JP3733245B2 - 大型プリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール紙を使用する大型プリンタに係り、特に幅420mm以上の大型の用紙に印刷するための大型プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術におけるロール紙を使用する大型プリンタは、後方から前方に用紙搬送経路が構成され、ロール紙はプリンタ本体の後方に配置されているものが殆どである。このため、ロール紙を交換する時にわざわざプリンタ後方に作業者が回り込んで交換作業をしなければならない煩わしさがあると同時に前後方向での設置スペースが大型化する問題がある。
【0003】
また、ロール紙をプリンタ本体の前側に配置した構造のものも少しあるが、U字搬送経路を形成して用紙を前方に排出することになるため、搬送経路の構造が複雑化すると共に複数のロール紙を配置しようとすると一層構造が複雑化する問題がある。
【0004】
尚、ロール紙を用いる大型プリンタではないが、プリンタ本体の前後方向での設置スペースを小型化するために、単票紙からなる用紙を記録部に供給する方向と該記録部から記録済みの用紙を排出する方向を含む副走査方向を略直線状とし、且つ暗箱を形成する筺体の対角方向に斜めに配置したものが提供されている(特開平2−59372号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、大型プリンタでは、ロール紙も大型となり、かなりの重さになるが、このようなロール紙を用いるプリンタであって、作業者が立ったまま腰を屈めたりせずに重いロール紙を交換でき且つプリンタ正面からロール紙交換作業をできるようにすることを考慮したり示唆した従来技術は無い。また、このようなロール紙を用いるプリンタであって、更に大型の剛性厚紙をも印刷できるようにすることを考慮した従来技術は無い。
【0006】
本発明の課題は、重くて大きなロール紙を用いるプリンタであって、作業者が立ったまま腰を屈めたりせずに、しかもプリンタ正面側から重いロール紙を交換でき、更に大型の剛性厚紙をも同様に立ったままプリンタ正面から印刷できるようにした大型プリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、給紙部、印刷部及び排紙スタック部が上、中及び下の位置関係に配置され、前記給紙部から前記印刷部を経て前記排紙スタック部に向かう用紙搬送経路が、後述するロール紙の交換操作時の操作する側をプリンタ正面としたとき該プリンタの斜め上方の奥側から斜め下方の手前側にほぼ真っ直ぐに形成されて成る大型プリンタであって、前記給紙部はロール紙と剛性厚紙の両方を給紙できるものであると共に、当該給紙部は、作業者が該プリンタ正面に腰を曲げずに立った状態で前記ロール紙の交換及び剛性厚紙のセットを行える高さに配置され、且つプリンタの正面側から前記ロール紙の交換及び剛性厚紙のセットを行えるように形成され、前記用紙搬送経路は、前記給紙部にセットされたロール紙と剛性厚紙のいずれもが、該用紙搬送経路を該プリンタの斜め上方の奥側から斜め下方の手前側に向かってほぼ真っ直ぐに搬送されつつ印刷され排紙されるように構成されていることを特徴とするものである。
【0008】
本発明によれば、ロール紙が配置される給紙部の高さが作業者が立ったままロール紙を交換できる位置であり、しかもそれをプリンタ正面から行える構造なので、重いロール紙を交換するに際し、作業者が腰を屈めたり、プリンタの後方に回り込む必要が無く、容易且つ簡単に行うことができる。更に、大型の剛性厚紙をも同様に作業者が腰を屈めたりせずプリンタ正面から給紙部に簡単にセットすることができる。
【0009】
また、本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載された発明において、前記給紙部は複数のロール紙を斜め上下の相対配置で装着可能に構成されていることを特徴とするものである。本発明によれば、一つのロール紙を使い切ってもすぐに他のロール紙に切り換えることが可能であると共に、上側のロール紙の方から使い始めれば、下側のロール紙に切り換えた状態で印刷を継続しつつ上側のロール紙を新しく交換することが可能となる。
【0010】
また、本願請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記給紙部は、装着された前記ロール紙の前面に設けられるロール紙カバーが、前記剛性厚紙のセット状態での支え部を兼ねるように形成されていることを特徴とするものである。剛性厚紙でも大型であるものは、その端の一部だけで全体を支えると自由端側が自重で垂れ下がり、全体として湾曲するが、本発明によれば、印刷部より上流側に位置することになる前記ロール紙カバーに当該大型剛性厚紙の自重による変形を防止する支え部を兼用させているので、セット状態にある剛性厚紙を平らに保持することができ、もって印刷物の画質の低下を防止することができる。
【0011】
また、本願請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載された発明において、前記給紙部は、ロール紙が取り付けられる長尺なスピンドルの両端が載置される少なくとも一対のスピンドル受けを備え、一対のスピンドル受けの少なくとも一方は水平面内を回動可能に形成され、該回動可能なスピンドル受けにスピンドルの一端を載置し、該一方のスピンドル受けを支点に回動させて他方のスピンドル受けにスピンドルの他端を載置する構成としたことを特徴とするものである。
【0012】
本発明によれば、回動可能なスピンドル受けの向きを載置し易い向きに回動させ、しかもスピンドルの一端だけを最初に載置することができるため、従来のように作業者が両腕を前方に伸ばす必要が無く簡単である。また、スピンドルの一端を載置した後は、その全重量の半分はスピンドル受けで支えられるため、重量的な負荷が減少し、しかも回動可能なスピンドル受けを支点に回動させて他方のスピンドル受けにスピンドルの他端を載置するだけであるため、交換作業が極めて簡単である。
【0013】
また本願請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載された発明において、前記回動可能なスピンドル受けはプリンタ正面側へ回動させる付勢手段を備え、スピンドルが外された時は前記付勢手段の付勢力により前方斜め内側方向となる回動限界に自動的に位置することを特徴とする。
また本願請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載された発明において、前記用紙搬送経路は前記斜め方向に代えて、垂直であることを特徴とするものである。本発明によっても、重いロール紙を交換するに際し、作業者が腰を屈めたり、プリンタの後方に回り込む必要が無く、立ったままで正面から行うことができる。更に、大型の剛性厚紙をも同様に作業者が腰を屈めたりせずプリンタ正面から給紙部に簡単にセットすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る大型プリンタで作業者がロール紙交換作業している状態の概略縦断面図であり、図2は当該大型プリンタの概略正面図である。また、図3は同大型プリンタにより剛性厚紙を印刷する時の概略側面図であり、図4は同大型プリンタでロール紙を交換している状態の要部平面図であり、図5は当該大型プリンタの一対のスピンドル受け部分を示す要部拡大平面図であり、図6は同スピンドル受けにスピンドルの両端が載置された状態の平面図である。
【0015】
本実施の形態に係る大型プリンタは、図1に示した如く、給紙部30、印刷部7及び排紙スタック部8が上、中及び下の位置関係に配置されている。そして、前記給紙部30から前記印刷部7を経て前記排紙スタック部8に向かう用紙搬送経路が斜め上方の奥側から斜め下方の手前側にほぼ真っ直ぐに形成されている。当該給紙部30は、ロール紙3と大型の剛性厚紙21(図3参照)の両方を給紙できるものである。具体的には、ロール紙は給紙部30に交換時に取り外しできるように取り付けられており、また剛性厚紙21は、図3に示した如く、給紙部30の前面側の斜面に載置することによりセットできるように構成されている。
【0016】
尚、印刷部7は印字ヘッド22等の下方に前記用紙搬送経路の一部を成す平坦な排紙ガイド23を有し、該排紙ガイド23に吸引ファン24に連通された吸引口25が設けられている。該吸引口25はその吸引力に用紙を吸着し、その搬送状態を制御するものである。また、排紙スタック部8は印刷された用紙を受ける部分であり、排紙切換レバー26によって、ロール紙3の印刷時にはスタック布27をプリンタ前面に展開したり、図1に示した状態にして印刷物をプリンタ本体下部に誘導し、剛性厚紙21の印刷時には図3に示したように剛性厚紙21の排出の妨げに成らない位置に退避させるように形成されている。
【0017】
更に、当該給紙部30は、図1に示した如く、作業者9が立った状態でロール紙3の交換及び剛性厚紙21のセットを含む給紙のための処理を行える高さに配置されている。この高さは、この例では身長が170cm前後の作業者を対象にして作られている。尚、上下に高さ調整可能に構成すれば使用時に個々の作業者に最適な高さに設定することができる。更に、大型プリンタの正面側(図1の作業者のいる側)からロール紙3の交換などの給紙のための処理を行えるように形成されている。
【0018】
図2は上記実施の形態に係る大型プリンタの概略正面図であり、該大型プリンタの給紙部30は、一対のスピンドル受け1a、1bの下に更にもう一対のスピンドル受け2a、2bが設けられている。ロール紙3、3をそれぞれ取り付けた長尺な2本のスピンドル4、5が前記スピンドル受け1a、1b間及び2a、2b間に横架されている。すなわち、スピンドル4の両端4a、4bが一対のスピンドル受け1a、1bに載置され、スピンドル受け5の両端5a、5bがもう一対のスピンドル受け2a、2bに載置されている。図2において、符号6は前記スピンドル受け1a、1b及び2a、2b等が取り付けられるプリンタ本体のフレームを示す。
【0019】
図1に示した如く、前記2本のスピンドル4、5は、相対的に上側のスピンドル4が作業者9に対して後方となる斜め上下の関係に配置されている。そして、ロール紙3は、印刷部7及び排紙スタック部8の入り口に向かって斜め上下にほぼ一直線に形成された用紙搬送経路を搬送されるように配置されている。
【0020】
図3に示した如く、剛性厚紙21は、給紙部30の前面側の斜面に載置することによりセットできるように構成されているが、本実施の形態では、前記給紙部30は、装着されたロール紙3の前面に設けられるロール紙カバー28が、前記剛性厚紙21のセット状態での支え部29を兼ねるように形成されている。
【0021】
次に、図5に基づいて本実施の形態に係る大型プリンタの主構成要素であるスピンドル受け1a、1bの構造を説明する。尚、他のスピンドル受け2a、2bについては前記スピンドル受け1a、1bと同じ構造なので説明は省略する。一方のスピンドル受け1aは水平面内を回動可能に形成されている。この実施の形態ではフレーム6に固定された基台部10に回動部11が回動支点12を介して回動可能に構成されている。回動部11はスピンドル4の一端4aが載置される凹部13を有し、該凹部13の底部に一対のコロ14、14が回動支点12を挟んで対称に配置され、スピンドル4の回転負荷を低減するようになっている。
【0022】
更に、本実施の形態では、前記回動部11は、プリンタ正面側への回動限界が20度〜50度の角度に規制されている。好ましくは30度〜40度の範囲に規定され、この例ではプリンタ正面側への回動が約35度で停止するように形成されている。また、本実施の形態では、前記回動部11はプリンタ正面側へ回動するようにバネ(図示せず)を有し、スピンドル4が該スピンドル受け1aから外された時(図5の状態)は、前記バネの付勢力により回動限界である前記約35度の角度に自動的に位置するようになっている。
【0023】
更に、本実施の形態では、前記凹部13の奥側に係止部15が設けられている。一方、図6に示した如く、前記スピンドル4も、その一端4aに抜け止め16が設けられている。該抜け止め16は円形フランジ状に形成され、このフランジ状の抜け止め16が係止できるように前記係止部15の形状が形成されている。なお、この抜け止め15及び係止部16が、上記の形状に限定されないことは勿論である。
【0024】
次に、スピンドル4の他端4bが載置される他方のスピンドル受け1bの構造を図5に基づいて説明する。該スピンドル受け1bは、フレーム6に固定され、スピンドル4の他端4bが載置される凹部17を有し、該凹部17の底部に一対のコロ18、18が設けられている。該凹部17の形状は、スピンドル4の他端4bの円柱形状に対応して該円柱がフィットする単純形状に形成されている。
【0025】
また、本実施の形態では、前記スピンドル4の抜け止め16は、形状的に他端側の単純円柱形状と異なり、その形状の相違が一目瞭然となるように形成されている。従ってスピンドル4を左右間違えてセットする恐れを未然に防止する識別機能を当該フランジ形状によって有している。尚、図6において、符号20はロール紙3のフランジを示す。
【0026】
次に、上記実施の形態に係る大型プリンタで新しいロール紙に交換する際の交換作業を説明する。先ず、作業者9が、立った状態で且つプリンタ正面側から、スピンドル4を一対のスピンドル受け1a、1bから外すと、一方のスピンドル受け1aは、図示しないバネにより、図5に示した位置に自動的に向いて停止する。そして、図4に示したように、作業者9が、同じく立った状態で且つプリンタ正面側から、新しいロール紙3を取り付けた長尺なスピンドル4を持って先ず右側の一端4aを一方のスピンドル受け1aに載置する。尚、作業者9は新しいロール紙3を取り付けた前記スピンドル4を持つ際にフランジ状の抜け止め16を目印にして左右間違えないように持つことができる。次いで、図4の状態からスピンドル受け1aを回動支点にしてスピンドル4の他端4bを回動させて他方のスピンドル受け1bに載置する。図6はこの状態を拡大したものに相当する。
【0027】
以上説明したように、本実施の形態によれば、ロール紙3が配置される給紙部30の高さが、作業者9が立ったままロール紙3を交換できる位置であり、しかもそれをプリンタ正面から行える構造なので、重いロール紙3を交換するに際し、作業者が腰を屈めたり、プリンタの後方に回り込む必要が無く、容易且つ簡単に行うことができる。更に、大型の剛性厚紙21をも同様に作業者が腰を屈めたりせずプリンタ正面から給紙部30に簡単にセットすることができる。
【0028】
また、前記給紙部30が複数のロール紙3,3を斜め上下の相対配置で装着可能に構成されているものは、一つのロール紙3を使い切ってもすぐに他のロール紙3に切り換えることが可能であると共に、上側のロール紙の方から使い始めれば、下側のロール紙に切り換えた状態で印刷を継続しつつ上側のロール紙を新しく交換することが可能となる。
【0029】
また、印刷部7より上流側に位置することになる前記ロール紙カバー28に当該大型剛性厚紙21の自重による変形を防止する支え部29を兼用させたものは、図3に示した如く、セット状態にある剛性厚紙21を湾曲させること無く平らに保持することができ、もって印刷物の画質の低下を防止することができる。
【0030】
また、回動可能なスピンドル受け1a、1bにスピンドル4の一端4aを載置し、該一方のスピンドル受け1aを支点に回動させて他方のスピンドル受け1bにスピンドル4の他端4bを載置する構成としたものは、回動可能なスピンドル受け1aの向きを載置し易い向きに回動させ、しかもスピンドル4の一端4aだけを最初に載置することができるため、従来のように作業者9が両腕を前方に伸ばす必要が無く簡単である。また、スピンドル4の一端4aを載置した後は、その全重量の半分はスピンドル受け1aで支えられるため、重量的な負荷が減少し、しかも回動可能なスピンドル受け1aを支点に回動させて他方のスピンドル受け1bにスピンドル4の他端4aを載置するだけであるため、交換作業が極めて簡単である。
【0031】
また、前記実施の形態における用紙搬送経路は斜め方向であるが、それに代えて、垂直にしたものも、重いロール紙3を交換するに際し、作業者9が腰を屈めたり、プリンタの後方に回り込む必要が無く、立ったままで正面から行うことができる。更に、大型の剛性厚紙21をも同様に作業者が腰を屈めたりせずプリンタ正面から給紙部に簡単にセットすることができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、ロール紙が配置される給紙部の高さが作業者が立ったままロール紙を交換できる位置であり、しかもそれをプリンタ正面から行える構造なので、重いロール紙を交換するに際し、作業者が腰を屈めたり、プリンタの後方に回り込む必要が無く、容易且つ簡単に行うことができる。更に、大型の剛性厚紙をも同様に作業者が腰を屈めたりせずプリンタ正面から給紙部に簡単にセットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る大型プリンタで作業者がロール紙交換作業している状態の概略縦断面図である。
【図2】当該大型プリンタの概略正面図である。
【図3】同大型プリンタにより剛性厚紙を印刷する時の概略側面図である。
【図4】同大型プリンタでロール紙を交換している状態の要部平面図である。
【図5】当該大型プリンタの一対のスピンドル受け部分を示す要部拡大平面図である。
【図6】同スピンドル受けにスピンドルの両端が載置された状態の平面図である。
【符号の説明】
1a、2a 回動可能なスピンドル受け
1b、2b 固定スピンドル受け。
3 ロール紙
4、5 スピンドル
4a、5a スピンドルの一端
4b、5b スピンドルの他端
6 フレーム
7 印刷部
8 排紙スタック部
9 作業者
11 回動部
12 回動支点
21 剛性厚紙
23 排紙ガイド部
26 排紙切換レバー
27 スタック布
28 ロール紙カバー
29 支え部
30 給紙部
Claims (6)
- 給紙部、印刷部及び排紙スタック部が上、中及び下の位置関係に配置され、前記給紙部から前記印刷部を経て前記排紙スタック部に向かう用紙搬送経路が、後述するロール紙の交換操作時の操作する側をプリンタ正面としたとき該プリンタの斜め上方の奥側から斜め下方の手前側にほぼ真っ直ぐに形成されて成る大型プリンタであって、
前記給紙部はロール紙と剛性厚紙の両方を給紙できるものであると共に、
当該給紙部は、作業者が該プリンタ正面に腰を曲げずに立った状態で前記ロール紙の交換及び剛性厚紙のセットを行える高さに配置され、且つプリンタの正面側から前記ロール紙の交換及び剛性厚紙のセットを行えるように形成され、
前記用紙搬送経路は、前記給紙部にセットされたロール紙と剛性厚紙のいずれもが、該用紙搬送経路を該プリンタの斜め上方の奥側から斜め下方の手前側に向かってほぼ真っ直ぐに搬送されつつ印刷され排紙されるように構成されていることを特徴とする大型プリンタ。 - 請求項1において、前記給紙部は複数のロール紙を斜め上下の相対配置で装着可能に構成されていることを特徴とする大型プリンタ。
- 請求項1又は2において、前記給紙部は、装着された前記ロール紙の前面に設けられるロール紙カバーが、前記剛性厚紙のセット状態での支え部を兼ねるように形成されていることを特徴とする大型プリンタ。
- 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記給紙部は、ロール紙が取り付けられる長尺なスピンドルの両端が載置される少なくとも一対のスピンドル受けを備え、一対のスピンドル受けの少なくとも一方は水平面内を回動可能に形成され、該回動可能なスピンドル受けにスピンドルの一端を載置し、該一方のスピンドル受けを支点に回動させて他方のスピンドル受けにスピンドルの他端を載置する構成としたことを特徴とする大型プリンタ。
- 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記回動可能なスピンドル受けはプリンタ正面側へ回動させる付勢手段を備え、スピンドルが外された時は前記付勢手段の付勢力により前方斜め内側方向となる回動限界に自動的に位置することを特徴とする大型プリンタ。
- 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記用紙搬送経路は前記斜め上方の奥側から斜め下方の手前側にほぼ真っ直ぐとなる斜め方向に代えて、垂直であることを特徴とする大型プリンタ。
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