JP3856897B2 - 空気調和装置の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷房装置等の空気調和装置とこの空気調和装置に接続された遠隔操作器の間で情報の授受を行う空気調和装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来の空気調和装置の制御装置の機器の電気的接続を概念的に示すブロック図である。図において、1は送受信回路2を有する空気調和装置、3は第一遠隔操作器で、送受信回路31、通信データの解釈等を処理する制御部32、空気調和装置1の動作や遠隔操作器の異常時解除等を行う操作入力部33、空気調和装置1の運転状況や異常情報を表示する表示部34及び遠隔操作器の主機/從機を設定する主機/從機設定入力部35が設けられている。
【0003】
4は第二遠隔操作器で、送受信回路41、通信データの解釈等を処理する制御部42、空気調和装置1の動作や遠隔操作器の異常時解除等を行う操作入力部43、空気調和装置1の運転状況や異常情報を表示する表示部44及び遠隔操作器の主機/從機を設定する主機/從機設定入力部45が設けられている。5は信号線で、空気調和装置1の送受信回路2と第一遠隔操作器3の送受信回路31及び第二遠隔操作器4の送受信回路41とを接続している。
【0004】
上記のように構成された空気調和装置の制御装置において、空気調和装置1、第一遠隔操作器3及び第二遠隔操作器4を据付けた後に、電源投入前にスイッチ(図示しない)等の人為操作を介して主機/從機設定入力部35,45が付勢される。これによって、第一遠隔操作器3及び第二遠隔操作器4の両者の一方が主機に、他方が從機に設定される。
【0005】
そして、上記両者に主機/從機の機能を付与する設定が行われ、この設定に基づいて空気調和装置1及び上記両者の間の双方向通信の手順が定められる。なお、従来のこの種の装置に関連する構成が、三菱電機株式会社発行のサービステクニカルガイド1996年Mr.SLIM(商品名)J180形以下用の制御編No.CT03の128頁に示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の空気調和装置の制御装置において、故障等によって第一遠隔操作器3及び第二遠隔操作器4の両者の一方からなる主機が正常に動作しない場合に、空気調和装置の状態が正常に遠隔操作器に表示されないことになる。このようなときに、応急処置として上記両者の他方を主機に変換することが必要となる。
【0007】
この変換のために遠隔操作器の主機/從機設定専用の外部入力手段(図示しない)による設定作業が必要である。しかし、この外部入力手段による設定作業が、通常のサービス員によって実施できない技術的範囲である場合には、応急運転不能になるという問題点があった。
【0008】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、主機動作中の遠隔操作器に異常が発生したときに、他の遠隔操作器が自動的に主機に変換する空気調和装置の制御装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空気調和装置の制御装置においては、空気調和装置に信号線によって接続された第一遠隔操作器及び第二遠隔操作器の両者と、これらの両者にそれぞれ具備された、これらの両者の一方が上記空気調和装置の運転状態を監視する主機動作に対し、上記一方が行う上記空気調和装置との通信に関して上記両者の他方に送達する上記運転状態を一致させ、かつ上記一方の動作を確認する從機動作機能が形成されて上記他方が上記從機動作中に上記一方の異常を検出する主機異常検出手段、及び上記一方の主機動作の異常時に上記他方を主機動作させる主機/從機設定手段、及び上記他方の主機/從機の設定状態を表示部に表示する主機/從機設定表示手段を有する制御部とを備え、上記両者の他方の制御部は、主機である上記両者の一方が行なう上記空気調和装置との通信が所定時間検出不能であるときに上記主機異常検出手段によって異常を検出し、異常が検出された場合に、上記主機/從機設定表示手段を介して上記表示部に上記両者の一方の異常を表示し、上記主機/從機設定手段により上記両者の他方を主機に変換する。
【0010】
また、この発明に係る空気調和装置の制御装置においては、制御部は、第一遠隔操作器及び第二遠隔操作器の両者の一方が從機である場合に、主機である上記両者の他方が行う空気調和装置との通信が所定時間検出不能であるときに、上記両者の他方に主機動作確認コマンドを送信して、上記両者の他方からの応答コマンドが所定時間内に受信できないときには主機異常検出手段により上記両者の他方の異常を確定し、応答コマンドを所定時間内に受信したときには上記両者の他方の異常対策動作を解除する。
【0011】
また、この発明に係る空気調和装置の制御装置においては、制御部は、主機/從機設定手段により第一遠隔操作器及び第二遠隔操作器の両者の他方を主機に変換する動作において、上記両者の他方が主機であることを示す主機/從機設定コマンドを上記両者の一方に送信する。これと共に、上記両者の他方が主機であると設定し、かつ主機/從機設定コマンドの送信前に上記両者の一方から主機/從機設定コマンドを受信した場合には、上記両者の他方を從機であると設定する。
【0012】
また、この発明に係る空気調和装置の制御装置においては、制御部は、主機/從機設定手段により第一遠隔操作器及び第二遠隔操作器の両者の他方を主機に変換する動作において、上記両者の一方が行う空気調和装置との通信を監視してこの通信が受信できない場合に、上記両者の他方が主機であることを示す主機/從機設定コマンドを上記両者の一方に送信すると共に、上記両者の他方が主機であると設定し、上記通信を受信したときには上記両者の他方を從機であると設定する。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1及び図2は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は空気調和装置の制御装置の機器の電気的接続を概念的に示すブロック図、図2は図1の制御装置における制御部機器の電気的接続を概念的に示すブロック図である。図において、1は送受信回路2を有する空気調和装置である。
【0014】
6は第一遠隔操作器で、空気調和装置1との通信を行うための送受信回路61、詳細は後述するが主機となる遠隔操作器の状態監視や主機/從機設定等を処理する制御部62、空気調和装置1の動作や主機の異常解除等を行う操作入力部63及び空気調和装置1の運転状態や主機/從機の設定状態等を表示する表示部64が設けられている。
【0015】
7は第二遠隔操作器で、空気調和装置1との通信を行うための送受信回路71、詳細は後述するが主機となる遠隔操作器の状態監視や主機/從機設定等を処理する制御部72、空気調和装置1の動作や主機の異常解除等を行う操作入力部73及び空気調和装置1の運転状態や主機/從機の設定状態等を表示する表示部74が設けられている。
【0016】
また、第一遠隔操作器6の制御部62には、第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方が從機である場合に、主機となる上記両者の他方が行う空気調和装置1との通信から主機の異常を検出する主機異常検出手段621、上記両者の他方からなる主機の異常を検出した場合に、上記両者の一方が主機となる動作を行う主機/從機設定手段622及び主機/從機設定手段622により設定した主機/從機設定の内容を表示する主機/從機設定表示手段623が設けられている。
【0017】
さらに、第二遠隔操作器6の制御部72には、第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方が從機である場合に、主機となる上記両者の他方が行う空気調和装置1との通信から主機の異常を検出する主機異常検出手段721、上記両者の他方からなる主機の異常を検出した場合に、上記両者の一方が主機となる動作を行う主機/從機設定手段722及び主機/從機設定手段722で設定した主機/從機設定の内容を表示する主機/從機設定表示手段723が設けられている。
【0018】
このように、第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方が主機であって、空気調和装置1の運転状態を監視すると共に、上記両者の他方である従機にも空気調和装置1の運転状態が報知されている。この状況において、上記両者の一方に異常が発生した場合に、制御部62,72に動作を介して上記両者の一方の通信状態を監視することにより上記両者の一方の異常を検出する主機異常検出手段621,721を設ける。
【0019】
また、主機異常検出手段621,721により上記両者の一方からなる主機の異常を検出した場合に、上記両者の他方が主機となる動作を行う主機/從機設定手段622,722を設けて主機/從機設定を行う。さらに、主機/從機設定手段622,722で設定した主機/從機設定の内容を表示する主機/從機設定表示手段623,723を設けて主機/從機設定の内容が表示される。
【0020】
この構成において、故障等によって第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方からなる主機が正常に動作しない場合に、主機/從機設定専用の外部入力手段(図示しない)による設定作業を要することなく、主機/從機設定を確認することができる。したがって、故障等の異常発生時に容易に対応作業ができ、保守作業性を向上することができる。
【0021】
実施の形態2.
図3は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、空気調和装置の制御装置の動作を説明するフローチャートである。なお、図3の他は前述の図1及び図2の実施の形態と同様に空気調和装置の制御装置が構成されている。
【0022】
前述の図1及び図2のように構成された空気調和装置の制御装置において、制御部62,72等の動作を図3に示すフローチャートによって説明する。すなわち、ステップ301において主機である第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の他方の通信監視を行うためのタイマをスタートさせる。次いで、ステップ302により上記両者の他方からの送信コマンドを受信するか又はタイムアウトが発生するまでタイマをカウントとする。
【0023】
そして、ステップ303へ進みタイムアウトが発生しなければステップ304へ進む。また、ステップ303でタイムアウトが発生すればステップ305へ進む。そして、ステップ304においてタイマのカウント中に上記両者の他方からの送信コマンドの受信があればステップ301へ戻り、上記両者の他方からの送信コマンドの受信がなければステップ302へ戻る。そして、ステップ305において主機異常検出手段621,721が動作して上記両者の他方、すなわち主機の異常を検出する。
【0024】
このようにして、第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方が從機である場合に、制御部62,72の動作によって主機である上記両者の他方が行う空気調和装置1との通信がタイムアウト発生まで、すなわち所定時間検出不能であるときに主機異常検出手段621,721が動作し、上記両者の他方、すなわち主機の異常を検出するものである。したがって、故障等の異常発生時に容易に対応作業ができ、保守作業性を向上することができる。
【0025】
実施の形態3.
図4も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、空気調和装置の制御装置の動作を説明するフローチャートである。なお、図4の他は前述の図1及び図2の実施の形態と同様に空気調和装置の制御装置が構成されている。
【0026】
前述の図1及び図2のように構成された空気調和装置の制御装置において、制御部62,72等の動作を図4に示すフローチャートによって説明する。すなわち、ステップ401において主機である第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の他方に対して動作を確認するためのコマンドを送信する。次いで、ステップ402により上記両者の他方からの応答コマンド受信待ちタイマをスタートさせる。
【0027】
そして、ステップ403へ進み上記両者の他方からの応答コマンドを受信するか又はタイムアウトが発生するまでタイマをカウントする。次に、ステップ404へ進んでタイムアウトが発生しなければステップ405へ進み、またステップ404でタイムアウトが発生すればステップ407へ進む。そして、ステップ405でタイマのカウント中に上記両者の他方からの応答コマンドの受信がなければステップ403へ戻る。
【0028】
また、ステップ405でタイマのカウント中に上記両者の他方からの応答コマンドの受信があればステップ406へ進んで、上記両者の他方の異常対策動作を解除する。また、ステップ404でタイムアウトが発生したときにはステップ407において上記両者の他方の異常発生を確定し、主機異常検出手段621,721が動作して上記両者の他方、すなわち主機の異常を検出する。
【0029】
このようにして、第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方が從機である場合に、主機である上記両者の他方が行う空気調和装置1との通信が所定時間検出不能であるときに、制御部62,72の動作によって主機である上記両者の他方に動作確認のコマンドを送信し、上記両者の他方からの応答コマンドが所定時間内に受信できないときには主機異常検出手段621,721が動作し、自動的に上記両者の他方、すなわち主機の異常を検出するものである。
【0030】
また、所定時間内に応答コマンドを受信したときには上記両者の他方、すなわち主機の異常対策動作を解除するものである。したがって、故障等の異常発生時に容易に対応作業ができ、保守作業性を向上することができる。
【0031】
実施の形態4.
図5も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、空気調和装置の制御装置の動作を説明するフローチャートである。なお、図5の他は前述の図1及び図2の実施の形態と同様に空気調和装置の制御装置が構成されている。
【0032】
前述の図1及び図2のように構成された空気調和装置の制御装置において、制御部62,72等の動作を図5に示すフローチャートによって説明する。すなわち、ステップ501において第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方が從機として動作し、主機異常検出手段621,721により主機である上記両者の他方の動作を監視し、異常を検出した場合にはステップ502へ進む。
【0033】
そして、ステップ502において上記両者の他方の異常発生を表示部64,74に異常と表示する。次いで、ステップ503へ進み主機/從機設定手段622,722の動作により上記両者の一方、すなわち從機が主機に変換すると共に、主機/從機設定表示手段623,723の動作を介して表示部64,74に從機/主機変換が表示される。
【0034】
このようにして、第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方が從機である場合に、制御部62,72の動作を介して主機である上記両者の他方の動作を監視する。そして、異常検出時には表示部64,74に異常と表示すると共に、自動的に上記両者の一方、すなわち從機が主機に変換するものである。したがって、故障等の異常発生時に容易に対応作業ができ、保守作業性を向上することができる。
【0035】
実施の形態5.
図6も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、空気調和装置の制御装置の動作を説明するフローチャートである。なお、図6の他は前述の図1及び図2の実施の形態と同様に空気調和装置の制御装置が構成されている。
【0036】
前述の図1及び図2のように構成された空気調和装置の制御装置において、制御部62,72等の動作を図6に示すフローチャートによって説明する。すなわち、ステップ601において第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方が從機として動作し、主機異常検出手段621,721により主機である上記両者の他方の動作を監視し、異常を検出した場合にはステップ602へ進む。
【0037】
そして、ステップ602において上記両者の他方の異常発生を表示部64,74に異常と表示する。次いで、ステップ603へ進み操作入力部63,74からの上記両者の他方の異常解除操作入力があればステップ604へ進んで、主機/從機設定手段622,722の動作により上記両者の一方、すなわち從機が主機に変換すると共に、主機/從機設定表示手段623,723の動作を介して表示部64,74に從機/主機変換が表示される。
【0038】
このようにして、第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方が從機である場合に、制御部62,72の動作を介して主機である上記両者の他方の動作を監視する。そして、異常検出時には表示部64,74に異常と表示し、また操作入力部63,74により上記両者の他方の異常が解除されると主機/從機設定手段622,722の動作により上記両者の一方、すなわち從機が主機に変換するものである。したがって、故障等の異常発生時に容易に対応作業ができ、保守作業性を向上することができる。
【0039】
実施の形態6.
図7も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、空気調和装置の制御装置の動作を説明するフローチャートである。なお、図7の他は前述の図1及び図2の実施の形態と同様に空気調和装置の制御装置が構成されている。前述の図1及び図2のように構成された空気調和装置の制御装置において、制御部62,72等の動作を図7に示すフローチャートによって説明する。
【0040】
すなわち、ステップ701において第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方が從機として動作し、主機異常検出手段621,721により主機である上記両者の他方の異常が検出された場合、上記両者の他方に対して主機/從機設定コマンドが送信される。しかし、その間に上記両者の他方からの主機/從機設定コマンド受信があればステップ702へ進む。
【0041】
そして、ステップ702において上記両者の一方が從機として設定される。また、ステップ701において上記両者の他方に対する主機/從機設定コマンドの受信がなければステップ703へ進んで上記両者の他方に対する主機/從機設定コマンドを送信する。次いで、ステップ704に進み上記両者の一方が從機から主機に変換される。
【0042】
このようにして、第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方が從機である場合に、制御部62,72の動作を介して主機である上記両者の他方の異常が検出された場合、上記両者の他方に対して主機/從機設定コマンドが送信される。
【0043】
しかし、その間に上記両者の他方からの主機/從機設定コマンド受信があれば上記両者の一方を從機として設定すると共に、上記両者の他方からの主機/從機設定コマンド受信がなければ、上記両者の他方に対する主機/從機設定コマンドを送信して、上記両者の一方を從機から主機に変換するものである。したがって、故障等の異常発生時に容易に対応作業ができ、保守作業性を向上することができる。
【0044】
実施の形態7.
図8も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、空気調和装置の制御装置の動作を説明するフローチャートである。なお、図8の他は前述の図1及び図2の実施の形態と同様に空気調和装置の制御装置が構成されている。前述の図1及び図2のように構成された空気調和装置の制御装置において、制御部62,72等の動作を図8に示すフローチャートによって説明する。
【0045】
すなわち、ステップ801において第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方が從機として動作し、主機異常検出手段621,721により主機である上記両者の他方の異常が検出された場合、上記両者の他方の送信コマンドを受信したときにはステップ802へ進み、送信コマンドを受信しないときにはステップ803へ進む。
【0046】
そして、ステップ803において、上記両者の他方に対して主機/從機設定コマンドが送信される。しかし、その間に上記両者の他方からの主機/從機設定コマンド受信があればステップ802へ進み、その間に上記両者の他方からの主機/從機設定コマンド受信がなければステップ804へ進む。
【0047】
そして、ステップ804で上記両者の他方に対する主機/從機設定コマンドを送信する。次いで、ステップ805に進み上記両者の一方が從機から主機に変換される。また、前述のステップ802においては上記両者の一方が從機として設定される。
【0048】
このようにして、第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方が從機である場合に、制御部62,72の動作を介して主機である上記両者の他方の異常が検出された場合、上記両者の他方に対して主機/從機設定コマンドが送信される。そして、上記両者の他方に対する送信コマンドを受信したときには上記両者の一方を從機として設定する。また、上記両者の他方の送信コマンドを受信しないときは、上記両者の他方に対して主機/從機設定コマンドが送信される。
【0049】
そして、前述の上記両者の他方に対する送信コマンドを受信しないときの上記両者の他方に対する主機/從機設定コマンドの送信中に、上記両者の他方からの主機/從機設定コマンド受信があれば上記両者の一方を從機として設定する。また、前述の送信中に上記両者の他方からの主機/從機設定コマンド受信がなければ上記両者の他方に対する主機/從機設定コマンドを送信する。次いで、上記両者の一方を從機から主機に変換するものである。したがって、故障等の異常発生時に容易に対応作業ができ、保守作業性を向上することができる。
【0050】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、空気調和装置に信号線によって接続された第一遠隔操作器及び第二遠隔操作器の両者と、これらの両者にそれぞれ具備された、これらの両者の一方が上記空気調和装置の運転状態を監視する主機動作に対し、上記一方が行う上記空気調和装置との通信に関して上記両者の他方に送達する上記運転状態を一致させ、かつ上記一方の動作を確認する從機動作機能が形成されて上記他方が上記從機動作中に上記一方の異常を検出する主機異常検出手段、及び上記一方の主機動作の異常時に上記他方を主機動作させる主機/從機設定手段、及び上記他方の主機/從機の設定状態を表示部に表示する主機/從機設定表示手段を有する制御部とを備え、上記両者の他方の制御部は、主機である上記両者の一方が行なう上記空気調和装置との通信が所定時間検出不能であるときに上記主機異常検出手段によって異常を検出し、異常が検出された場合に、上記主機/從機設定表示手段を介して上記表示部に上記両者の一方の異常を表示し、上記主機/從機設定手段により上記両者の他方を主機に変換するようにしたものである。
【0051】
これによって、故障等によって第一遠隔操作器6及び第二遠隔操作器7の両者の一方からなる主機が正常に動作しない場合に、主機/從機設定専用の外部入力手段等による設定作業を要することなく、主機異常検出手段、主機/從機設定手段及び主機/從機設定表示手段によって主機/從機設定を確認することができる。したがって、故障等の異常発生時に容易に対応することができ、保守作業性が向上する効果がある。
【0052】
また、この発明は以上説明したように、制御部は、第一遠隔操作器及び第二遠隔操作器の両者の一方が從機である場合に、主機である上記両者の他方が行う空気調和装置との通信が所定時間検出不能であるときに、上記両者の他方に主機動作確認コマンドを送信し、上記両者の他方からの応答コマンドが所定時間内に受信できないときには主機異常検出手段により上記両者の他方の異常を確定し、応答コマンドを所定時間内に受信したときには上記両者の他方の異常対策動作を解除するようにしたものである。
【0053】
これによって、上記両者の一方が從機である場合に、制御部の動作によって主機である上記両者の他方が行う空気調和装置との通信が所定時間検出不能であるときに、主機である上記両者の他方に動作確認のコマンドを送信し、上記両者の他方からの応答コマンドが所定時間内に受信できないときには主機異常検出手段が動作し、自動的に上記両者の他方、すなわち主機の異常を自動的に検出する。また、所定時間内に応答コマンドを受信したときには上記両者の他方、すなわち主機の異常対策動作を解除する。したがって、故障等の異常発生時に容易に対応作業ができ、保守作業性を向上する効果がある。
【0054】
また、この発明は以上説明したように、制御部は、主機/從機設定手段により第一遠隔操作器及び第二遠隔操作器の両者の他方を主機に変換する動作において、上記両者の他方が主機であることを示す主機/從機設定コマンドを上記両者の一方に送信すると共に、上記両者の他方が主機であると設定し、かつ主機/從機設定コマンドの送信前に上記両者の一方から主機/從機設定コマンドを受信した場合には、上記両者の他方を從機であると設定するようにしたものである。
【0055】
これによって、第一遠隔操作器及び第二遠隔操作器の両者の他方が從機である場合に、主機である上記両者の一方の異常が検出されたときに、上記両者の他方が主機であることを示す主機/從機設定コマンドを上記両者の一方に送信する。これと共に、上記両者の他方が主機であると設定し、かつ主機/從機設定コマンドの送信前に上記両者の一方から主機/從機設定コマンドを受信した場合には、上記両者の他方を從機であると設定するものである。したがって、故障等の異常発生時に容易に対応作業ができ、保守作業性が向上する効果がある。
【0056】
また、この発明は以上説明したように、制御部は、主機/從機設定手段により第一遠隔操作器及び第二遠隔操作器の両者の他方を主機に変換する動作において、上記両者の一方が行う空気調和装置との通信を監視してこの通信が受信できない場合に、上記両者の他方が主機であることを示す主機/從機設定コマンドを上記両者の一方に送信すると共に、上記両者の他方が主機であると設定して、上記通信を受信したときには、上記両者の他方を從機であると設定するようにしたものである。
【0057】
これによって、第一遠隔操作器及び第二遠隔操作器の両者の他方が從機である場合に、この両者の他方を主機に変換する動作において、上記両者の一方が行う空気調和装置との通信を監視してこの通信が受信できないときに、上記両者の他方が主機であることを示す主機/從機設定コマンドを上記両者の一方に送信し、かつ上記両者の他方が主機であると設定する。また、上記通信を受信したときには、上記両者の他方を從機であると設定するものである。したがって、故障等の異常発生時に容易に対応作業ができ、保守作業性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、空気調和装置の制御装置の機器の電気的接続を概念的に示すブロック図。
【図2】 図1の制御装置における制御部機器の電気的接続を概念的に示すブロック図。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す図で、空気調和装置の制御装置の動作を説明するフローチャート。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す図で、空気調和装置の制御装置の動作を説明するフローチャート。
【図5】 この発明の実施の形態4を示す図で、空気調和装置の制御装置の動作を説明するフローチャート。
【図6】 この発明の実施の形態5を示す図で、空気調和装置の制御装置の動作を説明するフローチャート。
【図7】 この発明の実施の形態6を示す図で、空気調和装置の制御装置の動作を説明するフローチャート。
【図8】 この発明の実施の形態7を示す図で、空気調和装置の制御装置の動作を説明するフローチャート。
【図9】 従来の空気調和装置の制御装置の機器の電気的接続を概念的に示すブロック図。
【符号の説明】
1 空気調和装置、5 信号線、6 第一遠隔操作器、7 第二遠隔操作器、62,72 制御部、621,721 主機異常検出手段、622,722 主機/從機設定手段、623,723 主機/從機設定表示手段、63,73 操作入力部、64,74 表示部。
Claims (4)
- 空気調和装置に信号線によって接続された第一遠隔操作器及び第二遠隔操作器の両者と、これらの両者にそれぞれ具備された、これらの両者の一方が上記空気調和装置の運転状態を監視する主機動作に対し、上記一方が行う上記空気調和装置との通信に関して上記両者の他方に送達する上記運転状態を一致させ、かつ上記一方の動作を確認する從機動作機能が形成されて上記他方が上記從機動作中に上記一方の異常を検出する主機異常検出手段、及び上記一方の主機動作の異常時に上記他方を主機動作させる主機/從機設定手段、及び上記他方の主機/從機の設定状態を表示部に表示する主機/從機設定表示手段を有する制御部とを備え、上記両者の他方の制御部は、主機である上記両者の一方が行なう上記空気調和装置との通信が所定時間検出不能であるときに上記主機異常検出手段によって異常を検出し、異常が検出された場合に、上記主機/從機設定表示手段を介して上記表示部に上記両者の一方の異常を表示し、上記主機/從機設定手段により上記両者の他方を主機に変換することを特徴とする空気調和装置の制御装置。
- 上記両者の他方の制御部は、主機である上記両者の一方が行なう上記空気調和装置との通信が所定時間検出不能であるときに上記両者の一方に主機動作確認コマンドを送信して、上記両者の一方からの応答コマンドが所定時間内に受信できないときに上記主機異常検出手段により上記両者の一方の異常を確定し、応答コマンドを所定時間内に受信したときには上記両者の他方の異常対策動作を解除することを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の制御装置。
- 制御部は、主機/從機設定手段により第一遠隔操作器及び第二遠隔操作器の両者の他方を主機に変換する動作において、上記両者の他方が主機であることを示す主機/從機設定コマンドを上記両者の一方に送信すると共に、上記両者の他方が主機であると設定し、かつ上記主機/從機設定コマンドの送信前に上記両者の一方から主機/從機設定コマンドを受信した場合には、上記両者の他方を從機であると設定することを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の空気調和装置の制御装置。
- 制御部は、主機/從機設定手段により第一遠隔操作器及び第二遠隔操作器の両者の他方を主機に変換する動作において、上記両者の一方が行う空気調和装置との通信を監視し上記通信が受信できない場合に、上記両者の他方が主機であることを示す主機/從機設定コマンドを上記両者の一方に送信すると共に、上記両者の他方が主機であると設定し、上記通信を受信したときには上記両者の他方を從機であると設定することを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の空気調和装置の制御装置。
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