JP3733200B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、入力された画像データの色空間を変換する画像処理装置及び画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、代表的な画像処理装置の1つとして、カラー原稿を画素毎に色分解して読み取り、得られたデジタル色分解画像信号に基づいて原稿画像の複製画像を印刷出力するカラー複写機が普及している。このようなカラー複写機においては、カラー原稿をR(赤),G(緑),B(青)の3色に色分解し、これを減法混色の3原色であるC(シアン),M(マゼンダ),Y(イエロー)信号に変換する処理を行っている。
【0003】
図10及び図11は、従来例としての色信号の変換処理を説明する図である。
【0004】
図10において、色分解して得られた3原色R,G,Bの画像信号は、それぞれ信号処理回路1,2,3に入力され、C,M,Yの色信号が得られる。
【0005】
R,G,Bの画像信号からC,M,Y信号を生成する変換手法として、例えば、信号処理回路1,2,3では、それぞれ次式のような所謂マスキング演算を行う(Aijは、出力デバイスの特性に応じて決められる係数である)。
【0006】
信号処理回路1 : C=A11×R+A12×G+A13×B
信号処理回路2 : M=A21×R+A22×G+A23×B
信号処理回路3 : Y=A31×R+A32×G+A33×B
また、信号処理回路1,2,3で上記のような積和演算を行うのではなく、予め演算結果をルックアップテーブルとしてメモリに記憶しておき、入力されるR,G,B信号値に対してそのルックアップテーブルから演算結果を読み出して出力する方式がある。
【0007】
しかしながら、ルックアップテーブルから演算結果を読み出す場合には、入力されるR,G,B信号値が各色8ビットで表現されているとすると、必要とされる記憶領域のアドレス数は2↑24(但し、a↑bはaのb乗を表わす。以下同様)(即ち、1600万アドレス以上)となり、必要とされるメモリのコストを考慮すると現実的ではない。
【0008】
そこで、図11に示す変換回路をC,M,Y信号それぞれについて用意し、入力されたR,G,B信号を、上位・下位ビット分割回路11にて上位ビットデータRu,Gu,Buと下位ビットデータRl,Gl,Blとに分割する。そして、R,G,Bの3次元ルックアップテーブルであるテーブルメモリ13には、上位ビットデータRu,Gu,Buに対応する演算結果(C,M,Yの色信号値)だけを予め格納する。すると、あるR,G,B信号値の上位ビットデータRu,Gu,Buが入力されたとき、テーブルメモリ13はその上位ビットデータに対応する出力値14を出力する。補間回路15には、出力値14と下位ビットデータRl,Gl,Blとが入力され、出力値14が下位ビットデータRl,Gl,Blに応じて線形補間され、出力信号16が得られる(図11ではC信号を出力する状態を示している)。この構成によれば、テーブルメモリ13の記憶領域は、上位ビットのビット数に必要とされるアドレス数だけ備えればよいことになり、例えば上位ビットとして各色3ビットとすれば、必要とされる記憶領域は2↑9アドレス(即ち、512アドレス)となり、記憶領域の容量の削減が可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、テーブルメモリ13に予め格納したデータは、連続的なデータではない。従って、補間回路15からの出力信号16は、下位ビットデータRl,Gl,Blが0である場合には、上位ビットデータRu,Gu,Buに対応した出力信号がそのまま出力されるため正確な色再現が得られる。一方、下位ビットデータRl,Gl,Blが0でない場合には、テーブルメモリ13からの出力信号値14は補間回路15にて下位ビットデータに応じて線形補間されるため、線形補間による補間誤差が発生し、所望する正確な色再現が得られないという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、記憶容量の小さなルックアップテーブルメモリを使用して正確な色再現が可能な画像処理装置及び画像処理方法の提供を目的とする。
【0011】
また、特定色に関する色再現性を補償したルックアップテーブルを容易に生成できる画像処理装置及び画像処理方法の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の画像処理装置は以下の構成を特徴とする。
【0013】
即ち、入力された画像データの色空間を変換する画像処理装置であって、
前記画像データを、上位ビット及び下位ビットのデータに分割する分割手段と、
前記上位ビットのビット数に対応する異なる色空間の色データが予め格納されたルックアップテーブルメモリと、
前記上位ビットのデータをアドレスとして前記ルックアップテーブルメモリから読み出した色データを、前記下位ビットのデータに基づいて補間し出力する色信号処理手段と、
そのルックアップテーブルメモリの所定アドレスの色データを選択的に書き換える書き換え手段とを備え、
前記書き換え手段は、
特定色のデータを指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された特定色のデータを取り囲む前記ルックアップテーブルメモリの複数の格子点の色データ群を書き換える色データ書き換え手段と
を備えることを特徴とする。
【0015】
または、上記の目的を達成するため、本発明の画像処理方法は以下の構成を特徴とする。
【0016】
即ち、入力された画像データの色空間を変換する画像処理方法であって、
前記画像データを、上位ビット及び下位ビットのデータに分割する分割工程と、
前記上位ビットのビット数に対応する異なる色空間の色データが予め格納されたルックアップテーブルメモリから、前記上位ビットのデータをアドレスとして読み出した色データを、前記下位ビットのデータに基づいて補間し出力する色信号処理工程と、
そのルックアップテーブルメモリの所定アドレスの色データを選択的に書き換える書き換え工程とを有し、
前記書き換え工程は、
特定色のデータを指定する指定工程と、
前記指定工程で指定された特定色のデータを取り囲む前記ルックアップテーブルメモリの複数の格子点の色データ群を書き換える色データ書き換え工程と
を有することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るカラー画像処理装置をカラー複写機に適用した実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
【第1の実施形態】
はじめに、本発明を適用するカラー複写機の概要を説明する。
【0021】
図1は、本発明の第1の実施形態としてのカラー複写機の概要を示す図である。
【0022】
図中、201はイメージスキャナであり、原稿を読み取り、ディジタル信号処理を行う。202は、プリンタであり、イメージスキャナ201によって読み取られた原稿画像を記録紙にフルカラーでプリント出力する。
【0023】
イメージスキャナ201において、200は鏡面圧板であり、原稿台ガラス(以下、プラテン)203上の原稿204は、ランプ205で照射され、原稿204からの反射光がミラー206,207,208に導かれ、レンズ209によって、3ラインの個体撮像素子センサ(以下、CCD)210上に像を結び、フルカラー情報としてのR,G,Bの3色の画像信号(アナログ信号)が信号処理部211に送られる。尚、ランプ205,ミラー206は、速度V、ミラー207,208は速度1/2VでCCD210の電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に動くことにより、プラテン203上の原稿全面を走査(副走査)する。ここで、原稿204は、主走査及び副走査ともに400dpi(dots/inch)の解像度で読み取られる。
【0024】
信号処理部211は、読み取られた画像信号を電気的に処理し、M,C,Y,Bk(ブラック)の各成分の分解し、プリンタ202に送る。また、本カラー複写機は、イメージスキャナ201における一回の原稿走査につき、M,C,Y,Bkの各色成分の内の1成分がプリンタ202に送られ、計4回の原稿走査にいよって、一枚のプリントアウトが完了する。
【0025】
イメージスキャナ201より送られてくるM,C,Y,Bkの各画像信号は、レーザドライバ212に送られる。レーザドライバ212は、送られてきた画像信号に応じ、半導体レーザ213を変調駆動する。レーザ光は、ポリゴンミラー214、f−θレンズ215、ミラー216を介して感光ドラム217上を走査し、感光ドラム217上に400dpi(dots/inch)の解像度で静電潜像を形成する。
【0026】
また、218は回転現像器であり、マゼンタ現像部219、シアン現像部220、イエロー現像部221、ブラック現像部222より構成され、4つの現像部が交互に感光ドラム217に接し、感光ドラム217上に形成された静電潜像をトナーにより現像する。223は転写ドラムであり、用紙カセット224または225より供給される用紙をこの転写ドラム223に巻き付け、感光ドラム上に現像されたトナー像を記録紙に転写する。そして、定着ユニット226にて記録紙にトナーを定着した後、排紙される。
【0027】
次に、イメージスキャナ201の信号処理部211について説明する。
【0028】
図2は、本発明の第1の実施形態としての信号処理部の概要を示すブロック構成図である。
【0029】
図中、カラー原稿の画像をCCD210により画素毎に色分解して得られたR,G,B信号102は、アナログ/デジタル(A/D)変換回路103でデジタル信号に変換され、シェーディング補正回路104でCCD210の感度ムラや原稿照明ランプの照明ムラ等を補正された後セレクタ105に送られる。
【0030】
セレクタ105は、後述する処理のためにシェーディング補正回路104で得られたR,G,B信号を、色信号処理回路106へ送るか、バッファメモリ107ヘ送るかをCPU101からの制御信号に従って切り替える。
【0031】
色信号処理回路106は、R,G,B信号(デジタル信号)をプリンタ202にて印刷するための色信号M,C,Y,Bk信号110を生成する。具体的には、CPU101等の制御装置の指示に従って、M,C,Y,Bkの各色を面順次の色信号に変換し、プリンタ202の印刷動作に同期して出力する。
【0032】
本実施形態のルックアップテーブル108は、書き込みが可能であり、記憶保持動作が必要なメモリである。
【0033】
CPU101は、カラー複写機の起動時にROM109に予め記憶されている色変換のためのデータを、ルックアップテーブル108に転送する。尚、ROM109に予め記憶するデータの求め方については、一般的な手法を用いることとし、説明を省略する。
【0034】
ここで、上述した構成を備えるカラー複写機の動作の概要を図6を参照して説明する。
【0035】
図6は、本発明の第1の実施形態としてのカラー複写機の動作概要を示すフローチャートである。
【0036】
ステップS1:CPU101は、使用者が不図示の操作パネルからコピーモードを選択したかを判断する。
【0037】
ステップS2:ステップS1にてコピーモードが選択された(YESの)場合は、通常のコピー処理を行う。
【0038】
ステップS3:一方、ステップS1にてコピーモードが選択されなかった(NOの)場合は、後述するルックアップテーブルの書き換え処理を行う。
【0039】
本実施形態において、カラー複写機のCPU101は、プリンタ202の印刷動作に同期して出力するM,C,Y,Bkのいずれかの信号出力に応じてバッファメモリ107に格納したR,G,B信号を参照し、3次元ルックアップテーブル(以下、ルックアップテーブル)108のデータを、適切なデータ(M,C,Y,Bkの出力信号値)に更新する(書き換える)。尚、書き換えるべき適切なデータの求め方については後述する。
【0040】
そして、色信号処理回路106は、更新されたルックアップテーブル108を参照し、入力されたR,G,B信号に対応するM,C,Y,Bkの色信号を出力する。
【0041】
尚、本実施形態において、プリンタ202は、M,C,Y,Bkの4色で印刷するものとしたが、M,C,Yの3色のみで印刷する場合、または特別な色等を用いて5色以上で印刷する構成であってもよいことは言うまでもない。
【0042】
[色信号処理回路106]
次に、色信号処理回路106の詳細について説明する。
【0043】
図3は、本発明の第1の実施形態としての色信号処理回路106のブロック構成図である。
【0044】
図中、セレクタ105からのR,G,B信号31は、各々8ビットのデジタル信号であり、ビット分割回路32に並列に入力される。R,G,B信号31は、ビット分割回路32においてそれぞれ上位ビット信号Ru,Gu,Buと下位ビット信号Rl,Gl,Blとに分割される。ここで上位ビット信号Ru,Gu,Buのビット数をNビットとすれば、入力信号(R,G,B信号31)のビット数は各色8ビットなので、下位ビット信号Rl,Gl,Blのビット数は(8−N)ビットとなる。
【0045】
上位ビット信号Ru,Gu,Buは、アドレス信号としてルックアップテーブル108に入力され、ルックアップテーブル108に予め記憶されているデータの中から該アドレス信号に対応する1組みのデータ(詳細は後述する)が出力信号値37として読み出される。一方、下位ビット信号Rl,Gl,Blは、重み係数発生回路36に入力され、補間演算のための重み係数38が生成される。
【0046】
線形補間回路39は、ルックアップテーブル108の出力信号値37と重み係数38とを用いて、後述する線形補間演算を行い、例えば、第1の出力信号としてマゼンダの色信号を生成する。
【0047】
<3次元ルックアップテーブル108>
次に、ルックアップテーブル108の構成とROM109に予め格納するデータの求め方とについて説明する。このROM109に予め格納するデータは、設計時に決定され、工場出荷時に設定される。
【0048】
(ルックアップテーブル108の構成)
図4は、本発明の第1の実施形態としての3次元ルックアップテーブルの構成を説明する図である。同図においては、R,G,Bの3次元の入力信号を、説明の便宜上、R,Gの2次元であるものとすると、ルックアップテーブル108の入力信号R,G(それぞれ8ビットのデジタル信号)は、図4に示すように2次元平面上に縦横0〜255の数値で表される。
【0049】
図4に示すように、ルックアップテーブル108には、R(横軸),G(縦軸)の各入力信号値により座標上に規定される位置、即ち、白または黒の丸印で示される位置には、そのR,Gの入力信号値に対応するルックアップテーブル108からの出力信号値が記憶されている。以下、これらの白または黒の丸印の位置を、格子点と呼ぶことにする。
【0050】
格子点の数Q、及び格子点の間隔Δdは、上位ビットのビット数Nで決まり、
Q=2↑(N×2)
Δd=2↑(8-N)
となる。図4では、N=2の場合を示してあるので、Q=16,Δd=32である。
【0051】
まず、任意の入力信号R,G(図中×印)について上位ビット信号Ru,Guで定まる4つの格子点(図中の黒丸)のデータをルックアップテーブル108から読み出す。同図において、4つの格子点は、C00,C10,C01,C11である。
【0052】
次に、下位ビット信号Rl,Glから重み係数発生回路36にて線形補間演算の重み係数38を生成する。重み係数38の算出は、任意の入力信号R,G(図中×印)が入力されたルックアップテーブル108が出力すべき信号を、その任意の入力信号R,Gの座標上の格子点近傍の4つの格子点データから線形補間により求めることに相当する。
【0053】
重み係数38は、4つの格子点データ(C00,C10,C01,C11)について1個づつ合計4個必要であり、これらを順にA00,A10,A01,A11とすると、以下の式で求められる。
【0054】
A00 = (Δd−Rl)×(Δd−Gl)
A10 = Rl×(Δd−Gl)
A01 = (Δd−Rl)×Gl
A11 = Rl×Gl
次に、線形補間回路39は、算出した各重み係数A00,A10,A01,A11を使用して次式の演算を行い、例えば第1の出力信号として出力信号Mを生成する。
【0055】
M=(A00×C00+A10×C10+A01×C01+A11×C11)/(Δd↑2)
以上は、2次元の入力信号R,Gに対する演算方法である。次に、2次元の場合に基づいて3次元の入力信号の場合を図9を参照して説明する。
【0056】
図9は、本発明の第1の実施形態としての3次元ルックアップテーブルの書き換えを説明する図である。
【0057】
同図に示すように、入力信号が3次元の場合は、3次元空間上の立方体の頂点である8個の格子点データが必要となる。これらを2次元の場合と同様に、(C000,C100,C010,C001,C110,C101,C011,C111)とする。
【0058】
重み計数は、各格子点について1個ずつ、合計8個必要であるが、これらは3次元入力信号の下位ビットの信号を、Rl,Gl,Blとすれば次式により求められる。
【0059】
A000 = (Δd−Rl)×(Δd−Gl)×(Δd−Bl)
A100 = Rl×(Δd−Gl)×(Δd−Bl)
A010 = (Δd−Rl)×Gl×(Δd−Bl)
A001 = (Δd−Rl)×(Δd−Gl)×Bl
A110 = Rl×Gl×(Δd−Bl)
A101 = Rl×(Δd−Gl)×Bl
A011 = (Δd−Rl)×Gl×Bl
A111 = Rl×Gl×Bl
次に、線形補間回路39は、算出した各重み係数A000,A100,A010,A001,A110,A101,A011,A111を使用して次式の演算を行い、例えば第1の出力信号として出力信号Mを生成する。
【0060】
M=(A000×C000+A100×C100+A010×C010+A001×C001+A110×C110+A101×C101+A011×C011+A111×C111)/(Δd↑3)
また、3次元ルックアップテーブルの容量に関係する格子点の数Qと、出力信号の精度に影響する格子点間隔Δdとは、R,G,B3次元の入力信号の場合、次のようになる。
【0061】
Q=2↑(N×3)
Δd=2↑(8-N)
上位ビット信号Ru,Gu,Buのビット数Nは、色信号変換により実現したい精度に応じて決定される。ビットNの値を大きくすればする程、Δdが小さくなり、図4の格子点の間隔が密になる。従って、ルックアップテーブルからの出力信号の精度は向上するが、その分ルックアップテーブルのメモリ容量が増加する(例えば、N=2の場合Q=64,Δd=32である)。
【0062】
以上説明したことから判るように、3次元ルックアップテーブル108には、カラー原稿の色分解信号R,G,Bをプリンタ202により正確に色再現するのに十分なM,C,Y,Bk信号を予め格納する必要がある。
【0063】
(ROM109に予め格納され、ルックアップテーブル108に読み込まれるデータの求め方)
プリンタ202は、上述の印刷機構を駆動して、色信号処理回路106から与えられたM,C,Y,Bkの色信号に基づいてある1色を記録紙上に再現している。そこで、原稿上のある1色について色信号処理回路106に入力される色分解信号R,G,Bと、その色分解信号R,G,BをM,C,Y,Bk信号に変換した後、プリンタ202により記録紙上に再現し、改めてスキャナ201で色分解して得られるある1色に対応する色分解信号R,G,Bとを比較した場合に、R,G,Bの各色信号が一致していれば、原稿上のある色を正確に再現していることになる。
【0064】
そこでM,C,Y,Bkの色信号でプリンタ202により記録紙上に出力された色を、改めてスキャナ201で色分解して得られる色分解信号R,G,Bを、次式のようなM,C,Y,Bkの関数Fとして表す。
【0065】
R=Fr(M,C,Y,Bk)
G=Fg(M,C,Y,Bk)
B=Fb(M,C,Y,Bk) …(1)
正確な色再現を実現するためには、ある原稿をイメージスキャナ201で色分解してR,G,B信号を得た場合、それを(1)式の左辺に代入して(1)式の逆関数を求めることによりM,C,Y,Bk信号を求め、その信号値を用いてプリンタ202を駆動すれば原稿と同じ色が再現されることになる。関数Fの逆関数をGとすると、求めるM,C,Y,Bkは次のように表される。
【0066】
M=Gm(R、G、B)
C=Gc(R,G,B)
Y=Gy(R,G,B)
Bk=Gk(R,G,B) …(2)
しかしながら、(1)式の関係は非線形性が非常に高く、関数Fr,Fg,Fbを解析的に求めるのは困難である。従って、その逆変換であるGm,Gc,Gy,Gkも解析的に求めることも困難である。そこで、(1)式によりR,G,B信号に対応するM,C,Y,Bkを求める代わりに、ルックアップテーブル108からの出力信号として予め複数のM,C,Y,Bkの組み合わせを用意し、その内のあるM,C,Y,Bkの組み合わせについてプリンタ202により実際にプリント出力を行い、得られた出力をスキャナ201で色分解することにより、あるM,C,Y,Bkの組み合わせに対応するR,G,B信号値を求める。
【0067】
実際には、M,C,Y,Bkがそれぞれ8ビットで表されるものとして、
Mp=0,64,128,192,255(p=1〜5)
Cq=0,64,128,192,255(q=1〜5)
Yr=0,64,128,192,255(r=1〜5)
Bks=0,64,128,192,255(s=1〜5) …(3)
の全ての組み合わせ(合計625色(=5×5×5×5色))について印刷出力を行い、それらの出力をスキャナ201で色分解して色分解信号R,G,Bを予め求める。即ち、
Rpqrs=R(Mp,Cq,Yr,Bks)
Gpqrs=G(Mp,Cq,Yr,Bks)
Bpqrs=B(Mp,Cq,Yr,Bks) …(4)
を予め求め、これを(1)式の関数Fr,Fg,Fbの代わりとする。つまり、M,C,Y,Bkに対する色分解信号R,G,Bはこれら625通りの値から補間により求めるようにする。
【0068】
関数Fの逆関数であるGm,Gc,Gy,Gkも解析的に求めることが困難なため、ある関数を仮定することにする。例えば、次式のような線形の関数を仮定する。尚、係数Aijは未知数とする。
【0069】
M=Gm(R,G,B)=A11×R+A12×G+A13×B
C=Gc(R,G,B)=A21×R+A22×G+A23×B
Y=Gy(R,G,B)=A31×R+A32×G+A33×B
Bk=Gk(R,G,B)=A41×R+A42×G+A43×B …(5)
M,C,Y,BkとR,G,Bの関係も非線形性の高い関係にあり、(5)式のような線形の関数で近似するのは困難である。但し、本実施形態では、対象とする格子点近傍のR,G,B信号に対してのみ、この関係が成り立つものとして扱い、格子点毎に係数Aijの値を求めるようにするので、このような単純な近似値式が採用できる。
【0070】
今、求めたいのは3次元ルックアップテーブル108に格納すべきM,C,Y,Bkの色信号値である。これは、ある色として格子点で表わされるR,G,B入力信号を、印刷出力時にM,C,Y,Bkの各色成分によって正確に再現するための値である。そこで、まず係数Aijをある初期値に設定し、ある格子点に対応するR,G,B入力信号をR0,G0,B0として、これを(5)式に代入してM,C,Y,Bk値を求める。次に、得られたM,C,Y,Bk値に基づいて、(4)式の色分解信号値を内挿補間することにより、対応するR,G,B値を求める。そして、これにより得られたR,G,B値が、元のR0,G0,B0と等しくなるように(5)式の係数Aijを決定すれば良い。そのためには誤差関数Eとして、
を定義し、上記の手順を繰り返し適用し、誤差関数Eが最小となるように最急降下法等の周知の最適化手法を用いて未知数Aijを決定するようにする。
【0071】
また、R0,G0,B0として注目格子点近傍のN個の色信号の組R0i,G0i,B0i(i=1〜N)を設定し、これらに対して上記の手順で色分解信号値Ri,Gi,Biを求めて、その平均誤差を評価するようにしても良い。この場合、誤差評価式は次の式となる。尚、Σ(シグマ)は、iが1からNまでの総和を表わす。
【0072】
このようにして係数Aijを求め、格子点のR,G,B値を(5)式に代入してM,C,Y,Bkを得る。これを全ての格子点について実行し、各格子点に対応させて得られたM,C,Y,Bkを格納することにより、3次元ルックアップテーブル108が得られる。
【0073】
以上の手順によりルックアップテーブル108に格納するデータが求められる。本実施形態では、このデータを予めROM109に登録し、カラー複写機の起動時またはリセット時にCPU101の指示によりルックアップテーブル108に転送する。
【0074】
(ルックアップテーブル108の書き換えデータの求め方)
色信号処理回路106に入力される色分解信号R,G,Bが、ルックアップテーブル108の格子点上のデータであれば正確な色再現が可能である。しかしながら、ルックアップテーブル108に予め格納したデータは、連続的なデータではない。従って、色分解信号R,G,Bが、格子点から外れた色信号である場合には、ルックアップテーブル108から出力されるM,C,Y,Bk信号は線形補間回路39にて線形補間されるため、正確に色再現されない可能性が有る。そこで、本実施形態では、以下の手順を適用してルックアップテーブル108上のR,G,B値を更新する(書き換える)ことにより、特に正確に再現したい色の再現性を向上させる。以下、その手法について説明する。
【0075】
<指定色の再現性の向上>
まず、オペレータは、スキャナ201を操作して、特に正確に再現したい色(以下、特定色)をスキャナ201で色分解するため、原稿中に含まれる特定色の領域を原稿位置指定装置等を使用して読み込ませる(特定色の色票を読み込ませるてもよい)。
【0076】
CPU101は、特定色を読み込む際、図2のセレクタ105をバッファメモリ107側に切り替え、特定色の画像(色分解信号値Rs,Gs,Bs)をバッファメモリ107に書き込む。次にCPU101は、バッファメモリ107に書き込んだ画像の中からオペレータが指定した領域(特定色の領域)のR,G,B値Rs,Gs,Bsを抽出する。ここでは、誤差評価式Eとして(6)式の代わりに次の(7)式のE’を用いる。
【0077】
この評価式E’により、前述と同様の手順でR0,G0,B0をRs,Gs,Bsに置き換えて(5)式の係数Aijを求める。係数Aijが求められたら、その係数Aijを用いた(5)式にルックアップテーブル108の格子点R0,G0,B0を代入してM,C,Y,Bkを求め、その値を当該格子点のM,C,Y,Bk値としてルックアップテーブル108に書き込む。このとき、M,C,Y,Bk値を書き込む格子点を、Rs,Gs,Bs近傍の格子点のみとし、他の格子点は前述の手順で予め求めた値をそのまま格納しておく。従って、特定色の近傍の色分解信号だけが書き換えられるため、他の色の再現はルックアップテーブル108に予め格納されたM,C,Y,Bk値によるものに保たれる。このときの様子を図5に模式的に示す。
【0078】
図5は、本発明の第1の実施形態としての3次元ルックアップテーブルの書き換えを2次元的に示した図である。ここでは、説明の便宜上、3次元ルックアップテーブルを一次元のルックアップテーブルとして説明する。
【0079】
図5において、横軸はルックアップテーブル108の入力信号R,G,B、縦軸は出力信号値M,C,Y,Bkである。また、入力信号R,G,Bの下位ビット信号Rl,Gl,Blが0になる点は、横軸上の△(三角)印で示されており、それらの各点に対応する格子点を○(白丸)印で示す。従って、○印の格子点は、ルックアップテーブル108に予め格納されている出力信号値M,C,Y,Bkを表わす。
【0080】
本実施形態において、下位ビット信号Rl,Gl,Blが0でない入力信号に対しては、○印の格子点の出力信号値を線形補間して出力信号値を得る。例えば、入力信号値が図5の横軸上でRs,Gs,Bsである場合には、○印の502の2つの格子点の値を線形補間して出力信号値503が得られる。但し、出力信号値503は、格子点上の2つのデータを補間して求めているので、入力信号色Rs,Gs,Bsを正確に再現するデータにはなっていない。
【0081】
そこで上述したルックアップテーブル108の書き換え処理の手順を適用し、格子点502を●(黒丸)印の格子点504の値に変更することにより新たな出力信号値505が得られる。この出力信号505で示される色信号M,C,Y,Bkを使用して(4)式のデータの内挿補間によりRpqrs,Gpqrs,Bpqrs値を求め、これがRs,Gs,Bsに近づくように格子点504を移動させればよい。このように、内挿補間により得られたRpqrs,Gpqrs,Bpqrs値を、入力信号値Rs,Gs,Bsに近づける処理は、(5)式の係数Aijを変化させることにより、Rs,Gs,Bsに対する出力信号値504を移動させるのと等価となる。
【0082】
上記の書き換え処理によれば、特定色の再現性を向上すべくその特定色についての入力信号値の近傍の格子点だけを移動させるので、他の領域の入力信号への影響を少なくすることができる。
【0083】
【第2の実施形態】
図7は、本発明の第2の実施形態としての信号処理部の概要を示すブロック構成図である。
【0084】
図中、103〜105及び107の各ブロックは、図1と同様であるため説明を省略する。色信号処理回路601は、色信号処理回路106と略同様の色信号処理を行うが、図3に示した色信号処理回路106がM,C,Yのそれぞれの色に対応して備えられており、M,C,Yの出力信号603を出力する。従って、3次元ルックアップテーブル602にもM,C,Y3つの出力を生成するためのデータが格納されている。
【0085】
色信号処理回路601の出力信号は、黒成分抽出回路604で次式により黒信号Bkを生成する。
【0086】
Bk=min(C,M,Y)
UCR(下色除去)回路605は、次式の処理を行い、最終的な出力信号M’,C’,Y’,Bk’を出力する。尚、αm,αc,αy,αk,は予め決められた所定値である。
【0087】
M’=M−αm×Bk
C’=C−αc×Bk
Y’=Y−αy×Bk
Bk’=αk×Bk
このような構成とすることにより、(2)式〜(5)式ではM,C,Y,Bkの4信号を用いなければならなかったのに対し、M,C,Yの3信号を扱えばよいことになり、演算を簡略化することができる。
【0088】
【第3の実施形態】
図8は、本発明の第3の実施形態としての信号処理部の概要を示すブロック構成図である。
【0089】
図中、103〜110の各ブロックは、図1と同様であるため説明を省略する。本実施形態では、シェーディング補正回路104の次段にマトリックス変換回路701を設けてある。これはR,G,B色分解信号をCIE(国際照明委員会)で定められたXYZ標準表色系信号に変換する回路であり、次式の演算を実行する。
【0090】
X=β11×R+β12×G+β13×B
Y=β21×R+β22×G+β23×B
Y=β31×R+β32×G+β33×B
ここで係数βijは、スキャナ201のCCD等の色分解特性によって決まる定数であり、これによって得られたX,Y,Z信号は第1の実施形態と同様にセレクタ105へ送られる。
【0091】
このような構成とすることにより、色信号処理回路106に入力される色信号が標準的な測色値となるため、ルックアップテーブル108に格納するデータ()ROM109に予め格納するデータ)を求める際、プリンタ202から出力される印刷出力をスキャナ201で読み取る必要が無くなり、CIE標準の測色系で測定した値を用いることができるようになる。
【0092】
尚、色信号は、X,Y,Zに限定されるわけではなく、CIEで定義されている他の標準色空間信号を適用しても良いことは言うまでもない。
【0093】
【第4の実施形態】
上述した各実施形態においては、特に正確に色を再現したい特定の色の色分解信号Rs,Gs,Bsが、印刷出力するときに正確に再現されることを目的としたが、この特定色を原稿とは異なる所望の色に再現するように指定することも可能である。
【0094】
例えば、原稿色の色分解信号はRs,Gs,Bsであるが、これを正確な色から若干赤みがかった色として再現されるようにするには、(5)式に入力するR,G,B値をRs,Gs,Bsのままとし、(7)の評価式を、
とすることにより容易に実現できる。ここで、△Rはオペレータが指定してもよいし、または再現したい色のデータとして別途スキャナ201から読み込ませるようにしても良い。
【0095】
【他の実施形態】
尚、上記の実施形態では、印刷出力の色毎に出力信号をひとつだけ出力するようにしたが、例えばプリンタ202としてM,C,Y,Kを同時に印刷可能な装置を用いる場合、M,C,Y,Kの4つの異なる信号を並列に出力するように構成すればよい。
【0096】
尚、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、上述した各実施形態のように一つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0097】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0098】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0099】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM等を用いることができる。
【0100】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0101】
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記憶容量の小さなルックアップテーブルメモリを使用して正確な色再現が可能な画像処理装置及び画像処理方法の提供が実現する。
【0103】
また、特定色に関する色再現性を補償したルックアップテーブルを容易に生成できる画像処理装置及び画像処理方法の提供が実現する。また、使用者の所望する色に対する色再現性を補償することができる。
【0104】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としてのカラー複写機の概要を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態としての信号処理部の概要を示すブロック構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態としての色信号処理回路106のブロック構成図である。
【図4】本発明の第1の実施形態としての3次元ルックアップテーブルの構成を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施形態としての3次元ルックアップテーブルの書き換えを2次元的に示した図である。
【図6】 本発明の第1の実施形態としてのカラー複写機の動作概要を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態としての信号処理部の概要を示すブロック構成図である。
【図8】本発明の第3の実施形態としての信号処理部の概要を示すブロック構成図である。
【図9】本発明の第1の実施形態としての3次元ルックアップテーブルの書き換えを説明する図である。
【図10】従来例としての色信号の変換処理を説明する図である。
【図11】従来例としての色信号の変換処理を説明する図である。
【符号の説明】
32 ビット分割回路
36 重み係数発生回路
39 線形補間回路
201 スキャナ
202 プリンタ
101 CPU
103 A/D変換回路
104 シェーディング補正回路
105 セレクタ
106,601 色信号処理回路
107 バッファメモリ
108,602 3次元ルックアップテーブル
109 ROM
604 黒成分抽出回路
605 UCR回路
701 マトリックス変換回路
Claims (14)
- 入力された画像データの色空間を変換する画像処理装置であって、
前記画像データを、上位ビット及び下位ビットのデータに分割する分割手段と、
前記上位ビットのビット数に対応する異なる色空間の色データが予め格納されたルックアップテーブルメモリと、
前記上位ビットのデータをアドレスとして前記ルックアップテーブルメモリから読み出した色データを、前記下位ビットのデータに基づいて補間し出力する色信号処理手段と、
そのルックアップテーブルメモリの所定アドレスの色データを選択的に書き換える書き換え手段とを備え、
前記書き換え手段は、
特定色のデータを指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された特定色のデータを取り囲む前記ルックアップテーブルメモリの複数の格子点の色データ群を書き換える色データ書き換え手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記指定手段は、原稿画像の中の所望する領域を指定する領域指定手段と、その領域指定手段により指定された領域の画像データを抽出する抽出手段と、を含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 更に、前記データを生成すべく、前記原稿画像を読み取って画素毎に色分解する読み取り手段を備えることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 前記書き換え手段は、前記原稿画像の複製画像を出力する出力手段の駆動信号、その出力手段により出力された色を前記読み取り手段で色分解したデータとの対応関係、並びに前記指定された領域のデータに基づいて、書き換えるべきデータを生成することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
- 更に、前記読み取り手段により得られたデータを測定する測色手段を備え、前記書き換え手段は、前記出力手段の駆動信号、前記測色手段で測定した値との対応関係、並びに前記指定された領域のデータに基づいて、書き換えるべきデータを生成することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
- 前記色データは、マゼンダ、シアン、並びにイエローの色データであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の画像処理装置。
- 前記色データは、マゼンダ、シアン、イエロー、並びにブラックの色データであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の画像処理装置。
- 入力された画像データの色空間を変換する画像処理方法であって、
前記画像データを、上位ビット及び下位ビットのデータに分割する分割工程と、
前記上位ビットのビット数に対応する異なる色空間の色データが予め格納されたルックアップテーブルメモリから、前記上位ビットのデータをアドレスとして読み出した色データを、前記下位ビットのデータに基づいて補間し出力する色信号処理工程と、
そのルックアップテーブルメモリの所定アドレスの色データを選択的に書き換える書き換え工程とを有し、
前記書き換え工程は、
特定色のデータを指定する指定工程と、
前記指定工程で指定された特定色のデータを取り囲む前記ルックアップテーブルメモリの複数の格子点の色データ群を書き換える色データ書き換え工程と
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 原稿画像の中の所望する領域を指定し、その指定された領域の画像データを抽出することを特徴とする請求項8記載の画像処理方法。
- 更に、前記データを生成すべく、前記原稿画像を予め読み取って画素毎に色分解する読み取り工程を有することを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
- 前記書き換え工程は、前記複製画像を出力する際の駆動信号、その駆動信号により出力された色を色分解して得られるデータとの対応関係、並びに前記指定された領域のデータに基づいて、書き換えるべきデータを生成することを特徴とする請求項10記載の画像処理方法。
- 更に、前記読み取り工程により得られたデータの色を測定する測色工程を有し、前記書き換え工程は、前記複製画像を出力する際の駆動信号、前記測色工程で測定した値との対応関係、並びに前記指定された領域のデータに基づいて、書き換えるべきデータを生成することを特徴とする請求項10記載の画像処理方法。
- 前記ルックアップテーブルメモリに予め格納された色データは、予め用意した複数の色データの組み合わせについて、そのそれぞれの色データの組み合わせを出力し、その結果得られた出力を読み取り、その結果得られたデータを、前記色データの組み合わせに対応するデータとして格納することを特徴とする請求項8乃至請求項12の何れかに記載の画像処理方法。
- 入力された画像データの色空間を変換する画像処理のプログラムコードを納めたコンピュータ可読メモリであって、
前記画像データを、上位ビット及び下位ビットのデータに分割する分割工程のコードと、
前記上位ビットのビット数に対応する異なる色空間の色データが予め格納されたルックアップテーブルメモリから、前記上位ビットのデータをアドレスとして読み出した色データを、前記下位ビットのデータに基づいて補間し出力する色信号処理工程のコードと、
そのルックアップテーブルメモリの所定アドレスの色データを選択的に書き換える書き換え工程のコードとを備え、
前記書き換え工程のコードは、
特定色のデータを指定する指定工程のコードと、
前記指定工程で指定された特定色のデータを取り囲む前記ルックアップテーブルメモリの複数の格子点の色データ群を書き換える色データ書き換え工程のコードと
を有することを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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