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JP3859990B2 - Method for producing compound semiconductor - Google Patents

Method for producing compound semiconductor Download PDF

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JP3859990B2
JP3859990B2 JP2001190817A JP2001190817A JP3859990B2 JP 3859990 B2 JP3859990 B2 JP 3859990B2 JP 2001190817 A JP2001190817 A JP 2001190817A JP 2001190817 A JP2001190817 A JP 2001190817A JP 3859990 B2 JP3859990 B2 JP 3859990B2
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JP
Japan
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layer
concentration
crystal
compound semiconductor
type
Prior art date
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JP2001190817A
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Japanese (ja)
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弘之 細羽
尚宏 須山
智彦 ▲吉▼田
進治 兼岩
雅文 近藤
俊雄 幡
健 大林
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Ga1-xAlxN層(0≦x≦1)又はInxGayAl1-x-yN層(0≦x,y≦1)を気相成長させる化合物半導体の成長方法に関し、より詳しくは結晶性が良好で抵抗率の低い化合物半導体の成長方法、並びにこの成長方法を応用した化合物半導体発光素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
GaN(窒化ガリウム)はIII族元素であるガリウム及びV族元素である窒素から構成される化合物半導体であり、直接遷移型バンド構造を有する。従って、該化合物半導体を利用して、伝導帯−価電子帯間遷移による紫外発光素子であって、室温で3.39eV程度の禁制帯幅及び366nm程度のピーク波長を有する紫外発光素子を製造できることが期待されている。
【0003】
しかし、発光ダイオード及び半導体レーザなどの発光素子を得るにはP型結晶とN型結晶とを隣合わせにしたいわゆるPN接合が必要であるが、従来はGaNからなるP型結晶を製造することは困難であった。その理由は、GaNは禁制帯幅が大きいため、本来は室温では絶縁体となるはずだが、従来の工程でGaNを製造すると、不純物をドーピングしない結晶(アンドープ結晶)でも常にN型結晶となり、しかもその自由電子濃度は1019cm-3以上と極めて高くなるからである。これは格子欠陥、特に窒素空孔がドナーとして働くためと考えられている。
【0004】
また、P形結晶を得るために、Mg等のアクセプター不純物をドーピングしてGa1-xAlxN(0≦x≦1)層を形成しても、Mgが不活性化された抵抗率の高い結晶になってしまう。この原因についても格子欠陥が考えられる。すなわち、Ga1-xAlxN(0≦x≦1)結晶を形成する際に、V族元素である窒素の空孔が発生し、該結晶の格子中に拡張性の歪が与えられ、この拡張性の歪のために、ドーピングされたアクセプター不純物はGa及びAlの格子位置に入り難くなり、そのため不活性化されてしまうからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような問題を解決する改善方法として、例えばJapanese Journal of Applied Physics 28(1989)p2112-p2114に開示された方法がある。それは、電子線照射によりアクセプター不純物を活性化する方法であって、MgをドープしたGaNのフィルムに電子線を照射することによってP型結晶を得たと報告しているが、その抵抗率は35Ω・m、ホール濃度は2×1016cm-3と依然として高抵抗、低キャリア濃度である。このP型結晶を用いて製造された発光ダイオード(LED)素子は、紫外領域で発光しているが効率が悪く、電気的特性の改善が今後の課題となっている。
【0006】
このように従来の技術では、良好なPN接合を実現できるような良好な結晶性と低い抵抗率とを有するN型結晶及びP型結晶を製造(成長)することは困難である。また、このような結晶を応用した発光ダイオード素子等の化合物半導体発光素子についても十分な特性が得られるものを製造できなかったのが現状である。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するものであり、格子欠陥がない良好な結晶が得られる化合物半導体の成長方法を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明の他の目的は、電気的及び光学的特性が良好な化合物半導体発光素子及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の化合物半導体の製造方法は、Ga1-xAlxN層(0≦x≦1)を成長させる化合物半導体の成長方法において、該Ga 1-x Al x N層の成長の際に、Inを、その濃度が1×10 21 cm -3 になるように添加するとともに、Siをドーピングすることを特徴とする。
【0013】
上記のように、Ga1-xAlxN層(0≦x≦1)の結晶を形成する際に、Ga及びAlよりも原子半径の大きいIII族元素、例えばInを添加すると、成長する結晶に圧縮性歪が与えられる。これにより、窒素空孔に起因する結晶中の拡張性歪を緩和することができる。その結果、格子欠陥(点欠陥)の少ない結晶性の良好な化合物半導体が得られる。上記半導体において、さらにドナー不純物を添加すれば、低抵抗の良好なN型結晶が得られる。
【0014】
このようにして得られた結晶からなるPN接合は、電気的及び光学的特性が良好である。このPN接合を利用すれば、紫外から青色にかけての発光ダイオード(LED)及び半導体レーザ(LD)等の発光素子が実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
[実施例1]
Ga1-xAlxN層(0≦x≦1)を気相成長させるために、MOCVD(有機金属気相成長法)装置を使用し、Gaの材料ガスとしてTMG(トリメチルガリウム)を、Alの材料ガスとしてTMA(トリメチルアルミニウム)を、Nの材料としてNH3(アンモニア)又はN2(窒素ガス)をそれぞれ使用した。
【0016】
また、Ga1-xAlxN層に添加される元素として、Ga及びAlよりも原子半径の大きいIII族元素を用いた。下記表1にIII族元素の共有結合半径を示す。本実施例1では、表1に示したIII族元素の共有結合半径をもとにInを選択し、Inの材料ガスとしてTMI(トリメチルインジウム)を使用した。
【0017】
【表1】

Figure 0003859990
【0018】
初めに、アンドープ結晶を製造(成長)する場合について説明する。
【0019】
MOCVD装置内でGaAs基板上にTMG,TMA及びNH3を供給し、同時にTMIを供給し、Inの濃度範囲が1×1016cm-3から1×1023cm-3になるGa1-xAlxN層(x=0.50)を成長した。
【0020】
図1に、得られた結晶中の自由電子濃度と、In濃度との関係を示す。図1から明らかなように、In濃度が1×1017cm-3から1×1023cm-3までの範囲で自由電子濃度が減少している。そして、In濃度が1×1021cm-3のときに自由電子濃度は1×1016cm-3となり最小値を示した。この結果は、Inを添加しない場合の自由電子濃度が1×1019cm-3以上であったことを考えると、窒素空孔に起因する残留ドナー濃度が1000分の1以下に減少したことを意味している。すなわち格子欠陥の少ない良好なGa1-xAlxN層(x=0.50)の結晶が得られたことを示している。
【0021】
同様の条件でGaN層及びAlN層を成長させたところ、それぞれ自由電子の濃度が1×1016cm-3から3×1016cm-3まで低減できた。従って、全ての組成比(0≦x≦1)のGa1-xAlxN層について、Inの添加による効果があるといえる。
【0022】
次に、N型結晶を製造する場合について説明する。
【0023】
上記と同様の条件でInを添加しながらGa1-xAlxN層を成長させる際に、ドナー不純物としてSiH4ガスを、Siの濃度が1×1019cm-3程度となるようにドーピングしたところ、2000cm2/V・Sの移動度を有するN型結晶(N型伝導型結晶)が得られ、Inを添加しないで得られたN型結晶に比べて移動度が大幅に改善された。
【0024】
次に、P型結晶(P型伝導型結晶)を製造する場合について説明する。
【0025】
MOCVD装置内でGaAs基板上にTMG及びNH3を供給し、同時にInの濃度範囲が1×1016cm-3から1×1023cm-3になるようにTMIを供給し、この時さらに、アクセプター不純物としてDMZn(ジメチル亜鉛)をドーピングした。
【0026】
図2に、得られたP型結晶中の活性化したアクセプター濃度と、In濃度との関係を示す。図2からわかるように、In濃度が1×1017cm-3から7×1022cm-3までの範囲で活性化したアクセプター濃度が増加している。そして、In濃度が1×1021cm-3の時に活性化したアクセプター濃度は5×1018cm-3と最大値を示した。このIn濃度を有するGaN層の抵抗率は5Ωm、移動度は80cm2/V・Sであり、同様の条件でInを添加せずに得られた結晶に比べて大幅に低抵抗化が実現できた。
【0027】
これは原子半径の大きいIII族元素のInを添加することにより窒素空孔に起因する格子歪を緩和し、II族元素のアクセプター不純物がIII族元素の格子位置に入り易く、かつ活性化されたためと考えられる。
【0028】
また、アクセプター不純物としてZn以外に、Mg、Be等の他のII族元素を用いてもよく、同様の条件でGaN層を成長させたところ低抵抗のP型結晶が得られた。
【0029】
また、AlN層及びGa1-xAlxN層(x=0.50)を同様の条件で成長させた場合も、アクセプター不純物及びInの添加によって良好なP型結晶が得られた。従って、全ての組成比(0≦x≦1)のGa1-xAlxN層について、Inの添加による効果があるといえる。
【0030】
[実施例2]
本実施例2では、Ga1-xAlxN層(0≦x≦1)を気相成長させるために、MOMBE(有機金属分子線エピタキシー法)装置を使用し、Gaの材料ガスとしてTMGを、Alの材料ガスとしてTMAを、Nの材料としてNH3又はN2を使用した。
【0031】
また、Ga1-xAlxN層に添加される元素として、Nよりも原子半径の大きいV族元素を用いた。下記表2にV族元素の共有結合半径を示す。本実施例2では、表2に示したV族元素の共有結合半径をもとにP、As、及びSbを選択し、材料ガスとして、それぞれPH3、AsH3、及びSbを使用した。
【0032】
【表2】
Figure 0003859990
【0033】
初めに、アンドープ結晶を製造する場合について説明する。
【0034】
MOMBE装置内でGaAs基板上に、成長温度600℃で、TMG、TMA及びNH3を供給してGa1-xAlxN層を(x=0.30)成長し、この結晶中のV族元素(P、As又はSb)の濃度範囲が1×1016cm-3から1×1023cm-3になるように、PH3、AsH3、又はSbを供給した。
【0035】
図3に得られた結晶中の自由電子濃度と、P、As及びSb濃度との関係を示す。図3から明らかなように、P、As及びSb濃度が1×1016cm-3から1×1023cm-3までの範囲で、自由電子濃度が減少している。そして、Pの場合は濃度が4×1021cm-3のときに自由電子濃度は1×1016cm-3となり最小値を示した。この結果は、Nよりも原子半径の大きいV族元素を添加しない場合の自由電子濃度が1×1019cm-3以上であったことを考えると、窒素空孔に起因する残留ドナー濃度が1000分の1以下に減少したことを意味している。すなわち、格子欠陥の少ない良好なGa1-xAlxN層(x=0.30)の結晶が得られたことを示している。
【0036】
同様の条件でGaN層及びAlN層を成長させたところ、P、As及びSb濃度が1×1016cm-3から1×1023cm-3までの範囲で、それぞれ自由電子濃度が低減できた。従って、全ての組成比(0≦x≦1)のGa1-xAlxN層について、Nよりも原子半径の大きいV族元素の添加による効果があるといえる。
【0037】
次に、N型結晶を製造する場合について説明する。
【0038】
上記と同様の条件でNよりも原子半径の大きいV族元素を添加しながらGa1-xAlxN層を成長させる際に、ドナー不純物としてSiH4ガスを、Siの濃度が1×1019cm-3程度となるようにドーピングしたところ、2000cm2/V・Sの移動度を有するN型結晶が得られ、Nよりも原子半径の大きいV族元素を添加しないで得られたN型結晶に比べて移動度が大幅に改善された。
【0039】
次に、P型結晶を製造する場合について説明する。
【0040】
MOMBE装置内でGaAs基板上に、TMG、TMA及びNH3を供給してGa1-xAlxN層(x=0.30)を成長し、同時にこのGa1-xAlxN層中のP、As又はSbの濃度範囲が1×1016cm-3から1×1023cm-3になるように、PH3、AsH3、又はSb固体をそれぞれ供給した。この時さらに、アクセプター不純物としてZnをドーピングした。
【0041】
図4に、得られた結晶中の活性化したアクセプター濃度と、P、As及びSb濃度との関係を示す。図4からわかるように、P、As及びSb濃度が1×1016cm-3から1×1023cm-3までの範囲で、活性化したアクセプター濃度が増加している。そして、Pの場合は濃度が1×1022cm-3の時に活性化したアクセプター濃度が1.1×1019cm-3と最大値を示した。このP濃度を有するGa1-xAlxN層の抵抗率は5Ωm、移動度は80cm2/V・Sであり、同様の条件でNよりも原子半径の大きいV族元素を添加せずに得られた結晶に比べ、大幅に低抵抗化を実現できた。
【0042】
これはNよりも原子半径の大きいV族元素を添加することにより窒素空孔に起因する格子歪を緩和し、II族元素のアクセプター不純物がIII族元素の格子位置に入り易く、かつ活性化され易くなったためと考えられる。
【0043】
また、アクセプター不純物としてZn以外にMg、Be等の他のII族元素を利用して、同様の条件でGa1-xAlxN層を成長させた場合も、P、As又はSbを添加することにより低抵抗のP型結晶が得られた。
【0044】
また、AlN層及びGaN層を同様の条件で成長させた場合も、アクセプター不純物、及びP、As又はSbの添加によって良好なP型結晶が得られた。従って、全ての組成比(0≦x≦1)のGa1-xAlxN層について、Nよりも原子半径の大きいV族元素の添加による効果があるといえる。
【0045】
また、InxGayAl1-x-yN層(0≦x,y≦1)を、Nよりも原子半径の大きいV族元素を添加して、同様の条件で成長させたところ、Ga1-xAlxN層(0≦x≦1)の場合よりもさらに良好な結晶が得られた。すなわち、本実施例2における結果は、Ga1-xAlxN層(0≦x≦1)をInxGayAl1-x-yN層(0≦x,y≦1)に置き換えることにより、さらに改善されるものである。
【0046】
以上の実施例1、2ではMOCVD装置又はMOMBE装置を利用したが、MBE(分子線エピタキシー法)装置等の他の装置でもよい。Ga、Al及びNの材料、Ga及びAlよりも原子半径の大きいIII族元素の材料、及びNよりも原子半径の大きいV族元素の材料も、本実施例以外の他の化合物を用いてもよい。基板についても、GaAs基板以外にSi、InP、GaP等の他の半導体基板及びサファイヤ基板を用いても効果があることは言うまでもない。
【0047】
[実施例3]
実施例2によって得られる化合物半導体を利用して、図5(a)〜(b)に示す半導体レーザ素子を製造した。以下にその製造方法を説明する。
【0048】
まず、MOMBE装置内でN型GaAs基板301を、温度600℃まで加熱し、TMG、N2、SiH4及びPH3を供給して、N型GaNからなるバッファ層302をその厚さが0.2μmとなるように成長させる。ここで、バッファ層302は2種以上の半導体層による超格子でもよい。
【0049】
次に、図5(a)に示すように、TMG、N2、SiH4及びPH3を供給したままでさらにTMAの供給を開始し、N型Ga1-xAlxN層(x=0.30)をその厚さが1μmとなるように成長させて、N型クラッド層303を形成する。
【0050】
次に、TMG、N2及びPH3を供給したままで、TMA及びSiH4の供給を停止し、GaN層をその厚さが0.1μmとなるように成長させて、活性層304を形成する。ここで該活性層304は、同時にTMAを供給して得られるGa1-XAlxN層であっても、SiH4、DEZn等のドーパントを供給して得られる結晶であってもよい。
【0051】
次に、TMG、N2及びPH3を供給したままで、さらにTMA及びDEZnの供給を開始し、P型Ga1-XAlxN層(x=0.30)をその厚さが1μmとなるように成長させて、P型クラッド層305を形成する。
【0052】
次に、図5(b)に示すように、TMG、N2、PH3及びDEZnを供給したままでTMAの供給を停止して、P型GaN層をその厚さが0.5μmとなるように成長させて、P型コンタクト層306を形成する。
【0053】
続いて、P型電極310及びN型電極311を積層させ、これにより図5(c)に示す半導体レーザ素子を作製する。ここで、PH3は全ての層の成長中においてその濃度が1×1022cm-3程度になるように供給した。
【0054】
本実施例では、全面電極型の半導体レーザ素子を例にとって説明しているが、同様の製造方法を利用してストライプ構造をもつ半導体レーザ素子を製造することも可能である。また、2回以上の成長を用いて導波路を作製することも可能である。
【0055】
また、Ga1-XAlXN層の組成比xを適宜に変更できることは言うまでもなく、導電型は全て逆でもよい。また、Ga1-XAlXN層の成長時に同時にInの材料ガスを供給して、InxGayAl1-x-yN層(0≦x,y≦1)として成長させてもよい。
【0056】
さらに、クラッド層303及び305のGa1-xAlxN層又はInxGayAl1-x-yN層の組成比であるx又は/及びyは積層方向に沿って変化していてもよく、SCH構造やGDIN−SCH構造も可能である。また、活性層304についても量子井戸構造及び多重量子井戸構造でもよい。
【0057】
本実施例の製造方法により製造された半導体レーザは室温で連続発振が得られ、ピーク波長は370nm付近であった。光出力は3mWであったが、紫外発光素子が実現できた。
【0058】
また、同様の製造方法で、活性層304の厚さが1μm程度となるようにしたところ、ピーク波長367nmで発光し、LED(発光ダイオード)として使用可能な発光素子が得られた。
【0059】
【発明の効果】
本発明の化合物半導体の成長方法によれば、点欠陥がなく結晶性が良好な、かつ抵抗率の低い化合物半導体を製造することができる。また、本発明の化合物半導体発光素子は、電気的特性及び光学的特性の良好な化合物半導体発光素子が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Ga1-xAlxN層(x=0.50)中のIn濃度と自由電子濃度との関係を示すグラフ。
【図2】アクセプター不純物を添加したGaN層中のIn濃度と活性化したアクセプター濃度との関係を示すグラフ。
【図3】InxGayAl1-x-yN層(x=0.30)中のP、As及びSb濃度と自由電子濃度との関係を示すグラフ。
【図4】アクセプター不純物を添加したInxGayAl1-x-yN層(x=0.30)中のP、As及びSb濃度と活性化したアクセプター濃度との関係を示すグラフ。
【図5】本発明の方法によって製造される化合物半導体レーザー素子の断面図。
【符号の説明】
301 GaAs基板
302 バッファ層
303 クラッド層
304 活性層
305 クラッド層
306 コンタクト層
310,311 電極[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a compound semiconductor growth method in which a Ga 1-x Al x N layer (0 ≦ x ≦ 1) or an In x Ga y Al 1-xy N layer (0 ≦ x, y ≦ 1) is vapor-phase grown. More particularly, the present invention relates to a method for growing a compound semiconductor having good crystallinity and low resistivity, a compound semiconductor light emitting device to which this growth method is applied, and a method for manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
GaN (gallium nitride) is a compound semiconductor composed of gallium which is a group III element and nitrogen which is a group V element, and has a direct transition type band structure. Therefore, it is possible to manufacture an ultraviolet light-emitting device using the compound semiconductor and having a forbidden band width of about 3.39 eV and a peak wavelength of about 366 nm at room temperature by a transition between conduction band and valence band. Is expected.
[0003]
However, in order to obtain a light emitting element such as a light emitting diode and a semiconductor laser, a so-called PN junction in which a P-type crystal and an N-type crystal are adjacent to each other is necessary, but conventionally it is difficult to manufacture a P-type crystal made of GaN. Met. The reason for this is that GaN should be an insulator at room temperature because it has a large forbidden band, but when GaN is manufactured in the conventional process, crystals that are not doped with impurities (undoped crystals) are always N-type crystals. This is because the free electron concentration is as high as 10 19 cm −3 or more. This is thought to be because lattice defects, particularly nitrogen vacancies, act as donors.
[0004]
In addition, in order to obtain a P-type crystal, even if an acceptor impurity such as Mg is doped to form a Ga 1-x Al x N (0 ≦ x ≦ 1) layer, the resistivity of Mg is deactivated. It becomes a high crystal. Lattice defects are also considered for this cause. That is, when a Ga 1-x Al x N (0 ≦ x ≦ 1) crystal is formed, vacancies in nitrogen that is a group V element are generated, and an expansive strain is given in the lattice of the crystal, This is because the expandable strain makes it difficult for the doped acceptor impurity to enter the Ga and Al lattice positions and is thus deactivated.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As an improvement method for solving such a problem, for example, there is a method disclosed in Japanese Journal of Applied Physics 28 (1989) p2112-p2114. It is a method of activating acceptor impurities by electron beam irradiation, and it has been reported that a P-type crystal was obtained by irradiating an electron beam to a GaN film doped with Mg, but its resistivity was 35Ω · m, the hole concentration is 2 × 10 16 cm −3, which is still high resistance and low carrier concentration. A light emitting diode (LED) element manufactured using this P-type crystal emits light in the ultraviolet region, but its efficiency is poor, and improvement of electrical characteristics is a future problem.
[0006]
As described above, it is difficult to manufacture (grow) N-type crystals and P-type crystals having good crystallinity and low resistivity so as to realize a good PN junction. In addition, it has been impossible to manufacture a compound semiconductor light emitting device such as a light emitting diode device to which such a crystal is applied that can provide sufficient characteristics.
[0007]
The present invention solves the above-described problems, and an object thereof is to provide a compound semiconductor growth method capable of obtaining a good crystal free of lattice defects.
[0008]
Another object of the present invention is to provide a compound semiconductor light emitting device having good electrical and optical characteristics and a method for manufacturing the same.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The compound semiconductor manufacturing method of the present invention is a compound semiconductor growth method for growing a Ga 1-x Al x N layer (0 ≦ x ≦ 1). In the growth of the Ga 1-x Al x N layer, In is added so that its concentration becomes 1 × 10 21 cm −3 and Si is doped.
[0013]
As described above, when a crystal of a Ga 1-x Al x N layer (0 ≦ x ≦ 1) is formed, a crystal that grows when a group III element having a larger atomic radius than Ga and Al, for example, In, is added. Compressive strain is applied to the. Thereby, the expansion | swelling distortion | strain in the crystal | crystallization resulting from a nitrogen vacancy can be relieved. As a result, a compound semiconductor with good crystallinity with few lattice defects (point defects) can be obtained. If a donor impurity is further added to the semiconductor, a low resistance and good N-type crystal can be obtained.
[0014]
The PN junction made of the crystal thus obtained has good electrical and optical characteristics. By using this PN junction, light emitting elements such as light emitting diodes (LEDs) and semiconductor lasers (LDs) from ultraviolet to blue can be realized.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[Example 1]
In order to vapor-phase grow a Ga 1-x Al x N layer (0 ≦ x ≦ 1), an MOCVD (metal organic vapor phase epitaxy) apparatus is used, and TMG (trimethylgallium) is used as a Ga material gas and Al the TMA as material gas (trimethyl aluminum) was used as the material of N NH 3 (ammonia) or N 2 (nitrogen gas), respectively.
[0016]
In addition, as an element added to the Ga 1-x Al x N layer, a group III element having a larger atomic radius than Ga and Al was used. Table 1 below shows the covalent bond radius of group III elements. In Example 1, In was selected based on the covalent bond radius of the group III elements shown in Table 1, and TMI (trimethylindium) was used as the In material gas.
[0017]
[Table 1]
Figure 0003859990
[0018]
First, the case where an undoped crystal is manufactured (grown) will be described.
[0019]
TMG on a GaAs substrate in the MOCVD apparatus, supplying TMA and NH 3, at the same time supplies the TMI, the concentration range of In is formed of 1 × 10 16 cm -3 to 1 × 10 23 cm -3 Ga 1 -x An Al x N layer (x = 0.50) was grown.
[0020]
FIG. 1 shows the relationship between the free electron concentration and the In concentration in the obtained crystal. As is apparent from FIG. 1, the free electron concentration decreases in the In concentration range from 1 × 10 17 cm −3 to 1 × 10 23 cm −3 . When the In concentration was 1 × 10 21 cm −3 , the free electron concentration was 1 × 10 16 cm −3 , indicating the minimum value. This result shows that the residual donor concentration due to nitrogen vacancies was reduced to 1/1000 or less, considering that the free electron concentration without adding In was 1 × 10 19 cm −3 or more. I mean. That is, it is shown that a good Ga 1-x Al x N layer (x = 0.50) crystal with few lattice defects was obtained.
[0021]
When the GaN layer and the AlN layer were grown under the same conditions, the concentration of free electrons could be reduced from 1 × 10 16 cm −3 to 3 × 10 16 cm −3, respectively. Therefore, it can be said that the Ga 1-x Al x N layer having all composition ratios (0 ≦ x ≦ 1) has an effect due to the addition of In.
[0022]
Next, the case where an N-type crystal is manufactured will be described.
[0023]
When the Ga 1-x Al x N layer is grown while adding In under the same conditions as described above, SiH 4 gas is doped as a donor impurity so that the Si concentration is about 1 × 10 19 cm −3. As a result, an N-type crystal (N-type conductivity crystal) having a mobility of 2000 cm 2 / V · S was obtained, and the mobility was greatly improved as compared with the N-type crystal obtained without adding In. .
[0024]
Next, a case where a P-type crystal (P-type conductivity crystal) is manufactured will be described.
[0025]
In the MOCVD apparatus, TMG and NH 3 are supplied onto the GaAs substrate, and at the same time, TMI is supplied so that the concentration range of In becomes 1 × 10 16 cm −3 to 1 × 10 23 cm −3 . DMZn (dimethylzinc) was doped as an acceptor impurity.
[0026]
FIG. 2 shows the relationship between the activated acceptor concentration and the In concentration in the obtained P-type crystal. As can be seen from FIG. 2, the activated acceptor concentration increases in the In concentration range from 1 × 10 17 cm −3 to 7 × 10 22 cm −3 . The acceptor concentration activated when the In concentration was 1 × 10 21 cm −3 showed a maximum value of 5 × 10 18 cm −3 . The resistivity of the GaN layer having this In concentration is 5 Ωm and the mobility is 80 cm 2 / V · S, which can achieve a much lower resistance than the crystal obtained without adding In under the same conditions. It was.
[0027]
This is because the addition of Group III element In with a large atomic radius alleviates the lattice distortion caused by nitrogen vacancies, and the acceptor impurities of Group II elements are easy to enter the group III element lattice position and are activated. it is conceivable that.
[0028]
In addition to Zn as an acceptor impurity, other group II elements such as Mg and Be may be used. When a GaN layer was grown under the same conditions, a low-resistance P-type crystal was obtained.
[0029]
In addition, even when the AlN layer and the Ga 1-x Al x N layer (x = 0.50) were grown under the same conditions, good P-type crystals were obtained by addition of acceptor impurities and In. Therefore, it can be said that the Ga 1-x Al x N layer having all composition ratios (0 ≦ x ≦ 1) has an effect due to the addition of In.
[0030]
[Example 2]
In Example 2, a MOMBE (organometallic molecular beam epitaxy) apparatus is used to vapor-phase grow a Ga 1-x Al x N layer (0 ≦ x ≦ 1), and TMG is used as a Ga material gas. TMA was used as the Al material gas, and NH 3 or N 2 was used as the N material gas.
[0031]
Further, a V group element having an atomic radius larger than that of N was used as an element added to the Ga 1-x Al x N layer. Table 2 below shows the covalent bond radius of group V elements. In Example 2, P, As, and Sb were selected based on the covalent bond radius of the group V elements shown in Table 2, and PH 3 , AsH 3 , and Sb were used as material gases, respectively.
[0032]
[Table 2]
Figure 0003859990
[0033]
First, a case where an undoped crystal is manufactured will be described.
[0034]
In the MOMBE apparatus, at a growth temperature of 600 ° C., TMG, TMA and NH 3 were supplied to grow a Ga 1-x Al x N layer (x = 0.30) on a GaAs substrate, and a group V element ( PH 3 , AsH 3 , or Sb was supplied so that the concentration range of P, As, or Sb) was 1 × 10 16 cm −3 to 1 × 10 23 cm −3 .
[0035]
FIG. 3 shows the relationship between the free electron concentration in the obtained crystal and the P, As, and Sb concentrations. As is clear from FIG. 3, the free electron concentration is reduced when the P, As, and Sb concentrations are in the range from 1 × 10 16 cm −3 to 1 × 10 23 cm −3 . In the case of P, when the concentration was 4 × 10 21 cm −3 , the free electron concentration was 1 × 10 16 cm −3 , indicating the minimum value. This result shows that the residual donor concentration due to nitrogen vacancies is 1000 when the free electron concentration without adding a group V element having an atomic radius larger than N is 1 × 10 19 cm −3 or more. It means that it decreased to less than 1 / min. That is, it is shown that a good Ga 1-x Al x N layer (x = 0.30) crystal with few lattice defects was obtained.
[0036]
When the GaN layer and the AlN layer were grown under the same conditions, the free electron concentration could be reduced in the range of P, As and Sb concentrations from 1 × 10 16 cm −3 to 1 × 10 23 cm −3 . . Therefore, it can be said that the Ga 1-x Al x N layer having all the composition ratios (0 ≦ x ≦ 1) has an effect by adding a group V element having an atomic radius larger than N.
[0037]
Next, the case where an N-type crystal is manufactured will be described.
[0038]
When a Ga 1-x Al x N layer is grown while adding a group V element having an atomic radius larger than N under the same conditions as described above, SiH 4 gas is used as a donor impurity, and the Si concentration is 1 × 10 19. N-type crystal having a mobility of 2000 cm 2 / V · S is obtained by doping so as to be about cm −3, and obtained without adding a group V element having an atomic radius larger than N Compared with, mobility was greatly improved.
[0039]
Next, a case where a P-type crystal is manufactured will be described.
[0040]
In the MOMBE apparatus, TMG, TMA, and NH 3 are supplied onto the GaAs substrate to grow a Ga 1-x Al x N layer (x = 0.30), and at the same time, P in the Ga 1-x Al x N layer is grown. PH 3 , AsH 3 , or Sb solids were supplied so that the concentration range of As or Sb was 1 × 10 16 cm −3 to 1 × 10 23 cm −3 . At this time, Zn was further doped as an acceptor impurity.
[0041]
FIG. 4 shows the relationship between the activated acceptor concentration and the P, As, and Sb concentrations in the obtained crystal. As can be seen from FIG. 4, the activated acceptor concentration increases in the range of P, As and Sb concentrations from 1 × 10 16 cm −3 to 1 × 10 23 cm −3 . In the case of P, the acceptor concentration activated when the concentration was 1 × 10 22 cm −3 showed a maximum value of 1.1 × 10 19 cm −3 . The resistivity of the Ga 1-x Al x N layer having this P concentration is 5 Ωm and the mobility is 80 cm 2 / V · S. Under the same conditions, a V group element having an atomic radius larger than N is not added. Compared with the obtained crystal, the resistance can be greatly reduced.
[0042]
This is because the addition of a group V element having an atomic radius larger than that of N relaxes the lattice distortion caused by the nitrogen vacancies, and the acceptor impurity of the group II element easily enters the group III element lattice position and is activated. This is thought to be easier.
[0043]
Further, when a Ga 1-x Al x N layer is grown under the same conditions using other group II elements such as Mg and Be in addition to Zn as an acceptor impurity, P, As, or Sb is added. As a result, a low-resistance P-type crystal was obtained.
[0044]
In addition, even when the AlN layer and the GaN layer were grown under the same conditions, a good P-type crystal was obtained by adding the acceptor impurity and P, As, or Sb. Therefore, it can be said that the Ga 1-x Al x N layer having all the composition ratios (0 ≦ x ≦ 1) has an effect by adding a group V element having an atomic radius larger than N.
[0045]
Further, when an In x Ga y Al 1-xy N layer (0 ≦ x, y ≦ 1) was grown under the same conditions by adding a group V element having an atomic radius larger than N, Ga 1− Better crystals were obtained than in the case of x Al x N layer (0 ≦ x ≦ 1). That is, the result in Example 2 is that the Ga 1-x Al x N layer (0 ≦ x ≦ 1) is replaced with the In x Ga y Al 1-xy N layer (0 ≦ x, y ≦ 1). This is a further improvement.
[0046]
In the first and second embodiments, the MOCVD apparatus or the MOMBE apparatus is used, but other apparatuses such as an MBE (molecular beam epitaxy) apparatus may be used. The materials of Ga, Al, and N, the material of a group III element having a larger atomic radius than Ga and Al, and the material of a group V element having a larger atomic radius than N may also be used by using other compounds than this example. Good. As for the substrate, it goes without saying that other semiconductor substrates such as Si, InP, GaP and sapphire substrates can be used in addition to the GaAs substrate.
[0047]
[Example 3]
Using the compound semiconductor obtained in Example 2, a semiconductor laser device shown in FIGS. 5A to 5B was manufactured. The manufacturing method will be described below.
[0048]
First, the N-type GaAs substrate 301 is heated to a temperature of 600 ° C. in the MOMBE apparatus, TMG, N 2 , SiH 4 and PH 3 are supplied, and the buffer layer 302 made of N-type GaN has a thickness of 0. Grow to 2 μm. Here, the buffer layer 302 may be a superlattice formed of two or more semiconductor layers.
[0049]
Next, as shown in FIG. 5A, the supply of TMA is started while TMG, N 2 , SiH 4 and PH 3 are supplied, and an N-type Ga 1-x Al x N layer (x = 0.30) is started. ) Is grown to a thickness of 1 μm to form an N-type cladding layer 303.
[0050]
Next, while supplying TMG, N 2 and PH 3 , supply of TMA and SiH 4 is stopped, and a GaN layer is grown to a thickness of 0.1 μm to form an active layer 304. . Here, the active layer 304 may be a Ga 1-X Al x N layer obtained by simultaneously supplying TMA, or a crystal obtained by supplying a dopant such as SiH 4 or DEZn.
[0051]
Next, while supplying TMG, N 2, and PH 3 , supply of TMA and DEZn is further started so that the thickness of the P-type Ga 1-X Al x N layer (x = 0.30) becomes 1 μm. The P-type cladding layer 305 is formed.
[0052]
Next, as shown in FIG. 5B, the supply of TMA is stopped while TMG, N 2 , PH 3 and DEZn are supplied, so that the thickness of the P-type GaN layer becomes 0.5 μm. A P-type contact layer 306 is formed.
[0053]
Subsequently, the P-type electrode 310 and the N-type electrode 311 are stacked, thereby producing the semiconductor laser device shown in FIG. Here, PH 3 was supplied so that its concentration was about 1 × 10 22 cm −3 during the growth of all layers.
[0054]
In this embodiment, the description has been given by taking the whole surface electrode type semiconductor laser element as an example, but it is also possible to manufacture a semiconductor laser element having a stripe structure by using a similar manufacturing method. It is also possible to produce a waveguide using two or more growths.
[0055]
Further, it goes without saying that the composition ratio x of the Ga 1-X Al X N layer can be changed as appropriate, and all conductivity types may be reversed. In addition, an In material gas may be supplied simultaneously with the growth of the Ga 1 -X Al X N layer to grow as an In x Ga y Al 1 -xy N layer (0 ≦ x, y ≦ 1).
[0056]
Furthermore, the composition ratio x or / and y of the Ga 1-x Al x N layer or the In x Ga y Al 1-xy N layer of the cladding layers 303 and 305 may change along the stacking direction, An SCH structure or a GDIN-SCH structure is also possible. The active layer 304 may also have a quantum well structure and a multiple quantum well structure.
[0057]
The semiconductor laser manufactured by the manufacturing method of this example obtained continuous oscillation at room temperature, and the peak wavelength was around 370 nm. The light output was 3 mW, but an ultraviolet light emitting device could be realized.
[0058]
Further, when the active layer 304 was made to have a thickness of about 1 μm by the same manufacturing method, a light emitting element emitting light with a peak wavelength of 367 nm and usable as an LED (light emitting diode) was obtained.
[0059]
【The invention's effect】
According to the compound semiconductor growth method of the present invention, it is possible to produce a compound semiconductor having no point defects, good crystallinity, and low resistivity. Moreover, the compound semiconductor light-emitting device of the present invention can provide a compound semiconductor light-emitting device having good electrical characteristics and optical characteristics.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing the relationship between In concentration and free electron concentration in a Ga 1-x Al x N layer (x = 0.50).
FIG. 2 is a graph showing the relationship between the In concentration and the activated acceptor concentration in a GaN layer to which an acceptor impurity is added.
FIG. 3 is a graph showing the relationship between P, As, and Sb concentrations and free electron concentration in an In x Ga y Al 1-xy N layer (x = 0.30).
FIG. 4 is a graph showing a relationship between P, As, and Sb concentrations in an In x Ga y Al 1-xy N layer (x = 0.30) to which an acceptor impurity is added and an activated acceptor concentration.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a compound semiconductor laser device manufactured by the method of the present invention.
[Explanation of symbols]
301 GaAs substrate 302 Buffer layer 303 Clad layer 304 Active layer 305 Clad layer 306 Contact layers 310 and 311 Electrode

Claims (1)

Ga1-xAlxN層(0≦x≦1)を成長させる化合物半導体の成長方法において、該Ga 1-x Al x N層の成長の際に、Inを、その濃度が1×10 21 cm -3 になるように添加するとともに、Siをドーピングすることを特徴とする化合物半導体の製造方法。 In the method of growing a compound semiconductor in which a Ga 1-x Al x N layer (0 ≦ x ≦ 1) is grown, In is grown at a concentration of 1 × 10 21 during the growth of the Ga 1-x Al x N layer. with added so that the cm -3, method of producing a compound semiconductor, which comprises doping the Si.
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