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JP3871422B2 - 自動原稿送り装置 - Google Patents

自動原稿送り装置 Download PDF

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JP3871422B2 JP35285297A JP35285297A JP3871422B2 JP 3871422 B2 JP3871422 B2 JP 3871422B2 JP 35285297 A JP35285297 A JP 35285297A JP 35285297 A JP35285297 A JP 35285297A JP 3871422 B2 JP3871422 B2 JP 3871422B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やファクシミリなどの画像読取装置において、原稿を搬送経路に沿って所定の画像位置に搬送するための自動原稿送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動原稿送り装置として、例えば給紙トレイ上に積載してある原稿を一枚ずつ複写機本体の読取位置まで高速で搬送し、読取位置で搬送速度を切換えて原稿の画像を読み取った後、再び原稿を高速搬送して排紙トレイ上に排出するものがある。ところで、原稿の搬送制御は、原稿の先端又は後端を検出し、これらの検出信号に基づいて行われているが、原稿にファイル用のパンチ穴が設けてあると、このパンチ穴を原稿の端部と誤って検出してしまう場合があり、また原稿の搬送速度の切換え制御が正確に実行されないといった問題があった。
【0003】
このような問題を解決する手段として、例えば特開昭57−180546号に開示のものが知られている。これは原稿の先端を検出した後一定時間は原稿の後端を検出しないよう時間設定することでパンチ穴の誤検出を防止したものである。即ち、上記一定時間を、原稿の先端を検出してからパンチ穴の後端を検出までの時間よりも長く設定する一方、原稿の後端を検出するまでの時間よりも短く設定するものである。従って、原稿の先端を検出した後、仮にパンチ穴を検出したとしても設定時間内であれば、検出信号が出力することはなく、後端を誤って検出することがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動原稿送り装置にあっては、単一の検出センサによって原稿の先端と後端を検出するものであるから、原稿の先端を検出してから後端を検出するまでの間に、原稿を停止させたり原稿の搬送スピードを変化させた場合等には、上記一定時間の設定が煩雑となり、またパンチ穴を誤検出するなどして正確な搬送制御ができないおそれがあった。
【0005】
そこで本発明は、原稿の後端検出に基づいて搬送速度を制御する場合に、原稿に設けられたパンチ穴を原稿の後端と誤って検出しないようにすることを目的とする。
【0006】
また本発明は、原稿の後端を正確に検出することで、原稿の搬送制御を正確に行なえるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る自動原稿送り装置は、 搬送経路に沿って原稿を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される原稿の後端を検出する第1の検出手段と、この第1の検出手段の搬送下流側に配置されて原稿を検出する第2の検出手段とを備え、前記第1の検出手段が原稿の後端を検出した後、原稿を所定量だけ搬送してから前記第2の検出手段が検出動作を開始することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の請求項2に係る自動原稿送り装置は、前記所定量が前記第1の検出手段と前記第2の検出手段との間の搬送距離に相当する量であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項3に係る自動原稿送り装置は、前記第2の検出手段が原稿後端を検出したのに基づき、原稿の搬送を制御することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項4に係る自動原稿送り装置は、前記第2の検出手段が原稿後端を検出したのに基づき、原稿の搬送速度を切換え制御することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項4に係る自動原稿送り装置は、前記第2の検出手段が検出動作の開始時に原稿を検出した場合には、原稿後端を検出したのに基づき原稿の搬送を制御する一方、前記第2の検出手段が検出動作の開始時に原稿を検出しない場合には、第2の検出手段の検出動作の開始と同時に前記原稿の搬送を制御することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明に係る自動原稿送り装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る自動原稿送り装置の原理図を示したものである。この図において、符号2は原稿を載置するための給紙トレイ、22は給紙トレイ2から繰り出された原稿を搬送経路6に沿って搬送する搬送ローラ、S2は搬送される原稿の後端を検出するため搬送経路6に配置された第1の検出センサ、S3は第1の検出センサS2の搬送下流側に配置されて原稿の有無を検出する第2の検出センサ、5bは原稿を読み取るための画像読取手段、37は画像読取後の原稿を排出するための排紙トレイである。
【0013】
このような構成からなる自動原稿送り装置にあって、給紙トレイ2には後端側(給紙方向の上流側)にパンチ穴が開けられた原稿が積載され、一枚ずつが搬送経路6に繰り出される。繰り出された原稿は、搬送ローラ22によって搬送経路を搬送され、その際に第1の検出センサS2によって原稿後端が検出される。この後端検出に基づいてカウンタが作動し、所定パルス値に達するまでは第2の検出センサS3が原稿を検出しないようにする。所定パルス値は、例えば第1の検出センサS2を通過した原稿後端が第2の検出センサS3を通過するまでの搬送距離、又は第2の検出センサS3が原稿後端側に開けられたパンチ穴を通過するまでの搬送距離に相当する値である。また、原稿の後端が第1の検出センサ2を抜ける時から第2の検出センサ3を抜けるまで、一定のスピードで原稿を搬送することによってカウント制御を容易かつ正確に行なうことができる。従って、上記カウンタが作動している間は、第2の検出センサS3による原稿の検出が行なわれず、原稿後端のパンチ穴を通過した後に第2の検出センサS3が検出動作を開始する。第2の検出センサS3が原稿後端を検出すると、その検出信号に基づいて搬送ローラ22が高速回転に切換え制御され、画像読取手段5bによって原稿の読み取りが終了した原稿が高速で排紙される。
【0014】
図2及び図3は、上述した自動原稿送り装置の具体的構成を示したものである。この自動原稿送り装置1は、原稿を載置するための給紙トレイ2と、給紙口3の近傍に設けられた原稿給紙手段4と、原稿給紙手段4によって繰出された原稿の先端をレジストするためのレジストローラ7と、レジスト後の原稿を画像読取位置5aに搬送するための原稿搬送手段8と、画像読取位置5aと対向する複写機本体H側の画像読取手段5bで読取った後の原稿を排出するための原稿排紙手段9と、排紙経路32の途中に設けられた原稿反転手段10とを備える。給紙トレイ2に載置された原稿は画像読取位置5aに向けて順次搬送され、原稿の表面画像が読み取られたのち原稿排紙手段9によって排出されるか、又は画像読取り後に原稿反転手段10によって原稿がスイッチバックして表裏が逆転し、再び原稿搬送手段8によって画像読取位置5aに搬送されて、原稿の裏面側の画像読取りが行われる構成となっている。
【0015】
複写機本体Hは、原稿の自動送り時に画像読取手段5bで画像読取りを行うための透明ガラス11と、本などの原稿を載せ置いた時に画像読取手段5bを移動走査させて読み取るためのプラテン12とを備えている。
【0016】
給紙トレイ2は、装置本体の給紙口3に向かって傾斜して配置され、原稿幅方向に移動可能なガイド板13が設けられている。このガイド板13は原稿の幅を検出するものであり、ラックとピニオンギヤを介して可変抵抗に連結されており、幅方向に移動させた時の抵抗値により検出している。また、給紙トレイ2には給送方向の原稿長さを検出するサイズ検出センサS1が給送方向に2個配置されている。このサイズ検出センサS1は、例えばリミットスイッチや光センサ等で構成され、前記ガイド板13との組み合わせによって原稿のサイズ検出が行われる。
【0017】
原稿給紙手段4は給紙口3の近傍に設置されており、給紙トレイ2上に載置された原稿の厚さ方向に変位可能な給紙手段としての給紙ローラ14と、この給紙ローラ14を回転可能に支持するアーム15と、アーム15の他端側に位置する分離ローラ16とで構成される。給紙ローラ14は通常待機位置にあり、給紙クラッチ17aの作動により侍機位置から給紙位置に移動し、分離ローラ16の回転に従動して回転し、給紙トレイ2上の原稿を送り出す。DCモータ18の逆回転と同時に作動する給紙クラッチ17bによって分離ローラ16が回転し、分離パットとの間で原稿を一枚ずつ分離して搬送経路6に送り出す。なお、給紙ローラ14と分離ローラ16との間にはエンプティセンサ(図示せず)が設けられており、給紙トレイ2上の原稿の有無を検出している。
【0018】
上記分離ローラ16の下流側にはレジストセンサS2が配置され、さらにその近傍にレジストローラ7が配置される。レジストローラ7は、駆動ローラ20と従動ローラ21とで構成され、DCモータ18の正転によって駆動ローラ20が所定のタイミングで回転する。原稿の先端部がレジストローラ7に当接して整列され、一定時間待機後に駆動ローラ20が回転し、従動ローラ21との間に原稿を挟み込んで搬送経路6に送り込む。この実施例ではレジストセンサS2が上述した第1の検出センサを兼ねており、原稿の後端が通過した時に後端検出信号を出力する。なお、第1の検出センサS2が原稿の後端側に開けられたパンチ穴を原稿後端と誤検出しないために、検出信号の出力から所定のパルス数を設定しておき、その間に原稿の後端を再び検出したときには前記検出信号をパンチ穴の検出としてキャンセルし、後の検出信号に基づいてカウンタを作動させる。
【0019】
原稿搬送手段8は、原稿を捲回搬送する搬送ローラ22と、この搬送ローラ22の周面上に配置されたピンチローラ23,24とで構成され、搬送ローラ22とピンチローラ23,24との間で原稿をグリップして画像読取位置5aに搬送する。
【0020】
画像読取位置5aの上流近傍にはリードセンサS3が配置される。このリードセンサS3は、上述した第2の検出センサを兼ねており、画像読取り前に原稿の搬送を一旦停止して待機させるための先端検出と共に、画像読取り後に原稿の搬送を高速搬送に切換えるための後端検出を行なう。画像読取位置5aの直前で待機している原稿は、複写機本体H側からの読取開始信号によって再び搬送を開始し、透明ガラス11の面上を通過する際に画像読取手段5bにより原稿の画像読み取りが行われる。
【0021】
原稿排紙手段9は、前記給紙トレイ2の下側に配設された排紙トレイ37と、この排紙トレイ37上に排出原稿を導くための上下一対のガイド35と、このガイド35の先端側に配置された一対の排紙ローラ36とを備える。排紙ローラ36は、前記搬送ローラ22と共通のパルスモータ25によって同一速度での回転となっている。なお、排紙ローラ36の近傍には排紙センサS5が配置され原稿の排出完了を検出する。
【0022】
原稿反転手段10は、排紙経路32から分岐して設けられたスイッチバック路29に導き入れるための導入ガイド27と、その近傍に配置された一対の反転ローラ28とを備える。反転ローラ28は、DCソレノイド33によって開閉する他、DCモータ18によって正転・逆転が可能であり、反転ローラ28の正転と逆転によって原稿の搬送方向を先端側から後端側にスイッチバックさせてから送り出す。なお、反転ローラ28の近傍には反転センサS4が配置されている。
【0023】
また、前記原稿反転手段10の入口近傍と、原稿排紙手段9の入口近傍にそれぞれ原稿の搬送方向を切り替えるフラッパ38,39が配設されている。これらのフラッパ38,39はDCソレノイド40によって切り替えが可能であり、第1のフラッパ38は、画像読取位置5aから搬送される原稿を原稿反転手段10に切り替えるためのもの、また第2のフラッパ39は原稿排紙手段9と画像読取位置5a側に続く搬送経路とを切り替えるためのものである。
【0024】
さらに、この実施例ではレジストローラ7と搬送ローラ22に圧接するピンチローラ23との間に搬送経路6から下方側に分岐した原稿退避路41が形成されている。この原稿退避路41は、常時は上方側にバネ付勢されて先端が搬送経路6内に突出するフラッパ42と、このフラッパ42の下面との間で湾曲状の退避パスを形成するガイド板43とで構成される。フラッパ42は、その上を原稿が搬送される時に下方側に押されて搬送経路6から没する一方、原稿がない時にはフラッパ42の先端が搬送経路6内に突出して退避パスが開放されている。
【0025】
次に、上記自動原稿送り装置の作用を図4のフローチャートに基づいて説明する。先ず、給紙トレイ2上に原稿をセットするとエンプティセンサS6がオンして原稿の有無を検出する。サイズ検出センサS1によって検出された搬送方向のサイズと、可変ボリュームの変動から検出された幅方向のサイズから直ちに原稿サイズが検出され、複写機本体H側に原稿サイズを示す信号が送られる。複写機本体H側のスタートボタンをオンすると、給紙クラッチ17a、17bが作動してDCモータ18が正転し始める。このDCモータ18の正転によって給紙ローラ14のアーム15を回動させると共に、分離ローラ16及び給紙ローラ14を回転させて、給紙トレイ2上にセットされた原稿のうち最上位の原稿を分離して送り出す。
【0026】
原稿の送り出しによってレジストセンサS2が原稿の先端を検出し、レジストセンサS2の検出から所定時間後にDCモータ18が停止して原稿の送り出しがストップすると同時に、レジストローラ7に原稿の先端を突き当てて整合する。DCモータ18の停止から所定時間後に給紙クラッチ17bがオンし、レジストローラ7による原稿のニップ搬送が開始されると共に、パルスモータ25が回転を開始し、レジストローラ7から受け渡された原稿を搬送ローラ22とピンチローラ23,24とによって給送する。
【0027】
原稿の先端がリードセンサS3によって検出されると所定時間後にパルスモータ25及び給紙クラッチ17bが停止し、原稿の搬送がストップして読取り待機状態となる。次に複写機本体Hからの読取開始信号によってパルスモータ25が再び回転を始め、搬送ローラ22を駆動して原稿読取部5bに原稿を読取速度で搬送し、原稿表面の画像読取りが開始される。
【0028】
画像読取りに伴なう原稿の搬送によって原稿の後側エッジがレジストセンサS2で検出されるとレジストセンサS2がオフし、搬送パルスカウンタがクリアされると同時に搬送パルスのカウントが開始される。このカウント開始と同時に、所定カウント値内にレジストセンサS2が再び原稿を検出したか否かが監視される。所定カウント値は、原稿に設けられたパンチ穴の直径に相当するパルス数である。従って、所定カウント値内にレジストセンサS2が再びオンした場合には、先のエッジ検出はパンチ穴を検出したものとして判断される一方、所定カウント値内にレジストセンサS2がオフ状態を保持する場合には先のエッジ検出は原稿の後端を検出したものと判断される。
【0029】
レジストセンサS2が原稿の後端を検出すると、今度は搬送パルスカウント値がリードセンサS3の検出開始カウント値に達したか否かが判断される。この検出開始カウント値は、前記レジストセンサS2とリードセンサS3間の原稿搬送距離に相当するパルス量あるいは原稿に設けられたパンチ穴の後端がリードセンサS3を通過するのに要するパルス数である。このように、リードセンサS3の検出を少なくともパンチ穴を通過した位置から開始することで、リードセンサS3が原稿のパンチ穴を原稿後端と誤って検出することがなくなり、搬送速度制御が確実となる。
【0030】
上記リードセンサS3の検出開始カウント値を、レジストセンサS2とリードセンサS3との間の搬送距離に相当する搬送パルス量に設定した場合、リードセンサS3の検出動作開始時には原稿の後端が既にリードセンサS3を通過していて原稿を検出しない場合があるが、この時にはリードセンサS3の検出動作開始と同時に搬送ローラ22の回転速度を切換えるための制御を行なう。また、原稿搬送時の僅かなスリップ等によってリードセンサS3の検出動作開始時には原稿が通過し切らず検出した場合には、リードセンサS3の検出動作開始後に原稿後端を検出してオフ動作したのに基づき搬送ローラ22を切換え制御する。
【0031】
上記リードセンサS3が原稿の後端を検出すると、その後原稿読取速度で所定量原稿を搬送した後、パルスモータ25の回転数が切換えられて搬送ローラ22が高速回転し、画像読取り後の原稿が排紙トレイ37上に高速搬送される。一方、上記原稿の読取り中に給紙クラッチ17a,17bがオンし、DCモータ18が正転を始める。そして、給紙ローラ14のアーム15が回動し、分離ローラ16及び給紙ローラ14が回転して、給紙トレイ2上にセットされた原稿のうち最上位の原稿(後続原稿)が送り出され、レジストローラ7によって整合される。さらに、先行原稿の後端が画像読取位置5bを抜けた時点で、後続原稿の先端がピンチローラ23にニップされた状態となる。
【0032】
上述した画像読取り後の原稿が高速で排出されるのと同時に、後続原稿は搬送ローラ22によって高速搬送され、原稿の先端がリードセンサS3に検出された後その位置で待機する。なお、排紙トレイ37の入口で待機している先行原稿は、後続原稿の読取りが開始されると同時に搬送ローラ22と同一速度で回転する排紙ローラ36によって排紙トレイ37上に読取速度で排出される。
【0033】
なお、上記実施例ではリードセンサS3が原稿後端を検出した後の原稿の搬送制御手段として、原稿の搬送速度を切換え制御する場合について説明したが、この発明は前記制御手段に限定されるものではなく、原稿後端検出に基づき実行される各種の原稿搬送制御に適用可能である。また、上記の実施例では第1の検出手段としてレジストセンサS2を、第2の検出手段としてリードセンサS3を用いた場合について説明したが、検出手段としてこれらのセンサ以外のものを用いることも可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る自動原稿送り装置によれば、搬送経路の上流側と下流側に原稿の後端を検出する第1及び第2の検出手段をそれぞれ配置し、第1の検出手段が原稿の後端を検出した後、原稿を所定量だけ搬送してから前記第2の検出手段が検出動作を開始するようにしたから、原稿の後端検出を基にして原稿の搬送スピードを制御する場合に、原稿に設けられたパンチ穴を原稿の後端であるとして誤って検出するといったことがない。
【0035】
また、本発明に係る自動原稿送り装置によれば、前記第2の検出手段が原稿後端を検出したのに基づいて原稿の搬送を制御するようにしたから、原稿の搬送制御を正確に実行することができ、結果的に時間的ロスのない効率的な自動原稿搬送ができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動原稿送り装置の原理図である。
【図2】本発明に係る自動原稿送り装置の全体概略図である。
【図3】本発明に係る自動原稿送り装置の要部拡大図である。
【図4】原稿の搬送制御を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置
2 給紙トレイ
6 搬送経路
22 搬送ローラ
37 排紙トレイ
S2 レジストセンサ(第1の検出手段)
S3 リードセンサ(第2の検出手段)
5b 画像読取手段

Claims (5)

  1. 搬送経路に沿って原稿を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される原稿の後端を検出する第1の検出手段と、
    この第1の検出手段の搬送下流側に配置されて原稿を検出する第2の検出手段とを備え、
    前記第1の検出手段が原稿の後端を検出した後、原稿を所定量だけ搬送してから前記第2の検出手段が検出動作を開始することを特徴とする自動原稿送り装置。
  2. 前記所定量は、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段との間の搬送距離に相当する量であることを特徴とする請求項1記載の自動原稿送り装置。
  3. 前記第2の検出手段が原稿後端を検出したのに基づき、原稿の搬送を制御することを特徴とする請求項1記載の自動原稿送り装置。
  4. 前記第2の検出手段が原稿後端を検出したのに基づき、原稿の搬送速度を切換え制御することを特徴とする請求項3記載の自動原稿送り装置。
  5. 前記第2の検出手段が検出動作の開始時に原稿を検出した場合には、原稿後端を検出したのに基づき原稿の搬送を制御する一方、
    前記第2の検出手段が検出動作の開始時に原稿を検出しない場合には、第2の検出手段の検出動作の開始と同時に前記原稿の搬送を制御することを特徴とする請求項1記載の自動原稿送り装置。
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