JP3729094B2 - 電気調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般家庭で焼き肉などの調理に用いられる電気調理器に関するもので、特にプレート上で発生した油煙を吸引する機能を設けた電気調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般家庭用の電気調理器で油煙を吸引して除去する機能を設けた構成を説明する。
【0003】
電気調理器の本体内に吸煙する構成では本体及びプレートの形状が角形と丸形で機構が異なっており、角形では特開2000−279325号公報のように、調理を行う際にプレート上で発生した油煙をプレートの調理面に設けた穴から下方に吸い取る構成や、特開2000−166770号公報及び特開2000−107040号公報のようにプレートの外方の一方から他方に吹き出す送風を設けてプレート上で発生した油煙を送風と共に本体内に吸い込む構成になっている。
【0004】
また丸形では特許第3050171号公報のようにプレートの中央に設けた吸気口から煙を本体内に吸い込んで本体の外周から中央に吹き出す循環送風構成になっていた。
【0005】
さらに本体内に吸煙する構成以外では、特開2000−18601号公報や特開平5−231689号公報にしめすようにプレートの上方に吸煙機能を設けて油煙を吸い取る構成になっていた。
【0006】
ここで、丸形の構成を図9及び図10を用いて具体的に説明する。
【0007】
図9において、1は調理を行うプレート、2はプレート1中央に設けた吸気口、3はプレート1を載置して加熱するシーズヒータ、4はプレート1の外方を覆う遮熱板A、5は遮熱板A5の外方を覆う遮熱板B、6は遮熱板A4と遮熱板B5の中央開口部に着脱自在に載置するフィルター、7は遮熱板A4の中央開口部とプレート1の吸気口2下方の隙間を埋める着脱可能に載置するフィルターカバーである。8は遮熱板B5下方の遠心ファン、9は遠心ファン8を直接取り付けたモーター、10は本体の外郭の下部を成す下ボデーであり、11は本体の外郭の上部を成す上ボデーである。12は下ボデー10に設けた整流リブである。13は吸気口2から遠心ファン8への吸い込み空気、14は遮熱板B5と下ボデー10との間で構成する空気通路、15は遠心ファン8からの吹き出し空気A、16は上ボデー11の上部のフランジ、17は上ボデー11のフランジ16と遮熱板A4の上端部の間に構成する吹き出し口、18は吹き出し口17からの吹き出し空気Bである。
【0008】
また、図10において、整流リブ12は遠心ファン8の近傍には遠心ファン8の接線方向に吹き出す15の吹き出し空気Aに水平の12aのリブAを設け、下ボデー10の外周部にはプレート1の吸気口2に向かう方向の12bのリブBを設け、リブA12aとリブB12bとはなめらかにつないでいる。
【0009】
以上の構成において、シーズヒータ3によりプレート1を加熱させ、加熱されたプレート1上で焼肉等の調理を行うと、プレート1上に油煙が発生する。
【0010】
また、モーター9を駆動して遠心ファン8を回転させると、吸気口2からの吸い込み空気13はフィルター6を通過して、吹き出し空気A15となり、この吹き出し空気A15は空気通路14内で整流リブ12により流れ方向が変えられ、吹き出し口17からの吹き出し空気18となり、吸気口2に向かって吹き出す。これにより循環送風が形成される。
【0011】
プレート1上で発生した油煙はこの循環送風に混じり、吸気口2から本体内に吸い込まれるが、フィルター6を通過する際に、油煙はフィルター6に吸着して、空気のみが吹き出し口17から再度プレート1上に吹き出され、油煙を除去していた。
【0012】
この際、吹き出し空気B18がプレート1上を均一にするが、これにより吸気口2からの吸引力の低下が図れ、プレート1上から奪う熱も少なくなり、プレート1の温度低下が抑えられ、おいしく調理ができるためである。これは吹き出し空気B18がプレート1上での送風量にムラがあると、送風量の少ない所の油煙は一部が送風に混じらないため、吸気口2に吸引できず、そのため、吸気口2からの吸引力を増す必要があり、プレート1上から奪う熱も多くなり、プレート1の温度低下が大きくなり、うまく調理ができなくなるために必要であった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成の電気調理器では、特開2000−279325号公報のような調理を行う際にプレート上で発生した油煙をプレートの調理面に設けた穴から下方に吸い取る構成では、プレート上の空気を吸い込む際に空気がプレートの調理面に触れるためにプレートの調理面の冷却が行われ、プレートの温度が下がるという問題があった。そのために火力を増さなくてはいけないため、一般家庭用で電力が例えば100V1500W以下の低電力では十分な火力が供給できず、電力密度を上げるためにプレートの面積を狭くする必要があり、使い勝手が悪かった。
【0014】
また、特開2000−166770号公報や特開2000−107040号公報に記載されているようにプレートの外方の一方から他方に吹き出す循環送風を設けてプレート上で発生した油煙を循環送風と共に本体内に吸い込む構成のものでは、油煙の一部の本体内に吸い込まないものは吸い込み口の外方に漏れるが、この時、この流れの方向にいる人に油煙が当たり、汚れるという問題があった。
【0015】
特許第3050171号公報のようにプレートが丸形で中央に設けた吸気口から煙を本体内に吸い込んで本体の外周から中央に吹き出す循環送風構成では、プレート上で発生した油煙はプレートの中央に流れるので、油煙の一部が本体内に吸い込まれなくても本体の外方にいる人に油煙が当たることはない。しかし、電気調理器として焼肉以外の調理を行うためにプレートを平面形状のものに置き換えた場合、プレートは丸形のために、お好み焼きやホットケーキ等を複数同時に調理する際には角形のプレートよりは使い勝手が悪くなる。またプレートを角形にすると、この構成ではプレートの中央部の吸気口とプレート外周の吹き出し口との距離がプレート外周で一定でなく、循環送風にムラができてしまうという問題があった。
【0016】
特開2000−18601号公報や特開平5−231689号公報に示すプレートの上方に吸煙機能を設けて油煙を吸い取る構成では、本体以外の構造物が必要になり、場所をとるという問題があった。
【0017】
本発明はこのような従来の構成が有している課題を解決しようとするもので、プレートが角形であり且つ調理時に温度低下がなくて、おいしく調理ができ、使用者がどこにいても油煙で汚れることなく、本体以外に余分な構造物がない使いやすい家庭用の電気調理器を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明の電気調理器は、プレートの略中央に吸気口を設けて、プレート上で発生する油煙をプレート吸気口から吸引して、本体内を通ってプレート上端部の外方から再度吸気口に向かって吹き出す循環送風構成であり、プレートは略矩形として、プレートの4角近傍から吹き出す空気と4角以外から吹き出す空気とを、吹き出し速度と吹き出し方向を変えることでプレート上で循環送風する空気のムラをなくしており、丸形と同様に弱い循環送風でプレート上で発生する油煙を吸引することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、略中央に吸気口を有するプレートと、前記プレート下方に配置して加熱するヒータと、前記プレートの下部及び周壁を覆った遮熱板と、前記遮熱板の略中央に設けた開口穴と、前記開口穴内に設けたフィルターと、フィルター下方のファンと、遮熱板とファンの下方および遮熱板の周壁を覆うボデーと、プレート上端部より上方に位置するボデーのフランジと、プレート上端部の外方に設けた遮熱板上端部と前記ボデーのフランジとの間の吹き出し部とを有し、プレートは略矩形で、プレート上の空気はファンによりプレートの吸気口から本体内に吸い込まれ、その後は吹き出し部から吸気口に向かって吹き出され、プレートの4角近傍から吹き出す空気の速度は4角以外の吹き出し部の速度より遅くした構成としたものである。
【0020】
ファンからの空気で吹き出し部から吹き出す空気の量を調整しないと、プレートの角部は角を挟む両辺から空気が吹き出されるため、角部以外よりも空気量が多くなり、プレート上で送風量にムラが生じるが、本発明の構成では、4角近傍から吹き出す空気を4角以外の吹き出し部より速度を遅くして、空気量を抑えることで角形のプレートでもプレート上で流れる空気量のムラがなくなり、プレート上のどこで油煙が発生しても循環する空気に混ざり、本体内に入りフィルターで除去できる。
【0021】
本発明の請求項2記載の発明は、遮熱板とボデーの間には複数の整流リブを設け、前記整流リブはファンの羽根近傍がファンの吹き出し接線方向に合わせると共に、吹き出し部近傍はプレートの吸気口に向かった方向にした形状にして、プレートの4角部に空気が吹き出す所のボデーの整流リブ間には、空気の送風量を低くする遮蔽壁を設けた構成としたもので、遮蔽壁によりプレートの4角部からは空気が吹き出さず、プレート上の4角部には、この角部の両側から空気が少量ずつ吹き出し合わさって角部以外と同等の空気量になり、プレート上は全面にわたって空気量はムラをなくすことができる。
【0022】
本発明の請求項3記載の発明は、プレートの4角部に空気を吹き出す所のボデーの整流リブ間には、ボデーに排気口を設けた構成としたもので、排気口により本体内を循環する空気は本体の外に排出され、プレートの4角部には空気の量を少なくすることができる。
【0023】
本発明の請求項4記載の発明は、プレートの4角部の近傍に空気を吹き出す所のボデーの整流リブには風向を変える障壁を設けた構成としたもので、この整流リブ間の距離の一部分に障壁を設けることで流れる空気は障壁のない間を流れ、障壁のある所は空気が流れない。そして障壁のない間を通過した空気は障壁により空気が流れない部分に流れようと流れの方向が変わり、これにより整流リブ間で流れる空気の方向が変えられ、本体の吹き出し口から吹き出す空気の方向を細かく調整ができ、本体の全周から吹き出す空気をプレート中央の吸気口に向けることができ、プレート上を循環する空気量のムラをなくすことができる
本発明の請求項5記載の発明は、ボデーのフランジの、プレートの吸気口に近い部分を、吹き出し空気が下方に吹き出すように傾けた構成としたもので、プレートの吸気口に近い部分は丸形のファンから吹き出される距離が短い為に吹き出し空気の速度が速くなり、本体内で下方部から上部に流れて吹き出されるときに4角部よりも上方向きに吹き出されるのを防止するために、吹き出し部のフランジを下方に傾かせたことで、吹き出し空気の方向を本体の全周にわたって均一になり、吹き出し口から吹き出された空気が吸気口から吸引され易くなり、循環送風の量を全体に少なくすることができ、熱損失と騒音を抑えることができる。
【0024】
【実施例】
(実施例1)
以下本発明の第1の実施例を図1から図2により説明する。
図1において、21は調理を行うプレート、22はプレート21中央に設けた吸気口、23はプレート21を載置して加熱するシーズヒータ、24はシーズヒータ23を支持するヒータ支持金具、25はヒータ支持金具24を取り付けてプレート21の外方を覆う遮熱板A、26は遮熱板A25の外方を覆う遮熱板B、27は遮熱板A25と遮熱板B26の中央開口部に設けたフィルター受け網、28はフィルター受け網27上に着脱自在に載置するフィルター、29は遮熱板A25の中央開口部とプレート21の吸気口22下方の隙間を埋める着脱可能に載置するフィルターカバーである。30は遮熱板B26下方の遠心ファン、31は遠心ファン30を直接取り付けたモーター、32は本体の外郭の下部を成す下ボデーであり、33は本体の外郭の上部を成す上ボデーである。34は下ボデー32に設けた整流リブである。35は吸気口22から遠心ファン30への吸い込み空気、36は遮熱板B26と下ボデー32との間で構成する空気通路、37は遠心ファン30からの吹き出し空気A、38は上ボデー33の上部のフランジ、39は上ボデー33のフランジ38と遮熱板A25の上端部の間に構成する吹き出し口、40は吹き出し口39からの吹き出し空気Bである。41は空気通路36内の整流リブ34がある整流部であり、42は空気通路36内の整流リブ34がない無整流部である。
【0025】
また、図10において、整流リブ34は遠心ファン30の近傍には遠心ファン30の接線方向に吹き出す37の吹き出し空気Aに水平の34aのリブAを設け、下ボデー32の外周部にはプレート21の吸気口22に向かう方向の34bのリブBを設け、リブA34aとリブB34bとはなめらかにつないでいる。下ボデー32の4角の整流リブ34間には43の遮蔽壁が設けている。
【0026】
この構成において、シーズヒータ23によりプレート21を加熱させ、加熱されたプレート21上で焼肉等の調理を行うと、プレート21上に油煙が発生する。
【0027】
また、モーター31を駆動して遠心ファン30を回転させると、吸気口22からの吸い込み空気35はフィルター28を通過して、吹き出し空気A37となり、この吹き出し空気A37は空気通路36内で整流リブ34によりリブA34aの流れ方向からリブB34bの方向に流れが変えられ、吹き出し口39からの吹き出し空気40となり、吸気口22に向かって吹き出す。これにより循環送風が形成される。
【0028】
この際、遮蔽壁43により4角部は吹き出し空気A37の送風が遮断され、上ボデー33の4角部からの吹き出し空気Bは少なくなる。これは上ボデー33や下ボデー32はデザインなどから一般的に樹脂材料を用いるため、加熱時は遮熱板を遮熱板A25と遮熱板B26と二重断熱構造にしても遮熱板B26の温度が高く、樹脂製の整流リブ34や遮蔽壁43は遮熱板B26に接触できず、隙間を設ける必要があるためである。これにより送風は遮蔽壁43のない隙間からは流れ、4角部の吹き出し口39からは少量が吹き出す。
【0029】
以上の構成により吹き出し口39からの吹き出し空気B40は4角部で少なくなるが、4角部は両辺の近傍からの吹き出し空気が流れるため、プレート21上の送風量はほぼ均一にすることができる。
【0030】
プレート21上で発生した油煙はこの循環送風に混じり、吸気口22から本体内に吸い込まれるが、フィルター28を通過する際に、油煙はフィルター28に吸着して、空気のみが吹き出し口39から再度プレート21上に吹き出され、油煙を除去することができる。
【0031】
また、プレート21上の送風量はほぼ均一になるため、吸気口22からの吸引力の低下が図れ、プレート21上から奪う熱も少なくなり、プレート21の温度低下が抑えられ、おいしく調理ができる。
【0032】
(実施例2)
図3及び図4を用いて実施例2を説明する。
全体の構成の説明は実施例1と同様なので省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。
【0033】
下ボデー32の4角の整流リブ34間には43の遮蔽壁の他に、50の排気口が設けている。
【0034】
この構成により本体の4角部の吹き出し口39からの吹き出し空気が抑えられ、よってプレート21上の送風量は4角部の量を抑えられ、プレート21上の送風量をさらに均一にでき、除煙性能を高めることができる。
【0035】
(実施例3)
図5および図6を用いて実施例3を説明する。
全体の構成の説明は実施例1と同様なので省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。
【0036】
本体の4角部の近傍に空気を吹き出す範囲の下ボデー32の整流リブ34間には55の障壁を設けている。56は障壁55が無い場合の遠心ファン30からの吹き出し空気Aであり、57は空気通路36の障壁55の背部であり、58は障壁55を設けた場合の吹き出し空気Cである。
【0037】
この構成により、遠心ファン30により吹き出された空気は空気通路36内で障壁55がない場合は整流部41は吹き出し空気A56の方向に流れ、無整流部42では整流リブ34を乗り越えて隣の整流リブ間に渡ってしまう。ここで、障壁55を設けると整流部41の背部57には空気が流れないために空気の圧力が低く、障壁55近傍を流れる吹き出し空気は背部57に引き寄せられ、58の吹き出し空気の方向に流れる。これにより、無整流部42間を流れる吹き出し空気も隣の整流リブ間に流れにくくなると共に、吹き出し口39からの吹き出し方向も4角部に空気が行かない方向に変えることができる。
【0038】
よって、プレート21上を流れる送風量で4角部に多く流れるのを抑えることができ、プレート21上の送風の均一化が図れる。
【0039】
(実施例4)
図7及び図8を用いて実施例4を説明する。
全体の構成の説明は実施例1と同様なので省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。
【0040】
上ボデー33のフランジ38はプレート21の吸気口22に近い60の範囲Aには、61の吹き出し方向が下方に傾いた形状Aにしている。62は範囲A60の吹き出し空気Dである。
【0041】
この構成により、遠心ファン30から吹き出された空気が吹き出し口39から吹き出すまでの距離は範囲A60で最も短い。ここで本体が丸形であると吹き出し口の全周で一定であったが、プレートと本体が矩形で、特に略正方形よりは略長方形ではとくにこの距離が場所により異なる。したがって本体内の空気通路36内で前記距離が短いところには障壁や開口穴で送風速度を落とす手段があるが、一部のみに極端に行うと乱流が起こるため、整流を同時に行うと、吹き出し部で範囲A62で強くなり、吹き出し方向はねらいの水平度より上方向に流れるが、、形状A61により下方に吹き出す形状により、範囲A62以外と同じ鉛直方向にすることができ、吹き出し口39からの吹き出し空気B40が吸気口2に吸い込まれ易くなり、循環送風の速度を低くできる。
【0042】
【発明の効果】
請求項1〜3に記載の発明によれば、循環送風機構で、長方形の上ボデー上部のフランジから吹き出す送風を4角部では風量を抑えることでプレート調理面上の送風の均一化が図れ、プレート上で発生する油煙の除去でき、プレートが角形でも除煙性能が向上する。
【0043】
請求項4記載の発明によれば、整流リブにたてリブを一部設けることで、このリブ近傍の風向がかわり、上ボデーのフランジから吹き出す方向を調整してプレート中央の吸気口に向けて風を吹き出すことができ、循環送風の漏れが抑えられる。
【0044】
請求項5記載の発明によれば、上ボデーのフランジから吹き出す風は長方形の辺の中央部では速度が速く、上向きに吹き出しやすいので、フランジの角度を下向かせる調整をすることで、プレート上の送風の循環が行われやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の電気調理器の縦断面図
【図2】 本発明の第1の実施例の電気調理器の下ボデーの平面図
【図3】 本発明の第2の実施例の電気調理器の縦断面の部分拡大図
【図4】 本発明の第3の実施例の電気調理器の下ボデーの平面の部分拡大図
【図5】 本発明の第3の実施例の電気調理器の下ボデーの平面の部分拡大図
【図6】 本発明の第3の実施例の電気調理器の平面図
【図7】 本発明の第4の実施例の電気調理器の縦断面の部分拡大図
【図8】 本発明の第4の実施例の電気調理器の平面図
【図9】 従来例の電気調理器の縦断面図
【図10】 従来例の電気調理器の下ボデーの平面図
【符号の説明】
21 プレート
22 吸気口
23 シーズヒータ
25 遮熱板A
26 遮熱板B
28 フィルター
33 遠心ファン
31 モーター
32 下ボデー
33 上ボデー
38 フランジ
39 吹き出し口
Claims (5)
- 略中央に吸気口を有するプレートと、前記プレート下方に配置して加熱するヒータと、前記プレートの下部及び周壁を覆った遮熱板と、前記遮熱板の略中央に設けた開口穴と、前記開口穴内に設けたフィルターと、フィルター下方のファンと、遮熱板とファンの下方および遮熱板の周壁を覆うボデーと、プレート上端部より上方に位置するボデーのフランジと、プレート上端部の外方に設けた遮熱板上端部と前記ボデーのフランジとの間の吹き出し部とを有し、プレートは略矩形で、プレート上の空気はファンによりプレートの吸気口から本体内に吸い込まれ、その後は吹き出し部から吸気口に向かって吹き出され、プレートの4角近傍から吹き出す空気の速度は4角以外の吹き出し部の速度より遅くしたことを特徴とする電気調理器。
- 遮熱板とボデーの間には複数の整流リブを設け、前記整流リブはファンの羽根近傍がファンの吹き出し接線方向に合わせると共に、吹き出し部近傍はプレートの吸気口に向かった方向にした形状にして、プレートの4角部に空気が吹き出す所のボデーの整流リブ間には、空気の送風量を低くする遮蔽壁を設けた請求項1記載の電気調理器。
- プレートの4角部に空気を吹き出す所のボデーの整流リブ間には、ボデーに排気口を設けた請求項2記載の電気調理器。
- プレートの4角部の近傍に空気を吹き出す所のボデーの整流リブには風向を変える障壁を設けた請求項2又は3に記載の電気調理器。
- ボデーのフランジの、プレートの吸気口に近い部分を、吹き出し空気が下方に吹き出すように傾けた請求項1記載の電気調理器。
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