JP3856197B2 - Opマスクの製作方法 - Google Patents
Opマスクの製作方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3856197B2 JP3856197B2 JP2001115632A JP2001115632A JP3856197B2 JP 3856197 B2 JP3856197 B2 JP 3856197B2 JP 2001115632 A JP2001115632 A JP 2001115632A JP 2001115632 A JP2001115632 A JP 2001115632A JP 3856197 B2 JP3856197 B2 JP 3856197B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- simulation
- mask
- shape
- line width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/02—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
- H01L21/027—Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F1/00—Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
- G03F1/36—Masks having proximity correction features; Preparation thereof, e.g. optical proximity correction [OPC] design processes
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70425—Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
- G03F7/70433—Layout for increasing efficiency or for compensating imaging errors, e.g. layout of exposure fields for reducing focus errors; Use of mask features for increasing efficiency or for compensating imaging errors
- G03F7/70441—Optical proximity correction [OPC]
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光近接効果に基づくパターンの変形を見込んでマスクパターンの形状を予め補正するOPCマスクの製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体の高集積化が進み、ゲート長の微細化に拍車がかかっている。このため、マスクからウェハに対するマスクパターンの転写の際には、露光装置で用いられる光の波長以下の寸法のパターンを解像することが求められている。
光の波長よりも短い線幅のパターンを忠実に解像するために、光近接効果によるウェハ上のパターンの変形を考慮して、予めマスクパターンの形状を補正するOPC(Optical Proximity Correction:光近接効果補正)技術が用いられている。
このようなOPC技術の1つとしてルールベースOPCがある。
ルールベースOPCは次のように行なわれる。すなわち、設計上許可している全てのパターンを表すテストパターンでテスト用のマスクパターンを製作し、このマスクパターンでウェハ上にパターンを転写してエッチングを行ない、テスト用のウェハを製作する。
このテスト用ウェハ上のパターンの形状の測長データ(測定データ)と、前記テスト用のマスクパターンの設計データとに基づいて設計ルール、つまりマスクパターンの設計データに加えるバイアスデータを決定するための設計ルールを生成する。そして、設計ルールに基づいてマスクパターンの補正を行なう。この補正は、マスクパターンのレイアウトCADの段階で行なわれる。また、このような光近接効果補正が行なわれて製作されたマスクをOPCマスクという。
前記ルールベースOPCでは、設計上許可している全てのパターンを表すテストパターンの測長を行なうための膨大な作業量となり、また、プロセス(製造工程)が変わる毎にこのような作業を繰り返さなくてはならず、時間とコストがかかるという問題がある。
【0003】
前記ルールベースOPCの問題を解消するためにシミュレーションベースOPCという技術が開発されている。
シミュレーションベースOPCでは、予め用意された少ない数のテストパターンの測長結果に基づいて光近接効果を考慮した転写のプロセスを表現するカーネル(プロセスモデル)を生成し、マスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されたパターンの形状との差異を前記カーネルによってシミュレーション計算して求め、このシミュレーション結果に基づいてマスクパターンの補正を行なっている。
このシミュレーションベースOPCでは、ルールベースOPCに比較して大量のテストパターンを測長する必要が無いため、時間とコストを削減する上で有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したシミュレーションベースOPCでは、所定の線幅を有するパターンをウェハ上に形成する際に、パターンとそのパターンに隣接するパターンとの間の間隔(スペース)の寸法の増減、換言すればパターン間の間隔の疎密に応じてパターンの線幅が影響を受ける現象であるスペース依存性をシミュレーション結果に忠実に反映することが難しく、実際にウェハ上に形成されたパターンの線幅のばらつきが大きくなってしまうという問題がある。
そこで本発明の目的は、スペース依存性の影響を忠実に反映したシミュレーションを行なうことにより、実際にウェハ上に形成されるパターンの線幅のばらつきを抑制することができるOPCマスクの製作方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、所定の最小寸法値で定義されるデザインルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーション計算によって求めるシミュレーションステップと、前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データを補正する補正ステップとを含み、前記シミュレーションステップは、前記マスクパターンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すなわちカーネルによって実行されるシミュレーションOPCを用いたOPCマスクの製作方法において、前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写されエッチングされることで実際に形成されたテスト用のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成され、前記テストパターンは、ほぼ前記所定の最小寸法の線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターンが線幅方向に同じ間隔をおいて互いに平行をなして並べられることで構成された第1パターングループを複数含み、前記複数の第1パターングループのそれぞれの間では、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構成されていることを特徴とする。
そのため、前記シミュレーションを行なうカーネルは、前記第1パターングループを含むテストパターンに基づいて生成される。
また、本発明は、所定の最小寸法値で定義されるデザインルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーション計算によって求めるシミュレーションステップと、前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データを補正する補正ステップとを含み、前記シミュレーションステップは、前記マスクパターンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すなわちカーネルによって実行されるシミュレーションOPCを用いたOPCマスクの製作方法において、前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写されエッチングされることで実際に形成されたテスト用のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成され、前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも小さな線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおいて並べられることで構成された第2パターングループを複数含み、前記複数の第2パターングループのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構成されていることを特徴とする。
そのため、前記シミュレーションを行なうカーネルは、前記第2パターングループを含むテストパターンに基づいて生成される。
また、本発明は、所定の最小寸法値で定義されるデザインルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーション計算によって求めるシミュレーションステップと、前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データを補正する補正ステップとを含み、前記シミュレーションステップは、前記マスクパターンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すなわちカーネルによって実行されるシミュレーションOPCを用いたOPCマスクの製作方法において、前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写されエッチングされることで実際に形成されたテスト用のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成され、前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも大きな線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおいて並べられることで構成された第3パターングループを複数含み、前記複数の第3パターングループのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構成されていることを特徴とする。
そのため、前記シミュレーションを行なうカーネルは、前記第3パターングループを含むテストパターンに基づいて生成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のOPCマスクの製作方法の実施の形態について説明する。
図3に示すように、本実施の形態では、OPCマスクのマスクパターンを得るためにシミュレーションツール10を用いる。
前記シミュレーションツール10は、コンピューター上で動作するソフトウェアによって実現されるものであって、マスクパターンの転写のプロセスを表すシミュレーションモデル、すなわちカーネル12を含んで構成されている。前記カーネル12は、後述する手順によって生成される。
前記シミュレーションツール10は、図3に示すように、ウェハ上に形成すべき所望のパターンの設計データ(マスクパターンの補正前の設計データ)が入力されると、前記マスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されたパターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーション計算によって求める。そして、前記シミュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データを補正して出力するように構成されている。
【0009】
次に、図4を参照してOPCマスクの製作手順について具体的に説明する。
まず、マスクのマスクパターンとなる回路設計が行なわれる(S10)。この回路設計は、パターンの線幅の最小寸法値で定義されるデザインルールが設定されてから行なわれる。本実施の形態では、前記最小寸法値を150nmとする。
前記最小寸法値は、この最小寸法値で定義されるデザインルールで製造されるウェハの製造保証限界値に相当する。
次いで、後述する前記カーネル12の生成が行なわれる(S12)。
前記カーネル12が生成されると、カーネル12に前記補正前の設計データが入力されることにより、所定の最小寸法値で定義されるデザインルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーション計算が行なわれる(S14)。
次いで、前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データが補正される(S16)。
次いで、補正後の設計データについてルールチェックが行なわれ、設計データが完成する(S18)。なお、前記ルールチェックの結果、カーネルの修正が必要であれば、カーネルの修正を行なってステップS14に移行し同様の処理を行なう。
次に、この補正後の設計データがマスクレイアウト用のCADに提供され、補正されたマスク、すなわちOPCマスクが製作される(S18)。
そして、リソグラフィ工程によって前記OPCマスクを用いてウェハが製作され、このウェハを切断することによってチップが製作される。
本実施の形態では、前記ステップS14が本発明のシミュレーションステップに、ステップS16が本発明の補正ステップにそれぞれ相当している。
【0010】
図1は本実施の形態のOPCマスク製作方法におけるカーネルを生成する際の処理手順を示すフローチャートであり、図2はシミュレーションツールにおけるデータの入出力を説明するブロック図である。
また、図1において、ステップS20、S22、S24、S26、S28、S36は、従来技術に相当する処理であり、ステップS30、S32、S34、S36は、本発明に相当する処理である。
前記カーネル12の生成は次のようになされる。
まず、テスト用マスクが製作される(S20)。このテスト用マスクは、前記シミュレーションツール10に付属している既存のテストパターン(以下既存テストパターンという)と、後述する新規のテストパターン(以下新規テストパターンという)とから構成されている。
前記既存テストパターンは、直線状に延在する複数個のゲートパターン、互いに十字形をなすように交差する2つのゲートパターンの組み合わせを、それぞれ各ゲートパターンの線幅を所定値ずつ変えたもので構成されている。
前記既存テストパターンには、互いに間隔をおいて平行をなす直線状に延在する帯状のゲートパターンは含まれていない。
前記新規テストパターンは、図5(B)に示すように、前記所定の最小寸法の線幅L1(150nm)を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターン30が線幅方向に間隔をおいて互いに平行をなして並べられることで構成された複数の第1パターングループ3002、3004、3006、3008を含んでいる。
前記各第1パターングループ3002、3004、3006、3008のそれぞれの前記ゲートパターン30の間隔をSP10、SP11、SP12、SP13としたときに、これら間隔は、SP10<SP11<SP12<SP13という関係をなし、互いに異なる寸法となるように構成されている。
【0011】
また、前記新規テストパターンは、図5(A)に示すように、前記所定の最小寸法の線幅L1(150nm)よりも小さな線幅L2(140nm)を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターン40が線幅方向に間隔をおいて互いに平行をなして並べられることで構成された複数の第2パターングループ4002、4004、4006、4008を含んでいる。
前記各第2パターングループ4002、4004、4006、4008のそれぞれの前記ゲートパターン30の間隔をSP20、SP21、SP22、SP23としたときに、これら間隔は、SP20<SP21<SP22<SP23という関係をなし、互いに異なる寸法となるように構成されている。
【0012】
また、前記新規テストパターンは、図5(C)に示すように、前記所定の最小寸法の線幅L1(150nm)よりも大きな線幅L3(例えば150nm)を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターン50が線幅方向に間隔をおいて互いに平行をなして並べられることで構成された複数の第3パターングループ5002、5004、5006、5008を含んでいる。
前記各第3パターングループ5002、5004、5006、5008のそれぞれの前記ゲートパターン30の間隔をSP30、SP31、SP32、SP33としたときに、これら間隔は、SP30<SP31<SP32<SP33という関係をなし、互いに異なる寸法となるように構成されている。
【0013】
次いで、前記テスト用マスクによって前記既存テストパターンおよび新規テストパターンが転写され、エッチングされたウェハ上のパターンの測長が行なわれテストパターンの実測データが測定される(S22)。
この測定は、先に選択された既存テストパターンの設計データに対応する実測データについてのみ行なわれる。前記既存テストパターンに対する測長は、予め設定された箇所について行なわれる。
【0014】
次に、図2に示すように、前記テスト用マスクに形成された既存テストパターンの設計データが前記シミュレーションツール10に入力され、前記設計データに基づいてシミュレーション計算がなされ、光近接効果によって形状が変形された既存テストパターンのデータ(以下シミュレーションデータという)が出力される(S24)。
このシミュレーション計算は、前記既存テストパターンの設計データの中から特にシミュレーションの精度を上げたい設計データに対して大きな重み付けがなされ、そうでない設計データに対しては小さな重み付けがなされた状態で行なわれる。
【0015】
次に、図2に示すように、前記シミュレーションツール10において、前記シミュレーションデータと前記実測データとが比較され、シミュレーション精度の合否が判定される(S26)。
具体的には、前記シミュレーションデータの線幅および前記実測データの線幅の差が所定の基準値を超えた箇所が0個ならば合格、1個以上あれば不合格と判断される。
なお、前記シミュレーションデータの線幅および前記実測データの線幅の差とは、「前記シミュレーションデータの線幅と、ウェハ上に形成しようとするゲートパターンの設計データの線幅(目標値)とのずれ量EPE(Edge Placement Error)」と、「前記実測データの線幅と、ウェハ上に形成すべきゲートパターンの設計データの線幅(目標値)とのずれ量EPE」との差に相当する。
ステップS26が合格("Y")ならば、前記シミュレーションツール10は、前記カーネル12によるシミュレーションの精度が満足できるものであるため、前記カーネル12を生成して(S36)、処理を終了する。
一方、ステップS26で不合格("N")ならば、前記既存テストパターンの設計データに対する重み付けの変更、および、既存テストパターンの追加と削除を行い(S28)、前記ステップS24、S26、S28からなる一連の処理を行なう。この一連処理を所定回数、例えば6回繰り返してもシミュレーション精度が不合格ならば、次のステップに移行する。
なお、これら重み付けの変更および既存テストパターンの追加と削除を行なう処理に関しては前記シミュレーションツール10において既に組み込まれた機能であり、本発明と直接関係しないため、詳細な説明は省略する。
【0016】
次に、前記新規テストパターンの第1パターングループ3002、3004、3006、3008の実測データが新たに測長される(S30)。この実測データは、各ゲートパターン30の線幅について測定されたデータである。
そして、第1パターングループ3002、3004、3006、3008の設計データに基づいてシミュレーション計算がなされ、光近接効果によって形状が変形された前記新規テストパターンのシミュレーションデータが出力される(S32)。
次に、図2に示すように、前記シミュレーションツール10において、前記第1パターングループのシミュレーションデータと前記第1パターングループの実測データとが比較され、シミュレーション精度の合否が判定される(S34)。
具体的には、前記シミュレーションデータの線幅および前記実測データの線幅の差が所定の基準値を超えた箇所が0個ならば合格、1個以上あれば不合格と判断される。前記所定の基準値は任意に設定すればよく、本例では5nmに設定した。
ステップS34が合格("Y")ならば、前記シミュレーションツール10は、前記カーネル12によるシミュレーションの精度が満足できるものであるため、前記カーネル12を生成して(S36)、処理を終了する。
一方、ステップS34で不合格("N")ならば、ステップS30に移行する。
【0017】
次に、前記新規テストパターンの第2パターングループ4002、4004、4006、4008の実測データが新たに測長される(S30)。この実測データは、各ゲートパターン40の線幅について測定されたデータである。
以下、第1パターングループのときと同様にステップS32、S34の処理が繰り返される。
ステップS34が合格("Y")ならば、前記シミュレーションツール10は、前記カーネル12によるシミュレーションの精度が満足できるものであるため、前記カーネル12を生成して(S36)、処理を終了する。
一方、ステップS34で不合格("N")ならば、次のステップに移行する。
【0018】
次に、前記新規テストパターンの第3パターングループ5002、5004、5006、5008の実測データが新たに測長される(S30)。この実測データは、各ゲートパターン50の線幅について測定されたデータである。
以下、第1パターングループのときと同様にステップS32、S34の処理が繰り返される。
ステップS34が合格("Y")ならば、前記シミュレーションツール10は、前記カーネル12によるシミュレーションの精度が満足できるものであるため、前記カーネル12を生成して(S36)、処理を終了する。
前記第3パターングループに対して、ステップS34が不合格("N")となった場合は処理を停止する。
【0019】
次に、図1の処理によって行なわれたシミュレーション精度の比較結果について具体的に説明する。
図6、図7は実測データとシミュレーションデータとの比較を示す説明図であり、いずれも横軸は測定箇所、縦軸はゲートパターンの線幅の設計値からのずれ量EPEを示している。図中、実線はシミュレーションデータ、破線は実測データを示している。
図6(A1)、(B1)、図7(C1)、(D1)は、ゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が150nmの場合であり、図6(A2)、(B2)、図7(C2)、(D2)は、ゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が190nmの場合である。
図6(A1)、(A2)は、図1のフローチャートのステップS20乃至S26を実行した状態であり、既存テストパターンのみによるシミュレーション結果を示している。
図6(B1)、(B2)は、既存テストパターンのみによるシミュレーション後に、さらに新規テストパターンの第1パターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示している。
図7(C1)、(C2)は、既存テストパターンおよび第1パターングループのシミュレーション後に、さらに第2パターングループのシミュレーションをさらに行なったときのシミュレーション結果を示している。
図7(D1)、(D2)は、既存テストパターンおよび第1、第2パターングループのシミュレーション後に、さらに第3パターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示している。
これらの結果からみて、ゲートパターンの設計データが150nm、190nmのいずれの場合にも、新規テストパターンのシミュレーションを行なった方が、シミュレーションデータと実測データとの差が少なくなっていることがわかる。
すなわち、前記第1、第2、第3パターングループのシミュレーションを行なうことによって生成されたカーネル12によってゲートパターンのスペース依存性の影響を忠実に反映したシュミレーションを行なうことができ、シミュレーション精度が向上することが確認された。
【0020】
次に、図1のフローチャートに沿って生成されたカーネル12を用いて実際の製品のマスクを製作するとともに、そのマスクによって転写、エッチングして製作されたウェハを製作し、そのウェハに形成されたゲートパターンの線幅を測長した実測データと、シミュレーションデータとの比較を行なった。
図8は、実際の製品におけるゲートパターンの線幅の実測データと各シミュレーションデータとを比較する説明図である。ゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)は150nmである。
図中、横軸は、ゲートパターン間の線幅方向の間隔(スペース)をnm単位で示し、縦軸はゲートパターンの線幅CDをnm単位で示している。
図中、塗りつぶしの矩形は実測データを示し、矩形は既存テストパターンのみによるシミュレーションデータを示し、×は既存テストパターンのシミュレーションに加えて第1パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示し、三角は既存テストパターンと第1テストパターンのシミュレーションに加えて第2パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示し、丸は既存テストパターンと第1、第2テストパターンのシミュレーションに加えて第3パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示している。
図8においても、新規テストパターンのシミュレーションを行なった方が、シミュレーションデータと実測データとの差が少なくなっていることがわかる。
すなわち、図6、図7の場合と同様に、前記第1、第2、第3パターングループのシミュレーションを行なうことによって生成されたカーネル12によってゲートパターンのスペース依存性の影響を忠実に反映したシュミレーションを行なうことができ、シミュレーション精度が向上することが確認された。
【0021】
次に、図1のフローチャートに沿って生成されたカーネル12を用いて実際の製品のマスクについて、図8の場合と同様にシミュレーションを行なった場合におけるシミュレーションデータの線幅のばらつきを比較した。
図9(A)乃至(D)は、実際の製品のマスクにおけるゲートパターンの各シミュレーションデータのばらつきを比較する説明図である。ゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)は150nmである。
図中、横軸は、ゲートパターン間の線幅方向の間隔(スペース)をμm単位で示し、縦軸はゲートパターンの線幅CDをμm単位で示している。
図中、丸、三角、菱形は、それぞれゲートパターンの異なる箇所でのシミュレーションデータであることを表している。
図9(A)は既存テストパターンのみによるシミュレーションデータを示し、図9(B)は既存テストパターンのシミュレーションに加えて第1パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示し、図9(C)は既存テストパターンと第1テストパターンのシミュレーションに加えて第2パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示し、図9(D)は既存テストパターンと第1、第2テストパターンのシミュレーションに加えて第3パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示している。
図中σは各シミュレーションデータの標準偏差値を示し、RANGEは各シミュレーションデータの最大値と最小値の差の値を示している。
図9からわかるように、(A)に示した既存テストパターンのみによるシミュレーションデータに比較して、(B)、(D)のシミュレーションデータは、σとRANGEの双方が小さな値となっていること、換言すればばらつきが少なくなっていることがわかる。
(B)と(D)を比較してみると、RANGEでは、(B)が1nm、(D)が2nmと、(B)の方がばらつきが少ないものの、スペースが1.8μmのシミュレーションデータについてみると、(D)では複数のシミュレーションデータがすべて一致している。したがって、(D)におけるシミュレーションデータの精度は(B)に比較して上であると評価することができる。
【0022】
以上説明したように、本実施の形態のOPCマスクの製作方法によれば、前記シミュレーションを行なうカーネルを前記第1、第2、第3パターングループの少なくとも1つを含むテストパターンに基づいて生成したので、ゲートパターンのスペース依存性の影響を忠実に反映したシミュレーションを行なうことができる。したがって、シミュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データを補正することによって、実際にウェハ上およびチップ上に形成されるパターンの線幅のばらつきを抑制することができる。
【0023】
なお、本実施の形態では、前記第1乃至第3パターングループの数を4個として説明したが、第1乃至第3パターングループの数は複数であればよく、任意である。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、前記第1、第2、第3パターングループのシミュレーションを行なうことによって生成されたカーネルによってゲートパターンのスペース依存性の影響を忠実に反映したシュミレーションを行なうことができ、これにより実際にウェハ上およびチップ上に形成されるパターンの線幅のばらつきを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のOPCマスク製作方法におけるカーネルを生成する際の処理手順を示すフローチャートである。
【図2】シミュレーションツールにおけるデータの入出力を説明するブロック図である。
【図3】シミュレーションツールにおける設計データの入出力を説明するブロック図である。
【図4】OPCマスクの製作手順を示すフローチャートである。
【図5】(A)は第2パターングループの構成を示す説明図、(B)は第1パターングループの構成を示す説明図、(C)は第3パターングループの構成を示す説明図である。
【図6】(A1)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が150nmで既存テストパターンのみによるシミュレーション結果を示す説明図、(A2)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が190nmで既存テストパターンのみによるシミュレーション結果を示す説明図、(B1)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が150nmで第1パターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示す説明図、(B2)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が190nmで第1パターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示す説明図である。
【図7】(C1)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が150nmで第2パターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示す説明図、(C2)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が190nmで第2パターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示す説明図、(D1)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が150nmで第3パターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示す説明図、(D2)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が190nmで第Dパターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示す説明図である。
【図8】実際の製品におけるゲートパターンの線幅の実測データと各シミュレーションデータとを比較する説明図である。
【図9】実際の製品のマスクにおけるゲートパターンの各シミュレーションデータのばらつきを比較する説明図であり、(A)は既存テストパターンのみによるシミュレーションをおこなったシミュレーションデータを示す説明図、(B)は既存テストパターンのシミュレーションに加えて第1パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示す説明図、(C)は既存テストパターンと第1テストパターンのシミュレーションに加えて第2パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示す説明図、(D)は既存テストパターンと第1、第2テストパターンのシミュレーションに加えて第3パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示す説明図である。
【符号の説明】
10……シュミレーションツール、12……カーネル、30、40、50……ゲートパターン、3002、3004、3006、3008……第1パターングループ、4002、4004、4006、4008……第2パターングループ、5002、5004、5006、5008……第3パターングループ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、光近接効果に基づくパターンの変形を見込んでマスクパターンの形状を予め補正するOPCマスクの製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体の高集積化が進み、ゲート長の微細化に拍車がかかっている。このため、マスクからウェハに対するマスクパターンの転写の際には、露光装置で用いられる光の波長以下の寸法のパターンを解像することが求められている。
光の波長よりも短い線幅のパターンを忠実に解像するために、光近接効果によるウェハ上のパターンの変形を考慮して、予めマスクパターンの形状を補正するOPC(Optical Proximity Correction:光近接効果補正)技術が用いられている。
このようなOPC技術の1つとしてルールベースOPCがある。
ルールベースOPCは次のように行なわれる。すなわち、設計上許可している全てのパターンを表すテストパターンでテスト用のマスクパターンを製作し、このマスクパターンでウェハ上にパターンを転写してエッチングを行ない、テスト用のウェハを製作する。
このテスト用ウェハ上のパターンの形状の測長データ(測定データ)と、前記テスト用のマスクパターンの設計データとに基づいて設計ルール、つまりマスクパターンの設計データに加えるバイアスデータを決定するための設計ルールを生成する。そして、設計ルールに基づいてマスクパターンの補正を行なう。この補正は、マスクパターンのレイアウトCADの段階で行なわれる。また、このような光近接効果補正が行なわれて製作されたマスクをOPCマスクという。
前記ルールベースOPCでは、設計上許可している全てのパターンを表すテストパターンの測長を行なうための膨大な作業量となり、また、プロセス(製造工程)が変わる毎にこのような作業を繰り返さなくてはならず、時間とコストがかかるという問題がある。
【0003】
前記ルールベースOPCの問題を解消するためにシミュレーションベースOPCという技術が開発されている。
シミュレーションベースOPCでは、予め用意された少ない数のテストパターンの測長結果に基づいて光近接効果を考慮した転写のプロセスを表現するカーネル(プロセスモデル)を生成し、マスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されたパターンの形状との差異を前記カーネルによってシミュレーション計算して求め、このシミュレーション結果に基づいてマスクパターンの補正を行なっている。
このシミュレーションベースOPCでは、ルールベースOPCに比較して大量のテストパターンを測長する必要が無いため、時間とコストを削減する上で有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したシミュレーションベースOPCでは、所定の線幅を有するパターンをウェハ上に形成する際に、パターンとそのパターンに隣接するパターンとの間の間隔(スペース)の寸法の増減、換言すればパターン間の間隔の疎密に応じてパターンの線幅が影響を受ける現象であるスペース依存性をシミュレーション結果に忠実に反映することが難しく、実際にウェハ上に形成されたパターンの線幅のばらつきが大きくなってしまうという問題がある。
そこで本発明の目的は、スペース依存性の影響を忠実に反映したシミュレーションを行なうことにより、実際にウェハ上に形成されるパターンの線幅のばらつきを抑制することができるOPCマスクの製作方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、所定の最小寸法値で定義されるデザインルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーション計算によって求めるシミュレーションステップと、前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データを補正する補正ステップとを含み、前記シミュレーションステップは、前記マスクパターンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すなわちカーネルによって実行されるシミュレーションOPCを用いたOPCマスクの製作方法において、前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写されエッチングされることで実際に形成されたテスト用のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成され、前記テストパターンは、ほぼ前記所定の最小寸法の線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターンが線幅方向に同じ間隔をおいて互いに平行をなして並べられることで構成された第1パターングループを複数含み、前記複数の第1パターングループのそれぞれの間では、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構成されていることを特徴とする。
そのため、前記シミュレーションを行なうカーネルは、前記第1パターングループを含むテストパターンに基づいて生成される。
また、本発明は、所定の最小寸法値で定義されるデザインルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーション計算によって求めるシミュレーションステップと、前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データを補正する補正ステップとを含み、前記シミュレーションステップは、前記マスクパターンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すなわちカーネルによって実行されるシミュレーションOPCを用いたOPCマスクの製作方法において、前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写されエッチングされることで実際に形成されたテスト用のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成され、前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも小さな線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおいて並べられることで構成された第2パターングループを複数含み、前記複数の第2パターングループのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構成されていることを特徴とする。
そのため、前記シミュレーションを行なうカーネルは、前記第2パターングループを含むテストパターンに基づいて生成される。
また、本発明は、所定の最小寸法値で定義されるデザインルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーション計算によって求めるシミュレーションステップと、前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データを補正する補正ステップとを含み、前記シミュレーションステップは、前記マスクパターンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すなわちカーネルによって実行されるシミュレーションOPCを用いたOPCマスクの製作方法において、前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写されエッチングされることで実際に形成されたテスト用のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成され、前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも大きな線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおいて並べられることで構成された第3パターングループを複数含み、前記複数の第3パターングループのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構成されていることを特徴とする。
そのため、前記シミュレーションを行なうカーネルは、前記第3パターングループを含むテストパターンに基づいて生成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のOPCマスクの製作方法の実施の形態について説明する。
図3に示すように、本実施の形態では、OPCマスクのマスクパターンを得るためにシミュレーションツール10を用いる。
前記シミュレーションツール10は、コンピューター上で動作するソフトウェアによって実現されるものであって、マスクパターンの転写のプロセスを表すシミュレーションモデル、すなわちカーネル12を含んで構成されている。前記カーネル12は、後述する手順によって生成される。
前記シミュレーションツール10は、図3に示すように、ウェハ上に形成すべき所望のパターンの設計データ(マスクパターンの補正前の設計データ)が入力されると、前記マスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されたパターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーション計算によって求める。そして、前記シミュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データを補正して出力するように構成されている。
【0009】
次に、図4を参照してOPCマスクの製作手順について具体的に説明する。
まず、マスクのマスクパターンとなる回路設計が行なわれる(S10)。この回路設計は、パターンの線幅の最小寸法値で定義されるデザインルールが設定されてから行なわれる。本実施の形態では、前記最小寸法値を150nmとする。
前記最小寸法値は、この最小寸法値で定義されるデザインルールで製造されるウェハの製造保証限界値に相当する。
次いで、後述する前記カーネル12の生成が行なわれる(S12)。
前記カーネル12が生成されると、カーネル12に前記補正前の設計データが入力されることにより、所定の最小寸法値で定義されるデザインルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーション計算が行なわれる(S14)。
次いで、前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データが補正される(S16)。
次いで、補正後の設計データについてルールチェックが行なわれ、設計データが完成する(S18)。なお、前記ルールチェックの結果、カーネルの修正が必要であれば、カーネルの修正を行なってステップS14に移行し同様の処理を行なう。
次に、この補正後の設計データがマスクレイアウト用のCADに提供され、補正されたマスク、すなわちOPCマスクが製作される(S18)。
そして、リソグラフィ工程によって前記OPCマスクを用いてウェハが製作され、このウェハを切断することによってチップが製作される。
本実施の形態では、前記ステップS14が本発明のシミュレーションステップに、ステップS16が本発明の補正ステップにそれぞれ相当している。
【0010】
図1は本実施の形態のOPCマスク製作方法におけるカーネルを生成する際の処理手順を示すフローチャートであり、図2はシミュレーションツールにおけるデータの入出力を説明するブロック図である。
また、図1において、ステップS20、S22、S24、S26、S28、S36は、従来技術に相当する処理であり、ステップS30、S32、S34、S36は、本発明に相当する処理である。
前記カーネル12の生成は次のようになされる。
まず、テスト用マスクが製作される(S20)。このテスト用マスクは、前記シミュレーションツール10に付属している既存のテストパターン(以下既存テストパターンという)と、後述する新規のテストパターン(以下新規テストパターンという)とから構成されている。
前記既存テストパターンは、直線状に延在する複数個のゲートパターン、互いに十字形をなすように交差する2つのゲートパターンの組み合わせを、それぞれ各ゲートパターンの線幅を所定値ずつ変えたもので構成されている。
前記既存テストパターンには、互いに間隔をおいて平行をなす直線状に延在する帯状のゲートパターンは含まれていない。
前記新規テストパターンは、図5(B)に示すように、前記所定の最小寸法の線幅L1(150nm)を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターン30が線幅方向に間隔をおいて互いに平行をなして並べられることで構成された複数の第1パターングループ3002、3004、3006、3008を含んでいる。
前記各第1パターングループ3002、3004、3006、3008のそれぞれの前記ゲートパターン30の間隔をSP10、SP11、SP12、SP13としたときに、これら間隔は、SP10<SP11<SP12<SP13という関係をなし、互いに異なる寸法となるように構成されている。
【0011】
また、前記新規テストパターンは、図5(A)に示すように、前記所定の最小寸法の線幅L1(150nm)よりも小さな線幅L2(140nm)を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターン40が線幅方向に間隔をおいて互いに平行をなして並べられることで構成された複数の第2パターングループ4002、4004、4006、4008を含んでいる。
前記各第2パターングループ4002、4004、4006、4008のそれぞれの前記ゲートパターン30の間隔をSP20、SP21、SP22、SP23としたときに、これら間隔は、SP20<SP21<SP22<SP23という関係をなし、互いに異なる寸法となるように構成されている。
【0012】
また、前記新規テストパターンは、図5(C)に示すように、前記所定の最小寸法の線幅L1(150nm)よりも大きな線幅L3(例えば150nm)を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターン50が線幅方向に間隔をおいて互いに平行をなして並べられることで構成された複数の第3パターングループ5002、5004、5006、5008を含んでいる。
前記各第3パターングループ5002、5004、5006、5008のそれぞれの前記ゲートパターン30の間隔をSP30、SP31、SP32、SP33としたときに、これら間隔は、SP30<SP31<SP32<SP33という関係をなし、互いに異なる寸法となるように構成されている。
【0013】
次いで、前記テスト用マスクによって前記既存テストパターンおよび新規テストパターンが転写され、エッチングされたウェハ上のパターンの測長が行なわれテストパターンの実測データが測定される(S22)。
この測定は、先に選択された既存テストパターンの設計データに対応する実測データについてのみ行なわれる。前記既存テストパターンに対する測長は、予め設定された箇所について行なわれる。
【0014】
次に、図2に示すように、前記テスト用マスクに形成された既存テストパターンの設計データが前記シミュレーションツール10に入力され、前記設計データに基づいてシミュレーション計算がなされ、光近接効果によって形状が変形された既存テストパターンのデータ(以下シミュレーションデータという)が出力される(S24)。
このシミュレーション計算は、前記既存テストパターンの設計データの中から特にシミュレーションの精度を上げたい設計データに対して大きな重み付けがなされ、そうでない設計データに対しては小さな重み付けがなされた状態で行なわれる。
【0015】
次に、図2に示すように、前記シミュレーションツール10において、前記シミュレーションデータと前記実測データとが比較され、シミュレーション精度の合否が判定される(S26)。
具体的には、前記シミュレーションデータの線幅および前記実測データの線幅の差が所定の基準値を超えた箇所が0個ならば合格、1個以上あれば不合格と判断される。
なお、前記シミュレーションデータの線幅および前記実測データの線幅の差とは、「前記シミュレーションデータの線幅と、ウェハ上に形成しようとするゲートパターンの設計データの線幅(目標値)とのずれ量EPE(Edge Placement Error)」と、「前記実測データの線幅と、ウェハ上に形成すべきゲートパターンの設計データの線幅(目標値)とのずれ量EPE」との差に相当する。
ステップS26が合格("Y")ならば、前記シミュレーションツール10は、前記カーネル12によるシミュレーションの精度が満足できるものであるため、前記カーネル12を生成して(S36)、処理を終了する。
一方、ステップS26で不合格("N")ならば、前記既存テストパターンの設計データに対する重み付けの変更、および、既存テストパターンの追加と削除を行い(S28)、前記ステップS24、S26、S28からなる一連の処理を行なう。この一連処理を所定回数、例えば6回繰り返してもシミュレーション精度が不合格ならば、次のステップに移行する。
なお、これら重み付けの変更および既存テストパターンの追加と削除を行なう処理に関しては前記シミュレーションツール10において既に組み込まれた機能であり、本発明と直接関係しないため、詳細な説明は省略する。
【0016】
次に、前記新規テストパターンの第1パターングループ3002、3004、3006、3008の実測データが新たに測長される(S30)。この実測データは、各ゲートパターン30の線幅について測定されたデータである。
そして、第1パターングループ3002、3004、3006、3008の設計データに基づいてシミュレーション計算がなされ、光近接効果によって形状が変形された前記新規テストパターンのシミュレーションデータが出力される(S32)。
次に、図2に示すように、前記シミュレーションツール10において、前記第1パターングループのシミュレーションデータと前記第1パターングループの実測データとが比較され、シミュレーション精度の合否が判定される(S34)。
具体的には、前記シミュレーションデータの線幅および前記実測データの線幅の差が所定の基準値を超えた箇所が0個ならば合格、1個以上あれば不合格と判断される。前記所定の基準値は任意に設定すればよく、本例では5nmに設定した。
ステップS34が合格("Y")ならば、前記シミュレーションツール10は、前記カーネル12によるシミュレーションの精度が満足できるものであるため、前記カーネル12を生成して(S36)、処理を終了する。
一方、ステップS34で不合格("N")ならば、ステップS30に移行する。
【0017】
次に、前記新規テストパターンの第2パターングループ4002、4004、4006、4008の実測データが新たに測長される(S30)。この実測データは、各ゲートパターン40の線幅について測定されたデータである。
以下、第1パターングループのときと同様にステップS32、S34の処理が繰り返される。
ステップS34が合格("Y")ならば、前記シミュレーションツール10は、前記カーネル12によるシミュレーションの精度が満足できるものであるため、前記カーネル12を生成して(S36)、処理を終了する。
一方、ステップS34で不合格("N")ならば、次のステップに移行する。
【0018】
次に、前記新規テストパターンの第3パターングループ5002、5004、5006、5008の実測データが新たに測長される(S30)。この実測データは、各ゲートパターン50の線幅について測定されたデータである。
以下、第1パターングループのときと同様にステップS32、S34の処理が繰り返される。
ステップS34が合格("Y")ならば、前記シミュレーションツール10は、前記カーネル12によるシミュレーションの精度が満足できるものであるため、前記カーネル12を生成して(S36)、処理を終了する。
前記第3パターングループに対して、ステップS34が不合格("N")となった場合は処理を停止する。
【0019】
次に、図1の処理によって行なわれたシミュレーション精度の比較結果について具体的に説明する。
図6、図7は実測データとシミュレーションデータとの比較を示す説明図であり、いずれも横軸は測定箇所、縦軸はゲートパターンの線幅の設計値からのずれ量EPEを示している。図中、実線はシミュレーションデータ、破線は実測データを示している。
図6(A1)、(B1)、図7(C1)、(D1)は、ゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が150nmの場合であり、図6(A2)、(B2)、図7(C2)、(D2)は、ゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が190nmの場合である。
図6(A1)、(A2)は、図1のフローチャートのステップS20乃至S26を実行した状態であり、既存テストパターンのみによるシミュレーション結果を示している。
図6(B1)、(B2)は、既存テストパターンのみによるシミュレーション後に、さらに新規テストパターンの第1パターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示している。
図7(C1)、(C2)は、既存テストパターンおよび第1パターングループのシミュレーション後に、さらに第2パターングループのシミュレーションをさらに行なったときのシミュレーション結果を示している。
図7(D1)、(D2)は、既存テストパターンおよび第1、第2パターングループのシミュレーション後に、さらに第3パターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示している。
これらの結果からみて、ゲートパターンの設計データが150nm、190nmのいずれの場合にも、新規テストパターンのシミュレーションを行なった方が、シミュレーションデータと実測データとの差が少なくなっていることがわかる。
すなわち、前記第1、第2、第3パターングループのシミュレーションを行なうことによって生成されたカーネル12によってゲートパターンのスペース依存性の影響を忠実に反映したシュミレーションを行なうことができ、シミュレーション精度が向上することが確認された。
【0020】
次に、図1のフローチャートに沿って生成されたカーネル12を用いて実際の製品のマスクを製作するとともに、そのマスクによって転写、エッチングして製作されたウェハを製作し、そのウェハに形成されたゲートパターンの線幅を測長した実測データと、シミュレーションデータとの比較を行なった。
図8は、実際の製品におけるゲートパターンの線幅の実測データと各シミュレーションデータとを比較する説明図である。ゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)は150nmである。
図中、横軸は、ゲートパターン間の線幅方向の間隔(スペース)をnm単位で示し、縦軸はゲートパターンの線幅CDをnm単位で示している。
図中、塗りつぶしの矩形は実測データを示し、矩形は既存テストパターンのみによるシミュレーションデータを示し、×は既存テストパターンのシミュレーションに加えて第1パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示し、三角は既存テストパターンと第1テストパターンのシミュレーションに加えて第2パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示し、丸は既存テストパターンと第1、第2テストパターンのシミュレーションに加えて第3パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示している。
図8においても、新規テストパターンのシミュレーションを行なった方が、シミュレーションデータと実測データとの差が少なくなっていることがわかる。
すなわち、図6、図7の場合と同様に、前記第1、第2、第3パターングループのシミュレーションを行なうことによって生成されたカーネル12によってゲートパターンのスペース依存性の影響を忠実に反映したシュミレーションを行なうことができ、シミュレーション精度が向上することが確認された。
【0021】
次に、図1のフローチャートに沿って生成されたカーネル12を用いて実際の製品のマスクについて、図8の場合と同様にシミュレーションを行なった場合におけるシミュレーションデータの線幅のばらつきを比較した。
図9(A)乃至(D)は、実際の製品のマスクにおけるゲートパターンの各シミュレーションデータのばらつきを比較する説明図である。ゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)は150nmである。
図中、横軸は、ゲートパターン間の線幅方向の間隔(スペース)をμm単位で示し、縦軸はゲートパターンの線幅CDをμm単位で示している。
図中、丸、三角、菱形は、それぞれゲートパターンの異なる箇所でのシミュレーションデータであることを表している。
図9(A)は既存テストパターンのみによるシミュレーションデータを示し、図9(B)は既存テストパターンのシミュレーションに加えて第1パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示し、図9(C)は既存テストパターンと第1テストパターンのシミュレーションに加えて第2パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示し、図9(D)は既存テストパターンと第1、第2テストパターンのシミュレーションに加えて第3パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示している。
図中σは各シミュレーションデータの標準偏差値を示し、RANGEは各シミュレーションデータの最大値と最小値の差の値を示している。
図9からわかるように、(A)に示した既存テストパターンのみによるシミュレーションデータに比較して、(B)、(D)のシミュレーションデータは、σとRANGEの双方が小さな値となっていること、換言すればばらつきが少なくなっていることがわかる。
(B)と(D)を比較してみると、RANGEでは、(B)が1nm、(D)が2nmと、(B)の方がばらつきが少ないものの、スペースが1.8μmのシミュレーションデータについてみると、(D)では複数のシミュレーションデータがすべて一致している。したがって、(D)におけるシミュレーションデータの精度は(B)に比較して上であると評価することができる。
【0022】
以上説明したように、本実施の形態のOPCマスクの製作方法によれば、前記シミュレーションを行なうカーネルを前記第1、第2、第3パターングループの少なくとも1つを含むテストパターンに基づいて生成したので、ゲートパターンのスペース依存性の影響を忠実に反映したシミュレーションを行なうことができる。したがって、シミュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データを補正することによって、実際にウェハ上およびチップ上に形成されるパターンの線幅のばらつきを抑制することができる。
【0023】
なお、本実施の形態では、前記第1乃至第3パターングループの数を4個として説明したが、第1乃至第3パターングループの数は複数であればよく、任意である。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、前記第1、第2、第3パターングループのシミュレーションを行なうことによって生成されたカーネルによってゲートパターンのスペース依存性の影響を忠実に反映したシュミレーションを行なうことができ、これにより実際にウェハ上およびチップ上に形成されるパターンの線幅のばらつきを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のOPCマスク製作方法におけるカーネルを生成する際の処理手順を示すフローチャートである。
【図2】シミュレーションツールにおけるデータの入出力を説明するブロック図である。
【図3】シミュレーションツールにおける設計データの入出力を説明するブロック図である。
【図4】OPCマスクの製作手順を示すフローチャートである。
【図5】(A)は第2パターングループの構成を示す説明図、(B)は第1パターングループの構成を示す説明図、(C)は第3パターングループの構成を示す説明図である。
【図6】(A1)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が150nmで既存テストパターンのみによるシミュレーション結果を示す説明図、(A2)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が190nmで既存テストパターンのみによるシミュレーション結果を示す説明図、(B1)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が150nmで第1パターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示す説明図、(B2)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が190nmで第1パターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示す説明図である。
【図7】(C1)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が150nmで第2パターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示す説明図、(C2)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が190nmで第2パターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示す説明図、(D1)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が150nmで第3パターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示す説明図、(D2)はゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が190nmで第Dパターングループのシミュレーションを行なったときのシミュレーション結果を示す説明図である。
【図8】実際の製品におけるゲートパターンの線幅の実測データと各シミュレーションデータとを比較する説明図である。
【図9】実際の製品のマスクにおけるゲートパターンの各シミュレーションデータのばらつきを比較する説明図であり、(A)は既存テストパターンのみによるシミュレーションをおこなったシミュレーションデータを示す説明図、(B)は既存テストパターンのシミュレーションに加えて第1パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示す説明図、(C)は既存テストパターンと第1テストパターンのシミュレーションに加えて第2パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示す説明図、(D)は既存テストパターンと第1、第2テストパターンのシミュレーションに加えて第3パターングループのシミュレーションを行なったシミュレーションデータを示す説明図である。
【符号の説明】
10……シュミレーションツール、12……カーネル、30、40、50……ゲートパターン、3002、3004、3006、3008……第1パターングループ、4002、4004、4006、4008……第2パターングループ、5002、5004、5006、5008……第3パターングループ。
Claims (6)
- 所定の最小寸法値で定義されるデザインルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーション計算によって求めるシミュレーションステップと、
前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データを補正する補正ステップとを含み、
前記シミュレーションステップは、前記マスクパターンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すなわちカーネルによって実行されるシミュレーションOPCを用いたOPCマスクの製作方法において、
前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写されエッチングされることで実際に形成されたテスト用のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成され、
前記テストパターンは、ほぼ前記所定の最小寸法の線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターンが線幅方向に同じ間隔をおいて互いに平行をなして並べられることで構成された第1パターングループを複数含み、
前記複数の第1パターングループのそれぞれの間では、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構成されている、
ことを特徴とするOPCマスクの製作方法。 - 前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも小さな線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおいて並べられることで構成された第2パターングループを複数含み、前記複数の第2パターングループのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のOPCマスクの製作方法。
- 前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも大きな線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおいて並べられることで構成された第3パターングループを複数含み、前記複数の第3パターングループのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のOPCマスクの製作方法。
- 所定の最小寸法値で定義されるデザインルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーション計算によって求めるシミュレーションステップと、
前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データを補正する補正ステップとを含み、
前記シミュレーションステップは、前記マスクパターンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すなわちカーネルによって実行されるシミュレーションOPCを用いたOPCマスクの製作方法において、
前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写されエッチングされることで実際に形成されたテスト用のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成され、
前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも小さな線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおいて並べられることで構成された第2パターングループを複数含み、
前記複数の第2パターングループのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構成されている、
ことを特徴とするOPCマスクの製作方法。 - 前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも大きな線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおいて並べられることで構成された第3パターングループを複数含み、前記複数の第3パターングループのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構成されていることを特徴とする請求項4記載のOPCマスクの製作方法。
- 所定の最小寸法値で定義されるデザインルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーション計算によって求めるシミュレーションステップと、
前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計データを補正する補正ステップとを含み、
前記シミュレーションステップは、前記マスクパターンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すなわちカーネルによって実行されるシミュレーションOPCを用いたOPCマスクの製作方法において、
前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写されエッチングされることで実際に形成されたテスト用のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成され、
前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも大きな線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおいて並べられることで構成された第3パターングループを複数含み、
前記複数の第3パターングループのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構成されている、
ことを特徴とするOPCマスクの製作方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001115632A JP3856197B2 (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | Opマスクの製作方法 |
TW091106503A TW554406B (en) | 2001-04-13 | 2002-04-01 | OPC mask manufacturing method, OPC mask, and chip |
US10/311,157 US20030177467A1 (en) | 2001-04-13 | 2002-04-05 | Opc mask manufacturing method, opc mask, and chip |
KR1020027016868A KR20030007951A (ko) | 2001-04-13 | 2002-04-05 | Opc 마스크의 제작 방법 및 opc 마스크 및 칩 |
PCT/JP2002/003449 WO2002084399A1 (fr) | 2001-04-13 | 2002-04-05 | Procede de fabrication de masque opc, masque opc et puce associee |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001115632A JP3856197B2 (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | Opマスクの製作方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002311562A JP2002311562A (ja) | 2002-10-23 |
JP3856197B2 true JP3856197B2 (ja) | 2006-12-13 |
Family
ID=18966500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001115632A Expired - Fee Related JP3856197B2 (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | Opマスクの製作方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20030177467A1 (ja) |
JP (1) | JP3856197B2 (ja) |
KR (1) | KR20030007951A (ja) |
TW (1) | TW554406B (ja) |
WO (1) | WO2002084399A1 (ja) |
Families Citing this family (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG137657A1 (en) * | 2002-11-12 | 2007-12-28 | Asml Masktools Bv | Method and apparatus for performing model-based layout conversion for use with dipole illumination |
CN1320404C (zh) * | 2003-10-09 | 2007-06-06 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 集成电路适用的模块化光学近接校正配置及其方法 |
US7448012B1 (en) | 2004-04-21 | 2008-11-04 | Qi-De Qian | Methods and system for improving integrated circuit layout |
JP2006189724A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Toshiba Corp | パターン抽出システム、測定ポイント抽出方法、パターン抽出方法及びパターン抽出プログラム |
US7550237B2 (en) * | 2005-01-19 | 2009-06-23 | Winbond Electronics Corp. | Systems and methods for determining width/space limits for mask layout |
US7325225B2 (en) * | 2005-10-05 | 2008-01-29 | Yasushi Tanaka | Method and apparatus for reducing OPC model errors |
US7627836B2 (en) * | 2005-11-08 | 2009-12-01 | International Business Machines Corporation | OPC trimming for performance |
KR100702794B1 (ko) * | 2005-12-14 | 2007-04-03 | 동부일렉트로닉스 주식회사 | Opc 검증을 통한 마스크 레이아웃 보정 방법 |
KR100662961B1 (ko) | 2005-12-17 | 2006-12-28 | 동부일렉트로닉스 주식회사 | 광근접보정 모델링 데이타 추출을 위한 테스트 패턴제작방법 |
KR100731071B1 (ko) * | 2005-12-28 | 2007-06-22 | 동부일렉트로닉스 주식회사 | 마스크 레이아웃의 보정방법 |
KR100735535B1 (ko) * | 2006-07-10 | 2007-07-04 | 삼성전자주식회사 | 마스크 제작 방법 |
KR100807229B1 (ko) * | 2006-07-31 | 2008-02-28 | 삼성전자주식회사 | 마스크의 설계 패턴 보정 방법 |
KR100811269B1 (ko) * | 2006-09-19 | 2008-03-07 | 주식회사 하이닉스반도체 | 광근접 효과 보정을 위한 패턴 모델링 방법 |
KR100818999B1 (ko) | 2006-10-09 | 2008-04-02 | 삼성전자주식회사 | 마스크 제작 방법 |
JP2008139688A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-06-19 | Toshiba Corp | 半導体集積回路の製造方法、マスクの製造方法、半導体マスクデータ製造装置、マスクパターンの修正方法、及び設計レイアウトの修正方法 |
KR100826655B1 (ko) | 2007-05-21 | 2008-05-06 | 주식회사 하이닉스반도체 | 광 근접 효과 보정 방법 |
KR100884985B1 (ko) * | 2007-07-19 | 2009-02-23 | 주식회사 동부하이텍 | 광학적 근접보정 모델 조절 시스템 및 데이터 처리 방법 |
JP4934236B2 (ja) * | 2007-09-29 | 2012-05-16 | Hoya株式会社 | グレートーンマスクブランク、グレートーンマスクの製造方法及びグレートーンマスク、並びにパターン転写方法 |
KR100880234B1 (ko) * | 2007-10-02 | 2009-01-28 | 주식회사 동부하이텍 | Opc 마스크 제조방법 |
KR100906053B1 (ko) * | 2007-10-11 | 2009-07-03 | 주식회사 동부하이텍 | 반도체 소자의 cd 검사 방법 |
KR101096979B1 (ko) | 2010-05-07 | 2011-12-20 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 소자의 패턴 균일도 조절 방법 |
JP5708103B2 (ja) * | 2011-03-18 | 2015-04-30 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 設計支援方法 |
CN103513506B (zh) * | 2012-06-19 | 2016-04-13 | 上海华虹宏力半导体制造有限公司 | 光学临近效应修正方法 |
CN104678695B (zh) * | 2013-11-26 | 2019-03-12 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 测试图形的标记方法和标记装置 |
EP4235305A1 (en) * | 2017-09-27 | 2023-08-30 | ASML Netherlands B.V. | A method in the manufacturing process of a device, a non-transitory computer-readable medium and a system configured to perform the method |
WO2021076120A1 (en) * | 2019-10-16 | 2021-04-22 | Applied Materials, Inc. | Lithography system and method of forming patterns |
CN111427240B (zh) * | 2020-03-25 | 2021-06-04 | 合肥晶合集成电路股份有限公司 | 一种建立光学数据校正模型的方法 |
CN116931389B (zh) * | 2023-09-18 | 2023-12-08 | 粤芯半导体技术股份有限公司 | 线宽测量方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3934719B2 (ja) * | 1995-12-22 | 2007-06-20 | 株式会社東芝 | 光近接効果補正方法 |
KR0172801B1 (ko) * | 1996-06-24 | 1999-03-20 | 김주용 | 공정 마진 테스트용 포토 마스크와 테스트 방법 |
US6243855B1 (en) * | 1997-09-30 | 2001-06-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Mask data design method |
JPH11218899A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-10 | Sony Corp | マスクパターンの補正方法およびその装置 |
JP3482172B2 (ja) * | 1999-03-04 | 2003-12-22 | 松下電器産業株式会社 | Lsi用パターンのレイアウト作成方法及びlsi用パターンの形成方法 |
JP2001100390A (ja) * | 1999-09-27 | 2001-04-13 | Toshiba Microelectronics Corp | 露光用マスクのパターン補正方法 |
JP3909654B2 (ja) * | 2001-05-10 | 2007-04-25 | ソニー株式会社 | ルールベースopcの評価方法およびシミュレーションベースopcモデルの評価方法並びにマスクの製造方法 |
TW569295B (en) * | 2001-09-29 | 2004-01-01 | Toshiba Corp | Producing method for mask pattern and manufacturing method for semiconductor device |
JP3615182B2 (ja) * | 2001-11-26 | 2005-01-26 | 株式会社東芝 | 光近接効果補正方法及び光近接効果補正システム |
-
2001
- 2001-04-13 JP JP2001115632A patent/JP3856197B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-04-01 TW TW091106503A patent/TW554406B/zh not_active IP Right Cessation
- 2002-04-05 US US10/311,157 patent/US20030177467A1/en not_active Abandoned
- 2002-04-05 KR KR1020027016868A patent/KR20030007951A/ko not_active Application Discontinuation
- 2002-04-05 WO PCT/JP2002/003449 patent/WO2002084399A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW554406B (en) | 2003-09-21 |
US20030177467A1 (en) | 2003-09-18 |
KR20030007951A (ko) | 2003-01-23 |
JP2002311562A (ja) | 2002-10-23 |
WO2002084399A1 (fr) | 2002-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3856197B2 (ja) | Opマスクの製作方法 | |
JP3909654B2 (ja) | ルールベースopcの評価方法およびシミュレーションベースopcモデルの評価方法並びにマスクの製造方法 | |
JP5052620B2 (ja) | 製造可能性プロセスのための閉ループを設計するための方法、およびコンピュータ・プログラム | |
KR100826655B1 (ko) | 광 근접 효과 보정 방법 | |
KR101450500B1 (ko) | 레티클 레이아웃용 메트롤로지 타깃 구조 디자인을 생성하기 위한 컴퓨터 구현방법, 전송매체, 및 시스템 | |
US7139996B2 (en) | Mask pattern correction apparatus and mask pattern correction method and mask preparation method and method of production of a semiconductor device | |
US6617083B2 (en) | Method of correcting mask patterns | |
US7426712B2 (en) | Lithography simulation method and recording medium | |
US20050089768A1 (en) | Method of creating predictive model, method of managing process steps, method of manufacturing semiconductor device, method of manufacturing photo mask, and computer program product | |
US6964031B2 (en) | Mask pattern generating method and manufacturing method of semiconductor apparatus | |
JP4460794B2 (ja) | 露光マスクのパターン補正方法、パターン形成方法およびプログラム | |
CN111443569B (zh) | 一种修正模型的建立方法及装置、掩模优化方法及装置 | |
US6892365B2 (en) | Method for performing monte-carlo simulations to predict overlay failures in integrated circuit designs | |
CN113050363A (zh) | 光学邻近修正模型的建立方法以及光学邻近修正方法 | |
US7716628B2 (en) | System, method and program for generating mask data, exposure mask and semiconductor device in consideration of optical proximity effects | |
JP5395340B2 (ja) | プロセスモデル作成方法、プロセスモデル作成プログラム及びパターン補正方法 | |
JP2004302263A (ja) | マスクパターン補正方法およびフォトマスク | |
US8443309B2 (en) | Multifeature test pattern for optical proximity correction model verification | |
JP4592240B2 (ja) | マスクパターン作成方法及び半導体装置の製造方法 | |
JP2004163472A (ja) | フォトマスクの設計方法、フォトマスク、及び半導体装置 | |
KR20170059246A (ko) | 반도체 소자의 패턴 형성 방법 | |
KR101143622B1 (ko) | 광 근접 보정 검증 방법 | |
JPH11174659A (ja) | マスクパタン検証装置とその方法、および、マスクパタン補正装置とその方法 | |
CN115185165B (zh) | 佐辅模型的构建方法、光学修正方法及装置、终端 | |
KR20230096451A (ko) | 실제 포토 마스크 제작을 통해 얻어진 매개 변수를 활용한 포토 마스크 레이아웃의 opc 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060412 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060824 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060906 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |