JP3890328B2 - Holder for biosensor - Google Patents
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Description
本発明は、バイオセンサ用ホルダに関する。 The present invention relates to a biosensor holder.
従来より、様々な電気化学センサが用いられている。電気化学センサとしては、ガスセンサ、圧力センサ、濃度センサ、温度センサ、酵素センサ等が挙げられ、様々な測定において、変化量を電気信号に変換して、目的とする測定量を求めている。 Conventionally, various electrochemical sensors have been used. Examples of the electrochemical sensor include a gas sensor, a pressure sensor, a concentration sensor, a temperature sensor, an enzyme sensor, and the like. In various measurements, a change amount is converted into an electric signal to obtain a target measurement amount.
例えば、低濃度のCOガス検出にSnO2等を用いた半導体方式のガスセンサが提案されている(非特許文献1参照)。 For example, a semiconductor-type gas sensor using SnO 2 or the like for low-concentration CO gas detection has been proposed (see Non-Patent Document 1).
この非特許文献1記載のガスセンサは、エージングが不要であり、取扱いが容易であるという利点がある。しかしながら、半導体方式であるため、目的とするガス以外の成分にも反応してしまうという、選択性が悪いという問題点がある。
The gas sensor described in Non-Patent
このため、簡便でかつ高いガス選択性を有する電気化学センサが要求されている。上記した半導体方式のセンサの他、様々なセンサが提案されているが、これら簡便でかつ高いガス選択性を有する電気化学センサにおいて、安定な測定を行うためには、電気化学センサに対するエージング処理が必要となる場合がある。 For this reason, there is a demand for an electrochemical sensor that is simple and has high gas selectivity. In addition to the semiconductor sensors described above, various sensors have been proposed. In order to perform stable measurement in these simple and highly selective electrochemical sensors, an aging process for the electrochemical sensor is required. It may be necessary.
エージング処理とは、具体的には、電気化学センサを構成する電極に一定の電位になるように印加し、電極界面に安定な電荷を保持する処理である。このエージング処理は、電気化学センサを使用していない、つまり未使用時に、すぐに使用可能な状態にエージングすることが特に要求される。この場合、電気化学センサに所定の電位を印可してから電気化学センサの電極表面の不純物等の影響が排除され、安定な状態となり、電気二重層が電極表面に形成されるまで、センサ出力は変化しつづけるために、エージング処理が必要とされている。 Specifically, the aging process is a process of applying a constant potential to the electrodes constituting the electrochemical sensor so as to maintain a stable charge at the electrode interface. This aging process particularly requires that the electrochemical sensor is not used, that is, it is aged immediately when not used. In this case, after applying a predetermined potential to the electrochemical sensor, the influence of impurities on the electrode surface of the electrochemical sensor is eliminated, and the sensor output is stable until the electric double layer is formed on the electrode surface. An aging process is needed to keep changing.
この電気化学センサを使い捨て用として、用いる場合、電気化学センサを交換する毎に、エージング処理を行っているようにすると、目的の測定対象を測定するまでに、時間を要してしまうという問題がある。この問題を解決するために、電気化学センサのエージング処理をあらかじめ済ませた状態にしておき、測定時に電気化学センサを検知器本体に取り付け、所定の測定を行うことが望ましい。 When this electrochemical sensor is used as a disposable one, if the aging process is performed every time the electrochemical sensor is replaced, there is a problem that it takes time to measure the target measurement target. is there. In order to solve this problem, it is desirable that the aging process of the electrochemical sensor is performed in advance, the electrochemical sensor is attached to the detector body during measurement, and a predetermined measurement is performed.
例えば、使い捨て用の電気化学センサとして、飲酒運転を取り締まる目的のためにアルコール測定用に用いられるアルコールセンサの例が挙げられる。このアルコールセンサは、アルコールを測定するアルコールセンサと、このアルコールセンサを支持するホルダとを備えるアルコールセンサキットとして市販されている(非特許文献2参照)。 For example, a disposable electrochemical sensor includes an example of an alcohol sensor used for alcohol measurement for the purpose of controlling drunk driving. This alcohol sensor is commercially available as an alcohol sensor kit including an alcohol sensor that measures alcohol and a holder that supports the alcohol sensor (see Non-Patent Document 2).
しかしながら、上記のアルコールセンサにおける測定においては、アルコールセンサを別のアルコールセンサに交換する際に、エージング処理により、一定に保たれた電位が、電荷が放出されることにより、一時的に電位が低下してしまうので、アルコールセンサのセンサ出力を回復する効果、いわゆるエージング効果が失われてしまうという問題がある。 However, in the measurement with the above alcohol sensor, when the alcohol sensor is replaced with another alcohol sensor, the electric potential is temporarily reduced due to the discharge of the electric charge kept constant by the aging process. Therefore, there is a problem that the effect of restoring the sensor output of the alcohol sensor, that is, the so-called aging effect is lost.
また、電気化学センサを所定の検知器本体に取り付け、一定時間、エージング処理を行い、測定を開始するという手順も考えられるが、電気化学センサの使用のたびに、一定のエージング処理のための時間が必要となり、連続的な測定が不可能となるという問題がある。この際、連続的な測定を行うために、所定の検知器を複数用意すれば、エージング処理が可能となるが、コスト高となる問題が生じる。 In addition, a procedure may be considered in which an electrochemical sensor is attached to a predetermined detector body, subjected to aging treatment for a certain period of time, and measurement is started, but each time the electrochemical sensor is used, a certain amount of time for aging treatment is required. Therefore, there is a problem that continuous measurement is impossible. At this time, if a plurality of predetermined detectors are prepared in order to perform continuous measurement, an aging process can be performed, but a problem of high cost arises.
本発明は、このような従来の問題点を解消し、エージング効果を持続することができるバイオセンサ用ホルダを提供することをその課題とする。 It is an object of the present invention to provide a holder for a biosensor that can eliminate such conventional problems and can maintain the aging effect.
上記課題を解決するために、本発明のバイオセンサ用ホルダは、エージング処理時及びバイオセンサによる測定時にバイオセンサを固定するセンサ挿入口を有し、前記センサ挿入口で固定された前記バイオセンサに電極を介して電気的に接続され、前記バイオセンサがエージング処理時の印加電圧を維持する印加手段が設けられていることを特徴とする。 In order to solve the above problem, the holder for the biosensor of the present invention has a sensor insertion opening for fixing the biosensor at the time of measurement by the time of the aging process and biosensors, the bio-sensor fixed in the sensor insertion port An application means is provided which is electrically connected via an electrode, and the biosensor maintains an applied voltage during the aging process .
本発明の電気化学センサ用ホルダでは、前記印加手段は、コンデンサであることが好ましく、また、電極は、前記バイオセンサ用ホルダの内部で相対向して配置され、前記バイオセンサにおける端子に接触する電極端子と、前記バイオセンサ用ホルダの外周面に電極端子を露出させる端子露出部とを有して成ることが好ましい。 The electrochemical sensor holder of the present invention, the application means is rather preferably a capacitor, also, the electrodes, the disposed opposite inside of the holder for the biosensor, the terminal in the biosensor It is preferable to have an electrode terminal which contacts, and a terminal exposure part which exposes an electrode terminal to the outer peripheral surface of the said biosensor holder .
本発明のバイオセンサ用ホルダを用いると、バイオセンサをエージング中の印加電位が、印加手段により保たれた状態となるため、エージング効果を持続したまま、例えば、エージングユニットから検知器へ付け替えることが可能となるバイオセンサ用ホルダを提供することができる。 When the biosensor holder of the present invention is used, the applied potential during aging of the biosensor is maintained by the applying means, so that, for example, the aging unit can be replaced with a detector while maintaining the aging effect. A biosensor holder that can be provided can be provided.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1および図2には、本発明の一実施形態に係るバイオセンサ用ホルダ1が示されている。ここで、図1は、電気化学センサ用ホルダ1の断面図であり、図2は、バイオセンサ用ホルダ1の底面側の平面図である。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 and 2 show a
[バイオセンサ用ホルダの構成]
バイオセンサ用ホルダ1は、図1および図2に示されるように、円筒形状のケース2と、このケース2の底面側に開口し、後述する電気化学センサとしてのバイオセンサ6を固定する固定部としてのセンサ挿入口2Aと、ケース2の内部で相対向して配置され、前記センサ挿入口2Aから挿入された後述するバイオセンサ6における端子に接触する電極端子3、4と、ケース2の天井面側に設けられる印加手段としてのコンデンサ5とを備えて成る。
[Configuration of holder for biosensor ]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
ケース2は、側面の外周面に、図2に示されるように、電極端子3、4を露出させる端子露出部2Bが形成されている。なお、ケース2は、円筒形状に形成されていたが、これに限られず、三角筒、四角筒等、多角形状の筒状の部材でもよく、要するに、バイオセンサ6のエージング処理時の操作性を阻害しない形状、大きさのものであれば、適宜採用できる。
As shown in FIG. 2, the
センサ挿入口2Aは、図2に示されるように、バイオセンサ6の挿入方向の断面寸法と略同じ大きさであり、矩形状に形成されている。なお、センサ挿入口2Aは、バイオセンサ6の挿入方向の断面寸法と略同じ大きさであり、矩形状に形成されていたが、これに限られず、バイオセンサ6を挿入可能な大きさであればよく、センサ挿入口2Aとは別に、バイオセンサ6をバイオセンサ用ホルダ1に固定可能な固定部を有するようにしてもよい。他の固定部としては、例えば、バイオセンサ用ホルダ1の基端側を把持するクランプ等が挙げられる。
As shown in FIG. 2, the sensor insertion opening 2 </ b> A is substantially the same size as the cross-sectional dimension in the insertion direction of the
電極端子3、4は、図1に示されるように、電気伝導性のある部材から成り、図2に示されるように、端子露出部2Bより露出し、外部の検知器等と電気的に接続される。
As shown in FIG. 1, the
印加手段としてのコンデンサ5は、図1に示されるように、ケース2の天井面の範囲内に収まる矩形状のチップコンデンサであり、電極端子3、4に電気的に接続されている。
As shown in FIG. 1, the
なお、印加手段としては、コンデンサ5を採用したが、これに限られず、本発明の目的であるエージング効果を持続することのできるように、電気化学センサが固定されている間の印加電圧を維持する、例えば、電力を蓄積可能であるものであれば、様々な印加手段を採用できる。印加手段としては、例えば、ケース2に搭載可能な程度に小型化された二次電池等が挙げられる。また、コンデンサ5は、ケース2の天井面側に設けられていたが、これに限られず、ケース2内部に設けられるようにしてもよい。
Although the
一方、電気化学センサとしては、ガスセンサ、圧力センサ、濃度センサ、温度センサ、酵素センサ等、様々な測定において、変化量を電気信号に変換して、目的とする値を測定することのできる様々な電気化学センサを採用できる。本実施形態においては、電気化学センサとしては、バイオセンサ6を例示している。
On the other hand, as an electrochemical sensor, in various measurements such as a gas sensor, a pressure sensor, a concentration sensor, a temperature sensor, an enzyme sensor, etc., various amounts that can convert a change amount into an electrical signal and measure a target value. An electrochemical sensor can be adopted. In this embodiment, the
このバイオセンサ6は、アルコールセンサとして用いられる。バイオセンサ6の用途としては、アルコールセンサの用途であったが、これに限定されず、適宜、様々な用途に用いられ、その用途に応じて、適宜構造を変更してもよい。
This
[バイオセンサの構成]
図3は、バイオセンサ6の分解斜視図である。
図3に示されるように、バイオセンサ6は、多孔質担体7Aに酵素を担持して成り、酵素反応が可能な程度にその表面を露出する感応部7と、第1内部絶縁材8及び第1外部絶縁材10で、また第2内部絶縁材11及び第2外部絶縁材13で相互に絶縁されると共に、前記感応部7に電気的に結合され、かつ前記感応部7に対して実質的に無積層状態に形成されて成る、第1電極9及び第2電極12からなる一対の電極とを備えて成る。
[Configuration of biosensor]
FIG. 3 is an exploded perspective view of the
As shown in FIG. 3, the
更に言うと、図3に示されるバイオセンサ6は、略長方形のシート状をなす感応部7と、
この感応部7の一端にてこの感応部7における一方の面の一部を覆蓋するようにこの感応部7に貼付されたシート状の第1内部絶縁材8と、
この第1内部絶縁材8の前記感応部7とは反対側の表面に形成され、前記感応部7に電気的に接触する第1電極9と、
前記第1内部絶縁材8とで前記第1電極9を挟み込むように、しかも前記第1電極9の、感応部7とは反対側の端部における表面が露出するように形成され、前記第1内部絶縁材8と第1電極9とで積層体を形成する第1外部絶縁材10と、
前記感応部7の、前記第1内部絶縁材8が貼付されたのとは反対側の面の一部を覆蓋するように前記感応部7に貼付され、かつ、前記感応部7に貼付されていない部分全体が前記第1内部絶縁材8と貼付されてなるシート状の第2内部絶縁材11と、
前記感応部7の、前記第2内部絶縁材11が貼付された表面であって、この第2内部絶縁材11が覆蓋していない面全体を覆蓋し、かつ、前記第2内部絶縁材11の、前記第1内部絶縁材8が貼付された面とは反対側の面全体を覆蓋して成る第2電極12と、
前記第2内部絶縁材11とで前記第2電極12を挟み込むように、しかも前記第2電極12の、前記感応部7とは反対側の端部における表面が露出するように、前記第2電極12の表面に形成され、前記第2内部絶縁材11と前記第2電極12とで積層体を形成する第2外部絶縁材13と、
を備えて成る。
Furthermore, the
A sheet-like first
A
The
The sensitive part 7 is affixed to the sensitive part 7 so as to cover a part of the surface on the opposite side of the first internal insulating
The surface of the sensitive part 7 to which the second internal insulating
The second electrode so that the
Comprising.
図3に示される態様においては、シート状に形成された感応部7の一端側表面に第1内部絶縁材8の一端部が重なり合い、前記感応部7の一端側裏面に第2内部絶縁材11の一端部が重なり合う。
In the embodiment shown in FIG. 3, one end portion of the first internal insulating
第2内部絶縁部材11の感応部7側の先端部から感応部7の先端部(第2内部絶縁部材11が接合する感応部7の端部とは反対側の端部)までが、第2電極12が感応部7に接触するための接触空間11Aを形成する。第1内部絶縁材8が感応部7に接合している端部から先は、第1電極9が感応部7に電気的に接触し、その第1電極9が感応部7に接触している部分から先の感応部7が露出している。
From the tip of the second internal insulating
感応部7は、多孔質担体7Aに酵素を担持してなり、酵素反応が十分に可能な程度にその表面を露出する。
The sensitive part 7 is formed by carrying an enzyme on the
図3に示されるバイオセンサが、簡易に、呼気中のアルコールを検出するためのアルコールセンサとして用いる場合には、前記酵素はアルコールオキシダーゼが好ましい。 When the biosensor shown in FIG. 3 is simply used as an alcohol sensor for detecting alcohol in breath, the enzyme is preferably alcohol oxidase.
図3に示されるバイオセンサが、包括法により多孔質担体7Aに酵素を固定するのが好ましい。この場合の包括法としては、アルコールオキシダーゼと光架橋性樹脂との混合液を前記多孔質担体に含浸させ、冷暗所にて乾燥した後に、光照射することにより、多孔質担体に酵素を固定する手法を挙げることができる。
The biosensor shown in FIG. 3 preferably immobilizes the enzyme on the
前記光架橋性樹脂としては、ポリビニルアルコール(PVA)とホルミルスチリルピリジニウム(FSbQ)塩とを含有する水溶性感光性ポリマー(PVA−SbQ)を好適例として挙げることができる。 A preferable example of the photocrosslinkable resin is a water-soluble photosensitive polymer (PVA-SbQ) containing polyvinyl alcohol (PVA) and formylstyrylpyridinium (FSbQ) salt.
前記第1内部絶縁材8は、第1電極9を前記第1外部絶縁材10とで挟み込んで積層体を形成し、前記第1電極9と前記第2電極12とを絶縁状態にする機能を有する。
The first internal insulating
図3に示されるように、この第1内部絶縁材8は、ポリエチレン等のポリオレフィン等の絶縁材料で形成するのが好ましい。図3に示されるように、第1内部絶縁材8はシート状又は短冊状をなし、具体的には、厚み0.001〜1mm、及び横(幅)0.05〜20mmの寸法を有し、縦の寸法はバイオセンサの種類、規模及びコスト等の観点から任意に決定される薄片である。
As shown in FIG. 3, the first internal insulating
図3に示されるように、この第1内部絶縁材8は、シート状をなす前記感応部7の一端部における一方の平らな面の一部に重なり合うように、前記感応部7に貼付される。感応部7とこの第1内部絶縁材8との貼付は、接着剤で接着してもよく、また第1内部絶縁材8が前記ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂であるならば、熱融着により接着しても良い。
As shown in FIG. 3, the first internal insulating
図3に示されるように、第1電極9は、感応部7と電気的に接触するように感応部7の一部表面を覆い、しかも前記第1内部絶縁材8の感応部7に接触する面とは反対側の面全体を覆蓋するように、形成される。この第1電極9は、導電性を有する限り様々の材料で形成することができる。
As shown in FIG. 3, the
第1電極9を形成することのできる材料として、金属、例えばアルミニウム、ニッケル、銅、白金、金、及び銀等、導電性金属酸化物、例えばITO、並びに炭素材料例えば炭素繊維及びカーボンナノチューブ等を挙げることができる。
Examples of materials that can form the
第1外部絶縁材10は、前記第1電極9を前記第1内部絶縁材8とで挟んで積層体を形成し、しかも前記第1電極9を第2電極12に対して絶縁することができる限り、様々の形態を採用することができる。
The first external insulating
図3に示されるバイオセンサ6にあっては、この第1外部絶縁材10は、短冊状をしたシートに形成され、前記第1電極9の、前記第1内部絶縁材8が覆蓋する表面とは反対側の第1電極9の表面を、感応部7側の端部から、その反対側の端部から所定の位置までを、覆蓋するように貼付されてなる。図3に示されるバイオセンサ6においては、第1外部絶縁材10で被覆されずに露出している第1電極9の表面は、電気信号の取り出しのための端子14を形成する。
In the
この第1外部絶縁材10は、前記第1内部絶縁材8と同様の材料で形成することができ、好ましくは前記第1内部絶縁材8と同じくポリオレフィン、特にポリエチレンで形成される。
The first external insulating
図3に示される第1外部絶縁材10はシート状又は短冊状をなし、具体的には、厚み0.001〜1mm、及び横(幅)0.05〜20mmの寸法を有し、縦の寸法はバイオセンサの種類、規模及びコスト等の観点から任意に決定される薄片である。
The first external insulating
前記第2内部絶縁材11は、第2電極12を前記第2外部絶縁材13とで挟み込んで積層体を形成し、前記第1電極9と前記第2電極12とを絶縁状態にする機能を有する。このような機能を有する限り様々の絶縁材料を用いてこの第2内部絶縁材11を形成することができる。第2内部絶縁材11を形成することのできる好適な絶縁材料としては、前記第1内部絶縁材8と同様に、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリブテン等のポリオレフィン等を挙げることができる。
The second internal insulating
第2内部絶縁材11は、ポリエチレン等のポリオレフィン等の絶縁材料で形成するのが好ましい。図3に示される第2内部絶縁材11はシート状又は短冊状をなし、具体的には、厚み0.001〜1mm、及び横(幅)0.05〜20mmの寸法を有し、縦の寸法はバイオセンサの種類、規模及びコスト等の観点から任意に決定される薄片である。
The second internal insulating
図3に示されるように、第2電極12は、感応部7と電気的に接触するように感応部7の第1内部絶縁材8が一部被覆している表面とは反対側の表面全体を被覆し、しかも前記第2内部絶縁材11の感応部7に接触する面とは反対側の面全体を覆蓋するように、形成される。この第2電極12は、導電性を有する限り様々の材料で形成することができる。この第2電極12を形成する導電性材料は前記第1電極9を形成することのできる材料と同様である。
As shown in FIG. 3, the
第2電極12は、前記第1電極9と同様に、導電性ペーストを印刷する印刷法により形成するのが、好ましい。この第2電極12をカーボンペースト等の導電性ペーストで印刷法により形成して作用電極とするのが、好ましい。
As with the
第2外部絶縁材13は、前記第2電極12を前記第2内部絶縁材11とで挟んで積層体を形成し、しかも前記第2電極12を第1電極9に対して絶縁することができる限り、様々の形態を採用することができる。
The second external insulating
図3に示されるバイオセンサ6にあっては、この第2外部絶縁材13は、短冊状をしたシートに形成され、前記第2外部絶縁材13の感応部7側の端部から、その反対側の端部より所定の位置までを、覆蓋するように貼付されてなる。
In the
図3に示されるバイオセンサ6においては、第2外部絶縁材13で被覆されずに露出している第2電極12の表面は、電気信号の取り出しのための端子15を形成する。
In the
この第2外部絶縁材13は、前記第1内部絶縁材8と同様の材料で形成することができ、好ましくは前記第1内部絶縁材8と同じくポリオレフィン、特にポリエチレンで形成される。図3に示される第2外部絶縁材13はシート状又は短冊状をなし、具体的には、厚み0.001〜1mm、及び横(幅)0.05〜20mmの寸法を有し、縦の寸法はバイオセンサの種類、規模及びコスト等の観点から任意に決定される薄片である。
The second external insulating
以上の構成を有するところの、一例として、図3に示されるバイオセンサ6は、第2外部絶縁材13、第2電極12,第2内部絶縁材11、第1内部絶縁材8、第1電極9及び第1外部絶縁材10をこの順に積層してなり、第1内部絶縁材8の一端部と第2内部絶縁材11の一端部とで多孔質担体7Aの一端部を挟持し、第2電極12の一端部の一部が感応部7の一部表面を被覆することにより第2電極12と感応部7とが電気的に結合すると共に、感応部7の表面が、酵素反応が可能な程度に露出した状態に成っており、第2電極12は、感応部7の露出表面とは反対側の表面を被覆すると共に電気的に結合して成り、一方、第1電極9及び第2電極12の感応部7とは反対側の端部表面が端子として機能するように露出して成り、全体として一本のスティック状の積層体に形成されて成る。
For example, the
[バイオセンサ用ホルダおよびバイオセンサの使用手順]
バイオセンサ用ホルダ1およびバイオセンサ6の使用手順については、図4、5を参照し、以下に述べる。なお、図4は、バイオセンサ6で所定成分を検出する装置構成を原理的に示す原理説明図である。図5は、バイオセンサ6をエージング処理する際の状態を示す概略図である。
Procedure Using the holder and biosensors for biosensors
The procedure for using the
[バイオセンサ6による測定]
まず、後述するエージング処理を行った後、バイオセンサ6を使用する。このエージング処理を行った後、バイオセンサ6を検知器等に接続して測定を開始する。図4に示されるように、バイオセンサ用ホルダ1における電極端子3、4は、例えば、ポテンシオスタット16に接続される。このポテンシオスタット16は、バイオセンサ6の電極に一定電位を印加し、サンプル測定時に電極に生じる電流を測定する。この際、バイオセンサ6の先端部分は、測定対象物を測定可能な位置にまで近づけている状態である。
[Measurement with biosensor 6]
First, after performing an aging process described later, the
次に、ポテンシオスタット16で検出された検出電流は、AD変換器17でデジタル信号に変換され、この検出信号に対応するデジタル信号をコンピュータ18に取り込み、このコンピュータ18に格納されている検量線からバイオセンサ6で検出した物質の濃度を算出し、表示手段としてのモニター19で物質の濃度を表示するようにすることができる。
Next, the detected current detected by the
[バイオセンサ6のエージング処理]
次に、図5に示されるように、バイオセンサ6の測定が終了した後には、エージング処理を行う。まず、バイオセンサ用ホルダ1における電極端子3、4に、図示は略すが、エージング処理を施すためのエージングユニットを電気的に接続する。
[Aging process of biosensor 6]
Next, as shown in FIG. 5, after the measurement of the
さらに、バイオセンサ6の少なくとも感応部が、バッファ液タンク20に充填されたバッファ液に浸かるようにする。その後、図示しないエージングユニットより、電流が流れ、バイオセンサ6のセンサ出力をモニターして、所定の電流にまで達したら、エージング処理を終了する。この際、エージング処理中に、電極端子3、4とコンデンサ5が接続されているため、コンデンサ5に電荷が蓄積され、エージングが完了した段階においては、コンデンサ5に十分に電荷が蓄積された状態となる。
Furthermore, at least the sensitive part of the
なお、電気化学センサとしてのバイオセンサ6をバイオセンサ用ホルダ1から取り出して放置したままにすると、バイオセンサ6の保持している電位が低下し、測定前の再エージングが必要となるので、測定寸前までバイオセンサ6をバイオセンサ用ホルダ1に維持しておく必要がある。また、この放置が許容される時間は、電極間電位が実質的に低下しない範囲である。
Note that if the
上述のような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)印加手段としてのコンデンサ5が設けられていることにより、バイオセンサ6を固定部としてのセンサ挿入口2Aで固定し、コンデンサ5に電力を蓄えるから、エージング中の印加電圧が保たれた状態となり、エージング効果を持続することができる。
According to this embodiment as described above, the following effects are obtained.
(1) Since the
(2)印加手段は、コンデンサ5であることにより、コンデンサ自体は、安価であるため、材料コストを低減することができる。
(2) Since the application means is the
(3)センサ挿入口2Aは、電気化学センサ2の挿入方向の断面寸法と略同じ大きさであり、矩形状に形成されていることにより、電気化学センサ2をセンサ挿入口2Aに挿入するだけで、電気化学センサ2をバイオセンサ用ホルダ1に固定することができる。
(3) The
(4)電極端子3、4は、端子露出部2Bより露出していることにより、端子露出部2Bは、ケース2の側面の外周部に形成されているから、外部の検知器やエージングユニット等へ容易に接続することができる。
(4) Since the
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は、本発明に含まれるものである。本発明を実施する際の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲内で他の構造等としてもよい。 It should be noted that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and modifications and improvements within the scope that can achieve the object of the present invention are included in the present invention. The specific structure, shape, and the like at the time of carrying out the present invention may be other structures or the like as long as the object of the present invention can be achieved.
1 バイオセンサ用ホルダ
2 ケース
2A センサ挿入口(固定部)
2B 端子露出部
3 電極端子
4 電極端子
5 コンデンサ(印加手段)
6 バイオセンサ(電気化学センサ)
7 感応部
7A 多孔質担体
8 第1内部絶縁材
9 第1電極
10 第1外部絶縁材
11 第2内部絶縁材
11A 接触空間
12 第2電極
13 第2外部絶縁材
14 端子
15 端子
16 ポテンシオスタット
17 AD変換器
18 コンピュータ
19 モニター
20 バッファ液タンク
1
2B Terminal exposed
6 Biosensor (electrochemical sensor)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 7
Claims (3)
前記センサ挿入口で固定された前記バイオセンサに電極を介して電気的に接続され、前記バイオセンサがエージング処理時の印加電圧を維持する印加手段が設けられていることを特徴とするバイオセンサ用ホルダ。 It has a sensor insertion port for fixing the biosensor at the time of aging treatment and measurement by the biosensor ,
It is electrically connected via an electrode to the biosensor that is fixed in the sensor insertion port, a biosensor wherein the application means the biosensor to maintain the applied voltage at the time of aging treatment is provided holder.
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