JP3891045B2 - 回転角検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転部材と非回転部材との相対する回転角度を検出する回転角検出装置に関するものであり、外部磁気(回転角検出装置の外部から与えられる磁気)によって磁気検出素子の出力特性が変動するのを防ぐ技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転角検出装置の概略構造を図4を参照して説明する。
回転角検出装置は、直径方向に分割された略円筒状を呈し、分割部の磁石配置ギャップJ1 に同一方向に向く磁極の磁石J2 が配置された磁性体製のヨークJ3 と、このヨークJ3 の内部に配置され、直径方向に分割された略円柱状を呈し、分割部の磁気検出ギャップJ4 にホールICJ5 (磁気検出素子を内蔵するIC)が配置された磁性体製のコアJ6 とを備えるもので、ヨークJ3 とコアJ6 との相対回転位置によって変化するホールICJ5 の出力信号に基づいて、回転部材と非回転部材との回転角度を検出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
回転角検出装置の回転軸に対して傾斜した方向から外部磁気(回転角検出装置の外部から与えられる磁気)が与えられると、図5の破線J7 に示すように、外部磁気がコアJ6 を横切り、ホールICJ5 の出力特性が変動して正確な回転角度の検出ができなくなってしまう。
【0004】
一方、図6に示すように、磁石配置ギャップをM1 、ヨークとコアの最短ギャップをM2 、磁気検出ギャップをM3 とした場合、
M1 2>2M2 2+M3 2
で表される式を満足するように設けられている。
このように設けられた回転角検出装置では、回転軸に対して直交方向から外部磁気が与えられると、図6の破線J8 に示すように、外部磁気がコアJ6 を横切り、ホールICJ5 の出力特性が変動してしまう。この場合も、ホールICJ5 の出力特性の変動により、正確な回転角度の検出ができなくなってしまう。
そこで、図7に示すように、磁石配置ギャップM1 を小さくし、破線J9 で示すように、外部磁気をヨークJ3 を通して外部に逃がそうとすると、磁石J2 の両極の短絡距離が短くなり、図7の実線J10で示す磁束の短絡が発生してしまう。すると、ヨークJ3 に与えられる磁力が低下して検出精度が低下する不具合が生じる、あるいは磁束の短絡による磁力の低下を補うために磁石J2 を大型化する必要が生じる。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、外部磁気の影響によって磁気検出素子の出力特性が変動するのを防ぎ、正確な回転角度の検出が可能な回転角検出装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1の手段〕
請求項1の手段を採用する回転角検出装置は、回転角検出装置の外部から外部磁気が与えられても、外部磁気が磁気検出素子を介してコアを横切る不具合が発生せず、磁気検出素子の出力特性が外部磁気によって変動する不具合がない。
このため、従来に比較して外部磁気の影響が抑えられ、正確な回転角度の検出が可能になる。
【0007】
〔請求項2の手段〕
請求項2の手段を採用する回転角検出装置は、回転角検出装置の回転軸に対して傾斜した方向から外部磁気が与えられても、外部磁気が磁気検出素子を介してコアを横切る不具合が発生せず、磁気検出素子の出力特性が外部磁気によって変動する不具合がない。
このため、従来に比較して外部磁気の影響が抑えられ、正確な回転角度の検出が可能になる。
【0010】
〔請求項3の手段〕
請求項3の手段を採用する回転角検出装置は、磁石を介して対向する分割されたヨークの最短距離を短く設けて、外部より与えられる外部磁気を、分割されたヨークの一方から磁石を通して分割されたヨークの他方へ導くように設けるとともに、磁石の形状を、その磁石の着磁方向が磁気配置ギャップの対向方向に対して傾斜する形状に設けることで短絡距離を延長し、磁石の両極の短絡を抑えるように設けられている。
これによって、回転角検出装置の回転軸に対して直交方向から外部磁気が与えられても、外部磁気が磁気検出素子を介してコアを横切る不具合が発生せず、磁気検出素子の出力特性が外部磁気によって変動する不具合がない。
このため、従来に比較して外部磁気の影響が抑えられ、正確な回転角度の検出が可能になる。
また、磁石の傾斜形状によって磁石の両極の短絡距離が長く設けられることにより、磁石の両極に発生する磁束の短絡量が大幅に減少し、ヨークに発生させる磁力の低下を防ぐことができる。これによって、回転角検出装置の検出精度が低下する不具合を解消することができるとともに、磁束の短絡による磁力の低下を補うために磁石を大型化させる必要もなくなる。
【0011】
〔請求項4の手段〕
請求項4の手段を採用し、
磁石配置ギャップをM1 、
短絡距離をM1'、
ヨークとコアの最短ギャップをM2 、
磁気検出ギャップをM3 とした場合、
M1 2<2M2 2+M3 2
で表される式を満足するとともに、
M1'2 >2M2 2+M3 2
で表される式を満足するように設けても良い。
このように設けることにより、請求項3の手段で示した効果を得ることができる。
【0012】
〔請求項5の手段〕
請求項5の手段を採用し、
磁石配置ギャップをM1 、
短絡距離をM1'、
ヨークとコアの最短ギャップをM2 、
磁気検出ギャップをM3 とした場合、
M1 <2M2 +M3
で表される式を満足するとともに、
M1'>2M2 +M3
で表される式を満足するように設けても良い。
このように設けることにより、請求項3の手段で示した効果を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、2つの実施例および変形例を用いて説明する。
〔第1実施例〕
図1、図2を用いて第1実施例を説明する。なお、図1は回転角検出装置を回転軸方向から見た断面図と軸方向に沿う断面図、図2は外部磁気誘導体の断面図である。
この実施例に示す回転角検出装置は、例えばスロットルバルブ(回転部材に相当)の開度を検出するためのものであり、スロットルバルブと図示しない部材を介して一体に回転するリング状のヨーク1と、このヨーク1の内部に配置され、固定部材(非回転部材に相当)に設けられたコア2とを備える。
【0014】
ヨーク1は、コア2の周囲に同芯的に配置されたものであり、ヨーク1とコア2との間は、接触しないように隙間が設けられている。このヨーク1は、直径方向に分割された断面が略円筒状を呈した磁性体製(例えば、鉄)の略円柱体であり、2つの対向する分割部に形成された磁石配置ギャップ3のそれぞれには同一方向に着磁された磁石4が配置されている。このような構成を採用することにより、分割されたヨーク1の一方がN極の極性を持ち、分割されたヨーク1の他方がS極の極性を持つ。
【0015】
なお、ヨーク1は、図1に示すように略楕円形状に設けられており、分割されたヨーク1の中心部分(2つの磁石4の中間部分のヨーク1)において、最もコア2に接近するように設けられている。
【0016】
コア2は、ヨーク1の中心に同芯的に配置されたものであり、直径方向に分割された略円柱状または多角形状を呈した磁性体製(例えば鉄)のものであり、その分割部に形成された磁気検出ギャップ5に2つのホールIC6が配置されている。このホールIC6は、ホール素子(磁気検出素子)と信号増幅回路とを一体化したICであり、磁気検出ギャップ5を通過する磁束密度(ホールIC6を通過する磁束密度)に応じた電圧信号を出力する。
【0017】
なお、コア2における磁気検出ギャップ5の両側には、円弧状に窪んだ大ギャップ部7が形成されている。この大ギャップ部7を形成することにより、コア2を流れる磁束がホールIC6に集中して流れるようになっている。また、大ギャップ部7を円弧状に形成することにより、ヨーク1から与えられる磁束をより多くコア2に流すことができるようになっている。
【0018】
上記構成よりなる回転角検出装置の作動を説明する。
回転角検出装置は、磁石配置ギャップ3と磁気検出ギャップ5とが直線上に一致する位置(図1に示す位置、以下、この位置の回転角を0°とする)では、磁石4のN極→ヨーク1の一方→コア2の一方→磁気検出ギャップ5→コア2の他方→ヨーク1の他方→磁石4のS極の経路で磁束が流れる磁気回路(以下、この磁束の流れ方向を正方向とする)が形成される。
そして、スロットルバルブとともにヨーク1が回転すると、磁束の一部がコア2の他方側から一方側(反対方向)に流れ、これが磁気検出ギャップ5で正方向に流れる磁束と打ち消し合う。このため、磁気検出ギャップ5では、正方向に流れる磁束量Φ1 と、反対方向に流れる磁束量Φ2 との差に相当する磁束量(Φ1 −Φ2 )が流れる。
【0019】
ヨーク1の回転角が0〜180°の範囲では、回転角に応じて正方向の磁束量Φ1 が減少し、反対方向の磁束量Φ2 が増加する。このため、回転角が0〜180°の範囲では、回転角に応じて磁気検出ギャップ5を通過する磁束密度が低下する。この時、回転角が90°の位置で、正方向の磁束量Φ1 と反対方向の磁束量Φ2 が同じになり、両者が打ち消し合って磁束密度が0になる。
ヨーク1の回転角が180〜360°の範囲では、回転角に応じて正方向の磁束量Φ1 が増加し、反対方向の磁束量Φ2 が減少する。このため、回転角が180〜360°の範囲では、回転角に応じて磁気検出ギャップ5を通過する磁束密度が増加する。この時、回転角が270°の位置で、正方向の磁束量Φ1 と反対方向の磁束量Φ2 が同じになり、両者が打ち消し合って磁束密度が0になる。
【0020】
上述したように、ヨーク1の回転角が0〜360°の範囲で回転することにより、磁気検出ギャップ5を通過する磁束密度が変化し、その磁束密度の変化に応じてホールIC6の出力が変化する。ホールIC6の出力は、制御装置(図示しない)に読み込まれ、制御装置はホールIC6の出力からヨーク1の回転角(つまり、スロットルバルブの回転角)を検出する。この時、制御装置は、2つのホールIC6の出力を比較して異常がないか否かを確認しながら回転角を検出する。
【0021】
この実施例の回転角検出装置は、コア2とホールIC6を通過する磁気抵抗よりも低い磁気抵抗の外部磁気誘導磁路(図中破線10で示す外部磁気が通る磁路)を、ホールIC6の近傍に設け、外部より与えられる外部磁気がホールIC6を通過しないようにしている。また、磁石配置ギャップ3に配置される磁石4は、磁気短絡しない磁石形状に設けられている。
【0022】
次に、コア2とホールIC6を通過する磁気抵抗よりも低い磁気抵抗の外部磁気誘導磁路を、ホールIC6の近傍に設ける具体的な一例を説明する。
図1(b)に示すように、コア2の回転軸方向の両側には、軸方向長がほぼ同一で、外径寸法がコア2の外径寸法と同一の非磁性体製(例えば樹脂製)のスペーサ8が配置されている。このスペーサ8は、略円柱状を呈するものである。
また、各スペーサ8の軸方向の外端には、磁性体製(例えば、鉄)の外部磁気誘導体9が配置されている。この外部磁気誘導体9の断面を図2に示す。
【0023】
ここで、スペーサ8の軸方向寸法をL1 、
ヨーク1とコア2の最短ギャップをL2 、
磁気検出ギャップ5をL3 とした場合、
2L1 2>2L2 2+L3 2
で表される式を満足するように設けられている。
【0024】
この第1実施例に示す回転角検出装置は、上記の構成を採用したことにより、回転軸に対して傾斜した方向から外部磁気が与えられた場合、その外部磁気は、図1(b)の破線10で示すように、外部磁気誘導体9の一方からコア2を通して外部磁気誘導体9の他方へ導かれる。
これによって、回転角検出装置の回転軸に対して傾斜した方向から外部磁気が与えられても、外部磁気がホールIC6を介して横切る不具合が発生せず、ホールIC6の出力特性が外部磁気によって変動する不具合がない。
このため、従来に比較して外部磁気の影響が抑えられ、回転角検出装置によって正確な回転角度の検出が可能になる。
【0025】
〔第2実施例〕
図3を用いて第2実施例を説明する。この図3は回転角検出装置を回転軸方向から見た断面図である。なお、上記第1実施例と実質的に同じ部分は、同一符号を付して説明を省略する。
【0026】
この第2実施例は、磁石4を介して対向する分割されたヨーク1の最短距離を短くして、外部より与えられる外部磁気が、分割されたヨーク1の一方→磁石4→分割されたヨーク1の他方へ導かれるように設けられるとともに、磁石4の形状を、その磁石4の着磁方向が磁気配置ギャップ3の対向方向に対して傾斜する形状に設けて磁石4の両極の短絡を抑えるものであり、磁石4は、その側面(内面および外面)が傾斜して設けられたものである。
【0027】
ここで、磁石配置ギャップ3をM1 、
短絡距離をM1'、
ヨーク1とコア2の最短ギャップをM2 、
磁気検出ギャップ5をM3 とした場合、
M1 2<2M2 2+M3 2
で表される式を満足するとともに、
M1'2 >2M2 2+M3 2
で表される式を満足するように設けられている。
【0028】
この第2実施例に示す回転角検出装置は、上記の構成を採用し、分割されたヨーク1の最短距離(磁石配置ギャップ3=M1 )を短く設けたことにより、回転軸に対して直交方向から外部磁気が与えられた場合、その外部磁気は、図3の破線11で示すように、分割されたヨーク1の一方から磁石4を通して分割されたヨーク1の他方へ導かれる。
これによって、回転角検出装置の回転軸に対して直交方向から外部磁気が与えられても、外部磁気がホールIC6を介して横切る不具合が発生せず、ホールIC6の出力特性が外部磁気によって変動する不具合がない。
このため、従来に比較して外部磁気の影響が抑えられ、回転角検出装置によって正確な回転角度の検出が可能になる。
【0029】
また、磁石4の傾斜形状によって磁石4の両極の短絡距離M1 ’が長く設けられることにより、磁石4の両極に発生する磁束の短絡量が大幅に減少し、ヨーク1に発生させる磁力の低下を防ぐことができる。これによって、回転角検出装置の検出精度が低下する不具合を解消することができるとともに、磁束の短絡による磁束の低下を補うために磁石4を大型化させる必要もなくなる。
【0031】
〔変形例〕
上記の第2実施例では、
磁石配置ギャップ3をM1 、
短絡距離をM1'、
ヨーク1とコア2の最短ギャップをM2 、
磁気検出ギャップ5をM3 とした場合、
M1 2<2M2 2+M3 2
で表される式を満足するとともに、
M1'2 >2M2 2+M3 2
で表される式を満足するように設けた例を示したが、
M1 <2M2 +M3
で表される式を満足するとともに、
M1'>2M2 +M3
で表される式を満足するように設けても良い。
【0032】
上記の実施例では、コア2を固定し、ヨーク1を回転させた例を示したが、逆にヨーク1を固定し、コア2を回転させても良い。
上記の実施例では、ホールIC6を2つ搭載した例を示したが、1つ以上であれば良い。また、磁気検出素子(例えば、ホール素子)のみを磁気検出ギャップ5に配置し、信号増幅回路をコア2の外部に配置しても良い。つまり、例えば、信号増幅回路を制御装置内に設けても良い。
上記の実施例では、回転角検出装置の具体的な一例としてスロットルバルブの開度を検出する例を示したが、産業ロボットのアーム部の回転角度等、他の回転角を検出するように設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転角検出装置を回転軸方向から見た断面図および軸方向に沿う断面図である(第1実施例)。
【図2】外部磁気誘導体を回転軸方向から見た断面図である(第1実施例)。
【図3】回転角検出装置を回転軸方向から見た断面図である(第2実施例)。
【図4】回転角検出装置を回転軸方向から見た断面図である(従来例)。
【図5】回転角検出装置の軸方向に沿う断面図である(従来例)。
【図6】回転角検出装置を回転軸方向から見た断面図である(従来例)。
【図7】回転角検出装置を回転軸方向から見た断面図である(従来例)。
【符号の説明】
1 ヨーク
2 コア
3 磁石配置ギャップ
4 磁石
5 磁気検出ギャップ
6 ホールIC(磁気検出素子に相当するホール素子が内蔵されたIC)
8 スペーサ
9 外部磁気誘導体
L1 スペーサの軸方向寸法
L2 ヨークとコアの最短ギャップ
L3 磁気検出ギャップ
M1 磁石配置ギャップ(分割されたヨーク1の最短距離)
M1' 短絡距離
M2 ヨークとコアの最短ギャップ
M3 磁気検出ギャップ
Claims (5)
- 回転部材あるいは非回転部材の一方に設けられ、直径方向に分割された略円筒状を呈し、2つの対向する分割部に形成された磁石配置ギャップのそれぞれに同一方向に向く磁極の磁石が配置された磁性体製のヨークと、
このヨークの内部に配置されるとともに、前記ヨークに対して相対的に角度変化する前記回転部材あるいは前記非回転部材の他方に設けられ、直径方向に分割された略円柱状を呈し、その分割部に形成された磁気検出ギャップに磁気検出素子が配置された磁性体製のコアと、を備え、
前記ヨークと前記コアとの相対回転位置によって変化する前記磁気検出素子の出力信号に基づいて、前記回転部材と前記非回転部材との回転角度を検出する回転角検出装置において、
前記回転部材の回転軸方向に前記ヨークと所定のギャップL 1 を有する磁性体製の外部磁気誘導体を配置し、
前記ヨークと前記コアの最短ギャップをL 2 、
前記磁気検出ギャップをL 3 とした場合、
2L 1 2 >2L 2 2 +L 3 2
で表される式を満足するように設けられて、
前記回転角検出装置の外部から与えられる磁気が、前記外部磁気誘導磁路を通ることによって前記磁気検出素子を通過しないようにし、
前記磁石配置ギャップをM 1 、
前記ヨークと前記コアの最短ギャップをM 2 、
前記磁気検出ギャップをM 3 とした場合、
M 1 2 <2M 2 2 +M 3 2
で表される式を満足することを特徴とする回転角検出装置。 - 請求項1の回転角検出装置において、
前記ヨークと前記コアの最短ギャップL 2 は、
前記コアの回転軸方向に配置された非磁性体製のスペーサによって設けられることを特徴とする回転角検出装置。 - 回転部材あるいは非回転部材の一方に設けられ、直径方向に分割された略円筒状を呈し、2つの対向する分割部に形成された磁石配置ギャップのそれぞれに同一方向に向く磁極の磁石が配置された磁性体製のヨークと、
このヨークの内部に配置されるとともに、前記ヨークに対して相対的に角度変化する前記回転部材あるいは前記非回転部材の他方に設けられ、直径方向に分割された略円柱状を呈し、その分割部に形成された磁気検出ギャップに磁気検出素子が配置された磁性体製のコアと、を備え、
前記ヨークと前記コアとの相対回転位置によって変化する前記磁気検出素子の出力信号に基づいて、前記回転部材と前記非回転部材との回転角度を検出する回転角検出装置において、
前記磁石を介して対向する分割された前記ヨークの最短距離を短く設けて、前記回転角検出装置の外部から与えられる磁気を、分割された前記ヨークの一方から前記磁石を通して分割された前記ヨークの他方へ導くように設けるとともに、
前記磁石の形状を、その磁石の着磁方向が前記磁気配置ギャップの対向方向に対して傾斜する形状に設けることで短絡距離を延長し、前記磁石の両極の短絡を抑えることを特徴とする回転角検出装置。 - 請求項3の回転角検出装置において、
前記磁石配置ギャップをM1 、
前記短絡距離をM1'、
前記ヨークと前記コアの最短ギャップをM2 、
前記磁気検出ギャップをM3 とした場合、
M1 2<2M2 2+M3 2
で表される式を満足するとともに、
M1'2 >2M2 2+M3 2
で表される式を満足するように設けられたことを特徴とする回転角検出装置。 - 請求項3の回転角検出装置において、
前記磁石配置ギャップをM1 、
前記短絡距離をM1'、
前記ヨークと前記コアの最短ギャップをM2 、
前記磁気検出ギャップをM3 とした場合、
M1 <2M2 +M3
で表される式を満足するとともに、
M1'>2M2 +M3
で表される式を満足するように設けられたことを特徴とする回転角検出装置。
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