JP3801401B2 - Selection method of sheet glass used for outer wall surface by reflection solar heat simulation - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の壁面に使用される板ガラスについて、該板ガラスから反射される太陽光による熱的な不具合の有無を、計算機の計算処理(以後シミュレートと呼ぶ)で調査し、板ガラスの品種を選定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
太陽光のエネルギーと建物との関係についは、省エネルギー評価や温熱環境の快適性を調査する目的で、様々な予測手段が提案されている。特に、建物の開口部において、断熱性の優れた複層ガラスを使用した場合や、日射反射率の高い熱線反射板ガラスなどを使用した場合について、省エネルギー効果や室内の快適性などがシミュレーションされている。
【0003】
太陽光を高反射率で反射するガラスや金属パネルなどが用いられると、屋外への影響として、眩しさがあり、太陽光の反射範囲や反射光が当たる場所の照度などが計算されるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、建物の外壁から反射される光が建物周辺に及ぼす影響は、歩行者や自動車の運転者が眩しいと感じる照度だけでは無く、建物周囲の歩行者、設置物および植栽に及ぼす温熱的な影響を無視できない場合がある。建物の形によっては、反射光が集光して、発火や火傷などの恐れもある。
【0005】
このような建物の反射光による熱的な影響を予測する手段がなく、本発明はこの問題に鑑みてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建物の外壁面に使用する板ガラスの選定方法において、計算プロセスを制御するCPU,各計算手段、入力データおよび計算結果を記憶する主記憶装置、計算作業を実施するRAMおよび表示制御部で構成される制御部と、入力手段と、印刷するプリンターとでなる装置を用い、建物の外壁の形状に関するデータ、建物の建設される位置のデータ、建物が建設される地域での大気透過率のデータ、建物の壁面に使われている板ガラスに関する光学特性データおよび計算実施対象時刻のデータを該入力手段で入力する工程と、建物壁面に用いられる板ガラスの単位体の太陽光の反射角を求める工程と、建物周囲の任意の面における板ガラス単位体からの太陽光の反射の位置を求める工程と、該建物周辺の任意の面における板ガラス単体からの反射日射熱量を求める工程と、該建物周辺の任意の面における板ガラス単体からの反射日射熱量の合計を求める工程からなる反射日射熱シミュレーションを該制御部で行うことを特徴とする板ガラスの選定方法である。
【0007】
また、前記反射日射熱シミュレーションにおいて、板ガラスの入射角度および波長に対する反射率のデータベースを用いること、さらに、シミュレーション結果を3次元CADデータとして表示制御部によりディスプレイに表示することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
建物の壁面で反射される直達日射量をシミュレートするために、シミュレートの対象となる建物に関するデータを計算機に入力する。
【0009】
建物に関するデータは、外壁面に関するデータと、該外壁面に使用されシミュレーションの対象となる板ガラスに関するデータと、建物が建設されている場所または建設を計画されている場所のデータと、シミュレーションを行う時刻である。
【0010】
外壁面に関するデータは、外壁面の向きであり、建物に設けた座標を基準にした向き、あるいは水平方向や鉛直方向と方位を基準にした向きなどのデータを入力する。
【0011】
該板ガラスに関するデータは、平面、局面、三角形および四角形などの形状と大きさのデータであり、さらに太陽日射の紫外、可視および赤外域の波長範囲に対応し、さらに入射角度に対応する、反射率スペクトルデータである。
【0012】
該板ガラスの太陽日射の紫外、可視および赤外域の波長範囲に対応し、さらに入射角度に対応する、反射率スペクトルデータは、データベース化して入力できるようにしておくことが好ましい。
【0013】
建物が建設されている場所または建設を計画されている場所のデータとは、経度、緯度、標準時経度である。
【0014】
さらに、シミュレーションを行う時刻のデータは、月、日、および時で、分の単位まで入れても良い。年のデータを入れて、気象データに基づくシミュレーションしても良い。
【0015】
板ガラスからの反射角を求める工程は、建物の位置データと計算対象計時刻データとから、太陽高度を求め、さらに、板ガラスの形のデータと該板ガラスが使用されている外壁面の向きのデータから、板ガラス単体の日射の反射角を求める工程である。
【0016】
この計算において、板ガラスが平面で日射を反射するもので有れば、板ガラスの2辺に平行なベクトルを用いて板ガラスに垂直なベクトルを求め、反射角を求める。板ガラスが曲面であれば、要素分割を行い、各要素を平面板ガラスと見なして、該各要素ごとに反射角を求める。
【0017】
この反射角は日射の入射角であり、板ガラスの反射日射量を計算する工程において、板ガラスの入射角に対応する日射反射率の選択に用いる。
【0018】
建物周囲の任意の面における板ガラス単位体からの太陽光の反射位置を求める工程は、前記の板ガラスの反射角と板ガラスの形のデータから、建物の周囲の任意の面における反射位置を求める。
【0019】
さらに、板ガラスへの入射光を遮蔽するもの、および板ガラスと反射位置との間に反射光を遮蔽するものが有るか無いかを、確認する。遮蔽するものとは、シミュレーションの対象となる建物の壁面の凹凸や周囲の既設物などである。
【0020】
遮蔽するものがある場合は、板ガラスを要素分割し、光が遮蔽される要素と遮蔽されない要素との分割して、反射位置を求める。
【0021】
建物周辺の任意の面における板ガラス単体からの反射日射熱量を求める工程は、まず太陽定数、大気透過率および太陽高度から直達日射量を求め、次いで板ガラス単体に入射する日射量を求め、該日射量を反射位置の面積で除して各板ガラスの反射日射熱量が求まる。
【0022】
建物周辺の任意の面における総反射日射熱量を求める工程は、該建物周辺の任意の面で、前記の各板ガラスからの反射日射量を合計して求める。
【0023】
建物周囲の任意の面における板ガラス単位体からの太陽光の反射位置を求める工程、建物周辺の任意の面における板ガラス単体からの反射日射熱量を求める工程、および建物周辺の任意の面における総反射日射熱量を求める工程によって得られた結果は、3次元CADデータとして計算機のモニターに表示するとともに、プリンターで印刷する。プリンターによる印刷は、モニターの表示を見て、印刷するかしないかを選択できるようにする。
【0024】
3次元のCADデータの表示は建物の形状と周辺の既設の構造物の形状に、各工程で得られた結果を、模様あるいは色などで分布図としたものである。
【0025】
板ガラスの反射角を求める工程で得られる結果は、板ガラスごとに数値で表すリストをプリントすると共に、建物の形状を3次元CADで表示した図に各板ガラスごとに矢印などで表示しても良い。
【0026】
前述したシミュレーションは、例えば図1に示す装置を用いて実施される。図1に示す装置は、反射日射熱シミュレーションの制御部5、入力手段であるキーボード2とマウス3、結果を表示するディスプレ1および結果を印刷するプリンターで構成されている。さらに制御部5は計算プロセスを制御するCPU6,各計算手段、入力データおよび計算結果を記憶する主記憶装置7、計算作業を実施するRAM8および表示制御部9で構成される。
【0027】
また主記憶装置7には、太陽の位置・日射量計算手段7a、ガラス単体反射角度計算手段7b、ガラス単体反射位置計算手段7c、ガラス単体反射熱量計算手段7d、反射総熱量計算手段7e、計算結果表示手段7f、ガラス反射特性記憶手段7g、入力データ記憶手段7hおよび計算結果記憶手段7iが記憶され、さらにガラス反射特性データベース記憶装置7g’、入力データ記憶装置7h’、計算結果記憶装置7i’および日射量データベース記憶装置7j’で構成されている。
【0028】
このように構成された装置を用いて行う日射反射シミュレーションのプロセスが図2に示すフローチャートである。
【0029】
まずシミュレーションの対象とする建物に使用される板ガラスの可視光反射率と日射反射率(以後これら2つの反射率を一緒にして反射特性データと呼ぶ)が反射特性記憶装置7g’に記憶されているデータベースに登録されているかどうかを調べ、該データベースに登録されていれば該板ガラスの反射特性データを選択し(ステップ100)、登録されて無ければ、キーボード2やマウス3を用いて反射特性データを入力する(ステップ110)。さらに、入力した板ガラスの反射特性データはコード化して板ガラス反射特性記憶手段7gに登録する(ステップ120)。
【0030】
次に、シミュレ−ションの対象となる建物の位置およびシミュレーションを行う時刻に対応する、太陽の高度と方位角(以後太陽の高度と方位角を太陽の位置と呼ぶ)と放線面直達日射量(以後日射量と呼ぶ)が、日射量データベース記憶装置7g’に記憶されている日射量データベースに登録されているかどうかを調べ、登録されていればそのデータを呼び出し(ステップ130)、登録されていなければ、キーボード2やマウス3によりシミュレーションの対象となる建物の位置とシミュレーションの時刻を入力し、太陽の位置と日射量を計算する(ステップ140)。さらに、太陽の位置と日射量の計算結果を入力データ記憶手段7hにより日射量データベースに登録し、日射量データベース記憶装置7h’に保存する(ステップ150)。
【0031】
なお、シミュレーションで入力する太陽の位置は、該建物が建設されている行政区の経度と緯度を用いることが好ましい。
【0032】
次に対象とする建物に使用するガラスの形状・位置および、庇等の建物壁面の凹凸に関するデータが入力データ記憶装置7h’に登録されているかどうかを調べ、登録されていれば該ガラスの形状と位置と壁面の凹凸に関するのデータを呼び出して用いる(ステップ160)。登録されていなければ、キーボード2やマウス3を用いて該ガラスの形状と位置および壁面の凹凸のデータを入力し(ステップ170)、さらに、入力データ記憶手段7h’に登録する(ステップ180)。
【0033】
ステップ100からステップ180により、計算に必要なデータに関する工程が終了し、次いで日射熱量を求める工程に進む。
【0034】
まず、ガラス単体反射角度計算手段7bにより、シミュレーションの対象にしている建物の個々の板ガラスの反射角度を、該建物の位置とシミュレーションを行う時刻に対する、太陽光の反射角度を求める(ステップ190)。ステップ190において、ガラスと太陽光の間に庇があったり、窓面が建物の壁面より室内側に引っ込んでいて、ガラスの一部分にのみ太陽光が入射する場合は、ステップ160のデータに基づき、1枚のガラスを適当なサイズに分割して、太陽光の反射する部分と太陽光の当たらない部分を分け、反射角度計算を行う。
【0035】
次に、ガラス単体反射位置計算手段7cにより、任意の面における反射光の当たる位置を計算する(ステップ200)。該任意の面は、実際には、建物周辺の地面や既存建物の外壁等を指定する。ステップ190とステップ200の計算結果は計算結果記憶手段7iにより計算結果記憶装置7i’に保存する(ステップ210)。
【0036】
次に、ステップ100からステップ120までのガラスの反射特性データおよびステップ130からステップ150までの太陽の日射量データを用いて、任意の面に反射される、太陽光のガラスの反射熱量を、ガラス単体反射熱量計算手段7dにより計算する(ステップ220)。ステップ220の計算結果は、ガラス1枚からの反射日射熱量であり、該計算結果は計算結果記憶手段7iにより計算結果記憶装置7i’に記憶される(ステップ230)。さらに、該任意の面におけるの全てのガラスからの反射日射熱量を合計した反射総熱量を、反射総熱量計算手段7eで計算し(ステップ240)、計算結果は計算結果記憶手段7iにより、計算結果記憶装置7i’に保存する(ステップ250)。
【0037】
ステップ100からステップ250の工程により、1時刻に対する反射総熱量のシミュレーション結果が得られ、シミュレーションを必要とする時刻の計算が有れば、ステップ260でNOの判断を行い、ステップ100へと進み、シミュレーションを必要とする時刻が無ければ、ステップ260でYESの判断により、ステップ270に作業を進める。
【0038】
シミュレーションを行う時刻は、太陽高度が最も高くなる夏至の日時と、太陽高度が最も低くなる時刻、および、その2つの日の中間として、春分の日あるいは秋分の日を選んで行うことが好ましい。
【0039】
ステップ270では、反射総熱量計算手段7eにより計算され、ステップ250で計算結果保存手段7iにより計算結果記憶装置7i’に保存された結果を、計算結果表示手段7fにより図化し、表示制御部9により、ディスプレイ1に表示する。
【0040】
ディスプレイ1に表示された画像データが、シミュレーションの目的を達成している結果であれば、計算結果記憶手段7iにより画像データを計算結果記憶装置7i’に記憶し、必要に応じてプリンター4で該画像データをプリントし(ステップ290)、ステップ300に進み、シミュレーションが終了したかどうかを判断する。
【0041】
ステップ270で、画像データがシミュレーションの目的を達成していないと判断された場合、ステップ280のYES/NOの判断を適当に行い、ステップ300ではNOを選択して、ステップ100に戻り、シミュレーションを続行する。
【0042】
以上に記述した装置およびフローチャートは実施するための一例であり、本発明を限定するものではない。また記述は板ガラスに関しているが、板ガラス以外の建物の外壁面に使われる高反射率の材料、例えば金属パネル、タイルなどについても本発明のシミュレーションは実施可能である。
【0043】
【実施例】
日射反射熱シミュレーションを、図2に示すフローチャートで実施した。板ガラスはゴールド色の熱線反射ガラスで、板厚を6mmの場合について行った。入射角に対応する反射率スペクトルデータは、ガラス反射特性データベースに登録されているデータを用いた。
【0044】
建物の近くの歩道および車道に反射光の当たる様子を3次元のデータとして画像に表し、日射量の分布として2次元の平面図にしたものが、図3である。図3は夏至の11時について行った結果であり、建物周辺の歩道上の地点で最大の反射日射量を示している。時刻を変えて反射日射量をシミュレートし、反射日射量の最大値とその反射位置を求めた結果が表1である。
【0045】
表1のような結果を様々な板ガラスについて求め、建物に用いる板ガラスの選定を行った。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】
本発明の建物の反射日射熱シミュレーション方法は、建物の壁面で反射される太陽光が建物周辺にどのような熱的影響を及ぼすかを、建設前に容易に検討することを可能にした。さらに、板ガラスの変更による影響の差異の検討をも、容易に行えるようにした。
【図面の簡単な説明】
【図1】日射反射熱シミュレーションの装置を示す図。
【図2】日射反射熱シミュレーションの実施の形態を示すフローチャート。
【図3】実施例1における日射量反射の分布を示す平面図。
【符号の説明】
1 ディスプレイ
2 キーボード
3 マウス
4 プリンタ
5 制御部
6 CPU
7 記憶装置
7a 太陽位置・日射量計算手段
7b ガラス単体反射角計算手段
7c ガラス単体反射位置計算手段
7d ガラス単体反射熱量計算手段
7e 反射総熱量計算手段
7f 計算結果表示手段
7g 板ガラス反射特性記憶手段
7h 入力データ記憶手段
7i 計算結果記憶手段
8 RAM
9 表示制御部
10 計算対象建物
11 建物の反射壁面
12 建物周囲の歩道
13 車道
14 向かい側歩道
15 反射日射量が1000〜1250W/m2となる範囲
16 反射日射量が1250〜1500W/m2となる範囲
17 反射日射量が1500〜1750W/m2となる範囲[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention investigates the presence or absence of thermal defects due to sunlight reflected from the plate glass on the plate glass used on the wall surface of the building by computer calculation processing (hereinafter referred to as “simulation”). It relates to the technology to select.
[0002]
[Prior art]
Regarding the relationship between solar energy and buildings, various prediction methods have been proposed for the purpose of evaluating energy saving and investigating the comfort of thermal environment. In particular, energy saving effects and indoor comfort are simulated when using multi-layer glass with excellent heat insulation or heat ray reflector glass with high solar reflectance at the opening of a building. .
[0003]
When glass or metal panels that reflect sunlight with high reflectivity are used, there is glare as an effect on the outdoors, and the reflection range of sunlight and the illuminance of the place where the reflected light hits are calculated. became.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the effect of the light reflected from the outer wall of the building on the surroundings of the building is not only the illuminance that pedestrians and automobile drivers feel dazzling, but also the thermal effects on pedestrians, installations and planting around the building. The impact may not be negligible. Depending on the shape of the building, the reflected light may be concentrated, causing fire or burns.
[0005]
There is no means for predicting the thermal effect of such reflected light from the building, and the present invention has been made in view of this problem.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a method for selecting a sheet glass to be used for an outer wall surface of a building, a CPU that controls a calculation process, each calculation means, a main storage device that stores input data and calculation results, a RAM that performs calculation work, and a display control unit Using a device consisting of a control unit, an input means, and a printer to print, data on the shape of the outer wall of the building, data on the location where the building is constructed, and atmospheric permeability in the area where the building is constructed Data, optical characteristic data relating to plate glass used on the wall of the building, and calculation time data are input by the input means, and the reflection angle of sunlight of the unit of the plate glass used on the building wall is obtained. A step of obtaining a position of reflection of sunlight from a plate glass unit on an arbitrary surface around the building, and a plate glass unit on an arbitrary surface around the building. And obtaining a reflected solar radiation heat from, the selection of the glass sheet which is characterized in that the reflective solar heat simulation comprises the step of obtaining the sum of the reflected solar radiation heat from the glass sheet alone in any plane near該建product in the control unit Is the method.
[0007]
In the reflected solar heat simulation, a database of reflectance with respect to the incident angle and wavelength of the plate glass is used, and the simulation result is displayed on a display as a three-dimensional CAD data by a display control unit .
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In order to simulate the amount of direct solar radiation reflected on the wall of the building, data relating to the building to be simulated is input to a computer.
[0009]
Data on the building includes data on the outer wall surface, data on the plate glass used for the outer wall surface and the object of simulation, data on the place where the building is constructed or planned to be built, and the time when the simulation is performed It is.
[0010]
The data regarding the outer wall surface is the direction of the outer wall surface, and data such as a direction based on coordinates provided in the building or a direction based on the horizontal direction, the vertical direction, and the direction is input.
[0011]
The data relating to the glass sheet is data of shape and size such as plane, aspect, triangle and quadrangle, and further corresponds to the wavelength range of the solar radiation in the ultraviolet, visible and infrared regions, and further corresponds to the incident angle. Spectral data.
[0012]
It is preferable that the reflectance spectrum data corresponding to the ultraviolet, visible and infrared wavelength ranges of solar radiation of the plate glass and further corresponding to the incident angle can be input as a database.
[0013]
Data of a place where a building is constructed or a place where construction is planned is longitude, latitude, and standard time longitude.
[0014]
Furthermore, the time data for the simulation may be entered in units of minutes by month, day, and hour. A simulation based on meteorological data may be performed by entering year data.
[0015]
The step of obtaining the reflection angle from the plate glass is to obtain the solar altitude from the building position data and the calculation target time data, and further from the data of the shape of the plate glass and the direction data of the outer wall surface where the plate glass is used. In this step, the reflection angle of solar radiation of the plate glass alone is obtained.
[0016]
In this calculation, if the plate glass is a plane that reflects solar radiation, a vector perpendicular to the plate glass is obtained using vectors parallel to two sides of the plate glass, and the reflection angle is obtained. If the plate glass is a curved surface, element division is performed, each element is regarded as a flat plate glass, and a reflection angle is obtained for each element.
[0017]
This reflection angle is the incident angle of solar radiation, and is used to select the solar reflectance corresponding to the incident angle of the plate glass in the step of calculating the amount of reflected solar radiation of the plate glass.
[0018]
In the step of obtaining the reflection position of sunlight from the plate glass unit on an arbitrary surface around the building, the reflection position on an arbitrary surface around the building is obtained from the reflection angle of the plate glass and the shape of the plate glass.
[0019]
Further, it is confirmed whether or not there is an object that shields incident light on the plate glass and an object that shields reflected light between the plate glass and the reflection position. What is shielded is unevenness on the wall surface of the building to be simulated or surrounding existing objects.
[0020]
If there is something to be shielded, the glass sheet is divided into elements, and the reflection position is obtained by dividing the light shielding element and the non-shielding element.
[0021]
The step of obtaining the amount of solar radiation reflected from a single sheet glass on an arbitrary surface around the building is to first determine the amount of direct solar radiation from the solar constant, atmospheric transmittance and solar altitude, and then determine the amount of solar radiation incident on the sheet glass alone. Is divided by the area of the reflection position to obtain the amount of reflected solar heat of each plate glass.
[0022]
The step of obtaining the total amount of reflected solar heat on an arbitrary surface around the building is obtained by summing up the amount of reflected solar radiation from the respective plate glasses on an arbitrary surface around the building.
[0023]
The process of determining the reflection position of sunlight from the flat glass unit on any surface around the building, the process of determining the amount of solar radiation reflected from the flat glass alone on any surface around the building, and the total reflected solar radiation on any surface around the building The result obtained by the process of obtaining the amount of heat is displayed on a computer monitor as three-dimensional CAD data and printed by a printer. Printing by a printer allows the user to select whether or not to print by looking at the display on the monitor.
[0024]
The display of the three-dimensional CAD data is a distribution map of the result obtained in each step, in the form of a building and the surrounding existing structure, in the form of a pattern or color.
[0025]
As a result obtained in the step of obtaining the reflection angle of the plate glass, a list represented by a numerical value may be printed for each plate glass, and the shape of the building may be displayed with an arrow or the like for each plate glass in a diagram in which the shape of the building is displayed by three-dimensional CAD.
[0026]
The above-described simulation is performed using, for example, the apparatus shown in FIG. The apparatus shown in FIG. 1 includes a
[0027]
Further, the
[0028]
The process of solar reflection simulation performed using the apparatus configured as described above is a flowchart shown in FIG.
[0029]
First, the visible light reflectance and the solar reflectance (hereinafter, these two reflectances are collectively referred to as reflection characteristic data) of the plate glass used in the building to be simulated are stored in the reflection
[0030]
Next, the solar altitude and azimuth angle (hereinafter referred to as the sun's altitude and azimuth angle) and the radiation amount of direct radiation on the radiation surface (corresponding to the location of the building to be simulated and the time of the simulation) (Hereinafter referred to as solar radiation amount) is registered in the solar radiation amount database stored in the solar radiation amount
[0031]
In addition, it is preferable to use the longitude and latitude of the administrative district where the building is constructed as the position of the sun input in the simulation.
[0032]
Next, it is checked whether or not data on the shape and position of the glass used in the target building and the irregularities on the wall surface of the building such as a fence are registered in the input data storage device 7h ′. The data relating to the position and the unevenness of the wall are called up and used (step 160). If not registered, the data of the shape and position of the glass and the unevenness of the wall surface are input using the
[0033]
From step 100 to step 180, the process relating to the data necessary for the calculation is completed, and then the process proceeds to a process for obtaining the amount of solar heat.
[0034]
First, the single glass reflection angle calculation means 7b obtains the reflection angle of the individual plate glass of the building to be simulated as the sunlight reflection angle with respect to the position of the building and the simulation time (step 190). In Step 190, if there is a flaw between the glass and sunlight, or the window surface is retracted indoors from the wall surface of the building, and sunlight is incident only on a part of the glass, based on the data of Step 160, Divide a piece of glass into an appropriate size, and separate the part that reflects sunlight and the part that does not receive sunlight, and calculate the reflection angle.
[0035]
Next, the position where the reflected light strikes on an arbitrary surface is calculated by the single glass reflection position calculation means 7c (step 200). The arbitrary surface actually designates the ground around the building, the outer wall of the existing building, or the like. The calculation results of step 190 and step 200 are stored in the calculation result storage device 7i ′ by the calculation result storage means 7i (step 210).
[0036]
Next, by using the reflection characteristic data of the glass from step 100 to step 120 and the solar radiation data of the sun from step 130 to step 150, the reflected heat amount of the sunlight glass reflected on an arbitrary surface is determined as glass. Calculation is performed by the single reflected heat amount calculation means 7d (step 220). The calculation result in step 220 is the amount of reflected solar heat from one glass, and the calculation result is stored in the calculation result storage device 7i ′ by the calculation result storage means 7i (step 230). Further, the reflected total heat amount obtained by summing the reflected solar heat amounts from all the glasses on the arbitrary surface is calculated by the reflected total heat amount calculating means 7e (step 240), and the calculation result is calculated by the calculation result storage means 7i. The data is stored in the storage device 7i ′ (step 250).
[0037]
By the process from step 100 to step 250, a simulation result of the reflected total heat amount for one time is obtained. If there is a calculation of the time that requires simulation, NO is determined in step 260, and the process proceeds to step 100. If there is no time that requires simulation, the process proceeds to step 270 based on a determination of YES in step 260.
[0038]
The simulation time is preferably selected by selecting the day of the spring equinox or the day of the autumn equinox as the date and time of the summer solstice when the solar altitude is the highest, the time when the solar altitude is the lowest, and the two days.
[0039]
In step 270, the calculation result display means 7f plots the result calculated by the reflected total heat quantity calculation means 7e, and stored in the calculation result storage device 7i ′ by the calculation result storage means 7i in step 250, and is displayed by the display control section 9. Is displayed on the
[0040]
If the image data displayed on the
[0041]
If it is determined in step 270 that the image data does not achieve the purpose of the simulation, the determination of YES / NO in step 280 is appropriately performed. In step 300, NO is selected, the process returns to step 100, and the simulation is performed. continue.
[0042]
The apparatus and flowchart described above are examples for carrying out, and do not limit the present invention. Although the description relates to plate glass, the simulation of the present invention can also be carried out for highly reflective materials such as metal panels and tiles used for the outer wall surfaces of buildings other than plate glass.
[0043]
【Example】
The solar reflection heat simulation was performed with the flowchart shown in FIG. The plate glass was gold-colored heat ray reflective glass, and the thickness was 6 mm. As the reflectance spectrum data corresponding to the incident angle, data registered in the glass reflection characteristic database was used.
[0044]
FIG. 3 shows a state in which reflected light strikes a sidewalk and a roadway near a building as an image as three-dimensional data, and a two-dimensional plan view of the distribution of solar radiation. FIG. 3 shows the results obtained at 11:00 on the summer solstice and shows the maximum amount of reflected solar radiation at points on the sidewalk around the building. Table 1 shows the results of simulating the amount of reflected solar radiation by changing the time and obtaining the maximum value of the reflected solar radiation amount and its reflection position.
[0045]
The results shown in Table 1 were obtained for various plate glasses, and the plate glass used for the building was selected.
[0046]
[Table 1]
[0047]
【The invention's effect】
The reflected solar heat simulation method for a building of the present invention makes it possible to easily examine the thermal effect of sunlight reflected on the building wall surface around the building before construction. In addition, it is now possible to easily study the difference in influence due to changes in plate glass.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an apparatus for solar reflection heat simulation.
FIG. 2 is a flowchart showing an embodiment of a solar reflection heat simulation.
3 is a plan view showing a distribution of solar radiation reflection in Example 1. FIG.
[Explanation of symbols]
1
7
9 range 16 reflecting solar radiation to the sidewalk 13 road 14 opposite sidewalk 15 reflecting solar radiation amount becomes 1000~1250W / m 2 around wall surfaces 12 buildings of the display control unit 10 calculates the target building 11 building is 1250~1500W / m 2 Range 17 Range where reflected solar radiation is 1500-1750 W / m 2
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