JP3852537B2 - 断熱箱体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は冷蔵庫などに使用される断熱箱体に関するものであり、さらに詳しくは断熱箱体を構成する壁内に備える真空断熱部材の配設に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、冷蔵庫などに用いる断熱箱体の壁面は、外郭を鉄板などの金属製薄板で覆い内面部分を樹脂成形品で形成して、その間隙に発泡ウレタンを注入発泡して充填させたものが用いられてきた。断熱材である発泡ウレタンの発泡剤には、ハイドロクロロフルオロカーボン類である1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HCFC141b)が用いられてきたが、近年、オゾン層破壊の原因となる塩素を分子中に含まないハイドロフルオロカーボン類やハイドロカーボン類を用いている。
【0003】
例えば、特開平2−235982号公報では 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC245fa)や 1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロブタン(HFC356mffm)のようなハイドロフルオロカーボン類を、特開平3−152160号公報ではシクロペンタンなどのハイドロカーボンを、発泡剤に適用した発泡ウレタンの製造方法が開示されている。しかしながら、これら発泡ウレタンの断熱性は19〜20mw/MKであり、オゾン層破壊物質の仕様規制前に用いていたクロロフルオロカーボン類を用いた場合の16mw/MKの断熱性に比較すれば明らかに劣る。
【0004】
このため、従来の多孔体である発泡ウレタンの2倍以上の断熱性能である5〜8mw/mKが得られる真空断熱部材を応用する技術が提案されている。真空断熱部材が有する伝熱の構成要素としては、多孔体が有する伝熱の構成要素のうち、気孔内のガスを排除したことによって、ガスを伝わる熱が削除されたことによって優れた断熱性能が発現されるものである。
【0005】
つまり、多くの気孔を備える多孔質物質は樹脂などを発泡させることによって形成されたり、多くの粒子間に空隙を形成して構成されたりする。このため、多孔体物質の熱伝達を模式的に示すと、下記の式(1)に示すような4成分の総和として表現できる。つまり、多孔体を構成する固体部分を伝わる固体伝熱成分(λs)、同様にガス成分を伝わるガス伝熱成分(λg)、電磁波である熱線放射による輻射伝熱成分(λr)と、気孔内のガスの対流運動によって伝わる対流成分(λc)である。このうち、対流成分(λc)は、多孔質物質が、大気圧を受けても経時的に変形を来さない強度を得るために発泡樹脂の樹脂の量比を高くしたり、粒子を密に充填するなどの措置を施した結果、気孔の中にあるガスが対流運動を来さないような大きさの気孔が一般に用いられて成るのでλcを無視しても良く、その結果、残りの3成分(λs、λg、λr)によって実質的に構成される。
【0006】
λ=λs+λg+λr+λc (1)
【0007】
ところが、真空断熱部材では、その内部にある多孔体の気孔内にあったガスを無くして真空状態としたので、上述の如く、発泡樹脂と同様の連続した気孔を含む多孔体の伝熱成分の一つであるガスによる熱伝達成分(λg)をも無くすることができたので、発泡樹脂の如き断熱材と比較して、際だって優れた断熱性能を発現することができる。
【0008】
このような真空断熱部材1は図6に示す構造を成しており、包装材2によって外部からのガスの侵入を抑制して真空を保持された内部に、形状を維持する役割を備える芯材3として、多孔質物質が挿入されている。つまり、断熱材である発泡ウレタンなどの発泡樹脂と同様の多孔質物質であるが、気孔内のガスを無くして真空状態を確保すると共に、経時的に侵入する外部のガスを吸収するゲッター剤4を備えたことに伴って高度な真空状態を維持して成るので、ガスによる熱伝達成分が排除され、優れた断熱性能が発現するものである。ここで、更なる断熱性能の向上を達成するためには、構成する材料に熱が伝達し難い物質を用いるとともに材料間の接触面積を少なくすることによって物質内を伝達する熱量を抑制していること、更に小さな空隙を備えることによって輻射伝熱を抑制することが有効となる。
【0009】
次に、真空断熱部材1の製造方法について、図7に示す工程図を用いて説明すると、三方向が予め熱シールされた包装材2を形成(S−1)し、この袋の内に連通気泡を有する発泡ウレタンなどで構成された芯材3を挿入する(S−2)。これを、図8に示すような真空包装機5のチャンバー内に固定し、チャンバー内を1×10-1〜1×10-3Torr程度の真空雰囲気を確保する真空引きを行った(S−3)後、挿入口6である残りの端辺を加圧機7とヒータを内蔵した加熱機8を用いて融着する(S−4)ことによって封止をする。最後に、芯材3の挿入口をシールして内層に用いている熱可塑性樹脂の融点以下にまで冷却後、真空包装機5内部の真空を解除して常圧に戻れば、真空断熱部材1を取り出す(S−5)。
【0010】
ここで用いる真空断熱部材1の包装材2に用いるシート材は、図9に示す如くの構造を備える。つまり、端辺のシールに供する内層には熱溶着が可能なポリエチレンやポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂から成る熱融着層9、最外層には傷つきなどに耐性のあるナイロンやポリエステルなどの樹脂からなる表面層10、その間にある中間層には外気の侵入を完全に遮断するためのアルミなどの金属箔を用いて成るガス遮蔽層11がポリエチレンテレフタレートなどの強度の高いフィルムである基材12上に固定された状態を備えて構成されたものであって、シート状を成す各層を構成する材料を接着剤や溶着などによって積層、一体化することによって得られた多層シート13は発泡剤や大気中のガスが透過し難くい。
【0011】
しかし、包装材である多層シート内に系外からのガスの侵入を遮蔽する目的で配設されるガス遮蔽層11には、包装材2の取り扱いや加工性を考慮して、延展性を含む柔軟性に優れたアルミニュームを蒸着や箔の配設によって薄膜状態で設ける。しかし、ガス遮蔽層11として一般に用いるアルミ箔などの薄膜には、他の構成材である樹脂シートに比較して約103倍もの高熱伝導性を有することから、それが有する熱伝導率を一般の樹脂に代替すれば、数ミリから数十ミリの厚さに相当し、特に、その影響として、真空状態の断熱材によって伝熱が遮蔽される厚さ方向よりも、むしろ物質単体の伝熱によって醸し出される面方向の伝熱の影響が無視できない量におよぶ。
【0012】
つまり、包装材2が芯材3を包み込んで配設された真空断熱部材1において、例えば図10に示す冷蔵庫における伝熱経路の場合、外気の熱が外壁材である外箱15から当接する真空断熱部材1の包装材2表面(受熱面)を経た後、真空断熱部材1面の中央部では厚さ方向に貫通熱が支配的あるのに対し、両端部では真空断熱部材1の端辺部分16およびさらにそこを伝わって対向する断熱壁内部に埋設されている包装材2面を経た後、もう一つの断熱材であって多孔質断熱材である発泡ウレタン17から内壁材である内箱18を経て庫内に拡散する。このような伝熱経路である熱架橋の影響が支配的であり、従って、これを排除することが真空断熱部材の特性を生かした断熱構造体を得るうえで重要な要素である。
【0013】
このような問題に対処するため、特開昭59−146993号公報では、包装材2の内層に配するアルミ箔の厚さを20ミクロン以下とすることによって、伝熱量を抑制することを提案している。
【0014】
また、特開平5−302696号公報では図11に示す如く、受熱面と放熱面を接合する部分である熱融着部19には、熱融着層9と表面層10の間隙にガス遮蔽層11であるアルミ箔20を配しない包装材2を何れかの面の多層シートに用いることによって、アルミ箔20を配したもう一方の多層シートとの間で重なることがないようにすることにより、伝熱が円滑に行えないようにして熱架橋の影響が抑制できる構造を提案している。
【0015】
しかしながら、上述した特開昭59−146993号公報の方法では、アルミ箔を展延させて薄膜にする過程で発生するピンホールなどの欠陥のため、ガス遮蔽性能が低下することのないようにすることが必要であり、当該公報では下限の膜厚を7ミクロンとしている。しかし、たとえ、この下限膜厚を備えたとしても、これを熱伝導率の関係から包装材に用いる樹脂に置き換えれば10mmにも達し、熱架橋として及ぼす影響として無視することはできない。
【0016】
また、特開平5−302696号公報の方法では包装材製造における2枚の多層シートの接合加工に極めて高い精度を必要とし、実用性に課題を有する。つまり、2枚の多層シートを接合する際に位置ずれを来たせば、包装材の一方の面にアルミ箔が存在せずにガス透過係数の大きい樹脂の層しか存在しない部分が広く開くことになる。従って、ガスの遮蔽性能が大きく劣る当該部分からは大気中のガスが容易に侵入し、包装材内部の真空度を短期間に大きく低下させるので、断熱性能が短期に劣化するという問題を発生させる。
【0017】
このような問題に対処するため、実開昭63−2080号公報には、真空断熱部材を多孔質断熱材等を用いた複数の固定具を介して外殻面に固定し、真空断熱部材、固定具及び外壁材間に形成される空隙に発泡ウレタンを充填することによって、上述した熱架橋を来す伝熱量を抑制する手段を示している。つまり、発泡ウレタンで空隙を充填したので、真空断熱部材が外箱に直接的な接触のない断熱箱体を形成し、真空断熱部材への伝熱が円滑に来されなくなり、その結果、伝熱量を抑制できるものである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
従来の断熱箱体は以上のように構成されており、受熱面側にある外箱と真空断熱部材の間に充填する発泡ウレタンの圧力に耐えて配設した位置を保持するためには、外壁材と真空断熱部材に対する固定具の接着面積を大きくする必要があり、その結果、発泡ウレタンが流動した後方に相当する部位では、流れに乱れを生じて空気を残留させて空隙を発生させて、断熱性能が低下することがあった。また、固定具と充填した発泡ウレタンの収縮率の違いは、局部的な変形を生み、外箱表面に凹凸を形成して外観意匠性を損なうこともあった。
【0019】
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、真空断熱部材への伝熱量を抑制して断熱効率に優れた断熱箱体を得るとともに、外観の変形の小さい断熱箱体を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
外箱の構成要素である外壁部材と、内箱の構成要素である内壁部材と、外壁部材の内壁側に配設され、連通気泡を備える発泡樹脂からなる板状部材と、内壁部材の外壁側に向き合う板状部材の面に設けられた真空断熱部材と、外壁部材と内壁部材との間を充填する断熱部材とを備える。
【0021】
外箱の構成要素である外壁部材と、内箱の構成要素である内壁部材と、内壁部材の外壁側に配設され、連通気泡を備える発泡樹脂からなる板状部材と、外壁部材の内壁側に向き合う板状部材の面に設けられた真空断熱部材と、外壁部材と内壁部材との間を充填する断熱部材とを備える。
【0021】
外箱の構成要素である外壁部材と、内箱の構成要素であり、外壁部材の内壁側と平行でない外壁側を有する内壁部材と、外壁部材の内壁側に配設され、内側部材に向き合う面に真空断熱部材が設けられ、真空断熱部材の内壁部材の外壁側と向き合う面が内壁部材の外壁側と平行になるように設けられる断熱材からなる板状部材と、外壁部材と内壁部材との間を充填する断熱部材とを備える。
【0022】
また、板状部材は、連通気泡を備える発泡樹脂からなる。
【0023】
また、断熱部材が、発泡樹脂である。
【0024】
また、真空断熱部材の外側端部が壁部材に当接することを防止するように配設したものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図について説明する。
図において従来のものと同一または相当のものは同じ符号を付して説明を省略する。図1は、本発明の実施の形態による断熱箱体を示す概略斜視図である。また、図2は、本発明の実施の形態による断熱箱体を含む冷蔵庫等の製品の製造工程を示す工程図である。
実施の形態1.
図3は本発明の実施の形態1による断熱箱体の断面構造を示す要部断面図である。1は真空断熱部材で、15は薄板鋼板等の曲げ加工品などで構成された外箱(外壁部材)であり、17は外箱15、内箱18、板状部材22及び真空断熱部材1の間で構成される空間に充填された発泡ウレタン(断熱部材)で、18はABS樹脂シートを真空成形するなどして得た成型品である内箱(内壁部材)、また22は連通気泡を備える発泡ウレタンを裁断した板状の加工品であって、外箱内面に固定する真空断熱部材1と外箱15内面との間隙に配設する板状部材である。
【0026】
ここで用いた真空断熱部材1は、例えば500mm×600mmの板状に形成されており、外箱内面に任意の間隔を有して設けた両面テープによって、連通気泡を備える発泡ウレタンを裁断した板状の加工品である板状部材を介して固定している。
【0027】
次に、断熱箱体の製造方法について詳述すると、まず、上述した図7に示す従来の断熱箱体の製作工程図と同様の手段、つまり、包装材を形成(S−1)し、この内に芯材を挿入した(S−2)後、真空引き(S−3)および端辺の熱シール(S−4)を行って、最後に真空断熱部材の取り出し(S−5)、の工程を経て真空断熱部材を得た。
【0028】
上記真空引き工程では、真空包装機に芯材3を挿入した包装材2を固定して真空雰囲気を形成し、芯材3の気孔内に残存する空気などのガスを排気する。真空度は1torr以下、好ましくは5×10-2torrを確保する。気孔内にあるガスの排気には包装材2と芯材3の間に隙間が形成されているので、挿入口端部のみならず、芯材3の表面からも排気が出来るので、目標の真空度への到達が容易に行われる。
【0029】
また、ここで用いる包装材2には端辺のシールに供する内層に熱融着が可能な高密度ポリエチレンを用いた多層シートを用いて3方の端辺を線状に熱融着させて袋状に成形したもの、芯材3には連通気泡を備えた発泡ウレタンを板状に裁断加工したものを各々用いた。
【0030】
ここで用いた真空断熱部材1は、例えば500mm×600mmの板状に形成されており、外箱15内面に任意の間隔を有して設けた両面テープによって、連通気泡を備える発泡ウレタンを裁断した板状部材22を介して固定している。 なお、上述した真空断熱部材1の芯材3に用いる連通気泡を備える発泡樹脂と板状部材22に用いる連通気泡を備える発泡樹脂とは、同一のものであっても、異なったものであってもよい。
【0031】
また、芯材3である連通気泡を備えた発泡ウレタンの板状成型品について説明すると、まず、発泡ウレタンの原料液には、ポリオールを中心に触媒、整泡剤、破泡剤、発泡剤などの助剤が混合されて成るプレミックス液と、イソシアネートが主成分であるイソシアネート液の2液を混合して発泡させる。この2液の規定量をインペラー形のミキサーなどを用いて混合したものを、数秒後に開始される発泡に間に合うように、30℃〜60℃、好ましくは40℃〜50℃に保温した任意の大きさ、本実施の形態では一辺が600mmで深さが45mmのアルミ製の金型内に投入後、密閉した状態で硬化が完了するまで、5分以上の放置をした後にボード状の成型品を得た。この連通気泡を有する発泡ウレタン成形品のバルクから板状の芯材3と成すためには、独立した気泡が多く残存する表層部分を排除するために、任意の厚さの外周と表層部分を切断して、450mm×450mm×15mmの裁断加工品を得た。
【0032】
真空断熱部材1の芯材3には、ここで用いた発泡ウレタンの他に、気泡径の小さい発泡ポリスチレンを用いてもよい。この連通気泡を有する発泡ポリスチレンの製造方法については、国際特許WO96/07942(特表平8−503720号公報、特願平6−509062号公報)および国際特許WO96/16876(特表平8−505895号公報、特願平6−517001号公報)に記載されているように、まず、平均分子量が2×105のポリスチレンに主発泡剤である炭酸ガスと、例えばHFC−134a(1,1,1,2-tetrafluoroetane)やHFC−152a(1,1-difluoroetane)などの補助発泡剤を好適に用いて、押出し混合、発泡、フォームの急冷、によって連通気泡の含有率が100%に近く、しかも気泡径の小さな発泡ポリスチレンを得ることができる。
【0033】
次に、本発明に係り、図3に示す如くの断面構造を有し、図1に示す真空断熱部材1を用いた断熱箱体21の製造方法として、図2に示した工程図に基づいて説明する。まず、外箱15の任意の位置に連通気泡の発泡ウレタンから成る板状部材22を配設した上に真空断熱部材1を載置(S−11)し、これを別途、真空成形法などによって成形した内箱18と勘合させて外殻を完成させる(S−12)とともに、冷媒回路部品や固定用アンカーなどの部材を装着して断熱箱体21の外殻を組み立てる(S−13)。
【0034】
この外殻を、背面を上にした状態で発泡ウレタン17の発泡圧による変形防止を目的に治具に固定された断熱箱体21において、上になった背面板上にあって両側壁上に位置する注入口から開口部の両側壁面であるフランジ部分に向かって発泡ウレタン17の原料液を落下させて注入する。発泡ウレタン17は数秒後に発泡を開始して泡状でこの間隙内を流動して充填するので、樹脂の硬化が完了したならば、治具から取り出すことによって発泡ウレタン17の断熱部材を形成した断熱箱体21が得られる(S−14)。得られた断熱箱体21には、内装部品と冷媒回路部品を用いて製品組立を行い(S−15)、製品検査を完了すれば(S−16)、製品である冷蔵庫として完成する(S−17)。
【0035】
発泡ウレタン17などの発泡樹脂を外殻内の真空断熱部材1を配設した残りの薄い間隙内を発泡しながら流動させることによって完全に充填させるには困難を伴い、充填量を増すなどの方法によって発泡に寄与するガスが膨張するときの高い圧力条件を確保して発泡する。このため、真空断熱部材1は、それを保持した外箱15および内箱18で構成される外殻面に押し付けられた状態となるので、真空断熱部材1および外殻に変形を来して意匠性を損なうことがないよう、棚受けなどの凹凸を有する内箱18に配設するよりも、平面形状で構成された外箱15の内面に配設する方が好適であり、本実施の形態では、外殻である外箱15面と真空断熱部材1の間隙に発泡断熱材である板状部材22を配設して一層の安定して保持できる面を確保し、各々の当接面を両面テープで固定した形態を備えて断熱箱体21を構成している。
【0036】
また、内箱18および真空断熱部材1を配設した外箱15から成る空隙内に発泡ウレタン17が真空断熱部材1を乗り越えて真空断熱部材1の後方部分を充填するとき、発泡液の流れに乱れを生じ、巻き込んだ空気を排出することが出来ずにボイドを形成して残留させることがある。しかしながら、本実施の形態では、当該部分には連通気泡を含んで成る発泡ウレタンを用いて成る板状部材22を真空断熱部材1と外箱15との間隙に備えたことにより、巻き込んだ空気を発泡圧によって、板状部材22が有する連通気泡内に押し込むようにして排除できるので、ボイドのない発泡ウレタン17を形成できる。
【0037】
実施の形態2.
本実施の形態は、真空断熱部材1の配設位置に係るものである。図4は本発明の実施の形態2による断熱箱体の断面構造を示す要部断面図である。
【0038】
図4において、断熱壁14を構成する内箱18には棚受けなどの凹凸部分があるものの、外箱15との間で構成される間隙が発泡方向に広いテーパ状を成しているが、外箱15と真空断熱部材1の間に厚さを調整してテーパ形状にした板状部材23を配設し、外箱15に配設された真空断熱部材1と内箱18との間隙が一定である平行な状態を確保している。
【0039】
また、真空断熱部材1の配設位置は、その端辺部分16が板状部材からはみ出すことのない位置にある。従って、板状部材23は真空断熱部材1よりも広い投影面を備えている。
【0040】
断熱箱体21の形成方法は実施の形態1と同様であって、図2に示した工程図に基づいて述べれば、まず、真空断熱部材1を外箱15の任意の位置に配設した板状部材23上に載置(S−11)し、これを内箱18と勘合させて外殻を完成させる(S−12)とともに、必要な関連部材を装着して組み立てる(S−13)。この外殻内に発泡ウレタン17の原料混合液を上方位置の注入口から断熱壁の間隙に落下させて注入する。発泡ウレタン17が泡状でこの間隙内充填して樹脂の硬化完了後に取り出す(S−14)ことにより断熱箱体21を得る。その後、関連部品を用いて製品組立を行い(S−15)、製品検査を行った(S−16)後に製品が完成する(S−17)。
【0041】
上記工程によって得た断熱箱体21は、図4に示すようなテーパ形状を成す板状部材23を用いて構成されており、その効果について以下に詳述すると、まず、ここで用いた断熱箱体21は内容積が120Lの冷蔵庫用であり、図5の外箱の展開図に示す位置である断熱壁の中央位置に配設し、残りの空隙に発泡ウレタン17を充填したものである。得られた断熱箱体21には、従来の断熱箱体に用いられている既存の扉を設置して庫内を密封して不要な熱の漏洩を防止した。
【0042】
ここで用いる真空断熱部材1は実施の形態1と同様手段によって得たものであり、大きさが400×400mm、厚さが15mmである。また、外箱15面と真空断熱部材1の間隙に配設する板状部材23は、厚さが5mmの連通気泡を備える発泡樹脂である発泡ウレタンから成る。
【0043】
本実施の形態において得られた断熱箱体21の効果を検証するため以下のように試料を試作した。まず、第1の試料は、図4に示した如くの厚さをテーパ形状にした板状部材23を配設して外箱15との間で構成される間隙を調整して、外箱15に配設された真空断熱部材1と内箱18との間隙が平行な状態を確保したうえ、真空断熱部材1よりも広い投影面を備えて真空断熱部材1の端辺16が板状部材23からはみ出さない大きさのものである。また、第2の試料は、第1の試料に対して、板状部材の対向する面が平行になったものを用い、従って、外箱15に配設された真空断熱部材1と内箱18との間隙が断熱箱体21の奥部方向になるほど広いテーパ状態となる。また、第3の試料は、第1の試料と異なるのは、図4に併記したように真空断熱部材の端辺16aが外箱面に接触して配設されている。
【0044】
また、比較試料には、上記実施試料と同じ大きさの断熱箱体を用いて板状部材を介することの無い従来の真空断熱部材の配設形態であって、図5に示した位置の外箱面に直接、両面テープを用いて固定し、これに発泡ウレタンを充填したものを用いた。
【0045】
以上の試作によって得られた断熱箱体の断熱性能を評価するため、熱漏洩量を測定した。熱漏洩量の測定は、庫内に発熱量Qが既知のヒータを内部に投入して断熱箱体内部の空気温度Tinと断熱箱体外部の空気温度Toutを測定し、式(2)を用いて単位温度差当たりの熱漏洩量すなわち熱コンダクタンスKを求めた。なお、この断熱箱体に用いる扉は、関わる断熱箱体に用いたものを再利用して熱漏洩に生じる過度な差異を排除して、不要な誤差が発生しないようにした。
【0046】
K=Q/(Tin−Tout) (2)
【0047】
表1に、本発明の配設方法により真空断熱部材を配設した断熱箱体である実施例、および従来の配設方法による比較例である断熱箱体の各々について、その断熱性能として示す熱漏洩量の測定結果を記した。
【0048】
【表1】
【0049】
上記結果のように、外箱15に板状部材23を介して真空断熱部材1を固定した本実施の形態による何れの断熱箱体21における熱漏洩量とも、外箱15に真空断熱部材1を直接固定した従来の断熱箱体よりも少ない熱漏洩量であって、断熱性能に優れていることを確認した。
【0050】
外箱15に真空断熱部材1を配した従来の断熱箱体の場合、外箱15から真空断熱部材1に伝熱が直接的に行われた後、真空断熱部材1の包装材内のアルミ箔を伝熱し、さらに端辺部分にある包装材の溶着部分および対面の真空断熱部材表面を経て、もう一つの断熱材である発泡ウレタン17部分を貫通して庫内側に流入するので、断熱箱体の見掛けの断熱性能が低下を来すことになる。このうち、包装材内にあるアルミ箔は非常に高い熱伝導率を有するので、端辺部分を通過する伝熱量が殆ど減衰しない状態で、相対的に薄い断熱厚さである発泡ウレタン17との当接面に到達する。
【0051】
これに対し、本実施の形態に基づく真空断熱部材1は、外箱15から真空断熱部材1への伝熱が、断熱機能を備えた板状部材23を介して行われるので、真空断熱部材1への伝熱量が大幅に抑制した。この結果、たとえ伝熱量が殆ど減衰しない端辺部分にあっても、真空断熱部材1の包装材に達する伝熱量が少ないので、もう一つの断熱材である発泡ウレタン17に達する熱量は、上述した従来例と比較して大幅に減少した。
【0052】
また、厚さが奥行き方向に同じで平行である面を備える板状部材を設けた試料2に対して、断熱箱体の開口部側が薄く、反開口部側が厚いテーパ形状の断面形状を備える板状部材23を設けた試料1は、ほぼ同じ熱漏洩量であった。各試料とも断熱箱体の角部にある真空断熱部材と板状部材の端部にはボイドの発生が無いものの、充填に供した発泡ウレタン17内部に流動の乱れを示す渦状のボイドがわずかにあり、それによれば、試料2が発泡ウレタンの流動の乱れを示す渦状のものが多いのに対して、試料1では流れの方向を示す曲折のみの形状であった。
【0053】
これは、発泡ウレタン17の流れが薄い空隙部分から厚い空隙部分へ移行する際、発熱によって生じた熱が放散し難くなって、内部温度が上昇し、これに伴う樹脂化の促進に起因して流動性が低下したと考える。このようにして発泡ウレタン17が流動の乱れを有する場合、当該部分に内部歪みが残存し易くなって収縮を来して外観変形を招くことがあるので、発泡ウレタン17が充填する空隙を均一にするような形状を備えた試料1の板状試料のほうが、試料2の板状試料の形状に比較して好適である。
【0054】
また、第3の試料では、真空断熱部材の端辺部分にある包装材の溶着部分が外箱面に当接することになるので、熱漏洩量が実施試料の中で大きいのは溶着部分を経由して受熱して真空断熱部材の受熱量が増加したことに起因する。
【0055】
以上のように、発泡ウレタン17などで構成される断熱部材の厚さに極度の薄い部分を作ることの無いように、外箱15と真空断熱部材1の間隙に配する板状部材23の厚さを調整したものを使用すること、および、真空断熱部材1の包装材の溶着部分が外箱に当接することの無いようにすること、が熱漏洩量の低減に一層、有効であることが確認できた。
【0056】
また、本実施の形態では、受熱面である外箱面に真空断熱部材を配設して成る態様を示したが、これにこだわることなしに、内箱面などの放熱面に相当する部位に板状部材を介して配設しても、同様の効果を得る。
【0057】
また、本実施の形態では、発泡ウレタンを用いたが、連通気泡を含んだ発泡樹脂、例えば発泡スチレンを用いても良く、これらの連通気泡を含む多孔体の使用によって、端部にボイドなどの空隙の発生を防止できる。
【0058】
以上に述べた本発明の実施の形態において示したような冷蔵庫用などの断熱構造体に限定されるものではなく、例えば車載用小型冷蔵庫やプレハブ式簡易冷蔵庫、保冷車やパイプや建築物の保温材など、保温および保冷用製品の断熱用部品への応用も可能である。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば外箱の構成要素である外壁部材と、内箱の構成要素である内壁部材と、外壁部材の内壁側に配設され、連通気泡を備える発泡樹脂からなる板状部材と、内壁部材の外壁側に向き合う板状部材の面に設けられた真空断熱部材と、外壁部材と内壁部材との間を充填する断熱部材とを備えるので、真空断熱部材が外壁部材からの受熱を直接的に行うことを防止できるので、優れた断熱性能を得るとともにボイドなどの空隙の発生を抑制できる効果がある。
【0060】
また、外箱の構成要素である外壁部材と、内箱の構成要素である内壁部材と、内壁部材の外壁側に配設され、連通気泡を備える発泡樹脂からなる板状部材と、外壁部材の内壁側に向き合う板状部材の面に設けられた真空断熱部材と、外壁部材と内壁部材との間を充填する断熱部材とを備えるので、真空断熱部材が外壁部材からの受熱を直接的に行うことを防止できるので、優れた断熱性能を得るとともにボイドなどの空隙の発生を抑制できる効果がある。
【0060】
外箱の構成要素である外壁部材と、内箱の構成要素であり、外壁部材の内壁側と平行でない外壁側を有する内壁部材と、外壁部材の内壁側に配設され、内側部材に向き合う面に真空断熱部材が設けられ、真空断熱部材の内壁部材の外壁側と向き合う面が内壁部材の外壁側と平行になるように設けられる断熱材からなる板状部材と、外壁部材と内壁部材との間を充填する断熱部材とを備えるので、断熱部材が充填される空隙を均一にすることができ、当該部分に内部歪みが残存して外観変形を招くことがなくなる。
【0061】
また、板状の断熱部材が、連通気泡を備えて成る発泡樹脂であることにより、断熱部材が発泡しながら流動して空隙内を充填するときに真空断熱部材端部で発生する流動の乱れによって巻き込まれた空気を吸収することが出来るので、ボイドなどの空隙の発生を抑制できる。
【0062】
また、空間を充填する断熱部材が、発泡樹脂であることにより、断熱部材が外壁部材、内壁部材、板状部材及び真空断熱部材の間で構成される空間に充填されるとき、その充填作業が効率よく、安定して行うことができる。
【0063】
また、真空断熱部材の外側端部が壁部材に当接することを防止するように配設したことにより、真空断熱部材の外側端部が受熱面を通じ、厚さ方向に貫通する熱を抑制して断熱性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による断熱箱体を示す概略斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態による断熱箱体を含む冷蔵庫等の製品の製造工程を示す工程図である。
【図3】 本発明の実施の形態1による断熱箱体の断面構造を示す要部断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2による断熱箱体の断面構造を示す要部断面図である。
【図5】 断熱箱体における真空断熱部材の配設位置を示す外壁部材の展開図である。
【図6】 真空断熱部材の内部構造を示す断面図である。
【図7】 真空断熱部材の製造方法を示す工程図である。
【図8】 真空包装機の内部構造を示す説明図である。
【図9】 真空断熱部材の包装材に用いるシート材の構造を示す断面図である。
【図10】 断熱箱体における伝熱の経路を示す説明図である。
【図11】 従来の断熱箱体に使用される真空断熱部材の包装材の端部の構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 真空断熱部材、14 断熱壁、15 外箱、16 端辺部分、
17 発泡ウレタン、18 内箱、21 断熱箱体、
22、23 板状部材。
Claims (6)
- 外箱の構成要素である外壁部材と、
内箱の構成要素である内壁部材と、
前記外壁部材の内壁側に配設され、連通気泡を備える発泡樹脂からなる板状部材と、
前記内壁部材の外壁側に向き合う前記板状部材の面に設けられた真空断熱部材と、
前記外壁部材と前記内壁部材との間を充填する断熱部材とを備える断熱箱体。 - 外箱の構成要素である外壁部材と、
内箱の構成要素である内壁部材と、
前記内壁部材の外壁側に配設され、連通気泡を備える発泡樹脂からなる板状部材と、
前記外壁部材の内壁側に向き合う前記板状部材の面に設けられた真空断熱部材と、
前記外壁部材と前記内壁部材との間を充填する断熱部材とを備える断熱箱体。 - 外箱の構成要素である外壁部材と、
内箱の構成要素であり、前記外壁部材の内壁側と平行でない外壁側を有する内壁部材と、
前記外壁部材の内壁側に配設され、前記内側部材に向き合う面に真空断熱部材が設けられ、前記真空断熱部材の前記内壁部材の外壁側と向き合う面が前記内壁部材の外壁側と平行になるように設けられる断熱材からなる板状部材と、
前記外壁部材と前記内壁部材との間を充填する断熱部材とを備える断熱箱体。 - 板状部材は、連通気泡を備える発泡樹脂からなる請求項3に記載の断熱箱体。
- 断熱部材が、発泡樹脂である請求項1乃至4のいずれかに記載の断熱箱体。
- 真空断熱部材の外側端部が壁部材に当接することを防止するように配設したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の断熱箱体。
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