JP3804558B2 - レバー式コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レバー式コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ハウジングにレバーを回動可能に取り付けたレバー式コネクタでは、相手側ハウジングとの嵌合作業を行うための現場へ納入する際に、予めレバーを初期位置、即ち相手側コネクタとの嵌合を可能とする待ち受け位置に保持した状態にしておくことが、作業効率の点で好ましい。
レバーを初期位置に仮保持する手段としては、従来、特開平6−275360号公報に開示されているものがある。これは、ハウジングに捻りコイルバネを装着し、その捻りコイルバネのコイル部から延びた一対の係止腕のうちの一方をハウジングに係止するととも他方の係止腕をリテーナに係止させ、コイル部の弾力によってレバーを初期位置に保持するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のように捻りコイルバネを用いてレバーを初期位置に保持するものでは、ハウジングやレバーの他に保持のための専用手段として捻りコイルバネが必要となるため、部品点数が多くなるという問題がある。
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、部品点数の削減を図ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ハウジングに、初期位置と嵌合位置との間での回動を可能に合成樹脂製のレバーを支持するとともに、前記レバーを初期位置に保持する保持手段を備えた第1コネクタと、前記ハウジングに嵌合される第2コネクタとからなり、前記レバーを初期位置に保持した状態で前記ハウジングに前記第2コネクタを浅く嵌合させることでその第2コネクタのカムピンを前記レバーのカム溝の入口に進入させ、この状態から前記レバーを嵌合位置に向けて回動させるのに伴い前記カム溝と前記カムピンとの係合によるカム作用によって前記第2コネクタが前記ハウジングに引き込まれるようにしたレバー式コネクタにおいて、前記保持手段は、前記ハウジングに形成された係止部と、前記レバーに片持ち状に延出する形態で形成され、前記係止部に係止して前記レバーを初期位置に保持する回動規制位置と前記係止部から解離して前記レバーの嵌合位置側への回動を許容する回動許容位置との間での弾性撓みを可能とされた弾性係止片とからなり、前記係止部には、前記レバーの回動中心軸と平行であり且つ前記レバーの回動方向に対して交差する受け面が形成され、前記弾性係止片には、前記弾性係止片の延出方向と直角な係止面が形成されており、前記係止面と前記受け面が前記弾性係止片の延出方向と概ね平行に当接することで、前記係止部と前記弾性係止片とが係止状態とされる構成とした。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ハウジングには前記第2コネクタを嵌入させるフード部が形成されており、このフード部の開口縁の一部が前記係止部とされている構成とした。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、前記第2コネクタには、前記ハウジングに浅く嵌合されるのに伴って前記弾性係止片に当接してその弾性係止片を前記係止部から解離させる方向へ変位させる解除部が形成されている構成とした。
【0006】
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかの発明において、前記レバーが一対のアーム部を操作部で連結した形態であって、前記弾性係止片が前記アーム部に形成されているものにおいて、前記弾性係止片は、前記レバーの回動中心から前記操作部側に偏った位置に配されている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】
[請求項1の発明]
レバーを初期位置に保持する手段である係止部と弾性係止片は、ハウジングとレバーという既存の部品に形成されたものであるから、レバーを初期位置に保持する手段としての別体部品が不要となっている。また、係止部が弾性係止片に対してその延出方向と略直交する方向から係止する構造の場合には、弾性係止片が側方へ撓んでしまい、レバーが初期位置から遊動する虞があるが、本発明では、係止部が弾性係止片に係止する方向は、弾性係止片の延出方向と概ね平行な方向とされているので、弾性係止片が側方に撓む虞がなく、レバーを遊動やガタ付きなく確実に初期位置に保持することができる。
【0008】
[請求項2の発明]
係止部はハウジングの既存形状の一部を利用しているので、切欠や凹み等の係止部としての専用形状の部位を設ける必要がなく、ハウジングの形状の簡素化を図ることができる。
[請求項3の発明]
第2コネクタがハウジングに嵌合されると、解除部により弾性係止片が係止部から解離し、レバーは初期位置から嵌合位置側へ向けて回動可能な状態となるので、弾性係止片と係止部との係止を解除するための作業が不要となる。
【0009】
[請求項4の発明]
アーム部のうち操作部とは反対側の部分は拡開変形し易く、この拡開変形し易い位置に弾性係止片を配した場合には、弾性係止片による係止機能の信頼性低下が懸念される。しかし本発明では、弾性係止片を、アーム部のうち操作部で連結されることによって拡開変形し難くなっている位置に配したので、アーム部の拡開に起因して弾性係止片が係止部から外れる、という虞がなく、レバーを初期位置に保持する機能の信頼性が高い。
【0010】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図7を参照して説明する。
本実施形態のレバー式コネクタは、ハウジング10にレバー20を回動可能に支持した第1コネクタAと、ハウジング10に嵌合される第2コネクタBとから構成される。
第1コネクタAのハウジング10は、合成樹脂からなり、その内部には雄端子金具(図示せず)が収容されるようになっている。ハウジング10には前方へ延出するフード部11が形成されている。フード部11は、正面視縦長の略方形をなし、このフード部11内に第2コネクタBが嵌入されるようになっている。フード部11の左右両側壁には、その開口縁(前端縁)から後方(フード部11の奥側)へ向かって直線状に切欠した形態のカムピン進入溝12が形成されているとともに、このカムピン進入溝12の後端(奥端)よりも僅かに後方の位置から外向きに突出する支持軸13(本発明の構成要件であるレバー20の回動中心)が形成されている。また、フード部11の左右両側壁には、その開口縁におけるカムピン進入溝12よりも上方の位置から後方へ向かってカムピン進入溝12と平行に直線状に切欠した形態の解除部進入溝14が形成されている。そして、フード部11の開口縁のうち、解除部進入溝14の入口の上下両側部分は、後述する弾性係止片25と協動してレバー20を初期位置に保持するための係止部15(本発明の構成要件である保持手段)となっている。この係止部15の前面は、レバー20の回動中心軸と平行であり且つレバー20の回動方向に対して交差する受け面15Sとなっている。
【0011】
レバー20は、合成樹脂からなり、左右一対の板状をなすアーム部21と、この両アーム部21の上端部同士を連結する操作部22とからなり、全体として門形をなしている。アーム部21には、その上下方向における中央よりも少し下方であって後端縁に近い位置に軸受孔23(本発明の構成要件であるレバー20の回動中心)が形成されており、この軸受孔23を支持軸13に嵌合させることで、レバー20は、その両アーム部21をフード部11の側壁の外側面に沿わせた姿勢で初期位置(図2、図3及び図5を参照)と嵌合位置(図4を参照)との間で回動し得るようにハウジング10に支持されている。アーム部21には、その内面を凹ませた形態のカム溝24が、その直線状の入口をアーム部21の前端縁に開口させて形成されている。
【0012】
同じくアーム部21には、その軸受孔23よりも上方の位置、即ち軸受孔23から操作部22側へ偏った位置であってアーム部21の前端縁に近い位置に、弾性係止片25(本発明の構成要件である保持手段)が形成されている。この弾性係止片25は、アーム部21の側壁にその内外両側面間に連通するように形成した「コ」字形のスリット26で囲まれた形態であり、アーム部21の前端縁側に向かって片持ち状に延出した形態となっており、かかる弾性係止片25はその基端部(後端部)を支点として外側へ弾性撓みし得るようになっている。また、弾性係止片25の前端部(延出端部)には、そのフード部11の側壁と対向する内面から内側へ突出する係止突起27が形成されている。係止突起27の前面は、弾性係止片25の延出方向に対して斜めとなった誘導斜面27Fとされ、係止突起27の後面は、弾性係止片25の延出方向に対して直交(=レバー20の回動中心軸と平行であり且つレバー20の回動方向に対して交差)する係止面27Rとなっている。弾性係止片25の上下の幅寸法、即ち係止面27Rの幅寸法は、上記フード部11の解除部進入溝14の溝幅よりも大きい寸法とされている。
【0013】
また、上記のように弾性係止片25はアーム部21にスリット26を形成することによって構成されているが、このスリット26はアーム部21の前端縁には開口されていない。つまり、アーム部21の前端縁における弾性係止片25の上下両側の領域は、補強部28によって連結されているので変形を生じ難くなっており、アーム部21の前端縁の変形に起因する弾性係止片25の変形も生じ難くなっている。さらに、弾性係止片25の内面はアーム部21の内側面に対して面一状となっているのに対し、弾性係止片25の外面は、アーム部21の外面よりも内側に凹んだ形態とされており、この凹み部分が弾性係止片25の撓み空間29となっている。また、この撓み空間29においては、アーム部21の外面から面一状に前方へ延出して弾性係止片25の基端部側(後端部側)を覆う形態の過度撓み規制部30が形成されている(図6を参照)。弾性係止片25が外側へ弾性撓みしたときには、その弾性係止片25の外面が過度撓み規制部30の前端縁に当接してそれ以上の弾性撓みが規制され、この規制により、弾性係止片25がの弾性限度を越えて過度に撓むことが防止されている。また、弾性係止片25が過度撓み規制部30に当接してその撓み量が最大になった状態では、弾性係止片25はアーム部21の外側面側へ突出せずに撓み空間29内に納まるようになっている(図7を参照)。
【0014】
第2コネクタBは、コネクタ本体40内に雌端子金具(図示せず)を収容したものであり、その左右両外側面には、円柱形をなす一対のカムピン41が突出形成されている。また、第2コネクタBの左右両外側面におけるカムピン41よりも上方であり且つカムピン41よりも後方(フード部11への嵌入方向とは逆方向)の位置には、突起状の解除部42が形成されている。この解除部42は、前後方向(フード部11に対する嵌入方向と平行な方向)に細長く、平面視台形をなしている。即ち、解除部42の前面はフード部11に対する嵌入方向に対して傾斜した嵌入用ガイド斜面42Fとされ、解除部42の後面はフード部11からの離脱方向に対して傾斜した離脱用ガイド斜面42Rとされている。また、解除部42の上下方向の幅寸法は、フード部11の解除部進入溝14の溝幅と同じかそれよりも僅かに小さい寸法とされている。
【0015】
次に、本実施形態の作用を説明する。
レバー20がハウジング10に対して初期位置にある状態では、図2及び図5に示すように、カム溝24の入口が前方に開口するとともにカムピン進入溝12と整合し、これによりカム溝24に対するカムピン41の進入が許容される。また、カム溝24の上方では、弾性係止片25の係止面27Rがフード部11の係止部15の受け面15Sに対して前方から係止する(図6を参照)。この係止の方向は、弾性係止片25の延出方向と平行であり、且つレバー20が初期位置から嵌合位置に向かって回動する方向(図2及び図5における斜め右上方)に対して交差する方向となっており、この弾性係止片25と係止部15との係止により、レバー20は、嵌合位置側への回動を規制されて初期位置に保持される。
【0016】
この状態から、第2コネクタBをフード部11に浅く嵌入すると、カムピン41がカムピン進入溝12及びカム溝24の入口内に進入するとともに、解除部42の嵌入用ガイド斜面42Fが弾性係止片25の係止突起27の誘導斜面27Fに当接する。そして、第2コネクタBの嵌入が進むのに伴い、解除部42が、両斜面27F,42Fの摺接により案内されつつ、弾性係止片25を外側へ弾性撓みさせる(図7を参照)。これにより、弾性係止片25が係止部15から解離し、弾性係止片25と係止部15との係止によるレバー20の保持が解除され、レバー20は、嵌合位置側への回動を許容される。尚、解除部42は、弾性係止片25を弾性撓みさせつつ解除部進入溝14内に進入する。
【0017】
この後、レバー20を嵌合位置に向けて回動させれば、カム溝24とカムピン41との係合によるカム作用により、第2コネクタBがフード部11内に引き込まれ、両コネクタA,Bが嵌合状態に至る。レバー20が回動する過程では、弾性係止片25は外側へ弾性撓みした状態のままでその係止突起27をフード部11の左右両側壁の外側面上で摺動させるが、レバー20が嵌合位置に達して両コネクタA,Bが正規嵌合された状態では、図4に示すように、係止突起27がフード部11の左右両側壁における上端の幅狭部11Nと対応するため、弾性係止片25は内側へ弾性復帰し、自由状態となる。
【0018】
また、第2コネクタBを離脱する際には、まず、レバー20を嵌合位置から初期位置へ回動させ、カム溝24の入口を前後方向に向けるとともにカムピン進入溝12に整合させる。レバー20が初期位置に復動すると、弾性係止片25が係止部15に係止するため、レバー20は初期位置に保持される。尚、このとき、第2コネクタBの解除部42は、弾性係止片25の係止突起27よりも奥側に位置している。あとは、このレバー20が初期位置にある状態のままで第2コネクタBをフード部11から引き抜くようにして外せばよい。この第2コネクタBを外す過程では、解除部42の離脱用ガイド斜面42Rが係止突起27に当接し、その離脱用ガイド斜面42R上を係止突起27が摺接しつつ、弾性係止片25が外側(解除部42の移動経路の外)へ弾性撓みし、解除部42が弾性係止片25を通過すると、弾性係止片25が弾性復帰する。
【0019】
上述のように本実施形態では、レバー20を初期位置に保持する手段である係止部15と弾性係止片25は、ハウジング10とレバー20という既存の部品に形成されたものであるから、レバー20を初期位置に保持する手段として別体部品を設ける必要がない。
また、係止部が弾性係止片に対してその延出方向と略直交する方向から係止する構造の場合には、弾性係止片が側方へ撓んでしまい、レバーが初期位置から遊動する虞があるが、本実施形態では、係止部15が弾性係止片25に係止する方向は、弾性係止片25の延出方向と概ね平行な方向(レバー20が初期位置にある状態では前後方向であり、図2及び図3における前後方向)とされているので、弾性係止片25が側方(図2及び図3における上下方向)に撓む虞がなく、レバー20を遊動やガタ付きなく確実に初期位置に保持することができる。
【0020】
また、係止部15はハウジング10の既存形状であるフード部11の前端縁の一部を利用しているので、切欠や凹み等の係止部15としての専用形状を設ける必要がなく、ハウジング10の形状の簡素化が実現されている。
また、第2コネクタBがハウジング10に浅く嵌合されると、解除部42により弾性係止片25が係止部15から解離し、レバー20が初期位置から嵌合位置側へ向けて回動可能な状態となるので、弾性係止片25と係止部15との係止を解除するための作業が不要となっている。
【0021】
また、アーム部21のうち操作部22とは反対側の部分(下側の部分)は拡開変形し易く、この拡開変形し易い位置に弾性係止片25を配した場合には、弾性係止片25による係止機能の信頼性低下が懸念される。しかし本実施形態では、弾性係止片25を、アーム部21のうち操作部22で連結されていることによって拡開変形し難くなっている上側部分に配したので、アーム部21の拡開に起因して弾性係止片25が係止部15から外れる、という虞がなく、レバー20を初期位置に保持する機能の信頼性が高い。
【0022】
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では係止部をフード部の開口縁に形成したが、本発明によれば、フード部の開口縁とは別の位置に係止部を設定してもよい。
(2)上記実施形態ではハウジングの既存形状(フード部)の一部を係止部として利用したが、本発明によれば、係止部として切欠や凹み等の専用の部位を形成してもよい。
【0023】
(3)上記実施形態では第2コネクタに解除部を設け、第2コネクタが浅く嵌合されるのに伴って弾性係止片と係止部によるレバー保持が自動的に解除されるようにしたが、本発明によれば、第2コネクタを浅く嵌合した後に、別途作業により弾性係止片と係止部とによるレバー保持を解除してもよい。
(4)上記実施形態では弾性係止片をレバーの回動中心から操作部側へ偏った位置に配したが、本発明によれば、アーム部が拡開変形する虞のない剛性を有していれば、回動中心を挟んで操作部とは反対側の位置に弾性係止片を配してもよい。
【0024】
(5)上記実施形態では弾性係止片を左右一対のアーム部に設けたが、本発明によれば、左右いずれか一方のアーム部のみに弾性係止片を設けてもよい。
(6)上記実施形態では第2コネクタの解除部が弾性係止片に対してその延出方向とは逆方向から当接するようにしたが、本発明によれば、弾性係止片の延出方向を逆向きにして解除部が弾性係止片に対してその延出方向と同じ方向に当接するようにしてもよい。
【0025】
(7)上記実施形態では弾性係止片と係止部との係止方向がレバーの回動方向(周方向)に対して斜め方向とされているが、本発明によれば、弾性係止片と係止部との係止方向がレバーの回動方向と概ね同じ方向とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の斜視図
【図2】レバーが初期位置に保持されている状態の側面図
【図3】第2コネクタがハウジングに浅く嵌合した状態の側面図
【図4】両コネクタが嵌合した状態の側面図
【図5】レバーが初期位置に保持されている状態の縦断面図
【図6】(a)レバーが初期位置に保持されている状態の水平断面図
(b)その部分拡大図
【図7】(a)第2コネクタがハウジングに浅く嵌合した状態の水平断面図
(b)その部分拡大図
【符号の説明】
A…第1コネクタ
10…ハウジング
11…フード部
13…支持軸(レバーの回動中心)
15…係止部(保持手段)
20…レバー
21…アーム部
22…操作部
23…軸受孔(レバーの回動中心)
24…カム溝
25…弾性係止片(保持手段)
B…第2コネクタ
41…カムピン
42…解除部
Claims (4)
- ハウジングに、初期位置と嵌合位置との間での回動を可能に合成樹脂製のレバーを支持するとともに、前記レバーを初期位置に保持する保持手段を備えた第1コネクタと、
前記ハウジングに嵌合される第2コネクタとからなり、
前記レバーを初期位置に保持した状態で前記ハウジングに前記第2コネクタを浅く嵌合させることでその第2コネクタのカムピンを前記レバーのカム溝の入口に進入させ、この状態から前記レバーを嵌合位置に向けて回動させるのに伴い前記カム溝と前記カムピンとの係合によるカム作用によって前記第2コネクタが前記ハウジングに引き込まれるようにしたレバー式コネクタにおいて、
前記保持手段は、
前記ハウジングに形成された係止部と、
前記レバーに片持ち状に延出する形態で形成され、前記係止部に係止して前記レバーを初期位置に保持する回動規制位置と前記係止部から解離して前記レバーの嵌合位置側への回動を許容する回動許容位置との間での弾性撓みを可能とされた弾性係止片とからなり、
前記係止部には、前記レバーの回動中心軸と平行であり且つ前記レバーの回動方向に対して交差する受け面が形成され、
前記弾性係止片には、前記弾性係止片の延出方向と直角な係止面が形成されており、
前記係止面と前記受け面が前記弾性係止片の延出方向と概ね平行に当接することで、前記係止部と前記弾性係止片とが係止状態とされることを特徴とするレバー式コネクタ。 - 前記ハウジングには前記第2コネクタを嵌入させるフード部が形成されており、このフード部の開口縁の一部が前記係止部とされていることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
- 前記第2コネクタには、前記ハウジングに浅く嵌合されるのに伴って前記弾性係止片に当接してその弾性係止片を前記係止部から解離させる方向へ変位させる解除部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレバー式コネクタ。
- 前記レバーが一対のアーム部を操作部で連結した形態であって、前記弾性係止片が前記アーム部に形成されているものにおいて、
前記弾性係止片は、前記レバーの回動中心から前記操作部側に偏った位置に配されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のレバー式コネクタ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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