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JP3728095B2 - 空気調和システム - Google Patents

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JP3728095B2
JP3728095B2 JP10954898A JP10954898A JP3728095B2 JP 3728095 B2 JP3728095 B2 JP 3728095B2 JP 10954898 A JP10954898 A JP 10954898A JP 10954898 A JP10954898 A JP 10954898A JP 3728095 B2 JP3728095 B2 JP 3728095B2
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JP
Japan
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indoor
unit
fan
air
heat exchanger
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保朋 阿久津
重男 机
英之 高山
康弘 茂木
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,ファン及び当該ファンを駆動するファン駆動装置を備えたファンユニットと室内熱交換器を備えた室内熱交換器ユニットとを連結して室内機を構成した際に,ファン駆動装置における電子基板が所定温度以下になるようにした空気調和システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,複数の部屋を冷暖房するには,各部屋に対応して空気調和機を設けることが一般的であるが,これでは必要とする空気調和機の台数が多くなり不経済である。
【0003】
そこで,各部屋に室内機を設けて,当該室内機に1台の室外機から冷媒を供給することにより,空気調和を行うマルチ式空気調和機が市場に提供され始めている。
【0004】
しかし,このマルチ方式の空気調和機でも,室内機は被調和室と同じ台数が必要となると共に,被調和室の数が多い場合には冷媒配管の総配管距離が長くなるため冷媒循環を行うのに能力の大きい室外機を使用する必要があり,また複雑な冷媒配管経路となって,施工性及びメンテナンス性に欠ける問題がある。
【0005】
このような観点から,本願出願人は特願平9−618において図5に示すような構成の空気調和機を提案した。
【0006】
当該空気調和機は,冷媒を圧縮する図示しない圧縮機等を備えて室外に配設される室外機20a,20b,天井裏や階段下等に配設されて冷媒と室内空気とを熱交換する室内機10a,10b,各被調和室に設けられて調和された空気を当該被調和室に吹出す吹出チャンバー60a,60b,該室内機10a,10bで調和された空気を吹出チャンバー60a,60bに導くダクト100a,100b,屋内の換気を行うと共に当該換気用空気の熱を回収する図示しない熱回収器を備えた換気ユニット31等を有している。
【0007】
なお,室内機10a,10bはファン及び当該ファンを駆動するファン駆動装置を備えたファンユニットと室内熱交換器を備えた室内熱交換器ユニットとに分割され,ファンユニット及び室内熱交換器ユニットは同じ大きさの賽子状筐体に収納されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,ファン駆動装置は,電子部品であるため電子基板の温度を60℃以下に設定しなければならないのも関わらず,天井裏の温度等によってはこの温度以下にすることが困難となる場合があった。
【0009】
そこで本発明は,ファン駆動装置における電子基板の温度を安価,かつ,容易に所定温度以下にするようにして信頼性の高い空気調和システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,請求項1にかかる発明は,冷媒と室内空気との熱交換を行う室内機と,複数の被調和室に設けられると共に,天井裏や床下に配設されたダクトにより連結されて室内機からの空気を被調和室に吹出す吹出チャンバーとを有してなる空気調和システムにおいて,室内機,室内空気を吸気して送風するファンを備えたファンユニットと,このファンユニットで吸気した室内空気と冷媒とを熱交換させる室内熱交換器を内蔵した室内熱交換ユニットとを,上下に重ねた連結構造とし,室内熱交換ユニットには,室内熱交換器に循環する冷媒の出入口側に位置させてファンを駆動するためのファン駆動装置が設けられ,ファン駆動装置は,電子基盤が配設された基盤室と,パワートランスが配設されたパワートランス室とに区画され,基盤室が室内熱交換ユニット内に収納されると共に,パワートランス室が室内熱交換器ユニットの外側にはみ出した状態で設けられて,ファン駆動装置における電子基板の温度を安価,かつ,容易にして効率的に所定温度以下にするようにして信頼性を高めたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図を参照して説明する。なお,従来と同一構成に関しては同一符号を用いて説明を適宜省略する。
【0013】
図1は本発明にかかる空気調和システムを家屋に設置した時の概念図で,1階用の空気調和機と2階用の空気調和機とからなり,これらの構成は後述する吸込チャンバーの構成が相違している以外は同じである。
【0014】
各空気調和機は,冷媒を圧縮する図示しない圧縮機等を備えた室外機20a,20b,室内空気と冷媒とを熱交換させる室内機10a,10b,居室等の被調和室に設けられて調和された空気を当該被調和室に吹出す際の吹出口をなす吹出チャンバー60a,60b,室内機10a,10bからの調和された空気を各被調和室に分配する分岐チャンバー50a,50b,室内機10a,10b,分岐チャンバー50a,50b及び吹出チャンバー60a,60b等を連結して空気の流路を形成するダクト100a,100b,屋内の換気を行うと共に当該換気用空気の熱を回収する図示しない熱回収器を備えた換気ユニット30等により構成されている。
【0015】
1階用の空気調和機における室内機10aは,図2(a)に示すような外観を有し,階段下のような閉空間内に配設されて,当該閉空間40aが吸込チャンバーとして作用している。
【0016】
これにより,吸込チャンバーを別途設ける必要が無くなるので,製造コストを安価にすることが可能になる。
【0017】
また,2階用の空気調和機における室内機10bは,図2(b)に示すような外観を有し,天井裏に配設されて,吸込チャンバー40bを介して室内空気を吸気するようになっている。
【0018】
なお,本実施の形態においては,階段下の閉空間40a及び吸込チャンバー40bに外気と室内空気とが冷房時及び暖房時を問わず一定比で流入する構成となっているが,当該比率を変える場合には,これらにダンパー装置等を設ければよい。
【0019】
室内機10a,10bは,室内空気を吸気するファンユニット11a,11b,当該吸気した室内空気と冷媒との熱交換を行う室内熱交換器ユニット12a,12bとにより構成されている。
【0020】
ファンユニット11a,11bには,図示しないファンが設けられ,室内熱交換器ユニット12a,12bには,室内熱交換器及びファンを駆動するためのファン駆動装置13a,13bが設けられている。
【0021】
図3及び図4は,室内機10aの水平断面図及び側断面図をそれぞれ示し,ファン駆動装置13aは室内熱交換器14の冷媒出入口部15A側になるように設けられている。なお,以下の説明においては室内機の構成を階段下に設けられた室内機10aを例に説明する。
【0022】
そして,ファン駆動装置13aは,発熱量の大きなパワートランス18等が配設されたパワートランス室16Aと上限温度が規定された電子基板17等が配設された基板室16Bとに区画された金属製の筐体19を有している。
【0023】
ファン駆動装置13aは室内熱交換器14の冷媒出入口部15A側に配設され,かつ,基板室は16Bは室内熱交換器ユニット12a内に収納され,パワートランス室16Aは当該室内熱交換器ユニット12aから飛出して設けられている。
【0024】
これにより,室内熱交換器14の熱で電子基板17が収納された基板室16Bを冷却するようにすると共に,パワートランス18の熱が基板室16Bの温度を上昇させにくくしている。
【0025】
また,パワートランス18が室内機10a,10bから飛出して設けられていることにより,当該室内機10a,10bで熱交換する室内空気がパワートランス18の熱で温度上昇することがなく,熱交換効率の低下を防ぐことが可能となっている。
【0026】
なお,ファン駆動装置13aを室内熱交換器14の冷媒出入口部15A側に配設したのは,この部分の冷媒配管の配設幅が反対側のヘアピン部15Bより広くなり,大きなデッドスペースが発生するので,当該デッドスペースを有効活用して装置の小型化を行うためである。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように,請求項1にかかる発明によれば,冷媒と室内空気との熱交換を行う室内機と,複数の被調和室に設けられると共に,天井裏や床下に配設されたダクトにより連結されて室内機からの空気を被調和室に吹出す吹出チャンバーとを有してなる空気調和システムにおいて,室内機は,室内空気を吸気して送風するファンを備えたファンユニットと,このファンユニットで吸気した室内空気と冷媒とを熱交換させる室内熱交換器を内蔵した室内熱交換ユニットとを,上下に重ねた連結構造とし,室内熱交換ユニットには,室内熱交換器に循環する冷媒の出入口側に位置させてファンを駆動するためのファン駆動装置が設けられ,ファン駆動装置は,電子基盤が配設された基盤室と,パワートランスが配設されたパワートランス室とに区画され,基盤室が室内熱交換ユニット内に収納されると共に,パワートランス室が室内熱交換器ユニットの外側にはみ出した状態で設けられているので,安価,かつ,容易にして効率的にファン駆動装置における電子基板の温度を所定温度以下にすることができ,信頼性が向上する。また,ファン駆動装置を室内熱交換器の冷媒出入口側に位置させて設けることは,この部分の冷媒配管の配設幅が反対側のヘアピン部より広くなり,大きなデッドスペースが発生するので,当該デッドスペースを有効活用して装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用される空気調和システムの構成を示す図である。
【図2】室内機の斜視図である。
【図3】室内機の水平断面図である。
【図4】室内機の側断面図である。
【図5】従来の技術の説明に適用される空気調和システムの構成図である。
【符号の説明】
10a,10b 室内機
11a,11b ファンユニット
12a,12b 室内熱交換器ユニット
13a,13b ファン駆動装置
14 室内熱交換器
16A パワートランス室
16B 基板室
17 電子基板
18 パワートランス
20a,20b 室外機
60a,60b 吹出チャンバー
100a,100b ダクト

Claims (1)

  1. 冷媒と室内空気との熱交換を行う室内機と,複数の被調和室に設けられると共に,天井裏や床下に配設されたダクトにより連結されて前記室内機からの空気を被調和室に吹出す吹出チャンバーとを有してなる空気調和システムにおいて,
    前記室内機,室内空気を吸気して送風するファンを備えたファンユニットと,このファンユニットで吸気した室内空気と冷媒とを熱交換させる室内熱交換器を内蔵した室内熱交換ユニットとを,上下に重ねた連結構造とし,
    前記室内熱交換ユニットには,室内熱交換器に循環する冷媒の出入口側に位置させて前記ファンを駆動するためのファン駆動装置が設けられ,
    前記ファン駆動装置は,電子基盤が配設された基盤室と,パワートランスが配設されたパワートランス室とに区画され,前記基盤室が室内熱交換ユニット内に収納されると共に,前記パワートランス室が前記室内熱交換器ユニットの外側にはみ出した状態で設けられていることを特徴とする空気調和システム。
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