JP3859837B2 - Combustion device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯路と風呂追い焚き路とが共通の熱交換器内を通過する一缶二水路式燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、いわゆる一缶二水路式燃焼装置において、給湯中に、風呂の追い焚き指令が出されると、循環ポンプを駆動させ、風呂追い焚き路に水を流すことによって、風呂追い焚きは開始される。
【0003】
そして、給湯中に追い焚き指令が出されて、風呂追い焚き路に水が流れると、それまで、給湯路に流れている水の加熱に使われていた熱量の一部が、風呂追い焚き路に流れる水の加熱のために使用されることとなる。そのため、給湯路に流れる水を所定の設定温度まで加熱する熱量が不足し、給湯温度は低下する。このとき、例えば、給湯温度サーミスタが給湯温度の低下を検知して、給湯温度と設定温度の偏差に基づいたフィードバック制御が行われるが、一時的な給湯温度の変化が生じる。
【0004】
給湯温度の変化は、風呂追い焚き路の水の吸熱によって生じるが、その吸熱量は、例えば、風呂追い焚き路を流れる水温及び循環流量によって異なる。即ち、風呂追い焚き路を流れる水の水温が高いと吸熱量は小さく、水温が低いと吸熱量は大きい。また、風呂追い焚き路を流れる水の循環流量が多いと吸熱量は大きく、循環流量が少ないと吸熱量が小さい。
【0005】
このように、上述のように様々な燃焼条件によって風呂追い焚き路の水の吸熱量は異なるが、フィードバック制御のフィードバック量は、従来、固定された比例(P)・積分(I)・微分(D)定数(以下、PID定数という)を用いて求められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このPID定数があらかじめ設定された固定値である場合に、給湯温度と設定温度の偏差に基づいてフィードバック制御が行われるとき、風呂追い焚き路の水の吸熱量が異なると、適切なフィードバック制御が行われない場合がある。
【0007】
即ち、風呂追い焚き路の水の吸熱量が多いと、十分なフィードバック熱量が給湯路の水に供給されず、給湯温度が設定温度に戻るのに比較的長い時間がかかる。また、吸熱量が少ないと、給湯路の水に与えられるフィードバック熱量が大きすぎ、給湯温度がハンチングを起こすおそれがある。
【0008】
このように、PID定数が固定された値であると、風呂追い焚き路の水の吸熱量が変化したとき、給湯温度を適切に制御できない。
【0009】
そこで、本発明の目的は、給湯と風呂追い焚きの同時使用時において、風呂追い焚き路の水の吸熱量が異なる場合であっても、給湯温度を安定的に制御することができる燃焼装置を提供することである。
【0010】
上記目的を達成するための本発明の第一の構成は、給湯路と浴槽に接続された風呂追い焚き路とが共通の熱交換器を通過する一缶二水路式燃焼装置において、給湯と風呂追い焚きが同時に行われているとき、該熱交換器における風呂追い焚き路の水の吸熱量が大きいほど、値が大きくなるように設定された比例・積分・微分定数に基づいて、該熱交換器に供給する熱量を求める制御手段を有することを特徴とする一缶二水路式燃焼装置である。
【0011】
本構成により、風呂追い焚き路の水の吸熱量に応じた熱量が熱交換器に供給されるため、同時使用時において、給湯温度をより安定的に制御できる。
【0012】
また、本発明の第二の構成は、上記第一の構成において、前記制御手段は、前記吸熱量を風呂追い焚き路内の循環流量及び前記熱交換器に入る風呂追い焚き路内の水の温度により決定することを特徴とする一缶二水路式燃焼装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲がこの実施の形態に限定されるものではない。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態における一缶二水路式燃焼装置の概略構成図である。図1において、給湯路10と風呂追い焚き路20は、共通の熱交換器1を通過する。熱交換器1は、バーナー3によって加熱され、バーナー3には、ガス供給管4から燃料ガスが供給される。ガス供給管4には、このガス供給管4の開閉を行うガス電磁弁5とガス供給量を調節するガス比例弁6が設けられている。
【0015】
給湯路10は、熱交換器1の入口側に接続され、熱交換器1に水を供給する給水通路として機能する給水管11と、熱交換器1の出口側に接続され、熱交換器1によって加熱された湯が出湯される出湯管12が接続され、例えば台所の給湯栓16などの所望の場所に導かれる。
【0016】
そして、給水管11には、給水量を検出するフローセンサ13と、給水温度を検出する給水温度センサ14とが設けられている。また、給湯管12には、給湯温度を検出する給湯温度センサ15が設けられている。
【0017】
一方、風呂追い焚き路20は、そこに配置された循環ポンプ21を作動させることによって浴槽22内の水を熱交換器1に供給し、熱交換器1内で加熱された湯は再度浴槽22に注湯される循環路を構成している。
【0018】
そして、熱交換器1より上流側の風呂追い焚き路20には、浴槽22内の水温を検出する浴槽水温センサ23と設けられている。また、熱交換器1より下流側の風呂追い焚き路20には、熱交換器1から出湯される湯の温度を検出する追い焚き温度センサ24が設けられている。
【0019】
そして、上記各種センサから検出される温度及び流量とリモコン31などによって設定される設定温度とに基づいて、マイクロコンピュータなどで構成される制御部30が、ガス比例弁6及び循環ポンプ21などを制御する。
【0020】
例えば、給湯単独使用時においては、給湯使用者が給湯栓16を開くと、給水管11に一定量以上の流量の水流が発生する。そして、フローセンサ13がこの水流を検出すると、制御部30は、フローセンサ13からの検出信号即ち給湯要求に応答して、設定温度の給湯を行うのに必要なフィードフォワード熱量及びフィードバック熱量を求め、ガス比例弁6の開度を制御する。
【0021】
そして、給湯単独使用時に、リモコン31などに設けられた図示しない風呂追い焚きスイッチがONにされ、風呂追い焚き要求が出されると、給湯及び風呂追い焚きの同時使用が開始される。風呂追い焚き要求が出されると、制御部30は、循環ポンプ21を駆動することにより浴槽22の水を風呂追い焚き路20内を循環させる。
【0022】
図2は、熱交換器1の断面を示す図である。図2に示すように、バーナー側に設けられた給湯路10に接して、バーナー側とは反対側に風呂追い焚き路20が設けられる。そして、風呂追い焚き路20内の水は、熱交換器1内の給湯路10内にある湯水を熱媒体として間接的に加熱される。従って、同時使用時においては、給湯路10内の加熱された湯水の熱量が、風呂追い焚き路20の湯水によって吸熱されるので、給湯温度が低下する。即ち、給湯路10内の水が得る熱量である給湯号数が減少する。
【0023】
また、図3は、この給湯号数とガス比例弁6の開度の関係を示す図である。図3におけるラインAは、給湯単独時におけるガス比例弁6の開度に対応したの給湯号数を表している。ガス比例弁6の開度が最小開度(min )から最大開度(max )に変化するに応じて、ラインAに表される給湯号数は大きくなる。
【0024】
そして、給湯単独使用から同時使用になると、風呂追い焚き路20の水が給湯路10の湯水から吸熱するため、同じ開度であっても、給湯号数は減少する。さらに、その減少量は吸熱量によって異なる。従って、同時使用時の給湯号数は、図3におけるラインB1、B2、B3に示すようにラインAの位置から下方向にずれる。また、ラインB1、B2、B3は、それぞれ、風呂追い焚き路20の水の吸熱量が小さいとき、吸熱量が中程度であるとき、吸熱量が大きいときの給湯号数を表している。
【0025】
このように、風呂追い焚き路20の水の吸熱によって給湯号数が変化すると、制御部30は、給湯温度と設定温度の偏差に基づいたフィードバック制御を行う。このとき、フィードバック制御におけるフィードバック熱量を求める際に上記PID定数が固定値であると、上述のように、給湯温度制御が適切に行えない場合がある。
【0026】
図4は、PID定数があらかじめ想定された所定の吸熱量(本実施の形態においては、例えば上記図3におけるラインB2に対応する中程度の吸熱量とする)に対応した固定値であるとき、異なる吸熱量における給湯温度の変化を示す図である。
【0027】
図4(a)は、風呂追い焚き路の水の吸熱量が、所定の吸熱量(図3におけるラインB2に対応)付近であるときの給湯温度の変化を示す。図4(a)によれば、同時使用によって、給湯温度が一時的に低下するが、適切なフィードバック量により、素早く設定温度に戻る。
【0028】
さらに、図4(b)は、風呂追い焚き路の水の吸熱量が、所定の吸熱量より大きいとき(図3におけるラインB3に対応)の給湯温度の変化を示す。同時使用によって給湯温度が低下し、フィードバック制御が行われるとき、吸熱量が大きいにもかかわらず、それよりも小さい上記ラインB2の吸熱量に対応してPID定数が設定されているため、フィードバック量が小さい。即ち、ガス比例弁6の開度変化が小さい。従って、図4(b)に示すように、給湯温度が設定温度に戻るのに、比較的長い時間を要する。
【0029】
さらに、図4(c)は、風呂追い焚き路の水の吸熱量が、所定の吸熱量より小さいとき(図3のラインB1に対応)の給湯温度の変化を示す。同時使用によって給湯温度が低下し、フィードバック制御が行われるとき、吸熱量が少ないにもかかわらず、それよりも大きい上記ラインB2の吸熱量に対応してPID定数が設定されているため、フィードバック熱量が大きい。従って、このフィードバック熱量に対応してガス比例弁6の開度を開けると、図4(c)に示すように、給湯温度が大きく変化して、ハンチングが発生する。
【0030】
従って、本発明の実施の形態においては、風呂追い焚き路の水の吸熱量に応じたPID定数が与えられる。具体的には、例えば図5に示すような、吸熱量に応じた複数のPID定数のテーブルが制御部30のメモリに記憶される。また、PID定数は所定の関係式から演算により求められてもよい。そして、制御部30は、実際の吸熱量に応じたPID定数を選択して、フィードバック熱量を求める。
【0031】
さらに詳しくは、上記図4(b)のように、風呂追い焚き路20の水の吸熱量が大きいときは、比較的大きいフィードバック熱量を必要とする。従って、図5に示すように、大きいPID定数が選択され、大きいフィードバック熱量が供給される。これにより、風呂追い焚き路20の水の吸熱量が多くとも、給湯路10の水に十分なフィードバック熱量が供給されるので、給湯温度を素早く設定温度に戻すことが可能となる。即ち、吸熱量が大きい場合であっても、図4(b)における点線に示すように、上記図4(a)とほぼ同様の適切フィードバック制御が行われる。
【0032】
また、上記図4(c)のように、風呂追い焚き路20の水の吸熱量が少ないときは、大きいフィードバック熱量が供給されると、上述のように、給湯温度がハンチング状態になる。従って、図5に示すように、小さいPID定数が選択され、比較的小さいフィードバック熱量が供給される。これにより、給湯路10の水には、適切なフィードバック熱量が供給され、給湯温度はハンチングを起こさずに、素早く設定温度に戻ることが可能となる。即ち、吸熱量が小さい場合であっても、図4(c)における点線に示すように、上記図4(a)とほぼ同様の適切フィードバック制御が行われる。
【0033】
なお、本実施の形態おいて、風呂追い焚き路20内の水の吸熱量の大小は、上記従来の技術で述べたように、例えば、風呂追い焚き路20内の循環流量及び熱交換器1に入る風呂追い焚き路20の水の温度から判断される。そして、この循環流量は、例えば、循環ポンプ21に加えられる駆動電流又は図1に図示されない追い焚き路20に配置された水量センサの検出値から求めることができる。また、風呂追い焚き路20の水温は、例えば、浴槽水温センサ23の検出値が用いられる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、一缶二水路式燃焼装置において、給湯と風呂追い焚きの同時使用時されるとき、風呂追い焚き路の水の吸熱量が異なる場合であっても、風呂追い焚き路の水の吸熱量に応じた比例・積分・微分定数に基づいて、給湯路の水に供給するフィードバック熱量が求められるので、給湯温度を安定的に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における一缶二水路式燃焼装置の構成図である。
【図2】熱交換器1の断面を示す図である。
【図3】給湯号数とガス比例弁6の開度の関係を示す図である。
【図4】PID定数があらかじめ想定された所定の吸熱量に対応した固定値であるとき、異なる吸熱量における給湯温度の変化を示す図である。
【図5】吸熱量に応じた複数のPID定数のテーブルの例である。
【符号の説明】
1 熱交換器
10 給湯路
20 風呂追い焚き路
21 循環ポンプ
23 浴槽水温センサ
30 制御部
31 リモコン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a single-can two-water channel combustion apparatus in which a hot water supply channel and a bath retreat channel pass through a common heat exchanger.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a so-called canned and two-channel combustion apparatus, when a bath reheating command is issued during hot water supply, the bath reheating is started by driving the circulation pump and flowing water through the bath reheating route. .
[0003]
Then, when a restocking command is issued during hot water supply and water flows into the bath retreat path, part of the heat used to heat the water flowing through the hot water retreat path is It will be used for heating the water flowing through Therefore, the amount of heat for heating the water flowing through the hot water supply path to a predetermined set temperature is insufficient, and the hot water supply temperature is lowered. At this time, for example, a hot water temperature thermistor detects a decrease in the hot water temperature, and feedback control based on the deviation between the hot water temperature and the set temperature is performed, but a temporary change in the hot water temperature occurs.
[0004]
The change in the hot water supply temperature is caused by the heat absorption of water in the bath retreating path, and the amount of heat absorption varies depending on, for example, the temperature of the water flowing in the bath retreating path and the circulation flow rate. That is, the heat absorption amount is small when the temperature of the water flowing through the bath chase path is high, and the heat absorption amount is large when the water temperature is low. Further, the heat absorption amount is large when the circulation flow rate of the water flowing through the bath chase path is large, and the heat absorption amount is small when the circulation flow rate is small.
[0005]
Thus, although the heat absorption amount of water in the bath retreating path varies depending on various combustion conditions as described above, the feedback amount of feedback control has conventionally been fixed proportional (P), integral (I), differential ( D) It was calculated | required using the constant (henceforth a PID constant).
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
When the PID constant is a preset fixed value and feedback control is performed based on the deviation between the hot water supply temperature and the set temperature, if the heat absorption amount of the water in the bath retreat path is different, appropriate feedback control is performed. May not be done.
[0007]
That is, if the heat absorption amount of the water in the bath follow-up path is large, a sufficient amount of feedback heat is not supplied to the water in the hot water supply path, and it takes a relatively long time for the hot water supply temperature to return to the set temperature. Further, if the heat absorption amount is small, the feedback heat amount given to the water in the hot water supply passage is too large, and the hot water supply temperature may cause hunting.
[0008]
Thus, when the PID constant is a fixed value, the hot water supply temperature cannot be appropriately controlled when the heat absorption amount of the water in the bath retreating path changes.
[0009]
Therefore, an object of the present invention is to provide a combustion apparatus capable of stably controlling the hot water supply temperature even when the heat absorption amount of the water in the bath retreating path is different during simultaneous use of hot water supply and bath reheating. Is to provide.
[0010]
In order to achieve the above object, a first configuration of the present invention is a canned and two-water channel combustion apparatus in which a hot water supply channel and a bath retreat channel connected to a bathtub pass through a common heat exchanger. When reheating is performed at the same time, the heat exchange based on the proportional / integral / derivative constants set so that the larger the heat absorption amount of the water in the bath retreating path in the heat exchanger is, the larger the value is. It has a control means for obtaining the amount of heat supplied to the vessel.
[0011]
With this configuration, since the amount of heat corresponding to the amount of heat absorbed by the water in the bath follow-up path is supplied to the heat exchanger, the hot water supply temperature can be controlled more stably during simultaneous use.
[0012]
Further, a second configuration of the present invention is the above-described first configuration, wherein the control means converts the heat absorption amount into a circulation flow rate in the bath retreating channel and water in the bath retreating channel entering the heat exchanger. It is a one-can two-water channel combustion apparatus characterized by being determined by temperature .
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. However, the technical scope of the present invention is not limited to this embodiment.
[0014]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a single can two-water channel combustion apparatus according to an embodiment of the present invention. In FIG. 1, a hot
[0015]
The hot
[0016]
The water supply pipe 11 is provided with a
[0017]
On the other hand, the
[0018]
A
[0019]
Then, based on the temperature and flow rate detected from the various sensors and the set temperature set by the
[0020]
For example, when using a single hot water supply, when the hot water user opens the hot water tap 16, a water flow having a flow rate of a certain amount or more is generated in the water supply pipe 11. When the
[0021]
When a hot water supply alone is used, a bath reheating switch (not shown) provided in the
[0022]
FIG. 2 is a view showing a cross section of the heat exchanger 1. As shown in FIG. 2, a
[0023]
FIG. 3 is a diagram showing the relationship between the number of hot water supply and the opening of the gas proportional valve 6. Line A in FIG. 3 represents the number of hot water supply corresponding to the opening of the gas proportional valve 6 when hot water is supplied alone. As the opening of the gas proportional valve 6 changes from the minimum opening (min) to the maximum opening (max), the number of hot water supply represented in the line A increases.
[0024]
When the hot water supply alone is used at the same time, the water in the bath follow-up
[0025]
As described above, when the hot water supply number changes due to the absorption of water in the bath follow-up
[0026]
FIG. 4 shows a case where the PID constant is a fixed value corresponding to a predetermined heat absorption amount assumed in advance (in this embodiment, for example, an intermediate heat absorption amount corresponding to the line B2 in FIG. 3). It is a figure which shows the change of the hot water supply temperature in different heat absorption amount.
[0027]
FIG. 4A shows a change in hot water supply temperature when the endothermic amount of water in the bath follow-up path is near a predetermined endothermic amount (corresponding to line B2 in FIG. 3). According to Fig.4 (a), although hot water supply temperature falls temporarily by simultaneous use, it returns to preset temperature rapidly with an appropriate feedback amount.
[0028]
Furthermore, FIG.4 (b) shows the change of hot water supply temperature when the heat absorption amount of the water of a bath chase path is larger than predetermined | prescribed heat absorption amount (corresponding to line B3 in FIG. 3). When the hot water supply temperature is lowered by simultaneous use and feedback control is performed, the PID constant is set corresponding to the heat absorption amount of the line B2 smaller than that even though the heat absorption amount is large. Is small. That is, the change in the opening degree of the gas proportional valve 6 is small. Therefore, as shown in FIG. 4B, it takes a relatively long time for the hot water supply temperature to return to the set temperature.
[0029]
Furthermore, FIG.4 (c) shows the change of the hot water supply temperature when the heat absorption amount of the water of a bath chase path is smaller than predetermined | prescribed heat absorption amount (corresponding to line B1 of FIG. 3). When the hot water supply temperature is lowered due to simultaneous use and feedback control is performed, the PID constant is set corresponding to the heat absorption amount of the line B2 larger than that even though the heat absorption amount is small. Is big. Therefore, when the opening of the gas proportional valve 6 is opened in accordance with this feedback heat amount, the hot water supply temperature changes greatly as shown in FIG. 4C, and hunting occurs.
[0030]
Therefore, in the embodiment of the present invention, a PID constant corresponding to the amount of heat absorbed by the water in the bath retreat path is given. Specifically, for example, a table of a plurality of PID constants corresponding to the amount of absorbed heat is stored in the memory of the control unit 30 as shown in FIG. The PID constant may be obtained by calculation from a predetermined relational expression. And the control part 30 calculates | requires feedback calorie | heat amount by selecting the PID constant according to actual heat absorption.
[0031]
More specifically, as shown in FIG. 4B, when the heat absorption amount of the water in the
[0032]
As shown in FIG. 4C, when the heat absorption amount of water in the
[0033]
In the present embodiment, the amount of heat absorbed in the water in the bath follow-up
[0034]
【The invention's effect】
According to the present invention, in a single can two-channel combustion apparatus, even when hot water supply and bath reheating are used at the same time, even if the heat absorption amount of water in the bath retreating path is different, Since the feedback calorie | heat amount supplied to the water of a hot water supply path is calculated | required based on the proportionality / integral / differential constant according to the heat absorption amount of water, the hot water supply temperature can be controlled stably.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a single-can two-water channel combustion apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view showing a cross section of the heat exchanger 1;
FIG. 3 is a diagram showing the relationship between the number of hot water supply numbers and the opening degree of the gas proportional valve 6;
FIG. 4 is a diagram showing a change in hot water supply temperature at different endothermic amounts when the PID constant is a fixed value corresponding to a predetermined endothermic amount assumed in advance.
FIG. 5 is an example of a table of a plurality of PID constants according to an endothermic amount.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (2)
給湯と風呂追い焚きが同時に行われているとき、該熱交換器における風呂追い焚き路の水の吸熱量が大きいほど、値が大きくなるように設定された比例・積分・微分定数に基づいて、該熱交換器に供給する熱量を求める制御手段を有することを特徴とする一缶二水路式燃焼装置。In the one-can two-water channel combustion apparatus in which the hot water supply channel and the bath retreat channel connected to the bathtub pass through a common heat exchanger,
When hot water supply and bath reheating are performed at the same time, based on the proportional / integral / derivative constants set so that the larger the heat absorption amount of the water in the bath retreating passage in the heat exchanger, the larger the value , A can-and-two-channel combustion apparatus having a control means for obtaining an amount of heat supplied to the heat exchanger.
前記制御手段は、前記吸熱量を風呂追い焚き路内の循環流量及び前記熱交換器に入る風呂追い焚き路内の水の温度により決定することを特徴とする一缶二水路式燃焼装置。In claim 1,
The one-can / two-channel combustion apparatus according to claim 1 , wherein the control means determines the heat absorption amount based on a circulation flow rate in the bath retreating path and a temperature of water in the bath retreating path entering the heat exchanger .
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