JP3871096B2 - Combined integrated heat exchanger of evaporator, absorber and subcooler, and manufacturing method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願の発明は、吸収冷凍機において使用される蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器とその製造方法に関し、特に熱交換性能に優れ、構造の小型化が可能な蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器と該熱交換器の安価で、高品質がもたらされる製造方法に関する。
【0002】
【従来技術、発明が解決しようとする課題】
吸収冷凍機の蒸発器、吸収器、過冷却器等は、従来、管式熱交換器により構成されることが多く、これら管式熱交換器が、単胴型もしくは双胴型吸収冷凍機の胴体内に設置されるか、もしくは胴体外に独立して設置され、相互の間は、胴体内の通路か、もしくは配管により接続されている。
【0003】
このため、吸収冷凍機の製造に当たっては、蒸発器、吸収器、過冷却器等の各熱交換器を別々に製作した上、これらを個別に胴体内もしくは胴体外に取付け、固定し、その後、所要の配管施工をし、さらに、仕切り板を取付けるなど、多くの追加工が必要であり、これらの熱交換器の製作、組付け、ひいては吸収冷凍機の熱交換器部分の製造に手間を要し、しかも構造が大型化、複雑化するなどの問題が生じていた。
【0004】
本出願人は、先に、これらの問題点を解決すべく、以下に述べるような蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器の発明について、特許出願を行なった(特願平9−34963号)。
【0005】
すなわち、この発明は、蒸発器、吸収器および過冷却器が、それぞれ多板式熱交換器により構成されており、該多板式熱交換器は、両面に凹凸加工を施した2枚の板状体を互いに重ね合わせて形成した素子を複数重ね合わせ、各素子の内側の空間を一方の熱伝達媒体を通過させるための通路とし、各素子間の空間を他方の熱伝達媒体を通過させるための通路として形式され、過冷却器は、蒸発器もしくは吸収器の上部に連設されて一体的に形成され、吸収器と、前記一体的に形成された蒸発器および過冷却器とは、仕切り板により隔てられてケーシング内に収容され、これらが一体に組み付けられて後、ロウ付けされたことを特徴とする蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型多板式熱交換器である。
【0006】
先のこの発明によれば、前記のような問題点を十分満足できる程度に解決できる反面、蒸発器において生成される蒸発冷媒(冷媒蒸気)の保有する熱の回収が未だ十分とはいえず、過冷却器を出る凝縮冷媒の温度が十分に下がり切らないので、ブラインの冷却性能および蒸発冷媒の吸収性能が十分に満足できるものとはいえず、改善すべき点が残されていた。
【0007】
また、過冷却器がその上部に連設されない側の蒸発器もしくは吸収器の上部には、無駄な空間が生じており、それだけ熱交換器の構造が大型化していたので、今なお小型化の余地が残されていた。
【0008】
そこで、これらの問題点を解決できる蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器として、熱交換器のケーシングが、2つのケーシング部分からなり、該2つのケーシング部分が、上方の連通口を介して連通され、該連通口より下方の断熱間隙を介して隔てられ、該2つのケーシング部分のうちの一方のケーシング部分に、蒸発器が収容され、該2つのケーシング部分のうちの他方のケーシング部分に、吸収器が収容され、過冷却器が、前記連通口を横切って、前記蒸発器の上部と前記吸収器の上部とにまたがるようにして横置きに配設された構造のものが考えられる。
【0009】
このような構造の蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器は、前記の問題点を解決して、熱交換性能の向上と構造の小型化、ひいては、吸収冷凍機の成績係数の向上と、さらなる構造の小型化とを可能にするものである。
【0010】
本願の発明は、このような優れた効果を奏する構造の蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器と該熱交換器の安価で、高品質がもたらされる製造方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および効果】
本願の発明は、前記のような課題を解決した蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器とその製造方法に係り、その請求項1に記載された発明は、組合せ一体型熱交換器のケーシングが、2つのケーシング部分からなり、前記2つのケーシング部分が、上方の連通口を介して連通され、該連通口より下方の断熱間隙を介して隔てられ、前記2つのケーシング部分のうちの一方のケーシング部分に、蒸発器が収容され、前記2つのケーシング部分のうちの他方のケーシング部分に、吸収器が収容され、過冷却器が、前記連通口を横切って、前記蒸発器の上部と前記吸収器の上部とにまたがるようにして横置きに配設された蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器の製造方法において、次の(1)〜(5)の工程からなることを特徴とする蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器の製造方法である。
(1)前記2つのケーシング部分のそれぞれを構成するタンクと、該タンクの開口部に蓋をするプレートとを各2種類用意し、各プレートの一側部には、前記連通口を開口形成する。
(2)前記一方のケーシング部分の構成要素である前記プレートと前記蒸発器のコア部分とをロウ付けにより一体化した第1の組立体と、
前記他方のケーシング部分の構成要素である前記プレートと前記吸収器のコア部分とをロウ付けにより一体化した第2の組立体と、
前記一方のケーシング部分の構成要素である前記タンクに、凝縮冷媒の噴霧管等の所要管類をロウ付けにより一体に固着した第3の組立体と、
前記他方のケーシング部分の構成要素である前記タンクに、濃吸収液の噴霧管や希吸収液の出口管等の所要管類をロウ付けにより一体に固着した第4の組立体と、
前記過冷却器が、ロウ付けにより一体に組み立てられた偏平な熱交換器により構成されてなる第5の組立体とを用意する。
(3)前記第1の組立体と前記第2の組立体との各プレート同志を対面させて、これら両組立体をロウ付けにより一体に固着して組み立てる。
(4)前記第5の組立体を、工程(3)の一体組立体における各プレートに開口形成された連通口を横切るようにして配置し、残りの前記第3の組立体および前記第4の組立体を組付けて、組合せ一体型熱交換器を仮組立する。
(5)工程(4)の仮組立体における各組立体相互間の当接部を、ロウ付けされた部分を除いて、ティグ溶接する。
【0012】
請求項1に記載された発明は、前記のように構成されており、蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器が、次のような構造からなっている。
すなわち、熱交換器のケーシングが、2つのケーシング部分からなり、該2つのケーシング部分が、上方の連通口を介して連通され、該連通口より下方の断熱間隙を介して隔てられ、該2つのケーシング部分のうちの一方のケーシング部分に、蒸発器が収容され、該2つのケーシング部分のうちの他方のケーシング部分に、吸収器が収容され、過冷却器が、前記連通口を横切って、前記蒸発器の上部と前記吸収器の上部とにまたがるようにして横置きに配設されている。
【0013】
この結果、過冷却器の伝熱面積を十分に取ることが可能になり、該過冷却器内を流れる凝縮冷媒と蒸発器において生成される蒸発冷媒とは、直交対向流形式の熱交換をなすことができ、連通口より下方の断熱間隙により、蒸発器と吸収器との間に熱移動が生じることもないので、各熱交換器部分における熱交換性能が向上し、蒸発器におけるブラインの冷却性能が向上するとともに、吸収器における蒸発冷媒の吸収が促進されて、吸収冷凍機の成績係数が向上する。
【0014】
また、蒸発器と吸収器の上方の空間領域に空きスペースが生ずることがなくなり、スペース効率が向上して、蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器のさらなる構造の小型化、ひいては、吸収冷凍機のさらなる構造の小型化が可能になる。
【0015】
また、2つのケーシング部分の連通口を横切って、蒸発器の上部と吸収器の上部とにまたがるようにして横置きに配設される過冷却器は、エリミネータとしての機能を奏し、蒸発器において生成される蒸発冷媒に含まれる液滴を分離して、蒸発冷媒が液滴を伴って蒸発器を出て行くのを防止し、また、吸収器において噴霧される吸収液が、その跳ね返りにより蒸発器側に混入するのをよく防止する。
【0016】
さらに、前記のような種々の効果を奏する蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器の製造方法が、前記工程(1)ないし(5)により構成されている。 この結果、ロウ付け手段を用いて製造された第1の組立体ないし第5の組立体を用意し、第1の組立体と第2の組立体をロウ付けにより一体に固着し組み立てた後、この一体組立体に残りの第3の組立体ないし第5の組立体を組み付けて、組合せ一体型熱交換器を仮組立し、当接部(ロウ付けされた部分を除く)をティグ溶接することにより、一挙に蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器を製造することができるので、生産性が向上して、製造コストを低減することができる。
【0017】
また、蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器を構成する主要部品を5つの組立体に集約し、これら5つの組立体を製造した後、これら5つの組立体を組み合わせて、最終製品に仕上げていくので、不良品が発生する割合がきわめて少なく、堅牢でもあり、高品質の蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器が得られる。
【0018】
さらに、請求項2記載のように請求項1記載の発明を構成することにより、蒸発器と吸収器とは、多板式熱交換器により構成され、過冷却器は、フィン・アンド・チューブ式熱交換器により構成されるので、ロウ付け手段を用いて、これら個々の熱交換器の製作を容易に行なうことができる。
【0019】
請求項3に記載された発明は、蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器において、熱交換器のケーシングが、2つのケーシング部分からなり、前記2つのケーシング部分が、上方の連通口を介して連通され、該連通口より下方の断熱間隙を介して隔てられ、前記2つのケーシング部分のうちの一方のケーシング部分に、蒸発器が収容され、前記2つのケーシング部分のうちの他方のケーシング部分に、吸収器が収容され、過冷却器が、前記連通口を横切って、前記蒸発器の上部と前記吸収器の上部とにまたがるようにして横置きに配設されたことを特徴とする蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器である。
【0020】
請求項3に記載された発明は、前記のように構成されるので、熱交換器のケーシングが、2つのケーシング部分からなり、これら2つのケーシング部分が、上方の連通口を介して連通され、該連通口より下方の断熱間隙を介して隔てられ、過冷却器が、前記連通口を横切って、蒸発器の上部と吸収器の上部とにまたがるようにして横置きに配設される。
【0021】
この結果、過冷却器の伝熱面積を十分に取ることが可能になり、過冷却器の内部を流れる凝縮冷媒と蒸発器において生成される蒸発冷媒との熱交換が十分に行われるようになって、熱交換性能が向上し、過冷却器出口の凝縮冷媒の温度を低減することができるので、蒸発器におけるブラインの冷却性能が向上し、吸収器における蒸発冷媒の吸収が促進されて、吸収冷凍機の成績係数が向上する。
【0022】
また、2つのケーシング部分は、それらの連通口より下方の断熱間隙を介して隔てられているので、蒸発器と吸収器との間に熱移動が生じることがなく、蒸発器におけるブラインの冷却性能および吸収器における蒸発冷媒の吸収効率を良好に維持することができる。
【0023】
また、蒸発器と吸収器の上方の空間領域に空きスペースが生じることがなくなり、スペース効率が向上して、蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器のさらなる構造の小型化、ひいては、吸収冷凍機のさらなる構造の小型化が可能になる。
【0024】
さらに、2つのケーシング部分の連通口を横切って、蒸発器の上部と吸収器の上部とにまたがるようにして横置きに配設される過冷却器は、エリミネータとしての機能を奏し、蒸発器において生成される蒸発冷媒に含まれる液滴を分離して、蒸発冷媒が液滴を伴って蒸発器を出て行くのを防止し、また、吸収器において噴霧される吸収液が、その跳ね返りにより蒸発器側に混入するのをよく防止する。
【0025】
また、請求項4記載のように請求項3記載の発明を構成することにより、過冷却器は、2つのケーシング部分の連通口の下縁に支持されるので、過冷却器の取付が容易になるとともに、堅牢になる。
【0026】
また、請求項5に記載のように請求項3または請求項4記載の発明を構成することにより、過冷却器は、該過冷却器内を流れる凝縮冷媒と蒸発器において生成される蒸発冷媒とが直交対向流形式の熱交換をなすようにして、配設されるので、これら両流体間の熱交換がさらに十分に行なわれ、熱交換性能がさらに向上して、蒸発器におけるブラインの冷却性能、吸収器における蒸発冷媒の吸収効率、ひいては、吸収冷凍機の成績係数がさらに向上する。
【0027】
さらに、請求項6に記載のように請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の発明を構成することにより、蒸発器と吸収器とは、多板式熱交換器により構成されるので、ロウ付け等の手段によって、これら個々の熱交換器の製作およびこれら熱交換器のケーシングへの組付けを容易に行なうことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図18に図示される本願の請求項1および請求項2に記載された発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器の正面カバー部分を切除して見た正面図、図2は、図1のII−II線で切断した断面図、図3は、図1のIII−III線で切断した断面図、図4は、図1のIV−IV線で切断した断面図、図5は、図1の部分拡大図、図6は、図1の組合せ一体型熱交換器のケーシングを構成する一方のケーシング部分の構成要素であるタンクの縦断面図、図7は、図6の右側面図、図8は、図6のVIII−VIII線で切断した断面図、図9は、同一方のケーシング部分の構成要素であるプレートの縦断面図、図10は、図9の右側面図、図11は、図1の組合せ一体型熱交換器のケーシングを構成する他方のケーシング部分の構成要素であるタンクの縦断面図、図12は、図11の左側面図、図13は、図11のXIII−XIII線で切断した断面図、図14は、同他方のケーシング部分の構成要素であるプレートの縦断面図、図15は、図14の左側面図、図16は、図1の組合せ一体型熱交換器の一製造工程を示す図、図17は、同他の製造工程を示す図、図18は、図1の部分拡大図であって、ティグ溶接による接合状態を示す図である。
【0029】
図1ないし図4に図示されているように、本実施形態における蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器1は、そのケーシング2が、2つのケーシング部分3、4からなり、これら2つのケーシング部分3、4は、後述するプレート3b 、4b の上方部に形成された矩形開口(上方の連通口)3c 、4c を介して連通され、該矩形開口3c 、4c より下方の断熱間隙Bを介して隔てられている。
【0030】
2つのケーシング部分3、4は、実際には、それぞれタンク3a 、4a と、これらのタンク3a 、4a の開口部に蓋をする恰好のプレート3b 、4b との組合せからなっている。
【0031】
タンク3a 、4a は、絞り加工により形成され、タンク4a の深さは、タンク3a の深さより深い。タンク3a 、4a の詳細構造が、図6〜8、図11〜13に図示されている。
【0032】
プレート3b 、4b は、略同じ形状、同じ大きさのものであって、プレス加工により形成され、その図1において上方の紙面と直交する方向には、図5、図9、図10、図14および図15により良く図示されているように、細長い矩形の開口3c 、4c が形成されている。図9、図10、図14および図15は、プレート3b 、4b の詳細構造をそれぞれ示している。
【0033】
開口3c の内周縁には、起立片3d が折曲形成されていて、該起立片3d は、開口4c の内周縁に丁度嵌合する。このように、起立片3d の有無の点で、プレート3b 、4b の形状は異なっているが、その他の点においては、プレート3b 、4b の形状に異なるところはない。
【0034】
したがって、図1に図示されるように、これらのプレート3b 、4b が背中合わせになるようにして、2つのケーシング部分3、4が連結されると、開口3c の内周縁の起立片3d は、開口4c の内周縁に嵌合し、ケーシング部分3、4の内部上方の空間領域A3 、A4 は、該開口3c の内周縁の起立片3d のリング状通路を介して直接連通させられる。
【0035】
また、開口3c 、4c より下方のプレート3b 、4b の各壁面部分は、わずかの隙間からなる断熱間隙Bを介して対面させられている。20、20は、該断熱間隙Bを所定間隔に保つために、プレート3b 、4b の下部の2個所にそれぞれ形成された突起である(図10、図15参照)。
【0036】
このようにして、2つのケーシング部分3、4から組み立てられたケーシング2のうちの一方のケーシング部分3には、蒸発器5が収容され、他方のケーシング部分4には、吸収器6が収容されている。これらの蒸発器5および吸収器6は、詳細には図示されていないが、多板式熱交換器により構成されている。
【0037】
過冷却器7は、2つのケーシング部分3、4の上方の連通口に相当するプレート3b の開口3c 、4c を横切って、蒸発器5の上部と吸収器6の上部とにまたがるようにして横置きに配設されている。該過冷却器7は、図1および図2に図示されるように、偏平なラジエータタイプのフィン・アンド・チューブ式熱交換器により構成されている。
【0038】
また、過冷却器7は、その図1において中央よりやや右方の部分が、プレート3b の開口3c の下縁に支持され、その左方のヘッダ部分が、凝縮冷媒の入口管7a を介してタンク4a の底壁に支持され、また、その右方のヘッダ部分が、凝縮冷媒の出口管7b を介してタンク3a の底壁に支持されている。凝縮冷媒の入口管7a 、出口管7b は、各タンク4a 、3a の底壁を気密に貫通している。
【0039】
一方のケーシング部分3内において、過冷却器7の右方部分と蒸発器5との間の空間内には、過冷却器7を出て膨張弁8により減圧させられた凝縮冷媒の噴霧管9が、タンク3a の底壁を気密に貫通して取り付けられている。この噴霧管9は、図3に図示されるように、T字管をなしており、その先端の図3において上下に分岐した管部分から、蒸発器5上に均一に凝縮冷媒を噴霧する。
【0040】
また、他方のケーシング部分4内において、過冷却器7の左方部分と吸収器6との間の空間内には、図示されない再生器を出て濃縮された濃吸収液の噴霧管10が、タンク4a の底壁を気密に貫通して取り付けられている。この噴霧管10も、図3に図示されるように、T字管をなしており、その先端の図3において上下に分岐した管部分から、吸収器6上に均一に濃吸収液を噴霧する。
【0041】
蒸発器5には、ブラインが、その下方の入口管11から流入し、その上方の出口管12から流出する。この間に、噴霧管9から噴霧される凝縮冷媒により蒸発熱を奪われて、冷却される。
【0042】
吸収器6には、冷却水が、その下方の入口管13から流入し、その上方の出口管14から流出する。この間に、噴霧管10から噴霧される濃吸収液が、蒸発器5において生成された蒸発冷媒(冷媒蒸気)を吸収しつつ、希吸収液となって、ケーシング部分4の底部に溜まる。該底部に溜まった希吸収液は、出口管15を経て次段の再生器へと送られる。
【0043】
蒸発器5において生成された蒸発冷媒(温度10°C)は、次段の吸収器6に移行して濃吸収液に吸収される前に、先ず、ケーシング部分3の上方の空間領域A3 内において、過冷却器7の右方部分内を流れる凝縮冷媒と直交する方向に流れて、これと熱交換を行なう。
【0044】
次いで、ケーシング部分4の上方の空間領域A4 内において、過冷却器7の左方部分内を流れる凝縮冷媒と直交する方向に流れて、これと熱交換を行なう。このようにして、蒸発冷媒と凝縮冷媒との間で、直交対向流形式による熱交換が行なわれる。
【0045】
この間に、凝縮冷媒の温度は、入口における50°Cから、出口における35°Cにまで低下させられる。この温度は、従来の組合せ一体型熱交換器が使用される場合に比べて、数度低くなっており、それだけ蒸発器5におけるブラインの冷却性能が向上されている。
【0046】
他方、過冷却器7の右方部分を出た蒸発冷媒の温度は20°Cに上昇し、次いで、左方部分を出て吸収器6に向かう蒸発冷媒の温度は40°Cに上昇しているが、この温度も、従来の組合せ一体型熱交換器が使用される場合に比べて、数度低くなっており、それだけ吸収器6の冷却水の負担が軽減されて、吸収効率が向上されている。
【0047】
なお、図3中、16は濃吸収液噴霧管であって、噴霧管10と同じ高さ位置に取り付けられ、噴霧管10による濃吸収液の噴霧が吸収器6の端部に十分に行き渡らない場合に、適宜使用される。
【0048】
17は、ケーシング部分3の底部に溜まるドレン排出用の管を取り付け固定するためのボス部、18は、蒸発器5および吸収器6の支持用ステーを取り付け固定するためのボス部、19は、計器取付け用のボス部である。
【0049】
次に、本実施形態における蒸発器5、吸収器6および過冷却器7の組合せ一体型熱交換器1の製造方法について説明する。
先ず、2つのケーシング部分3、4のそれぞれを構成するタンク3a 、4a と、該タンク3a 、4a の開口部に蓋をするプレート3b 、4b とを用意し、プレート3b 、4b の一側部には、開口(連通口)3c 、4c を開口形成する(工程(1))。
【0050】
次いで、これらタンク3a 、4a とプレート3b 、4b とを基材として、ロウ付け手段を用いて、以下に述べるような第1の組立体U1 ないし第5の組立体U5 を製造する(工程(2))。
【0051】
すなわち、プレート3b には、図16に図示されるように、その所定個所に蒸発器5のコア部分5a をロウ付けにより一体に固着して取り付けて、第1の組立体U1 を製造する。このコア部分5a には、ブラインの入口管11および出口管12も、ロウ付けにより一体に固着して取り付けられている。
【0052】
また、プレート4b には、図16に図示されるように、その所定個所に吸収器6のコア部分6a をロウ付けにより一体に固着して取り付けて、第2の組立体U2 を製造する。このコア部分6a には、冷却水の入口管13および出口管14も、ロウ付けにより一体に固着して取り付けられている。
【0053】
また、タンク3a には、図17に図示されるように、凝縮冷媒の噴霧管9やドレン排出用管取付け用ボス部17等の所要管類をロウ付けにより一体に固着して取り付けて、第3の組立体U3 を製造する。
【0054】
さらに、タンク4a には、図17に図示されるように、濃吸収液の噴霧管10や希吸収液の出口管15、計器取付け用ボス部19等の所要管類をロウ付けにより一体に固着して取り付けて、第4の組立体U4 を製造する。
【0055】
また、以上の第1の組立体U1 ないし第4の組立体U4 の製造と併行して、偏平なラジエータタイプのフィン・アンド・チューブ式熱交換器よりなる過冷却器を、同じくロウ付け手段を用いて製造して、第5の組立体U5 を用意しておく。
【0056】
以上の第1の組立体U1 ないし第5の組立体U5 の製造において採用されるロウ付けは、構成材がFe またはSUSである場合には、Cu ロウ付けまたはNi ロウ付けが、また、構成材がAl である場合には、通常のクラッドロウ付けが採用される。
【0057】
以上のようにして、第1の組立体U1 ないし第5の組立体U5 が製造され、用意されると、次いで、図17に図示されるように、第1の組立体U1 と第2の組立体U2 の各プレート3b 、4b 同志を対面させ、これら両組立体U1 、U2 をロウ付けにより一体に固着して組み立てて、一体組立体(U1 +U2 )を製造する(工程(3))。この工程においては、突起20、20同志もロウ付けされる。
【0058】
次いで、第5の組立体U5 を、一体組立体(U1 +U2 )の各プレート3b 、4b に形成された開口3c 、4c を横切るようにして配置し、残りの第3の組立体U3 および第4の組立体U4 を組付けて、図1に図示されるような組合せ一体型熱交換器1を仮組立する(工程(4))。
【0059】
この仮組立においては、ブラインの入口管11、同出口管12、凝縮冷媒の出口管7b 、冷却水の入口管13、同出口管14、凝縮冷媒の入口管7a は、タンク3a に形成された孔21、22、24(図7参照)、タンク4a に形成された孔25、26、28(図12参照)にそれぞれ挿通されている。
【0060】
なお、図7において、孔23は、凝縮冷媒の噴霧管9の取付け用孔、図12において、孔27は、濃吸収液の噴霧管10の取付け用孔、孔29は、計器取付け用ボス部の取付け用孔である。
【0061】
このようにして、組合せ一体型熱交換器1の仮組立がなされると、次いで、第1の組立体U1 と第3の組立体U3 との当接部T1 〜T4 、第2の組立体U2 と第4の組立体U4 との当接部T5 〜T8 、第3の組立体U3 と第5の組立体U5 との当接部T9 、第4の組立体U4 と第5の組立体U5 との当接部T10にそれぞれティグ溶接を施す(工程(5))。当接部T1 〜T10の該当部位が、図1に図示されており、当接部T3 の拡大図が、図18に示されている。
以上のようにして、蒸発器5、吸収器6および過冷却器7の組合せ一体型熱交換器1が完成される。
【0062】
本実施形態における蒸発器5、吸収器6および過冷却器7の組合せ一体型熱交換器1とその製造方法は、前記のように構成されているので、次のような効果を奏することができる。
【0063】
組合せ一体型熱交換器1のケーシング2が、2つのケーシング部分3、4からなり、これら2つのケーシング部分3、4が、プレート3b 、4b の上方部に形成された開口(上方の連通口)3c 、4c を介して連通され、該開口3c 、4c より下方の断熱間隙Bを介して隔てられ、過冷却器7が、該開口3c の内周縁の起立片3d に支持されながら、該開口3c を横切って、蒸発器5の上部と吸収器6の上部とにまたがるようにして、横置きに配設されている。
【0064】
この結果、過冷却器7の伝熱面積を十分に取ることが可能になり、該過冷却器内7を流れる凝縮冷媒と蒸発器5において生成される蒸発冷媒とは、直交対向流形式の熱交換をなすことができ、開口3c 、4c より下方の断熱間隙Bにより、蒸発器5と吸収器6との間に熱移動が生じることもないので、各熱交換器部分における熱交換性能が向上し、蒸発器5におけるブラインの冷却性能が向上するとともに、吸収器6における蒸発冷媒の吸収が促進されて、吸収冷凍機の成績係数が向上する。
【0065】
また、蒸発器5と吸収器6の上方の空間領域A3 、A4 に空きスペースが生ずることがなくなり、スペース効率が向上して、蒸発器5、吸収器6および過冷却器7の組合せ一体型熱交換器1のさらなる構造の小型化、ひいては、吸収冷凍機のさらなる構造の小型化が可能になる。
【0066】
また、2つのケーシング部分3、4の連通口(開口3c 、4c )を横切って、蒸発器5の上部と吸収器6の上部とにまたがるようにして横置きに配設される過冷却器7は、エリミネータとしての機能を奏し、蒸発器5において生成される蒸発冷媒に含まれる液滴を分離して、蒸発冷媒が液滴を伴って蒸発器5を出て行くのを防止し、また、吸収器6において噴霧される吸収液が、その跳ね返りにより蒸発器5側に混入するのをよく防止する。
【0067】
さらに、前記のような種々の効果を奏する蒸発器5、吸収器6および過冷却器7の組合せ一体型熱交換器1の製造方法が、前記工程(1)ないし(5)により構成されている。
【0068】
この結果、ロウ付け手段を用いて製造された第1の組立体U1 ないし第5の組立体U5 を用意し、第1の組立体U1 と第2の組立体U2 をロウ付けにより一体に固着して組み立てた後、この一体組立体に残りの第3の組立体U3 ないし第5の組立体U5 を組み付けて、組合せ一体型熱交換器1を仮組立し、当接部(ロウ付けされた部分を除く)T1 〜T10をティグ溶接することにより、一挙に蒸発器5、吸収器6および過冷却器7の組合せ一体型熱交換器1を製造することができるので、生産性が向上して、製造コストを低減することができる。
【0069】
また、蒸発器5、吸収器6および過冷却器7の組合せ一体型熱交換器1を構成する主要部品を5つの組立体U1 〜U5 に集約し、これら5つの組立体U1 〜U5 を製造した後、これら5つの組立体U1 〜U5 を組み合わせて、最終製品に仕上げていくので、不良品が発生する割合がきわめて少なく、堅牢でもあり、高品質の組合せ一体型熱交換器1が得られる。
【0070】
また、蒸発器5と吸収器6とは、多板式熱交換器により構成されており、過冷却器7は、フィン・アンド・チューブ式熱交換器により構成されているので、ロウ付け手段を用いて、これら個々の熱交換器を容易に製作することができる。
【0071】
さらに、プレート3b の上方部の開口3c の内周縁には、起立片3d が折曲形成されており、これがプレート4b の上方部の開口4c の内周縁に丁度嵌合するようにされているので、これら両プレート3b 、4b の位置決めが容易になるとともに、過冷却器7の支持を損傷なく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の請求項1および請求項6に記載された発明の一実施形態における蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器の正面カバー部分を切除して見た正面図である。
【図2】 図1のII−II線で切断した断面図である。
【図3】 図1のIII−III線で切断した断面図である。
【図4】 図1のIV−IV線で切断した断面図である。
【図5】 図1の部分拡大図である。
【図6】 図1の組合せ一体型熱交換器のケーシングを構成する一方のケーシング部分の構成要素であるタンクの縦断面図である。
【図7】 図6の右側面図である。
【図8】 図6のVIII−VIII線で切断した断面図である。
【図9】 同一方のケーシング部分の構成要素であるプレートの縦断面図である。
【図10】 図9の右側面図である。
【図11】 図1の組合せ一体型熱交換器のケーシングを構成する他方のケーシング部分の構成要素であるタンクの縦断面図である。
【図12】 図11の左側面図である。
【図13】 図11のXIII−XIII線で切断した断面図である。
【図14】 同他方のケーシング部分の構成要素であるプレートの縦断面図である。
【図15】 図14の左側面図である。
【図16】 図1の組合せ一体型熱交換器の一製造工程を示す図である。
【図17】 同他の製造工程を示す図である。
【図18】 図1の部分拡大図であって、ティグ溶接による接合状態を示す図である。
【符号の説明】
1…組合せ一体型熱交換器、2…ケーシング、3…ケーシング部分、3a …タンク、3b …プレート、3c …開口、3d …起立片、4…ケーシング部分、4a …タンク、4b …プレート、4c …開口、5…蒸発器、6…吸収器、7…過冷却器、7a …凝縮冷媒入口管、7b …凝縮冷媒出口管、8…膨張弁、9…凝縮冷媒噴霧管、10…濃吸収液噴霧管、11…ブライン入口管、12…ブライン出口管、13…冷却水入口管、14…冷却水出口管、15…希吸収液出口管、16…濃吸収液噴霧管、17…ドレン排出用管取付け用ボス部、18…ステー取付用ボス部、19…計器取付け用ボス部、20…突起、21〜29…取付け用孔、A3 、A4 …空間領域、B…断熱間隙、T1 〜T10…当接部(ティグ溶接部)、U1 〜U5 …第1〜第5の組立体。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The invention of the present application relates to a combined heat exchanger of an evaporator, an absorber and a supercooler used in an absorption refrigerator.And itsWith regard to the manufacturing method, a combination-integrated heat exchanger of an evaporator, an absorber and a supercooler that is particularly excellent in heat exchange performance and can be downsized in structureAnd the heat exchangerThe present invention relates to a manufacturing method that is inexpensive and provides high quality.
[0002]
[Prior Art, Problems to be Solved by the Invention]
Absorption evaporators, absorbers, subcoolers, etc. of absorption chillers have been conventionally constituted by tube heat exchangers, and these tube heat exchangers are often used for single-bore or twin-bottle absorption chillers. It is installed inside the fuselage or independently outside the fuselage, and is connected to each other by a passage in the fuselage or by piping.
[0003]
For this reason, in manufacturing the absorption refrigerator, after separately manufacturing each heat exchanger such as an evaporator, an absorber, a supercooler, etc., these are individually attached to the inside of the fuselage or outside the fuselage, fixed, A lot of additional work is required, such as installing the necessary piping and attaching partition plates, and it takes time and effort to manufacture and assemble these heat exchangers, and in turn to manufacture the heat exchanger part of the absorption refrigerator. In addition, there have been problems such as an increase in size and complexity of the structure.
[0004]
In order to solve these problems, the present applicant has previously filed a patent application on the invention of an integrated heat exchanger combined with an evaporator, an absorber and a subcooler as described below (Japanese Patent Application). Hei 9-34963).
[0005]
That is, according to the present invention, the evaporator, the absorber, and the supercooler are each constituted by a multi-plate heat exchanger, and the multi-plate heat exchanger has two plate-like bodies each having an uneven surface. A plurality of elements formed by superimposing each other, a space for passing one heat transfer medium through the space inside each element, and a path for allowing the other heat transfer medium to pass through the space between each element The supercooler is formed integrally with the upper part of the evaporator or absorber, and the absorber and the integrally formed evaporator and subcooler are separated by a partition plate. It is a multi-plate heat exchanger combined with an evaporator, an absorber and a supercooler, characterized in that they are separated and accommodated in a casing, and are assembled together and then brazed.
[0006]
According to the above-mentioned present invention, while it is possible to solve the above-mentioned problems to a degree that can be sufficiently satisfied, it cannot be said that the recovery of the heat held by the evaporating refrigerant (refrigerant vapor) generated in the evaporator is still sufficient. Since the temperature of the condensed refrigerant exiting the supercooler does not fall sufficiently, the cooling performance of brine and the absorption performance of evaporative refrigerant are not sufficiently satisfactory, and there are still points to be improved.
[0007]
In addition, a wasteful space is created in the upper part of the evaporator or absorber on the side where the supercooler is not connected to the upper part, and the structure of the heat exchanger has increased in size. There was room left.
[0008]
Therefore, as a combined integral heat exchanger of an evaporator, an absorber, and a supercooler that can solve these problems, the casing of the heat exchanger is composed of two casing parts, and the two casing parts are arranged at the upper side. Communicated through the communication port, separated by a heat-insulating gap below the communication port, and an evaporator is accommodated in one casing part of the two casing parts. An absorber is housed in the other casing part, and a supercooler is disposed horizontally so as to cross the communication port and straddle the upper part of the evaporator and the upper part of the absorber. Things can be considered.
[0009]
The combined-integrated heat exchanger of the evaporator, the absorber and the supercooler having such a structure solves the above-mentioned problems, improves the heat exchange performance, reduces the size of the structure, and consequently the performance of the absorption refrigerator. It is possible to improve the coefficient and further reduce the size of the structure.
[0010]
The invention of the present application is a combination-integrated heat exchanger composed of an evaporator, an absorber, and a supercooler having such an excellent effect.And the heat exchangerIt is an object of the present invention to provide a manufacturing method that is inexpensive and provides high quality.
[0011]
[Means for solving the problems and effects]
The invention of the present application is an integrated heat exchanger combining an evaporator, an absorber, and a supercooler that solves the above-described problems.And itsThe invention described in claim 1 relates to a manufacturing method, wherein the casing of the combined heat exchanger comprises two casing parts, and the two casing parts communicate with each other via an upper communication port. The evaporator is housed in one casing part of the two casing parts and is separated from the other casing part of the two casing parts by a heat insulating gap below the communication port. Of the evaporator, the absorber, and the supercooler disposed horizontally so as to extend across the communication port and across the upper part of the evaporator and the upper part of the absorber. In the manufacturing method of the combined heat exchanger,(1)-(5)It is a manufacturing method of an integrated heat exchanger combined with an evaporator, an absorber and a supercooler, characterized by comprising the steps of:
(1)Two kinds each of a tank constituting each of the two casing portions and a plate that covers the opening of the tank are prepared, and the communication opening is formed at one side of each plate.
(2)A first assembly in which the plate, which is a component of the one casing part, and the core part of the evaporator are integrated by brazing;
A second assembly in which the plate which is a component of the other casing part and the core part of the absorber are integrated by brazing;
A third assembly in which required pipes such as a condensed refrigerant spray pipe are integrally fixed to the tank, which is a component of the one casing part, by brazing;
A fourth assembly in which required pipes such as a concentrated absorbent spray pipe and a rare absorbent outlet pipe are integrally fixed to the tank, which is a component of the other casing part, by brazing;
A fifth assembly is prepared in which the supercooler is constituted by a flat heat exchanger assembled integrally by brazing.
(3)The plates of the first assembly and the second assembly are brought to face each other, and the two assemblies are assembled and fixed together by brazing.
(4)The fifth assembly is a process.(3)The integrated assembly type heat exchanger is temporarily installed by placing the remaining third assembly and the fourth assembly together so as to cross the communication openings formed in the plates in the integrated assembly. Assemble.
(5)Process(4)The abutting portions between the assemblies in the temporary assembly are TIG welded except for the brazed portion.
[0012]
The invention described in claim 1 is configured as described above, and the combined integral heat exchanger of the evaporator, the absorber and the subcooler has the following structure.
That is, the casing of the heat exchanger is composed of two casing parts, and the two casing parts communicate with each other through an upper communication port, and are separated by a heat insulating gap below the communication port. An evaporator is accommodated in one casing part of the casing parts, an absorber is accommodated in the other casing part of the two casing parts, and a supercooler crosses the communication port, and It is arranged horizontally so as to straddle the upper part of the evaporator and the upper part of the absorber.
[0013]
As a result, a sufficient heat transfer area of the supercooler can be obtained, and the condensed refrigerant flowing in the supercooler and the evaporative refrigerant generated in the evaporator exchange heat in an orthogonal counterflow type. The heat-insulating gap below the communication port prevents heat transfer between the evaporator and the absorber, improving the heat exchange performance in each heat exchanger section and cooling the brine in the evaporator. While performance improves, absorption of the evaporative refrigerant in an absorber is accelerated | stimulated and the coefficient of performance of an absorption refrigerator improves.
[0014]
In addition, there is no empty space in the space area above the evaporator and the absorber, the space efficiency is improved, and the structure of the combined heat exchanger combined with the evaporator, the absorber and the supercooler is further downsized. As a result, the structure of the absorption refrigerator can be further reduced.
[0015]
In addition, the supercooler disposed horizontally so as to cross the communication port of the two casing parts and straddle the upper part of the evaporator and the upper part of the absorber functions as an eliminator. The droplets contained in the generated evaporative refrigerant are separated to prevent the evaporative refrigerant from exiting the evaporator with the droplets, and the absorbing liquid sprayed in the absorber evaporates due to the rebound. Prevents contamination on the container side.
[0016]
Furthermore, the manufacturing method of the combined integral heat exchanger of the evaporator, the absorber, and the supercooler that exhibits various effects as described above is configured by the steps (1) to (5). As a result, after preparing the first assembly to the fifth assembly manufactured using the brazing means, the first assembly and the second assembly are fixed and assembled together by brazing, Assembling the remaining third to fifth assemblies to the integrated assembly, temporarily assembling the combined heat exchanger, and TIG welding the contact portion (excluding the brazed portion). As a result, it is possible to manufacture a combination-integrated heat exchanger of an evaporator, an absorber, and a supercooler at once, so that productivity can be improved and manufacturing cost can be reduced.
[0017]
In addition, the main parts constituting the combined heat exchanger of the evaporator, the absorber and the supercooler are integrated into five assemblies, and after these five assemblies are manufactured, these five assemblies are combined. Since the final product is finished, the rate of occurrence of defective products is extremely small and robust, and a high quality evaporator / absorber / supercooler combined integrated heat exchanger is obtained.
[0018]
Furthermore, by configuring the invention according to claim 1 as described in
[0019]
The invention described in
[0020]
Since the invention described in
[0021]
As a result, it becomes possible to take a sufficient heat transfer area of the subcooler, and heat exchange between the condensed refrigerant flowing inside the subcooler and the evaporated refrigerant generated in the evaporator is sufficiently performed. As a result, the heat exchange performance is improved and the temperature of the condensed refrigerant at the outlet of the subcooler can be reduced, so that the cooling performance of the brine in the evaporator is improved and the absorption of the evaporated refrigerant in the absorber is promoted and absorbed. The coefficient of performance of the refrigerator is improved.
[0022]
In addition, since the two casing parts are separated by a heat insulating gap below the communication port, there is no heat transfer between the evaporator and the absorber, and the cooling performance of the brine in the evaporator And the absorption efficiency of the evaporative refrigerant in an absorber can be maintained favorable.
[0023]
In addition, there is no empty space in the space area above the evaporator and the absorber, the space efficiency is improved, and further downsizing of the combined heat exchanger combined with the evaporator, the absorber and the subcooler is achieved. As a result, the structure of the absorption refrigerator can be further reduced.
[0024]
Further, the supercooler disposed horizontally so as to cross the communication port of the two casing parts and straddle the upper part of the evaporator and the upper part of the absorber has a function as an eliminator. The droplets contained in the generated evaporative refrigerant are separated to prevent the evaporative refrigerant from exiting the evaporator with the droplets, and the absorbing liquid sprayed in the absorber evaporates due to the rebound. Prevents contamination on the container side.
[0025]
Further, by configuring the invention according to
[0026]
Further, by configuring the invention according to
[0027]
Further, by configuring the invention according to any one of
0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the invention described in claim 1 and
FIG. 1 is a front view of a heat exchanger combined with an evaporator, an absorber, and a supercooler according to the present embodiment, with the front cover portion cut away, and FIG. 2 is cut along the line II-II in FIG. 3 is a sectional view taken along line III-III in FIG. 1, FIG. 4 is a sectional view taken along line IV-IV in FIG. 1, and FIG. 5 is a partially enlarged view of FIG. 6 is a longitudinal sectional view of a tank which is a component of one casing part constituting the casing of the combined heat exchanger of FIG. 1, FIG. 7 is a right side view of FIG. 6, and FIG. 9 is a sectional view taken along line VIII-VIII, FIG. 9 is a longitudinal sectional view of a plate that is a component of the casing portion on the same side, FIG. 10 is a right side view of FIG. 9, and FIG. A longitudinal sectional view of a tank which is a component of the other casing part constituting the casing of the body heat exchanger, 11 is a left side view of FIG. 11, FIG. 13 is a cross-sectional view taken along line XIII-XIII of FIG. 11, FIG. 14 is a longitudinal cross-sectional view of a plate that is a component of the other casing portion, and FIG. 14 is a left side view of FIG. 14, FIG. 16 is a diagram showing one manufacturing process of the combination-integrated heat exchanger of FIG. 1, FIG. 17 is a diagram showing another manufacturing process, and FIG. 18 is a part of FIG. It is an enlarged view and is a figure which shows the joining state by TIG welding.
0029]
As shown in FIGS. 1 to 4, the combined integral heat exchanger 1 of the evaporator, the absorber and the supercooler in this embodiment has a
0030]
The two
0031]
The
0032]
The
0033]
An
0034]
Accordingly, as shown in FIG. 1, when the two
0035]
Moreover, each wall surface part of
0036]
Thus, the
0037]
The
0038]
In addition, the
0039]
In one
0040]
Further, in the other casing portion 4, in the space between the left portion of the
0041]
In the
0042]
Cooling water flows into the
0043]
The evaporative refrigerant (
0044]
Then, the space area A above the casing part 4Four Inside, it flows in the direction orthogonal to the condensed refrigerant | coolant which flows in the left part of the
0045]
During this time, the temperature of the condensed refrigerant is reduced from 50 ° C. at the inlet to 35 ° C. at the outlet. This temperature is several degrees lower than when a conventional combined heat exchanger is used, and the cooling performance of the brine in the
0046]
On the other hand, the temperature of the evaporative refrigerant exiting the right part of the
0047]
In FIG. 3, 16 is a concentrated absorbent spray tube, which is attached at the same height as the
0048]
17 is a boss portion for attaching and fixing a drain discharge pipe accumulated at the bottom of the
0049]
Next, the manufacturing method of the combination integrated heat exchanger 1 of the
First,
0050]
Next, a first assembly U as described below is formed by using brazing means with the
0051]
That is, as shown in FIG. 16, the
0052]
Further, as shown in FIG. 16, the
0053]
Further, as shown in FIG. 17, required pipes such as a condensed
0054]
Further, as shown in FIG. 17, necessary pipes such as the concentrated
0055]
In addition, the above first assembly U1 Or fourth assembly UFour A supercooler comprising a flat radiator type fin-and-tube heat exchanger is manufactured using the brazing means in parallel with the manufacture of the fifth assembly U.Five Prepare.
0056]
The above first assembly U1 Or fifth assembly UFive The brazing material used in the manufacture ofe Or C for SUSu Brazing or Ni Brazing and component Al In this case, ordinary clad brazing is adopted.
0057]
As described above, the first assembly U1 Or fifth assembly UFive Is manufactured and prepared, then, as illustrated in FIG.1 And second assembly U2 The
0058]
Then, the fifth assembly UFive , Integrated assembly (U1 + U2 ) Are arranged across the
0059]
In this temporary assembly, the
0060]
7, the
0061]
In this way, when the combination-integrated heat exchanger 1 is temporarily assembled, then the first assembly U1 And third assembly UThree Contact part T1 ~ TFour , Second assembly U2 And fourth assembly UFour Contact part TFive ~ T8 , Third assembly UThree And fifth assembly UFive Contact part T9 , Fourth assembly UFour And fifth assembly UFive Contact part TTenTig weld each (process)(5)). Contact part T1 ~ TTenIs shown in FIG.Three An enlarged view of is shown in FIG.
As described above, the combination-integrated heat exchanger 1 of the
0062]
Since the combination-integrated heat exchanger 1 of the
0063]
The
0064]
As a result, a sufficient heat transfer area of the
0065]
In addition, the space area A above the
0066]
Further, the
0067]
Furthermore, the manufacturing method of the combined-integrated heat exchanger 1 including the
0068]
As a result, the first assembly U manufactured using the brazing means is used.1 Or fifth assembly UFive Prepare the first assembly U1 And second assembly U2 Are fixed together by brazing and assembled, and then the remaining third assembly U is attached to this integral assembly.Three Or fifth assembly UFive Assembling, the combined heat exchanger 1 is temporarily assembled, and the abutting portion (excluding the brazed portion) T1 ~ TTenTIG welding can produce the combined-integrated heat exchanger 1 of the
0069]
The main parts constituting the combined heat exchanger 1 including the
0070]
Further, the
0071]
Further, an
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 claim 1 and claim of the present application6It is the front view which cut and looked at the front cover part of the integrated heat exchanger of the combination of an evaporator, an absorber, and a supercooler in one embodiment of the invention described in 1).
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a partially enlarged view of FIG. 1;
6 is a vertical cross-sectional view of a tank that is a component of one casing portion constituting the casing of the combined heat exchanger of FIG.
7 is a right side view of FIG. 6. FIG.
8 is a cross-sectional view taken along line VIII-VIII in FIG.
FIG. 9 is a longitudinal sectional view of a plate which is a constituent element of the one casing part.
10 is a right side view of FIG. 9. FIG.
FIG. 11 is a longitudinal sectional view of a tank that is a component of the other casing part that constitutes the casing of the combined heat exchanger of FIG. 1;
12 is a left side view of FIG.
13 is a cross-sectional view taken along line XIII-XIII in FIG.
FIG. 14 is a longitudinal sectional view of a plate which is a component of the other casing part.
15 is a left side view of FIG.
FIG. 16 is a diagram showing a manufacturing process of the combined heat exchanger of FIG. 1;
FIG. 17 is a diagram showing another manufacturing process.
FIG. 18 is a partially enlarged view of FIG. 1 and shows a joined state by TIG welding.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Combination integrated heat exchanger, 2 ... Casing, 3 ... Casing part, 3a ... Tank, 3b ... Plate, 3c ... Opening, 3d ... Standing piece, 4 ... Casing part, 4a ... Tank, 4b ... Plate, 4c ... Opening, 5 ... Evaporator, 6 ... Absorber, 7 ... Supercooler, 7a ... Condensed refrigerant inlet pipe, 7b ... Condensed refrigerant outlet pipe, 8 ... Expansion valve, 9 ... Condensed refrigerant spray pipe, 10 ... Condensed
Claims (6)
前記2つのケーシング部分が、上方の連通口を介して連通され、該連通口より下方の断熱間隙を介して隔てられ、
前記2つのケーシング部分のうちの一方のケーシング部分に、蒸発器が収容され、
前記2つのケーシング部分のうちの他方のケーシング部分に、吸収器が収容され、
過冷却器が、前記連通口を横切って、前記蒸発器の上部と前記吸収器の上部とにまたがるようにして横置きに配設された蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器の製造方法において、次の(1)〜(5)の工程からなることを特徴とする蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器の製造方法。
(1)前記2つのケーシング部分のそれぞれを構成するタンクと、該タンクの開口部に蓋をするプレートとを各2種類用意し、各プレートの一側部には、前記連通口を開口形成する。
(2)前記一方のケーシング部分の構成要素である前記プレートと前記蒸発器のコア部分とをロウ付けにより一体化した第1の組立体と、
前記他方のケーシング部分の構成要素である前記プレートと前記吸収器のコア部分とをロウ付けにより一体化した第2の組立体と、
前記一方のケーシング部分の構成要素である前記タンクに、凝縮冷媒の噴霧管等の所要管類をロウ付けにより一体に固着した第3の組立体と、
前記他方のケーシング部分の構成要素である前記タンクに、濃吸収液の噴霧管や希吸収液の出口管等の所要管類をロウ付けにより一体に固着した第4の組立体と、
前記過冷却器が、ロウ付けにより一体に組み立てられた偏平な熱交換器により構成されてなる第5の組立体とを用意する。
(3)前記第1の組立体と前記第2の組立体との各プレート同志を対面させて、これら両組立体をロウ付けにより一体に固着して組み立てる。
(4)前記第5の組立体を、工程(3)の一体組立体における各プレートに開口形成された連通口を横切るようにして配置し、残りの前記第3の組立体および前記第4の組立体を組付けて、組合せ一体型熱交換器を仮組立する。
(5)工程(4)の仮組立体における各組立体相互間の当接部を、ロウ付けされた部分を除いて、ティグ溶接する。The casing of the combined heat exchanger consists of two casing parts,
The two casing parts are communicated via an upper communication port, and are separated by a heat-insulating gap below the communication port;
An evaporator is accommodated in one casing part of the two casing parts,
An absorber is accommodated in the other casing part of the two casing parts,
Combined integrated heat of an evaporator, an absorber and a supercooler, wherein a supercooler is disposed horizontally so as to cross the communication port and straddle the upper part of the evaporator and the upper part of the absorber In the manufacturing method of an exchanger, it consists of the following process (1)-(5) , The manufacturing method of the combined integral type heat exchanger of an evaporator, an absorber, and a subcooler characterized by the above-mentioned.
(1) Prepare two types of tanks that constitute each of the two casing parts and a plate that covers the opening of the tank, and the communication port is formed in one side of each plate. .
(2) a first assembly in which the plate which is a component of the one casing portion and the core portion of the evaporator are integrated by brazing;
A second assembly in which the plate which is a component of the other casing part and the core part of the absorber are integrated by brazing;
A third assembly in which required pipes such as a condensed refrigerant spray pipe are integrally fixed to the tank, which is a component of the one casing part, by brazing;
A fourth assembly in which required pipes such as a concentrated absorbent spray pipe and a rare absorbent outlet pipe are integrally fixed to the tank, which is a component of the other casing part, by brazing;
A fifth assembly is prepared in which the supercooler is constituted by a flat heat exchanger assembled integrally by brazing.
(3) The plates of the first assembly and the second assembly are brought to face each other, and these assemblies are assembled and fixed together by brazing.
(4) The fifth assembly is disposed so as to cross the communication openings formed in the plates of the integrated assembly in the step (3) , and the remaining third assembly and the fourth assembly are arranged. The assembly is assembled, and the combined heat exchanger is temporarily assembled.
(5) Tig weld the abutting portions between the assemblies in the temporary assembly in the step (4) except for the brazed portion.
熱交換器のケーシングが、2つのケーシング部分からなり、 The heat exchanger casing consists of two casing parts,
前記2つのケーシング部分が、上方の連通口を介して連通され、該連通口より下方の断熱間隙を介して隔てられ、 The two casing parts are communicated via an upper communication port, and separated by a heat insulating gap below the communication port;
前記2つのケーシング部分のうちの一方のケーシング部分に、蒸発器が収容され、 An evaporator is accommodated in one casing part of the two casing parts,
前記2つのケーシング部分のうちの他方のケーシング部分に、吸収器が収容され、 An absorber is accommodated in the other casing part of the two casing parts,
過冷却器が、前記連通口を横切って、前記蒸発器の上部と前記吸収器の上部とにまたがるようにして横置きに配設されたことを特徴とする蒸発器、吸収器および過冷却器の組合せ一体型熱交換器。 An evaporator, an absorber, and a supercooler, wherein a supercooler is disposed horizontally across the communication port and across the upper part of the evaporator and the upper part of the absorber. Combined heat exchanger.
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