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JP3880234B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画素単位での画像形成を行なう画像形成装置及び画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の印刷装置は、600dpi程度の印刷装置あるいは1200dpi程度の高解像度の印刷装置でも全く同じように、メモリに展開した画像をそのまま出力するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、1200dpi程度の高解像度の印刷装置が印刷出力する1ドットは非常に微細である。
【0004】
このため、従来の印刷装置では、1ドット幅の白線や、孤立した白の1画素がある場合においては、隣接する周辺の黒の画素のトナーでつぶれてしまい、これらの画像を表現することが困難であった。
【0005】
同様に、主走査方向および副走査方向に連続しない黒の1画素(例えば1ドットの孤立点や1ドット幅の45°の斜め線)ではトナーが乗りにくく、これらの画像を表現することが困難であった。
【0006】
本発明は、高解像度の印刷装置であっても、これらの画像の表現を可能にし、画像形成品位を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成する一手段として例えば以下の構成を備える。
【0008】
本発明に係る画像形成装置は、画素単位での画像形成を行なう画像形成装置であって、白の1画素が線状に複数連続したものの集まりである白ラインを検出する検出手段と、前記検出手段が前記白ラインを検出した場合に、主走査方向に対して垂直な方向に前記白ラインが隣接する1つの黒画素である第1画素における一部である第1変換部分を白に変換し、前記白ラインを間にして前記第1画素と対向するように前記白ラインに隣接する1つ黒画素である第2画素における一部である第2変換部分を白に変換する画像形成手段とを備え、前記第1変換部分と前記第2変換部分とは、前記白ラインに対して非対称に位置することを特徴とする
【0009】
そして例えば、第1変換部分及び第2変換部分は、第1画素及び第2画素における1/4、1/3及び1/2のいずれかの部分であることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る画像形成方法は、画素単位での画像形成を行なう画像形成方法であって、白の1画素が線状に複数連続したものの集まりである白ラインを検出する検出ステップと、前記検出ステップで前記白ラインが検出された場合に、主走査方向に対して垂直な方向に前記白ラインが隣接する1つの黒画素である第1画素における一部である第1変換部分を白に変換し、前記白ラインを間にして前記第1画素と対向するように前記白ラインに隣接する1つ黒画素である第2画素における一部である第2変換部分を白に変換する画像形成ステップとを備え、前記画像形成ステップでは、前記第1変換部分と前記第2変換部分とが、前記白ラインに対して非対称に位置するように変換されることを特徴とする。
【0011】
そして例えば、第1変換部分及び第2変換部分は、第1画素及び第2画素における1/4、1/3及び1/2のいずれかの部分であることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0019】
[第1の実施の形態例]
図1は本発明に係る第1の実施の形態例の画像形成装置である印刷装置に構成を示すブロック図である。
【0020】
図1において、101は発振器であり、ビデオ信号(CVDO)124の4倍の周波数のクロック(4×VCLK)121を出力する。102は分周器であり、4×VCLK121を1/4分周し、ビデオクロック(VCLK)122を出力する。
【0021】
103,104はラインメモリであり、それぞれ1ライン分(計2ライン分)のビデオ信号(CVDO)を保持する。105はメモリ制御回路であり、それぞれのラインメモリ103,104に対して隣接する1ライン分(計2ライン分)のビデオ信号(CVDO)を保持するように制御する。
【0022】
106はシフトレジスタであり、CVDOをサンプリングし順次シフトさせる。107はシフトレジスタであり、ラインメモリ103のリードデータ(1ライン前のCVDO)をサンプリングし、順次シフトさせる。108はシフトレジスタであり、ラインメモリ104のリードデータ(2ライン前のCVDO)をサンプリングし、順次シフトさせる。
【0023】
109は論理変換回路であり、それぞれのシフトレジスタの出力データ計15ビットを取り込み、取り込んだ出力データを4ビットの信号に論理変換する。なお、論理変換回路109における変換論理の詳細は追って説明する。
【0024】
110はパラレル−シリアル変換器であり、論理変換回路109で生成された4ビットのパラレルの入力信号を4×VCLKに従ってシリアル変換し、EVDO信号125としてプリンタエンジン300に出力する。
【0025】
200はビデオコントローラであり、例えば印刷情報供給装置よりの印刷情報をビデオ信号として受け取る。また、300は入力されるEVDO信号125に対応した画像を形成するプリンタエンジンである。
【0026】
次に以上の構成を備える第1の実施の形態例における動作を説明する。
【0027】
ビデオコントローラ200は、まず、プリンタエンジン300から送られてくる公知の水平同期信号(/BD)123と、分周器102よりのVCLK122に同期してビデオ信号(CVDO)124を出力する。なお、VCLKと/BDはすでに同期がとれているものとし、同期の取り方等の説明は公知であるため割愛する。
【0028】
メモリ制御回路105は、1ライン目のビデオ信号をラインメモリ103に書込む(ライトする)。そして続いて送られてくる2ライン目のビデオ信号も再びラインメモリ103に順次ライトする。メモリ制御回路105は同時にラインメモリ103から先にライトした1ライン目のビデオ信号を読み出してきてこれをラインメモリ104にライトする。
【0029】
この動作を順次繰り返していくと、nライン目のビデオ信号が出力しているときは、ラインメモリ103にはn−1ライン目のビデオ信号が、そしてラインメモリ104にはn−2ライン目のビデオ信号が記憶されていることになる。
【0030】
また、ラインメモリ103,104にビデオ信号(CVDO)124をリードライトすると同時に、nライン目のビデオ信号、n−1ライン目のビデオ信号、n−2ライン目のビデオ信号をそれぞれシフトレジスタ106,107,108にそれぞれ取り込んでいく。
【0031】
そしてシフトレジスタ106,107,108の出力(それぞれC[5:1],B[5:1],A[5:1]とする)を論理変換回路109に入力する。
【0032】
論理変換回路109では、例えば図2に示す論理変換を行なう。
【0033】
即ち、内蔵する検出手段では、第1に図2の(A)に示すように主走査方向に連続しない白の1画素(B2)があるか否かを検出し、同じく内蔵する変換手段で、前記検出手段で主走査方向に連続しない白の1画素(B2)を検出した時に、白の1画素(1ドット)の隣の黒画素(B3)のうちの白画素側の1/4画素分を白に変換する論理変換処理を行なう。なお、変換手段は、このパターンに一致しないときはB3にある画素をそのまま出力する。
【0034】
また検出手段は、図2の(B)に示すようにさらに孤立した白の1画素(B4)があるか否かを検出し、検出した白の1画素の上述した図2の(A)で説明した変換黒画素(図2の(B)におけるB5の画素は対応する)とは反対側に位置する隣の黒画素(B3)のうちの白画素側の1/4画素分を白に変換する論理変換処理を行なう。なお、変換手段は、このパターンに一致しないときはB3にある画素をそのまま出力する。
【0035】
最後にこの変換された4ビットパラレルデータをパラレル−シリアル変換器110でシリアルデータに変換してプリンタエンジン300に出力する。プリンタエンジン300では、この画素変換データに対応した画像形成を行なう。
【0036】
これらの処理を行った画素変換データのプリンタエンジン300よりの画像形成の具体例を図3に示す。図3の(A)は白の1画素が孤立した1画素に対する変換例、図3の(B)は白1画素幅の45°の斜め線に対する変換例、図3の(C)は1画素幅(1ドット幅)の白線に対する変換例を示している。
【0037】
図3から明らかなように、白1ドット幅の45°の斜め線及び1ドット幅の白線は片側の黒画素の白画素隣接側の一部分を白に変換するため、線幅が広くなり、また、孤立した白1画素は両側の黒画素の白画素隣接側の一部分を白に変換するためドット幅がさらに広くなり、両者ともトナーでつぶれにくくなる。この結果、従来困難であったこれらの画像の表現が予定した画像形成結果に非常に近い形で可能となり、印刷品位を向上させることができる。
【0038】
[第2の実施の形態例]
以上の説明は、1ドット幅の白線がある場合に、片側の黒画素の一部分を白に変換して白の線幅を広くする例、及び、孤立した白1画素の範囲を拡大して白がトナーでつぶれにくくなる例について説明した。しかし、本発明は以上の例に限定されるものではなく、1ドット幅の黒線がある場合に、片側の白画素の一部分を黒に変換して黒の線幅を広くする例も本発明の範囲に含まれる。
【0039】
ドット幅の黒線がある場合に、片側の白画素の一部分を黒に変換して黒の線幅を広くする本発明に係る第2の実施の形態例を以下図4及び図5を参照して説明する。第2の実施の形態例においても印刷装置の構成は上述した図1に示す第1の実施の形態例と同様構成であり、詳細説明を省略する。ただし、第2の実施の形態例では論理変換回路109の検出手段及び変換手段の論理構成が異なり、以下に示す論理変換処理を行う。
【0040】
即ち、第2の実施の形態例の論理変換回路109においては、検出手段は図4に示す様に、主走査方向および副走査方向に連続しない黒の1画素(B2)を検出する。そして、第2の実施の形態例の変換手段は、検出手段で検出した黒の1画素の一方隣の白画素(B3)のうちの黒画素側の1/4画素を黒に変換する。
【0041】
なお、変換手段は主走査方向および副走査方向に連続しない黒の1画素(B2)でないとき、即ち、上記パターンに一致しないときで孤立した黒の1画素でない時には注目画素(B3にある画素)をそのまま出力する。
【0042】
最後にこの変換された4ビットパラレルデータをパラレル−シリアル変換器110でシリアルデータに変換してプリンタエンジン300に出力する。プリンタエンジン300では、この画素変換データに対応した画像形成を行なう。
【0043】
これらの処理を行った画素変換データのプリンタエンジン00よりの画像形成の具体例を図5に示す。図5の(A)は黒の1画素が孤立した1画素に対する変換例、図5の(B)は黒1ドット幅の45°の斜め線に対する変換例を示している。
【0044】
図5から明らかなように、孤立した黒1画素に隣接する一方白画素の黒画素側の一部分を白に変換するためトナーが乗り易くなり、また黒画素に隣接する一方白画素の黒画素側の一部分を白に変換するために黒1ドット幅の45°の斜め線の幅が広くなりトナーが乗りやすくなる。
【0045】
この結果、従来困難であったこれらの画像の表現が予定した画像形成結果に非常に近い形で可能となり、印刷品位を向上させることができる。
【0046】
なお、以上の説明では、黒1ドット幅の45°の斜め線についての変換処理について説明した。しかし、以上の例に限定されるものではなく、例えば主走査方向あるいは副走査方向に連続する1ドット幅の黒線の場合にも上述同様の隣接白画素の黒画素側の一部を黒に変換しても良い。
【0047】
[第3の実施の形態例]
以上の説明は、1ドットの白画素あるいは黒画素を拡大する手段として、白画素あるいは黒画素線がある場合に、白画素あるいは黒画素に隣接する黒画素あるいは白画素の隣接画素側の一部分を黒あるいは白に変換する例について説明した。しかし、本発明は以上の例に限定されるものではなく、隣接画素側ではなく、画素の他の一部を変換する場合であっても同様の効果が得られる。
【0048】
隣接画素側ではなく、画素の他の一部を変換する本発明にかかる第3の実施の形態例を以下に説明する。なお、以下の説明は、白1ドット幅の白線の場合を例に説明するが、黒ドットであってもよく、また、孤立した1画素の場合であっても、あるいは45°の斜め線であっても同様に適用可能であることは勿論である。
【0049】
第3の実施の形態例においても印刷装置の基本構成は上述した図1に示す第1の実施の形態例と同様構成であり、以下は第1の実施の形態例と異なる部分を中心として説明を行う。第3の実施の形態例の印刷装置は図6に示す構成を備えており、上述した図1に示す第1の実施の形態例では、ラインメモリが103、104の2ライン分のラインメモリであり、シフトレジスタが106〜108の3つであったものが、ラインメモリが151〜154の4ライン分のラインメモリを備え、シフトレジスタが155〜159の5つである点で相違している。なお、他の構成は図1と同様であるため、詳細説明を省略する。
【0050】
図6において、151〜154はラインメモリであり、それぞれ1ライン分のビデオ信号(CVDO)を保持する。また、155はシフトレジスタであり、CVDOをサンプリングし順次シフトさせる。156〜159もシフトレジスタであり、ラインメモリ151〜154のリードデータ(1〜4ライン前のCVDO)をサンプリングし順次シフトさせる。
【0051】
次に以上の構成を備える第3の実施の形態例の画素変換処理を説明する。
【0052】
ビデオコントローラ200は、まず、プリンタエンジン300から送られてくる公知の水平同期信号(/BD)123と、分周器102よりのVCLK122に同期してビデオ信号(CVDO)124を出力する。なお、VCLKと/BDはすでに同期がとれているものとし、同期の取り方等の説明は公知であるため割愛する。
【0053】
メモリ制御回路105は、1ライン目のビデオ信号(CVDO)124をラインメモリ151に書込む(ライトする)。そして続いて送られてくる2ライン目のビデオ信号も再びラインメモリ151に順次ライトする。メモリ制御回路105は同時にラインメモリ151から先にライトした1ライン目のビデオ信号を読み出してきてこれをラインメモリ152にライトする。同様な制御をラインメモリ152から154の全てのラインメモリに対して行う。
【0054】
この動作を順次繰り返していくと、nライン目のビデオ信号が出力しているときは、ラインメモリ151にはn−1ライン目のビデオ信号が、そしてラインメモリ152,153,154にはn−2,n−3,n−4ライン目のビデオ信号がそれぞれ記憶されていることになる。
【0055】
また、ラインメモリ151〜154にビデオ信号をリードライトすると同時に、n,n−1,n−2,n−3,n−4ライン目のビデオ信号をそれぞれシフトレジスタ155,156,157,158,159にそれぞれ取り込んでいく。
【0056】
そしてシフトレジスタ155〜159の出力(それぞれE[5:1],D[5:1],C[5:1],B[5:1],A[5:1]とする)を論理変換回路109に入力する。
【0057】
第3の実施の形態例においては、論理変換回路109では、例えば図7に示す論理変換を行なう。まず、内蔵する検出手段が1画素幅の白ラインを検出する。そして、1画素幅(1ドット幅)の白ラインが検出されると、第1に図7の(A)に示すように主走査方向に対して下側の黒画素に対して黒画素中の略(1/4)を白に変換し、第2に図7の(B)に示すように主走査方向に対して上側の黒画素に対して黒画素中の略(1/4)を白に変換する。
【0058】
その際、上側と下側の黒画素において、白に変換する位置を変えている。例えば下側の画素に対しては図7の(A)に示すように黒画素を縦4等分に分割し、左から2番目の分割領域を黒から白に変換している。また、上側の画素に対しては図7の(B)に示すように黒画素を縦4等分に分割し、右端の分割領域を黒から白に変換している。
【0059】
なお、黒から白への変換領域は以上の例に限定されるものではなく、上下異なる領域であれば任意の領域を変換しても以下に述べる効果と同様の硬貨が得られる。また、上下同一領域を変換しても略同様の作用効果を得ることができ、適宜選択しても良い。
【0060】
なお、変換手段は、このパターンに一致しないときはB3にある画素をそのまま出力する。また、さらにラインをシフトして行き白ラインをB5〜B1の場所で検出したら、今度は黒画素(B3)の別の一部分を白に変換する。
【0061】
そして最後にこの変換された4ビットパラレルデータをパラレル−シリアル変換器110でシリアルデータに変換してプリンタエンジン300に出力する。プリンタエンジン300では、この画素変換データに対応した画像形成を行なう。
【0062】
これらの処理を行った画素変換データのプリンタエンジン00よりの画像形成の具体例を図8に示す。図8の(A)が変換処理を行う前の状態、(B)が変換処理を行った場合の画像形成結果を模式的に示し、図8の(C)が実際のプリンタエンジン300での画像形成結果を示している。
【0063】
図8から明らかなように、1ドット幅の白ラインは上下の黒画素の一部を白に変換するため部分的に線幅が広くなり、実際に印刷すると図8の(C)に示すように多少波打つ様になるが(但し肉眼では識別困難)、トナーでつぶれて表現できないよりははるかに良く、トナーでつぶれにくくなる。この結果、従来困難であったこれらの画像の表現が予定した画像形成結果に非常に近い形で可能となり、印刷品位を向上させることができる。
【0064】
[他の実施の形態例]
以上に説明した各実施の形態例では、論理変換回路にて1/4画素の黒白変換を行ったが、プリンタエンジン等の特性によって3/1や1/2等でも良く、これらに限定されるものでない。
【0065】
また、前後のラインの画素を参照するためにラインメモリにてこれらを保持したが、これに限定されるものでなく、ビデオコントローラ内にこの機能を組み込んで、DMA等によってその都度前後の画素を取り込むような方法でもよい。
【0066】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0067】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0068】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0069】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0070】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0071】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0072】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードを格納することになる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、高解像度の画像形成装置において従来困難であった当初予定した画像形成結果に非常に近い形での画像形成が可能となり、画像形成品位を向上させることができる。
【0074】
例えば、細線が正確に表現できると共に、独立した小さな点の画像形成においても所望の予定画像形成結果に非常に近い画像形成結果となる。従って、1200dpiあるいはそれ以上の高解像度の画像形成装置においても所望の画像の表現を可能にし、画像形成品位を向上させることができる。
【0075】
この結果、高解像度の画像形成装置において主走査方向に連続しない白あるいは黒の1画素(1ドット幅の白線や孤立した白の1画素あるいは1ドット幅の45°の斜め線)の表現が可能になり、画像形成品位が向上する。
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態例の画像形成装置である印刷装置に構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態例の論理変換回路における特定画素検出処理及び画素変換処理を説明するための図である。
【図3】第1の実施の形態例における画像形成効果を説明するための図である。
【図4】本発明にかかる第2の実施の形態例の論理変換回路における特定画素検出処理及び画素変換処理を説明するための図である。
【図5】第2の実施の形態例における画像形成効果を説明するための図である。
【図6】本発明に係る第3の実施の形態例の画像形成装置である印刷装置に構成を示すブロック図である。
【図7】第3の実施の形態例の論理変換回路における特定画素検出処理及び画素変換処理を説明するための図である。
【図8】第3の実施の形態例における画像形成効果を説明するための図である。
【符号の説明】
101 発振器
102 分周器
103,104,151〜154 ラインメモリ
105 メモリ制御回路
106,107,108,155〜159 シフトレジスタ
109 論理変換回路
110 パラレル−シリアル変換器

Claims (4)

  1. 画素単位での画像形成を行なう画像形成装置であって、
    白の1画素が線状に複数連続したものの集まりである白ラインを検出する検出手段と、
    前記検出手段が前記白ラインを検出した場合に、主走査方向に対して垂直な方向に前記白ラインが隣接する1つの黒画素である第1画素における一部である第1変換部分を白に変換し、前記白ラインを間にして前記第1画素と対向するように前記白ラインに隣接する1つ黒画素である第2画素における一部である第2変換部分を白に変換する画像形成手段と
    を備え、
    前記第1変換部分と前記第2変換部分とは、前記白ラインに対して非対称に位置する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1変換部分及び前記第2変換部分は、前記第1画素及び前記第2画素における1/4、1/3及び1/2のいずれかの部分である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 画素単位での画像形成を行なう画像形成方法であって、
    白の1画素が線状に複数連続したものの集まりである白ラインを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで前記白ラインが検出された場合に、主走査方向に対して垂直な方向に前記白ラインが隣接する1つの黒画素である第1画素における一部である第1変換部分を白に変換し、前記白ラインを間にして前記第1画素と対向するように前記白ラインに隣接する1つ黒画素である第2画素における一部である第2変換部分を白に変換する画像形成ステップと
    を備え、
    前記画像形成ステップでは、前記第1変換部分と前記第2変換部分とが、前記白ラインに対して非対称に位置するように変換される
    ことを特徴とする画像形成方法。
  4. 前記第1変換部分及び前記第2変換部分は、前記第1画素及び前記第2画素における1/4、1/3及び1/2のいずれかの部分である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
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