JP3861143B2 - Cutting aid for dismantling reactor pressure vessel - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は原子力プラントの解体等に際して、同原子力プラントの中枢機器として使用に供された原子炉圧力容器を切断するときに用いられる、原子炉圧力容器の解体用切断補助装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
原子力の平和利用の典型例として開発された原子力発電プラントは、我が国においては商業ベースとして実用に供される様になってから30年余、40年未満(日本原子力発電東海発電所殿:1966年7月商業運転開始)であり、この間運転が終了された例も少なく、かつ、解体に際しては運転終了後一定の冷却期間を要することから、実際に解体に至った例は未だ存在しない。
【0003】
しかし、この分野で我が国に先行する欧米では、解体の実例も出現し始めており、特に重量構造物に当たる圧力容器の処理として、同圧力容器内部にコンクリート等を充填した後、これを地中深く埋める方法、または同圧力容器を複数片に切断したのち前記同様に地中に埋める方法等が取られている。
【0004】
これらの方法のうち、切断処理について見ると、縦方向に延びて立設された圧力容器に対して、その底部にターンテーブルを設置すると共に、同立設された圧力容器の側方空間位置に切断装置を配置し、圧力容器をターンテーブルで回転しながら側方の周面から切断装置を作用させ、縦軸周りに回転するワークの周面からバイトで切り込む切削装置のイメージにより、前記圧力容器をその縦軸に直角な水平面に沿って輪切りにするものがある。
【0005】
また、他の切断処理方法としては、前記縦方向に延びて立設された圧力容器の内部に、アーク切断装置、又はプラズマ切断装置を取り込んで設置し、これらの切断装置を前記圧力容器の縦軸に直角な水平面で同圧力容器の内周面に沿って移動させ、前記同様に輪切りにするものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、欧米において先行している前記圧力容器の輪切り状切断方法のうち、ターンテーブルで圧力容器を回転させながら切断するものでは、圧力容器に対して各種コンヂットを接続するために同圧力容器の下方に設けられた狭い空間から部品を搬入してターンテーブルを組み立て、これにより圧力容器を下面から支持する様に据え付けを行うという超限定空間での難行な作業を求められるものであり、膨大な労力及び作業被ばく、コストを伴う準備作業が必要である。
【0007】
また、圧力容器の内部からアーク切断装置、又はプラズマ切断装置等の熱的切断工法により切断するものでは、切断ガスやヒューム及び溶融残渣が大量に発生することとなり、放射性物質がこれらのガスやヒュームに混入、付着して飛散、拡散しない様な配慮が求められるために、例えば粒子状物質の除去フィルターと分子状物質の除去フィルターがそれぞれ必要になる、という様に安全上特別の廃ガス処理装置等を必要とし、コストアップにならざるを得ないものである。
【0008】
本発明はこの様な状況下において、近い将来我が国においてもその必要性が一段と高まることが予想される圧力容器の解体処理に際して、欧米で先行している切断手法の様に、難易度が高く且つコストアップに直結するものに代えて、容易且つ低コストで、しかも切断作業を適切に支援し、同作業の安全性と安定性を高めることのできる、有益で実現性に富んだ原子炉圧力容器の解体用切断補助装置を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した課題を解決すべくなされたもので、原子炉圧力容器の縦軸に水平方向で直交し、同縦軸方向に平行な複数の切断面に沿って移動して同原子炉圧力容器を内側から切断する切断装置と、前記原子炉圧力容器の軸方向下部に配置され、圧力容器の鏡部を下方から支持する支持装置とを有し、同支持装置は蛇腹状に上下に伸縮するリフターと、同リフター上に互いに上下方向に平行に配置されて上下方向に伸縮して相互にバランス調整を図って制御される3組以上のピストン・シリンダー装置よりなるパラレルリンク機構で構成した原子炉圧力容器の解体用切断補助装置を提供するものである。
【0010】
すなわち、本発明によれば、原子炉圧力容器の内側に、切断面に沿って移動して同原子炉圧力容器を内側から切断する切断装置を有すると共に、この原子炉圧力容器の軸方向下部には圧力容器の鏡部を下方から支持する支持装置を有し、かつ、この支持装置は、蛇腹状に上下に伸縮するリフターと、同リフター上に互いに上下方向に平行に配置されて上下方向に伸縮して相互にバランス調整を図って制御される3組以上のピストン・シリンダー装置よりなるパラレルリンク機構で構成されているので、圧力容器の縦軸に水平方向で直交し、同縦軸方向に平行な複数の切断面を下方の切断面から上方のものへと切断していく際に、切断を終わった切断面で原子炉圧力容器から分離した切断片は、リフター及びパラレルリンク機構よりなる支持装置で水平度を調整、制御されて所定の位置で支持され、下方のものから上方のものへと位置を崩さずに水平度を保って順次積み上げられ、切断された切断面で滑りやずれを生じることなく、作業の安全性、安定性を格段に高めるようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1乃至図3に基づいて説明する。
図1は本実施の形態に係る原子炉圧力容器の解体用切断補助装置の概要を概略的に説明する説明図、図2は切断に直接用いる切断装置を概念的に説明する説明図、図3は図1に概略的に示した支持リフターを含む解体用切断補助装置を詳細に示す説明図である。
【0012】
商業用として実用されている原子炉は、冷却材として水(H2O)を用いた、いわゆる軽水炉が主流を占めているが、同軽水炉は更に沸騰水型と加圧水型のものに2分される。
【0013】
この沸騰水型の原子炉圧力容器と加圧水型の原子炉圧力容器とは、原子炉圧力容器が共に上下方向を長くして立設されている基本構造は共通しているものの、後者は圧力容器の外部に一次冷却材を循環させるため、その出入口が管台状に膨出し、ここに圧力容器の支持部を形成出来るが、前者はスカートを介して支持する構造となっている点で両者は支持構造を相違することになる。
【0014】
前記の様な差異は有るが、両者は共に近い将来解体の場に晒される可能性があり、共に効率的な解体の手法が求められることになるものであるが、本実施の形態においては、加圧水型の原子炉圧力容器を直接の対象とし、沸騰水型の原子炉圧力容器はその応用変形として対応し得るものとして以下説明する。
【0015】
すなわち、本実施の形態において、1は原子炉の圧力容器で、下方の鏡部1aを支持リフター3で支持され、周囲をコンクリート等の区画壁8で囲まれた据付空間4内に設置されている。
【0016】
なお、ここで圧力容器1は、例えば30年間というように定められた一定の期間の商業運転終了後に、放射能の減衰期間を考慮して更に5〜10年の一定の冷却期間を経た後、燃料棒や制御棒を除去して、同圧力容器1自体の解体作業に入る状況をイメージしたものとして示している。
【0017】
そしてこの圧力容器1は、その軸線に直交する水平面に沿って複数に切断されることを予定された状態であり、同切断を予定された切断面の位置に、複数の切断線2(切断線は切断面に含まれる。なお本明細書において、切断面は切断予定の面と切断された面の両方を総称する。)を平行に示している。
【0018】
また、圧力容器1はその上部を上端支持部7で支持されると共に、下部は、下部空間6に適宜の手段で設置した支持リフター3により支持されている。
【0019】
図2には前記圧力容器1を切断線2に沿って刃物で切断する切断装置を概念的に示しており、10はこの切断作業のために圧力容器1の上部に設置された上部架台、11は上部架台10に載置したホイストで、同ホイスト11はカバー12で覆われた索条により圧力容器1内に配置された支持台13に連結され、同支持台13を上下方向に移動可能にしている。
【0020】
支持台13は、回転して圧力容器1の壁面を切断する切断刃15と、同切断刃15を回転駆動する主駆動モータ19と、圧力容器1の周面に沿って切断刃15を移動させる旋回モータ16と、同切断刃15を上下に移動可能とした昇降モータ17と、更に同切断刃15を圧力容器1の壁面に向けて半径方向に送り、同壁面に対する切り込み、切断を行う径送りモータ18等を支持している。
【0021】
なお、支持台13は、圧力容器1の軸線を中心とした円盤状又は放射腕状の部材で形成され、外周円上に3ヵ所以上の位置、好ましくは90°間隔に4ヵ所にクランプ14を備えており、圧力容器1に対して支持台13の位置を固定可能とし、切断面の水平度が保たれるように配慮されている。
【0022】
図3には、図1に概略的に示した支持リフター3の詳細と、同支持リフター3を含めて前記切断装置による切断時に共働する切断補助装置を示している。
すなわち、支持リフター3は複数の腕部材を端部で順次ピン連結し、蛇腹状に上下方向に伸縮して上面に設置したパラレルリンク36を上下方向に昇降可能に構成している。
【0023】
パラレルリンク36は4組のピストン・シリンダーで構成され、同ピストン・シリンダーは一端を支持リフター3に、他端を受け台31に連絡し、図示省略の検知装置によりピストンの伸縮状況を検知し、図示省略の制御装置によりそれぞれのピストン・シリンダーの伸縮を相互に調整し、前記受け台31が水平に保持されるように構成されている。
【0024】
なお、受け台31はその上部先端に環状に支持部32を設けており、同支持部32を介して圧力容器1を支持しているので、前記の様にパラレルリンク36で受け台31が水平度を制御されることにより、圧力容器1も水平度を維持して支持されることになる。
【0025】
また、受け台31はホッパー33、同ホッパー33と連通する切屑排出管34を有すると共に、同ホッパー33の底面と係合して同ホッパー33に振動を与える加振装置35を有しており、圧力容器1の切削、切断に際してホッパー33に切屑2a等を集め、切屑排出管34を介して外部へ確実に排出できる様になっている。
【0026】
なおまた、支持リフター3は下部に移動輪37を設けており、受け台31を含めて同支持リフター3を圧力容器1の支持位置に移動し、設定する便を図っているが、同支持リフター3が予定位置に設置された後は、適宜のロック装置によりその位置を変えない様に構成されている。
【0027】
上記の様に構成された本実施の形態において、圧力容器1の切断に際して、支持リフター3は圧力容器1の下部に配置され、同圧力容器1を安定して支持出来る位置を定めて設置され、受け台31を介して圧力容器1を支持する。
【0028】
次いで図2に示した様に、切断装置を圧力容器1の内部に設置し、予定の切断線2に対してクランプ14により支持台13の位置決めを行い、昇降モータ17等を用いて切断線2に切断刃15が適合する位置を定めて圧力容器1の切断を開始する。
【0029】
圧力容器1は100〜250mm程度の厚みを有し、他方、径送りモータ18で厚み方向、すなわち圧力容器1の径方向に切り込まれる切断刃15の切り込みは、1ストローク当たり10〜20mm程度であるので、同切断刃15は前記径送りモータ18に加えて旋回モータ16を駆使し、厚み方向への切り込みと周方向への切断を繰り返し行い、前記切断線2に沿って切断が進行される。
【0030】
前記切断線2は、圧力容器1の縦軸に水平方向で直交し、かつ、同縦軸方向に平行となる複数の面内にそれぞれ切断線2が予定されており、この複数の切断線2のうち下方に位置するものから順次切断が行われる。
【0031】
従って、圧力容器1の鏡部1aを含む部位が最初に切断されるが、この部位は前記支持部32を介して受け台31で支持され、且つ、パラレルリンク36により水平度を保持して支持リフター3で所定位置を保持されている。
【0032】
つぎに、下から2番目に予定された切断線2に沿って切断が行われる。
同切断は前記鏡部1aを含む部位の切断線2と同様に旋回モータ16、昇降モータ17、径送りモータ18そして主駆動モータ19を駆使して行われるが、この2番目に予定された切断線2の切断が終了すると、ここで輪切りにされた切断片は前記最初に切断された部片の上に自重で重ねられることになる。
【0033】
このとき、最初の切断片は前記したようにパラレルリンク36により水平度を保持されているので、同2番目の切断片はその上に安定して載置され、その状態でパラレルリンク36により更に調整されて水平度が保持されることになり、以下3番目、4番目の切断片に対しても同様に水平度が維持されることになる。
【0034】
かくして本実施の形態によれば、予定された切断線2に沿って下方から上方に順次切断された切断片は、下方のものから上方のものへと位置を崩さずに水平度を保って順次積み上げられ、切断された切断面で滑りやずれを生じることなく、作業の安全性、安定性を格段に高めることが出来たものである。
【0035】
なお、本実施の形態における切断は、前記切断線2に沿って圧力容器1の内部から切断刃15を用いて気中で実行することにより、切断ガスやヒュームの発生とは無関係となり、放射性物質の飛散、拡散もなく、簡便な装置でコストも低く抑え、安全、確実な切断を行い、圧力容器の解体を効果的に実行することが出来たものである。
【0036】
以上、本発明を図示の実施の形態について説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】
以上、本出願の発明によれば、原子炉圧力容器の縦軸に水平方向で直交し、同縦軸方向に平行な複数の切断面に沿って移動して同原子炉圧力容器を内側から切断する切断装置と、前記原子炉圧力容器の軸方向下部に配置され、圧力容器の鏡部を下方から支持する支持装置とを有し、同支持装置は蛇腹状に上下に伸縮するリフターと、同リフター上に互いに上下方向に平行に配置されて上下方向に伸縮して相互にバランス調整を図って制御される3組以上のピストン・シリンダー装置よりなるパラレルリンク機構で構成され、これにより原子炉圧力容器の解体用切断補助装置を構成しているので、圧力容器の縦軸に水平方向で直交し、同縦軸方向に平行な複数の切断面を下方の切断面から上方のものへと切断していく際に、切断を終わった切断面で原子炉圧力容器から分離した切断片は、リフター及びパラレルリンク機構よりなる支持装置で水平度を調整、制御されて所定の位置で支持され、下方のものから上方のものへと位置を崩さずに水平度を保って順次積み上げられ、切断された切断面で滑りやずれを生じることなく、作業の安全性、安定性を格段に高めるようにした、有益で実現性に富んだ原子炉圧力容器の解体用切断補助装置を得ることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る原子炉圧力容器の解体用切断補助装置の概要を概略的に説明する説明図である。
【図2】本実施の形態において、切断に直接用いる切断装置を概念的に説明する説明図である。
【図3】図1に概略的に示した支持リフターを含む解体用切断補助装置を詳細に示す説明図である。
【符号の説明】
1 圧力容器
1a 鏡部
2 切断線
2a 切屑
3 支持リフター
4 据付空間
6 下部空間
8 区画壁
10 上部架台
11 ホイスト
12 カバー
13 支持台
14 クランプ
15 切断刃
16 旋回モータ
17 昇降モータ
18 径送りモータ
19 主駆動モータ
31 受け台
32 支持部
33 ホッパー
34 切屑排出管
35 加振装置
36 パラレルリンク
37 移動輪[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a nuclear reactor pressure vessel disassembly cutting assistance device that is used when cutting a nuclear reactor pressure vessel that is used as a central device of the nuclear power plant when the nuclear plant is dismantled.
[0002]
[Prior art]
The nuclear power plant developed as a typical example of the peaceful use of nuclear power has been in commercial use in Japan for over 30 years and less than 40 years (Japan Nuclear Power Generation Tokai Power Station: 1966) (Commercial operation started in July), and there are few examples where the operation was terminated during this period, and since a certain cooling period is required after the operation for dismantling, there are no examples of actual dismantling yet.
[0003]
However, in Europe and the United States, which precedes Japan in this field, examples of dismantling have begun to appear. Especially, as a treatment of pressure vessels that hit heavy structures, concrete is filled inside the pressure vessels and then buried deep underground. A method, or a method of cutting the same pressure vessel into a plurality of pieces and then embedding it in the ground in the same manner as described above.
[0004]
Among these methods, when seeing the cutting process, a turntable is installed at the bottom of the pressure vessel extending vertically, and at the side space position of the pressure vessel installed upright. The pressure vessel is arranged according to the image of a cutting device in which a cutting device is arranged, the cutting device is operated from a side circumferential surface while the pressure vessel is rotated by a turntable, and the workpiece is cut from the circumferential surface of the workpiece rotating around the vertical axis. Is cut along a horizontal plane perpendicular to its longitudinal axis.
[0005]
Further, as another cutting processing method, an arc cutting device or a plasma cutting device is taken in and installed in a pressure vessel standing and extending in the vertical direction, and these cutting devices are installed in the vertical direction of the pressure vessel. Some of them are moved along the inner peripheral surface of the same pressure vessel on a horizontal plane perpendicular to the axis, and cut into a ring as described above.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, among the cutting methods of the pressure vessel that are preceded in Europe and the United States, in the method of cutting while rotating the pressure vessel with a turntable, in order to connect various conduits to the pressure vessel, It is necessary to carry out difficult work in an extremely limited space, in which parts are carried from a narrow space provided in the assembly and a turntable is assembled, and the pressure vessel is installed so as to be supported from the lower surface. Labor, work exposure, and costly preparatory work is required.
[0007]
In addition, in the case of cutting from the inside of the pressure vessel by a thermal cutting method such as an arc cutting device or a plasma cutting device, a large amount of cutting gas, fumes and molten residues are generated, and radioactive substances are generated from these gases and fumes. Special waste gas treatment equipment for safety, for example, a particulate matter removal filter and a molecular matter removal filter are required. Etc., and the cost is inevitably increased.
[0008]
Under such circumstances, the present invention has a high degree of difficulty in the dismantling process of a pressure vessel, which is expected to be further increased in Japan in the near future. A useful and feasible reactor pressure vessel that is easy and low-cost, instead of directly linked to increased costs, and that can properly support cutting operations and increase the safety and stability of the operations. It is an object of the present invention to provide a cutting assistance device for disassembly.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made to solve the above-described problem, and the reactor pressure vessel moves along a plurality of cutting planes that are orthogonal to the vertical axis of the reactor pressure vessel in the horizontal direction and parallel to the vertical axis direction. A cutting device that cuts the vessel from the inside and a support device that is disposed at the lower portion in the axial direction of the reactor pressure vessel and supports the mirror portion of the pressure vessel from below, and the support device expands and contracts in a bellows shape. And a parallel link mechanism consisting of three or more pairs of piston / cylinder devices that are arranged parallel to each other in the vertical direction on the lifter and that extend and contract in the vertical direction to control the balance with each other. A cutting auxiliary device for dismantling a furnace pressure vessel is provided.
[0010]
That is, according to the present invention, the reactor pressure vessel has a cutting device that moves along the cutting surface and cuts the reactor pressure vessel from the inside, and at the lower part in the axial direction of the reactor pressure vessel. Has a support device for supporting the mirror part of the pressure vessel from below, and this support device is arranged in parallel with the lifter vertically extending in the vertical direction and the lifter extending vertically in the bellows shape. Since it is composed of a parallel link mechanism consisting of three or more piston / cylinder devices that are stretched and controlled to balance each other, it is perpendicular to the vertical axis of the pressure vessel in the horizontal direction and in the same vertical axis direction. When cutting a plurality of parallel cut surfaces from the lower cut surface to the upper one, the cut pieces separated from the reactor pressure vessel at the cut surfaces that have been cut are supported by a lifter and a parallel link mechanism. Dress In adjusting the levelness, which is controlled and supported at a predetermined position, sequentially stacked while keeping the horizontal level without destroying the position to those from those below the upper, slippage or deviation in cut cutting plane The work safety and stability are greatly improved.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 is an explanatory view for schematically explaining the outline of a cutting assistance device for dismantling a reactor pressure vessel according to the present embodiment, FIG. 2 is an explanatory view for conceptually explaining a cutting device used directly for cutting, and FIG. FIG. 2 is an explanatory view showing in detail a disassembly cutting assisting device including the support lifter schematically shown in FIG. 1.
[0012]
The so-called light water reactors, which use water (H 2 O) as a coolant, dominate the commercial reactors, but the light water reactors are further divided into boiling water type and pressurized water type. The
[0013]
Although the boiling water reactor pressure vessel and the pressurized water reactor pressure vessel have the same basic structure in which the reactor pressure vessel is erected with the vertical direction long, the latter is a pressure vessel. In order to circulate the primary coolant outside, the inlet and outlet swells in the shape of a nozzle, and the support part of the pressure vessel can be formed here, but the former is structured to support via a skirt. The support structure will be different.
[0014]
Although there are differences as described above, both may be exposed to the field of dismantling in the near future, and both will require an efficient dismantling technique, but in this embodiment, A pressurized water reactor pressure vessel will be directly targeted, and a boiling water reactor pressure vessel will be described below as an application modification.
[0015]
That is, in the present embodiment, reference numeral 1 denotes a reactor pressure vessel, the lower mirror part 1a is supported by the
[0016]
Here, after the commercial operation for a certain period such as 30 years, for example, after the end of the commercial operation, the pressure vessel 1 is further subjected to a certain cooling period of 5 to 10 years in consideration of the decay period of radioactivity, The fuel rods and control rods are removed, and the pressure vessel 1 itself is shown as an image of the situation of entering the dismantling operation.
[0017]
The pressure vessel 1 is in a state scheduled to be cut into a plurality along a horizontal plane orthogonal to the axis thereof, and a plurality of cutting lines 2 (cutting lines) are provided at the position of the cutting plane where the cutting is scheduled. In the present specification, the cut surface is a generic term for both the surface to be cut and the cut surface.
[0018]
The pressure vessel 1 is supported at its upper portion by an upper end support portion 7 and at its lower portion by a
[0019]
FIG. 2 conceptually shows a cutting device that cuts the pressure vessel 1 along a cutting line 2 with a blade, and reference numeral 10 denotes an upper frame installed on the upper portion of the pressure vessel 1 for this cutting operation. Is a hoist placed on the upper pedestal 10, and the hoist 11 is connected to a support base 13 disposed in the pressure vessel 1 by a rope covered with a cover 12, so that the support base 13 can be moved in the vertical direction. ing.
[0020]
The support 13 rotates a cutting blade 15 that rotates to cut the wall surface of the pressure vessel 1, a main drive motor 19 that rotationally drives the cutting blade 15, and moves the cutting blade 15 along the peripheral surface of the pressure vessel 1. A turning motor 16, a lifting motor 17 that allows the cutting blade 15 to move up and down, and a radial feed that feeds the cutting blade 15 in the radial direction toward the wall surface of the pressure vessel 1 and performs cutting and cutting on the wall surface. The motor 18 and the like are supported.
[0021]
The support base 13 is formed of a disk-shaped or radial arm-shaped member centered on the axis of the pressure vessel 1, and clamps 14 are provided at three or more positions on the outer circumference circle, preferably at four positions at 90 ° intervals. The position of the support base 13 can be fixed with respect to the pressure vessel 1 so that the level of the cut surface is maintained.
[0022]
FIG. 3 shows details of the
That is, the
[0023]
The parallel link 36 is composed of four pairs of pistons and cylinders. One end of each piston / cylinder is connected to the
[0024]
The cradle 31 is provided with an annular support portion 32 at the top end of the cradle 31. The pressure vessel 1 is supported via the support portion 32, so that the cradle 31 is horizontally supported by the parallel link 36 as described above. By controlling the degree, the pressure vessel 1 is also supported while maintaining the level.
[0025]
The cradle 31 has a hopper 33, a chip discharge pipe 34 communicating with the hopper 33, and a vibration device 35 that engages the bottom surface of the hopper 33 and applies vibration to the hopper 33. When cutting or cutting the pressure vessel 1, the chips 2 a and the like are collected in the hopper 33 and can be reliably discharged to the outside through the chip discharge pipe 34.
[0026]
In addition, the
[0027]
In the present embodiment configured as described above, when the pressure vessel 1 is cut, the
[0028]
Next, as shown in FIG. 2, the cutting device is installed inside the pressure vessel 1, the support base 13 is positioned by the
[0029]
The pressure vessel 1 has a thickness of about 100 to 250 mm, and on the other hand, the cutting blade 15 cut by the radial feed motor 18 in the thickness direction, that is, the radial direction of the pressure vessel 1 is about 10 to 20 mm per stroke. Therefore, the cutting blade 15 makes full use of the turning motor 16 in addition to the radial feed motor 18, repeatedly performs cutting in the thickness direction and cutting in the circumferential direction, and cutting proceeds along the cutting line 2. .
[0030]
The cutting lines 2 are respectively scheduled in a plurality of planes that are orthogonal to the vertical axis of the pressure vessel 1 in the horizontal direction and parallel to the vertical axis direction. Are sequentially cut from the one located below.
[0031]
Therefore, the part including the mirror part 1a of the pressure vessel 1 is first cut, and this part is supported by the cradle 31 via the support part 32 and supported by the parallel link 36 while maintaining the level. A predetermined position is held by the
[0032]
Next, cutting is performed along the cutting line 2 scheduled second from the bottom.
The cutting is performed by making full use of the turning motor 16, the lifting / lowering motor 17, the radial feed motor 18 and the main drive motor 19 in the same manner as the cutting line 2 of the part including the mirror part 1a. When the cutting of the line 2 is completed, the cut piece that has been cut in this way is overlapped by its own weight on the first cut piece.
[0033]
At this time, since the first cut piece is kept level by the parallel link 36 as described above, the second cut piece is stably placed thereon, and in this state, the parallel piece 36 further The levelness is adjusted to be maintained, and the levelness is similarly maintained for the third and fourth cut pieces.
[0034]
Thus, according to the present embodiment, the cut pieces sequentially cut from the lower side to the upper side along the predetermined cutting line 2 are sequentially kept from the lower side to the upper side without changing the position and maintaining the level. The safety and stability of the work can be remarkably improved without causing slippage or slippage on the cut surfaces that have been stacked and cut.
[0035]
Note that the cutting in the present embodiment is performed in the air using the cutting blade 15 from the inside of the pressure vessel 1 along the cutting line 2, so that it becomes irrelevant to the generation of cutting gas and fume, and the radioactive material In this way, the pressure vessel can be cut down safely and reliably, and the pressure vessel can be effectively disassembled.
[0036]
Although the present invention has been described with reference to the illustrated embodiment, the present invention is not limited to this embodiment, and it goes without saying that various modifications may be made to the specific structure within the scope of the present invention. Absent.
[0037]
【The invention's effect】
As described above, according to the invention of the present application, the reactor pressure vessel is cut from the inside by moving along a plurality of cutting planes that are orthogonal to the vertical axis of the reactor pressure vessel in the horizontal direction and parallel to the vertical axis direction. And a support device that is disposed at the lower part in the axial direction of the reactor pressure vessel and supports the mirror portion of the pressure vessel from below, and the support device includes a lifter that vertically expands and contracts in a bellows shape. It consists of a parallel link mechanism consisting of three or more piston-cylinder device which is controlled so as to ensure mutual balance adjusted stretch vertically disposed parallel to each other in the vertical direction on the lifter, thereby reactor pressure Since it constitutes a cutting aid for disassembling the container, it cuts a plurality of cutting surfaces that are perpendicular to the vertical axis of the pressure vessel in the horizontal direction and parallel to the vertical axis direction from the lower cutting surface to the upper one. When you are finished cutting In cut pieces separated from the reactor pressure vessel, adjusting the levelness with supporting device having the lifter and parallel link mechanism, which is controlled and supported at a predetermined position, without losing the position to those from those below the upper Reactor pressure vessels that are useful and highly feasible, which are stacked one after another in order to maintain the level and improve the safety and stability of work without causing slippage or slippage on the cut surfaces. It is possible to obtain a cutting assist device for dismantling.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram schematically illustrating an outline of a cutting assistance device for dismantling a reactor pressure vessel according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram conceptually illustrating a cutting device used directly for cutting in the present embodiment.
FIG. 3 is an explanatory view showing in detail a disassembly cutting assistance device including the support lifter schematically shown in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Pressure vessel 1a Mirror part 2 Cutting
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