持してコラム部材22を取付固定する。
【0030】
そして、商品投出ユニット21の図示しない駆動モータ62への電力供給用の電線や商品検出部の信号を伝達するための信号線に設けられた図示しないコネクタをあらかじめ本体2に組み付けられた図示しないコネクタに接続する。
【0031】
一方、商品投出ユニット21の交換などの場合には、コラム部材22を取り外し、商品投出ユニット21の弾性を有する係止爪部40,40を弾性変形して棚板4の取付孔から外して、商品投出ユニット21を取り外す。
【0032】
次に、上記実施の形態の商品を投出する動作を図9および図10を参照して説明する。
【0033】
まず、各商品コラム6,6に商品9を集積状態で収納し、電源を投入して、図3に示す投出部材51,51が第1の収納空間25および第2の収納空間26に位置しない待機状態とする。なお、この待機状態では、図3に示すように、投出部材51,51は第1の収納空間25および第2の収納空間26に位置せず、前プーリ46および後プーリ47に対応して前後に位置する状態となっている。また、商品コラム6の第1の収納空間25および第2の収納空間26に商品9が収納されているため、商品検出部59の検出部58が商品9の自重により押された状態となってケース体35の上端面から後退して商品9を検出することにより、図示しない制御装置が『品切れ』の表示をしない制御をする。
【0034】
そして、この待機状態で利用者が購買動作、すなわち貨幣を投入し、選択ボタンを操作する。この選択ボタンの操作により、制御装置は、対応する商品コラム6の駆動モータ62を駆動する。
【0035】
すなわち、例えば選択された商品9が所定の商品コラム6の第1の収納空間25に収納した商品9である場合、その商品コラム6の駆動モータ62を正転する。この駆動モータ62の正転により、図4に示すように、駆動モータ62の出力軸61に設けられたカサ歯ギヤ63が正転し、このカサ歯ギヤ63に係合する第1の駆動伝達部70の第1の伝達カサ歯ギヤ67a および第2の駆動伝達部71の第2の伝達カサ歯ギヤ67b がそれぞれ反対方向に回転する。そして、これら第1の伝達カサ歯ギヤ67a および第2のカサ歯ギヤ67b にそれぞれ係合する第1の伝達小ギヤ68a および第2の伝達小ギヤ68b と、これら第1の伝達小ギヤ68a および第2の伝達小ギヤ68b に係合する第1の伝達大ギヤ69a および第2の伝達大ギヤ69b とを介して、第1の投出機構部37の後プーリ47および第2の投出機構部38の後プーリ47に反対方向の回転が伝達される。
【0036】
そして、第1の投出機構部37の後プーリ47は正転して第1の投出ベルト48が正転、すなわち投出部材51,51の押出部53,53の付勢手段にて付勢されて第1の投出ベルト48の外面から離間する側が移動方向の前側となるように第1の投出ベルト48が回転する。
【0037】
この第1の投出ベルト48の正転により、図9(a)に示すように、投出部材51の押出部53の回動側の端部縁が逃げ開口部75から第1の収納空間25内に移動し、図9(b)に示すように、この第1の収納空間25内に集積状態で収納した最下位の商品9に押出部53が当接して第1の収納空間25から投出開口部74を介して排出し、図9(c)に示すように、商品9を商品シュート14に送り出す。この商品シュート14に送り出された商品9は、商品シュート14を通過して商品取出口を開口する商品取出部11に投出される。そして、投出部材51,51が待機状態の位置まで移動すると、制御装置は駆動モータ62の駆動を停止し、再び待機状態となる。また、最下位の商品9が押し出されることにより、第1の収納空間25内に位置する商品9は、図9(c)に示すように、全体的に下方に移動し、再び商品検出部の検出部58を押し込む。なお、商品9がすべて投出された場合には、商品検出部59の検出部58が押されなくなり、制御装置が商品9のないことを認識して『売り切れ(品切れ)』を表示する。
【0038】
一方、第2の投出機構部38の後プーリ47は逆転して第2の投出ベルト49が逆転、すなわち投出部材51,51の押出部53,53の軸支された側が移動方向の前側となるように第2の投出ベルト49が回転する。
【0039】
この第2の投出ベルト49の逆転により、図10(a)に示すように、投出部材51の押出部53の軸支側が投出開口部74から第2の収納空間26内に移動する。そして、押出部53は、図10(b)に示すように、商品9の自重により付勢手段の付勢に抗して第2の投出ベルト49に向けて回動し、押出部53の回動側が最下位の商品9の下面を滑動するように移動する。ここで、最下位の商品9はコラム部材22の後面部23に位置決めされた状態となっていることから、商品9が第2の収納空間26から投出されない。そして、投出部材51,51が待機状態の位置まで移動して駆動モータ62の駆動が停止し、再び待機状態となる。
【0040】
また、選択ボタンの操作により選択された商品9が所定の商品コラム6の第2の収納空間26に収納した商品9である場合には、その商品コラム6の駆動モータ62を逆転し、図5に示すように、第1の投出ベルト48を逆転させるとともに第2の投出ベルト49を正転させ、同様にして第2の収納空間26内に集積状態で収納された最下位の商品9を投出する。
【0041】
このように、正逆回転可能な駆動モータ62の正逆回転に対応して、駆動伝達手段72により隣接され商品9を集積状態で収納する一対の商品コラム6の第1の収納空間25および第2の収納空間26の下方にそれぞれ配設した第1の投出機構部37および第2の投出機構部38のいずれか一方を正転して収納された最下位に位置する商品9を投出し、第1の投出機構部37および第2の投出機構部38のいずれか他方を逆転して商品9を投出しないため、1つの駆動モータ62にて2つの第1の収納空間25および第2の収納空間26内に収納した商品9を適宜投出でき、商品9の種類すなわち商品9を収納する箇所に対応して駆動モータ62をそれぞれ設ける必要がなく、特にコイルを有した重量の重い駆動モータ62の数を低減でき、製造性を向上できるとともにコストを低減でき、容易に軽量小型化できる。
【0042】
また、第1の投出ベルト48に回動可能に付勢手段にて付勢された押出部53を軸支した投出部材51を設けたため、駆動伝達手段72を単に第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49を反対方向に回転させるように駆動を伝達する構成とすることにより、1つの駆動モータ62で2種類の商品9を適宜投出できる構成が容易に得られる。
【0043】
そして、弾性を有する合成樹脂製のケース体35を用いたため、駆動モータ62の駆動を駆動伝達手段72にて第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49に伝達する際に生じる騒音の発生を抑制できる。
【0044】
なお、上記実施の形態において、駆動伝達手段72として、カサ歯ギヤ63、第1の駆動伝達部70および第2の駆動伝達部71にて構成したが、駆動手段の正逆回転に対応して第1の投出機構部37および第2の投出機構部38が適宜反対方向に駆動するいずれの構成でもできる。なお、カサ歯ギヤ63を用いることにより、簡単な構成で容易に反対方向に駆動できる。
【0045】
次に、本発明の他の実施の形態を図11ないし図15を参照して説明する。
【0046】
この図11ないし図15に示す実施の形態は、上記図1ないし図10に示す実施の形態の駆動伝達手段72を、駆動モータ62の正逆回転に対応して、第1の投出機構部37および第2の投出機構部38のいずれか一方を正転して収納した商品9を投出し、第1の投出機構部37および第2の投出機構部38のいずれか他方への駆動の伝達を遮断して商品9を投出しない構成としたものである。
【0047】
すなわち、商品投出ユニット81は、上記図1ないし図10に示す実施の形態の商品投出ユニット21と同様に、リブ36,36にて第1の投出機構部82、第2の投出機構部83および駆動部84を区画し、係止爪部40を突設したケース体35を有している。
【0048】
そして、第1の投出機構部82および第2の投出機構部83には、図1ないし図10に示す実施の形態の第1の投出機構部37および第2の投出機構部38と同様に、回転シャフト45に回転自在に軸支した前プーリ46および後プーリ47に掛け渡された第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49をそれぞれ備えている。また、これら第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49の外周面には、複数、例えば周方向で略2等分する位置に2つの投出部材85,85がそれぞれ設けられている。この投出部材85は、例えば合成樹脂などにて断面楔状に形成され、次第に肉薄となるように傾斜面86が設けられているとともに、肉厚部分の端面に商品を押し出す当接面87が設けられ、この当接面87が第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49の外周面に対して略垂直に直交するように取り付けられている。
【0049】
一方、駆動部84は、図1ないし図10に示す実施の形態の駆動部39と同様に、出力軸61にカサ歯ギヤ63を備えた駆動モータ62を備えている。また、駆動部84は、軸方向が駆動モータ62の出力軸61に略直交しかつ水平方向に沿い互いに略同軸上にカサ歯ギヤ63の径方向に位置する一対の回転軸65,65が回転自在に配設されている。そして、この回転軸65,65には、カサ歯ギヤ63に係合する駆動伝達手段を構成する第1の伝達カサ歯ギヤ67a および第2の伝達カサ歯ギヤ67b と、回転軸65が一方向に回転する場合のみ噛み合って回転し反対方向では空回りするワンウェイクラッチ88とがそれぞれ設けられている。さらに、これらワンウェイクラッチ88,88には、第1の伝達小ギヤ68a および第2の伝達小ギヤ68b が軸支されている。そして、第1の伝達小ギヤ68a および第2の伝達小ギヤ68b は、後プーリ47,47を軸支する回転シャフト45,45にそれぞれ一体的に設けられた第1の伝達大ギヤ69a および第2の伝達大ギヤ69b に係合される。
【0050】
なお、ワンウェイクラッチ88,88は、例えば駆動モータが正転する場合に、図14に示すように、カサ歯ギヤ63の回転により回転軸65,65とともに第1の伝達カサ歯ギヤ67a および第2の伝達カサ歯ギヤ67b が回転し、この回転軸65の回転により第1の伝達小ギヤ68a が回転し第2の伝達小ギヤ68b は空回りして駆動が伝達されないで回転せず、駆動モータ62が逆転する場合は、図15に示すように、第1の伝達小ギヤ68a が空回りして駆動が伝達されないで回転せずに第2の伝達小ギヤ68b が回転するように、第1の伝達小ギヤ68a および第2の伝達小ギヤ68b が相対的に反対方向に空回りするようになっている。
【0051】
そして、これら第1の伝達カサ歯ギヤ67a 、ワンウェイクラッチ88に軸支された第1の伝達小ギヤ68a および第1の伝達大ギヤ69a にて第1の駆動伝達部91が構成され、第2の伝達カサ歯ギヤ67b 、ワンウェイクラッチ88に軸支された第2の伝達小ギヤ68b および第2の伝達大ギヤ69b にて第2の駆動伝達部92が構成されている。また、これら第1の駆動伝達部91および第2の駆動伝達部92とカサ歯ギヤ63とにて、駆動モータ62の駆動により第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49を回転させる駆動を伝達する駆動伝達手段93が構成される。
【0052】
次に、上記図11ないし図15に示す実施の形態の動作を説明する。
【0053】
待機状態で利用者が購買動作、すなわち貨幣を投入し、選択ボタンを操作することにより、制御装置が対応する商品コラム6の駆動モータ62を駆動する。
【0054】
すなわち、例えば選択された商品9が所定の商品コラム6の第1の収納空間25に収納した商品9である場合、その商品コラム6の駆動モータ62を正転する。この駆動モータ62の正転により、図14に示すように、駆動モータ62の出力軸61に設けられたカサ歯ギヤ63が正転し、このカサ歯ギヤ63に係合する第1の駆動伝達部91の第1の伝達カサ歯ギヤ67a および第2の駆動伝達部92の第2の伝達カサ歯ギヤ67b がそれぞれ回転軸65,65と一体的に反対方向に回転する。そして、第1の駆動伝達部91のワンウェイクラッチ88は噛み合って第1の伝達小ギヤ68a が回転し、第2の駆動伝達部92のワンウェイクラッチ88は空回りして第2の伝達小ギヤ68b は回転しない。このため、第1の投出機構部82は、回転する第1の伝達小ギヤ68a に噛み合う第1の伝達大ギヤ69a に駆動が伝達されて回転し、後プーリ47が正転する。
【0055】
そして、第1の投出機構部82の後プーリ47は正転して第1の投出ベルト48が正転、すなわち投出部材85,85の当接面87側が移動方向の前側となるように第1の投出ベルト48が回転し、第1の収納空間25内の商品9が投出される。
【0056】
一方、第2の投出機構部83は、空回りする第2の伝達小ギヤ68b により、噛み合う第2の伝達大ギヤ69b に駆動が伝達されず、第2の伝達大ギヤ69b が回転しないことから、後プーリ47は正転しない。このため、第2の投出ベルト49が停止したままで正転しないことにより、第2の収納空間26内の商品9は投出されない。
【0057】
また、選択ボタンの操作により選択された商品9が所定の商品コラム6の第2の収納空間26に収納した商品9である場合には、同様にその商品コラム6の駆動モータ62を逆転し、図15に示すように、第1の投出機構部82の第1の投出ベルト48は回転せず、第2の投出機構部83の第2の投出ベルト49が正転し、第2の収納空間26内の商品9が投出される。
【0058】
このように、正逆回転可能な駆動モータ62の正逆回転に対応して、駆動伝達手段93により隣接され商品9を集積状態で収納する一対の商品コラム6の第1の収納空間25および第2の収納空間26の下方にそれぞれ配設した第1の投出機構部82および第2の投出機構部83のいずれか一方を正転して収納された最下位に位置する商品9を投出し、第1の投出機構部82および第2の投出機構部83のいずれか他方への駆動モータ62の駆動の伝達を遮断して商品9を投出しないため、1つの駆動モータ62にて2つの第1の収納空間25および第2の収納空間26内に収納した商品9を適宜投出でき、商品9の種類すなわち商品9を収納する箇所に対応して駆動モータ62をそれぞれ設ける必要がなく、特にコイルを有した重量の重い駆動モータ62の数を低減でき、製造性を向上できるとともにコストを低減でき、容易に軽量小型化できる。
【0059】
また、駆動モータ62の正逆回転に対応して、第1の投出機構部82および第2の投出機構部83のいずれか一方に駆動を伝達して商品9を投出しいずれか他方に駆動を伝達しない構成として、ワンウェイクラッチ88,88を用いたため、簡単な構造で1つの駆動モータ62にて2つの第1の収納空間25および第2の収納空間26内に収納した商品9を適宜投出できる。
【0060】
さらに、商品9を投出する際に第1の投出機構部82および第2の投出機構部83のいずれか一方のみが駆動するので、図1ないし図10に示す実施の形態に比してより騒音の発生を抑制できる。
【0061】
また、図1ないし図10に示す実施の形態と同様に、弾性を有する合成樹脂製のケース体35を用いたため、駆動モータ62の駆動を駆動伝達手段72にて第1の投出ベルト48および第2の投出ベルト49に伝達する際に生じる騒音の発生を抑制できる。
【0062】
なお、上記図1ないし図10に示す実施の形態、および、図11ないし図15に示す実施の形態において、たばこを販売する自動販売機について説明したが、例えば清涼飲料などの缶類など他のいずれのものでもできる。なお、コラム部材22は、商品9の形状に合わせて適宜形状に形成し、投出部材51も商品9の形状に合わせて適宜押し出したり、商品9を引っ掛けて繰り出し可能な適宜形状に形成する。
【0063】
さらに、上記図11ないし図15に示す実施の形態において、駆動伝達手段93として、カサ歯ギヤ63、ワンウェイクラッチ88を備えた第1の駆動伝達部91および第2の駆動伝達部92にて構成したが、駆動手段の正逆回転に対応して第1の投出機構部82および第2の投出機構部83のいずれか一方のみ駆動を伝達して正転させて商品9を投出させるいずれの構成でもできる。
【0064】
【発明の効果】
請求項1記載の自動販売機の商品投出装置によれば、駆動伝達手段により、正逆回転可能な駆動手段の正逆回転に対応して、商品投出手段のいずれか一方を正転して隣接された一対の商品収納部のいずれか一方の商品を投出し、いずれか他方を逆転して商品を投出しないため、1つの駆動手段にて2つの商品収納部内の商品を適宜投出でき、商品収納部に対応して駆動手段を設ける必要がなく、製造性を向上できるとともにコストを低減でき、容易に軽量小型化できる。
【0065】
請求項2記載の自動販売機の商品投出装置によれば、駆動伝達手段により、正逆回転可能な駆動手段の正逆回転に対応して、商品投出手段のいずれか一方を正転して隣接された一対の商品収納部のいずれか一方の商品を投出し、いずれか他方への駆動の伝達を遮断して商品を投出しないため、1つの駆動手段にて2つの商品収納部内の商品を適宜投出でき、商品収納部に対応して駆動手段を設ける必要がなく、製造性を向上できるとともにコストを低減でき、容易に軽量小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す商品投出ユニットの平面断面図である。
【図2】 同上駆動部の位置での側面断面図である。
【図3】 同上第1の投出機構部の位置での側面断面図である。
【図4】 同上駆動モータの正転時における商品投出ユニットの動作を示す平面断面図である。
【図5】 同上駆動モータの逆転時における商品投出ユニットの動作を示す平面断面図である。
【図6】 同上商品コラムを示す分解斜視図である。
【図7】 同上自動販売機を示す蓋体を開いた状態の正面図である。
【図8】 同上側面断面図である。
【図9】 同上駆動モータの正転時における第1の投出機構部の動作を説明する説明図で、
(a)駆動モータの駆動開始により第1の投出機構部が動作し始める状況を示す説明図、
(b)投出部材にて商品を押し出す状況を示す説明図、
(c)商品を投出した後に駆動モータの駆動が停止した状態を示す説明図
である。
【図10】 同上駆動モータの逆転時における第1の投出機構部の動作を説明する説明図で、
(a)駆動モータの駆動開始により第1の投出機構部が動作し始める状況を示す説明図、
(b)投出部材が商品をかわして移動する状況を示す説明図、
(c)商品を投出しないで投出部材が移動した後に駆動モータの駆動が停止した状態を示す説明図
である。
【図11】 本発明の他の実施の形態を示す商品投出ユニットの平面断面図である。
【図12】 同上駆動部の位置での側面断面図である。
【図13】 同上第1の投出機構部の位置での側面断面図である。
【図14】 同上駆動モータの正転時における商品投出ユニットの動作を示す平面断面図である。
【図15】 同上駆動モータの逆転時における商品投出ユニットの動作を示す平面断面図である。
【符号の説明】
1 自動販売機
6 商品収納部としての商品コラム
9 商品
37,82 商品投出手段としての第1の投出機構部
38,83 商品投出手段としての第2の投出機構部
39 , 84 駆動部
48 , 49 投出ベルト
51 , 85 投出部材
61 出力軸
62 駆動手段としての駆動モータ
65 回転軸
72,93 駆動伝達手段
Claims (2)
- 隣接され商品を集積状態で収納する一対の商品収納部と、
正逆反転可能な無端ベルト状の投出ベルト、およびこの投出ベルトの外周面における周方向の複数位置に設けられ正転時には前記商品収納部内に収納された最下位に位置する前記商品を投出し逆転時には前記商品を投出しない投出部材を備え、前記各商品収納部の下部にそれぞれ設けられた一対の商品投出手段と、
これら商品投出手段を動作させる正逆回転可能な出力軸を備えた駆動手段と、
この駆動手段の出力軸に直交しかつ水平方向に沿い互いに同軸上に位置する一対の回転軸を備え、前記駆動手段の出力軸の正転時に一方の回転軸を通じて一方の商品投出手段の投出ベルトを正転させるとともに他方の回転軸を通じて他方の商品投出手段の投出ベルトを逆転させ、前記駆動手段の出力軸の逆転時に一方の回転軸を通じて一方の商品投出手段の投出ベルトを逆転させるとともに他方の回転軸を通じて他方の商品投出手段の投出ベルトを正転させる駆動伝達手段とを具備し、
前記駆動手段および前記駆動伝達手段を備える駆動部が、前記一対の商品投出手段の間に位置して区画形成されている
ことを特徴とする自動販売機の商品投出装置。 - 隣接され商品を集積状態で収納する一対の商品収納部と、
正逆反転可能な無端ベルト状の投出ベルト、およびこの投出ベルトの外周面における周方向の複数位置に設けられ正転時には前記商品収納部内に収納された最下位に位置する前記商品を投出する投出部材を備え、前記各商品収納部の下部にそれぞれ設けられた一対の商品投出手段と、
これら商品投出手段を動作させる正逆回転可能な出力軸を備えた駆動手段と、
この駆動手段の出力軸に直交しかつ水平方向に沿い互いに同軸上に位置する一対の回転軸を備え、前記駆動手段の出力軸の正転時に一方の回転軸を通じて一方の商品投出手段の投出ベルトを正転させるとともに他方の回転軸から他方の商品投出手段の投出ベルトへの駆動の伝達を遮断し、前記駆動手段の出力軸の逆転時に一方の回転軸から一方の商品投出手段の投出ベルトへの駆動の伝達を遮断するとともに他方の回転軸を通じて他方の商品投出手段の投出ベルトを正転させる駆動伝達手段とを具備し、
前記駆動手段および前記駆動伝達手段を備える駆動部が、前記一対の商品投出手段の間に位置して区画形成されている
ことを特徴とする自動販売機の商品投出装置。
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