JP3806643B2 - 移動体通信端末及びその動作方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動体通信端末及びその動作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の通信方式を使用して無線通信を可能とした移動体通信端末が開発されている。こうした移動体通信端末が開発される目的の1つとして、新たな通信方式を採用した通信サービス圏を段階的に広めていく過程で、比較的狭い通信サービス圏を、既存の通信方式で通信可能な比較的広い通信サービス圏によって補完することが挙げられる。例えば、米国標準規格IS−95で代表されるCDMA(Code Division Multiple Access)方式とアナログ方式とが使用可能な携帯電話機は、既存のアナログ方式携帯電話機から新たなCDMA方式携帯電話機へのユーザ移行を円滑に行うために開発された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
こうした複数の通信方式を利用可能な移動体通信端末からの発信の際に、使用する通信方式に対応した通信網を自動的に選択できるようにすることが考えられている。例えば、新しい通信方式が使用可能であることを検出してその通信方式に対応した通信網を発信先として選択する方法や、通信方式毎に受信信号の強度などを比較した結果に応じて発信先の通信網を選択する方法などが考えられている。
【0004】
ここで、移動体通信サービスの品質からすれば、通常、新しい通信方式の方が優れているため、新しい通信方式を優先して利用できるようにすることが望ましい。しかしながら、新しい通信方式で通信可能な通信サービス圏が拡張中である場合などには、新しい通信方式に対応した通信網を単純に優先させて発信先を選択すると、通信状態が不安定になり、通話中に回線が切断されやすくなるなどの問題が発生する。
【0005】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、新しい通信方式を優先して利用できるようにしつつ、安定した通信状態を維持することができる移動体通信端末と、その動作方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点に係る移動体通信端末は、
第1の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第1の移動体通信網と、第2の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第2の移動体通信網のいずれかを、発信先の通信網として選択して発信することにより、前記第1及び第2の通信方式のいずれかを使用した無線通信を可能とする移動体通信端末であって、
所在位置での通信環境を監視し、所在位置で使用可能な通信方式を特定するための状態監視手段と、
前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局の周辺セル数を示す周辺セル数指示手段と、
前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局からの受信信号の強度を示す強度指示手段と、
前記第2の通信方式に対応した基地局のいずれかを自局とすることによる前記第2の移動体通信網における滞在時間を計測する時間計測手段と、
発信時に、前記状態監視手段の監視結果に基づいて前記第1及び第2の通信方式が共に使用可能であることを検出すると、前記周辺セル数指示手段により示された周辺セル数が予め定めた第1の閾値よりも大きいことを検出して前記第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択する第1の選択処理、前記強度指示手段により示された受信信号の強度が予め定めた第2の閾値以下であることを検出して前記第1の移動体通信網を発信先の通信網として選択する第2の選択処理、前記時間計測手段が計測した滞在時間が予め定めた第3の閾値よりも長いことを検出して第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択する第3の選択処理のうち、少なくともいずれか1つの選択処理を実行して、発信先の通信網を選択する選択処理手段とを備える、
ことを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、選択処理手段は、周辺セル数指示手段により示される周辺セル数を用いた第1の選択処理、強度指示手段により示される受信信号の強度を用いた第2の選択処理、時間計測手段が計測した滞在時間を用いた第3の選択処理のうち、少なくともいずれか1つの選択処理を実行して、発信先の通信網を選択することができる。
【0008】
また、この発明の第2の観点に係る移動体通信端末は、
第1の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第1の移動体通信網と、第2の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第2の移動体通信網のいずれかを、発信先の通信網として選択して発信することにより、前記第1及び第2の通信方式のいずれかを使用した無線通信を可能とする移動体通信端末であって、
所在位置での通信環境を監視し、所在位置で使用可能な通信方式を特定するための状態監視手段と、
前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局の周辺セル数を示す周辺セル数指示手段と、
前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局からの受信信号の強度を示す強度指示手段と、
前記第2の通信方式に対応した基地局のいずれかを自局とすることによる前記第2の移動体通信網における滞在時間を計測する時間計測手段と、
発信時に、前記状態監視手段の監視結果に基づいて前記第1及び第2の通信方式が共に使用可能であることを検出すると、前記周辺セル数指示手段により示された周辺セル数が予め定めた第1の閾値よりも大きいか否かを判別する第1の判別処理、当該第1の判別処理にて第1の閾値以下であると判別した場合に前記強度指示手段により示された受信信号の強度が予め定めた第2の閾値よりも大きいか否かを判別する第2の判別処理、当該第2の判別処理にて第2の閾値より大きいと判別した場合に前記時間計測手段が計測した滞在時間が予め定めた第3の閾値よりも長いか否かを判別する第3の判別処理に基づいて、発信先の通信網を選択する選択処理手段とを備え、
前記選択処理手段は、第1の判別処理にて周辺セル数が第1の閾値よりも大きいと判別した場合と、第3の判別処理にて滞在時間が第3の閾値よりも長いと判別した場合に、前記第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択する、
ことを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、選択処理手段は、周辺セル数指示手段により示される周辺セル数を用いた第1の判別処理、強度指示手段により示される受信信号の強度を用いた第2の判別処理、時間計測手段が計測した滞在時間を用いた第3の判別処理での判別結果に基づいて、発信先の通信網を選択することができる。
これにより、新しい通信方式である第2の通信方式を優先して利用できるようにしつつ、安定した通信状態を維持することが可能となる。
【0010】
さらに、前記選択処理手段は、第2の判別処理にて受信信号の強度が第2の閾値以下であると判別した場合と、第3の判別処理にて滞在時間が第3の閾値以下であると判別した場合に、前記第1の移動体通信網を発信先の通信網として選択することが望ましい。
【0011】
この発明の第3の観点に係る移動体通信端末は、
第1の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第1の移動体通信網と、第2の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第2の移動体通信網のいずれかを、発信先の通信網として選択して発信することにより、前記第1及び第2の通信方式のいずれかを使用した無線通信を可能とする移動体通信端末であって、
所在位置での通信環境を監視し、所在位置で使用可能な通信方式を特定するための状態監視手段と、
前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局の周辺セル数を示す周辺セル数指示手段と、
前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局からの受信信号の強度を示す強度指示手段と、
前記第2の通信方式に対応した基地局のいずれかを自局とすることによる前記第2の移動体通信網における滞在時間を計測する時間計測手段と、
発信時に、前記状態監視手段の監視結果に基づいて前記第1及び第2の通信方式が共に使用可能であることを検出すると、前記周辺セル数指示手段により示された周辺セル数が予め定めた第1の閾値よりも大きいか否かを判別する第1の判別処理、当該第1の判別処理にて第1の閾値以下であると判別した場合に前記強度指示手段により示された受信信号の強度が予め定めた第2の閾値よりも大きいか否かを判別する第2の判別処理、当該第2の判別処理にて第2の閾値より大きいと判別した場合に前記時間計測手段が計測した滞在時間が予め定めた第3の閾値よりも長いか否かを判別する第3の判別処理に基づいて、発信先の通信網を選択する選択処理手段とを備え、
前記選択処理手段は、第2の判別処理にて受信信号の強度が第2の閾値以下であると判別した場合と、第3の判別処理にて滞在時間が第3の閾値以下であると判別した場合に、前記第1の移動体通信網を発信先の通信網として選択する、
ことを特徴とする。
【0012】
この発明の第4の観点に係る移動体通信端末は、
第1の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第1の移動体通信網と、第2の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第2の移動体通信網のいずれかを発信先の通信網として選択して発信することにより、前記第1及び第2の通信方式のいずれかを使用した無線通信を可能とする移動体通信端末であって、
前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局の周辺セル数を示す周辺セル数指示手段と、
発信時に、前記第1及び第2の通信方式が共に使用可能であることを検出すると、前記周辺セル数指示手段により示された周辺セル数が予め定めた第1の閾値よりも大きいか否かを判別し、大きいと判別した場合に、前記第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択する選択処理手段とを備える、
ことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、選択処理手段は、周辺セル数指示手段により示された周辺セル数が予め定めた第1の閾値より大きい場合に、第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択する。
これにより、新しい通信方式である第2の通信方式を優先して利用できるようにしつつ、安定した通信状態を維持することが可能となる。
【0014】
また、前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局からの受信信号の強度を示す強度指示手段を備え、
前記選択処理手段は、前記周辺セル数指示手段により示された周辺セル数が第1の閾値以下であると判別すると、前記強度指示手段により示された受信信号の強度が予め定めた第2の閾値よりも大きいか否かを判別し、第2の閾値以下であると判別した場合に、前記第1の移動体通信網を発信先の通信網として選択することが望ましい。
【0015】
さらに、前記第2の通信方式に対応した基地局のいずれかを自局とすることによる前記第2の移動体通信網における滞在時間を計測する時間計測手段を備え、
前記選択処理手段は、前記強度指示手段により示された受信信号の強度が第2の閾値よりも大きいと判別すると、前記時間計測手段により計測された滞在時間が予め定めた第3の閾値よりも長いか否かを判別し、第3の閾値以下であると判別した場合に、前記第1の移動体通信網を発信先の通信網として選択し、第3の閾値よりも長いと判別した場合に、前記第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択することが望ましい。
【0016】
この発明の第5の観点に係る移動体通信端末の動作方法は、
第1の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第1の移動体通信網と、第2の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第2の移動体通信網のいずれかを、発信先の通信網として選択して発信することにより、前記第1及び第2の通信方式のいずれかを使用した無線通信を可能とする移動体通信端末の動作方法であって、
発信時に、前記第1及び第2の通信方式が共に使用可能であることを検出すると、前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局の周辺セル数が予め定めた第1の閾値よりも大きいか否かを判別し、大きいと判別した場合に前記第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択し、第1の閾値以下であると判別した場合に、前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局からの受信信号の強度が予め定めた第2の閾値よりも大きいか否かを判別し、第2の閾値以下であると判別した場合に前記第1の移動体通信網を発信先の通信網として選択し、第2の閾値よりも大きいと判別した場合に、前記第2の通信方式に対応した基地局のいずれかを自局とすることによる前記第2の移動体通信網における滞在時間が予め定めた第3の閾値よりも長いか否かを判別し、第3の閾値以下であると判別した場合に前記第1の移動体通信網を発信先の通信網として選択し、第3の閾値よりも長いと判別した場合に、前記第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択する、
ことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、この発明の実施の形態に係る移動体通信端末100について詳細に説明する。
この移動体通信端末100は、例えば図1に示すような通信システムに適用されて、他の移動体通信端末100、或いは電話106やコンピュータ107との間での通信を可能とする。この通信システムは、第1の移動体通信網101に接続された基地局103と、第2の移動体通信網102に接続された基地局104とを備えている。
【0018】
第1の移動体通信網101は、例えばPDC(Personal Digital Cellular)方式といった第1の通信方式を用いて、移動体通信サービスを提供するためのネットワークである。第1の移動体通信網101に接続された基地局103が形成するセルは、第1の移動体通信網101により提供される通信サービス圏をカバーしている。
【0019】
第2の移動体通信網102は、例えばW−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)方式といった第2の通信方式を用いて、移動体通信サービスを提供するためのネットワークである。第2の移動体通信網102に接続された基地局104が形成するセルは、第2の移動体通信網102により提供される通信サービス圏をカバーしている。
【0020】
第1及び第2の移動体通信網101、102は、公衆回線網105に接続されており、移動体通信端末100と、電話106やコンピュータ107との間での通信を可能としている。
【0021】
移動体通信端末100は、図2に示すように、通信処理部11と、処理制御部12と、記憶部13と、入出力処理部14とを備えて構成される。
【0022】
通信処理部11は、例えばアンテナやRF(Radio Frequency)信号処理回路、ベースバンド信号処理回路等から構成され、基地局103、104との間で無線信号を送受信することにより通信するためのものである。例えば、通信処理部11は、第1の通信方式を用いて通信するために設けられた第1の送受信部11aと、第2の通信方式を用いて通信するために設けられた第2の送受信部11bとを備えている。
【0023】
処理制御部12は、例えばCPU(Central Processing Unit)といったマイクロプロセッサ等から構成され、この移動体通信端末100全体の動作を制御するためのものである。即ち、処理制御部12は、記憶部13に記憶されている動作プログラムを実行し、入出力処理部14からの入力情報に従って通信処理部11の動作を制御したり、記憶部13に各種のデータを記憶させるなどして、移動体通信サービス等を提供可能とする。また、処理制御部12は、状態監視部12aを備えている。
【0024】
状態監視部12aは、通信処理部11により基地局103、104から受信した信号などに基づいて、移動体通信端末100の所在位置における通信環境等を監視するためのものである。
【0025】
記憶部13は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)等から構成され、処理制御部12での実行に供される動作プログラムやデータを記憶するためのものである。例えば、記憶部13は、データnA、SS、tC、X、Y、Zを記憶する。
【0026】
データnAは、移動体通信端末100が第2の移動体通信網102に接続された基地局104を自局としている場合における周辺セル数を示すデータである。データSSは、移動体通信端末100における受信信号の強度を示すデータである。
【0027】
データtCは、移動体通信端末100が第2の移動体通信網102に接続された基地局104を自局として待ち受けている場合に、当該第2の移動体通信網102における滞在時間を計測するためのデータである。即ち、データtCは、例えば、基地局104のうちのいずれかを自局とする待受けの開始が状態監視部12aにより検出される毎にリセット(再起動)され、処理制御部12が一定時間毎に実行する割込処理により1ずつ加算される。
【0028】
データX、Y、Zは、それぞれ、データnA、SS、tCに基づいて処理制御部12が実行する処理を切り替えるための閾値となるデータである。データX、Y、Zは、例えば予め実行されたフィールドテストの結果などに基づいて決定され、記憶部13が備えるEEPROM等に記憶される。
【0029】
入出力処理部14は、例えば、キーパッドや液晶ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、発光ダイオード等から構成され、ユーザ・インタフェースを提供して各種の情報を入力し、或いは出力するためのものである。
【0030】
次に、この移動体通信端末100が適用される通信システムにおいて、移動体通信サービスが提供される通信サービス圏の構成について説明する。
図3は、基地局103、104が形成するセルによってカバーされる通信サービス圏の構成を例示する図である。以下では、第1の移動体通信網101が第2の移動体通信網102よりも広い範囲に敷設されているなどの理由から、第1の通信方式で通信可能な通信サービス圏と、第2の通信方式で通信可能な通信サービス圏は、互いに異なった分布を有しているものとする。例えば、第2の移動体通信網102は、第1の移動体通信網101よりも後に敷設され、通信サービス圏が拡張中であり、その通信サービス圏が第1の移動体通信網101の通信サービス圏に比べて狭くなっている。
【0031】
移動体通信端末100の所在位置が属するエリアは、図3に示す第1から第4のエリア21〜24に分類することができる。第1のエリア21は、第1及び第2の通信方式が共に使用可能な通信サービス圏内となるエリアである。第2のエリア22は第1の通信方式のみが使用可能な通信サービス圏内となるエリアであり、第2の通信方式は通信サービス圏外のため使用することができない。第3のエリア23は第2の通信方式のみが通信可能な通信サービス圏内となるエリアであり、第1の通信方式は通信サービス圏外のため使用することができない。第4のエリア24は、第1及び第2の通信方式が共に通信サービス圏外のため使用することができないエリアである。
【0032】
移動体通信端末100は、第1のエリア21又は第2のエリア22に所在するときに、第1の移動体通信網101に接続された基地局103のうちのいずれかを自局として待ち受けることができる。また、移動体通信端末100は、第1のエリア21又は第3のエリア23に所在するときに、第2の移動体通信網102に接続された基地局104を自局として待ち受けることができる。
【0033】
以下に、この発明の実施の形態に係る移動体通信端末100の動作を説明する。
以下では、移動体通信端末100は、第1のエリア21に所在するときに、基地局103、104の両方を自局として同時に待ち受けることができるものとする。しかしながら、基地局103と基地局104との間でのハンドオーバーはできないものとする。
【0034】
第1及び第2の移動体通信網101、102は、双方とも、音声通話やパケット通信といった移動体通信サービスを提供することができる。ここで、第2の移動体通信網102は、第1の移動体通信網101よりも後に敷設され、第1の移動体通信網101に比べてパケット通信の速度が速く、音声通話の品質がよいなどの利点を有している。しかしながら、第2の移動体通信網102は、その通信サービス圏が拡張中であり、第1の移動体通信網101の通信サービス圏に比べて狭くなっている。
【0035】
移動体通信端末100の所在位置が第1のエリア21或いは第3のエリア23に属する時に、状態監視部12aは、基地局104からの受信信号に基づいて、各種の情報を記憶部13に記憶させる。例えば、状態監視部12aは、基地局104からのシステム情報により特定した周辺セル数を、データnAとして記憶させる。また、状態監視部12aは、受信信号の強度を特定し、データSSとして記憶させる。記憶部13の記憶内容は、移動体通信端末100からの発信時に、処理制御部12により参照され、発信先の通信網を選択するための処理で使用される。
【0036】
処理制御部12は、状態監視部12aの監視結果に基づいて、第2の移動体通信網102に接続された基地局104のいずれかに自局が変更されたことを検出すると、データtCを0に設定して初期化する。この後、処理制御部12は一定時間毎に割込処理を実行し、データtCを1ずつ加算するなどして、基地局104のうちのいずれかを自局とすることによる第2の移動体通信網102における滞在時間を計測する。
【0037】
入出力処理部14から処理制御部12に所定の発信指示信号が入力されたことなどに応答して、移動体通信端末100は図4のフローチャートに示す処理を実行することにより、第1及び第2の移動体通信網101、102のうちから発信先の通信網を選択する。
【0038】
図4のフローチャートに示す処理を開始すると、処理制御部12は、状態監視部12aの監視結果などに基づいて、移動体通信端末100の所在するエリアが第1から第4のエリア21〜24のうちのいずれであるかを判別する(ステップS1)。
【0039】
処理制御部12は、所在エリアが第2のエリア22であると判別すると(ステップS1にて第2のエリア)、第1の通信方式しか使用できないことから、第1の送受信部11aを制御するなどして第1の移動体通信網101を発信先の通信網として選択し、図4のフローチャートに示す処理を終了する(ステップS2)。
【0040】
一方、処理制御部12は、所在エリアが第3のエリア23であると判別すると(ステップS1にて第3のエリア)、第2の通信方式しか使用できないことから、第2の送受信部11bを制御するなどして第2の移動体通信網102を発信先の通信網として選択し、図4のフローチャートに示す処理を終了する(ステップS3)。
【0041】
また、処理制御部12は、所在エリアが第4のエリア24であると判別すると(ステップS1にて第4のエリア)、第1及び第2の通信方式が共に使用できないことから、発信を中止して図4のフローチャートに示す処理を終了する(ステップS4)。
【0042】
一方、処理制御部12は、所在エリアが第1のエリア21であると判別すると(ステップS1にて第1のエリア)、ステップS5以降の処理に進み、現在の通信環境に応じた発信先を選択する。
【0043】
ステップS5の処理に進むと、処理制御部12は、データnAとデータXとを比較し、データnAがデータXよりも大きいか否かを判別する(ステップS5)。即ち、処理制御部12は、周辺セルの数がデータXで示される所定の閾値よりも大きいか否かを判別する。
【0044】
データnAがデータXよりも大きい場合には(ステップS5にてYES)、例えば図5(a)に示すように、自局の周辺に存在するセルが多いことから、移動体通信端末100が第2の通信方式で通信可能な通信サービス圏の中心付近に所在しているものと考えられる。また、第2の移動体通信網102に接続された基地局104どうしの間ではハンドオーバーも可能であり、第1のエリア21や第3のエリア23に滞在できる時間も充分長くなるものと推測される。
そこで、処理制御部12は、第2の通信方式を安定して使用できるとして上記ステップS3の処理に進み、第2の移動体通信網102を発信先の通信網として選択し、図4のフローチャートに示す処理を終了する。
【0045】
一方、データnAがデータX以下である場合には(ステップS5にてNO)、例えば図5(b)に示すように、自局の周辺に存在するセルが少ないことから、移動体通信端末100が第2の通信方式で通信可能な通信サービス圏の周縁付近に所在しているものと考えられる。そのため、所在位置の移動などに伴って、第2の通信方式での通信ができなくなる可能性がある。
そこで、処理制御部12は、データSSとデータYとを比較し、データSSがデータYよりも大きいか否かを判別する(ステップS6)。即ち、処理制御部12は、受信信号の強度がデータYで示される所定の閾値よりも大きいか否かを判別する。
【0046】
データSSがデータY以下である場合には(ステップS6にてNO)、受信信号の強度が比較的小さく、移動体通信端末100が第2の通信方式で通信可能な通信サービス圏の周縁付近に所在しているものと考えられる。そのため、所在位置の移動などに伴って、短い時間のうちに第2の通信方式での通信ができなくなる可能性が高い。
また、上記ステップS5の処理でデータnAがデータX以下であると判別したことから、自局周辺には少数のセルしか存在しないことが判明している。
そこで、処理制御部12は、上記ステップS2の処理に進み、第1の移動体通信網101を発信先の通信網として選択し、図4のフローチャートに示す処理を終了する。
【0047】
一方、データSSがデータYよりも大きい場合には(ステップS6にてYES)、受信信号の強度が充分大きく、移動体通信端末100が第2の通信方式による通信を継続できる可能性も充分残されている。
そこで、処理制御部12は、データtCとデータZとを比較し、データtCがデータZよりも大きいか否かを判別する(ステップS7)。即ち、処理制御部12は、第2の移動体通信網102における滞在時間がデータZで示される所定の閾値よりも長いか否かを判別する。
【0048】
データtCがデータZよりも大きい場合には(ステップS7にてYES)、近い将来に移動体通信端末100の所在位置がセルを跨いで移動する可能性は低いものとみなすことができる。そこで、処理制御部12は、第2の通信方式を安定して使用できるとして上記ステップS3の処理に進み、第2の移動体通信網102を発信先の通信網として選択し、図4のフローチャートに示す処理を終了する。
【0049】
一方、データtCがデータZ以下である場合には(ステップS7にてNO)、近い将来に移動体通信端末100の所在位置はセルを跨いで移動する可能性がある。また、上記ステップS5の処理でデータnAがデータX以下であると判別したことから、自局周辺には少数のセルしか存在しないことが判明している。
そこで、処理制御部12は、上記ステップS2の処理に進み、第1の移動体通信網101を発信先の通信網として選択し、図4のフローチャートに示す処理を終了する。
【0050】
以上説明したように、この発明によれば、周辺セル数や受信信号の強度、移動体通信網における滞在時間などに基づいて、第1及び第2の移動体通信網101、102のいずれかを発信先の通信網として選択することができる。ここで、第2の通信方式を安定して使用することができる場合には、第2の移動体通信網102を発信先の通信網として優先的に選択する。
これにより、通信サービス圏が拡張中である新しい通信方式を優先して利用できるようにしつつ、安定した通信状態を維持することができる。
【0051】
上記実施の形態では、処理制御部12が、周辺セルの数、受信信号の強度、移動体通信網における滞在時間、という順番で3つの判別処理(図4のステップS5〜S7)を実行するものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されず、データX、Y、Zを適切な値に調整することで、判別処理を実行する順番を任意に変更することもできる。また、データX、Y、Zを適切な値に調整し、3つの判別処理のうちの少なくともいずれか1つの処理結果に基づいて、発信先の通信網を選択するようにしてもよい。
【0052】
また、上記実施の形態では、第1の通信方式がPDC方式であり、第2の通信方式がW−CDMA方式であるものとして説明したが、これに限定されず、既存の通信方式と新しい通信方式とを使用して通信可能な移動体通信端末に対して適用することができる。この場合、既存の通信方式を第1の通信方式とし、新しい通信方式を第2の通信方式として、上記実施の形態で説明した処理を実行すればよい。例えば、PHS(Personal Handy-phone System)方式やGSM(Global System for Mobile communication)方式などを第1の通信方式とし、HDR(High Data Rate)方式などを第2の通信方式としてもよい。
【0053】
【発明の効果】
この発明によれば、新しい通信方式を優先して利用できるようにしつつ、安定した通信状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る移動体通信端末が適用される通信システムの構成を示す図である。
【図2】移動体通信端末の構成を示す図である。
【図3】移動体通信端末の所在位置が属するエリアの分類について説明するための図である。
【図4】発信先の通信網を選択するために移動体通信端末が実行する処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】(a)は自局の周辺に存在するセルが多い場合の一例を示す図であり、(b)は自局の周辺に存在するセルが少ない場合の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 通信処理部
11a、11b 送受信部
12 処理制御部
12a 状態監視部
13 記憶部
14 入出力処理部
100 移動体通信端末
101、102 移動体通信網
103、104 基地局
105 公衆回線網
106 電話
107 コンピュータ
Claims (8)
- 第1の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第1の移動体通信網と、第2の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第2の移動体通信網のいずれかを、発信先の通信網として選択して発信することにより、前記第1及び第2の通信方式のいずれかを使用した無線通信を可能とする移動体通信端末であって、
所在位置での通信環境を監視し、所在位置で使用可能な通信方式を特定するための状態監視手段と、
前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局の周辺セル数を示す周辺セル数指示手段と、
前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局からの受信信号の強度を示す強度指示手段と、
前記第2の通信方式に対応した基地局のいずれかを自局とすることによる前記第2の移動体通信網における滞在時間を計測する時間計測手段と、
発信時に、前記状態監視手段の監視結果に基づいて前記第1及び第2の通信方式が共に使用可能であることを検出すると、前記周辺セル数指示手段により示された周辺セル数が予め定めた第1の閾値よりも大きいことを検出して前記第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択する第1の選択処理、前記強度指示手段により示された受信信号の強度が予め定めた第2の閾値以下であることを検出して前記第1の移動体通信網を発信先の通信網として選択する第2の選択処理、前記時間計測手段が計測した滞在時間が予め定めた第3の閾値よりも長いことを検出して第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択する第3の選択処理のうち、少なくともいずれか1つの選択処理を実行して、発信先の通信網を選択する選択処理手段とを備える、
ことを特徴とする移動体通信端末。 - 第1の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第1の移動体通信網と、第2の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第2の移動体通信網のいずれかを、発信先の通信網として選択して発信することにより、前記第1及び第2の通信方式のいずれかを使用した無線通信を可能とする移動体通信端末であって、
所在位置での通信環境を監視し、所在位置で使用可能な通信方式を特定するための状態監視手段と、
前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局の周辺セル数を示す周辺セル数指示手段と、
前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局からの受信信号の強度を示す強度指示手段と、
前記第2の通信方式に対応した基地局のいずれかを自局とすることによる前記第2の移動体通信網における滞在時間を計測する時間計測手段と、
発信時に、前記状態監視手段の監視結果に基づいて前記第1及び第2の通信方式が共に使用可能であることを検出すると、前記周辺セル数指示手段により示された周辺セル数が予め定めた第1の閾値よりも大きいか否かを判別する第1の判別処理、当該第1の判別処理にて第1の閾値以下であると判別した場合に前記強度指示手段により示された受信信号の強度が予め定めた第2の閾値よりも大きいか否かを判別する第2の判別処理、当該第2の判別処理にて第2の閾値より大きいと判別した場合に前記時間計測手段が計測した滞在時間が予め定めた第3の閾値よりも長いか否かを判別する第3の判別処理に基づいて、発信先の通信網を選択する選択処理手段とを備え、
前記選択処理手段は、第1の判別処理にて周辺セル数が第1の閾値よりも大きいと判別した場合と、第3の判別処理にて滞在時間が第3の閾値よりも長いと判別した場合に、前記第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択する、
ことを特徴とする移動体通信端末。 - 前記選択処理手段は、第2の判別処理にて受信信号の強度が第2の閾値以下であると判別した場合と、第3の判別処理にて滞在時間が第3の閾値以下であると判別した場合に、前記第1の移動体通信網を発信先の通信網として選択する、
ことを特徴とする請求項2に記載の移動体通信端末。 - 第1の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第1の移動体通信網と、第2の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第2の移動体通信網のいずれかを、発信先の通信網として選択して発信することにより、前記第1及び第2の通信方式のいずれかを使用した無線通信を可能とする移動体通信端末であって、
所在位置での通信環境を監視し、所在位置で使用可能な通信方式を特定するための状態監視手段と、
前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局の周辺セル数を示す周辺セル数指示手段と、
前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局からの受信信号の強度を示す強度指示手段と、
前記第2の通信方式に対応した基地局のいずれかを自局とすることによる前記第2の移動体通信網における滞在時間を計測する時間計測手段と、
発信時に、前記状態監視手段の監視結果に基づいて前記第1及び第2の通信方式が共に使用可能であることを検出すると、前記周辺セル数指示手段により示された周辺セル数が予め定めた第1の閾値よりも大きいか否かを判別する第1の判別処理、当該第1の判別処理にて第1の閾値以下であると判別した場合に前記強度指示手段により示された受信信号の強度が予め定めた第2の閾値よりも大きいか否かを判別する第2の判別処理、当該第2の判別処理にて第2の閾値より大きいと判別した場合に前記時間計測手段が計測した滞在時間が予め定めた第3の閾値よりも長いか否かを判別する第3の判別処理に基づいて、発信先の通信網を選択する選択処理手段とを備え、
前記選択処理手段は、第2の判別処理にて受信信号の強度が第2の閾値以下であると判別した場合と、第3の判別処理にて滞在時間が第3の閾値以下であると判別した場合に、前記第1の移動体通信網を発信先の通信網として選択する、
ことを特徴とする移動体通信端末。 - 第1の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第1の移動体通信網と、第2の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第2の移動体通信網のいずれかを発信先の通信網として選択して発信することにより、前記第1及び第2の通信方式のいずれかを使用した無線通信を可能とする移動体通信端末であって、
前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局の周辺セル数を示す周辺セル数指示手段と、
発信時に、前記第1及び第2の通信方式が共に使用可能であることを検出すると、前記周辺セル数指示手段により示された周辺セル数が予め定めた第1の閾値よりも大きいか否かを判別し、大きいと判別した場合に、前記第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択する選択処理手段とを備える、
ことを特徴とする移動体通信端末。 - 前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局からの受信信号の強度を示す強度指示手段を備え、
前記選択処理手段は、前記周辺セル数指示手段により示された周辺セル数が第1の閾値以下であると判別すると、前記強度指示手段により示された受信信号の強度が予め定めた第2の閾値よりも大きいか否かを判別し、第2の閾値以下であると判別した場合に、前記第1の移動体通信網を発信先の通信網として選択する、
ことを特徴とする請求項5に記載の移動体通信端末。 - 前記第2の通信方式に対応した基地局のいずれかを自局とすることによる前記第2の移動体通信網における滞在時間を計測する時間計測手段を備え、
前記選択処理手段は、前記強度指示手段により示された受信信号の強度が第2の閾値よりも大きいと判別すると、前記時間計測手段により計測された滞在時間が予め定めた第3の閾値よりも長いか否かを判別し、第3の閾値以下であると判別した場合に、前記第1の移動体通信網を発信先の通信網として選択し、第3の閾値よりも長いと判別した場合に、前記第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択する、
ことを特徴とする請求項6に記載の移動体通信端末。 - 第1の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第1の移動体通信網と、第2の通信方式を用いた移動体通信サービスを提供する第2の移動体通信網のいずれかを、発信先の通信網として選択して発信することにより、前記第1及び第2の通信方式のいずれかを使用した無線通信を可能とする移動体通信端末の動作方法であって、
発信時に、前記第1及び第2の通信方式が共に使用可能であることを検出すると、前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局の周辺セル数が予め定めた第1の閾値よりも大きいか否かを判別し、大きいと判別した場合に前記第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択し、第1の閾値以下であると判別した場合に、前記第2の通信方式に対応して待ち受けている自局からの受信信号の強度が予め定めた第2の閾値よりも大きいか否かを判別し、第2の閾値以下であると判別した場合に前記第1の移動体通信網を発信先の通信網として選択し、第2の閾値よりも大きいと判別した場合に、前記第2の通信方式に対応した基地局のいずれかを自局とすることによる前記第2の移動体通信網における滞在時間が予め定めた第3の閾値よりも長いか否かを判別し、第3の閾値以下であると判別した場合に前記第1の移動体通信網を発信先の通信網として選択し、第3の閾値よりも長いと判別した場合に、前記第2の移動体通信網を発信先の通信網として選択する、
ことを特徴とする移動体通信端末の動作方法。
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