JP3878259B2 - 医用画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばX線CT装置,MRI装置(磁気共鳴装置),核医学診断装置,超音波画像診断装置,X線診断装置等の各医療用画像診断装置から得られた撮像方式の異なる画像同士を重ね合わせて表示することにより、診断の正確性及び治療計画の設計の容易化等を図った医用画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、X線CT装置やMRI装置等の医療用画像診断装置(モダリティ)から得られる画像は2次元の断層画像であり、1枚の断層画像では立体的な構成を有する人体内部の構造を把握,診断することは困難である。従って、1枚の断層画像のみ撮像することは少なく、一般的に、関心となる臓器(診察を行う臓器)を含む複数の断層画像の撮像が行われる。
【0003】
近年における撮像技術の向上は、例えばヘリカルスキャン方式によるX線CT装置やMRI装置或いはSPECT装置(Single Photon Emission CT :核医学画像CT装置)等において、多数の断層画像の高速収集を可能としており、臨床検討においては、これらのモダリティにより撮像された複数の断層画像に基づいて診断,治療計画が立てられるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、臨床検討の場では、撮像時期の異なる画像同士を比較して診断,治療計画を立てることが多いのであるが、同じ患者であっても、断層画像の撮影毎に特別な固定器具を装着しない限り、各撮像時に同じ撮像体位で断層画像の撮像を行うことは困難である。また、各モダリティ毎に、スライス厚,スライスピッチ,画像サイズ等の撮像条件を合わせて断層画像の撮像を行うことも困難である。
【0005】
このため、異なる撮像方式のモダリティで撮像された断層画像同士を比較する場合、医師は、自己の経験と知識に基づいて空想的に各断層画像同士を重ね合わせ、この目に見えない空想的な合成断層画像により診断,治療計画を立てていた。
【0006】
そして、このような不便さから、例えばX線CT装置で撮像された断層画像と、MRI装置で撮像された断層画像等のように、異なる撮像方式のモダリティで撮像された断層画像同士を現実的かつ視覚的に比較可能な医用画像処理装置の開発が強望されている。
【0007】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、第1のスタディと第2のスタディの処理画像の位置合わせを正確且つ簡単に行うことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、被検体の識別情報を入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された識別情報に従って、第1スタディ及び第2スタディそれぞれの医用画像群を取り込む画像取込手段と、この画像取込手段により取り込まれたそれぞれの医用画像群をMPR処理又はレンダリング処理を行い、前記第1スタディ及び第2スタディそれぞれについてMPR画像又はレンダリング画像を形成すると共に、前記形成された第1スタディと前記第2スタディのMPR画像又はレンダリング画像を合成して合成画像を形成する画像形成手段と、前記第1スタディに関する3方向のMPR画像又はレンダリング画像を表示するための第1、第2、第3の表示エリアを有するベースエリア、前記第2スタディに関する3方向のMPR画像又はレンダリング画像を表示するための第1、第2、第3の表示エリアを有するマッチエリア、及び前記第1スタディと第2スタディの3方向の合成画像を表示するための第1、第2、第3の表示エリアを有する合成エリアを含む画像表示部と、前記ベースエリアに表示される画像又は前記マッチエリアに表示される処理画像を調整するための調整手段と、前記合成エリアの第1、第2、第3の表示エリアにそれぞれ、前記ベースエリアの第1の表示エリアに表示される処理画像と前記マッチエリアの第1の表示エリアに表示される処理画像とを合成した合成画像、前記ベースエリアの第2の表示エリアに表示される処理画像と前記マッチエリアの第2の表示エリアに表示される処理画像とを合成した合成画像、前記ベースエリアの第3の表示エリアに表示される処理画像と前記マッチエリアの第3の表示エリアに表示される処理画像とを合成した合成画像を表示し、前記調整手段による調整に連動して、前記合成エリアに表示される合成画像の表示を制御する表示制御部とを備え、前記表示制御部は、前記入力手段により異なる被検体の識別情報が入力された場合は、前記画像表示部に警告メッセージを表示することを備えることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る医用画像処理装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
まず、本発明の実施の形態に係る医用画像処理装置は、図1に示すように画像表示部の表示画面を、画像表示エリア1及び操作パネル表示エリア2に分割すると共に、この画像表示エリア1を上段,中段及び下段に3等分割し、この上段をベースエリア3として例えばX線CT装置により撮像された撮像画像を表示し、中段をマッチエリア4として例えばMRI装置により撮像された撮像画像を表示し、下段を合成エリア5として前記各撮像画像を合成した合成画像を表示するようになっている。
【0014】
操作パネル表示エリア2には、このような合成画像の表示に関わる複数の操作キーが表示されている。
【0015】
具体的には、操作パネル表示エリア2は、図2に示すようにコントロールエリア6,レンダリングエリア7,マウスモードエリア8,ビューモードエリア9,フュージョンバランスエリア10,ポジションエリア11,セーブエリア12及びグリッドエリア13で構成されている。
【0016】
コントロールエリア6には、図4に示すように画像表示エリアに表示される画像の表示形態(1面表示/9面表示)を選択するための表示指定キー30や、画像表示エリアに表示する画像(スタディ)を選択するためのスタディ選択キー33等が設けられている。
【0017】
レンダリングエリア7には、図7に示すように画像表示エリア1に表示する画像を断層画像(MPR)とするか表面画像(Surface )とするかを切り換えるための表示モード切り換えキー41等が設けられている。
【0018】
マウスモードエリア8には、図10に示すように以下に説明する各モードを選択するためのマウスモード選択キー43、及びこのマウスモード選択キー43により選択されたモードに応じて表示される表示パネル49が設けられている。
【0019】
マウスモード選択キー43としては、ウインドウ幅及びウインドウレベルの調整を行うブライトモードを指定するための図10に示すブライトモード指定キー44と、ベースエリア3及びマッチエリア4の各画像の位置合わせを行うための図11に示すポイントフィットモード及びサーフェースフィットモードの際に表示されるフィットモード表示キー45と、ベースエリア3及びマッチエリア4の各画像の表示方向を変更する表示方向変更モードを指定するための図12に示す表示方向変更モード指定キー46とが設けられている。
【0020】
また、この他、マウスモード選択キー43としては、ベースエリア3及びマッチエリア4の各画像の表示位置を変更する表示位置変更モードを指定するための図13に示す表示位置変更モード指定キー47と、ベースエリア3及びマッチエリア4の各画像の拡大率を変更する拡大率変更モードを指定するための図14に示す拡大率変更モード指定キー48とが設けられている。
【0021】
ビューモードエリア9には、図15に示すように各エリア3,4,5の表示方向を変更するための表示方向指定キー69が設けられている。
【0022】
フュージョンバランスエリア10には、図16に示すように合成エリア5の表示画像の濃度を調整するための濃度調整スライダ70が設けられている。
【0023】
ポジションエリア11には、図17に示すようにベースエリア3及びマッチエリア4の各画像の位置合わせを関心領域(ROI)を設定して行うことを指定するためのサーフェースフィットキー71と、各エリア3,4の各画像の位置合わせを前記フィット点を設定して行うことを指定するためのポイントフィットキー72と、マッチエリア4に現在表示されている画像の元の表示方向及び表示位置を基準として算出された回転量,移動量の表示等を行うダイアログボックス(図24)の表示を指定するためのセットキー73とが設けられている。
【0024】
セーブエリア12には、現在、マッチエリア4に表示されている撮像画像の記録を指定するためのセーブキーが設けられている。
【0025】
グリッドエリア13には、図18に示すようにレンダリングエリア7において画像表示エリアに表示する画像のモードとして断層画像(MPR)を選択した場合に(図7)、その断層画像上に表示される断面カーソルの表示/非表示等を指定するための断面カーソル表示/非表示選択キーと、ベースエリア3及びマッチエリア4に表示された断面カーソルを同期させて変更するか否かを選択するためのカーソル移動条件切換キー75と、各断面カーソルの移動を指定するためのカーソル位置変更キー77〜79等が設けられている。
【0026】
このような当該医用画像処理装置の電気的な構成は、図3に示すようになっており、上述の各エリアの画像及び操作パネル等を表示するモニタ装置及びドライバ等からなる画像表示部21と、X線CT装置やMRI装置等の各モダリティにより撮像された2次元的な複数の画像に基づいて、擬似的に3次元的な画像を形成して画像表示部21に表示する画像処理部22と、前記3次元的な画像を形成する際に、各モダリティにより撮像された2次元的な複数の画像を記憶する画像記憶部23とを有している。
【0027】
また、当該医用画像処理装置は、操作パネル表示エリア2に表示された操作パネルの操作等を行うための例えばマウス,キーボード等のポインティングデバイス24と、X線CT装置やMRI装置等の各モダリティにより撮像された2次元的な複数の画像の入出力を行うための画像入力インターフェース25と、各モダリティにより撮像された2次元的な複数の画像等が記憶される3次元画像データベース26と、当該医用画像処理装置全体の制御を行う中央制御装置(CPU)27とを有している。
【0028】
そして、前記各部21〜26はバスライン28を介してCPU27と接続されており、該CPU27はこのバスライン28を介して各部21〜26と通信を行いながら当該医用画像処理装置全体を制御するようになっている。
【0029】
次に、このような構成を有する当該実施の形態に係る医用画像処理装置の動作説明をする。
【0030】
まず、各モダリティからの比較対象となる画像データの取り込みを行う。この画像データの取り込みは、図3に示す画像入力インターフェース25を介して行われ、CPU27は、該画像入力インターフェース25を介して例えばX線CT装置及びMRI装置等の異なるモダリティから断層画像データが供給されると、これを各装置用に割り当てられた記憶領域にそれぞれ記憶するように3次元画像データベース26を記憶制御する。
【0031】
断層画像データには、例えばヘッダデータとして撮像装置名(モダリティ名),患者の識別番号(患者ID),患者の氏名,画像番号,撮像年月日,撮像時刻,撮像位置,生年月日,性別,撮像体位,撮像部位等が付加されるようになっており、表示の際に例えば患者IDや患者の氏名等を入力することで、その撮像画像を特定して読み出し可能となっている。
【0032】
また、当該医用画像処理装置では、断層画像データとして複数枚分の断層画像データを取り込むようになっており、後に説明する画像処理部22において、この複数枚分の断層画像データに基づいて擬似的な3次元画像を形成し、これを画像表示部21に表示するようになっている。
【0033】
次に、このように3次元画像データベース26に撮像方式の異なるモダリティからの各断層像画像データが記憶されると、オペレータは、ポインティング装置24を操作して、比較対象となる2つの画像のモダリティ名を入力すると共に、この比較により診断等を行う患者の患者ID又は(及び)患者氏名を各モダリティ毎に入力する。
【0034】
CPU27は、この入力が行われると、各モダリティ毎に入力された2つの患者ID又は(及び)患者氏名を比較し、両者が一致する場合に各画像データの読み込み待機状態となる。
【0035】
また、CPU27は、前記両者が一致しない場合には、例えば「患者ID(或いは患者氏名)が異なりますが、このまま処理を行いますか? YES NO」等の警告メッセージを表示するように画像表示部21を表示制御する。そして、ポインティング装置24により、この表示画面上の「NO」がクリックされた場合は、再度、患者ID等の入力を促す。また、表示画面上の「YES」がクリックされた場合は、そのまま各画像データの読み込み待機状態となる。
【0036】
これにより、異なる患者の断層画像同士を比較して誤診断が下される等の不都合を未然に防止することができ、当該医用画像処理装置による診断の正確性及び安全性を担保することができる。
【0037】
なお、患者ID等が異なる画像同士の比較(異なる患者の画像の比較)は、例えば健康な形状の診断部位を有する患者と、病変した診断部位を有する患者との該診断部位の差異を観察する場合等に有効となる。このため、当該医用画像処理装置においては、前記患者ID等が異なる場合であっても、実行命令がなされた場合(前記YESがクリックされた場合)には、そのまま処理を実行するようになっている。
【0038】
次に、3次元画像データベース26に、各モダリティの断層画像データが記憶されると、オペレータは、表示形態の選択を行う。
【0039】
具体的には、図4に示すように操作パネル表示エリア2のコントロールエリア6には、1面表示キー31及び9面表示キー32からなる表示指定キー30が設けられており、画像表示エリア1に、所望の一つの画像を表示したい場合はポインティング装置24のマウスにより1面表示キー31をクリックすると共に、ベースエリア3,マッチエリア4或いは合成エリア5の中から1面表示を行う画像を指定すべく、スタディ選択キー33をクリックする。
【0040】
また、画像表示エリア1のベースエリア3及びマッチエリア4に、それぞれ各モダリティの3体位の画像を表示すると共に、合成エリア5に各モダリティの各体位の画像の合成画像を表示したい場合は、マウスにより9面表示キー32をクリックする。
【0041】
スタディ選択キー33は、ベースエリア3の画像(ベース画像)の1面表示を指定するためのベース画像選択キー34(Base),マッチエリア4の画像(マッチ画像)の1面表示を指定するためのマッチ画像選択キー35(Match),合成エリア5の画像(合成画像)の1面表示を指定するための合成画像選択キー36(Fusion)から構成されており、CPU27は、1面表示が指定された場合は、この各選択キー34〜36の中からクリックされた選択キー34〜36に対応する1面画像を表示制御するようになっている。
【0042】
すなわち、CPU27は、1面表示キー31がクリックされるとこれを検出し、図5に示すように1面表示キー31及び9面表示キー32の下部に表示形態選択キー37を表示制御する。
【0043】
表示形態選択キー37は、第1〜第3の表示形態指定キー38〜40(A〜C)の計3つのキーで構成されており、CPU27は、断層画像の表示を行うMPR表示モード時に第1の表示形態指定キー38(A)がクリックされると、前記スタディ選択キー33で選択された画像のコロナル画像(冠状断層像)を表示制御し、MPR表示モード時に第2の表示形態指定キー39(B)がクリックされると、前記スタディ選択キー33で選択された画像のサジタル画像(矢状断層像)を表示制御し、MPR表示モード時に第3の表示形態指定キー40(C)がクリックされると、前記スタディ選択キー33で選択された画像のアキシャル画像(横断断層像)を表示制御する。
【0044】
また、CPU27は、表面画像の表示を行うサーフェース表示モード時に第1の表示形態指定キー38(A)がクリックされると、前記スタディ選択キー33で選択された画像の正面方向或いは後面方向の画像を表示制御し、サーフェース表示モード時に第2の表示形態指定キー39(B)がクリックされると、前記スタディ選択キー33で選択された画像の右方向或いは左方向の画像を表示制御し、サーフェース表示モード時に第3の表示形態指定キー40(C)がクリックされると、前記スタディ選択キー33で選択された画像の頭から足にかけての方向或いは足から頭にかけての方向の画像を表示制御する。
【0045】
一方、CPU27は、9面表示キー32がクリックされるとこれを検出し、上述の1面表示キー31がクリックされたときと同様に、1面表示キー31及び9面表示キー32の下部に表示形態選択キー37を表示制御する。
【0046】
オペレータは、この表示形態選択キー37が表示されると、ベースエリア3,マッチエリア4及び合成エリア5に表示する画像の表示形態を上述の表示形態指定キー38〜40(A〜C)をクリックして選択する。
【0047】
CPU27は、図6に示すようにMPR表示モード時に第1の表示形態指定キー38(A)がクリックされると、ベースエリア3の画像であるベース画像,マッチエリア4の画像であるマッチ画像,合成エリア5の画像である合成画像のコロナル画像を各エリア3〜4の左列(3a,4a,5a)に表示制御し、MPR表示モード時に第2の表示形態指定キー39(B)がクリックされると、ベース画像,マッチ画像,合成画像のサジタル画像を各エリア3〜4の中列(3b,4b,5b)に表示制御し、MPR表示モード時に第3の表示形態指定キー40(C)がクリックされると、ベース画像,マッチ画像,合成画像のアキシャル画像(横断断層像)を各エリア3〜4の右列(3c,4c,5c)に表示制御する。
【0048】
また、CPU27は、表面画像の表示を行うサーフェース表示モード時に第1の表示形態指定キー38(A)がクリックされると、ベース画像,マッチ画像,合成画像の正面方向或いは後面方向の画像を各エリア3〜4の左列(3a,4a,5a)に表示制御し、サーフェース表示モード時に第2の表示形態指定キー39(B)がクリックされると、ベース画像,マッチ画像,合成画像の右方向或いは左方向の画像を各エリア3〜4の中列(3b,4b,5b)に表示制御し、サーフェース表示モード時に第3の表示形態指定キー40(C)がクリックされると、ベース画像,マッチ画像,合成画像の頭から足にかけての方向或いは足から頭にかけての方向の画像を各エリア3〜4の右列(3c,4c,5c)に表示制御する。
【0049】
なお、この9面表示キー32がクリックされた場合は、前記スタディ選択キー33によるスタディの選択は行えないようになっている。
【0050】
次に、このような表示形態等の選択が終了すると、オペレータは、操作パネル表示エリア2の図7に示すレンダリングエリア7に設けられている表示モード切換キー41により、画像表示エリア1に表示する画像の表示モードを選択する。
【0051】
CPU27は、初期設定時においては、図7(a)に示すように断層画像(MPR)の表示モード(MPR表示モード)を自動的に選択するようになっており、これを示すべくレンダリングエリア7の表示モード切換キー41に「MPR」の文字を表示制御する。
【0052】
オペレータは、この初期設定された表示モードを表面画像(Surface )の表示モード(サーフェース表示モード)に変更する場合には、マウスを用いてこの表示モード切換キー41をクリックする。CPU27は、このクリックが行われると、図7(b)に示すように表示モード切換キー41に「Surface 」の文字を表示制御すると共に、閾値設定キー42(threshold )を表示制御して表示モードの切り換えを行う。
【0053】
当該医用画像処理装置においては、表面画像モードが選択された場合、以下に説明する「ボクセル法」により形成した擬似的な3次元画像を表示するようになっており、閾値設定キー42は、このボクセル法による3次元画像を形成する際に、例えばモダリティがX線CT装置であればCT値の閾値を、また、モダリティがMRI装置であればプロトン値の閾値を入力するためのキーである。
【0054】
CPU27は、この閾値設定キー42がクリックされると、前記閾値を入力するための入力パネルを形成して表示する。そして、この入力パネルに入力された閾値以下(或いは閾値以上)のCT値を有する画像を形成して表示する。これにより、例えば骨格だけの表面画像等のような所望の表面画像を得ることが可能となっている。
【0055】
当該医用画像処理装置は、3次元画像データベース26に複数枚分記憶された各モダリティの2次元的な断層画像に基づいて、上述の1面表示或いは9面表示における各画像を、擬似的な3次元画像の状態で表示するようになっている。
【0056】
サーフェース表示モード時に表示する擬似的な3次元画像は、図3に示す画像処理部22が、ボクセル法に基づいて形成するようになっており、CPU27は、患者ID等により指定された患者及びモダリティの断層画像を三次元画像データベース26から読み出すと、これを画像処理部22に供給する。
【0057】
なお、この断層画像としては、例えばモダリティがX線CT装置の場合はCT値のかたちで読み出され、MRI装置の場合はプロトン値のかたちで読み出されるようになっている。
【0058】
画像処理部22は、3次元アドレスジェネレータ及び3次元空間フィルタ,3次元論理フィルタ等の高速画像処理機能と共に、陰線,陰面処理,明度計算,投影変換等の高速グラフィクス機能を有する3次元演算用高速プロセッサで構成されている。
【0059】
画像処理部22は、例えばモダリティがX線CT装置の場合に各断層画像がCT値のかたちで供給されると、このCT値を3次元空間フィルタによりフィルタリング処理して画質改善処理を施すと共に、上述の図7(b)に示した閾値設定キー42により設定された閾値で2値化処理を行う。
【0060】
3次元演算用高速プロセッサは、この2値化処理された断層画像を、画像番号順(スライス番号順)に積層されるように、高速大容量メモリである画像記憶部23に書き込み制御する。これにより、画像記憶部23上にボクセル法による擬似的な3次元画像が形成されることとなる。
【0061】
このように画像記憶部23上に3次元画像が形成された後、図5を用いて説明した表示形態選択キー37が操作されると、CPU27が、これにより選択された表示形態を示すデータを画像処理部22に供給する。
【0062】
画像処理部22の3次元アドレスジェネレータは、選択された表示形態に応じて高速にアドレス計算を行い、このアドレスデータを3次元演算用高速プロセッサに高速転送する。3次元演算用高速プロセッサは、このアドレスデータに基づいて、画像記憶部23に記憶されている擬似的な3次元画像を読み出し、並列処理及びパイプライン処理を行うことにより、前記選択された表示形態の3次元画像を高速に形成し、これを画像表示部21に供給する。
【0063】
これにより、図5を用いて説明したように画像表示部21上に表示形態選択キー37で選択された正面方向又は後面方向の表面画像(第1の表示形態指定キー38),右方向又は左方向の表面画像(第2の表示形態指定キー39)、或いは頭から足方向又は足から頭方向の表面画像(第3の表示形態指定キー40)を表示することができる。
【0064】
なお、このサーフェース表示モード時に表示する画像はボクセル法以外の、例えば各断層画像毎の臓器等の輪郭を線図として抽出しこれらメッシュ状につなぎ合わせて表面を構成するワイヤフレーム法や、前記メッシュ表面を塗り潰し、滑らかな陰影をつけて表示するサーフェース法等を用いるようにしてもよい。
【0065】
次に、当該医用画像処理装置は、MPR表示モード時においては、画像処理部22の3次元アドレスジェネレータ及び3次元演算用高速プロセッサが、画像記憶部23に記憶されている擬似的な3次元画像に基づいて、座標点に対応した濃度値を近傍演算によって補間処理し、表示形態選択キー37で選択された表示形態の断層画像を形成する。
【0066】
これにより、表示形態選択キー37で選択された表示形態に応じて、コロナル画像,サジタル画像或いはアキシャル画像を形成して画像表示部21に表示することができる。
【0067】
次に、このように任意の表示形態により9面表示がなされると、オペレータは、マウスモードエリア8を操作して、ベースエリア3及びマッチエリア4のウインドウ値(表示画面のウインドウ幅及びウインドウレベル)の変更、ベース画像とマッチ画像の位置合わせのためのフィット点の設定、前記位置合わせのための関心領域(ROI)の設定、表示画像の回転、表示画像の平行移動、表示画像の拡大率の変更を行う。
【0068】
このマウスモードエリア8においては、図8に示すようにベースエリア3及びマッチエリア4の各画像が操作できるようになっており、合成エリア5には、この各エリア3,4の操作に応じた合成画像が表示されるようになっている。
【0069】
また、このマウスモードエリア8には、図9に示すように以下に説明するブライトモード指定キー44,フィットモード表示キー45,表示方向変更キー46,表示位置変更キー47,拡大率変更モード指定キー48からなるマウスモード指定キー43と、表示パネル49とが表示されるようになっている。
【0070】
表示パネル49には、オペレータにより操作された前記各キー44〜48に割り当てられた各モードに応じた内容のパネルが表示されるようになっている。また、この表示パネル49には、前記各キー44〜48に対応した数のタグ49aが設けられており、オペレータによりこのタグ49aが操作されると、モードはそのままでパネルの内容のみが切り換わるようになっている。
【0071】
すなわち、オペレータは、ベースエリア3或いはマッチエリア4のウインドウ幅及びウインドウレベルの調整を行う場合、マウスモードエリア8における図10に示すブライトモード指定キー44をクリックする。CPU27は、このブライトモード指定キー44がクリックされると、表示パネル49に、図10に示すようなウインドウ調整パネルを表示制御する。
【0072】
このウインドウ調整パネルには、ウインドウ調整を行う画像(エリア)を選択するためのターゲットエリア選択キー50と、ウインドウ幅変更キー51と、ウインドウ幅変更スライダ52と、ウインドウレベル変更キー53と、ウインドウレベル変更スライダ54と、キー入力表示部52a,54aが表示されるようになっている。
【0073】
ターゲットエリア選択キー50としては、ウインドウ調整を行うエリアを選択するためのベースエリア選択キー50a及びマッチエリア選択キー50bが設けられており、CPU27は、この各キー50a,50bにより選択されたエリアをウインドウ調整を行うエリアとして認識するようになっている。
【0074】
ウインドウ幅変更キー51は、各エリア3,4のウインドウ幅を調整するためのキーであり、CPU27は、早送りキー51aが操作されると、この操作時間に応じてターゲットエリア選択キー50により選択されたウインドウのウインドウ幅を広げるように表示制御し、早戻しキー51bが操作されると、この操作時間に応じてターゲットエリア選択キー50により選択されたウインドウのウインドウ幅を狭めるように表示制御する。
【0075】
また、CPU27は、高速早送りキー51cが操作されると、この操作時間に応じてターゲットエリア選択キー50により選択されたウインドウのウインドウ幅を高速で広げるように表示制御し、高速早戻しキー51dが操作されると、この操作時間に応じてターゲットエリア選択キー50により選択されたウインドウのウインドウ幅を高速で狭めるように表示制御する。
【0076】
このようなウインドウ幅の変更は、ウインドウ幅変更スライダ52或いは直接のキー入力でも行えるようになっており、オペレータは、ウインドウ幅変更スライダ52を用いてウインドウ幅の変更を行う場合、マウスを用いて該スライダ52を右方向或いは左方向にドラッギングする。
【0077】
CPU27は、スライダ52が右方向にドラッギングされると、このドラッギング量に応じてウインドウ幅を広げるように表示制御し、スライダ52が左方向にドラッギングされると、このドラッギング量に応じてウインドウ幅を狭めるように表示制御する。
【0078】
このようにウインドウ幅変更キー51或いはウインドウ幅変更スライダ52によりウインドウ幅が変更されると、CPU27は、現在のウインドウ幅を示す数値をキー入力表示部52aに表示制御する。これにより、オペレータは、現在のウインドウ幅を数値的に認識することができる。
【0079】
また、オペレータは、直接のキー入力によりウインドウ幅の変更を行う場合、この数値をキー入力によりキー入力表示部52aに直接書き込む。CPU27は、キー入力表示部52aにウインドウ幅が書き込まれると、この数値に対応するウインドウ幅となるように表示制御する。
【0080】
次に、ウインドウレベル変更キー53は、各エリア3,4のウインドウレベルを調整するためのキーであり、CPU27は、早送りキー53aが操作されると、この操作時間に応じてターゲットエリア選択キー50により選択されたウインドウのウインドウレベルを上げるように表示制御し、早戻しキー53bが操作されると、この操作時間に応じてターゲットエリア選択キー50により選択されたウインドウのウインドウレベルを下げるように表示制御する。
【0081】
また、CPU27は、高速早送りキー53cが操作されると、この操作時間に応じてターゲットエリア選択キー50により選択されたウインドウのウインドウレベルを高速で上げるように表示制御し、高速早戻しキー53dが操作されると、この操作時間に応じてターゲットエリア選択キー50により選択されたウインドウのウインドウ幅を高速で下げるように表示制御する。
【0082】
このようなウインドウレベルの変更は、ウインドウレベル変更スライダ54或いは直接のキー入力でも行えるようになっており、オペレータは、ウインドウレベル変更スライダ54を用いてウインドウ幅の変更を行う場合、マウスを用いて該スライダ54を右方向或いは左方向にドラッギングする。
【0083】
CPU27は、スライダ54が右方向にドラッギングされると、このドラッギング量に応じてウインドウレベルを上げるように表示制御し、スライダ54が左方向にドラッギングされると、このドラッギング量に応じてウインドウレベルを下げるように表示制御する。
【0084】
このようにウインドウレベル変更キー53或いはウインドウレベル変更スライダ54によりウインドウ幅が変更されると、CPU27は、現在のウインドウレベルを示す数値をキー入力表示部54aに表示制御する。これにより、オペレータは、現在のウインドウレベルを数値的に認識することができる。
【0085】
また、オペレータは、直接のキー入力によりウインドウレベルの変更を行う場合、この数値をキー入力によりキー入力表示部54aに直接書き込む。CPU27は、キー入力表示部54aにウインドウレベルが書き込まれると、この数値に対応するウインドウレベルとなるように表示制御する。
【0086】
次に、当該医用画像処理装置では、ベースエリア3或いはマッチエリア4の各画像の位置合わせを、フィット点或いはROIを設定して行うことができるようになっており、このフィット点による位置合わせ或いはROIによる位置合わせの選択は、図17に示すポイントフィットキー72,サーフェースフィットキー71を操作することで行うようになっている。そして、このポイントフィットキー72或いはサーフェースフィットキー71が操作されると、CPU27が図11に示すフィットモード表示キー45を表示制御するようになっている。このため、このフィットモード表示キー45の説明は、ポイントフィットキー72或いはサーフェースフィットキー71の説明で後述することとする。
【0087】
次に、オペレータは、ベースエリア3或いはマッチエリア4の画像の表示方向の調整を行う場合、マウスモードエリア8における図12に示す表示方向変更モード指定キー46をクリックする。CPU27は、この表示方向変更モード指定キー46がクリックされると、表示パネル49に、図12に示すような表示方向調整パネルを表示制御する。
【0088】
この表示方向調整パネルには、図6に示す画像表示エリア1の左列(A画像:各エリア3,4,5の左列の各画像)の表示方向を変更するためのプレーンAキーと、画像表示エリア1の中央列(B画像:各エリア3,4,5の中央列の各画像)の表示方向を変更するためのプレーンBキーと、画像表示エリア1の右列(C画像:各エリア3,4,5の右列の各画像)の表示方向を変更するためのプレーンCキーとからなる表示方向変更キー55が設けられている。
【0089】
CPU27は、プレーンAキーの早送りキー55aが操作されると、この操作時間に応じて画像表示エリア1の左列の各画像が時計回り方向に回転するように表示制御し、早戻しキー55bが操作されると、この操作時間に応じて画像表示エリア1の左列の各画像が反時計回り方向に回転するように表示制御する。
【0090】
また、CPU27は、プレーンAキーの高速早送りキー55cが操作されると、この操作時間に応じて画像表示エリア1の左列の各画像が時計回り方向に高速回転するように表示制御し、高速早戻しキー55dが操作されると、この操作時間に応じて画像表示エリア1の左列の各画像が反時計回り方向に高速回転するように表示制御する。
【0091】
また、CPU27は、プレーンBキーの早送りキー56aが操作されると、この操作時間に応じて画像表示エリア1の中央列の各画像が時計回り方向に回転するように表示制御し、早戻しキー56bが操作されると、この操作時間に応じて画像表示エリア1の中央列の各画像が反時計回り方向に回転するように表示制御する。
【0092】
また、CPU27は、プレーンBキーの高速早送りキー56cが操作されると、この操作時間に応じて画像表示エリア1の中央列の各画像が時計回り方向に高速回転するように表示制御し、高速早戻しキー56dが操作されると、この操作時間に応じて画像表示エリア1の中央列の各画像が反時計回り方向に高速回転するように表示制御する。
【0093】
また、CPU27は、プレーンCキーの早送りキー57aが操作されると、この操作時間に応じて画像表示エリア1の右列の各画像が時計回り方向に回転するように表示制御し、早戻しキー57bが操作されると、この操作時間に応じて画像表示エリア1の右列の各画像が反時計回り方向に回転するように表示制御する。
【0094】
また、CPU27は、プレーンCキーの高速早送りキー57cが操作されると、この操作時間に応じて画像表示エリア1の右列の各画像が時計回り方向に高速回転するように表示制御し、高速早戻しキー57dが操作されると、この操作時間に応じて画像表示エリア1の右列の各画像が反時計回り方向に高速回転するように表示制御する。
【0095】
なお、このような回転方向の調整においては、画像処理部22の3次元アドレスジェネレータ及び3次元演算用高速プロセッサが、前記回転方向に応じて画像記憶部23に記憶されている擬似的な3次元画像の高速演算を行い、これを画像表示部21に供給することで各方向の画像を表示するようになっている。
【0096】
次に、オペレータは、各エリア3,4,5の画像の表示位置の調整を行う場合、マウスモードエリア8における図13に示す表示位置変更モード指定キー47をクリックする。CPU27は、この表示位置変更モード指定キー47がクリックされると、表示パネル49に、図13に示すような表示位置調整パネルを表示制御する。
【0097】
この表示位置調整パネルには、上述の画像表示エリア1の左列,中央列,右列の各画像の表示位置を変更するための移動プレーン選択キー58と、該画像を上下左右に移動制御するための移動方向指定キー59とが設けられている。
【0098】
移動プレーン選択キー58は、移動させる画像として左列のプレーンAを選択するためのプレーンA選択キー58aと、移動させる画像として中央列のプレーンBを選択するためのプレーンB選択キー58bと、移動させる画像として右列のプレーンCを選択するためのプレーンC選択キー58cとが設けられており、CPU27は、このうちクリックされた選択キー58a〜58cにより指定されたプレーンを、移動制御を行うプレーンとして認識するようになっている。
【0099】
そして、CPU27は、右方向指定キー59aが操作されると、この操作時間に応じて、選択キー58a〜58cで選択されたプレーンのマッチエリア3のマッチ画像を右方向に移動するように表示制御すると共に、このマッチ画像の移動後に合成画像をこれに連動して移動するように表示制御する。
【0100】
また、CPU27は、左方向指定キー59bが操作されると、この操作時間に応じて、選択キー58a〜58cで選択されたプレーンのマッチエリア3のマッチ画像を左方向に移動するように表示制御すると共に、このマッチ画像の移動後に合成画像をこれに連動して移動するように表示制御する。
【0101】
また、CPU27は、高速右方向指定キー59cが操作されると、この操作時間に応じて、選択キー58a〜58cで選択されたプレーンのマッチエリア3のマッチ画像を高速で右方向に移動するように表示制御すると共に、このマッチ画像の移動後に合成画像をこれに連動して移動するように表示制御する。
【0102】
また、CPU27は、高速左方向指定キー59dが操作されると、この操作時間に応じて、選択キー58a〜58cで選択されたプレーンのマッチエリア3のマッチ画像を高速で左方向に移動するように表示制御すると共に、このマッチ画像の移動後に合成画像をこれに連動して移動するように表示制御する。
【0103】
また、CPU27は、上方向指定キー59eが操作されると、この操作時間に応じて、選択キー58a〜58cで選択されたプレーンのマッチエリア3のマッチ画像を上方向に移動するように表示制御すると共に、このマッチ画像の移動後に合成画像をこれに連動して移動するように表示制御する。
【0104】
また、CPU27は、下方向指定キー59fが操作されると、この操作時間に応じて、選択キー58a〜58cで選択されたプレーンのマッチエリア3のマッチ画像を下方向に移動するように表示制御すると共に、このマッチ画像の移動後に合成画像をこれに連動して移動するように表示制御する。
【0105】
また、CPU27は、高速上方向指定キー59gが操作されると、この操作時間に応じて、選択キー58a〜58cで選択されたプレーンのマッチエリア3のマッチ画像を高速で上方向に移動するように表示制御すると共に、このマッチ画像の移動後に合成画像をこれに連動して移動するように表示制御する。
【0106】
また、CPU27は、高速下方向指定キー59hが操作されると、この操作時間に応じて、選択キー58a〜58cで選択されたプレーンのマッチエリア3のマッチ画像を高速で下方向に移動するように表示制御すると共に、このマッチ画像の移動後に合成画像をこれに連動して移動するように表示制御する。
【0107】
これにより、各プレーンの画像を所望の位置に移動制御することができる。
【0108】
また、このような各プレーンA〜Cの画像の移動は、オペレータがマッチエリア3のマッチ画像をドラッギングすることでも行うことができるようになっている。
【0109】
オペレータは、ドラッギングにより画像の移動を行う場合、所望のプレーンのマッチエリア3のマッチ画像を上下方向或いは左右方向にドラッギングする。CPU27は、ドラッギングされたプレーンが移動を行うプレーンとして認識し、このドラッギングされたプレーンのマッチ画像を、上下方向或いは左右方向に移動するように表示制御すると共に、オペレータがマウスボタンをオフ操作した後、そのプレーンの合成画像もこれに連動して移動するように表示制御する。
【0110】
これにより、各プレーンの画像を所望の位置に移動制御することができる。
【0111】
次に、オペレータは、各エリア3,4,5の各画像の拡大率の調整を行う場合、マウスモードエリア8における図14に示す拡大率変更モード指定キー48をクリックする。CPU27は、この拡大率変更モード指定キー48がクリックされると、表示パネル49に、図14に示すような拡大率調整パネルを表示制御する。
【0112】
この拡大率調整パネルには、各画像の拡大率を変更するための拡大率変更キー60と、現在の拡大率を表示すると共に所望の拡大率をキー入力により直接入力するための拡大率表示入力部61と、各画像を各エリアの大きさに沿った拡大率で表示するためのフィットキー62とが設けられている。
【0113】
CPU27は、各エリア3,4,5のいずれかの画像が選択され、拡大率変更キー60のうち拡大キー60aがクリックされると、この操作時間に応じて前記選択されたエリアの画像を徐々に拡大して表示制御し、縮小キー60bがクリックされると、この操作時間に応じて前記選択されたエリアの画像を徐々に縮小して表示制御する。また、CPU27は、拡大率変更キー60のうち高速拡大キー60cがクリックされると、この操作時間に応じて前記選択されたエリアの画像を高速に拡大して表示制御し、高速縮小キー60dがクリックされると、この操作時間に応じて前記選択されたエリアの画像を高速に縮小して表示制御する。
【0114】
CPU27は、このように画像の拡大率を変更制御すると、その画像の現在の拡大率を拡大率表示入力部61に表示制御する。
【0115】
これにより、オペレータは、現在の拡大率を認識しながら各画像の拡大率を調整することができる。
【0116】
また、当該医用画像処理装置は、このような画像の拡大率の調整を直接キー入力により行うことも可能となっている。この場合、オペレータは、拡大率の変更を行う画像を選択し、キーボード等を用いて拡大率表示入力部61に所望の拡大率を入力する。CPU27は、この拡大率の入力がなされると、この入力された拡大率で前記選択された画像を表示制御する。
【0117】
また、このような各画像の拡大率の変更は、オペレータがドラッギングすることでも行うことができるようになっている。
【0118】
オペレータは、ドラッギングにより画像の拡大率の変更を行う場合、所望の画像(ベース画像,マッチ画像,合成画像)にカーソルを移動し、この状態でマウスを右方向或いは左方向にドラッギングする。CPU27は、カーソルが現在位置する画像が拡大率の変更を行う画像として認識し、右方向のドラッギングが行われた場合、ドラッギング量に応じてその画像を拡大して表示制御し、左方向のドラッギングが行われた場合、ドラッギング量に応じてその画像を縮小して表示制御する。
【0119】
さらに、当該医用画像処理装置は、各画像の表示領域3a〜3c,4a〜4c,5a〜5cの大きさに応じた拡大率での表示が可能となっている。この場合、オペレータは、所望の表示領域3a〜3c,4a〜4c,5a〜5cの画像を選択しフィットキー62をクリックする。
【0120】
CPU27は、フィットキー62がクリックされると、この選択された画像を、その表示領域に応じた大きさで表示制御する。これにより、いわばワンタッチで表示画像の大きさを最適な大きさに調整することができ、当該医用画像処理装置の利便性の向上を図ることができる。
【0121】
当該医用画像処理装置は、このように各画像の拡大率を調整することができるため、異なるモダリティで撮像されたベース画像及びマッチ画像をそれぞれ同じ大きさで表示されるように調整して合成することができる。このため、比較対象(ベース画像及びマッチ画像)をそれぞれ同じ大きさとしたうえで形成された合成画像に基づいて診断等を行うことができ、診断上の正確性を担保することができる。
【0122】
次に、上述の表示方向変更モード指定キー46及び表示位置変更モード指定キー47を用いた表示方向及び表示位置の変更は、微妙な表示方向の調整に用いることができるが、当該医用画像処理装置は、各エリア3〜5の画像を通常多用される表示方向に自動的に表示制御できるようになっている。
【0123】
すなわち、この表示方向の指定は操作パネル表示エリア2の図15(a)に示すビューモードエリア9で行うようになっている。
【0124】
ビューモードエリア9には、画像の正面方向(A)の表示を指定するための正面表示キー63と、画像の背面方向(P)の表示を指定するための背面表示キー64と、画像の右側面方向(R)の表示を指定するための右側面表示キー65と、画像の左側面方向(L)の表示を指定するための左側面表示キー66と、画像の頭部から足にかけての方向(H)の表示を指定するための頭表示キー67と、画像の足から頭部にかけての方向(F)の表示を指定するための足表示キー68とからなる表示方向指定キー69が設けられている。
【0125】
図15(b)に示すように正面表示キー63及び背面表示キー64は、各エリア3〜5の左列の画像の表示方向を指定するためのキーであり、CPU27は、正面表示キー63がクリックされると、各エリア3〜5の左列の各画像を正面方向の画像に表示制御し、背面表示キー64がクリックされると、各エリア3〜5の左列の各画像を背面方向の画像に表示制御する。
【0126】
また、図15(b)に示すように右側面表示キー65及び左側面表示キー66は、各エリア3〜5の中央列の画像の表示方向を指定するためのキーであり、CPU27は、右側面表示キー65がクリックされると、各エリア3〜5の中央列の各画像を右側面方向の画像に表示制御し、左側面表示キー66がクリックされると、各エリア3〜5の中央列の各画像を左側面方向の画像に表示制御する。
【0127】
また、図15(b)に示すように頭表示キー67及び足表示キー68は、各エリア3〜5の右列の画像の表示方向を指定するためのキーであり、CPU27は、頭表示キー67がクリックされると、各エリア3〜5の右列の各画像を頭から足にかけての方向の画像に表示制御し、足表示キー68がクリックされると、各エリア3〜5の右列の各画像を足から頭にかけての方向の画像に表示制御する。
【0128】
このような画像の表示方向の自動制御は、上述のようにその画像データの断層画像データにヘッダデータとして付加されている撮像位置(撮像方向)及び撮像体位に基づいて行われるようになっている。
【0129】
すなわち、上述のように図3に示す画像記憶部23には、その2次元的な各断層画像の撮像位置(撮像方向)及び撮像体位に基づいて擬似的な3次元画像が形成され記憶される。このため、CPU27は、この画像記憶部23上に形成された3次元画像の撮像方向を予め認識することができ、例えば右側面表示キー65がクリックされた場合には、この認識した撮像方向に基づいて、その3次元画像から右側面方向の画像を形成するように画像処理部22を制御する。
【0130】
これにより、各キー63〜68で指定された方向の画像を自動的に表示することができる。
【0131】
なお、画像データとして撮像位置(撮像方向)及び撮像体位のデータ持たない画像データの場合には、CPU27は、その断層画像のそのままの方向を頭から足にかけての方向として認識し、これに基づいて、指定された方向の画像を表示制御するようになっている。
【0132】
次に、このように表示方向,表示位置及び拡大率が調整されたベース画像及びマッチ画像に基づいて形成された合成画像の表示濃度は、操作パネル表示エリア2内の図16に示すフュージョンバランスエリア10に設けられた濃度調整スライダ70により調整可能となっている。
【0133】
オペレータは、合成画像を見て、マッチ画像を強調したい場合(マッチ画像の濃度を濃くした合成画像を得たい場合)、マウスにより濃度調整スライダ70を右方向に移動させる。また、ベース画像を強調したい場合(ベース画像の濃度を濃くした合成画像を得たい場合)、マウスにより濃度調整スライダ70を左方向に移動させる。
【0134】
CPU27は、初期設定状態では、マッチ画像及びベース画像の各濃度がそれぞれ同じ濃度として合成画像を表示し、濃度調整スライダ70を移動領域の中央の位置に表示制御するが、この濃度調整スライダ70がオペレータにより右方向に移動されると、この移動量に応じてマッチ画像の濃度を濃くした合成画像を形成して表示する。また、濃度調整スライダ70が左方向に移動されるとこれを検出し、この移動量に応じてベース画像の濃度を濃くした合成画像を形成して表示する。
【0135】
これにより、オペレータは、マッチ画像或いはベース画像のうち、所望の画像を強調した合成画像を得ることができ、複雑な部位等の診断を容易化することができる。
【0136】
次に、操作パネル表示エリア2内のポジションエリア11には、図17に示すようにベースエリア3及びマッチエリア4の各画像の位置合わせを関心領域(ROI)を設定して行うことを指定するためのサーフェースフィットキー71と、各エリア3,4の各画像の位置合わせを前記フィット点を設定して行うことを指定するためのポイントフィットキー72と、マッチエリア4に現在表示されている画像の元の表示方向及び表示位置を基準として算出された回転量,移動量の表示等を行うダイアログボックス(図24)の表示を指定するためのセットキー73とが設けられている。
【0137】
これらの各キー71〜73は、マッチ画像及びベース画像の位置合わせの際に、「ROIによる位置合わせ」或いは「フィット点による位置合わせ」のいずれかを選択等するためのキーであり、詳細は後述することとする。
【0138】
次に、操作パネル表示エリア2内のセーブエリア12には、画像の記録を指定するためのセーブキーが設けられており、オペレータによりこのセーブキーがクリックされると、CPU27は、現在、マッチエリア4に表示されている「マッチ画像」を図3に示す3次元画像データベース26に記憶制御する。
【0139】
これにより、所望のマッチ画像を保存しておくことができる。
【0140】
次に、図7を用いて上述した表示モード切換キー41により、断面表示モード(MPR表示モード)が選択された場合、CPU27は、画像表示エリア1に断層画像と共に該断層画像上の位置の特定等を行うための図19に示すような断面カーソルA1,A2,B1,B2,Cを表示制御すると共に、操作パネル表示エリア2内のグリッドエリア13に、図18に示す断面カーソル表示/非表示選択キー74,カーソル移動条件切換キー75,カーソル位置表示入力部76,カーソル位置変更キー77〜79を表示制御する。
【0141】
断面カーソル表示/非表示選択キー74は、断面カーソル表示キー74aと、断面カーソル非表示キー74bとで構成されており、CPU27は、断面カーソル表示キー74aがクリックされると、各断面カーソルA1,A2,B1,B2,Cを表示制御する。また、CPU27は、断面カーソル非表示キー74bがクリックされると、各断面カーソルA1,A2,B1,B2,Cを非表示制御する。
【0142】
カーソル移動条件切換キー75は、各断面カーソルA1,A2,B1,B2,Cをそれぞれ独立して移動させるか、全て同時に(同期させて)移動させるかを切り換えるためのキーであり、CPU27は、オペレータのマウス操作による指示によりこの各モードを切り換える。
【0143】
カーソル位置表示入力部76は、各断面カーソルA1,A2,B1,B2,Cの現在位置を表示すると共に、オペレータが所望のカーソル位置を直接入力する部分であり、CPU27は、以下に説明する各カーソル位置変更キー77〜79により変更されたカーソル位置を表示すると共に、オペレータにより入力されたカーソル位置に基づいてカーソル位置を変更制御する。
【0144】
カーソル位置変更キー77は断面カーソルA1,A2に、カーソル位置変更キー78は断面カーソルB1,B2に、カーソル位置変更キー79は断面カーソルCにそれぞれ対応して設けられている。
【0145】
CPU27は、オペレータによりカーソル位置変更キー77の右変更キー77aがクリックされると、この操作時間に応じて図19に示す断面カーソルA1を右方向に移動制御すると共に断面カーソルA2を下方向に移動制御し、左変更キー77bがクリックされると、この操作時間に応じて断面カーソルA1を左方向に移動制御すると共に断面カーソルA2を上方向に移動制御し、右高速変更キー77cがクリックされると、この操作時間に応じて断面カーソルA1を右方向に高速移動制御すると共に断面カーソルA2を下方向に高速移動制御し、左高速変更キー77dがクリックされると、この操作時間に応じて断面カーソルA1を左方向に高速移動制御すると共に断面カーソルA2を上方向に高速移動制御する。
【0146】
また、CPU27は、オペレータによりカーソル位置変更キー78の右変更キー78aがクリックされると、この操作時間に応じて図19に示す断面カーソルB1,B2を右方向に移動制御し、左変更キー78bがクリックされると、この操作時間に応じて断面カーソルB1,B2を左方向に移動制御し、右高速変更キー78cがクリックされると、この操作時間に応じて断面カーソルB1,B2を右方向に高速移動制御し、左高速変更キー78dがクリックされると、この操作時間に応じて断面カーソルB1,B2を左方向に高速移動制御する。
【0147】
また、CPU27は、オペレータによりカーソル位置変更キー79下変更キー79aがクリックされると、この操作時間に応じて図19に示す断面カーソルCを下方向に移動制御し、上変更キー79bがクリックされると、この操作時間に応じて断面カーソルCを上方向に移動制御し、下高速変更キー79cがクリックされると、この操作時間に応じて断面カーソルCを下方向に高速移動制御し、上高速変更キー79dがクリックされると、この操作時間に応じて断面カーソルCを上方向に高速移動制御する。
【0148】
このような断面カーソルA1,A2,B1,B2,Cを表示すると共に、それぞれ移動可能とすることにより、オペレータは、断層画像上の所望の位置を基準とした診断等を行うことができ、診断上の利便性の向上を図ることができる。
【0149】
次に、当該医用画像処理装置において、マッチ画像及びベース画像にフィット点を設定して該両画像の位置合わせを行うことにより合成画像を形成する際の動作説明をする。
【0150】
まず、例えばX線CT装置で撮像された画像に、MRI装置により撮像された画像を位置合わせし、この合成画像を表示する場合、オペレータは、これを指定して各画像の取り込みを行う。
【0151】
具体的には、CPU27は、この比較を行う各画像或いはいずれか一方の画像が3次元画像データベース26に記憶されている場合には、オペレータの指定により、3次元画像データベース26を読み出し制御し、各画像或いはいずれか一方の画像の取り込みを行う。或いは、この比較を行う各画像又はいずれか一方の画像が各装置から外部入力として供給される場合、CPU27はこれを画像入力インターフェース25を介して取り込む。
【0152】
CPU27は、このようにして各画像を取り込むと、上述のように複数の2次元的なX線断層像に基づいて図3に示す画像記憶部23上に3次元的なX線画像を形成し、これを「合わされる方の画像」である「ベース画像」とする。また、CPU27は、複数の2次元的なMRI断層像に基づいて図3に示す画像記憶部23上に3次元的なMRI画像を形成し、これを「合わせる方の画像」である「マッチ画像」とする。
【0153】
次に、画像記憶部23上に各装置の3次元的な画像が形成されると、CPU27は、画像表示部21の画像表示エリア1にこの形成した3次元画像を表示制御すると共に、操作パネル表示エリア2に上述の各キーが設けられた操作パネルを表示制御する。
【0154】
各画像の表示形態は、図4を用いて説明した1面表示キー31,9面表示キー32で選択されるようになっており、CPU27は、1面表示キー31がクリックされた場合はスタディ選択キー33で選択された画像を画像表示エリア1の全面に1面表示し、9面表示キー32がクリックされた場合は図6を用いて説明したように画像表示エリア1を9等分割し、その上段にベース画像を、中段にマッチ画像を、下段に合成画像をそれぞれ表示制御する。
【0155】
このように1面表示或いは9面表示される各画像の表示モードは、図7に示す表示モード切換キー41で選択されるようになっており、初期設定時には断面表示モード(MPR表示モード)となっている。このため、CPU27は、オペレータにより表示モードの切り換えが指定されないときには、画像記憶部23上に形成された3次元的な各画像から断層画像を形成するように画像処理部22を制御し、図21に示すようにこの形成された断層画像を9面表示制御或いは1面表示制御する。
【0156】
また、オペレータにより表示モード切換キー41がクリックされた場合、CPU27は、表示モードを、初期設定状態であるMPR表示モードから表面表示モード(Surface )に切り換え、画像記憶部23上に形成された3次元的な各画像から表面画像を形成するように画像処理部22を制御し、図1に示すようにこの形成された表面画像を9面表示制御或いは1面表示制御する。
【0157】
次に、このようにして画像表示エリア1に断層画像或いは表面画像が9面表示された場合、オペレータは、図10,図12〜図14を用いて説明したブライトモード指定キー44,表示方向変更モード指定キー46,表示位置変更モード指定キー47拡大率変更モード指定キー48を用いてウインドウ値の変更、表示方向、表示位置及び拡大率を調整し、ベース画像及びマッチ画像の表示方向,表示位置,拡大率等の調整を行う。
【0158】
次に、オペレータは、このようにしてベース画像及びマッチ画像の各調整が終了すると、各画像の位置合わせのための方法を選択する。当該医用画像処理装置においては、各画像の位置合わせをフィット点或いはROIを設定することで行うようになっている。
【0159】
まず、フィット点により各画像の位置合わせを行う場合、オペレータは、ポジションエリア11内の図17に示すポイントフィットキー72をクリックする。CPU27は、ポイントフィットキー72がクリックされると、オペレータに位置合わせの設定モードであることを示すべく、図11に示すようにマウスモードエリア8にフィットモード表示キー45を表示制御する。
【0160】
また、CPU27はこれと共に、操作パネル表示エリア2に、図20に示すようなダイアログボックスを表示する。このダイアログボックスには、ベース画像に設定されるフィット点の番号を表示するフィット点番号表示部80と、ベース画像に設定されたフィット点のXYZの各座標を表示するフィット点座標表示部82と、フィット点座標表示部82に表示されるフィット点を変更するためのフィット点変更キー81と、フィット点番号表示部80に表示されているベース画像に設定されたフィット点を解除するためのデリートキー83とが設けられている。
【0161】
また、このダイアログボックスには、マッチ画像に設定されるフィット点の番号を表示するフィット点番号表示部84と、マッチ画像に設定されたフィット点のXYZの各座標を表示するフィット点座標表示部86と、フィット点座標表示部86に表示されるフィット点を変更するためのフィット点変更キー85と、フィット点番号表示部84に表示されているマッチ画像に設定されたフィット点を解除するためのデリートキー87とが設けられている。
【0162】
また、このダイアログボックスには、ベース画像及びマッチ画像に設定された全てのフィット点を解除するためのオールデリートキー88と、フィット点の設定終了時にクリックする設定終了キー89と、このフィット点による位置合わせの開始を指定するための実行指定キー90と、このフィット点による位置合わせを中断して他の処理を行う際にクリックするキャンセルキー91とが設けられている。
【0163】
例えば、図1に示すようにベースエリア3の各領域3a〜3cにベース画像(X線CT装置の画像)として正面画像,右側面画像,頭頂部の画像が表面表示され、マッチエリア4の各領域4a〜4cにマッチ画像(MRI装置の画像)として正面画像,右側面画像,頭頂部の画像が表面表示されていたとすると、オペレータは、まず、ベース画像の眼球,耳孔等の解剖学的な特徴を有する位置に1つ或いは複数のフィット点を設定する。
【0164】
CPU27は、このフィット点が設定されると、例えば図1のフィット点F1A〜F3Aに示すようにベース画像のフィット点が設定された位置を白点等によりマーキングする。また、そのフィット点が付された順に番号を付し、この番号を図20に示すベース画像用のフィット点番号表示部80に表示制御すると共に、その番号に対応するフィット点のXYZ座標を各座標表示部82a,82b,82cに表示制御する。
【0165】
なお、各フィット点が例えば正面画像にのみ設定された場合であっても、CPU27は、右側面画像及び頭頂部の画像の対応する位置をマーキングするようになっている。
【0166】
オペレータは、現在表示されているフィット点以外のXYZ座標を確認したい場合は、図20に示す表示変更キー81をクリックする。CPU27は、この表示変更キー81のうち、上変更キー81aが1回クリックされる毎に、フィット点番号表示部80の番号を1ずつインクリメントして表示制御すると共に、この番号に応じたフィット点のXYZ座標を各座標表示部82a,82b,82cに表示制御する。
【0167】
また、CPU27は、この表示変更キー81のうち、下変更キー81bが1回クリックされる毎に、フィット点番号表示部80の番号を1ずつデクリメントして表示制御すると共に、この番号に応じたフィット点のXYZ座標を各座標表示部82a,82b,82cに表示制御する。
【0168】
これにより、オペレータは、自分で設定したフィット点のXYZ座標を確認することができる。
【0169】
また、オペレータは、このように設定したベース画像のフィット点を削除したい場合は、表示変更キー81をクリックして、削除するフィット点の番号をフィット点番号表示部80に表示すると共に、デリートキー83をクリックする。CPU27は、デリートキー83がクリックされると、フィット点番号表示部80に表示されている番号及びXYZ座標を削除する。
【0170】
このようにベース画像のフィット点の設定が終了すると、次にオペレータは、ベース画像に付したフィット点と同じマッチ画像の位置に1つ或いは複数のフィット点を設定する。この例においては、図1に示すようにマッチ画像に3つのフィット点F1B〜F3Bが設定されている。
【0171】
CPU27は、このフィット点が設定されると、そのフィット点が付された順に番号を付し、この番号を図20に示すマッチ画像用のフィット点番号表示部84に表示制御すると共に、その番号に対応するフィット点のXYZ座標を各座標表示部86a,86b,86cに表示制御する。
【0172】
オペレータは、現在表示されているフィット点以外のXYZ座標を確認したい場合は、図20に示す表示変更キー85をクリックする。
【0173】
CPU27は、この表示変更キー85のうち、上変更キー85aが1回クリックされる毎に、フィット点番号表示部84の番号を1ずつインクリメントして表示制御すると共に、この番号に応じたフィット点のXYZ座標を各座標表示部86a,86b,86cに表示制御する。
【0174】
また、CPU27は、この表示変更キー85のうち、下変更キー85bが1回クリックされる毎に、フィット点番号表示部84の番号を1ずつデクリメントして表示制御すると共に、この番号に応じたフィット点のXYZ座標を各座標表示部86a,86b,86cに表示制御する。
【0175】
これにより、オペレータは、自分で設定したフィット点のXYZ座標を確認することができる。また、上述のようにベース画像用の表示変更キー80をクリックすることによりフィット点座標表示部82に、ベース画像に設定した各フィット点のXYZ座標がそれぞれ表示されるようになっているため、オペレータは、これを見ながらマッチ画像のフィット点の設定を行うことにより、ベース画像及びマッチ画像の同じ位置に各フィット点を設定することができる。
【0176】
次に、オペレータは、このように設定したマッチ画像のフィット点を削除したい場合は、表示変更キー85をクリックして、削除するフィット点の番号をフィット点番号表示部84に表示すると共に、デリートキー87をクリックする。CPU27は、デリートキー87がクリックされると、フィット点番号表示部84に表示されている番号及びXYZ座標を削除する。
【0177】
なお、CPU27は、ベース画像のフィット点或いはマッチ画像のフィット点が削除された後に新たなフィット点が設定された場合には、この削除されたフィット点の番号をその新たなフィット点の番号として付すようになっている。
【0178】
次に、このようなフィット点の設定が終了すると、オペレータは、設定終了キー89或いは実行指定キー90をクリックする。
【0179】
CPU27は、この設定終了キー89或いは実行指定キー90がクリックされると、ベース画像に設定された各フィット点の位置が、マッチ画像に設定された対応するフィット点に一致するような座標変換行列を算出し、この座標変換行列に基づいてマッチ画像をベース画像に位置合わせして表示し、この位置合わせした両画像を合成して合成画像を形成する。
【0180】
具体的には、CPU27は、いわゆる「最小二乗法」により座標変換行列を算出するようになっており、以下の数1式に基づいてマッチ画像のフィット点PMi(i=1〜n)が所定の変換行列Tにより変換された座標であるPMi’と、これに対応するベース画像のフィット点PBi(i=1〜n)との距離(/PBiPMi)の二乗和が最小となるような座標変換行列Tを算出する。
【0181】
【数1】
この座標変換行列Tは、XYZの各軸についての回転成分と平行成分とからなり、以下の数2式で表すことができる。
【0182】
【数2】
T=Scale ・Rx(α)・Ry(β)・Rz(γ)・Tx(tx)・Ty(ty)・Tz(tz)
Scale :BaseデータとMatch データ間の拡大率
Rx(α) :X軸回り角度αの回転行列
Ry(β) :Y軸回り角度βの回転行列
Rz(γ) :Z軸回り角度γの回転行列
Tx(tx) :X軸方向への移動量txの平行移動行列
Ty(ty) :X軸方向への移動量tyの平行移動行列
Tz(tz) :X軸方向への移動量tzの平行移動行列
CPU27は、このようにして算出された座標変換行列Tに基づいてマッチ画像をベース画像に位置合わせして表示する。そして、この位置合わせした両画像を合成して合成画像を形成し、これを画像表示エリア1の合成エリア5に表示制御する。
【0183】
これにより、例えば図1に示すように、ベース画像であるX線CT装置で撮像された表面画像と、マッチ画像であるMRI装置で撮像された表面画像とを合成した合成画像を合成エリア5に表示することができる。
【0184】
このため、各画像同士を現実的かつ視覚的に比較可能とすることができ、医師等による正確な診断及び治療計画の容易化等に大きく貢献することができる。
【0185】
次に、以上の説明は、ベース画像及びマッチ画像として表面画像を選択し、これらをフィット点により位置合わせして合成する場合であったが、当該医用画像処理装置は、ベース画像及びマッチ画像として断層画像を選択し、これらをフィット点により位置合わせし合成して表示することもできる。
【0186】
この場合、オペレータは、表示モード切換キー41をクリックしてMPR表示モードを選択する。CPU27は、MPR表示モードが選択されると、画像記憶部23上に形成された3次元的な各画像から断層画像を形成するように画像処理部22を制御し、図21に示すようにこの形成された断層画像を9面表示制御或いは1面表示制御する。
【0187】
次に、このようにして画像表示エリア1に断層画像が9面表示された場合、オペレータは、図10,図12〜図14を用いて説明したブライトモード指定キー44,表示方向変更モード指定キー46,表示位置変更モード指定キー47拡大率変更モード指定キー48を用いてウインドウ値の変更、表示方向、表示位置及び拡大率を調整し、ベース画像及びマッチ画像の表示方向,表示位置,拡大率等の調整を行う。
【0188】
次に、オペレータは、図17に示すポイントフィットキー72をクリックしてフィットモードを選択し、例えば図21に示すようにベース画像及びマッチ画像にフィット点FA1〜FA4,FB1〜FB4を設定する。これにより、図20に示したダイアログボックスには、各フィット点の番号及びXYZ座標が表示される。
【0189】
次に、フィット点の設定が終了すると、オペレータは、図20に示したダイアログボックスの設定終了キー89或いは実行指定キー90をクリックする。
【0190】
CPU27は、この設定終了キー89或いは実行指定キー90がクリックされると、ベース画像に設定された各フィット点の位置が、マッチ画像に設定された対応するフィット点に一致するような座標変換行列を上述の数1式及び数2式に基づいて算出し、この座標変換行列を用いてマッチ画像をベース画像に位置合わせして表示する。そして、この位置合わせした両画像を合成することにより、図21に示すようにX線CT装置の断層画像及びMRI装置の断層画像を合成した合成画像を形成し、これを合成エリア5に表示する。
【0191】
これにより、上述と同様に各画像同士を現実的かつ視覚的に比較可能とすることができ、医師等による正確な診断及び治療計画の容易化等に大きく貢献することができる。
【0192】
次に、当該医用画像処理装置においては、このようにモダリティの異なる画像同士を位置合わせして表示した場合の、該位置合わせの「確か度」を表示することができるようになっている。
【0193】
すなわち、オペレータにより、図20に示すダイアログボックスの設定終了キー89或いは実行指定キー90がクリックされると、CPU27は、上述のようにベース画像及びマッチ画像の合成画像を表示制御すると共に、操作パネル表示エリア2に、図22に示すようなダイアログボックスを表示制御する。そして、このダイアログボックス内に、例えば「0.0001」等の「確か度」を表示制御する。
【0194】
両画像の実際のずれ量と確か度の関係は、図23のグラフに示すようになっており、この関係が予めテーブル化されてCPU27に設けられている。このため、CPU27は、両画像の位置合わせを行うと、前記テーブルを参照して「確か度」を検出し、これを前記ダイアログボックスに表示制御する。この図23のグラフから分かるように、この「確か度」が「0」に近い程、両画像の位置合わせが正確であることを示し、逆に「確か度」が「2」以上である場合は両画像の位置合わせが不正確であることを示す。
【0195】
このため、オペレータは、両画像の位置合わせ後に前記ダイアログボックスに表示される「確か度」を確認することで、その合成画像の信頼度を計ることができ、診断及び治療計画等に役立てることができる。
【0196】
なお、オペレータは、この「確か度」の確認が終了すると、前記ダイアログボックスに設けられている終了キー103をクリックする。これにより、CPU27は、前記ダイアログボックスを非表示制御して、以後指定される処理の待ち状態となる。
【0197】
次に、当該医用画像処理装置は、マッチ画像の元の表示方向及び表示位置を基準として算出された回転量,移動量の確認が可能となっており、この確認を行う場合、オペレータは、図17に示すセットキー73をクリックする。
【0198】
CPU27は、このセットキー73がクリックされると、操作パネル表示エリア2に図24に示すダイアログボックスを表示制御する。
【0199】
このダイアログボックスには、マッチ画像の元の位置を基準とした角度のずれを表示すると共に、オペレータにより所望の角度が入力される回転量表示/入力部97と、マッチ画像の元の位置を基準とした平行移動量を表示すると共に、オペレータにより所望の角度が入力される移動量表示/入力部98と、マッチ画像を現在の位置から元の位置に戻す際にクリックされるデフォルトキー99とが設けられている。
【0200】
また、このダイアログボックスには、オペレータにより回転量表示/入力部97及び移動量表示/入力部98に入力された値に応じてマッチ画像を回転及び平行移動して当該設定を終了する際にクリックされる設定終了キー100と、当該設定は終了せずに、オペレータにより回転量表示/入力部97及び移動量表示/入力部98に入力された値に応じてマッチ画像を回転及び平行移動する際にクリックされる実行キー101と、回転量表示/入力部97及び移動量表示/入力部98に入力された値を取り消す際にクリックされるキャンセルキー102とが設けられている。
【0201】
CPU27は、セットキー73がクリックされると、このダイアログボックスの回転量表示/入力部97及び移動量表示/入力部98に、それぞれXYZの各座標毎に前記角度ずれ及び平行移動量を表示制御する。
【0202】
オペレータは、この表示された角度ずれ及び平行移動量を所望の値とする場合、回転量表示/入力部97及び移動量表示/入力部98にその所望の値をキー入力し、設定終了キー100或いは実行キー101をクリックする。CPU27は、該キー100或いはキー101がクリックされると、前記入力された値に応じてマッチ画像を回転及び平行移動して表示制御する。これにより、マッチ画像の表示位置を所望の表示位置とすることができる。
【0203】
次に、当該医用画像処理装置においては、ベース画像に関心領域(ROI)を設定することにより、該ベース画像及びマッチ画像の位置合わせを行うことができるようになっている。
【0204】
このROIにより両画像の位置合わせを行う場合、オペレータは、上述のように異なるモダリティの表面画像を9面表示し、図17に示すサーフェースフィットキー71をクリックする。CPU27は、このサーフェースフィットキー71がクリックされると、操作パネル表示エリア2に、図25に示すようなダイアログボックスを表示制御する。
【0205】
このダイアログボックスには、設定するROIの形状を選択するためのROI形状選択キー92と、設定したROIを消去するためのデリートキー93と、ROIの設定終了の際にクリックされる設定終了キー94と、当該ROIによる位置合わせを解除する際にクリックされるキャンセルキー95と、設定したROIによる位置合わせの実行を指定する際にクリックされる実行キー96とが設けられている。
【0206】
なお、設定終了キー94及び実行キー96は、いずれも両画像の位置合わせ処理の実行開始を指定するキーであるが、CPU27は、設定終了キー94がクリックされた場合には、両画像の位置合わせ終了後に当該ROIの設定モードを終了し、実行キー96がクリックされた場合には、両画像の位置合わせ終了後でも当該ROIの設定モードを終了しないようになっている。
【0207】
ROIは、例えばベース画像に設定するようになっており、矩形状のROIの設定を行う場合、オペレータは、ROI形状選択キー92の矩形ROI選択キー92aをクリックする。また、円形状のROIの設定を行う場合、オペレータは、ROI形状選択キー92の円形ROI選択キー92bをクリックする。
【0208】
次に、オペレータは、ベース画像上のROIを設定する箇所の始点から終点にかけてのマウスドラッギングを行う。
【0209】
具体的には、矩形状のROIの設定を選択する場合には、オペレータは、図26(a)中点線で示すようにROIを設定する箇所の始点Oから終点Pにかけてのマウスドラッギングを行う。CPU27は、この始点Oから終点Pにかけてのマウスドラッギングが行われると、図26(a)中実線で示すように、そのドラッギングされた線を対角線とする矩形状のROIを例えば赤色で表示制御すると共に、その四隅に「ノブ」を表示制御する。
【0210】
また、円形状のROIの設定を選択する場合には、オペレータは、図26(b)中点線で示すようにROIを設定する箇所の始点Oから終点Pにかけてのマウスドラッギングを行う。CPU27は、この始点Oから終点Pにかけてのマウスドラッギングが行われると、図26(b)中実線で示すように楕円形状のROIを例えば赤色で表示制御すると共に、これを囲む四隅に「ノブ」を表示制御する。これにより、図27に示すようにベース画像の表面画像上に例えば矩形状のROIが仮設定される。
【0211】
この「ノブ」が表示されているときには、設定したROIの変形が可能となっており、オペレータは、マウスを用いてこのノブを移動すると、CPU27がこの移動量に応じてROIを変形して表示制御する。
【0212】
このように仮設定されたROIは、マウスの確定キーをクリックすることで確定するようになっており、CPU27は、該確定キーがクリックされると、赤色で表示制御しているROIを例えば黄緑色で表示制御し、図27に示す矩形状のROIを確定して設定する。オペレータは、このROIの表示色が黄緑色に変化することで、その設定されたROIの確定を認識することができる。
【0213】
この確定後に、再度ROIの変形等を編集する場合には、ROIの内部をクリックする。これにより、CPU27は、黄緑色で表示していたROIを再度赤色で表示制御する。これにより、上述のように「ノブ」を移動させて再度ROIの形状を編集することができる。
【0214】
なお、このROIによる位置合わせは、ROI内の画像の表面形状等で行われるようになっているため、オペレータにより設定されるROIの大きさは、例えば30画素以上とする等にように適当な大きさ以上に制限することが好ましい。
【0215】
次に、設定したROIを消去する場合、オペレータは、ROIの内部をクリックする。これにより、CPU27は、黄緑色で表示していたROIを再度赤色で表示制御する。
【0216】
次に、オペレータは、この赤色で表示制御されたことを確認してデリートキー93をクリックする。CPU27は、ROIの内部のクリック後にデリートキー93がクリックされると、そのROIをベース画像上から消去する。これにより、不要なROIを消去して再設定等を行うことができる。
【0217】
このようにベース画像の所望の領域にROIが設定され設定終了キー94或いは実行キー96がクリックされると、CPU27は、以下の演算式に基づいてベース画像に設定されたROI内の表面形状と、これに対応するマッチ画像の表面形状を一致させることができるような座標変換行列を算出する。
【0218】
ベース画像のROI内の表面形状と、これに対応するマッチ画像の表面形状とは、ベース画像に設定したROI内の表面にある各画素の座標から一番近いマッチ画像の表面座標までの距離の平均値或いは二乗平均値が小さい程、2つの表面形状が一致していることとなる。
【0219】
従って、CPU27は、以下の数3式或いは数4式に基づいて上述の「最小二乗法」により、ベース画像に設定したROI内の一点PBi(i=1〜n)と、この点に一番近いマッチ画像の点PMi(i=1〜n)との間の距離(/PBiPMi)の平均値或いは二乗平均値が最小となるような座標変換行列Tを算出する。
【0220】
【数3】
【数4】
この座標変換行列Tも上述と同様に、XYZの各軸についての回転成分と平行成分とからなり、以下の数5式で表すことができる。
【0221】
【数5】
T=Scale ・Rx(α)・Ry(β)・Rz(γ)・Tx(tx)・Ty(ty)・Tz(tz)
CPU27は、このようにして算出された座標変換行列Tに基づいてベース画像にマッチ画像を位置合わせして表示する。そして、この位置合わせした両画像を合成して合成画像を形成し、これを画像表示エリア1の合成エリア5に表示制御すると共に、図22に示したようなダイアログボックスにその「確か度」を表示制御する。
【0222】
これにより、例えば図27に示すように、ベース画像であるX線CT装置で撮像された表面画像と、マッチ画像であるMRI装置で撮像された表面画像とを合成した合成画像を合成エリア5に表示することができる。
【0223】
このため、各画像同士を現実的かつ視覚的に比較可能とすることができ、医師等による正確な診断及び治療計画の容易化等に大きく貢献することができる。
【0224】
なお、このROIによる両画像の位置合わせは、表面画像のみならず図21に示したような断層画像においても同様の手法により可能であることは勿論である。
【0225】
最後に、上述の実施の形態の説明では、複数枚分の断層画像データの取り込みを行うこととしたが、これは、1枚分の断層画像データのみを取り込むようにしてもよい。この場合、擬似的な3次元画像の表示は困難となるが、上述のフィット点或いはROIによる位置合わせは何等問題なく行うことができ、2次元的な合成画像による比較は可能とすることができる。
【0226】
また、座標変換行列を最小二乗法により算出することとしたが、これは例えば以下に説明する「最急降下法」,「やきなまし法」或いは「滑降シンプレックス法」等の最適化手法を用いるようにしてもよい。
【0227】
具体的には、「最急降下法」は、はじめに初期変数を与え、その点の勾配を求め、勾配が負になる(関数の山を下る)方向に変数を移動させながら最小値を算出し、この最小値となる変数を最適な変数とする方法である。また、「やきなまし法」は、関数の値が徐々に小さくなるように変数を変化させ、関数値が最小となる変数を最終的に最適な変数とする方法である。また、「滑降シンプレックス法」は、変数の組み合わせを複数設定し、関数の谷に向かって変数の配置を幾何学的に移動させ、最終的に最適な変数を求める方法である。
【0228】
そして、上述の実施の形態は、本発明のほんの一例であり、この他、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0229】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、第1のスタディの画像処理された画像、第2スタディの画像処理された画像、第1スタディと第2スタディの合成画像をそれぞれ3方向に関して表示することにより、同時に3方向からズレを確認しながら位置合わせを行うことができる。またベースエリア又はマッチエリアに表示される画像の調整に連動して合成エリアに表示される合成画像の表示を制御することにより、実際の合成画像によりズレを確認することができる。これにより第1のスタディと第2のスタディの処理画像の位置合わせを正確且つ簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る医用画像処理装置に設けられている画像表示部に、異なるモダリティの3次元的な表面画像同士が合成されて表示される様子を示す模式図である。
【図2】前記画像表示部に、合成画像等と共に表示される操作パネルを示す図である。
【図3】前記実施の形態に係る医用画像処理装置のブロック図である。
【図4】前記操作パネルのコントロールエリアを示す図である。
【図5】前記コントロールエリアに表示される、撮像画像の表示方向を指定するための表示画像選択キーを説明するための図である。
【図6】前記表示画像選択キーにより可変される、前記画像表示部に9面表示された各撮像画像の表示方向を説明するための図である。
【図7】前記操作パネルのレンダリングエリアを示す図である。
【図8】マウスのドラッギングにより、制御可能な画像表示エリアを説明するための図である。
【図9】前記操作パネルのマウスモードエリアにおける操作と表示パネルとの関係を説明するための図である。
【図10】前記マウスモードエリアにおいて行う表示画面のウインドウ幅及びウインドウレベルの設定を説明するための図である。
【図11】モダリティの異なる撮像画像同士の位置合わせを行うためのフィット点の指定を行う際に、前記マウスモードエリアに表示されるフィットモード指定キーを説明するための図である。
【図12】前記画像表示部に表示された撮像画像の表示方向を変更する際に、前記マウスモードエリアに表示される表示方向変更キーを説明するための図である。
【図13】前記画像表示部に表示された撮像画像の表示位置を変更する際に、前記マウスモードエリアに表示される表示方向変更キーを説明するための図である。
【図14】前記画像表示部に表示された撮像画像の拡大率を変更する際に、前記マウスモードエリアに表示される拡大率変更キーを説明するための図である。
【図15】前記操作パネルのビューモードエリアを示す図である。
【図16】前記操作パネルのフュージョンバランスエリアを示す図である。
【図17】前記操作パネルのポジションエリアを示す図である。
【図18】前記操作パネルのグリッドエリアを示す図である。
【図19】前記グリッドエリアにおいて行う断面カーソルの位置の変更を説明するための図である。
【図20】前記フィットモード指定キーがクリックされた際に操作パネルに表示されるフィット点の設定画面を示す図である。
【図21】前記画像表示部に、異なるモダリティの断層画像同士が合成されて表示される様子を示す模式図である。
【図22】前記フィット点(或いはROI)により位置合わせを行い合成された合成画像の位置合わせ精度を表示するダイアログボックスを示す図である。
【図23】実際の位置合わせとその正確性を説明するためのグラフである。
【図24】前記ポジションエリアに設けられているフィットオリエンテーションキーを操作することにより表示画像の回転量,移動量等を表示するダイアログボックスを示す図である。
【図25】関心領域(ROI)を設定して異なるモダリティの撮像画像同士を合成する際に、前記マウスモードエリアに表示されるダイアログボックスを示す図である。
【図26】前記ダイアログボックスを操作して設定される矩形ROI及び円形ROIを説明するための図である。
【図27】前記矩形ROIにより位置合わせされ合成された合成画像を示す図である。
【符号の説明】
1…画像表示エリア,2…操作パネル表示エリア,3…ベースエリア
4…マッチエリア,5…合成エリア,6…コントロールエリア
7…レンダリングエリア,8…マウスモードエリア,9…ビューモードエリア
10…フュージョンバランスエリア,11…ポジションエリア
12…セーブエリア,13…グリッドエリア,21…画像表示部
22…画像処理部,23…画像記憶部,24…ポインティング装置
25…画像インターフェース,26…3次元画像データベース
27…中央制御装置
Claims (10)
- 被検体の識別情報を入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力された識別情報に従って、第1スタディ及び第2スタディそれぞれの医用画像群を取り込む画像取込手段と、
この画像取込手段により取り込まれたそれぞれの医用画像群をMPR処理又はレンダリング処理を行い、前記第1スタディ及び第2スタディそれぞれについてMPR画像又はレンダリング画像を形成すると共に、前記形成された第1スタディと前記第2スタディのMPR画像又はレンダリング画像を合成して合成画像を形成する画像形成手段と、
前記第1スタディに関する3方向のMPR画像又はレンダリング画像を表示するための第1、第2、第3の表示エリアを有するベースエリア、前記第2スタディに関する3方向のMPR画像又はレンダリング画像を表示するための第1、第2、第3の表示エリアを有するマッチエリア、及び前記第1スタディと第2スタディの3方向の合成画像を表示するための第1、第2、第3の表示エリアを有する合成エリアを含む画像表示部と、
前記ベースエリアに表示される画像又は前記マッチエリアに表示される処理画像を調整するための調整手段と、
前記合成エリアの第1、第2、第3の表示エリアにそれぞれ、前記ベースエリアの第1の表示エリアに表示される処理画像と前記マッチエリアの第1の表示エリアに表示される処理画像とを合成した合成画像、前記ベースエリアの第2の表示エリアに表示される処理画像と前記マッチエリアの第2の表示エリアに表示される処理画像とを合成した合成画像、前記ベースエリアの第3の表示エリアに表示される処理画像と前記マッチエリアの第3の表示エリアに表示される処理画像とを合成した合成画像を表示し、前記調整手段による調整に連動して、前記合成エリアに表示される合成画像の表示を制御する表示制御部とを備え、
前記表示制御部は、前記入力手段により異なる被検体の識別情報が入力された場合は、前記画像表示部に警告メッセージを表示することを特徴とすることを特徴とする医用画像処理装置。 - 前記画像取込手段は、異なる撮像方式により撮像された複数の断層画像をそれぞれ取り込むことを特徴とする請求項1の医用画像処理装置。
- 前記ベースエリアに表示される前記第1スタディの処理画像と前記マッチエリアに表示される第2スタディの処理画像との位置あわせを行う位置合わせ手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の医用画像処理装置。
- 前記調整手段は、前記画像表示部に表示された処理画像の表示位置、表示方向及び拡大率のいずれかを変更することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の医用画像処理装置。
- 前記画像表示部のベースエリア及びマッチエリアに表示された各処理画像或いはいずれか一方の処理画像の所望の領域を関心領域として設定するための関心領域設定手段を有し、
前記位置合わせ手段は、前記関心領域設定手段により設定された関心領域内の画像情報が一致するように各画像の位置合わせを行うことを特徴とする請求項4記載の医用画像処理装置。 - 前記画像表示部のベースエリア及びマッチエリアに表示された各処理画像に位置合わせの基準点となるフィット点を設定するためのフィット点設定手段を有し、
前記位置合わせ手段は、前記フィット点設定手段により設定されたフィット点が一致するように各処理画像を重ね合わせることで、該各処理画像の位置合わせを行うことを特徴とする請求項3記載の医用画像処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記フィット点設定手段により設定されたフィット点の点座標を検出して画像表示部に表示し、
前記画像表示部に表示されたフィット点の点座標を、所望の点座標を入力することで変更する点座標変更手段を有し、
前記点座標変更手段によりフィット点の点座標が変更された場合、前記位置合わせ手段は、この変更された点座標のフィット点に基づいて各処理画像の位置合わせを行うことを特徴とする請求項6記載の医用画像処理装置。 - 前記表示制御部は、前記調整手段により前記マッチエリアの第1、第2、第3の表示エリアのいずれかに表示される処理画像を上下方向或いは左右方向にドラッギングすると、ドラッギングされた方向に処理画像を移動するように表示制御すると共に、ドラッギングをオフ操作した後、その方向の合成画像もこれに連動して移動するように表示制御することを特徴とする請求項1記載の医用画像処理装置。
- 前記表示制御部は、前記画像取込手段により取り込まれた医用画像群に付加された撮像方向情報又は撮像体位情報に基づいて、前記画像表示部に表示される画像の表示方向を決定することを特徴とする請求項1記載の医用画像処理装置。
- 前記表示制御部は、前記位置合わせ手段により位置合わせされた前記第1スタディ及び第2スタディの画像の確か度を前記画像表示部に表示制御することを特徴とする請求項3記載の医用画像処理装置。
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