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JP3845145B2 - Wood preservative and processing method thereof - Google Patents

Wood preservative and processing method thereof Download PDF

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JP3845145B2
JP3845145B2 JP15836396A JP15836396A JP3845145B2 JP 3845145 B2 JP3845145 B2 JP 3845145B2 JP 15836396 A JP15836396 A JP 15836396A JP 15836396 A JP15836396 A JP 15836396A JP 3845145 B2 JP3845145 B2 JP 3845145B2
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preservative
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玲 五十嵐
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Japan Enviro Chemicals Ltd
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木材の防腐及び防虫のために用いられる木材保存剤、及びその処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、一般工業用材料や土木工業用材料などに使用される木材は、木材保存剤などで処理することにより、腐朽や害虫による食害などから有効に保護している。かかる木材保存剤を木材に処理する方法としては、木材保存剤を加圧下において木材中に注入浸透させる加圧注入法や、また、木材保存剤を木材表面に塗布する塗布法などが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、木材保存剤を加圧下において木材中に注入浸透させる加圧注入法では、木材保存剤の木材への浸透はよいが、加圧注入のための木材処理用タンクなどの設備を必要とし、施工現場での木材処理が困難である。
【0004】
また、木材保存剤を木材表面に塗布する塗布法では、水性の木材保存剤を塗布法に用いると、水のみが木材に浸透して、木材保存剤は木材表面上に残るため、有効な防腐及び防虫の効果を期待することはできず、一方、木材保存剤の木材への浸透性を高めるために油剤を用いると、その多くは可燃性であり、また臭気の強いものが多くため、作業環境上好ましくなく、さらには、近年の環境問題から有機溶剤の使用量が低減されたものが望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、かかる課題に鑑み、塗布法により木材処理を施しても、木材保存剤の木材への浸透を十分に確保でき、施工現場において有機溶剤の使用量が低減された、可燃性が少なく、臭気の弱い木材保存剤についての知見を見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち、本発明は、
(1)3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメートおよび1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−プロピル−1、3−ジオキソラン−2−イルメチル]−1H−1,2,4−トリアゾールが併用される水難溶性木材防腐防カビ剤(a)と、水難溶性木材防虫剤(b)と、ジプロピルナフタレン(c)と、界面活性剤(d)とを含有し、ジプロピルナフタレン(c)の配合割合が、木材へ処理する処理液100重量部に対して、10.0〜50.0重量部であることを特徴とする木材保存剤、
(2)さらに、水(e)を含有する上記(1)記載の木材保存剤、
(3)水難溶性木材防虫剤(b)が、ピレスロイド系木材防虫剤及び/又はネオニコチノイド系木材防虫剤である上記(1)または(2)に記載の木材保存剤、
(4)木材に、常圧で塗布するために用いられる上記(1)〜(3)のいずれかに記載の木材保存剤、
(5)3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメートおよび1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−プロピル−1、3−ジオキソラン−2−イルメチル]−1H−1,2,4−トリアゾールが併用される水難溶性木材防腐防カビ剤(a)と、水難溶性木材防虫剤(b)と、ジプロピルナフタレン(c)と、界面活性剤(d)と、水(e)とを含有し、ジプロピルナフタレン(c)の配合割合が、木材へ処理する処理液100重量部に対して、10.0〜50.0重量部である木材保存剤を、常圧下で木材に塗布することを特徴とする木材保存剤の処理方法、
に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明において、水難溶性木材防腐防カビ剤(a)としては、水にほとんど溶けず、後述するジプロピルナフタレン(c)に可溶である公知の木材防腐防カビ剤であって、有機ヨード系化合物である3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメート(慣用名:IPBC)、および、トリアゾール系化合物である1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−プロピル−1、3−ジオキソラン−2−イルメチル]−1H−1,2,4−トリアゾール(慣用名:プロピコナゾール)が併用される。
また、水難溶性木材防腐防カビ剤(a)は、上記IPBCおよびプロピコナゾール以外にも、パラクロロフェニル−3−ヨードプロパギルホルマール(商品名:IF−1000、長瀬産業(株)製)、3−ブロモ−2,3−ジヨード−2−プロペニルエチルカーボナート(商品名:サンプラス、(株)三共製)等の有機ヨード系化合物、α−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−α(1,1−ジメチルエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール(慣用名:テブコナゾール)、α−(4−クロロフェニル)−α−(1−シクロプロピル−エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール(慣用名:シプロコナゾール)等のトリアゾール系化合物等を含んでいてもよい。
【0008】
これらは、単独又は2種以上併用して用いてもよい。
【0009】
また、本発明において、水難溶性木材防虫剤(b)としては、水にほとんど溶けず、後述するジプロピルナフタレン(c)に可溶である公知の木材防虫剤であれば、何れの木材防虫剤を用いてもよいが、好ましくは、サイフルスリン、パーメスリン、トラロメスリン、フェンバレレート、エトフェンプロックス、Hoe−498、ビフェントリン等のピレスロイド系化合物、イミダクロプリド等のネオニコチノイド系化合物等が挙げられる。
【0010】
これらは、単独又は2種以上併用して用いてもよく、さらに好ましくは、サイフルスリン、イミダクロプリド等を挙げることができる。
【0011】
また、本発明において、木材保存剤の木材への浸透性を確保するために用いられる、ジプロピルナフタレン(c)は、上記の水難溶性木材防腐防カビ剤(a)及び水難溶性木材防虫剤(b)を溶かすものである。
【0012】
このうち、市販されているものとしては、例えば、KMC−113(ジプロピルナフタレン、引火点150℃、沸点300℃、呉羽化学工業(株)製)を挙げることができる。
【0013】
このジプロピルナフタレンは臭気が少ない。
【0014】
また、本発明において、界面活性剤(d)としては、前記のジプロピルナフタレン(c)と水(e)とを可溶化又は乳化させるために用いられるものであって、例えば、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤など公知の界面活性剤を挙げることができる。
【0015】
該アニオン系界面活性剤としては、例えば、金属石鹸類、硫酸アルキルナトリウム等の硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム(例えば、商品名:ニューカルゲンBX−C、竹本油脂(株)製)等のアルキルナフタレンスルホン酸塩、2−スルホコハク酸ジアルキルナトリウム(例えば、商品名:ネオコールSW−C、第一工業製薬(株)製)等の2−スルホコハク酸ジアルキル塩、ポリカルボン酸型界面活性剤(例えば、商品名:トキサノンGR−30、山陽化成(株)製)、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテルサルフェートアンモニウム塩(例えば、商品名:ディクスゾール60A、第一工業製薬(株)製)、リグニンスルホン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸カリウム等を挙げることができる。
【0016】
該カチオン系界面活性剤としては、主として四級アンモニウム塩、例えば、オクチルトリメチルアンモニウムクロライド、デシルトリメチルアンモニウムクロライド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド等のアルキル(C8〜C18)トリメチルアンモニウムハライド類等、オクタデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、オクチルドデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジヘキサデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライド等のジアルキル(C8〜C18)ジメチルアンモニウムハライド類等を挙げることができ、また、一般の油脂に由来する混合アルキル基を有する混合物、例えば、アルキル(C8〜C18)トリメチルアンモニウムクロライド、ジアルキル(C8〜C18)ジメチルアンモニウムクロライド、アルキル(C8〜C18)ジメチルベンジルアンモニウムクロライド等を用いてもよい。
【0017】
該ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル(例えば、商品名:イノゲン・イーエー142(EA−142)、第一工業製薬(株)製)、ポリオキシエチレンフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル(例えば、商品名:ニューカルゲンCP80(HLB12)、ニューカルゲンCP120(HLB13)、竹本油脂(株)製)、脂肪族多価アルコールエステル、脂肪族多価アルコールポリオキシエチレン、ショ糖脂肪酸エステル、酸化エチレンと酸化プロピレンとのブロック共重合体(例えば、商品名:ニューポールPE−64、山陽化成(株)製)等を挙げることができる。
【0018】
これら界面活性剤(d)は、単独又は2種以上併用してもよく、好ましくはノニオン系界面活性剤、特に好ましくは、ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテルを挙げることができる。
【0019】
本発明の木材保存剤は、上記の水難溶性木材防腐防カビ剤(a)と、水難溶性木材防虫剤(b)と、ジプロピルナフタレン(c)と、界面活性剤(d)とを含有させたものを、処理時に水で希釈した後に常圧下で木材に塗布するか、或いは、木材保存剤に予め水(e)を含有させておいて、処理時には水で希釈することなく、そのまま常圧下で木材に塗布する。
【0020】
木材保存剤に予め水(e)を含有させておいて処理時に水で希釈することなく木材に塗布する場合は、水(e)を含有した木材保存剤は、可溶化状態であることが好ましい。可溶化状態であると、木材への処理時に木材保存剤の各成分を均一に塗布、浸透させることができる。可溶化状態は、主として、ジプロピルナフタレン(c)と界面活性剤(d)との組合せ及び量比を適宜選択することにより得ることができる。
【0021】
また、木材保存剤に予め水(e)を含有させることなく処理時に水で希釈する場合は、水で希釈した後の状態において、水で希釈後、塗布までの間において、各成分が見掛け上、均一な状態であれば可溶化又は乳化の何れの状態であってもよく、また必ずしも長期に安定した均一状態を保たなくてもよい。また、希釈の割合としては、現場での処理の簡易化を図るべく、2〜3倍の希釈とするのが好適である。
【0022】
さらに本発明の木材保存剤は、木材保存剤に予め水(e)を含有させておいて、処理時にさらに水で希釈して、常圧下で木材に塗布してもよい。
【0023】
木材保存剤の各成分の割合は、木材へ処理する直前の処理液の状態、つまり、予め水(e)を含有させておいて処理時に水で希釈しない場合は、その状態、或いは、処理前まで水(e)を含んでいないか、又は含んでいても処理時にさらに水で希釈する場合においては、処理時に水で希釈した後の状態において、処理液100重量部に対して、水難溶性木材防腐防カビ剤(a)を0.1〜5.0重量部、好ましくは0.5〜2.0重量部、水難溶性木材防虫剤(b)を0.05〜5.0重量部、好ましくは、0.1〜2.0重量部、ジプロピルナフタレン(c)を10.050.0重量部、好ましくは、20.0〜40.0重量部、界面活性剤(d)を2.5〜30.0重量部、好ましくは、3.0〜20.0重量部、水を20.0〜80.0重量部、好ましくは、50.0〜80.0重量部の各割合で用いることができる。
【0024】
この割合において、ジプロピルナフタレン(c)の割合が上記範囲に満たないと木材への浸透性に劣る場合があり、また、ジプロピルナフタレン(c)の割合が上記範囲を越えると、浸透性はあまりかわらないが、作業環境上、好ましくない場合がある。
【0025】
そして、この処理液は、加圧することなく、常圧下において、常法に従い、約50〜300g/m2の割合で木材表面に塗布される。
【0026】
塗布された木材保存剤は、木材への浸透を十分に確保できながらも、処理時においては、有機溶剤の使用量が低減された、可燃性が少なく、臭気の弱い作業環境に優れた特徴を有するものである。
【0027】
また、本発明の木材保存剤は、その効力が限定されなければ、ジプロピルナフタレン(c)と併用して他の公知の溶剤を添加してもよく、また、紫外線吸収剤、酸化防止剤、熱安定剤、防錆剤、PH調整剤、軟化剤、その他の樹脂等、その用途等により公知の添加剤等を適宜含有させてもよい。
【0028】
尚、本発明において、木材保存剤が塗布される木材としては、住宅、建築物等の建材材料や家具等の一般工業材料等を挙げることができるが、その種類は問わない。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の木材保存剤は、加圧注入のための木材処理用タンクなどの設備が不要であり、塗布法により木材処理を施しても木材保存剤の木材への浸透を十分に確保でき、しかも、処理時において有機溶剤の使用が低減された、可燃性が少なく、臭気の弱く、環境にやさしい木材保存剤として、有用に用いることができる。
【0030】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
【0031】
実施例1
水難溶性木材防腐防カビ剤(a)として、IPBC0.75重量部およびプロピコナゾール0.75重量部、水難溶性木材防虫剤(b)として、サイフルスリン0.1重量部、ジプロピルナフタレン(c)として、KMC−113(ジプロピルナフタレン、引火点150℃、沸点300℃、呉羽化学工業(株)製)40.0重量部、界面活性剤(d)として、ニューカルゲンCP80(ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル(HLB12)、竹本油脂(株)製)8.4重量部、及び水50.0重量部を配合し、本発明の木材保存剤を得た。この木材保存剤は乳化状態であった。
【0033】
尚、表中、数値は重量部を示す。
【0034】
比較例1〜14
実施例1と同様に、表1に示す各成分を配合し、比較例1〜14を得た。
【0035】
但し比較例1〜3および12〜14においては、ジプロピルナフタレン(c)の代りに溶剤として、比較例1では、ジオクチルフタレート(引火点202℃、沸点386℃)、比較例2では、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(平均分子量約300、引火点145℃、沸点範囲290〜300℃)、比較例3では、ソルベッソ150(アルキルベンゼン、引火点63℃、蒸留範囲188〜209℃、エクソン化学(株)製)比較例12および13では、SAS296(フェニルキシリルエタン、引火点150℃、蒸留範囲290〜305℃、日本石油化学(株)製))、比較例14では、ソルベッソ200(アルキルナフタレン、引火点100℃、蒸留範囲226〜286℃、エクソン化学(株)製)を用いた。
また、比較例4〜11においては、実施例1と同様に、表1に示す各成分を配合し、比較例4〜11を得た。
【0036】
また、この比較例1〜14において、比較例1、3、4〜10および12〜14が乳化状態であり、比較例2および11が可溶化状態であった。
【0037】
試験及び評価
1.浸透性試験方法
ベイツガ(柾目、年輪3−6ケ/cm、比重0.40−0.42g/cm3、年輪角約45度、含水率8−10%)に各実施例、比較例で得た木材保存剤を約200g/m2で塗布した後、25℃、65Rh%で乾燥し、1週間後ミクロトームを用いて表面より0.5mm毎の深さの薄片を調製した。この薄片から水難溶性木材防腐防カビ剤(a)成分を抽出し、定量分析を行った。
【0038】
その結果、各薄片について水難溶性木材防腐防カビ剤(a)が0.2Kg/m3以上検出されたものについては、有効に浸透しているものとして(↓)の印を付し表1に示した。
【0039】
2.防腐試験方法
「(社)日本木材保存協会規格第1号(1992)塗布・吹付け・浸せき処理用木材防腐剤の防腐効力試験方法」に準じた。
【0040】
但し、試料は原液のままとし、耐候操作は10回とした。
【0041】
また、評価は、質量減少率が3%未満のものを◎、3〜5%のものを○、5〜10%のものを△、10%を越えるものを×とした。
【0042】
3.防虫(蟻)試験方法
「(社)日本木材保存協会規格第11号(1992)塗布・吹付け・浸せき処理用木材防蟻剤の防蟻効力試験方法(1)室内試験方法」のうち、「4.3総合試験」に準じた。
【0043】
但し、耐候操作については、前記2.防腐試験方法で用いた「(社)日本木材保存協会規格第1号(1992)塗布・吹付け・浸せき処理用木材防腐剤の防腐効力試験方法」に準じ、溶脱と揮散の操作を10回行った。
【0044】
また、評価は、質量減少率が3%未満のものを◎、3〜5%のものを○、5〜10%のものを△、10%を越えるものを×とした。
【0045】
表1より、比較例1のエステル系溶剤であるジオクチルフタレート、比較例2のエーテル系溶剤であるポリエチレングリコールモノメチルエーテルについては、いずれも木材への浸透性が0〜0.5mmの範囲に留まっており、防腐効力、防虫効力共によくなく、また、比較例3の引火点が63℃のアルキルベンゼン系溶剤であるソルベッソ150については、見掛け上、可溶化していたが、やはり木材への浸透性が0〜1.0mmの範囲に留まっており、防腐効力、防虫効力共によくない。
【0046】
これに対し、実施例1及び比較例4〜14については、いずれも木材への浸透性が2〜3mmの範囲まで浸透しており、防腐効力、防虫効力共に良好な結果を示している。
【0047】
また、ジプロピルナフタレンであるKMC−113(ジプロピルナフタレン)を用いた場合には、特によく浸透していることがわかる。
【0048】
【表1】

Figure 0003845145
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wood preservative used for antiseptic and insect control of wood, and a treatment method thereof.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, wood used for general industrial materials, civil engineering materials, and the like is effectively protected from decay and pest damage by treating with a wood preservative. As a method of treating wood with such a wood preservative, a pressure injection method in which a wood preservative is injected and permeated into wood under pressure, a coating method in which a wood preservative is applied to the wood surface, and the like are used. Yes.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the pressure injection method in which the wood preservative is injected and penetrated into the wood under pressure, the wood preservative penetrates the wood well, but requires equipment such as a wood treatment tank for pressure injection, It is difficult to treat wood at the construction site.
[0004]
In addition, in the coating method in which a wood preservative is applied to the wood surface, when an aqueous wood preservative is used in the coating method, only water penetrates into the wood and the wood preservative remains on the wood surface, so that effective preservatives can be obtained. However, when oil agents are used to increase the penetration of wood preservatives into wood, many of them are flammable and often have strong odors. In view of environmental problems in recent years, those in which the amount of organic solvent used has been reduced are desired.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In view of such problems, the present inventors were able to sufficiently ensure the penetration of the wood preservative into the wood even when the wood treatment was performed by the coating method, and the use amount of the organic solvent was reduced at the construction site. As a result, the present inventors have found the knowledge about a wood preservative with a low odor and a low odor, and have completed the present invention.
[0006]
That is, the present invention
(1) 3-Iodo-2-propynylbutyl carbamate and 1- [2- (2,4-dichlorophenyl) -4-propyl-1,3-dioxolan-2-ylmethyl] -1H-1,2,4-triazole Containing a water-insoluble wood antiseptic and fungicide (a), a water-insoluble wood insect repellent (b), dipropylnaphthalene (c), and a surfactant (d), and dipropylnaphthalene (c) proportion of) the relative processing liquid 100 weight parts that processes the wood, wood preservative, which is a 10.0 to 50.0 parts by weight,
(2) The wood preservative according to (1) above, further containing water (e),
(3) The wood preservative according to (1) or (2) above, wherein the poorly water-soluble wood insect repellent (b) is a pyrethroid wood insect repellent and / or a neonicotinoid wood insect repellent,
(4) The wood preservative according to any one of (1) to (3), which is used for applying to wood at normal pressure,
(5) 3-Iodo-2-propynylbutyl carbamate and 1- [2- (2,4-dichlorophenyl) -4-propyl-1,3-dioxolan-2-ylmethyl] -1H-1,2,4-triazole Containing a water-insoluble wood preservative and fungicide (a), a water-insoluble wood insect repellent (b), dipropylnaphthalene (c), a surfactant (d), and water (e). the mixing ratio of dipropyl naphthalene (c) is, relative to treatment liquid 100 weight parts that processes the wood, the wood preservative is from 10.0 to 50.0 parts by weight, is applied to the wood at atmospheric pressure A method for treating a wood preservative, characterized in that
About.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, the sparingly water-soluble wood preservative fungicides (a), practically insoluble not in water, I known wood preservative fungicides der soluble in dipropyl naphthalene (c) to be described later, organic iodine 3 -iodo-2-propynyl butyl carbamate (common name: IPBC) which is a compound based on 1- [2- (2,4-dichlorophenyl) -4-propyl-1, 3-dioxolane- which is a triazole compound 2-ylmethyl] -1H-1,2,4-triazole (common name: propiconazole) is used in combination.
Moreover, poorly water-soluble wood preservative antifungal agent (a), the above IPBC and besides propiconazole, parametric chlorophenyl-3-iodopropargyl formals (trade name: IF-1000, Nagase & Co.), Organic iodo compounds such as 3-bromo-2,3-diiodo-2-propenylethyl carbonate (trade name: Sampras, Sankyo) , α- [2- (4-chlorophenyl) ethyl] -α (1,1-dimethylethyl) -1H-1,2,4-triazole-1-ethanol (common name: tebuconazole), α- (4-chlorophenyl) -α- (1-cyclopropyl-ethyl) -1H- Triazole compounds such as 1,2,4-triazole-1-ethanol (common name: cyproconazole) may be included.
[0008]
They are, but it may also be used alone or in combination of two or more.
[0009]
In the present invention, as the poorly water-soluble wood insect repellent (b), any wood repellent can be used as long as it is a known wood repellent that is hardly soluble in water and soluble in dipropylnaphthalene (c) described later. However, Pyrethroid compounds such as cyfluthrin, permethrin, tralomethrin, fenvalerate, etofenprox, Hoe-498, bifenthrin, and neonicotinoid compounds such as imidacloprid are preferable.
[0010]
These may be used alone or in combination of two or more, and more preferred examples include cyfluthrin and imidacloprid.
[0011]
Further, in the present invention are used to ensure the permeability of the wood a wood preservative, dipropyl naphthalene (c), the upper Symbol of poorly water-soluble wood preservative fungicides (a) and poorly water-soluble wood insect repellent (B) is dissolved .
[0012]
Among them, those which are commercially available, for example if, K MC-113 (dipropyl naphthalene, flash point 0.99 ° C., boiling point 300 ° C., Kureha Chemical Industry Co., Ltd.) can be exemplified.
[0013]
This dipropylnaphthalene has little odor.
[0014]
Moreover, in this invention, as surfactant (d), it is used in order to solubilize or emulsify said dipropyl naphthalene (c) and water (e), for example, anionic surfactant Well-known surfactants, such as an agent, a cationic surfactant, and a nonionic surfactant, can be mentioned.
[0015]
Examples of the anionic surfactant include metal soaps, sulfate esters such as alkyl sodium sulfate, alkyl benzene sulfonates such as sodium alkyl benzene sulfonate, sodium alkyl naphthalene sulfonate (for example, trade name: New Calgen BX- C, alkyl naphthalene sulfonates such as Takemoto Yushi Co., Ltd.), dialkyl 2-sulfosuccinates such as 2-sulfo succinate dialkyl sodium (for example, trade name: Neocor SW-C, Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.) Salt, polycarboxylic acid type surfactant (for example, trade name: Toxanone GR-30, manufactured by Sanyo Chemical Co., Ltd.), α-olefin sulfonate, polyoxyethylene distyrenated phenyl ether sulfate ammonium salt (for example, product Name: Dixol 60A, Daiichi Industry Manufactured medicine Ltd.), sodium lignin sulfonate, and potassium lignin sulfonate, and the like.
[0016]
Examples of the cationic surfactant include mainly quaternary ammonium salts such as octyltrimethylammonium chloride, decyltrimethylammonium chloride, dodecyltrimethylammonium chloride, hexadecyltrimethylammonium chloride, stearyltrimethylammonium chloride and the like (C8 to C18). Dialkyl (C8 to C18) dimethylammonium such as trimethylammonium halides, octadecyldimethylammonium chloride, dioctyldimethylammonium chloride, didecyldimethylammonium chloride, octyldodecyldimethylammonium chloride, dihexadecyldimethylammonium chloride, dioctadecyldimethylammonium chloride Halide In addition, mixtures having a mixed alkyl group derived from general oils and fats, such as alkyl (C8 to C18) trimethylammonium chloride, dialkyl (C8 to C18) dimethylammonium chloride, alkyl (C8 to C18) Dimethylbenzylammonium chloride or the like may be used.
[0017]
Examples of the nonionic surfactant include polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene alkyl aryl ether (for example, trade name: Inogen EA 142 (EA-142), manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.), poly Oxyethylene phenyl ether, polyoxyethylene octyl phenyl ether, polyoxyalkylene styryl phenyl ether (for example, trade name: New Calgen CP80 (HLB12), New Calgen CP120 (HLB13), Takemoto Yushi Co., Ltd.), aliphatic polyvalent Alcohol ester, aliphatic polyhydric alcohol polyoxyethylene, sucrose fatty acid ester, block copolymer of ethylene oxide and propylene oxide (for example, trade name: New Pole PE-64, manufactured by Sanyo Chemical Co., Ltd.), etc. be able to.
[0018]
These surfactants (d) may be used alone or in combination of two or more, preferably nonionic surfactants, and particularly preferably polyoxyalkylene styryl phenyl ether.
[0019]
The wood preservative of the present invention contains the above-mentioned poorly water-soluble wood preservative and fungicide (a), poorly water-soluble wood insecticide (b), dipropylnaphthalene (c), and surfactant (d). Is diluted with water at the time of processing and then applied to the wood under normal pressure, or water (e) is preliminarily contained in the wood preservative, and it is left under normal pressure without being diluted with water at the time of processing. Apply to wood with.
[0020]
In the case where water (e) is preliminarily contained in a wood preservative and applied to wood without being diluted with water during the treatment, the wood preservative containing water (e) is preferably in a solubilized state. . When in the solubilized state, each component of the wood preservative can be uniformly applied and infiltrated during the treatment of wood. The solubilized state can be obtained mainly by appropriately selecting the combination and amount ratio of dipropylnaphthalene (c) and surfactant (d).
[0021]
In addition, when diluting with water at the time of processing without preliminarily containing water (e) in the wood preservative, each component apparently appears after dilution with water and before application in the state after dilution with water. As long as it is in a uniform state, it may be in either a solubilized or emulsified state, and it is not always necessary to maintain a stable uniform state over a long period of time. Moreover, as a ratio of dilution, it is preferable to make it 2 to 3 times dilution in order to simplify the processing at the site.
[0022]
Further, the wood preservative of the present invention may contain water (e) in advance in the wood preservative, further dilute with water at the time of treatment, and apply to the wood under normal pressure.
[0023]
The ratio of each component of the wood preservative is the state of the treatment liquid immediately before the treatment to the wood, that is, in the case where water (e) is previously contained and not diluted with water at the time of treatment, or before treatment In the case where water (e) is not contained or is further diluted with water at the time of treatment, even if it is contained, it is a poorly water-soluble wood with respect to 100 parts by weight of the treatment liquid in the state after being diluted with water at the time of treatment. 0.1-5.0 parts by weight preservative antifungal agent (a), preferably, 0.5 to 2.0 parts by weight, 0.05 to 5.0 parts by weight of sparingly water-soluble wood insect agent (b), Preferably, 0.1 to 2.0 parts by weight, dipropylnaphthalene (c) is 10.0 to 50.0 parts by weight , preferably 20.0 to 40.0 parts by weight, and surfactant (d) is added. 2.5-30.0 parts by weight, preferably 3.0-20.0 parts by weight, water 20.0- 0.0 parts by weight, preferably, can be used in the ratio of 50.0 to 80.0 parts by weight.
[0024]
In this proportion, if the proportion of dipropylnaphthalene (c) is less than the above range , the permeability to wood may be inferior, and if the proportion of dipropylnaphthalene (c) exceeds the above range , the permeability is Although not very different, it may not be preferable in the working environment.
[0025]
And this processing liquid is apply | coated to the wood surface in the ratio of about 50-300 g / m < 2 > according to a conventional method under normal pressure, without pressurizing.
[0026]
The applied wood preservative has sufficient characteristics for working environment with reduced flammability and low odor, while reducing the amount of organic solvent used during processing, while ensuring sufficient penetration into wood. It is what you have.
[0027]
In addition, the wood preservative of the present invention may be added with other known solvents in combination with dipropylnaphthalene (c), unless the efficacy is limited, and an ultraviolet absorber, an antioxidant, A known additive or the like may be appropriately added depending on its use and the like, such as a heat stabilizer, a rust inhibitor, a pH adjuster, a softener, and other resins.
[0028]
In the present invention, examples of the wood to which the wood preservative is applied include building materials such as houses and buildings, general industrial materials such as furniture, and the like.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, the wood preservative of the present invention does not require equipment such as a wood treatment tank for pressure injection, and the wood preservative penetrates into wood even when wood treatment is applied by a coating method. It can be sufficiently used, and can be usefully used as a wood preservative that is reduced in the use of organic solvents during processing, has low flammability, has low odor, and is friendly to the environment.
[0030]
【Example】
The present invention will be described more specifically with reference to the following examples.
[0031]
Example 1
As a poorly water-soluble wood preservative and fungicide (a), 0.75 parts by weight of IPBC and 0.75 part by weight of propiconazole , as a poorly water-soluble wood insect repellent (b), 0.1 part by weight of cyfluthrin, dipropylnaphthalene (c) ) As KMC-113 (dipropylnaphthalene, flash point 150 ° C., boiling point 300 ° C., Kureha Chemical Co., Ltd.) 40.0 parts by weight, as surfactant (d), Neukalgen CP80 (polyoxyalkylene styryl) 8.4 parts by weight of phenyl ether (HLB12), Takemoto Yushi Co., Ltd.) and 50.0 parts by weight of water were blended to obtain the wood preservative of the present invention. This wood preservative was in an emulsified state.
[0033]
In addition, a numerical value shows a weight part in a table | surface.
[0034]
Comparative Example 1-14
As in Example 1, by blending components shown in Table 1 to obtain Comparative Example 1-14.
[0035]
However, in Comparative Examples 1 to 3 and 12 to 14 , as a solvent instead of dipropylnaphthalene (c), in Comparative Example 1, dioctyl phthalate (flash point 202 ° C., boiling point 386 ° C.), in Comparative Example 2, polyethylene glycol Monomethyl ether (average molecular weight of about 300, flash point of 145 ° C., boiling point range of 290 to 300 ° C.), in Comparative Example 3, Solvesso 150 (alkylbenzene, flash point of 63 ° C., distillation range of 188 to 209 ° C., manufactured by Exxon Chemical Co., Ltd.) In Comparative Examples 12 and 13 , SAS296 (Phenylxylylethane, flash point 150 ° C., distillation range 290 to 305 ° C., manufactured by Nippon Petrochemical Co., Ltd.), and in Comparative Example 14 , Solvesso 200 (alkylnaphthalene, flash point) 100 ° C., distillation range 226 to 286 ° C., manufactured by Exxon Chemical Co., Ltd.).
Moreover, in Comparative Examples 4-11, each component shown in Table 1 was mix | blended like Example 1, and Comparative Examples 4-11 were obtained.
[0036]
In Comparative Examples 1 to 14 , Comparative Examples 1, 3, 4 to 10 and 12 to 14 were in an emulsified state, and Comparative Examples 2 and 11 were in a solubilized state.
[0037]
Test and evaluation Permeability test method Obtained in each example and comparative example in Batesga (Lepidoptera, annual ring 3-6 pcs / cm, specific gravity 0.40-0.42 g / cm 3 , annual ring angle about 45 degrees, moisture content 8-10%) After applying the wood preservative at about 200 g / m 2 , it was dried at 25 ° C. and 65 Rh%, and after 1 week, flakes having a depth of 0.5 mm from the surface were prepared using a microtome. From this flakes, a poorly water-soluble wood preservative and fungicide (a) component was extracted and subjected to quantitative analysis.
[0038]
As a result, for each flake, those with poorly water-soluble wood preservative and fungicidal agent (a) of 0.2 kg / m 3 or more were marked as (↓) as being effectively permeated in Table 1. Indicated.
[0039]
2. Preservation test method According to “Japan Wood Preservation Association Standard No. 1 (1992) Preservation efficacy test method of wood preservative for coating, spraying and dipping treatment”.
[0040]
However, the sample was kept as a stock solution and the weathering operation was performed 10 times.
[0041]
In addition, the evaluation was evaluated as ◎ when the mass reduction rate was less than 3%, ◯ when 3 to 5%, Δ when 5 to 10%, and × when more than 10%.
[0042]
3. Insect repellent (ant) test method "(Japan) Japan Wood Preservation Association Standard No. 11 (1992) Test method for ant repellent effect of wood ant repellent for coating, spraying and dipping treatment (1) Laboratory test method" 4.3 General test ".
[0043]
However, as for the weather resistance operation, 2. The leaching and volatilization operations were carried out 10 times in accordance with the “Preservation efficacy test method for wood preservatives for coating, spraying and dipping treatment” used in the preservative test method “Japan Wood Preservation Association Standard No. 1 (1992)”. It was.
[0044]
In addition, the evaluation was evaluated as ◎ when the mass reduction rate was less than 3%, ◯ when 3 to 5%, Δ when 5 to 10%, and × when more than 10%.
[0045]
From Table 1, as for the dioctyl phthalate which is the ester solvent of Comparative Example 1 and the polyethylene glycol monomethyl ether which is the ether solvent of Comparative Example 2, both have a permeability to wood of 0 to 0.5 mm. Both the antiseptic and insecticidal effects were not good, and Solvesso 150, which is an alkylbenzene-based solvent having a flash point of Comparative Example 3 of 63 ° C., seemed to be solubilized, but it still has good permeability to wood. It remains in the range of 0 to 1.0 mm, and both antiseptic and insecticidal effects are not good.
[0046]
In contrast, for Examples 1及 beauty Comparative Example 4-14, both permeates permeability to wood to a range of 2 to 3 mm, shows the preservative efficacy, insect efficacy both good results.
[0047]
Further, in the case of using the KMC-113 (dipropyl naphthalene) a dipropyl naphthalene, it can be seen that particularly well penetrate.
[0048]
[Table 1]
Figure 0003845145

Claims (5)

3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメートおよび1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−プロピル−1、3−ジオキソラン−2−イルメチル]−1H−1,2,4−トリアゾールが併用される水難溶性木材防腐防カビ剤(a)と、水難溶性木材防虫剤(b)と、ジプロピルナフタレン(c)と、界面活性剤(d)とを含有し、ジプロピルナフタレン(c)の配合割合が、木材へ処理する処理液100重量部に対して、10.0〜50.0重量部であることを特徴とする木材保存剤。3-iodo-2-propynylbutyl carbamate and 1- [2- (2,4-dichlorophenyl) -4-propyl-1,3-dioxolan-2-ylmethyl] -1H-1,2,4-triazole are used in combination A water-insoluble wood preservative and fungicide (a), a water-insoluble wood insect repellent (b), dipropylnaphthalene (c), and a surfactant (d), and a combination of dipropylnaphthalene (c) ratio, a wood preservative, characterized in that relative to treatment liquid 100 weight parts that processes the wood is from 10.0 to 50.0 parts by weight. さらに、水(e)を含有する請求項1記載の木材保存剤。  The wood preservative according to claim 1, further comprising water (e). 水難溶性木材防虫剤(b)が、ピレスロイド系木材防虫剤及び/又はネオニコチノイド系木材防虫剤である請求項1または2に記載の木材保存剤。  The wood preservative according to claim 1 or 2, wherein the poorly water-soluble wood insect repellent (b) is a pyrethroid wood insect repellent and / or a neonicotinoid wood insect repellent. 木材に、常圧で塗布するために用いられる請求項1〜3のいずれかに記載の木材保存剤。  The wood preservative according to any one of claims 1 to 3, which is used for applying to wood at normal pressure. 3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメートおよび1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−プロピル−1、3−ジオキソラン−2−イルメチル]−1H−1,2,4−トリアゾールが併用される水難溶性木材防腐防カビ剤(a)と、水難溶性木材防虫剤(b)と、ジプロピルナフタレン(c)と、界面活性剤(d)と、水(e)とを含有し、ジプロピルナフタレン(c)の配合割合が、木材へ処理する処理液100重量部に対して、10.0〜50.0重量部である木材保存剤を、常圧下で木材に塗布することを特徴とする木材保存剤の処理方法。3-iodo-2-propynylbutyl carbamate and 1- [2- (2,4-dichlorophenyl) -4-propyl-1,3-dioxolan-2-ylmethyl] -1H-1,2,4-triazole are used in combination A water-insoluble wood preservative and fungicide (a), a water-insoluble wood insect repellent (b), dipropylnaphthalene (c), a surfactant (d), and water (e), wherein the mixing ratio of naphthalene (c) is, relative to treatment liquid 100 weight parts that processes the wood, the wood preservative is from 10.0 to 50.0 parts by weight, is applied to the wood at atmospheric pressure A method for treating wood preservatives.
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