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JP3852646B2 - 人工芝 - Google Patents

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JP3852646B2
JP3852646B2 JP29094698A JP29094698A JP3852646B2 JP 3852646 B2 JP3852646 B2 JP 3852646B2 JP 29094698 A JP29094698 A JP 29094698A JP 29094698 A JP29094698 A JP 29094698A JP 3852646 B2 JP3852646 B2 JP 3852646B2
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Toyobo Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人工芝に関し、さらに詳しくは、ゴルフ練習場で敷設されるのに好適な人工芝に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ゴルフ練習場では天然芝をフェアーウェイに栽培していてが、芝の育成管理が大変であるために早くから天然芝を人工芝に切り替えている。当初のゴルフ練習場で敷設される人工芝は単に天然芝の代替としてだけであったが、ゴルフ人口の増加に伴い営業時間が延長される傾向となり、打球を集める方法としての終業後のアルバイト人員の確保やこのための人件費出費がウエイトを占めるようになった。この解決策として最近のゴルフ練習場は自動集球装置と呼ばれるフェアーウエイ内に緩い傾斜と溝を設け、この傾斜を利用して打球を転がし溝へ落として水流等で集球〜洗浄〜乾燥〜配球をしている。
【0003】
しかしながら、傾斜を持たせたゴルフ練習場のフェアーウエイでも溝まで転ばずに途中で停止してしまうボールが多々ある。その原因の一つに、人工芝の傾斜(勾配)に対する転がり性基準が曖昧である。各人工芝メーカーが自社の基準値または経験値で行っているようである。しかし、自社のテストでは十分に転がるかも知れないが、実際のゴルフ練習場では一見同じような傾斜面と見えても降雨や他の色々な理由で人工芝を敷設している地盤の土壌が流失したり陥没して窪んだりするため止まってしまうのである。希に敷設面がテスト時より緩斜面であったり、敷設時の人工芝の繋ぎ部分で止まることもある。このため、それらは面倒でも終業後に人の手により溝へ落とさねばならない。これらはテストが緩い基準であるために発生すると考えられる。
【0004】
また、最近のタフティング製人工芝は低コスト人工芝とするために地透け品(パイル長が短く粗いため基布部が見える)が主流である。しかし、これら人工芝は打球の衝突衝撃力により基布部が痛みやすく耐久性に欠ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これらの問題を解決するためには転がり性が特に良く、基布表面の被覆性が高い人工芝を得ることが重要である。しかし、転がり性が良いからといってゴムシート製の物や表面が不織布状の物では、表面接触部が大きくなりボールに色が付着したり、また遠くから見ると白っぽく光るためにボールの着地地が見えにくいという問題がある。また余りにも平滑すぎて人工芝と言えない。人工品と言えども芝状でないものはゴルフ場の臨場感に欠けてしまいプレーヤーにとって物足りないものとなる。このような現状を改善しようとするのが本発明であり、転がり性が良く、集球性に優れたゴルフ練習場用に好適な人工芝を提供しようとするものである。
【0006】
即ち、本発明は(1)ダブルラッセル機を使用して製造された、総厚みが10mm以下、パイル糸束の太さが100〜2000デニール、パイル高さが1〜10mmであるループパイルを有する人工芝において、パイル高さ(Hmm)と、1平方インチ当たりのパイル数(N株)との積(H×N)が540〜2000の範囲内であり、該人工芝パイル面を転がるゴルフボールの転がり時間が、5%勾配条件下での最初の0〜1m区間の通過時間が7秒以内である人工芝。また(2)パイル用原糸が偏平糸である前記 (1) 記載の人工芝である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明における5%勾配条件下での最初の0〜1m区間を通過する時間とは、水平長100に対して片側を他端より5持ち上げた状態(例えば水平長200cmに対して片側を10cm持ち上げた状態)に敷設した人工芝面の10cm上よりゴルフボールを落とし、この落下点(落下点を0とする)から1mの斜面長ポイントを通過した時間を言う(図1参照)。この時間が7秒以内が良い。7秒を超えるとその後の加速性も極端に低下して、ボールの集球性が著しく低下し、人工芝上にボールが散乱しすぎ、新たな飛球がこれら散乱球に接触してランが低下することとなり、プレーヤーが自らの打球やその飛距離がつかめないこととなる。またボールの回収〜洗浄〜乾燥〜配球に支障をきたす。
【0008】
本発明において良い転がり性を得るにはパイル高さ(Hmm)は高くない方が良く、好ましくは1〜10mmである。また、総厚みが10mmを超えても良い転がり性を維持するには表面の被覆を密で且つ平滑にすれば良いがコストが大幅にアップする。
【0009】
本発明におけるパイル糸束は、太さが100〜6000デニールが良い。望ましくは400〜3000デニールであり、さらに好ましいパイル糸束の太さは800〜2000デニールである。100デニールを下回るパイル糸束は打球の衝突衝撃での耐久性に欠ける。6000デニールを超えると人工芝製造機によっては生産困難になる。
【0010】
パイル高さ(Hmm)とパイル密度(N株/平方インチ)との積H×Nの値については30〜2000が良い。30を切ると地透け感が目立ち始めるとともにボールが止まりがちになる。2000を超えるとパイル糸束が細く、パイル長が高い組合せの時にはボールがパイル中に沈むような傾向となり、ボールが止まりがちになる。50≦H×N≦1000の場合が転がり性が良く、かつ製造がし易い利点がある。
【0011】
また、ループパイル化し易く、かつ基布部の被覆効果を高めるために、ナイロンなどの偏平糸を使用することが好ましい。基布としてはポリプロピレンのスリットヤーン織物や不織布でも良いが、ポリエステルの織物や不織布は、耐候性の点で優れている。パイル糸、基布さらにはバッキング材の中に機能材等を必要に応じて混合してもよい。
【0012】
本発明における集球性に優れたゴルフ練習場用人工芝の製造法は特に限定されないがパイル糸は偏平糸形状のループパイルが良い。これは転がり性においてカットパイルより優れているからである。パイル糸は撚糸されていても良いし、単なる引揃え状態のものでもよい。人工芝の色は1色から複数色のいかなる色に着色されていても良く、さらに防炎、難燃、耐候(光)性、防汚、防カビ、防水性、水分徐放性、制電性、撥水性、忌避効果、その他の機能性が付与されても良い。
【0013】
【実施例】
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0014】
【0015】
実施例1
ナイロンの200デニールモノフィラメント偏平糸を9ゲージダブルラッセル機を使用し、基布にポリエステルマルチフィラメント500デニールを使用してパイル高さ5mmのループパイルとし、1mm厚のバッキング処理をした。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
実施例2
ナイロンの100デニールモノフィラメント偏平糸を22ゲージダブルラッセル機を使用し、基布にポリエステルマルチフィラメント250デニールを使用してパイル高さ2.0mmのループパイルとし、1mm厚のバッキング処理をした。
【0020】
比較例1
ナイロンの450デニールモノフィラメント偏平糸の1本を5/20ゲージタフト機を使用してポリエステル織物基布上に5ピッチ/インチでパイル高さ1.5mmのループパイルとし、1mm厚のバッキング処理をした。
【0021】
比較例2
ナイロンの450デニールモノフィラメント偏平糸の14本撚糸5/20ゲージタフト機を使用してポリエステル織物基布上に6ピッチ/インチでパイル高さ10mmのカットパイルとし、2mm厚のバッキング処理をした。
【0022】
【0023】
【0024】
人工芝の評価は、段落番号0007に記載している方法にて5%勾配の0〜1m到達時間をストップウォッチで測定した結果を表1に記載した。
【0025】
【表1】
Figure 0003852646
【0026】
【発明の効果】
本発明の人工芝は、人工芝表面のパイル糸がゴルフボールの転がり性を良くしているため、わずかな勾配でもゴルフボールの転がり速度が早く、集球性に優れたゴルフ練習場用人工芝を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 人工芝のゴルフボールの転がり性評価法を模式的に示した概略図である。
【符号の説明】
1:5%勾配板
2:人工芝
3:ゴルフボール

Claims (2)

  1. ダブルラッセル機を使用してループパイルと基布が同時に製造された、総厚みが10mm以下、パイル糸束の太さが100〜2000デニール、パイル高さが2.0〜10mmであるループパイルを有する人工芝において、パイル高さ(Hmm)と、1平方インチ当たりのパイル数(N株)との積(H×N)が540〜2000の範囲内であり、該人工芝パイル面を転がるゴルフボールの転がり時間が、5%勾配条件下の人工芝面の10cm上よりゴルフボールを落とした時、最初の0〜1m区間の通過時間が7秒以内である人工芝。
  2. パイル用原糸が偏平糸である請求項1に記載の人工芝。
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