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JP3850068B2 - Slow away insert and rotary cutting tool - Google Patents

Slow away insert and rotary cutting tool Download PDF

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JP3850068B2
JP3850068B2 JP10917196A JP10917196A JP3850068B2 JP 3850068 B2 JP3850068 B2 JP 3850068B2 JP 10917196 A JP10917196 A JP 10917196A JP 10917196 A JP10917196 A JP 10917196A JP 3850068 B2 JP3850068 B2 JP 3850068B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flank
rake angle
cutting edge
convex curved
scooping
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP10917196A
Other languages
Japanese (ja)
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JPH09295210A (en
Inventor
治明 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Big Daishowa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Big Daishowa Seiki Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP10917196A priority Critical patent/JP3850068B2/en
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  • Drilling Tools (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、工具本体に単数もしくは複数個数取り付けられるスローアウエイチップと該チップを取り付けた回転切削工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
スローアウエイチップを回転切削工具に取り付ける方式として、縦型クランプ方式と横型クランプ方式とがある。
【0003】
縦型クランプ方式は、図16に示すように、チップ本体1を工具本体2の外周に沿って略周方向に取り付けるようにしたもので、これに対し横型クランプ方式は、図17に示すように、チップ本体1を工具本体2の径方向に入り込んで取り付けるようにしたものである。両図を比較して見れば明らかなように、縦型クランプ方式は、横型クランプ方式に比べて、チップ本体1の厚さPa方向に主切削力Pbがかかるので、チップ強度が高く、重切削でもチッピング等が少ない安定した加工が出来ることも、業界では古くから認識されている。
【0004】
また、工具本体2に関しても、縦型クランプ方式は、図18および図19を見比べれば明らかなように、横型クランプ方式のチップポケット12aに比べ、必要最小限のチップポケット12bの断面積で切屑waを排出する構成とすることが出来るので、工具本体2の剛性が高いといえる。
【0005】
なお、図20のように一般的に使用されている横型クランプ方式の一種であるウェッジクランプ方式の場合は、チップクランプ時に、ウェッジ13による締付力が、工具本体全体に歪みを与えるので、結果的に、切刃のふれ精度が悪くなるという問題もあった。これに対し、竪型クランプ方式の場合は、図16または図18に示すように、チップ本体1のクランプは外周側から工具本体2にネジ14によってクランプされるため、チップのクランプ時に工具本体2に歪みを発生して精度を低下させるというようなことが無い。なお、図18〜図20において、符号Sは、被削材に対する主切刃7による切削周面である。
【0006】
一方で、図21に示すように、従来の縦型クランプ方式に於いては、基本的にはチップ本体1の取付面4と逃げ面5および各主切刃7,7は互いに平行となっており、チップ本体1を工具本体2の外周面に沿うよう縦型に使用することもあって、チップ本体1の逃げ面5の端縁が被削材と干渉する虞があり、これを回避するため、実際の逃げ角は必要以上に大きくなり、これが原因で、刃先強度が低下し、折角の縦型クランプ方式の利点を生かされないという問題があった。
【0007】
さらに、従来の縦型クランプ方式では、図16に示すように、一般的にラジアルレーキ角βが大きく負角となっているために切削抵抗が大きく、これがために一般的には比較的大径の正面フライス、フェースミルでの荒加工を大馬力の機械での用途を重視した設計となっており、小径の回転切削工具には適用が難しかったばかりか、図21に示すように底仕上げ面加工を担当する副切刃11の改善は置き去りになっていた。
【0008】
底上げ面加工を良好に達成するためには、副切刃の幅と掬い角が重要であることは言うまでもない。
【0009】
ところが、図22に示すように、工具本体2にチップ本体1を取り付ける際に主切刃7の切削抵抗を低減するための掬い角αを設けた従来例はあるが、副切刃11に掬い角を設けたものは過去にみられなかった。そのため、被削材の底仕上げ面の加工に対しても不満が残っていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、逃げ角の重要性に着眼し、さらに出来る限り大きなアキシャルレーキ角を設け、切削抵抗が少なく、切れ刃強度が高く、仕上げ面の良い加工が可能なスローアウエイチップと、小径に至るまで製作可能な回転切削工具を提案することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明によれば、略平行四辺形状の厚板からなるチップ本体1の底面が工具本体2の取付座3に固定される取付面4であり、表面が凸状に膨出した凸曲面9に形成された逃げ面5であり 、左右両側面が被削材を切削する掬い面6,6であり、掬い面6,6と逃げ面5との互いの左右両境界領域が主切刃7であり、なお且つ逃げ面5から取付面4にかけて取付用のネジ孔8が貫設され、工具本体2の外周面に沿って略周方向に取り付けられる縦型クランプ方式のスローアウエイチップにおいて、前記逃げ面5に形成される凸曲面9はその全域にわたって同一の曲率の凸曲状に形成されると共に、掬い面6,6および逃げ面5の左右両境界領域に形成される両主切刃7は、互いに交差するように傾斜して形成されてなることを特徴とするものである。さらに逃げ面を概略R状に構成することにより、従来、平行で単一平面の逃げ面を持つチップに関する前述の問題点を解決できるに至った。
【0012】
上述のように主切刃7に面する逃げ面5がその全域にかけて同一の曲率の凸曲面9に形成することによって、適性な逃げ角を設定すると同時に、極力大きなアキシャルレーキ角およびラジアルレーキ角、さらに良好な仕上げ面を得ることができる。即ち、後述のように周知のソリッドエンドミルの特徴に極力近いスローアウエイチップを製作することができることになる。
【0013】
特に、上述のように掬い面6,6および逃げ面5の左右両境界領域に形成される両主切刃7,7が互いに交差するように傾斜して形成されることによって、出来る限り大きなアキシャルレーキ角と、最適の逃げ角を有する一対の主切刃を形成することができ、交換機能を有効に維持しながら切れ味の良いスローアウエイチップを提供することできる(図2〜図5)。
【0014】
上記請求項1に係る発明の背景となる考え方を説明すると、理想的な切れ刃形状としては、もちろん図9に示すようになソリッドのリンドミルTであることは言うまでもない。ソリッドのエンドミルTは研磨加工により、最大限のアキシャルレーキ角(ソリッドエンドミルの場合はネジレ角といい、通常30°以上)、最大限のラジアルレーキ角(一般的に掬い角と言う通常5°〜15°程度)、さらに最大の逃げ角(通常5°〜7°)を構成している。
【0015】
そして理想的には、このソリッドエンドミルTの刃部Taの構成を図10に示すように取り出し、これをそのままスローアウエイチップの構成として再現できれば良いのであるが、スローアウエイチップでは、ソリッドエンドミルと異なって、チップは工具本体から独立していること、チップ独自の形状があること、またチップ独自の成形方法がある等の制約条件により、アキシャルレーキ角は10°程度に制約され、その分をチップ本体の掬い面に大きな掬い角を付け、且つラジアルレーキ角を大きめに取るようにすることで、切削抵抗を押さえるように工夫されており、ソリッドエンドミルの刃部をそのままスローアウエイチップの構造として採用することはできない。
【0016】
一方、スローアウエイチップを、理想的な刃部の形状であるソリッドのエンドミルの形状に極力近づけ、さらにスローアウエイチップ方式の特徴である経済性を生かそうとすれば、チップの主切刃数、即ち交換可能な切刃数は、少なくとも複数必要となる。
【0017】
本発明者は、上記の制約条件を克服することに成功したもので、先ず、切削上は理想的なソリッドエンドミルの基本形状に着目した。即ち、
(1)ソリッドエンドミルは、図9又は図11に示すように円柱形をしている。
(2)その円柱形にネジレ角(アキシャルレーキ角)を作り(図9、図11)、
(3)さらに、ソリッドエンドミルでは、理想的な逃げ面であるエキセントリック二番角(R型二番面)をチップ本体の逃げ面に相当する幅の分だけを設けている(図9)。
(4)このR型二番面、即ち凸曲面の部分を図10に示すようにスローアウエイチップ状に切り取って構成すれば、少なくとも2つの主切刃を持つスローアウエイチップが構成されることになる。
【0018】
言い換えれば、図11、図12のように、円柱体15から、工具本体に取り付けるのに適した状態の寸法で駒片16(チップ)を切り取り、この駒片16(チップ)を図12に示すように、工具本体2に対して概略5°〜7°の逃げ角θが付くように、円周方向に5°〜7°回転して取り付けるように構成すれば、理想状態に近い回転切削工具が形成されることになる。
【0019】
請求項1に係る発明(図1〜図5)は、まさに上記の考え方を基づいて具体化されたものである。
【0020】
【0022】
また請求項2に係る発明にあっては、前記逃げ面5に形成される凸曲面9は、段階的に変化する複数の段面9a,9bからなる請求項1記載の構成を採用してなるものである(図13〜図15)。
【0023】
また請求項に係る発明によれば、図6および図7に示すようにチップ本体1の前後端面10,10と前記掬い面6,6との境界領域に副切刃11,11が形成され、該副切刃11,11は前記主切刃7,7に連続して形成されてなる請求項1または2記載の構成からなることを特徴とするものである。
【0024】
即ち、請求項に係る発明によれば、掬い角を持った主切刃7,7の稜線を副切刃11,11まで延長することにより、副切刃11,11には、アキシャルレーキ角θ2に加えてチップ本体1の掬い角θ1分の掬い角が付き、被削材の底面での切削抵抗が減少し、切れ味が向上し、仕上げ面品質が向上し、さらに底面と平行な直線部(副切刃11)を設けることにより、さらえ刃として働くので、仕上げ面粗さを向上する効果が生まれる。
【0025】
また請求項に係る発明によれば、所要の軸方向掬い角θ1(アキシャルレーキ角)と径方向掬い角β(ラジアルレーキ角)(図1)とを備えた請求項1〜3のいずれか記載のスローアウエイチップを軸方向に平行な取付座3を備えた工具本体2に取り付けてなる回転切削工具に係る。
【0026】
この発明によれば、工具本体2側の取付座3(図8)を軸方向に平行になるように製作すればよいから、それだけ製作が容易である。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施例の要部を説明するための図である
まず図1の(a)および(b)によって説明すると、略平行四辺形状の厚板からなるチップ本体1において、点A′B′C′D′によって囲まれる底面が工具本体2の取付座3に固定される取付面4であり、点ABCDで囲まれる表面が逃げ面5であり、左側の点ABB′A′、および右側のDCC′D′で囲まれる側面が掬い面6,6であり、掬い面6,6と逃げ面5との互いの左右両境界領域のAB、DC線が主切刃7,7であり、なお且つ逃げ面5から取付面4にかけて取付用孔8が貫設されてなるスローアウエイチップにおいて、前記主切刃7,7に面する逃げ面5がその全域にかけて同一の曲率の凸曲状に膨出した凸曲面9に形成されてなることを特徴とするものである。
【0028】
この実施例の要部の一例にあっては、高さAA′=BB′=CC′=DD′であり、二つの切刃7,7が平行に形成されてなるものであり、これが取り付けられる工具本体2の取付座3は当然に周方向に所要の逃げ角が形成されており、この周方向に逃げ角を有する取付座3に何れかの切刃7が切削周面Sに面してチップ本体1が取り付けられることによって被削材との干渉を回避するための隙間Hが形成されるようになっている。
【0029】
そしてこの実施例の要部にあっては、上述のように逃げ面5に形成される凸曲面9は、主切刃7(稜線AB)の全域にわたって曲げ中心OA,OBからの同一の曲率半径rによってR状に形成されてなるものである。
【0030】
図1の(a)、(b)には、本発明の要部である曲率半径rでのA点での逃げ角αAr、同一曲率rでのB点での逃げ角αBrに対して、従来技術であるフラットな逃げ面の場合のA点での逃げ角αAf、同じくフラットな逃げ面の場合のB点での逃げ角αBfとを示してあり、この図示の状態から当然に、
【0031】
本発明のA点での逃げ角αAr<従来技術のA点での逃げ角αAf
本発明のB点での逃げ角αBr<従来技術のB点での逃げ角αBf
となり、逃げ面5を凸曲面9に形成することによって、本発明は従来のフラットな逃げ面に比べて逃げ角度が減少する効果があることが分かる。
【0033】
上述のように主切刃7に面する逃げ面5がその全域にかけて同一の曲率の凸曲面9に形成することによって、適性な逃げ角を設定すると同時に、極力大きなアキシャルレーキ角およびラジアルレーキ角、さらに良好な仕上げ面を得ることができる。即ち、前述のように周知のソリッドエンドミルの特徴に極力近いスローアウエイチップを製作することができる。
【0034】
図2〜図5は、本発明の実施例を示すものであって、この実施例にあっては、チップ本体に形成される主切刃7,7が互いに交叉状態に形成されてなるものである。
【0035】
即ち、高さAA′<BB′、CC′<DD′、AA′=CC′、BB′=DD′であり、主切刃7(稜線AB)とこれに対向する主切刃7(稜線CD)とが互いに交叉するよう傾斜して形成されている。
【0036】
このように、掬い面6,6および逃げ面5の左右両境界領域に形成される両主切刃7,7が互いに交叉するように傾斜して形成されることによって、図8に示すようにチップ本体1を工具本体2に取り付けたときに、出来る限り大きなアキシャルレーキ角θ1と、最適の逃げ角を有する一対の主切刃7,7を形成することができ、交換機能を有効に維持しながら切れ味の良いスローアウエイチップを提供することできる。
【0037】
なお、チップの製作に当たっては、粉末プレス焼結方法や射出成型法が可能であるし、最終のチップ本体に近似した形状に焼結したチップ素材を治具に取り付け、円筒研磨成形方法によって最適の円弧型逃げ面を有する本発明に係るチップ本体に形成することができ、一見困難に見えるチップの製作も簡単であり、コスト的な問題はあまりない。
【0038】
図6および図7は、チップ本体1の前後端面10,10と前記掬い面6,6との境界領域に副切刃11,11が形成され、該副切刃11,11は前記主切刃7,7に連続して形成されてなる実施例を示すものである。
【0039】
即ち、図7に示すように、点AA′B′Bで囲まれる部分を、点EFGHで囲まれる部分に切除して稜線AA′と、稜線ABに面する部分にそれぞれ所要の掬い角θ2,θ3を取ることによって稜線AA′を副切刃11とし、稜線ABを主切刃7とし、両切刃7、11が互いに連続して形成されるようにしたもので、このような掬い角を持った主切刃7,7の稜線を副切刃11,11まで延長することにより、副切刃11,11には、アキシャルレーキ角θ2に加えてチップ本体1の掬い角θ1分の掬い角が付き、被削材の底面での切削抵抗が減少し、切れ味が向上し、仕上げ面品質が向上し、さらに底面と平行な直線部(副切刃11)を設けることにより、さらえ刃として働くので、仕上げ面粗さを向上する効果が生まれる。
【0040】
この円弧逃げ面は必ずしも、チップ主逃げ面の全面に渡り必要というわけではなく、図13に示すように、磨耗したときの幅プラスαの切刃稜線を含む最小限の幅L1 (概略0.2mm以上)あれば十分である。
【0041】
さらにまたこの凸曲面9は、円弧状の曲面に限定されることはなく、図14および図15に示すように、複数の平面を段階的に形成した段面9a,9bに形成し、全体として実際の逃げ角が5°〜7°の近辺の逃げ面5に構成することでも同様の効果を持つことは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、主切刃の逃げ角を適正になり、切れ刃強度が大幅にアップし、チッピングや欠損が少なくなる。
【0043】
また本発明によれば、逃げ角が小さく適正になったために、その分ラジアルレーキ角を大きくとれ、切れ刃エッジもシャープにできるので、切削抵抗を大幅に減少することが出来る。
【0044】
従って本発明によれば、切削抵抗を大幅に下げることが出来るので、従来は難しかった小径への適用も可能となり、応用分野を広げることが出来る。
【0045】
特に本発明によれば、掬い面および逃げ面の左右境界領域に形成される両主切刃が互いに交叉するように傾斜して形成されるため、出来る限り大きなアキシャルレーキ角と、最適の逃げ角を有する一対の主切刃を形成することができ、交換機能を有効に維持しながら切れ味の良いスローアウエイチップを提供することができる。しかも本発明は、上記の作用を有するにも係わらず、チップ本体を工具本体の外周に沿って略周方向に取り付けるように縦型クランプ方式に適用されるものであるから、チップ本体の厚さ方向に主切削力がかかるので、チップ強度が高く、重切削でもチッピング等が少ない安定した加工が出来る
【0046】
また本発明によれば、チップ本体の逃げ面に形成される凸曲面は、その全域にわたって同一曲率によって形成されてなるため、チップ本体の成形が容易であり、安価に製作することができる。
【0047】
また請求項に係る発明によれは、チップ本体の逃げ面に形成される凸曲面は、段階的に変化する複数の段面からなるため、製作の比較的に容易な複数の平坦面からなる凸曲面に形成すればよいからそれだけ製作コストを低減することができる。
【0048】
また請求項に係る発明によれば、掬い角を持った主切刃の稜線を副切刃まで延長することにより、副切刃には、アキシャルレーキ角に加えてチップ本体1の掬い面の掬い角が付き、被削材の底面での切削抵抗が減少し、切れ味が向上し、仕上げ面品質が向上し、さらに底面と平行な直線部(副切刃)を設けることにより、さらえ刃として働くので、底仕上げ面の品質を向上することが出来る。
【0049】
また請求項4に係る発明によれば、高精度のスローアウエキチップと該チップを取り付けた切削工具を容易に製作することができ、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスローアウエイチップの実施例の要部を説明するための図を示すもので、そのうち(a)は側面図、(B)は正面図である。
【図2】 本発明の実施例の示すもので、そのうち(a)は側面図、(B)は正面図である。
【図3】 図2に示す実施例の斜視図である。
【図4】 同側面図である。
【図5】 同端面図である。
【図6】 更に同他の実施例の示すスローアウエイチップの斜視図である。
【図7】 同要部の斜視図である。
【図8】 同実施例に係るチップを工具本体に取り付けた状態を示す図である。
【図9】 本発明に係るスローアウエイチップを製作する際の理論的な説明をするための説明図である。
【図10】 同様の説明図である。
【図11】 本発明に係るスローアウエイチップを製作する際の理論的な説明をするための説明図である。
【図12】 同様の説明図である。
【図13】 本発明に係るスローウエイチップの他の実施例の斜視図である。
【図14】 同他の実施例を示す端面図である。
【図15】 同実施例の斜視図である。
【図16】 従来技術の使用状態を示す図である。
【図17】 従来技術の使用状態を示す図である。
【図18】 従来技術の使用状態を示す図である。
【図19】 従来技術の使用状態を示す図である。
【図20】 従来技術の使用状態を示す図である。
【図21】 従来技術のスローウアイチップの斜視図を示す。
【図22】 同スローウアエイチップを工具本体に取り付けた状態の図である。
【符号の説明】
1 チップ本体
2 工具本体
3 取付座
4 取付面
5 逃げ面
6 掬い面
7 主切刃
8 ネジ孔
9 凸曲面
10 端面
11 副切刃
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a throwaway tip attached to a tool main body or a plurality of throwaway tips and a rotary cutting tool attached with the tips.
[0002]
[Prior art]
There are a vertical clamp method and a horizontal clamp method as a method of attaching the throwaway tip to the rotary cutting tool.
[0003]
As shown in FIG. 16, the vertical clamping method is such that the chip body 1 is attached in the substantially circumferential direction along the outer periphery of the tool body 2, whereas the horizontal clamping method is as shown in FIG. The chip body 1 is inserted in the radial direction of the tool body 2 and attached. As can be seen from a comparison between the two figures, the vertical clamping method has a higher chip strength and heavy cutting because the main cutting force Pb is applied in the thickness Pa direction of the chip body 1 than the horizontal clamping method. However, it has long been recognized in the industry that stable processing with less chipping and the like can be performed.
[0004]
As for the tool body 2 as well, the vertical clamping method is clearer than the horizontal clamping type chip pocket 12a, as shown in FIG. 18 and FIG. Since it can be set as the structure which discharges | emits wa, it can be said that the rigidity of the tool main body 2 is high.
[0005]
In the case of the wedge clamp method, which is a type of a horizontal clamp method that is generally used as shown in FIG. 20, the tightening force by the wedge 13 gives distortion to the entire tool body during chip clamping. In addition, there is a problem that the contact accuracy of the cutting blade is deteriorated. On the other hand, in the case of the saddle type clamp method, as shown in FIG. 16 or FIG. 18, the clamp of the chip body 1 is clamped to the tool body 2 from the outer peripheral side by the screw 14. There is no such thing as generating distortion and reducing accuracy. In addition, in FIGS. 18-20, the code | symbol S is the cutting surrounding surface by the main cutting edge 7 with respect to a workpiece.
[0006]
On the other hand, as shown in FIG. 21, in the conventional vertical clamp system, the mounting surface 4 and the flank 5 of the chip body 1 and the main cutting edges 7 and 7 are basically parallel to each other. In addition, the tip body 1 may be used in a vertical shape along the outer peripheral surface of the tool body 2, and the edge of the flank 5 of the tip body 1 may interfere with the work material. Therefore, the actual clearance angle becomes larger than necessary, which causes a problem that the strength of the cutting edge is lowered and the advantage of the vertical clamping method of the folding angle cannot be utilized.
[0007]
Further, in the conventional vertical clamp system, as shown in FIG. 16, generally, the radial rake angle β is large and negative, so that the cutting resistance is large, which is generally a relatively large diameter. Roughing with face mills and face mills is designed with an emphasis on the use of large horsepower machines, and it has been difficult to apply to small-diameter rotary cutting tools. The improvement of the secondary cutting edge 11 in charge of was left behind.
[0008]
Needless to say, in order to achieve the bottom-up surface processing well, the width and angle of the secondary cutting edge are important.
[0009]
However, as shown in FIG. 22, there is a conventional example in which a chamfer angle α is provided to reduce the cutting resistance of the main cutting edge 7 when the chip body 1 is attached to the tool body 2, but it is ugly to the sub cutting edge 11. There was no horn in the past. Therefore, dissatisfaction remained with respect to the machining of the bottom finish surface of the work material.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention pays attention to the importance of the clearance angle, and further has a large axial rake angle as much as possible, low cutting resistance, high cutting edge strength, and a throw-away tip capable of processing with a good finished surface and a small diameter. The purpose is to propose a rotary cutting tool that can be manufactured up to.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, according to the invention according to claim 1, the bottom surface of the chip body 1 made of a substantially parallelogram-shaped thick plate is the mounting surface 4 fixed to the mounting seat 3 of the tool body 2, The flank 5 is formed on the convex curved surface 9 whose surface bulges convexly, the left and right sides are scooping surfaces 6 and 6 for cutting the work material, and the scooping surfaces 6 and 6 and the flank 5 The left and right boundary regions are the main cutting edge 7, and a mounting screw hole 8 is provided from the flank 5 to the mounting surface 4 so as to be attached in a substantially circumferential direction along the outer peripheral surface of the tool body 2. In the vertical clamp type throw-away tip, the convex curved surface 9 formed on the flank 5 is formed into a convex curve having the same curvature over the entire area, and both the scooping surfaces 6 and 6 and the left and right sides of the flank 5 are provided. Both main cutting edges 7 formed in the boundary region are inclined so as to cross each other. It is characterized by being formed . Further, by configuring the flank substantially in an R shape, it has been possible to solve the above-mentioned problems related to a chip having a parallel, single flat flank.
[0012]
As described above, the flank 5 facing the main cutting edge 7 is formed into a convex curved surface 9 having the same curvature over the entire area, thereby setting an appropriate flank angle, and at the same time, an axial rake angle and a radial rake angle as large as possible. Furthermore, a good finished surface can be obtained. That is, as will be described later, a throw-away tip that is as close as possible to the characteristics of a known solid end mill can be manufactured.
[0013]
In particular, as described above, the main cutting edges 7 and 7 formed in the left and right boundary regions of the scooping surfaces 6 and 6 and the flank 5 are formed so as to be inclined so as to intersect with each other, so that the axial is as large as possible. A pair of main cutting edges having a rake angle and an optimum clearance angle can be formed, and a throwaway tip with good sharpness can be provided while effectively maintaining the exchange function (FIGS. 2 to 5).
[0014]
The concept behind the invention according to claim 1 will be described. Needless to say, the ideal cutting edge shape is a solid Lind mill T as shown in FIG. The solid end mill T is polished to the maximum axial rake angle (in the case of a solid end mill, it is called the torsion angle, usually 30 ° or more), and the maximum radial rake angle (generally, it is generally referred to as a large angle of 5 ° to About 15 °) and a maximum clearance angle (usually 5 ° to 7 °).
[0015]
Ideally, the configuration of the blade portion Ta of the solid end mill T should be taken out as shown in FIG. 10 and reproduced as it is as the configuration of the throwaway tip. However, the throwaway tip is different from the solid end mill. The axial rake angle is limited to about 10 ° due to constraints such as the tip being independent from the tool body, the tip's unique shape, and the tip's own molding method. It has been devised to suppress the cutting resistance by adding a large scooping angle to the scooping surface of the main body and taking a large radial rake angle, and adopts the blade part of the solid end mill as it is as the structure of the throwaway tip I can't do it.
[0016]
On the other hand, if the throwaway tip is brought as close as possible to the shape of the solid end mill, which is the ideal blade shape, and the economy that is the feature of the throwaway tip method is utilized, the number of main cutting edges of the tip, That is, at least a plurality of exchangeable cutting edges are required.
[0017]
The present inventor has succeeded in overcoming the above-mentioned constraints, and first focused on the basic shape of an ideal solid end mill in terms of cutting. That is,
(1) The solid end mill has a cylindrical shape as shown in FIG.
(2) Make a torsion angle (axial rake angle) in the cylinder (Figs. 9 and 11),
(3) Further, in the solid end mill, an eccentric second angle (R-shaped second surface), which is an ideal flank, is provided for the width corresponding to the flank of the chip body (FIG. 9).
(4) If this R-shaped second surface, that is, the convex curved surface portion is cut and formed into a throwaway tip shape as shown in FIG. 10, a throwaway tip having at least two main cutting edges can be formed. Become.
[0018]
In other words, as shown in FIGS. 11 and 12, the piece 16 (chip) is cut out from the cylindrical body 15 in a size suitable for being attached to the tool body, and this piece 16 (chip) is shown in FIG. 12. Thus, if it is configured to be attached by rotating 5 ° to 7 ° in the circumferential direction so that a clearance angle θ of about 5 ° to 7 ° is attached to the tool body 2, the rotary cutting tool close to an ideal state is obtained. Will be formed.
[0019]
The invention according to claim 1 (FIGS. 1 to 5) is embodied based on the above-described concept.
[0020]
[0022]
In the invention according to claim 2, the convex curved surface 9 formed on the flank 5 is formed of a plurality of stepped surfaces 9 a and 9 b that change stepwise. (FIGS. 13 to 15).
[0023]
According to the third aspect of the invention, as shown in FIGS. 6 and 7, the auxiliary cutting edges 11, 11 are formed in the boundary region between the front and rear end faces 10, 10 of the chip body 1 and the scooping faces 6, 6. The sub-cutting blades 11 and 11 are formed to be continuous with the main cutting blades 7 and 7 and have the structure according to claim 1 or 2.
[0024]
That is, according to the third aspect of the invention, by extending the ridge line of the main cutting blades 7 and 7 having a narrow angle to the auxiliary cutting blades 11 and 11, the auxiliary cutting blades 11 and 11 have an axial rake angle. In addition to θ2, the chip body 1 has a rake angle corresponding to the rake angle θ1, which reduces the cutting resistance at the bottom surface of the work material, improves the sharpness, improves the quality of the finished surface, and further improves the straight surface portion parallel to the bottom surface. By providing the (secondary cutting edge 11), it works as a cutting edge, so that the effect of improving the finished surface roughness is produced.
[0025]
Further, according to the invention according to claim 4 , any one of claims 1 to 3, further comprising a required axial rake angle θ1 (axial rake angle) and a radial rake angle β (radial rake angle) (FIG. 1). The present invention relates to a rotary cutting tool in which the described throwaway tip is attached to a tool body 2 provided with a mounting seat 3 parallel to the axial direction.
[0026]
According to the present invention, the mounting seat 3 (FIG. 8) on the tool body 2 side may be manufactured so as to be parallel to the axial direction.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a diagram for explaining a main part of an embodiment of the present invention .
First, referring to FIGS. 1A and 1B, in the chip body 1 made of a substantially parallelogram-shaped thick plate, the bottom surface surrounded by the points A′B′C′D ′ is the mounting seat 3 of the tool body 2. The surface surrounded by the point ABCD is the flank 5 and the side surface surrounded by the left point ABB′A ′ and the right DCC′D ′ is the scooping surfaces 6 and 6. The AB and DC lines in the left and right boundary areas of the scooping surfaces 6 and 6 and the flank 5 are the main cutting edges 7 and 7, and the mounting hole 8 extends from the flank 5 to the mounting surface 4. The throwaway tip thus formed is characterized in that the flank 5 facing the main cutting edges 7 and 7 is formed as a convex curved surface 9 bulging in a convex shape with the same curvature over the entire area. It is.
[0028]
In an example of the main part of this embodiment, the height is AA ′ = BB ′ = CC ′ = DD ′, and two cutting blades 7 and 7 are formed in parallel, and this is attached. The mounting seat 3 of the tool body 2 naturally has a required clearance angle in the circumferential direction, and any one of the cutting edges 7 faces the cutting circumferential surface S on the mounting seat 3 having the clearance angle in the circumferential direction. By attaching the chip body 1, a gap H for avoiding interference with the work material is formed.
[0029]
In the main part of this embodiment, the convex curved surface 9 formed on the flank 5 as described above has the same radius of curvature from the bending centers OA and OB over the entire area of the main cutting edge 7 (ridge line AB). It is formed in an R shape by r.
[0030]
1 (a) and 1 (b), the clearance angle αAr at the point A at the radius of curvature r and the clearance angle αBr at the point B at the same curvature r are shown in FIG. The clearance angle αAf at point A in the case of a flat flank, which is a technique, and the clearance angle αBf at point B in the case of a flat flank are shown.
[0031]
The clearance angle αAr at the point A of the present invention <the clearance angle αAf at the point A of the prior art
The clearance angle αBr at the point B of the present invention <the clearance angle αBf at the point B of the prior art
Thus, by forming the flank 5 on the convex curved surface 9, it can be seen that the present invention has an effect of reducing the flank angle as compared with the conventional flat flank.
[0033]
As described above, the flank 5 facing the main cutting edge 7 is formed into a convex curved surface 9 having the same curvature over the entire area, thereby setting an appropriate flank angle, and at the same time, an axial rake angle and a radial rake angle as large as possible. Furthermore, a good finished surface can be obtained. That is, as described above, a throw-away tip that is as close as possible to the characteristics of a known solid end mill can be manufactured.
[0034]
2 to 5 show an embodiment of the present invention. In this embodiment , the main cutting edges 7 and 7 formed on the chip body are formed in a crossed state. is there.
[0035]
That is, the heights AA ′ <BB ′, CC ′ <DD ′, AA ′ = CC ′, BB ′ = DD ′, and the main cutting edge 7 (ridge line AB) and the main cutting edge 7 (ridge line CD) opposite to the main cutting edge 7 Are inclined so as to cross each other.
[0036]
As shown in FIG. 8, the two main cutting edges 7 and 7 formed in the left and right boundary regions of the scooping surfaces 6 and 6 and the flank 5 are thus inclined so as to cross each other. When the chip body 1 is attached to the tool body 2, the pair of main cutting edges 7 and 7 having the largest possible rake angle θ1 and the optimum clearance angle can be formed, and the exchange function is effectively maintained. However, it is possible to provide a throwaway chip with a good sharpness.
[0037]
In the production of chips, powder press sintering method or injection molding method is possible, and the chip material sintered in a shape approximate to the final chip body is attached to a jig, and the most suitable by cylindrical polishing molding method The chip body according to the present invention having the arc-shaped flank face can be formed, and it is easy to manufacture a chip which looks difficult at first glance.
[0038]
6 and 7, sub-cutting blades 11 and 11 are formed in a boundary region between the front and rear end surfaces 10 and 10 of the chip body 1 and the scooping surfaces 6 and 6, and the sub-cutting blades 11 and 11 7 shows an embodiment formed continuously with 7,7.
[0039]
That is, as shown in FIG. 7, the part surrounded by the point AA′B′B is cut into the part surrounded by the point EFGH, and the necessary scooping angles θ 2, respectively, are formed on the ridge line AA ′ and the part facing the ridge line AB. By taking θ3, the ridgeline AA ′ is the secondary cutting edge 11, the ridgeline AB is the main cutting edge 7, and the two cutting edges 7 and 11 are formed continuously with each other. By extending the ridge line of the main cutting blades 7 and 7 to the auxiliary cutting blades 11 and 11, the auxiliary cutting blades 11 and 11 have a rake angle corresponding to the rake angle θ1 of the chip body 1 in addition to the axial rake angle θ2. The cutting resistance at the bottom of the work material is reduced, the sharpness is improved, the quality of the finished surface is improved, and a straight part (sub cutting edge 11) parallel to the bottom is provided to serve as a cutting edge. Therefore, the effect of improving the finished surface roughness is born.
[0040]
This arc flank is not necessarily required to cover the entire surface of the main chip flank. As shown in FIG. 13, a minimum width L 1 including a cutting edge ridge line of the width plus α when worn as shown in FIG. .2 mm or more) is sufficient.
[0041]
Furthermore, the convex curved surface 9 is not limited to an arcuate curved surface, and is formed on stepped surfaces 9a and 9b in which a plurality of planes are formed stepwise as shown in FIGS. It goes without saying that the same effect can be obtained by configuring the flank 5 in the vicinity of an actual clearance angle of 5 ° to 7 °.
[0042]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the clearance angle of the main cutting edge becomes appropriate, the cutting edge strength is significantly increased, and chipping and chipping are reduced.
[0043]
According to the present invention, since the clearance angle is small and appropriate, the radial rake angle can be increased accordingly, and the cutting edge can be sharpened, so that the cutting resistance can be greatly reduced.
[0044]
Therefore, according to the present invention, the cutting resistance can be greatly reduced, so that it is possible to apply to a small diameter, which has been difficult in the past, and the application field can be expanded.
[0045]
In particular, according to the present invention, since both main cutting edges formed in the right and left boundary regions of the scooping surface and the flank are inclined so as to cross each other, the largest possible rake angle and the optimum flank angle A pair of main cutting edges can be formed, and a slow-away tip with good sharpness can be provided while effectively maintaining the exchange function. In addition, the present invention is applied to the vertical clamping system so that the chip body is attached in the substantially circumferential direction along the outer periphery of the tool body, despite the above-described action. Since the main cutting force is applied in the direction, the chip strength is high, and stable machining with little chipping and the like can be performed even with heavy cutting .
[0046]
According to the present invention , since the convex curved surface formed on the flank of the chip body is formed with the same curvature over the entire area, the chip body can be easily molded and can be manufactured at low cost.
[0047]
According to the second aspect of the present invention, the convex curved surface formed on the flank of the chip body is composed of a plurality of stepped surfaces that change stepwise, and thus is composed of a plurality of flat surfaces that are relatively easy to manufacture. Since it is sufficient to form the convex curved surface, the manufacturing cost can be reduced accordingly.
[0048]
According to the invention of claim 3 , by extending the ridge line of the main cutting edge having a chamfering angle to the sub cutting edge, the sub cutting edge has a scooping surface of the chip body 1 in addition to the axial rake angle. With a chamfered corner, cutting resistance at the bottom surface of the work material is reduced, sharpness is improved, finished surface quality is improved, and a straight part (sub cutting edge) parallel to the bottom surface is provided, so Since it works, the quality of the bottom finish surface can be improved.
[0049]
According to the invention of claim 4, a high-precision throw-away tip and a cutting tool to which the tip is attached can be easily manufactured, and can be provided at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1A and 1B are diagrams for explaining a main part of an embodiment of a throwaway tip according to the present invention, in which FIG. 1A is a side view and FIG. 1B is a front view.
FIG. 2 shows an embodiment of the present invention, in which (a) is a side view and (B) is a front view.
FIG. 3 is a perspective view of the embodiment shown in FIG.
FIG. 4 is a side view of the same.
FIG. 5 is an end view of the same.
FIG. 6 is a perspective view of a throwaway tip according to another embodiment.
FIG. 7 is a perspective view of the main part.
FIG. 8 is a view showing a state in which the tip according to the embodiment is attached to the tool body.
FIG. 9 is an explanatory diagram for theoretically explaining the production of the throwaway tip according to the present invention.
FIG. 10 is a similar explanatory diagram.
FIG. 11 is an explanatory diagram for theoretical explanation when manufacturing the throwaway tip according to the present invention.
FIG. 12 is a similar explanatory diagram.
FIG. 13 is a perspective view of another embodiment of the slowway tip according to the present invention.
FIG. 14 is an end view showing another embodiment.
FIG. 15 is a perspective view of the same embodiment.
FIG. 16 is a diagram showing a state of use of the prior art.
FIG. 17 is a diagram showing a state of use of the prior art.
FIG. 18 is a diagram showing a state of use of the prior art.
FIG. 19 is a diagram showing a state of use of the prior art.
FIG. 20 is a diagram showing a state of use of the prior art.
FIG. 21 shows a perspective view of a conventional slow eye tip.
FIG. 22 is a view showing a state in which the throw-away tip is attached to the tool body.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Tip main body 2 Tool main body 3 Mounting seat 4 Mounting surface 5 Relief surface 6 Scuffing surface 7 Main cutting edge 8 Screw hole 9 Convex curved surface 10 End surface 11 Sub cutting edge

Claims (4)

略平行四辺形状の厚板からなるチップ本体の底面が工具本体の取付座に固定される取付面であり、表面が凸状に膨出した凸曲面に形成された逃げ面であり 、左右両側面が被削材を切削する掬い面であり、掬い面と逃げ面との互いの左右両境界領域が主切刃であり、なお且つ逃げ面から取付面にかけて取付用のネジ孔が貫設され、工具本体の外周面に沿って略周方向に取り付けられる縦型クランプ方式のスローアウエイチップにおいて、前記逃げ面に形成される凸曲面はその全域にわたって同一の曲率の凸曲状に形成されると共に、掬い面および逃げ面の左右両境界領域に形成される両主切刃は、互いに交差するように傾斜して形成されてなることを特徴とするスローアウエイチップ。The bottom surface of the chip body made of a substantially parallelogram-shaped thick plate is a mounting surface that is fixed to the mounting seat of the tool body, and is a relief surface that is formed as a convex curved surface whose surface bulges in a convex shape. Is a scooping surface for cutting the work material, the left and right boundary areas of the scooping surface and the flank are the main cutting edges, and the mounting screw holes are penetrating from the flank to the mounting surface , In the vertical clamp type throw-away tip attached in the substantially circumferential direction along the outer peripheral surface of the tool body, the convex curved surface formed on the flank is formed into a convex curved shape with the same curvature over the entire area, A throwaway tip characterized in that the two main cutting edges formed in the left and right boundary regions of the scooping surface and the flank surface are formed to be inclined so as to cross each other . 前記逃げ面に形成される凸曲面は、段階的に変化する複数の段面からなる請求項1記載のスローアウエイチップ。  The throwaway tip according to claim 1, wherein the convex curved surface formed on the flank comprises a plurality of stepped surfaces that change stepwise. チップ本体の前後端面と前記掬い面との境界領域に副切刃が形成され、該副切刃は前記主切刃に連続して形成されてなる請求項1または2に記載のスローアウエイチップ。  3. The throwaway tip according to claim 1, wherein a secondary cutting edge is formed in a boundary region between the front and rear end faces of the chip body and the scooping surface, and the secondary cutting edge is formed continuously with the main cutting edge. 所要の軸方向掬い角(アキシャルレーキ角)と径方向掬い角(ラジアルレーキ角)とを備えた請求項1〜3のいずれか記載のスローアウエイチップは、軸方向に平行な取付座を備えた工具本体に取り付けられてなる回転切削工具。  The throwaway tip according to any one of claims 1 to 3, comprising a required axial rake angle (axial rake angle) and a radial rake angle (radial rake angle), and a mounting seat parallel to the axial direction. A rotary cutting tool attached to the tool body.
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