JP3886550B2 - Crew monitoring device - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、自車両の乗員配置や姿勢の情報を収集して、その情報に応じて制御機器を制御することによって、各乗員に最適な環境を提供する乗員監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図30,図31は例えば特開平2−60858号公報に示された従来の乗員監視装置付きエアバッグ起動装置を示す斜視図及びブロック構成図であり、図30において、101は助手席側シート、102は乗員、103はインストルメントパネル(以下、インパネと称す)、104は乗員102を衝突による衝撃から守るエアバッグ、105はハンドル、106は乗員102が着座していることを検出するシートスイッチ、107はインパネ103から所定距離内に物体が存在していることを検出する赤外線を用いた近接センサである。また、図31において、108は車両の衝突を検出する衝突センサ、109はシートスイッチ106,近接センサ107及び衝突センサ108からの信号を基にエアバッグ104を制御する制御手段、110は制御手段109の信号により作動しエアバッグ104にガスを供給するガス発生器、111は制御手段109の信号により開度が制御され、エアバッグ104からガスを放出させ展開速度を制御するバルブである。
【0003】
次に動作について説明する。従来の乗員監視装置では、シートスイッチ106と近接センサ107とで乗員監視を行い、制御手段109で乗員監視判断を行っている。例えば、運転席の隣の助手席の前に子供が立っている場合(以下、スタンディングチャイルドと称す)、又は、助手席側シート101に乗員102が荷物を持って着座している場合には、インパネ103に設置された近接センサ107はオン状態となり、衝突センサ108によって車両の衝突が検出されてガス発生器110を作動させても、エアバッグ104が急激に展開しないようにエアバッグ104内から外へのガス抜け量をバルブ111によって制御し、比較的柔らかい状態でエアバッグ104を展開するように制御手段109が働く。これにより、エアバッグ104の急激な膨張による子供又は荷物がはね飛ばされることを防止している。
【0004】
一方、助手席側シート101に乗員102が着座しているが、乗員102が荷物を持っていない場合は、シートスイッチ106はオン状態であるが、近接センサ107はオフ状態である。この時、衝突センサ108によって車両の衝突が検出されると、エアバッグ104が急激に展開するように制御手段109が働く。
【0005】
一方、助手席側シート101に乗員102がいない場合は、シートスイッチ106及び近接センサ107は共にオフ状態となり、エアバッグ104の不必要な展開を防止するように制御手段109が働く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の乗員監視装置付きエアバッグ起動装置は以上のように構成されているので、乗員102の着座の有無をシートスイッチ106により検出しなくてはならず、例えば、乗員102が助手席側シート101に浅く座ったり、体重の軽い子供が着座した場合、乗員102の有無を確実に検出できないという問題点があった。
【0007】
また、赤外線を用いた近接センサ107をインパネ103に設置して、スタンディングチャイルド及び荷物等を検出しているが、このような近接センサ107の設置位置では、太陽等の外乱を受けやすく誤検出しやすいという問題点もあった。
【0008】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、確実に物体の有無を判断し、その物体の有無に応じて制御することができる乗員監視装置を得ることを目的とする。
また、この発明は、座席上の乗員の有無,床上の乗員の有無及び乗員の姿勢を確実に判断し、その乗員の有無及び姿勢に応じて制御することができる乗員監視装置を得ることを目的とする。
さらに、この発明は、距離測定手段による検出が外乱光による影響を受けにくくすることができる乗員監視装置を得ることを目的とする。
さらに、この発明は、確実に複数の物体の有無を判断し、その複数の物体の有無に応じて制御することができる乗員監視装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る乗員監視装置は、第1の距離測定手段の座席方向の距離の測定値と第1の記憶手段に記憶した設定距離値との比較に基づいて座席上の乗員の有無を判断すると共に、第2の距離測定手段のインストルメントパネル近傍方向の距離の測定値と第2の記憶手段に記憶した設定距離値との比較に基づいて床上の乗員の有無を判断し制御信号を出力する第1,第2及び第3の比較手段を備えたものである。
【0010】
請求項2の発明に係る乗員監視装置は、距離測定手段と室内灯とを一体化したものである。
【0011】
請求項3の発明に係る乗員監視装置は、座席の背もたれ部の上方に距離測定手段を設け、この設置箇所から上記座席に対応した床方向の距離を測定し、上記距離測定手段の測定した測定値と第1の記憶手段に記憶した第1の設定距離値との比較に基づいて上記座席上の乗員の有無を判断すると共に、上記距離測定手段の測定した測定値と第2の記憶手段に記憶した第2の設定距離値との比較に基づいて上記床上の乗員の有無を判断し、制御信号を出力する第1,第2及び第3の比較手段を備えたものである。
【0012】
請求項4の発明に係る乗員監視装置は、制御信号に基づいて、エアバッグ装置,音響装置又は空調装置を制御するものである。
【0013】
請求項5の発明に係る乗員監視装置は、制御信号に基づいて、エアバッグ装置の展開速度を制御する展開速度制御手段を備えたものである。
【0014】
【作用】
請求項1の発明における乗員監視装置は、第1の比較手段において、第1の距離測定手段によって測定された座席方向の距離の測定値と、第1の記憶手段に予め記憶された設定距離値との比較に基づいて、座席上の乗員の有無を判断する。また第2の比較手段において、第2の距離測定手段によって測定されたインストルメントパネル近傍方向の距離の測定値と、第2の記憶手段に予め記憶された設定距離値との比較に基づいて、床上の乗員の有無を判断する。更に、第3の比較手段において、上記第1及び第2の比較手段による判断に基づいて制御信号を出力する。よって、座席及び床上に乗員無し、座席のみに乗員有り、床上に乗員有りに場合分けして制御信号を出力可能にする。
【0015】
請求項2の発明における距離測定手段は、室内灯と一体化されることにより、取り付けを容易にすると共に、取り付けスペースを低減する。
【0016】
請求項3の発明における乗員監視装置は、第1の比較手段において、距離測定手段によって測定された床方向の距離の測定値と、第1の記憶手段に予め記憶された第1の設定距離値との比較に基づいて、座席上の乗員の有無を判断する。また、第2の比較手段において、上記距離測定手段によって測定された床方向の距離測定値と、第2の記憶手段に予め記憶された第2の設定距離値との比較に基づいて、床上の乗員の有無を判断する。更に、第3の比較手段において、上記第1及び第2の比較手段による判断に基づいて制御信号を出力する。よって、座席及び床上に乗員無し、座席のみに乗員有り、床上に乗員有りに場合分けして制御信号を出力可能にする。更に、1台の距離測定手段によって座席及び床上の乗員の有無を測定可能にする。
【0017】
請求項4の発明における乗員監視装置は、比較手段から出力された制御信号に基づいて、エアバック装置,音響装置又は空調装置を制御する。よって、乗員の有無及び姿勢に応じたエアバック装置,音響装置又は空調装置の制御を可能にする。
【0018】
請求項5の発明における展開速度制御手段は、比較手段から出力された制御信号に基づいて、エアバック装置の展開速度を制御する。よって、座席及び床上に乗員無し、座席のみに乗員有り、床上に乗員有りに場合分けしたり、座席上の乗員の姿勢に応じてエアバック装置の展開速度を制御可能にする。
【0019】
【実施例】
実施例1.
以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1はこの発明の実施例1によるエアバッグ装置を示す構成図であり、図1において、10は車両、11は座席、12は乗員(物体)、13はハンドル、14は車両10の衝突時に乗員12を衝突時の衝撃から保護するために展開されるハンドル13に内蔵されたエアバッグであり、図は展開時を示したものである。15は乗員12までの距離を測定する距離センサ(距離測定手段)である。
【0020】
図2はこの発明の実施例1によるエアバッグ装置を示す機能ブロック図であり、図2において、20は距離センサ15内に構成される光学部、21は光学部20の出力より距離を測定する測距回路、また、光学部20は対象物に向け発光する発光素子20Aと対象物からの反射光を受光する受光素子20Bより構成されている。23は車両10の加速度を検出する加速度センサ、24Aは加速度センサ23の出力に基づいて通常の方法により衝突を検知する衝突判定部、24Cは距離センサ15の出力と比較を行うための基準距離データを記憶した距離メモリ(記憶手段)、24Bは距離センサ15の制御、又は、距離センサ15の出力と距離メモリ24Cの内容により乗員12の有無又は着座姿勢を判定する乗員判定部(第1から第3の比較手段)、24Dは衝突判定部24Aと乗員判定部24Bの出力よりエアバッグ14の展開制御を行う出力選択部(展開速度制御手段)であり、以上、衝突判定部24A,乗員判定部24B,距離メモリ24C及び出力選択部24Dは、マイクロコンピュータ24(以下、マイコンと称す)により処理されるものとして説明する。また、25A,25Bは上記出力選択部24Dの出力により制御されるスイッチング用の点火回路であり、それら点火回路25A,25Bと直列にエアバッグ14のスクイブA,B14A,14Bが接続され、更に、それらスクイブA,B14A,14Bに電流電源26が接続されている。
【0021】
図2において、加速度センサ23の出力から衝突判定部24Aにより、車両10の衝突が検知されると、距離メモリ24C内に予め記憶された基準距離データを選択する。次に、乗員判定部24Bにおいて距離センサ15の出力から対象物(座席11又は乗員12)までの相対距離と上記基準距離データの比較を行い、乗員12の着座が検出されると出力選択部24Dに起動信号を出力する。次に、上記起動信号を基に出力選択部24Dは点火回路25A,25Bを駆動してエアバッグ14を展開させる。
【0022】
また、図3は距離センサ15の詳細な構成図であり、図3において、光学部20は発光素子20A,受光素子20B,レンズ20C及びハウジング20Dより構成されており、20Xは乗員12又は座席11等の距離センサ15の測距対象となるターゲットである。発光素子20Aはレンズ20Cを通してターゲット20Xに向け発光8(太線)を行い、受光素子20Bはターゲット20Xからの反射光(細線)をレンズ20Cを通して受光し、測距回路21は発光素子20Aと受光素子20Bの動作制御を行うことから、受光素子20Bが受ける反射光の位置に応じた距離信号を出力する。
【0023】
次に動作について説明する。この動作を図4のフローチャートを用いて説明すると、ステップST5では例えば赤外線LEDのような発光素子20Aに電流を流して発光させ、ステップST6で受光素子20Bからの出力を受け取り距離データに変換する。例えば、受光素子20BがPSD(Position Sensitive Device)の場合には、三角測量の原理で対象物までの距離が電流値になって現れるため、その電流値を測定することにより距離測定が行える。そして、ステップST7では発光素子20Aの発光を止める。
【0024】
図5は距離センサ15と座席11又は乗員12までの距離測定法を示す説明図であり、図5において、距離センサ15から乗員12までの距離(以下、乗員距離と称す)がLman 、座席11の表面までの距離(背景距離)がLback1 であり、距離メモリ24Cに記憶されている乗員の有無を判定するための閾値である基準距離データをLmemo1 の記号を用いて表している。尚、基準距離データLmemo1 は、誤差及びばらつきによる誤動作を防ぐための余裕値α1を背景距離Lback1 より減算した値としている。また、スタンディングチャイルドのような確実に着座していない乗員の位置を判定するために、予め第2の閾値の所定位置Lmemo2 を定めても同様の効果がある。
【0025】
図2に示した機能ブロック図の処理を、図6のフローチャートを用いて説明する。図6において、ステップST10でイグニッションがオンされると、ステップST11で図7に示す乗員監視サブルーチン1に処理が移る。そして、ステップST20では、距離メモリ24Cから基準距離データLmemo1 を読み込み、処理ステップST21で距離センサ15により乗員距離Lman を測定する。ステップST22で上記基準距離データLmemo1 より乗員距離Lman を減算した値が0より大きければ、Yの方向のステップST23に進み乗員12が座席上にいるものと判定する。また、ステップST22において上記減算値が0以下のときは、Nの方向のステップST24に進み乗員12が座席上にいないものと判定する。以上の処理により乗員監視サブルーチン1が終了し、図6に示すメインルーチンへ処理が戻る。
【0026】
図6のステップST12において、乗員監視サブルーチン1で乗員12が有りと判定された場合は、ステップST13に進み衝突判定処理を行う。上記衝突判定処理は加速度センサ23の出力信号を基に積分処理等を行い、起動を必要とする衝突と起動を必要としない衝突を判定する処理である。衝突判定処理を図8のフローチャートを用いて説明すると、ステップST1で加速度センサ23の出力値gを取り込み、ステップST2でその出力値gを時間積分してvとし、ステップST3で予め設定された閾値Vthと比較し、閾値Vth以上であればステップST4に進み衝突を検知したこととする。このように、衝突判定処理ルーチンにおいて衝突が検知されると、メインルーチンではY方向のステップST15に進み点火回路25A,25Bを駆動し、エアバッグ14が展開される。また、ステップST12で乗員12無しと判定された場合とステップST14で衝突が検知されなかった場合はステップST11に戻り、上記処理を繰り返す。以上で図2に示す機能ブロック図の全処理が終了する。
【0027】
この実施例では、座席上の乗員12の有無に応じて、エアバッグ14を展開するか否かを制御でき、不必要なエアバッグ14の展開を防ぐことができる。
尚、上記乗員12が測定される座席は、運転席,助手席及び後部座席のいずれであっても良い。
【0028】
実施例2.
図6のフローチャートでは乗員12の有無によるエアバッグ14を展開するか否かの動作を説明したが、図9は確実に着座していない乗員の場合の動作を説明するためのフローチャートであり、ステップST30からステップST34の動作は図6に示したステップST10からステップST14の動作と同一のため重複説明を省略する。図9のステップST35において、距離センサ15に測定された乗員距離Lman が所定の閾値Lmemo2 以上であると、Y方向のステップST36に進み点火回路25A,25Bの両方を駆動する。また、ステップST35で乗員距離Lman が所定の閾値Lmemo2 より小さければ、乗員12が所定位置より前に着座しているとみなし、N方向のステップST37に進み点火回路25Aのみを駆動し、エアバッグ14が展開される。よって、点火回路25Aのみ駆動した場合は、点火回路25A,25Bを両方駆動した場合に比べ、エアバッグ14の膨張力が弱められ、最適な膨張状態でエアバッグ14に乗員12はぶつかり、最良の緩衝が得られる。
【0029】
この実施例では、座席上の乗員12の姿勢に応じて、エアバッグ14の展開速度を制御でき、最適な膨張速度でエアバッグ14を膨張させることができ、安全性の高いエアバッグ装置が得られる。
尚、上記乗員12が測定される座席は、運転席,助手席及び後部座席のいずれであっても良い。
【0030】
実施例3.
図10はこの発明の実施例3によるエアバッグ装置を示す構成図であり、図10において、10は車両、11bは助手席(座席)、102aは助手席乗員(乗員)、102bはスタンディングチャイルド(乗員)、103はインパネ、104はエアバッグ、15aは助手席11bを監視する距離センサ1(第1の距離測定手段)、15bはインパネ103近傍を監視する距離センサ2(第2の距離測定手段)である。尚、図10において距離センサ15a,15bは車両天井部に設置されているが、これに限るものではなく、監視する対象に応じて最適の位置が選ばれる。また、図11はこの発明の実施例3によるエアバッグ装置を示す機能ブロック図であり、図11において、距離センサが15aと15bの2つある点以外は、図2の構成と同様であるので説明は省略する。
【0031】
距離センサ15aと助手席11b又は助手席乗員102aまでの距離については、図5と同様であるので説明は省略し、距離センサ15bとスタンディングチャイルド102bまでの距離を図12を用いて説明する。図12において、距離センサ15bからスタンディングチャイルド102bまでの距離(以下、乗員距離と略す)がLman 、床の表面までの距離(背景距離)がLback2 であり、距離メモリ24Cに記憶されている乗員有無を判定するための閾値である基準距離データをLmemo3 の記号を用いて表している。尚、基準距離データLmemo3 は、誤差及びばらつきによる誤動作を防ぐための余裕値α2を背景距離Lback2 より減算した値としている。
【0032】
次に動作について説明する。図10,図11に示された実施例3の処理を、図13のフローチャートを用いて説明する。図13において、ステップST40でイグニッションがONされると、ステップST41で乗員判定部24Bは距離センサ15aを選択する。次にステップST42で図7に示される乗員監視サブルーチン1に処理が移る。図7の処理については実施例1で説明済みなので省略する。次に、図13のステップST43において、乗員監視サブルーチン1で助手席乗員102aが有りと判定された場合は、ステップST44に進みフラグAに1を入れ、乗員監視サブルーチン1で助手席乗員102aが無しと判定された場合は、ステップST45に進みフラグAに0を入れる。次に、ステップST46で乗員判定部24Bは距離センサ15bを選択し、ステップST47で図14に示される乗員監視サブルーチン2に処理が移る。図14の乗員監視サブルーチン2の処理については、図7の乗員監視サブルーチン1の処理とほぼ同様であり、図12に示したLman とLmemo3 との比較を行うものである。
【0033】
次に、図13のステップST48において、乗員監視サブルーチン1でスタンディングチャイルド102bが有りと判定された場合は、ステップST50に進み、乗員監視サブルーチン1でスタンディングチャイルド102bが無しと判定された場合は、ステップST49に進み、フラグAを見て0、即ち助手席乗員102aがいないのでエアバッグ14の点火必要無しとしてステップST41へ戻り、フラグAが0でなければステップST50に移る。ステップST50は図8の衝突判定処理と同様なので説明は省略する。次に、ステップST51において、上記衝突判定処理において衝突が検知されなかった場合にはN方向へ進みステップST41へ戻るが、衝突が検知された場合にはY方向のステップST52に進み、上記フラグAが1、即ち助手席乗員102a有りの場合は点火回路25A,25Bの両方を駆動し、ステップST55でエアバッグ14が展開される。また、ステップST52でフラグAが0、即ちスタンディングチャイルド102bのみの場合は、ステップST54に進み、点火回路25Aのみを駆動する。そして、エアバッグ14が展開される。よって、点火回路25Aのみ駆動した場合は、点火回路25A,25Bを両方駆動した場合に比べ、エアバッグ14の膨張力が弱められ、スタンディングチャイルド102bをはねとばさないようにする。以上で図11に示す機能ブロック図の全処理が終了する。
【0034】
この実施例では、助手席乗員102aの有無及びスタンディングチャイルド102bの有無に応じて、エアバッグ14を展開するか否かを制御できると共に、展開速度を制御でき、不必要なエアバッグ14の展開を防ぐことができると共に、最適な膨張速度でエアバッグ14を膨張させることができ、安全性の高いエアバッグ装置が得られる。
尚、上記乗員が測定される座席は、運転席,助手席及び後部座席のいずれであっても良い。
【0035】
実施例4.
図15はこの発明の実施例4による下向けに設置した距離センサを示す構成図であり、図15(a)において、10Aは水平より下向けに設けられた距離センサ15を設置した車両、10Bはバス又はトラック等の車両であり、車両10Aの後方を走行するヘッドライト位置の高い車両10Bが距離センサ15にライトを照らし外乱する状態を、また、車両10Aの後方には朝日又は夕日があり太陽光が距離センサ15に外乱となる状態を示している。更に、図15(b)において、距離センサ15は水平より角度θe 下向けに設定されており、日中、距離センサ15に太陽光による外乱光が直接入ることなく、また、夜には車両10Bのヘッドライト光が車両10Aに直接入ることがないようにされている。このように、距離センサ15の設置を水平より下向けに設定することにより、太陽光やヘッドライト光等の外乱光の影響を無くし正確な距離測定を行うことができる。
【0036】
図16は更に外乱光が少なくなる角度に設置した距離センサを示す構成図であり、図16において、270は車両10Aのフロントノーズと呼ばれるエンジンが設置された前部であり、また、271はバックノーズと呼ばれるトランクルームが設置された後部であり、距離センサ15は上記フロントノーズ270を結ぶ角度θfront 、又はバックノーズ271を結ぶ角度θbackより下向けにすることにより、フロントノーズ270又はバックノーズ271より下側から距離センサ15に入ってくる外乱光を、上記外乱と共に阻止することができる。
【0037】
図17は外乱光の影響を示すタイミングチャートであり、図17において、(a)は発光素子20Aにより発光される発光パターン、(b)は外乱が無い場合の受光素子20Bの出力、(c)は外乱がある場合の受光素子20Bの出力を示している。(a)に示す発光パターンにより発光素子20Aより発光が行われると、太陽光等の外乱が無い場合は、受光素子20Bの出力は(b)のようになり、外乱がある場合は(c)に示すように出力レベルは外乱分ΔV大きくなり、S/N比が悪化し、測距回路21は実際の距離とは異なる出力をする。
【0038】
この実施例では、距離センサ15に入ってくる外乱光を阻止することができ、正確な距離測定を行うことができる。
【0039】
実施例5.
図18はこの発明の実施例5によるエアバッグ装置を示す構成図であり、図18において、11aは運転席(座席)、11bは助手席(座席)、11cは後部座席(座席)を示し、12Aから12Eは5人の乗員(物体)であり、車体前部に取り付けられた距離センサ15がステッピングモータ(駆動手段)30によって動かされ、5人の乗員位置に向くことによりそれぞれの有無を検出する。尚、14aから14eはエアバッグ、16はセンターコンソールである。
【0040】
図19はこの発明の実施例5によるエアバッグ装置を示す機能ブロック図であり、図19において、30は距離センサ15の方向を変えるステッピングモータであり、14Aから14Eは各座席のエアバッグ14のスクイブであり、25Aから25Eは各スクイブに接続された点火回路で、マイクロコンピュータ24によって制御される。他の構成については図2と同一符号を付け重複説明を省略する。
【0041】
次に動作について説明する。この動作を図20のフローチャートを用いて説明すると、ステップST70でイグニッションをオンし、ステップST71でステッピングモータ30を駆動し乗員12Aに距離センサ15を向け、図7に示す乗員監視サブルーチン1の処理により乗員12Aを監視する。同様に、ステップST72で乗員12Bに距離センサ15を向けて監視、ステップST73で乗員12Cに距離センサ15を向けて監視、ステップST74で乗員Dに距離センサ15を向けて監視、ステップST75で乗員Eに距離センサ15を向けて監視する。そして、ステップST76で乗員12Aから12Eの有無に応じて、点火回路25Aから25Eを制御し駆動する。例えば,各座席毎に図示していないエアバッグ14aから14eを装備した場合には、乗員のいる必要な部分のエアバッグのみを展開する等の制御が可能である。
【0042】
尚、上記実施例5では、距離センサ15によって、各座席の乗員の有無についてのみ判定したが、乗員の姿勢及びスタンディングチャイルドの有無について判定してもよい。
【0043】
実施例6.
以上の実施例では、乗員監視装置をエアバック装置に適用したもののみについて説明したが、乗員監視装置をその他の装置に適用させてもよい。図21はこの発明の実施例6によるオーディオ装置を示す機能ブロック図であり、図21において、220はカセット、CD等の機能を持ったオーディオであり、221A,221Bはオーディオ220の出力信号を音に変換し出力するスピーカであり、図2と同一部品には同一記号を付け重複説明は省略する。この実施例では、図15の乗員判定部24Bにおいて、運転席又は運転席以外の乗員の有無、着座姿勢を判定し、前記乗員判定部24Bの出力から出力選択部24Dは、音場補正回路220Aを通じて車室内に設置された各スピーカ221A,221Bの音量及び位相,音質を制御し、乗員配置に適応させた音場補正を行う。
【0044】
次に動作について説明する。この動作を図22のフローチャートを用いて説明すると、ステップST80からステップST85は図20と同様のため重複説明を省略する。従って、ステップST80からステップST85の判定情報を基に、ステップST86では乗員12A〜乗員12Eの有無及び着座姿勢に応じて音場の判別及び設定を行い、音場補正回路220Aによって音場補正をする。これをステップST80に戻り同様の処理を繰り返す。
【0045】
また、図23はこの発明の実施例6によるエアコン装置を示す機能ブロック図であり、図23において、231は車室内の温度を測定する温度センサ、24Fは温度センサ231の出力から車室内の温度を適温か否かを判定する適温判定部、232はエアコンであり、コンプレッサ232Bとファン232C及び、それらコンプレッサ232Bとファン232Cを制御する空調回路232Aが内蔵されており、図2と同一部品には同一記号を付けて重複説明は省略する。この実施例では、出力選択部24Dにおいて、適温判定部24Fの出力と乗員判定部24Bの出力から、空気吹き出し方向、風量、温度を各乗員に応じ快適な環境となるように空調回路232Aを制御し、コンプレッサ232B,ファン232Cが調整される。
【0046】
この動作を図24のフローチャートを用いて説明すると、ステップST90からステップST95は図14と同様のため重複説明を省略する。従って、ステップST90からステップST95の判定情報を基に、ステップST86では乗員12A〜乗員12Eの有無及び着座姿勢に応じて空調(温度,風量,風向き等)の設定を行い、空調回路232Aによって空調補正をする。これをステップST90に戻り同様の処理を繰り返す。
【0047】
この実施例では、乗員監視装置をオーディオ装置及び空調装置に適用することによって、更に、車両内を快適にすることができる効果がある。
【0048】
実施例7.
図25はこの発明の実施例7によるエアバッグ装置を示す構成図であり、図25において、15は助手席11bのヘッドレストの下に取り付けられた距離センサであり、Lback3 は距離センサ15からインパネ103下方までの距離、Lman は距離センサ15によって測定される対象物までの距離であり、対象物がスタンディングチャイルド102bの場合はLman1、対象物が助手席乗員102aの場合はLman2である。その他の構成は図10と同様のため重複説明を省略する。
【0049】
尚、この実施例では距離センサ15が1個だけなので、機能ブロック図は図2と同一であり省略するが、この実施例での図2の距離メモリ24Cには、図25においてスタンディングチャイルド102b、助手席乗員102aの有無を判定するための閾値である基準距離データLmemo4 ,Lmemo5 が記憶されている。また、基準距離データLmemo4 ,Lmemo5 は、誤差及びばらつきによる誤動作を防ぐための余裕値α3,α4をそれぞれ背景距離Lback3 より減算した値としており、Lback3 >Lmemo4 >Lman1>Lmemo5 >Lman2となっている。
【0050】
次に動作について説明する。この動作を図26のフローチャートを用いて説明すると、ステップST100でイグニッションがONされると、ステップST101で図27に示す乗員監視サブルーチン3に処理が移る。乗員監視サブルーチン3では、ステップST110において距離メモリ24Cから基準距離データLmemo4 ,Lmemo5 を読み込み、ステップST111で距離センサ15により乗員距離Lman を測定する。そして、ステップST112で乗員距離Lman が基準距離データLmemo4 以上であればN方向のステップST116へ進み、スタンディングチャイルド102b及び助手席乗員102aは無しと判定するが、乗員距離Lman が基準距離データLmemo4 より小さければ、Y方向のステップST113に進む。ステップST113で乗員距離Lman が基準距離データLmemo5 より大きければY方向のステップST114へ進み、スタンディングチャイルド102b有りと判定し、乗員距離Lman が基準距離データLmemo5 以下であれば、N方向のステップST115に進み、助手席乗員102aが座席上にいるものと判定する。以上の処理により乗員監視サブルーチン3が終了し、図26に示すメインルーチンへ処理が戻る。
【0051】
図26のステップST102において、乗員監視サブルーチン3でスタンディングチャイルド102b及び助手席乗員102aが無しと判定された場合はステップST101に戻るが、そうでない場合はステップST103に移る。ステップST103は図8の衝突判定処理と同じなので説明は省略する。次にステップST104において、上記衝突判定処理において衝突が検知されなかった場合にはN方向へ進みステップST101へ戻るが、衝突が検知された場合にはY方向即ち、ステップST105に進み、乗員監視サブルーチン3で助手席乗員102a有りと判定されていた場合は、ステップST106で点火回路25A,25Bの両方を駆動し、エアバッグ14が展開される。また、ステップST105において、乗員監視サブルーチン3で助手席乗員102a無し、即ち、スタンディングチャイルド102bのみ有りと判定されていた場合は、ステップST107に進み点火回路25Aのみを駆動しエアバッグ14が展開される。よって、点火回路25Aのみ駆動した場合は、点火回路25A,25Bを両方駆動した場合に比べ、エアバッグ14の膨張力が弱められ、スタンディングチャイルド102bをはねとばさないようにする。以上で図26に示すフローチャートの全処理が終了する。
【0052】
この実施例では、助手席乗員102aの有無及びスタンディングチャイルド102bの有無に応じて、エアバッグ14を展開するか否かを制御できると共に、展開速度を制御でき、不必要なエアバッグ14の展開を防ぐことができると共に、最適な膨張速度でエアバッグ14を膨張させることができ、安全性の高いエアバッグ装置が得られる。また、1個の距離センサ15によって測定することができ、構成を簡単にすることができる。
尚、上記乗員が測定される座席は、運転席,助手席及び後部座席のいずれであっても良い。
【0053】
実施例8.
図28はこの発明の実施例8による距離センサを示す構成図であり、図28において、15は車両10の天井に取り付けられた距離センサであり、前席乗員12Aと後席乗員12Cを監視している。この距離センサ15は図29に示すように、光学装置のルームランプ(室内灯)40と一緒に、外周透明カバーなどの光学部品や取付構造部などを共用化して一体ケース41に収められており、取付スペースを節約できると共に、取り付けを容易にする。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、第1の距離測定手段の座席方向の距離の測定値と第1の記憶手段に記憶した設定距離値との比較に基づいて座席上の乗員の有無を判断すると共に、第2の距離測定手段のインストルメントパネル近傍方向の距離の測定値と第2の記憶手段に記憶した設定距離値との比較に基づいて床上の乗員の有無を判断し制御信号を出力するように構成したので、座席及び床上に乗員無し、座席のみに乗員有り、床上に乗員有りに場合分けして制御できる乗員監視装置が得られる効果がある。
また、距離測定手段を光学部の出力により距離を測定すると共に、水平よりも下向きに設置するように構成したので、外乱光の入射を低減することができ、測定精度を高めることができる乗員監視装置が得られる効果がある。
【0055】
請求項2の発明によれば、距離測定手段と室内灯とを一体化するように構成したので、距離測定手段の取り付けを容易にすることができると共に、取り付けスペースを低減することができる乗員監視装置が得られる効果がある。
【0056】
請求項3の発明によれば、座席の背もたれ部の上方に距離測定手段を設け、この設置箇所から上記座席に対応した床方向の距離を測定し、上記距離測定手段の測定した測定値と第1の記憶手段に記憶した第1の設定距離値との比較に基づいて上記座席上の乗員の有無を判断すると共に、上記距離測定手段の測定した測定値と第2の記憶手段に記憶した第2の設定距離値との比較に基づいて上記床上の乗員の有無を判断し、制御信号を出力するように構成したので、座席及び床上に乗員無し、座席のみに乗員有り、床上に乗員有りに場合分けして制御できる。更に、1台の距離測定手段によって座席及び床上の乗員の有無の測定ができる乗員監視装置が得られる効果がある。
また、距離測定手段を光学部の出力により距離を測定すると共に、水平よりも下向きに設置するように構成したので、外乱光の入射を低減することができ、測定精度を高めることができる乗員監視装置が得られる効果がある。
【0057】
請求項4の発明によれば、制御信号に基づいて、エアバッグ装置,音響装置又は空調装置を制御するように構成したので、乗員の有無及び姿勢に応じてエアバッグ装置,音響装置又は空調装置を制御できる乗員監視装置が得られる効果がある。
【0058】
請求項5の発明によれば、制御信号に基づいて、エアバック装置の展開速度を制御するように構成したので、座席及び床上に乗員無し、座席のみに乗員有り、床上に乗員有りに場合分けしたり、座席上の乗員の姿勢に応じてエアバッグ装置の展開速度を制御することができ、不要な動作をすることなく、また、安全性の高い乗員監視装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるエアバッグ装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施例1によるエアバッグ装置を示す機能ブロック図である。
【図3】 この発明の実施例1による距離センサの詳細を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施例1による距離センサの動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施例1による距離センサと座席又は乗員までの距離測定法を示す説明図である。
【図6】 この発明の実施例1によるエアバッグ装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施例1による乗員監視サブルーチン1を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施例1による衝突判定処理を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施例2によるエアバッグ装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施例3によるエアバッグ装置を示す構成図である。
【図11】 この発明の実施例3によるエアバッグ装置を示す機能ブロック図である。
【図12】 この発明の実施例3による距離センサと乗員までの距離測定法を示す説明図である。
【図13】 この発明の実施例3によるエアバッグ装置の動作を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施例3による乗員監視サブルーチン2を示すフローチャートである。
【図15】 この発明の実施例4による下向けに設置した距離センサを示す構成図である。
【図16】 この発明の実施例4による更に外乱光が少なくなる角度に設置した距離センサを示す構成図である。
【図17】 この発明の実施例4による外乱光の影響を示すタイミングチャートである。
【図18】 この発明の実施例5によるエアバッグ装置を示す構成図である。
【図19】 この発明の実施例5によるエアバッグ装置を示す機能ブロック図である。
【図20】 この発明の実施例5によるエアバッグ装置の動作を示すフローチャートである。
【図21】 この発明の実施例6によるオーディオ装置を示す機能ブロック図である。
【図22】 この発明の実施例6によるオーディオ装置の動作を示すフローチャートである。
【図23】 この発明の実施例6によるエアコン装置を示す機能ブロック図である。
【図24】 この発明の実施例6によるエアコン装置の動作を示すフローチャートである。
【図25】 この発明の実施例7によるエアバッグ装置を示す構成図である。
【図26】 この発明の実施例7によるエアバッグ装置の動作を示すフローチャートである。
【図27】 この発明の実施例7による乗員監視サブルーチン3の動作を示すフローチャートである。
【図28】 この発明の実施例8による距離センサを示す構成図である。
【図29】 この発明の実施例8による距離センサの詳細を示す構成図である。
【図30】 従来のエアバッグ装置を示す斜視図である。
【図31】 従来のエアバッグ装置を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
10,10A 車両、11 座席、11a 運転席(座席)、11b 助手席(座席)、11c 後部座席(座席)、12,12A〜12E 乗員(物体)、15 距離センサ(距離測定手段)、15a 距離センサ1(第1の距離測定手段)、15b 距離センサ2(第2の距離測定手段)、24B 乗員判定部(比較手段,第1の比較手段,第2の比較手段,第3の比較手段)、24C 距離メモリ(記憶手段,第1の記憶手段,第2の記憶手段)、24D 出力選択部(展開速度制御手段)、30 ステッピングモータ(駆動手段)、40 ルームランプ(室内灯)、102a 助手席乗員(乗員)、102b スタンディングチャイルド(乗員)。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an occupant monitoring apparatus that collects information on the occupant arrangement and attitude of a host vehicle and provides an optimal environment for each occupant by controlling a control device in accordance with the information.
[0002]
[Prior art]
30 and 31 are a perspective view and a block configuration diagram showing a conventional airbag activation device with an occupant monitoring device disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2-60858. In FIG. 30, 101 is a passenger seat side seat, 102 is an occupant, 103 is an instrument panel (hereinafter referred to as instrument panel), 104 is an airbag that protects the
[0003]
Next, the operation will be described. In the conventional occupant monitoring device, the occupant monitoring is performed by the
[0004]
On the other hand, when the
[0005]
On the other hand, when there is no
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Since the conventional airbag activation device with an occupant monitoring device is configured as described above, the presence or absence of the
[0007]
In addition, a
[0008]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to obtain an occupant monitoring apparatus that can reliably determine the presence or absence of an object and control it according to the presence or absence of the object. .
Another object of the present invention is to provide an occupant monitoring device that can reliably determine the presence / absence of an occupant on a seat, the presence / absence of an occupant on the floor, and the posture of the occupant and can control the presence / absence and posture of the occupant. And
Furthermore, an object of the present invention is to provide an occupant monitoring device that can make detection by the distance measuring means less susceptible to disturbance light.
Furthermore, an object of the present invention is to obtain an occupant monitoring apparatus that can reliably determine the presence or absence of a plurality of objects and can control in accordance with the presence or absence of the plurality of objects.
[ 0009 ]
[Means for Solving the Problems]
[ 0010 ]
[ 0011 ]
[ 0012 ]
[ 0013 ]
[ 0014 ]
[Action]
[ 0015 ]
[ 0016 ]
[ 0017 ]
[ 0018 ]
[ 0019 ]
【Example】
Example 1.
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a configuration diagram showing an airbag apparatus according to
[ 0020 ]
FIG. 2 is a functional block diagram showing the airbag apparatus according to
[ 0021 ]
In FIG. 2, when a collision of the
[ 0022 ]
3 is a detailed configuration diagram of the
[ 0023 ]
Next, the operation will be described. This operation will be described with reference to the flowchart of FIG. 4. In step ST5, a current is supplied to the
[ 0024 ]
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a method for measuring the distance from the
[ 0025 ]
The processing of the functional block diagram shown in FIG. 2 will be described using the flowchart of FIG. In FIG. 6, when the ignition is turned on in step ST10, the process proceeds to the
[ 0026 ]
If it is determined in step ST12 of FIG. 6 that the
[ 0027 ]
In this embodiment, whether or not the
The seat on which the
[ 0028 ]
Example 2
Although the operation of whether or not to deploy the
[ 0029 ]
In this embodiment, the deployment speed of the
The seat on which the
[ 0030 ]
Example 3
FIG. 10 is a block diagram showing an airbag apparatus according to
[ 0031 ]
The distance between the
[ 0032 ]
Next, the operation will be described. The processing of the third embodiment shown in FIGS. 10 and 11 will be described using the flowchart of FIG. In FIG. 13, when the ignition is turned on in step ST40, the
[ 0033 ]
Next, in step ST48 of FIG. 13, if it is determined in the
[ 0034 ]
In this embodiment, whether or not the
The seat on which the occupant is measured may be any of a driver seat, a passenger seat, and a rear seat.
[ 0035 ]
Example 4
FIG. 15 is a block diagram showing a distance sensor installed downward according to
[ 0036 ]
FIG. 16 is a configuration diagram showing a distance sensor installed at an angle at which disturbance light is further reduced. In FIG. 16, 270 is a front portion where an engine called a front nose of the
[ 0037 ]
17 is a timing chart showing the influence of disturbance light. In FIG. 17, (a) is a light emission pattern emitted by the
[ 0038 ]
In this embodiment, disturbance light entering the
[ 0039 ]
Example 5 FIG.
18 is a block diagram showing an airbag apparatus according to
[ 0040 ]
FIG. 19 is a functional block diagram showing an airbag apparatus according to
[ 0041 ]
Next, the operation will be described. This operation will be described with reference to the flowchart of FIG. 20. The ignition is turned on in step ST70, the stepping
[ 0042 ]
In the fifth embodiment, the
[ 0043 ]
Example 6
In the above embodiments, only the occupant monitoring device applied to the airbag device has been described, but the occupant monitoring device may be applied to other devices. 21 is a functional block diagram showing an audio apparatus according to Embodiment 6 of the present invention. In FIG. 21,
[ 0044 ]
Next, the operation will be described. This operation will be described with reference to the flowchart of FIG. 22. Steps ST80 to ST85 are the same as those in FIG. Therefore, based on the determination information from step ST80 to step ST85, in step ST86, the sound field is determined and set according to the presence / absence of the
[ 0045 ]
FIG. 23 is a functional block diagram showing an air conditioner according to Embodiment 6 of the present invention. In FIG. 23,
[ 0046 ]
This operation will be described with reference to the flowchart of FIG. 24. Steps ST90 to ST95 are the same as those in FIG. Therefore, based on the determination information from step ST90 to step ST95, in step ST86, air conditioning (temperature, air volume, wind direction, etc.) is set according to the presence / absence of the
[ 0047 ]
In this embodiment, by applying the occupant monitoring device to the audio device and the air conditioner, there is an effect that the interior of the vehicle can be made more comfortable.
[ 0048 ]
Example 7
25 is a block diagram showing an airbag apparatus according to
[ 0049 ]
In this embodiment, since only one
[ 0050 ]
Next, the operation will be described. This operation will be described with reference to the flowchart of FIG. 26. When the ignition is turned on in step ST100, the process proceeds to the
[ 0051 ]
In step ST102 of FIG. 26, if it is determined in the
[ 0052 ]
In this embodiment, whether or not the
The seat on which the occupant is measured may be any of a driver seat, a passenger seat, and a rear seat.
[ 0053 ]
Example 8 FIG.
FIG. 28 is a block diagram showing a distance sensor according to Embodiment 8 of the present invention. In FIG. 28, 15 is a distance sensor attached to the ceiling of the
[ 0054 ]
【The invention's effect】
As above
In addition, since the distance measuring means is configured to measure the distance by the output of the optical unit and to be installed downward from the horizontal, occupant monitoring that can reduce the incidence of disturbance light and increase the measurement accuracy There is an effect that a device can be obtained.
[ 0055 ]
[ 0056 ]
In addition, since the distance measuring means is configured to measure the distance by the output of the optical unit and to be installed downward from the horizontal, occupant monitoring that can reduce the incidence of disturbance light and increase the measurement accuracy There is an effect that a device can be obtained.
[ 0057 ]
[ 0058 ]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an airbag apparatus according to
FIG. 2 is a functional block diagram showing an airbag apparatus according to
FIG. 3 is a block diagram showing details of a distance sensor according to
FIG. 4 is a flowchart showing the operation of the distance sensor according to the first embodiment of the invention.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a distance measuring method and a distance measuring method to a seat or an occupant according to
FIG. 6 is a flowchart showing the operation of the airbag apparatus according to
FIG. 7 is a flowchart showing an
FIG. 8 is a flowchart showing a collision determination process according to
FIG. 9 is a flowchart showing the operation of the airbag apparatus according to
FIG. 10 is a block diagram showing an airbag apparatus according to
FIG. 11 is a functional block diagram showing an airbag apparatus according to
FIG. 12 is an explanatory view showing a distance sensor and a method for measuring a distance to an occupant according to
FIG. 13 is a flowchart showing the operation of the airbag apparatus according to
FIG. 14 is a flowchart showing an
FIG. 15 is a configuration diagram showing a distance sensor installed downward according to
FIG. 16 is a configuration diagram showing a distance sensor installed at an angle at which disturbance light is further reduced according to
FIG. 17 is a timing chart showing the influence of disturbance light according to
FIG. 18 is a block diagram showing an airbag apparatus according to
FIG. 19 is a functional block diagram showing an airbag apparatus according to
FIG. 20 is a flowchart showing the operation of the airbag apparatus according to
FIG. 21 is a functional block diagram showing an audio apparatus according to Embodiment 6 of the present invention.
FIG. 22 is a flowchart showing an operation of the audio apparatus according to the sixth embodiment of the present invention.
FIG. 23 is a functional block diagram showing an air conditioner according to Embodiment 6 of the present invention.
FIG. 24 is a flowchart showing the operation of the air conditioner according to Embodiment 6 of the present invention.
FIG. 25 is a block diagram showing an airbag apparatus according to
FIG. 26 is a flowchart showing the operation of the airbag apparatus according to
FIG. 27 is a flowchart showing the operation of an
FIG. 28 is a block diagram showing a distance sensor according to an eighth embodiment of the present invention.
FIG. 29 is a block diagram showing details of a distance sensor according to Embodiment 8 of the present invention.
FIG. 30 is a perspective view showing a conventional airbag device.
FIG. 31 is a functional block diagram showing a conventional airbag device.
[Explanation of symbols]
10, 10A Vehicle, 11 seats, 11a Driver's seat (seat), 11b Passenger seat (seat), 11c Rear seat (seat), 12, 12A-12E Crew (object), 15 Distance sensor (distance measuring means), 15a Distance Sensor 1 (first distance measuring means), 15b Distance sensor 2 (second distance measuring means), 24B Passenger determination unit (comparing means, first comparing means, second comparing means, third comparing means) 24C Distance memory (storage means, first storage means, second storage means), 24D output selection unit (deployment speed control means), 30 stepping motor (drive means), 40 room lamp (indoor light), 102a Seat occupant (occupant), 102b Standing child (occupant).
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