JP3883109B2 - Double-rotation vane pump device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーシングと、該ケーシングに内装されたベーンポンプ本体と、前記ケーシングに設けられて該ベーンポンプ本体の第1吸吐口に通じる第1のポートと、前記ケーシングに設けられて該ベーンポンプ本体の第2吸吐口に通じる第2のポートとを設けた両回転式ベーンポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、正回転と逆回転の両方が可能な両回転式ベーンポンプでは、通常吸入負圧のかかる逆回転時に発生するキャビテーション損傷を避けるために、ベーンポンプをバイパスするパイロットチェックを含むダブルチェック弁付き管路を設け、さらに吸入負圧の生じる管路にリリーフ弁を設ける等の処置をしていた。
【0003】
しかしながら、ダブルチェック弁の作動遅れに起因する負圧の発生があって、キャビテーションの完全回避は避けられなかった。また、パイロットチェックを含むダブルチェック弁付き管路の付設や負圧発生管へのリリーフ弁の付設は、付設及び工事スペースの確保や工事の繁雑さをもたらすという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の目的は、パイロットチェックを含むダブルチェック弁付き管路の付設や、外部にリリーフ弁を付設しないでもキャビテーションのない両回転式ベーンポンプ装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の両回転式ベーンポンプ装置は、ケーシングと、該ケーシングに内装されたベーンポンプ本体と、前記ケーシングに設けられて該ベーンポンプの第1吸吐口に通じる第1のポートと、前記ケーシングに設けられて該ベーンポンプの第2吸吐口に通じる第2のポートと、その第1及び第2のポートを連通する調圧孔と、その調圧孔内に第2のポートの圧力を第1の所定の圧力に調整する第1のリリーフ弁と、前記調圧孔内に第2のポートの圧力を第2の所定の圧力に調整する第2のリリーフ弁と、を設けている。
【0006】
したがって、通常は正圧のかかる第1のポートを吸入側にし、第2のポートを吐出側にして正回転運転すれば、吐出側の第2のポート内の圧力が第1の所定の圧力(例えば許容最高圧)に達したときに第1のリリーフ弁によって第1の所定の圧力(許容最高圧)に調整されて、過圧による漏れや装置の破損を予防できる。また、第2のポートを吸入側にし、第1のポートを吐出側にして逆回転運転するときは、吸入側の第2のポート内の圧力が第2の所定の圧力(例えば許容負圧)に達したときに第2のリリーフ弁によって第2の所定の圧力(許容負圧)に調整されて、キャビテーションの発生によるベーン本体の損傷を予防できる。
【0007】
しかも、本発明によれば、第1及び第2のリリーフ弁が本発明のベーンポンプ装置内に設けられているので、従来行われていた流体シリンダ等の負荷装置へのパイロットチェックを含むダブルチェック弁付き管路の付設や、外部管路にリリーフ弁を付設することなく、既設負荷装置へ簡単に取りつけることができる。
【0008】
また、前記第1のリリーフ弁は前記調圧孔に摺動自在に嵌挿された円筒状のプランジャーと、そのプランジャーの一端に形成された外弁座と、前記調圧孔に形成された内弁座と、プランジャーを軸方向に弾性支持する第1スプリングとで構成され、前記第2のリリーフ弁は前記プランジャーの他端に配置されたポペット弁と、そのポペット弁に形成された外弁座と、前記プランジャーに形成された内弁座と、ポペット弁を軸方向に弾性支持する第2スプリングとで構成されていることが好ましい。
【0009】
この発明の具体的実施に際しては、プランジャーの一端に形成された外弁座と、調圧孔に形成された内弁座とで構成される第1の弁部が、第1の所定の圧力(許容最高圧)で開弁するように第1スプリングを予圧縮して設置し、また、ポペット弁に形成された外弁座と、前記プランジャーに形成された内弁座とで構成される第2の弁部が第2の所定の圧力(許容負圧)で開弁するように第2スプリングを予張して設置することが肝要である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のベーンポンプ装置1の全体構成断面を示している。ベーンポンプ装置1の全体を包含するケーシング20に、図3に詳細を示すベーンポンプ本体2Vが装着されている。
【0011】
ベーンポンプ本体2Vは、駆動軸5によって駆動されるロータシャフト6に設けられ半径方向に摺動する4枚のベーン8によって正回転時には第1吸吐口12から吸入された液体が、ライナーリング10とベーン8間の隙間9を移動して圧送、加圧され第2の吸吐口14から吐出する容積形ポンプを構成している公知のベーンポンプである。
【0012】
図において、符号4、2は、べーン8、ライナーリング10を側面から支持するフロント及びリアベアリングである。また、フロント及びリアベアリング4、2のそれぞれに前記の第1吸吐口12及び第2吸吐口14が形成され、チェック弁16及び18によってベーン8が半径方向に摺動するようになっている。また、正回転、逆回転によってチェック弁16または18が吐出側に対する逆止弁の作用をする。この作動も公知である。
【0013】
図1にもどって、ベーンポンプ本体2Vの第1吸吐口12に通じる流通路の第1のポートPaがケーシング20に設けられ、ベーンポンプ本体2Vの第2吸吐口14に通じる流通路の第2のポートPbがケーシング20に設けられている。第1のポートPaは通常は正圧で導かれる液体タンクに連通され、第2のポートPbは負圧の発生を伴う例えば、油圧シリンダ等の負荷装置に連通されている。
【0014】
ケーシング20に、第1のポートPaと第2のポートPbを連通する調圧孔22が設けられ、その調圧孔22内に第2ポートPbの圧力を調整する第1のリリーフ弁Rv1と、第2のリリーフ弁Rv2とが装着されている。
【0015】
図2は、図1における第1及び第2のリリーフ弁Rv1、Rv2の詳細を示している。
調圧孔22に、外径部26aが液密にかつ摺動自在に形成されたプランジャー26が嵌装されている。プランジャー26は、内径部26bを有する円筒状に形成されその一端の第1ポートPa側に外径部26aからテーパ状に拡径された大径部26cが形成されている。そのテーパ部に外弁座26eが形成され、外弁座26eに対応してケーシング20に内弁座22aが形成されていて、弁座26eと22aとで第1の弁部V1が構成されている。
【0016】
プランジャー26の外径部26aに、第2ポートPbに通じ、前記外弁座26eの小径端にいたる溝26oが形成されている。
プランジャー26の第1ポートPa側に、内径部26bより大径の孔26fが形成され、内径部26bと大径の孔26fとは肩部26dによって連結されている。
【0017】
その肩部26dに一端部を着座して穴26fにプランジャー26を弾性支持する第1スプリング30が収置されていて、調圧孔22と同軸に第1のポートPaを横切って配置され、その他端部は、ケーシング20の外部から螺入された圧力調整ねじ32の端部に位置決め用の凸部32を囲んで着座して装着されている。
【0018】
第1スプリング30は、圧力調整ねじ32によって予圧縮力が付加されて装着されている。その予圧縮力は、第2ポートPb内の正圧が第1の所定の許容最高圧力に達したときにプランジャー26が第1のポートPa側に摺動して、外弁座26eが浮揚するよう設定されている。
圧力調整ねじ32は、袋ナット34によって固定及び被覆されている。
上記の第1スプリング30と、弁座26eと22aとで構成される第1弁部V1と、プランジャー26とを含んで第1のリリーフ弁Rv1が構成されている。
【0019】
プランジャー26の他端の第2ポートPb側にテーパ状の内弁座26hが形成され、テーパ状の外弁座34aが形成されたポペット弁24が配置されている。弁座34aと26hとで、第2の弁部V2が構成されている。
【0020】
ポペット弁24の茎部24bにとめ孔24cが形成され、そのとめ孔24cにポペット弁24を弾性支持する第2スプリング28の一端のフック状とめ部28aが係止されている。
第2スプリング28の他端の拡径した環状とめ部28bは、プランジャー26の肩部26dに着座するよう係止されていて、第2スプリング28に所定の予張力を付加させてプランジャー26内に装着されている。
【0021】
第2スプリング28への予張力の付加は、第2のポートPb内の負圧が第2の所定の許容圧負力に達したときにポペット弁24が第2のポートPb側に移動して外弁座26hが浮揚するよう設定されている。
上記の第1スプリング28と、弁座34aと26hとでとで構成される第2弁部V2と、ポペット弁24とを含んで第2のリリーフ弁Rv2が構成されている。
【0022】
上記構成によるベーンポンプ装置1の作用を、図4に示すシリンダー作動を例として説明する。
ベーンポンプ本体2Vと、図においては個々に示された第1のリリーフ弁Rv1と、第2のリリーフ弁Rv2とで構成されるベーンポンプ装置1の第1のポートPaに、作動液を貯蔵する液タンクTcが管路Ltで連通されており、ベーンポンプ装置1の第2のポートPbに作動液によって仕事をするシリンダーCyが管路Lcで連通されている。
【0023】
ベーンポンプ本体2Vの第1吸吐口12は第1のポートPaに連通され、第2吸吐口14は第2のポートPbに連通されている。
シリンダーCy内にシリンダーロッドPsが摺動自在に内装され、シリンダーロッドPsの下面にかかる液圧によるシリンダーロッドPsの移動によって図示しない手段で外部に仕事をするよう構成されている。
【0024】
図1において、ベーン8がR方向に正回転すると、液タンクTcから作動液が第1のポートPaに導かれる。そして作動液はさらに、第1吸吐口12から隙間9でベーン8によって加圧され第2吸吐口14から第2のポートPbに圧送される。第2のポートPbに圧送された作動液は管路Lcを介してシリンダーロッドPsをシリンダーCyの頂部Cyuに向って移動させる。
【0025】
そして、シリンダーロッドPsがシリンダー頂部Cyu近くに達して、ベーンポンプ本体2Vから圧送される作動液の圧力が第1の所定の許容最高圧Pmaxに達すると、図1、2に示すプランジャー26が第1のリリーフ弁Rv1の第1スプリング30を圧縮して第1のポートPa側に移動し、外弁座26eが浮揚して第1の弁部V1が開弁する。この開弁によって、プランジャー26に設けられた溝26oが第2のポートPbから第1のポートPaに連通され、第2のポートPb内の液圧は減少し調整され過圧が回避される。
【0026】
次ぎに、シリンダーロッドPsをシリンダー底部Cydに向って移動させるために、図1におけるベーンポンプ本体2VがL方向に逆回転すると、作動液は前記正回転での作動液の移動と逆方向に移動する。そしてシリンダーロッドPsの移動速度を速くして、管路Lc、第2のポートPb内に負圧が生じ、その負圧が所定の限界許容負圧Pminに達すると、ポペット弁24が第2スプリング28を伸張させて第2のポートPb側に移動し、外弁座24aが浮揚して第2の弁部V2が開弁する。
【0027】
この開弁によってプランジャー26の内径部26bが第1のポートPaから第2のポートPbに連通され、第2のポートPb内の液圧は増加調整され、キャビテーショの発生する負圧が回避される。そして、キャビテーションによる騒音の発生とベーンポンプ本体2Vの損傷を防止できる。
【0028】
図5は、本発明のベーンポンプ装置1の効果を対比で説明するための従来の両回転式ベーンポンプの使用例を示すブロック構成図である。図4の前記説明により自明の部分を省略して説明する。
ベーンポンプ本体2V1と、許容最高圧Pmaxで開弁するリリーフ弁Vriとで構成されるベーンポンプ装置Vrの第1のポートPa1に、作動液を貯蔵する液タンクTcが管路Lt1で連通されており、ベーンポンプ装置Vrの第2ポートPb1に作動液によって仕事をするシリンダーCyが管路Lc1で連通されている。
【0029】
管路Lt1と管路Lc1との間に、管路Lc1内の負圧を限界許容負圧Pminにとどめる外付けリリーフ弁Vroが装着されている。
シリンダーCyの底部と液タンクTcとの間に、パイロット弁vpとチェック弁vcを介装した管路Cpが装着されている。
【0030】
上記構成によって、ベーンポンプ本体2V1が正回転時には、リリーフ弁VriがシリンダーCyにかかる過圧を調整し、ベーンポンプ本体2V1が逆回転時にはパイロット弁vpとチェック弁vcを介装した管路Cpと外付けリリーフ弁Vroによって過負圧を減少調整して、キャビテーションの発生を回避させている。
【0031】
この図5に示す従来構成において、本発明のベーンポンプ装置1を使用すれば、パイロット弁vpとチェック弁vcを介装した管路Cpと外付けリリーフ弁Vroとを削減でき、省スペース化、省工事化が図れる。
【0032】
【発明の効果】
本発明の作用効果を、以下に列記する。
(1)発明のベーンポンプ装置では第1及び第2のリリーフ弁が内臓されていて逆転時でもキャビテーションが発生しないので、第1のポートを液タンクに、第2のポートを液圧シリンダに配管連通すれば、キャビテーションの被害を防止できる。
(2)本発明のベーンポンプ装置によって、従来付設していた、パイロット弁とチェック弁を介装した管路と外付けリリーフ弁とを削減でき、省スペース化、省工事化が図れる。
(3)調圧孔内に第1のリリーフ弁と第2のリリーフ弁を設けたので、構成が簡単で部品点数が少なく、しかもスペースをとらずケーシングへの組み付けも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両回転式ベーンポンプ装置の実施形態を示す構成断面図。
【図2】図1の第2及び第1のリリーフ弁の詳細を示す拡大図。
【図3】ベーンポンプ本体の構成断面図。
【図4】本発明の両回転式ベーンポンプ装置の使用例を示すブロック構成図。
【図5】従来の両回転式ベーンポンプの使用例を示すブロック構成図。
【符号の説明】
Pa・・・第1のポート
Pb・・・第2のポート
1・・・・ベーンポンプ装置
2V・・・ベーンポンプ本体
6・・・・ロータシャフト
8・・・・ベーン
10・・・ライナーリング
20・・・ケーシング
22・・・調圧孔
Rv2・・第2のリリーフ弁
24・・・ポペット弁
26・・・プランジャー
28・・・第2スプリング
Rv1・・第1のリリーフ弁
30・・・第1スプリング
32・・・圧力調整ねじ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention includes a casing, a vane pump main body housed in the casing, a first port provided in the casing and leading to a first suction port of the vane pump main body, and a first port of the vane pump main body provided in the casing. The present invention relates to a bi-rotary vane pump device provided with a second port that communicates with two suction ports.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a double-rotation vane pump capable of both forward rotation and reverse rotation, a conduit with a double check valve including a pilot check that bypasses the vane pump is used to avoid cavitation damage that normally occurs during reverse rotation with negative suction pressure. In addition, measures such as providing a relief valve in a pipeline that generates suction negative pressure have been taken.
[0003]
However, due to the generation of negative pressure due to the delay in operation of the double check valve, complete avoidance of cavitation was inevitable. In addition, the installation of the pipe with the double check valve including the pilot check and the installation of the relief valve to the negative pressure generating pipe have the disadvantages of securing the installation and construction space and the complexity of the construction.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a double-rotation vane pump device that does not have cavitation even if a pipe line with a double check valve including a pilot check is provided or a relief valve is not provided outside.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The double-rotary vane pump device of the present invention includes a casing, a vane pump main body housed in the casing, a first port provided in the casing and leading to a first suction port of the vane pump, and the casing. A second port communicating with the second suction port of the vane pump, a pressure regulating hole communicating with the first and second ports, and the pressure of the second port in the pressure regulating hole is a first predetermined pressure. And a second relief valve for adjusting the pressure of the second port to a second predetermined pressure in the pressure adjusting hole.
[0006]
Accordingly, if the first port to which positive pressure is applied is normally set to the suction side and the second port is set to the discharge side to perform forward rotation, the pressure in the second port on the discharge side becomes the first predetermined pressure ( For example, when the maximum allowable pressure is reached, the first relief valve adjusts the first predetermined pressure (the maximum allowable pressure) to prevent leakage due to overpressure and damage to the apparatus. When the reverse rotation operation is performed with the second port set as the suction side and the first port set as the discharge side, the pressure in the second port on the suction side is set to a second predetermined pressure (for example, allowable negative pressure). When the pressure reaches the value, the pressure is adjusted to the second predetermined pressure (allowable negative pressure) by the second relief valve, and damage to the vane body due to the occurrence of cavitation can be prevented.
[0007]
Moreover, according to the present invention, since the first and second relief valves are provided in the vane pump device of the present invention, a double check valve including a pilot check for a load device such as a fluid cylinder which has been conventionally performed. It can be easily attached to an existing load device without attaching an additional pipe line or attaching a relief valve to the external pipe line.
[0008]
The first relief valve is formed in the pressure adjusting hole, a cylindrical plunger slidably fitted in the pressure adjusting hole, an outer valve seat formed at one end of the plunger, and the pressure adjusting hole. The second relief valve is formed on the poppet valve disposed at the other end of the plunger, and the poppet valve is configured by a first spring that elastically supports the plunger in the axial direction. The outer valve seat, the inner valve seat formed on the plunger, and a second spring that elastically supports the poppet valve in the axial direction are preferable.
[0009]
In a specific implementation of the present invention, the first valve portion formed by the outer valve seat formed at one end of the plunger and the inner valve seat formed in the pressure adjusting hole has a first predetermined pressure. The first spring is pre-compressed so as to open at the maximum allowable pressure, and is composed of an outer valve seat formed on the poppet valve and an inner valve seat formed on the plunger. It is important that the second spring is pre-tensioned so that the second valve portion opens at a second predetermined pressure (allowable negative pressure).
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 shows an overall configuration cross section of a vane pump device 1 of the present invention. A vane pump
[0011]
In the vane pump
[0012]
In the figure,
[0013]
Returning to FIG. 1, a first port Pa of the flow passage leading to the
[0014]
The
[0015]
FIG. 2 shows details of the first and second relief valves Rv1 and Rv2 in FIG.
A
[0016]
A groove 26o is formed in the
A hole 26f having a larger diameter than the
[0017]
A
[0018]
The
The
A first relief valve Rv <b> 1 is configured including the
[0019]
A tapered inner valve seat 26h is formed on the second port Pb side of the other end of the
[0020]
A stopper hole 24c is formed in the
An
[0021]
The pre-tension is applied to the
A second relief valve Rv2 is configured to include the second valve portion V2 configured by the
[0022]
The operation of the vane pump device 1 having the above-described configuration will be described by taking the cylinder operation shown in FIG. 4 as an example.
A liquid tank that stores hydraulic fluid in the first port Pa of the vane pump device 1 constituted by the vane pump
[0023]
The
A cylinder rod Ps is slidably mounted in the cylinder Cy, and is configured to work outside by means not shown by the movement of the cylinder rod Ps by the hydraulic pressure applied to the lower surface of the cylinder rod Ps.
[0024]
In FIG. 1, when the
[0025]
When the cylinder rod Ps reaches near the cylinder top Cyu and the pressure of the hydraulic fluid pumped from the
[0026]
Next, in order to move the cylinder rod Ps toward the cylinder bottom Cyd, when the vane pump
[0027]
By opening the valve, the
[0028]
FIG. 5 is a block configuration diagram showing an example of use of a conventional double-rotary vane pump for explaining the effect of the vane pump device 1 of the present invention in comparison. Description will be made by omitting a self-evident part from the above description of FIG.
A liquid tank Tc for storing hydraulic fluid is connected to a first port Pa1 of a vane pump device Vr configured by a vane pump body 2V1 and a relief valve Vri that opens at an allowable maximum pressure Pmax through a pipe line Lt1. A cylinder Cy working with hydraulic fluid is communicated with the second port Pb1 of the vane pump device Vr through a pipe line Lc1.
[0029]
An external relief valve Vro is mounted between the pipe line Lt1 and the pipe line Lc1 to keep the negative pressure in the pipe line Lc1 at the limit allowable negative pressure Pmin.
Between the bottom of the cylinder Cy and the liquid tank Tc, a pipe line Cp with a pilot valve vp and a check valve vc is attached.
[0030]
With the above configuration, when the vane pump body 2V1 rotates forward, the relief valve Vri adjusts the overpressure applied to the cylinder Cy, and when the vane pump body 2V1 rotates backward, the pipe Cp that is interposed between the pilot valve vp and the check valve vc is externally attached. The over-negative pressure is reduced and adjusted by the relief valve Vro to avoid the occurrence of cavitation.
[0031]
In the conventional configuration shown in FIG. 5, if the vane pump device 1 of the present invention is used, the pipe line Cp and the external relief valve Vro interposing the pilot valve vp and the check valve vc can be reduced, thereby saving space and saving. Construction can be planned.
[0032]
【The invention's effect】
The effects of the present invention are listed below.
(1) In the vane pump device of the present invention, the first and second relief valves are built in, and cavitation does not occur even during reverse rotation. Therefore, the first port is connected to the liquid tank, and the second port is connected to the hydraulic cylinder. This will prevent cavitation damage.
(2) With the vane pump device of the present invention, it is possible to reduce the number of pipes and external relief valves that are conventionally provided with a pilot valve and a check valve, and space and construction can be saved.
(3) Since the first relief valve and the second relief valve are provided in the pressure adjusting hole, the structure is simple, the number of parts is small, and the assembly to the casing is easy without taking up space.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a structural cross-sectional view showing an embodiment of a double rotary vane pump device of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view showing details of the second and first relief valves of FIG. 1;
FIG. 3 is a structural sectional view of a vane pump main body.
FIG. 4 is a block configuration diagram showing an example of use of the dual rotary vane pump device of the present invention.
FIG. 5 is a block diagram showing a usage example of a conventional double-rotary vane pump.
[Explanation of symbols]
Pa ... first port Pb ... second port 1 ...
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