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JP3809834B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スキャナ、ファクシミリ、複写機等において、読取ユニットが内蔵されたフラットベッドスキャナとして用いられる画像読取装置に関する。
スキャナ、ファクシミリ、複写機等においては、CCD(Charge Coupled Device)等の縮小光学系の読取ユニットを読取載置台に内蔵させたフラットベッドスキャナ(以下「FBS」という。)を画像読取手段として用いるものがある。該読取載置台の筐体は、板金等で形成されたシャーシが用いられており、主として筐体の側壁を構成するフレームと筐体の底を構成するボトムシャーシとからなる(特許文献1参照)。
図5は、従来のコピー・ファクシミリ複合機900の上部の外観を示す概略斜視図であるが、図に示すように、コピー・ファクシミリ複合機900は、読み取るべき原稿を載置するプラテンガラス901が配設された読取載置台902と、該原稿をプラテンガラス901上に押圧して固定する原稿押えカバー903と、原稿の読取り開始等を入力するための操作パネル904とを具備してなり、図には示していないが、コピー・ファクシミリ複合機900の本体には、記録用紙に画像を記録する画像記録部や画像を電送するための送信部、読み取った画像を記録するための記録用紙を供給する給紙カセット等が備えられている。
前記読取載置台902には、CCD等の読取ユニットが内蔵されている。該読取ユニットには、図6に示すように、原稿に光を照射するための光源と原稿からの反射孔をCCDへ導くため反射ミラーが配設されたキャリッジ905が、読取載置台902内に設けられた一対のガイドレール906上を摺動可能に設けられており、該キャリッジ905をプラテンガラス901上の原稿に対して走査して、原稿からの反射光を不図示のCCDイメージセンサにより画像信号として読み取るようになっている。また、ガイドレール906は、板金を断面コ字状に曲折加工したものを、読取載置台902の筐体の側壁を構成するフレーム902aの内側の所定位置に取り付けることにより形成されている。
前記読取ユニットにより読み取られて電気信号に変換された画像信号は、制御部によりアナログ/デジタル変換、シェーディング処理等が施された後、プリンタ等の画像記録部により記録用紙に記録され、又はCODEC等の送信部により電送されるようになっている。該制御部を構成する回路基板も前記読取載置台902内に収容されているが、一般に、コピー・ファクシミリ複合機900は正面から操作されるので、使用者の操作性を考慮して、読取載置台902の正面側に操作パネル904が配設されており、回路基板等は読取載置台902の後背部に収容されることが多い。したがって、図6に示すように、回路基板907は、読取載置台902の筐体の底を構成するボトムシャーシ902bが読取載置台902の後背面側においてフレーム902aから突出した部分にネジ止めにより固定されている。
特開2001−238011号公報
近年、オフィススペースの効率化等を目的として、前記コピー・ファクシミリ複合機900のように1台の装置が複数の機能を兼ね備えた複合機が開発されており、コピー機能とファクシミリ機能だけでなく、スキャナ機能やプリンタ機能も備えたもの、さらに両面読取りやカラー画像読取りができるもの等、多機能化が進んでおり、それに伴って装置の制御部を構成する回路が増加することにより回路基板907が大型化している。したがって、大型化した回路基板907を読取載置台902の筐体内に固定するためには、ボトムシャーシ902bがフレーム902aから突出した部分を大きくする必要がある。ボトムシャーシ902bの突出部分を大きくすれば読取載置台902も大きくなるが、コピー・ファクシミリ複合機900のような複合機は、そもそも設置スペースの効率化を目的とするものであるから、読取載置台902が大型化することは好ましくない。
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであり、読取ユニットと制御部を構成する回路基板とが内蔵されてフラットベッドスキャナとして機能する読取載置台を備えた画像読取装置において、読取載置台を大型化することなく回路基板の設置スペースを確保することを目的とする。
本発明は、読取ユニットと制御部を構成する回路基板とが内蔵されてフラットベッドスキャナとして機能する読取載置台を備えた画像読取装置において、前記読取載置台は、平面視が略矩形に形成された側壁からなる枠体と該枠体の底に組み付けられるとともに前記側壁のうち第1の側壁から外側ヘ突出した底板とを備えてなるシャーシと、該シャーシの上部に配設されたプラテンガラスとを具備してなり、前記第1の側壁の内側と第1の側壁と対向する第2の側壁の内側に沿って一対のガイドレールが形成され、該ガイドレール上に前記読取ユニットを構成する走査キャリッジが摺動自在に設けられ、前記第1の側壁のうち前記ガイドレールより下側部分が枠体の内側へ凹陥され、該凹陥された部分を含む前記底板の枠体から突出した部分に前記回路基板が配設されたことを特徴とする。
また、本発明は、前記画像読取装置において、前記第1の側壁は、第1の側壁を構成する板状部材の所定位置から下側が水平方向に曲折されることにより、その上面が前記ガイドレールとなる水平部が形成され、該水平部の内側が下方向に曲折されることにより、第1の側壁の下部が形成されたものであることを特徴とする。
本発明に係る画像読取装置によれば、シャーシの枠体を構成する側壁のガイドレールより下側部分を枠体の内側へ凹陥させたことにより、該側壁から突出した部分の底板面積が広くなるので、シャーシを大型化することなく従来より大きな回路基板を取り付けることが可能となる。これにより、多機能化された画像読取装置の小型化を実現することができる。
また、本発明によれば、第1の側壁の水平部をガイドレールとして用いることにより、第1の側壁を構成する板状部材にガイドレールを構成する部材を別途設ける必要がないので、部品点数を削減することができ、組付工程も簡略化できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置であるコピー・ファクシミリ複合機100の上部の断面を示す図である。図に示すように、該コピー・ファクシミリ複合機100は、FBSとして機能する読取載置台101に対して、オート・ドキュメント・フィーダ(以下、「ADF」という。)1を備えた原稿押えカバー102が開閉自在に取り付けられており、さらに、図には示していないが、本コピー・ファクシミリ複合機100は、原稿の読取り開始等を入力するための操作パネル、記録用紙に画像を記録する画像記録部、画像を電送するための送信部、及び読み取った画像を記録するための記録用紙を供給する給紙カセット等の周知の構成をも具備しており、また、これら周知の構成は一例且つ任意のものである。
前記読取載置台101は、図1に示すように、略直方体の筐体10の天面にプラテンガラス11が配設され、該筐体10内にCCD読取ユニット12が内蔵されてなるものであり、プラテンガラス11上に載置された原稿を原稿押えカバー102を閉じて固定し、CCD読取ユニット12により画像読取りを行うようになっている。一方、前記原稿押えカバー102には、複数枚の原稿を積重状態で担持する原稿トレイ2と、横向きU字状の搬送路3と、搬送後の原稿を積重状態で担持する排紙トレイ4と、原稿トレイ2上の原稿を搬送路3へ送り込むピックアップローラ5及び給紙ローラ6と、搬送路3において原稿をニップして搬送する搬送ローラ7と、搬送路3の出口付近に設けられた排紙ローラ8と、読取位置P2において原稿の画像読取りを行うCIS読取りユニット9とからなるADF1が装備されている。該ADF1によれば、原稿トレイ2から搬送路3へ繰り込まれた原稿は、横向きU字状の搬送路3に沿って上方から下方へUターンするように反転して読取位置P1に至り、該読取位置P1を通過する際に前記CCD読取ユニット12により原稿の表面の画像が読み取られ、更に搬送路3を搬送されて読取位置P2を通過する際に密着形イメージセンサ(Contact Image Sensor、以下「CIS」という。)を具備してなるCIS読取ユニット9により原稿の裏面の画像が読み取られ、その後、原稿トレイ2の下方の排紙トレイ4へ排出されるようになっている。なお、本コピー・ファクシミリ複合機100においてADF1は任意の構成である。
前記読取載置台101の筐体10は、図3に示すシャーシ13に樹脂製のカバー(不図示)が適宜取り付けられてなり、該シャーシ13にプラテンガラス11やCCD読取ユニット12、回路基板14等が夫々固定されている。即ち、シャーシ13は筐体10の骨組である。プラテンガラス11は、読取載置台101の天板となって読取面を下側にして原稿が載置されるものであり、該プラテンガラス11の下方をCCD読取ユニット12が走査されることにより該原稿の画像読取りが行われる。
CCD読取ユニット12は、図1に示すように、プラテンガラス11と平行に走査されるフルレートキャリッジ120及びハーフレートキャリッジ121と、スキャナユニット122とから構成されている。フルレートキャリッジ120は、不図示のガイドレール上を移動するキャリッジ本体123に、原稿に光を照射するための光源124と、原稿からの反射光Rを走査方向へ反射してハーフレートキャリッジ121へ導くための反射ミラー125とが設けられたものであり、ハーフレートキャリッジ121は、レール上を移動するキャリッジ本体126に、フルレートキャリッジ120からの反射光をスキャナユニット122へ導く2枚の反射ミラー127が設けられたものである。また、スキャナユニット122は、前記ハーフレートキャリッジ121からの反射光Rを収束する結像レンズ128と、その収束光を電気信号に変換するためのCCDイメージセンサ129とを具備してなり、前記結像レンズ128の光軸上にCCDイメージセンサ129が位置するように調整されて配設されている。このように構成されたスキャナユニット122により、前記反射光がCCDイメージセンサ129に読み取られて電気信号として出力され、該電気信号に基づいて原稿の画像が記録部により記録用紙に記録され、又は送信部により送信されるようになっている。
一方、前記フルレートキャリッジ120及びハーフレートキャリッジ121は、不図示のガイドレールにより夫々摺動可能に担持され、ベルト駆動機構130により走査されるようになっている。ベルト駆動機構130は、図に示すように、駆動プーリ131,132と従動プーリ133,134間に夫々巻架されたベルト135,136が駆動軸137の回転により周運動するように構成されたものであり、ベルト135にフルレートキャリッジ120が、ベルト136にハーフレートキャリッジ121が夫々固定されている。駆動プーリ131,132はいずれも駆動軸137に固定されており、フルレートキャリッジ120及びハーフレートキャリッジ121の走査範囲は該駆動プーリ131,132のギア比により設定されており、フルレートキャリッジ120を駆動するための駆動プーリ131に対してハーフレートキャリッジ121を駆動するため駆動プーリ132のギア比が略1/2となっている。これにより、駆動プーリ131,132に夫々巻架されたベルト135,136により走査されるフルレートキャリッジ120及びハーフレートキャリッジ121は、フルレートキャリッジ120の走査速度に対して略1/2の速度でハーフレートキャリッジ121が走査され、フルレートキャリッジ120の走査距離に対してハーフレートキャリッジ121の走査距離が半分となる。
このように構成されたフルレートキャリッジ120及びハーフレートキャリッジ121がプラテンガラス11の下方を原稿と平行に移動して原稿の画像をスキャンし、フルレートキャリッジ120の光源124から原稿に光が照射され、該原稿からの反射光Rが反射ミラー125,127に順次反射されてスキャナユニット122へ導かれるようになっている。なお、本実施の形態で示したCCD読取ユニット12の構成は一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において変更可能なことは当然である。
図3に示す回路基板14は、例えばPCB(ポリ塩化ビニル)製のプリント基板に各種電子デバイスが配設されたものであり、読取載置台102内に配設されて、本コピー・ファクシミリ複合機100をFBSとして画像読取りする際のCCD読取ユニット12の動作や、ADF1で画像読取りする際のCCD読取ユニット12、CIS読取ユニット9、及び原稿を搬送する各種ローラ等の動作を制御する画像読取制御部を構成するものである。図2は、回路基板14により構成される画像読取制御部の一例を示すブロック図であるが、画像読取制御部は、原稿トレイ2に設けられた原稿セットセンサや、CCD読取ユニット12及びCIS読取ユニット9の上流側に設けられた各リードセンサ等の各検知信号に基づいて、CCD読取ユニット12及びCIS読取ユニット9の画像読取りを制御し、また、搬送ローラ7等の各種ローラを駆動するためのモータやピックアップローラ5を上下するための給紙クラッチ等の動作を制御するようになっている。また、図には示していないが、CCD読取ユニット12及びCIS読取ユニット9により読み取られた画像データをアナログ/デジタル変換、シェーディング処理等するための画像処理回路を画像読取制御部に設けるようにしてもよい。
前記シャーシ13は、図3に示すように、4つの側壁部材15a,15b,15c,15dからなるフレーム(枠体)16と、該フレーム16の下側に配設されてシャーシ13の底部を構成するボトムシャーシ(底板)17とから構成されている。前記CCD読取ユニット12は、フレーム16で囲繞されるシャーシ13内に配設され、該フレーム16の上部に不図示のプラテンガラス11が配設される。したがって、シャーシ13は読取載置台102の筐体10の骨組であるとともに、CCD読取ユニット12及びその光路に塵埃が侵入することを防止する役割も果たしている。また、回路基板14は、シャーシ13の後背面側であってフレーム16の外側においてボトムシャーシ17上に配設されている。
前記フレーム16を構成する4つの側壁部材は、後背面側の側壁部材15a、正面側の側壁部材15b、両側の側壁部材15c,15dとが、平面視が略矩形となるように枠状に配設され、各側壁部材の両端部で夫々溶接により連結されている。各側壁部材15a,15b,15c,15dは板金の上端部が断面L字状に内側へ曲折されてなるものであり、該上端部でプラテンガラス11を支持している。また、側壁部材15a,15bは下端部も断面L字状に内側へ曲折されており該下端部においてボトムシャーシ17とネジ止めにより連結されている。また、各側壁部材15a,15b,15c,15dには、プラテンガラス11やボトムシャーシ17、その他の部材をネジ止め固定するためのネジ穴や、電気配線等のための貫通孔、駆動軸が挿通される軸受孔等が設けられているが、これらは読取載置台101の構成態様に合わせて適宜設計されるものなので、詳細な説明は省略する。
図4に示すように、前記後背面側の側壁部材15aは、板金の上下端部をL字状に折り曲げて水平方向の上端部150及び下端部151が形成されており、側壁部材15aの中央部分で形成される側壁部(第1の側壁)152がさらに折り曲げられて、側壁上部153、水平部154、及び側壁下部155が形成されている。詳細に説明するに、シャーシ13の側壁となる鉛直方向の側壁部152において、所定の位置から下側が、水平方向であってフレーム16の内側へ略直角に曲折されることにより側壁上部153及び水平部154が形成されており、該水平部154の内側がさらに下方向へ略直角に曲折されることにより側壁下部155が形成されている。これにより、後背面側の側壁部152は下側部分がフレーム16の内側へ凹陥した形状となっている。
側壁部材15aの幅方向に渡って形成された前記水平部154は、その上面で前記フルレートキャリッジ120及びハーフレートキャリッジ121の端部を夫々水平方向に摺動可能に担持できるに十分な幅を有するものであり、該フルレートキャリッジ120及びハーフレートキャリッジ121を走査するに適した高さに形成されている。該水平部154の上面に、フルレートキャリッジ120及びハーフレートキャリッジ121との摩擦抵抗を少なくするための摺動テープ18が貼設されてガイドレール19となる。
図3に示すように、後背面側の側壁部材15aと対向する正面側の側壁部材15bも、前記後背面側の側壁部材15aと同様に、板金の上下端部がL字状に曲折されることにより上端部156、下端部157及び側壁部(第2の側壁)157が形成され、該側壁部152がさらに折り曲げられて、側壁上部158、水平部159、及び側壁下部160が形成されており、該水平部159の上面に、前記第1の側壁部材15aの水平部154と同様に摺動テープ18が貼設されている。これら後背面の側壁部材15a及び正面側の側壁部材15bの各水平部154,159により、平行な一対のガイドレール19が構成されている。このように、フレーム16の側壁部152,157とガイドレール19とを側壁部材15a,15bにより一体として形成することにより、読取載置台102の部品点数を削減することができ、組付工程も簡略化できる。
ボトムシャーシ17は、図3に示すように、平面視が矩形の平板状の部材であり、フレーム16の下側に取り付けられてフレーム16の底を塞ぐことによりフレーム16内への塵埃の侵入を防ぐとともに、回路基板14等の各種部材を固定するための固定部材となっている。該ボトムシャーシ17は、例えば板金をプレス加工することにより作製することができ、ボトムシャーシ17の周縁部170は上方に折り曲げられて強度が高められている。また、ボトムシャーシ17の一部はフレーム16の第1の側壁部材15aで構成される側壁部152から外側ヘ突出しており、該突出部17aに、ネジ孔が穿設された凸171部が適宜形成され、該凸部171に前記回路基板14がネジ止めされている。該突出部17aには、回路基板14の他にモータや駆動伝達ギア等が配設されるが、突出部17aにおけるこれらの配置は設計事項であり適宜変更できることは当然である。なお、フレーム16内においても、ボトムシャーシ17に各種部材を固定するために前記凸部171と同様の凸部が形成されているが、これらも設計事項であり詳細な説明は省略する。また、図には示していないが、突出部17aは、シャーシ13の他の部分と同様にプラスチック材からなるカバーに覆われて筐体10となる。
図4に示すように、前記回路基板14は、ボトムシャーシ17の突出部17aであって側壁部152が凹陥した部分を含む位置に固定されている。前述したように、後背面側の側壁部材15aにより形成された側壁部152の下側部分、即ち側壁下部155がフレーム16の内側へ凹陥されているので、突出部17a上面の面積は、突出幅方向において側壁部152が凹陥された分の寸法dだけ広くなっている。該寸法dは回路基板14の大きさ等を考慮して設定するが、ガイドレール19の下方には他の部材が取り付けられることがなく空きスペースとなっているので、該寸法dは少なくともガイドレール19のレール幅程度は確保できる。一方、側壁下部155の高さはガイドレール19となる水平部154より下方となるので、広くなった部分に収容可能な部材の高さは限定されるが、回路基板14のような平板状の部材は、水平部154より下方の高さ空間があれば十分に収容可能である。これにより、ガイドレール19の下方の空きスペースを利用して、ボトムシャーシ17の突出部17aの突出幅を大きくすることなく寸法dだけ従来より大きな回路基板14を固定することができ、多機能化された本コピー・ファクシミリ複合機100の小型化を実現することができる。また、側壁部152が凹陥された部分においては、水平部154及び側壁下部155によりフレーム16の内外が遮断されているので、フレーム16内への防塵作用も維持される。
なお、本実施の形態で示したコピー・ファクシミリ複合機100の構成は、本発明に係る画像読取装置の一態様にすぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜設計変更できることは勿論であり、さらにスキャナやカラーコピー等の機能を追加したり、無線LAN等の汎用パソコンとの通信手段を設けることもできる。
本発明に係る画像読取装置は、読取ユニットと制御部を構成する回路基板とが内蔵されてフラットベッドスキャナとして機能する読取載置台を有し、スキャナ、ファクシミリ、複写機等の機能を併せ持つ複合機において特に利用価値が高い。
本発明の実施の形態に係るコピー・ファクシミリ複合機100の上部の概略構成を示す断面図である。 回路基板14により構成される画像読取制御部の一例を示すブロック図である。 シャーシ13の構成を示す概略斜視図である。 図3のA−A断面を示す拡大断面図である。 従来のコピー・ファクシミリ複合機900の上部の構成を示す概略斜視図である。 読取載置台902の後背部の断面の一部を示す拡大断面図である。
符号の説明
11 プラテンガラス
12 CCD読取ユニット(読取ユニット)
13 シャーシ
14 回路基板
15a 第1の側壁部材
15b 第2の側壁部材
16 フレーム(枠体)
17 ボトムシャーシ(底板)
17a 突出部
19 ガイドレール
100 コピー・ファクシミリ複合機(画像読取装置)
101 読取載置台
120 フルレートキャリッジ(走査キャリッジ)
121 ハーフレートキャリッジ(走査キャリッジ)
152 側壁部(第1の側壁)
154 水平部
157 側壁部(第2の側壁)

Claims (2)

  1. 読取ユニットと制御部を構成する回路基板とが内蔵されてフラットベッドスキャナとして機能する読取載置台を備えた画像読取装置において、
    前記読取載置台は、平面視が略矩形に形成された側壁からなる枠体と該枠体の底に組み付けられるとともに前記側壁のうち第1の側壁から外側ヘ突出した底板とを備えてなるシャーシと、該シャーシの上部に配設されたプラテンガラスとを具備してなり、前記第1の側壁の内側と第1の側壁と対向する第2の側壁の内側に沿って一対のガイドレールが形成され、該ガイドレール上に前記読取ユニットを構成する走査キャリッジが摺動自在に設けられ、前記第1の側壁のうち前記ガイドレールより下側部分が枠体の内側へ凹陥され、該凹陥された部分を含む前記底板の枠体から突出した部分に前記回路基板が配設されたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第1の側壁は、第1の側壁を構成する板状部材の所定位置から下側が水平方向に曲折されることにより、その上面が前記ガイドレールとなる水平部が形成され、該水平部の内側が下方向に曲折されることにより、第1の側壁の下部が形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
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