JP3884118B2 - Concrete repair liquid containing bone aggregate, concrete containing the same, and method for producing the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリートに生じる亀裂を補修するべくコンクリートに配合される骨材と、それが配合されることで亀裂の自己補修機能を有するコンクリート、並びにそのコンクリートを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、コンクリートはそれ自体では脆くて亀裂を生じやすい材料であるので、従来より種々の亀裂防止対策が提案され、実用化されているが、コンクリートの亀裂を完全に防止することはきわめて困難である。このため、特に亀裂の発生を防止する必要のある場合、たとえば十分な強度を確保する必要がある構造部材や高度の止水性が要求される壁体等に適用されるコンクリートに対しては、亀裂の有無を頻繁に点検し、亀裂を発見した際には速やかに補修を行うことが必要とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コンクリートに対する点検や補修を頻繁に行うことは多大の手間と費用を要することは言うに及ばず、点検が不可能であったり亀裂を発見しても補修が困難な場合が多々あり、また亀裂がある程度成長するまではそれを発見できないことが通常であることから亀裂の早期発見が困難であるという問題があり、有効な改善策が必要とされている。
【0004】
なお、特開平3ー215334号公報には、亀裂の発見及び自己補修を目的としてコンクリートに配合しておく骨材が記載されている。これは、コンクリートの成分や水あるいは空気と反応して硬化する薬液を水ガラス等の脆性材料からなるカプセル内に封入し、さらにその外側をセメント硬化体の殻で保護した構成のものである。この骨材は、これを配合したコンクリートが亀裂を生じると同時に破壊され、カプセル内の薬液が亀裂内に浸透していって硬化し、したがってこれを配合したコンクリートに亀裂自己補修機能を持たせることができるとされている。
【0005】
しかしながら上記の骨材は以下のような理由で有効なものとはなり得ておらず、普及するに至っていない。すなわち、上記の骨材は薬液を水ガラス等の容易に破壊されるカプセル内に封入した構成のものであるため、これをフレッシュコンクリートに配合して混練する際、あるいはこれを配合したフレッシュコンクリートを打設する際に、ミキサーやコンクリートポンプあるいは他の粗骨材や鉄筋等に接触して容易に破壊されてしまうものであり、したがってこの骨材を破壊してしまうことなく健全なままでコンクリート中に配合しそのままコンクリートを硬化させることは必ずしも容易ではない。しかも、上記の骨材を健全なままでコンクリート中に配合したとしても、コンクリートに亀裂が生じてカプセルが破壊され内部の薬液が放出された後は骨材内に空隙が生じてしまうことになり、したがって骨材としての本来的な機能が失われてしまってコンクリートの強度低下を招いてしまうものである。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、亀裂が発生したら自身で自ずと補修することのできる機能を有するコンクリートと、そのようなコンクリートを実現させ得る有効な骨材、並びにそのコンクリートの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記事情に鑑み、請求項1記載の骨材は、コンクリートに配合されて用いられることにより該コンクリートに生じた亀裂を補修するためのものであって、多孔質材料からなる骨材本体に、コンクリートに生じた亀裂内に放出されて該亀裂を塞ぐコンクリート補修液を含浸させ、かつ該骨材本体の外表面をコーティング膜により被覆することにより該コーティング膜により前記補修液を前記骨材本体内に内包せしめ、前記骨材本体および前記コーティング層を、前記コンクリートに亀裂が生じた際には該亀裂の発生とともに破壊可能に構成するとともに、前記コンクリート補修液を、前記亀裂内に放出されることでコンクリート中のアルカリ成分と反応して硬化することにより亀裂を充填するエポキシ樹脂とするとともに、前記コーティング膜を、エポキシ樹脂とフレッシュコンクリートとを反応させて硬化させたセメント硬化体により形成してなり、前記コンクリートが亀裂を生じた際には前記骨材本体や前記コーティング膜が破壊されて前記補修液が亀裂内に放出されることにより、該補修液により亀裂を補修可能に構成してなることを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項2記載のコンクリートは、上記の骨材が配合され、亀裂が生じた際には該亀裂に対して前記骨材から前記補修液が放出されて該亀裂を補修可能に構成されてなることを特徴とするものである。
【0009】
さらに、請求項3記載のコンクリートの製造方法は、補修液としてのエポキシ樹脂を含浸させた直後の骨材本体をフレッシュコンクリート中に配合して混練することにより、骨材本体表面に付着している補修液とフレッシュコンクリート中のアルカリ分とを反応させて硬化させてコーティング膜としてのセメント硬化体を形成するとともに、該フレッシュコンクリートをそのまま硬化させることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明する。図1は本発明に係るコンクリート補修液内包骨材(以下、単に骨材という)1の一実施形態を示す模式図、図2は本発明に係るコンクリート5の一実施形態を示す模式図であって、このコンクリート5は図1に示す上記の骨材1を配合したものである。
【0011】
上記の骨材1は、多孔質材料からなる骨材本体2における多数の空孔2a内に、コンクリート5に生じた亀裂C内に放出されることでその亀裂Cを塞ぐことのできる補修液3を含浸させて内包せしめ、かつ、その外表面がコーティング膜4により被覆された構成とされている。
【0012】
上記の骨材本体2は、多数の空孔2aを有する多孔質のものであるとともに骨材として機能し得るものである限りは特に限定されないが、たとえば火山礫や麦飯石、モレキュラーシーブ、多孔質ガラス、多孔質シリカ等の、従来より広く用いられている天然骨材あるいは人工軽量骨材が好適に採用可能である。上記の骨材本体2の寸法は通常の骨材と同等とすれば良く、必要であれば適正な粒度分布を持たせれば良い。
【0013】
また、上記の補修液3としては、通常は液状を呈するとともに、コンクリートと接することでコンクリート中のアルカリ成分と反応して硬化するエポキシ樹脂を採用する。その補修液3としては、骨材本体2の空孔2a内に内包されている状態においては長期間にわたって液状を保ち得るものであるとともに、コンクリートに亀裂Cが生じて骨材本体2が破壊されたりあるいはコーティング膜4が破壊されると自ずと骨材本体2から放出されて亀裂C内に流出していき、あるいは亀裂Cが微細な場合等においては毛細管現象により亀裂C内に滲み出していき、その亀裂C内において自ずと硬化しあるいは反応してその生成物により亀裂Cを塞ぎ得る機能を有するものとする。
【0014】
なお、補修液3としてはコンクリート5との反応性があまり高くないものが好ましい。反応性があまり高いと、骨材1から放出された補修液3が亀裂C内全体に十分に行き渡らない内に反応が進んでしまって亀裂C全体を十分に塞ぐことができない場合があり得るからであり、したがって補修液3の粘性や流動性も考慮しながら補修液3が亀裂C内に十分に行き渡ってから反応が進行する程度のものが良い。但し、コンクリート5が硬化する前においては、補修液3と硬化前のコンクリート5との反応性は高い方が好ましい。その場合は、仮に混練中や打設中に骨材1やコーティング膜4が破壊されて補修液3が放出されてしまったとしても、放出された補修液3と硬化前のコンクリート5とが速やかに反応してそれ以上の放出を防止することが可能である。この点で、補修液3としては、コンクリート5が硬化するまではコンクリート5との反応性が高く、コンクリート5が硬化した後は反応性が低下するような性質を有するものが最も好ましい。
【0015】
一方、上記のコーティング膜4は、補修液3を骨材本体1の空孔2a内に封入し、かつコンクリート5に亀裂Cが生じた際にはそれとともに破壊されて補修液3を放出させるためのもので、このコーティング膜4としてはセメント硬化体を採用する。
【0016】
上記のような骨材1を製造するには、骨材本体2に対して補修液3を適宜の手法たとえば真空含浸法により含浸させ、その表面にコーティング膜4を適宜の手法で形成すれば良い。
【0018】
なお、コーティング膜4としてのセメント硬化体を、補修液3としてのエポキシ樹脂により形成することができ、たとえば以下の手法によって骨材1とそれを配合したコンクリート5とを同時に製造することができる。
すなわち、補修液3としてのエポキシ樹脂を含浸させた直後の骨材本体2をそのままフレッシュコンクリート中に配合して混練し、骨材本体2表面に付着している補修液3をフレッシュコンクリート中のアルカリ分と反応させて硬化させることにより、コーティング膜4としてのセメント硬化体を形成することが可能である。つまり、補修液3を含浸させたのみでコーティング膜4を形成していない骨材本体2を用い、それをフレッシュコンクリートに配合した時点でコーティング膜4を形成するのであり、そのようにしてコーティング膜4が形成された骨材1を配合したコンクリート5をそのまま硬化させてしまうことにより、骨材1の製造とそれを配合したコンクリート5の製造を同時に行うことができるのである。
なお、その場合には、混練の際には骨材本体2の表面に付着している補修液3のみが反応してコーティング膜4が形成され、骨材本体2の空孔2aに内包されている補修液3にまで反応が進行しないように制御するか、補修液3にそのような性質を持たせる必要がある。この点では、上述したように、コンクリート5との反応性がコンクリート5の硬化前においては高く(したがって混練中に速やかにコーティング膜4が形成されて空孔2a内の補修液3までは反応が進行しない)、コンクリート5の硬化後においては低下する(したがって亀裂発生により放出された補修液3は亀裂内に十分に行き渡ってから反応する)性質を有する補修液3を用いることが最も好適である。
【0019】
勿論、骨材1を予め製造しておいて、それをフレッシュコンクリートに配合してコンクリート5を製造することも可能であり、その場合には、予め製造した骨材1をフレッシュコンクリートに適量配合するとともに、細骨材や必要に応じて通常の他の骨材も併せて配合し、通常のコンクリートと同様に混練して骨材1をコンクリート5中に均等に分散させ、通常の場合と同様にして型枠内に打設するのみで良い。なお、骨材1の大きさや、骨材1への補修液3の含浸量、コンクリート5に対する骨材1の配合量を適宜調整することで、コンクリート5への補修液3の混入量やその分布を最適となるように調整することができ、したがってたとえば大きな亀裂の発生が予想される場合には多量の補修液3がコンクリート5中に混入されるように調整しておけば良い。
【0020】
そのようにして製造されたコンクリート5に亀裂Cが生じると、その亀裂Cは骨材1を縫うように延びることが通常であるので、図2に示すように亀裂Cの発生とともに骨材1も破壊され、あるいはコーティング膜4のみが破壊されたり骨材本体2から剥離し、骨材本体2が内包していた補修液3が放出されて亀裂C内に流出し、あるいは亀裂Cが微細であるような場合には毛細管現象により滲み出していき、その補修液3が亀裂C内において硬化し、あるいはコンクリート中の水分やアルカリ成分と反応してその反応生成物により、亀裂Cが自ずと塞がれてしまう。すなわち、上記のコンクリート5は亀裂の自己補修機能を有するものとなり、亀裂の発生による強度低下や止水性能の低下を防止することができ、また、亀裂により強度や止水性能が一時的に低下しても亀裂が自ずと補修されることで強度や止水性能を速やかに回復することができる。
【0021】
したがって、このようなコンクリート5を、たとえば十分な強度を確保する必要のある構造部材や、高度の止水性が要求される止水壁として適用すれば、要求される構造的強度や止水性能の信頼性を長期にわたって自ずと確保することができ、また、従来においては必要であった亀裂発生の有無を確認するための点検作業やそれにより発見した亀裂の補修作業を不要とでき、きわめて有効である。
【0022】
勿論、上記の骨材1は骨材本体2が通常の骨材として機能するものであって、コンクリート5に混練される際や打設時に容易に破壊されてしまうようなことはないから、その骨材1を健全なままでコンクリート5中に配合し得るものであるし、亀裂発生に伴って骨材1が破壊されても空隙が生じるようなことはないから亀裂補修後も骨材としての本来的な機能はそのまま維持し得てコンクリートの強度を損うようなことがない。この点で、補修液3を単に壊れやすいカプセルに封入してコンクリート5中に配合する場合に比較して格段に有効なものである。
【0025】
また、本発明のコンクリート5は、上記のように亀裂の発生を防止する必要のある構造部材や止水壁等に適用して特に好適であるが、その用途は特に限定されるものではなく、一般の建築物や構造物における壁、柱、梁、それらの接合部であるパネルゾーン、屋根スラブ、床スラブ、外壁、地下外壁、打込型枠、杭、基礎、耐震壁、連続地中壁、等として広く採用可能である。また、本発明のコンクリート5を用いて構築して好適な構造物の用途としては、たとえば貯水槽、廃棄物の貯蔵施設、放射線遮蔽壁、原子炉格納容器、道路橋の床版、等が考えられる。
【0026】
さらに、本発明のコンクリート5は現場打ちにて施工することも勿論可能であるが、本発明の骨材1を内包せしめたプレキャスト製品として本発明のコンクリート5を工場製作すれば、大量生産が可能であるし品質管理もより容易である。
【0027】
また、補修液3に着色しておき、それが骨材1から放出されて亀裂補修がなされた場合にはそのことを容易に確認できるようにしておくと、亀裂発生の有無や亀裂が補修されたことを目視により容易に確認することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上で説明したように、本発明の骨材は、多孔質材料からなる骨材本体に、コンクリートに生じた亀裂内に放出されてその亀裂を塞ぐ補修液としてのエポキシ樹脂を含浸させて内包せしめてその外表面をコーティング膜としてのセメント硬化体により被覆したものであるから、これをコンクリートに配合するのみでコンクリートが亀裂を生じた際にはその亀裂発生箇所において骨材から補修液が自ずと放出されて亀裂を自ずと塞ぐことができ、また、骨材としての本来的な機能を有していてコンクリート製造時に容易に破壊されることがないことは言うに及ばず、亀裂補修後もそのまま骨材としての機能を損うことはなく、したがってこれを用いることで亀裂の自己補修機能を有する有効なコンクリートを実現することができる。
また、本発明のコンクリートは、上記の骨材が配合されることで亀裂の自己補修機能を有するものであり、したがって、亀裂発生の有無を確認するための点検作業や亀裂の補修作業を不要とできるものであり、したがってたとえば十分な強度を確保する必要がある構造部材や、高度の止水性が要求される壁体等に適用して特に好適なものである。
さらに、本発明のコンクリートの製造方法は、補修液としてのエポキシ樹脂を含浸させた直後の骨材本体をフレッシュコンクリート中に配合して混練することにより、骨材本体表面に付着している補修液とフレッシュコンクリート中のアルカリ分とを反応させて硬化させてコーティング膜としてのセメント硬化体を形成するとともに、該フレッシュコンクリートをそのまま硬化させることにより、骨材の製造とそれを配合したコンクリートの製造を同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の骨材の一実施形態を示す模式図である。
【図2】 同骨材を配合したコンクリートを示す模式図である。
【符号の説明】
1 骨材
2 骨材本体
2a 空孔
3 補修液
4 コーティング膜
5 コンクリート
C 亀裂[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an aggregate blended in concrete to repair a crack generated in the concrete , a concrete having a self-repair function of cracks by blending the aggregate, and a method of manufacturing the concrete .
[0002]
[Prior art]
As is well known, concrete is itself a brittle material that is prone to cracking. Therefore, various crack prevention measures have been proposed and put into practical use, but it is extremely difficult to completely prevent cracking in concrete. Have difficulty. For this reason, especially when it is necessary to prevent the occurrence of cracks, for example, concrete applied to structural members that require sufficient strength or walls that require a high degree of water-stopping, cracks are required. It is necessary to inspect for the presence of cracks frequently and to repair them promptly when cracks are found.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, frequently inspecting and repairing concrete requires a lot of labor and expense, and there are many cases where inspection is impossible or repair is difficult even if cracks are found. There is a problem that early detection of a crack is difficult because it is usually impossible to detect the crack until it grows to some extent, and effective improvement measures are required.
[0004]
Japanese Unexamined Patent Publication No. 3-215334 discloses an aggregate to be mixed with concrete for the purpose of finding cracks and self-repairing. This is a structure in which a chemical solution that hardens by reacting with concrete components, water or air is enclosed in a capsule made of a brittle material such as water glass, and the outside is protected by a shell of a hardened cement body. This aggregate is destroyed at the same time that the concrete blended with it cracks, and the chemical solution in the capsule penetrates into the crack and hardens, so that the blended concrete has a crack self-repair function. It is supposed to be possible.
[0005]
However, the above-mentioned aggregate cannot be effective for the following reasons, and has not yet spread. That is, since the above-mentioned aggregate has a structure in which a chemical solution is enclosed in a capsule that can be easily broken, such as water glass, when blended with fresh concrete and kneaded, or with fresh concrete blended with this When placing, it is easily destroyed by contact with mixers, concrete pumps, other coarse aggregates, reinforcing bars, etc. Therefore, the aggregate remains intact without destroying the aggregates. It is not always easy to harden concrete as it is. Moreover, even if the above-mentioned aggregate is blended in the concrete while still healthy, after the concrete is cracked and the capsule is broken and the internal chemicals are released, voids are generated in the aggregate. Therefore, the original function as an aggregate is lost and the strength of concrete is reduced.
[0006]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and the object thereof is concrete having a function capable of repairing itself by itself when a crack occurs, and an effective aggregate capable of realizing such concrete. And a method for producing the concrete .
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In view of the above circumstances, the aggregate according to
[0008]
Further, the concrete according to
[0009]
Furthermore, the concrete manufacturing method according to
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below. FIG. 1 is a schematic diagram showing an embodiment of a concrete repair liquid containing aggregate (hereinafter simply referred to as aggregate) 1 according to the present invention, and FIG. 2 is a schematic diagram showing an embodiment of concrete 5 according to the present invention. And this concrete 5 mix | blends said
[0011]
The above-described
[0012]
The aggregate
[0013]
Moreover, as said
[0014]
In addition, the
[0015]
On the other hand, the
[0016]
In order to manufacture the
[0018]
In addition, the cement hardening body as the
That is, the
In this case, only the
[0019]
Of course, it is also possible to manufacture the
[0020]
When the crack C is generated in the concrete 5 thus manufactured, the crack C usually extends so as to sew the
[0021]
Therefore, if such concrete 5 is applied as, for example, a structural member that needs to ensure sufficient strength or a water blocking wall that requires a high level of water blocking, the required structural strength and water blocking performance can be obtained. Reliability can be secured over a long period of time, and inspection work for confirming the occurrence of cracks and repair work for cracks found by this method are unnecessary, which is extremely effective. .
[0022]
Of course, the
[0025]
In addition, the concrete 5 of the present invention is particularly suitable when applied to a structural member or a water blocking wall that needs to prevent the occurrence of cracks as described above, but its use is not particularly limited, Walls, columns, beams in general buildings and structures, panel zones that are their joints, roof slabs, floor slabs, outer walls, underground outer walls, driven formwork, piles, foundations, seismic walls, continuous underground walls , Etc. can be widely adopted. In addition, examples of the use of a suitable structure constructed using the concrete 5 of the present invention include a water tank, a waste storage facility, a radiation shielding wall, a reactor containment vessel, a floor slab of a road bridge, and the like. It is done.
[0026]
Furthermore, the concrete 5 of the present invention can of course be constructed on site, but if the concrete 5 of the present invention is manufactured in a factory as a precast product including the
[0027]
In addition, if the
[0028]
【The invention's effect】
As described above, the aggregate of the present invention is embedded in an aggregate body made of a porous material by impregnating with an epoxy resin as a repair solution that is released into a crack generated in concrete and closes the crack. Since the outer surface is coated with a hardened cement as a coating film , when the concrete is cracked only by blending it with the concrete, the repair liquid is automatically released from the aggregate at the crack occurrence location. Needless to say, it can naturally close the crack, and it has the original function as an aggregate and is not easily destroyed at the time of concrete production. Therefore, effective concrete having a self-repairing function of cracks can be realized by using this.
Further, the concrete of the present invention has a self-repairing function of cracks by blending the above-mentioned aggregate, and therefore, inspection work and crack repairing work for confirming the occurrence of cracks are unnecessary. Therefore, it is particularly suitable when applied to, for example, a structural member that needs to ensure sufficient strength, a wall body that requires a high degree of water blocking, or the like.
Furthermore, the method for producing concrete according to the present invention includes a repair liquid that adheres to the surface of the aggregate body by mixing and kneading the aggregate body immediately after impregnating the epoxy resin as a repair liquid into fresh concrete. And hardened by reacting with alkali content in fresh concrete to form a hardened cement body as a coating film, and by curing the fresh concrete as it is, the production of aggregate and the concrete blended with it Can be done simultaneously.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing an embodiment of an aggregate of the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing concrete mixed with the same aggregate.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
多孔質材料からなる骨材本体に、コンクリートに生じた亀裂内に放出されて該亀裂を塞ぐコンクリート補修液を含浸させ、かつ該骨材本体の外表面をコーティング膜により被覆することにより該コーティング膜により前記補修液を前記骨材本体内に内包せしめ、
前記骨材本体および前記コーティング層を、前記コンクリートに亀裂が生じた際には該亀裂の発生とともに破壊可能に構成するとともに、
前記コンクリート補修液を、前記亀裂内に放出されることでコンクリート中のアルカリ成分と反応して硬化することにより亀裂を充填するエポキシ樹脂とするとともに、
前記コーティング膜を、エポキシ樹脂とフレッシュコンクリートとを反応させて硬化させたセメント硬化体により形成してなり、
前記コンクリートが亀裂を生じた際には前記骨材本体や前記コーティング膜が破壊されて前記補修液が亀裂内に放出されることにより、該補修液により亀裂を補修可能に構成してなることを特徴とするコンクリート補修液内包骨材。An aggregate that repairs cracks in the concrete by being used in the concrete,
The coating body is made by impregnating an aggregate body made of a porous material with a concrete repair liquid that is released into a crack generated in the concrete and closes the crack, and the outer surface of the aggregate body is covered with a coating film. By enclosing the repair solution in the aggregate body,
The aggregate body and the coating layer are configured so that they can be broken along with the occurrence of cracks when cracks occur in the concrete,
While the concrete repair liquid is released into the cracks and reacts with the alkali component in the concrete and hardens, it becomes an epoxy resin that fills the cracks,
The coating film is formed of a hardened cement body obtained by reacting and curing an epoxy resin and fresh concrete,
When the concrete is cracked, the aggregate body and the coating film are destroyed, and the repair liquid is discharged into the crack so that the crack can be repaired by the repair liquid. A concrete repair solution containing bone aggregate.
補修液としてのエポキシ樹脂を含浸させた直後の骨材本体をフレッシュコンクリート中に配合して混練することにより、骨材本体表面に付着している補修液とフレッシュコンクリート中のアルカリ分とを反応させて硬化させてコーティング膜としてのセメント硬化体を形成するとともに、該フレッシュコンクリートをそのまま硬化させることを特徴とするコンクリートの製造方法。 By mixing and kneading the aggregate body immediately after impregnating the epoxy resin as a repair liquid into fresh concrete, the repair liquid adhering to the surface of the aggregate body reacts with the alkali content in the fresh concrete. A method for producing concrete, characterized in that a cured cement as a coating film is formed by curing and the fresh concrete is cured as it is.
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