JP3878468B2 - Dry electrophotographic toner - Google Patents
Dry electrophotographic toner Download PDFInfo
- Publication number
- JP3878468B2 JP3878468B2 JP2001372222A JP2001372222A JP3878468B2 JP 3878468 B2 JP3878468 B2 JP 3878468B2 JP 2001372222 A JP2001372222 A JP 2001372222A JP 2001372222 A JP2001372222 A JP 2001372222A JP 3878468 B2 JP3878468 B2 JP 3878468B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- acid
- toner
- electrophotographic toner
- dry electrophotographic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乾式電子写真用トナーに関する。
更に詳しくは、一成分現像方式や、現像剤の量が少ない小型の現像器を用いる二成分現像方式のフルカラー画像形成装置に好適なトナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
乾式電子写真法では感光体に静電潜像を形成し、乾式トナーで現像後、トナー画像をコピー用紙上に転写し、次いで熱定着(通常、熱ローラー使用)してコピーを得ている。
特にフルカラー画像を得るためには画像光沢や良好な発色を必要とするため、しばしば特開昭61−7844で示されるようなポリエステル樹脂や、特開平7−77832で示されるようなポリオール樹脂が用いられてきた。しかし、前者のポリエステル樹脂を用いた場合にはトナーボトルや現像器内で凝集物が生じやすく、凝集物が存在する部分の画像が白く抜ける現象が生じたり、得られた画像を塩ビマット(塩化ビニル製マット)等に接触されておくと画像が貼り付いたり、画像がべたついたりするという問題が生じ易い。また、ポリエステル樹脂の酸価が高いと帯電は高くなるが環境変動が起こり易く特性が悪化する。一方、後者のポリオール樹脂を用いた場合、特に一成分現像方式や、現像剤の量が少ない小型の現像器を用いる二成分現像方式のフルカラー画像形成装置を使用した場合、帯電特性に起因する地汚れ画像が発生したり、画像濃度が低い等の問題を生じることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、例えば一成分現像方式や、現像剤の量が少ない小型の現像器を用いる二成分現像方式の画像形成装置に用いられる、以下の特性を有するトナーを提供することを目的とする。
第一に、地汚れ画像がなく十分な画像濃度を有する鮮明な画像が得られるトナーを提供すること、
第二に、適正かつ均一な光沢を有する画像が得られるトナーを提供すること、
第三に、特にハーフトーン部で画像ぼそつきのない画像が得られるトナーを提供すること、
第四に、トナーボトルや現像器内で凝集物が生ぜず、凝集物が存在する部分の画像が白く抜ける現象の生じないトナーを提供すること、
第五に、塩ビマット等に付着しないトナーを提供すること、
にある。更には製造性の良いトナーを提供することを目的にしている。ここで、製造性の良いとは、例えば製造時に副反応が生じて目的物が得られないという問題が発生する可能性のないことをいう。また、感作性による作業者の健康や安全性に影響を与えないことをいう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも着色剤とバインダー樹脂からなる乾式電子写真用トナーにおいて、
(I)下記反応組成分(a)と、(b)と、(c)とを反応してなるポリオール樹脂と、
(a):エポキシ樹脂
(b):2価フェノール
(c):2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物と多価カルボン酸との反応生成物である低分子ポリエステル重合体
(II)少なくとも2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物あるいはそのグリシジルエーテルと多価カルボン酸とを反応してなるポリエステル樹脂とからなるバインダー樹脂を使用することにより、画像が白く抜ける現象や塩ビマットに付着する問題を防止しつつ、一成分現像方式や少量現像剤を用いる二成分現像方式使用時における地汚れ画像の防止や画像濃度を維持し、ぼそつきがなく、光沢のある画像が得られる乾式電子写真用トナーの提供を可能にしたものである。
特に、前記ポリオール樹脂とポリエステル樹脂との配合比率(ポリオール樹脂/ポリエステル樹脂(重量比))を20/80〜80/20とすることにより、環境変動がなく、また塩ビマット等に対する付着が防止され、一成分現像方式や現像剤の量が少ない小型の現像器を用いる二成分現像方式のフルカラー画像形成装置での画質向上が図れる。
また、前記ポリオール樹脂のエポキシ価を20,000以上としたバインダー樹脂を用いることにより感作性や製造時安定性の優れた乾式電子写真用トナーが得られる。更に、バインダー樹脂中のポリエステル樹脂の酸価を5以下、特に1以下とすることにより高湿時の帯電量の安定性が優れた乾式電子写真用トナーが得られる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。ただし、本発明はなんら実施の形態に限定されるものではない。
本発明におけるポリオール樹脂とは、反応組成分であるエポキシ樹脂原料に由来する分子骨格を有するが、末端エポキシ基が反応により消費された分子構造となった状態のポリオール樹脂をいう。また、2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物と多価カルボン酸との反応生成物である低分子ポリエステル重合体を反応により、ポリオール樹脂の主鎖に組み込むことによって光沢の発現性が得られる。光沢は主骨格にポリオキシアルキレン部を有する樹脂と同等であるほか、更にバインダー樹脂の一方の成分であるポリエステル樹脂との相溶性が向上し、均質で安定性のある高品質の乾式電子写真用トナーの生産性を高めることが可能となる。
【0006】
また、本発明のポリオール樹脂の合成時、数平均分子量の相違する少なくとも2種以上のビスフェノールA型エポキシ樹脂を用いてポリオール部を構成すれば適正な分子量分布が得られ、鮮明なカラー画像を得ることが可能となる。この場合に、低分子量成分のエポキシ樹脂の数平均分子量が360〜2,000であり、高分子量成分のエポキシ樹脂の数平均分子量が3,000〜10,000であることが好ましい。分子量分布は数平均分子量(Mn)と体積平均分子量(Mw)の比(Mw/Mn)で表現され、光沢を有するカラートナーの場合、Mw/Mnは3〜8が好ましく、この値は合成に使用する低分子量成分のエポキシ樹脂と高分子量成分のエポキシ樹脂の比率を調整することによって制御することができる。
【0007】
一方、低分子ポリエステル重合体は、例えばビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物と多価カルボン酸との縮合反応により合成でき、数平均分子量として500〜2000であることが好ましい。
【0008】
本発明のポリオール樹脂は、前記エポキシ樹脂、2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物と多価カルボン酸との反応生成物である低分子ポリエステル重合体と2価のフェノール類を反応組成分とし、必要により2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物、1価のフェノール化合物またはカルボン酸化合物等を加えて、例えばキシレン溶媒中で塩化リチウム触媒の存在下に重合させて得ることができ、また任意の分子量とすることができる。
【0009】
本発明のポリオール樹脂を構成する化合物として以下の材料が挙げられる。
ポリオール樹脂の製造に使用されるエポキシ樹脂(a)としては、例えばビスフェノールAやビスフェノールとエピクロロヒドリンとを縮合反応させて得られたものが挙げられる。また、2価フェノール(b)としてはビスフェノールAやビスフェノールFなどのビスフェノールが挙げられる。
【0010】
一方、前記2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物と多価カルボン酸との反応生成物である低分子ポリエステル重合体(c)の合成に使用される2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物としては以下のものが例示される。
例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、およびこれらの混合物等からなるアルキレンオキサイドとビスフェノールA、ビスフェノールF等のビスフェノール化合物との反応生成物が挙げられる。
【0011】
また、低分子ポリエステル重合体の合成に使用される多価カルボン酸としては以下のものが例示される。
2価カルボン酸類の具体例としては、脂肪族ジカルボン酸およびその誘導体(マレイン酸、フマール酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、マロン酸、アゼライン酸、メサコン酸、シトラコン酸、グルタコン酸、オクチルコハク酸、デシルコハク酸、ドデシルコハク酸、テトラデシルコハク酸、ヘキサデシルコハク酸、オクタデシルコハク酸、イソオクタデシルコハク酸、ヘキセニルコハク酸、オクテニルコハク酸、デセニルコハク酸、ドデセニルコハク酸、テトラプロペニルコハク酸、テトラデセニルコハク酸、ヘキサデセニルコハク酸、イソオクタデセニルコハク酸、オクタデセニルコハク酸、ノネニルコハク酸など)や脂環式ジカルボン酸(シクロヘキサンジカルボン酸、メチルメジック酸など)、芳香族ジカルボン酸(フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トルエンジカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸など)並びに、これら2価カルボン酸の無水物や低級アルキル(メチル、ブチルなど)エステルが挙げられる。
また、3価あるいは4価のカルボン酸の例としては、トリメリット酸、ピロメリット酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸およびこれらの酸無水物がある。これらは単独または混合で用いることができる。
【0012】
また、ポリオール樹脂の軟化点は、100〜130℃の範囲が好ましい。100℃未満ではトナーボトルや現像器内で凝集物が発生しやすく、凝集物が現像され転写される時に凝集物部分の画像が白く抜ける現象が起きやすい傾向がある。逆に130℃を越えると十分な定着性が得にくいという問題を生ずる傾向がある。
【0013】
更に、本発明のポリオール樹脂の反応組成分として、必要により2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物を加えることができる。このような化合物としては、例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドおよびこれらの混合物等のアルキレンオキサイドとビスフェノールA、ビスフェノールF等のビスフェノール化合物との反応生成物が挙げられる。
【0014】
また、ポリオール樹脂のエポキシ価が20,000以上とした、いわゆる樹脂中にエポキシ基をできるだけ有さないもを用いれば感作性や製造時安定性の点に優れる。
【0015】
上記のように乾式電子写真用トナーとしての化学的安定や環境安定性を考慮して、必要によりポリオール樹脂の末端エポキシ基をキャッピングすることもできるが、この場合にエポキシ基と反応せしめられるものとして活性水素を分子中に一個有する化合物、例えば1価フェノール化合物やカルボン酸化合物が挙げられる。
1価フェノール化合物としては、例えば、フェノール、クレゾール、イソプロピルフェノール、アミルフェノール、ノニルフェノール、ドデシルフェノール、キシレノール、p−クミルフェノール等が例示される。また、カルボン酸類としては、安息香酸等の芳香族カルボン酸類、およびステアリン酸等の脂肪族カルボン酸類等が例示される。
これらの一価の化合物を用いて、前記ポリオール樹脂の反応組成分として、前記のように、例えばキシレン等の溶媒中で塩化リチウム触媒の存在下で反応させることにより末端エポキシ基をキャッピングしたポリオール樹脂が得られる。
【0016】
本発明のバインダー樹脂の一方の成分であるポリエステル樹脂は、2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物あるいはそのグリシジルエーテルと多価カルボン酸とを反応することにより合成できる。
【0017】
ポリエステル樹脂の合成に用いる化合物として以下の材料が挙げられる。
2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物あるいはそのグリシジルエーテルとしては、例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドおよびこれらの混合物等のアルキレンオキサイドとビスフェノールA、ビスフェノールF等のビスフェノール化合物との反応生成物が挙げられる。
【0018】
また、多価カルボン酸としては以下のものが例示される。
2価カルボン酸類の具体例としては、脂肪族ジカルボン酸およびその誘導体(マレイン酸、フマール酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、マロン酸、アゼライン酸、メサコン酸、シトラコン酸、グルタコン酸、オクチルコハク酸、デシルコハク酸、ドデシルコハク酸、テトラデシルコハク酸、ヘキサデシルコハク酸、オクタデシルコハク酸、イソオクタデシルコハク酸、ヘキセニルコハク酸、オクテニルコハク酸、デセニルコハク酸、ドデセニルコハク酸、テトラプロペニルコハク酸、テトラデセニルコハク酸、ヘキサデセニルコハク酸、イソオクタデセニルコハク酸、オクタデセニルコハク酸、ノネニルコハク酸など)や脂環式ジカルボン酸(シクロヘキサンジカルボン酸、メチルナジック酸など)、芳香族ジカルボン酸(フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トルエンジカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸など)並びに、これら2価カルボン酸の無水物や低級アルキル(メチル、ブチルなど)エステルが挙げられる。
また、3価あるいは4価のカルボン酸の例としては、トリメリット酸、ピロメリット酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸およびこれらの酸無水物がある。これらは単独または混合で用いることができる。
【0019】
本発明に使用されるポリエステル樹脂の軟化点は、110℃〜130℃の範囲が好ましい。また、前記のように酸価は5以下であることが好ましく、更に1以下であることがより好ましい。酸価が高いと高湿時の帯電量低下など安定性に欠ける傾向にある。
【0020】
本発明のポリエステル樹脂は前記2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物あるいはそのグリシジルエーテルと多価カルボン酸化合物を反応釜に仕込み、加熱昇温することにより、例えばエステル化反応またはエステル交換反応を行い得ることができる。このとき、必要に応じて、硫酸、チタンブトキサイド、ジブチルスズオキシド、酢酸マンガン等の通常のエステル化反応またはエステル交換反応で使用されるエステル化触媒またはエステル交換触媒を使用することができる。次いで、定法に従って反応で生じた水またはアルコールを除去、さらに減圧下で、ジオール成分を留出除去させながら重合を行うのがよい。また、重合に際しては、通常公知の重合触媒、例えばチタンブトキサイド、ジブチルスズオキシド、酢酸スズ、酢酸亜鉛、二硫化スズ、三酸化アンチモン、二酸化ゲルマニウム等を用いることができる。
【0021】
得られたポリエステル樹脂のTgは各々50℃から75℃であることが好ましく、55℃から70℃であることがより好ましい。Tgが低いとトナーボトルや現像器内で凝集物が発生しやすく、凝集物が現像され転写する時に、凝集物部分の画像が白く抜ける現象が起きやすい傾向にある。逆にTgが高いと十分な画像光沢が得にくいという問題を生ずる傾向にある。
【0022】
ここで、バインダー樹脂としてのポリオール樹脂とポリエステル樹脂との配合比率(ポリオール樹脂/ポリエステル樹脂(重量比))は、前記のように20/80〜80/20であることが好ましい。20/80より小さいと環境変動により特性が悪化し易く好ましくないばかりでなく、塩ビマット等に付着するなどの現象の発生が見られる。80/20より大きいと、一成分現像方式や、現像剤の量が少ない小型の現像器を用いる二成分現像方式のフルカラー画像形成装置での画質向上が見られないという問題がある。
【0023】
次に本発明の乾式トナーに用いられるその他の材料について説明する。
本発明には、トナーに離型性を付与するいわゆる離型剤を用いてもよい。用いられる離型剤の軟化点は70〜100℃が好ましい。軟化点が70℃よりも低いと保存安定性に問題があり、逆に軟化点が100℃より高いと定着が不十分になるのみでなく、カラー画像としては光沢が低くなるなど貧弱なものとなりやすいからである。
【0024】
具体的な離型剤としては、低分子量のポリエチレンやポリプロピレン、それらの共重合体等の合成ワックス、キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、ホホバワックス等の植物ワックス、蜜ろう、ラノリン、鯨ろう等の動物ワックス、モンタンワックスやオゾケライト等の鉱物ワックス、硬化ヒマシ油、ヒドロキシステアリン酸、脂肪酸アミド、フェノール脂肪酸エステル等の油脂ワックスなどが挙げられる。
【0025】
ワックスを化学構造の点からみると、炭化水素系のワックス、エステル系のワックス、アミド系のワックス等が知られているが、本発明においてはエステル系のワックスが、保存性や画像品質、定着温度幅等の観点から評価すると好適である。
【0026】
離型剤の量はバインダー樹脂100重量部に対して1〜6重量部が好適である。6重量部より多いと保存安定性等に問題が生じたり、画像表面が荒れ、光沢が低くなったりしやすい。また、1重量部より少なくても画像表面が荒れやすく光沢が低くなるなどカラー画像としては貧弱なものとなりやすい。
【0027】
着色剤としては公知の染料および顔料が全て使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ポグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボンおよびそれらの混合物である。
着色剤の使用量は一般にバインダー樹脂100重量部に対し0.1〜50重量部が好ましい。
【0028】
本発明の乾式電子写真用トナーは、必要に応じて帯電制御剤を含有してもよい。帯電制御剤としては公知のものが全て使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩、およびサリチル酸誘導体の金属塩等がある。
【0029】
また、その他の添加物として例えばシリカ微粒子、脂肪酸金属塩(ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニュウムなど)、金属酸化物(酸化チタン、酸化アルミニュウム、酸化錫、酸化アンチモンなど)、フルオロポリマー等を含有してもよい。特に、疎水化されたシリカ、チタニア、アルミナ微粒子が好適である。
【0030】
シリカ微粒子としては、HDK−H−2000、HDK−H−2000/4、HDK−H−2050EP、HDK−H−1303VP(以上クラリアント社製)やR972、R974、RX200、RY200、R202、R805、R812(以上日本アエロジル社製)がある。
【0031】
また、チタニア微粒子としては、P−25(日本アエロジル社製)やSTT−30、STT−65C−S(以上チタン工業社製)、TAF−140(富士チタン工業社製)、MT−150W、MT−500B、MT−600B(以上テイカ社製)等がある。
特に疎水化処理された酸化チタン微粒子としては、アナターゼ型やルチル型の結晶性のものや無結晶性のものを使用することができ、T−805(日本エアロジル社製)やルチル型としてMT−100S、MT−100T、MT−150A、MT−150AFM、MT−150AI(以上テイカ社製)やSTT−30A、STT−65S−S(以上チタン工業社製)、TAF−500T、TAF−1500T(以上富士チタン工業社製)、MT−100S、MT−100T(以上テイカ社製)、IT−S(石原産業社製)等がある。
【0032】
疎水化処理されたシリカ微粒子およびチタニア微粒子、アルミナ微粒子を得るためには、親水性の微粒子をメチルトリメトキシシランやメチルトリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤で処理して得ることができる。また、添加物として脂肪酸金属塩(ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム等)、金属酸化物(アルミナ、酸化錫、酸化アンチモン等)、フルオロポリマー等を合わせて含有してもよい。
【0033】
以上のような材料からなる本発明の乾式電子写真用トナーは、トナー単独で一成分系現像剤として使用してもよく、以下に示すキャリアと共に二成分系現像剤として使用してもよい。
二成分系現像剤として使用される場合には、トナーに用いられるキャリアとしては従来知られているものと同様に鉄粉、フェライト、ガラスビーズ等が使用される。なお、これらキャリアは樹脂を被覆したものでもよい。この場合使用される樹脂は公知のものでよいが、例えばアクリル樹脂、ポリ弗化炭素、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、フェノール樹脂、ポリビニルアセタール、シリコーン樹脂等が例示される。また、トナーとキャリアとの混合割合は、一般にキャリア100重量部に対してトナー2.5〜8.0重量部程度が適当である。
【0034】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。ただし、本発明はなんら実施例に限定されるものではない。なお、実施例中の部は全て重量部を示す。
【0035】
合成例1(ポリオール樹脂1の合成例)
攪拌装置、温度計、N2導入口、冷却管付セパラブルフラスコに、低分子ビスフェノールA/エピクロルヒドリン型エポキシ樹脂(三井化学社製EPOMIKR−140、数平均分子量:約360)300g、高分子ビスフェノールA/エピクロルヒドリン型エポキシ樹脂(三井化学社製EPOMIK R−309、数平均分子量:約2900)150g、ビスフェノールA型プロピレンオキサイド付加物230g、ビスフェノールA240g、p−クミルフェノール90g、低分子量ポリエステル重合体(ビスフェノールA型プロピレンオキサイド付加物と無水フタル酸の縮合物、数平均分子量約1500)50g、およびキシレン200gを加えた。N2雰囲気下で70〜100℃まで昇温し、塩化リチウムを0.183g加え、更に160℃まで昇温して減圧下でキシレンを留去し、180℃の反応温度で6〜9時間重合させて、ポリオール樹脂1を得た。
【0036】
合成例2(ポリエステル樹脂1の合成例)
下記表1のポリエステル樹脂組成1に示した酸成分とアルコール成分の原料を配合量に従って、温度計、攪拌機、コンデンサーおよび窒素ガス導入管を備えた容量1Lの4つ口丸底フラスコ内に入れ、このフラスコをマントルヒーターにセットした。次に、窒素ガス導入管より、窒素ガスを導入してフラスコ内を不活性雰囲気下に保った状態で昇温し、次いで0.05gのジブチルスズオキシドを加えて温度を200℃に保って反応させ、ポリエステル樹脂1を得た。
【0037】
合成例3(ポリエステル樹脂2の合成例)
下記表1のポリエステル樹脂組成2に示した酸成分とアルコール成分の原料を配合量に従って、温度計、攪拌機、コンデンサーおよび窒素ガス導入管を備えた容量1Lの4つ口丸底フラスコ内に入れ、このフラスコをマントルヒーターにセットした。次に、窒素ガス導入管より、窒素ガスを導入してフラスコ内を不活性雰囲気下に保った状態で昇温し、次いで0.05gのジブチルスズオキシドを加えて温度を210℃に保って反応させ、ポリエステル樹脂2を得た。
【0038】
合成例4(ポリエステル樹脂3の合成例)
下記表1のポリエステル樹脂組成3に示した酸成分とアルコール成分の原料を配合量に従って、温度計、攪拌機、コンデンサーおよび窒素ガス導入管を備えた容量1Lの4つ口丸底フラスコ内に入れ、このフラスコをマントルヒーターにセットした。次に、窒素ガス導入管より、窒素ガスを導入してフラスコ内を不活性雰囲気下に保った状態で昇温し、次いで0.05gのジブチルスズオキシドを加えて温度を210℃に保って反応させ、ポリエステル樹脂3を得た。
【0039】
【表1】
【0040】
上記合成例1で得られたポリオール樹脂1、および合成例2〜合成例4で得られたポリエステル樹脂1〜ポリエステル樹脂3の軟化点、ガラス転移点(Tg)、分子量(数平均分子量(Mn))、分子量分布(Mw/Mn)、エポキシ当量、酸価を下記評価方法により測定した。結果を表2に示す。
【0041】
評価方法
−軟化点の測定−
軟化点を測定する装置として、メトラ社の全自動滴点装置FP5/FP53を使用し、以下の手順で測定した。
(1)粉砕試料を溶融つぼに入れて20分放置した後、試料カップ(滴下口径6.35mm)のカップのふちまで試料を注ぎ込み、常温になるまで冷却してカートリッジにセットする。
(2)FP−5コントロールユニットに所定の昇温速度(1℃/min)、測定開始温度(予期軟化温度の15℃以下に設定する)をセットする。
(3)FP−53加熱炉にカートリッジを装着し、30秒放置後、スタートレバーを押し下げ、測定を開始する(以降の測定は自動的に行なわれる)。
(4)測定が終了したら、カートリッジをはずす。
(6)軟化点(℃)は、以下のように計算する。
FP−5の結果表示パネルAの値+補正値
なお、得られた結果に上記の補正値を加えれば、デュラン水銀法の結果と対応する。また、結果表示パネルAの値と測定開始温度(パネルB、Cの値)の差が15℃以上でない時は試験をやり直す。
−Tgの測定−
Tgを測定する装置として、セイコー電子製DSC−200を使用し、以下の手順で測定した。
(1)試料を粉砕し、重量10±1mgをアルミ製試料容器に計り取り、その上からアルミ蓋をクリンプする。
(2)窒素雰囲気中でDSC法によりガラス転移点(Tg)を測定する。
分析条件:
試料を、室温から昇温速度20℃/minで150℃まで加熱した後、150℃で10min間放置、降温速度50℃/minで0℃まで試料を冷却して10min放置後、窒素雰囲気(20cc/min)で再度150℃まで昇温速度20℃/minで加熱してDSC測定を行う。Tgは、解析ソフト〔Tgジョブ〕を用いてピーク立ち上がり温度を読み取る。
−分子量の測定−
分子量はGPC法により、次の条件で測定した。
40℃の恒温槽中でカラムを安定させ、溶離液としてクロロホルムを毎分1mlの流速で流し、試料濃度0.05〜0.5重量%に調整した試料のクロロホルム溶液を100μl注入して測定を行う。試料の分子量は、あらかじめ作成した検量線に基づき、リテンションタイムにより決定した分子量分布から算出した。このときの検量線は、数種類の単分散ポリエチレンを標準試料として作成したものである。なお、分析カラムにはGMHLX+G3000HLX(東ソー(株)製)を用いた。
−エポキシ当量の測定−
エポキシ当量はJIS K 7236の4.2に示される指示薬滴定法によって測定した。
−酸価の測定−
酸価はJIS K 0070に規定される方法によって測定した。
【0042】
【表2】
【0043】
実施例1
(各カラートナーの処方)
前記合成例1で得られたポリオール樹脂1、および合成例2で得られたポリエステル樹脂1と着色剤、離型剤、帯電防止剤(CCA)などを配合して下記イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーを処方した。
イエロートナー処方:
ポリオール樹脂1 50部
ポリエステル樹脂1 50部
カルナウバワックス(エステルワックス、融点:約82℃) 3部
黄色顔料(クラリアント社製Toner Yellow HG) 6部
CCA(オリエント化学工業社製E−84) 2部
マゼンタトナー処方:
ポリオール樹脂1 50部
ポリエステル樹脂1 50部
カルナウバワックス 3部
赤色顔料(東洋インキ製造社製リオノゲンマゼンタR) 5部
CCA(オリエント化学工業社製E−84) 2部
シアントナー処方:
ポリオール樹脂1 50部
ポリエステル樹脂1 50部
カルナウバワックス 3部
青色顔料(東洋インキ製造社製リオノールブルーFG−7351)4部
CCA(オリエント化学工業社製E−84) 2部
ブラックトナー処方:
ポリオール樹脂1 50部
ポリエステル樹脂1 50部
カルナウバワックス 3部
黒色顔料(カーボンブラック;三菱化学社製#44) 6部
CCA(オリエント化学工業社製E−84) 2部
【0044】
(各色現像剤の作製)
上記各カラートナー処方の混合物を熱ロールミルで溶融混練し、冷却後、ハンマーミルで粗粉砕後、エアージェット粉砕機で微粉砕し、得られた微粉末を分級して平均粒径約7μmのトナーをそれぞれ得た。
次に、得られた各カラートナーそれぞれの100部に対し、疎水性シリカHDK2000H(クラリアントジャパン社製)0.7部を混合して一成分系現像剤を作製した。得られた各色一成分系現像剤を下記により評価した。
【0045】
実施例2
実施例1と同様にポリオール樹脂1とポリエステル樹脂1とをバインダー樹脂成分として用いて、下記に示す各カラートナーを処方し、実施例1と全く同様にして、これらの混合物から平均粒径約7μmのトナーを分級により得た。
(各カラートナーの処方)
イエロートナー処方:
ポリオール樹脂1 20部
ポリエステル樹脂1 80部
黄色顔料(東洋インキ製造社製リオノールイエローFGN−T) 5部
CCA(オリエント化学工業社製E−84) 1部
マゼンタトナー処方:
ポリオール樹脂1 20部
ポリエステル樹脂1 80部
赤色顔料(東洋インキ製造社製リオノゲンマゼンタR) 5部
CCA(オリエント化学工業社製E−84) 1部
シアントナー処方:
ポリオール樹脂1 20部
ポリエステル樹脂1 80部
青色顔料(東洋インキ製造社製リオノールブルーFG−7351)3部
CCA(オリエント化学工業社製E−84) 1部
ブラックトナー処方:
ポリオール樹脂1 20部
ポリエステル樹脂1 80部
黒色顔料(カーボンブラック) 4.5部
CCA(オリエント化学工業社製E−84) 1部
【0046】
(各色現像剤の作製)
上記で得られたカラートナー100部に対し、R972(日本アエロジル社製)0.5部とSTT−30A(チタン工業社製)0.3部を混合した。次いで各カラートナー5部を平均径50μmの球状フェライトにシリコン樹脂をコートしたキャリア95部と混合して各色の二成分系現像剤を得た。得られた各色二成分系現像剤を下記により評価した。
【0047】
実施例3
実施例2において、ポリオール樹脂1を80部、ポリエステル樹脂1を20部に替えたほかは実施例2と全く同様にして各カラートナーを処方した。得られた各カラートナーを実施例2と同様の手順でキャリアと混合調製し、各色の二成分系現像剤を得た。得られた各色二成分系現像剤を下記により評価した
【0048】
実施例4
実施例1において、ポリエステル樹脂1をポリエステル樹脂2(Mn:3400、Mw/Mn:7.5、Tg:61℃、軟化点:122℃、酸価:4)に替えたほかは実施例1と全く同様にして各カラートナーを処方した。この各カラートナーを実施例1と同様の手順で疎水性シリカHDK2000H(クラリアントジャパン製)と混合して一成分系現像剤を得た。得られた各色一成分系現像剤を下記により評価した。
【0049】
実施例5
実施例1において、ポリエステル樹脂1をポリエステル樹脂3(Mn:3700、Mw/Mn:5.5、Tg:59℃、軟化点:120℃、酸価:0.2)に替えたほかは実施例1と全く同様にして各カラートナーを処方した。この各カラートナーを実施例1と同様の手順で疎水性シリカHDK2000H(クラリアントジャパン製)と混合して一成分系現像剤を得た。得られた各色一成分系現像剤を下記により評価した。
【0050】
比較例1
実施例1において、ポリオール樹脂1を100部に、ポリエステル樹脂1を0部に替えたほかは実施例1と全く同様にして各カラートナーを処方した。この各カラートナーを実施例1と同様の手順で疎水性シリカHDK2000H(クラリアントジャパン製)と混合して一成分系現像剤を得た。得られた各色一成分系現像剤を下記により評価した。
【0051】
比較例2
実施例1において、ポリオール樹脂1を0部に、ポリエステル樹脂1を100部に替えたほかは実施例1と全く同様にして各カラートナーを処方した。この各カラートナーを実施例1と同様の手順で疎水性シリカHDK2000H(クラリアントジャパン製)と混合して一成分系現像剤を得た。得られた各色一成分系現像剤を下記により評価した。
【0052】
評価1(一成分系現像剤の評価)
実施例1、4、5および比較例1、2の各現像剤をそれぞれ、図1に示す現像部を有し、φ30mmのPFAコートシリコンローラー(設定温度160℃)の定着部を有する実験機(一成分現像装置)に入れ、75mm/sのプロセス速度でA4サイズの25%画像面積率の原稿を99枚連続印字し、それぞれの画像を下記評価項目(「地かぶり」、「画像ぼそつき」、「凝集体」、「塩ビ付着」、「環境変動」)、および評価ランクにより評価した。評価結果を表3に示す。
【0053】
評価2(二成分系現像剤の評価)
実施例2、3の各現像剤をそれぞれ、Imagio Color 4050(二成分現像装置)に入れ、単色カラーにてA4サイズの25%画像面積率の原稿を250枚連続で印字し、それぞれの画像を下記評価項目(「地かぶり」、「画像ぼそつき」、「凝集体」、「塩ビ付着」、「環境変動」)および評価ランクにより評価した。評価結果を表3に示す。
【0054】
<評価項目>
地かぶり:連続複写時の地肌部分の汚れを評価
画像ぼそつき:ハーフトーン部の均一性を評価
凝集体:トナーを50℃にて48時間保管した後の凝集度合いを評価
塩ビ付着:一定条件でが像を50℃8時間放置した後の塩ビ(塩化ビニル)に対する融着性を評価
環境変動:30℃/80%の環境での画像濃度の変化を評価
<評価ランク>
◎:全く問題なし
○:問題なし
△:若干問題あるが許容レベル
×:問題あり
【0055】
【表3】
【0056】
表3から明らかなように、本発明のポリオール樹脂とポリエステル樹脂とを配合してバインダー樹脂とした乾式写真用トナーは、一成分系現像剤の場合でも、二成分系現像剤とした場合にも、地かぶりや画像ぼそつきが無く、凝集体の発生も見られず、また塩ビ付着も無く、環境変動に対して安定した特性を示し、総じてバランスのとれた特性を呈している。これに対して比較例のポリオール樹脂のみをバインダー樹脂とした場合には、画像ぼそつきに問題を生じたり、あるいはポリエステル樹脂のみをバインダー樹脂とした場合には、塩ビ付着を生じたり、環境変動を生ずるなどの問題が発生する。
【0057】
【発明の効果】
本発明の乾式電子写真用トナーを用いることにより、地汚れ画像がなく十分な画像濃度を有する鮮明な画像を得ることができる。更に、適正かつ均一な光沢を有する画像が得られるとともに、ハーフトーン部で画像ムラのない画像を得ることができる。また、長期間にわたってトナーボトルや現像器内で凝集物が生ぜず、それにより凝集物が存在する部分の画像が白く抜ける現象が発生しない。更に、複写画像が塩ビマット等に付着することがない。しかも、製造時にバインダ樹脂の副反応によるゲル化が生じず安定しており、感作性による作業者の健康や安全性に影響を与えないトナーを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例の一成分系現像剤の評価に用いる一成分現像装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 トナータンク
2 トナー担持体
3 トナー層厚規制部材
4 トナー供給部材
5 感光体
6 撹拌羽根
7 トナー
8 現像間隔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dry electrophotographic toner.
More specifically, the present invention relates to a toner suitable for a full-color image forming apparatus of a one-component developing system or a two-component developing system using a small developing device with a small amount of developer.
[0002]
[Prior art]
In dry electrophotography, an electrostatic latent image is formed on a photoreceptor, developed with dry toner, the toner image is transferred onto a copy sheet, and then thermally fixed (usually using a heat roller) to obtain a copy.
In particular, in order to obtain a full-color image, image gloss and good color development are required. Therefore, polyester resins as shown in JP-A-61-7844 and polyol resins as shown in JP-A-7-77832 are often used. Has been. However, when the former polyester resin is used, agglomerates are likely to occur in the toner bottle or the developing device, and a phenomenon that the image of the part where the agglomerates are present may appear white, or the obtained image may be converted into PVC mat (chloride chloride). If it is in contact with a vinyl mat) or the like, the problem that the image sticks or the image becomes sticky is likely to occur. Further, when the acid value of the polyester resin is high, the charge becomes high, but environmental fluctuations easily occur and the characteristics are deteriorated. On the other hand, when the latter polyol resin is used, especially when a full-color image forming apparatus of a one-component developing system or a two-component developing system using a small developing device with a small amount of developer is used, the ground due to the charging characteristics is used. In some cases, a dirty image is generated or the image density is low.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above problems. For example, the following is used in an image forming apparatus of a one-component development system or a two-component development system using a small developing device with a small amount of developer. An object is to provide a toner having characteristics.
First, to provide a toner capable of obtaining a clear image having a sufficient image density without a background image.
Second, to provide a toner capable of obtaining an image having a proper and uniform gloss;
Third, to provide a toner capable of obtaining an image having no image blur, particularly in a halftone portion,
Fourth, to provide a toner in which aggregates do not occur in a toner bottle or a developing device, and a phenomenon in which an image of a portion where aggregates are present does not occur white,
Fifth, providing toner that does not adhere to PVC mats, etc.
It is in. It is another object of the present invention to provide a toner with good manufacturability. Here, good manufacturability means that there is no possibility that a problem that a target product cannot be obtained due to, for example, a side reaction during production. Also, it means that sensitization does not affect the health and safety of workers.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a dry electrophotographic toner comprising at least a colorant and a binder resin.
(I) a polyol resin obtained by reacting the following reaction components (a), (b), and (c):
(A): Epoxy resin
(B): Divalent phenol
(C): Low molecular weight polyester polymer which is a reaction product of an alkylene oxide adduct of dihydric phenol and a polycarboxylic acid
(II) By using a binder resin composed of an alkylene oxide adduct of at least a dihydric phenol or a polyester resin obtained by reacting a glycidyl ether thereof with a polyvalent carboxylic acid, the image is whitened or adhered to a PVC mat. A dry process that prevents blemishes and maintains image density when using a one-component development system or a two-component development system that uses a small amount of developer, and that gives a glossy image without blurring. This makes it possible to provide toner for electrophotography.
In particular, by setting the blending ratio of the polyol resin and the polyester resin (polyol resin / polyester resin (weight ratio)) to 20/80 to 80/20, there is no environmental fluctuation and adhesion to PVC mat and the like is prevented. The image quality can be improved in a full-color image forming apparatus of a one-component development method or a two-component development method using a small developing device with a small amount of developer.
Further, by using a binder resin in which the epoxy value of the polyol resin is 20,000 or more, a dry electrophotographic toner having excellent sensitization and manufacturing stability can be obtained. Furthermore, by setting the acid value of the polyester resin in the binder resin to 5 or less, particularly 1 or less, a dry electrophotographic toner having excellent charge amount stability at high humidity can be obtained.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below. However, the present invention is not limited to the embodiment.
The polyol resin in the present invention refers to a polyol resin having a molecular structure derived from an epoxy resin raw material which is a reaction component, but having a molecular structure in which terminal epoxy groups are consumed by the reaction. Further, glossiness can be obtained by incorporating a low molecular polyester polymer, which is a reaction product of an alkylene oxide adduct of a dihydric phenol and a polyvalent carboxylic acid, into the main chain of the polyol resin by reaction. The gloss is equivalent to that of a resin having a polyoxyalkylene moiety in the main skeleton, and the compatibility with the polyester resin, which is one component of the binder resin, is improved, and it is homogeneous and stable for high-quality dry electrophotography. It is possible to increase toner productivity.
[0006]
In addition, when the polyol part of the present invention is synthesized, if the polyol part is constituted by using at least two kinds of bisphenol A type epoxy resins having different number average molecular weights, an appropriate molecular weight distribution can be obtained and a clear color image can be obtained. It becomes possible. In this case, the number average molecular weight of the low molecular weight component epoxy resin is preferably 360 to 2,000, and the number average molecular weight of the high molecular weight component epoxy resin is preferably 3,000 to 10,000. The molecular weight distribution is expressed by the ratio (Mw / Mn) of the number average molecular weight (Mn) to the volume average molecular weight (Mw). In the case of a glossy color toner, Mw / Mn is preferably 3 to 8, and this value is It can be controlled by adjusting the ratio of the low molecular weight component epoxy resin and the high molecular weight component epoxy resin used.
[0007]
On the other hand, the low molecular weight polyester polymer can be synthesized, for example, by a condensation reaction of an alkylene oxide adduct of bisphenol A and a polyvalent carboxylic acid, and preferably has a number average molecular weight of 500 to 2,000.
[0008]
The polyol resin of the present invention comprises a low-molecular polyester polymer that is a reaction product of the above-mentioned epoxy resin, an alkylene oxide adduct of a dihydric phenol and a polyvalent carboxylic acid, and a dihydric phenol as a reaction composition. It can be obtained by adding an alkylene oxide adduct of a dihydric phenol, a monohydric phenol compound, a carboxylic acid compound or the like and polymerizing it in a xylene solvent in the presence of a lithium chloride catalyst, and having an arbitrary molecular weight. Can do.
[0009]
The following materials are mentioned as a compound which comprises the polyol resin of this invention.
Examples of the epoxy resin (a) used in the production of the polyol resin include those obtained by condensation reaction of bisphenol A or bisphenol with epichlorohydrin. Examples of the dihydric phenol (b) include bisphenols such as bisphenol A and bisphenol F.
[0010]
On the other hand, the dihydric phenol alkylene oxide adduct used for the synthesis of the low molecular weight polyester polymer (c), which is a reaction product of the dihydric phenol alkylene oxide adduct and the polyvalent carboxylic acid, is as follows. Is exemplified.
For example, the reaction product of alkylene oxide which consists of ethylene oxide, propylene oxide, butylene oxide, and these mixtures etc., and bisphenol compounds, such as bisphenol A and bisphenol F, is mentioned.
[0011]
Moreover, the following are illustrated as polyvalent carboxylic acid used for the synthesis | combination of a low molecular polyester polymer.
Specific examples of divalent carboxylic acids include aliphatic dicarboxylic acids and derivatives thereof (maleic acid, fumaric acid, succinic acid, adipic acid, sebacic acid, malonic acid, azelaic acid, mesaconic acid, citraconic acid, glutaconic acid, octyl succinic acid. Acid, decyl succinic acid, dodecyl succinic acid, tetradecyl succinic acid, hexadecyl succinic acid, octadecyl succinic acid, isooctadecyl succinic acid, hexenyl succinic acid, octenyl succinic acid, decenyl succinic acid, dodecenyl succinic acid, tetrapropenyl succinic acid, tetradecenyl succinic acid Succinic acid, hexadecenyl succinic acid, isooctadecenyl succinic acid, octadecenyl succinic acid, nonenyl succinic acid, etc.) and alicyclic dicarboxylic acids (cyclohexanedicarboxylic acid, methylmedicic acid, etc.), aromatic dicarboxylic acids ( Phthalic acid, Sofutaru acid, terephthalic acid, toluene dicarboxylic acid, naphthalene and di-carboxylic acid) as well as these divalent anhydrides of carboxylic acids or lower alkyl (methyl, butyl, etc.) ester.
Examples of trivalent or tetravalent carboxylic acids include trimellitic acid, pyromellitic acid, 1,2,4-cyclohexanetricarboxylic acid, 2,5,7-naphthalenetricarboxylic acid, 1,2,4-naphthalene. There are tricarboxylic acids, 1,2,5-hexanetricarboxylic acid, 1,2,7,8-octanetetracarboxylic acid and acid anhydrides thereof. These can be used alone or in combination.
[0012]
The softening point of the polyol resin is preferably in the range of 100 to 130 ° C. If the temperature is lower than 100 ° C., agglomerates are likely to be generated in the toner bottle or the developing device, and there is a tendency that an image of the agglomerated portion is whitened when the agglomerates are developed and transferred. On the other hand, when the temperature exceeds 130 ° C., there is a tendency that sufficient fixing properties are difficult to obtain.
[0013]
Furthermore, if necessary, an alkylene oxide adduct of a dihydric phenol can be added as a reaction component of the polyol resin of the present invention. Examples of such compounds include reaction products of alkylene oxides such as ethylene oxide, propylene oxide, butylene oxide and mixtures thereof and bisphenol compounds such as bisphenol A and bisphenol F.
[0014]
Also, if the polyol resin has an epoxy value of 20,000 or more, so-called resin having as little epoxy group as possible is excellent in terms of sensitization and production stability.
[0015]
In consideration of chemical stability and environmental stability as a dry electrophotographic toner as described above, the terminal epoxy group of the polyol resin can be capped if necessary, but in this case, it can be reacted with the epoxy group. A compound having one active hydrogen in the molecule, for example, a monohydric phenol compound or a carboxylic acid compound can be mentioned.
Examples of the monohydric phenol compound include phenol, cresol, isopropylphenol, amylphenol, nonylphenol, dodecylphenol, xylenol, p-cumylphenol and the like. Examples of the carboxylic acids include aromatic carboxylic acids such as benzoic acid, and aliphatic carboxylic acids such as stearic acid.
Using these monovalent compounds, the polyol resin in which the terminal epoxy group is capped by reacting in the presence of a lithium chloride catalyst in a solvent such as xylene, as described above, as the reaction component of the polyol resin. Is obtained.
[0016]
The polyester resin which is one component of the binder resin of the present invention can be synthesized by reacting an alkylene oxide adduct of dihydric phenol or a glycidyl ether thereof with a polyvalent carboxylic acid.
[0017]
The following materials are mentioned as a compound used for the synthesis | combination of a polyester resin.
Examples of the dihydric phenol alkylene oxide adducts or glycidyl ethers thereof include reaction products of alkylene oxides such as ethylene oxide, propylene oxide, butylene oxide, and mixtures thereof with bisphenol compounds such as bisphenol A and bisphenol F. .
[0018]
Moreover, the following are illustrated as polyvalent carboxylic acid.
Specific examples of divalent carboxylic acids include aliphatic dicarboxylic acids and derivatives thereof (maleic acid, fumaric acid, succinic acid, adipic acid, sebacic acid, malonic acid, azelaic acid, mesaconic acid, citraconic acid, glutaconic acid, octyl succinic acid. Acid, decyl succinic acid, dodecyl succinic acid, tetradecyl succinic acid, hexadecyl succinic acid, octadecyl succinic acid, isooctadecyl succinic acid, hexenyl succinic acid, octenyl succinic acid, decenyl succinic acid, dodecenyl succinic acid, tetrapropenyl succinic acid, tetradecenyl succinic acid Succinic acid, hexadecenyl succinic acid, isooctadecenyl succinic acid, octadecenyl succinic acid, nonenyl succinic acid, etc.) and alicyclic dicarboxylic acids (cyclohexane dicarboxylic acid, methyl nadic acid etc.), aromatic dicarboxylic acids (Phthalic acid, Sofutaru acid, terephthalic acid, toluene dicarboxylic acid, naphthalene and di-carboxylic acid) as well as these divalent anhydrides of carboxylic acids or lower alkyl (methyl, butyl, etc.) ester.
Examples of trivalent or tetravalent carboxylic acids include trimellitic acid, pyromellitic acid, 1,2,4-cyclohexanetricarboxylic acid, 2,5,7-naphthalenetricarboxylic acid, 1,2,4-naphthalene. There are tricarboxylic acids, 1,2,5-hexanetricarboxylic acid, 1,2,7,8-octanetetracarboxylic acid and acid anhydrides thereof. These can be used alone or in combination.
[0019]
The softening point of the polyester resin used in the present invention is preferably in the range of 110 ° C to 130 ° C. Further, as mentioned above, the acid value is preferably 5 or less, and more preferably 1 or less. When the acid value is high, the stability tends to be lacking, such as a decrease in charge amount at high humidity.
[0020]
The polyester resin of the present invention can carry out, for example, an esterification reaction or a transesterification reaction by charging the alkylene oxide adduct of dihydric phenol or its glycidyl ether and a polyvalent carboxylic acid compound into a reaction kettle and heating to increase the temperature. Can do. At this time, if necessary, an esterification catalyst or a transesterification catalyst used in a normal esterification reaction or transesterification reaction such as sulfuric acid, titanium butoxide, dibutyltin oxide, and manganese acetate can be used. Next, it is preferable to carry out the polymerization while removing water or alcohol produced by the reaction according to a conventional method and further distilling and removing the diol component under reduced pressure. In the polymerization, generally known polymerization catalysts such as titanium butoxide, dibutyltin oxide, tin acetate, zinc acetate, tin disulfide, antimony trioxide, germanium dioxide and the like can be used.
[0021]
The Tg of the obtained polyester resin is preferably 50 ° C to 75 ° C, more preferably 55 ° C to 70 ° C. When the Tg is low, aggregates are likely to be generated in the toner bottle or the developing device, and when the aggregates are developed and transferred, there is a tendency that an image of the aggregate portion is whitened. Conversely, when Tg is high, there is a tendency that sufficient image gloss is difficult to obtain.
[0022]
Here, the blending ratio (polyol resin / polyester resin (weight ratio)) of the polyol resin and the polyester resin as the binder resin is preferably 20/80 to 80/20 as described above. If it is less than 20/80, the characteristics are likely to deteriorate due to environmental fluctuations, which is not preferable, and a phenomenon such as adhesion to a PVC mat or the like is observed. If the ratio is larger than 80/20, there is a problem that improvement in image quality is not observed in a full-color image forming apparatus of a one-component development system or a two-component development system using a small developing device with a small amount of developer.
[0023]
Next, other materials used for the dry toner of the present invention will be described.
In the present invention, a so-called release agent that imparts releasability to the toner may be used. The softening point of the release agent used is preferably 70 to 100 ° C. When the softening point is lower than 70 ° C., there is a problem in storage stability. Conversely, when the softening point is higher than 100 ° C., not only fixing is insufficient, but the color image is poor such as low gloss. It is easy.
[0024]
Specific release agents include synthetic waxes such as low molecular weight polyethylene and polypropylene, copolymers thereof, candelilla wax, carnauba wax, rice wax, wood wax, jojoba wax and other plant waxes, beeswax, Examples thereof include animal waxes such as lanolin and whale wax, mineral waxes such as montan wax and ozokerite, and fat waxes such as hardened castor oil, hydroxystearic acid, fatty acid amide, and phenol fatty acid ester.
[0025]
From the viewpoint of the chemical structure of the wax, hydrocarbon waxes, ester waxes, amide waxes and the like are known. In the present invention, ester waxes are used for storage stability, image quality, and fixing. It is preferable to evaluate from the viewpoint of temperature range and the like.
[0026]
The amount of the release agent is preferably 1 to 6 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the binder resin. If the amount is more than 6 parts by weight, problems such as storage stability may occur, the image surface may be rough, and gloss may be lowered. Further, even if the amount is less than 1 part by weight, the color image tends to be poor because the image surface is rough and gloss is low.
[0027]
As the colorant, all known dyes and pigments can be used. For example, carbon black, nigrosine dye, iron black, naphthol yellow S, Hansa yellow (10G, 5G, G), cadmium yellow, yellow iron oxide, ocher, Yellow lead, Titanium yellow, Polyazo yellow, Oil yellow, Hansa yellow (GR, A, RN, R), Pigment yellow L, Benzidine yellow (G, GR), Permanent yellow (NCG), Vulcan fast yellow (5G, R) ), Tartrazine Lake, Quinoline Yellow Lake, Anthrazan Yellow BGL, Isoindolinone Yellow, Bengala, Red Dan, Lead Zhu, Cadmium Red, Cadmium Mercury Red, Antimon Zhu, Permanent Red 4R, Para Red, Phi Se Red, Parachlor Ortonito Aniline Red, Resol Fast Scarlet G, Brilliant Fast Scarlet, Brilliant Carmin Min BS, Permanent Red (F2R, F4R, FRL, FRLL, F4RH), Fast Scarlet VD, Belkan Fast Rubin B, Brilliant Scarlet G, Resol Rubin GX, Permanent Red F5R , Brilliant Carmine 6B, Pigment Scarlet 3B, Bordeaux 5B, Toluidine Maroon, Permanent Bordeaux F2K, Helio Bordeaux BL, Bordeaux 10B, Bon Maroon Light, Bon Maroon Medium, Eosin Lake, Rhodamine Lake B, Rhodamine Lake Y, Alizarin Lake, Thioindigo red B, thioindigo maroon, oil red, quinacridone red, pyrazolone red Polyazo Red, Chrome Vermillion, Benzidine Orange, Perinone Orange, Oil Orange, Cobalt Blue, Cerulean Blue, Alkaline Blue Lake, Peacock Blue Lake, Victoria Blue Lake, Metal Free Phthalocyanine Blue, Phthalocyanine Blue, Fast Sky Blue, Indanthrene Blue (RS, BC), indigo, ultramarine blue, bitumen, anthraquinone blue, fast violet B, methyl violet lake, cobalt purple, manganese purple, dioxane violet, anthraquinone violet, chrome green, zinc green, chromium oxide, pyridian, emerald green, pigment Green B, Naphthol Green B, Green Gold, Acid Green Lake, Malachite Green Lake, Lid Russian Nine Green, Anthraquinone Green, Titanium Oxide, Zinc Hana, Litobon and mixtures thereof.
The amount of the colorant used is generally preferably 0.1 to 50 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the binder resin.
[0028]
The dry electrophotographic toner of the present invention may contain a charge control agent as required. Any known charge control agent can be used. For example, nigrosine dyes, triphenylmethane dyes, chromium-containing complex dyes, molybdate chelate pigments, rhodamine dyes, alkoxy amines, quaternary ammonium salts (fluorine-modified 4 Secondary ammonium salts or compounds, tungsten simple substances or compounds, fluorine activators, salicylic acid metal salts, and metal salts of salicylic acid derivatives.
[0029]
Other additives include, for example, silica fine particles, fatty acid metal salts (such as zinc stearate and aluminum stearate), metal oxides (such as titanium oxide, aluminum oxide, tin oxide, and antimony oxide), and fluoropolymers. Also good. In particular, hydrophobized silica, titania, and alumina fine particles are suitable.
[0030]
Silica fine particles include HDK-H-2000, HDK-H-2000 / 4, HDK-H-2050EP, HDK-H-1303VP (manufactured by Clariant) and R972, R974, RX200, RY200, R202, R805, R812. (Nippon Aerosil Co., Ltd.)
[0031]
Further, as titania fine particles, P-25 (manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.), STT-30, STT-65C-S (manufactured by Titanium Industry Co., Ltd.), TAF-140 (manufactured by Fuji Titanium Industry Co., Ltd.), MT-150W, MT -500B, MT-600B (manufactured by Teika).
In particular, as hydrophobized titanium oxide fine particles, anatase-type or rutile-type crystalline or non-crystalline can be used, and T-805 (manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.) or rutile-type MT- 100S, MT-100T, MT-150A, MT-150AFM, MT-150AI (manufactured by Teica), STT-30A, STT-65S-S (manufactured by Titanium Industry), TAF-500T, TAF-1500T (and above) Fuji Titanium Industrial Co., Ltd.), MT-100S, MT-100T (manufactured by Teika), IT-S (Ishihara Sangyo Co., Ltd.), and the like.
[0032]
In order to obtain hydrophobized silica fine particles, titania fine particles, and alumina fine particles, hydrophilic fine particles must be treated with a silane coupling agent such as methyltrimethoxysilane, methyltriethoxysilane, or octyltrimethoxysilane. Can do. Further, fatty acid metal salts (zinc stearate, aluminum stearate, etc.), metal oxides (alumina, tin oxide, antimony oxide, etc.), fluoropolymers, etc. may be contained together as additives.
[0033]
The dry electrophotographic toner of the present invention composed of the above materials may be used alone as a one-component developer, or may be used as a two-component developer together with the carrier described below.
When used as a two-component developer, iron powder, ferrite, glass beads and the like are used as the carrier used in the toner, as is conventionally known. These carriers may be those coated with a resin. The resin used in this case may be a known resin, and examples thereof include acrylic resin, polyfluorinated carbon, polyvinyl chloride, polyvinylidene chloride, phenol resin, polyvinyl acetal, and silicone resin. The mixing ratio of the toner and the carrier is generally about 2.5 to 8.0 parts by weight of the toner with respect to 100 parts by weight of the carrier.
[0034]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples. However, the present invention is not limited to the examples. In addition, all the parts in an Example show a weight part.
[0035]
Synthesis example 1 (Synthesis example of polyol resin 1)
Stirrer, thermometer, N 2 Into a separable flask with an inlet and a cooling tube, 300 g of low molecular weight bisphenol A / epichlorohydrin type epoxy resin (EPOMIKR-140 manufactured by Mitsui Chemicals, number average molecular weight: about 360), high molecular weight bisphenol A / epichlorohydrin type epoxy resin (Mitsui Chemicals) EPOMIK R-309, number average molecular weight: about 2900) 150 g, bisphenol A type propylene oxide adduct 230 g, bisphenol A 240 g, p-cumylphenol 90 g, low molecular weight polyester polymer (bisphenol A type propylene oxide adduct and anhydrous 50 g of phthalic acid condensate, number average molecular weight of about 1500), and 200 g of xylene were added. N 2 The temperature was raised to 70-100 ° C. in an atmosphere, 0.183 g of lithium chloride was added, the temperature was further raised to 160 ° C., xylene was distilled off under reduced pressure, and polymerization was performed at a reaction temperature of 180 ° C. for 6-9 hours. A
[0036]
Synthesis Example 2 (Synthesis example of polyester resin 1)
The raw materials of the acid component and the alcohol component shown in the
[0037]
Synthesis Example 3 (Synthesis example of polyester resin 2)
According to the blending amount, raw materials of the acid component and the alcohol component shown in the polyester resin composition 2 in Table 1 below are put into a 1 L four-necked round bottom flask equipped with a thermometer, a stirrer, a condenser and a nitrogen gas introduction tube. This flask was set in a mantle heater. Next, nitrogen gas is introduced from the nitrogen gas introduction tube, and the temperature is raised in a state where the inside of the flask is maintained in an inert atmosphere. Next, 0.05 g of dibutyltin oxide is added, and the temperature is kept at 210 ° C. for reaction. A polyester resin 2 was obtained.
[0038]
Synthesis Example 4 (Synthesis example of polyester resin 3)
The raw materials of the acid component and the alcohol component shown in the polyester resin composition 3 of Table 1 below are put in a 1 L four-necked round bottom flask equipped with a thermometer, a stirrer, a condenser and a nitrogen gas introduction tube according to the blending amount. This flask was set in a mantle heater. Next, nitrogen gas is introduced from the nitrogen gas introduction tube, and the temperature is raised in a state where the inside of the flask is maintained in an inert atmosphere. Next, 0.05 g of dibutyltin oxide is added, and the temperature is kept at 210 ° C. for reaction. A polyester resin 3 was obtained.
[0039]
[Table 1]
[0040]
Softening point, glass transition point (Tg), molecular weight (number average molecular weight (Mn)) of
[0041]
Evaluation methods
-Measurement of softening point-
As a device for measuring the softening point, a fully automatic drip point device FP5 / FP53 manufactured by Metra Corporation was used, and the measurement was performed according to the following procedure.
(1) Place the ground sample in a melting pot and leave it for 20 minutes, then pour the sample into the cup edge of the sample cup (droplet diameter 6.35 mm), cool to room temperature, and set it in the cartridge.
(2) A predetermined temperature increase rate (1 ° C./min) and a measurement start temperature (set to an expected softening temperature of 15 ° C. or lower) are set in the FP-5 control unit.
(3) Mount the cartridge in the FP-53 heating furnace, leave it for 30 seconds, and then depress the start lever to start the measurement (the following measurements are performed automatically).
(4) When the measurement is completed, remove the cartridge.
(6) The softening point (° C.) is calculated as follows.
FP-5 result display panel A value + correction value
In addition, if said correction value is added to the obtained result, it corresponds to the result of the Duran mercury method. When the difference between the value of the result display panel A and the measurement start temperature (values of the panels B and C) is not 15 ° C. or more, the test is repeated.
-Measurement of Tg-
As a device for measuring Tg, Seiko DSC-200 was used, and the measurement was performed according to the following procedure.
(1) Crush the sample, weigh 10 ± 1 mg into an aluminum sample container, and crimp the aluminum lid from above.
(2) The glass transition point (Tg) is measured by DSC method in a nitrogen atmosphere.
Analysis conditions:
The sample was heated from room temperature to 150 ° C. at a heating rate of 20 ° C./min, then left at 150 ° C. for 10 min, cooled to 0 ° C. at a cooling rate of 50 ° C./min and left for 10 min, and then a nitrogen atmosphere (20 cc / Min), and DSC measurement is performed by heating again to 150 ° C. at a heating rate of 20 ° C./min. Tg reads the peak rise temperature using analysis software [Tg job].
-Measurement of molecular weight-
The molecular weight was measured by the GPC method under the following conditions.
The column was stabilized in a constant temperature bath of 40 ° C., chloroform was flowed as an eluent at a flow rate of 1 ml / min, and 100 μl of a sample chloroform solution adjusted to a sample concentration of 0.05 to 0.5% by weight was injected for measurement. Do. The molecular weight of the sample was calculated from the molecular weight distribution determined by the retention time based on a calibration curve prepared in advance. The calibration curve at this time was prepared using several types of monodisperse polyethylene as standard samples. In addition, GMHLX + G3000HLX (manufactured by Tosoh Corporation) was used as an analytical column.
-Measurement of epoxy equivalent-
The epoxy equivalent was measured by an indicator titration method shown in 4.2 of JIS K 7236.
-Measurement of acid value-
The acid value was measured by the method defined in JIS K 0070.
[0042]
[Table 2]
[0043]
Example 1
(Prescription of each color toner)
The following yellow toner, magenta toner, cyan are prepared by blending the
Yellow toner prescription:
50 parts of
50 parts of
Carnauba wax (ester wax, melting point: about 82 ° C) 3 parts
6 parts of yellow pigment (Toner Yellow HG manufactured by Clariant)
CCA (Orient Chemical Industries E-84) 2 parts
Magenta toner prescription:
50 parts of
50 parts of
Carnauba wax 3 parts
5 parts of red pigment (Rionogen Magenta R manufactured by Toyo Ink Co., Ltd.)
CCA (Orient Chemical Industries E-84) 2 parts
Cyan toner prescription:
50 parts of
50 parts of
Carnauba wax 3 parts
4 parts of blue pigment (Lionol Blue FG-7351 manufactured by Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd.)
CCA (Orient Chemical Industries E-84) 2 parts
Black toner prescription:
50 parts of
50 parts of
Carnauba wax 3 parts
Black pigment (carbon black; Mitsubishi Chemical # 44) 6 parts
CCA (Orient Chemical Industries E-84) 2 parts
[0044]
(Preparation of each color developer)
A mixture of the above color toner formulations is melt-kneaded with a hot roll mill, cooled, coarsely pulverized with a hammer mill, and then finely pulverized with an air jet pulverizer. Respectively.
Next, 0.7 parts of hydrophobic silica HDK2000H (manufactured by Clariant Japan) was mixed with 100 parts of each of the obtained color toners to prepare a one-component developer. Each color one-component developer thus obtained was evaluated as follows.
[0045]
Example 2
Each color toner shown below was formulated using
(Prescription of each color toner)
Yellow toner prescription:
20 parts of
80 parts of
5 parts of yellow pigment (Lionol Yellow FGN-T manufactured by Toyo Ink Co., Ltd.)
CCA (Orient Chemical Industries E-84) 1 part
Magenta toner prescription:
20 parts of
80 parts of
5 parts of red pigment (Rionogen Magenta R manufactured by Toyo Ink Co., Ltd.)
CCA (Orient Chemical Industries E-84) 1 part
Cyan toner prescription:
20 parts of
80 parts of
3 parts of blue pigment (Lionol Blue FG-7351, manufactured by Toyo Ink Co., Ltd.)
CCA (Orient Chemical Industries E-84) 1 part
Black toner prescription:
20 parts of
80 parts of
Black pigment (carbon black) 4.5 parts
CCA (Orient Chemical Industries E-84) 1 part
[0046]
(Preparation of each color developer)
To 100 parts of the color toner obtained above, 0.5 part of R972 (manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.) and 0.3 part of STT-30A (manufactured by Titanium Industry Co., Ltd.) were mixed. Subsequently, 5 parts of each color toner was mixed with 95 parts of a carrier in which spherical ferrite having an average diameter of 50 μm and silicon resin was coated to obtain a two-component developer of each color. Each color two-component developer thus obtained was evaluated as follows.
[0047]
Example 3
In Example 2, each color toner was formulated in exactly the same manner as in Example 2, except that 80 parts of
[0048]
Example 4
Example 1 is the same as Example 1 except that
[0049]
Example 5
Example 1 except that
[0050]
Comparative Example 1
Each color toner was formulated in exactly the same manner as in Example 1, except that 100 parts of the
[0051]
Comparative Example 2
In Example 1, each color toner was formulated in exactly the same manner as in Example 1 except that the
[0052]
Evaluation 1 (Evaluation of one-component developer)
Each of the developers in Examples 1, 4, 5 and Comparative Examples 1 and 2 was an experimental machine having a developing part shown in FIG. 1 and a fixing part of a PFA-coated silicon roller (set temperature 160 ° C.) of φ30 mm ( 99 sheets of A4 size 25% image area ratio at a process speed of 75 mm / s, and 99 sheets of originals were printed continuously. Each image was evaluated according to the following evaluation items ("ground fog", "image blurring"). ”,“ Aggregate ”,“ vinyl chloride adhesion ”,“ environmental change ”), and evaluation rank. The evaluation results are shown in Table 3.
[0053]
Evaluation 2 (Evaluation of two-component developer)
Each developer of Examples 2 and 3 was put in an Image Color 4050 (two-component developing device), and 250 sheets of A4 size 25% image area ratio originals were printed continuously in a single color, and each image was printed. The evaluation was performed based on the following evaluation items (“ground fog”, “image blurring”, “aggregate”, “vinyl chloride adhesion”, “environmental fluctuation”) and evaluation rank. The evaluation results are shown in Table 3.
[0054]
<Evaluation items>
Ground fogging: Evaluates dirt on the background during continuous copying
Image blurring: Evaluate the uniformity of the halftone part
Aggregate: Evaluates the degree of aggregation after storing the toner at 50 ° C. for 48 hours.
PVC adhesion: Evaluates the fusing property to PVC (vinyl chloride) after leaving the image at 50 ° C for 8 hours under certain conditions.
Environmental fluctuation: Evaluate changes in image density in an environment of 30 ° C / 80%
<Evaluation rank>
A: No problem at all
Y: No problem
Δ: Slightly problematic but acceptable level
×: There is a problem
[0055]
[Table 3]
[0056]
As is apparent from Table 3, the dry photographic toner prepared by blending the polyol resin and the polyester resin of the present invention into a binder resin can be used as a one-component developer or a two-component developer. There is no ground fogging or image blurring, no agglomeration is observed, there is no adhesion of vinyl chloride, it exhibits stable characteristics against environmental fluctuations, and generally exhibits balanced characteristics. On the other hand, when only the polyol resin of the comparative example is used as the binder resin, there is a problem in image blurring, or when only the polyester resin is used as the binder resin, vinyl chloride adheres to the environment. Problems occur.
[0057]
【The invention's effect】
By using the dry electrophotographic toner of the present invention, it is possible to obtain a clear image without a background image and having a sufficient image density. Furthermore, an image having an appropriate and uniform gloss can be obtained, and an image having no image unevenness can be obtained in the halftone portion. Further, no agglomerates are generated in the toner bottle or the developing device for a long period of time, and as a result, a phenomenon in which the image of the part where the agglomerates exists is not generated white. Further, the copy image does not adhere to the PVC mat or the like. Moreover, it is stable without producing gelation due to side reaction of the binder resin during production, and a toner that does not affect the health and safety of workers due to sensitization can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a one-component developing device used for evaluation of a one-component developer according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Toner tank
2 Toner carrier
3 Toner layer thickness regulating member
4 Toner supply member
5 Photoconductor
6 Stirrer blade
7 Toner
8 Development interval
Claims (8)
(I)下記反応組成分(a)と、(b)と、(c)とを反応してなるポリオール樹脂と、
(a):エポキシ樹脂
(b):2価フェノール
(c):2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物と多価カルボン酸との反応生成物である低分子ポリエステル重合体
(II)少なくとも2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物あるいはそのグリシジルエーテルと多価カルボン酸とを反応してなるポリエステル樹脂と
からなることを特徴とする乾式電子写真用トナー。In a dry electrophotographic toner comprising at least a colorant and a binder resin, the binder resin is:
(I) a polyol resin obtained by reacting the following reaction components (a), (b), and (c):
(A): epoxy resin (b): divalent phenol (c): low molecular weight polyester polymer (II) which is a reaction product of an alkylene oxide adduct of divalent phenol and a polyvalent carboxylic acid A dry electrophotographic toner comprising an alkylene oxide adduct or a polyester resin obtained by reacting a glycidyl ether thereof with a polyvalent carboxylic acid.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001372222A JP3878468B2 (en) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | Dry electrophotographic toner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001372222A JP3878468B2 (en) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | Dry electrophotographic toner |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003173045A JP2003173045A (en) | 2003-06-20 |
JP3878468B2 true JP3878468B2 (en) | 2007-02-07 |
Family
ID=19181149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001372222A Expired - Fee Related JP3878468B2 (en) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | Dry electrophotographic toner |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3878468B2 (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7935469B2 (en) | 2007-03-16 | 2011-05-03 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming method and toner for developing latent electrostatic image |
US7939235B2 (en) | 2007-03-16 | 2011-05-10 | Ricoh Company Limited | Image formation method |
-
2001
- 2001-12-06 JP JP2001372222A patent/JP3878468B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7935469B2 (en) | 2007-03-16 | 2011-05-03 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming method and toner for developing latent electrostatic image |
US7939235B2 (en) | 2007-03-16 | 2011-05-10 | Ricoh Company Limited | Image formation method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003173045A (en) | 2003-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6861191B2 (en) | Dry toner for developing electrostatic images | |
US8084176B2 (en) | Toner, developer, and image forming method | |
US6716561B2 (en) | Toner for developing electrostatic latent image and image forming method using same | |
JP4416965B2 (en) | Color toner for developing electrostatic image, fixing method, toner container, and image forming apparatus | |
US8603713B2 (en) | Toner, and developer, toner cartridge, image forming apparatus, process cartridge and image forming method using the same | |
JP4458979B2 (en) | Full-color toner and image forming method | |
US7638250B2 (en) | Toner, developing device, image forming apparatus, and image forming method using the toner | |
US7939235B2 (en) | Image formation method | |
JPH0777832A (en) | Dry electrophotographic toner | |
JPH1184719A (en) | Dry electrophotographic toner | |
US20180224763A1 (en) | Toner, developer, and image forming device | |
US20200103775A1 (en) | Toner, image forming apparatus, image forming method, and process cartridge | |
JP3878468B2 (en) | Dry electrophotographic toner | |
JP4049593B2 (en) | Dry electrophotographic toner | |
JP2005010368A (en) | Electrostatic charge image developing toner and manufacturing method | |
JP4025541B2 (en) | Color toner for electrophotography | |
JP3643926B2 (en) | Dry electrophotographic toner | |
US20060246368A1 (en) | Master batch and toner using the same | |
JP3867900B2 (en) | Toner for electrophotography | |
JP4142855B2 (en) | Image forming method and image forming apparatus | |
JP3913995B2 (en) | Toner for developing electrostatic image and image forming method | |
JP2004109344A (en) | Electrostatic charge image developing toner | |
US20220155699A1 (en) | Toner, developer, toner accommodating unit, image forming apparatus, and image forming method | |
JP3147465B2 (en) | toner | |
JP2024008823A (en) | Toner, developer, toner storage unit, image forming apparatus, and image forming method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041110 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20041111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060601 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061027 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061102 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3878468 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101110 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131110 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |