JP3805614B2 - ディジタル信号の生成方法並びに記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はディジタル信号の生成方法及びディジタル信号を記録したディスク記録媒体に係り、特に、記録媒体への情報記録に適したディジタル信号の生成方法と、この方法によって生成されたディジタル信号を記録媒体上の記録ピット(マーク)として記録したディスク記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録情報を記録媒体への記録に適したディジタル信号に変換し、媒体上の記録ピット(マーク)として記録するディスク記録媒体の一例としてDVD(Digital Versatile Disc)が挙げられる。そのディジタル信号の生成方法については「NIKKEI ELECTRONICS BOOKS データ圧縮とディジタル変調 98年度版 pp.119〜123」に記載されている。ここに記載されているディジタル信号の生成方法では、スクランブル処理を施した2048バイト単位(メインデータ1〜12までのバイト数)の記録情報量にセクタID番号をはじめとする付加情報を付加した2064バイトを1セクタデータとし、更にそのセクタデータを172バイト×12行の配列状に並べ、16個のセクタデータに対する172バイト×12行×16セクタ単位の配列において、外符号として縦方向にPO訂正符号16バイト、内符号としてPO訂正符号を含む横方向にPI訂正符号10バイトを付加し、(172+10)バイト×(12行×16セクタ+16行)の訂正ブロックを構成する。更にPO訂正符号を含む行データを1行単位で分散しインターリーブ配列を構成する。ディスクへ記録する際にはインターリーブ配列の先頭行から順に変調処理をし、フレーム同期信号の付加を行うフレーム化処理を行った後、ディスク上のトラックに沿って記録ピット(マーク)として記録する。再生時には、記録ピット(マーク)を、光学ヘッドを用いて再生し、フレーム同期信号の検出、変調処理に対する復調処理、インターリーブ配列の復元を行い、PI、PO訂正符号の復号により訂正ブロック中に発生したエラーに対する訂正処理を行うことによって元の記録情報を再生する。訂正配列における行データの並びからPI訂正符号は行単位で発生したランダムエラー、PO訂正符号は複数の行データ渡り発生するバーストエラーに対し誤り訂正を行うことになる。
【0003】
上記した訂正符号、配列構成、変調方式、フレーム化は、読取り専用ディスク(DVD−ROM)、追記型ディスク(DVD−R)、書き換え型ディスク(DVD−RW、DVD−RAM など)のDVDディスクに対する記録信号の全て共通して用いられ、記録、再生時のディジタル信号処理の互換性を確保している。
【0004】
以下、図2を用いて、従来のディジタル信号の生成方法について説明する。
図2は従来のディスクに情報を記録する際のディジタル信号生成方法を説明するためのデータや符号の配列を示す図である。図2(a)は記録媒体上の記録情報を示す図であり、図2(b)はセクタデータを示す図であり、図2(c)は訂正ブロックを示す図であり、図2(d)はインターリーブ配列を示す図である。図において、おいて1は記録媒体へ記録する一連の記録情報を示しており、2048バイト単位で区切られている。2は記録情報1の一部を含み、記録媒体への記録単位の一つであるセクタデータの構成をしめす。セクタデータ2は一連の記録情報1を2048バイト単位で区切る。セクタデータ2は、ディスク上の物理的な記録位置を示すセクタID、セクタIDに対して1バイトの訂正を行うIED及びコピー禁止フラグ情報RSVを示す12バイトの付加情報と、それ以降に1セクタ2048バイトの記録情報1をメインデータ1〜12として格納し、更にメインデータ2048バイトに対するエラー有無のチェックを行うEDC(Error detecting code)の2064バイトで構成される。更にこのセクタデータ2を16個集め、合計172バイト×12行×16セクタの配列が構成される。172バイト×12行×16セクタの配列に、ディスク再生時、ディスク上の傷、ごみなどに起因するバーストエラーや、ランダムエラーに対応するため、縦、横の各系列に対しそれぞれ外符号と内符号が付加されて訂正ブロック3が構成される。即ち、外符号として、縦方向の符号12×16バイトに対しPO訂正符号16バイトを生成、付加し、内符号として、横方向の符号172バイトに対しPI訂正符号10バイトを生成、付加することで182バイト×208行の訂正ブロック3を構成する。更に訂正ブロック3において、PI訂正符号(10バイト)を含むセクタ0のデータからセクタ15のデータである182バイト×12行の配列単位にPO訂正符号を含む182バイト×16行の配列における先頭行から1行毎にインターリーブを行うことによって、インターリーブ配列4を得る。インターリーブ配列4において、PO訂正符号1バイトは順次各セクタの間に配置され、各セクタの先頭にはセクタIDが配置される。セクタ0〜セクタ15の各行には、データとPI訂正符号の1行が配置されている。
【0005】
インターリーブ後の各セクタに含まれるID番号については、連続した一連の番号が与えられ、かつその前後のインターリーブ単位同士においても連続するID番号となる。最後にディスク上の記録ピット(マーク)として記録するのに適当なディジタル信号を生成するため変調処理が行われ、更に同期信号の付加を行うことでフレーム化処理が行われた後、ディスクのトラック上に連続した記録ピット(マーク)として形成される。
【0006】
ディスクから記録情報を再生する場合には、記録ピット(マーク)を光学ヘッドで読取り、2値化した後、図2を用いて説明したディジタル信号の生成過程と逆の順で、同期信号検出によるフレーム同期化処理、復調処理を行った後、例えば半導体メモリ上にインターリーブ配列を復元し、インターリーブを解きながらPI、PO訂正符号の復号による訂正処理を行うことで配列中に発生したエラーデータの訂正を行い元の記録情報として再生する。訂正ブロック3におけるPI、PO訂正符号の符号化対象となるデータ系列より、PI訂正符号については連続する記録情報を含む行データ内にランダムに発生するランダムエラー、PO訂正符号は記録情報の連続性とは無関係の縦系列、複数行に渡るバースト的に発生するバーストエラーそれぞれに対応することになる。訂正ブロック3における配列、PI、PO系列の符号長とPI、PO訂正符号の付加バイト数、訂正可能なバイト(シンボル)数、つまり訂正能力は、ディスク再生時のエラー発生率、傷、ごみの付着に対し十分な訂正能力が実現できるように決定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
DVDに代表されるディスク記録媒体は、映像情報の更なる長時間記録、再生や高い伝送レートの高品位映像情報の記録を目的として、記録媒体における記録密度の向上、高転送レート化が今後進むものと予想される。記録密度の向上、高転送レート化の実現方法の一例として、短波長レーザを用いることによって、従来ディスクに対して、トラックピッチを1/m(mは小数でm>1)に、記録ピット(マーク)長を1/n(nは小数でn>1)に形成したり、ディジタル信号生成の際に符号化効率の高い変調方式を採用したりすることが挙げられる。しかしながら、記録密度の向上に伴って、再生信号中にディスク上に発生した傷やゴミが原因で生じるバーストエラー量が増加し、場合によってはエラー訂正能力を超えたバーストエラー量となる場合が頻発し、ディスクのリーダビリティが低下してしまう。従って、高密度記録を行う際には、傷、ゴミの付着に対して実用上耐えうるリーダビリティの確保、つまり記録するディジタル信号におけるエラー訂正能力の向上が必要となる。
【0008】
しかしながら、エラー訂正能力向上のため、例えば単に訂正符号数を増やし訂正可能なシンボル数を増やしたり、訂正の対象となる符号数と、生成する訂正符号数を増やしたりすることが考えられるが、目的のエラー訂正能力を実現する訂正符号が生成できない場合や、記録情報とは関係無い冗長データが増加するという課題があり、更には現行DVDに対する記録信号の生成、再生信号処理それぞれとの間で信号処理の互換性が大きく低下してしまうという課題がある。
【0009】
本発明の目的は、上記問題点を解消し、高密度記録を行う際に必要とされるエラー訂正能力を確保しながら、かつ記録信号の生成、再生信号処理それぞれにおける互換性を高いレベルで維持可能なディジタル信号生成方法及びその方法によって生成したディジタル信号を記録した記録媒体を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明では、ディジタル信号の生成方法は、一連の記録情報に対し、一定の記録情報量毎に、複数行のメインデータに記録媒体上の位置を示すアドレス情報を付加したセクタデータを複数構成するステップと、該各セクタデータの該メインデータを振り分けて複数のセクタデータブロックに分割するステップと、該分割された該セクタデータブロックの各々にデータの行方向のエラーを訂正する第1の訂正符号とデータの縦方向のエラーを訂正する第2の訂正符号を付加した訂正ブロックを複数構成するステップとを備える。
第1の発明において、該複数の訂正ブロックに分散された各セクタデータの各行のメインデータに対応する該第1の訂正符号の行を付加すると共に該各セクタデータの該複数のメインデータに連続性を持たせて配列するステップと、該複数の該第2の訂正符号の各行を該複数のセクタデータの間に順次配列するステップとを備える。
【0011】
第2の発明では、ディジタル信号の生成方法は、一連の記録情報に対し、一定の記録情報量毎に、複数行のメインデータに記録媒体上の位置を示すアドレス情報を付加したセクタデータを複数構成するステップと、該各セクタデータのアドレス情報と奇数番目のメインデータを第1のセクタデータブロックに振り分け、該各セクタデータの偶数番目のメインデータを第2のセクタデータブロックに振り分けるステップと、該第1のセクタデータブロック及び該第2のセクタデータブロックの各々にデータの行方向のエラーを訂正する第1の訂正符号及び第2の訂正符号を付加し、該第1のセクタデータブロック及び該第2のセクタデータブロックの各々にデータの縦方向のエラーを訂正する第3の訂正符号及び第4の訂正符号を付加して第1の訂正ブロック及び第2の訂正ブロックを構成するステップとを備える。
第2の発明において、該第1の訂正ブロックの各行のメインデータに該第1の訂正符号の1行を付加した第1のデータと、該第2の訂正ブロックの各行のメインデータに該第2の訂正符号の1行を付加した第2のデータとを交互に配列して、該メインデータに連続性を持たせて複数のセクタデータを順次配列するステップと、該第3の訂正符号の行と該第4の訂正符号の行を順次配列された該セクタデータの間に順次配列するステップとを備える。
【0012】
第3の発明では、記録媒体には、一連の記録情報に対し、一定の記録情報量毎に、複数行のメインデータに記録媒体上の位置を示すアドレス情報を付加したセクタデータを複数構成し、該各セクタデータの該メインデータを振り分けて複数のセクタデータブロックに分割し、該分割された該セクタデータブロックの各々にデータの行方向のエラーを訂正する第1の訂正符号とデータの縦方向のエラーを訂正する第2の訂正符号を付加して構成された複数の訂正ブロックから、該複数の訂正ブロックに分散された各セクタデータの各行のメインデータに対応する該第1の訂正符号の行を付加すると共に該各セクタデータの該複数のメインデータに連続性を持たせて配列し、該複数の該第2の訂正符号の各行が該複数のセクタデータの間に順次配列することによって構成されたディジタル信号が変調されて記録される。
【0013】
第4の発明では、記録媒体は、一連の記録情報に対し、一定の記録情報量毎に、複数行のメインデータに記録媒体上の位置を示すアドレス情報を付加したセクタデータを複数構成し、該各セクタデータのアドレス情報と奇数番目メインデータを第1のセクタデータブロックに振り分け、該各セクタデータの偶数番目のメインデータを第2のセクタデータブロックに振り分け、該第1のセクタデータブロック及び該第2のセクタデータブロックの各々にデータの行方向のエラーを訂正する第1の訂正符号及び第2の訂正符号を付加し、該第1のセクタデータブロック及び該第2のセクタデータブロックの各々にデータの縦方向のエラーを訂正する第3の訂正符号及び第4の訂正符号を付加して構成した第1の訂正ブロック及び第2の訂正ブロックから、該第1の訂正ブロックの各行のメインデータに該第1の訂正符号の1行を付加した第1のデータと、該第2の訂正ブロックの各行のメインデータに該第2の訂正符号の1行を付加した第2のデータとを交互に配列して、該メインデータに連続性を持たせて複数のセクタデータを順次配列し、該第3の訂正符号の行と該第4の訂正符号の行を順次配列された該セクタデータの間に配列することによって構成されたディジタル信号が記録される。
【0014】
第5の発明では、ディジタル信号の生成方法は、一連の記録情報に対し、一定の記録情報量に少なくとも記録媒体上の位置を示すアドレス情報を付加したセクタデータを複数構成し、連続する(k1×2)個(k1は正の整数)のセクタデータに対し、(iバイト×2列)×j行(i、jは正の整数)に分割し、iバイト×(j×k1)行の配列2個それぞれに対して、符号長(j×k1)バイト系列に対し第1の訂正符号k2バイトを生成(nk1=k2、但し、nは整数)、次に該第1の訂正符号を含む符号長iバイト系列に対し第2の訂正符号qバイト(qは正の整数)を生成することで構成した(i+q)バイト×(j×k1+k2)行の第1及び第2の訂正配列を構成した後、少なくとも変調処理、同期信号の付加処理を行う。
第5の発明において、(i+q)バイト×(j×k1+k2)行の該第1及び該第2の訂正配列を構成した後、少なくとも該第1及び該第2の訂正配列に分散された(k1×2)個のセクタデータに対する行データの連続性を維持した(i+q)バイト×((j×k1+k2)×2)行の配列を構成するように処理される。また、この処理において、(i+q)バイト×(j×k1+k2)行の該第1及び該第2の訂正配列を構成した後、少なくとも該第1及び該第2の訂正配列に分散された(k1×2)個のセクタデータによる(i+q)バイト×((j×k1+k2)×2)行の配列を構成する際には、少なくともその配列の先頭から(j+1)行間隔でアドレス情報を含む行データが配置され、かつ配置されたアドレス情報が連続するように処理する。または、(i+q)バイト×(j×k1+k2)行の該第1及び該第2の訂正配列を構成した後、少なくとも該第1及び該第2の訂正配列に分散された(k1×2)個のセクタデータによる(i+q)バイト×((j×k1+k2)×2)行の配列を構成する際には、少なくともセクタデータに対する行データに続いて(j+1)行間隔で該第1の訂正符号を含む行データが配置され、かつ該第1及び該第2の訂正配列に対する該第1の訂正符号を含む行データを交互に配置するように処理する。
【0015】
第6の発明では、記録媒体は、第5の発明及びそれに従属される発明の方法によって生成されたディジタル信号を記録トラックに沿って、記録マーク或いは記録ピットをy(yは小数でy≧1)倍の記録密度で記録する、または、ディジタル信号の生成における変調方式の変更によって、または、ディジタル信号の生成過程における変調方式と生成したディジタル信号に対する記録マーク或いは記録ピットの縮小の組合せによって、記録トラックに沿って、記録マーク或いは記録ピットをy(yは小数でy≧1)倍の記録密度で記録される。
第6の発明において、該生成されたディジタル信号は、記録媒体上に存在する記録トラックに沿って、連続的に、或いは一定のデータ量毎に非連続的に記録する。
【0016】
第7の発明では、ディジタル信号の生成方法は、一連の記録情報に対し、一定の記録情報量に少なくとも記録媒体上の位置を示すアドレス情報を付加したセクタデータを複数構成し、連続するk個(kは正の整数)のセクタデータに対し、(iバイト×n列)×j行(i、j、nは正の整数でnはjの約数)に分割し、iバイト×(j/n×k)行の配列n個それぞれに対して、符号長(j/n×k)バイト系列に対し第1の訂正符号pバイト(pは正の整数)を生成、次に第1の訂正符号を含む符号長iバイト系列に対し第2の訂正符号qバイト(qは正の整数)を生成することで構成した(i+q)バイト×(j/n×k+p)行の第1の訂正配列から第nの訂正配列を構成した後、少なくとも変調処理、同期信号の付加処理を行う。
第7の発明において、(i+q)バイト×(j/n×k+p)行の第1から第nまでの訂正配列を構成した後、少なくとも第1から第nの訂正配列に分散されたk個のセクタデータに対する行データの連続性を維持した(i+q)バイト×(j×k+p×n)行の配列を構成する。この発明において、更に、(i+q)バイト×(j/n×k+p)行の第1から第nまでの訂正配列を構成した後、少なくとも第1から第nまでの訂正配列に分散されたk個のセクタデータによる(i+q)バイト×(j×k+p×n)行の配列を構成する際には、少なくともその配列の先頭から(j×k+p×n)/k行間隔でアドレス情報を含む行データが配置され、かつ配置されたアドレス情報が連続する。または、(i+q)バイト×(j/n×k+p)行の第1から第nまでの訂正配列を構成した後、少なくとも第1から第nまでの訂正配列に分散されたk個のセクタデータによる(i+q)バイト×(j×k+p×n)行の配列を構成する際には、少なくともセクタデータに対する行データに続いて(j×k+p×n)/k行間隔で第1の訂正符号を含む行データが配置され、かつ第1から第nまでの訂正配列に対する第1の訂正符号を含む行データを交互に配置する。
第7の発明において、セクタデータに含まれ、第2の訂正符号の付加単位であるiバイト(iは正の整数)単位の行データj行に対して、連続するr行の行データを一単位とし(rは正の整数でjの約数)でn列に配置する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、幾つかの実施例を用い、図面を参照して説明する。
図1は、本発明によるディジタル信号生成方法の第1の実施例を説明するためのデータや符号の配列を示す図であり、図1(a)は記録媒体上の記録情報を示す図であり、図1(b)はセクタデータを示す図であり、図1(c)は訂正ブロックを示す図であり、図1(d)はインターリーブ配列を示す図である。本実施例はディスク記録媒体へ高密度記録を行う際に適しており、かつ現行DVD記録信号の生成との互換性を確保したディジタル信号生成方法の一例を示している。
【0018】
図において、1は記録媒体へ記録する一連の記録情報であり、2は記録情報1の一部を含み、記録媒体への記録単位の一つであるセクタデータの構成であり、5、6はそれぞれセクタデータ2を複数含み、外符号であるPO訂正符号、内符号であるPI訂正符号それぞれが完結する単位である第1の訂正ブロック、第2の訂正ブロックの構成を示し、4aは第1、第2の訂正ブロック5、6に含まれるセクタデータ、PO訂正符号を含む行データそれぞれに対するインターリーブしたインターリーブ配列を示している。
【0019】
以下、図1に示す第1の実施例におけるディジタル信号の生成方法について詳細を説明する。
図1におけるセクタデータ2の構成要素は図2に示すセクタデータの構成要素と同一である。ディスクに記録されるディジタル信号を生成する際に、高効率の変調処理を行う場合や、記録ピット(マーク)長を縮小し高密度記録を行う場合は、高い誤り訂正能力を備えたディジタル信号の生成を行いながら、図2のディジタル信号の生成方法との互換性を高いレベルで維持しなければならず、訂正符号の種類、付加バイト数、訂正ブロックの構成を維持したまま、再生時に訂正ブロックに対する訂正能力を超えないようバーストエラーを効果的に分散する方法が、本実施例である。
【0020】
このために、本実施例では、セクタデータ2を2つのブロックに分割し、第1のセクタデータブロック2aと第2のセクタデータブロック2bとしている。第1のセクタブロック2aには、セクタID、IED符号、RSV符号と奇数番目のメインデータ1、3、…11が配列され、第2のセクタデータブロック2bには偶数番目のメインデータ2、4、…12とEDCが配列されている。訂正ブロックを構成する際に、第1のセクタデータブロック2aに含まれるセクタID他付加情報と、奇数のメインデータ1、3、…11を第1の訂正ブロック5に配列し、第2のセクタデータブロック2bに含まれる偶数番目のメインデータ2、4、…12とEDCを第2の訂正ブロック6に配列する。必要なセクタ数は、172バイト単位で2つの訂正ブロックへインターリーブを行うためセクタ0からセクタ31までの32のセクタデータである。従って、セクタ0〜セクタ31の各セクタデータは2つのセクタデータブロックに分割され、それぞれ第1の訂正ブロック5及び第2の訂正ブロック6に配列される。
【0021】
セクタ0のデータ〜セクタ31のデータのメインデータを第1の訂正ブロック5及び第2の訂正ブロック6にインターリーブ後、第1、第2の訂正ブロック5、6において、独立して図2と同様のPI,PO訂正符号の符号化が行われ、同一データ量の182バイト×208行の訂正ブロックとなる。第1の訂正ブロック5において、13a、13b、…13z、13aa、…13afは各セクタ0〜セクタ31のセクタIDを示し、14a、14b、…14z、14aa、…14afはセクタ0〜セクタ31のデータを示し、15はPI訂正符号を示し、16はPO訂正符号を示す。また、第2の訂正ブロック6において、17a、17b、…17z、17aa、…17afはセクタ0〜セクタ31のデータを示し、18はPI訂正符号をしめし、19はPO訂正符号を示す。
【0022】
更に、PO訂正符号に対するバースト的エラーを避ける目的で第1、第2の訂正ブロック5、6のPO訂正符号16、19に含まれる行データのインターリーブを行った結果がインターリーブ配列4aである。インターリーブ配列4aにおいて、21a、21b、…21z、21aa、…21afは第1の訂正ブロック5のPO訂正符号16の1行目、第2の訂正ブロック6のPO訂正符号19の1行目、第1の訂正ブロック5のPO訂正符号16の2行目、第2の訂正ブロック6のPO訂正符号19の2行目、…のように、第1及び第2の訂正ブロック5、6のPO訂正符号16、19の各行が交互に配列される。22a、22b、…22z、22aa、…22afはセクタ0〜セクタ31のデータの各行にPI訂正符号15、16の行を付加したものを示す。
【0023】
インターリーブ配列4aにおいては、PI訂正符号15、18を含む182バイト単位のセクタデータの並びは、メインデータ1から12までに対する行データ順に配置され、セクタデータはメインデータ1〜12を含む行データが連続する配置となる。つまり記録情報1の連続性が維持された状態に再配置される。更にセクタデータ間に第1、第2の訂正ブロック5、6に含まれるPO訂正符号16、19を含む行データが交互にインターリーブされる。
【0024】
図1の場合、例えばセクタ0のデータ22aとセクタ1のデータ22b間には第1の訂正ブロック5におけるPO訂正符号16を含む行データの先頭行が配置され、セクタ1のデータ22bとセクタ2のデータ22cの間には第2の訂正ブロック6におけるPO訂正符号19を含む行データの先頭行が配置される。以下、交互に第1、第2の訂正ブロック5、6のPO訂正符号16、19を含む行データが交互にインターリーブされる。インターリーブ配列の生成後、符号化効率の高い変調方式に従い変調処理、同期信号の付加によるフレーム化処理が行われ、ディスク上のトラックに沿って短波長レーザによる高密度記録が行われ、記録マークあるいは記録ピットとして記録される。
【0025】
以上のように第1の実施例では、連続する記録情報1と、セクタIDを含むセクタデータをPI訂正符号の付加単位172バイトの行データ単位で、誤り訂正符号の付加単位である第1、第2の訂正ブロック5、6に交互に分散し、2倍の32セクタデータにおける行データに対して分散、PO訂正符号16、19、PI訂正符号15、18をそれぞれ生成、付加する事で、図2の訂正ブロックと同じデータ量、訂正符号をそのまま利用可能となり、さらにPO訂正符号16、19を含む行データを交互にインターリーブを行う際に、第1、第2の訂正ブロック5、6に含まれる各セクタデータを構成する行データを、記録情報1の連続性を維持するように再配置することによって、再生したディジタル信号の処理を行う際の互換性を高いレベルで維持可能となる。インターリーブ配列においてデータが連続的にエラーとなるバーストエラー発生の際には、バーストエラーを第1、第2の訂正ブロック5、6別々に効率よく分散できることから、冗長なデータの増加なくバーストエラー訂正能力の向上を図ったディジタル信号の生成が可能となる。
【0026】
上記した第1の実施例におけるバーストエラーの分散による訂正能力の向上効果について、例えばバーストエラーの発生が図2のインターリーブ配列においてPO訂正能力の限界、16行に渡りバーストエラーとなる同等の傷、ごみの付着が、例えば記録密度の向上のため記録マーク(ピット)長を縮小し、冗長なデータの発生を最小限押えた高効率変調方式を行うことで2倍の記録密度で記録したディスクに発生した場合は、2倍の約32行に渡りバーストエラーとなる。しかしながら図1に示した方法で生成したディジタル信号を記録している場合、32行のバーストエラーは第1の訂正ブロック5、第2の訂正ブロック6の配列に16行毎に分散されることとなり、第1、第2の訂正ブロック5、6における訂正能力を超えないため、再生可能となる。つまり図2における訂正符号、訂正ブロック配列をそのまま利用したまま、バーストエラーに対する訂正能力を2倍に向上することができる。
【0027】
以下、図3を用いて、本発明によるディジタル信号生成方法の第2の実施例について説明する。
図3は、本発明によるディジタル信号生成方法の第2の実施例を説明するためのデータや符号の配列を示す図であり、図3(a)は記録媒体上の記録情報を示す図であり、図3(b)はセクタデータを示す図であり、図3(c)は訂正ブロックを示す図であり、図3(d)はインターリーブ配列を示す図である。
【0028】
図3において、セクタデータ2は第1のセクタデータブロック2c、第2のセクタデータブロック2d及び第3のセクタデータブック2eに分割される。第1のセクタデータブロック2cにはセクタID、IED、RSV及びメインデータ4、7、10が含まれ、第2のセクタデータブロック2dにはメインデータ2、5、8、111が含まれ、第3のセクタデータブロック22eにはメインデータ3、6、9、12及びEDCが含まれる。セクタ0〜セクタ47の各セクタデータは図3(b)に示されるように、それぞれ第1、第2及び第3のセクタデータブロック2c、2d、2eに分割され、セクタ0〜セクタ47の第1のセクタデータブロック2cから図3(c)に示す第1の訂正ブロック31が構成され、セクタ0〜セクタ47の第2のセクタデータブロック2dから図3(c)に示す第2の訂正ブロック32が構成され、セクタ0〜セクタ47の第3のセクタデータブロック2eから図3(c)に示す第3の訂正ブロック33が構成される。
【0029】
図3(c)に示す第1の訂正ブロック31において、30a、30b、30c、…30z、30aa、…30alはセクタ0〜セクタ47のセクタIDを示し、34a、34b、34c、…34z、34aa、…34alはセクタ0〜セクタ47のメインデータを示し、35はPI訂正符号を示し、36はPO訂正符号を示す。図3(c)に示す第2の訂正ブロック32において、37a、37b、37c、…37z、37aa、…37alはセクタ0〜セクタ47のメインデータを、38はPI訂正符号を、39はPO訂正符号を示す。図3(c)に示す第3の訂正ブロック33において、41a、41b、41c、…41z、41aa、…41alはセクタ0〜セクタ47のメインデータを、42はPI訂正符号を、43はPO訂正符号を示す。なお、各第1〜第3の訂正ブロック31〜33のセクタ0〜セクタ47のデータとしては、それぞれ第1〜第3のセクタデータブロック2c〜2eのデータが配置される。
【0030】
このように、図1と同様の構成要素を含み、連続した記録情報1を含むセクタデータにおいてPI訂正符号の付加単位である172バイト単位の行データをセクタデータにおけるメインデータの記録順に第1の訂正ブロック31、第2の訂正ブロック32、第3の訂正ブロック33に分散する様に配置する。第1、第2、第3の訂正ブロック31〜33にセクタデータを分散するため、16セクタ×3の48個のセクタデータを要する。48個のセクタデータに含まれる行データを分散し、それぞれPO訂正符号36、39、43、PI訂正符号35、38、42を付加することで182バイト×(4行×48セクタ+16行)、つまり182バイト×208行の訂正ブロックを3個構成する。第1、第2、第3の訂正ブロック31、32、33生成後のPO訂正符号36、39、43を含む行データのインターリーブ方法については、図1と同様にPI訂正符号を含む182バイト単位のセクタデータの並びは、メインデータ1から12までに対する行データ順に配置され、セクタデータはメインデータ1から12を含む行データが連続する配置となる。つまり記録情報1の連続性が維持された状態に再配置される。更にセクタデータ間に第1、第2、第3の訂正ブロック31〜33に含まれるPO訂正符号36、39、43を含む行データが交互にインターリーブされる。図3の場合、例えばセクタ0のデータとセクタ1のデータの間にはPO訂正符号36、セクタ1のデータとセクタ2のデータの間にはPO訂正符号39、セクタ2のデータとセクタ3のデータ間ではPO訂正符号43を含む行データの先頭行がそれぞれ配列される。以下第1、第2、第3の訂正ブロック31〜33のPO訂正符号36、39、43を含む行データが順番に、かつ交互にインターリーブされる。
【0031】
このようにして、インターリーブ配列4cが得られる。図3(d)において、45a、45b、45c、…45z、45aa、…45alはそれぞれ、PO訂正符号36の1行目、PO訂正符号39の1行目、PO訂正符号43の1行目、PO訂正符号36の2行目、PO訂正符号39の2行目、PO訂正符号43の2行目、…を示し、46a、46b、46c、…46z、46aa、…46alはそれぞれメインデータ1行〜12行と各行のメインデータに付随するPI訂正符号35、38、42が含まれている。
【0032】
第2の実施例では、連続する記録情報1と、セクタIDを含むセクタデータをPI訂正符号の付加単位172バイトの行データ単位で、誤り訂正符号の付加単位である第1、第2、第3の訂正ブロック31〜33に交互に分散し、3倍の48セクタデータにおける行データに対して分散、PO訂正符号36、39、43、PI訂正符号35、38、42をそれぞれ生成、付加することによって、図2の訂正ブロックと同じデータ量、訂正符号をそのまま利用可能となり、さらにPO訂正符号36、39、43を含む行データを交互にインターリーブを行う際に、第1及び第2及び第3の訂正ブロック31〜33から、それに含まれる各セクタデータを構成する行データを、記録情報1の連続性を維持するように再配置することで、再生したディジタル信号の処理を行う際の互換性を高いレベルで維持可能となる。インターリーブ配列4cにおいてデータが連続的にエラーとなるバーストエラー発生の際には、バーストエラーを第1、第2及び第3の訂正ブロック31〜33のそれぞれに効率よく分散することができることから、冗長なデータの増加なくバーストエラー訂正能力の向上を図ったディジタル信号の生成が可能となる。
【0033】
上記した第2の実施例におけるバーストエラーの分散による訂正能力の向上効果について、例えば、バーストエラーの発生が図2のインターリーブ配列においてPO訂正能力の限界、16行に渡りバーストエラーとなる同等の傷、ごみの付着が、例えば記録密度の向上のため記録マーク(ピット)長を縮小し、冗長なデータの発生を最小限押えた高効率変調方式を行うことで3倍の記録密度で記録したディスクに発生した場合は、3倍の約48行に渡りバーストエラーとなる。しかしながら図3に示した方法で生成したディジタル信号を記録している場合、48行のバーストエラーは第1の訂正ブロック31、第2の訂正ブロック32、第3の訂正ブロック33の配列に16行毎に分散されることとなり、第1、第2、第3の訂正ブロック31〜33における訂正能力を超えないため、再生可能となる。つまり図2における訂正符号、訂正ブロック配列をそのまま利用したまま、バーストエラーに対する訂正能力を3倍に向上することができる。
【0034】
従って、連続した記録情報1を含むセクタデータにおける172バイト単位の行データをメインデータの記録順に第1から第n(nはセクタデータに含まれる行データの行数に対する約数)までの訂正ブロックに分散配置し、16×nセクタを要した場合、生成したディジタル信号の訂正能力は図2に比べてn倍に向上することになる。
【0035】
次に、図4を用いて本発明によるディジタル信号生成方法の第3の実施例について説明する。
図4は、本発明によるディジタル信号生成方法の第3の実施例を説明するためのデータや符号の配列を示す図であり、図4(a)は記録媒体上の記録情報を示す図であり、図4(b)はセクタデータを示す図であり、図4(c)は訂正ブロックを示す図であり、図4(d)はインターリーブ配列を示す図である。
【0036】
図4(b)に示すように、セクタデータ2は第1のセクタデータブロック2f及び第2のセクタデータブロック2gに分割される。第1のセクタデータブロック2fには、セクタID、IED、RSV及びメインデータ1、2、5、6、9、10が配列され、第2のセクタデータブロック2gにはメインデータ3、4、7、811、12及びEDCが配列されている。第1の訂正ブロック49は、第1のセクタデータブロック2fに含まれるセクタIDなどの付加情報とメインデータにPI訂正符号及びPO訂正符号を付加することによって構成され、第2の訂正ブロック50は、第2のセクタデータブロック2gに含まれるメインデータ及びEDCにPI訂正符号及びPO訂正符号を付加することによって構成される。
【0037】
図4(c)に示す第1の訂正ブロック49において、51a、51b、51c、…51z、51aa、…51afはセクタIDであり、52a、52b、52c、…52z、52aa、…52afはセクタ0のデータ〜セクタ31のデータであり、これらのセクタデータ52a、52b、52c、…52z、52aa、…52afには、図4(b)の第1のセクタデータブロック2fに示されているIED、RSV及びメインデータが含まれている。53はPI訂正符号、54はPO訂正符号である。また、第2の訂正ブロック50において、63a、63b、63c、…63z、63aa、…63afはセクタ0のデータ〜セクタ31のデータであり、63a、63b、63c、…63z、63aa、…63afのセクタデータには、図4(b)の第2のセクタデータブロック2gに示されているメインデータ及びEDCが含まれている。64はPI訂正符号であり、65はPO訂正符号である。
【0038】
このように、第3の実施例では、図2と同様の構成要素を含み、連続した記録情報1を含むセクタデータにおいてPI訂正符号の付加単位である172バイト×2行単位のセクタデータをメインデータの記録順に第1の訂正ブロック49、第2の訂正ブロック50に分散する様に配置する。第1、第2の訂正ブロック49、50にセクタデータを分散するため、16セクタ×2の32個のセクタデータを要する。32個のセクタデータに含まれる行データを分散し、PO訂正符号54、65、PI訂正符号53、64を付加することによって、182バイト×(6行×32セクタ+16行)、つまり182バイト×208行の訂正ブロックを2個構成する。
【0039】
第1、第2の訂正ブロック49、50の生成後のPO訂正符号54、65を含む行データのインターリーブ方法については、図1と同様にPI訂正符号53、64を含む182バイト単位のセクタデータの並びは、メインデータ1から12までに対する行データ順に配置され、セクタデータはメインデータ1から12を含む行データが連続する配置となる。つまり記録情報1の連続性が維持された状態に再配置される。更にセクタデータ間に第1、第2の訂正ブロック49、50に含まれるPO訂正符号54、65を含む行データが交互にインターリーブされる。図4の場合、例えばセクタ0のデータとセクタ1のデータ間には第1の訂正ブロック49におけるPO訂正符号54を含む行データの先頭行が配置され、セクタ1のデータとセクタ2のデータ間は第2の訂正ブロック50におけるPO訂正符号65を含む行データの先頭行が配置される。以下第1、第2の訂正ブロック49、50からPO訂正符号54、65を含む行データが順番に、かつ交互にインターリーブされる。
【0040】
このように、構成することによって、図4(d)のインターリーブ配列4dが得られる。インターリーブ配列4dにおいて、57a、57b、57c、…57z、57aa、…57afはセクタ0のデータ〜セクタ31のデータを示し、各セクタデータ57a、57b、57c、…57z、57aa、…57afにはIED、RSV、メインデータ1〜メインデータ12及びEDC及びPI訂正符号53、64が含まれている。56a、56b、56c、…56z、56aa、…56afはPO訂正符号54の1行目、PO訂正符号65の1行目、PO訂正符号54の2行目、PO訂正符号65の2行目、…のように順次配列される。
【0041】
以上のように、第3の実施例では、連続する記録情報1と、セクタIDを含むセクタデータをPI訂正符号の付加単位172バイト×2行単位で、誤り訂正符号の付加単位である第1、第2の訂正ブロック49、50に交互に分散し、2倍の32セクタデータにおける行データに対して分散、PO訂正符号54、65、PI訂正符号53、64をそれぞれ生成、付加することによって、図2の訂正ブロックと同じデータ量、訂正符号をそのまま利用可能となり、さらにPO訂正符号54、65を含む行データを交互にインターリーブを行う際に、第1及び第2の訂正ブロック49、50から、それに含まれる各セクタデータを構成する行データを、記録情報の連続性を維持するように再配置することで、再生したディジタル信号の処理を行う際の互換性を高いレベルで維持可能となる。インターリーブ配列においてデータが連続的にエラーとなるバーストエラー発生の際には、バーストエラーを第1、第2の訂正ブロック49、50のそれぞれに分散できることから、冗長なデータの増加なくバーストエラー訂正能力の向上を図ったディジタル信号の生成が可能となる。なおセクタデータに含まれる行データのインターリーブ単位は172バイト×2行単位であることに限定されず、2つの訂正ブロックに分散するのであれば、172バイト×3行、172バイト×6行、つまり(セクタデータを分割する行データの行数)÷(生成する訂正ブロック数)の計算結果に対する約数が考えられる。この第3の実施例の場合、12行÷2=6の約数の行数単位で分散することが考えられる。
【0042】
上記した第3の実施例におけるバーストエラーの分散による訂正能力の向上効果について、例えばバーストエラーの発生が図2のインターリーブ配列においてPO訂正能力の限界、16行に渡りバーストエラーとなる同等の傷、ごみの付着が、例えば記録密度の向上のため記録マーク(ピット)長を縮小し、冗長なデータの発生を最小限押えた高効率変調方式を行うことで3倍の記録密度で記録したディスクに発生した場合は、2倍の約32行に渡りバーストエラーとなる。しかしながら図4に示した方法で生成したディジタル信号を記録している場合、32行のバーストエラーは第1の訂正ブロック49、第2の訂正ブロック50の配列に分散されることにより、生成したディジタル信号の誤り訂正能力を向上させることができる。
【0043】
なお、以上説明した第1、第2、第3の実施例において、リーダビリティの維持や、高効率変調方式の採用で更にエラーに対する訂正能力の向上が必要となった場合には、訂正ブロック内で縦系列、横系列に対する訂正符号の符号数を変えずに、同一の符号長に対して更に訂正能力の高い訂正符号の符号化を行い付加する方法や、縦系列、横系列の符号長を変えずに訂正符号の符号数を増やす場合もある。この場合、各訂正ブロックを構成するデータ量など変わるが、実施例と同様に訂正配列セクタデータにおけるデータを複数の訂正ブロックに分散する方法と組み合わせることでバーストエラー訂正能力を向上したディジタル信号の生成が可能となる。
【0044】
また訂正配列におけるセクタデータの複数の訂正ブロックへの分散方法は訂正能力を向上させることのみを目標とすれば、第1、第2、第3の実施例における方法に限定されず、セクタデータに含まれ、分散単位である行データが、複数の訂正ブロックに分散すれば良い。従って訂正ブロックを構成する際のセクタデータの配置順、配置されるセクタデータ内におけるメインデータを含む行データの配置順は、記録情報の連続性にこだわる必要はない。
またPO訂正符号を含む行データのインターリーブ後の配列についても、セクタデータにおける記録情報の連続性にこだわる必要はない。セクタIDを含む行データは再生時のディスク上の位置を知るために必要なため規則的に配置されるが、その他の行データについては、セクタデータ内、更には訂正処理の完結する範囲内で任意に配置しても構わない。
【0045】
以上説明したように、本発明によれば、一連の記録情報を含むディジタル信号の構成単位の一つであるセクタデータを、複数の訂正ブロックに分散するように配置し、訂正符号の生成により複数の訂正ブロックを構成することでバーストエラーに対する訂正能力を向上したディジタル信号の生成が可能となる。
【0046】
更に同一の訂正符号、訂正ブロック配列を利用でき、冗長なデータ量の増加がないことから、ディジタル信号処理の互換性を高いレベルで維持することが可能となる。
【0047】
また、本発明における方法で生成したディジタル信号をディスク記録媒体上の記録マーク(ピット)として高密度記録することにより、ディスク再生時にはバーストエラーが複数の訂正ブロックに効率よく分散されることから、ディスク再生時のリーダビリティを容易に確保することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、バーストエラーに対する訂正能力を向上したディジタル信号の生成が可能となる。
また、同一の訂正符号、訂正ブロック配列を利用でき、冗長なデータ量の増加がないので、ディジタル信号処理の互換性を高いレベルで維持することが可能となる。
また、本発明における方法で生成したディジタル信号をディスク記録媒体上の記録マーク(ピット)として高密度記録した場合、ディスク再生時にはバーストエラーが複数の訂正ブロックに効率よく分散されることから、ディスク再生時のリーダビリティを容易に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル信号生成方法の第1の実施例を説明するためのデータや符号の配列を示す図である。
【図2】従来のディスクに情報を記録する際のディジタル信号生成方法を説明するためのデータや符号の配列を示す図である。
【図3】本発明によるディジタル信号生成方法の第2の実施例を説明するためのデータや符号の配列を示す図である。
【図4】本発明によるディジタル信号生成方法の第2の実施例を説明するためのデータや符号の配列を示す図である。
【符号の説明】
1…L録情報、2…セクタデータ、3…訂正ブロック、4…インターリーブ配列、5…第1の訂正ブロック、6…第2の訂正ブロック、7…第3の訂正ブロック。
Claims (8)
- 一連の記録情報に対し、一定の記録情報量毎に、複数行のメインデータに記録媒体上の位置を示すアドレス情報を付加したセクタデータを複数構成するセクタデータ構成ステップと、
該セクタデータ構成ステップで構成された各セクタデータの該メインデータを振り分けて複数のセクタデータブロックに分割する分割ステップと、
該分割ステップにおいて複数のセクタデータブロックを複数の訂正ブロック配列に振り分けて分割する際、前記複数の訂正ブロック配列間においてセクタデータの順列が不連続となるように分散して配置する配置ステップと、
該配置ステップで配置された複数の訂正ブロック配列の各々に含まれるデータの行方向のエラーを訂正する第1の訂正符号とデータの縦方向のエラーを訂正する第2の訂正符号を付加した訂正ブロックを複数構成する訂正ブロック構成ステップとを備えることを特徴とするディジタル信号の生成方法。 - 前記配置ステップにおいて、前記複数の訂正ブロック配列間において、セクタデータを[(セクタデータを分割する行データの行数)÷(生成する訂正ブロック数)]の約数の行数単位で分散して配置することを特徴とする請求項1記載のディジタル信号の生成方法。
- 請求項1記載のディジタル信号の生成方法において、
更に、該複数の訂正ブロックに分散された各セクタデータの各行のメインデータに対応する該第1の訂正符号の行を付加すると共に該各セクタデータを配列するステップと、
該複数の該第2の訂正符号の各行を該複数のセクタデータの間に順次配列するステップとを備えることを特徴とするディジタル信号の生成方法。 - 一連の記録情報に対し、一定の記録情報量毎に、複数行のメインデータに記録媒体上の位置を示すアドレス情報を付加したセクタデータを複数構成し、
該構成された各セクタデータの該メインデータを振り分けて複数のセクタデータブロックに分割し、
該複数のセクタデータブロックを複数の訂正ブロック配列に振り分けて分割する際、前記複数の訂正ブロック配列間においてセクタデータの順列が不連続となるように分散して配置し、
該配置された複数の訂正ブロック配列の各々に含まれるデータの行方向のエラーを訂正する第1の訂正符号とデータの縦方向のエラーを訂正する第2の訂正符号を付加して構成された複数の訂正ブロックから、該複数の訂正ブロックに分散された各セクタデータの各行のメインデータに対応する該第1の訂正符号の行を付加すると共に該各セクタデータを配列し、前記複数の第2の訂正符号の各行が該複数のセクタデータの間に順次配列することによって構成されたディジタル信号を変調して記録したことを特徴とする記録媒体。 - 一連の記録情報に対し、一定の記録情報量に少なくとも記録媒体上の位置を示すアドレス情報を付加したセクタデータを複数構成し、
該構成された連続する(k1×2)個(k1は正の整数)のセクタデータに対し、(iバイト×2列)×j行(i、jは正の整数)に分割し、
該分割されたiバイト×(j×k1)行の配列2個それぞれに対して、2つの訂正配列間においてセクタデータの順列が不連続になるように分散して配置し、
該配置後の各訂正配列において、符号長(j×k1)バイト系列に対し第1の訂正符号k2バイト(nk1=k2、但し、nは整数)と該符号長iバイト系列に対し第2の訂正符号qバイト(qは正の整数)を生成することで構成した(i+q)バイト×(j×k1+k2)行の第1及び第2の訂正配列を構成することを特徴とするディジタル信号の生成方法。 - 請求項5記載のディジタル信号の生成方法において、(i+q)バイト×(j×k1+k2)行の該第1及び該第2の訂正配列を構成した後、少なくとも該第1及び該第2の訂正配列に分散された(k1×2)個のセクタデータに対して(i+q)バイト×((j×k1+k2)×2)行の配列を構成することを特徴とするディジタル信号の生成方法。
- 請求項6記載のディジタル信号の生成方法において、少なくとも該第1及び該第2の訂正配列に分散された(k1×2)個のセクタデータによる(i+q)バイト×((j×k1+k2)×2)行の配列を構成する際には、少なくともその配列の先頭から(j+1)行間隔でアドレス情報を含む行データが配置されることを特徴とするディジタル信号の生成方法。
- 請求項6記載のディジタル信号の生成方法において、(i+q)バイト×(j×k1+k2)行の該第1及び該第2の訂正配列を構成した後、少なくとも該第1及び該第2の訂正配列に分散された(k1×2)個のセクタデータによる(i+q)バイト×((j×k1+k2)×2)行の配列を構成する際には、少なくともセクタデータに対する行データに続いて(j+1)行間隔で該第1の訂正符号を含む行データが配置され、該第1及び該第2の訂正配列に対する該第1の訂正符号を含む行データを交互に配置することを特徴とするディジタル信号の生成方法。
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