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JP3729072B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブリッジ整流回路を利用した整流方式を用いて、装置やシステム等に電力を供給する電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイオードを利用した種々の整流方式が従来から知られており、図7にブリッジ整流回路を利用した全波整流回路の一例を示す。本図に示した全波整流回路は、4つのダイオード2〜5で構成されたブリッジ整流回路6を備えている。11は負荷を示している。
【0003】
図7(a)は、交流電源1からの交流が正の半周期の間における電流の流れを示している。電流は矢印で示したように、ダイオード2、平滑コンデンサ7、ダイオード5の順に流れるので、正の電圧Voを取り出すことができる。
【0004】
図7(b)は、交流電源1からの交流が負の半周期の間における電流の流れを示している。電流は矢印で示したように、ダイオード4、平滑コンデンサ7、ダイオード3の順に流れるので、正の電圧Voを取り出すことができる。すなわち、交流電源1からの交流入力は全波整流され、正の直流電圧が得られることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の電源装置では、交流電源1の電圧が直流出力電圧より高い期間しか入力電流が流れないため力率が低く、電源高調波も大きくなるという問題があった。
【0006】
通常これらの改善策として、交流電源1とブリッジ整流回路6との間にリアクタを接続する方法が用いられるが、この方法では高調波の抑制はできても力率が約70%程度しか得られないため、中容量から大容量の電源としてはそれに用いる素子の大型化、ひいては装置の大型化を招くと共に、電源系統にも負担をかけるという問題があった。
【0007】
本発明は上記課題に対して、高力率と高調波抑制とが両立できる電源装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の電源装置は、交流電源とブリッジ整流回路の交流入力端との間に接続されたリアクタと、ブリッジ整流回路の交流入力端と直流出力端との間に双方向スイッチを介して接続されたコンデンサを設けたものである。
【0009】
上記構成により、双方向スイッチを適切な位相および導通幅で導通させることにより、入力電流の高調波の抑制と高力率化が両立でき、かつ交流電源の電圧ピーク値以上の直流出力電圧が得られ、しかもその出力電圧値が制御可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、交流電源と、交流電源からの交流を全波整流する4個のダイオードで形成されたブリッジ整流回路と、ブリッジ整流回路の直流出力端に接続された平滑コンデンサとを有する電源装置であって、交流電源とブリッジ整流回路の交流入力端との間に接続されたリアクタと、ブリッジ整流回路の交流入力端と直流出力端との間に双方向スイッチを介して接続されたコンデンサと、交流電源の電圧のゼロ点を検出するゼロクロス検出手段と、ゼロクロス検出手段の出力に基づき双方向スイッチの駆動信号を生成する双方向スイッチ駆動信号生成手段と、双方向スイッチ駆動信号生成手段の信号に基づき双方向スイッチを駆動する双方向スイッチ駆動手段を備えたものである。
【0011】
このような構成により、双方向スイッチを適切な位相および導通幅で導通させることで、入力電流の高調波の抑制と高力率化が両立でき、かつ交流電源の電圧ピーク値以上の直流出力電圧が得られ、しかもその出力電圧値が制御可能となる。
【0012】
請求項2の発明は、双方向スイッチ駆動信号生成手段は入力電圧ゼロクロスからの所定時間Δd(0≦d)後にオン信号を生成し、そのオン時点からの所定時間Δt(0≦t)後にオフ信号を生成して交流電源から流入する入力電流の高調波と、平滑コンデンサの両端電圧である出力電圧を制御するものである。
【0013】
請求項3の発明は、オン時点からの所定時間Δtの可変範囲を、最大負荷時に必要な直流出力電圧を生成する双方向スイッチの導通幅Δto以下に制限するもので、軽負荷時に必要以上に出力電圧が上昇することを防止する。
【0014】
請求項4の発明は、負荷検出手段を備え且つ双方向スイッチ駆動信号生成手段の内部に、あらかじめ負荷の大小に応じたゼロクロスからの所定時間Δd、オン時点からの所定時間Δtの組合せを記憶させた記憶手段を有し、負荷検出手段の出力に基づき記憶手段から負荷に応じたゼロクロスからの所定時間Δd、オン時点からの所定時間Δtの組合せを選択するものである。これにより負荷変動に対し常に最適な動作点で電源装置を駆動することができる。
【0015】
請求項5の発明は、電源周波数検出手段を備え、ゼロクロスからの所定時間Δdを電源周波数により異なる一定値とするもので、双方向スイッチの制御を容易にするものである。
【0016】
以下本発明の実施形態について図面を参照して説明する。従来例と同一構成のものは、同一番号を付して説明する。
【0017】
(実施形態1)
図1は、本発明に係る電源装置の構成の一実施形態を示している。(a)〜(d)に示した電源装置は、4つのダイオード2〜5で形成されたブリッジ整流回路6と、交流電源1とを備えている。交流電源1とブリッジ整流回路6の交流入力端との間にはリアクタ8が、ブリッジ整流回路の交流入力端と直流出力端との間にはコンデンサ10が接続されている。
【0018】
図1(a)、(b)に示した構成図では、コンデンサ10はブリッジ整流回路6の交流入力端6aまたは6bと、負の直流出力端6cとの間に双方向スイッチ9を介して接続されており、図1(c)、(d)に示した構成図では、コンデンサ10はブリッジ整流回路6の交流入力端6aまたは6bと、正の直流出力端6dとの間に接続されている。
【0019】
また、ブリッジ整流回路6の正の直流出力端6dと、負の直流出力端6cとの間には、平滑コンデンサ7が接続されている。この平滑コンデンサ7により、ブリッジ整流回路6によって得られた変化の激しい直流を滑らかな直流にすることができる。
【0020】
さらに、交流電源1の電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出手段12と、ゼロクロス検出手段12の出力に基づき双方向スイッチ9の駆動信号を生成する双方向スイッチ駆動信号生成手段13と、前記双方向スイッチ駆動信号生成手段13の出力に基づき双方向スイッチ9の駆動を行う双方向スイッチ駆動手段14を有している。なお、図1(b)〜(d)ではゼロクロス検出手段12、双方向スイッチ駆動信号生成手段13および双方向スイッチ駆動手段14の記載を省略している。
【0021】
以下、図2(a)〜(d)を用いて、図1(a)に示した電源装置の動作について説明する。
【0022】
図2(a)、(b)は交流入力電圧Viが正の半周期の間を示し、図2(c)、(d)は負の半周期の間を示している。また、図3(a)、(b)は図1(a)に示した電源装置についてViを200V、Lを10mH、Cを300μF、Coを1800μFとした場合の実施形態の各波形を示したものである。
【0023】
図3(a)は、交流入力電圧Vi、リアクタ8を流れる電流(交流入力電流)IL、直流出力電圧Vo、および双方向スイッチ9の駆動信号Vgの各波形を、図3(b)は、交流入力電圧Vi、コンデンサ10を流れる電流Ic、およびコンデンサ10の両端間電圧Vcの各波形を示している。
【0024】
上記構成において、交流入力電圧Viが正の交流半周期のゼロクロス直後では、双方向スイッチ9はオフされており、直流出力電圧Voが交流入力電圧Viより高く、ダイオード2、5が逆バイアスされているため入力電流は流れない。
【0025】
なお、この時コンデンサ10は前周期で充電された結果、図示の極性で電圧Vc1を有する。交流入力電圧Viの負から正へのゼロクロス点からの所定時間Δd後に、双方向スイッチ駆動信号生成手段13は双方向スイッチ9のオン信号を生成し、双方向スイッチ駆動手段14により双方向スイッチ9がオンされると、図2(a)の矢印に示すように電流が流れる。すなわち交流電源1から順に、リアクタ8、ダイオード2、平滑コンデンサ7、コンデンサ10に電流が流れ、コンデンサ10は放電してその電圧はVc1より低下する。なお、この双方向スイッチ9のオン時点で交流入力電圧Viとコンデンサ10の電圧Vc1の和が平滑コンデンサ7の電圧Voより大きくなるようにゼロクロス点からの所定時間Δdを選ぶものとする。
【0026】
そして、双方向スイッチ9のオン時点からの所定時間Δt後に双方向スイッチ駆動信号生成手段13は双方向スイッチ9のオフ信号を生成し、双方向スイッチ駆動手段14により双方向スイッチ9がオフされると、コンデンサ10はその時点の電圧Vc2を保持しながら、電流は図2(b)に示すように交流電源1からリアクタ8、ダイオード2、平滑コンデンサ7、ダイオード5の順に流れ、交流入力電圧Viの低下によりやがてゼロとなる。
【0027】
交流入力電圧Viが負の交流半周期のゼロクロス直後では、双方向スイッチ9はオフされており、直流出力電圧Voが交流入力電圧Viより高く、ダイオード3、4が逆バイアスされているため入力電流は流れない。交流入力電圧Viの正から負へのゼロクロス点からの所定時間Δd後に双方向スイッチ駆動信号生成手段13は双方向スイッチ9のオン信号を生成し、双方向スイッチ駆動手段14により双方向スイッチ9がオンされると、図2(c)の矢印に示すように電流が流れる。すなわち交流電源1から順に、コンデンサ10、ダイオード3、リアクタ8と電流が流れ、コンデンサ10は充電される。そして、双方向スイッチ9のオン時点からの所定時間Δt後に双方向スイッチ駆動信号生成手段13は双方向スイッチ9のオフ信号を生成し、双方向スイッチ駆動手段14により双方向スイッチ9がオフされると、コンデンサ10は電圧Vc1まで充電された状態でその電圧を保持し、電流は図2(d)に示すように交流電源1から、ダイオード4、平滑コンデンサ7、ダイオード3、リアクタ8の順に流れ、交流入力電圧Viの低下によりやがてゼロとなる。
【0028】
以上のようにコンデンサ10を充放電させることにより、従来技術の場合よりも入力電圧のゼロクロスに近いところから入力電流を流せることとなるため、高力率化が図れる。
【0029】
また、オン時点からの所定時間Δtを増加することによりリアクタ8への磁気エネルギー蓄積量およびコンデンサ10への充電量を増加させ、出力電圧Voを増加することができる。同様にオン時点からの所定時間Δtを減少させることにより出力電圧Voを減少させることができ、オン時点からの所定時間Δtの増減により出力電圧Voを可変できることとなる。
【0030】
さらに、電流はリアクタ8と、コンデンサ10または平滑コンデンサ7との直列共振電流となるため、昇圧回路で一般的に用いられるリアクタの短絡回路より電流の急増が抑制でき、リアクタ8のうなりを抑制できることとなる。さらに電流はリアクタ8と、コンデンサ10または平滑コンデンサ7との直列共振電流となり、高周波のリンギング成分を含まないため、リアクタ8のインダクタンスLとコンデンサ10のキャパシタンスC、ゼロクロス点からの所定時間Δd、オン時点からの所定時間Δtを適当に選ぶことにより、高調波を適切に抑制することができる。図3(c)に入力電流の高調波成分と高調波規制国内ガイドライン15との比較の一例を示している。本図では、横軸が高調波の次数、縦軸が電流値を示している。
【0031】
以上、図1(a)に示した電源装置の動作について説明したが、図1(b)〜(d)に示した何れの電源装置についても動作は同様であり説明は省略する。
【0032】
(実施形態2)
実施形態2の電源装置は、オン時点からの所定時間Δtの可変範囲を、最大負荷時に必要な直流出力電圧を生成する双方向スイッチの導通幅Δto以下に制限するものである。本発明の電源装置は図2の(c)に示した通り、交流入力電圧Viの負の半周期における双方向スイッチ9の導通期間で、リアクタ8、コンデンサ10にエネルギーを蓄積し、交流入力電圧Viの正の半周期でそれらのエネルギーを平滑コンデンサ7に放出する、いわゆる昇圧作用を有している。
【0033】
このオン時点からの所定時間Δtと出力電圧Voの関係は図4に示すように、オン時点からの所定時間Δtが大きくなるほど出力電圧Voが増加するが、その値は負荷の大きさに依存し、負荷が小さいほど同じオン時点からの所定時間Δtに対する出力電圧Voが高くなる。従って、軽負荷時にオン時点からの所定時間Δtを大きくしすぎると出力電圧Voが異常に高くなり、平滑コンデンサ7の耐圧を超える恐れがある。
【0034】
以上の現象を避けるためにオン時点からの所定時間Δtの最大値を前述の通り、最大負荷時に必要な出力電圧Voを生成する導通幅Δto以下に制限しており、これによって軽負荷時にも双方向スイッチ9の導通幅がΔto以下に制限され、出力電圧が異常に上昇することを防止することができる。
【0035】
(実施形態3)
図5は、実施形態1(図1)に負荷検出手段16と、前記双方向スイッチ駆動信号生成手段13の内部にゼロクロスからの所定時間Δdおよびオン時点からの所定時間Δtを記憶する記憶手段13aを追加したものである。
【0036】
この構成により、記憶手段13aには、負荷の大きさに応じて最適なゼロクロスからの所定時間Δd、オン時点からの所定時間Δtの値をあらかじめ求めたテーブルを記憶させておき、負荷検出手段16の出力を受けて、負荷の大きさに応じたゼロクロスからの所定時間Δd、オン時点からの所定時間Δtをテーブルから読み出し、それらに基づき双方向スイッチ駆動信号を生成する。そして、双方向スイッチ駆動手段14により双方向スイッチ9を駆動するものである。
【0037】
この結果、あらゆる負荷に対して最適な力率と出力電圧値、および高調波抑制効果が得られることとなる。
【0038】
(実施形態4)
図6は、実施形態3(図5)に電源周波数検出手段12aを追加し、その出力に基づき双方向スイッチ駆動信号生成手段13がゼロクロスからの所定時間Δdを設定するものである。
【0039】
ゼロクロスからの所定時間Δdは特定の負荷変動範囲においては、負荷に応じて細かな調整をせず一定値としても適切な力率と高調波抑制効果が得られる。一方、電源周波数に対しては電源周波数50Hz、60Hzに応じてそれぞれ適切な値に切り換える必要がある。従って上記構成において電源周波数検出手段12aは電源周波数を検出し、双方向スイッチ駆動信号生成手段13に伝達する。そして双方向スイッチ駆動信号生成手段13は電源周波数に応じてあらかじめ定められたゼロクロスからの所定時間Δdを設定し、それに基づいて双方向スイッチ駆動手段14が双方向スイッチ9を駆動する。
【0040】
この結果、全負荷領域においてゼロクロスからの所定時間Δdを一定値として制御を簡単にすることができるので、電源周波数のいかんにかかわらず適切な力率と出力電圧値、および高調波抑制効果が得られることとなる。
【0041】
なお、上述したゼロクロス検出手段12、双方向スイッチ駆動信号生成手段13、双方向スイッチ駆動手段14、負荷検出手段16、電源周波数検出手段12a、記憶手段13a等は、マイクロコンピュータ等を主体とする回路手段、およびプログラムソフトで実現(手段そのものは図示せず)される。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0043】
本発明の電源装置によれば、ブリッジ整流回路の交流入力端と直流出力端との間に双方向スイッチを介してコンデンサを接続し、双方向スイッチを適切に駆動することにより、高力率と高調波抑制とを両立させることができ、かつ直流出力電圧を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施形態1に係る電源装置の一例を示す構成図
(b)本発明の実施形態1に係る電源装置の他の例を示す構成図
(c)本発明の実施形態1に係る電源装置の他の例を示す構成図
(d)本発明の実施形態1に係る電源装置の他の例を示す構成図
【図2】(a)本発明の実施形態1に係る電源装置の動作を説明する図
(b)本発明の実施形態1に係る電源装置の動作を説明する図
(c)本発明の実施形態1に係る電源装置の動作を説明する図
(d)本発明の実施形態1に係る電源装置の動作を説明する図
【図3】(a)本発明の実施形態1に係る電源装置の交流入力電圧Vi、リアクタ電流IL、直流出力電圧Vo、および双方向スイッチ駆動信号Vgの各波形を示す図
(b)本発明の実施形態1に係る電源装置の交流入力電圧Vi、コンデンサ電流Ic、コンデンサ電圧Vcの各波形を示す図
(c)本発明の実施形態1に係る電源装置の交流入力電流の高調波成分と高調波規制国内ガイドラインとの比較を示す図
【図4】本発明の実施形態1および実施形態2に係る電源装置のΔtと負荷の大小による出力電圧Voとの関係を示す図
【図5】本発明の実施形態3に係る電源装置の構成図
【図6】本発明の実施形態4に係る電源装置の構成図
【図7】従来の電源装置の一例に係る回路図
【符号の説明】
1 交流電源
2、3、4、5 ダイオード
6 ブリッジ整流回路
7 平滑コンデンサ
8 リアクタ
9 双方向スイッチ
10 コンデンサ
12 ゼロクロス検出手段
13 双方向スイッチ駆動信号生成手段
14 双方向スイッチ駆動手段
16 負荷検出手段
12a 電源周波数検出手段
13a 記憶手段
Δd ゼロクロスからの所定時間
Δt オン時点からの所定時間
Δto 導通幅

Claims (5)

  1. 交流電源と、前記交流電源からの交流を全波整流する4個のダイオードで形成されたブリッジ整流回路と、前記ブリッジ整流回路の直流出力端に接続された平滑コンデンサとを有する電源装置であって、前記交流電源と前記ブリッジ整流回路の交流入力端との間に接続されたリアクタと、前記ブリッジ整流回路の交流入力端と直流出力端との間に双方向スイッチを介して接続されたコンデンサと、前記交流電源の電圧のゼロ点を検出するゼロクロス検出手段と、前記ゼロクロス検出手段の出力に基づき前記双方向スイッチの駆動信号を生成する双方向スイッチ駆動信号生成手段と、前記双方向スイッチ駆動信号生成手段の信号に基づき前記双方向スイッチを駆動する双方向スイッチ駆動手段を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 双方向スイッチ駆動信号生成手段は、入力電圧ゼロクロスからの所定時間後にオン信号を生成し、そのオン時点からの所定時間後にオフ信号を生成して交流電源から流入する入力電流の高調波と、平滑コンデンサの両端電圧である出力電圧を制御することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. オン時点からの所定時間の可変範囲を、最大負荷時に必要な直流出力電圧を生成する双方向スイッチの導通幅以下に制限した請求項2記載の電源装置。
  4. 負荷検出手段を備え且つ双方向スイッチ駆動信号生成手段の内部に、あらかじめ負荷の大小に応じたゼロクロスからの所定時間、オン時点からの所定時間の組合せを記憶させた記憶手段を有し、前記負荷検出手段の出力に基づき、前記記憶手段から負荷に応じたゼロクロスからの所定時間、オン時点からの所定時間の組合せを選択して動作する請求項2または3記載の電源装置。
  5. 電源周波数検出手段を備え、ゼロクロスからの所定時間を電源周波数により異なる一定値とした請求項2〜4いずれかに記載の電源装置。
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