JP3884964B2 - 配管の施工方法及び同施工方法に使用される継手 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、床板の下側に敷設された給湯配管と、床板の上側に設けられた連結配管とを接続するために給湯配管の端部を床板側に立ち上げた状態で設置するための配管の施工方法及び同施工方法に使用される継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建物においては、床板とコンクリートスラブ間の空間を利用して各種の配管類が敷設されている。例えば、図7に示すように、床板101下にまで延設された合成樹脂材料製の配管としての給湯配管102は、固定具103を使用して所定間隔おきにコンクリートスラブ104に固定されている。そして、床板101側へ立ち上げられた給湯配管102は、床板101の上側の洗面台や台所の流し台等の水栓金具(図示せず)と接続された連結配管105と継手106を介して接続されている。当該継手106は、床板101に透設された挿通孔101aに床板101の上側から下端側が挿通された状態で床板101に固定されている。
【0003】
前記継手106は、略円筒状をなす継手本体107を備え、その継手本体107の一端側(図7では下端側)は前記給湯配管102が接続可能に形成され、他端側(図7では上端側)は前記連結配管105を螺合接続可能に形成されている。また、継手本体107の外周面には、継手本体107の一端側が前記挿通孔101a内に挿通された状態で、同挿通孔101aより外側の床板101の上面に当接する鍔部108が形成されている。そして、鍔部108から床板101に固定部材109が固定されて床板101に継手106が取り付け固定されている。
【0004】
上記給湯配管102と連結配管105とを接続するには、まず、床板101下の給湯配管102の端部を挿通孔101aから床板101上へ引き出し、同給湯配管102の端面を上側に臨ませ、その給湯配管102と継手本体107の一端側とを接続する。次に、給湯配管102を床板101の下側へ戻し、継手本体107の鍔部108を床板101の上面に当接させるとともに、固定部材109を床板101に固定して継手106を床板101に固定する。
【0005】
続いて、床板101の上面に載置されるフロア材110において、前記継手本体107の鍔部108が挿通可能な挿通孔110aを穿設し、当該挿通孔110a内に鍔部108が挿入されるように床板101の上面にフロア材110を載置する。そして、継手本体107の他端側に連結配管105を接続することにより給湯配管102と連結配管105とが継手106を介して接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の給湯配管102と継手106との接続作業において、給湯配管102は固定具103によりコンクリートスラブ104に固定され、給湯配管102の軸線方向へ沿った移動が規制されている。また、給湯配管102は合成樹脂材料製であるため容易に曲げ変形させにくい。
【0007】
そのため、給湯配管102において、固定具103によりコンクリートスラブ104に固定された位置から端部までの長さが必要以上に長く、床板101の上側へ十分に引き上げられる長さがあると、給湯配管102を床板101の下側へ戻す作業が非常に行いにくい。加えて、継手106を床板101に固定したとき、給湯配管102は継手106と固定具103との間で大きく曲げ変形された状態となるため、給湯配管102に大きな負荷が作用してしまうこととなる。
【0008】
従って、給湯配管102は床板101の上側へ引き出されたとき、給湯配管102の端部が床板101の上面から若干突出するように切断されている。そのため、給湯配管102と継手本体107とを接続する作業は、まず、床板101の下側の作業員が給湯配管102の端部を挿通孔101a内へ挿通させた状態で保持する。
【0009】
次に、床板101の上側の作業員が給湯配管102と継手本体107とを接続する作業を行い、給湯配管102を床板101の下側へ戻した後、継手本体107を床板101の上側から固定する。従って、上記作業を少なくとも二人の作業員により行わなくてはならず、給湯配管102を床板101側へ立ち上げた状態で設置する作業を行うのが非常に煩雑であるという問題があった。
【0010】
本発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、床板の下側に敷設された合成樹脂材料製の配管を床板側へ立ち上げた状態で設置する作業を容易に行うことができる配管の施工方法及び同施工方法に使用される継手を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、床板の下側に敷設された合成樹脂材料製の配管と、前記床板の上側に設けられた連結配管とを継手により接続するために、前記床板の下側で配管と継手の一端側とを接続し、当該配管を床板側へ立ち上げ、同床板に透設された挿通孔に前記継手の他端側を前記床板の下側から挿通させて前記継手を前記挿通孔に接するようにし、その状態で当該継手に一体形成された鍔部と床板の下面とを固定することにより継手を床板に固定して、配管を床板側へ立ち上げた状態で設置することを要旨とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配管の施工方法において、前記床板の上面にフロア材を設け、それら床板及びフロア材に透設された挿通孔に継手の他端側を挿通させて当該継手を床板に固定することを要旨とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の配管の施工方法において、前記継手を床板に固定した後、継手の他端側を被覆するためのワン座を継手の上側から設けることを要旨とする。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の配管の施工方法において、前記継手は当該継手の一端側に配管をワンタッチで接続することができるものであることを要旨とする。
【0015】
請求項5に記載の発明は、床板の下側に敷設された合成樹脂材料製の配管と、床板の上側に設けられた連結配管とを接続するための継手であって、継手本体の一端側には配管が接続可能に形成されているとともに、他端側に前記連結配管が接続可能に形成され、継手本体の一端側に配管を接続し、当該配管を床板側へ立ち上げて同床板に透設された挿通孔に前記継手本体の他端側が床板の下側から挿通されつつ前記継手本体が前記挿通孔に接した状態で、床板の下面に当接し、同床板に継手本体を固定するための鍔部を前記継手本体に一体形成していることを要旨とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した配管の施工方法及び同施工方法に使用される継手の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0017】
図1に示すように、配管の施工方法は、床板12の下側に敷設された配管としての給湯配管11と、前記床板12の上側に設けられた連結配管としての鋼管Pとを継手15により接続するための方法である。具体的には、給湯配管11を床板12側へ立ち上げた状態で設置する作業を容易に行うことができるものである。
【0018】
前記給湯配管11は、合成樹脂材料としての架橋ポリエチレンやポリブデンなどのポリオレフィンから形成されている。前記給湯配管11の一端側は、建物における床板12とコンクリートスラブ13との間の空間に敷設され、他端側が図示しない給湯器に接続されている。給湯配管11は固定具14により、所定間隔又は任意の間隔毎にコンクリートスラブ13の上面に固定されている。
【0019】
給湯配管11と接続され、床板12に固定される継手15について説明する。継手15は全体として略円筒状の形態をなし、軸方向両端に管接続部16,17を有している。管接続部16,17のうち図2で上方に位置する管接続部16の内周面には雌ネジ16aが螺刻され、図6に示すように、鋼管Pが螺着して接続されるようになっている。一方、図2で下方に位置する管接続部17には、図1に示すように、給湯配管11の端部が差し込んで接続されるようになっている。
【0020】
また継手15は、略円筒状をなす継手本体18を有している。継手本体18の軸方向他端(図1では上端)は前記管接続部16を構成している。一方、継手本体18の軸方向一端(図1では下端)は、同端に螺着される押輪19とで前記管接続部17を構成している。
【0021】
図2に示すように、管接続部17には、同管接続部17に接続される給湯配管11を抜け止めするためのロックリング20が2枚配設されている。これらロックリング20は、両ロックリング20間に介装されるスペーサ21によって継手本体18の軸方向に沿って間隔をおいて並んで配置されている。そしてロックリング20は、前記押輪19が継手本体18の下端に螺着されることによって継手本体18から抜け出ないようになっている。
【0022】
さらに各ロックリング20は、径方向内側に向かって延びる複数の爪20aを有している。管接続部17に差し込まれた状態の給湯配管11に引き抜き方向の力が作用したときには、図4に示すように、両ロックリング20の爪20aが給湯配管11の外面に食い込む。その結果、給湯配管11がロックリング20に対し移動不能とされることにより、管接続部17に対して給湯配管11が抜け止めされるようになっている。
【0023】
図2に示すように、継手本体18の管接続部17側内周面にはゴム材料製のOリング22が2箇所に設けられ、これらOリング22により継手本体18内に挿入された給湯配管11の外周面と継手本体18の内周面との間はシールされている。また、継手本体18の管接続部16側の内周面には、継手本体18の内方へ突出する円環状をなす係止面23が形成されている。
【0024】
継手本体18の外周面のほぼ中央部には、継手本体18の周方向に沿って外方へ突出する鍔部27が形成されている。この鍔部27には三箇所に固定ビス28が通過可能な固定孔27aが形成されている。
【0025】
図3に示すように、給湯配管11を継手15に接続する際、給湯配管11内にはインナースリーブ24が嵌入される。このインナースリーブ24は略円筒状をなし、その一端側の外周縁にはインナースリーブ24の外方へ突出する係合鍔部24aが突設されている。そして、このインナースリーブ24は給湯配管11の端部に内挿された状態で、給湯配管11の端部が熱や圧力等で変形するのを防止するようになっている。
【0026】
床板12の上面にはフロア材25が載置固定され、継手15が固定される位置には床板12を貫通する挿通孔12a及びフロア材25を貫通する挿通孔25aが透設されている。また、図1及び図3に示すように、床板12に継手15が固定された状態において、フロア材25の挿通孔25a及び継手15を被覆するため、フロア材25上には金属材料製のワン座29が設けられる。このワン座29は略碗形に形成され、中央部に鋼管Pが挿通可能な貫通孔29aが形成されている。
【0027】
次に、上記継手15を使用した給湯配管11の施工方法について説明する。
まず、床板12を設置し、その床板12の上面にフロア材25を載置固定する。続いて、床板12及びフロア材25において継手15が固定される位置に挿通孔12a,25aを透設する。なお、給湯配管11は床板12側へ立ち上げられたとき、同給湯配管11の端面が床板12とほぼ同じ位置となるように切断されている。
【0028】
次に、床板12の下側において、図4に示すように、給湯配管11の端部内にインナースリーブ24を嵌入し、係合鍔部24aを給湯配管11の端面に係合させる。続いて、給湯配管11のインナースリーブ24が嵌入された側の端部を継手15の一端側、即ち管接続部17に差し込み、係合鍔部24aの外面を係止面23に当接させる。すると、給湯配管11がロックリング20に対し移動不能とされ、管接続部17に対して給湯配管11が抜け止めされ、給湯配管11が継手15にワンタッチで接続される。また、Oリング22により継手本体18内に挿入された給湯配管11の外周面と継手本体18の内周面との間はシールされる。
【0029】
続いて、図5に二点鎖線に示す位置にある給湯配管11を、図5に実線に示すように床板12側へ立ち上げ、継手15の他端側、即ち管接続部16側を挿通孔12a,25a内へ挿通させ、管接続部16の端面をフロア材25の上面から突出させる。さらに、図6に示すように、鍔部27を床板12の下面に当接させ、固定孔27aから床板12へ固定ビス28を固定して継手15を床板12の下面に固定する。すると、継手15に接続された給湯配管11は床板12側へ立ち上げられた状態に設置される。
【0030】
そして、床板12の上側で、鋼管Pにワン座29を装着した状態で、鋼管Pを管接続部16に螺合接続し、さらに、ワン座29をフロア材25の上面に取付ける。すると、ワン座29によりフロア材25に形成された挿通孔25a及び継手15が被覆される。最後に、鋼管Pを床板12上の水栓器具(図示せず)に接続することにより、水栓器具と給湯配管11とが継手15を介して接続される。
【0031】
上記実施形態によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)床板12の下側で継手15と給湯配管11とを接続し、その継手15を床板12の下面に固定することにより、床板12の下側の作業員一人で給湯配管11を床板12側へ立ち上げた状態で設置する作業を行うことができる。従って、給湯配管11と継手15とを接続する作業が、床板12の上側と下側の作業員により行われていた従来と異なり、給湯配管11を床板12側へ立ち上げて接続する作業を容易に行うことができる。
【0032】
(2)給湯配管11を床板12側へ引き出し、給湯配管11を曲げながら床板12の下側へ再度戻す必要が無いため、給湯配管11と継手15とを接続する作業の際、給湯配管11に作用する負荷を軽減することができる。
【0033】
(3)継手15の管接続部16側端面はフロア材25の上面より上方へ突出した位置にあるため、万一、管接続部16から水漏れした場合、漏れ出た水はフロア材25へ染み込み、水漏れを視認することができる。従って、継手本体の他端側と連結配管との接続位置がフロア材の上面より下側にあり、漏れ出た水が床板に染み込んでしまう従来と異なり、水漏れの発見の早期化を図ることができる。
【0034】
(4)鍔部27が床板12の下面に固定され、フロア材25に形成される挿通孔25aの直径は継手本体18の外径に対応するように透設される。そのため、床板12の上面に鍔部を固定するため、その鍔部に対応する挿通孔がフロア材25に形成されていた従来と異なり、フロア材25の挿通孔25aの直径を小さくすることができ、さらには、使用されるワン座29の直径も小さくすることができる。従って、継手15の小型化により材料の節約を図って製造コストを抑えることができ、また、フロア材25上におけるワン座29を小さくすることができる。
【0035】
(5)管接続部17に給湯配管11を挿入するのみで、給湯配管11が継手15に対して抜け止めされ、さらに給湯配管11と継手15との間をシールした状態で接続される。そのため、給湯配管11と継手15との接続作業、ひいては給湯配管11の施工作業の簡易化を図ることができる。
【0036】
(6)床板12上にフロア材25を設置した状態で両者を同時に透設して挿通孔12a,25aを形成することができる。そのため、挿通孔12a,25aを床板12とフロア材25とに別々に形成していた従来と異なり、給湯配管11の施工作業の簡易化を図ることができる。
【0037】
(7)ワン座29により継手15及びフロア材25の挿通孔25aを被覆して美観の低下を防止することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
【0038】
・ 継手15の管接続部16側端面をフロア材25の上面から突出させるように継手15の軸線方向への長さを設定したが、フロア材25の上面から継手15の管接続部16側端面が突出しなくてもよく、同じ高さとなっていてもよい。
【0039】
・ 実施形態では、固定ビス28により鍔部27を床板12に固定したが、鍔部27と床板12とを接着剤、粘着テープにより接合してもよい。
・ 実施形態では、鍔部27を継手本体18の周方向全体に沿って形成したが、鍔部27を継手本体18の外周面の少なくとも2箇所から外方へ突出するように形成し、それら鍔部27に固定孔27aを形成してもよい。即ち、固定ビス28により鍔部27を床板12に固定することができるのであれば、鍔部27の形状、形成される位置は任意に変更してもよい。
【0040】
・ 実施形態では、継手15を給湯配管11を管接続部17に挿入するのみで接続することができるワンタッチタイプのものを使用したが、ワンタッチタイプ以外の継手15を使用してもよい。例えば、継手本体と袋ナットよりなる継手を使用してもよい。前記継手本体内には給湯配管11の端部内に嵌入可能な内筒部が形成されている。そして、給湯配管11に袋ナットを装着した状態で、継手本体の内筒部に給湯配管11を外嵌し、前記袋ナットを継手本体に螺着することにより、袋ナットと内筒部との間に給湯配管11が挟持され、継手に給湯配管11が抜け出し不能に接続される。
【0041】
・ ワン座29を省略してもよい。
・ 実施形態では、床板12の上面にフロア材25を設置したが、フロア材25を省略してもよい。また、連結配管として鋼管Pに具体化したが、連結配管を合成樹脂材料製のパイプに変更してもよい。
【0042】
・ 実施形態では、配管として給湯配管11に具体化したが、配管として給水配管、排水管等に具体化してもよい。
次に上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
【0043】
(1)前記継手を、同継手の他端面がフロア材の上面より突出するように床板に固定することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の配管の施工方法。このように構成した場合、継手の他端部から水漏れした場合、漏れ出た水はフロア材の上面へ染み込み、水漏れを視認することができる。従って、継手の他端側と配管との接続位置がフロア材の上面より下側にあり、漏れ出た水が床板に染み込む場合と異なり、水漏れの発見の早期化を図ることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上、詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、床板の下側に敷設された合成樹脂材料製の配管を床板側へ立ち上げた状態で設置する作業を容易に行うことができる。
【0045】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、フロア材に形成される挿通孔の直径は継手の外径に対応するように透設される。そのため、床板の上面に継手の鍔部が固定され、その鍔部に対応する大きさの挿通孔がフロア材に形成されていた従来と異なり、フロア材の挿通孔の直径を小さくすることができる。
【0046】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、継手を被覆して美観の低下を防止することができる。また、継手の鍔部は床板の下面に固定されるため、継手の他端側を被覆することができる大きさのワン座を使用することができる。従って、床板の上面に鍔部が固定されていた従来と異なり、使用されるワン座を小さくすることができる。
【0047】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、配管と継手との接続作業を容易に行うことができ、配管の施工作業の簡易化を図ることができる。
【0048】
請求項5に記載の発明によれば、床板の下側に敷設された合成樹脂材料製の配管と接続し、同配管を床板側へ立ち上げた状態で床板に設置する作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯配管を床板側へ立ち上げて設置した状態の部分断面側面図。
【図2】実施形態の継手を示す半断面図。
【図3】給湯配管の施工に使用される部材を示す分解斜視図。
【図4】継手に給湯配管を接続した状態を示す半断面図。
【図5】給湯配管を床板側へ立ち上げて設置する状態の部分断面側面図。
【図6】ワン座を設置した状態を示す半断面図。
【図7】従来の継手による配管の施工状態を示す部分断面側面図。
【符号の説明】
P…連結配管としての鋼管、11…配管としての給湯配管、12…床板、12a…挿通孔、15…継手、18…継手本体、25…フロア材、25a…挿通孔、27…鍔部、29…ワン座。
Claims (5)
- 床板の下側に敷設された合成樹脂材料製の配管と、前記床板の上側に設けられた連結配管とを継手により接続するために、前記床板の下側で配管と継手の一端側とを接続し、当該配管を床板側へ立ち上げ、同床板に透設された挿通孔に前記継手の他端側を前記床板の下側から挿通させて前記継手を前記挿通孔に接するようにし、その状態で当該継手に一体形成された鍔部と床板の下面とを固定することにより継手を床板に固定して、配管を床板側へ立ち上げた状態で設置することを特徴とする配管の施工方法。
- 前記床板の上面にフロア材を設け、それら床板及びフロア材に透設された挿通孔に継手の他端側を挿通させて当該継手を床板に固定することを特徴とする請求項1に記載の配管の施工方法。
- 前記継手を床板に固定した後、継手の他端側を被覆するためのワン座を継手の上側から設けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配管の施工方法。
- 前記継手は当該継手の一端側に配管をワンタッチで接続することができるものである請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の配管の施工方法。
- 床板の下側に敷設された合成樹脂材料製の配管と、床板の上側に設けられた連結配管とを接続するための継手であって、継手本体の一端側には配管が接続可能に形成されているとともに、他端側に前記連結配管が接続可能に形成され、継手本体の一端側に配管を接続し、当該配管を床板側へ立ち上げて同床板に透設された挿通孔に前記継手本体の他端側が床板の下側から挿通されつつ前記継手本体が前記挿通孔に接した状態で、床板の下面に当接し、同床板に継手本体を固定するための鍔部を前記継手本体に一体形成していることを特徴とする継手。
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