JP3808633B2 - FSK receiver - Google Patents
FSK receiver Download PDFInfo
- Publication number
- JP3808633B2 JP3808633B2 JP21274498A JP21274498A JP3808633B2 JP 3808633 B2 JP3808633 B2 JP 3808633B2 JP 21274498 A JP21274498 A JP 21274498A JP 21274498 A JP21274498 A JP 21274498A JP 3808633 B2 JP3808633 B2 JP 3808633B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- phase
- circuit
- outputs
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はFSK(Frequency Shift Keying)受信機に関し、特に、FSKデジタル無線受信機等に用いられる4値FSK復調回路に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来より、FSK受信機は、例えば特開平9−214570号公報等により知られている。
図4は、かかる従来のFSK受信機を示すブロック図である。
このFSK受信機は、FSK変調波信号を受信するアンテナ30と、FSK変調波信号のキャリアと同一周波数である、局部発振周波数を出力する局部発振部(VCO)1と、VCO1からの局部発振周波数を90度位相を変える位相器2と、アンテナ30からのFSK変調波信号とVCO1からの局部発振周波数をミキシングする同相成分(以後I相と呼ぶ)側のミキサ回路3aと、アンテナ30からのFSK変調波信号と位相器2により90度位相された局部発振周波数をミキシングする直交成分(以後Q相と呼ぶ)側のミキサ回路3bとを備える。
【0003】
また、このFSK受信機は、高周波をカットしベースバンド信号であるI相、及びQ相を出力するI相ローパスフィルタ4a、Q相ローパスフィルタ4bと、I相を入力し1ビットのデジタル化したI相コンパレータ信号を出力するI相コンパレータ回路5aと、Q相を入力し1ビットのデジタル化したQ相コンパレータ信号を出力するQ相コンパレータ回路5bと、I相コンパレータ信号を入力し波形の平滑化を行いI相移動平均信号を出力するI相移動平均回路6aと、Q相コンパレータ信号を入力し波形の平滑化を行いQ相移動平均信号を出力するQ相移動平均回路6bと、I相移動平均信号とQ相移動平均信号を入力して、tan-1Q/Iの演算で位相角を検出し位相角信号を出力する位相角検出器7とを備える。
【0004】
さらに、このFSK受信機は、位相角信号を微分し微分信号を出力する微分器8と、I相コンパレータ信号とQ相コンパレータ信号を入力して基地局から送られてくるシンボルの変化点を検出しシンボル変化信号を出力する位相検出回路12と、シンボル変化信号を入力し、基地局から送られてくるシンボルに同期させた同期信号を出力する同期回路13と、微分信号と同期信号を入力し微分信号の積分を行い同期信号に合わせてシンボル毎に放電を行い、プラス方向への積分値をプラス回転、マイナス方向への積分値をマイナス回転として意味する積分放電信号を出力する積分放電回路10aとを備える。
【0005】
また、さらにこのFSK受信機は、微分信号の絶対値をとり、絶対値信号を出力する絶対値回路9と、絶対値信号と同期信号を入力し絶対値信号の積分を行い同期信号に合わせてシンボル毎に放電を行い、絶対値をとった積分放電信号を出力する積分放電回路10bと、積分放電信号と、絶対値をとった積分放電信号を入力し4値判定を行い4値判定信号を出力する4値判定回路11とで構成されている。
【0006】
以下、従来のFSK受信機の動作について説明する。
この説明は、例として高度無線呼出標準規格であるFLEX−TD方式に準じて行う。
まずFLEX−TD方式の周波数偏移について簡単に記す。
2値FSK方式の場合、周波数偏移は、1ビットの値“1”に対して+4.8kHz、“0”に対して−4.8kHzである。
4値FSK方式の場合、周波数偏移は、2ビットの値“10”に対して+4.8kHz、“11”に対して+1.6kHz、“01”に対して−1.6kHz、“00”に対して−4.8kHzである。
【0007】
アンテナ30はFSK変調波信号を受信する。
VCO1は、FSK変調波信号のキャリアと同一周波数である局部発振周波数を出力する。
位相器2は、局部発振周波数を入力して90度位相をずらし90度位相のズレた局部発振周波数を出力する。
I相ミキサ回路3aでは、キャリア信号とローカル周波数を入力してミキシングを行い、I相ミキサ信号を出力する。
Q相ミキサ回路3bでは、FSK変調波信号と90度位相をずらした局部発振周波数を入力してミキシングを行い、Q相ミキサ信号を出力する。
【0008】
図5に示されるように、I相ローパスフィルタ4aでは、I相ミキサ信号を入力して高周波成分を取り除き、ベースバンド信号であるI相(a)を出力する。Q相ローパスフィルタ4bでは、Q相ミキサ信号を入力して高周波成分を取り除き、ベースバンド信号であるQ相(b)を出力する。
I相コンパレータ回路5aとQ相コンパレータ回路5bには、それぞれI相(a)、Q相(b)の波形が入力される。
【0009】
I相コンパレータ回路5aでは、I相(a)の信号を入力して1ビットのデジタル化を行い、I相コンパレータ信号(c)を出力する。同様にQ相コンパレータ回路5bでは、Q相(b)の信号を入力して1ビットのデジタル化を行い(d)のQ相コンパレータ信号を出力する。
【0010】
I相移動平均回路6aでは、I相コンパレータ信号を入力し波形を整形してI相移動平均信号(e)を出力する。ここで記した波形整形について3ビットカウンタを用いた例として、図5を用いて説明する。
まず、I相移動平均回路6aにI相コンパレータ信号を入力する。I相が“1”であればカウンタの値をアップし、カウンタ値が最大になればオーバーフローとならないようにカウンタ値を止める。I相が“0”であればカウンタ値をダウンさせ、カウンタ値が最小になれば、オーバーフローとならないようにカウンタ値を止める。
【0011】
以上の作業で出力される信号をアナログ的に見たのが図3のI相移動平均信号(I相平滑化信号)である。3ビットカウンタを用いているので8段階のレベルで階段状となっている。図5では階段状を便宜的に斜めの線でI相移動平均信号(e)として表している。
Q相移動平均回路6bでもI相移動平均回路6aと同じ動作を行う。Q相コンパレータ信号を入力して波形を整形し(f)のQ相移動平均信号を出力する。
【0012】
位相角検出器7では、I相移動平均信号とQ相移動平均信号を入力として、tan-1Q/Iの演算で位相角を検出し位相角信号(g)を出力する。実際の位相角信号の斜めの線はデジタル値で階段状であるが、ここでは便宜的に斜めの直線としている。
【0013】
微分器8では、位相角信号(g)の微分を行って微分信号(h)を出力する。位相検出回路12では、I相コンパレータ出力とQ相コンパレータ出力から、基地局から送られてくるシンボルの変化点を正確に捉えシンボル変化信号を出力する。
【0014】
同期回路13では、シンボル変化信号を入力して基地局から送られてくるシンポルに同期させた同期信号を出力する。
積分放電回路10aでは、微分信号を入力して積分をし、さらに同期信号(シンボルの変化)に合わせて放電を行う積分放電回路により積分放電信号(i)を出力する。実際の積分放電信号の斜めの線はデジタル値で階段状であるが、ここでは便宜的に斜めの直線としている。
【0015】
絶対値回路9では、微分信号を入力して絶対値演算を行い、微分信号のマイナス成分をプラス側に折り返し、絶対値信号(j)を出力する。
積分放電回路10bでは、絶対値信号を入力して積分し、同期信号(シンボルの変化)に合わせて放電を行う積分放電回路で、絶対値をとった積分放電信号(k)を出力する。実際の積分放電信号の斜めの線はデジタル値で階段状であるが、ここでは便宜的に斜めの直線としている。
【0016】
4値判定回路11では、積分放電信号の絶対値をとった積分放電信号を入力してしきい値と比較し、4値判定を行い+4.8kHz、+1.6kHz、−1.6kHz、−4.8kHzに対応する10、11、01、00のデータ4値判定信号を出力する。
【0017】
【発明が解決しょうとする課題】
従来のFSK受信機では、受信信号にノイズが混入するなどの理由により、通常は90度位相がずれているI相、Q相が同時に変化する場合がある。
この場合のFSK受信機の動作は、図6のタイミングチャートに示されるようになる。
(1)I相、Q相が同時に変化したコンパレータ信号(a)(b)が入力される。
(2)移動平均回路により(c)、(d)示されるデジタル値に変換する。
(3)位相角検出回路を図7のROMテーブルを用いた場合、(e)に示されるデジタル値が出力される。
(4)このデジタル値を微分して微分信号を出力すると、MSB(最上位ビット)が符号を示すデジタル処理の場合、(f)のように00H(Hは16進数を示す)かマイナスの最小値を意味する80Hのデジタル値になる。
つまり、I相、Q相が同時に変化した場合、プラス回転(位相の増大)もマイナス回転(位相の減少)も、どちらもマイナス回転として復調してしまうという問題点がある。
【0018】
上述した問題点を解決するため、この発明はI相、Q相同時変化検出器を設け、I相、Q相が同時に立ち上がったことを検出することにより、微分器の出力を00Hに修正することで、I相、Q相が同時に変化したときの微分器の出力信号をキャンセルするようにし、本来プラス回転であるデータをマイナス回転にするという誤判定をなくすことで、感度を向上させることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明は、FSK変調波信号を、そのキャリアと同一周波数、同位相及びそれと90度位相がずれた局部発振周波数とそれぞれミキシングを行って得られるI相同相成分、Q相直交成分より1ビットのデジタル化信号を得て積算することにより、移動平均信号を得てそれらの位相角を検出し、この位相角信号の微分信号を積分すると共に、基地局から送られるシンボルのタイミングに合わせて放電を行って得られる積分放電信号と、前記位相角信号の微分信号の絶対値をとって積分すると共に、基地局から送られるシンボルのタイミングに合わせて放電を行って得られる絶対値積分放電信号とに基づいて4値判定を行うようにしたFSK受信機において、
前記I相同相成分とQ相直交成分とが同時に変化した場合を検出する検出回路(遅延回路21a,21b、排他的論理和回路22a,22b、論理積回路23、遅延回路25)と、該検出器により前記I相同相成分とQ相直交成分とが同時に変化したことが検出された場合に、前記積分放電信号を得るための微分信号の値をキャンセル値に設定するキャンセル値設定器(セレクタ24)とを備えてなるものである。
【0020】
この発明の実施の形態においては、図1に示されるように、FSK(Frequency Shift Keying)変調波信号を受信するアンテナ30と、FSK変調波信号のキャリアと同一周波数である、局部発振周波数を出力する局部発振部VCO1と、局部発振部VCO1により出力される局部発振周波数の位相を90度変える位相器2と、FSK変調波信号と局部発振周波数をミキシングするI相同相成分(以後I相と呼ぶ)側のミキサ回路3aと、FSK変調波信号と90度位相を変えられた局部発振周波数をミキシングするQ相直交成分(以後Q相と呼ぶ)側のミキサ回路3bと、高周波をカットし、ベースバンド信号であるI相、及びQ相を出力するI相ローパスフィルタ4a、及びQ相ローパスフィルタ4bと、I相を入力し1ビットのデジタル化したI相コンパレータ信号を出力するI相コンパレータ回路5aと、Q相を入力し1ビットのデジタル化したQ相コンパレータ信号を出力するQ相コンパレータ回路5bと、I相コンパレータ信号を入力し波形の平滑化を行いI相移動平均信号を出力するI相移動平均回路6aと、Q相コンパレータ信号を入力し波形の平滑化を行いQ相移動平均信号を出力するQ相移動平均回路6bと、I相移動平均信号とQ相移動平均信号を入力して、tan-1Q/Iの演算で位相角を検出し位相角信号を出力する位相角検出器7と、位相角信号を微分し微分信号を出力する微分器8と、I相コンパレータ信号を入力して一定時間遅延させ、I相遅延信号を出力するI相遅延回路21aと、Q相コンパレータ信号を入力して一定時間遅延させ、Q相遅延信号を出力するQ相遅延回路21bと、I相遅延信号と、I相コンパレータ信号を入力して排他的論理和演算を行い、I相排他的論理和信号を出力するI相排他的論理和回路22aと、Q相遅延信号と、Q相コンパレータ信号を入力して排他的論理和演算を行い、Q相排他的論理和信号を出力するQ相排他的論理和回路22bと、I相排他的論理和信号と、Q相排他的論理和信号を入力して、論理積演算を行い、論理積信号を出力する論理積回路23と、論理積信号を入力して微分器8の出力にタイミングを合わせて論理積信号を遅延し、遅延信号を出力する遅延回路25と、遅延信号と微分信号を入力して、遅延信号が零のときに微分信号を、遅延信号が1のときに00Hを出力するセレクタ24と、I相コンパレータ信号とQ相コンパレータ信号を入力して基地局から送られてくるシンボルの変化点を検出しシンボル変化信号を出力する位相検出回路12と、シンボル変化信号を入力し、基地局から送られてくるシンボルに同期させた同期信号を出力する同期回路13と、微分信号と同期信号を入力し微分信号の積分を行い同期信号に合わせてシンボル毎に放電を行い積分放電信号を出力する積分放電回路10a,10bと、積分放電信号を入力し4値判定を行い4値判定信号を出力する4値判定回路11とを備えて構成されている。
【0021】
このような構成によれば、I相同相成分とQ相直交成分とが同時に変化した場合を検出する検出回路(遅延回路21a,21b、排他的論理和回路22a,22b、論理積回路23、遅延回路25)ととキャンセル値設定器(セレクタ)とにより、誤判定防止回路40が構成され、I相とQ相が同時に変化した場合に、プラス回転データをマイナス回転データとして誤判定することが防止でき、感度を向上させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を図を用いて説明する。
図1は実施の形態を示すブロック図である。
図1に示すブロック図において、アンテナ30、局部発振部1〜微分器8までの構成は、図4に示した従来技術と同じであるため、ここでの説明は省略する。
【0023】
実施の形態において、新たに付加される誤判定防止回路40は、I相コンパレータ信号を入力して一定時間遅延させ、I相遅延信号を出力する、I相遅延回路21aと、Q相コンパレータ信号を入力して一定時間遅延させ、Q相遅延信号を出力する、Q相遅延回路21bと、I相遅延信号と、I相コンパレータ信号を入力して排他的論理和演算を行い、I相の排他的論理和信号を出力するI相排他的論理和回路22aと、Q相遅延信号と、Q相コンパレータ信号を入力して排他的論理和演算を行い、Q相排他的論理和信号を出力するQ相排他的論理和回路22bとを備えている。
【0024】
また、この誤判定防止回路40は、I相排他的論理和信号と、Q相排他的論理和信号を入力して、論理積演算を行い、論理積信号を出力す論理積回路23と、論理積信号を入力して微分器8の出力にタイミングを合わせて論理積信号を遅延させ、遅延信号を出力する遅延回路25と、遅延信号と微分信号を入力して、遅延信号が0のときに微分信号を出力し、遅延信号が1のときに00Hを出力するセレクタ24とを備えている。
【0025】
なお、FSK受信機は、I相コンパレータ信号とQ相コンパレータ信号を入力して基地局から送られてくるシンボルの変化点を検出しシンボル変化信号を出力する位相検出回路12と、シンボル変化信号を入力し、基地局から送られてくるシンボルに同期させた同期信号を出力する同期回路13と、微分信号と同期信号を入力して微分信号の積分を行い同期信号に合わせてシンボル毎に放電を行い、積分放電信号を出力する積分放電回路10aとを備えている。
【0026】
また、さらにこのFSK受信機は、微分信号を入力して絶対値演算を行い、絶対値信号を出力する絶対値回路9と、絶対値信号と同期信号を入力して絶対値信号の積分を行い同期信号に合わせてシンボル毎に放電を行い絶対値をとった積分放電信号を出力する積分放電回路10bと、積分放電信号と絶対値をとった積分放電信号を入力し4値判定を行い4値判定信号を出力する4値判定回路11とで構成されている。
【0027】
以下、実施の形態の動作について、主に誤判定防止回路40を中心として説明する。なお、アンテナ30、局部発振部1〜微分器8における動作は、従来の技術において説明したと同じであるので、ここでの説明を省略する。
【0028】
I相遅延回路21aは、一定時間I相コンパレータ信号を遅延させ、I相遅延信号を出力する。I相排他的論理和回路22aは、I相遅延信号とI相コンパレータ信号とで、排他的論理和演算を行い、図2のI相コンパレータ信号(a)を例にした場合、I相排他的論理和(EXOR)信号(c)を出力する。
【0029】
つまり、I相排他的論理和回路22aは、I相遅延回路21aとI相排他的論理和回路22aとでI相が変化したことを検出しており、通常は0を出力し、I相コンパレータ信号が0から1、若しくは1から0に変化すると1を出力する。
【0030】
Q相遅延回路21bは、一定時間Q相コンパレータ信号を遅延させ、Q相遅延信号を出力する。Q相排他的論理和回路22bは、Q相遅延信号と、Q相コンパレータ信号とで排他的論理和演算を行い、図2のQ相コンパレータ信号(b)を例にした場合、Q相排他的論理和(EXOR)信号(d)を出力する。
【0031】
つまり、Q相排他的論理和回路22bは、Q相遅延回路21bとQ相排他的論理和回路22bとでQ相が変化したことを検出しており、通常は0を出力し、Q相コンパレータ信号が0から1、若しくは1から0に変化すると1を出力する。
【0032】
論理積(AND)回路23は、I相排他的論理和(EXOR)信号とQ相排他的論理和(EXOR)信号を入力して論理積(and)信号(e)を出力する。つまり、論理積(and)信号はI相が同時に変化したことを示す信号であり、通常は0を出力し、I相とQ相が同時に変化したときに1を出力する。
【0033】
遅延回路25では、微分信号のキャンセルすべきデータをキャンセルするよう、移動平均回路6a、6b、位相角検出器7、微分回路8、の生じる遅延分を遅延させ、タイミングをとる。そして、タイミングを取った遅延信号(f)を出力する。
【0034】
セレクタ24では、タイミングをとった遅延信号(f)と、微分信号を入力して、タイミングをとった遅延信号が0の場合に微分信号を出力し、タイミング信号が1の場合にデジタル値で00Hであるセレクト信号(g)を出力する。
【0035】
位相検出回路12では、I相コンパレータ出力とQ相コンパレータ出力から基地局から送られてくるシンボルの変化点を正確に捉えシンボル変化信号を出力する。
同期回路13では、シンボル変化信号を入力して基地局から送られてくるシンボルに同期させた同期信号を出力する。
【0036】
積分放電回路10aでは、微分信号と同期信号を入力して積分をし、さらに同期信号(シンボルの変化)に合わせて放電を行う積分放電回路で、積分放電信号出力する。実際の積分放電信号の斜めの線はデジタル値で階段状であるが、ここでは便宜的に斜めの直線としている。
【0037】
絶対値回路9では、微分信号を入力して絶対値演算を行い、微分信号のマイナス成分をプラス側に折り返し、絶対値信号を出力する。
積分放電回路10bでは、絶対値信号と同期信号を入力して積分をし、さらに同期信号(シンボルの変化)に合わせて放電を行う積分放電回路で、絶対値をとった積分放電信号を出力する。実際の積分放電信号の斜めの線はデジタル値で階段状であるが、ここでは便宜的に斜めの直線としている。
【0038】
4値判定回路11では、積分放電信号と絶対値をとった積分放電信号を入力してしきい値とを比較して4値判定を行い+4.8kHz、+1.6kHz、−1.6kHz、−4.8kHzに対応する10、11、01、00のデータ4値判定信号を出力する。
【0039】
【発明の効果】
以上に詳述したように、この発明によれば、I相同相成分とQ相直交成分とが同時に変化した場合を検出する検出回路と、該検出器により前記I相同相成分とQ相直交成分とが同時に変化したことが検出された場合に、前記積分放電信号を得るための微分信号の値をキャンセル値に設定するキャンセル値設定器とを備えたため、本来プラス回転であるデータをマイナス回転にするという誤判定を無くすことができ、もって、感度を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】I相移動平均信号(I相平滑化信号)を示すタイミングチャートである。
【図4】従来のFSK受信機を示すブロック図である。
【図5】従来技術の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】従来技術の動作を示すためのタイミングチャートである。
【図7】位相角検出回路のROMテーブルを示す図である。
【符号の説明】
1 局部発振部
2 位相器
3a,3b ミキサ回路
4a,4b ローパスフィルタ
5a,5b コンパレータ
6a,6b 移動平均回路
7 位相角検出器
8 微分器
9 絶対値回路
10a,10b 積分放電回路
11 4値判定回路
12 位相検出回路
13 同期回路
21a,21b,25 遅延回路
22a,22b 排他的論理和回路
23 論理積回路
40 誤判定防止回路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an FSK (Frequency Shift Keying) receiver, and more particularly to a quaternary FSK demodulating circuit used for an FSK digital radio receiver or the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, an FSK receiver is known from, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 9-214570.
FIG. 4 is a block diagram showing such a conventional FSK receiver.
This FSK receiver includes an
[0003]
In addition, this FSK receiver receives the I-phase low-
[0004]
Furthermore, this FSK receiver detects a change point of a symbol sent from a base station by inputting a differentiator 8 that differentiates a phase angle signal and outputs a differential signal, and inputs an I-phase comparator signal and a Q-phase comparator signal. A
[0005]
Furthermore, this FSK receiver takes the absolute value of the differential signal and outputs the absolute value signal. The FSK receiver inputs the absolute value signal and the synchronizing signal, integrates the absolute value signal, and matches the synchronizing signal. An integrated
[0006]
The operation of the conventional FSK receiver will be described below.
This description will be made according to the FLEX-TD system, which is an advanced radio paging standard as an example.
First, the frequency shift of the FLEX-TD system will be briefly described.
In the binary FSK system, the frequency shift is +4.8 kHz for 1-bit value “1” and −4.8 kHz for “0”.
In the case of the 4-level FSK system, the frequency shift is +4.8 kHz for the 2-bit value “10”, +1.6 kHz for “11”, −1.6 kHz for “01”, “00”. Is -4.8 kHz.
[0007]
The
The
The phase shifter 2 inputs the local oscillation frequency, shifts the phase by 90 degrees, and outputs the local oscillation frequency shifted by 90 degrees.
In the I-phase mixer circuit 3a, a carrier signal and a local frequency are input and mixed, and an I-phase mixer signal is output.
In the Q-
[0008]
As shown in FIG. 5, the I-phase low-
The I-phase (a) and Q-phase (b) waveforms are input to the I-phase comparator circuit 5a and the Q-
[0009]
The I-phase comparator circuit 5a receives the I-phase (a) signal, digitizes it by 1 bit, and outputs the I-phase comparator signal (c). Similarly, in the Q-
[0010]
The I-phase moving
First, an I-phase comparator signal is input to the I-phase moving
[0011]
The I-phase moving average signal (I-phase smoothed signal) in FIG. 3 is an analog view of the signal output in the above operation. Since a 3-bit counter is used, it is stepped at 8 levels. In FIG. 5, the staircase shape is represented as an I-phase moving average signal (e) by an oblique line for convenience.
The Q-phase moving
[0012]
The
[0013]
The differentiator 8 differentiates the phase angle signal (g) and outputs a differentiated signal (h). The
[0014]
The
In the
[0015]
In the
In the
[0016]
In the
[0017]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional FSK receiver, the I phase and the Q phase, which are usually 90 degrees out of phase, may change at the same time due to noise mixed in the received signal.
The operation of the FSK receiver in this case is as shown in the timing chart of FIG.
(1) The comparator signals (a) and (b) in which the I phase and the Q phase are changed simultaneously are input.
(2) The digital value shown in (c) and (d) is converted by a moving average circuit.
(3) When the ROM table of FIG. 7 is used for the phase angle detection circuit, the digital value shown in (e) is output.
(4) When this digital value is differentiated and a differential signal is output, in the case of digital processing in which the MSB (most significant bit) indicates a sign, 00H (H indicates a hexadecimal number) or a negative minimum as shown in (f) It becomes a digital value of 80H meaning the value.
That is, when the I phase and the Q phase change simultaneously, there is a problem that both positive rotation (increase in phase) and negative rotation (decrease in phase) are demodulated as negative rotation.
[0018]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is provided with an I-phase and Q-phase simultaneous change detector, and detects that the I-phase and Q-phase rise simultaneously, thereby correcting the output of the differentiator to 00H. The purpose is to improve the sensitivity by canceling the output signal of the differentiator when the I-phase and Q-phase change at the same time and eliminating the erroneous determination that the data that is originally positive rotation is negative rotation. And
[0019]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, the present invention is an I homologous phase component obtained by mixing an FSK modulated wave signal with the same frequency, the same phase as the carrier, and a local oscillation frequency that is 90 degrees out of phase with the carrier, By obtaining and integrating a 1-bit digitized signal from the Q-phase quadrature component, a moving average signal is obtained to detect their phase angle, and a differential signal of this phase angle signal is integrated and sent from the base station. Obtained by integrating the integrated discharge signal obtained by discharging in accordance with the timing of the symbol and the absolute value of the differential signal of the phase angle signal, and discharging in accordance with the timing of the symbol sent from the base station. In the FSK receiver configured to perform quaternary determination based on the absolute value integrated discharge signal obtained,
A detection circuit (delay
[0020]
In the embodiment of the present invention, as shown in FIG. 1, an
[0021]
According to such a configuration, the detection circuit (delay
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment.
In the block diagram shown in FIG. 1, the configuration from the
[0023]
In the embodiment, the newly added
[0024]
The erroneous
[0025]
The FSK receiver receives the I-phase comparator signal and the Q-phase comparator signal, detects the change point of the symbol sent from the base station, and outputs the symbol change signal, and the symbol change signal. A
[0026]
Furthermore, this FSK receiver inputs the differential signal and performs the absolute value calculation, and outputs the
[0027]
Hereinafter, the operation of the embodiment will be described mainly focusing on the erroneous
[0028]
The I-
[0029]
That is, the I-phase exclusive OR
[0030]
The Q-
[0031]
That is, the Q-phase exclusive OR
[0032]
A logical product (AND)
[0033]
The
[0034]
In the
[0035]
The
The
[0036]
In the
[0037]
In the
In the
[0038]
The
[0039]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, a detection circuit that detects a case where the I homologous phase component and the Q phase quadrature component are changed simultaneously, and the detector uses the detector to detect the I homologous phase component and the Q phase quadrature component. And a cancel value setter for setting the value of the differential signal for obtaining the integrated discharge signal to a cancel value when it is detected that the change is simultaneously changed. It is possible to eliminate the erroneous determination that the operation is performed, and the sensitivity can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a timing chart showing the operation of the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a timing chart showing an I-phase moving average signal (I-phase smoothed signal).
FIG. 4 is a block diagram showing a conventional FSK receiver.
FIG. 5 is a timing chart showing the operation of the prior art.
FIG. 6 is a timing chart for illustrating the operation of the prior art.
FIG. 7 is a diagram illustrating a ROM table of a phase angle detection circuit.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記I相同相成分とQ相直交成分とが同時に変化した場合を検出する検出回路と、該検出器により前記I相同相成分とQ相直交成分とが同時に変化したことが検出された場合に、前記積分放電信号を得るための微分信号の値をキャンセル値に設定するキャンセル値設定器とを備えたことを特徴とするFSK受信機。A 1-bit digitized signal is obtained from the I homologous phase component and Q phase quadrature component obtained by mixing the FSK modulated wave signal with the local oscillation frequency that is the same frequency and phase as the carrier and 90 degrees out of phase. Integration to obtain a moving average signal, detect their phase angle, integrate the differential signal of this phase angle signal, and discharge at the timing of the symbol sent from the base station Based on the discharge signal and the absolute value of the differential signal of the phase angle signal and integrating, the four-value determination is made based on the absolute value integrated discharge signal obtained by discharging in accordance with the timing of the symbol sent from the base station. In the FSK receiver designed to perform
A detection circuit for detecting the case where the I homologous phase component and the Q phase quadrature component are changed simultaneously, and when the detector detects that the I homologous phase component and the Q phase quadrature component are changed simultaneously, An FSK receiver comprising: a cancel value setter that sets a value of a differential signal for obtaining the integrated discharge signal as a cancel value.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21274498A JP3808633B2 (en) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | FSK receiver |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21274498A JP3808633B2 (en) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | FSK receiver |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000049876A JP2000049876A (en) | 2000-02-18 |
JP3808633B2 true JP3808633B2 (en) | 2006-08-16 |
Family
ID=16627715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21274498A Expired - Fee Related JP3808633B2 (en) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | FSK receiver |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3808633B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4541199B2 (en) * | 2005-03-18 | 2010-09-08 | 三菱電機株式会社 | Receiver |
KR100961429B1 (en) | 2008-07-29 | 2010-06-09 | 한국과학기술원 | Fast fsk demodulator |
KR101029698B1 (en) | 2010-03-10 | 2011-04-18 | 한국과학기술원 | Fsk demodulator |
-
1998
- 1998-07-28 JP JP21274498A patent/JP3808633B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000049876A (en) | 2000-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7200188B2 (en) | Method and apparatus for frequency offset compensation | |
US4816769A (en) | BPSK demodulator and FM receiver for digital data pagers | |
US20030043937A1 (en) | Semiconductor integrated circuit device and wireless communication system | |
JP3348660B2 (en) | Symbol synchronizer and frequency hopping receiver | |
JP3808633B2 (en) | FSK receiver | |
JPH0654008A (en) | Bpsk demodulator | |
US5949829A (en) | Central error detecting circuit for FSK receiver | |
JPH11313117A (en) | Frequency control method, orthogonal detection circuit and fsk receiver | |
JP3178278B2 (en) | FSK receiver | |
JP3489493B2 (en) | Symbol synchronizer and frequency hopping receiver | |
US5450032A (en) | FSK data demodulator using mixing of quadrature baseband signals | |
JP3029394B2 (en) | FSK demodulator | |
JP2000115269A (en) | Carrier phase tracking device and frequency hopping receiver | |
US20160226686A1 (en) | Receiving apparatus and receiving method | |
JP2000224246A (en) | 4-value fsk demodulation circuit | |
CA2110032C (en) | Frequency error detecting device capable of correctly detecting a frequency error between a carrier frequency and a standard frequency | |
JPH0614069A (en) | Synchronization detector for digital angular modulation signal demodulation circuit | |
JP2001007875A (en) | Demodulation method and demodulation circuit in orthogonal detection receiver | |
JPS63200652A (en) | Fsk receiver | |
JP2890105B2 (en) | QAM demodulator | |
JP3737592B2 (en) | 4-level FSK demodulation circuit | |
JP3559377B2 (en) | 4-level FSK demodulation circuit | |
JP3622887B2 (en) | Receiving machine | |
JP3665285B2 (en) | Frequency deviation detection method and frequency deviation detector | |
JPH10257110A (en) | Orthogonal detector circuit and frequency control method for the same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040928 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040928 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050617 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060516 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060518 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |