JP3737461B2 - Coil component and method for forming coil component - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コイル部品及びコイル部品の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコイル部品の一例を図12により述べる。コイル部品110は、並列状に並べられた二つのコイル要素111,112を備えている。各コイル要素111,112は、それぞれ個別の巻線101,102によって形成されている。各巻線101,102の連結側の端部101a,102aが連絡用ターミナル115を介して相互に連結されている。各連結側の端部101a,102aと連絡用ターミナル115とは、TIG溶接、レーザー溶接等の溶接手段によって接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のコイル部品110によると、連絡用ターミナル115を介して両コイル要素111,112の巻線101,102が相互に連結されている。このため、両コイル要素111,112と連絡用ターミナル115との接続にかかる溶接の関係上、連絡用ターミナル115及び各巻線101,102の連結側の端部(各コイル要素の連結側の端部もいう)101a,102aが両コイル要素111,112の端面による外形から外側方(図12において前方)へはみ出ることになり、コイル部品110の占有スペースの増大を余儀なくされるという問題があった。このことは、コイル部品110を組込むトランス等の電気部品の大型化を招く一因となることから、その改善が望まれている。
【0004】
なお、特開2000−10553号公報に記載されたコイル部品もある。コイル部品では、連結用ターミナルを使用せずに、並列状に並ぶ複数のコイル要素が1本の巻線によって形成されている。しかし、コイル要素の相互間に架かる巻線の連絡部が両コイル要素の端面による外形から外側方へはみ出しているため、前記と同様、コイル部品の占有スペースの増大を余儀なくされるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、コイル部品の占有スペースを削減することのできるコイル部品及びコイル部品の成形方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する請求項1に記載された発明のコイル部品は、並列状に並ぶ同一巻き方向の複数のコイル要素を1本の平角線のエッジワイズ巻きによって形成する。これとともに、相互に連続する両コイル要素の相互間に架かる平角線の連絡部を長手方向に直交する幅方向に沿って二つ折り状に折り返すようにして両コイル要素の端面による外形内に収めている。このように構成すると、従来必要とされた連絡用ターミナル及び各コイル要素の連結側の端部が廃除されるとともに、両コイル要素の端面から外側方へはみ出す突出部分が廃除されることによって、コイル部品の占有スペースを削減することができる。
【0007】
請求項2に記載された発明のコイル部品の成形方法は、同一巻き方向の複数のコイル要素を、1本の平角線のエッジワイズ巻きによって、その軸方向にかつ偏心させた状態で段違い状に形成する。その後、相互に連続する両コイル要素の相互間に架かる平角線の連絡部を長手方向に直交する幅方向に沿って二つ折り状に折り返すようにして両コイル要素を並列状に並べることにより、前記連絡部を両コイル要素の端面による外形内に収めたコイル部品を成形する。このように構成すると、並列状に並ぶ同一巻き方向の複数のコイル要素を1本の平角線のエッジワイズ巻きによって形成するとともに、相互に連続する両コイル要素の相互間に架かる平角線の連絡部を折り返すようにして両コイル要素の端面による外形内に収めたコイル部品を成形することができる。したがって、従来必要とされた連絡用ターミナル及び各コイル要素の連結側の端部が廃除されるとともに、両コイル要素の端面から外側方へはみ出す突出部分が廃除されることによって、占有スペースを削減することのできるコイル部品を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1を説明する。本実施の形態では、自動車用トランスに用いられるコイル部品を例示する。なお、コイル部品に係る方位を各図に矢印で示すとおりに定める。
図1に示すように、コイル部品10を形成する巻線1には、例えば、表面に絶縁処理が施された所定の幅1w及び厚さ1tの平角線(巻線と同一符号を付す)1が用いられている。なお、巻線1には、例えば、幅1wが6.0mmで、厚さ1tが1.4mmの平角線が用いられている。
【0009】
図1及び図2に示すように、前記平角線1の巻き始め端部1aを外方(前方)に引き出した状態で、幅1wを形成する面が相互に面接触するようにして、平角線1が上方へ積層状に所定回数巻回されることにより、第1のコイル要素11が形成されている。さらに、その第1のコイル要素11の巻き終りから巻線1の連絡部1bを折り返して、右側方へ引き延ばされている。続いて、第1のコイル要素11の右側に並列状に、平角線1の幅1wを形成する面が相互に面接触するようにして、平角線1が下方へ積層状に所定回数巻回されることにより、第2のコイル要素12が形成されている。また、第2のコイル要素12において、巻線1は第1のコイル要素11の巻線1と同一の巻き方向に巻回されている。また、巻線1の巻き終り端部1cは、巻き始め端部1aと平行をなすようにして外方(前方)へ引き出されている。また、両コイル要素11,12は、左右方向を短辺とし、前後方向を長辺とする長四角形筒状に形成されている。前記両コイル要素11,12は、相互間に所定の間隔10i(図2参照)を隔てて形成されている。
【0010】
すなわち、前記コイル部品10は、並列状に並ぶ二つの同一巻き方向のコイル要素11,12を1本の巻線1によってエッジワイズ巻きすることによって形成されている。これとともに、両コイル要素11,12の相互間に架かる巻線1の連絡部1bは、両コイル要素11,12の端面11a,12a(図1においては両コイル要素11,12の上端面が相当する)による外形内に収められている。また、巻線1の連絡部1bは、両コイル要素11,12の端面11a,12aの当該短辺部に沿うように折り曲げられている。
【0011】
なお、前記巻線1の巻き始め端部1aと巻き終り端部1cは、プレス加工、機械加工等によって巻線1の絶縁処理による絶縁皮膜を除去することによって接続端子とされる。また、各コイル要素11,12の中空部内には、図示しないトランス等の磁性コアが挿入される。また、前記コイル部品10において、巻線1が通電された時の各コイル要素11,12に誘起される磁束の方向は互いに逆向きとなる、例えば第1のコイル要素11での磁束の方向が上向きであれば、第2のコイル要素12での磁束の方向は下向きとなる。また、上記したように、エッジワイズ巻きされた巻線1によって形成された両コイル要素11,12を有するコイル部品10は、高周波用コイル部品に適している。
【0012】
次に、上記したコイル部品10の成形方法を説明する。まず、図3及び図4に示すように、1本の巻線1によって二つのコイル要素11,12を、その軸方向にかつコイル要素11,12の相互間に巻線1の連絡部1bを介して偏心させた状態で段違い状に形成する。すなわち、第1のコイル要素11に対して第2のコイル要素12を左上方に形成する。
【0013】
また、前記巻線1の巻き始めにあたっては、巻き始め端部1aを外方(前方)へ引き出しておく。また、巻き終わりにあたっては、巻き終り端部1cを巻き始め端部1aと平行をなすように外方(前方)へ引き出しておく。また、巻線1の巻き方は、前にも述べたように、いわゆるエッジワイズ巻きと呼ばれる巻き方である。また、第1のコイル要素11に対し第2のコイル要素12は、所定の偏心量10e(図4参照)で左方へ偏心しているので、その偏心量10eに応じて巻線1の連絡部1bが左方へ延びている。また、巻線1は、両コイル要素11,12において同一の巻き方向に巻かれるので、周知のコイル成形装置(巻線装置とも呼ばれる)を利用して自動的に巻回することができる。
【0014】
その後、図5に示すように、前記巻線1の連絡部1bを折り返すようにして、第1のコイル要素11の右側に第2のコイル要素12を並列状に並べる。このとき、図4に示すように、第1のコイル要素11の上端面上に第1のピン部材41を配置するとともに、第2のコイル要素12の下端面上(図4において下側)に第2のピン部材42を配置する。第2のピン部材42は、第1のピン部材41の軸線を中心として回動可能に設けられたアーム部材40に取付けられている。なお、各コイル要素11,12は、それぞれの巻線状態が崩れないように、各ホルダ(図示省略)によって保持されるものとする。
【0015】
次に、前記アーム部材40を、第1のピン部材41の軸線を中心として図4において右回り方向(図4中、矢印Y参照)に回動させることにより、第2のピン部材42がアーム部材40と一体的に回動される。これにより、図5に示すように、コイル要素11,12の相互間の巻線1の連絡部1bが折り返され、相互に連続するコイル要素11,12が並列状に、すなわち第1のコイル要素11の右側に第2のコイル要素12が並べられる。これと同時に、巻線1の連絡部1bが両コイル要素11,12の端面11a,12aによる外形内に収められたコイル部品10(図1参照)を成形することができる。なお、コイル部品10から両ピン部材41,42が取り出されることで、コイル部品10の成形が完了する。また、各ピン部材41,42にローラー部材(図示省略)を回転可能に設け、そのローラーを巻線1に対して接触回転させることによって、各ピン部材41,42と巻線1との間の摺動抵抗を削減することができる。
【0016】
上記したコイル部品10(図1及び図2参照)によると、従来必要とされた連絡用ターミナル(図12中、符号115参照)及び各コイル要素11,12の連結側の端部(図12中、符号101a,102a参照)が廃除される。これとともに、両コイル要素11,12の端面11a,12aから外側方へはみ出す突出部分が廃除されている。これによって、コイル部品10の占有スペースを削減することができる。
また、上記した成形方法によると、占有スペースを削減することのできるコイル部品10を得ることができる。
【0017】
また、従来必要とされた連絡用ターミナル(図12中、符号115参照)が不要で、その連絡用ターミナルの接続にかかる巻線の絶縁皮膜の除去工程や、連絡用ターミナルと巻線との溶接工程を省略することができる。したがって、部品点数及び作業工程を削減することができ、ひいてはコストの低減を実現することができる。また、前記溶接工程での溶接強度のばらつきといった問題も解消されるので、品質のばらつきを低減することができる。また、前記溶接にかかる溶接設備も不要となるため、設備費用も低減することができる。
【0018】
また、上記実施の形態のコイル部品10においては、図5に示すように、両コイル要素11,12の相互間の巻線1の連絡部1bが、第1のコイル要素11側の部位(符号、1b1を付す)ではほぼ半円状に折り曲げられかつ第2のコイル要素12側の部位(符号、1b2を付す)では緩やかな「く」の字状に折り曲げられているが、その巻線1の連絡部1bの折り曲げ形状は、次に例示するように適宜変更することができる。
【0019】
例えば、図6に示すものでは、巻線1の連絡部1bにおける第1のコイル要素11側の部位1b11ではほぼチャンネル状に折り曲げられかつ第2のコイル要素12側の部位1b21ではほぼクランク状に折り曲げられている。
また、図7に示すものでは、巻線1の連絡部1bにおける第1のコイル要素11側の部位1b12ではほぼチャンネル状に折り曲げられかつ第2のコイル要素12側の部位1b22では緩やかな「く」の字状に折り曲げられている。
また、図8に示すものでは、巻線1の連絡部1bにおける第1のコイル要素11側の部位1b13ではほぼC字状に折り曲げられており、第2のコイル要素12側の部位1b23では僅かに「く」の字状に折り曲げられている。
【0020】
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2を説明する。実施の形態2は、上記した実施の形態1の各コイル要素11,12をそれぞれボビンに巻き付けたものであるからその変更部分について詳述し、重複する説明は省略する。
図9に示すように、ボビン30は、例えば樹脂製のもので、ほぼ角筒状をなす主体部31と、その主体部31の上下の両端部の外周部に環状に張出された上下のフランジ部32,33とを有している。しかして、上側のフランジ部32における前縁部のうち左半部が切除されて開口溝32aが形成されている。上側のフランジ部32の前縁部における開口溝32a側の端部32bが折り曲げ基準となっており、その端部32b上にはガイド凸部32cが突出されている。
【0021】
次に、実施の形態2にかかるコイル部品の成形方法を説明する。まず、実施の形態1と同様にして、図10に示すように、1本の巻線1によって二つのコイル要素11,12を、その軸方向にかつ両コイル要素11,12の相互間に巻線1の連絡部1bを介して偏心させた状態で段違い状に形成する。このとき、巻線1は、各コイル要素11,12の各ボビン30の主体部31(図9参照)に対して巻付けられる。また、第2のコイル要素12のボビン30は、開口溝32aを有するフランジ部32が下向きとなるように配置される。また、両コイル要素11,12の相互間の巻線1の連絡部1bは、第1のコイル要素11ではボビン30の開口溝32a側から引き出され、第2のコイル要素12ではボビン30の開口溝32a側から引き込まれている。
その後、前記実施の形態1と同様、前記巻線1の連絡部1bが折り返され、相互に連続するコイル要素11,12が並列状に並べられる(図11参照)。
【0022】
上記した実施の形態2によっても、前記実施の形態1と同様の作用効果が得られる。
また、各ボビン30のフランジ部32の前縁部における開口溝32a側の端部32bが折り曲げ基準となっているので、実施の形態1における各ピン部材41,42(図4及び図5参照)を省略することができる。
また、各ボビン30におけるフランジ部32に設けたガイド凸部32cにより、巻線1の連絡部1bを緩やかに折り曲げることができる。なお、ガイド凸部32cは省略することができる。
【0023】
また、図11に示すように、両コイル要素11,12の巻線1がそれぞれボビン30に保持されており、両コイル要素11,12を並列状に並んだときに、両ボビン30の対向する上側のフランジ部32の端面が相互に当接するとともに、同じく下側のフランジ部32の端面が相互に当接するようになっている。これにより、両コイル要素11,12の中心間距離10dの寸法精度を向上することができる。
【0024】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明のコイル部品10は、トランスに限らず、モーター、その他の電気部品等にも適用することができる。また、コイル部品10は、3つ以上のコイル要素を備えるものでもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のコイル部品及びコイル部品の成形方法によれば、従来必要とされた連絡用ターミナル及び各コイル要素の連結側の端部が廃除されるとともに、両コイル要素の端面から外側方へはみ出す突出部分が廃除されることによって、コイル部品の占有スペースを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるコイル部品を示す斜視図である。
【図2】コイル部品を下面側から見た斜視図である。
【図3】コイル部品の半成形品を示す斜視図である。
【図4】コイル部品の半成形品を示す正面図である。
【図5】半成形品からコイル部品への成形方法を示す正面図である。
【図6】巻線の連絡部の折り返し形状の変更例1を示す正面図である。
【図7】巻線の連絡部の折り返し形状の変更例2を示す正面図である。
【図8】巻線の連絡部の折り返し形状の変更例3を示す正面図である。
【図9】本発明の実施の形態2にかかるボビンを示す斜視図である。
【図10】コイル部品の半成形品を示す正面図である。
【図11】コイル部品を示す正面図である。
【図12】従来の技術にかかるコイル部品を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 巻線(平角線)
1a 巻き始め端部
1b 連絡部
1c 巻き終り端部
10 コイル部品
11 第1のコイル要素
11a 端面
12 第2のコイル要素
12a 端面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a coil component and a method for forming a coil component.
[0002]
[Prior art]
An example of a conventional coil component will be described with reference to FIG. The
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the
[0004]
There is also a coil component described in Japanese Patent Laid-Open No. 2000-10553. In the coil component, a plurality of coil elements arranged in parallel are formed by one winding without using a connecting terminal. However, since the connecting portion of the winding wire that extends between the coil elements protrudes outward from the outer shape of the end faces of the two coil elements, there is a problem that the occupied space of the coil parts is inevitably increased as described above. It was.
[0005]
Therefore, the problem to be solved by the present invention is to provide a coil component and a method for forming the coil component that can reduce the space occupied by the coil component.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In the coil component according to the first aspect of the present invention for solving the above-described problem, a plurality of coil elements arranged in parallel in the same winding direction are formed by edgewise winding of one rectangular wire. At the same time, the connecting portion of the flat wire extending between the two continuous coil elements is folded in half along the width direction orthogonal to the longitudinal direction, and is accommodated within the outer shape of the end faces of the two coil elements. Yes. With this configuration, the connection terminal and the connection side end of each coil element, which have been conventionally required, are eliminated, and the projecting portion that protrudes outward from the end faces of both coil elements is eliminated. The space occupied by parts can be reduced.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a method for forming a coil component, wherein a plurality of coil elements in the same winding direction are stepped in an axially eccentric state by edgewise winding of one rectangular wire. Form. Thereafter, by arranging the two coil elements in parallel so that the connecting portion of the flat wire between the two continuous coil elements is folded in two along the width direction orthogonal to the longitudinal direction, A coil component in which the connecting portion is housed in the outer shape of the end faces of both coil elements is formed. With this configuration, a plurality of coil elements in the same winding direction arranged in parallel are formed by edgewise winding of a single rectangular wire, and a rectangular wire connecting portion that spans between two mutually continuous coil elements. The coil component housed in the outer shape by the end faces of the two coil elements can be molded. Therefore, the connecting terminal and the connecting end of each coil element, which have been conventionally required, are eliminated, and the protruding portion that protrudes outward from the end faces of both coil elements is eliminated, thereby reducing the occupied space. The coil component which can be obtained can be obtained.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[Embodiment 1]
As shown in FIG. 1, the
[0009]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0010]
That is, the
[0011]
The winding
[0012]
Next, a method for forming the
[0013]
At the start of winding of the winding 1, the winding
[0014]
After that, as shown in FIG. 5, the
[0015]
Next, by rotating the
[0016]
According to the coil component 10 (see FIG. 1 and FIG. 2) described above, a connection terminal (refer to reference numeral 115 in FIG. 12) and an end portion on the connection side of the
Moreover, according to the above-described forming method, the
[0017]
Further, the contact terminal (refer to reference numeral 115 in FIG. 12) that has been required in the past is unnecessary, the process of removing the insulation film from the winding for connecting the contact terminal, and welding between the contact terminal and the winding. The process can be omitted. Therefore, it is possible to reduce the number of parts and the work process, thereby realizing a reduction in cost. Moreover, since the problem of the welding strength dispersion | variation in the said welding process is also eliminated, the dispersion | variation in quality can be reduced. Moreover, since the welding equipment concerning the said welding becomes unnecessary, installation cost can also be reduced.
[0018]
Moreover, in the
[0019]
For example, in the case shown in FIG. 6, the portion 1b11 on the
7, the portion 1b12 on the
8, the portion 1b13 on the
[0020]
[Embodiment 2]
A second embodiment of the present invention will be described. In the second embodiment, the
As shown in FIG. 9, the
[0021]
Next, a method for forming a coil component according to the second embodiment will be described. First, in the same manner as in the first embodiment, as shown in FIG. 10, two
Thereafter, as in the first embodiment, the connecting
[0022]
Also according to the second embodiment described above, the same effects as those of the first embodiment can be obtained.
Further, since the
Further, the connecting
[0023]
Further, as shown in FIG. 11, the
[0024]
The present invention is not limited to the embodiment described above, and can be modified without departing from the gist of the present invention. For example, the
[0025]
【The invention's effect】
As described above, according to the coil component and the molding method of the coil component of the present invention, the connection terminal and the connection side end of each coil element that have been conventionally required are eliminated, and the end surfaces of both coil elements are removed. By eliminating the protruding portion that protrudes outward from the coil, the space occupied by the coil component can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a coil component according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a coil component viewed from the lower surface side.
FIG. 3 is a perspective view showing a semi-molded product of coil parts.
FIG. 4 is a front view showing a semi-molded product of coil parts.
FIG. 5 is a front view showing a molding method from a semi-molded product to a coil component.
FIG. 6 is a front view showing a modification example 1 of a folded shape of a connecting portion of a winding.
FIG. 7 is a front view showing a second modification of the folded shape of the connecting portion of the winding.
FIG. 8 is a front view showing a third modified example of the folded shape of the connecting portion of the winding.
FIG. 9 is a perspective view showing a bobbin according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a front view showing a semi-molded product of coil parts.
FIG. 11 is a front view showing a coil component.
FIG. 12 is a perspective view showing a coil component according to a conventional technique.
[Explanation of symbols]
1 Winding (flat wire)
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