JP3734124B2 - シート収納マガジン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート収納マガジンに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像が形成されるカード状の受像シートに印刷を行なう印刷部と、前記受像シートを収納するとともに前記受像シートを前記印刷部へ向けて送り出す給紙部を具備する印刷装置がある。近年、昇華性染料を用いて印刷する印刷装置が利用されるようになってきた。このような所謂昇華型のカード印刷装置において使用される受像シートには、画像を形成するために画像形成側に受像層を設けてあるカードや、事前に他の印刷機で事前印刷が施されているカード、また、IDカードなどでは磁気書き込みのための磁気ストライプを設けたカードなどがある。その他、用途的には、名刺として用いられるカードもある。以下、これらのカード状のシートを単に受像シートと総称する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような受像シートを使用する昇華型の印刷装置において、給紙部にこれら受像シートを装填して、印刷部に給送するようにしている。この場合、以下の問題がある。
▲1▼受像シートは例えばIDカートのサイズと、名刺のサイズとが異なるように用途により様々なものがある。このため、収納部にギャップがあると給送時にスキューを生じる原因となる。
【0004】
▲2▼受像シートには、片側の面だけに受像層が形成されているものがあり、これを誤って裏返して給紙部に装填した場合には、適正に画像が形成されないので裏表を間違えることなく装填する必要がある。カードの厚さは一般に0.7mm程度であり人間が片手で持てる量はせいぜい100枚程度であるが、このような多数のカードを積層状にして給紙部にカードを直接装填するという操作を行なう場合には、合成樹脂製のカードは滑りやすいため、誤って床上に落したりすれば散乱したカードの一枚、一枚について裏表を見分け、また、前後を確認して再度揃え直さねばならない。しかし、この作業は大変困難である。従って、給紙装置に容易にカードを多量にセットするのは容易なことではない。
【0005】
本発明は、このような問題を解決することのできるシート収納マガジンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、以下の構成とした。
【0007】
(1).画像が形成されるカード状の受像シートに印刷を行なう印刷部と、前記受像シートを収納するとともに前記受像シートを前記印刷部へ向けて送り出す給紙部を具備する印刷装置に用いられるシート収納マガジンであって、前記シート収納マガジンは、前記受像シートを収納操作する該受像シートの入れ口としての開口を有する箱状の本体と前記開口を塞ぐ蓋とからなり、前記蓋は前記本体に対して取付一体化及び取外し可能であり、前記取付一体化の状態で前記給紙部に対して着脱可能に装着するための装着手段を具備するシート収納マガジンにおいて、該シート収納マガジンの内側底面部であって、前記受像シートの接する部位が、給紙方向に長いリブ形状部を有し、該リブ形状部は、前記給紙方向に対して2段階の部位からなり、前記給紙方向の上流側における高い部位のリブ形状部は、下流側における低い部位のリブ形状部よりも高く形成されており、前記受像シートを前記印刷部へ向けて送り出すとき、該受像シートの後端部は、前記リブ形状部の高い部位から低い部位を移動することとした(請求項1)。
(2). 上記した、(1)記載のシート収納マガジンにおいて、前記印刷装置に設けた前記シート収納マガジンの種類を識別するための識別センサによる識別を可能にする識別部材が設けられていることとした(請求項2)。
(3) . 上記した、(1)又は(2)記載のシート収納マガジンにおいて、前記シート収納マガジン内の前記受像シートの有無を検出するための検出センサの検出光を導く検出窓が設けられていることとした(請求項3)。
(4) . 上記した、(1)、(2)又は(3)記載のシート収納マガジンにおいて、前記シート収納マガジンは、収納された受像シートを下のものから順次送り出すために、該シート収納マガジンの底部であってかつ、給紙方向の下流側の部位に、受像シート送り出し通路としての給紙出口を有していることとした(請求項4)。
(5) . 上記した、(4)記載のシート収納マガジンにおいて、前記給紙出口を構成する開口の上縁部の形状が、下に凸の山形に形成されていることとした(請求項5)。
(6) . 上記した、(4)又は(5)記載のシート収納マガジンにおいて、前記給紙出口を構成する開口の上縁部について、幅方向の両端を残して中央部を一定の幅で覆うことのできる板状のギャップ板を有し、このギャップ板は上下方向に可動で、任意の位置に位置決め固定できる位置調整手段を具備していることとした(請求項6)。
(7) . 上記した、(1)記載のシート収納マガジンにおいて、前記シート収納マガジンの内部には、前記受像シートを介して供給ローラに対し給紙に必要な給紙圧を与えるための錘手段が設けられていることとした(請求項7)。
(8) . 上記した、(7)記載のシート収納マガジンにおいて、前記錘手段は、錘と、この錘を支持する錘支持手段と、当該シート収納マガジンの内壁部に設けられ錘支持手段を案内する案内手段とからなることとした(請求項8)。
(9) . 上記した、(8)記載のシート収納マガジンにおいて、前記案内手段は対向する2つの案内部からなり、前記錘支持手段は、前記各案内部に接して転動するローラ部材を具備していることとした(請求項9)。
(10) . 上記した、(8)又は(9)記載のシート収納マガジンにおいて、前記錘支持手段は、当該シート収納マガジンの内壁部に設けた下向きの鋸歯状歯面に摺接可能に係合する逆行防止板を具備していることとした(請求項10)。
(11) . 上記した、(1)乃至(10)のいずれかに記載のシート収納マガジンにおいて、前記給紙部に対して当該シート収納マガジンを着脱可能に装着するための装着手段は、当該シート収納マガジンを給紙方向に、水平に移動案内して給紙部に装着し、或いは抜脱するものであって、一方を前記給紙部に、他方を当該シート収納マガジンに形成した一対の凹凸状の溝の組合せ構造からなる(請求項11)。
(12) . 上記した、(1)乃至(11)のいずれかに記載のシート収納マガジンにおいて、前記印刷装置に対する着脱時の把手を具備していることとした(請求項12)。
(13) . 上記した、(1)乃至(12)のいずれかに記載のシート収納マガジンにおいて、収納される前記受像シートのサイズに合わせて、位置調節可能な内壁部材を有す ることとした(請求項13)。
(14) . 上記した、(1)乃至(13)のいずれかに記載のシート収納マガジンにおいて、当該シート収納マガジンは、少なくとも内部の受像シートの残量をオペレータが確認できるように、全体又は一部が透明に構成され、或いは、窓が形成されていることとした(請求項14)。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1に本発明に係る印刷装置及びシート収納マガジンを示す。図1において、受像シートの給送経路a上、最上流の位置には受像シートSを収納したシート収納マガジン1が位置し、最下部の受像シートには供給ローラ2が接している。供給ローラ2はその回転により受像シートを印刷部6へ向けて送り出す。よって、供給ローラ2が設けられた部位は、受像シートを印刷部へ向けて送り出す給紙部12を構成する。
【0029】
供給ローラ2の下流には、該供給ローラ2からの送りを受け継ぐ一対のレジストローラ4が設けられている。このレジストローラ4は、受像シートを印刷部6に送り出すタイミングを設定する。レジストローラ4の下流には、受像シートに所望のデータを印刷する印刷部6がある。
【0030】
印刷部6は、サーマルヘッド6aと、昇華性のインクを成分とするインクリボン6bと、インクリボンを巻き取り保持するリール6c,6dと、受像シートッをサーマルヘッドに押しつけるプラテンローラ6eなどからなる。サーマルヘッド6aはパソコンなどのコンピュータから出力された印刷用のデータを受けて、電気信号により、アレー状の感熱素子を加熱する。インクリボンは昇華型のインクを使用するもので、多色のインクを使用したものが用いられる。プラテンローラ6eは、軸6gを支点にして揺動するアーム6fに軸支されていて、受像シートがサーマルヘッド6aの直下に搬送されてきたときに、ばね6hの付勢力によりサーマルヘッド6aに押圧されるようになっている。
【0031】
印刷部6の下流には一対の定着ローラ8が設けられていて、印刷部6で印刷された受像シート上の画像を定着する。定着ローラ8の下流には一対の排出ローラ10が設けられていて、定着を終えた受像シートを機外へ排出する。
【0032】
供給ローラ2が設けられた給紙部12には、受像シートSを収納することができるシート収納マガジン300が着脱可能となっている(請求項1)。シート収納マガジン300は大別して本体100と蓋200とからなり、蓋200を開けて受像シートSを装填し蓋200を閉じてから、給紙部12へ装着する。
【0033】
蓋200は本体100に対して、縦割りとなっていて図示しない取付部材により一体的に取り付け、取り外しが可能である。図3において、YーY’に沿う実線は蓋200と本体100との接合ラインを示している。
【0034】
シート収納マガジン300内に受像シートSが無くなったら、給紙部12から抜脱して受像シートを追加装填する。或いは、装填済みの別のシート収納マガジンを給紙部12へ装着する。種別の異なる受像シートを用いることとなった場合も同様に、該当する受像シートに入れ替える。或いは、該当する受像シートが装填されている別のシート収納マガジンを予め準備しておき、これと取り替える。
【0035】
このようにシート収納マガジンを給紙部12に対して着脱可能としたことにより、給紙部に対する受像シートの装着は、受像シートを収納したシート収納マガジン300を単位として行なわれることとなり、受像シートを一枚ずつ取扱う必要がなくなるので、給紙部への装填の途中で落下させてしまうなどの取扱いミスをなくすことができる。
【0036】
印刷装置は、シート収納マガジン300を着脱可能にするための装着手段を具備している(請求項1)。この装着手段の例として、図2に符号14R,14Rで示すような溝部材を例示することができる。これらの溝部材14R,14Lは、受像シートSの搬送方向Aと直交する受像シートの幅方向B上、溝の開口側を互いに内側にして対向して図示省略の印刷装置本体に固定して設けられている。これらの各溝は搬送方向Aと平行で、しかも、ほぼ水平である。
【0037】
一方、シート収納マガジン300についても、本体100に蓋200を一体化した状態で、これらの溝部材14R,14Lの各溝に係合し得る形状の凸状部301R,301Lが形成されていて、これらを以って、装着手段を構成している(請求項11)。
【0038】
このように、溝部材14R、14Lを案内にして凸状部301R、301Lを搬送方向Aに挿入していくことにより、シート収納マガジン300を給紙部12に簡単に装着することができる。仮にこのように搬送方向Aではなくて、上下方向とした場合には、受像シートSが給紙ミスにより給紙出口206の途中で止まっている状態のときには、この受像シートが印刷装置側とシート収納マガジン300側とにまたがって存在することとなって、上下方向に引出すことができない。しかし、本例のように、搬送方向Aに沿って略水平方向に装着する構成とすれば、上記のような給紙ミスが生じている場合でもシート収納マガジンを容易に引き抜くことができる。また、引き抜き後、給紙ミスを生じている受像シートの除去も容易に行なうことができる。
【0039】
本体100の後部には、把手102が一体に形成されている(請求項12)。シート収納マガジン300の着脱に際しては、この把手102を掴むことにより、操作を容易かかつ確実に行なうことができる。
【0040】
シート収納マガジン300の凸状部301R,301Lが溝部材14R,14Lに案内されて一定の装着関係、つまり、図1、図3に示すように当該シート収納マガジン300内の最下部の受像シートSが、供給ローラ2に当接して適正な送り可能な装着位置まで進んだとき、シート収納マガジン300は印刷装置側とシート収納マガジン側にそれぞれ設けたロック手段の係合により進行がストップさせられて、装着状態がその位置で保持される(請求項13)。
【0041】
このロック手段の構成を説明すると、蓋200の前面に設けたロック手段202は、先端側の丸軸状部202aと基端側の板状部202bとからなる。一方、印刷装置本体側のロック手段16は、板状のばね部材をΩ字状に形成した保持部16aと、保持部を印刷装置本体側に固定する固定部16bとからなる。固定部16bは、印刷装置本体と一体の固定板18にねじ止めにより固定されている。図2において、シート収納マガジン300が搬送方向Aに進行してくるとやがて、丸軸状部202aが保持部16aの開口を押し広げ、一気に筒状部に嵌入する。このとき、押し広げられた開口が弾性的に復元して丸軸状部202aをクリック保持すると同時にオペレータに軽い衝撃を伝え、シート収納マガジン300が適正な位置にセットされたことを知らせる。
【0042】
これにより、印刷装置に対して、シート収納マガジン300が正しく装着されたことがオペレータは感覚的に知ることができ、不完全な装着状態を防止することができ、安定した受像シートの給送を行なうことができる。
【0043】
通常、シート収納マガジンは、種類や、サイズの異なる受像シートを収納した複数のものが準備されている。このため、選択の誤りを防止するため、どのようなシート収納マガジンが給紙部に装着されたかを、印刷機側が自動検知できることが必要である。これは、受像シートには、少しずつサイズが異なるものがあるため、データを印刷する際に、印刷位置を調節する制御に必要な情報である。そこで、図1〜図3に示すように、固定板18の裏側に識別センサ20を設けた。この識別センサとしては、発光部と異なる位置に設けた数の受光部とを有する光センサを使用している。
【0044】
一方、各シート収納マガジン300の前部には、識別センサからの光を選択的に反射することのできる識別部材204が貼ってある(請求項2)。選択的反射とは、例えば、異なるシート収納マガジン毎に、光センサの特定の受光部へ反射光を返すことをいい、どの受光部が受光したかにより、シート収納センサを識別する。
【0045】
これにより、印刷装置は、そのシート収納マガジンに収納された受像シートに適合する印刷位置を設定し、印刷することができる。また、不適合なら未然に印刷を止め、警告表示を行なうこともできる。
【0046】
また、誤って受像シートが収納されていないシート収納マガジン300が装着されたり、印刷中にシート収納マガジン内300に受像シートが無くなってしまったら、印刷装置がこれを自動検知して警告するようにしたい。このため、印刷装置本体と一体的な固定板20に受像シートの有無を検出することのできる検出センサ24を設けた。また、図3〜図5に示すように、シート収納マガジン300の底部には検出センサ24からの光を導くための検出窓102を形成した(請求項3)。これにより、シート収納マガジン300を印刷装置に装着した状態での受像シート切れを自動検知することができる。
【0047】
シート収納マガジン300を給紙部12から取外した状態の下でも、外部から受像シートの残量を目視で確認できれば、事前に補充できるし、誤セット防止にもなる。そこで、図2に示すように、本体100の側部に縦に長いスリット状の窓106を形成し、或いは、シート収納マガジン全体若しくは一部を透明にしてもよい(請求項14)。
【0048】
シート収納マガジン300は、収納された受像シートSを印刷部6に向けて送り出すための開口を有している。この開口は受像シートSの送り出し通路としての給紙出口であり、図1〜図3に符号206示すようにシート収納マガジン300の底部であって、かつ、給紙方向の下流側の部位、つまり、蓋200の前下部に設けられている(請求項4)。
【0049】
このように設けることにより、シート収納マガジン300を給紙部12に装着したとき、受像シートは自重を利用した給紙圧で供給ローラに押しつけられることとなり、簡単な給紙機構で給送を行なうことが可能となる。また、シート収納マガジン300内に収納された受像シートの最下部の一枚のみが通過できるように、この給紙出口206の大きさを設定することにより、この給紙出口は受像シートの分離機能を果たす。これにより、複雑な分離機構を設けることなく、受像シートを1枚ずつ分離して印刷部6へ送り出すことができる。
【0050】
受像シートは、一般に各方向に反りを有する。一般的には±1mm程度の反りは普通に存在する。そのため、もし、反りが上方向つまり、下に凸の状態でかつ搬送方向Aと直交する幅方向Bにあるとすると、単純な矩形の給紙出口を構成した場合には、受像シートの幅方向の端部が給紙出口の上縁の幅方向Bの端部にひっかかり、傾いて送られる所謂スキューを生じ異状搬送、異状画像を形成してしまう。
【0051】
そこで、これを防止するため、図5に示すように、給紙出口206を構成する開口の上縁部の形状を、下に凸の山形に形成した(請求項5)。図5に示す例では、給紙出口206は開口の上縁部がしたに凸の山形をしている。また、受像シートSが一枚だけ通過できるように、供給ローラ2との間隔が設定されている。
【0052】
これにより、受像シートSが下に凸の状態に反ることによって幅方向Bの両端が上にはねても、給紙出口206の幅方向の端部が上に逃げているので、ひっかかることはない。また、受像シートSの上の受像シートッS’は蓋200前壁部にぶつかり、内部に留まる。よって、受像シートSのみが一枚分離されて送り出される。なお、反りの傾向が下に凸ではなく、逆に上に凸の場合には幅方向Bの両端側が給紙出口の幅方向の両側にひっかかることはない。つまり、スキューを生じる余地はない。
【0053】
給紙出口は、受像シートSを一枚だけ通過できる高さに設定する必要があるが、収納される受像シートによっては、厚さが異なる場合がある。そこで、給紙出口206は、厚い受像シートに適合するように余裕をもった大きさにしておく。しかし、そのようにすると、分離性能を得ることができなくなる。
【0054】
そこで、図1〜図3に示すように、給紙出口を構成する開口の上縁部について、幅方向Bの両端を残して中央部を一定の幅、つまり、受像シートを分離でき得る程度の幅で覆うことのできる板状のギャップ板208を設けた(請求項6)。ギャップ板208には、上下方向に長い長穴208aが形成されていて、この長穴208aを通るねじ208bにより蓋200に固定されている。このねじ208bをゆるめてギャップ板208の高さ位置を、使用する受像シートの厚みに合わせて、一枚だけ通過できるように調整し、締め付け固定する。
【0055】
このようにギャップ板を、長穴208aとねじ208bからなる位置調整手段で調節することにより、各種の厚さの受像シートに対しても、分離性能を発揮でき、かつ、幅方向の両側に隙間ができるので、受像シートの反りに対しても対処できる。
【0056】
図1、図3に示すように、シート収納マガジン300内には、受像シートSは上下方向に積層された状態で収納されている。最下部の受像シートSの先端側下面は供給ローラ2に当接していて、供給ローラ2の回転に応じて引出されて印刷部6に向けて送り出される。このため、供給ローラ2に接している受像シートSに関し、前端側(搬送方向の下流側)については供給ローラ2との間で大きい摩擦力が必要であるのに対して、後端側(搬送方向の上流側)については接触面と間で小さい摩擦抵抗となるようにする必要がある。
【0057】
本例では、供給ローラ2に対して受像シートを押し当てるための錘手段30を設け、この錘手段30により最上位の受像シートを押圧するようにしている。錘手段30は、錘26と、この錘26を支持する側面形状がコの字状の錘支持手段28と、当該シート収納マガジンの内壁部に設けられていて錘支持手段28を案内する案内手段としての案内部29、29’とからなる。この例では、案内部29、29’は凹型の溝からなる。錘支持手段28の一部はこれらの案内部29、29’に嵌合して下動可能である(請求項8)。これにより、給紙に伴い受像シートSが減少しても、これに応じて錘支持手段28が案内部29、29’に案内されて下降して常に、供給ローラ2に対して給紙に必要な荷重を与えることができる。
【0058】
図4は、本体100の手前側の壁部を切断除去し、かつ、図3におけるXーX’ラインに沿って切断したときの状態を示す斜視図である。図4に示すように案内部29は本体100の搬送方向Aの上流側の内壁面に上下方向に間隔をおいて2列形成されている。案内部29’は蓋200の搬送方向Aの下流側の内壁面であって案内部29と対向して形成された上下方向の2列の溝からなる(図3に符号29’で示す。)。図3に示すように、これらの対向する2つの案内部29、29’には錘支持手段28に軸支された2つのローラ部材、本例では段ローラ29R、29R’が転動可能に嵌入されている(請求項9)。
【0059】
段ローラ29、29’は案内部29、29’に接して転動自在であるので、錘支持手段28が受像シートの減少に伴って下降する際の抵抗はローラ部材を介さない場合よりも小さく、より安定した条件で受像シートSを供給ローラ2に押し付けることができる。段ローラ29、29’は、対向する壁面にそれぞれ設けた案内部に接して転動させるため、少なくとも2本は必要である。
【0060】
シート収納マガジン300は、受像シートSの厚み、種類などに応じて印刷装置に対して複数個準備しておく。この場合、シート収納マガジン300は、時折、給紙部12に対して抜脱され、別のシート収納マガジン300と入替えられる。この操作の過程では、シート収納マガジン300が傾けられたり、逆さにされたりすると、内部で受像シートSの整列が乱され前後や、裏表が反対に入れ替わってしまうこともある。
【0061】
このような事態を防止するため、錘支持手段28で蓋をしたような状態が保持されるようにしている。つまり、錘支持手段28が下向きにのみ移動可能となるような逆止手段を付設している。具体的には、本体100側については、内壁部であって2列の案内部29の間に上下方向にわたり、下向きの鋸歯状歯面32を設け、また、これと対向する蓋200の内壁部についても、2列の案内部29’の間に同様の鋸歯状歯面32’を設けている。さらに、錘支持手段28には板ばねからなる逆行防止板32P、32’Pを、それぞれ鋸歯状歯面32、32’に対向するようにして設けている。つまり、逆行防止板32P、32’Pの各基端側を錘支持手段28に固定し、各自由端側を鋸歯状歯面32、32’に摺接可能に係合させている(請求項10)。
【0062】
このようにすることにより、各逆行防止板32P、32’Pの自由端部は錘支持手段28が受像シートSが積載された側に移動するときには弾性変形して鋸歯状歯面32、32’乗り越えるので何らの支障はないが、受像シートが積載された側と反対側に移動しようとすると鋸歯状歯面にひっかかり、移動でない。つまり、錘26を使用したい状況のもとでは、錘支持手段28の下降を許すが、当該シート収納マガジン300が給紙部12から抜脱された状態のもとでは、収納されている受像シートSからの浮きは阻止されるのである。従って、内部の受像シートSは安定して保持されることとなるので、シート収納マガジン300の取扱いが容易となり、受像シートの供給性も安定する。
【0063】
シート収納マガジン300内の受像シートSは多いときで300枚、或いは500枚という単位での印刷要求があるため、このような縦積みのシート収納マガジンでは縦に細長い形状とならざるを得ない。このため、全部の受像シートSの自重が最下部の受像シートの下面に作用して給送時の摩擦抵抗となる。この摩擦抵抗を減ずるため本例では、最下部の受像シートを摺接する本体100の底部を、給紙方向Aに長いリブ形状にして接触面積を減少させている。具体的には、図4に符号108で示すような凸状のリブ形状部を形成している。最下部の受像シートは、このリブ形状部108に接しつつ、搬送方向Aに送り出されるが、接触面積が小さいため、収納量が多い場合でもスムーズが送り出しが可能となる。
【0064】
さらに、リブ形状部108について、給紙方向Aの上流側の一部108Aを下流側よりも高く形成した場合には、図6に示すように、最下部の受像シートS1について、これが供給ローラ2によって少し送り出されると該受像シートS1の後端側はリブ形状部の高い部位108Aから低い部位へ移動する。一方、受像シートS1の上の受像シートはリブ形状部の高い部位に留まったままであるので、受像シートS1の後端側は、上の受像シートS2から離間した状態となり、上からの荷重がかからなくなる。このため、受像シートS1の抵抗は一層減少し、送りが容易となる。
【0065】
既に述べたように、受像シートには僅かにサイズの異なる種類のものがある。これらの受像シートについても、一つのシート収納マガジン300でガタ付きなく収納するため本例では、受像シートのサイズに合わせて位置調節可能な内壁部材を設けた。図4にその一例を示す。図4において、符号110は内壁部材を示し、90度折り曲げられた折曲部110aの部位に幅方向Bに長い長穴110bを複数形成しておき、これらの長穴110bを介して本体100にねじ112を以って、該内壁部材を取付ている。ねじ112を弛め、内壁部材110を受像シートSに合わせて位置調節した後、ねじ112を締め付ける。この内壁部材110により、受像シートSに対する幅方向の調節は可能である。搬送方向についても、必要があれば、同様の手法により内壁部材を位置調節可能に設ける。その場合、例えば、案内部29及び鋸歯状歯面32に相当する機能部分を含む内壁部材(図示されず)を用い、内壁部材110に対し、長穴を利用して搬送方向Aに位置調整可能に取り付ける構成とする。
【0066】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、1つ以上のシート収納マガジンを給紙部に対して着脱可能に構成したので、予め受像シートをシート収納マガジンに収納しておき収納した状態のまま給紙部に当該シート収納マガジンを装着することができ、受像シートの取扱いが容易となり、装着過程において、受像シートが散乱するなどの事故を防止することができ、さらに、受像シートの送りが容易になる(受像シートが送り出される過程で、受像シートの後端側は、リブ形状部の高い部位から低い部位に移動したとき、上の受像シートとの間の隙間の部分に位置することとなるので、上からの圧力を受けない状態となり、給紙の際の抵抗が減少し、給紙がスムーズに行なわれる)。
請求項2記載の発明によれば、予めそのシート収納マガジンに適合する種類の受像シートを装填することで、受像シートの誤選択を防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、印刷装置は、検出センサによりシート収納マガジン内における受像シートの有無を自動的検出することが可能となり、受像シート切れの状態を警告することができる。
請求項4記載の発明によれば、給紙出口がシート収納マガジンの底部かつ、給紙方向の下流側に設けられているので、印刷装置に装着したときに、供給ローラに対して受像シートを自重を利用して押しつけることができ、開口の上縁を受像シートが一枚のみ通過できるように設定することで分離機能をもたせ、給紙機構を簡単にすることができる。
請求項5記載の発明によれば、受像シートに反り(特に下に凸の反り)が生じた場合でも、カードの反り傾向と給紙出口の形状が合致するので、端部が給紙出口にひっかかることが回避される。
請求項6記載の発明によれば、ギャップ板の高さ調節により、受像シートの厚さが各種のものについて、分離性能を保持しつつ給紙を行なうことができる。
請求項7記載の発明によれば、供給ローラに対して錘手段により給紙に必要な荷重を与えることができる。
請求項8記載の発明によれば、給紙に伴い受像シートが減少しても、これに応じて錘支持手段が案内手段により案内されて下降して常に、供給ローラに対して給紙に必要な適正な加重を与えることができる。
請求項9記載の発明によれば、錘支持手段はローラ部材により円滑に移動することができる。
請求項10記載の発明によれば、錘支持手段は下向きの鋸歯状波面に係合する逆行防止板により移動方向が給紙開口の向きのみに制限されているので、シート収納マガジンを逆さに扱っても内部の受像シートは安定して保持されるので、シート収納マガジンの取扱いが容易となる。
請求項11記載の発明によれば、シート収納マガジンの着脱操作を円滑に行なうことができる。
請求項12記載の発明によれば、把手を掴むことができるので、シート収納マガジンの操作、特に着脱の操作が容易となる。
請求項13記載の発明によれば、サイズの異なる受像シートに対しても、整列を乱すことなく、収納することができる。
請求項14記載の発明によれば、蓋を開けることなく目視で容易に受像シートの残量を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷装置及びシート収納マガジンの概略構成を説明した部分断面図である。
【図2】シート収納マガジン及びその周辺の部材構成を説明した分解斜視図である。
【図3】印刷装置に取り付けられた状態でのシート収納マガジンの断面図である。
【図4】シート収納マガジンの部分断面斜視図である。
【図5】給紙出口の形状と受像シートとの関係を模式的に説明した図である。
【図6】シート収納マガジン内の最下部の受像シートの送り状態を説明した図である。
【符号の説明】
12 給紙部
14R,14L (印刷装置側の装着手段としての)溝部材
300 シート収納マガジン
301R,301L(シート収納マガジン側の装着手段としての)凸状部
S 受像シート
Claims (14)
- 画像が形成されるカード状の受像シートに印刷を行なう印刷部と、前記受像シートを収納するとともに前記受像シートを前記印刷部へ向けて送り出す給紙部を具備する印刷装置に用いられるシート収納マガジンであって、
前記シート収納マガジンは、前記受像シートを収納操作する該受像シートの入れ口としての開口を有する箱状の本体と前記開口を塞ぐ蓋とからなり、前記蓋は前記本体に対して取付一体化及び取外し可能であり、前記取付一体化の状態で前記給紙部に対して着脱可能に装着するための装着手段を具備するシート収納マガジンにおいて、
該シート収納マガジンの内側底面部であって、前記受像シートの接する部位が、給紙方向に長いリブ形状部を有し、
該リブ形状部は、前記給紙方向に対して2段階の部位からなり、前記給紙方向の上流側における高い部位のリブ形状部は、下流側における低い部位のリブ形状部よりも高く形成されており、前記受像シートを前記印刷部へ向けて送り出すとき、該受像シートの後端部は、前記リブ形状部の高い部位から低い部位を移動することを特徴とするシート収納マガジン。 - 請求項1記載のシート収納マガジンにおいて、前記印刷装置に設けた前記シート収納マガジンの種類を識別するための識別センサによる識別を可能にする識別部材が設けられていることを特徴とするシート収納マガジン。
- 請求項1又は2記載のシート収納マガジンにおいて、
前記シート収納マガジン内の前記受像シートの有無を検出するための検出センサの検出光を導く検出窓が設けられていることを特徴とするシート収納マガジン。 - 請求項1、2又は3記載のシート収納マガジンにおいて、
前記シート収納マガジンは、収納された受像シートを下のものから順次送り出すために、該シート収納マガジンの底部であってかつ、給紙方向の下流側の部位に、受像シート送り出し通路としての給紙出口を有していることを特徴とするシート収納マガジン。 - 請求項4記載のシート収納マガジンにおいて、
前記給紙出口を構成する開口の上縁部の形状が、下に凸の山形に形成されていることを特徴とするシート収納マガジン。 - 請求項4又は5記載のシート収納マガジンにおいて、
前記給紙出口を構成する開口の上縁部について、幅方向の両端を残して中央部を一定の幅で覆うことのできる板状のギャップ板を有し、このギャップ板は上下方向に可動で、任意の位置に位置決め固定できる位置調整手段を具備していることを特徴とするシート収納マガジン。 - 請求項1記載のシート収納マガジンにおいて、
前記シート収納マガジンの内部には、前記受像シートを介して供給ローラに対し給紙に必要な給紙圧を与えるための錘手段が設けられていることを特徴とするシート収納マガジン。 - 請求項7記載のシート収納マガジンにおいて、
前記錘手段は、錘と、この錘を支持する錘支持手段と、当該シート収納マガジンの内壁部に設けられ錘支持手段を案内する案内手段とからなることを特徴とするシート収納マガジン。 - 請求項8記載のシート収納マガジンにおいて、
前記案内手段は対向する2つの案内部からなり、前記錘支持手段は、前記各案内部に接して転動するローラ部材を具備していることを特徴とするシート収納マガジン。 - 請求項8又は9記載のシート収納マガジンにおいて、
前記錘支持手段は、当該シート収納マガジンの内壁部に設けた下向きの鋸歯状歯面に摺接可能に係合する逆行防止板を具備していることを特徴するシート収納マガジン。 - 請求項1乃至10のいずれかに記載のシート収納マガジンにおいて、
前記給紙部に対して当該シート収納マガジンを着脱可能に装着するための装着手段は、当該シート収納マガジンを給紙方向に、水平に移動案内して給紙部に装着し、或いは抜脱するものであって、一方を前記給紙部に、他方を当該シート収納マガジンに形成した一対の凹凸状の溝の組合せ構造からなることを特徴とするシート収納マガジン。 - 請求項1乃至11のいずれかに記載のシート収納マガジンにおいて、
前記印刷装置に対する着脱時の把手を具備していることを特徴とするシート収納マガジン。 - 請求項1乃至12のいずれかに記載のシート収納マガジンにおいて、
収納される前記受像シートのサイズに合わせて、位置調節可能な内壁部材を有することを特徴とするシート収納マガジン。 - 請求項1乃至13のいずれかに記載のシート収納マガジンにおいて、
当該シート収納マガジンは、少なくとも内部の受像シートの残量をオペレータが確認できるように、全体又は一部が透明に構成され、或いは、窓が形成されていることを特徴とするシート収納マガジン。
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