JP3848261B2 - Iron lid with asphalt layer - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アスファルト層を有する鉄蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鉄蓋表面にはスリップ防止のために凹凸模様を形成しているのが普通である。凹凸模様のデザインの形態は、滑りやすさに大きな影響を持つので、例えば図8に示すような規則性、方向性を有するデザインは好ましくないとされ、従ってデザインは制約受けざるを得ない。また、特にスリップ防止を求められる坂道や交差点などの鉄蓋については、スリップ防止柄と称する特殊な凹凸を持った模様を有するものが使用されるが、それらは鋳型の製造が困難であるとか、鋳造時に鋳型の砂が崩れやすいといった問題がある。従って製造にも特別の配慮を必要とし、高価である。
【0003】
他に、消火栓用鉄蓋など視認性を要求される鉄蓋には、鉄蓋表面の防錆皮膜と同材質の着色樹脂を用いて鮮やかな着色を施すことに伴う問題がある。鉄蓋表面の凹部が着色樹脂によって埋められる場合、例えば6mm深さに対して4mm程度充填しないと、樹脂強度が弱く樹脂が割れてしまうので、2mm程度の深さしか残らないことになり、滑り止め効果が低下する。一方、充填された着色樹脂部分は表面が平滑化され、降雨により鉄蓋表面が濡れると、著しく滑り易くなり事故の原因となることが懸念される。
【0004】
これらの問題を解決するために、鉄蓋の表面にアスファルトを充填することは従来から着想され、試みられて来たことである。しかしアスファルトは鉄蓋との接着性が悪く、鉄蓋表面の凹部に充填しても僅かな衝撃で剥離してしまい実用に到っていない。従来のアスファルトを鉄蓋表面に固定するには、凹部の深さを20mm程度もしくはそれ以上と深くせざるを得ず、鉄蓋重量の増加であるとか、鉄蓋構造の特殊化というような問題を生じることになった。従って小さな柄の模様が多い従来の鉄蓋にアスファルトを充填することが適さないのは言うまでもないことである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、鉄蓋表面のデザインに制約を受けずにアスファルト層を固定できるようにすることである。また本発明の他の課題は、特殊な構造を必要とせずに確実にアスファルト層を固定できるようにすることである。また本発明の他の課題は、スリップ防止が可能なアスファルト層を有するカラー鉄蓋を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために本発明は、表面に防錆のための皮膜を有する鉄蓋について、その皮膜上にアスファルト層を形成するために、鉄蓋表面の防錆皮膜と親和性を有するプライマーを鉄蓋表面に塗布し、鉄蓋表面に形成するアスファルト層の厚さの50%を最大とする粒径のものから成る骨材を含むアスファルト混合物を鉄蓋表面に供給してほぼ一様な厚さにアスファルト層を固定する、という手段を講じたものである。なお、本発明においてアスファルトとは、アスファルトと骨材を混合したアスファルト混合物を意味するものとする。
【0007】
鉄蓋表面に設けられる防錆手段として、鉄蓋生産工程の最終段階で皮膜が形成される。防錆皮膜は液体を塗布して形成されるが、皮膜成分はエポキシ樹脂であるとか、アクリル樹脂などの合成樹脂塗料が主である。しかし鉄蓋表面に良く密着するのであれば上記に限られるものではない。
【0008】
防錆皮膜上にアスファルト層を形成するために、防錆皮膜と親和性を有するプライマーを、鉄蓋表面の防錆皮膜に重ねて塗布する。プライマーは、鉄蓋塗装とも呼ばれる上記防錆皮膜とアスファルトとを接着させる接着剤として機能するものであり、防錆皮膜ともアスファルトとも親和性を有する。もし、防錆皮膜又はアスファルトのどちらかとの親和性が良好でない場合には、防錆皮膜に対して親和性を有するプライマーAと、アスファルトに対して親和性を有するプライマーBとを使用し、所期の接着機能を確保する。この場合、プライマーAとBとが相互に親和性を持つべきことは言うまでもない。
【0009】
アスファルトは、かくしてプライマーにより鉄蓋に強固に接着されることになるが、使用するアスファルトには、鉄蓋表面に形成するアスファルト層の厚さの50%を最大の粒径とする骨材を混合するものとする。例えばアスファルト層を6mmの厚さとするときには骨材の粒径を3mm以下、より好ましくは2mm以下(この場合、骨材の最大粒径はアスファルト層の33%になる。)である。またアスファルトそれ自体の種類及び品質は自由に選択することができるが、より好ましいのは常温効果型特殊アスファルトと呼ばれる種類のものである。常温効果型アスファルトは、転圧を必要とせず、加熱設備等特殊な設備や環境は不要なため現場での施工も容易である。
【0010】
本発明にかかる鉄蓋は、特別な形状、構造を必要とするものではなく、アスファルト層を6mmの厚さを想定したことからも分かるように、鉄蓋表面に一般的に設けられる模様の凹部を利用して実施することができるものであり、市場に出回っているあらゆる鉄蓋が対象となると考えて良い。また、アスファルトに顔料を混合した着色特殊アスファルトを使用することにより、カラー鉄蓋を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図示の例を参照して本発明をより詳細に説明する。図1は本発明に係るアスファルト層を有する鉄蓋10を示しており、11は鉄蓋表面の模様の凸部、12は同じく凹部を示している。鉄蓋表面13にはエポキシ系塗料を塗布して防錆皮膜が形成されている。
【0012】
鉄蓋表面13には、防錆皮膜と親和性を有するプライマーが塗布してあり、さらに、鉄蓋表面13に形成するアスファルト層14の厚さの3分の1を最大粒径とする骨材を含むアスファルトが鉄蓋13上に供給され、ほぼ一様な厚さのアスファルト層14を主として凹部12に形成した形態となっている。図1(a)に破線で示された表面模様から推測できるように、アスファルト層14は凸部11を覆った状態に設けられていても良い。
【0013】
図1に示された鉄蓋10は図2ないし図5に示されている作業を経て製造される。例示の鉄蓋10はダクタイル鋳鉄製であり、鉄蓋表面13にはエポキシ樹脂より成る防錆皮膜が形成されているものとする。なお、図6に製造工程を併せて示す。この段階は図6ではa又はbの工程である。
【0014】
まず、鉄蓋表面13の防錆皮膜上に、防錆皮膜と親和性を有するプライマーAを塗布する。この工程は図2に示されているが、図2では中央の白線15で2分した左右両側に防錆皮膜と親和性を有するプライマーAを塗布し、さらに右半分には特殊アスファルトと親和性を有するプライマーBを塗布して、アスファルト固定力の差をも把握できるようにするものである。
【0015】
次に、骨材或いは必要な顔料と混合した、常温硬化型特殊アスファルトを鉄蓋表面13に供給し(図6のc)、図3に示すように、コテなどを用いて表面を平らにならす(図6のd)。図4は、ほぼ一様な厚さに固定されたアスファルト層14を有する本発明の鉄蓋10を示す。従って、図5及び図6のdの状態は本発明に係る鉄蓋の完成品のものを示している。この鉄蓋表面のアスファルト層14は、例えば路面に設置され自動車のタイヤにより摩耗すると、図6のeに示したような状態となる。16はアスファルト層14の厚さの3分の1を越えない粒径を持つ骨材を示している。図5は鉄蓋10に衝撃を加えてアスファルト層14の固着力を評価した状態を示すもので、プライマーAのみの部分、プライマーA、B併用部分及びプライマーなしの中央部として示されているとおり、アスファルト層14の剥離強度の差としてあらわれる。
【0016】
【実施例】
このような本発明の鉄蓋を、
プライマーA→特殊アスファルト溶剤系(塗布量0.2kg/m2)、
プライマーB→特殊アスファルト乳剤系(塗布量0.2kg/m2)、
として、プライマーAもBも用いないもの、プライマーAのみを用いたもの、及びプライマーAとBを用いたものを作製し、重量約45kgの鉄蓋表面の凹部に約2kg充填した。
【0017】
プライマーAは塗布後約10分、プライマーBは塗布後約20分で乾燥し、特殊アスファルトは充填後30分で硬化し、合計すると約1時間で、本発明のアスファルト層を有する鉄蓋を製作することができた。
【0018】
【試験例】
前記実施例において製作した3種類のアスファルト層を有する鉄蓋について、図7に示す引張接着強度試験機を用いてアスファルト層の固定強度を評価するためのテストを行った。試験内容は、エポキシ樹脂をコーティングした鉄板(50mm四方)を基材として、プライマーA、Bなしの場合、プライマーAのみ使用の場合、プライマーAとBとを併用の場合の3例に分け、各基材に常温硬化型特殊アスファルトを固着し、所定材令まで養生後、エポキシ樹脂系アスファルトに固着し、養生後、図7に示す建研式引張接着強度試験機により試験を行った。その結果を以下に示す。
鉄蓋塗装とプライマー無しのアスファルト接着強度=剪断強度→0.012(N/mm2)、
鉄蓋塗装とプライマーAのみの場合のアスファルト接着強度=剪断強度→0.229(N/mm2)、
鉄蓋塗装とプライマーA+B併用の場合のアスファルト接着強度=剪断強度→0.612(N/mm2)。
【0019】
なお、プライマーBのみの場合はプライマー無しと変わらない結果であった。このことからプライマーAのみ使用でもプライマー無しの場合に比較すると20倍近い高剪断強度を得られることが分かり、プライマーA、B併用ではさらにそのプライマーAのみの3倍近い剪断強度を得られることが分かる。
【0020】
このように本発明によれば、図8に示されるような方向性を持つデザイン蓋に対しても、図1に示すように主として凹部12にアスファルト層14を固定することにより、スリップ防止を図ることができるようになる。またその製造は工場内でも現場でも可能であり、さらに既設のマンホール蓋にアスファルトを充填する途も拓かれる。
【0021】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、鉄蓋表面にアスファルト層を固定することができ、鉄蓋それ自体は従来同様の形状、構造のままで良いから、実施が容易であるとともに、既設の鉄蓋も改造してアスファルト層を有する鉄蓋に変えることができ、またアスファルト層への顔料混合によりカラー鉄蓋を容易に提供することができ、さらに鉄蓋表面のデザインに制約を受けずに済むようになるのでデザインの自由度が拡がる等顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明に係るアスファルト層を有する鉄蓋の1例を示す平面図。
(b)図1(a)のB−B断面図。
【図2】鉄蓋表面にプライマーを塗布している状態の説明図。
【図3】鉄蓋表面に特殊アスファルトを供給している状態の説明図。
【図4】完成した本発明の鉄蓋の表面図。
【図5】アスファルト層剥離実験後の鉄蓋表面の状態を示す表面図。
【図6】製造工程説明図。
【図7】引張接着試験に関する説明図。
【図8】従来のスリップを起こし易い鉄蓋の平面図。
【符号の説明】
10 鉄蓋
11 鉄蓋表面の凸部
12 同じく凹部
13 鉄蓋表面
14 アスファルト層
16 骨材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an iron lid having an asphalt layer.
[0002]
[Prior art]
In general, an uneven pattern is usually formed on the iron lid surface to prevent slipping. Since the shape of the concavo-convex design has a great influence on slipperiness, for example, a design having regularity and direction as shown in FIG. 8, for example, is not preferable, and the design must be constrained. In addition, for iron lids such as slopes and intersections where slip prevention is particularly required, those with special irregularities called anti-slip patterns are used, but they are difficult to manufacture molds, There is a problem that the sand of the mold tends to collapse during casting. Therefore, special consideration is required for manufacturing, and it is expensive.
[0003]
In addition, iron lids that require visibility, such as an iron lid for a fire hydrant, have a problem associated with vivid coloring using a colored resin of the same material as the rust preventive film on the iron lid surface. When the recess on the surface of the iron lid is filled with colored resin, for example, if it is not filled with about 4 mm with respect to the depth of 6 mm, the resin will be weak and the resin will be cracked. The stopping effect is reduced. On the other hand, the surface of the filled colored resin portion is smoothed, and if the surface of the iron lid gets wet due to rain, there is a concern that it may become extremely slippery and cause an accident.
[0004]
In order to solve these problems, filling the surface of the iron lid with asphalt has been conventionally conceived and attempted. However, asphalt has poor adhesiveness with the iron lid, and even if it fills the concave portion on the surface of the iron lid, it is peeled off with a slight impact and is not yet practical. In order to fix the conventional asphalt to the iron lid surface, the depth of the recess must be increased to about 20 mm or more, which is an increase in the weight of the iron lid or the specialization of the iron lid structure. Will end up. Therefore, it goes without saying that it is not suitable to fill asphalt in a conventional iron lid with many small patterns.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made paying attention to the above-mentioned points, and an object thereof is to enable the asphalt layer to be fixed without being restricted by the design of the iron lid surface. Another object of the present invention is to enable the asphalt layer to be securely fixed without requiring a special structure. Another object of the present invention is to provide a colored iron lid having an asphalt layer capable of preventing slip.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention has an affinity for a rust preventive film on the surface of an iron lid in order to form an asphalt layer on the film with respect to an iron cover having a rust preventive film on the surface. A primer is applied to the surface of the iron lid, and an asphalt mixture containing aggregates having a particle size maximizing 50% of the thickness of the asphalt layer formed on the surface of the iron lid is supplied to the surface of the iron lid. This means that the asphalt layer is fixed to a certain thickness. In the present invention, asphalt means an asphalt mixture obtained by mixing asphalt and aggregate.
[0007]
As a rust prevention means provided on the surface of the iron lid, a film is formed at the final stage of the iron lid production process. The anticorrosive film is formed by applying a liquid, but the film component is mainly an epoxy resin or a synthetic resin paint such as an acrylic resin. However, it is not limited to the above as long as it adheres well to the surface of the iron lid.
[0008]
In order to form an asphalt layer on the rust preventive film, a primer having affinity with the rust preventive film is applied on the rust preventive film on the surface of the iron lid. The primer functions as an adhesive for adhering the rust preventive film and asphalt, which is also called iron lid coating, and has an affinity with the rust preventive film and asphalt. If the affinity with either the rust preventive film or asphalt is not good, use primer A having affinity for the rust preventive film and primer B having affinity for the asphalt. Ensure the adhesive function of the period. In this case, it goes without saying that the primers A and B should have an affinity for each other.
[0009]
Asphalt is thus firmly bonded to the iron lid by the primer, but the asphalt to be used is mixed with an aggregate having a maximum particle size of 50% of the thickness of the asphalt layer formed on the iron lid surface. It shall be. For example, when the asphalt layer has a thickness of 6 mm, the particle size of the aggregate is 3 mm or less, more preferably 2 mm or less (in this case, the maximum particle size of the aggregate is 33% of the asphalt layer). The kind and quality of the asphalt itself can be freely selected, but a kind called a normal temperature effect type special asphalt is more preferable. Room temperature effect type asphalt does not require rolling pressure, and special equipment such as heating equipment and environment are not required, so construction on site is easy.
[0010]
The iron lid according to the present invention does not require a special shape and structure, and as can be understood from the assumption that the asphalt layer has a thickness of 6 mm, a concave portion having a pattern generally provided on the iron lid surface. It can be implemented by using any of the iron covers that are on the market. In addition, a colored iron lid can be provided by using a colored special asphalt obtained by mixing a pigment with asphalt.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to the illustrated example. FIG. 1 shows an
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
First, the primer A having affinity with the rust preventive film is applied on the rust preventive film on the
[0015]
Next, room temperature curing type special asphalt mixed with aggregate or necessary pigment is supplied to the iron lid surface 13 (FIG. 6c), and the surface is flattened using a trowel or the like as shown in FIG. (D in FIG. 6). FIG. 4 shows the
[0016]
【Example】
Such an iron lid of the present invention,
Primer A → Special asphalt solvent system (coating amount 0.2 kg / m 2 ),
Primer B → Special asphalt emulsion system (coating amount 0.2 kg / m 2 ),
As a sample, a sample using neither Primer A nor B, a sample using only Primer A, or a sample using Primers A and B was prepared, and about 2 kg was filled in a recess on the surface of an iron lid having a weight of about 45 kg.
[0017]
Primer A is dried about 10 minutes after application, Primer B is dried about 20 minutes after application, special asphalt is cured 30 minutes after filling, and in total about 1 hour, the iron lid having the asphalt layer of the present invention is manufactured. We were able to.
[0018]
[Test example]
A test for evaluating the fixing strength of the asphalt layer was performed on the iron lid having the three types of asphalt layers manufactured in the above-described example using a tensile adhesive strength tester shown in FIG. The content of the test is divided into three cases where an iron plate coated with an epoxy resin (50 mm square) is used as a base material, without primer A and B, when only primer A is used, and when primer A and B are used in combination. A room-temperature-curing special asphalt was fixed to the base material, and after curing to a predetermined age, it was fixed to an epoxy resin asphalt. After curing, the test was conducted with a Kenken type tensile adhesive strength tester shown in FIG. The results are shown below.
Iron lid coating and primer-free asphalt adhesive strength = shear strength → 0.012 (N / mm 2 ),
Asphalt bond strength = shear strength → 0.229 (N / mm 2 ) in the case of only iron lid coating and primer A
Asphalt bond strength in the case of combined use of iron lid and primer A + B = shear strength → 0.612 (N / mm 2 ).
[0019]
In the case of primer B alone, the result was the same as that without primer. From this, it can be seen that even when only primer A is used, a shearing strength nearly 20 times higher than that without primer can be obtained, and in combination with primer A and B, a shearing strength nearly 3 times that of primer A alone can be further obtained. I understand.
[0020]
As described above, according to the present invention, even for a design lid having the direction as shown in FIG. 8, the
[0021]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured and operates as described above, the asphalt layer can be fixed to the surface of the iron lid, and the iron lid itself may have the same shape and structure as the conventional one. At the same time, the existing iron lid can also be modified to an iron lid with an asphalt layer, and a color iron lid can be easily provided by mixing pigments in the asphalt layer, and the design of the iron lid surface Since there is no need to be constrained, there are significant effects such as an increase in the degree of freedom of design.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a plan view showing an example of an iron lid having an asphalt layer according to the present invention.
(B) BB sectional drawing of Fig.1 (a).
FIG. 2 is an explanatory view showing a state where a primer is applied to the surface of the iron lid.
FIG. 3 is an explanatory view showing a state in which special asphalt is supplied to the surface of the iron lid.
FIG. 4 is a surface view of the completed iron lid of the present invention.
FIG. 5 is a surface view showing a state of an iron lid surface after an asphalt layer peeling experiment.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a manufacturing process.
FIG. 7 is an explanatory diagram related to a tensile adhesion test.
FIG. 8 is a plan view of a conventional iron lid that easily causes slipping.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
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JP2003000561A JP3848261B2 (en) | 2003-01-06 | 2003-01-06 | Iron lid with asphalt layer |
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JP2004211439A JP2004211439A (en) | 2004-07-29 |
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Cited By (1)
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JP5480996B1 (en) * | 2013-11-11 | 2014-04-23 | 長島鋳物株式会社 | Manhole iron cover with pavement layer |
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2003
- 2003-01-06 JP JP2003000561A patent/JP3848261B2/en not_active Expired - Lifetime
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