JP3843097B2 - Coreless motor - Google Patents
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Description
本発明は、コアレスモ−タに関する。 The present invention relates to a coreless motor.
かかるコアレスモータとして、特許文献1には円筒形状のモータハウジングと、その内側の空間に配置された界磁マグネットと、シャフトと、シャフトの軸受けとを備え、環状の界磁マグネットの中空内に軸受けを設けた技術が開示されている。
As such a coreless motor,
特許文献1に記載された従来技術は、界磁マグネットの中空内に設けた軸受けで、シャフトの軸方向の力を受けているが、シャフトの半径方向の力を受けるため、コイルとシャフトの外周面との間にもシャフトの軸受けを設ける必要があった。そのため部品点数が多くなり、コスト高になるとともに、軸受けの組み付けに手間がかかるという問題がある。
The prior art described in
本発明は、部品点数を減らし且つ組み付けを簡略化して低コスト化を図ることができるコアレスモ−タを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a coreless motor capable of reducing the number of parts and simplifying the assembly to reduce the cost.
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、磁性体からなる円筒形のモ−タハウジングと、モ−タハウジング内に配置された環状の界磁マグネットと、シャフトと、シャフトの軸受けとを備え、モ−タハウジングの底部には開口部を有し、底部の開口部から界磁マグネットの中空内に充填した樹脂材で開口部を塞ぐと共に樹脂材がシャフトの一端を受ける軸受けを形成していることを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention described in
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、軸受けは環状の界磁マグネットの端面から中空の径よりも大きな径として突出していることを特徴とする。
The invention described in claim 2 is characterized in that, in the invention described in
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載の発明において、モ−タハウジングの底部と界磁マグネットとの間の隙間にも樹脂材を充填していることを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, the gap between the bottom of the motor housing and the field magnet is filled with a resin material. .
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、モータハウジングの底部に形成されている開口部は底部の外側から内側に向けて幅狭になったテーパ形状であることを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to third aspects, the opening formed in the bottom portion of the motor housing becomes narrower from the outside to the inside. It is characterized by having a tapered shape.
請求項1に記載の発明によれば、モータハウジングの底部に設けた開口部から界磁マグネットの中空内に充填した樹脂材で、シャフトの一端を受ける軸受けを形成しているので、別途に軸受けの部品を必要とせず、部品点数を少なくできると共に軸受けの組み付けを必要としないので、コアレスモータの組み付けを簡略化できる。よって、低コスト化を図ることができる。 According to the first aspect of the present invention, the bearing for receiving one end of the shaft is formed by the resin material filled in the hollow of the field magnet from the opening provided in the bottom of the motor housing. No parts are required, the number of parts can be reduced, and the assembly of the bearing is not required, so that the assembly of the coreless motor can be simplified. Therefore, cost reduction can be achieved.
請求項2に記載された発明によれば、請求項1に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、シャフトの一端を受ける軸受けは、環状の界磁マグネットの端面から、中空の径よりも大きな径として突出して設けているので、シャフトの一端を界磁マグネットの端面より外側で受けることができ、シャフトが中空内に入り込まず、中空の径を小さくできる。よって、界磁マグネットの径を小さくでき、コアレスモータ全体の小型化を図ることができる。 According to the second aspect of the present invention, the same effect as that of the first aspect of the invention can be obtained, and the bearing that receives one end of the shaft can have a hollow diameter from the end face of the annular field magnet. Also, since one end of the shaft can be received outside the end face of the field magnet, the shaft does not enter the hollow, and the hollow diameter can be reduced. Therefore, the diameter of the field magnet can be reduced, and the entire coreless motor can be reduced in size.
請求項3に記載された発明によれば、請求項1又は2に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、モータハウジングと界磁マグネットとを樹脂材で固定できる。
According to the invention described in
請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、開口部は底部の外側から内側に向けて幅狭になったテーパ形状になっているので、テーパに沿って樹脂材をスムーズに充填できる。
According to the invention described in claim 4, the same effect as that of the invention described in any one of
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明に係るコアレスモータの概略を示す断面図である。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a cross-sectional view schematically showing a coreless motor according to the present invention.
図1に示すように、本実施の形態に係るコアレスモータ1は、円筒形のモ−タハウジング3と、モ−タハウジング3内に配置された界磁マグネット5と、シャフト11とを備えている。
As shown in FIG. 1, the
界磁マグネット5とモ−タハウジング3との間の隙間にはコイル7が配置されており、コイル7の一端側には整流子ハブ10が固定されている。またモータハウジング3の先端側にはモータハウジング3の端を塞ぐとともにシャフト11の軸受けの役割を果たす軸受け部15を備えている。
A
モ−タハウジング3は、磁性体でできており、モ−タハウジング3の底部16の厚みは側部19の厚みよりも大きく設けられている。また底部16には底部の外側部分が広口となった開口部17が形成されており、この開口部17から樹脂材6が充填されるようになっている。
The
界磁マグネット5は環状であり、上記モ−タハウジング3の開口部17から樹脂材6が中空21内に充填されて、樹脂材6が固化することにより界磁マグネット5がモータハウジング3に対して固定されるようになっている。尚、界磁マグネット5は回転方向に連続したものに限らず、回転方向に非連続にマグネットを配置したものであっても良い。
The
界磁マグネット5の中空21内に充填された樹脂材6は、さらに中空21の一方の端面から中空の径よりも大きな径として断面視略コ字状の突出部分を形成している。
The
この突出部分は、シャフト11側の面が凹部20となり、シャフト11の一端を受ける軸受け6aとなっている。尚、軸受け6aの凹部20の内径はシャフト11の外径よりもわずかに大きく形成しており、シャフト11が軸受け6aの凹部20において自由に回転できるようになっている。
The protruding portion has a
また、モ−タハウジング3の開口部17から充填した樹脂材6は、モータハウジング3の底部16と界磁マグネット5の他方の端面との間の隙間部6cにも充填され、モータハウジング3と界磁マグネット5とを固定している。そして、樹脂材6で形成した軸受け6a及び隙間部6cの直径は、中空21の直径よりも大きく設けられており、軸受け6a及び隙間部6cで界磁マグネット5を両側から挟んで固定するようになっている。
In addition, the
コイル7は、その一端部を整流子ハブ10の外周に接着剤等の手段を用いて固定している。整流子ハブ10は、樹脂にて形成されており、外周に整流子群からなる整流子9を設けている。
One end of the
軸受け部15は樹脂製であり、モータハウジング3の一端側に圧入にて装着するようになっている。また、軸受け部15の内側には凹部23が形成されており、凹部23に整流子ハブ10の先端部が入り込むようになっている。軸受け部15の凹部23の入口部分には一対のブラシ保持部25、25が軸受け部15と一体成形に設けられている。そして、各ブラシ保持部25、25には一対のブラシ27、27を装着し、ブラシ27、27をその対向位置にある整流子9に摺接させている。一方のブラシ27はリード線を介して正極電源端子に電気的に接続され、他方のブラシ27はリード線を介して負極電源端子に電気的に接続されている。
The
シャフト11は、その先端(他端)に偏心分銅29が設けられており、モータハウジング3の一端側に装着された軸受け部15において、シャフト11の中央部分を受けている。また、界磁マグネット5の中空21内から突出した位置に設けた軸受け6aにおいてシャフト11の一端を受けるようにしている。また、シャフト11は整流子ハブ10のシャフト通し孔13内に設けられた突起部31が、シャフト11側の凹部32に嵌合することで、シャフト11の軸回りの回転を規制している。
The
次に、本実施の形態にかかるコアレスモータ1の製造方法及びその作用効果について説明する。コアレスモータ1の製造方法は、一度の射出成型によりモータハウジング3に対する界磁マグネット5の固定と、シャフト11の一端を受ける軸受け6aの形成とを同時に行なっている。
Next, the manufacturing method of the
即ち、射出成型装置に配置された金型に、界磁マグネット5及びモータハウジング3をセットし、モータハウジング3の底部16に設けた開口部17から流動化した樹脂材6を充填する。樹脂材6は、底部16の開口部17から界磁マグネット5の中空21を通過し、界磁マグネット5の中空21の端面から中空21の径よりも大きな径として突出した位置に充填される。このように、樹脂材6の充填作業によりシャフト11の一端を受ける軸受け6aが形成される。
That is, the
また、底部16の開口部17から注入された樹脂材6は、モータハウジング3の底部16と界磁マグネット5との間の隙間6cにも充填され、樹脂材6を介してモータハウジング3と界磁マグネット5とが固定される。
The
その後、モータハウジング3内にコイル7、整流子ハブ10、シャフト11、及び軸受け部15の組付けが順次行なわれる。
Thereafter, the assembly of the
モータハウジング3の底部16に設けた開口部17から界磁マグネット5の中空21内に流し込んだ樹脂材6で、シャフト11の一端を受ける軸受け6aを形成しているので、別途に軸受け部品を必要とならず、部品点数が少なくてすみ、低コスト化を図ることができる。
Since the
また、軸受けの組み付けを必要としないので、コアレスモータ1の組み付けが簡単であり、コアレスモータ1の製造時間の短縮化を図ることで、低コスト化を図ることができる。
In addition, since the assembly of the bearing is not required, the assembly of the
次に、図2を用いて他の実施の形態を説明するが、その説明にあたり上述した第1実施の形態に示す部分と同一の作用効果を奏する部分には、同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では、主に第1実施の形態と異なる点を説明する。 Next, another embodiment will be described with reference to FIG. 2. In the description, parts having the same operational effects as those shown in the first embodiment described above are denoted by the same reference numerals. Detailed description of the portion will be omitted, and the following description will mainly focus on differences from the first embodiment.
第2の実施形態では、開口部17をモータハウジング3の外側から内側に向けて幅狭になったテーパ形状にしている。
In the second embodiment, the
このように、開口部17を外側から内側に向けて幅狭になったテーパ形状にしているので、テーパに沿って底部16の開口部17から樹脂材6を充填でき、充填作業をスムーズに行なうことができる。
Thus, since the
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。上述の実施の形態において、モータハウジング3の底部16に設けた開口部17は外側から内側に向けて平坦になった形状であっても良い。
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. In the above-described embodiment, the
上述の実施形態では、シャフト11の先端に偏心分銅29を設けたが、偏心分銅29は設けなくても良い。
In the above-described embodiment, the
1 コアレスモータ
3 モータハウジング
5 界磁マグネット
11 シャフト
16 底部
17 開口部
21 中空
DESCRIPTION OF
Claims (4)
The coreless motor according to any one of claims 1 to 3, wherein the opening formed in the bottom portion of the motor housing has a tapered shape that becomes narrower from the outside toward the inside.
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