[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3729032B2 - Shift register, shift register control method, data line driving circuit, scanning line driving circuit, electro-optical panel, and electronic apparatus - Google Patents

Shift register, shift register control method, data line driving circuit, scanning line driving circuit, electro-optical panel, and electronic apparatus Download PDF

Info

Publication number
JP3729032B2
JP3729032B2 JP2000189531A JP2000189531A JP3729032B2 JP 3729032 B2 JP3729032 B2 JP 3729032B2 JP 2000189531 A JP2000189531 A JP 2000189531A JP 2000189531 A JP2000189531 A JP 2000189531A JP 3729032 B2 JP3729032 B2 JP 3729032B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
active
supplied
clock signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000189531A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2002006791A (en
Inventor
伸 藤田
徳郎 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000189531A priority Critical patent/JP3729032B2/en
Publication of JP2002006791A publication Critical patent/JP2002006791A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3729032B2 publication Critical patent/JP3729032B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Shift Register Type Memory (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の走査線及び複数のデータ線と、それらの交差に対応してマトリックス状に配置された画素電極及びスイッチング素子とを有する電気光学パネルを駆動するために用いられる駆動回路、その制御方法、この駆動回路を用いたデータ線駆動回路および走査線駆動回路、電気光学パネルおよび電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気光学装置、例えば、液晶装置は、画像表示領域に複数のデータ線、複数の走査線が形成されており、それらの交差に対応してマトリクス状に配列した画素電極の各々に薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、TFTと称する)が設けられている。そして、液晶装置の駆動回路は、データ線信号や走査線信号などを所定タイミングでデータ線や走査線に供給するためのデータ線駆動回路や、走査線駆動回路などから構成されている。
【0003】
これらの駆動回路は、以下の方法で選択信号を生成し、選択信号に基づいてデータ線信号や走査線信号を生成している。駆動回路は、第1に、開始パルスをクロック信号およびこれを反転した反転クロック信号従って順次転送して位相がクロック信号の1/2周期ずれた複数のシフトパルスを生成し、第2に、あるシフトパルスと次のシフトパルスの論理積を算出して各選択信号を生成している。
【0004】
駆動回路が理想的に動作するのであれば各選択信号は排他的にアクティブとなるが、実際の駆動回路では論理回路の時間遅延や能動素子の特性に起因して、隣り合う選択信号のアクティブ期間が重複してしまうことがある。
【0005】
そこで、インヒビット信号を用いてアクティブ期間の重複をなくす技術が知られている。図20は、従来のデータ線駆動回路とその周辺回路の構成を示すブロック図であり、図21はそのタイミングチャートである。
【0006】
図に示すようにデータ線駆動回路は、シフトユニットU0,U1,U2,…,Unを備えている。、各シフトユニットU0,U1,…,Unは、開始パルスDXをXクロック信号XCKと反転Xクロック信号XCKBに基づいて順次転送し、図に示すシフトパルスC0,C1,C2,…を出力する。アンド回路G1,G2,…,Gnは、対応するシフトユニットU1,U2,…,Unの入出力信号の論理積を算出して、図に示す信号Sa1,Sa2,…を出力する。
【0007】
一方、インヒビット信号INHBは、図に示すようにXクロック信号XCKおよび反転Xクロック信号XCKBの論理レベルが遷移するタイミングを中心に所定期間だけLレベル(アクティブ)となる信号である。
【0008】
ここで、アンド回路G1',G2',…は、インヒビット信号INHBと信号Sa1,Sa2,…との論理積を算出する。このため、選択信号SR1,SR2,…は、図に示すようにインヒビット信号INHBがLとなる期間はLレベルとなる。これにより、隣り合う選択信号間に非アクティブ期間を設けることが可能となる。
【0009】
このようにして生成された選択信号SR1,SR2,…は、サンプリング回路を構成する各スイッチSWの制御入力端子に供給される。なお、この例では、各スイッチSWをNチャンネル型のトランジスタで構成してある。このため、そのゲート電圧がHレベルになると、画像信号VIDがサンプリングされ、データ線信号として各データ線に供給されることになる。各データ線は配線容量を有しているため、サンプリング過程では、画像信号VIDの電圧を配線容量に書き込むことになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、インヒビット信号INHBは、信号供給線LXを介してアンド回路G1',G2',…に供給されているため、それらの回路の入力容量が信号供給線LXに付随している。このため、インヒビット信号駆動回路として、大電流を早い応答速度で供給できるものを用いる必要があり、回路構成が大規模になるとともに、大きな消費電流を必要とするといった問題があった。
【0011】
また、インヒビット信号INHBのパルス幅が広いと、データ線へ画像信号VIDを書き込むための書込時間が短くなり、その程度によっては画像信号VIDを十分書き込むことができなくなる。したがって、インヒビット信号INHBのパルス幅は狭くすることが望ましい。特に、高精細な画像を表示するためにはデータ線の本数を増やす必要があるが、この場合には、信号Sa1,Sa2,…のアクティブ期間自体が短くなるから、より一層パルス幅を狭くすることが必要となる。一方、インヒビット信号INHBのパルス幅を狭くすることは、高周波成分の増加を意味する。
【0012】
しかしながら、インヒビット信号駆動回路の駆動能力には一定の限度があるので、パルス幅を狭くすることが難しいといった問題があった。
【0013】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インヒビット信号を駆動する回路の負荷を軽減するとともに、消費電力を削減でき、さらにパルス幅の狭いインヒビット信号でも動作可能な駆動回路等を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の駆動回路は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された画素電極及びスイッチング素子とを有する電気光学パネルに用いられ、シフトレジスタ部と、選択部と、論理演算部とを備えたものであって、前記シフトレジスタ部は、クロック信号に基づいて開始パルスを順次シフトして出力信号を各々出力する複数のシフト単位回路を縦続接続してなり、前記選択部は、前記各シフト単位回路に対応して各々設けられる複数の制御単位回路を備え、ある制御単位回路は、対応するシフト単位回路の入力信号と出力信号とのうち少なくとも一方がアクティブとなるアクティブ期間を特定し、複数のパルスを含むパルス信号から、当該アクティブ期間に発生するパルスを選択して選択パルス信号を生成し、前記論理演算部は、各シフト単位回路に対応して各々設けられる複数の演算単位回路を備え、ある演算単位回路は、対応するシフト単位回路の入力信号と出力信号とがともにアクティブとなる期間を特定し、当該期間と前記選択パルス信号とに基づいて前記走査線または前記データ線を選択する選択信号を生成することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、シフト単位回路の入力信号と出力信号とがともにアクティブとなる期間と選択パルス信号(選択インヒビット信号)に基づいて選択信号を生成するが(例えば、選択インヒビット信号に基づくパルス幅の制限)、当該期間は、入力信号と出力信号のうちいずれか一方がアクティブとなる期間に含まれることになる。選択部は、そのような期間において、パルス信号(インヒビット信号)を取り込んで選択パルス信号を生成する。換言すれば、総ての制御単位回路が常にパルス信号を取りこんでいるのではなく、ある制御単位回路は対応する演算単位回路で必要とするパルス(インヒビットパルス)を選択的に取り込んでいる。パルス信号を供給する回路から見れば、制御単位回路がパルス信号を取り込まない期間にあっては、当該制御単位回路は容量性の負荷として作用しないから、供給回路の負荷を低減し、その消費電力を削減することができる。くわえて、容量性の負荷が小さいのでパルス信号のパルス幅を狭くすることが可能となる。なお、パルス信号は複数のインヒビットパルスを有するインヒビット信号であってもよいし、あるいは、複数のイネーブルパルスを有するイネーブル信号であってもよい。
【0016】
ここで、前記選択部、前記シフトレジスタ部、前記論理演算部の順に配置し、前記クロック信号および前記パルス信号を供給する信号供給線を前記シフトレジスタ部が前記出力信号を出力する側とは反対側に配置することが好ましい。これにより、配線同士の交差部を減少させることができ、交差部に付随する寄生容量を低減させることが可能となる。
【0017】
また、前記クロック信号は、第1クロック信号とこれを反転した第2クロック信号とから構成され、各シフト単位回路は、前段のシフト信号が入力端子に供給され出力端子が接続点に接続されるとともに、供給される制御信号がアクティブのときにのみ動作する一方、当該制御信号が非アクティブのときに出力端子をハイインピーダンス状態にする第1インバータと、当該接続点に出力端子が接続されるとともに、供給される制御信号がアクティブのときにのみ動作する一方、当該制御信号が非アクティブのときに出力端子をハイインピーダンス状態にする第2インバータと、当該接続点に入力端子が接続され前記第2インバータの入力端子に出力端子が接続される第3インバータを備え、奇数段目のシフト単位回路には、前記第1クロック信号が前記第1インバータの制御信号として供給される一方、前記2クロック信号が前記第2インバータの制御信号として供給され、偶数段目のシフト単位回路には、前記第2クロック信号が前記第1インバータの制御信号として供給される一方、前記1クロック信号が前記第2インバータの制御信号として供給されるものであってもよい。
【0018】
また、前記制御単位回路は、対応するシフト単位回路における前記接続点から取り出した第1内部信号と、前段のシフト単位回路における前記接続点から取り出した第2内部信号とに基づいて、対応するシフト単位回路の入力信号と出力信号とのうち少なくとも一方がアクティブとなるアクティブ期間を特定することが好ましい。この場合には、第3インバータを介していない内部信号に基づいて、アクティブ期間を特定するので、クロック信号の論理レベルが遷移するタイミングから、アクティブ期間が開始または終了するまでの遅延時間を短くすることができる。
【0019】
さらに、前記制御単位回路は、対応するシフト単位回路の入力信号と出力信号とに基づいて、これらの信号のうち少なくとも一方がアクティブとなるアクティブ期間を特定するものであってもよい。当該期間を特定する論理回路としてはナンド回路やアンド回路を用いることができる。
【0020】
また、前記制御単位回路は、対応するシフト単位回路の入力信号と出力信号のうち少なくとも一方がアクティブとなるアクティブ期間を特定する論理回路と、前記パルス信号を供給する信号供給線に接続され、前記論理回路の出力信号がアクティブである場合にのみオン状態となって前記パルス信号を取り込むことによって前記選択パルス信号を生成するスイッチ回路とを備えることが望ましい。この場合、スイッチ回路は、論理回路の出力信号が非アクティブのときにオフ状態となるので、信号供給線から切り離されることになる。したがって、そのようなときには、信号供給線に容量が付加されないので、信号供給線に付随する容量を削減することが可能となる。
【0021】
次に、上述した駆動回路において、シフト単位回路は、外部から供給されるリセット信号がアクティブになると、前記シフト信号の論理レベルを非アクティブレベルにリセットすることが好ましい。電全投入時には各シフト単位回路の入出力信号はHレベルとなることもあれば、Lレベルとなることもある。したがって、総ての制御単位回路において、パルス信号の取り込みが行われることもある。このような場合には容量性の負荷が大きくなるので、パルス信号を駆動能力の小さい回路で駆動すると、その信号供給線の電圧レベルが十分変化させることができず、結局、パルス信号によるアクティブ期間の制限を行うことができないこともある。この発明によれば、リセット信号をアクティブにすれば、シフト単位回路の出力信号たるシフト信号をリセットすることができ、これにより、総ての制御単位回路においてパルス信号の取り込みを中止することができる。したがって、電源投入時にリセット信号をアクティブにすることによって、駆動能力の小さい回路を用いてパルス信号を供給することが可能となる。
【0022】
より具体的には、前記クロック信号は、第1クロック信号とこれを反転した第2クロック信号とから構成され、各シフト単位回路は、前段のシフト信号が入力端子に供給され出力端子が接続点に接続されるとともに、供給される制御信号がアクティブのときにのみ動作する一方、当該制御信号が非アクティブのときに出力端子をハイインピーダンス状態にする第1インバータと、当該接続点に出力端子が接続されるとともに、供給される制御信号がアクティブのときにのみ動作する一方、当該制御信号が非アクティブのときに出力端子をハイインピーダンス状態にする第2インバータと、当該接続点に一方の入力端子が接続され、他方の入力端子に前記リセット信号が供給され、前記リセット信号が非アクティブのとき一方の入力端子に供給される信号を反転して出力し、前記リセット信号がアクティブのとき当該シフト単位回路のシフト信号を非アクティブレベルにリセットするリセット論理回路と、前記第2インバータの入力端子に出力端子が接続される第3インバータを備え、奇数段目のシフト単位回路には、前記第1クロック信号が前記第1インバータの制御信号として供給される一方、前記2クロック信号が前記第2インバータの制御信号として供給され、偶数段目のシフト単位回路には、前記第2クロック信号が前記第1インバータの制御信号として供給される一方、前記1クロック信号が前記第2インバータの制御信号として供給されることが望ましい。さらに、前記開始パルスがHレベルでアクティブとなる場合に前記リセット論理回路としてノア回路を用いる一方、前記開始パルスがLレベルでアクティブとなる場合に前記リセット論理回路としてナンド回路を用いることが好ましい。これにより、各シフト単位回路を確実にリセットさせることができる。
【0023】
次に、本発明のデータ線側駆動回路は、上述した駆動回路を備え、前記駆動回路から出力される各選択信号に基づいて、入力画像信号をサンプリングして各データ線に供給することを特徴とする。この発明によれば、各選択信号のアクティブ期間が重複しないので、所定のデータ線に入力画像信号をサンプリングして供給することがき、クロストークがない高品質の画像を表示することができる。
【0024】
次に、本発明の走査線側駆動回路は、上述した駆動回路を備え、当該駆動回路から出力される各選択信号に基づいて、前記各走査線を駆動することを特徴とする。この発明によれば、各選択信号のアクティブ期間が重複しないので、同時に複数の走査線が選択されることがなく、高品質の画像を表示することができる。
【0025】
次に、本発明の制御方法によれば、前記リセット信号を、1フィールド毎または複数フィールド毎にアクティブとすることを特徴とする。この場合、1フィールド毎または複数フィールド毎にリセットされることになるので、電源が投入されてから最初のフィールドでシフト単位回路がリセットされるから、たとえ電源投入時において、シフト単位回路の出力信号が全てアクティブとなって、インヒビット信号を供給する際の負荷が極めて重い場合であっても、リセットによって、負荷を軽くすることができる。これにより、パルス信号を駆動するための回路の構成を簡易なもにすることができるとともに、その消費電力を削減することが可能となる。
【0026】
また、前記リセット信号を、前記駆動回路に電源電圧が供給されてから前記クロック信号が供給されるまでの期間中の一部において、少なくともアクティブとしてもよい。この場合には、電源電圧が供給されてからクロック信号が供給されるまでの期間において、必ずリセットされることになるので、たとえ電源投入時において、シフト単位回路の出力信号が全てアクティブとなって、パルス信号を供給する際の負荷が極めて重い場合であっても、リセットによって、負荷を軽くすることができる。
【0027】
次に、本発明の電気光学パネルは、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された画素電極及びスイッチング素子とを有する画素領域と、上述したデータ線側駆動回路と、前記走査線を駆動するための走査線側駆動回路とを備えたことを特徴とする。また、走査線側駆動回路として上述したものを用いるようにしてもよい。これらの構成によれば、電気光学パネル上に駆動回路が作り込まれるものとなる。この場合、画素領域に構成されるスイッチング素子は薄膜トランジスタであり、駆動回路も薄膜トランジスタで構成することが望ましい。
【0028】
また、本発明の電子機器は、上述した電気光学パネルを備えることを特徴とするものであり、例えば、ビデオカメラに用いられるビューファインダ、携帯電話機、ノート型コンピュータ、ビデオプロジェクタ等が該当する。
【0029】
【発明の実施の形態】
<1.第1実施形態>
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0030】
<1−1:電気光学装置の全体構成>
まず、電気光学装置の一例として、液晶表示装置を例示して説明する。図1は、液晶表示装置の電気的構成を示すブロック図である。この図に示されるように、液晶表示装置は、液晶表示パネル100と、タイミングジェネレータ200と、画像信号処理回路300とを備えている。このうち、タイミングジェネレータ200は、各部で使用されるタイミング信号(必要に応じて後述する)を出力するものである。また、画像信号処理回路300内部における相展開回路302は、一系統の画像信号VIDを入力すると、これをN相(図においてはN=6)の画像信号に展開して並列に出力するものであって、画像信号をN個並列の信号に変換する直並列変換回路に相当する。ここで、画像信号をN相に展開する理由は、後述するサンプリング回路によって、スイッチング素子として機能するTFTのソース電極における画像信号の印加時間を長くして、データ線の配線容量に対する書込時間を十分に確保するためである。
【0031】
一方、増幅・反転回路304は、相展開された画像信号のうち、反転が必要となるものを反転させ、この後、適宜、増幅して画像信号VID1〜VID6として液晶表示パネル100に並列的に供給するものである。なお、反転するか否かについては、一般には、データ信号の印加方式が▲1▼走査線単位の極性反転であるか、▲2▼データ信号線単位の極性反転であるか、▲3▼画素単位の極性反転であるか、▲4▼画面単位の極性反転であるかに応じて定められ、その反転周期は、1水平走査期間または1垂直走査期間に設定される。
【0032】
また、相展開された画像信号VID1〜VID6の液晶表示パネル100への供給タイミングは、図1に示される液晶表示装置では同時とするが、ドットクロックに同期して順次ずらしてもよく、この場合は後述するサンプリング回路にてN相の画像信号を順次サンプリングすればよい。
【0033】
<1−2:液晶表示パネルの構成>
次に、液晶表示パネル100の概略構成について図2および図3を参照して説明する。ここで、図2は、液晶表示パネル100の構造を説明するための斜視図であり、図3は、液晶表示パネル100の構造を説明するための一部断面図である。これらの図に示されるように、液晶表示パネル100は、画素電極118等が形成されたガラスや半導体等の素子基板101と、共通電極108等が形成されたガラス等の透明な対向基板102とが、スペーサSが混入されたシール材105によって一定の間隙を保って、互いに電極形成面が対向するように貼り合わせられ、この間隙に液晶106が封入された構造となっている。
【0034】
また、素子基板101の対向面であってシール材105の外側には、後述する走査線側駆動回路130、サンプリング回路140、及びデータ線側駆動回路150A等の駆動回路群120が形成されている。また、そこには、外部接続電極(図示省略)が形成されて、タイミングジェネレータ200および画像信号処理回路300からの各種信号を入力するようになっている。なお、対向基板102の共通電極108は、素子基板101との貼合部分における4隅のうち、少なくとも1箇所において設けられた導通材によって、素子基板101の外部接続電極から延在する配線と電気的に導通が図られている。
【0035】
ほかに、対向基板102には、液晶表示パネル100の用途に応じて、例えば、第1に、ストライプ状や、モザイク状、トライアングル状等に配列したカラーフィルタが設けられ、第2に、例えば、クロムやニッケルなどの金属材料や、カーボンやチタンなどをフォトレジストに分散した樹脂ブラックなどのブラックマトリクスが設けられ、第3に、液晶表示パネル100に光を照射するバックライトが設けられる。特に色光変調の用途の場合には、カラーフィルタは形成されずにブラックマトリクスが対向基板102に設けられる。くわえて、素子基板101および対向基板102の対向面には、それぞれ所定の方向にラビング処理された配向膜などが設けられる一方、その各背面側には貼付け又は間隙をもって配向方向に応じた偏光板103、104がそれぞれ設けられる。ただし、液晶108として、高分子中に微小粒として分散させた高分子分散型液晶を用いれば、前述の配向膜、偏光板等が不要となる結果、光利用効率が高まるので、高輝度化や低消費電力化などの点において有利である。
【0036】
さて、説明を再び図1に戻して、液晶表示パネル100の電気的構成について説明する。液晶表示パネル100の素子基板101にあっては、画像表示領域AAが形成されている。そこには、図においてX方向に沿って平行に複数本(m本)の走査線112が配列して形成され、また、これと直交するY方向に沿って平行に複数本(6n本)のデータ線114が形成されている。そして、これらの走査線112とデータ線114との各交点においては、TFT116のゲート電極が走査線112に接続される一方、TFT116のソース電極がデータ線114に接続されるとともに、TFT116のドレイン電極が画素電極118に接続されている。そして、各画素は、画素電極118と、対向基板102に形成された共通電極108と、これら両電極間に挟持された液晶106とによって構成される結果、走査線112とデータ線114との各交差に対応して、マトリクス状に配列することとなる。なお、このほかに、各画素毎に、蓄積容量(図示省略)が設けられて、電気的にみて画素電極118と共通電極108とに挟持された液晶層に対して並列となっている。
【0037】
次に、駆動回路群120は、走査線側駆動回路130、サンプリング回路140、およびデータ線側駆動回路150Aからなり、上述のように素子基板101上に形成されるものである。これらの回路は、画素のTFTと共通の製造プロセス(例えば、高温ポリシリコンプロセス)を用いてTFTで形成されている。これにより、集積化や製造コストの面などにおいて有利となる。なお、この例では、データ線側駆動回路150Aとサンプリング回路140を別体として説明するが、両者を一体としてデータ線114を駆動するデータ線駆動回路と捉えてもよいことは勿論である。
【0038】
さて、走査線側駆動回路130は、シフトレジスタを有し、タイミングジェネレータ200からのYクロック信号YCKや、その反転Yクロック信号YCKB、Y転送開始パルスDY等に基づいて、走査線信号Y1、Y2、…、Ym(選択信号)を各走査線112に対して順次出力するものであり、シフトレジスタにおいてクロック信号に応じてパルスDYをシフトするタイミングで走査線信号Y1、Y2、…、Ymを出力する。
【0039】
一方、サンプリング回路140は、6本のデータ線114を1群とし、これらの群に属するデータ線114に対し、サンプリング信号SR1〜SRnにしたがって画像信号VID1〜VID6をぞれぞれサンプリングして供給するものである。サンプリング回路140には、TFTからなるスイッチ141が各データ線114の一端に設けられるとともに、各スイッチ141のソース電極は、画像信号VID1〜VID6のいずれかが供給される信号線に接続され、また、各スイッチ141のドレイン電極は1本のデータ線114に接続されている。さらに、各群に属するデータ線114に接続された各スイッチ141のゲート電極は、その群に対応してサンプリング信号SR1〜SRnが供給される信号線のいずれかに接続されている。前述したように画像信号VID1〜VID6は同時に供給されるので、サンプリング信号S1により同時にサンプリングされることとなる。
【0040】
また、データ線側駆動回路150Aは、タイミングジェネレータ200からのXクロック信号XCKや、その反転Xクロック信号XCKB、X転送開始パルスDX等に基づいて、サンプリング信号SR1〜SRn(選択信号)を順次出力するものである。
【0041】
<1−4:データ線側駆動回路>
次に、データ線側駆動回路150Aについて説明する。図4はデータ線側駆動回路の全体構成を示すブロック図である。図4に示すように、データ線側駆動回路150Aは、Xシフトレジスタ151、論理演算部152およびインヒビット信号選択部152を備えている。
【0042】
まず、Xシフトレジスタ151は、各シフトレジスタ単位回路Ua0〜Uanを縦続接続して構成されている。各シフトレジスタ単位回路Ua0〜Uanは、クロックドインバータ501、502とインバータ503とを備えている。
【0043】
クロックドインバータ501および502は、制御端子電圧がHレベルのときに各入力信号を反転して出力し、制御端子電圧がLレベルのときに出力端子をハイインピーダンス状態にする。各制御端子には、所定期間だけアクティブとなるXクロック信号XCKと反転Xクロック信号XCKBが供給されるようになっている。
【0044】
例えば、シフトレジスタ単位回路Ua0において、Xクロック信号XCKがHレベルのときクロックドインバータ501は入力信号を反転して出力する。このとき、反転Xクロック信号XCKBはLレベルとなるので、クロックドインバータ502の出力端子はハイインピーダンス状態となっている。したがって、この場合には、入力信号がクロックドインバータ501とインバータ503とを介して出力される。一方、反転Xクロック信号XCKBがHレベルのときクロックドインバータ502は入力信号を反転して出力する。このとき、Xクロック信号XCKはLレベルとなっているので、クロックドインバータ501の出力端子はハイインピーダンス状態となっている。この場合には、クロックドインバータ502とインバータ503とによってラッチ回路が構成されることになる。
【0045】
これにより、各シフトレジスタ単位回路Ua0〜Uanは、Xクロック信号XCKおよび反転Xクロック信号XCKBに同期してX転送開始パルスDXを順次シフトして、シフトパルスC0〜Cnを生成する。このシフト動作によって、あるシフトパルスCjと次のシフトパルスCj+1とは、アクティブ期間(Hレベル)がXクロック信号XCKの1/2周期だけ重複するものとなる。
【0046】
次に、論理演算部152は、演算単位回路Ub1〜Ubnを備えている。各演算単位回路Ub1〜Ubnは、各シフトレジスタ単位回路Ua1〜Uanの入力信号と出力信号の論理積を反転して信号S1〜Snとして出力するナンド回路504とノア回路505とを備えている。ノア回路505は、後述するX選択インヒビット信号XINHB1〜XINHBnと信号S1〜SnとがともにLレベルの場合にHレベルとなるサンプリング信号SR1〜SRnを出力する。すなわち、ノア回路505によって、X選択インヒビット信号XINHB1〜XINHBn(選択パルス信号)がHレベルの期間中は、信号S1〜SnがLレベル(アクティブ)であっても、サンプリング信号SR1〜SRnはLレベル(非アクティブ)となる。換言すれば、ノア回路505は、サンプリング信号SR1〜SRn(選択信号)のアクティブ期間を制限する論理回路として機能する。
【0047】
次に、インヒビット信号選択部153は、制御単位回路Uc1〜Ucnを備えており、各制御単位回路Uc1〜Ucnは、ナンド回路506、インバータ507、およびトランスファーゲート508,509を有している。なお、トランスファーゲート508は、信号供給線LXに近接して設けられている。したがって、信号供給線LXとトランスファーゲート508との間の配線容量は極めて小さく、実用上無視できる程度のものである。
【0048】
各制御単位回路Uc1〜Ucnは、信号供給線LXを介して供給されるXインヒビット信号XINHB(パルス信号)の中から所定のパルスを選択し、これをX選択インヒビット信号XINHB1〜XINHBnとして上述したノア回路505に出力するようになっている。ここで、Xインヒビット信号XINHBは、Xクロック信号XCKおよび反転Xクロック信号XCKBのレベルが遷移するタイミングを中心とする所定期間においてHレベルとなる複数のインヒビットパルス(パルス)を有する(図5参照)。
【0049】
トランスファーゲート508は、ナンド回路506の出力たる制御信号N1,N2,…,NnがHレベルのときにのみオン状態となって、Xインヒビット信号XINHBをX選択インヒビット信号XINHB1〜XINHBnとして出力するとともに、Lレベルのときにハイインピーダンス状態となる。したがって、各制御単位回路Uc1〜Ucnは、制御信号N1,N2,…,NnがLレベルになると、信号供給線LXから切り離されることになる。これにより、信号供給線LXに付随する容量を減少させることができる。
【0050】
一方、トランスファーゲート509は制御信号N1,N2,…,NnがLレベルのときオン状態となって、低位側電源電圧VSSXを出力するから、トランスファーゲート508からノア回路505の入力端子に至るまでの信号線電圧をLレベルに固定することができる。これにより、当該配線にノイズが混入してノア回路505が誤動作するといったことがなくなる。
【0051】
ここで、ある制御単位回路Ucjに着目すると、ナンド回路506の一方の入力端子には、当該制御単位回路Ucjに対応する接続点Ajの内部信号Pjが供給される一方、他方の入力端子には前段の接続点Aj-1の内部信号Pj-1が供給される。すなわち、ある制御単位回路Ucjは、対応するシフトレジスタ単位回路Uajの内部信号Pjと前段のシフトレジスタ単位回路Uaj-1における内部信号Pj-1とのうちいずれか一方がアクティブになる期間(この例では、Lレベル)にのみ、Xインヒビット信号XINHBを選択してX選択インヒビット信号XINHB1〜XINHBnを生成し、これを論理演算部152に供給している。
【0052】
このようにしてX選択インヒビット信号XINHB1〜XINHBnを生成したのは、以下の理由による。各演算単位回路Ub1〜Ubnを構成する総てのノア回路505に常にXインヒビット信号XINHBを供給すると、それらの入力容量や信号供給線LXからノア回路505までの配線容量によって負荷が重くなる。しかし、信号S1〜Snの各アクティブ期間は、その開始タイミングと終了タイミングで発生する2個のインヒビットパルスを用いれば制限することができる。そこで、各信号S1〜Sn毎にXインヒビット信号XINHBの選択期間を設け、これに従ってXインヒビット信号XINHBを選択している。
【0053】
この場合、選択期間は少なくとも対応する信号S1〜Snがアクティブとなる期間を含む必要がある。各信号S1〜Snは、各シフトレジスタ単位回路Ua1〜Uanの入力信号と出力信号がともにアクティブとなる期間にアクティブとなる。したがって、当該期間を含むように各シフトレジスタ単位回路Ua1〜Uanの入力信号と出力信号とのうちいずれか一方がアクティブとなるときにアクティブとなるなるように選択期間を定めればよい。
【0054】
この選択期間は、各シフトレジスタ単位回路Ua1〜Uanの入力信号と出力信号とに基づいて定めることができるが、これらの信号は、各シフトレジスタ単位回路Ua1〜Uanのインバータ503の出力信号として与えられる。このため、インバータ503の遅延時間やそれを構成するトランジスタの特性の影響を受けることになる。そこで、本実施形態では、内部信号Pjと前段の内部信号Pj-1とに基づいて、選択期間を指示する制御信号Njを生成し、これに基づいてXインヒビット信号XINHBを選択しているのである。
【0055】
<1−5:データ線側駆動回路の動作>
次に、データ線側駆動回路150Aの動作について図5を参照しつつ説明する。図5は、データ線側駆動回路150Aの動作を示すタイミングチャートである。
【0056】
まず、時刻T1において、Xクロック信号XCKがHレベルになると、第0番目のシフトレジスタ単位回路Ua0のクロックドインバータ501がアクティブになって、接続点A0の内部信号P0がHレベルからLレベルに立ち下がる。
【0057】
次に、時刻T2において、反転Xクロック信号XCKがHレベルになると、第1番目のシフトレジスタ単位回路Ua1においてクロックドインバータ501がアクティブとなる。このとき、前段のクロックドインバータ501は非アクティブとなるが、クロックドインバータ502がアクティブとなり、インバータ503とともにラッチ回路を構成する。したがって、時刻T2でも信号P0は時刻T1におけるLレベルを維持する一方、信号P1はHレベルからLレベルに遷移する。
【0058】
そして、時刻T3に至ると、再びシフトレジスタ単位回路Ua0のクロックドインバータ501がアクティブになるから、信号P0はLレベルからHレベルに遷移する。また、シフトレジスタ単位回路Ua1においては、クロックドインバータ501が非アクティブとなる一方、クロックドインバータ502がアクティブとなり信号P1がLレベルまま維持される。さらに、次段のシフトレジスタ単位回路Ua2において、クロックドインバータ501がアクティブとなり、信号P2がHレベルからLレベルに遷移する。
【0059】
このように、各シフトレジスタ単位回路Ua0〜Uanは、X転送開始パルスDXをXクロック信号XCKおよび反転Xクロック信号XCKBに従って順次転送していく。
【0060】
ここで、演算単位回路Ub1のナンド回路504は、信号C0,C1の論理積を反転して信号S1を生成し、次段のナンド回路504も同様に信号C1,C2にの基づいて信号S2を生成する。したがって、信号S1は、図に示すように時刻T2から時刻T3までの期間にLレベルとなり、信号S2は時刻T3から時刻T4までの期間にLレベルとなる。
【0061】
次に、インヒビット信号選択部153にあっては、信号供給線LXを介してXインヒビット信号XINHBが供給される。Xインヒビット信号XINHBは、図に示すようにXクロック信号XCKおよび反転Xクロック信号XCKBのレベルが遷移するタイミング(例えば、時刻T1,T2,…)を中心とする所定期間においてHレベルとなっている。
【0062】
ここで、制御単位回路Uc1にあっては、ナンド回路506によって、信号P0と信号P1のうちいずれか一方がLレベル(アクティブ)のとき、Hレベルとなる制御信号N1が生成される。信号P0は時刻T1から時刻T3までの期間中アクティブとなる一方、信号P1は時刻T2から時刻T4までの期間中アクティブとなるから、制御信号N1は図に示すように時刻T1から時刻T4までの期間中アクティブとなる。そして、当該期間にのみ制御単位回路Uc1のトランスファーゲート508がオン状態となり、他の期間ではトランスファーゲート509がオン状態となるから、X選択インヒビット信号XINHB1は図に示すように4個のインヒビットパルスQ1〜Q4を有するものとなる。このX選択インヒビット信号XINHB1が対応するノア回路505に供給されると、ノア回路505はX選択インヒビット信号XINHB1と信号S1がともにLレベルのときアクティブ(Hレベル)となるサンプリング信号SR1を生成する。このため、サンプリング信号SR1のアクティブ期間は、図に示すように信号S1のアクティブ期間をインヒビットパルスQ2およびQ3によって制限したものとなる。
【0063】
次に、制御単位回路Uc2においても同様に、ナンド回路506によって信号P1と信号P2に基づいて、時刻T2から時刻T5までの期間中アクティブとなる制御信号N2が生成されるから、X選択インヒビット信号XINHB2は図に示すように4個のインヒビットパルスQ2'、Q3、Q4'、Q5を有するものとなる。これにより、サンプリング信号SR2のアクティブ期間は、図に示すように信号S2のアクティブ期間をインヒビットパルスQ3およびQ4'によって制限したものとなる。
【0064】
したがって、サンプリング信号SR1とSR2とは、ともにインヒビットパルスQ3によって非アクティブとなるので、アクティブ期間が重複することがなくなる。このことは、他のサンプリング信号についても同様である。
【0065】
これにより、各サンプリング信号SR1〜SRnは、必ず排他的にアクティブとなる。したがって、隣接するブロックに同一の画像信号VID1〜VID6が同時に供給されるといったことがなくなり、画像品質を向上させることができる。
【0066】
さらに、トランスファーゲート508は、制御信号N1,N2,…がHレベル(アクティブ)となるときにのみにオン状態となり、各制御信号N1,N2,…の位相は、Xクロック信号XCKの1/2周期ずつずれており、また、それらがHレベルとなるのはXクロック信号XCKの3/2周期である。このため、Xシフトレジスタ151が正常に動作しているとすれば、同時にHレベルとなる制御信号の数は最大‘3’である。したがって、トランスファーゲート508からノア回路505までの配線容量値とノア回路505の入力容量値との合計値をCaとすれば、信号供給線LXに付加される寄生容量の値は最大で3Caとなる。一方、インヒビット信号選択部153を設けないとすれば、寄生容量値はn・Caとなる。したがって、この例によれば、Xインヒビット信号XINHBを駆動する際の容量性負荷を減らすことができ、当該信号を駆動する回路の消費電力を大幅に低減することができる。
【0067】
ところで、信号供給線LXは、その抵抗成分と寄生容量成分によって、分布定数型のローパスフィルタを構成しているが、寄生容量値を低減することによって、そのカットオフ周波数を上げることができる。このため、パルス幅が狭く高周波成分を多く含むインヒビットパルスであっても十分伝送することが可能となる。
【0068】
<1−6:データ線側駆動回路の他の構成例>
上述したデータ線側駆動回路150Aは、X転送開始パルスDXがHレベルでアクティブとなる正論理に対応するのものであった。この変形例のデータ線側駆動回路150A'は、X転送開始パルスDX'がLレベルでアクティブとなる負論理に対応するものである。
【0069】
図6は、データ線側駆動回路150A'の回路図であり、図7は、そのタイミングチャートである。データ線側駆動回路150A'は、論理演算部152においてナンド回路504の替わりにノア回路504'を用いる点、ノア回路505の替わりにナンド回路505'を用いる点、および、インヒビット信号選択部153においてナンド回路506の替わりにノア回路506'を用いる点を除いて、図4に示すデータ線側駆動回路150Aと同様である。
【0070】
図7に示すようにX転送開始パルスDX'はLレベルでアクティブとなるため、信号P0,P1,…はHレベルでアクティブとなる。くわえて、制御信号N1,N2,…はLレベルでアクティブとなる。
【0071】
したがって、この例においても、正論理の場合と同様に、ある制御単位回路Ucjは、接続点Ajの内部信号Pjと前段の接続点Aj-1の内部信号Pj-1とのうちいずれか一方がアクティブになる期間(この例では、Hレベル)にのみ、Xインヒビット信号XINHBが、論理演算部152に供給される。これにより、Xインヒビット信号XINHBを駆動する際の容量性負荷を減らすことができ、当該信号を駆動する回路の消費電力を大幅に低減するとともに、インヒビットパルスのパルス幅を狭くすることが可能となる。
【0072】
上述したデータ線側駆動回路150A、150A'にあっては、図4または図6に示すようにXシフトレジスタ151とインヒビット信号選択部153、153'との間に、Xクロック信号XCKおよび反転Xクロック信号XCKBを供給するクロック信号供給線を各々配置したが、図22に示すように、インヒビット信号選択部153、153'の入力側にクロック信号供給線La、Lbを各々配置するようにしてもよい。
【0073】
要は、Xシフトレジスタ151からサンプリング信号SR1〜SRnを出力する方向とは逆方向に、クロック信号供給線La、Lbおよびインヒビット信号XINHBを供給する信号供給線Lbを配置することが望ましい。これにより、配線同士が交差する部分を大幅に減少させることができ、交差部に付随する寄生容量を低減することが可能となる。この結果、消費電力の低減および動作の高速化を図ることができる。
【0074】
<1−7:走査線駆動回路>
次に、走査線側駆動回路130について説明する。図8は、走査線側駆動回路130の構成を示すブロック図である。この図に示すように走査線側駆動回路130の基本構成はデータ線側駆動回路150Aと近似しており、Yシフトレジスタ131、論理演算部132、およびインヒビット信号選択部133を備えている。
【0075】
Yシフトレジスタ131は、Xクロック信号XCKおよび反転Xクロック信号XCKBの替わりにYクロック信号YCKおよび反転Yクロック信号YCKBが供給される点およびm+1個のシフトレジスタ単位回路Ua0〜Uamを備える点を除いて、上述したXシフトレジスタ150Aと同様である。また、論理演算部132は、ナンド回路とノア回路とを備えたm個の演算単位回路Ub1〜Ubmを備えている。くわえて、インヒビット信号選択部133は、Yインヒビット信号YINHBを選択するm個の制御単位回路Uc1〜Ucmを備える点を除いて、上述したインヒビット信号選択部153と同様である。
【0076】
したがって、走査線側駆動回路130は、上述したXシフトレジスタ150Aと同様にYインヒビット信号YINHBを駆動する際の容量性負荷を減らすことができ、当該信号を駆動する回路の消費電力を大幅に低減するとともに、インヒビットパルスのパルス幅を狭くすることが可能となる。
【0077】
なお、この走査線側駆動回路130において、図6に示す負論理で構成されたものを適用してもよいことは勿論である。さらに、図22に示すデータ線側駆動回路の他の構成例と同様に、インヒビット信号選択部133の入力側にYクロック信号YCKおよび反転Yクロック信号YCKBの供給線を各々配置するようにしてもよいことは勿論である。
【0078】
<1−8:液晶表示パネルの全体動作>
次に、上述した液晶表示パネルの動作について説明する。まず、走査線側駆動回路130において、垂直走査期間の最初にY転送開始パルスDYが供給される。このY転送開始パルスDYは、走査線側駆動回路130において、Yクロック信号YCKおよびその反転Yクロック信号YCKBによって順次シフトされて、各走査線112に出力される。走査線信号Y1〜Ymは、Yインヒビット信号YINHBによって、Yクロック信号YCKおよびその反転Yクロック信号YCKBのレベルが遷移するタイミングを中心とする所定期間非アクティブとなるので、走査線信号Y1〜Ymのアクティブ期間が重複することがない。これにより、複数の走査線112が1本ずつ排他的に選択されることとなる。
【0079】
一方、データ線線側駆動回路150において、X転送開始パルスDXが供給されると、上述のように、X転送開始パルスDXは、データ線側駆動回路150Aにおいて、Xクロック信号XCKおよびその反転Xクロック信号XCKBの半周期毎に順次シフトされて、サンプリング信号SR1〜SRnとして出力される。あるサンプリング信号から次のサンプリング信号にアクティブ期間が移行する境界のタイミングにおいて、Xインヒビット信号XINHBがアクティブとなって、両サンプリング信号を非アクティブとするから、各サンプリング信号SR1〜SRnは排他的にアクティブとなる。
【0080】
ここで、サンプリング信号SR1が出力されると、この群に属する6本のデータ線114に、それぞれ画像信号VID1〜VID6がサンプリングされて、これらの画像信号VID1〜VID6が現時点で選択された走査線と交差する6個の画素に、当該TFT116によってそれぞれ書き込まれることとなる。この後、サンプリング信号SR2が出力されると、今度は、次の6本のデータ線114にそれぞれ画像信号VID1〜VID6がサンプリングされ、これらの画像信号VID1〜VID6がその時点で選択された走査線と交差する6個の画素に、当該TFT116によってそれぞれ書き込まれることとなる。
【0081】
以下同様にして、サンプリング信号SR3、SR4、…、SRnが順次出力されると、各サンプリング信号に対応する6本のデータ線114にそれぞれ画像信号VID1〜VID6が出力され、これらの画像信号VID1〜VID6がその時点で選択された走査線と交差する6個の画素にそれぞれ書き込まれることとなる。そして、この後、次の走査線が選択され、再び、サンプリング信号SR1〜SRnが順次出力されて、同様な書き込みが繰り返し実行されることとなる。
【0082】
このような駆動方式では、サンプリング回路140におけるスイッチ141を駆動制御するデータ線側駆動回路150Aの段数が、各データ線114を点順次で駆動する方式と比較して1/6に低減される。さらに、データ線側駆動回路150Aに供給すべきYクロック信号YCKおよびその反転Yクロック信号YCKBの周波数も各データ線114を点順次で駆動する方式と比較すると1/6で済むので、段数の低減化と併せて低消費電力化も図られることとなる。
【0083】
さらに、Xインヒビット信号XINHBを供給する信号供給線LXに付随する寄生容量値を低減することができるから、インヒビットパルスのパルス幅を狭くすることができる。これにより、サンプリング回路140におけるサンプリング期間を十分長くとることができるから、高精細な画像を高品質で表示することが可能となる。
【0084】
<2.第2実施形態>
上述した第1実施形態では、対応するシフトレジスタ単位回路および前段の各内部信号に基づいて、信号供給線に接続されるトランスファーゲート508をオン状態にし、インヒビット信号を所定期間だけ取り込んで選択インヒビット信号を生成し、これにより、信号供給線に付随する容量成分を低減することができた。
【0085】
しかしながら、電源投入時において各シフトレジスタ単位回路の内部信号がHレベルとなるかLレベルになるかは確率の問題である。したがって、電源投入時には総ての制御単位回路においてトランスファーゲート508がオン状態となることが起こり得る。このため、インヒビット信号を駆動する駆動回路としては、電源投入時の重い負荷を考慮して、大電流を早い応答速度で供給できるものを用いる必要があった。
【0086】
第2実施形態はこの点に鑑みてなされたものであり、電源投入時の消費電力を削減することを目的とする。
【0087】
<2−1:液晶装置の全体構成>
第2実施形態に係る液晶装置の全体構成は、データ線側駆動回路150Aおよび走査線側駆動回路130の詳細な構成を除いて、図1に示す第1実施形態の液晶装置と同一である。また、第2実施形態のタイミングジェネレータ200は、各フィールドの開始時にアクティブとなるリセット信号SINTを生成するようになっている。
【0088】
また、第2実施形態の走査線駆動回路は、その段数を除いて、以下に述べるデータ線駆動回路と同様に構成されているので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
【0089】
<2−2:データ線側駆動回路の構成>
図9は第2実施形態に係るデータ線側駆動回路150Bの詳細な構成を示す回路図である。図に示すようにデータ線側駆動回路150Bは、第1実施形態で説明した論理演算部152およびインヒビット信号選択部153を有するとともに、Xシフトレジスタ151の替わりにXシフトレジスタ151aを備えている。このXシフトレジスタ151aが図4に示すXシフトレジスタ151と相違するのは、各シフトレジスタ単位回路Ua0〜Uanにおいて、インバータ503の替わりにノア回路503aを用いる点である。
【0090】
各シフトレジスタ単位回路Ua0〜Uanにおいて、ノア回路503aは、リセット信号SINTとクロックドインバータ502の出力信号の論理和を算出しこれを反転して出力するから、リセット信号SINTがLレベルである場合、クロックドインバータ502の出力信号を反転するインバータとして機能する。したがって、リセット信号SINTがLレベルの期間(非アクティブ期間)にあっては、クロックドインバータ502とノア回路503aとは、ラッチ回路として機能する。
【0091】
一方、リセット信号SINTがHレベルの期間(アクティブ期間)にあっては、ノア回路503aの出力信号は、強制的にLレベルにリセットされる。リセット信号SINTは1フィールド周期の信号であって、フィールド開始のごく短い期間中(例えば、垂直ブランキング期間の一部)、アクティブとなる。したがって、各シフトレジスタ単位回路Ua0〜Uanの出力信号C0〜Cnは必ず各フィールドの開始時点でリセットされ、Lレベルとなる。そして、Xクロック信号XCKまたは反転Xクロック信号XCKBのいずれか一方がアクティブになると、各接続点A0〜Anの内部信号P0〜Pnは、Hレベルになる。すると、各ナンド回路506の出力たる制御信号N1〜Nnは総てLレベルになる。これにより、総てのトランスファーゲート508がオフ状態となる。
【0092】
すなわち、このデータ線側駆動回路150Bによれば、リセット信号SINTがHレベルとなったときに、各シフトレジスタ単位回路Ua0〜Uanの出力信号を強制的にリセットすることにより、信号供給線LXに付随する寄生容量の値をリセット時に最小にすることが可能となる。
【0093】
<2−3:データ線側駆動回路の動作>
次に、データ線側駆動回路150Bの動作を図10および図11を参照しつつ説明する。図10は、垂直走査期間におけるデータ線側駆動回路150Bの動作を示すタイミングチャートである。また、図11は、電源投入後の最初の水平走査期間におけるデータ線側駆動回路150Bの動作を示すタイミングチャートである。
【0094】
まず、図10に示すように、1フィールド期間の開始において、リセット信号SINTがアクティブ(この例ではHレベル)となり、この後、Y転送開始パルスDYがアクティブとなる。そして、Y転送開始パルスDYがLレベルからHレベルに立ち上がった後にYクロック信号YCKが生成される。
【0095】
また、Yクロック信号YCKの1/2周期は、1水平走査期間と一致しており、1水平走査期間内において図10に示すX転送開始パルスDX、Xクロック信号XCKおよび反転Xクロック信号XCKBがデータ線側駆動回路150Bに供給される。
【0096】
したがって、図10に示す時刻T0において、この液晶装置に電源が投入されたとすると、まず、リセット信号SINTが生成され、この後、図11に示すXクロック信号XCKおよび反転Xクロック信号XCKBがXシフトレジスタ151aに供給される。換言すれば、Xシフトレジスタ151aへのXクロック信号XCKおよび反転Xクロック信号XCKBの供給に先立って、リセット信号SINTが生成され、これによって、各シフトレジスタ単位回路の出力信号がLレベルにリセットされ、続いて接続点A0〜Anの内部信号P0〜PnがHレベルにリセットされる。
【0097】
上述したように各制御単位回路は、ナンド回路506の入力信号たる内部信号P0〜PnがHレベルの場合に、Lレベルとなる制御信号N1〜Nnを生成する。 したがって、時刻T1において、各制御単位回路Uc1〜Ucnのトランスファーゲート508は、総てハイインピーダンス状態となっている。
【0098】
ここで、各演算単位回路Ub1〜Ubnのノア回路505の入力端子から、トランスファーゲート508までの容量値をCaで表すものとし、他の配線容量を無視するものとする。この場合、時刻T1における信号供給線LXの入力端子からデータ線側駆動回路150Bの内部を見た入力容量Cは、図に示すように「0」となる。
【0099】
次に、時刻T2において、第0番目のシフトレジスタ単位回路Ua0の内部信号P0がHレベルからLレベルに変化してアクティブになると、信号N1がLレベルからHレベルに変化し、当該制御単位回路Uc1のトランスファーゲート508がオン状態となる。ただし、時刻T2において、他のシフトレジスタ単位回路Ua1〜Uanにおける内部信号P1,P2,…,Pnは依然としてHレベルのままであるから、第1番目から第n番目までの制御単位回路Uc1〜Ucnにおけるトランスファーゲート508はハイインピーダンス状態となっている。したがって、時刻T2における前記入力容量Cは、図に示すように「Ca」となる。この状態は時刻T3まで維持されることになる。
【0100】
次に、時刻T3に至ると、内部信号P1がLレベルに遷移し、これに同期して信号N2がHレベルになる。すると、制御単位回路Uc2のトランスファーゲート508がオン状態となる。このとき、制御信号N1はHレベルであるから、制御単位回路Uc1のトランスファーゲート508もオン状態となっている。したがって、時刻T3における前記入力容量Cは、図に示すように「2Ca」となる。
【0101】
次に、時刻T4に至ると、内部信号P2がLレベルに、信号N3がHレベルになるので、制御単位回路Uc1,Uc2にくわえて、制御単位回路Uc3のトランスファーゲート508がオン状態となる。したがって、時刻T4における前記入力容量Cは、図に示すように「3Ca」となる。
【0102】
次に、時刻T5に至ると、内部信号P1がHレベル(非アクティブ)に遷移するので、制御信号N1がLレベルとなり、制御単位回路Uc1のトランスファーゲート508がオフ状態になる。このとき、第3番目のシフトレジスタ単位回路Ua3にX転送開始パルスDXが転送され、内部信号P3がLレベルに遷移する。すると、制御信号N4がHレベルとなって制御単位回路Uc4のトランスファーゲート508がオン状態となる。したがって、時刻T5にあっては、第2番目〜第4番目の制御単位回路Uc2〜Uc4おいて、トランスファーゲート508がオン状態となる。この結果、前記入力容量Cは、図に示すように「3Ca」となる。以後、Xクロック信号XCKの半周期毎に、トランスファーゲート508がオン状態となる制御単位回路がずれていく。
【0103】
このように上述したデータ線側駆動回路150Bによれば、各制御単位回路Uc1〜Ucnは、各演算単位回路Ub1〜Ubnにおいて各信号S1〜Snがアクティブとなる期間を含む所定期間にインヒビット信号XINHBを選択して、各演算単位回路Ub1〜Ubnに供給するようにしたので、消費電力を削減することが可能となる。
【0104】
また、各シフトレジスタ単位回路Ua0〜Uanの出力信号C0〜Cn、および内部信号P0〜Pnは、リセット信号SINTによって1フィールド毎にリセットされるようになっているから、各制御単位回路Uc1〜Ucnを構成するトランスファーゲート508は、フィールドの開始時点で必ずオフ状態となる。ここで、インヒビット信号XINHBをデータ線側駆動回路150Bに供給するための駆動回路について考えると、当該駆動回路の最大出力電流は、オン状態となるトランスファーゲート508の最大数によって決定される。この例では、各シフトレジスタ単位回路Ua0〜Uanの内部信号P0〜Pnはリセット信号SINTによって1フィールド毎にリセットされるようになっているから、電源投入時に内部信号P0〜Pnの論理レベルがHレベルになるものがあったとしても、電源投入後の最初のフィールドが開始する時点において、内部信号P0〜Pnを総て強制的にリセットさせることができる。
【0105】
したがって、駆動回路の駆動能力は、最大3個のノア回路505を駆動できれば十分である。特に、高精細度の画像を表示する液晶装置にあっては、データ線6aの数が増加するため、これに対応して制御単位回路数も増加する。例えば、SVGA方式の液晶装置にあっては、データ線6aが1024本あるため、仮にリセットを行わないとすると、相展開数‘6’を考慮しても最大171個のノア回路505を駆動できる駆動回路を用いる必要があるが、上述した例では、3個のノア回路505を駆動できれば足りるため、駆動回路の回路構成を大幅に減少させることができるとともに、消費電流を削減することが可能となる。
【0106】
<2−4:データ線側駆動回路の他の構成例>
上述したデータ線側駆動回路150Bは、リセット信号SINTやX転送開始パルスDX等がHレベルでアクティブとなる正論理のものであったが、これを負論理で構成しても良いことは勿論である。負論理に対応するデータ線側駆動回路150B'は、図12に示すように構成することができる。このデータ線側駆動回路150B'は、図6に示すデータ線側駆動回路150A'と同様に論理演算部152'とインヒビット選択部153'を備える一方、Xシフトレジスタ151'の替わりにXシフトレジスタ151bを用いる点で相違する。Xシフトレジスタ151B'はインバータ503の替わりにナンド回路503bを用いる点を除いて、図6に示すXシフトレジスタ151と同様である。なお、図7および図8はデータ線側駆動回路150B'の動作を示すタイミングチャートである。
【0107】
また、データ線側駆動回路150B、150B'にあっても、第1実施形態で図22を用いて説明したのと同様に、Xクロック信号XCK、反転Xクロック信号XCKB、およびリセット信号SINT供給する配線を、信号供給線LXと同様にインヒビット信号選択部153の入力側に設けてもよいことは勿論である。
【0108】
このように第2実施形態においても、入力信号を供給する供給線をXシフトレジスタ151a、151bの出力方向と反対側に配置して、配線間の交差を少なくすることができる。これにより、交差部に付随する寄生容量を減少させることができ、消費電力の低減および動作の高速化を図ることが可能となる。
【0109】
<2−5:リセット信号生成回路の構成例>
この例では、各フィールドの開始時にアクティブとなるリセット信号SINTをタイミング発生回路300で生成し、これをデータ線駆動回路100と走査線駆動回路200とに供給するようにしたが、複数のフィールドに1回の割合でリセット信号SINTを発生するようにしてもよい。また、電源投入時を検出し、検出結果に基づいてリセット信号SINTを生成し、各フィールドの開始時点では、リセット信号SINTを生成しないようにしてもよい。さらに、電源投入時にリセット信号SINTを生成し、かつ各フィールドの開始時においてもリセット信号SINTを生成するようにしてもよい。要は、電源投入からXクロック信号XCKおよび反転Xクロック信号XCKBが生成されるまで期間、あるいは、電源投入からYクロック信号YCKおよび反転Yクロック信号YCKBが生成されるまで期間において、リセット信号SINTがアクティブとなるのであれば、いかなるものであってもよい。
【0110】
さてここで、電源投入時を検出し、検出結果に基づいてリセット信号SINTを生成するリセット信号生成回路の一例について説明する。このリセット信号生成回路は、タイミングジェネレータ200の内部に構成されている。図15はリセット信号生成回路の回路図であり、図16はそのタイミングチャートである。
【0111】
図15に示すように、高電位電源VDDと低電位電源VSSの間には、抵抗311とコンデンサ312とが直列接続して設けられている。そして、これらの素子の接続点は、インバータ313の入力端子に接続されており、その出力信号がインバータ314および315を介してイクスクルーシブ・オア回路316の一方の入力端子に供給される一方、その他方の入力端子には、インバータ313の出力信号が供給されるようになっている。そして、イクスクルーシブ・オア回路316の出力信号がリセット信号SINTとして取り出されるようになっている。なお、インバータ313の閾値電圧はVthとなっている。
【0112】
以上の構成において、液晶装置の電源が投入され、時刻T10において、高電位電源VDDの電圧がLレベルからHレベルに立ち上がると、抵抗311を介してコンデンサ312に充電が開始される。この後、時刻T11において、コンデンサ312の充電電圧が閾値電圧Vthを上回ると、インバータ313の出力信号はHレベルからLレベルに立ち下がる。この出力信号はインバータ314および315によって遅延されるため、その遅延時間とΔTとすれば、インバータ315の出力信号は図に示すものとなる。上述したようにイクスクルーシブ・オア回路316は、インバータ315の出力信号とインバータ313の出力信号との排他的論理和を算出するから、リセット信号SINTは、図に示すように時刻T11においてLレベルからHレベルに立ち上がり、期間ΔTだけHレベルを維持した後、Lレベルに立ち下がる。なお、タイミング発生回路300の内部においては、リセット信号SINTがHレベルからLレベルに立ち下がる立下エッジを基準時として、基準時から所定時間が経過した後、Xクロック信号XCKあるいは、反転Xクロック信号XCKB、Yクロック信号YCKおよび反転Yクロック信号YCKB(図示せず)を生成するようにしている。
【0113】
<3.応用例>
<3−1:イネーブル信号>
上述した各実施形態においては、複数のインヒビットパルスを含むインヒビット信号XINHB、YINHBを選択し、選択された選択インヒビット信号を用いて、サンプリング信号SR1〜SRnおよび走査線信号Y1〜Ymを生成するようにした。ここで、インヒビット信号XINHB、YINHBのアクティブ期間はパルス幅を制限する対象となる信号の非アクティブ期間を特定するものであり、逆に、インヒビット信号XINHB、YINHBの非アクティブ期間に着目すれば、当該期間において対象となる信号がアクティブとなることが許容されている。したがって、インヒビット信号XINHB、YINHBの替わりに、対象となる信号がアクティブとなることを許容するイネーブル信号に対して、上述した各実施形態を適用できることは勿論である。
【0114】
<3−2:駆動回路の構成>
上述した各実施形態において、データ線側駆動回路150A,150A',150B,150B'は、内部信号P0〜Pnに基づいて制御信号N1〜Nnを生成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、シフトレジスタ単位回路Ua1〜Uanの入力信号と出力信号とに基づいて、制御信号N1〜Nnを生成してもよいことは勿論である。
【0115】
より具体的には、図4および図9に示すデータ線側駆動回路150A,150Bにあっては、j番目の制御単位回路Ucjのナンド回路506の替わりにオア回路を用い、当該オア回路の入力端子に信号Cjと信号Cj-1とを供給すればよい。
【0116】
図6および図12に示すデータ線側駆動回路150A',150B'にあっては、j番目の制御単位回路Ucjのノア回路506'の替わりアンド回路を用い、当該アンド回路の入力端子に信号Cjと信号Cj-1とを供給すればよい。
【0117】
<3−3:素子基板の構成など>
上述した各実施形態においては、液晶パネルの素子基板151をガラス等の透明な絶縁性基板により構成して、当該基板上にシリコン薄膜を形成するとともに、当該薄膜上にソース、ドレイン、チャネルが形成されたTFTによって、画素のスイッチング素子(TFT50)やデータ線駆動回路100、および走査線駆動回路200の素子を構成するものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
【0118】
例えば、素子基板151を半導体基板により構成して、当該半導体基板の表面にソース、ドレイン、チャネルが形成された絶縁ゲート型電界効果トランジスタによって、画素のスイッチング素子や各種の回路の素子を構成しても良い。このように素子基板151を半導体基板により構成する場合には、透過型の表示パネルとして用いることができないため、画素電極9aをアルミニウムなどで形成して、反射型として用いられることとなる。また、単に、素子基板151を透明基板として、画素電極9aを反射型にしても良い。
【0119】
なお、データ線側駆動回路150、走査線側駆動回路130等の周辺回路の一部または全部を、素子基板151に形成する替わりに、例えば、TAB(Tape Automated Bonding)技術を用いてフィルムに実装された駆動用ICチップを、素子基板151の所定位置に設けられる異方性導電フィルムを介して電気的および機械的に接続する構成としても良いし、駆動用ICチップ自体を、COG(Chip On Grass)技術を用いて、素子基板151の所定位置に異方性導電フィルムを介して電気的および機械的に接続する構成としても良い。
【0120】
<3−4:電子機器>
次に、上述した液晶装置を各種の電子機器に適用される場合について説明する。
【0121】
<3−4−1:プロジェクタ>
まず、この液晶装置をライトバルブとして用いたプロジェクタについて説明する。図17は、プロジェクタの構成例を示す平面図である。
【0122】
この図に示されるように、プロジェクタ1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102が設けられている。このランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド1104内に配置された4枚のミラー1106および2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとしての液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gに入射される。
【0123】
液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gの構成は、上述した液晶パネルと同等であり、画像信号処理回路(図示省略)から供給されるR、G、Bの原色信号でそれぞれ駆動されるものである。そして、これらの液晶パネルによって変調された光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射される。このダイクロイックプリズム1112においては、RおよびBの光が90度に屈折する一方、Gの光が直進する。したがって、各色の画像が合成される結果、投射レンズ1114を介して、スクリーン等にカラー画像が投写されることとなる。
【0124】
ここで、各液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gによる表示像について着目すると、液晶パネル1110Gによる表示像は、液晶パネル1110R、1110Bによる表示像に対して左右反転することが必要となる。
【0125】
なお、液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gには、ダイクロイックミラー1108によって、R、G、Bの各原色に対応する光が入射するので、カラーフィルタを設ける必要はない。
【0126】
<3−4−2:モバイル型コンピュータ>
次に、この液晶パネルを、モバイル型のパーソナルコンピュータに適用した例について説明する。図18は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。図において、コンピュータ1200は、キーボード1202を備えた本体部1204と、液晶表示ユニット1206とから構成されている。この液晶表示ユニット1206は、先に述べた液晶パネル1005の背面にバックライトを付加することにより構成されている。
【0127】
<3−4−3:携帯電話>
さらに、この液晶パネルを、携帯電話に適用した例について説明する。図19は、この携帯電話の構成を示す斜視図である。図において、携帯電話1300は、複数の操作ボタン1302とともに、反射型の液晶パネル1005を備えるものである。この反射型の液晶パネル100にあっては、必要に応じてその前面にフロントライトが設けられる。
【0128】
なお、図17〜図19を参照して説明した電子機器の他にも、液晶テレビや、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器に適用可能なのは言うまでもない。
【0129】
【発明の効果】
以上説明したように本発明よれば、インヒビット信号を駆動する回路の負荷を軽減するとともに、消費電力を削減でき、さらにパルス幅の狭いインヒビット信号でも動作可能な駆動回路等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る液晶装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 液晶表示パネルの構造を説明するための斜視図である。
【図3】 液晶表示パネルの構造を説明するための一部断面図である。
【図4】 同装置のデータ線側駆動回路150Aの詳細な構成を示す回路図である。
【図5】 同データ線側駆動回路150Aのタイミングチャートである。
【図6】 負論理に対応するデータ線側駆動回路150A'の回路図である。
【図7】 同データ線側駆動回路150A'のタイミングチャートである。
【図8】 走査線駆動回路130の構成を示すブロック図である。
【図9】 第2実施形態の液晶装置で用いるデータ線側駆動回路150Bの詳細な構成を示す回路図である。
【図10】 垂直走査期間における同データ線側駆動回路150Bの動作を示すタイミングチャートである。
【図11】 電源投入後の最初の水平走査期間における同データ線側駆動回路150Bの動作を示すタイミングチャートである。
【図12】 負論理に対応するデータ線側駆動回路150B'の回路図である。
【図13】 垂直走査期間における同データ線側駆動回路150B'の動作を示すタイミングチャートである。
【図14】 電源投入後の最初の水平走査期間における同データ線側駆動回路150B'の動作を示すタイミングチャートである。
【図15】 同実施形態に用いるリセット信号生成回路310の一例を示す回路図である。
【図16】 図15に示すリセット信号発生回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図17】 同液晶装置を適用した電子機器の一例たるビデオプロジェクタの断面図である。
【図18】 同液晶装置を適用した電子機器の一例たるパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
【図19】 同液晶装置を適用した電子機器の一例たる携帯電話の構成を示す斜視図である。
【図20】 従来のシフトレジスタの構成を示す回路図である。
【図21】 図20に示すシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。
【図22】 第1実施形態に係るデータ線側駆動回路150Aおよび150A'の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
112……走査線
114……データ線
118……画素電極
116……TFT(スイッチング素子)
SR1〜SRn……サンプリング信号(選択信号)
VID……入力画像信号
150A,150B……データ線側駆動回路
152……論理演算部
151,151'……Xシフトレジスタ(シフトレジスタ部)
152,152'……インヒビット信号選択部(選択部)
130……走査線駆動回路
Ua0〜Uan……シフトレジスタ単位回路(シフト単位回路)
Uc1〜Ucn+2……制御単位回路
INHB……インヒビット信号
INHB1〜INHBn……選択インヒビット信号
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a driving circuit used for driving an electro-optical panel having a plurality of scanning lines and a plurality of data lines and pixel electrodes and switching elements arranged in a matrix corresponding to the intersections thereof, The present invention relates to a control method, a data line driving circuit and a scanning line driving circuit using the driving circuit, an electro-optical panel, and an electronic apparatus.
[0002]
[Prior art]
In a conventional electro-optical device, for example, a liquid crystal device, a plurality of data lines and a plurality of scanning lines are formed in an image display area, and a thin film transistor ( Thin Film Transistor: hereinafter referred to as TFT). A driving circuit of the liquid crystal device includes a data line driving circuit for supplying a data line signal, a scanning line signal, and the like to the data line and the scanning line at a predetermined timing, a scanning line driving circuit, and the like.
[0003]
These drive circuits generate a selection signal by the following method, and generate a data line signal and a scanning line signal based on the selection signal. The driving circuit firstly transfers the start pulse in accordance with the clock signal and the inverted clock signal obtained by inverting the clock signal, and generates a plurality of shift pulses whose phases are shifted by 1/2 period of the clock signal, and secondly, Each selection signal is generated by calculating the logical product of the shift pulse and the next shift pulse.
[0004]
If the drive circuit operates ideally, each selection signal is exclusively active, but in an actual drive circuit, due to the time delay of the logic circuit and the characteristics of the active element, the active period of the adjacent selection signal May overlap.
[0005]
Therefore, a technique for eliminating the overlap of active periods using an inhibit signal is known. FIG. 20 is a block diagram showing the configuration of a conventional data line driving circuit and its peripheral circuits, and FIG. 21 is a timing chart thereof.
[0006]
As shown in the figure, the data line driving circuit includes shift units U0, U1, U2,. , Un sequentially transfer the start pulse DX based on the X clock signal XCK and the inverted X clock signal XCKB, and output the shift pulses C0, C1, C2,. AND circuits G1, G2,..., Gn calculate logical products of input / output signals of the corresponding shift units U1, U2,..., Un, and output signals Sa1, Sa2,.
[0007]
On the other hand, the inhibit signal INHB is a signal that becomes L level (active) only for a predetermined period around the timing at which the logic levels of the X clock signal XCK and the inverted X clock signal XCKB transition as shown in the figure.
[0008]
Here, the AND circuits G1 ′, G2 ′,... Calculate the logical product of the inhibit signal INHB and the signals Sa1, Sa2,. Therefore, the selection signals SR1, SR2,... Are at the L level during the period when the inhibit signal INHB is at the L level as shown in the figure. This makes it possible to provide an inactive period between adjacent selection signals.
[0009]
The selection signals SR1, SR2,... Generated in this way are supplied to the control input terminals of the switches SW constituting the sampling circuit. In this example, each switch SW is composed of an N-channel transistor. Therefore, when the gate voltage becomes H level, the image signal VID is sampled and supplied to each data line as a data line signal. Since each data line has a wiring capacity, the voltage of the image signal VID is written to the wiring capacity in the sampling process.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, since the inhibit signal INHB is supplied to the AND circuits G1 ′, G2 ′,... Via the signal supply line LX, the input capacitance of these circuits is attached to the signal supply line LX. For this reason, it is necessary to use an inhibit signal driving circuit that can supply a large current at a high response speed, and there is a problem that the circuit configuration becomes large and a large current consumption is required.
[0011]
Further, if the pulse width of the inhibit signal INHB is wide, the writing time for writing the image signal VID to the data line is shortened, and the image signal VID cannot be sufficiently written depending on the degree. Therefore, it is desirable to narrow the pulse width of the inhibit signal INHB. In particular, in order to display a high-definition image, it is necessary to increase the number of data lines. In this case, the active period of the signals Sa1, Sa2,. It will be necessary. On the other hand, narrowing the pulse width of the inhibit signal INHB means an increase in high frequency components.
[0012]
However, there is a problem that it is difficult to narrow the pulse width because the drive capability of the inhibit signal drive circuit has a certain limit.
[0013]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to reduce the load on a circuit for driving an inhibit signal, reduce power consumption, and operate with an inhibit signal having a narrow pulse width. It is to provide a driving circuit and the like.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the driving circuit of the present invention includes a plurality of scanning lines, a plurality of data lines, pixel electrodes arranged in a matrix corresponding to the intersections of the scanning lines and the data lines, and A shift register unit, a selection unit, and a logical operation unit are used in an electro-optical panel having a switching element, and the shift register unit sequentially shifts a start pulse based on a clock signal. A plurality of shift unit circuits that respectively output output signals, and the selection unit includes a plurality of control unit circuits provided corresponding to the respective shift unit circuits, and a certain control unit circuit includes: An active period in which at least one of the input signal and the output signal of the corresponding shift unit circuit is active is specified, and the active period is determined from the pulse signal including a plurality of pulses. A selection pulse signal is generated by selecting a pulse generated in a period, and the logic operation unit includes a plurality of operation unit circuits provided corresponding to each shift unit circuit, and a certain operation unit circuit has a corresponding shift A period in which both an input signal and an output signal of a unit circuit are active is specified, and a selection signal for selecting the scanning line or the data line is generated based on the period and the selection pulse signal. .
[0015]
According to the present invention, the selection signal is generated based on the period in which both the input signal and the output signal of the shift unit circuit are active and the selection pulse signal (selection inhibit signal) (for example, the pulse width based on the selection inhibit signal) The period is included in a period in which one of the input signal and the output signal is active. In such a period, the selection unit takes in a pulse signal (inhibit signal) and generates a selection pulse signal. In other words, not all control unit circuits always capture pulse signals, but a certain control unit circuit selectively captures pulses (inhibit pulses) required by the corresponding arithmetic unit circuit. From the viewpoint of the circuit supplying the pulse signal, the control unit circuit does not act as a capacitive load during the period when the control unit circuit does not capture the pulse signal. Can be reduced. In addition, since the capacitive load is small, the pulse width of the pulse signal can be reduced. The pulse signal may be an inhibit signal having a plurality of inhibit pulses or an enable signal having a plurality of enable pulses.
[0016]
Here, the selection unit, the shift register unit, and the logic operation unit are arranged in this order, and the signal supply line for supplying the clock signal and the pulse signal is opposite to the side on which the shift register unit outputs the output signal. It is preferable to arrange on the side. Thereby, the intersection part of wiring can be reduced and it becomes possible to reduce the parasitic capacitance accompanying an intersection part.
[0017]
The clock signal is composed of a first clock signal and a second clock signal obtained by inverting the first clock signal. In each shift unit circuit, the previous stage shift signal is supplied to the input terminal and the output terminal is connected to the connection point. And a first inverter that operates only when the supplied control signal is active, while the output terminal is in a high impedance state when the control signal is inactive, and the output terminal is connected to the connection point. The second inverter that operates only when the supplied control signal is active, while the output terminal is in a high-impedance state when the control signal is inactive, and the input terminal is connected to the connection point. A third inverter having an output terminal connected to the input terminal of the inverter, and the shift unit circuit in the odd-numbered stage includes the first clock; Is supplied as a control signal for the first inverter, the second clock signal is supplied as a control signal for the second inverter, and the second clock signal is supplied to the even-numbered shift unit circuit in the first stage. The one clock signal may be supplied as a control signal for the second inverter while being supplied as a control signal for the inverter.
[0018]
In addition, the control unit circuit shifts the corresponding shift based on the first internal signal extracted from the connection point in the corresponding shift unit circuit and the second internal signal extracted from the connection point in the previous shift unit circuit. It is preferable to specify an active period in which at least one of the input signal and the output signal of the unit circuit is active. In this case, since the active period is specified based on the internal signal not passing through the third inverter, the delay time from the timing when the logic level of the clock signal transitions to the start or end of the active period is shortened. be able to.
[0019]
Further, the control unit circuit may specify an active period in which at least one of these signals is active based on an input signal and an output signal of the corresponding shift unit circuit. As the logic circuit for specifying the period, a NAND circuit or an AND circuit can be used.
[0020]
The control unit circuit is connected to a logic circuit that specifies an active period in which at least one of an input signal and an output signal of the corresponding shift unit circuit is active, and a signal supply line that supplies the pulse signal, It is desirable to include a switch circuit that generates the selection pulse signal by being turned on only when the output signal of the logic circuit is active. In this case, since the switch circuit is turned off when the output signal of the logic circuit is inactive, the switch circuit is disconnected from the signal supply line. Therefore, in such a case, since no capacitance is added to the signal supply line, it is possible to reduce the capacitance associated with the signal supply line.
[0021]
Next, in the drive circuit described above, it is preferable that the shift unit circuit resets the logic level of the shift signal to an inactive level when an externally supplied reset signal becomes active. When the power is fully turned on, the input / output signal of each shift unit circuit may be H level or L level. Therefore, pulse signals may be taken in all control unit circuits. In such a case, since the capacitive load becomes large, if the pulse signal is driven by a circuit having a small driving capability, the voltage level of the signal supply line cannot be changed sufficiently, and eventually the active period by the pulse signal You may not be able to make this restriction. According to the present invention, when the reset signal is activated, the shift signal that is the output signal of the shift unit circuit can be reset, and the capture of the pulse signal can be stopped in all the control unit circuits. . Therefore, by activating the reset signal when the power is turned on, it is possible to supply a pulse signal using a circuit having a small driving capability.
[0022]
More specifically, the clock signal is composed of a first clock signal and a second clock signal obtained by inverting the first clock signal. Each shift unit circuit is supplied with the previous stage shift signal at the input terminal and the output terminal at the connection point. And a first inverter that puts the output terminal in a high impedance state when the supplied control signal is inactive, and an output terminal at the connection point. A second inverter that is connected and operates only when the supplied control signal is active, while the output terminal is in a high impedance state when the control signal is inactive, and one input terminal at the connection point Is connected, the reset signal is supplied to the other input terminal, and supplied to one input terminal when the reset signal is inactive A reset logic circuit that resets the shift signal of the shift unit circuit to an inactive level when the reset signal is active, and an output terminal connected to the input terminal of the second inverter. The odd-numbered shift unit circuit is supplied with the first clock signal as a control signal for the first inverter, while the second clock signal is supplied as a control signal for the second inverter; It is desirable that the even-numbered shift unit circuit is supplied with the second clock signal as a control signal for the first inverter while the first clock signal is supplied as a control signal for the second inverter. Further, it is preferable that a NOR circuit is used as the reset logic circuit when the start pulse is active at the H level, and a NAND circuit is used as the reset logic circuit when the start pulse is active at the L level. Thereby, each shift unit circuit can be reset reliably.
[0023]
Next, a data line side driving circuit according to the present invention includes the above-described driving circuit, and samples an input image signal based on each selection signal output from the driving circuit and supplies it to each data line. And According to the present invention, since the active periods of the selection signals do not overlap, the input image signal can be sampled and supplied to a predetermined data line, and a high-quality image without crosstalk can be displayed.
[0024]
Next, a scanning line side driving circuit according to the present invention includes the above-described driving circuit, and drives each scanning line based on each selection signal output from the driving circuit. According to the present invention, since the active periods of the selection signals do not overlap, a plurality of scanning lines are not simultaneously selected, and a high quality image can be displayed.
[0025]
Next, according to the control method of the present invention, the reset signal is activated for every field or every plurality of fields. In this case, since it is reset for every field or every plurality of fields, since the shift unit circuit is reset in the first field after the power is turned on, even when the power is turned on, the output signal of the shift unit circuit Even if all of them are active and the load when supplying the inhibit signal is very heavy, the load can be reduced by resetting. As a result, the configuration of the circuit for driving the pulse signal can be simplified and the power consumption can be reduced.
[0026]
The reset signal may be active at least during a part of a period from when a power supply voltage is supplied to the driving circuit until the clock signal is supplied. In this case, all the output signals of the shift unit circuit become active even when the power is turned on because the reset is always performed in the period from the supply of the power supply voltage to the supply of the clock signal. Even when the load when supplying the pulse signal is extremely heavy, the load can be reduced by resetting.
[0027]
Next, the electro-optical panel of the present invention includes a plurality of scanning lines, a plurality of data lines, and pixel electrodes and switching elements arranged in a matrix corresponding to the intersections of the scanning lines and the data lines. And a data line side driving circuit described above and a scanning line side driving circuit for driving the scanning line. Further, the above-described one may be used as the scanning line side driving circuit. According to these configurations, the drive circuit is built on the electro-optical panel. In this case, it is desirable that the switching element formed in the pixel region is a thin film transistor and the driving circuit is also formed of a thin film transistor.
[0028]
In addition, an electronic apparatus according to the present invention includes the above-described electro-optical panel, and includes, for example, a viewfinder, a mobile phone, a notebook computer, a video projector, and the like used for a video camera.
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
<1. First Embodiment>
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0030]
<1-1: Overall Configuration of Electro-Optical Device>
First, a liquid crystal display device will be described as an example of an electro-optical device. FIG. 1 is a block diagram showing an electrical configuration of the liquid crystal display device. As shown in this figure, the liquid crystal display device includes a liquid crystal display panel 100, a timing generator 200, and an image signal processing circuit 300. Among them, the timing generator 200 outputs a timing signal (described later if necessary) used in each unit. The phase expansion circuit 302 in the image signal processing circuit 300 receives a single image signal VID and expands it into an N-phase (N = 6 in the figure) image signal and outputs it in parallel. This corresponds to a serial-parallel conversion circuit that converts image signals into N parallel signals. Here, the reason why the image signal is developed into the N phase is that the sampling time to be described later increases the application time of the image signal at the source electrode of the TFT functioning as a switching element, thereby reducing the writing time for the wiring capacity of the data line. This is to ensure enough.
[0031]
On the other hand, the amplifying / inverting circuit 304 inverts one of the phase-developed image signals that needs to be inverted, and after that, amplifies the signals appropriately and in parallel with the liquid crystal display panel 100 as image signals VID1 to VID6. To supply. In general, regarding whether or not to invert, whether the data signal application method is (1) polarity inversion in units of scanning lines, (2) polarity inversion in units of data signal lines, or (3) pixels It is determined depending on whether the polarity is inverted in units or (4) polarity is inverted in screen units, and the inversion period is set to one horizontal scanning period or one vertical scanning period.
[0032]
Further, the timing of supplying the phase-developed image signals VID1 to VID6 to the liquid crystal display panel 100 is the same in the liquid crystal display device shown in FIG. 1, but may be sequentially shifted in synchronization with the dot clock. The N-phase image signal may be sampled sequentially by a sampling circuit described later.
[0033]
<1-2: Configuration of liquid crystal display panel>
Next, a schematic configuration of the liquid crystal display panel 100 will be described with reference to FIGS. Here, FIG. 2 is a perspective view for explaining the structure of the liquid crystal display panel 100, and FIG. 3 is a partial cross-sectional view for explaining the structure of the liquid crystal display panel 100. As shown in these drawings, the liquid crystal display panel 100 includes an element substrate 101 such as glass or semiconductor on which pixel electrodes 118 or the like are formed, and a transparent counter substrate 102 such as glass on which common electrodes 108 or the like are formed. However, the sealing material 105 mixed with the spacers S is bonded so that the electrode forming surfaces face each other while maintaining a certain gap, and the liquid crystal 106 is sealed in the gap.
[0034]
A driving circuit group 120 such as a scanning line side driving circuit 130, a sampling circuit 140, and a data line side driving circuit 150A, which will be described later, is formed on the opposite surface of the element substrate 101 and outside the sealant 105. . In addition, external connection electrodes (not shown) are formed therein, and various signals from the timing generator 200 and the image signal processing circuit 300 are input thereto. Note that the common electrode 108 of the counter substrate 102 is electrically connected to the wiring extending from the external connection electrode of the element substrate 101 by a conductive material provided in at least one of the four corners of the bonding portion with the element substrate 101. Therefore, conduction is achieved.
[0035]
In addition, the counter substrate 102 is provided with color filters arranged in a stripe shape, a mosaic shape, a triangle shape, or the like according to the use of the liquid crystal display panel 100, for example, and secondly, for example, A black matrix such as resin black in which a metal material such as chromium or nickel, carbon, titanium, or the like is dispersed in a photoresist is provided, and thirdly, a backlight for irradiating the liquid crystal display panel 100 with light is provided. Particularly in the case of color light modulation, a black matrix is provided on the counter substrate 102 without forming a color filter. In addition, the opposing surfaces of the element substrate 101 and the counter substrate 102 are each provided with an alignment film or the like that is rubbed in a predetermined direction. 103 and 104 are provided. However, if a polymer-dispersed liquid crystal dispersed as fine particles in a polymer is used as the liquid crystal 108, the above-described alignment film, polarizing plate, and the like are not required. As a result, the light utilization efficiency is increased. This is advantageous in terms of reducing power consumption.
[0036]
Now, returning to FIG. 1 again, the electrical configuration of the liquid crystal display panel 100 will be described. In the element substrate 101 of the liquid crystal display panel 100, an image display area AA is formed. In the figure, a plurality (m) of scanning lines 112 are formed in parallel along the X direction in the drawing, and a plurality (6n) of scanning lines 112 are formed in parallel along the Y direction perpendicular thereto. A data line 114 is formed. At each intersection of the scanning line 112 and the data line 114, the gate electrode of the TFT 116 is connected to the scanning line 112, while the source electrode of the TFT 116 is connected to the data line 114 and the drain electrode of the TFT 116. Is connected to the pixel electrode 118. Each pixel includes a pixel electrode 118, a common electrode 108 formed on the counter substrate 102, and a liquid crystal 106 sandwiched between the two electrodes. As a result, each of the scanning line 112 and the data line 114 Corresponding to the intersection, they are arranged in a matrix. In addition to this, a storage capacitor (not shown) is provided for each pixel, and is electrically parallel to the liquid crystal layer sandwiched between the pixel electrode 118 and the common electrode 108.
[0037]
Next, the drive circuit group 120 includes a scanning line side drive circuit 130, a sampling circuit 140, and a data line side drive circuit 150A, and is formed on the element substrate 101 as described above. These circuits are formed of TFTs using a manufacturing process common to the pixel TFTs (for example, a high-temperature polysilicon process). This is advantageous in terms of integration and manufacturing costs. In this example, the data line side drive circuit 150A and the sampling circuit 140 are described as separate bodies, but it is needless to say that the data line side drive circuit 150A and the sampling circuit 140 may be regarded as a data line drive circuit that drives the data line 114 together.
[0038]
Now, the scanning line side drive circuit 130 has a shift register, and based on the Y clock signal YCK from the timing generator 200, its inverted Y clock signal YCKB, the Y transfer start pulse DY, etc., the scanning line signals Y1, Y2 ,..., Ym (selection signal) are sequentially output to each scanning line 112, and scanning line signals Y1, Y2,..., Ym are output at the timing at which the pulse DY is shifted according to the clock signal in the shift register. To do.
[0039]
On the other hand, the sampling circuit 140 groups six data lines 114 into one group, and samples and supplies the image signals VID1 to VID6 to the data lines 114 belonging to these groups according to the sampling signals SR1 to SRn. To do. In the sampling circuit 140, a switch 141 made of TFT is provided at one end of each data line 114, and a source electrode of each switch 141 is connected to a signal line to which any one of the image signals VID1 to VID6 is supplied. The drain electrode of each switch 141 is connected to one data line 114. Furthermore, the gate electrode of each switch 141 connected to the data line 114 belonging to each group is connected to one of the signal lines to which the sampling signals SR1 to SRn are supplied corresponding to the group. As described above, since the image signals VID1 to VID6 are supplied at the same time, they are simultaneously sampled by the sampling signal S1.
[0040]
The data line side drive circuit 150A sequentially outputs sampling signals SR1 to SRn (selection signals) based on the X clock signal XCK from the timing generator 200, the inverted X clock signal XCKB, the X transfer start pulse DX, and the like. To do.
[0041]
<1-4: Data Line Side Drive Circuit>
Next, the data line side driving circuit 150A will be described. FIG. 4 is a block diagram showing the overall configuration of the data line side driving circuit. As shown in FIG. 4, the data line side driving circuit 150 </ b> A includes an X shift register 151, a logical operation unit 152, and an inhibit signal selection unit 152.
[0042]
First, the X shift register 151 is configured by cascading shift register unit circuits Ua0 to Uan. Each shift register unit circuit Ua0 to Uan includes clocked inverters 501 and 502 and an inverter 503.
[0043]
Clocked inverters 501 and 502 invert and output each input signal when the control terminal voltage is at the H level, and place the output terminal in a high impedance state when the control terminal voltage is at the L level. Each control terminal is supplied with an X clock signal XCK and an inverted X clock signal XCKB that are active for a predetermined period.
[0044]
For example, in the shift register unit circuit Ua0, when the X clock signal XCK is at the H level, the clocked inverter 501 inverts and outputs the input signal. At this time, since the inverted X clock signal XCKB is at L level, the output terminal of the clocked inverter 502 is in a high impedance state. Therefore, in this case, the input signal is output via the clocked inverter 501 and the inverter 503. On the other hand, when the inverted X clock signal XCKB is at the H level, the clocked inverter 502 inverts and outputs the input signal. At this time, since the X clock signal XCK is at L level, the output terminal of the clocked inverter 501 is in a high impedance state. In this case, the clocked inverter 502 and the inverter 503 constitute a latch circuit.
[0045]
As a result, the shift register unit circuits Ua0 to Uan sequentially shift the X transfer start pulse DX in synchronization with the X clock signal XCK and the inverted X clock signal XCKB to generate shift pulses C0 to Cn. By this shift operation, a certain shift pulse Cj and the next shift pulse Cj + 1 have an active period (H level) that overlaps by a half period of the X clock signal XCK.
[0046]
Next, the logical operation unit 152 includes operation unit circuits Ub1 to Ubn. Each of the arithmetic unit circuits Ub1 to Ubn includes a NAND circuit 504 and a NOR circuit 505 that invert the logical product of the input signals and output signals of the shift register unit circuits Ua1 to Uan and output them as signals S1 to Sn. The NOR circuit 505 outputs sampling signals SR1 to SRn that become H level when X selection inhibit signals XINHB1 to XINNHBn, which will be described later, and signals S1 to Sn are both at L level. That is, during the period in which the X selection inhibit signals XINHB1 to XINNHBn (selection pulse signals) are at the H level by the NOR circuit 505, the sampling signals SR1 to SRn are at the L level even if the signals S1 to Sn are at the L level (active). (Inactive). In other words, the NOR circuit 505 functions as a logic circuit that limits the active period of the sampling signals SR1 to SRn (selection signals).
[0047]
Next, the inhibit signal selection unit 153 includes control unit circuits Uc1 to Ucn, and each control unit circuit Uc1 to Ucn includes a NAND circuit 506, an inverter 507, and transfer gates 508 and 509. Note that the transfer gate 508 is provided close to the signal supply line LX. Therefore, the wiring capacitance between the signal supply line LX and the transfer gate 508 is extremely small and can be ignored in practice.
[0048]
Each of the control unit circuits Uc1 to Ucn selects a predetermined pulse from the X inhibit signal XINHB (pulse signal) supplied via the signal supply line LX, and this is selected as the X selection inhibit signal XINHB1 to XINNHn. The signal is output to the circuit 505. Here, the X inhibit signal XINHB has a plurality of inhibit pulses (pulses) that become H level in a predetermined period centering on the timing at which the levels of the X clock signal XCK and the inverted X clock signal XCKB transition (see FIG. 5). .
[0049]
The transfer gate 508 is turned on only when the control signals N1, N2,. A high impedance state is entered when the level is L. Therefore, the control unit circuits Uc1 to Ucn are disconnected from the signal supply line LX when the control signals N1, N2,. Thereby, the capacity | capacitance accompanying the signal supply line LX can be reduced.
[0050]
On the other hand, the transfer gate 509 is turned on when the control signals N1, N2,..., Nn are at the L level, and outputs the low-order power supply voltage VSSX. The signal line voltage can be fixed at the L level. As a result, noise does not enter the wiring and the NOR circuit 505 does not malfunction.
[0051]
Here, paying attention to a certain control unit circuit Ucj, one input terminal of the NAND circuit 506 is supplied with the internal signal Pj of the connection point Aj corresponding to the control unit circuit Ucj, while the other input terminal is connected to the other input terminal. The internal signal Pj-1 at the previous connection point Aj-1 is supplied. That is, a certain control unit circuit Ucj has a period during which one of the internal signal Pj of the corresponding shift register unit circuit Uaj and the internal signal Pj-1 in the previous shift register unit circuit Uaj-1 is active (this example Then, only at the L level, the X inhibit signal XINNHB is selected to generate the X select inhibit signals XINHB1 to XINNHBn, which are supplied to the logic operation unit 152.
[0052]
The reason why the X selection inhibit signals XINHB1 to XINNHBn are generated in this way is as follows. When the X inhibit signal XINHB is always supplied to all NOR circuits 505 constituting each of the arithmetic unit circuits Ub1 to Ubn, the load becomes heavy due to their input capacitance and wiring capacitance from the signal supply line LX to the NOR circuit 505. However, each active period of the signals S1 to Sn can be limited by using two inhibit pulses generated at the start timing and the end timing. Therefore, a selection period of the X inhibit signal XINHB is provided for each of the signals S1 to Sn, and the X inhibit signal XINNHB is selected according to this.
[0053]
In this case, the selection period needs to include at least a period during which the corresponding signals S1 to Sn are active. Each of the signals S1 to Sn is active during a period in which both the input signal and the output signal of each shift register unit circuit Ua1 to Uan are active. Therefore, the selection period may be determined so as to become active when any one of the input signal and the output signal of each shift register unit circuit Ua1 to Uan becomes active so as to include the period.
[0054]
This selection period can be determined based on the input signal and output signal of each shift register unit circuit Ua1 to Uan, and these signals are given as output signals of the inverter 503 of each shift register unit circuit Ua1 to Uan. It is done. For this reason, it is influenced by the delay time of the inverter 503 and the characteristics of the transistors constituting it. Therefore, in the present embodiment, the control signal Nj indicating the selection period is generated based on the internal signal Pj and the internal signal Pj-1 in the previous stage, and the X inhibit signal XINHB is selected based on the control signal Nj. .
[0055]
<1-5: Operation of Data Line Side Drive Circuit>
Next, the operation of the data line side driving circuit 150A will be described with reference to FIG. FIG. 5 is a timing chart showing the operation of the data line side driving circuit 150A.
[0056]
First, when the X clock signal XCK becomes H level at time T1, the clocked inverter 501 of the 0th shift register unit circuit Ua0 becomes active, and the internal signal P0 at the connection point A0 changes from H level to L level. Fall down.
[0057]
Next, when the inverted X clock signal XCK becomes H level at time T2, the clocked inverter 501 becomes active in the first shift register unit circuit Ua1. At this time, the clocked inverter 501 in the previous stage becomes inactive, but the clocked inverter 502 becomes active and forms a latch circuit together with the inverter 503. Accordingly, the signal P0 maintains the L level at the time T1 even at the time T2, while the signal P1 transits from the H level to the L level.
[0058]
At time T3, since the clocked inverter 501 of the shift register unit circuit Ua0 becomes active again, the signal P0 changes from the L level to the H level. In the shift register unit circuit Ua1, the clocked inverter 501 becomes inactive, while the clocked inverter 502 becomes active and the signal P1 is maintained at the L level. Further, in the next-stage shift register unit circuit Ua2, the clocked inverter 501 becomes active, and the signal P2 changes from the H level to the L level.
[0059]
In this way, each shift register unit circuit Ua0 to Uan sequentially transfers the X transfer start pulse DX in accordance with the X clock signal XCK and the inverted X clock signal XCKB.
[0060]
Here, the NAND circuit 504 of the arithmetic unit circuit Ub1 inverts the logical product of the signals C0 and C1 to generate the signal S1, and the NAND circuit 504 in the next stage similarly outputs the signal S2 based on the signals C1 and C2. Generate. Therefore, the signal S1 is at the L level during the period from time T2 to time T3 as shown in the figure, and the signal S2 is at the L level during the period from time T3 to time T4.
[0061]
Next, in the inhibit signal selection unit 153, the X inhibit signal XINHB is supplied via the signal supply line LX. As shown in the figure, the X inhibit signal XINHB is at the H level in a predetermined period centered on the timing at which the levels of the X clock signal XCK and the inverted X clock signal XCKB transition (for example, times T1, T2,...). .
[0062]
Here, in the control unit circuit Uc1, the NAND circuit 506 generates a control signal N1 that becomes H level when either one of the signal P0 and the signal P1 is L level (active). Since the signal P0 is active during the period from the time T1 to the time T3, the signal P1 is active during the period from the time T2 to the time T4. Therefore, the control signal N1 is transmitted from the time T1 to the time T4 as shown in FIG. Active during the period. Since the transfer gate 508 of the control unit circuit Uc1 is turned on only during this period and the transfer gate 509 is turned on during the other periods, the X selection inhibit signal XINHB1 has four inhibit pulses Q1 as shown in FIG. It will have ~ Q4. When the X selection inhibit signal XINHB1 is supplied to the corresponding NOR circuit 505, the NOR circuit 505 generates a sampling signal SR1 that is active (H level) when both the X selection inhibit signal XINHB1 and the signal S1 are at L level. For this reason, the active period of the sampling signal SR1 is the active period of the signal S1 limited by the inhibit pulses Q2 and Q3 as shown in the figure.
[0063]
Similarly, in the control unit circuit Uc2, since the NAND circuit 506 generates the control signal N2 that is active during the period from the time T2 to the time T5 based on the signal P1 and the signal P2, the X selection inhibit signal is generated. XINHB2 has four inhibit pulses Q2 ', Q3, Q4' and Q5 as shown in the figure. As a result, the active period of the sampling signal SR2 is the one in which the active period of the signal S2 is limited by the inhibit pulses Q3 and Q4 ′ as shown in the figure.
[0064]
Therefore, the sampling signals SR1 and SR2 are both deactivated by the inhibit pulse Q3, so that the active periods do not overlap. The same applies to other sampling signals.
[0065]
Thereby, the sampling signals SR1 to SRn are always exclusively active. Therefore, the same image signals VID1 to VID6 are not simultaneously supplied to adjacent blocks, and the image quality can be improved.
[0066]
Further, the transfer gate 508 is turned on only when the control signals N1, N2,... Become H level (active), and the phase of each control signal N1, N2,. They are shifted by a period, and they become H level in the 3/2 period of the X clock signal XCK. For this reason, if the X shift register 151 is operating normally, the number of control signals that simultaneously become H level is “3” at the maximum. Therefore, if the total value of the wiring capacitance value from the transfer gate 508 to the NOR circuit 505 and the input capacitance value of the NOR circuit 505 is Ca, the value of the parasitic capacitance added to the signal supply line LX is 3Ca at the maximum. . On the other hand, if the inhibit signal selection unit 153 is not provided, the parasitic capacitance value is n · Ca. Therefore, according to this example, the capacitive load when driving the X inhibit signal XINNHB can be reduced, and the power consumption of the circuit driving the signal can be greatly reduced.
[0067]
By the way, the signal supply line LX constitutes a distributed constant type low-pass filter by its resistance component and parasitic capacitance component, but its cutoff frequency can be increased by reducing the parasitic capacitance value. For this reason, even an inhibit pulse having a narrow pulse width and containing a high frequency component can be sufficiently transmitted.
[0068]
<1-6: Other Configuration Example of Data Line Side Drive Circuit>
The data line side drive circuit 150A described above corresponds to the positive logic in which the X transfer start pulse DX becomes active at the H level. The data line side drive circuit 150A ′ of this modification corresponds to negative logic in which the X transfer start pulse DX ′ becomes active at the L level.
[0069]
FIG. 6 is a circuit diagram of the data line side driving circuit 150A ′, and FIG. 7 is a timing chart thereof. The data line side drive circuit 150A ′ uses a NOR circuit 504 ′ instead of the NAND circuit 504 in the logic operation unit 152, a point that uses the NAND circuit 505 ′ instead of the NOR circuit 505, and an inhibit signal selection unit 153. Except that a NOR circuit 506 ′ is used instead of the NAND circuit 506, it is the same as the data line side driving circuit 150A shown in FIG.
[0070]
As shown in FIG. 7, since the X transfer start pulse DX ′ becomes active at the L level, the signals P0, P1,... Become active at the H level. In addition, the control signals N1, N2,... Become active at the L level.
[0071]
Therefore, also in this example, as in the case of the positive logic, a certain control unit circuit Ucj has one of the internal signal Pj at the connection point Aj and the internal signal Pj-1 at the previous connection point Aj-1. The X inhibit signal XINHB is supplied to the logic operation unit 152 only during a period when it becomes active (H level in this example). As a result, the capacitive load when driving the X inhibit signal XINHB can be reduced, the power consumption of the circuit driving the signal can be greatly reduced, and the pulse width of the inhibit pulse can be reduced. .
[0072]
In the data line side driving circuits 150A and 150A ′ described above, as shown in FIG. 4 or FIG. 6, the X clock signal XCK and the inverted X are between the X shift register 151 and the inhibit signal selection units 153 and 153 ′. Although the clock signal supply lines for supplying the clock signal XCKB are respectively arranged, as shown in FIG. 22, the clock signal supply lines La and Lb are respectively arranged on the input side of the inhibit signal selection units 153 and 153 ′. Good.
[0073]
In short, it is desirable to arrange the clock signal supply lines La and Lb and the signal supply line Lb for supplying the inhibit signal XINHB in the direction opposite to the direction in which the sampling signals SR1 to SRn are output from the X shift register 151. As a result, the portion where the wirings intersect can be significantly reduced, and the parasitic capacitance associated with the intersection can be reduced. As a result, power consumption can be reduced and operation speed can be increased.
[0074]
<1-7: Scanning line driving circuit>
Next, the scanning line side driving circuit 130 will be described. FIG. 8 is a block diagram showing a configuration of the scanning line side driving circuit 130. As shown in this figure, the basic configuration of the scanning line side drive circuit 130 is similar to that of the data line side drive circuit 150A, and includes a Y shift register 131, a logical operation unit 132, and an inhibit signal selection unit 133.
[0075]
The Y shift register 131 is provided with a point that the Y clock signal YCK and the inverted Y clock signal YCKB are supplied instead of the X clock signal XCK and the inverted X clock signal XCKB, and that m + 1 shift register unit circuits Ua0 to Uam are provided. This is the same as the X shift register 150A described above. The logical operation unit 132 includes m operation unit circuits Ub1 to Ubm each including a NAND circuit and a NOR circuit. In addition, the inhibit signal selector 133 is the same as the inhibit signal selector 153 described above except that it includes m control unit circuits Uc1 to Ucm that select the Y inhibit signal YINHB.
[0076]
Therefore, the scanning line side drive circuit 130 can reduce the capacitive load when driving the Y inhibit signal YINHB, similarly to the X shift register 150A described above, and greatly reduces the power consumption of the circuit driving the signal. At the same time, the pulse width of the inhibit pulse can be reduced.
[0077]
Needless to say, the scanning line side drive circuit 130 may be configured by the negative logic shown in FIG. Further, similarly to the other configuration example of the data line side driving circuit shown in FIG. 22, supply lines for the Y clock signal YCK and the inverted Y clock signal YCKB may be arranged on the input side of the inhibit signal selection unit 133, respectively. Of course it is good.
[0078]
<1-8: Overall operation of liquid crystal display panel>
Next, the operation of the above-described liquid crystal display panel will be described. First, in the scanning line side drive circuit 130, the Y transfer start pulse DY is supplied at the beginning of the vertical scanning period. The Y transfer start pulse DY is sequentially shifted by the Y clock signal YCK and its inverted Y clock signal YCKB in the scanning line side drive circuit 130 and is output to each scanning line 112. The scanning line signals Y1 to Ym are inactive for a predetermined period centered on the timing at which the levels of the Y clock signal YCK and its inverted Y clock signal YCKB transition by the Y inhibit signal YINHB. There is no overlap of active periods. As a result, the plurality of scanning lines 112 are exclusively selected one by one.
[0079]
On the other hand, when the X transfer start pulse DX is supplied in the data line side drive circuit 150, as described above, the X transfer start pulse DX is sent to the X clock signal XCK and its inverted X in the data line side drive circuit 150A. The signals are sequentially shifted every half cycle of the clock signal XCKB and output as sampling signals SR1 to SRn. Since the X inhibit signal XINHB becomes active and both sampling signals become inactive at the boundary timing when the active period shifts from one sampling signal to the next sampling signal, each sampling signal SR1 to SRn is exclusively active. It becomes.
[0080]
Here, when the sampling signal SR1 is output, the image signals VID1 to VID6 are respectively sampled on the six data lines 114 belonging to this group, and these image signals VID1 to VID6 are selected at the present time. Are written to the six pixels intersecting with the TFT 116, respectively. Thereafter, when the sampling signal SR2 is output, the image signals VID1 to VID6 are sampled on the next six data lines 114, respectively, and these image signals VID1 to VID6 are selected at that time. Are written to the six pixels intersecting with the TFT 116, respectively.
[0081]
Similarly, when the sampling signals SR3, SR4,..., SRn are sequentially output, the image signals VID1 to VID6 are respectively output to the six data lines 114 corresponding to the sampling signals, and these image signals VID1 to VID1 are output. VID6 is written in each of the six pixels that intersect the scan line selected at that time. Thereafter, the next scanning line is selected, sampling signals SR1 to SRn are sequentially output again, and similar writing is repeatedly executed.
[0082]
In such a driving method, the number of stages of the data line side driving circuit 150A for driving and controlling the switch 141 in the sampling circuit 140 is reduced to 1/6 as compared with a method of driving each data line 114 in a dot sequential manner. Further, since the frequency of the Y clock signal YCK to be supplied to the data line side driving circuit 150A and the inverted Y clock signal YCKB is also 1/6 as compared with the method of driving each data line 114 in a dot sequential manner, the number of stages is reduced. In addition to the reduction in power consumption, lower power consumption is also achieved.
[0083]
Furthermore, since the parasitic capacitance value associated with the signal supply line LX that supplies the X inhibit signal XINHB can be reduced, the pulse width of the inhibit pulse can be narrowed. Thereby, the sampling period in the sampling circuit 140 can be made sufficiently long, so that a high-definition image can be displayed with high quality.
[0084]
<2. Second Embodiment>
In the first embodiment described above, based on the corresponding shift register unit circuit and each internal signal in the previous stage, the transfer gate 508 connected to the signal supply line is turned on, and the inhibit signal is taken in for a predetermined period to select the selected inhibit signal. As a result, the capacitance component associated with the signal supply line can be reduced.
[0085]
However, whether the internal signal of each shift register unit circuit becomes H level or L level when power is turned on is a problem of probability. Accordingly, when the power is turned on, the transfer gate 508 may be turned on in all control unit circuits. For this reason, as a drive circuit for driving the inhibit signal, it is necessary to use a circuit that can supply a large current at a high response speed in consideration of a heavy load when the power is turned on.
[0086]
The second embodiment has been made in view of this point, and aims to reduce power consumption when power is turned on.
[0087]
<2-1: Overall configuration of liquid crystal device>
The overall configuration of the liquid crystal device according to the second embodiment is the same as the liquid crystal device of the first embodiment shown in FIG. 1 except for the detailed configuration of the data line side drive circuit 150A and the scanning line side drive circuit 130. Further, the timing generator 200 of the second embodiment generates a reset signal SINT that becomes active at the start of each field.
[0088]
In addition, the scanning line driving circuit of the second embodiment is configured in the same manner as the data line driving circuit described below except for the number of stages, and therefore, detailed description thereof is omitted here.
[0089]
<2-2: Configuration of data line side driving circuit>
FIG. 9 is a circuit diagram showing a detailed configuration of the data line side driving circuit 150B according to the second embodiment. As shown in the figure, the data line side drive circuit 150B includes the logical operation unit 152 and the inhibit signal selection unit 153 described in the first embodiment, and includes an X shift register 151a instead of the X shift register 151. The X shift register 151a is different from the X shift register 151 shown in FIG. 4 in that a NOR circuit 503a is used instead of the inverter 503 in each shift register unit circuit Ua0 to Uan.
[0090]
In each of the shift register unit circuits Ua0 to Uan, the NOR circuit 503a calculates the logical sum of the reset signal SINT and the output signal of the clocked inverter 502, inverts it, and outputs it, so that the reset signal SINT is at the L level. It functions as an inverter that inverts the output signal of the clocked inverter 502. Therefore, the clocked inverter 502 and the NOR circuit 503a function as a latch circuit when the reset signal SINT is at the L level (inactive period).
[0091]
On the other hand, when the reset signal SINT is in the H level (active period), the output signal of the NOR circuit 503a is forcibly reset to the L level. The reset signal SINT is a signal of one field period, and becomes active during a very short period (for example, a part of the vertical blanking period). Therefore, the output signals C0 to Cn of the shift register unit circuits Ua0 to Uan are always reset at the start time of each field and become L level. When either the X clock signal XCK or the inverted X clock signal XCKB becomes active, the internal signals P0 to Pn at the connection points A0 to An become H level. Then, the control signals N1 to Nn output from the NAND circuits 506 are all at the L level. As a result, all the transfer gates 508 are turned off.
[0092]
That is, according to the data line side drive circuit 150B, when the reset signal SINT becomes H level, the output signals of the shift register unit circuits Ua0 to Uan are forcibly reset, so that the signal supply line LX is supplied. It is possible to minimize the value of the accompanying parasitic capacitance at the time of reset.
[0093]
<2-3: Operation of data line side driving circuit>
Next, the operation of the data line side drive circuit 150B will be described with reference to FIGS. FIG. 10 is a timing chart showing the operation of the data line side driving circuit 150B in the vertical scanning period. FIG. 11 is a timing chart showing the operation of the data line side driving circuit 150B in the first horizontal scanning period after the power is turned on.
[0094]
First, as shown in FIG. 10, at the start of one field period, the reset signal SINT becomes active (H level in this example), and thereafter, the Y transfer start pulse DY becomes active. Then, after the Y transfer start pulse DY rises from the L level to the H level, the Y clock signal YCK is generated.
[0095]
Further, a half cycle of the Y clock signal YCK coincides with one horizontal scanning period, and the X transfer start pulse DX, the X clock signal XCK, and the inverted X clock signal XCKB shown in FIG. It is supplied to the data line side driving circuit 150B.
[0096]
Therefore, if power is supplied to the liquid crystal device at time T0 shown in FIG. 10, first, the reset signal SINT is generated, and then the X clock signal XCK and the inverted X clock signal XCKB shown in FIG. It is supplied to the register 151a. In other words, the reset signal SINT is generated prior to the supply of the X clock signal XCK and the inverted X clock signal XCKB to the X shift register 151a, thereby resetting the output signal of each shift register unit circuit to the L level. Subsequently, the internal signals P0 to Pn at the connection points A0 to An are reset to the H level.
[0097]
As described above, each control unit circuit generates the control signals N1 to Nn that are at the L level when the internal signals P0 to Pn that are the input signals of the NAND circuit 506 are at the H level. Therefore, at time T1, the transfer gates 508 of the control unit circuits Uc1 to Ucn are all in a high impedance state.
[0098]
Here, the capacitance value from the input terminal of the NOR circuit 505 to the transfer gate 508 of each of the arithmetic unit circuits Ub1 to Ubn is represented by Ca, and the other wiring capacitances are ignored. In this case, the input capacitance C viewed from the input terminal of the signal supply line LX at the time T1 to the inside of the data line side drive circuit 150B becomes “0” as shown in the figure.
[0099]
Next, when the internal signal P0 of the 0th shift register unit circuit Ua0 changes from H level to L level and becomes active at time T2, the signal N1 changes from L level to H level, and the control unit circuit The transfer gate 508 of Uc1 is turned on. However, at time T2, the internal signals P1, P2,..., Pn in the other shift register unit circuits Ua1 to Uan are still at the H level, so the first to nth control unit circuits Uc1 to Ucn. The transfer gate 508 is in a high impedance state. Therefore, the input capacitance C at time T2 is “Ca” as shown in the figure. This state is maintained until time T3.
[0100]
Next, when time T3 is reached, the internal signal P1 changes to L level, and the signal N2 becomes H level in synchronization therewith. Then, the transfer gate 508 of the control unit circuit Uc2 is turned on. At this time, since the control signal N1 is at the H level, the transfer gate 508 of the control unit circuit Uc1 is also in the ON state. Accordingly, the input capacitance C at time T3 is “2Ca” as shown in the figure.
[0101]
Next, at time T4, since the internal signal P2 becomes L level and the signal N3 becomes H level, the transfer gate 508 of the control unit circuit Uc3 is turned on in addition to the control unit circuits Uc1 and Uc2. Therefore, the input capacitance C at time T4 is “3Ca” as shown in the figure.
[0102]
Next, when time T5 is reached, the internal signal P1 transitions to H level (inactive), so the control signal N1 becomes L level, and the transfer gate 508 of the control unit circuit Uc1 is turned off. At this time, the X transfer start pulse DX is transferred to the third shift register unit circuit Ua3, and the internal signal P3 transitions to the L level. Then, the control signal N4 becomes H level and the transfer gate 508 of the control unit circuit Uc4 is turned on. Therefore, at time T5, the transfer gate 508 is turned on in the second to fourth control unit circuits Uc2 to Uc4. As a result, the input capacitance C becomes “3Ca” as shown in the figure. Thereafter, the control unit circuit in which the transfer gate 508 is turned on is shifted every half cycle of the X clock signal XCK.
[0103]
As described above, according to the data line side drive circuit 150B described above, the control unit circuits Uc1 to Ucn have the inhibit signal XINHB in a predetermined period including a period in which the signals S1 to Sn are active in the respective operation unit circuits Ub1 to Ubn. Is selected and supplied to the respective operation unit circuits Ub1 to Ubn, so that the power consumption can be reduced.
[0104]
Since the output signals C0 to Cn and the internal signals P0 to Pn of the shift register unit circuits Ua0 to Uan are reset for each field by the reset signal SINT, the control unit circuits Uc1 to Ucn are reset. The transfer gate 508 that constitutes is always turned off at the start of the field. Here, considering a drive circuit for supplying the inhibit signal XINHB to the data line side drive circuit 150B, the maximum output current of the drive circuit is determined by the maximum number of transfer gates 508 that are turned on. In this example, since the internal signals P0 to Pn of the shift register unit circuits Ua0 to Uan are reset for each field by the reset signal SINT, the logic level of the internal signals P0 to Pn is H when the power is turned on. Even if there is a level, all the internal signals P0 to Pn can be forcibly reset at the time when the first field after power-on starts.
[0105]
Therefore, it is sufficient for the drive capability of the drive circuit to drive up to three NOR circuits 505. In particular, in a liquid crystal device that displays a high-definition image, the number of data lines 6a increases, and accordingly, the number of control unit circuits also increases. For example, in the SVGA type liquid crystal device, since there are 1024 data lines 6a, if no reset is performed, a maximum of 171 NOR circuits 505 can be driven even if the number of phase expansion '6' is considered. Although it is necessary to use a drive circuit, in the above-described example, it is sufficient to drive the three NOR circuits 505, so that the circuit configuration of the drive circuit can be greatly reduced and the current consumption can be reduced. Become.
[0106]
<2-4: Other Configuration Examples of Data Line Side Drive Circuit>
The data line side drive circuit 150B described above is of positive logic in which the reset signal SINT, the X transfer start pulse DX, etc. are active at the H level, but it is of course possible to configure this with negative logic. is there. The data line side drive circuit 150B ′ corresponding to the negative logic can be configured as shown in FIG. Similar to the data line side drive circuit 150A ′ shown in FIG. 6, the data line side drive circuit 150B ′ includes a logical operation unit 152 ′ and an inhibit selection unit 153 ′, but instead of the X shift register 151 ′, the X shift register The difference is that 151b is used. The X shift register 151B ′ is the same as the X shift register 151 shown in FIG. 6 except that a NAND circuit 503b is used instead of the inverter 503. 7 and 8 are timing charts showing the operation of the data line side driving circuit 150B ′.
[0107]
Also in the data line side drive circuits 150B and 150B ′, the X clock signal XCK, the inverted X clock signal XCKB, and the reset signal SINT are supplied in the same manner as described with reference to FIG. 22 in the first embodiment. Of course, the wiring may be provided on the input side of the inhibit signal selection unit 153 in the same manner as the signal supply line LX.
[0108]
As described above, also in the second embodiment, the supply line for supplying the input signal can be arranged on the opposite side to the output direction of the X shift registers 151a and 151b to reduce the crossing between the wirings. As a result, the parasitic capacitance associated with the intersection can be reduced, and the power consumption can be reduced and the operation speed can be increased.
[0109]
<2-5: Configuration example of reset signal generation circuit>
In this example, the reset signal SINT that becomes active at the start of each field is generated by the timing generation circuit 300 and is supplied to the data line driving circuit 100 and the scanning line driving circuit 200. The reset signal SINT may be generated at a rate of once. Further, it is possible to detect when the power is turned on, generate the reset signal SINT based on the detection result, and not generate the reset signal SINT at the start time of each field. Further, the reset signal SINT may be generated when the power is turned on, and the reset signal SINT may be generated at the start of each field. The point is that the reset signal SINT is in a period from the power-on until the X clock signal XCK and the inverted X clock signal XCKB are generated, or in the period from the power-on to the generation of the Y clock signal YCK and the inverted Y clock signal YCKB. Anything can be used as long as it becomes active.
[0110]
Now, an example of a reset signal generation circuit that detects when the power is turned on and generates the reset signal SINT based on the detection result will be described. This reset signal generation circuit is configured inside the timing generator 200. FIG. 15 is a circuit diagram of the reset signal generation circuit, and FIG. 16 is a timing chart thereof.
[0111]
As shown in FIG. 15, a resistor 311 and a capacitor 312 are connected in series between the high potential power supply VDD and the low potential power supply VSS. The connection point of these elements is connected to the input terminal of the inverter 313, and the output signal is supplied to one input terminal of the exclusive OR circuit 316 via the inverters 314 and 315, The output signal of the inverter 313 is supplied to the other input terminal. The output signal of the exclusive OR circuit 316 is extracted as the reset signal SINT. Note that the threshold voltage of the inverter 313 is Vth.
[0112]
In the above configuration, when the power supply of the liquid crystal device is turned on and the voltage of the high potential power supply VDD rises from the L level to the H level at time T10, charging of the capacitor 312 is started via the resistor 311. Thereafter, when the charging voltage of the capacitor 312 exceeds the threshold voltage Vth at time T11, the output signal of the inverter 313 falls from the H level to the L level. Since this output signal is delayed by the inverters 314 and 315, the output signal of the inverter 315 is as shown in the figure if the delay time and ΔT are used. As described above, the exclusive OR circuit 316 calculates the exclusive OR of the output signal of the inverter 315 and the output signal of the inverter 313, so that the reset signal SINT is at the L level at time T11 as shown in the figure. Rises to H level, maintains H level for the period ΔT, and then falls to L level. In the timing generation circuit 300, the falling edge at which the reset signal SINT falls from the H level to the L level is set as the reference time, and after a predetermined time has elapsed from the reference time, the X clock signal XCK or the inverted X clock A signal XCKB, a Y clock signal YCK, and an inverted Y clock signal YCKB (not shown) are generated.
[0113]
<3. Application example>
<3-1: Enable signal>
In each of the embodiments described above, the inhibit signals XINHB and YINHB including a plurality of inhibit pulses are selected, and the sampling signals SR1 to SRn and the scanning line signals Y1 to Ym are generated using the selected selected inhibit signal. did. Here, the active period of the inhibit signals XINHB and YINHB specifies the inactive period of the signal whose pulse width is to be limited. Conversely, if attention is paid to the inactive period of the inhibit signals XINHB and YINHB, The signal of interest is allowed to be active during the period. Therefore, it goes without saying that the above-described embodiments can be applied to an enable signal that allows a target signal to become active instead of the inhibit signals XINHB and YINHB.
[0114]
<3-2: Configuration of drive circuit>
In each of the embodiments described above, the data line side drive circuits 150A, 150A ′, 150B, and 150B ′ generate the control signals N1 to Nn based on the internal signals P0 to Pn, but the present invention is limited to this. Instead, the control signals N1 to Nn may be generated based on the input signals and output signals of the shift register unit circuits Ua1 to Uan.
[0115]
More specifically, in the data line side drive circuits 150A and 150B shown in FIGS. 4 and 9, an OR circuit is used instead of the NAND circuit 506 of the jth control unit circuit Ucj, and the input of the OR circuit is used. A signal Cj and a signal Cj-1 may be supplied to the terminals.
[0116]
In the data line side drive circuits 150A ′ and 150B ′ shown in FIGS. 6 and 12, an AND circuit is used instead of the NOR circuit 506 ′ of the jth control unit circuit Ucj, and the signal Cj is applied to the input terminal of the AND circuit. And the signal Cj-1 may be supplied.
[0117]
<3-3: Configuration of element substrate>
In each of the above-described embodiments, the element substrate 151 of the liquid crystal panel is formed of a transparent insulating substrate such as glass, and a silicon thin film is formed on the substrate, and a source, a drain, and a channel are formed on the thin film. Although it has been described that the TFTs constitute the pixel switching element (TFT 50), the data line driving circuit 100, and the scanning line driving circuit 200, the present invention is not limited to this.
[0118]
For example, the element substrate 151 is composed of a semiconductor substrate, and a pixel switching element or various circuit elements are composed of insulated gate field effect transistors in which a source, a drain, and a channel are formed on the surface of the semiconductor substrate. Also good. When the element substrate 151 is formed of a semiconductor substrate in this manner, it cannot be used as a transmissive display panel. Therefore, the pixel electrode 9a is formed of aluminum or the like and used as a reflective type. Alternatively, the element substrate 151 may be a transparent substrate and the pixel electrode 9a may be a reflection type.
[0119]
Instead of forming part or all of the peripheral circuits such as the data line side driving circuit 150 and the scanning line side driving circuit 130 on the element substrate 151, for example, they are mounted on a film using a TAB (Tape Automated Bonding) technique. The drive IC chip thus obtained may be electrically and mechanically connected through an anisotropic conductive film provided at a predetermined position of the element substrate 151, or the drive IC chip itself may be connected to a COG (Chip On Grass) technology may be used to electrically and mechanically connect to a predetermined position of the element substrate 151 via an anisotropic conductive film.
[0120]
<3-4: Electronic equipment>
Next, the case where the above-described liquid crystal device is applied to various electronic devices will be described.
[0121]
<3-4-1: Projector>
First, a projector using this liquid crystal device as a light valve will be described. FIG. 17 is a plan view showing a configuration example of the projector.
[0122]
As shown in this figure, a lamp unit 1102 including a white light source such as a halogen lamp is provided inside the projector 1100. The projection light emitted from the lamp unit 1102 is separated into three primary colors of RGB by four mirrors 1106 and two dichroic mirrors 1108 arranged in the light guide 1104, and serves as a light valve corresponding to each primary color. The light enters the liquid crystal panels 1110R, 1110B, and 1110G.
[0123]
The configurations of the liquid crystal panels 1110R, 1110B, and 1110G are the same as those of the liquid crystal panel described above, and are driven by R, G, and B primary color signals supplied from an image signal processing circuit (not shown). The light modulated by these liquid crystal panels enters the dichroic prism 1112 from three directions. In this dichroic prism 1112, R and B light is refracted at 90 degrees, while G light travels straight. Accordingly, as a result of the synthesis of the images of the respective colors, a color image is projected onto the screen or the like via the projection lens 1114.
[0124]
Here, paying attention to the display images by the liquid crystal panels 1110R, 1110B, and 1110G, the display image by the liquid crystal panel 1110G needs to be horizontally reversed with respect to the display images by the liquid crystal panels 1110R, 1110B.
[0125]
Note that since light corresponding to the primary colors R, G, and B is incident on the liquid crystal panels 1110R, 1110B, and 1110G by the dichroic mirror 1108, it is not necessary to provide a color filter.
[0126]
<3-4-2: Mobile computer>
Next, an example in which the liquid crystal panel is applied to a mobile personal computer will be described. FIG. 18 is a perspective view showing the configuration of this personal computer. In the figure, a computer 1200 includes a main body 1204 having a keyboard 1202 and a liquid crystal display unit 1206. The liquid crystal display unit 1206 is configured by adding a backlight to the back surface of the liquid crystal panel 1005 described above.
[0127]
<3-4-3: Mobile phone>
Further, an example in which this liquid crystal panel is applied to a mobile phone will be described. FIG. 19 is a perspective view showing the configuration of this mobile phone. In the figure, a cellular phone 1300 includes a reflective liquid crystal panel 1005 together with a plurality of operation buttons 1302. In the reflective liquid crystal panel 100, a front light is provided on the front surface thereof as necessary.
[0128]
In addition to the electronic devices described with reference to FIGS. 17 to 19, a liquid crystal television, a viewfinder type, a monitor direct-view type video tape recorder, a car navigation device, a pager, an electronic notebook, a calculator, a word processor, a work Stations, videophones, POS terminals, devices with touch panels, etc. Needless to say, the present invention can be applied to these various electronic devices.
[0129]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to reduce a load on a circuit that drives an inhibit signal, reduce power consumption, and provide a drive circuit that can operate even with an inhibit signal having a narrow pulse width.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an overall configuration of a liquid crystal device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view for explaining the structure of a liquid crystal display panel.
FIG. 3 is a partial cross-sectional view for explaining the structure of a liquid crystal display panel.
FIG. 4 is a circuit diagram showing a detailed configuration of a data line side driving circuit 150A of the same device.
FIG. 5 is a timing chart of the data line side driving circuit 150A.
FIG. 6 is a circuit diagram of a data line side drive circuit 150A ′ corresponding to negative logic.
FIG. 7 is a timing chart of the data line side drive circuit 150A ′.
8 is a block diagram illustrating a configuration of a scanning line driving circuit 130. FIG.
FIG. 9 is a circuit diagram showing a detailed configuration of a data line side driving circuit 150B used in the liquid crystal device of the second embodiment.
FIG. 10 is a timing chart showing an operation of the data line side driving circuit 150B in a vertical scanning period.
FIG. 11 is a timing chart showing the operation of the data line side driving circuit 150B in the first horizontal scanning period after power-on.
FIG. 12 is a circuit diagram of a data line side drive circuit 150B ′ corresponding to negative logic.
FIG. 13 is a timing chart showing the operation of the data line side drive circuit 150B ′ in the vertical scanning period.
FIG. 14 is a timing chart showing the operation of the data line side drive circuit 150B ′ in the first horizontal scanning period after power-on.
FIG. 15 is a circuit diagram showing an example of a reset signal generation circuit 310 used in the embodiment.
16 is a timing chart showing an operation of the reset signal generation circuit shown in FIG.
FIG. 17 is a cross-sectional view of a video projector as an example of an electronic apparatus to which the liquid crystal device is applied.
FIG. 18 is a perspective view illustrating a configuration of a personal computer as an example of an electronic apparatus to which the liquid crystal device is applied.
FIG. 19 is a perspective view illustrating a configuration of a mobile phone as an example of an electronic apparatus to which the liquid crystal device is applied.
FIG. 20 is a circuit diagram showing a configuration of a conventional shift register.
FIG. 21 is a timing chart showing an operation of the shift register shown in FIG. 20;
FIG. 22 is a block diagram showing another configuration example of the data line side drive circuits 150A and 150A ′ according to the first embodiment.
[Explanation of symbols]
112 ... Scanning line
114 …… Data line
118 …… Pixel electrode
116 …… TFT (switching element)
SR1 to SRn: Sampling signal (selection signal)
VID …… Input image signal
150A, 150B: Data line side drive circuit
152 …… Logic operation section
151, 151 '... X shift register (shift register section)
152, 152 '...... Inhibit signal selection unit (selection unit)
130... Scanning line driving circuit
Ua0 to Uan: Shift register unit circuit (shift unit circuit)
Uc1 ~ Ucn + 2 …… Control unit circuit
INHB …… Inhibit signal
INHB1 to INHBn …… Selected inhibit signal

Claims (16)

複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された画素電極及びスイッチング素子とを有する電気光学パネルに用いられ、シフトレジスタ部と、選択部と、論理演算部とを備えた電気光学パネルの駆動回路であって、
前記シフトレジスタ部は、クロック信号に基づいて開始パルスを順次シフトして出力信号を各々出力する複数のシフト単位回路を縦続接続してなり、
前記選択部は、前記各シフト単位回路に対応して各々設けられる複数の制御単位回路を備え、ある制御単位回路は、対応するシフト単位回路の入力信号と出力信号とのうち少なくとも一方がアクティブとなるアクティブ期間を特定し、複数のパルスを含むパルス信号から、当該アクティブ期間に発生するパルスを選択して選択パルス信号を生成し、
前記論理演算部は、各シフト単位回路に対応して各々設けられる複数の演算単位回路を備え、ある演算単位回路は、対応するシフト単位回路の入力信号と出力信号とがともにアクティブとなる期間を特定し、当該期間と前記選択パルス信号とに基づいて前記走査線または前記データ線を選択する選択信号を生成する
ことを特徴とする電気光学パネルの駆動回路。
A shift register unit used in an electro-optical panel having a plurality of scanning lines, a plurality of data lines, and pixel electrodes and switching elements arranged in a matrix corresponding to intersections of the scanning lines and the data lines An electro-optical panel drive circuit including a selection unit and a logical operation unit,
The shift register unit is formed by cascading a plurality of shift unit circuits that sequentially output start signals by sequentially shifting start pulses based on a clock signal,
The selection unit includes a plurality of control unit circuits provided corresponding to the shift unit circuits, respectively, and at least one of an input signal and an output signal of the corresponding shift unit circuit is active. The active period is specified, and a pulse signal including a plurality of pulses is selected to generate a selection pulse signal by selecting a pulse generated in the active period.
The logic operation unit includes a plurality of operation unit circuits provided corresponding to each shift unit circuit, and a certain operation unit circuit has a period during which both the input signal and the output signal of the corresponding shift unit circuit are active. A drive circuit for an electro-optical panel, characterized by generating a selection signal that specifies and selects the scanning line or the data line based on the period and the selection pulse signal.
前記選択部、前記シフトレジスタ部、前記論理演算部の順に配置し、前記クロック信号および前記パルス信号を供給する信号供給線を前記シフトレジスタ部が前記出力信号を出力する側とは反対側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の電気光学パネルの駆動回路。The selection unit, the shift register unit, and the logic operation unit are arranged in this order, and the signal supply line that supplies the clock signal and the pulse signal is arranged on the side opposite to the side on which the shift register unit outputs the output signal. The drive circuit for an electro-optical panel according to claim 1. 前記クロック信号は、第1クロック信号とこれを反転した第2クロック信号とから構成され、
各シフト単位回路は、
前段のシフト信号が入力端子に供給され出力端子が接続点に接続されるとともに、供給される制御信号がアクティブのときにのみ動作する一方、当該制御信号が非アクティブのときに出力端子をハイインピーダンス状態にする第1インバータと、
当該接続点に出力端子が接続されるとともに、供給される制御信号がアクティブのときにのみ動作する一方、当該制御信号が非アクティブのときに出力端子をハイインピーダンス状態にする第2インバータと、
当該接続点に入力端子が接続され前記第2インバータの入力端子に出力端子が接続される第3インバータを備え、
奇数段目のシフト単位回路には、前記第1クロック信号が前記第1インバータの制御信号として供給される一方、前記2クロック信号が前記第2インバータの制御信号として供給され、偶数段目のシフト単位回路には、前記第2クロック信号が前記第1インバータの制御信号として供給される一方、前記1クロック信号が前記第2インバータの制御信号として供給される
ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学パネルの駆動回路。
The clock signal includes a first clock signal and a second clock signal obtained by inverting the first clock signal.
Each shift unit circuit
While the previous shift signal is supplied to the input terminal and the output terminal is connected to the connection point, it operates only when the supplied control signal is active, while the output terminal is high impedance when the control signal is inactive A first inverter to be put into a state;
An output terminal connected to the connection point, and a second inverter that operates only when a supplied control signal is active, and sets the output terminal to a high impedance state when the control signal is inactive;
A third inverter having an input terminal connected to the connection point and an output terminal connected to the input terminal of the second inverter;
The odd-numbered shift unit circuit is supplied with the first clock signal as the control signal for the first inverter, while the second clock signal is supplied as the control signal for the second inverter, 2. The unit circuit according to claim 1, wherein the second clock signal is supplied to the unit circuit as a control signal for the first inverter, while the first clock signal is supplied as a control signal for the second inverter. Electro-optical panel drive circuit.
前記制御単位回路は、対応するシフト単位回路における前記接続点から取り出した第1内部信号と、前段のシフト単位回路における前記接続点から取り出した第2内部信号とに基づいて、対応するシフト単位回路の入力信号と出力信号とのうち少なくとも一方がアクティブとなるアクティブ期間を特定することを特徴とする請求項3に記載の電気光学パネルの駆動回路。The control unit circuit has a corresponding shift unit circuit based on the first internal signal extracted from the connection point in the corresponding shift unit circuit and the second internal signal extracted from the connection point in the previous shift unit circuit. 4. The drive circuit for an electro-optical panel according to claim 3, wherein an active period in which at least one of the input signal and the output signal is active is specified. 前記制御単位回路は、対応するシフト単位回路の入力信号と出力信号とに基づいて、これらの信号のうち少なくとも一方がアクティブとなるアクティブ期間を特定することを特徴とする請求項1に記載の電気光学パネルの駆動回路。2. The electric unit according to claim 1, wherein the control unit circuit specifies an active period in which at least one of these signals is active based on an input signal and an output signal of the corresponding shift unit circuit. Optical panel drive circuit. 前記制御単位回路は、対応するシフト単位回路の入力信号と出力信号のうち少なくとも一方がアクティブとなるアクティブ期間を特定する論理回路と、前記インヒビット信号を供給する信号供給線に接続され、前記論理回路の出力信号がアクティブである場合にのみオン状態となって前記パルス信号を取り込むことによって前記選択パルス信号を生成するスイッチ回路とを備えることを特徴とする請求項1に記載の電気光学パネルの駆動回路。The control unit circuit is connected to a logic circuit that specifies an active period in which at least one of an input signal and an output signal of the corresponding shift unit circuit is active, and a signal supply line that supplies the inhibit signal, and the logic circuit 2. The electro-optical panel drive according to claim 1, further comprising: a switch circuit that is turned on only when the output signal is active and takes in the pulse signal to generate the selection pulse signal. circuit. 前記シフト単位回路は、外部から供給されるリセット信号がアクティブになると、前記シフト信号の論理レベルを非アクティブレベルにリセットすることを特徴とする請求項1に記載の電気光学パネルの駆動回路。2. The electro-optical panel driving circuit according to claim 1, wherein the shift unit circuit resets the logic level of the shift signal to an inactive level when a reset signal supplied from the outside becomes active. 前記クロック信号は、第1クロック信号とこれを反転した第2クロック信号とから構成され、
各シフト単位回路は、
前段のシフト信号が入力端子に供給され出力端子が接続点に接続されるとともに、供給される制御信号がアクティブのときにのみ動作する一方、当該制御信号が非アクティブのときに出力端子をハイインピーダンス状態にする第1インバータと、
当該接続点に出力端子が接続されるとともに、供給される制御信号がアクティブのときにのみ動作する一方、当該制御信号が非アクティブのときに出力端子をハイインピーダンス状態にする第2インバータと、
当該接続点に一方の入力端子が接続され、他方の入力端子に前記リセット信号が供給され、前記リセット信号が非アクティブのとき一方の入力端子に供給される信号を反転して出力し、前記リセット信号がアクティブのとき当該シフト単位回路のシフト信号を非アクティブレベルにリセットするリセット論理回路と、
前記第2インバータの入力端子に出力端子が接続される第3インバータを備え、
奇数段目のシフト単位回路には、前記第1クロック信号が前記第1インバータの制御信号として供給される一方、前記2クロック信号が前記第2インバータの制御信号として供給され、偶数段目のシフト単位回路には、前記第2クロック信号が前記第1インバータの制御信号として供給される一方、前記1クロック信号が前記第2インバータの制御信号として供給される
ことを特徴とする請求項7に記載の電気光学パネルの駆動回路。
The clock signal includes a first clock signal and a second clock signal obtained by inverting the first clock signal.
Each shift unit circuit
While the previous shift signal is supplied to the input terminal and the output terminal is connected to the connection point, it operates only when the supplied control signal is active, while the output terminal is high impedance when the control signal is inactive A first inverter to be put into a state;
An output terminal connected to the connection point, and a second inverter that operates only when a supplied control signal is active, and sets the output terminal to a high impedance state when the control signal is inactive;
One input terminal is connected to the connection point, the reset signal is supplied to the other input terminal, and when the reset signal is inactive, the signal supplied to one input terminal is inverted and output, and the reset A reset logic circuit that resets the shift signal of the shift unit circuit to an inactive level when the signal is active;
A third inverter having an output terminal connected to the input terminal of the second inverter;
The odd-numbered shift unit circuit is supplied with the first clock signal as the control signal for the first inverter, while the second clock signal is supplied as the control signal for the second inverter, 8. The unit circuit according to claim 7, wherein the second clock signal is supplied to the unit circuit as a control signal for the first inverter, while the first clock signal is supplied as a control signal for the second inverter. Electro-optical panel drive circuit.
前記開始パルスがHレベルでアクティブとなる場合に前記リセット論理回路としてノア回路を用いる一方、前記開始パルスがLレベルでアクティブとなる場合に前記リセット論理回路としてナンド回路を用いることを特徴とする請求項8に記載の電気光学パネルの駆動回路。A NOR circuit is used as the reset logic circuit when the start pulse is active at an H level, and a NAND circuit is used as the reset logic circuit when the start pulse is active at an L level. Item 9. The drive circuit for the electro-optical panel according to Item 8. 請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の駆動回路と、
前記駆動回路から出力される各選択信号に基づいて、入力画像信号をサンプリングして各データ線に供給することを特徴とするデータ線側駆動回路。
A drive circuit according to any one of claims 1 to 9,
A data line side driving circuit characterized in that an input image signal is sampled and supplied to each data line based on each selection signal output from the driving circuit.
請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の駆動回路を備え、当該駆動回路から出力される各選択信号に基づいて、前記各走査線を駆動する走査線側駆動回路。A scanning line side driving circuit comprising the driving circuit according to claim 1 and driving each scanning line based on each selection signal output from the driving circuit. 請求項7に記載の駆動回路の制御方法であって、前記リセット信号を、1フィールド毎または複数フィールド毎にアクティブとすることを特徴とする駆動回路の制御方法。8. The drive circuit control method according to claim 7, wherein the reset signal is activated for each field or for each of a plurality of fields. 請求項3に記載の駆動回路の制御方法であって、前記リセット信号を、前記駆動回路に電源電圧が供給されてから前記クロック信号が供給されるまでの期間中の一部において、少なくともアクティブとすることを特徴とする駆動回路の制御方法。4. The method of controlling a drive circuit according to claim 3, wherein the reset signal is at least active during a part of a period from when a power supply voltage is supplied to the drive circuit until the clock signal is supplied. A method for controlling a drive circuit. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された画素電極及びスイッチング素子とを有する画素領域と、
請求項10に記載したデータ線側駆動回路と、
前記走査線を駆動するための走査線側駆動回路と
を備えたことを特徴とする電気光学パネル。
A pixel region having a plurality of scanning lines, a plurality of data lines, and pixel electrodes and switching elements arranged in a matrix corresponding to intersections of the scanning lines and the data lines;
A data line side driving circuit according to claim 10,
An electro-optical panel, comprising: a scanning line side driving circuit for driving the scanning line.
複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された画素電極及びスイッチング素子とを有する画素領域と、
前記データ線を駆動するためのデータ線側駆動回路と、
請求項11に記載の走査線側駆動回路と
を備えたことを特徴とする電気光学パネル。
A pixel region having a plurality of scanning lines, a plurality of data lines, and pixel electrodes and switching elements arranged in a matrix corresponding to intersections of the scanning lines and the data lines;
A data line side driving circuit for driving the data line;
An electro-optical panel comprising the scanning line side driving circuit according to claim 11.
請求項14または15に記載した電気光学パネルを備えたことを特徴とする電子機器。An electronic apparatus comprising the electro-optical panel according to claim 14.
JP2000189531A 2000-06-23 2000-06-23 Shift register, shift register control method, data line driving circuit, scanning line driving circuit, electro-optical panel, and electronic apparatus Expired - Fee Related JP3729032B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000189531A JP3729032B2 (en) 2000-06-23 2000-06-23 Shift register, shift register control method, data line driving circuit, scanning line driving circuit, electro-optical panel, and electronic apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000189531A JP3729032B2 (en) 2000-06-23 2000-06-23 Shift register, shift register control method, data line driving circuit, scanning line driving circuit, electro-optical panel, and electronic apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002006791A JP2002006791A (en) 2002-01-11
JP3729032B2 true JP3729032B2 (en) 2005-12-21

Family

ID=18689149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000189531A Expired - Fee Related JP3729032B2 (en) 2000-06-23 2000-06-23 Shift register, shift register control method, data line driving circuit, scanning line driving circuit, electro-optical panel, and electronic apparatus

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3729032B2 (en)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5323292B2 (en) * 2000-11-10 2013-10-23 株式会社ジャパンディスプレイセントラル LCD drive circuit
JP2005215584A (en) 2004-02-02 2005-08-11 Ricoh Co Ltd Image display device and polarity-inverted ac driving method
JP4114668B2 (en) * 2005-03-25 2008-07-09 エプソンイメージングデバイス株式会社 Display device
JP4937929B2 (en) * 2006-01-23 2012-05-23 シャープ株式会社 DRIVE CIRCUIT, DISPLAY DEVICE EQUIPPED WITH THE SAME, AND METHOD FOR DRIVING DISPLAY DEVICE
CN101558451B (en) 2006-12-12 2012-07-04 Nxp股份有限公司 Circuit with parallel functional circuits with multi-phase control inputs
JP5213463B2 (en) * 2008-01-11 2013-06-19 株式会社ジャパンディスプレイウェスト Display device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002006791A (en) 2002-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4474821B2 (en) Shift register, data line driving circuit, and scanning line driving circuit
US6670944B1 (en) Shift register circuit, driving circuit for an electrooptical device, electrooptical device, and electronic apparatus
US6784880B2 (en) Electro-optical device, clock signal adjusting method and circuit therefor, producing method therefor, and electronic equipment
JP3903736B2 (en) Electro-optical panel, driving circuit thereof, driving method, and electronic apparatus
JP3692846B2 (en) Shift register, shift register control method, data line driving circuit, scanning line driving circuit, electro-optical panel, and electronic apparatus
JP3520756B2 (en) Driving circuit of electro-optical device, electro-optical device, and electronic apparatus
JP3729032B2 (en) Shift register, shift register control method, data line driving circuit, scanning line driving circuit, electro-optical panel, and electronic apparatus
JP4007117B2 (en) Output control circuit, drive circuit, electro-optical device, and electronic apparatus
JP2000242237A (en) Driving circuit of electrooptical device, electrooptical device, and electronic equipment
TW200306522A (en) Generation method and generation circuit of control signal, driving circuit of data line, device substrate, optoelectronic apparatus and electronic machine
US7064573B2 (en) Driving circuit, method of testing driving circuit, electro-optical apparatus, and electro-optical device
JP3893819B2 (en) Electro-optical device drive circuit, data line drive circuit, scanning line drive circuit, electro-optical device, and electronic apparatus
JP3484963B2 (en) Driving circuit for electro-optical device, electro-optical device, and electronic apparatus
JP2000235372A (en) Shift register circuit, drive circuit of electrooptical device, electrooptical device, and electronic equipment
JP2001188520A (en) Opto-electric device, drive circuit of the device and electronic equipment
JP3726675B2 (en) Electro-optical panel, its driving circuit, data line driving circuit, scanning line driving circuit, and electronic device
JP4419394B2 (en) Electro-optical panel driving method and driving circuit, electro-optical panel using the same, and electronic apparatus
JP2001324951A (en) Shift register, control method therefor, data line driving circuit, scanning line driving circuit, electro-optical panel, and electronic equipment
JP3770061B2 (en) Data line driving circuit, scanning line driving circuit, electro-optical panel, and electronic apparatus
JP3767599B2 (en) Electro-optical device drive circuit, electro-optical device drive method, electro-optical device, and electronic apparatus
JP3752960B2 (en) ELECTRO-OPTICAL PANEL DATA LINE DRIVING METHOD, DATA LINE DRIVE DEVICE, ELECTRO-OPTICAL DEVICE, AND ELECTRONIC DEVICE
JP4111212B2 (en) Drive circuit, electro-optical device, and electronic device
JP2004317727A (en) Shift register, data line driving circuit and scanning line driving circuit, and electrooptical device and electronic device
JP2004134053A (en) Shift register circuit, drive circuit for electrooptical device, electrooptical device, and electronic apparatus
JP2006243759A (en) Drive circuit of electro-optical apparatus, data line drive circuit, scanning line drive circuit, electro-optical apparatus, and electronic equipment

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3729032

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101014

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101014

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111014

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121014

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121014

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131014

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees