JP3889415B2 - Electric vacuum cleaner - Google Patents
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Description
本発明は、吸込み気流を作る電動送風機が内蔵された掃除機本体の塵分離部の上流側に塵分離部を備える電気掃除機に関する。 The present invention relates to a vacuum cleaner including a dust separation part on the upstream side of a dust separation part of a vacuum cleaner body in which an electric blower that creates a suction airflow is built.
従来、ファン装置が内蔵された掃除機本体にダストコンテナ(ダストバッグ)を内蔵し、掃除機本体にホースを介してハンドル管を接続し、このハンドル管にシャフト管を介して吸込みノズルを接続し、前記シャフト管にサイクロン分離装置を隣接して配設した電気掃除機が知られている(例えば特許文献1参照。)。 Conventionally, a dust container (dust bag) is built in a vacuum cleaner body with a built-in fan device, a handle pipe is connected to the vacuum cleaner body via a hose, and a suction nozzle is connected to the handle pipe via a shaft pipe. A vacuum cleaner having a cyclone separator adjacent to the shaft tube is known (see, for example, Patent Document 1).
この従来の電気掃除機では、ファン装置により吸込んだ含塵空気中の比較的の大きな塵を、上流側のサイクロン分離装置で分離して集塵し、このサイクロン分離装置を通過したより小さい塵を、掃除機本体内のダストバッグにより空気から分離して集塵しつつ、掃除をすることができる。 In this conventional vacuum cleaner, relatively large dust in the dust-containing air sucked in by the fan device is separated and collected by the upstream cyclone separator, and smaller dust that has passed through the cyclone separator is collected. The dust bag in the cleaner body can be cleaned while being separated from the air and collected.
前記サイクロン分離装置では、ハンドル管に接続される上連結管に連通した渦室の周りに概ね円形の第1通路を設けるとともに、この通路の終端を渦室の入口に連通させている。第1通路の上連結管側の端は壁部によって閉じられている。この第1通路には第2通路の終端が開口されている。第2通路の終端部側は直管状であって、その終端の延長線と直交するように前記壁部が設けられている。この第2通路の上流側は吸込みノズルに連通するシャフト管(延長管)に接続されている。したがって、第2通路に吸込まれた含塵空気は、この第2通路に対向している壁部に直角に突き当たってから第1通路に流入して、この第1通路を旋回するように流動し、更に渦室に流入し旋回し、この渦室の中心部から上連結管に流出する。これにより、直管状の第2通路と同方向に向いた軸を中心とした旋回流により遠心力が塵に作用するので、この塵と空気とを分離することができる。
特許文献1の電気掃除機は、サイクロン集塵装置の上流に位置する直管状の第2通路と同方向に向いた軸を中心とした旋回流によって塵と空気とを分離する構成であるので、第2通路を直進した含塵空気の流れを直角に曲げた後、円形の第1通路に導入することによって再度流れを曲げて旋回流を形成している。このため、旋回流を形成するために空気の流れを曲げるだけでなく、その上流においても空気の流れを曲げていることによる圧力損失が生じるから、旋回流の風速が遅く、分離性能を向上する上では好ましいものではない、しかも、直角に曲げているので圧力損失はきわめて大きい、又、吸込みノズルから掃除機本体に至る風路全体の圧力損失も大きくなるため、吸込み性能を向上させる上でも好ましいものではない。 Since the vacuum cleaner of patent document 1 is the structure which isolate | separates dust and air by the swirling flow centering on the axis | shaft which turned to the same direction as the 2nd straight pipe | tube path located upstream of a cyclone dust collector, The flow of the dust-containing air that travels straight through the second passage is bent at a right angle, and then introduced into the circular first passage to bend the flow again to form a swirling flow. For this reason, not only the air flow is bent to form the swirl flow, but also the pressure loss due to the bending of the air flow occurs upstream thereof, so the wind speed of the swirl flow is slow and the separation performance is improved. The pressure loss is extremely large because it is bent at a right angle, and the pressure loss of the entire air path from the suction nozzle to the main body of the cleaner is also large, which is preferable for improving the suction performance. It is not a thing.
本発明の目的は、吸込性能及び塵分離部での塵分離性能を向上させることができる電気掃除機を提供することにある。 The objective of this invention is providing the vacuum cleaner which can improve the suction performance and the dust separation performance in a dust separation part.
本発明は、電動送風機が内蔵された掃除機本体に接続される吸込み風路体に塵分離部を設けた電気掃除機を前提とする。そして、前記課題を解決するために、吸込み風路体の一部に直管状風路を設け、この直管状風路を通る含塵空気が導入される入口及びこの入口より下流の位置で直管状風路に連続する出口を有して、入口から導入された含塵空気を直管状風路に沿って流す他の風路を形成して、慣性分離により塵と空気とを分離する塵分離部を、直管状風路の回りに設けるとともに、直管状風路を通る含塵空気を前記他の風路の入口に導入させる導風部材を設けている。 This invention presupposes the vacuum cleaner which provided the dust separation part in the suction air path body connected to the cleaner body with which the electric blower was incorporated. In order to solve the above problems, a straight tubular air passage is provided in a part of the suction air passage body, and the direct tubular is formed at an inlet where dust-containing air passing through the straight tubular air passage is introduced and at a position downstream from the inlet. A dust separation unit that has an outlet that is continuous with the air passage, forms another air passage that flows dust-containing air introduced from the inlet along the straight tubular air passage, and separates dust and air by inertial separation Is provided around the straight tubular air passage, and a wind guide member is provided for introducing dust-containing air passing through the straight tubular air passage into the inlet of the other air passage.
本発明によれば、吸込性能及び塵分離部での塵分離性能を向上させることができる電気掃除機を提供できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the vacuum cleaner which can improve suction performance and the dust separation performance in a dust separation part can be provided.
図1〜図9を参照して本発明の一実施形態を説明する。 An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
図1中符号1で示す電気掃除機は、床面等の被掃除面上を移動自在な掃除機本体2と、吸込み風路体3と、第2塵分離部4と、風路切換え手段5とを備えている。
A vacuum cleaner denoted by reference numeral 1 in FIG. 1 includes a vacuum cleaner body 2 that is movable on a surface to be cleaned such as a floor surface, a suction air passage body 3, a second
掃除機本体2にはその例えば後部に位置して吸込み気流を形成する電動送風機6が内蔵されている。電動送風機6の上流側例えば掃除機本体2の前面壁には吸込み口2aが設けられている。この吸込み口2aと電動送風機6との間は集塵室となっており、この集塵室には、第1塵分離部として例えば通気性を有するフィルタ、好ましくは集塵機能を有するために袋状をなした紙製等の集塵袋7が配置されている。こうして電動送風機6の上流側に位置して掃除機本体2に内蔵された集塵袋7は、掃除機本体2が有する開閉可能な本体蓋2bを開いて、集塵室に着脱できる。
The vacuum cleaner body 2 incorporates an
吸込み風路体3は、蛇腹状をなして自在に可撓変形ができるホース11と、接続部12と、延長管13と、吸込み口体(吸込みノズルとも称する。)14とを備えている。
The suction air passage body 3 includes a
ホース11はその一端部に連結筒端部11aを有し、この連結筒端部11aは吸込み口2aに着脱可能に接続される。この接続により、吸込み風路体3は集塵袋7の上流側に配置されて、吸込み口体14から吸込んだ含塵空気を集塵袋7内に導くように設けられる。接続部12はホース11の他端部に連結されている。したがって、連結筒端部11aを有したホース11と接続部12とはホース組立を形成している。
The
図5〜図7に示すように接続部12は、直管状部15と、掃除操作の際に吸込み風路体3を握り持つための握り部16とを備えている。吸込み風路体3はその一部に直管状風路(以下第1風路と称する)15aを有している。この第1風路15aは、真っ直ぐな管状をなす直管状部15の内部に形成されている。
As shown in FIGS. 5 to 7, the connecting
握り部16は、直管状部15の例えば後部から突設されたハンドルで形成されているが、これに限らず直管状部15の例えば前部などを直接握り持つように形成することもできる。前記ハンドルからなる握り部16には、電動送風機6等に対する運転の指令をする操作パネル16aが設けられている。
The
直管状部15の後端部15bにはホース11の他端部が連結されている。直管状部15の前端部15cには、延長管13の後端部又は吸込み口体14が選択的に着脱可能に接続される。延長管13は例えば伸縮可能である。吸込み口体14は、その下面に床面等の被掃除面に対向する横長な吸塵口(図示しない)が開口されたヘッド部14aと、このヘッド部14aの後部に自在継手構造を介して回動自在に取付けられた接続管14bとを備える。接続管14bは直管状部15の前端部15c又は延長管13の前端部に選択的に着脱可能である。
The other end portion of the
掃除機本体2内の集塵袋7に対してその上流側に配置される第2塵分離部4は第1風路15aを形成した直管状部15の回りに設けられている。この第2塵分離部4は、ケース受け部21と、このケース受け部21に着脱自在に組合わされた集塵ケース22と、フィルタ23と、塵プレス機構24とを備えている。
The second
詳しくは、ケース受け部21は直管状部15と一体に形成されている。図4、図7などに示すようにケース受け部21は、第1風路15aをなした直管状部15より短く、かつ、この直管状部15の幅より広く形成されて、この直管状部15と同方向に延びる開口を有している。この開口は好ましい例として上方に開放している。直管状部15はケース受け部21の幅内、好ましくはケース受け部21の幅方向中央部に配置されている。
Specifically, the
この配置では、直管状部15の中心軸線を対称線として直管状部15及びケース受け部21がそれらの幅方向(左右方向)に線対称に設けられる。このため、直管状部15に対するケース受け部21、ひいては第2塵分離部4の重量バランスがよく、握り部16を握って吸込み風路体3を操作する上で好ましい。更に、後に詳述する集塵ケース22内から第1風路15aに戻る風の流れがケース受け部21の幅方向片側に偏ることを抑制できるとともに、集塵ケース22での集塵もその幅方向片側に偏らずに幅方向にバランスよく集塵できる点でも好ましい。
In this arrangement, the straight
ケース受け部21に対する第1風路15aの既述の配置により、第1風路15aをなした直管状部15とケース受け部21との間には、直管状部15に沿った左右一対の戻し風路25が形成されている。このような戻し風路25の配置では、戻し風路25が、第1風路15aの左右方向に並べられて第1風路15aの上下方向に重なることがないので、第1風路15aに対して第2塵分離部4をコンパクトに設けることができる点で好ましい。
Due to the above-described arrangement of the
戻し風路25の前端は閉じており、後端部は直管状部15の後端寄りの位置で開口された出口26(図3及び図5参照)を通じて第1風路15aに連続されている。これにより、戻し風路25の出口26は第1風路15aに合流されている。出口26は、第1風路15aを通る含塵空気の流れ方向を基準に後述する入口34よりも下流の位置に設けられている。
The front end of the
ケース受け部21の前記開口の縁には、この縁に沿って、ゴムなどの軟質シール材料からなるシールパッキン27が装着されている。これに代えてシールパッキン27は集塵ケース22の開口縁に装着してもよいが、ケース受け部21に装着することは、集塵ケース22から塵を捨てる場合に排出される塵が付着しない点で好ましい。ケース受け部21の前端に連続して直管状部15の外面に設けた前側凸部15dには、ケース係止部例えば後方に向けて開口する係止穴15f(図3参照)が設けられている。ケース受け部21の後端に連続して直管状部15の外面に握り部16の根元をなして設けた後側凸部15eには、ケース係止部材28が取付けられている。ケース係止部材28は、前後方向に移動可能に設けられていて、図示しないばねで前方に付勢されている。このケース係止部材28は指で操作することにより前記ばねの力に抗して後方向に引き動かすことができる。
A seal packing 27 made of a soft seal material such as rubber is attached to the edge of the opening of the
図3、図6、図8等に示すように集塵ケース22は、その一面、好適には下面が開口されたケース本体31と、ケース本体31の開口の前部を開閉するケース蓋32と、ケース本体31の後部に設けられたフィルタ支持枠33とを備えている。ケース本体31はその前部を覆う本体カバー31Aを有している。
As shown in FIGS. 3, 6, 8, and the like, the
ケース本体31はケース受け部21の開口と同様に第1風路15aを画成した直管状部15の軸方向に延びていて、その下面開口の幅はケース受け部21の開口の幅に合致している。ケース本体31の長手方向前端には係止舌片31cが突設されている。この係止舌片31cは係止穴15fにその後方から挿脱できる。ケース本体31の長手方向後端部には凹部などからなる係止部材受け31d(図3参照)が設けられている。この係止部材受け31dにはその後方から前記ケース係止部材28の前部が挿脱できる。
The
このため、直管状部15のケース係止部材28を後向きに引いた状態で係止舌片31cを直管状部15の係止穴15fに挿入しつつ、ケース本体31をケース受け部21に被せて、ケース本体31とケース受け部21との開口を互に合わせ、この状態でケース係止部材28を前方に移動させてケース本体31の係止部材受け31dに引っ掛けることにより、ケース本体31が外れ止めされる。つまり、以上の手順で第2塵分離部4の集塵ケース22を接続部12に取付けることできる。又、この逆の手順によって、接続部12から集塵ケース22を外すことができる。
For this reason, the case
接続部12に第2塵分離部4の集塵ケース22が取付けられた状態では、集塵ケース22はその長手方向を直管状部15の中心軸線が延びる方向と一致させて配置される。このため、直管状部15の幅方向への集塵ケース22の突出が少なく、吸込み風路体3を操作する際のバランスが良いとともに、この操作において直管状部15が被掃除面の視界を遮る要素となることが抑制される点で好ましい。
In a state where the
図8に示すようにフィルタ支持枠33は、ケース本体31の後端壁31aからケース本体31の長手方向中間位置にわたって延びる互に平行な内壁33aと、これら内壁33aの前部を一体に連続して設けられた隔壁33bを有している。隔壁33bは、内壁33aの下端面と面一に連続する隔壁底部から上向きに湾曲している。前記隔壁底部には前側に向かって先細となる略V字状の切欠き33cが設けられている。
As shown in FIG. 8, the
この切欠き33cとこれに連続した一対の内壁33aの下端面とによって例えば略船底形形状の開口が形成されている。この開口は第2塵分離部4に対する含塵空気の入口34として用いられる。この入口34にはケース本体31の後端壁31aが連続している。後端壁31aは第1風路15aが延びる方向に対して略直角に交差する方向に沿った壁、具体的には垂直状に起きる壁からなる。一対の内壁33aの前部には円形孔35が形成されている。
An opening having a substantially ship bottom shape, for example, is formed by the
図7に示すように直管状部15の後部(下流側部分)には、ケース受け部21の開口に向けて例えば上向きに開口する分岐口36が形成されている。この分岐口36は、集塵ケース22が接続部12に既述のように取付けられた状態で入口34と対向するように配置される。なお、図3及び図7中符号37は分岐口36の上流側の縁から起立された位置決め部で、この位置決め部37にその後側から隔壁33bの湾曲部が接することにより、分岐口36と入口34とが適正に位置決めされる。
As shown in FIG. 7, a
図4及び図9等に示すように前記フィルタ23は、フィルタ枠体にフィルタ要素23bを取付けてなる。フィルタ枠体は、両端が開放された円筒からなり、その中間部には円筒の軸方向に延びる長孔状の窓孔が周方向に一定間隔ごとに設けられている。更に、フィルタ枠体の両端部外周面には夫々周方向に沿う歯23aが形成されている。フィルタ要素23bはネットフィルタからなり、これは前記各窓孔を塞いでフィルタ枠体の外周面に装着されている。このフィルタ要素23bの端は歯23aには掛かっていない。
As shown in FIGS. 4 and 9, etc., the
こうした構成のフィルタ23は、その両端部を円形孔35に回転可能に挿通してフィルタ支持枠33の内壁33aに両端支持されている。フィルタ23の両端の歯23aは、フィルタ支持枠33の内壁33aとケース本体31の側壁との間に配置されている。後に詳述するケース蓋32を開放した状態で、この開放部を通して差し入れた手の指先を歯23aに掛けて、フィルタ23を回転させることができる。フィルタ支持枠33の内壁33aとケース本体31の側壁との間の空間は、集塵ケース22が接続部12に取付けられた状態で戻し風路25に連続する。これにより、フィルタ23の下流側領域、つまり、この場合には円筒状フィルタ23の内部空間が、このフィルタ23の両端開口を通じて接続部12の戻し風路25と連通されている。
The
ケース本体31に対して以上のように配置されたフィルタ23によって、集塵ケース22内は、フィルタ23に対してその前側に隣接する塵溜め室41と、フィルタ23に対してその後側に隣接する分離室42とに分けられ、これら両室41,42はフィルタ23の上方空間を通じて連通されている。集塵ケース22が接続部12に取付けられた状態で、塵溜め室41は第1風路15aの上流側部分に寄せて配置され、同状態で分離室42は塵溜め室41に対して第1風路15aの下流側部分に寄せて配置される。
With the
分離室42を画成する壁の内でフィルタ23の外周面に対向する壁は、前記入口34から塵溜め室41に渡るガイド壁43(図3参照)をなしている。このガイド壁43の入口側部分は前記後端壁31aで形成されている。ガイド壁43は、フィルタ23の外周面の一部と略相似形状をなすように入口34からその前方の塵溜め室41にわたって湾曲している。
Of the walls defining the
そして、第2塵分離部4は、入口34から分離室42、塵溜め室41、戻り風路25を介して出口26に至る風路を備えており、この風路は直管状風路15aに沿うように形成されている。
The second
塵溜め室41は、図3及び図4等に示すようにケース本体31の前部天井壁と、ケース本体31の前部内側にこのケース本体31の天井壁から一体に突設された互いに平行な一対の隔壁31bと、これら隔壁31bの先端(下端)に接離する開閉可能なケース蓋32とで区画されている。ケース本体31の前部天井壁は、円弧状に湾曲されたガイド壁43に一体に連続している。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
ケース蓋32はその後端部に枢軸部32aを一体に有している。枢軸部32aの両端部を左右の隔壁31bに貫通して支持させることによって、この枢軸部32aを中心としてケース蓋32が回転可能に取付けられている。このケース蓋32の回動によって、ケース本体31の前部開口、つまり、一対の隔壁31bの下端間が開閉される。
The
枢軸部32aはフィルタ23の前部外周面に対し至近距離に配置されている。枢軸部32aにはその軸方向に延びるリブ32c(図3参照)が一体に突設されている。このリブ32cは先細状であり、図3のようにケース蓋32が閉じた状態ではフィルタ23の前部外周面から離れているが、ケース蓋32が開かれた状態では枢軸部32aの回動によってフィルタ23の前部外周面に軽微に接する位置に配置される。
The
このため、既述のようにケース蓋32を開いた状態で歯23aを操作してフィルタ23を回転させることにより、フィルタ要素23bの表面に付着した塵を掻きとってケース蓋32側に落とすことができる。円筒状のフィルタ23には、その外側から内側に分離室42内を通る含塵空気中の空気が流通するので、流れが遅いフィルタ23の下側部分には特に塵が付着し易い。こうした付着特性にかかわらず、集塵ケース22からの塵捨ての際などに、既述のようにフィルタ23を手で回転させてフィルタ23の全周にわたる塵落としができるので、フィルタ23の延命措置、つまり、目詰まりを解消する作業を手軽にできる。
For this reason, by operating the
図3及び図9に示すようにケース蓋32はその自由端にフック32bを有している。ケース本体31と本体カバー31Vとの間、つまり、塵溜め室41の外部に設けられているフック32bは、ケース本体31を覆った本体カバー31Vの前端部内側に設けたフック受け44に係脱できる。フック受け44に押し付けられたフック32bはフック受け44に係合でき、この係合によりケース蓋32は閉じ状態に保持される。フック受け44からフック32bを外すことによりケース蓋32を開くことができる。
As shown in FIGS. 3 and 9, the
フック受け44はその中間部を支点に回動可能に設けられているとともに、フック32bが引っ掛かる保持位置に図示しないばねで付勢されている。図3及び図9に示すようにフック受け44からフック32bを外すために、ケース本体31の上面部には、塵溜め室41から隔離されるとともに外部から操作可能な棒状のスライド部材45が、ケース本体31の天井壁に前後方向に延びて形成された凹溝内に前後方向に移動可能に取付けられている。スライド部材45の先端は、ケース本体31の上面部と本体カバー31Vとの間に挿入されていて、フック受け44のフック端部と反対側の端部に接離される。スライド部材45は、その先端がフック受け44のフック端部と反対側の端部から離れる位置を保持するように図示しないばねで付勢されている。
The
したがって、スライド部材45を指で押し込んで前方に移動させるに伴って、このスライド部材45の先端がフック受け44のフック端部と反対側の端部を押圧して、フック端部をフック32bから外れる位置までフック受け44を回動させることができる。又、スライド部材45の押し込みを解放すると、このスライド部材45が元の位置に押戻されるとともに、フック受け44がフック32bを引っ掛け得る位置に戻されるようになっている。
Therefore, as the
ケース蓋32は、ケース本体31の前部両側壁間の幅寸法より幅が狭く、図3に示すように側面視略円弧状をなす開口閉鎖部を有している。この開口閉鎖部にはネットフィルタ47が装着されている。ネットフィルタ47のメッシュは、フィルタ23のフィルタ要素23bのメッシュと同じかそれよりも粗い。前記開口閉鎖部の外面には図3、図6、図8に示すように前後方向に所定の間隔を空けて一定角度で傾けられた多数の鎧板48が一体に設けられている。各鎧板48は、ネットフィルタ47を通って塵溜め室41から流出する空気を前方に導くように斜め前方に突出しているとともに、夫々の突出長さは、図8等に示すように開口閉鎖部を外側からみた場合にネットフィルタ47の視認を妨げることができる長さに設定されている。
The
各鎧板48による塵溜め室41内を通過する空気の流れ方向の規制により、塵溜め室41内に溜められた塵が、塵溜め室41内の前部に集められて圧縮されるので、塵溜め室41に集塵される塵をさほど嵩張らずに溜めることができる。更に、塵捨て時などにおいて、ネットフィルタ47及びこれに付着した塵の視認を各鎧板48で妨げることができるととともに、ネットフィルタ47に付着した塵に手等が接して汚されることも各鎧板48で妨げることができる点で好ましい。
Due to the restriction of the flow direction of the air passing through the
集塵ケース22には塵プレス機構24が設けられている。この機構は、プレス部材51と、歯車52と、ラック部材53とを備えている。ケース本体31の前部天井側部分と本体カバー31Vとの間には回動軸54が取付けられ、この回動軸54の両端部は塵溜め室41内に気密に挿入されている。塵溜め室41内に位置した回動軸54の両端部には塵溜め室41に収納されたプレス部材51のアームが連結されている。塵溜め室41の外部に位置された回動軸54の中間部に歯車52が固定されている。この歯車52に噛み合わされたラック部材53は、スライド部材45の上面に開放した長溝に沿ってスライド可能に設けられている。このラック部材53はばね55で後向きに付勢されている。それにより、プレス部材51は、その非使用時に、図3に示すように塵溜め室41の天井に沿って寝た待機位置に保持されるようになっている。なお、図3中符号31gは待機位置のプレス部材51の後端を覆うカバー突起を示し、これ煮より、ガイド壁43に沿って導かれる含塵空気を斜め前下方に導いて、塵が待機位置のプレス部材51に引っ掛からないようにしている。
The
回動軸54を中心とするプレス部材51の先端の回動軌跡は、閉じ状態にあるケース蓋32の内面の湾曲形状に略一致している。したがって、プレス部材51が図3中前側に回動されると、このプレス部材51の先端によりネットフィルタ47が掃かれるようにクリーニングされる。又、プレス部材51は、塵溜め室41の天井に沿って寝た待機位置から既述のように前側へ回動するので、この回動により、塵溜め室41内の塵が塵溜め室41内の前部に集められて前側に圧縮される。
The turning locus of the tip of the
集塵ケース22には、第2塵分離部4を選択的に使い分ける風路切換え手段5が設けられている。風路切換え手段5は、図8等に示すように導風部材を兼ねる切換え部材61と、操作部材62と、位置決め部63とを備えている。
The
切換え部材61は、前記入口34の形状に対応する形状をなした弁体で形成されている。切換え部材61を弁体とすることは、その風路切換え手段5の構成を単純にできる点で好ましい。切換え部材61は、その後端部に枢軸64を一体に有していて、この枢軸64の両端部を前記一対の内壁33aに支持させることによって回動可能に取付けられている。この回動により、切換え部材61は、第1位置と第2位置とにわたって移動できる。
The switching
第1位置は、第2塵分離部4を経ずして集塵袋7に至る強い含塵空気の流れを形成させるために切換え部材61が配置される位置である。具体的には、図3中2点鎖線で示すように切換え部材61が第1風路15aの分岐口36を塞いで入口34への第1風路15aからの含塵空気の導入を止めるとともに、第1風路15aから集塵袋7への含塵空気の流れを許す位置であり、この第1位置への切換え部材61の配置によって入口34が閉じられる。
The first position is a position at which the switching
第2位置は、第2塵分離部4を経て集塵袋7に至る弱い含塵空気の流れを形成させるために切換え部材61が配置される位置である。具体的には、図3中実線で示すように切換え部材61が第1風路15aの分岐口36を通って第1風路15a内に入り込んで、第1風路15aと入口34とを連通させるとともに、第1風路15aから集塵袋7への直接の含塵空気の流れを止める位置であり、この第2位置への切換え部材61の配置によって入口34が開かれる。
The second position is a position at which the switching
この第2位置での切換え部材61の配置姿勢は、この切換え部材61の自由端が第1風路15aの上流側に向けてせり出す斜状に設定されている。これにより、第1風路15aから入口34に向かう含塵空気の流れ方向が円滑に変えられて、この流れ方向の変更に伴う乱流の発生を抑制できる。したがって、圧力損失を抑制して、含塵空気を円滑に入口34に導入させることができる。
The arrangement posture of the switching
弁体からなる切換え部材61の枢軸64側の回動基端部61aは、例えば平坦状をなしているとともに、この回動基端部61aと、これより先端側の部分とは、相互間に折り曲げによる角を形成することなく緩やかな湾曲面をもって連続されている。これは、入口34に導入される含塵空気の流れが乱れることを抑制して圧力損失を更に抑制できる点で好ましい。
The pivot
回動基端部61aは、切換え部材61が第2位置に配置された状態でガイド壁43の入口34側部分、言い換えればケース本体31の後端壁31aと面一に連続する。これにより、後端壁31aと回動基端部61aとが風路抵抗となる段差等を形成することがない。したがって、第1風路15aから分離室42の入口34への含塵空気の導入において乱流の発生に伴う圧力損失を抑制して、含塵空気を円滑に入口34に導入させることができる点で好ましい。
The
枢軸64の一端部は、分離室42の一側壁を貫通しており、この端部に操作部材62が連結されている。操作部材62はアーム状をなし、これは集塵ケース22の外部から指で掴んで回動させることができる。この往復回動により、切換え部材61が第1位置と第2位置とにわたって移動される。
One end of the
図2及び図8等に示すように枢軸64が貫通した分離室42の一側壁の外面には、位置決め部63が一体に設けられている。この位置決め部63は、操作部材62の先端部が選択的に係脱される第1溝63aと第2溝63bとを有している。第1溝63aは、これに操作部材62の先端部が嵌合された時に、切換え部材61を第1位置に保持する。第2溝63bはこれに操作部材62の先端部が嵌合された時に、切換え部材61を第2位置に保持する。
As shown in FIGS. 2 and 8, etc., a
図1に示した電気掃除機1は、その握り部16を握り、電動送風機6を駆動した上で、吸込み風路体3を動かして吸込み口体14を床面などの被掃除面に沿って移動させることにより真空吸引式の掃除ができる。この場合、操作パネル16aの強及び弱のスイッチを操作して電動送風機6の運転を制御することにより、強い吸込みと、弱い吸込みとを選択できる他、以下の手順においても吸込みを強弱に切換えることができるので、その組合せにより多様な吸込み力を得ることができる。
The electric vacuum cleaner 1 shown in FIG. 1 grips the
操作パネル16aでの操作によらずして吸込み力を強くするには、風路切換え手段5の操作部材62を位置決め部63の第1溝63aに引っ掛けて保持することによって、切換え部材61を上向きに回動させて第1位置に配置すればよい。これにより、吸込み口体14から吸込まれた含塵空気は、吸込み風路体3の第1風路15aを直進して通過できる。この場合、第1風路15aを通る含塵空気が集塵ケース22に導入することは、入口34を閉じた切換え部材61によって妨げられる。
In order to increase the suction force regardless of the operation on the
したがって、吸込み口体14から吸込まれた含塵空気は、第2塵分離部4を経ずして吸込み風路体3を流通し掃除機本体2の吸込み口2aに導かれて、集塵袋7によって塵と空気とに分離される。分離された塵は集塵袋7内に溜められる。その一方で、集塵袋7において塵から分離された空気は、電動送風機6に吸い込まれてから、掃除機本体2の外部に排出される。
Therefore, the dust-containing air sucked from the
この掃除形態では、第2塵分離部4が風路抵抗となることはなく、電動送風機6の上流側での集塵部による風路抵抗は集塵袋7だけであるので、強い吸込みを実現できる。
In this cleaning form, the second
又、操作パネル16aでの操作によらずして吸込み力を弱くするには、風路切換え手段5の操作部材62を位置決め部63の第2溝63bに引っ掛けて保持することによって、切換え部材61を下向きに回動させて第2位置に配置すればよい。これにより、吸込み口体14から吸込まれた含塵空気が、吸込み風路体3の第1風路15aを直進して通過することを切換え部材61で妨げることができる。こうして通過を妨げられた含塵空気は、切換え部材61をガイドとして、集塵ケース22の入口34に導入される。こうして集塵ケース22に導入された含塵空気は、ガイド壁43に沿って導かれる。
In order to weaken the suction force regardless of the operation on the
この場合、分岐口36から第1風路15aに入り込んで前方にせり出して斜状の姿勢となっている切換え部材61とこれに連続したガイド壁43とは、図3に示されるように半円状になっているので、第1風路15aに流入した含塵空気は、第1風路15aに対する流動方向と反対側、つまり上流側に戻されるように円滑に導かれる。これに伴い集塵ケース22内に導入された含塵空気中の塵に対の慣性力が遠心方向に作用するので、重い塵は、ガイド壁43に寄せられて一部の空気とともに集塵ケース22の塵溜め室41に導入される。
In this case, the switching
この一方で、分離室42に臨んでいる円筒状のフィルタ23の内部には、電動送風機6の運転に基づく吸込み圧が波及している。この吸込み圧の波及は、第1風路15aでの流れを遮っている切換え部材61より下流の位置にある出口26及びこの出口26に上流側から連続している戻し風路25がフィルタ23の内部に連通していることにより、実現されている。このため、分離室42内を通る空気の多くは、前記ガイド壁43から遠ざかる方向にフィルタ23に吸込まれた後に、戻し風路25に流出して、出口26を通って第1風路15aを直進しようとする流れを遮っている切換え部材61より下流の位置において第1風路15aに流入して、掃除機本体2に吸込まれる。なお、入口34を有した分離室42、フィルタ23、戻し風路25、及び出口26は、第2塵分離部4の第2風路、つまり、以上説明した入口34から出口26にわたる第2風路(他の風路)を形成している。
On the other hand, the suction pressure based on the operation of the
以上のように重い塵をガイド壁43に寄せて沿わせながら軽い空気を吸引するので、分離室42において塵と空気とが分離され、分離された塵は既述のように塵溜め室41に一部の空気とともに流入して、この塵溜め室41に溜められる。又、塵溜め室41に入った一部の空気は、ケース蓋32のネットフィルタ47を通過するとともに、鎧板48相互間を通って戻し風路25に排出される。これにより、この戻し風路25内でフィルタ23から流出してくる空気と合流して、既述のように出口26を通って第1風路15aでの流れを遮っている切換え部材61より下流の位置において第1風路15aに流入して、掃除機本体2に吸込まれる。なお、入口34を有した分離室42、ネットフィルタ47、戻し風路25、及び出口26も、第2塵分離部4の第2風路、つまり、以上説明した入口34から出口26にわたる第2風路を形成している。
As described above, since heavy air is attracted to the
この掃除形態での集塵部による風路抵抗は、第2塵分離部4とその下流側の集塵袋7との双方である。特に、既述のように慣性力を利用して空気と塵とを分離する第2塵分離部4での分離形態では、集塵袋7に比較して圧力損失が大きい。このため、弱い吸込みを実現できる。
The wind path resistance by the dust collection part in this cleaning form is both the second
以上のように第2塵分離部4に設けた風路切換え手段5を操作して、その切換え部材61を第1位置又は第2位置に選択して配置することによって、電動送風機6に対する入力制御をしたり、集塵ケース22を取外すこともなく、強い吸込みと弱い吸込みとを切換えることができる。このため、掃除場所に応じて吸込み力を切換えることができる。なお、本発明は、電動送風機に対する電力制御をしない電気掃除機にも適用できる。
As described above, by operating the air path switching means 5 provided in the second
そして、切換え部材61を第2位置に配置して第2塵分離部4を用いた塵分離を行わせる掃除形態では、第2塵分離部4での塵分離性能を向上できる。
In the cleaning mode in which the switching
すなわち、切換え部材61を第2位置に配置して第2塵分離部4を用いた塵分離を行わせる掃除形態では、含塵空気が直管状の第1風路15aから直接に塵埃を分離するための第2風路に導かれるので、第2風路に至るまでの流路抵抗は小さい。しかも、既述のように切換え部材61が、直管状の第1風路15aの中間部に斜状に配置されて、第1風路15aを真っ直ぐに通り抜けようとする含塵空気を遮るとともに、第2塵分離部4の入口34に円滑に導入させている。この場合、第1風路15aの入口、つまり、直管状部15の前端部15cからこれに対向して斜状に配置されている切換え部材61までの真っ直ぐな第1風路部分は、そこを流れる含塵空気の流れ方向が変わることがないので、含塵空気に対する流路抵抗がきわめて小さい。よって、前記第1風路部分を流れる含塵空気の速度は速い。このため、前記真っ直ぐな第1風路部分は、第2塵分離部4の第2風路からみれば、その入口34に導入される含塵空気の速度を速めるための助走路とみなすことができる。
That is, in the cleaning mode in which the switching
このように掃除機本体2内に含塵空気を導く吸込み風路体3の一部を利用して得た高速の含塵空気が、既述のように切換え部材61を介して第2塵分離部4の入口34に導入されるので、入口34に導入される含塵空気中の塵に対してより大きな慣性力を与えることができる。したがって、既述の慣性分離による塵と空気との分離性能を向上させることができる。
As described above, the high-speed dust-containing air obtained by utilizing a part of the suction air passage body 3 that guides the dust-containing air into the cleaner body 2 is separated into the second dust via the switching
これとともに、斜状に配置された切換え部材61による直管状の第1風路15aから第2塵分離部4の入口34への含塵空気の導入では、既述のように含塵空気が直角状に曲がることがないから、圧力損失を極めて小さくできる。このため、吸込み風路体3が先端部に有した吸込み口体14での吸込み力を向上できる。
At the same time, in the introduction of the dust-containing air from the straight tubular
又、風路切換え手段5による強弱切換えでは、この風路切換え手段5が設けられた第2塵分離部4が、吸込み風路体3を操作するための握り部16を有した接続部12に設けられている。このため、握り部16に近い位置に風路切換え手段5の操作部材62が配置されるので、操作上の取り扱いが容易である。
Further, in the strength switching by the air path switching means 5, the second
更に、第2塵分離部4では既述のように空気とともに移動される塵の慣性と湾曲状のガイド壁43とで遠心力を発生させて塵分離をしている。この場合、第1風路15aの分岐口36に連通する入口34を有した分離室42は、第1風路15aに対して分岐するように設けられているので、この分離室42によって慣性分離の一例として含塵空気を曲げて導く風路を得ることができる。したがって、第1風路15aに対する第2塵分離部4の分離室42の配置が合理的である。
Further, as described above, the second
前記強い吸込みとした場合は、第1風路15aの分岐口36が開放され、この分岐口36と、出口26及び戻し風路25とを通じてケース受け部21に吸込み圧が作用する。このため、集塵ケース22がケース受け部21に引き付けられて、これら両者間の気密が確保される。同様に、弱い吸込みとした場合にも、出口26及び戻し風路25を通じてケース受け部21に吸込み圧が作用するため、集塵ケース22がケース受け部21に引き付けられて、これら両者間の気密が確保される。
In the case of the strong suction, the
又、第2塵分離部4で分離した塵を捨てる場合には、必要に応じて塵プレス機構を操作した後に、接続部12から集塵ケース22を取外して、この集塵ケース22を塵捨て場所に運んで、ケース蓋32を開いて塵溜め室41内の塵を排出すればよい。この場合、手で持つ接続部12に集塵ケース22が取付けられているので、掃除機本体2の位置まで移動する必要がなく、集塵ケース22を外すことができる点で作業上好ましい。
When the dust separated by the second
又、第2塵分離部4の塵溜め室41の幅は、この塵溜め室41に所定量の塵溜め容積を確保するために、その幅が第1風路15aの風路断面幅より必然的に大きい。そして、第1風路15aをなす直管状部15に、塵溜め室41を有する集塵ケース22を着脱自在に支持するためのケース受け部21が一体に設けられているから、このケース受け部21の幅は、前記風路断面幅よりも大きく、集塵ケース22の幅と同じである。このため、以上のように第1風路15aをなす直管状部15とこれより幅が広いケース受け部21との幅寸法差を利用して、これらケース受け部21と第1風路15aをなす直管状部15との間に、第1風路15aに沿って並ぶ戻し風路25aを形成でき、戻し風路25aを形成するために特別な構成を要しない。
Further, the width of the
本発明は前記一実施形態には制約されない。例えば、第2集塵部に風路切換えがない電気掃除機、つまり、導風部材を第1風路に斜めに入り込んだ位置に動かないように設けて、掃除の際第2集塵部に必ず含塵空気が流通するようにした電気掃除機にも、本発明は適用できる。 The present invention is not limited to the one embodiment. For example, a vacuum cleaner in which the air passage is not switched in the second dust collecting portion, that is, the air guide member is provided so as not to move to a position obliquely inserted into the first air passage, and the second dust collecting portion is provided for cleaning. The present invention can also be applied to a vacuum cleaner in which dust-containing air always circulates.
1…電気掃除機、2…掃除機本体、3…吸込み風路体、4…第2塵分離部、5…風路切換え手段、6…電動送風機、7…集塵袋(第1塵分離部)、11…可撓性のホース、12…接続部、13…延長管、14…吸込み口体、15…直管状部、15a…第1風路(直管状風路)、21…ケース受け部、22…集塵ケース、23…フィルタ、25…戻し風路、26…出口、31…ケース本体、31a…ケース本体の後端壁(ガイド壁の入口側部分)、32…ケース蓋、33…フィルタ支持枠、34…入口、36…分岐口、41…塵溜め室、42…分離室、43…ガイド壁、47…ネットフィルタ、61…切換え部材(導風部材) DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Electric vacuum cleaner, 2 ... Vacuum cleaner main body, 3 ... Suction air path body, 4 ... 2nd dust separation part, 5 ... Air path switching means, 6 ... Electric blower, 7 ... Dust collection bag (1st dust separation part) 11 ... flexible hose, 12 ... connecting portion, 13 ... extension pipe, 14 ... suction port, 15 ... straight tubular portion, 15a ... first air passage (straight tubular air passage), 21 ... case receiving portion , 22 ... dust collecting case, 23 ... filter, 25 ... return air passage, 26 ... outlet, 31 ... case main body, 31a ... rear end wall of the case main body (portion inlet side portion), 32 ... case lid, 33 ... Filter support frame, 34 ... inlet, 36 ... branch port, 41 ... dust storage chamber, 42 ... separation chamber, 43 ... guide wall, 47 ... net filter, 61 ... switching member (wind guide member)
Claims (4)
一部に直管状風路を有して、前記電動送風機の上流側の位置で前記掃除機本体に接続される吸込み風路体と、
着脱可能な集塵ケースを備えて前記直管状風路の回りに設けられ、かつ、前記直管状風路を通る吸込み空気が導入される入口及びこの入口より下流の位置で前記直管状風路に連続する出口を有して、前記入口から導入された含塵空気を前記直管状風路に沿って流す他の風路を形成して、慣性分離により空気と塵とを分離する塵分離部と、
前記直管状風路を通る含塵空気を前記他の風路の入口に導入させる導風部材と、
を具備した電気掃除機。 A vacuum cleaner body with a built-in electric blower,
A suction air passage body having a straight tubular air passage in part and connected to the cleaner body at a position upstream of the electric blower,
An detachable dust collection case is provided around the straight tubular air passage, and the inlet into which the intake air passing through the straight tubular air passage is introduced and a position downstream from the inlet are provided in the straight tubular air passage. A dust separation unit having a continuous outlet, forming another air passage through which the dust-containing air introduced from the inlet flows along the straight tubular air passage, and separating air and dust by inertia separation; ,
A wind guide member for introducing dust-containing air passing through the straight tubular air passage into an inlet of the other air passage;
Vacuum cleaner equipped with.
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