JP3854900B2 - 記録装置及び記録方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画データをランダムアクセス可能な記憶媒体に対し記録/再生するディジタルビデオカメラ等に用いて好適な表示手法に関するもので、特に、記録/再生の各モードにおいて動画データの再生時間や記録残量時間を確認するための表示に好適な記録装置及び記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、動画を記録する撮像機器として、光磁気ディスク等のランダムアクセス可能な記憶媒体にディジタル動画データを記録する動画撮像機器(記録再生装置)が実用化されている。また、動画をディジタルデータとして記録する際には、AVI(Audio Visual Interleaved:米国マイクロソフト社が開発したディジタル動画編集ソフトの動画フォーマット)や、MPEG(Motion Picture Experts Group:カラー動画像圧縮方式)に代表される動画圧縮方式で圧縮することで、データ量を減らし、動画をより長時間記録できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の動画撮像機器(記録再生装置)では、記憶媒体(記録メディア)の空き記録容量が残り少なくなってしまったが、あと少しの間記録を続けたいという場合でも、記録メディアを交換することで記録時間の延長を実現するしかなく、記録メディアの交換の間は記録を行うことができないという問題があった。このような問題に対し、記録中に記憶媒体の残りの記録容量が少なくなった場合に、既に記憶媒体に記録されているファイルのうち古いファイルを上書きすることで記録時間を延長する方法や、既存ファイルをより高い圧縮率で再圧縮することで記録残容量を増やす方法が提案されている。
【0004】
しかし、前記方法では、上書きするファイルや再圧縮するファイルは自動で決定され、ユーザにとって重要なコンテンツを削除/再圧縮してしまう場合があるという問題がある(第1の問題点)。更に、削除/再圧縮するコンテンツをユーザが指定する場合には、指定したコンテンツの記録時間やデータサイズは知ることができるが、コンテンツの記録時の圧縮率と現在記録中の圧縮率が違っていることも考えられ、同一データサイズに記録できる記録可能時間は異なることがある。しかし、どのコンテンツを削除すると、どの程度の記録時間の延長が期待できるかを知る術は無かった。そこで、ユーザがコンテンツを削除する際には、指定コンテンツの実再生時間ではなく現在記録中の圧縮率でどれだけ記録可能時間を延長できるかを知ることが必要であり、その実現が求められている(第2の問題点)。
【0005】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、記録媒体の記録残容量が少なくなった場合に、ユーザにとって重要なコンテンツの上書きや、再圧縮による再生品質の低下を回避することを可能とした装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、ユーザが記録延長したい時間に応じた最適な削除対象コンテンツを選択可能な装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の記録装置は、動画像データを圧縮して記録媒体に記録する記録手段と、前記記録手段により記録する動画像データの圧縮率を互いに異なる複数の圧縮率より設定する設定手段と、前記記録媒体に記録されている動画像コンテンツの情報量と前記記録媒体の記録残容量とを取得する記録情報取得手段と、前記設定手段により設定されている圧縮率を取得する圧縮情報取得手段と、前記記録情報取得手段にて取得した前記動画像コンテンツの情報量と前記圧縮情報取得手段で取得した圧縮率とに基づいて前記記録媒体から前記動画像コンテンツを削除した場合に増加する記録可能時間を算出すると共に、前記記録情報取得手段にて取得した前記記録媒体の記録残容量と前記圧縮情報取得手段で取得した圧縮率とに基づいて残量時間を算出する算出手段と、前記算出手段で算出した前記記録可能時間と前記残量時間とを表示装置に表示する表示手段とを有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明の記録装置は、情報データを互いに異なる複数のデータレートで記録媒体に記録する記録手段と、前記記録手段により記録する情報データの目標データレートが互いに異なる複数の記録モードより記録モードを任意に設定する設定手段と、前記記録媒体に既に記録されている情報データの情報量を取得する取得手段と、前記設定手段により設定された記録モードの目標データレートと前記取得手段により取得された情報データの情報量とに基づいて、前記既に記録されている情報データの情報量を使用して前記情報データを記録可能な記録可能時間を求める検出手段と、前記検出手段により得られた記録可能時間を示す記録可能時間情報を表示装置に表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の実施の形態の概要を説明する。ランダムアクセス可能な記録メディアにディジタルデータを記録するような機器においては、記録中に既存コンテンツを削除するといったランダムアクセスメディア特有の操作が可能である。そこで、本発明の実施の形態では、記録動作中に記録メディアの記録残容量が少なくなった場合はユーザにその旨を通知し、適切なコンテンツを削除或いは上書きするための削除コンテンツ選択画面を表示し、ユーザ自身がその場で不必要なコンテンツを選択して削除或いは上書きすることで記録残容量を増やし、更なる連続記録を可能にするものである(従来技術の第1の問題点の解決)。また、適切なコンテンツを選択する基準としての記録中の圧縮率と指定コンテンツの記録サイズを基に指定コンテンツを削除或いは上書きした場合に、どの程度の記録時間の延長が期待できるかを表示するものである(従来技術の第2の問題点の解決)。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
<記録再生装置の外観構造>
図1(a)は本発明の実施の形態に係る記録再生装置の外観を示す一例であり、記録再生装置を保持するためのグリップ側から見た斜視図である。図1(b)は同様に記録再生装置の外観を示す一例であり、記録再生装置の側面に取り付けられたLCDユニット側から見た斜視図である。記録再生装置は、記録再生装置本体101の各部に、ズームスイッチ102、レンズユニット103、ビューファインダ105、モードダイアル107、LCDユニット111等を備えている。
【0015】
ズームスイッチ102は、該スイッチを図中W側に移動させることでワイド撮影(広角撮影)を行い、該スイッチを図中T側に移動させることでテレ撮影(望遠撮影)を行うためのスイッチである。レンズユニット103は、撮影時に被写体像を取り込む。リストストラップ104は、ベルトにより記録再生装置を保持する手の甲を押さえるように設計されている。ビューファインダ105は、小型LCDと拡大用レンズを内蔵しており、ユーザが該ビューファインダ105に目を近づけることによって撮影画面を確認することができる。
【0016】
モードダイアル107は、撮影モードを切り換える操作スイッチを構成するものであり、図1(a)、(b)において右方向へ突出した柄の部分を回転させることにより、電源OFF、VTR、CAMERA、PHOTO、PROGRESSIV SCAN(プログレッシブスキャン)の合計5つのモードへ切り換えることができる。ここで、PHOTOモードとは、スチル映像(静止画)を記録するモードであり、静止画を記録メディア(図7のディスクD)へ記録するモードである。電源OFFモードとは、記録再生装置の電源を切断するモードである。VTRモードとは、動画像の記録/再生を行うモードである。CAMERAモードとは、イメージセンサ(図示略)を2ラインずつ読み出す通常カメラ(動画)モードである。PROGRESSIV SCANモードとは、イメージセンサ(図示略)を1ラインづつ読み出すモードである。
【0017】
モードダイアル107をPROGRESSIV SCANモードに設定することにより、上述した、イメージセンサを2ラインずつ読み出す通常カメラ(動画)モードから1ラインづつ読み出すモードに設定することができ、動画におけるそれぞれのフレームを高画質で録画することが可能となる。従って、PROGRESSIV SCANモードは、主に動画1フレーム画を高画質の静止画として切り出すときに使用される。
【0018】
ポジションロックツマミ106は、モードダイアル107の設定をロックするためのツマミである。スタート/ストップボタン108は、録画の開始/停止を行うためのボタンである。アンロックツマミ(アンロック部材)109は、モードダイアル107のロックを解除するためのツマミである。モードダイアルベース110は、モードダイアル107を記録再生装置本体101に固定する基部となる部材である。LCDユニット111は、映像を大きな画面で確認するための表示部である。十字ボタン112は、ユーザの操作を快適にするためのボタンであり、左右上下の任意の個所を押下可能である。YESボタン113は、意思決定(ユーザの操作を決定)のためのボタンである。
【0019】
<記録再生装置の構成及び記録再生動作>
次に、本実施の形態に係る記録再生装置の構成及び基本的な記録再生動作について説明する。図7は記録再生装置の構成を示すブロック図である。記録再生装置は、撮像部1101、信号処理回路1102、記録再生回路1103、制御部1104、操作部1105、表示部1106、ディスクDを備えている。
【0020】
撮像部1101は、上記レンズユニット103、イメージセンサ(図示略)を含むものであり、被写体の撮像を行う。信号処理回路1102は、撮像部1101からの動画像信号を周知のMPEGなどの規格に従い符号化し、その情報量を圧縮するなどの処理を行う。記録再生回路1103は、符号化された動画像データに対して記録モード、Dファイルサイズ、記録日時などの情報を含むヘッダなどの付加情報を付加しディスクDに記録する、或いはディスクDに記録された画像データを再生する処理を行う。尚、本発明ではディスクDに記録するデータは動画データ、音声データの何れでもよい。
【0021】
制御部1104は、信号処理回路1102による圧縮動作、記録再生回路1103による記録/再生動作、表示部1106による表示動作を制御すると共に、プログラムに基づき後述の図6のフローチャートに示す処理を実行する。操作部1105は、上記図1のズームスイッチ102、モードダイアル107、スタート/ストップボタン108、十字ボタン112、YESボタン113等を含むものであり、ユーザが各種設定・操作を行う際に操作する。表示部1106は、上記図1のLCDユニット111を含むものであり、撮像部1101で撮像した動画像、再生ファイル表示画面(図3参照)、削除コンテンツ選択画面(図4参照)等を表示する。ディスクDは、記録再生回路1103により画像データの記録/再生が行われる記録メディアである。
【0022】
まず、記録再生装置における記録時の処理について説明する。操作部1105により記録モードが設定されると、撮像部1101から出力された動画像信号は信号処理回路1102に入力され、表示部1106(図1のLCDユニット111を含む)に表示される。ここで、操作部1105により動画記録開始の指示があると、制御部1104は信号処理回路1102を制御し、撮像部1101から出力される動画像信号を周知のMPEGなどの規格に従い符号化し、その情報量を圧縮する。本実施の形態では、記録時の目標データレートが異なる複数の記録モードを備えており、ユーザは操作部1105を操作することにより、これら複数の記録モードのうちのいずれかのモードを設定することができる。例えば、本実施の形態では、目標データレートが12Mbps、6Mpbs、3Mbpsの三つの記録モードを有する。
【0023】
制御部1104は操作部1105により設定された記録モードに応じて、信号処理回路1102による符号化時の圧縮率を変更する。また、信号処理回路1102は上記動画像信号中の所定のフレーム、例えば先頭の1フレームを抽出し、そのサイズを縮小してサムネイル画像データを生成し、記録再生回路1103に送る。信号処理回路1102により符号化された動画像データ列は、記録再生回路1103に送られる。記録再生回路1103は符号化された動画像データに対して記録モードやファイルサイズ、記録日時などの情報を含むヘッダなどの付加情報を付加し、ディスクDに記録する。このとき、記録再生回路1103はサムネイル画像データもヘッダに格納する。
【0024】
また、記録再生回路1103はディスクDに対してTOCと呼ばれるディスクD上の記録データに関する管理情報をディスクDより再生して制御部1104に出力する。制御部1104はこの管理情報に基づいて、ディスクD上に記録されているファイルの様子やディスク空き容量などを検出することができる。この状態で記録停止の指示があると、制御部1104は信号処理回路1102及び記録再生回路1103に対して記録停止の指示を出す。記録再生回路1103は記録停止の指示に応じてフッタなどの付加情報を動画データに付加し、記録開始から記録停止までの動画像データ列を一つのファイルとして記録を終了する。
【0025】
また、本実施の形態の記録再生装置は静止画記録モードも備えている。即ち、表示部1106に撮像部1101からの動画像を表示している状態で、操作部1105により静止画記録の指示があると、制御部1104は信号処理回路1102に指示を出し、そのときに入力されていた1フレームの画像信号を抽出して内部メモリに記憶する。信号処理回路1102はこの1フレームの画像信号をJPEG(Joint Photographic Experts Group)などの符号化方法により符号化し、記録再生回路1103に出力する。また、信号処理回路1102はこの静止画像データのサムネイル画像データも同時に生成する。記録再生回路1103はこの符号化された静止画像データに対してサムネイル画像データを含む付加情報を付加し、ディスクDに記録する。
【0026】
次に、記録再生装置における再生時の処理について説明する。操作部1105により再生モードを設定すると、制御部1104は記録再生回路1103を制御し、ディスクDに記録されているファイルのサムネイル画像を再生するよう指示する。記録再生回路1102により再生されたサムネイル画像データは信号処理回路1102に送られる。信号処理回路1102はこのサムネイル画像データを用いてサムネイル一覧画面を生成し、表示部1106に表示する。
【0027】
ユーザはこのサムネイル一覧画面を確認して所望のファイルの対応したサムネイル画像を操作部1105により選択する。制御部1104は選択されたサムネイル画像に対応したファイルを再生するよう記録再生回路1103及び信号処理回路1102を制御する。記録再生回路1103は指定されたファイルをディスクDより再生し、信号処理回路1102に出力する。信号処理回路1102は再生された画像データ列を復号し、表示部1106に表示する。
【0028】
尚、後述の図3、図4のメニュー表示は、上述したような記録モードにおける記録ポーズ時、或いは再生モードにおいて、ユーザから指示があった際に制御部1104により表示部1106の表示画面の生成が行われる。
【0029】
<記録再生装置の要部の構成>
図2は本実施の形態に係る記録再生装置の要部の構成を示す概略的ブロック図である。記録再生装置は、表示手段201、表示データ生成手段202、ストレージ情報取得手段203、ユーザインターフェイス204、ユーザ入力判断手段205、記録可能時間算出手段206、機器情報取得手段207、積算手段208を備えている。表示データ生成手段202、ストレージ情報取得手段203、ユーザ入力判断手段205、記録可能時間算出手段206、機器情報取得手段207、積算手段208は、図7の制御部1104及び制御部1104により実行されるプログラムの機能に相当する。
【0030】
ユーザインターフェイス204は、ユーザの操作を記録再生装置に伝えるものであり、記録再生装置本体やリモコンの操作ボタンなどのハードキー、またタッチパネルなどのポインティングデバイスで操作するGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェイス)がある。ユーザ入力判断手段205は、現在の記録再生装置の状態からユーザの入力の意図を判断し、記録再生装置の動作を起こすものである。例えば、記録モード中にユーザがメニュー表示操作を行うと記録メニューを表示手段201に表示し、再生モード中にユーザがメニュー表示操作を行うと再生メニューを表示手段201に表示するといった具合である。
【0031】
記録可能時間算出手段206は、ユーザが選択したコンテンツを削除した場合に、現在の記録再生装置の圧縮率で、どの程度の記録時間延長が期待できるかを計算する。この場合、コンテンツの削除に限定されず、コンテンツの上書きでもよい。また、記録可能時間算出手段206は、記録動作中に記録メディア(ストレージ、ディスクD)の記録可能領域の記録残容量をストレージ情報取得手段203で検出し、現在の圧縮率で、あとどの程度の記録が可能かを常に算出しており、残記録可能時間が残り少なくなった場合(所定の時間よりも少なくなった場合)は表示データ生成手段202に通知し、残記録可能時間が残り少ないことをユーザに通知する機能も備えている。機器情報取得手段207は、現在設定されている圧縮率を取得する。
【0032】
ストレージ情報取得手段203は、記録メディア(ストレージ、ディスクD)から各コンテンツのコンテンツ情報(記録サイズ、記録時間長、記録時の圧縮率等)や記録残容量を取得するものである。このコンテンツ情報は前述のTOC情報により得られる。記録可能時間算出手段206では、上記圧縮率と上記コンテンツ情報や記録残容量から記録可能時間を算出する。積算手段208は、記録可能時間算出手段206で算出した複数の指定コンテンツの記録可能時間の和(合計)を求める。即ち、削除対象として指定された複数のコンテンツの記録延長時間の総計である総記録延長時間を求め、残りの記録可能時間とこのコンテンツ削除による記録延長時間との和を求める。積算手段208で求めた前記時間が残記録可能時間としてLCDユニット(表示パネル)111に表示される。
【0033】
表示データ生成手段202は、積算手段208における計算結果、つまり記録可能時間算出手段206の算出結果の総和をユーザに通知するために、LCDユニット111に表示するための表示画面データを生成する。表示データ生成手段202で生成した表示データを、表示手段201においてLCDユニット111に反映させることによって、表示内容が更新される。
【0034】
<再生ファイル表示画面>
次に、上記図1、図2、図7に示した記録再生装置において再生動作中の再生ファイル表示画面について説明する。図3は記録再生装置のLCDユニット111に表示される再生動作中の再生ファイル表示画面を示す図である。図3において、301〜306は、ファイルを特定するための記録日時(撮影日時)とファイルの種類の表示である。また、307〜312は、各ファイルの実再生時間であり、実際にそのファイルを再生したときの再生時間を示している。jpgファイル304、306の再生時間が表示されていないのは、そのファイルが静止画であることを意味する。また、記録再生装置本体の十字ボタン112の上下を押下することで、選択ファイルのフォーカス(現在は301が選択されている状態)が上下に移動し、再生すべきファイルを選択することができる。
【0035】
また、十字ボタン112の左右を押下することで、OKボタン314とCANCELボタン315とを往復し、再生意思決定の場合は、OKボタン314にフォーカスがある状態でYESボタン113を押下する。すると、選択したコンテンツを再生してLCDユニット111に全画面再生する。また、再生の意思が無い場合は、CANCELボタン315にフォーカスがある状態でYESボタン113を押下すると、再生の意思なしと判断し、再生ファイル表示画面を抜ける。また、静止画を再生する場合は、再生時間は記録再生装置固有の決められた時間だけ静止画を一定時間全画面再生し、一定時間の再生が終われば再生ファイル表示画面に復帰する。
【0036】
<削除コンテンツ選択画面>
続いて、図1、図2、図7に示した記録再生装置における記録動作中に記録容量が残りわずかになった場合における記録容量の確保の方法を説明する。本実施の形態の記録再生装置において、記録容量が残り少なくなった場合は、ビューファインダ105に撮影中の画像を表示し、LCDユニット111には図4に示す削除コンテンツ選択画面を表示して、ユーザに削除するコンテンツの選択を要求する。
【0037】
ここで、図4に示す削除コンテンツ選択画面について説明する。図4において、撮影年月日/時刻/種類401〜406は、コンテンツを特定するための情報であり、撮影日時を表示することで、いつ撮像したコンテンツかをユーザに分かりやすく表示するものである。また、記録延長時間407〜412は、各コンテンツを削除した場合に、現在の記録再生装置に設定されている圧縮率でどの程度の記録延長が期待できるかを示す情報である。つまり、そのコンテンツのデータサイズでは、現在の圧縮率で何時間何分何秒記録可能であるかを示している。OKボタン414、CANCELボタン415は、ユーザが削除コンテンツを選択した際の最終意思決定を行うもので、十字ボタン112の左右を押下することで、OKボタン414とCANCELボタン415と何も選択されていない状態を繰り返す。
【0038】
指定コンテンツを削除して残記録時間を増やす場合は、削除したいコンテンツを指定した後、十字ボタン112の左右を押下し、OKボタン414にフォーカスを持っていきYESボタン113を押下する。また、コンテンツの削除による記録時間の延長を行わない場合は、CANCELボタン415にフォーカスを持っていきYESボタン113を押下する。OKボタン414/CANCELボタン415のどちらも選択されていない状態で、フォーカス(図中405を囲んでいる太線の枠)を上下ボタンで選択したいコンテンツ上に持っていき、YESボタン113を押下すると、複数のコンテンツが選択可能である(図中401と405)。
【0039】
選択されている状態のコンテンツに再びフォーカスを持っていきYESボタン113を押下すると、非選択状態に戻すことができる。複数のコンテンツが選択されている状態で、OKボタン414を選択してYESボタン113を押下すると、複数のコンテンツを一度に削除して、一度の操作で長時間の記録時間延長が可能である。また、413の時間表示には、選択の時間的余裕を通知するための記録残容量からなる記録可能時間と、指定コンテンツと記録残容量からなる残記録可能見込み時間を一定時間おきに交互に表示する。
【0040】
ここで、図3及び図4における再生時と記録時の表示で、時間が異なるコンテンツ(308と408、309と409)が存在するのは、それぞれのコンテンツを記録したときの圧縮率が現在の設定と違うからである。例えば、2001.01.01/12:00/mpg(動画コンテンツ)308は記録時にデータレート(圧縮率)12Mbpsで記録したが、現在設定されている記録データレート(圧縮率)は6Mbpsであり、308の記録時の圧縮率より現在の圧縮率のほうが高いので、同一のデータサイズでもより長い時間の記録延長が期待できることを意味している。また、310と410、312と412においては、静止画なので、再生中の表示の再生時間は機器依存の一定時間であるが、記録時は、静止画のデータ容量でどれだけの動画記録時間の延長が期待できるかを表示してある。410と412の記録延長時間の違いは、画角や記録画質の違いからくるデータサイズの差によるものである。
【0041】
<コンテンツ情報>
次に、記録再生装置の機器情報取得手段207で取得できる機器情報について説明する。機器情報取得手段207で取得する記録パラメータは現在設定されている記録データレート(圧縮率)である。続いて、ストレージ情報取得手段203で取得できるストレージ情報について説明する。ストレージ情報取得手段203で取得できる情報は2種類ある。取得できる情報の一つは、ストレージ(ディスクD)に記録されている個々のコンテンツ情報であり、取得できる情報のもう一つは、ストレージのどの領域が記録可能領域であるかというストレージ全体の情報である。
【0042】
図5はコンテンツ情報の構造を示す図である。コンテンツ情報は大きく分けて、記録メディア(ディスクD)への記録時の情報から取得できる記録年月日501、記録開始時間502、記録時間長503、記録されているコンテンツ自体から読み取るコンテンツ(ファイル)の種類504、記録サイズ505から構成される。記録年月日501と記録開始時間502とファイルの種類504は、コンテンツの表示に使用し、記録サイズ505は、記録/再生時間の算出に使用し、記録時間長503は、再生ファイル選択画面の表示に使用する。また、ストレージ全体の情報から、ストレージの未記録領域の総和を取得することができる。
【0043】
<削除コンテンツ選択画面内の記録延長時間算出方法>
続いて、記録再生装置における記録中に記録メディア(ディスクD)の残容量が少なくなった場合に表示される削除コンテンツ選択画面(図4)内の記録延長時間の算出方法を図6のフローチャートを参照しながら説明する。本フローチャートは、記録再生装置の制御部1104がプログラムに基づき、表示手段201、表示データ生成手段202、ストレージ情報取得手段203、ユーザインターフェイス204、ユーザ入力判断手段205、記録可能時間算出手段206、機器情報取得手段207、積算手段208を制御することで実行する。
【0044】
ステップS601において、制御部1104は表示制御を開始する(表示開始点)。次に、ステップS602において、制御部1104はユーザインターフェイス204を介し削除コンテンツ選択画面の表示命令があったと判断すると、まず、現在設定されている記録データレート(圧縮率)の情報を機器情報取得手段207により取得する。続いて、ステップS603において、制御部1104は記録サイズや記録時間長、記録時の圧縮率等のコンテンツ情報をストレージ情報取得手段203により取得する。次に、ステップS604において、制御部1104は上記ステップS603で取得した前記コンテンツ情報から、削除対象コンテンツの記録サイズを抽出する。
【0045】
続いて、ステップS605において、制御部1104は上記ステップS604で抽出した削除対象コンテンツの記録サイズと上記ステップS602で取得した圧縮率に基づき、どの程度の記録延長が可能かを示す記録延長時間(コンテンツ削除で生ずる記録延長が可能な時間)を記録可能時間算出手段206により算出する。記録延長時間の算出方法としては、下記の式、
記録サイズ/圧縮率
で算出することができる。例えば、現在の圧縮率が6Mbpsで指定コンテンツ(削除対象コンテンツ)の記録サイズが5Gbit(Giga bit)であった場合は、
5×1000Mb/6Mbps=833.33s
と算出することができる。即ち、833.3秒≒13分53秒、という具合である。また、この圧縮率は固定ビットレートでも可変ビットレートでも良いが、可変ビットレートの場合は、一定時間の平均圧縮率で算出を行う。
【0046】
尚、コンテンツの削除或いは上書きにより、あとどの程度の記録が可能かを示す記録可能時間を算出する場合は、記録メディア(ディスクD)における、コンテンツの削除或いは上書きにより増加する記録容量と、それ以外の残りの記録容量である記録残容量とを加味し、削除或いは上書き対象コンテンツの記録サイズと記録メディア(ディスクD)の記録残容量の和を圧縮率で除することで記録可能時間(コンテンツ削除或いは上書きで生ずる記録延長が可能な時間と、記録残容量に相当する記録が可能な時間との合計)を算出する。
【0047】
次に、ステップS606において、制御部1104は表示データを表示データ生成手段202により生成する。この生成する表示データは、実際に表示手段201でLCDユニット111に表示を行うための表示用データである。LCDユニット111の表示画面に表示する記録延長時間は、上記ステップS605で算出した各コンテンツの記録可能時間である。次に、ステップS607において、制御部1104はLCDユニット111に表示すべき全てのコンテンツに対して、記録延長時間の算出が終了したか否かをチェックする。
【0048】
ここで、まだ表示すべきコンテンツで記録延長時間の算出が終わってないコンテンツが存在した場合は、上記ステップS603へ遷移する。表示すべきコンテンツ全ての記録延長時間を算出し終えた場合は、ステップS608へ遷移する。ステップS608では、制御部1104は表示手段201によりLCDユニット111を操作し、表示データ生成手段202で生成した表示データをLCDユニット111の液晶画面に表示する。ステップS609で、制御部1104は上記表示制御を終了する(表示終了点)。
【0049】
以上の処理を、記録メディア(ディスクD)の記録可能領域が残り少なくなった場合にLCDユニット111に表示する図4の削除コンテンツ選択画面の記録延長時間を算出する際に行うことによって、どのコンテンツを削除或いは上書きするとどの程度の記録時間延長が期待できるかを、ユーザに対しLCDユニット111の表示により明確に報知することができるので、ユーザが記録時間延長のために削除或いは上書きするコンテンツを選択する際に大いに役に立てることができる。
【0050】
以上説明したように、本実施の形態によれば、記録再生装置は、ディスクDに記録されているコンテンツに関わるコンテンツ情報と記録残容量を取得するストレージ情報取得手段203、設定されている圧縮率を取得する機器情報取得手段207、コンテンツ情報と圧縮率に基づき、指定コンテンツの削除或いは上書きによりどの程度の記録延長が可能かを示す記録延長時間を算出する記録可能時間算出手段206、ディスクDの記録残容量が少なくなった場合、算出した記録延長時間を各コンテンツに対応させた画面を表示する表示手段201を備える。これにより、ディスクDの記録残容量が少なくなった場合に、ユーザに対しLCDユニット111により削除コンテンツ選択画面を表示し、不必要なコンテンツをユーザ自ら選択することによって、従来自動で行われていたユーザにとって重要なコンテンツの上書きや、再圧縮による再生品質の低下を回避することができる(従来技術の第1の問題点の解決)という効果がある。
【0051】
また、同じコンテンツでありながら再生中は実再生時間を表示し、記録中は現在記録中の圧縮率から、指定コンテンツを削除或いは上書きするとどの程度記録時間が延長されるかを表示することで、記録/再生の各モードに応じてユーザの知りたい情報を適切に表示することができ、ユーザが記録延長したい時間に応じた最適な削除或いは上書き対象コンテンツを選択することができる(従来技術の第2の問題点の解決)という効果がある。
【0052】
[他の実施の形態]
なお、本実施の形態においては、削除コンテンツ選択画面でのコンテンツの表示をリスト形式とした場合を説明したが、本発明において重要なのは、再生モードと記録モードにおいて表示する各コンテンツの時間の意味を、再生時は実再生時間、記録時は指定コンテンツを削除した場合の現在の圧縮率で可能な記録延長時間とすることで、記録/再生の各モードにおいてユーザが知りたい時間情報を適切に表示することにある。よって、コンテンツ表示の表現方法にサムネイル形式やグラフ形式、ツリー構造などを採用しても何ら問題はない。
【0053】
また、本実施の形態においては、上述したような記録再生装置のコンテンツ表示に関わる詳細を説明してきたが、本発明の表示方法は、ディスクビデオレコーダ等のランダムアクセス可能な記録メディアに記録可能な記録再生装置であり、記録の際に既存のコンテンツを削除して記録容量を確保できる記録再生装置であれば、いかなる記録再生装置にでも適用することができる。
【0054】
また、本実施の形態においては、図4の削除コンテンツ選択画面における各コンテンツを特定するための情報と記録延長時間との対応関係に基づき、削除対象のコンテンツを選択する場合を説明したが、図4の削除コンテンツ選択画面で上書き対象のコンテンツを選択できるようにしてもよい。
【0055】
また、本実施の形態においては、図4の削除コンテンツ選択画面で記録延長時間(コンテンツ削除或いは上書きで生ずる記録延長が可能な時間)を表示する場合を説明したが、記録可能時間(コンテンツ削除或いは上書きで生ずる記録延長が可能な時間と、記録残容量に相当する記録が可能な時間との合計)を表示する表示方法、もしくは前記記録延長時間と前記記録可能時間を同時に表示する表示方法としてもよい。
【0056】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明が達成されることは言うまでもない。
【0057】
この場合、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなどを用いることができる。
【0058】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0059】
更に、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録されているコンテンツを削除した場合に増加する記録可能時間を表示するため、記録媒体の記録残容量が少なくなった場合に、不要なコンテンツをユーザが選択することができ、従来自動で行われていた重要なコンテンツの上書きや、再圧縮による再生品質の低下を回避することができる。
【0061】
また、本発明によれば、ユーザが記録延長したい時間に応じた最適な削除対象コンテンツを選択可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る記録再生装置の外観を示す図であり、(a)は記録再生装置を保持するためのグリップ側から見た斜視図である。(b)は記録再生装置の側面に取り付けられたLCDユニット側から見た斜視図である。
【図2】本実施の形態に係る記録再生装置の要部の構成を示す概略的ブロック図である。
【図3】本実施の形態に係る記録再生装置における再生動作中の再生ファイル表示画面を示す図である。
【図4】本実施の形態に係る記録再生装置における削除コンテンツ選択画面を示す図である。
【図5】本実施の形態に係る記録再生装置におけるコンテンツ情報の構造を示す図である。
【図6】本実施の形態に係る記録再生装置における記録中にディスクの残容量が少なくなった場合に表示される削除コンテンツ選択画面内の記録延長時間の算出方法を示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態に係る記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 記録再生装置本体(記録装置、再生装置、記録再生装置)
201 表示手段(表示手段)
202 表示データ生成手段
203 ストレージ情報取得手段(記録情報取得手段)
204 ユーザインターフェイス(入力手段)
205 ユーザ入力判断手段(入力手段)
206 記録可能時間算出手段(記録可能時間算出手段、検出手段)
207 機器情報取得手段(圧縮情報取得手段)
208 積算手段(積算手段)
1101 撮像部
1102 信号処理回路
1103 記録再生回路
1104 制御部
1105 操作部
1106 表示部
D ディスク(記録手段)
Claims (17)
- 動画像データを圧縮して記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録手段により記録する動画像データの圧縮率を互いに異なる複数の圧縮率より設定する設定手段と、
前記記録媒体に記録されている動画像コンテンツの情報量と前記記録媒体の記録残容量とを取得する記録情報取得手段と、
前記設定手段により設定されている圧縮率を取得する圧縮情報取得手段と、
前記記録情報取得手段にて取得した前記動画像コンテンツの情報量と前記圧縮情報取得手段で取得した圧縮率とに基づいて前記記録媒体から前記動画像コンテンツを削除した場合に増加する記録可能時間を算出すると共に、前記記録情報取得手段にて取得した前記記録媒体の記録残容量と前記圧縮情報取得手段で取得した圧縮率とに基づいて残量時間を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出した前記記録可能時間と前記残量時間とを表示装置に表示する表示手段とを有することを特徴とする記録装置。 - 前記算出手段は、前記記録媒体に記録されている複数の動画像コンテンツそれぞれに対して前記記録可能時間を算出し、前記表示手段は、前記複数の動画像コンテンツそれぞれの記録可能時間と前記残量時間とを前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
- 前記複数の動画像コンテンツのうち任意の動画像コンテンツを指定する入力手段を有し、前記算出手段は更に、前記入力手段で指定した動画像コンテンツの情報量と前記記録媒体の記録残容量の和と前記圧縮率とに基づいて前記残量時間を算出することを特徴とする請求項2記載の記録装置。
- 前記算出手段は更に、前記入力手段が複数の前記動画像コンテンツを指定した場合に、前記指定された複数の動画像コンテンツの合計の情報量と前記記録媒体の記録残容量の和と前記圧縮率とに基づいて前記残量時間を算出することを特徴とする請求項3記載の記録装置。
- 前記表示手段は、前記複数の動画像コンテンツをそれぞれ特定するための情報と前記複数の動画像コンテンツそれぞれの記録可能時間とを対応付けて一覧表示することを特徴とする請求項2記載の記録装置。
- 前記複数の動画像コンテンツを特定するための情報とは、記録年月日、記録開始時間、記録時間の長さ、コンテンツの種類の少なくとも何れかを含む情報であることを特徴とする請求項5記載の記録装置。
- 被写体を撮像して前記動画像データを出力する撮像部を有することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
- 前記記録媒体に記録された動画像コンテンツのデータを再生する再生手段を有し、前記表示手段は更に、記録時においては前記算出手段で算出した前記記録可能時間と前記残量時間とを表示装置に表示し、再生時においては前記記録媒体に記録されている動画像コンテンツの実再生時間を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
- 動画像データを互いに異なる圧縮率のうち任意に設定された圧縮率にて圧縮して記録媒体に記録する記録方法であって、
前記記録媒体に記録されている動画像コンテンツの情報量と前記記録媒体の記録残容量とを取得する記録情報取得工程と、
設定されている圧縮率を取得する圧縮情報取得工程と、
前記記録媒体に記録されている動画像コンテンツの情報量と前記圧縮率とに基づいて前記記録媒体から前記動画像コンテンツを削除した場合に増加する記録可能時間を算出すると共に、前記記録媒体の記録残容量と前記圧縮率とに基づいて残量時間を算出する算出工程と、
前記算出した前記記録可能時間と前記残量時間とを表示装置に表示する表示工程とを有することを特徴とする記録方法。 - 情報データを互いに異なる複数のデータレートで記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録手段により記録する情報データの目標データレートが互いに異なる複数の記録モードより記録モードを任意に設定する設定手段と、
前記記録媒体に既に記録されている情報データの情報量を取得する取得手段と、
前記設定手段により設定された記録モードの目標データレートと前記取得手段により取得された情報データの情報量とに基づいて、前記既に記録されている情報データの情報量を使用して前記情報データを記録可能な記録可能時間を求める検出手段と、
前記検出手段により得られた記録可能時間を示す記録可能時間情報を表示装置に表示する表示手段とを備えることを特徴とする記録装置。 - 前記情報データの情報量を圧縮する圧縮手段を備え、前記圧縮手段は前記設定手段により設定された記録モードの目標データレートに基づいて圧縮率を決定することを特徴とする請求項10記載の記録装置。
- 前記検出手段は更に、前記記録媒体の記録残量情報と前記設定手段により設定された記録モードの目標データレートとに基づいて残量時間を求め、前記表示手段は更に前記残量時間を示す残量時間情報を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項10記載の記録装置。
- 前記表示手段は前記記録可能時間と前記残量時間とを加算した残容量を示す残容量情報を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項12記載の記録装置。
- 前記検出手段は前記記録媒体に記録されている複数の前記情報データについて、それぞれ前記記録可能時間を求め、前記表示手段は前記複数の情報データの記録可能時間をそれぞれ示す記録可能時間情報を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項10記載の記録装置。
- 前記記録媒体より前記情報データを再生する再生手段を備え、前記表示手段は前記記録媒体に記録されている情報データの再生時間長を示す再生時間情報を表示する第1の表示モードと、前記記録媒体に記録されている情報データについての前記記録可能時間情報を示す第2の表示モードとを有することを特徴とする請求項10記載の記録装置。
- 記録モード及び再生モードを設定するモード設定手段を備え、前記表示手段は前記再生モードが設定されている場合には前記第1の表示モードにて表示を行い、前記記録モードが設定されている場合には前記第2の表示モードにて表示を行うことを特徴とする請求項15記載の記録装置。
- 情報データを互いに異なる複数のデータレートで記録媒体に記録する記録方法であって、
前記記録媒体に記録する情報データの目標データレートが互いに異なる複数の記録モードより記録モードを任意に設定する設定工程と、
前記記録媒体に既に記録されている情報データの情報量を取得する取得工程と、
前記設定工程により設定された記録モードの目標データレートと前記取得工程により取得された情報データの情報量とに基づいて、前記既に記録されている情報データの情報量を使用して前記情報データを記録可能な時間を求める検出工程と、
前記検出工程により得られた記録可能時間を示す記録可能時間情報を表示装置に表示する表示工程とを有することを特徴とする記録方法。
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