JP3881207B2 - 走行玩具用ガードレール及びガードレールを構成するために用いるガードレール・ブロック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行玩具を走行させるコースに沿って配置される走行玩具用ガードレール及び該ガードレールを構成するために用いるガードレール・ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
走行玩具を床や机等のプレイフィールド上で走行させて遊ぶ場合に、プレイフィールド上にコースを設定する場合がある。コースをプレイフィールド上に作るために、従来は、複数の直線状のガードレール・ブロックやカーブ状のガードレール・ブロック等を任意に組み合わせて走行玩具用ガードレールを作り、この走行玩具用ガードレールを走行玩具を走行させるコースに沿って配置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来販売されている走行玩具用ガードレールでは、カーブに用いる専用のガードレール・ブロックを含む複数種類のガードレール・ブロックを用意している。カーブ専用のガードレール・ブロックは、カーブにしか用いることができず、コースの設計の自由度を高めるためには、用意するカーブ専用のガードレール・ブロックの数を多くするとともに、用意する直線状のガードレール・ブロックの数も多くする必要がある。しかしながら、カーブ専用のガードレール・ブロックの種類を増やすことや、直線状のガードレール・ブロックの数を増やすことは、走行玩具用ガードレールのキットの包装を大きくする原因となり、またキットの価格を上昇させる原因となる。
【0004】
また従来販売されている走行玩具用ガードレールでは、使用するガードレール・ブロックに滑り止めを設けたり、重りをつけることにより、ガードレール・ブロックの移動を阻止している。しかしながら各ガードレール・ブロックは相互に連結されていないので、ガードレールの形状が崩れ易い問題がある。
【0005】
本発明の目的は、従来よりも少ない種類のガードレール・ブロックを用いて、従来よりもコースの設計の自由度を高めることができる走行玩具用ガードレールを提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、従来よりも少ない数のガードレール・ブロックを用いて、従来よりもコースの設計の自由度を高めることができ、しかも安価な走行玩具用ガードレールを提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、直線状ガードレール・ブロックとしても、またカーブ状ガードレール・ブロックとして用いることができるガードレール・ブロックを含んで構成される走行玩具用ガードレールを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、従来よりも少ない種類のガードレール・ブロックを用いて、正多角形形状のガードレールのパターンを形成できるガードレール・ブロック及び該ガードレール・ブロックを用いた走行玩具用ガードレールを提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、軽量で、しかも機械的強度の高いガードレール・ブロック及び該ガードレール・ブロックを備えた走行玩具用ガードレールを提供することにある。
【0010】
本発明の更に他の目的は、移動し難い走行玩具用ガードレールを提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、重りの装着が容易な走行玩具用ガードレールを提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、重りとしてコインを用いることを可能にして部品点数を減らすことができる走行玩具用ガードレールを提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、重りの数を選択できるガードレール・ブロックを備えた走行玩具用ガードレールを提供することにある。
【0014】
本発明の更に他の目的は、コインの着脱が容易なガードレール・ブロックを備えた走行玩具用ガードレールを提供することにある。
【0015】
本発明の別の目的は、二つのガードレール・ブロックまたは二つの分割ブロックを互いに近づける動作により両者を連結することができる走行玩具用ガードレールを提供することにある。
【0016】
本発明の目的は、シート状延長壁部材の装着が容易なガードレール・ブロック備えた走行玩具用ガードレールを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数種類のガードレール・ブロックに分けられる複数のガードレール・ブロックが任意に組み合わされて構成され、走行玩具を走行させるコースに沿って配置される走行玩具用ガードレール及びこれに用いるガードレール・ブロックを改良の対象とする。
【0018】
本発明で用いる複数のガードレール・ブロックは、それぞれ隣接する他のガードレール・ブロックと第1のタイプの連結構造を介して連結される。また本発明では、複数種類のガードレール・ブロックのうち少なくとも1種類のガードレール・ブロックとして、ガードレール・ブロックの長手方向に沿って並び且つ第2のタイプの連結構造を介してそれぞれ連結された3個以上の分割ブロックにより構成された分割タイプのガードレール・ブロックを用いる。本願明細書において、ガードレール・ブロックとは、1つのブロックにより構成されるものだけではなく、複数の分割ブロックによって構成された所定の形状になるもの(分割ブロックの組み合わせによって直線形状となるものや、曲がった形状となるなるもの等)のいわゆる分割タイプのガードレール・ブロックを含むものである。ここで「分割タイプのガードレール・ブロック」をより具体的なレベルで表現すれば、この種のガードレール・ブロックとは、複数の分割ブロックが連結されて構成されて、連結された状態で両端に位置する2つの端部側分割ブロックの自由端部に後述する第1の連結構造半部が存在するものである。また本願明細書において、「ガードレール」とは、複数のガードレール・ブロックを連結して構成される構造体であり、閉ループ状の形状になるものや、非閉ループ状(直線やカーブ等の形状)の形状になるものを意味し、「ガードレールのパターン」とはガードレールの平面形状を意味する。
【0019】
分割タイプのガードレール・ブロックを構成する3個以上の分割ブロックは、両端に位置して一端に第1のタイプの連結構造の半部を構成する第1のタイプの連結構造半部を有し且つ他端に第2のタイプの連結構造の半部を構成する第2のタイプの連結構造半部を有する第1及び第2の端部側分割ブロックと、第1及び第2の端部側分割ブロックの間に位置して両端に第2のタイプの連結構造の半部を構成する第2のタイプの連結構造半部をそれぞれ備えたn個(nは正の整数)の中間分割ブロックとから構成される。そして本発明では、第1及び第2の端部側分割ブロックにそれぞれ設けられた第2のタイプの連結構造半部及び中間分割ブロックの両端にそれぞれ設けられた2つの第2のタイプの連結構造半部を、第1の端部側分割ブロック、中間分割ブロック及び第2の端部側分割ブロックの順にこれらを連結するときには、第1の端部側分割ブロック、中間分割ブロック及び第2の端部側分割ブロックのそれぞれの長手方向に延びる中心線間の角度が180°となり(即ち各分割ブロックが直線状に並んだ状態で連結され)、第2の端部側分割ブロック、中間分割ブロック及び第1の端部側分割ブロックの順にこれらを連結するときには、第2の端部側分割ブロックの長手方向に延びる中心線と中間分割ブロックの長手方向に延びる中心線との間の夾角θ及び第1の端部側分割ブロックの長手方向に延びる中心線と中間分割ブロックの長手方向に延びる中心線との間の夾角θがそれぞれ180°より小さい角度になるように(中間分割ブロックに対して第1及び第2の端部側分割ブロックが角度を持って連結された状態になるように)構成する。なお上記に記述した本発明の特徴を別の見方をして表現すると、次のようになる。すなわち第1及び第2の端部側分割ブロックにそれぞ設けられた第2のタイプの連結構造半部及び中間分割ブロックの両端にそれぞれ設けられた2つの第2のタイプの連結構造半部を、第1の端部側分割ブロック、中間分割ブロック及び第2の端部側分割ブロックの順にこれらを連結するときには、第1の端部側分割ブロック、中間分割ブロック及び第2の端部側分割ブロックのそれぞれの長手方向に延びる中心線間の角度が180°となり、中間分割ブロックを該中間分割ブロックの中心を通り且つ該中間分割ブロックの長手方向に延びる中心線と直交する方向に延びる垂直線を中心にして180°回転した状態で、この中間分割ブロックの両端に第1及び第2の端部側分割ブロックを連結したときに、第2の端部側分割ブロックの長手方向に延びる中心線と中間分割ブロックの長手方向に延びる中心線との間の夾角θ及び第1の端部側分割ブロックの長手方向に延びる中心線と中間分割ブロックの長手方向に延びる中心線との間の夾角θがそれぞれ180°より小さい角度になるように構成すればよい。
【0020】
このような分割タイプのガードレール・ブロックは、分割ブロックの組み合わせにより直線状のガードレール・ブロックとしても、またカーブを構成する曲がったガードレール・ブロックとしても用いることができる。したがって、少ない種類のガードレール・ブロックを用いて従来よりもコース設計の自由度を高めることができる。また各ブロックは、連結構造を介して結合されるため、各ブロックを結合して構成したガードレールの形が崩れない利点がある。
【0021】
典型的な分割タイプのガードレール・ブロックは、第1及び第2の端部側分割ブロックと1つの中間分割ブロックとから構成することができる。この場合に、第1及び第2の端部側分割ブロックは、それぞれの第1のタイプの連結構造半部を連結したときに、中間分割ブロックと同じ形状のブロックを構成するように形状及び寸法を定め、夾角θが[180°−(360°/m)]となるようにすると(但しmは4以上の正の整数)、曲がった状態に組み立てられたガードレール・ブロックは、正m角形の輪郭を有するガードレールの一辺と該一辺に隣接する2つの辺の半部を備えた曲がったガードレールを得ることができる。偶数角の正多角形であれば、この曲がったガードレールのみを複数組み合わせることにより簡単に構成できる。
【0022】
なお複数種類のガードレール・ブロックを、直線状に延びた2種類のガードレール・ブロックから構成し、そのうちの一方を前述の分割タイプのガードレール・ブロックとしてもよい。このようにすると、ガードレール・ブロックが直線状であるため、ガードレールのキットの梱包を小さいものとすることができる。
【0023】
また複数種類のガードレール・ブロックに、第2のタイプの連結構造により連結された2個の分割ブロックからなる第3の種類のガードレール・ブロックを含めてもよい。なおこの第3の種類のガードレール・ブロックを構成する2個の分割ブロックとしては、一端に第1のタイプの連結構造の半部を構成する第1のタイプの連結構造半部を有し且つ他端に第2のタイプの連結構造の半部を構成する第2のタイプの連結構造半部をそれぞれ有しているものを用いるのが好ましい。この第3の種類のガードレール・ブロックを構成する分割ブロックを他の分割ブロックと結合すると、分割ブロックの結合により構成されるガードレール・ブロックの長さを変更することができ、設計の自由度が更に高くなる。
【0024】
ガードレール・ブロック並びに第1及び第2の端部側分割ブロック及び中間分割ブロックを、それぞれ長手方向に延びる中心線に沿って稜線を形成するように一端が結合され且つ稜線から離れるに従って互いに離れるように傾斜した第1及び第2のサイドウォールと、長手方向の両側に位置して第1及び第2のサイドウォールを連結する第1及び第2のエンドウォールと、前記第1及び第2のサイドウォール並びに第1及び第2のエンドウォールによって囲まれて稜線が位置する側とは反対側に向かって開口する開口部を有する空間部とをそれぞれ備えた構成とすることができる。このような中空構造にすると、第1及び第2のエンドウォールブロックの存在により機械的強度を大きく低下させることなく、ブロックの重量を軽量化することができる。また第1及び第2のサイドウォールがそれぞれ傾斜面を構成するため、第1及び第2のサイドウォールのいずれをもコースを囲む斜面として利用できるので、ガードレールを方向性を気にせずに使用できる利点がある。
【0025】
また第1及び第2のサイドウォールの内壁部に、開口部を通して挿入される少なくとも一つの重りを着脱可能に保持する重り保持構造部を一体に設けてもよい。重り保持構造部を設ければ、ガードレールの設置接触面の状況により、特に走行玩具の衝撃によりすべり易い設置接触面に対しては重りを重り保持構造部に装着して、ガードレールが簡単に移動しないようにすることができる。またコースの形状により、移動玩具が当たり易い部分にだけ、重りを装着してガードレールの移動を少ない数の重りで抑制することができる。そのため必要以上に重りの数を増やす必要がなくなり、部品点数の減少化に寄与する。
【0026】
重り保持構造部を長手方向に沿って複数個設けると、走行玩具の大きさ及び駆動力に応じて1つのガードブロックの全体重量を調整することができるので、ガードレールの汎用性が高くなる。
【0027】
なお重りとして少なくとも1種類のコイン(円板状の重り)を用いることができるようにすると、重りとしての部品をキットに含める必要がないので、部品点数を少なくして、製品の価格を下げることができる。なおこの場合には、重り保持構造部を、コインの表面または裏面が開口部側に向く姿勢でコインを保持するように構成する。このようにしておけば、ガードレール・ブロックの高さを高くすることなく、コインを重りとして利用できる。
【0028】
なお外径寸法の異なる複数枚のコインを、外径寸法が大きいコインが外形寸法の小さいコインよりも開口部側に位置するように保持できるように重り保持構造部を構成してもよい。この構造を採用すると、1つの重り保持構造部に複数枚のコインを保持させて重りの重量を変えることができる。
【0029】
具体的な重り保持構造部の一例は,、稜線に沿って並び、且つ開口部に向かって延びてコインの外周部と係合する第1及び第2のフックと、稜線と直交し且つ第1及び第2の一対のフック間の中心を通る仮想中心を中心として周方向に前記第1及び第2のフックから90°離れた位置に形成されてコインの表面または裏面の周縁部と接触する第1及び第2のストッパ部と、第1及び第2のストッパ部の間に位置する第3のストッパ部と、第1のストッパ部と第1のフックとの間に位置して仮想中心を中心とする仮想円に沿って延びコインの外周面と接触する第1の円弧状起立壁部と、第2のストッパ部と第2のフックとの間に位置して仮想中心を中心とする仮想円に沿って延びコインの外周面と接触する第2の円弧状起立壁部とからなり、第1のフックと第2の円弧状起立壁部との間及び第2のフックと第1の円弧状起立壁部との間にプレイヤの2本の指の先端を入れる2つの空間が形成された構造を備えている。この重り保持構造部を用いると、コインの着脱をプレイヤの指で簡単に行える利点がある。また第3のストッパ部が第1及び第2のサイドウォールに対する補強用の梁として機能する利点がある。
【0030】
第1及び第2のタイプの連結構造の構成(即ち第1及び第2のタイプの連結構造半部の構成)は任意である。例えば、ガードレール・ブロックの第1及び第2のエンドウォールを、ブロックの中心線及び稜線を含む第1の仮想面と直交する第2の仮想面と平行に延びるようにそれぞれ形成し、第1及び第2のエンドウォールには第1の仮想面が中央に位置するように配置されて第1の仮想面と平行に延びる凹部及び凸部をそれぞれ設け、第1のエンドウォールに設けられた凹部及び凸部と第2のエンドウォールに設けられた凹部及び凸部とが、第1の仮想面に対して逆の配置関係になるようにする。そして第1及び第2のエンドウォールに設けられた凹部及び凸部が、隣接する他のガードレール・ブロックに設けられた凸部及び凹部と嵌合することにより第1のタイプの連結構造を構成する第1のタイプの連結構造半部を構成するようにしてもよい。第1の連結構造が2つの凹部と2つの凸部との嵌合構造により構成されことになるため、連結強度を高めることができる。
【0031】
また分割ブロックを連結する第2のタイプの連結構造(第2のタイプの連結構造半部)の構成も任意である。他のガードレール・ブロックとの連結のために第1及び第2の端部側分割ブロックの前記第1のエンドウォールには第1のタイプの連結構造半部を設ける。そこで第1及び第2の端部側分割ブロックの第1のエンドウォールをブロックの中心線及び稜線を含む第1の仮想面と直交する第2の仮想面と平行に延びるようにそれぞれ形成する。そして第1及び第2の端部側分割ブロックの第1のエンドウォールには第1の仮想面が中央に位置するように配置されて第1の仮想面と平行に延びる凹部及び凸部を設ける。また第1及び第2の端部側分割ブロックの第2のエンドウォールは、第1の仮想面と交差し第1の仮想面との間の角度が夾角θの1/2の角度となる第3の仮想面と平行に延びるようにそれぞれ形成する。そして第1及び第2の端部側分割ブロックの第2のエンドウォールには第3の仮想面と直交する第4の仮想面が中央に位置するように配置されて第4の仮想面と平行に延びる凹部及び凸部を設ける。その上で、第1及び第2の端部側分割ブロックの第1のエンドウォールに設けられた凹部及び凸部の第1の仮想面に対する位置関係と第1及び第2の端部側分割ブロックの第2のエンドウォールに設けられた凹部及び凸部の第4の仮想面に対する位置関係とを、逆の位置関係にする。また中間分割ブロックの第1のエンドウォールは、中間分割ブロックの長手方向に延びる中心線及び稜線を含む第5の仮想面と交差し且つ第5の仮想面との間の角度が夾角θの1/2の角度となる第6の仮想面と平行に延びるように形成する。更に中間分割ブロックの第1のエンドウォールには、第6の仮想面と直交する第7の仮想面が中央に位置するように配置されて第7の仮想面と平行に延びる凹部及び凸部を設ける。中間分割ブロックの第2のエンドウォールは、第5の仮想面と交差し、第6の仮想面とは非平行で、しかも第5の仮想面との間の角度が夾角θの1/2の角度となる第8の仮想面と平行に延びるように形成する。その上で、中間分割ブロックの第2のエンドウォールには第8の仮想面と直交する第9の仮想面が中央に位置するように配置されて第9の仮想面と平行に延びる凹部及び凸部を設ける。なお中間分割ブロックの第1のエンドウォールに設けられた凹部及び凸部の第7の仮想面に対する位置関係と中間分割ブロックの第2のエンドウォールに設けられた凹部及び凸部の第9の仮想面に対する位置関係とは、逆の位置関係にする。このようにすると、第1及び第2の端部側分割ブロックの第2のエンドウォールに設けられた凹部及び凸部と、中間分割ブロックの前記第1及び第2のエンドウォールに設けられた凹部及び凸部とは、嵌合した状態で前記第2のタイプの連結構造を構成する第2のタイプの連結構造半部をそれぞれ構成することになる。第2のタイプの連結構造は、分割ブロックを相互に連結するものであって、2つの分割ブロックの組み合わせにより、2つの分割ブロックを直線状又所定の角度を持った曲がった状態にも連結させることができるものである。
【0032】
なお凸部の形状は任意であるが、エンドウォールから延びる一対の直線状脚部と、一対の直線状脚部の外壁部に設けられた一対の突出部と、一対の直線状脚部の先端を連結する連結部とから構成することができる。また凹部の形状も凸部がある程度のきつさを持って嵌合できるものであれば、どのような形状でもよい。例えば、凹部をエンドウォールに向かって開口する挿入口と、この挿入口から一対の直線状脚部が延びる方向とは反対側に延びる一対の対向壁部と、一対の対向壁部から突出して凸部に設けられた一対の突出部と係合する一対の被係合部とを備えた構造としてもよい。このような構造にすると、ブロックを合成樹脂材料等の成形材料を用いて一体成形する際に、少ない数の成形型を用いて簡単に凸部と凹部を形成することができる。
【0033】
なおガードレール・ブロックの第1及び第2のサイドウォールには、稜線の両側に位置して稜線に沿って延びる2本以上の溝部をそれぞれ形成してもよい。この溝には二つ折りされたシート状の延長壁部材の嵌合部を嵌合させることにより、延長壁部材を二つ折り状態で簡単に装着できる。
【0034】
本発明を走行玩具用ガードレールを構成するために用いるガードレール・ブロックとして特定すると、次のようになる。ガードレール・ブロックは、ガードレール・ブロックの長手方向に沿って並ぶ第1の端部側分割ブロックと、一端が第1の連結構造を介して第1の端部側ブロックの一端に連結される中間分割ブロックと、一端が第2の連結構造を介して前記中間分割ブロックの他端と連結される第2の端部側分割ブロックとから構成される。そして第1及び第2の連結構造は、第1の端部側分割ブロック、中間分割ブロック及び第2の端部側分割ブロックの順で並ぶ第1の連結状態のときと、第2の端部側分割ブロック、中間分割ブロック及び第1の端部側分割ブロックの順で並ぶ第2の連結状態のときのいずれにおいても、各分割ブロックを連結することができ、しかも第1の連結状態のときにはガードレール・ブロックが直線状になり、前記第2の連結状態のときには、ガードレール・ブロックが非直線状になるように構成されている。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1(A)乃至(C)は、本発明の実施の形態の一例の走行玩具用ガードレールを組み立てる場合に用いるガードレール・キットに含まれる2種類のガードレール・ブロックと1種類のエンドパーツの概略平面図をそれぞれ示している。図1(A)乃至(C)は、各パーツの外形の輪郭形状を概略的に示すものであって、後に説明する具体的な各部品の図面とは細部の構成を異にするものである。このキットには、図1(A)に示した直線状のガードレール・ブロック1が30本、図1(B)に示した後述する3個の分割ブロックから構成される分割タイプのガードレール・ブロック3が20本、そして図1(C)に示したエンドパーツ5が5個含まれている。特に、図1(B)に示す分割タイプのガードレール・ブロック3は、3個の分割ブロックによって構成されている。この3つの分割ブロックは、両端に位置して一端に第1のタイプの連結構造(詳細は後述する)の半部を構成する第1のタイプの連結構造半部を有し且つ他端に第2のタイプの連結構造(詳細は後述する)の半部を構成する第2のタイプの連結構造半部を有する第1及び第2の端部側分割ブロック7及び9と、第1及び第2の端部側分割ブロック7及び9の間に位置して両端に第2のタイプの連結構造の半部を構成する第2のタイプの連結構造半部をそれぞれ備えた1個の中間分割ブロック11とから構成される。この分割タイプのガードレール・ブロック3は、図1(B)に示すように第1の端部側分割ブロック7、中間分割ブロック11及び第2の端部側分割ブロック9の順にこれらを連結するときには、第1の端部側分割ブロック7、中間分割ブロック11及び第2の端部側分割ブロック9のそれぞれの長手方向に延びる中心線間の角度が180°となる(即ち各分割ブロックが直線状に並んだ状態で連結される)。そして図2に示すように、第2の端部側分割ブロック9、中間分割ブロック11及び第1の端部側分割ブロック7の順にこれらを連結するときには(見方を変えれば、中間分割ブロック11をプレイフィールド上に180°回転させた後にその両端に第1及び第2の端部側分割ブロック7及び9を連結するときには)、第2の端部側分割ブロック9の長手方向に延びる中心線CL1と中間分割ブロック11の長手方向に延びる中心線CL2との間の夾角θ及び第1の端部側分割ブロック7の長手方向に延びる中心線CL3と中間分割ブロック11の長手方向に延びる中心線CL2との間の夾角θが180°より小さい角度になるように(中間分割ブロック11に対して第1及び第2の端部側分割ブロック7及び9が角度を持って連結された状態になるように)、第2のタイプの連結構造によって結合されている。
【0036】
以下各パーツのより具体的な構造の一例をそれぞれ詳細に説明する。図3(A)は、直線状のガードレール・ブロック1の詳細構造の平面図であり、図3(B)は、ガードレール・ブロック1の長手方向の両端の端面図である。そして図4は図3(A)のIV−IV線断面図であり、図5はガードレール・ブロック1の底面を示す部分図であり、図6は図3(A)のVI−VI線断面図である。これらの図において、ガードレール・ブロック1は、合成樹脂成形材料により一体に成形されている。そしてガードレール・ブロック1は、ガードレール・ブロック1の長手方向に延びる中心線CLに沿って稜線13を形成するように一端が結合され且つ稜線13から離れるに従って互いに離れるように同じ角度を持って傾斜する同じ幅寸法を有する細長い板状の第1及び第2のサイドウォール15及び17と、長手方向の両側に位置して第1及び第2のサイドウォール15及び17を連結する輪郭が二等辺三角形を示す板状の第1及び第2のエンドウォール19及び21と、第1及び第2のサイドウォール15及び17並びに第1及び第2のエンドウォール19及び21によって囲まれて稜線13が位置する側とは反対側に向かって開口する開口部23を有する空間部25とを備えている。
【0037】
そして第1及び第2のサイドウォール15及び17の内壁部には、開口部23を通して挿入される4枚のコイン(例えば10円硬貨)からなる重りを着脱可能に保持する4つの重り保持構造部26が長手方向に所定の間隔を開けて設けられている。図5には1つの重り保持構造部26が示されている。
【0038】
この重り保持構造部26は、稜線13に沿って並び且つ開口部23に向かって延びてコイン(図示しない)の外周部と係合する第1及び第2のフック27及び29と、稜線13と直交し且つ第1及び第2の一対のフック27及び29間の中心を通る仮想中心PCを中心として周方向に第1及び第2のフック27及び29から90°離れた位置に形成されてコイン(図示しない)の表面または裏面の周縁部と接触する第1及び第2のストッパ部31及び33と、第1及び第2のストッパ部31及び33の間に位置する第3のストッパ部35と、第1のストッパ部31と第1のフック27との間に位置して仮想中心PCを中心とする仮想円に沿って延びてコイン(図示しない)の外周面と接触する第1の円弧状起立壁部37と、第2のストッパ部33と第2のフック29との間に位置して仮想中心PCを中心とする仮想円に沿って延びコイン(図示しない)の外周面と接触する第2の円弧状起立壁部39とからなり、第1のフック27と第2の円弧状起立壁部壁部39との間及び第2のフック29と第1の円弧状起立壁部37との間にプレイヤの2本の指の先端を入れる2つの空間41及び43が形成された構造を備えている。
【0039】
図3(A)に示すように、第1及び第2のサイドウォール15及び17に跨るようにして、8個の矩形状の貫通孔45が稜線13に沿って所定の間隔を開けて形成されている。これらの貫通孔45は、図6に示すようにフック27及び29の係合部(フック部)27a及び29aを型によって一体成形するために成形型に設けられた抜き型部の跡である。
【0040】
このような重り保持構造部26を用いると、コインの着脱をプレイヤの指で簡単に行える利点がある。また第3のストッパ部35が、第1及び第2のサイドウォール15及び17と一体に構成されているので、これが第1及び第2のサイドウォール15及び17に対して補強用の梁として機能する。
【0041】
この例では、重り保持構造部26をガードレール・ブロック1の長手方向に沿って4個設けているが、重り保持構造部26はなくてもよい。また重り保持構造部26の数は、任意である。
【0042】
なお図7に示すように、第3のストッパ部35に外径寸法の小さい他の種類のコイン(例えば5円硬貨)が嵌合される凹部36を形成しておけば、1つの重り保持構造部26に複数枚のコインを保持させて1つの重り保持構造部26に保持させることができる重りの重量を変えることができる。
【0043】
図3及び図5に示すように、ガードレール・ブロック1の第1及び第2のエンドウォール19及び21は、ブロック1の中心線CL及び稜線13を含む第1の仮想面PS1と直交する第2の仮想面PS2と平行に延びるようにそれぞれ形成されている。そして第1及び第2のエンドウォール19及び21には、第1の仮想面PS1が中央に位置するように配置されて第1の仮想面PS1と平行に延びる凸部47及び凹部49がそれぞれ設けられている。第1のエンドウォール19に設けられた凹部49及び凸部47と第2のエンドウォール21に設けられた凹部49及び凸部47とは、第1の仮想面PS1に対して逆の配置関係になるようにそれぞれ設けられている。第1及び第2のエンドウォール19及び21に設けられた凹部49及び凸部47が、隣接する他のガードレール・ブロックに設けられた凸部47及び凹部49と嵌合することにより第1のタイプの連結構造が構成される。したがって第1及び第2のエンドウォール19及び21の外面と凹部49及び凸部47とにより第1のタイプの連結構造半部がそれぞれ構成されている。
【0044】
凸部47及び凹部49の構造を、第1のエンドウォール19に設けられたものに基づいて説明する。凸部47は、エンドウォール19から延びる一対の直線状脚部47a及び47aと、一対の直線状脚部47a及び47aの外壁部に設けられた一対の突出部47b及び47bと、一対の直線状脚部47a及び47aの先端を連結する連結部47cとから構成されている。一対の突出部47b及び47bは、一対の直線状脚部47a及び47aが延びる方向とは直交する方向に延びる細長い形状を有している。また凹部49は、エンドウォール19に向かって開口する挿入口49aと、この挿入口49aから挿入される他のガードレール・ブロックの一対の直線状脚部47a及び47aが延びる方向とは反対側に延びる一対の対向壁部49b及び49bと、一対の対向壁部49b及び49bから突出して他のガードレール・ブロックの凸部47に設けられた一対の突出部47b及び47bと係合する一対の被係合部49c及び49cと、
一対の対向壁部49b及び49bを連結する連結壁部49dとを備えて構成されている。なお挿入口49aの開口縁部には、外側に向かうに従って広がるテーパ面49eが形成されている。第1及び第2のサイドウォール15及び17の端部には、それぞれ凹部49に対応した位置に貫通孔51が形成されている。これらの貫通孔51も、前述の貫通孔45と同様に、凹部49内に一対の被係合部49c及び49cを一体成形するために用いられる成形型に設けられた抜き型部の跡である。
【0045】
また第1及び第2のサイドウォール15及び17には、稜線13の両側に位置して稜線13に沿って延びる複数本の溝部53が形成されている。これら複数本の溝部53は、稜線13を間に挟んで千鳥状に交互に並ぶように形成されている。これらの溝部53には、図8に示す紙等のシート55を折線57に沿って二つ折りにして形成した延長壁部材59の嵌合部61がそれぞれ嵌合される。この例のように溝部53を千鳥状に配置すれば、溝部53の存在により第1及び第2のサイドウォール15及び17の機械的強度が極端に低下するのを防止することができる。また第1及び第2のサイドウォール15及び17のそれぞれに分散して溝部53を形成すれば、特別に溝部の内部形状を工夫しなくても、二つ折りされた延長壁部材59が外側に広がろうとする力だけで、延長壁部材59をしっかりと固定することができる。
【0046】
図9(A)及び(B)は、具体的な第1の端部側分割ブロック7の平面図及び底面図である。これらの図において、図3乃至図6に示したガードレール・ブロック1の各部の構成と同様の部分には、図3乃至図6に示した符号に100の数の符号を付した符号を付して詳細な説明を省略する。この端部側分割ブロック7は、図3に示したガードレール・ブロック7と比べて長さ寸法が短い点と、第2のエンドウォール121が傾斜している点で大きく相違する。
【0047】
第1の端部側分割ブロック7の第1のエンドウォール119は、ブロックの中心線CL及び稜線113を含む第1の仮想面PS1と直交する第2の仮想面PS2と平行に延びるように形成されている。第1の端部側分割ブロック7の第1のエンドウォール119には第1の仮想面PS1が中央に位置するように配置されて第1の仮想面PS1と平行に延びる凹部149及び凸部147が設けるられている。また第1の端部側分割ブロック7の第2のエンドウォール121は、第1の仮想面PS1と交差し第1の仮想面PS1との間の角度が前述の夾角θの1/2の角度となる第3の仮想面PS3と平行に延びるように形成されている。そして第1の端部側分割ブロック7の第2のエンドウォール121には第3の仮想面PS1と直交する第4の仮想面PS4が中央に位置するように配置されて第4の仮想面PS4と平行に延びる凹部149´及び凸部147´を備えている。凹部149´及び凸部147´の構成は、前述の凹部49及び凸部47と同じである。そして第1の端部側分割ブロック7の第1のエンドウォール119に設けられた凹部149及び凸部147の第1の仮想面PS1に対する位置関係と第2のエンドウォール121に設けられた凹部149´及び凸部147´の第4の仮想面PS4に対する位置関係とは、逆の位置関係になっている。
【0048】
図10(A)及び(B)は、第2の端部側分割ブロック9の平面図及び底面図を示している。第2の端部側分割ブロック9の形状は、第2のエンドウォール221の傾斜方向が第1の端部側分割ブロック7の第2のエンドウォール121の傾斜方向と逆になる点を除いて、第1の端部側分割ブロック7の形状と同じであるので、第9図に付した符号の数に更に100の数を加えた数の符号を図10に付して詳細な説明を省略する。
【0049】
図11(A)及び(B)は、中間分割ブロック11の平面図及び底面図である。図3乃至図6に示したガードレール・ブロック1と同様に部分には、図3乃至図6に示した符号の数に300の数を加えた数の符号を付して説明を省略する。この中間分割ブロック11は、両端に第1及び第2の端部側分割ブロックの第2のエンドウォールと同様の構成を備えている。すなわち中間分割ブロック11の第1のエンドウォール319は、中間分割ブロック11の長手方向に延びる中心線及び稜線13を含む第5の仮想面SP5と交差し且つ第5の仮想面SP5との間の角度が前述の夾角θの1/2の角度となる第6の仮想面SP6と平行に延びるように形成されている。中間分割ブロック11の第1のエンドウォール319には、第6の仮想面SP6と直交する第7の仮想面SP7が中央に位置するように配置されて第7の仮想面SP7と平行に延びる凹部349´及び凸部347´が設けられている。中間分割ブロック11の第2のエンドウォール321は、第5の仮想面SP5と交差し、第6の仮想面SAP6とは非平行で、しかも第5の仮想面SP5との間の角度が夾角θの1/2の角度となる第8の仮想面SP8と平行に延びるように形成されている。中間分割ブロック11の第2のエンドウォールに321は第8の仮想面SP8と直交する第9の仮想面SP9が中央に位置するように配置されて第9の仮想面SP9と平行に延びる凹部349´及び凸部347´が設けられている。なお中間分割ブロック11の第1のエンドウォール319に設けられた凹部349´及び凸部347´の第7の仮想面SP7に対する位置関係と中間分割ブロック11の第2のエンドウォール321に設けられた凹部349´及び凸部347´の第9の仮想面SP9に対する位置関係とは、逆の位置関係になっている。そして図11(B)に示すように、この中間分割ブロック11には2つの重り保持構造部326,326が中間分割ブロック11の長手方向に間隔をあけて配置されている。
【0050】
第1及び第2の端部側分割ブロック7及び9の第2のエンドウォール121及び221に設けられた凹部149´及び249´及び凸部147´及び247´と、中間分割ブロック11の第1及び第2のエンドウォール319及び321に設けられた凹部349´及び凸部347´とが、嵌合した状態で第2のタイプの連結構造が構成される。この例では、第1及び第2の端部側分割ブロック7及び9の第2のエンドウォール121及び221と凹部149´及び249´及び凸部147´及び247´とにより、それぞれ第2のタイプの連結構造の半部を構成する第2のタイプの連結構造半部が構成されており、また中間分割ブロック11の第1及び第2のエンドウォール319及び321並びに凹部349´及び凸部347´とにより、それぞれ第2のタイプの連結構造半部が構成されている。
【0051】
この例の分割タイプのガードレール・ブロックは、前述の例のように第1及び第2の端部側分割ブロック7及び9と1つの中間分割ブロック11とから構成されている。そしてこの例では、第1及び第2の端部側分割ブロック7及び9は、それぞれの第1のタイプの連結構造半部を相互に連結したときに、中間分割ブロック11と同じ形状のブロックを構成するように形状及び寸法が定められている。そして第1の端部側分割ブロック7を中間分割ブロック11の第2のエンドウォール321側に連結し、第2の端部側分割ブロック9を中間分割ブロック11の第1のエンドウォール319側に連結した場合において、第2の端部側分割ブロック9の長手方向に延びる中心線CL1と中間分割ブロック11の長手方向に延びる中心線CL2との間の夾角θ及び第1の端部側分割ブロック7の長手方向に延びる中心線CL3と中間分割ブロック11の長手方向に延びる中心線CL2との間の夾角θが、[180°−(360°/m)]の関係を満たすようにしている(但しmは4以上の正の整数)。この例では、mが8である。したがって夾角θは、135°になる。前述の関係を満たして曲がった状態に組み立てられたガードレール・ブロックは、正m角形(この例では正八角形)の輪郭を有するガードレールの一辺と該一辺に隣接する2つの辺の半部を備えた曲がったガードレールを得ることができる。したがってこの例の分割タイプのガードレール・ブロックを4つ結合すると正八角形の環状のガードレールを作ることができる。
【0052】
図11に示した複数の中間分割ブロックを180°ずつ回転させて連結すれば、かなり長い長尺のガードレールを構成できる。また図12に示すように、第2のタイプの連結構造により連結された2個の分割ブロック401及び402からなる3種類のガードレール・ブロックをキットに含めてもよい。なおこの3種類のガードレール・ブロックを構成する2個の分割ブロック401及び402は、一端に第1のタイプの連結構造の半部を構成する第1のタイプの連結構造半部を有し且つ他端に第2のタイプの連結構造の半部を構成する第2のタイプの連結構造半部をそれぞれ有している。
【0053】
図13(A)乃至(C)は、エンドパーツ5の具体的な一例の平面図、底面図及び図13(A)のB−B線断面図である。図13にも、図3乃至図6に示したガードレール・ブロックと同様の部分に、図3乃至図6に付した符号の数に500を加えた数の符号を付してある。このエンドパーツ5は、前述の各ブロック3,7及び9の第1の連結構造半部と結合される第1の連結構造半部がエンドウォール519に構成されている。すなわち凸部547及び凹部549とエンドウォール519とにより第1の連結構造半部が構成されている。このエンドパーツ5を各ブロック3,7及び9の第1の連結構造半部に連結すれば、走行玩具が乗り上げても走行玩具がスムーズに移動できるような滑らかな形状とすることができる。
【0054】
図14(A)乃至(C)は、上記キットを用いて作ったコースの例である。これらの図のコースは、比較的難易度が易しいものである。図15(A)乃至(E)も上記キットを用いて作ったコースの例である。これらの図のコースは、難易度が普通のものである。図16(A)乃至(C)も上記キットを用いて作ったコースの例である。これらの図のコースは、難易度が高いものである。
【0055】
なお以下に、本願明細書に記載されたガードレール・ブロックの発明の構成を列挙する。
【0056】
(1) 長手方向の両端に連結構造の半部を構成する連結構造半部をそれぞれ備えた走行玩具用ガードレールに用いるガードレール・ブロックであって、
長手方向に延びる中心線に沿って稜線を形成するように一端が結合され且つ前記稜線から離れるに従って互いに離れるように傾斜した第1及び第2のサイドウォールと、
前記長手方向の両側に位置して前記第1及び第2のサイドウォールを連結する第1及び第2のエンドウォールと、
前記第1及び第2のサイドウォール並びに前記第1及び第2のエンドウォールによって囲まれて前記稜線が位置する側とは反対側に向かって開口する開口部を有する空間部とをそれぞれ備えて構成され、
前記第1及び第2のエンドウォールに前記連結構造半部がそれぞれ設けられているガードレール・ブロック。
【0057】
(2) 前記第1及び第2のサイドウォールの内壁部には、前記開口部を通して挿入される少なくとも一つの重りを着脱可能に保持する重り保持構造部が一体に設けられている上記(1)に記載の走行玩具用ガードレール。
【0058】
(3) 前記重り保持構造部が前記長手方向に沿って複数個設けられている上記(2)に記載の走行玩具用ガードレール。
【0059】
(4) 前記重りが少なくとも1種類のコインからなり、
前記重り保持構造部は、前記コインの表面または裏面が前記開口部側に向く姿勢で前記コインを保持するように構成されている上記(3)または(4)に記載の走行玩具用ガードレール。
【0060】
(5) 前記重り保持構造部は、外径寸法の異なる複数枚のコインを、外径寸法が大きい前記コインが外形寸法の小さい前記コインよりも前記開口部側に位置するように保持する構造を有している上記(4)に記載の走行玩具用ガードレール。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、分割タイプのガードレール・ブロックを、分割ブロックの組み合わせにより直線状のガードレール・ブロックとしても、またカーブを構成する曲がったガードレール・ブロックとしても用いることができるので、少ない種類のガードレール・ブロックを用いて従来よりもコース設計の自由度を高めることができる利点がある。また各ブロックは、連結構造を介して結合されるため、各ブロックを結合して構成したガードレールの形が崩れない利点がある。
【0062】
そして複数種類のガードレール・ブロックを、直線状に延びた第2の種類のガードレール・ブロックから構成し、そのうちの一方を前述の分割タイプのガードレール・ブロックとすれば、ガードレール・ブロックが直線状であるため、ガードレールのキットの梱包を小さいものとすることができる。
【0063】
また第1及び第2のサイドウォールの内壁部に、開口部を通して挿入される少なくとも一つの重りを着脱可能に保持する重り保持構造部が一体に設けられているので、ガードレールの設置面の状況により、特にすべり易い設置面に対しては重りを重り保持構造部に装着して、ガードレールが簡単に移動しないようにすることができる。この場合、コースの形状により、移動玩具が当たり易い部分にだけ、重りを装着してガードレールの移動を少ない数の重りで抑制することができるので、必要以上に重りの数を増やす必要がなくなって、部品点数の減少化を図ることができる。また重り保持構造部を長手方向に沿って複数個設けると、走行玩具の大きさ及び駆動力に応じて1つのガードレール・ブロックの全体重量を調整することができるので、ガードレールの汎用性が高くなる。
【0064】
なお重りとして少なくとも1種類のコイン(円板状の重り)を用いると、重りとしての部品をキットに含める必要がないので、部品点数を少なくして、製品の価格を下げることができる。またこの場合に、重り保持構造部を、コインの表面または裏面が開口部側に向く姿勢でコインを保持するように構成すれば、ガードレール・ブロックの高さを高くすることなく、コインを重りとして利用できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)乃至(C)は、本発明の実施の形態の一例の走行玩具用ガードレールを組み立てる場合に用いるガードレール・キットに含まれる2種類のガードレール・ブロックと1種類のエンドパーツの概略平面図をそれぞれ示す図である。
【図2】 図1(B)の分割タイプのガードレール・ブロックを構成する分割ブロックの組み合わせの変形例を示す平面図である。
【図3】 (A)は直線状のガードレール・ブロックの詳細構造の平面図であり、(B)はガードレール・ブロックの長手方向の両端の端面図である。
【図4】 図3(A)のIV−IV線断面図である。
【図5】 ガードレール・ブロックの底面を示す部分図である。
【図6】 図3(A)のVI−VI線断面図である。
【図7】 重り保持構造部の変形例を示す断面図である。
【図8】 延長壁部材の平面図である。
【図9】 (A)及び(B)は第1の端部側分割ブロックの平面図及び底面図である。
【図10】 (A)及び(B)は第2の端部側分割ブロックの平面図及び底面図である。
【図11】 (A)及び(B)は中間分割ブロックの平面図及び底面図である。
【図12】 第3の種類のガードレール・ブロックの平面図である。
【図13】 (A)乃至(C)は、エンドパーツの平面図、底面図及び図13(A)のB−B線断面図である。
【図14】 (A)乃至(C)はそれぞれキットを用いて作った難易度の易しいコースの例である。
【図15】 (A)乃至(E)はそれぞれキットを用いて作った難易度が普通のコースの例である。
【図16】 (A)乃至(C)はそれぞれキットを用いて作った難易度の高いコースの例である。
【符号の説明】
1 ガードレール・ブロック
3 分割タイプのガードレール・ブロック
5 エンドパーツ
7 第1の端部側分割ブロック
9 第2の端部側分割ブロック
11 中間分割ブロック
13 稜線
15 第1のサイドウォール
17 第2のサイドウォール
19及び21 第1及び第2のエンドウォール
26 重り保持構造部
27及び29 第1及び第2のフック
47 凸部
49 凹部
53 溝部
Claims (14)
- 複数種類のガードレール・ブロックに分けられる複数のガードレール・ブロックが任意に組み合わされて構成され、走行玩具を走行させるコースに沿って配置される走行玩具用ガードレールであって、
前記複数のガードレール・ブロックは、それぞれ隣接する他の前記ガードレール・ブロックと第1のタイプの連結構造を介して連結されており、
前記複数種類のガードレール・ブロックのうち少なくとも1種類のガードレール・ブロックは、前記ガードレール・ブロックの長手方向に沿って並び且つ第2のタイプの連結構造を介してそれぞれ連結された3個以上の分割ブロックにより構成されており、
前記3個以上の分割ブロックは、両端に位置して一端に前記第1のタイプの連結構造の半部を構成する第1のタイプの連結構造半部を有し且つ他端に前記第2のタイプの連結構造の半部を構成する第2のタイプの連結構造半部を有する第1及び第2の端部側分割ブロックと、前記第1及び第2の端部側分割ブロックの間に位置して両端に前記第2のタイプの連結構造の半部を構成する第2のタイプの連結構造半部をそれぞれ備えたn個(nは正の整数)の中間分割ブロックとから構成され、
前記第1及び第2の端部側分割ブロックにそれぞ設けられた前記第2のタイプの連結構造半部及び前記中間分割ブロックの両端にそれぞれ設けられた2つの前記第2のタイプの連結構造半部は、前記第1の端部側分割ブロック、前記中間分割ブロック及び前記第2の端部側分割ブロックの順に連結されているときには、前記第1の端部側分割ブロック、前記中間分割ブロック及び前記第2の端部側分割ブロックのそれぞれの長手方向に延びる中心線間の角度が180°となり、前記第2の端部側分割ブロック、前記中間分割ブロック及び前記第1の端部側分割ブロックの順に連結されているときには、前記第2の端部側分割ブロックの長手方向に延びる中心線と前記中間分割ブロックの長手方向に延びる中心線との間の夾角θ及び前記第1の端部側分割ブロックの長手方向に延びる中心線と前記中間分割ブロックの長手方向に延びる中心線との間の夾角θがそれぞれ180°より小さい角度になるように構成され、
前記1種類のガードレール・ブロックは、前記第1及び第2の端部側分割ブロックと1つの前記中間分割ブロックとから構成され、
前記第1及び第2の端部側分割ブロックは、それぞれの前記第1のタイプの連結構造半部を連結したときに、前記中間分割ブロックと同じ形状のブロックを構成するように形状及び寸法が定められていることを特徴とする走行玩具用ガードレール。 - 前記夾角θが [ 180°−(360°/m) ] であり、但しmは4以上の正の整数であることを特徴とする請求項1に走行玩具用ガードレール。
- 前記複数種類のガードレール・ブロックは、直線状に延びた2種類のガードレール・ブロックからなり、一方の種類のガードレール・ブロックが前記1種類のガードレール・ブロックである請求項1または2に記載の走行玩具用ガードレール。
- 前記複数種類のガードレール・ブロックは、前記第2のタイプの連結構造により連結された2個の分割ブロックからなる第3の種類のガードレール・ブロックを含んでおり、
前記第3の種類のガードレール・ブロックを構成する前記2個の分割ブロックは、一端に前記第1のタイプの連結構造の半部を構成する前記第1のタイプの連結構造半部を有し且つ他端に前記第2のタイプの連結構造の半部を構成する前記第2のタイプの連結構造半部をそれぞれ有している請求項1または2に記載の走行玩具用ガードレール。 - 複数種類のガードレール・ブロックに分けられる複数のガードレール・ブロックが任意に組み合わされて構成され、走行玩具を走行させるコースに沿って配置される走行玩具用ガードレールであって、
前記複数のガードレール・ブロックは、それぞれ隣接する他の前記ガードレール・ブロックと第1のタイプの連結構造を介して連結されており、
前記複数種類のガードレール・ブロックのうち少なくとも1種類のガードレール・ブロックは、前記ガードレール・ブロックの長手方向に沿って並び且つ第2のタイプの連結構造を介してそれぞれ連結された3個以上の分割ブロックにより構成されており、
前記3個以上の分割ブロックは、両端に位置して一端に前記第1のタイプの連結構造の半部を構成する第1のタイプの連結構造半部を有し且つ他端に前記第2のタイプの連結構造の半部を構成する第2のタイプの連結構造半部を有する第1及び第2の端部側分割ブロックと、前記第1及び第2の端部側分割ブロックの間に位置して両端に前記第2のタイプの連結構造の半部を構成する第2のタイプの連結構造半部をそれぞれ備えたn個(nは正の整数)の中間分割ブロックとから構成され、
前記第1及び第2の端部側分割ブロックにそれぞ設けられた前記第2のタイプの連結構造半部及び前記中間分割ブロックの両端にそれぞれ設けられた2つの前記第2のタイプの連結構造半部は、前記第1の端部側分割ブロック、前記中間分割ブロック及び前記第2の端部側分割ブロックの順に連結されているときには、前記第1の端部側分割ブロック、前記中間分割ブロック及び前記第2の端部側分割ブロックのそれぞれの長手方向に延びる中心線間の角度が180°となり、前記第2の端部側分割ブロック、前記中間分割ブロック及び前記第1の端部側分割ブロックの順に連結されているときには、前記第2の端部側分割ブロックの長手方向に延びる中心線と前記中間分割ブロックの長手方向に延びる中心線との間の夾角θ及び前記第1の端部側分割ブロックの長手方向に延びる中心線と前記中間分割ブロックの長手方向に延びる中心線との間の夾角θがそれぞれ180°より小さい角度になるように構成され、
前記ガードレール・ブロック、前記第1及び第2の端部側分割ブロック及び前記中間分割ブロックは、それぞれ前記長手方向に延びる前記中心線に沿って稜線を形成するように一端が結合され且つ前記稜線から離れるに従って互いに離れるように傾斜した第1及び第2のサイドウォールと、前記長手方向の両側に位置して前記第1及び第2のサイドウォールを連結する第1及び第2のエンドウォールと、前記第1及び第2のサイドウォール並びに前記第1及び第2のエンドウォールによって囲まれて前記稜線が位置する側とは反対側に向かって開口する開口部を有する空間部とをそれぞれ備えていることを特徴とする走行玩具用ガードレール。 - 前記第1及び第2のサイドウォールの内壁部には、前記開口部を通して挿入される少なくとも一つの重りを着脱可能に保持する重り保持構造部が設けられている請求項5に記載の走行玩具用ガードレール。
- 前記重り保持構造部が前記長手方向に沿って複数個設けられている請求項6に記載の走行玩具用ガードレール。
- 前記重りが少なくとも1種類のコインからなり、
前記重り保持構造部は、前記コインの表面または裏面が前記開口部側に向く姿勢で前記コインを保持するように構成されている請求項6または7に記載の走行玩具用ガードレール。 - 前記重り保持構造部は、外径寸法の異なる複数枚のコインを、外径寸法が大きい前記コインが外形寸法の小さい前記コインよりも前記開口部側に位置するように保持する構造を有している請求項8に記載の走行玩具用ガードレール。
- 前記重り保持構造部は、前記稜線に沿って並び且つ前記開口部に向かって延びて前記コインの外周部と係合する第1及び第2のフックと、前記稜線と直交し且つ前記第1及び第2の一対のフック間の中心を通る仮想中心を中心として周方向に前記第1及び第2のフックから90°離れた位置に形成されて前記コインの表面または裏面の周縁部と接触する第1及び第2のストッパ部と、前記第1及び第2のストッパ部の間に位置する第3のストッパ部と、前記第1のストッパ部と前記第1のフックとの間に位置して前記仮想中心を中心とする仮想円に沿って延び前記コインの外周面と接触する第1の円弧状起立壁部と、前記第2のストッパ部と前記第2のフックとの間に位置して前記仮想中心を中心とする前記仮想円に沿って延び前記コインの外周面と接触する第2の円弧状起立壁部とからなり、前記第1のフックと前記第2の円弧状起立壁部壁部との間及び前記第2のフックと前記第1の円弧状起立壁部との間にプレイヤの2本の指の先端を入れる2つの空間が形成されている請求項9に記載の走行玩具用ガードレール。
- 前記ガードレール・ブロックの前記第1及び第2のエンドウォールは、前記中心線及び前記稜線を含む第1の仮想面と直交する第2の仮想面と平行に延びるようにそれぞれ形成されており、
前記第1及び第2のエンドウォールは前記第1の仮想面が中央に位置するように配置されて前記第1の仮想面と平行に延びる凹部及び凸部をそれぞれ備えており、
前記第1のエンドウォールに設けられた前記凹部及び凸部と前記第2のエンドウォールに設けられた前記凹部及び凸部とは、前記第1の仮想面に対して逆の配置関係になるように設けられており、
前記第1及び第2のエンドウォールに設けられた前記凹部及び凸部が、隣接する他の前記ガードレール・ブロックに設けられた前記凸部及び凹部と嵌合することにより前記第1のタイプの連結構造を構成する第1のタイプの連結構造半部を構成している請求項5に記載の走行玩具用ガードレール。 - 前記第1及び第2の端部側分割ブロックの前記第1のエンドウォールは、前記中心線及び前記稜線を含む第1の仮想面と直交する第2の仮想面と平行に延びるようにそれぞれ形成されており、
前記第1及び第2の端部側分割ブロックの前記第1のエンドウォールには前記第1の仮想面が中央に位置するように配置されて前記第1の仮想面と平行に延びる凹部及び凸部が設けられており、
前記第1及び第2の端部側分割ブロックの前記第2のエンドウォールは、前記第1の仮想面と交差し前記第1の仮想面との間の角度が前記夾角θの1/2の角度となる第3の仮想面と平行に延びるようにそれぞれ形成されており、
前記第1及び第2の端部側分割ブロックの前記第2のエンドウォールには前記第3の仮想面と直交する第4の仮想面が中央に位置するように配置されて前記第4の仮想面と平行に延びる凹部及び凸部が設けられており、
前記第1及び第2の端部側分割ブロックの前記第1のエンドウォールに設けられた前記凹部及び凸部の前記第1の仮想面に対する位置関係と前記第1及び第2の端部側分割ブロックの前記第2のエンドウォールに設けられた前記凹部及び凸部の前記第4の仮想面に対する位置関係とは、逆の位置関係にあり、
前記中間分割ブロックの前記第1のエンドウォールは、前記中間分割ブロックの前記中心線及び前記稜線を含む第5の仮想面と交差し且つ前記第5の仮想面との間の角度が前記夾角θの1/2の角度となる第6の仮想面と平行に延びるように形成されており、
前記中間分割ブロックの前記第1のエンドウォールには前記第6の仮想面と直交する第7の仮想面が中央に位置するように配置されて前記第7の仮想面と平行に延びる凹部及び凸部が設けられており、
前記中間分割ブロックの前記第2のエンドウォールは、前記第5の仮想面と交差し、前記第6の仮想面とは非平行で、しかも前記第5の仮想面との間の角度が前記夾角θの1/2の角度となる第8の仮想面と平行に延びるように形成されており、
前記中間分割ブロックの前記第2のエンドウォールには前記第8の仮想面と直交する第9の仮想面が中央に位置するように配置されて前記第9の仮想面と平行に延びる凹部及び凸部が設けられており、
前記中間分割ブロックの前記第1のエンドウォールに設けられた前記凹部及び凸部の前記第7の仮想面に対する位置関係と前記中間分割ブロックの前記第2のエンドウォールに設けられた前記凹部及び凸部の前記第9の仮想面に対する位置関係とは、逆の位置関係にあり、
前記第1及び第2の端部側分割ブロックの前記第2のエンドウォールと、前記第1及び第2の端部側分割ブロックの前記第2のエンドウォールに設けられた前記凹部及び凸部は、前記中間分割ブロックの前記第1及び第2のエンドウォールに設けられた前記凹部及び凸部と嵌合した状態で前記第2のタイプの連結構造を構成する前記第2のタイプの連結構造半部をそれぞれ構成している請求項5に記載の走行玩具用ガードレール。 - 前記凸部は、前記エンドウォールから延びる一対の直線状脚部と、前記一対の直線状脚部の外壁部に設けられた一対の突出部と、前記一対の直線状脚部の先端を連結する連結部とから構成されており、
前記凹部は前記エンドウォールに向かって開口する挿入口と、前記挿入口から前記一対の直線状脚部が延びる方向とは反対側に延びる一対の対向壁部と、前記一対の対向壁部から突出して前記凸部に設けられた前記一対の突出部と係合する一対の被係合部とを備えている請求項11または12に記載の走行玩具用ガードレール。 - 前記ガードレール・ブロックの前記第1及び第2のサイドウォールには、前記稜線の両側に位置して前記稜線に沿って延びる2本以上の溝部がそれぞれ形成されている請求項5に記載の走行玩具用ガードレール。
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