JP3851134B2 - Relay pump tank - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、台所や厨房等におけるディスポーザなどの排水源からの排水を受け入れる中継槽内に、排水を排水処理装置へ排出するポンプを備えた中継ポンプ槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本願出願人は、例えば、流し台のシンクに取り付けられたディスポーザからの排水を屋外に設置された排水処理装置で処理する排水処理システムとして、図8に示すようなものを既に提案している(特願2000−390286)。
【0003】
同図に示すように、屋内のシンク1の排水口にはディスポーザ2が取り付けられており、このディスポーザ2に給水管3が接続され、この給水管3には給水弁4が取り付けられている。
【0004】
上記ディスポーザ2の排出口に接続された排水管6は、途中に封水のためのU字状のトラップ6aが形成されて、屋外に埋設された中継槽7に配管され、中継槽7の側壁上部にその流入口7aが形成されている。中継槽7内には圧送ポンプ8とフロートセンサ9が設けられており、圧送ポンプ8の吐出口に接続された吐出管10が中継槽7の上蓋7bを貫通して地上に設置された排水処理装置11に接続されている。
【0005】
上記排水処理装置11は、例えば、前記圧送ポンプ8からの吐出管10が接続される流路切替装置を介してディスポーザ使用時以外の台所で使用した生活排水が流入する雑排水流量調整槽と、上記流路切替装置を介して流入するディスポーザ使用時の粉砕生ごみを含んだ排水と後述する凝集沈殿槽からエアリフトポンプにより返送される汚泥が流入する生ごみ流量調整槽と、この生ごみ流量調整槽からエアリフトポンプにより移送される固液混合物を固体分と液体分に分離する固液分離装置と、この固液分離装置で分離された液体分が投入されると共に前記雑排水流量調整槽からエアリフトポンプにより移送される生活排水が投入される担体流動槽(曝気槽)と、この担体流動槽から自然流下により流入する処理水中の汚泥分を凝集させて沈殿分離する凝集沈殿槽と、前記固液分離装置で分離されて投入される固体分と予め収納された微生物担体とを攪拌体により攪拌混合して、担体に生息する微生物により堆肥化するコンポスト化装置等から成っている。
【0006】
上記凝集沈殿槽で沈殿分離した汚泥はエアリフトポンプにより生ごみ流量調整槽に返送され、凝集沈殿槽の上澄み液が自然流下により排水処理装置11の近傍に埋設された下水ます12に配管13を介して排出される。この下水ます12には下水管14が接続されており、上記排水処理装置11から排出された処理水は下水ます12を介して下水管14に放流されるようになっている。
【0007】
そして、前記中継槽7の側壁には、ディスポーザ2からの排水の流入口7aよりも低い位置で、かつ圧送ポンプ8やフロートセンサ9の正常動作時における中継槽7の最高水位よりも高い位置に排出口7cが形成されており、この排出口7cに接続された配管15がやや下り勾配を持たせて前記下水ます12に接続されている。
【0008】
また、前記下水ます12に設けられた下水管14の排出口14aは、下方に折曲形成して常時水没するように構成することにより、封水トラップ14bが設けられており、下水管14からの臭気や害虫の進入を防げるようになっている。
【0009】
なお、ディスポーザ排水管6又は吐出管10には、例えば静電容量式の流量検出センサ6b又は10bが取り付けられている。また、中継槽7の上蓋7bには、雨よけ対策が施された空気抜き71が設けられている。
【0010】
以上の構成において、圧送ポンプ8やフロートセンサ9の正常動作時には、ディスポーザ2で粉砕された粉砕生ごみを含む排水や台所で発生する通常の生活排水が排水管6を介して中継槽7に流入し、中継槽7の水位が一定以上になると、フロートセンサ9がONとなって、圧送ポンプ8が駆動される。圧送ポンプ8により圧送された排水は吐出管10を介して排水処理装置11に搬送される。排水処理装置11では、前述した流路切替装置がディスポーザ使用時以外は雑排水流量調整槽側にあり、ディスポーザ使用時のみ生ごみ流量調整槽側に切り替えられるので、生活排水は雑排水流量調整槽に流れ込み、粉砕生ごみを含む排水は生ごみ流量調整槽に流れ込む。排水処理装置11で浄化処理された処理水は、配管13を通して下水ます12に自然流下し、下水管14に流される。
【0011】
一方、圧送ポンプ8の故障や停電あるいはフロートセンサ9の不作動などによって、圧送ポンプ8の搬送能力が不足したり機能しなくなった場合には、中継槽7内の水位が正常時の最高水位を超えて上昇するが、側壁に形成された排出口7c位置まで上昇すると、排出口7cより自然流下により配管15を介して排出槽12に流出し、下水管14に流される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の中継ポンプ槽においては、中継槽7として、粉砕生ごみ等の固形物が堆積,残留しやすく中継ポンプ槽には不向きな底部形状を有するがコスト的に安価な既製品の槽(雨水ます等)を利用するため、図9に拡大図示した如く、中継槽7の底部内周に略すり鉢形状に仕切り板7eを取り付けて、仕切り板7eで囲まれた槽底面にポンプ8の脚81を設置するようにしている。
【0013】
しかしながら、このような構成では、ポンプ8の故障等で、図9の状態から図10に示すようにポンプ8を取り外すと、仕切り板7eの側斜面に滞留していた粉砕生ごみ等の固形物Sが、ポンプ8の脚81が設置されていた槽底面に落下し、ポンプ8を再設置する時、ポンプ8の脚81の下に粉砕生ごみ等の固形物Sが挟まってしまうので、ポンプ8を所定の位置に容易に設置できなくなる。中継槽7は地中に埋設されているので、逆さにすることもできず、槽底面にある粉砕生ごみ等の固形物Sを手作業で除去しなければならず、これは容易でない。
【0014】
また、コスト的に安価な既製品の槽を利用して中継ポンプ槽を構成するに当たり、上述したようにポンプ8を設置できると共に、ディスポーザ2からの粉砕生ごみ等の固形物Sがポンプ8の吸込口82の近辺に導かれて円滑に汲み出せるように、略すり鉢形状に仕切り板7eを取り付けているが、仕切り板7eの裏側は空隙であるので、仕切り板7eには常に水圧が加わった状態にある。
【0015】
一方、ポンプ8の駆動時には、ポンプ8のモータ回転方向とは逆方向にポンプ本体を回転させようとする力が発生するが、その力を受けるのは、ポンプ8の脚81が嵌め込まれている仕切り板7eである。しかし、上記のような構造であると、仕切り板7eが壊れる虞があり、壊れるとポンプ8の固定ができなくなり、吐出管10への断続的な過負荷等が生じて、いずれは吐出管10の破断を招く。
【0016】
そればかりか、割れた仕切り板7eと中継槽7の隙間から粉砕生ごみ排水が入り込み、粉砕生ごみが堆積することで、中継槽7内の嫌気化等により排水処理装置11の処理能力の範囲外の粉砕生ごみ排水が発生して、排水処理装置11の処理性能が低下してしまう虞もある。
【0017】
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、故障等でポンプを脱着する際にも、ポンプを所定の位置に容易に再設置できる中継ポンプ槽を提供することを目的とするものである。
【0018】
さらに、コスト的に安価な既製品の槽を利用しても、上述したような不具合の発生を防ぐことができる中継ポンプ槽を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本願発明は、排水源からの排水を受け入れる中継槽内に、排水を排水処理装置へ排出するポンプを備えた中継ポンプ槽において、前記中継槽の底部に、前記ポンプの脚が設置される脚設置部と、この脚設置部よりも深く形成された深部とを設けたことを特徴とするものである。
【0020】
さらに、前記脚設置部と深部との間に傾斜路を形成したことを特徴とするものである。
【0021】
また、前記深部は前記ポンプの吸込口の下方に位置することを特徴とするものである。
【0022】
また、外周側に前記中継槽の内面に形成されたリブが嵌合する溝を有し、内周側が略すり鉢形状を成して前記脚設置部と深部が形成されたポンプ回り止め部材を備えたことを特徴とするものである。
【0023】
さらに、前記ポンプ回り止め部材は、水等を注入するための注入口が形成された中空成形品から成ることを特徴とするものである。
【0024】
また、前記排水源が、台所や厨房等における流し台のシンクに取り付けられたディスポーザであることを特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の一実施形態を図1〜図7を参照して詳細に説明する。なお、前記図8〜図10と同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0026】
本実施形態の中継ポンプ槽は、上下2部品から成る中継槽7の底部に下述するポンプ回り止め部材70を介して圧送ポンプ8が設置され、この圧送ポンプ8にフロートセンサ9が取り付けられている。
【0027】
上記中継槽7は、雨水ます等として用いられるコスト的に安価な既製品の槽を利用したものであり、その下部側内面には補強等のために、図2(b)等に示すように、等間隔に3本の縦方向リブ7dが予め形成されている。
【0028】
一方、ポンプ回り止め部材70は、内面形状が略すり鉢形状を成しており、その底部側には、図2(a)等に示すように、圧送ポンプ8の3本の脚81に対応して窪ませた脚設置部70aと、これらの脚設置部70aよりも深く形成されて圧送ポンプ8の吸込口82の真下に位置する深部70bとが設けられており、各脚設置部70aと深部70bとの間にはスロープ状の誘導路70cが形成されている。また、このポンプ回り止め部材70の外周には、中継槽7に利用した既製品の槽に予め形成されている3本の縦方向リブ7dに対応して、当該リブ7dが嵌合する溝70dが形成されている。
【0029】
このポンプ回り止め部材70は、ブロー成形等による中空成形品で、内部が一つの空間になるように成形されており、水道水等を注入するための注入口70eと、それを塞ぐためのキャップ70fを有する。
【0030】
一方、中継槽7の上部側壁には、前記図8に示したディスポーザ2からの排水管6が配管されて、下向きの流入口7aが形成されると共に、図8に示した下水ます12へのオーバーフロー配管15が取り付けられて、オーバーフロー排出口7cが形成されている。
【0031】
また、中継槽7の上蓋7bには、図示は省略しているが前記図8〜図10のような雨よけ対策が施された空気抜き71aと、吐出管10用のL字継手管72を係合支持する凸部71bが形成されていると共に、中央付近には大小の孔が連接されたひょうたん形のコード通し兼のぞき孔73が形成されている。
【0032】
上記コード通し兼のぞき孔73には、当該孔73を覆う大きさのコード通し兼のぞき蓋74の裏面側に形成された嵌合部74aが嵌り込むようになっている。このコード通し兼のぞき蓋74は、合成ゴム等の柔軟で耐候性(紫外線、温度、雨等)に優れた材料で形成されている。柔軟な材料で形成されているため、この蓋74がコード通し兼のぞき孔73に取り付けられた際に、当該蓋74の真下に位置するように踏み抜き防止リブ73aが上蓋7bに一体成形されており、踏まれても踏み抜き等の問題が生じないように構成されている。
【0033】
上記コード通し兼のぞき蓋74は、図3(a),(b)に示すように、コード通し兼のぞき孔73の小孔側に位置する基部74bと、大孔側に位置して前記基部74bに肉薄に形成された折り曲げ部74cを介して連接されたのぞき蓋部74dとから成っている。
【0034】
小径の基部74bには、ポンプ用電源コード8aとフロートセンサ用コード9aを通す2つのコード通し孔74e,74fが形成されており、さらに各コード通し孔74e,74fに達する切れ込み74gが形成されている。このような切れ込み74gを形成することにより、図3(a)に示すように切れ込み74gを開いて各コード8a,9aを対応するコード通し孔74e,74fにセットするだけで良いので、コード通し作業が容易になる。
【0035】
また、これらのコード通し孔74e,74fの内側には複数のコード用防水リブ74hが、更にコード通し兼のぞき孔73との接触面となるコード通し兼のぞき蓋74の嵌合部74aの外周には複数の防水リブ74iが形成されている。また、その下端には、コード通し兼のぞき蓋74をコード通し兼のぞき孔73に嵌め込んだ際に抜け難くなるように抜け止め用爪74jが形成されている。さらに、のぞき蓋部74dの上面側には取手74kが形成されている。
【0036】
上述したように、ポンプ用電源コード8aやフロートセンサ用コード9aは、コード通し兼のぞき蓋74の基部74bに形成されたコード通し孔74e,74fに切れ込み74gを介して通されるが、コード8a,9aが通された基部74bは、コード通し兼のぞき孔73の小孔側に嵌め込まれて、切れ込み74gはしっかりと閉じてコード8a,9aに圧接するため、コード8a,9aがずれて中継槽7の中で弛んだりして、ディスポーザ排水管6からの粉砕生ごみ排水の流下性に悪影響を与えることがない。
【0037】
また、コード通し兼のぞき蓋74の嵌合部74aの外周には防水リブ74iが形成されているので、コード通し兼のぞき蓋74とコード通し兼のぞき孔73の隙間から中継槽7内に雨水等が浸入するのを防ぐことができる。同様に、コード通し孔74e,74fの内側にも、それぞれコード用防水リブ74hが形成されているので、雨水等がコード通し孔74e,74fを通して中継槽7内へ浸入するのを防ぐことができる。
【0038】
また、コード通し兼のぞき蓋74の嵌合部74aの下端には抜け止め用爪74jが形成されているので、通常使用時にコード通し兼のぞき蓋74がコード通し兼のぞき孔73から抜けて外れてしまうような不具合を防ぐことができる。
【0039】
そして、点検のため中継槽7内部の様子を目視確認する時には、コード通し兼のぞき蓋74におけるのぞき蓋部74dに設けられた取手74kを手で引っ張るだけで、工具等を用いずとも取手74kの直下にある抜け止め用爪74jが外れて、基部74bとの間に形成された折り曲げ部74cで折れ曲がりながら、のぞき蓋部74dが引き上げられる。
【0040】
これにより、吐出管10を取り外したり、コード8a,9aの処理を行わなくても、コード通し兼のぞき孔73から中継槽7内部の様子を容易に確認することができるようになる。
【0041】
以上の構成において、この中継ポンプ槽の設置時に中継槽7内に圧送ポンプ8を設置する際には、図4に示すように、まず、ポンプ回り止め部材70の注入口70eから水道水等の水を一杯になるまで注入し、キャップ70fにて栓をする。
【0042】
次に、中継槽7の下部側内面に形成されているリブ7dにポンプ回り止め部材70の溝70dを合わせて、ポンプ回り止め部材70を中継槽7の底に設置する。この時、中継槽7とポンプ回り止め部材70との間に生じする僅かな隙間には、シリコンパテ等の充填接着剤を流し込む。その後、ポンプ回り止め部材70の各脚設置部70aに圧送ポンプ8の対応する脚81が合致するようにして圧送ポンプ8をセットする。
【0043】
このように組み立てられた中継ポンプ槽には、次のような作用効果がある。
【0044】
すなわち、圧送ポンプ8の各脚81はポンプ回り止め部材70の対応する脚設置部70aに嵌り込んでおり、ポンプ回り止め部材70の溝70dには中継槽7のリブ7dが嵌り込んでいるため、圧送ポンプ8の駆動時にポンプ本体を回転させるような力が発生しても、ポンプ本体が動くことはない。因みに、圧送ポンプ8の上下方向については、吐出管10を介して上蓋7bに固定されている。もし、圧送ポンプ8が故障等を起こして交換が必要な場合は、上蓋7bを持ち上げれば、圧送ポンプ8の各脚81は足設置部70aに嵌り込んでいるだけなので、吐出管10と共に圧送ポンプ8を一緒に引っ張り上げることができ、地中に埋設される中継ポンプ槽のポンプ交換時の手間を軽減できる。
【0045】
また、中空のポンプ回り止め部材70は、その内部に水道水等を充填することから、仮に中継槽7とポンプ回り止め部材70との間にシリコンパテ等の充填接着剤等を使用しなくても、浮力が発生しないばかりか、中継槽7内に滞留する粉砕生ごみ排水による水圧も打ち消してくれる。また、内面が略すり鉢形状に形成されているので、圧送ポンプ8の吸込口82の近辺に粉砕生ごみ等の固形物が導かれて、円滑に汲み出すことができる。
【0046】
さらに、前記図8〜図10に示したもののように、仕切り板7eと中継槽7の隙間から内側の空隙に粉砕生ごみ排水が入り込み、仕切り板7eの裏側に粉砕生ごみの堆積が起こることも構造的にあり得ない。
【0047】
また、ポンプ回り止め部材70を射出成形等により全て樹脂で形成すると、かなり材料費がかさみ、重量的にも重いものになるが、本実施形態のようなブロー成形等による中空成形品に水道水等で内部を充填する構成とすることにより、軽量化はもとより、低コストで製作することができる。
【0048】
そして、故障等による圧送ポンプ8の脱着時には、図5に示すように圧送ポンプ8を取り外すと、ポンプ回り止め部材70の側斜面に滞留する粉砕生ごみ等の固形物Sが脚設置部70aに落ちてくる。このまま、脚設置部70aに圧送ポンプ8を再設置しようとしても、圧送ポンプ8の脚81と脚設置部70aとの間に粉砕生ごみ等の固形物Sが挟まって圧送ポンプ8を安定した状態に置けない。
【0049】
しかし、図6に示すように、ホースH等を用いて洗浄水を注ぐと、脚設置部70aにあった固形物Sはスロープ状誘導路70cを通ってスムーズに深部70bに集まり、脚設置部70aには固形物Sが無くなる。よって、圧送ポンプ8を設置する際に圧送ポンプ8の脚81と脚設置部70aとの間に固形物Sが挟まらなくなるので、容易に安定した状態に設置することができる。
【0050】
また、図7に示すように、固形物Sが集まる深部70bは圧送ポンプ8の吸込口82の真下にあるので、再設置した圧送ポンプ8が駆動すると、その吸込口82から速やかに吸い込まれ、吐出管10を介して図8に示した排水処理装置11へと排出される。
【0051】
以上のように、本実施形態によれば、粉砕生ごみ等の固形物が堆積,残留しやすく中継ポンプ槽には不向きな底部形状を有する既製品の槽を、種々の工夫を施したポンプ回り止め部材70を用いることにより、上述したように、不具合も生じることなく粉砕生ごみが堆積,残留しにくい中継ポンプ槽として使用することができると共に、低コスト化を図ることができる。
【0052】
また、本実施形態のように、排水源が流し台のシンク1に取り付けられたディスポーザ2である場合、粉砕生ごみが多量に流入するので、特に効果的である。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本願発明によれば、排水源からの排水を受け入れる中継槽内に、排水を排水処理装置へ排出するポンプを備えた中継ポンプ槽において、中継槽の底部に、ポンプの脚が設置される脚設置部と、この脚設置部よりも深く形成された深部とを設けたことにより、故障等でポンプを脱着する際に、ポンプを取り外した後の足設置部に粉砕生ごみ等の固形物が落ちてきても、洗浄水等で簡単に深部に流下させることができるので、ポンプを所定の位置に容易に再設置できるようになる。
【0054】
さらに、前記脚設置部と深部との間に傾斜路を形成したことにより、脚設置部にある粉砕生ごみ等の固形物を洗浄水等でスムーズに深部に流下させることができる。
【0055】
また、前記深部は前記ポンプの吸込口の下方に位置するので、深部に集まった粉砕生ごみ等の固形物を速やかに排出することができる。
【0056】
また、外周側に前記中継槽の内面に形成されたリブが嵌合する溝を有し、内周側が略すり鉢形状を成して前記脚設置部と深部が形成されたポンプ回り止め部材を備えたことにより、上述した効果に加えて、ポンプが安定して駆動でき、また粉砕生ごみ等の固形物が堆積,残留しやすく中継槽ポンプ槽としては不向きな底部形状を有する既製品の槽を、不具合なく粉砕生ごみ等の固形物が堆積,残留しにくい中継ポンプ槽として使用することができると共に、低コスト化を図ることができる。
【0057】
さらに、前記ポンプ回り止め部材は、水等を注入するための注入口が形成された中空成形品から成るものであるから、軽量化はもとより、低コストで製作することができる。
【0058】
また、前記排水源が、台所や厨房等における流し台のシンクに取り付けられたディスポーザである場合、粉砕生ごみが多量に流入するので、特に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係わる中継ポンプ槽の構成図で、(a)は上面図、(b)は縦断面図。
【図2】上記実施形態において用いられるポンプ回り止め部材と中継槽を対応させて示した構成図で、(a)はポンプ回り止め部材の上面図、(b)は中継槽の上面図。
【図3】上記実施形態において用いられるコード通し兼のぞき蓋の詳細構成図で、(a)はコード通し孔の切れ込みを開いてコードをセットするところを示す上面図、(b)はコードが通された状態を示す縦断面図。
【図4】上記中継ポンプ槽の設置時に中継槽内に圧送ポンプを設置する際の組み立て手順を説明するための図。
【図5】上記中継槽から圧送ポンプを取り外した時の状態を示す図で、(a)はポンプ回り止め部材の上面図、(b)は中継ポンプ槽の要部縦断面図。
【図6】上記図5の状態から脚設置部にある粉砕生ごみ等の固形物を除去する動作を示す図で、(a)はポンプ回り止め部材の上面図、(b)は中継ポンプ槽の要部縦断面図。
【図7】上記図6の状態から圧送ポンプを再設置して駆動した状態を示す図で、(a)はポンプ回り止め部材の上面図、(b)は中継ポンプ槽の要部縦断面図。
【図8】流し台のシンクに取り付けられたディスポーザからの排水を屋外に設置された排水処理装置で処理する排水処理システムの構成例を示す図。
【図9】上記図8の中継ポンプ槽の拡大図で、仕切り板の側斜面に粉砕生ごみ等の固形物が滞留しているところを示している。
【図10】上記図9の状態から圧送ポンプを取り外した時の状態を示す図。
【符号の説明】
1 シンク
2 ディスポーザ
6 排水管
7 中継槽
7a 流入口
7b 上蓋
7c オーバーフロー排出口
7d リブ
70 ポンプ回り止め部材
70a 脚設置部
70b 深部
70c スロープ状誘導路
70d 溝
70e 注入口
70f キャップ
73 コード通し兼のぞき孔
74 コード通し兼のぞき蓋
8 圧送ポンプ
81 脚
82 吸込口
10 吐出管
11 排水処理装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a relay pump tank provided with a pump for discharging wastewater to a wastewater treatment apparatus in a relay tank that receives wastewater from a drainage source such as a disposer in a kitchen or kitchen.
[0002]
[Prior art]
The present applicant has already proposed, for example, a wastewater treatment system for treating wastewater from a disposer attached to a sink sink in a wastewater treatment apparatus installed outdoors as shown in FIG. Application 2000-390286).
[0003]
As shown in the figure, a disposer 2 is attached to a drain outlet of an indoor sink 1, a
[0004]
The
[0005]
The
[0006]
The sludge precipitated and separated in the coagulation sedimentation tank is returned to the garbage flow rate adjustment tank by an air lift pump. Discharged. A
[0007]
The side wall of the
[0008]
Further, the
[0009]
The
[0010]
In the above configuration, during normal operation of the
[0011]
On the other hand, if the conveyance capacity of the
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the relay pump tank, as the
[0013]
However, in such a configuration, when the
[0014]
Further, in constructing the relay pump tank using a ready-made tank which is inexpensive in cost, the
[0015]
On the other hand, when the
[0016]
In addition, the ground garbage wastewater enters from the gap between the
[0017]
Accordingly, the present invention has been made to solve such problems, and it is intended to provide a relay pump tank that can easily re-install the pump at a predetermined position even when the pump is detached or attached due to a failure or the like. It is the purpose.
[0018]
Furthermore, it is an object of the present invention to provide a relay pump tank that can prevent the occurrence of the above-mentioned problems even if an off-the-shelf tank that is inexpensive is used.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a relay pump tank equipped with a pump for discharging wastewater to a wastewater treatment device in a relay tank that receives wastewater from a drainage source, and at the bottom of the relay tank. A leg installation portion on which the pump legs are installed and a deep portion formed deeper than the leg installation portion are provided.
[0020]
Furthermore, an inclined path is formed between the leg installation part and the deep part.
[0021]
The deep portion is located below the suction port of the pump.
[0022]
In addition, a pump detent member having a groove into which a rib formed on the inner surface of the relay tank is fitted on the outer peripheral side, the inner peripheral side forming a substantially mortar shape, and the leg installation portion and the deep portion are formed. It is characterized by that.
[0023]
Further, the pump detent member is a hollow molded article in which an inlet for injecting water or the like is formed.
[0024]
Further, the drainage source is a disposer attached to a sink of a sink in a kitchen or kitchen.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS. 8 to 10 indicate the same or corresponding parts.
[0026]
In the relay pump tank of this embodiment, a
[0027]
The
[0028]
On the other hand, the
[0029]
This
[0030]
On the other hand, a
[0031]
Further, although not shown in the figure, the
[0032]
A
[0033]
As shown in FIGS. 3A and 3B, the cord threading / penetrating
[0034]
The small-
[0035]
Further, a plurality of cord
[0036]
As described above, the
[0037]
Further, since the waterproof rib 74i is formed on the outer periphery of the
[0038]
Further, since a retaining
[0039]
When visually checking the inside of the
[0040]
Thus, the state inside the
[0041]
In the above configuration, when the
[0042]
Next, the
[0043]
The relay pump tank assembled in this way has the following effects.
[0044]
That is, each
[0045]
In addition, since the hollow
[0046]
Further, as shown in FIGS. 8 to 10, the pulverized garbage drainage enters the inner space from the gap between the
[0047]
Further, if the
[0048]
When the
[0049]
However, as shown in FIG. 6, when washing water is poured using a hose H or the like, the solid matter S in the
[0050]
Further, as shown in FIG. 7, the
[0051]
As described above, according to this embodiment, a solid tank such as pulverized garbage is likely to accumulate and remain, and a ready-made tank having a bottom shape unsuitable for a relay pump tank is provided with various pumps. By using the
[0052]
In addition, when the drainage source is the disposer 2 attached to the sink 1 of the sink as in the present embodiment, a large amount of pulverized garbage is particularly effective.
[0053]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in a relay pump tank equipped with a pump for discharging wastewater to a wastewater treatment device in a relay tank that receives wastewater from a drainage source, a pump leg is installed at the bottom of the relay tank. When the pump is removed from the pump due to a malfunction, etc., the leg installation section and the deep section formed deeper than the leg installation section are provided. Even if the solid matter falls, it can be easily caused to flow down to the deep part with washing water or the like, so that the pump can be easily reinstalled at a predetermined position.
[0054]
Furthermore, by forming an inclined path between the leg installation part and the deep part, solid matter such as crushed garbage in the leg installation part can be smoothly flowed down to the deep part with washing water or the like.
[0055]
Moreover, since the said deep part is located under the suction inlet of the said pump, solid substances, such as the crushing garbage collected in the deep part, can be discharged | emitted rapidly.
[0056]
In addition, a pump detent member having a groove into which a rib formed on the inner surface of the relay tank is fitted on the outer peripheral side, the inner peripheral side forming a substantially mortar shape, and the leg installation portion and the deep portion are formed. In addition to the effects described above, the pump can be driven stably, and a solid tank such as crushed garbage is likely to accumulate and remain, and a ready-made tank having a bottom shape that is unsuitable as a relay tank pump tank. In addition, it can be used as a relay pump tank in which solid matter such as pulverized garbage is unlikely to accumulate and remain without problems, and cost reduction can be achieved.
[0057]
Furthermore, since the pump detent member is made of a hollow molded product in which an injection port for injecting water or the like is formed, it can be manufactured at a low cost as well as light weight.
[0058]
Further, when the drainage source is a disposer attached to a sink of a sink in a kitchen or kitchen, a large amount of pulverized garbage is particularly effective.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a relay pump tank according to an embodiment of the present invention, in which (a) is a top view and (b) is a longitudinal sectional view.
FIGS. 2A and 2B are configuration diagrams showing a pump detent member and a relay tank corresponding to each other used in the embodiment, wherein FIG. 2A is a top view of the pump detent member, and FIG. 2B is a top view of the relay tank;
FIGS. 3A and 3B are detailed configuration diagrams of a cord threading / penetrating lid used in the embodiment, wherein FIG. 3A is a top view showing a place where a cord is opened by opening a notch in a cord threading hole, and FIG. The longitudinal cross-sectional view which shows the state made.
FIG. 4 is a diagram for explaining an assembly procedure when a pressure pump is installed in the relay tank when the relay pump tank is installed.
FIGS. 5A and 5B are views showing a state when a pressure pump is removed from the relay tank, where FIG. 5A is a top view of a pump detent member, and FIG. 5B is a longitudinal sectional view of an essential part of the relay pump tank;
6A and 6B are views showing an operation of removing solids such as crushed garbage in the leg installation portion from the state of FIG. 5, wherein FIG. 6A is a top view of a pump detent member, and FIG. 6B is a relay pump tank. FIG.
7 is a view showing a state in which the pump is re-installed and driven from the state of FIG. 6, wherein (a) is a top view of a pump detent member, and (b) is a longitudinal sectional view of an essential part of a relay pump tank. .
FIG. 8 is a diagram showing a configuration example of a wastewater treatment system that treats wastewater from a disposer attached to a sink of a sink with a wastewater treatment device installed outdoors.
9 is an enlarged view of the relay pump tank shown in FIG. 8 and shows that solids such as crushed garbage are accumulated on the side slope of the partition plate.
10 is a view showing a state when the pressure pump is removed from the state shown in FIG. 9;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Sink 2
Claims (6)
前記中継槽の底部に、前記ポンプの脚が設置される脚設置部と、この脚設置部よりも深く形成された深部とを設けたことを特徴とする中継ポンプ槽。In the relay tank that has a pump that discharges the wastewater to the wastewater treatment device in the relay tank that receives the wastewater from the drainage source,
A relay pump tank characterized in that a leg installation part on which a leg of the pump is installed and a deep part formed deeper than the leg installation part are provided at the bottom of the relay tank.
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