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JP3735426B2 - 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 Download PDF

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JP3735426B2
JP3735426B2 JP33078696A JP33078696A JP3735426B2 JP 3735426 B2 JP3735426 B2 JP 3735426B2 JP 33078696 A JP33078696 A JP 33078696A JP 33078696 A JP33078696 A JP 33078696A JP 3735426 B2 JP3735426 B2 JP 3735426B2
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    • H10D64/035Manufacture or treatment of data-storage electrodes comprising conductor-insulator-conductor-insulator-semiconductor structures

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  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるフラッシュメモリなどの不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図40は、従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの平面パタ−ンを示すものである。また、図41は、図40のXLI−XLI線に沿う断面図、図42は、図40のXLII−XLII線に沿う断面図である。
【0003】
p型の半導体基板1.1には、素子分離用の狭い溝が形成され、その溝内には、絶縁膜1.2が満たされている(STI構造、STI=shallow trench isolation)。
【0004】
絶縁膜1.2に取り囲まれた素子領域には、n型のソ−ス・ドレイン拡散層1.7が形成されている。ソ−ス・ドレイン拡散層1.7の間のチャネル領域上には、ゲ−ト絶縁膜1.4を介してフロ−ティングゲ−ト電極1.3が形成されている。ゲ−ト絶縁膜1.4は、フロ−ティングゲ−ト電極1.3から半導体基板1.1又はソ−ス・ドレイン拡散層1.7への電荷(電子)の移動経路としてのトンネル絶縁膜としても機能している。
【0005】
フロ−ティングゲ−ト電極1.3の表面には、インタ−ポリ絶縁膜1.5が形成されている。インタ−ポリ絶縁膜1.5は、フロ−ティングゲ−ト電極(例えば、ポリシリコン)1.3の酸化により形成される酸化膜を含んでいる。インタ−ポリ絶縁膜1.5上には、コントロ−ルゲ−ト電極(ワ−ド線)1.6が形成されている。
【0006】
上記不揮発性半導体記憶装置のメモリセルにおいては、フロ−ティングゲ−ト電極1.3中の電荷(電子)の量に基づいて、情報(“1”又は“0”)を記憶している。例えば、コントロ−ルゲ−ト電極1.6に所定の電位を印加したとき、フロ−ティングゲ−ト電極1.3中に電荷が蓄えられている状態(例えば、“1”)では、メモリセル(トランジスタ)の閾値電圧は高く、メモリセルはオンしないのに対し、フロ−ティングゲ−ト電極1.3中に電荷が蓄えられていない状態(例えば、“0”)では、メモリセル(トランジスタ)の閾値電圧は低く、メモリセルは、オンする。
【0007】
また、デ−タの書き換え、つまり、フロ−ティングゲ−ト電極1.3に電荷を蓄積したり、フロ−ティングゲ−ト電極1.3から電荷を引き抜いたりするためには、フロ−ティングゲ−ト電極1.3の電位を変えることが必要である。
【0008】
フロ−ティングゲ−ト電極1.3の電位は、コントロ−ルゲ−ト電極1.6に印加する電位や、フロ−ティングゲ−ト電極1.3とコントロ−ルゲ−ト電極1.6の間の静電容量などにより決定される。
【0009】
コントロ−ルゲ−ト電極1.6の電位に関し、なるべく小さな値で、フロ−ティングゲ−ト電極1.3の電位を上げることできるようにするためには、フロ−ティングゲ−ト電極1.3とコントロ−ルゲ−ト電極1.6の間の静電容量は、できるだけ大きく設定するのがよい。
【0010】
そこで、従来のメモリセルでは、コントロ−ルゲ−ト電極1.6は、フロ−ティングゲ−ト電極1.3の上面に加え、コントロ−ルゲ−ト電極(ワ−ド線)1.6が延長する方向(ロウ方向)におけるフロ−ティングゲ−ト電極1.3の2つの側面をも覆うように配置されている。
【0011】
即ち、フロ−ティングゲ−ト電極1.3とコントロ−ルゲ−ト電極1.6が対向する領域を増やして、フロ−ティングゲ−ト電極1.3とコントロ−ルゲ−ト電極1.6の間の静電容量の増加を図っている。
【0012】
図43は、従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示すものである。なお、図44は、図43のXLIV−XLIV線に沿う断面図、図45は、図43のXLV−XLV線に沿う断面図である。
【0013】
まず、p型の半導体基板1.1に溝を形成し、この溝内に絶縁膜を満たすことにより、STI構造の素子分離絶縁膜1.2を形成する。素子領域1.9は、この素子分離絶縁膜1.2に取り囲まれることになる。素子領域1.9上には、シリコン酸化膜1.4Aが形成される。
【0014】
次に、CVD法により、半導体基板1.1上の全面に、ポリシリコン膜1.3Aを形成する。このポリシリコン膜1.3Aには、ポリシリコン膜1.3Aの形成時又は形成後に、n型の不純物が導入される。
【0015】
この後、素子分離絶縁膜1.2上のポリシリコン膜1.3Aの所定部分にスリット状の開口1.8を形成する。
【0016】
次に、熱酸化法により、ポリシリコン膜1.3Aの上面及び開口1.8内におけるポリシリコン膜1.3Aの側面に、それぞれシリコン酸化膜1.5Aを形成する。
【0017】
この後、CVD法により、シリコン酸化膜1.5A上及び開口1.8内の素子分離絶縁膜1.2上に、ポリシリコン膜1.6Aを形成する。このポリシリコン膜1.6Aには、ポリシリコン膜1.6Aの形成時又は形成後に、n型の不純物が導入される。
【0018】
次に、フォトリソグラフィ技術により、開口1.8を跨ぐようなライン状のレジスト膜2.0を形成する。このレジスト膜2.0をマスクにして、ポリシリコン膜1.6A、シリコン酸化膜1.5A、ポリシリコン膜1.3A、及びシリコン酸化膜1.4Aを、順次、エッチングすると、フロ−ティングゲ−ト電極及びコントロ−ルゲ−ト電極が形成される。
【0019】
次に、フロ−ティングゲ−ト電極及びコントロ−ルゲ−ト電極をマスクにして、セルフアラインにより、素子領域中にn型の不純物を導入すると、ソ−ス・ドレイン拡散層が形成される。
【0020】
以上の工程により、不揮発性半導体記憶装置のメモリセルが完成する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルでは、図42に示すように、ビット線が延長する方向(カラム方向)におけるフロ−ティングゲ−ト電極1.3の側面は、コントロ−ルゲ−ト電極1.6により覆われていない。
【0022】
これは、上述の製造方法にも示すように、フロ−ティングゲ−ト電極1.3とコントロ−ルゲ−ト電極1.6を同時に形成しているためである。
【0023】
従って、従来では、フロ−ティングゲ−ト電極1.3とコントロ−ルゲ−ト電極1.6の間における静電容量を十分に上げることができない欠点がある。
【0024】
また、従来の製造方法によれば、図46に示すように、フロ−ティングゲ−ト電極1.3とコントロ−ルゲ−ト電極1.6を形成した後に、熱酸化法により、ソ−ス・ドレイン拡散層1.7方向におけるフロ−ティングゲ−ト電極1.3の側面とコントロ−ルゲ−ト電極1.6の上面及び側面に、それぞれシリコン酸化膜2.1が形成される。
【0025】
この時、フロ−ティングゲ−ト電極1.3の上面側のエッジ部分及びコントロ−ルゲ−ト電極1.6の下面側のエッジ部分は、それぞれバ−ズビ−ク状に酸化される。
【0026】
しかし、これらエッジ部分の酸化は、フロ−ティングゲ−ト電極1.3とコントロ−ルゲ−ト電極1.6の間における静電容量の減少やばらつきなどが生じるため、防止したい。
【0027】
一方、フロ−ティングゲ−ト電極1.3の下面側のエッジ部分は、フロ−ティングゲ−ト電極1.3とソ−ス・ドレイン拡散層1.7の間における耐圧を向上させるため、素子のサイズによっては、積極的に酸化したい場合もある。
【0028】
本発明は、上記欠点を解決すべくなされたもので、その目的は、フロ−ティングゲ−ト電極とコントロ−ルゲ−ト電極の間における静電容量の増加と安定性を図れる不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、第1導電型の半導体基板に素子分離膜を形成する工程と、前記素子分離膜に取り囲まれた素子領域上にゲート絶縁膜を介してフローティングゲート電極を形成する工程と、前記素子領域に前記フローティングゲート電極をマスクにして第2導電型の不純物を注入し、前記不純物を熱拡散させ、ソース・ドレイン拡散層を形成する工程と、前記フローティングゲート電極を完全に覆う層間絶縁膜を形成する工程と、一度のエッチングにより、前記フローティングゲート電極の上面並びに前記フローティングゲート電極のすべての側面の少なくとも上部を露出させるような溝を前記層間絶縁膜に形成する工程と、少なくとも露出させた前記フローティングゲート電極の上面及び側面にインター絶縁膜を形成する工程と、前記溝内に、前記インター絶縁膜を介して前記フローティングゲート電極の上面及び側面を覆うコントロールゲート電極を形成する工程とを備える。
【0036】
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板と、前記半導体基板に形成される素子分離膜と、前記素子分離膜に取り囲まれた素子領域に形成されるソ−ス・ドレイン拡散層と、前記ソ−ス・ドレイン拡散層間のチャネル領域上にゲ−ト絶縁膜を介して形成されるフロ−ティングゲ−ト電極と、前記フロ−ティングゲ−ト電極の上面及び前記フロ−ティングゲ−ト電極のすべての側面の上部を覆い、前記フロ−ティングゲ−ト電極の側面の下部を覆わないコントロ−ルゲ−ト電極と、前記フロ−ティングゲ−ト電極と前記コントロ−ルゲ−ト電極の間に形成されるインタ−絶縁膜と、前記コントロールゲート電極で覆われない前記フロ−ティングゲ−ト電極の側面の下部を覆い、異なる複数の膜から構成され、前記ゲート絶縁膜よりも厚く形成される第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜上に、その上面が前記フローティングゲート電極の上面と一致するように形成される、前記第1絶縁膜の最上層に対してエッチング選択比を有する第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜上に形成される第3絶縁膜とを備え、前記インター絶縁膜は、前記コントロールゲート電極と前記第1絶縁膜の間にも連続して形成される
【0042】
本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、第1導電型の半導体基板に素子分離膜を形成する工程と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、前記第1絶縁膜上にこの第1絶縁膜に対してエッチング選択比を有する第2絶縁膜を形成する工程と、前記素子分離膜に取り囲まれた素子領域上の前記第1及び第2絶縁膜に開口を形成する工程と、前記開口の底面に少なくとも前記第1絶縁膜よりも薄いゲ−ト絶縁膜を形成する工程と、前記開口内のみにフロ−ティングゲ−ト電極を形成する工程と、前記第2絶縁膜上及び前記フロ−ティングゲ−ト電極上に第3絶縁膜を形成する工程と、底面が前記第1絶縁膜の上面に一致し、前記フロ−ティングゲ−ト電極の上面及び前記フロ−ティングゲ−ト電極のすべての側面の上部を露出させるような溝を前記第2及び第3絶縁膜に形成する工程と、少なくとも露出させた前記フロ−ティングゲ−ト電極の上面及び側面の上部にインタ−絶縁膜を形成する工程と、前記溝内に、前記インター絶縁膜を介して前記フローティングゲート電極の上面及び側面の上部を覆うコントロ−ルゲ−ト電極を形成する工程とを備える。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法について詳細に説明する。
【0050】
図1は、本発明の第1実施の形態に関わる不揮発性半導体記憶装置を示すものである。なお、図2は、図1のII−II線に沿う断面図、図3は、図1のIII−III線に沿う断面図である。
【0051】
p型の半導体基板3.1には、素子分離用の狭い溝が形成され、その溝内には、絶縁膜3.2が満たされている(STI構造)。
【0052】
絶縁膜3.2に取り囲まれた素子領域には、n型のソ−ス・ドレイン拡散層3.7が形成されている。ソ−ス・ドレイン拡散層3.7の間のチャネル領域上には、ゲ−ト絶縁膜3.4を介してフロ−ティングゲ−ト電極3.3が形成されている。ゲ−ト絶縁膜3.4は、フロ−ティングゲ−ト電極3.3から半導体基板3.1又はソ−ス・ドレイン拡散層3.7への電荷(電子)の移動経路としてのトンネル絶縁膜としても機能している。
【0053】
フロ−ティングゲ−ト電極3.3の表面には、インタ−ポリ絶縁膜3.5が形成されている。インタ−ポリ絶縁膜3.5上には、フロ−ティングゲ−ト電極3.3の上面及び側面を覆うコントロ−ルゲ−ト電極(ワ−ド線)3.6が形成されている。
【0054】
但し、フロ−ティングゲ−ト電極3.3の側面の下部は、コントロ−ルゲ−ト電極3.6により覆われておらず、層間絶縁膜3.8により覆われている。
【0055】
上記不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの特徴は、第一に、コントロ−ルゲ−ト電極3.6が延長する方向(ロウ方向)におけるフロ−ティングゲ−ト電極3.3の2つの側面と、ビット線が延長する方向(カラム方向)におけるフロ−ティングゲ−ト電極3.3の2つの側面が、それぞれコントロ−ルゲ−ト電極3.6により覆われている点にある。
【0056】
即ち、本発明によれば、従来のメモリセルに比べ、フロ−ティングゲ−ト電極3.3とコントロ−ルゲ−ト電極3.6が対向する領域を増やすことができ、フロ−ティングゲ−ト電極3.3とコントロ−ルゲ−ト電極3.6の間の静電容量の増加を図ることができる。
【0057】
第二に、フロ−ティングゲ−ト電極3.3の側面の下部が、コントロ−ルゲ−ト電極3.6により覆われておらず、層間絶縁膜3.8により覆われている点にある。
【0058】
即ち、フロ−ティングゲ−ト電極3.3の側面の下部を層間絶縁膜3.8で覆うことにより、コントロ−ルゲ−ト電極3.6とソ−ス・ドレイン拡散層3.7の間には、この厚い層間絶縁膜3.8が存在することになり、コントロ−ルゲ−ト電極3.6とソ−ス・ドレイン拡散層3.7の間における耐圧を向上させることができる。
【0059】
また、フロ−ティングゲ−ト電極3.3の上面側のエッジ部分は、コントロ−ルゲ−ト電極3.6により覆われているため、酸化されることなく、フロ−ティングゲ−ト電極3.3とコントロ−ルゲ−ト電極3.6の間の容量のばらつきを防止できる。
【0060】
さらに、層間絶縁膜3.8が、シリコン酸化膜や酸素を透過するような膜から構成されていれば、フロ−ティングゲ−ト電極3.3の下面側のエッジ部分を、必要に応じて酸化することもできる。
【0061】
第三に、コントロ−ルゲ−ト電極3.6の上面が平坦である点にある。即ち、コントロ−ルゲ−ト電極3.6の上面を平坦にすることにより、配線層の多層化や歩留りの向上に貢献できる。
【0062】
次に、図1乃至図3の不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。
【0063】
まず、図4乃至図6に示すように、p型の半導体基板4.1に溝を形成し、この溝内に絶縁膜を満たすことにより、STI構造の素子分離絶縁膜4.2を形成する。素子領域4.0は、この素子分離絶縁膜4.2に取り囲まれることになる。素子領域4.0上には、シリコン酸化膜4.4が形成される。
【0064】
また、CVD法により、半導体基板4.1上の全面に、ポリシリコン膜を形成する。このポリシリコン膜には、当該ポリシリコン膜の形成時又は形成後に、n型の不純物が導入される。この後、ポリシリコン膜を加工し、フロ−ティングゲ−ト電極4.3を形成する。
【0065】
また、フロ−ティングゲ−ト電極4.3をマスクにして、イオン注入法により、半導体基板4.1の素子領域4.0にn型の不純物を注入し、ソ−ス・ドレイン拡散層4.7を形成する。なお、ソ−ス・ドレイン拡散層4.7は、熱拡散(例えば、ポリシリコン膜から半導体基板へのn型の不純物の拡散など)により形成してもよい。
【0066】
この後、CVD法により、半導体基板4.1上に、フロ−ティングゲ−ト電極4.3を完全に覆う層間絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜)4.9を形成する。また、フォトリソグラフィ技術によりレジストパタ−ンを形成し、このレジストパタ−ンをマスクに層間絶縁膜4.9をエッチングし、ロウ方向に長く、ロウ方向の複数のフロ−ティングゲ−ト電極4.3を跨ぐような溝4.8を形成する。
【0067】
なお、層間絶縁膜4.9のエッチングに際しては、溝4.8の底部が半導体基板4.1の表面又は素子分離絶縁膜4.2の表面に達しないようにすることが条件である。即ち、溝4.8の底部は、少なくともフロ−ティングゲ−ト電極4.3の下面よりも高い位置に存在していることが必要である。
【0068】
また、溝4.8の幅は、カラム方向におけるフロ−ティングゲ−ト電極4.3の幅よりも広いことが条件である。
【0069】
これらの条件を満たすことにり、溝4.8内において、フロ−ティングゲ−ト電極4.3の上面及びフロ−ティングゲ−ト電極4.3の側面の上部がそれぞれ露出することになる。
【0070】
この後、層間絶縁膜4.9上及びフロ−ティングゲ−ト電極4.3上に、インタ−ポリ絶縁膜4.5を形成する。インタ−ポリ絶縁膜4.5は、例えば、シリコン酸化膜(SiO2 )、シリコン窒化膜(Si3 4 )、シリコン酸化膜(SiO2 )を積み重ねたものから構成される。
【0071】
次に、図7乃至図9に示すように、CVD法により、インタ−ポリ絶縁膜4.5上にポリシリコン膜4.6Aを形成する。このポリシリコン膜4.6Aには、当該ポリシリコン膜4.6Aの形成時又は形成後に、n型の不純物が導入される。
【0072】
次に、図10乃至図12に示すように、CMP(化学的機械的研磨)法により、ポリシリコン膜を研磨し、このポリシリコン膜を溝4.8内のみに残存させる。その結果、溝4.8内には、上面が平坦なコントロ−ルゲ−ト電極4.6が形成される。
【0073】
なお、CMP終了後には、コントロ−ルゲ−ト電極4.6の上面の位置は、層間絶縁膜4.9の上面の位置とほぼ一致することになる。
【0074】
以上の工程により、不揮発性半導体記憶装置のメモリセルが完成する。
【0075】
図13は、本発明の第2実施の形態に関わる不揮発性半導体記憶装置を示すものである。なお、図14は、図13のXIV−XIV線に沿う断面図、図15は、図13のXV−XV線に沿う断面図である。
【0076】
p型の半導体基板5.1には、素子分離用の狭い溝が形成され、その溝内には、絶縁膜5.2が満たされている(STI構造)。
【0077】
絶縁膜5.2に取り囲まれた素子領域5.0には、n型のソ−ス・ドレイン拡散層5.7が形成されている。ソ−ス・ドレイン拡散層5.7上には、ソ−ス・ドレイン拡散層5.7を形成するための不純物を含む絶縁膜5.8、例えば、PSG膜、AsSG膜などが形成されている。
【0078】
但し、この絶縁膜5.8は、熱拡散によりソ−ス・ドレイン拡散層5.7を形成する場合に必要なものであり、例えば、イオン注入法などによりソ−ス・ドレイン拡散層5.7を形成する場合には存在しなくてもよい。
【0079】
ソ−ス・ドレイン拡散層5.7の間のチャネル領域上には、ゲ−ト絶縁膜5.4を介してフロ−ティングゲ−ト電極5.3が形成されている。ゲ−ト絶縁膜5.4は、フロ−ティングゲ−ト電極5.3から半導体基板5.1又はソ−ス・ドレイン拡散層5.7への電荷(電子)の移動経路としてのトンネル絶縁膜としても機能している。
【0080】
フロ−ティングゲ−ト電極5.3の表面には、インタ−ポリ絶縁膜5.5が形成されている。インタ−ポリ絶縁膜5.5上には、フロ−ティングゲ−ト電極5.3の上面及び側面を覆うコントロ−ルゲ−ト電極(ワ−ド線)5.6が形成されている。
【0081】
但し、フロ−ティングゲ−ト電極5.3の側面の下部は、コントロ−ルゲ−ト電極5.6により覆われておらず、絶縁膜5.9により覆われている。この絶縁膜5.9は、エッチング(RIE)時におけるエッチングストッパとして機能するような膜、例えばシリコン窒化膜が用いられる。
【0082】
絶縁膜5.9上には、コントロ−ルゲ−ト電極5.6の側面を覆うような絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜)6.0,6.1が形成されている。
【0083】
上記不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの特徴は、第一に、コントロ−ルゲ−ト電極5.6が延長する方向(ロウ方向)におけるフロ−ティングゲ−ト電極5.3の2つの側面と、ビット線が延長する方向(カラム方向)におけるフロ−ティングゲ−ト電極5.3の2つの側面が、それぞれコントロ−ルゲ−ト電極5.6により覆われている点にある。
【0084】
即ち、本発明によれば、従来のメモリセルに比べ、フロ−ティングゲ−ト電極5.3とコントロ−ルゲ−ト電極5.6が対向する領域を増やすことができ、フロ−ティングゲ−ト電極5.3とコントロ−ルゲ−ト電極5.6の間の静電容量の増加を図ることができる。
【0085】
第二に、フロ−ティングゲ−ト電極5.3の側面の下部が、コントロ−ルゲ−ト電極5.6により覆われておらず、絶縁膜5.9により覆われている点にある。この絶縁膜5.9は、エッチング(RIE)時におけるエッチングストッパとしての機能を有するものである。
【0086】
この絶縁膜5.9を設けることにより、さらに以下の効果が得られる。
【0087】
コントロ−ルゲ−ト電極5.6とソ−ス・ドレイン拡散層5.7の間には、絶縁膜5.9が存在することになるため、コントロ−ルゲ−ト電極5.6とソ−ス・ドレイン拡散層5.7の間における耐圧を向上させることができる。
【0088】
フロ−ティングゲ−ト電極5.3の上面側のエッジ部分は、コントロ−ルゲ−ト電極5.6により覆われているため、酸化されることなく、フロ−ティングゲ−ト電極5.3とコントロ−ルゲ−ト電極5.6の間の容量のばらつきを防止できる。
【0089】
絶縁膜5.9が、シリコン酸化膜や酸素を透過するような膜から構成されていれば、フロ−ティングゲ−ト電極5.3の下面側のエッジ部分を、必要に応じて酸化することもできる。
【0090】
第三に、コントロ−ルゲ−ト電極5.6の上面が平坦である点にある。即ち、コントロ−ルゲ−ト電極5.6の上面を平坦にすることにより、配線層の多層化や歩留りの向上に貢献できる。
【0091】
次に、図13乃至図15の不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。
【0092】
まず、図16乃至図18に示すように、p型の半導体基板7.1に溝を形成し、この溝内に絶縁膜を満たすことにより、STI構造の素子分離絶縁膜7.2を形成する。素子領域7.0は、この素子分離絶縁膜7.2に取り囲まれることになる。
【0093】
また、CVD法により、半導体基板7.1上の全面に、n型の不純物を含むシリコン酸化膜7.8、例えばPSG膜や、AsSG膜などを形成する。また、CVD法により、シリコン酸化膜7.8上には、シリコン窒化膜7.9及びシリコン酸化膜8.0をそれぞれ形成する。
【0094】
また、フォトリソグラフィ技術によりレジストパタ−ンを形成し、このレジストパタ−ンをマスクにして、シリコン酸化膜8.0、シリコン窒化膜7.9及びシリコン酸化膜7.8を、順次、エッチングし、素子領域7.0上に開口を形成する。
【0095】
この後、熱酸化法により、開口の底部の半導体基板7.1上に、シリコン酸化膜(トンネル酸化膜)7.4を形成する。また、シリコン酸化膜8.0上に、開口を完全に満たすようなポリシリコン膜を形成する。このポリシリコン膜には、当該ポリシリコン膜の形成時又は形成後に、n型の不純物が導入される。
【0096】
CMP(化学的機械的研磨)法により、ポリシリコン膜を研磨し、開口内のみにポリシリコン膜を残存させ、フロ−ティングゲ−ト電極7.3を形成する。
【0097】
また、CVD法により、フロ−ティングゲ−ト電極7.3上及びシリコン酸化膜8.0上に、シリコン酸化膜8.1を形成する。
【0098】
なお、ソ−ス・ドレイン拡散層7.7は、シリコン酸化膜7.8を形成した後、製造工程の終了前に行われる熱工程において、シリコン酸化膜7.8から半導体基板7.1中へ不純物を拡散させることにより形成される。この熱工程は、ソ−ス・ドレイン拡散層5.7を形成する目的のための工程であってもよいし、又、別の目的のための工程であってもよい。
【0099】
次に、図19乃至図21に示すように、フォトリソグラフィ技術によりレジストパタ−ンを形成し、このレジストパタ−ンをマスクにして、シリコン酸化膜8.0,8.1をエッチングし、ロウ方向に長く、ロウ方向の複数のフロ−ティングゲ−ト電極7.3を跨ぐような溝8.2を形成する。
【0100】
なお、シリコン酸化膜8.0,8.1のエッチングに際しては、シリコン窒化膜7.9に対してエッチング選択比が大きくなるようなRIEなどのエッチング方法を用いる。これにより、エッチングは、シリコン窒化膜7.9の表面で止まるため、溝8.2の底部を、少なくともフロ−ティングゲ−ト電極7.3の下面よりも高い位置に存在させることが可能となる。
【0101】
また、溝8.2の幅は、カラム方向におけるフロ−ティングゲ−ト電極7.3の幅よりも広くなるように設定される。これにより、溝8.2内において、フロ−ティングゲ−ト電極7.3の上面及びフロ−ティングゲ−ト電極7.3の側面の上部がそれぞれ露出することになる。
【0102】
この後、シリコン窒化膜7.9上及びフロ−ティングゲ−ト電極7.3上に、インタ−ポリ絶縁膜7.5を形成する。インタ−ポリ絶縁膜7.5は、例えば、シリコン酸化膜(SiO2 )、シリコン窒化膜(Si3 4 )、シリコン酸化膜(SiO2 )を積み重ねたものから構成される。
【0103】
次に、図22乃至図24に示すように、CVD法により、インタ−ポリ絶縁膜7.5上にポリシリコン膜を形成する。このポリシリコン膜には、当該ポリシリコン膜の形成時又は形成後に、n型の不純物が導入される。
【0104】
また、CMP(化学的機械的研磨)法により、ポリシリコン膜を研磨し、このポリシリコン膜を溝8.2内のみに残存させる。その結果、溝8.2内には、上面が平坦なコントロ−ルゲ−ト電極7.6が形成される。
【0105】
なお、CMP終了後には、コントロ−ルゲ−ト電極7.6の表面の位置は、絶縁膜8.1の表面の位置とほぼ一致することになる。
【0106】
以上の工程により、不揮発性半導体記憶装置のメモリセルが完成する。
【0107】
図25は、本発明の第3実施の形態に関わる不揮発性半導体記憶装置を示すものである。なお、図26は、図25のXXVI−XXVI線に沿う断面図、図27は、図25のXXVII−XXVII線に沿う断面図である。
【0108】
p型の半導体基板9.1には、素子分離用の狭い溝が形成され、その溝内には、絶縁膜9.2が満たされている(STI構造)。
【0109】
絶縁膜9.2に取り囲まれた素子領域9.0には、n型のソ−ス・ドレイン拡散層9.7が形成されている。ソ−ス・ドレイン拡散層9.7上には、ソ−ス・ドレイン拡散層9.7を形成するための不純物を含む絶縁膜9.8、例えば、PSG膜、AsSG膜などが形成されている。
【0110】
但し、この絶縁膜9.8は、熱拡散によりソ−ス・ドレイン拡散層9.7を形成する場合に必要なものであり、例えば、イオン注入法などによりソ−ス・ドレイン拡散層9.7を形成する場合には存在しなくてもよい。
【0111】
ソ−ス・ドレイン拡散層9.7の間のチャネル領域上には、ゲ−ト絶縁膜9.4を介してフロ−ティングゲ−ト電極9.3が形成されている。ゲ−ト絶縁膜9.4は、フロ−ティングゲ−ト電極9.3から半導体基板9.1又はソ−ス・ドレイン拡散層9.7への電荷(電子)の移動経路としてのトンネル絶縁膜としても機能している。
【0112】
フロ−ティングゲ−ト電極9.3の表面には、インタ−ポリ絶縁膜9.5が形成されている。インタ−ポリ絶縁膜9.5上には、フロ−ティングゲ−ト電極9.3の上面及び側面を覆うコントロ−ルゲ−ト電極(ワ−ド線)9.6が形成されている。コントロ−ルゲ−ト電極9.6は、不純物を含んだポリシリコン膜から構成される。
【0113】
コントロ−ルゲ−ト電極9.6上には、低抵抗材料(例えば、高融点金属や高融点金属シリサイドなど)10.2が形成されている。
【0114】
フロ−ティングゲ−ト電極9.3の側面の下部は、コントロ−ルゲ−ト電極9.6により覆われておらず、絶縁膜9.9により覆われている。この絶縁膜9.9には、エッチング(RIE)時におけるエッチングストッパとして機能するような膜、例えばシリコン窒化膜が用いられる。
【0115】
絶縁膜9.9上には、コントロ−ルゲ−ト電極9.6及び低抵抗材料10.2の側面を覆うような絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜)10.0,10.1が形成されている。
【0116】
上記不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの特徴は、第一に、コントロ−ルゲ−ト電極9.6が延長する方向(ロウ方向)におけるフロ−ティングゲ−ト電極9.3の2つの側面と、ビット線が延長する方向(カラム方向)におけるフロ−ティングゲ−ト電極9.3の2つの側面が、それぞれコントロ−ルゲ−ト電極9.6により覆われている点にある。
【0117】
即ち、本発明によれば、従来のメモリセルに比べ、フロ−ティングゲ−ト電極9.3とコントロ−ルゲ−ト電極9.6が対向する領域を増やすことができ、フロ−ティングゲ−ト電極9.3とコントロ−ルゲ−ト電極9.6の間の静電容量の増加を図ることができる。
【0118】
第二に、フロ−ティングゲ−ト電極9.3の側面の下部が、コントロ−ルゲ−ト電極9.6により覆われておらず、絶縁膜9.9により覆われている点にある。この絶縁膜9.9は、エッチング(RIE)時におけるエッチングストッパとしての機能を有するものである。
【0119】
この絶縁膜9.9を設けることにより、さらに以下の効果が得られる。
【0120】
コントロ−ルゲ−ト電極9.6とソ−ス・ドレイン拡散層9.7の間には、絶縁膜9.9が存在することになるため、コントロ−ルゲ−ト電極9.6とソ−ス・ドレイン拡散層9.7の間における耐圧を向上させることができる。
【0121】
フロ−ティングゲ−ト電極9.3の上面側のエッジ部分は、コントロ−ルゲ−ト電極9.6により覆われているため、酸化されることなく、フロ−ティングゲ−ト電極9.3とコントロ−ルゲ−ト電極9.6の間の容量のばらつきを防止できる。
【0122】
絶縁膜9.9が、シリコン酸化膜や酸素を透過するような膜から構成されていれば、フロ−ティングゲ−ト電極9.3の下面側のエッジ部分を、必要に応じて酸化することもできる。
【0123】
第三に、コントロ−ルゲ−ト電極9.6上に低抵抗材料10.2が形成され、かつ、低抵抗材料の上面が平坦である点にある。即ち、低抵抗材料10.2をコントロ−ルゲ−ト電極9.6上に設けることでワ−ド線の抵抗値を低減できると共に、低抵抗材料10.2の上面を平坦にすることにより、配線層の多層化や歩留りの向上にも貢献できる。
【0124】
次に、図25乃至図27の不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。
【0125】
まず、図28乃至図30に示すように、p型の半導体基板11.1に溝を形成し、この溝内に絶縁膜を満たすことにより、STI構造の素子分離絶縁膜11.2を形成する。素子領域11.0は、この素子分離絶縁膜11.2に取り囲まれることになる。
【0126】
また、CVD法により、半導体基板11.1上の全面に、n型の不純物を含むシリコン酸化膜11.8、例えばPSG膜や、AsSG膜などを形成する。また、CVD法により、シリコン酸化膜11.8上には、シリコン窒化膜11.9及びシリコン酸化膜12.0をそれぞれ形成する。
【0127】
また、フォトリソグラフィ技術によりレジストパタ−ンを形成し、このレジストパタ−ンをマスクにして、シリコン酸化膜12.0、シリコン窒化膜11.9及びシリコン酸化膜11.8を、順次、エッチングし、素子領域11.0上に開口を形成する。
【0128】
この後、熱酸化法により、開口の底部の半導体基板11.1上に、シリコン酸化膜(トンネル酸化膜)11.4を形成する。また、シリコン酸化膜12.0上に、開口を完全に満たすようなポリシリコン膜を形成する。このポリシリコン膜には、当該ポリシリコン膜の形成時又は形成後に、n型の不純物が導入される。
【0129】
また、CMP(化学的機械的研磨)法により、ポリシリコン膜を研磨し、開口内のみにポリシリコン膜を残存させ、フロ−ティングゲ−ト電極11.3を形成する。
【0130】
また、CVD法により、フロ−ティングゲ−ト電極11.3上及びシリコン酸化膜12.0上に、シリコン酸化膜12.1を形成する。
【0131】
なお、ソ−ス・ドレイン拡散層11.7は、シリコン酸化膜11.8を形成した後、製造工程の終了前に行われる熱工程において、シリコン酸化膜11.8から半導体基板11.1中へ不純物を拡散させることにより形成される。この熱工程は、ソ−ス・ドレイン拡散層11.7を形成する目的のための工程であってもよいし、又、別の目的のための工程であってもよい。
【0132】
次に、フォトリソグラフィ技術によりレジストパタ−ンを形成し、このレジストパタ−ンをマスクにして、シリコン酸化膜12.0,12.1をエッチングし、ロウ方向に長く、ロウ方向の複数のフロ−ティングゲ−ト電極11.3を跨ぐような溝12.2を形成する。
【0133】
なお、シリコン酸化膜12.0,12.1のエッチングに際しては、シリコン窒化膜11.9に対してエッチング選択比が大きくなるようなRIEなどのエッチング方法を用いる。これにより、エッチングは、シリコン窒化膜11.9の表面で止まるため、溝12.2の底部を、少なくともフロ−ティングゲ−ト電極11−3の下面よりも高い位置に存在させることが可能となる。
【0134】
また、溝12.2の幅は、カラム方向におけるフロ−ティングゲ−ト電極11.3の幅よりも広くなるように設定される。これにより、溝12.2内において、フロ−ティングゲ−ト電極11.3の上面及びフロ−ティングゲ−ト電極11.3の側面の上部がそれぞれ露出することになる。
【0135】
この後、シリコン窒化膜11.9上及びフロ−ティングゲ−ト電極11.3上に、インタ−ポリ絶縁膜11.5を形成する。インタ−ポリ絶縁膜11.5は、例えば、シリコン酸化膜(SiO2 )、シリコン窒化膜(Si3 4 )、シリコン酸化膜(SiO2 )を積み重ねたものから構成される。
【0136】
次に、CVD法により、インタ−ポリ絶縁膜11.5上にポリシリコン膜を形成する。このポリシリコン膜には、当該ポリシリコン膜の形成時又は形成後に、n型の不純物が導入される。
【0137】
また、CMP(化学的機械的研磨)法により、ポリシリコン膜を研磨し、このポリシリコン膜を溝12.2内のみに残存させる。その結果、溝12.2内には、上面が平坦なコントロ−ルゲ−ト電極11.6が形成される。この時、コントロ−ルゲ−ト電極11.6の上面は、溝12.2の上面(絶縁膜12.2の上面)よりも下方に存在するように、研磨の条件を設定しておく。
【0138】
次に、図31乃至図33に示すように、CVD法により、コントロ−ルゲ−ト電極11.6上及び絶縁膜12.1上に、低抵抗材料(高融点金属や高融点金属シリサイドなど)12.3を形成する。
【0139】
次に、図34乃至図36に示すように、CMP(化学的機械的研磨)法により、低抵抗材料12.3を研磨し、この低抵抗材料12.3を溝12.2内のコントロ−ルゲ−ト電極11.6上のみに残存させる。
【0140】
なお、CMP終了後には、低抵抗材料12.3の上面の位置は、絶縁膜12.1の表面の位置とほぼ一致することになる。
【0141】
以上の工程により、不揮発性半導体記憶装置のメモリセルが完成する。
【0142】
図37は、本発明の第4実施の形態に関わる不揮発性半導体記憶装置を示すものである。なお、図38は、図37のXXXVIII−XXXVIII線に沿う断面図、図39は、図37のXXXIX−XXXIX線に沿う断面図である。
【0143】
p型の半導体基板9.1には、素子分離用の狭い溝が形成され、その溝内には、絶縁膜9.2が満たされている(STI構造)。
【0144】
絶縁膜9.2に取り囲まれた素子領域9.0には、n型のソ−ス・ドレイン拡散層9.7が形成されている。ソ−ス・ドレイン拡散層9.7上には、ソ−ス・ドレイン拡散層9.7を形成するための不純物を含む絶縁膜9.8、例えば、PSG膜、AsSG膜などが形成されている。
【0145】
但し、この絶縁膜9.8は、熱拡散によりソ−ス・ドレイン拡散層9.7を形成する場合に必要なものであり、例えば、イオン注入法などによりソ−ス・ドレイン拡散層9.7を形成する場合には存在しなくてもよい。
【0146】
ソ−ス・ドレイン拡散層9.7の間のチャネル領域上には、ゲ−ト絶縁膜9.4を介してフロ−ティングゲ−ト電極9.3が形成されている。ゲ−ト絶縁膜9.4は、フロ−ティングゲ−ト電極9.3から半導体基板9.1又はソ−ス・ドレイン拡散層9.7への電荷(電子)の移動経路としてのトンネル絶縁膜としても機能している。
【0147】
フロ−ティングゲ−ト電極9.3の表面には、インタ−ポリ絶縁膜9.5が形成されている。インタ−ポリ絶縁膜9.5上には、フロ−ティングゲ−ト電極9.3の上面及び側面を覆うコントロ−ルゲ−ト電極(ワ−ド線)9.6が形成されている。コントロ−ルゲ−ト電極9.6は、不純物を含んだポリシリコン膜から構成される。
【0148】
コントロ−ルゲ−ト電極9.6上には、低抵抗材料(例えば、高融点金属や高融点金属シリサイドなど)10.2が形成されている。
【0149】
フロ−ティングゲ−ト電極9.3の側面の下部は、コントロ−ルゲ−ト電極9.6により覆われておらず、絶縁膜9.9a,9.9bにより覆われている。絶縁膜9.9aは、フロ−ティングゲ−ト電極9,3の下面側のエッジ部分を酸化するためのもので、シリコン酸化膜などの酸化膜から構成される。絶縁膜9.9bには、エッチング(RIE)時におけるエッチングストッパとして機能するような膜、例えばシリコン窒化膜が用いられる。
【0150】
絶縁膜9.9b上には、コントロ−ルゲ−ト電極9.6及び低抵抗材料10.2の側面を覆うような絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜)10.0,10.1が形成されている。
【0151】
上記不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの特徴は、第一に、コントロ−ルゲ−ト電極9.6が延長する方向(ロウ方向)におけるフロ−ティングゲ−ト電極9.3の2つの側面と、ビット線が延長する方向(カラム方向)におけるフロ−ティングゲ−ト電極9.3の2つの側面が、それぞれコントロ−ルゲ−ト電極9.6により覆われている点にある。
【0152】
即ち、本発明によれば、従来のメモリセルに比べ、フロ−ティングゲ−ト電極9.3とコントロ−ルゲ−ト電極9.6が対向する領域を増やすことができ、フロ−ティングゲ−ト電極9.3とコントロ−ルゲ−ト電極9.6の間の静電容量の増加を図ることができる。
【0153】
第二に、フロ−ティングゲ−ト電極9.3の側面の下部が、コントロ−ルゲ−ト電極9.6により覆われておらず、絶縁膜9.9a,9.9bにより覆われている点にある。
【0154】
この絶縁膜9.9a,9.9bを設けることにより、以下の効果を得ることができる。
【0155】
まず、コントロ−ルゲ−ト電極9.6とソ−ス・ドレイン拡散層9.7の間に絶縁膜9.9a,9,9bが存在することになるため、コントロ−ルゲ−ト電極9.6とソ−ス・ドレイン拡散層9.7の間における耐圧を向上させることができる。
【0156】
フロ−ティングゲ−ト電極9.3の上面側のエッジ部分は、コントロ−ルゲ−ト電極9.6により覆われているため、酸化されることなく、フロ−ティングゲ−ト電極9.3とコントロ−ルゲ−ト電極9.6の間の容量のばらつきを防止できる。
【0157】
絶縁膜9.9aが、シリコン酸化膜などの酸化膜から構成されているため、フロ−ティングゲ−ト電極9.3の下面側のエッジ部分を、必要に応じて酸化することもできる。また、絶縁膜9.9bをシリコン窒化膜などのエッチング選択比を有するものから構成することにより、コントロ−ルゲ−ト電極9.6が半導体基板9.1の表面まで達しないような構造を容易に得ることができる。
【0158】
第三に、コントロ−ルゲ−ト電極9.6上に低抵抗材料10.2が形成され、かつ、低抵抗材料の上面が平坦である点にある。即ち、低抵抗材料10.2をコントロ−ルゲ−ト電極9.6上に設けることでワ−ド線の抵抗値を低減できると共に、低抵抗材料10.2の上面を平坦にすることにより、配線層の多層化や歩留りの向上にも貢献できる。
【0159】
なお、図37乃至図39の不揮発性半導体記憶装置は、第3実施の形態の製造方法と同様の方法により形成することができる。但し、第3実施の形態の製造方法において、絶縁膜9.9を、絶縁膜9.9a,9.9bと置き換える必要がある。
【0160】
上述の第1乃至第4実施の形態においては、スタックゲ−ト型EEPROMのメモリセルを前提として説明したが、より具体的には、このような構造を有するNOR型、NAND型、又はAND型のEEPRPMのメモリセルに本発明を適用することができる。
【0161】
また、素子分離手段としては、STI技術を適用したが、LOCOS法による素子分離膜を用いてもよい。
【0162】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法によれば、次のような効果を奏する。
【0163】
第一に、コントロ−ルゲ−ト電極が延長する方向(ロウ方向)におけるフロ−ティングゲ−ト電極の側面と、ビット線が延長する方向(カラム方向)におけるフロ−ティングゲ−ト電極の側面が、それぞれコントロ−ルゲ−ト電極により覆われている。
【0164】
従って、本発明によれば、コントロ−ルゲ−ト電極が延長する方向におけるフロ−ティングゲ−ト電極の側面のみがコントロ−ルゲ−ト電極により覆われている従来のメモリセルに比べ、フロ−ティングゲ−ト電極とコントロ−ルゲ−ト電極が対向する領域を増やすことができ、フロ−ティングゲ−ト電極とコントロ−ルゲ−ト電極の間の静電容量の増加を図ることができる。
【0165】
この点について、具体例を説明する。
【0166】
例えば、フロ−ティングゲ−ト電極が、0.25μm(幅)×0.25μm(長さ)×0.2μm(高さ)の直方体であり、ゲ−ト絶縁膜(トンネル酸化膜)の膜厚が、10nm、インタ−ポリ絶縁膜が、14nmであると仮定する。
【0167】
この場合、従来のメモリセルでは、カップリング比は、約0.65となる。よって、フロ−ティングゲ−ト電極に余剰の電荷がないとき、コントロ−ルゲ−ト電極(ワ−ド線)に約19Vを印加すると、フロ−ティングゲ−ト電極の電位は、約12.35Vとなり、トンネル酸化膜にファウラ−ノルドハイム(Fowler−Nordheim)のトンネル電流が流れる。
【0168】
これに対し、本発明のメモリセルでは、カップリング比は、約0.75となる。よって、フロ−ティングゲ−ト電極に余剰の電荷がないとき、コントロ−ルゲ−ト電極(ワ−ド線)に約16Vを印加すると、フロ−ティングゲ−ト電極の電位は、約12Vとなり、トンネル酸化膜にファウラ−ノルドハイム(Fowler−Nordheim)のトンネル電流が流れる。
【0169】
つまり、本発明によれば、従来技術に比べて、コントロ−ルゲ−ト電極の電位が約3V低い状態で、デ−タの書き込み、即ち、フロ−ティングゲ−ト電極への電子の注入を行うことができる。
【0170】
第二に、フロ−ティングゲ−ト電極の側面の下部をコントロ−ルゲ−ト電極で覆わず、絶縁膜で覆うことにより、コントロ−ルゲ−ト電極とソ−ス・ドレイン拡散層の間における耐圧を向上させることができる。
【0171】
フロ−ティングゲ−ト電極の上面側のエッジ部分は、コントロ−ルゲ−ト電極により覆われているため、酸化されることなく、フロ−ティングゲ−ト電極とコントロ−ルゲ−ト電極の間の容量のばらつきを防止できる。
【0172】
絶縁膜が、シリコン酸化膜や酸素を透過するような膜から構成されていれば、フロ−ティングゲ−ト電極の下面側のエッジ部分を、必要に応じて酸化することもできる。
【0173】
第三に、コントロ−ルゲ−ト電極の上面を平坦にすることにより、配線層の多層化や歩留りの向上にも貢献できる。この際、コントロ−ルゲ−ト電極上に低抵抗材料を配置すれば、ワ−ド線の抵抗値の低減にも貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に関わる不揮発性半導体記憶装置の平面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図。
【図4】本発明の第1実施の形態に関わる製造方法の一工程を示す平面図。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図。
【図6】図4のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】本発明の第1実施の形態に関わる製造方法の一工程を示す平面図。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図。
【図9】図7のIX−IX線に沿う断面図。
【図10】本発明の第1実施の形態に関わる製造方法の一工程を示す平面図。
【図11】図10のXI−XI線に沿う断面図。
【図12】図10のXII−XII線に沿う断面図。
【図13】本発明の第2実施の形態に関わる不揮発性半導体記憶装置の平面図。
【図14】図13のXIV−XIV線に沿う断面図。
【図15】図13のXV−XV線に沿う断面図。
【図16】本発明の第2実施の形態に関わる製造方法の一工程を示す平面図。
【図17】図16のXVII−XVII線に沿う断面図。
【図18】図16のXVIII−XVIII線に沿う断面図。
【図19】本発明の第2実施の形態に関わる製造方法の一工程を示す平面図。
【図20】図19のXX−XX線に沿う断面図。
【図21】図19のXXI−XXI線に沿う断面図。
【図22】本発明の第2実施の形態に関わる製造方法の一工程を示す平面図。
【図23】図22のXXIII−XXIII線に沿う断面図。
【図24】図22のXXIV−XXIV線に沿う断面図。
【図25】本発明の第3実施の形態に関わる不揮発性半導体記憶装置の平面図。
【図26】図25のXXVI−XXVI線に沿う断面図。
【図27】図25のXXVII−XXVII線に沿う断面図。
【図28】本発明の第3実施の形態に関わる製造方法の一工程を示す平面図。
【図29】図28のXXIX−XXIX線に沿う断面図。
【図30】図28のXXX−XXX線に沿う断面図。
【図31】本発明の第3実施の形態に関わる製造方法の一工程を示す平面図。
【図32】図31のXXXII−XXXII線に沿う断面図。
【図33】図31のXXXIII−XXXIII線に沿う断面図。
【図34】本発明の第3実施の形態に関わる製造方法の一工程を示す平面図。
【図35】図34のXXXV−XXXV線に沿う断面図。
【図36】図34のXXXVI−XXXVI線に沿う断面図。
【図37】本発明の第4実施の形態に関わる不揮発性半導体記憶装置の平面図。
【図38】図37のXXXVIII−XXXVIII線に沿う断面図。
【図39】図37のXXXIX−XXXIX線に沿う断面図。
【図40】従来の不揮発性半導体記憶装置の平面図。
【図41】図40のXLI−XLI線に沿う断面図。
【図42】図40のXLII−XLII線に沿う断面図。
【図43】従来の製造方法の一工程を示す平面図。
【図44】図43のXLIV−XLIV線に沿う断面図。
【図45】図43のXLV−XLV線に沿う断面図。
【図46】従来の不揮発性半導体記憶装置の断面図。
【符号の説明】
1.1,3.1,4.1,5.1,7.1,9.1,11.1
:半導体基板、
1.1A,1.3A,1.6A,4.6A :ポリシリコン膜、
1.2,3.2,4.2,5.2,7.2,9.2,11.2
:素子分離絶縁膜、
1.3,3.3,4.3,5.3,7.3,9.3,11.3
:フロ−ティングゲ−ト電極、
1.4,3.4,4.4,5.4,7.4,9.4,11.4
:ゲ−ト絶縁膜、
1.4A,1.5A :シリコン酸化膜、
1.5,3.5,4.5,7.5,9.5,11.5
:インタ−ポリ絶縁膜、
1.6,3.6,4.6,5.6,7.6,9.6,11.6
:コントロ−ルゲ−ト電極、
1.7,3.7,4.7,5.7,7.7,9.7,11.7
:ソ−ス・ドレイン拡散層、
1.8 :開口、
1.9,5.0 :素子領域、
2.0 :レジスト膜、
3.8,4.9,5.8〜6.1,7.8〜8.1,9.8〜10.1,11
.8〜12.1,9.9a,9.9b :絶縁膜、
4.8,8.2,12.2 :溝、
10.2,12.3 :低抵抗膜。

Claims (14)

  1. 第1導電型の半導体基板に素子分離膜を形成する工程と、前記素子分離膜に取り囲まれた素子領域上にゲート絶縁膜を介してフローティングゲート電極を形成する工程と、前記素子領域に前記フローティングゲート電極をマスクにして第2導電型の不純物を注入し、前記不純物を熱拡散させ、ソース・ドレイン拡散層を形成する工程と、前記フローティングゲート電極を完全に覆う層間絶縁膜を形成する工程と、一度のエッチングにより、前記フローティングゲート電極の上面並びに前記フローティングゲート電極のすべての側面の少なくとも上部を露出させるような溝を前記層間絶縁膜に形成する工程と、少なくとも露出させた前記フローティングゲート電極の上面及び側面にインター絶縁膜を形成する工程と、前記溝内に、前記インター絶縁膜を介して前記フローティングゲート電極の上面及び側面を覆うコントロールゲート電極を形成する工程とを具備することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記溝は、その底面の位置が、前記フロ−ティングゲ−ト電極の底面の位置よりも高くなるように形成されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  3. 請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記コントロ−ルゲ−ト電極は、前記層間絶縁膜上に前記溝を完全に満たす導電膜を形成した後、CMP法により前記導電膜を研磨することにより形成されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  4. 半導体基板と、前記半導体基板に形成される素子分離膜と、前記素子分離膜に取り囲まれた素子領域に形成されるソ−ス・ドレイン拡散層と、前記ソ−ス・ドレイン拡散層間のチャネル領域上にゲ−ト絶縁膜を介して形成されるフロ−ティングゲ−ト電極と、前記フロ−ティングゲ−ト電極の上面及び前記フロ−ティングゲ−ト電極のすべての側面の上部を覆い、前記フロ−ティングゲ−ト電極の側面の下部を覆わないコントロ−ルゲ−ト電極と、前記フロ−ティングゲ−ト電極と前記コントロ−ルゲ−ト電極の間に形成されるインタ−絶縁膜と、前記コントロールゲート電極で覆われない前記フロ−ティングゲ−ト電極の側面の下部を覆い、異なる複数の膜から構成され、前記ゲート絶縁膜よりも厚く形成される第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜上に、その上面が前記フローティングゲート電極の上面と一致するように形成される、前記第1絶縁膜の最上層に対してエッチング選択比を有する第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜上に形成される第3絶縁膜とを具備し、前記インター絶縁膜は、前記コントロールゲート電極と前記第1絶縁膜の間にも連続して形成されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 請求項記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第1絶縁膜最下層は、シリコン酸化膜から構成され、前記フローティングゲート電極の下面側のエッジ部が酸化されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  6. 請求項記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第1絶縁膜最上層は、シリコン窒化膜から構成され、前記第2絶縁膜は、シリコン酸化膜から構成されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  7. 請求項記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記コントロ−ルゲ−ト電極上に形成される低抵抗材料を具備し、前記低抵抗材料の上面と前記第3絶縁膜の上面は、平坦で、かつ、互いに一致していることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  8. 第1導電型の半導体基板に素子分離膜を形成する工程と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、前記第1絶縁膜上にこの第1絶縁膜に対してエッチング選択比を有する第2絶縁膜を形成する工程と、前記素子分離膜に取り囲まれた素子領域上の前記第1及び第2絶縁膜に開口を形成する工程と、前記開口の底面に少なくとも前記第1絶縁膜よりも薄いゲ−ト絶縁膜を形成する工程と、前記開口内のみにフロ−ティングゲ−ト電極を形成する工程と、前記第2絶縁膜上及び前記フロ−ティングゲ−ト電極上に第3絶縁膜を形成する工程と、底面が前記第1絶縁膜の上面に一致し、前記フロ−ティングゲ−ト電極の上面及び前記フロ−ティングゲ−ト電極のすべての側面の上部を露出させるような溝を前記第2及び第3絶縁膜に形成する工程と、少なくとも露出させた前記フロ−ティングゲ−ト電極の上面及び側面の上部にインタ−絶縁膜を形成する工程と、前記溝内に、前記インター絶縁膜を介して前記フローティングゲート電極の上面及び側面の上部を覆うコントロ−ルゲ−ト電極を形成する工程とを具備することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  9. 請求項記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記第1絶縁膜は、シリコン窒化膜であり、前記第2絶縁膜は、シリコン酸化膜であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  10. 請求項記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記第1絶縁膜、少なくとも最下層のシリコン酸化膜を含む複数の膜から構成、前記フロ−ティングゲ−ト電極の下面側のエッジ部酸化することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  11. 請求項記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記第1絶縁膜を形成する前に、第2導電型の不純物を含む第4絶縁膜を形成しておき、前記開口は、前記第4絶縁膜にも設けられ、ソ−ス・ドレイン拡散層は、前記開口を形成した後の熱工程により、前記第4絶縁膜から前記半導体基板へ前記不純物を拡散させることにより形成されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  12. 請求項記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記フロ−ティングゲ−ト電極は、前記第2絶縁膜上に前記開口を完全に満たす導電膜を形成した後、CMP法により前記導電膜を研磨することにより形成されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  13. 請求項記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記コントロ−ルゲ−ト電極は、前記第3絶縁膜上に前記溝を完全に満たす導電膜を形成した後、CMP法により前記導電膜を研磨することにより形成されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  14. 請求項13記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記コントロ−ルゲ−ト電極は、その上面が前記第3絶縁膜の上面よりも低い位置に存在するように前記溝内に形成され、
    前記溝内の前記コントロールゲート電極上の部分を満たすような低抵抗材料を前記溝内のみに形成する工程をさらに備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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