JP3722923B2 - Identification code discrimination device in immobility system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はイモビシステムにおける識別コード判別装置に係り、詳しくは車両の盗難防止を行うイモビシステムの識別コード判別処理の高速化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の盗難防止のための装置としてイモビシステムが提案されている。このイモビシステムは、キーのグリップに予め登録された識別コードを発振するトランスポンダを内蔵している。前記識別コードはその盗難防止の目的上、極めて複雑なコードであって、同一の自動車に対応するマスタキー及びスペアキーにおいても、それぞれ別の識別コードが用いられている。一方、車体側はコントローラ(イモビECU)を装備している。トランスポンダを内蔵したマスタキー又はスペアキーをキーシリンダに差し込むと、イモビECUはキーシリンダに設けたアンテナコイルから電磁波をトランスポンダに向けて発信する。トランスポンダはその電磁波のエネルギーを利用し、識別コードを前記アンテナコイルに発振するようになっている。イモビECUは、アンテナコイルを介して該キーからの識別コードを入力し、その識別コードと予め登録したマスタキー及びスペアキーのそれぞれの識別コードとを予め定められた順番に比較するようになっている。例えば、イモビECUは最初にマスタキーの識別コードを読み出して比較し、一致しなかったらスペアキーの識別コードを読み出して比較するといった処理を行う。イモビECUは予め定められた順番に比較を行い、両コードが一致した場合、エンジンの駆動を許可し、反対に最後まで両コードが一致しなかった場合、エンジンの駆動を許可しないようになっている。
【0003】
つまり、イモビECUは入力した識別コードに対して、予め登録した数種の識別コードを予め登録した順番に比較することにより、それぞれ識別コードの異なるマスタキー及びスペアキーにおいても、確実に比較判定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したイモビシステムのキーとイモビECU間で双方向に通信される識別コードは盗難防止性を向上させるため益々複雑化されている。その方法として例えば、イモビECUからキーに発信する電磁波に乱数のデータを含ませ、受信するトランスポンダは識別コードをその乱数を用いた予め記憶した関数で変換してイモビECUに発信する。一方、イモビECUは発信されてくる変換された識別データをスペアキー等に発信した乱数を用いて関数を利用して逆変換して識別コードを求め、その識別コードが予め登録したマスタキー又はスペアキーによるものかどうかを予め登録した各キーの識別コードと順番に比較判定する。
【0005】
しかしながら、このように複雑化されてきた判定処理に要する時間はマスタキー1つの判定処理だけでも100ミリ〜200ミリ秒程かかり、スペアキーが2つ有る場合、エンジンが駆動するまでシステム全体を通して1秒〜2秒という非常に長い時間を要することになる。従って、その利用者はエンジンが駆動するまでの時間の長さに常に違和感を感じるという問題がある。
【0006】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、イモビシステムを装備した自動車において利用者が違和感を感じないように、識別コードの判別処理時間を短縮化することができるイモビシステムにおける識別コード判別装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は複数の送信手段から送信されるそれぞれ互いに相違する識別コードと同じ内容の識別コードをそれぞれ車載側識別コードとして予め記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段が記憶した複数の車載側識別コードの読み出し順序を記憶した第2の記憶手段と、前記複数の送信手段のいずれか一つの送信手段から送信された識別コードを受信したとき、前記第2の記憶手段に記憶した読み出し順序に従って前記第1の記憶手段に記憶した車載側識別コードを読み出し、該識別コードと比較し一致するかどうかを判別するコード判別手段と、前記コード判別手段が一致すると判断した時、エンジンを制御可能にするためのエンジン駆動許可信号を生成する制御手段と、前記第2の記憶手段に次回の読み出し順序を記憶する書込手段とを備えたことを要旨としている。
【0008】
請求項2に記載の発明は請求項1に記載のイモビシステムにおける識別コード判別装置において、前記書込手段は前記コード判別手段が一致すると判別した時、その一致した車載側識別コードを次回の読み出し順序において最初の車載側識別コードとして指定し前記第2の記憶手段に記憶することを要旨としている。
【0009】
請求項3に記載の発明は請求項1に記載のイモビシステムにおける識別コード判別装置において、前記複数の送信手段はそれぞれ互いに相違するドア開用の第2の識別コードを送信し、前記第2の識別コードと同じ内容の識別コードを第2の車載側識別コードとして予め記憶する第3の記憶手段と、前記複数の送信手段のいずれか一つの送信手段から送信された第2の識別コードを受信したとき、該第2の識別コードと前記第3の記憶手段に記憶した第2の車載側識別コードとを比較し一致するかどうかを判別する第2のコード判別手段と、前記第2のコード判別手段が一致すると判別した時、ドアロックを解除するためのドアロック解除信号を生成する第2の制御手段と、前記第2のコード判別手段が一致すると判別した時、その一致した第2の車載側識別コードに対応する送信手段の前記第1の記憶手段に記憶した車載側識別コードを読み出し順序において最初の車載側識別コードとして指定し前記第2の記憶手段に記憶する第2の書込手段と
を備えたことを要旨としている。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、コード判別手段は第2の記憶手段に記憶した読み出し順序に従って第1の記憶手段に記憶した車載側識別コードを読み出し、送信手段から送信された識別コードと比較し一致するかどうか判別する。制御手段はコード判別手段が一致したと判別するとエンジンを制御可能にするためのエンジン駆動許可信号を生成する。従って、例えば複数の送信手段の中で常に使用される送信手段が一つだけの場合には、その一つだけの送信手段の識別コードに対する車載側識別コードを最初の比較対象となるように第2の記憶手段に書込手段により記憶させておけば、コード判別手段による判別処理動作は1回で完了することになる。その結果、コード判別手段の判別処理は短時間で終了する。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、書込手段は最後に使用された次に使用される確率が高い送信手段の車載側識別コードを第2の記憶手段に書き込むことになる。その結果、コード判別手段による判別処理は1回で完了する確率が高くなり短時間で終了させることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、第2のコード判別手段がドアロック解除のために使用した送信手段を判別すると、第2の書込手段は該送信手段の第1の記憶手段に記憶した車載側識別コードを読み出し順序において最初の車載側識別コードとして指定し第2の記憶手段に記憶する。即ち、ドアを開けるために使用された送信手段は引き続きエンジン始動のためにも使用される確率が最も高い。従って、コード判別手段による判別処理動作は1回で完了する確率が高くなり短時間で終了させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1に従って説明する。
【0014】
図1は自動車のイモビシステムを示すブロック図である。イモビシステムは、図1において、破線で示す自動車1、マスタキー2及び2本のスペアキー3,4から構成されている。自動車1は、イモビECU5、送受信機6、センサ7及び燃料噴射制御装置(EFIECU)8を備えている。
【0015】
イモビECU5は送受信機6と接続されていて、送受信機6に対して乱数αを含む信号を出力するとともに、送受信機6を介してイモビコード信号を入力する。送受信機6は、アンプ6aとキーシリンダの外周に配設されたアンテナコイル6bとから構成されている。アンプ6aはイモビECU5からの信号を変換しアンテナコイル6bから電磁波にして、図示しないキーシリンダに差し込まれたキー2,3,4のトランスポンダ2a,3a,4aのアンテナコイルに向けて発信するようになっている。又、イモビECU5はEFIECU8と接続されていて、EFIECU8に対して後述するエンジン駆動許可信号EAを出力する。
【0016】
マスタキー2はグリップ部にトランスポンダ2aを内蔵している。スペアキー3はグリップ部にトランスポンダ3aを内蔵している。スペアキー4はグリップ部にトランスポンダ4aを内蔵している。トランスポンダ2a,3a,4aは中央処理装置(CPU)2b,3b,4bとEEPROM2c,3c,4cと図示しないアンテナコイルとをそれぞれ備えている。
【0017】
EEPROM2cは、CPU2bの制御プログラムの他に該マスタキー2のキー側暗号化コード30が予め記憶されている。このキー側暗号化コード30は、図2に示すようにデータ処理コード30aと固定コード30bとから構成されている。データ処理コード30aは本実施の形態では40ビットの関数として構成され、固定コード30bは本実施の形態では8ビットにて構成されている。
【0018】
CPU2bはEEPROM2cに記憶された制御プログラムに従ってキー側識別コード生成処理を実行するようになっている。CPU2bは、前記乱数αを含む信号に基づいて実行される。
【0019】
CPU2bは前記キー側暗号化コード30を構成するデータ処理コード30aを読み出し、40ビットの暗号コード30cを生成する。この暗号コード30cの作成は、CPU2bがその時々のイモビECU5からの乱数αの値によって行われる。詳述するとこの乱数αを40ビットからなる関数としてのデータ処理コード30aに代入して40ビットの暗号コード30cに加工する。従って、その時々の乱数の値によって異なる値の暗号コード30cが加工されることになる。
【0020】
次に、CPU2bは作成した暗号コード30cとキー側暗号化コード30の固定コード30bを読み出し、両コード30c,30bを合成してマスタキー2のキー側識別コードIDk0 を作成する。つまり、図2に示すように、本実施の形態では、マスタキー2のキー側識別コードIDk0 は48ビットにて構成され、下位8ビットを固定コード30bにて構成し、上位40ビットを加工処理された暗号コード30cにて構成されるようになっている。そして、CPU2bは、この作成したマスタキー2のキー側識別コードIDk0 を自身のアンテナコイルを介してイモビECU5側のアンテナコイル6bに向けて発信するようになっている。
【0021】
尚、他のスペアキー3,4のトランスポンダ3a,4aにおいても同様な構成になっていて、各EEPROM3c、4cにデータ処理コード31a,32aと固定コード31b,32bとから構成されるキー側暗号化コード31,32を予め記憶させている。そして、CPU3b,4bはデータ処理コード31a,32aから暗号コード31c,32cを作成し、その作成した暗号コード31c,32cと固定コード31b,32bとを合成してそれぞれスペアキー3,4のキー側識別コードIDk1 ,IDk2 を作成し発信するようになっている。本実施形態では、キー側暗号化コード30〜32のデータ処理コード30a〜32a及び固定コード30b〜32bはそれぞれキー毎に互いに相違する値にしている。
【0022】
前記イモビECU5は、中央処理装置(CPU)5a、ROM5b、RAM5c及び入出力インターフェイス5dを備えている。ROM5bは、制御プログラムの他にマスタキー2のためのイモビ暗号化コード40、第1のスペアキー3のためのイモビ暗号化コード41、及び、第2のスペアキー4のためのイモビ暗号化コード42が予め記憶されている。マスタキー2のイモビ側暗号化コード40は前記したマスタキー2のキー側暗号化コード30と一致した値に設定されている。又、第1のスペアキー3のイモビ側暗号化コード41は前記第1のスペアキー3のキー側暗号化コード31に一致した値に、さらに、第2のスペアキー4のイモビ側暗号化コード42は前記第2のスペアキー4のキー側暗号化コード32に一致した値がそれぞれ設定されている。
【0023】
従って、各イモビ側暗号化コード40〜42は、同様に図3に示すようにデーダ処理コード40a〜42aと固定コード40b〜42bとから構成されている。デーダ処理コード40a〜42aは本実施形態では40ビットにて構成され、固定コード40b〜42bは本実施形態では8ビットにて構成されている。
【0024】
CPU5aはROM5bに記憶された制御プログラムに従ってイモビ側識別コード作成処理、コード判別処理及びイモビシステム解除処理を実行するようになっている。CPU5aは、キーシリンダに設けられたキーが差し込まれているかどうかを検出するセンサ7と接続されていてその検出信号に基づいて各処理が実行される。本実施形態では、センサ7がキーシリンダにキーが差し込まれたことを検出した時、ランダムに設定される乱数αを含む電磁波を該キーのトランスポンダに発信するとともに、前回使用されたキーについてイモビ側識別コード作成処理を実行し、次にコード判別処理を実行するようになっている。又、RAM5cは前回キーシリンダに差し込まれ使用されたキー(マスタキー2、スペアキー3、スペアキー4の中の1つ)、及び、CPU5aの演算処理結果を一時記憶するようになっており、CPU5aは前回使用されたキーを知ることができるようになっている。
【0025】
イモビ側識別コード作成処理は、前記ROM5bに記憶した各イモビ側暗号コード40〜42を用いて各キー2〜4のためのイモビ側識別コードIDi0 〜IDi2 を作成する処理動作をいう。
【0026】
前回使用されたキー(マスタキー2、スペアキー3、スペアキー4の中の1つ)が、例えばマスタキー2の場合、CPU5aは、まずRAM5cに記憶しておいた前回使用されたキーを検索し、該キーがマスタキー2であると判断するとマスタキー2についてイモビ側識別コード作成処理を実行する。このイモビ側識別コード作成処理において、CPU5aは前記マスタキー2のイモビ側暗号化コード40を構成するデータ処理コード40aを読み出し、40ビットの暗号コード40cを生成する。この暗号コード40cの作成は、CPU5aが差し込まれたキー2のトランスポンダ2aに発信した乱数αと同じ乱数αを用いて行われる。詳述するとこの乱数αを40ビットからなる関数としてのデータ処理コード40aに代入して40ビットの暗号コード40cに加工する。従って、その時々の乱数αの値によって異なる値の暗号コード40cが加工されることになる。
【0027】
次に、CPU5aは作成した暗号コード40cとイモビ側暗号化コード40の固定コード40bを読み出し、両コード40c,40bを合成してイモビ側識別コードIDi0 を作成する。つまり、図3に示すように、本実施の形態では、イモビ側識別コードIDi0 は48ビットにて構成され、下位8ビットを固定コード40bにて構成し、上位40ビットを暗号コード40cにて構成されるようになっている。そして、CPU5aは、この作成したマスタキー2のイモビ側識別コードIDi0 をRAM5cに記憶してマスタキー2のイモビ側識別コード作成処理を終了する。尚、前回使用されたキーがスペアキー3の場合、同様にスペアキー3について優先してイモビ側識別コード作成処理を実行し、イモビ側識別コードIDi1 を作成する。前回使用されたキーがスペアキー4の場合、同様にスペアキー4について優先してイモビ側識別コード作成処理を実行し、イモビ側識別コードIDi2 を作成する。
【0028】
従って、同じ値の乱数αを用い各キー側暗号化コード30〜32及び各イモビ側暗号化コード40〜42から求められたキー側識別コードIDk0 〜IDk2 及びイモビ側識別コードIDi0 〜IDi2 は、それぞれキー側識別コードIDk0 とイモビ側識別コードIDi0 、キー側識別コードIDk1 とイモビ側識別コードIDi1 、キー側識別コードIDk2 とイモビ側識別コードIDi2 がそれぞれ一致した値となる。
【0029】
前回使用されたキーについてのイモビ側識別コード作成処理が終了すると、モードは該キーについてのコード判別処理に移る。コード判別処理は、先に行ったイモビ側識別コード作成処理で作成したイモビ側識別コードIDi0 〜IDi2 と、キーシリンダに差し込んだキー2〜4から発信されたキー側識別コードIDk0 〜IDk2 と比較して一致しているかどうかを判別する処理をいう。
【0030】
前回使用されたキーが例えばマスタキー2で、かつ、今回キーシリンダに差し込まれたキーがマスタキー2の場合、CPU5aは乱数αを発信するとともに作成したマスタキー2のイモビ側識別コードIDi0 と、送受信機6から入力したキー側識別コードIDk0 を比較する。そして、このコード判別処理で両コードIDi0 ,IDk0 が一致したと判断すると、CPU5aは後述するイモビシステム解除処理に移行するとともに、最後に使用されたキーがマスタキー2であることをRAM5cに記憶しておく。
【0031】
又、前回使用されたキーが例えばマスタキー2で、今回キーシリンダに差し込まれたキーがスペアキー3の場合、CPU5aは前述したように前回使用したマスタキー2について作成したイモビ側識別コードIDi0 と、入力したスペアキー3のキー側識別コードIDk1 を比較する。そして、このコード判別処理で両コードIDi0 ,IDk1 が一致しなかったと判断すると、CPU5aは直ちにスペアキー3についてイモビ側識別コード作成処理を行い、スペアキー3のイモビ側識別コードIDi1 を作成する。そして、作成したイモビ側識別コードIDi1 と入力したスペアキー3のキー側識別コードIDk1 についてコード判別処理を実行し、このコード判別処理で両コードIDi1 ,IDk1 が一致したと判断すると、CPU5aはイモビシステム解除処理に移行するとともに、最後に使用されたキーがスペアキー3であることをRAM5cに記憶しておく。
【0032】
さらに、前回使用されたキーが例えばマスタキー2で、今回キーシリンダに差し込まれたキーがスペアキー4の場合、CPU5aは前述したように前回使用したマスタキー2について作成したイモビ側識別コードIDi0 と、入力したスペアキー3のキー側識別コードIDk2 を比較する。そして、このコード判別処理で両コードIDi0 ,IDk2 が一致しなかったと判断すると、CPU5aは直ちにスペアキー3についてイモビ側識別コード作成処理を行い、スペアキー3のイモビ側識別コードIDi1 を作成する。そして、作成したイモビ側識別コードIDi1 と入力したスペアキー4のキー側識別コードIDk2 についてコード判別処理を実行し、このコード判別処理で両コードIDi1 ,IDk2 が一致しなかったと判断すると、CPU5aは直ちにスペアキー4についてイモビ側識別コード作成処理を行い、スペアキー4のイモビ側識別コードIDi2 を作成する。そして、作成したイモビ側識別コードIDi2 と入力したスペアキー4のキー側識別コードIDk2 についてコード判別処理を実行し、このコード判別処理で両コードIDi2 ,IDk2 が一致したと判断すると、CPU5aはイモビシステム解除処理に移行するとともに、最後に使用されたキーがスペアキー4であることをRAM5cに記憶しておく。
【0033】
さらにまた、前回使用されたキーが例えばマスタキー2で、今回キーシリンダに差し込まれたキーがROM5bに予め登録されたキー2,3,4でない場合、CPU5aは前述したように、まず前回使用されたマスタキー2についてのコード判別処理、次にスペアキー3についてのコード判別処理、次にスペアキー4についてのコード判別処理を実行し、全て一致しなかったと判断すると、CPU5aはイモビシステム解除処理に移行しない。
【0034】
CPU5aはイモビシステム解除処理に移行されると、キー2,3,4がキーシリンダから抜かれるまでエンジン駆動許可信号EAを燃料噴射制御装置(EFIECU)8に出力し続ける。
【0035】
前記EFIECU8は中央処理装置(CPU)8a、ROM8b、RAM8c、入出力インターフェイス8d等を備えている。CPU8aはROM8bに記憶された制御プログラムに従ってエンジンを始動制御したり、エンジンに供給する燃料の噴射量及び噴射タイミング等を演算しエンジンを駆動制御するための種々の演算処理を実行するようになっている。RAM8cは前記CPU8aの演算処理結果を一時記憶するようになっている。
【0036】
CPU8aは前記イモビECU5からエンジン駆動許可信号EAが出力されているときには図示しないイグニッションキースイッチのオン信号に応答して上記したエンジンに供給する燃料の噴射量及び噴射タイミング等を演算しエンジンを駆動制御するための演算処理を実行する。又、CPU8aは前記イモビECU5からエンジン駆動許可信号EAが出力されていないときには図示しないイグニッションキースイッチのオン信号を入力しても前記したエンジンを駆動制御するための演算処理を実行しないようにしている。つまり、イモビECU5からエンジン駆動許可信号EAが出力されていない時にはエンジンは駆動されず自動車1は動くことはない。
【0037】
次に、前記のように構成されたイモビシステムのIDコード処理システムのコード判別処理における作用を図4に示すフローチャートに従って説明する。
例えば、前回使用したキーが前記スペアキー3とすると、利用者は同スペアキー3をキーシリンダに差し込んだ時、センサ7がそれを感知しイモビECU5にその情報を出力する。イモビECU5のCPU5aはステップ1にて入出力インターフェイス5dを介してその情報を入力するとステップ2に移り、送受信機6に対して乱数αを含む信号を出力するとともに、ステップ3にて前記RAM5cに記憶した前回使用したキーであるスペアキー3についてイモビ側識別コード作成処理を行い、スペアキー3のイモビ側識別コードIDi1 を作成する。一方、スペアキー3のトランスポンダ3aはステップ11にて乱数αを含む電磁波を自身のアンテナコイルを介して入力すると、ステップ12にてキー側識別コード作成処理を行い、キー側識別コードIDk1 を作成する。そして、キー側識別コードIDk1 を作成すると、前記トランスポンダ3aはステップ13にて同コードIDk1 を自身のアンテナコイルから送受信機6のアンテナコイル6bに発振する。
【0038】
CPU5aはステップ4において、前記送受信機6から前記キー側識別コードIDk1 を入力するとステップ5に移り、前回使用されたスペアキー3についてコード判別処理を行う。つまり、このステップ5において、作成したイモビ側識別コードIDi1 と入力したキー側識別コードIDk1 を比較する。そして、両コードIDi1 ,IDk1 が一致したと判断すると、直ちにCPU5aはステップ6にてエンジン駆動許可信号EAをEFIECU8に出力するとともに、ステップ7にてその時使用されたキーが何であったかを示すデータをRAM5cに記憶する。
【0039】
前記ステップ5において、両コードが一致しないと判断すると、直ちにCPU5aはステップ8にてコード作成処理を行っていないキーがあるかどうかを判定し、まだ作成していないキーがあると、ステップ9にて該キーについてイモビ側識別コード作成処理を行い、ステップ5にて両コードを比較する。ステップ8にて全キーについてコード作成処理を行ったと判断すると、キーは不一致と判断する。
【0040】
EFIECU8のCPU8aは前記エンジン駆動許可信号EAを入力すると、イグニッションキースイッチのオン信号に応答してエンジンを駆動制御するための種々の演算処理を実行する。つまり、このシステムは入力したキー側識別コードが正しいかどうかを、まず前回使用したキーについて判定する。
【0041】
次に、上記のように構成された本実施の形態の特徴を以下に述べる。
(1)本実施の形態では、イモビECU5のRAM5cは前回使用されたキー(マスタキー2,スペアキー3,スペアキー4の中の1つ)を記憶するようになっており、入力したキー側識別コードが正しいかどうか判断するとき、まず前回使用されたキーについて優先的にイモビ側識別コード作成処理を行い、コード判定処理するようになっている。従って、同じキーを繰り返して使用する場合、短時間でキー側識別コードIDk0 ,IDk1 ,IDk2 が正しいことを判断することができる。
【0042】
(2)本実施の形態では、イモビECU5は送受信機6に対して乱数αを含む発信信号を出力するとともに、RAM5cに記憶した前回使用されたキー、例えばマスタキー2についてイモビ側識別コード作成処理を行い、マスタキー2のイモビ側識別コードIDi0 を作成する。従って、該マスタキー2からのキー側識別コードIDk0 が入力されるまでに前回使用されたキーについてイモビ側識別コードIDi0 を作成しておくことができるため、同じキーを繰り返して使用する場合のコード判定処理は、極めて短時間で行うことができる。
【0043】
(第2の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施の形態を図5に従って説明する。
図5は自動車のイモビシステムを示すブロック図である。イモビシステムは、図5において、破線で示す自動車11、マスタキー12及び2本のスペアキー13,14から構成されている。
【0044】
自動車11は、イモビECU15、送受信機16、センサ17、燃料噴射制御装置(EFIECU)18、電波キーレシーバ19及びドアロック装置D等を備えている。
【0045】
イモビECU15は送受信機16と接続されていて、送受信機16に対して乱数αを含む信号を出力するとともに、送受信機16を介してイモビコード信号を入力する。送受信機16は、アンプ16aとキーシリンダの外周に配設されたアンテナコイル16bとから構成されている。アンプ16aはイモビECU15からの信号を変換しアンテナコイル16bから電磁波にして、図示しないキーシリンダに差し込まれるキー12,13,14のトランスポンダ12a,13a,14aのアンテナコイルに向けて発信するようになっている。又、イモビECU5はEFIECU18と接続されていて、EFIECU18に対して前記第1の実施の形態と同様にエンジン駆動許可信号EAを出力する。電波キーレシーバ19はドアロック装置Dと接続されていて、受信した電波に基づいてドアロック装置Dに制御信号を出力する。又、電波キーレシーバ19はイモビECU15と接続されていて、受信した電波に基づいてイモビECU15に後述するキー認識信号を出力する。
【0046】
マスタキー12はグリップ部にトランスポンダ12aを内蔵している。スペアキー13はグリップ部にトランスポンダ13aを内蔵している。スペアキー14はグリップ部にトランスポンダ14aを内蔵している。前記トランスポンダ12a,13a,14aは中央処理装置(CPU)12b,13b,14bとEEPROM12c,13c,14cと図示しないアンテナコイルとをそれぞれ備えている。又、マスタキー12はグリップ部にドアロックオンスイッチ12dとドアロックオフスイッチ12eを備えている。スペアキー13はグリップ部にドアロックオンスイッチ13dとドアロックオフスイッチ13eを備えている。スペアキー14はグリップ部にドアロックオンスイッチ14dとドアロックオフスイッチ14eを備えている。更に、マスタキー12,スペアキー13及びスペアキー14は各スイッチ操作に基づいて各信号を発振する図示しない送信機をそれぞれ備えている。
【0047】
EEPROM12cは、CPU12bの制御プログラムの他に該マスタキー12のキー側暗号化コード50が予め記憶されている。このキー側暗号化コード50は、図6に示すようにデータ処理コード50aと固定コード50bとから構成されている。データ処理コード50aは本実施の形態では40ビットの関数として構成され、固定コード50bは本実施の形態では8ビットにて構成されている。
【0048】
CPU12bはEEPROM12cに記憶された制御プログラムに従ってキー側識別コード生成処理を実行するようになっている。CPU12bは、前記乱数αを含む信号に基づいて実行される。
【0049】
CPU12bは前記キー側暗号化コード50を構成するデータ処理コード50aを読み出し、40ビットの暗号コード50cを生成する。この暗号コード50cの作成は、前記第1の実施の形態と同様な方法でCPU12bがその時々のイモビECU15からの乱数αの値によって行われる。
【0050】
そして、CPU12bは作成した暗号コード50cとキー側暗号化コード50の固定コード50bを読み出し、両コード50c,50bを合成して図5に示すようにマスタキー12のキー側識別コードIDk3 を作成する。そして、CPU12bは、この作成したマスタキー12のキー側識別コードIDk3 を自身のアンテナコイルを介してイモビECU15側のアンテナコイル16bに向けて発信するようになっている。
【0051】
尚、他のスペアキー13,14のトランスポンダ13a,14aにおいても同様な構成になっていて、各EEPROM13c、14cにデータ処理コード51a,52aと固定コード51b,52bとから構成されるキー側暗号化コード51,52を予め記憶させている。そして、CPU13b,14bはデータ処理コード51a,52aから暗号コード51c,52cを作成し、その作成した暗号コード51c,52cと固定コード51b,52bとを合成してそれぞれスペアキー13,14のキー側識別コードIDk4 ,IDk5 を作成し発信するようになっている。本実施形態では、キー側暗号化コード50〜52のデータ処理コード50a〜52a及び固定コード50b〜52bはそれぞれキー毎に互いに相違する値にしている。
【0052】
マスタキー12のドアロックオンスイッチ12dを押すと、マスタキー12は電波キーレシーバ19にロックオン信号12Xを発振し、ドアロックオフスイッチ12eを押すと、マスタキー12は電波キーレシーバ19にロックオフ信号12Yを発振する。スペアキー13のドアロックオンスイッチ13dを押すと、スペアキー13は電波キーレシーバ19にロックオン信号13Xを発振し、ドアロックオフスイッチ13eを押すと、スペアキー13は電波キーレシーバ19にロックオフ信号13Yを発振する。スペアキー14のドアロックオンスイッチ14dを押すと、スペアキー14は電波キーレシーバ19にロックオン信号14Xを発振し、ドアロックオフスイッチ14eを押すと、スペアキー14は電波キーレシーバ19にロックオフ信号14Yを発振する。尚、ロックオン信号12X,13X,14Xはドアをロックするための信号である。又、ロックオフ信号12Y,13Y,14Yはドアのロックを解除するための信号であるが、各信号毎にはそれぞれマスタキー12,スペアキー13,スペアキー14の内どのキーから発振されたキーなのか判断できるようにキー識別コードが含まれている。
【0053】
前記電波キーレシーバ19は中央処理装置(CPU)19a、ROM19b、RAM19c、入出力インターフェイス19d及び受信機19e等を備えている。CPU19aはROM19bに記憶された制御プログラムに従って、信号判別処理等の種々の演算処理を実行するようになっている。ROM19bは制御プログラムの他にキー毎に予め登録されたキー識別コード等の各種データを記憶している。RAM19cは前記CPU19aの演算処理結果を一時記憶するようになっている。
【0054】
前記CPU19aは受信機19eを介してキー12,13,14から送信されてくるロックオン信号12X,13X,14X及びロックオフ信号12Y,13Y,14Yを受信するようになっている。前記CPU19aはこれらの信号を入力すると信号判別処理を実行する。信号判別処理において、CPU19aは入力した信号がロックオン信号12X,13X,14Xならドアロック装置Dにドアをロックする制御信号を出力し、ドアをロックさせる。
【0055】
入力した信号がロックオフ信号12YならCPU19aはドアロック装置Dにドアのロックを解除する制御信号を出力しドアのロックを解除させるとともに、ロックオフ信号12Yに含まれているキー識別コードよりマスタキー12からの信号であることを認識しイモビECU15にキー識別信号12Zを出力する。入力した信号がロックオフ信号13YならCPU19aはドアロック装置Dにドアのロックを解除する制御信号を出力しドアのロックを解除させるとともに、ロックオフ信号13Yに含まれているキー識別コードよりスペアキー13からの信号であることを認識しイモビECU15にキー識別信号13Zを出力する。入力した信号がロックオフ信号14YならCPU19aはドアロック装置Dにドアのロックを解除する制御信号を出力しドアのロックを解除させるとともに、ロックオフ信号14Yに含まれているキー識別コードよりスペアキー14からの信号であることを認識しイモビECU15にキー識別信号14Zを出力する。前記キー識別信号12Z〜14Zは各キー12〜14の内どのキーの電波でドアが開けられたかを示す信号である。
【0056】
前記イモビECU15は中央処理装置(CPU)15a、ROM15b、RAM15c、入出力インターフェイス15d等を備えている。ROM15bは制御プログラムの他にマスタキー12のためのイモビ暗号化コード60、第1のスペアキー13のためのイモビ暗号化コード61、及び、スペアキー14のためのイモビ暗号化コード62が予め記憶されている。RAM15cは電波キーレシーバ19からのキー識別信号12Z〜14Z及び前記CPU15aの演算処理結果を一時記憶するようになっている。前記マスタキー12のイモビ側暗号化コード60は前記したマスタキー12のキー側暗号化コード50と一致した値に設定されている。又、第1のスペアキー13のイモビ側暗号化コード61は前記第1のスペアキー13のキー側暗号化コード51に一致した値に、さらに、第2のスペアキー14のイモビ側暗号化コード62は前記第2のスペアキー14のキー側暗号化コード52に一致した値がそれぞれ設定されている。
【0057】
従って、各イモビ側暗号化コード60〜62は、同様に図7に示すようにデーダ処理コード60a〜62aと固定コード60b〜62bとから構成されている。データ処理コード60a〜62aは本実施形態では40ビットにて構成され、固定コード60b〜62bは本実施形態では8ビットにて構成されている。
CPU15aはROM15bに記憶された制御プログラムに従ってイモビ側識別コード作成処理、コード判別処理及びイモビシステム解除処理を実行するようになっている。CPU15aは、キーシリンダに設けられたキーが差し込まれているかどうかを検出するセンサ17と接続されていてその検出信号に基づいて各処理が実行される。本実施形態では、センサ17がキーシリンダにキーが差し込まれたことを検出した時、ランダムに設定される乱数αを含む電磁波を該キーのトランスポンダに発信するとともに、自動車11に乗車する際に電波によりドアを開けたキーについてイモビ側識別コード作成処理を実行し、次にコード判別処理を実行するようになっている。
【0058】
イモビ側識別コード作成処理は、前記ROM15bに記憶した各イモビ側暗号コード60〜62を用いて各キー12〜14のためのイモビ側識別コードIDi3 〜IDi5 を作成する処理動作をいう。
【0059】
乗車の際に電波によりドアを開けたキー(マスタキー12、スペアキー13、スペアキー14の中の1つ)が、例えばマスタキー12の場合、CPU15aは、まずRAM15cに記憶しておいたドアを開けたキーを検索し、該キーがマスタキー12であると判断するとマスタキー12についてイモビ側識別コード作成処理を実行する。このイモビ側識別コード作成処理において、CPU15aは前記マスタキー12のイモビ側暗号化コード60を構成するデータ処理コード60aを読み出し、40ビットの暗号コード60cを生成する。この暗号コード60cの作成は、前記第1の実施の形態と同様な方法でCPU15aが差し込まれたキー12のトランスポンダ12aに発信した乱数αと同じ乱数αを用いて行われる。
【0060】
そして、CPU15aは作成した暗号コード60cとイモビ側暗号化コード60の固定コード60bを読み出し、両コード60c,60bを合成して図7に示すようにイモビ側識別コードIDi3 を作成する。そして、CPU15aは、この作成したマスタキー12のイモビ側識別コードIDi3 をRAM15cに記憶してマスタキー12のイモビ側識別コード作成処理を終了する。尚、電波によりドアを開けたキーがスペアキー13の場合、同様にスペアキー13について優先してイモビ側識別コード作成処理を実行し、イモビ側識別コードIDi4 を作成する。電波によりドアを開けたキーがスペアキー14の場合、同様にスペアキー14について優先してイモビ側識別コード作成処理を実行し、イモビ側識別コードIDi5 を作成する。
【0061】
従って、同じ値の乱数αを用い各キー側暗号化コード50〜52及び各イモビ側暗号化コード60〜62から求められたキー側識別コードIDk3 〜IDk5 及びイモビ側識別コードIDi3 〜IDi5 は、それぞれキー側識別コードIDk3 とイモビ側識別コードIDi3 、キー側識別コードIDk4 とイモビ側識別コードIDi4 、キー側識別コードIDk5 とイモビ側識別コードIDi5 がそれぞれ一致した値となる。
【0062】
電波によりドアを開けたキーについてのイモビ側識別コード作成処理が終了すると、モードは該キーについてのコード判別処理に移る。コード判別処理は、先に行ったイモビ側識別コード作成処理で作成したイモビ側識別コードIDi3 〜IDi5 と、キーシリンダに差し込んだキー12〜14から発信されたキー側識別コードIDk3 〜IDk5 と比較して一致しているかどうかを判別する処理をいう。
【0063】
電波によりドアを開けたキーが例えばマスタキー12であって、そのマスタキー12がキーシリンダに差し込まれた場合、CPU15aは乱数αを発信するとともに作成したマスタキー12のイモビ側識別コードIDi3 と、送受信機16から入力したキー側識別コードIDk3 を比較する。そして、このコード判別処理で両コードIDi3 ,IDk3 が一致したと判断すると、CPU15aは後述するイモビシステム解除処理に移行する。
【0064】
又、電波によりドアを開けたキーが例えばマスタキー12が使用されて、キーシリンダに差し込まれたキーがスペアキー13の場合、CPU15aは前述したように電波によりドアを開けたマスタキー12について作成したイモビ側識別コードIDi3 と、入力したスペアキー13のキー側識別コードIDk4 を比較する。そして、このコード判別処理で両コードIDi3 ,IDk4 が一致しなかったと判断すると、CPU15aは直ちにスペアキー13についてイモビ側識別コード作成処理を行い、スペアキー13のイモビ側識別コードIDi4 を作成する。そして、作成したイモビ側識別コードIDi4 と入力したスペアキー13のキー側識別コードIDk4 についてコード判別処理を実行し、このコード判別処理で両コードIDi4 ,IDk4 が一致したと判断すると、CPU15aはイモビシステム解除処理に移行する。
【0065】
さらに、電波によりドアを開けたキーが例えばマスタキー12が使用されて、キーシリンダに差し込まれたキーがスペアキー14の場合、CPU15aは前述したように電波によりドアを開けたマスタキー12について作成したイモビ側識別コードIDi3 と、入力したスペアキー13のキー側識別コードIDk5 を比較する。そして、このコード判別処理で両コードIDi3 ,IDk5 が一致しなかったと判断すると、CPU15aは直ちにスペアキー13についてイモビ側識別コード作成処理を行い、スペアキー13のイモビ側識別コードIDi4 を作成する。そして、作成したイモビ側識別コードIDi4 と入力したスペアキー14のキー側識別コードIDk5 についてコード判別処理を実行し、このコード判別処理で両コードIDi4 ,IDk5 が一致しなかったと判断すると、CPU15aは直ちにスペアキー14についてイモビ側識別コード作成処理を行い、スペアキー14のイモビ側識別コードIDi5 を作成する。そして、作成したイモビ側識別コードIDi5 と入力したスペアキー14のキー側識別コードIDk5 についてコード判別処理を実行し、このコード判別処理で両コードIDi5 ,IDk5 が一致したと判断すると、CPU15aはイモビシステム解除処理に移行する。
【0066】
さらにまた、電波によりドアを開けたキーが例えばマスタキー12が使用され、キーシリンダに差し込まれたキーがROM15bに予め登録されたキー12,13,14でない場合、CPU15aは前述したように、まず前回電波によりドアを開けたマスタキー12についてのコード判別処理、次にスペアキー13についてのコード判別処理、次にスペアキー14についてのコード判別処理を実行し、全て一致しなかったと判断すると、CPU15aはイモビシステム解除処理に移行しない。
【0067】
CPU15aはイモビシステム解除処理に移行されると、キー12,13,14がキーシリンダから抜かれるまでエンジン駆動許可信号EAを燃料噴射制御装置(EFIECU)18に出力し続ける。
【0068】
前記EFIECU18は中央処理装置(CPU)18a、ROM18b、RAM18c、入出力インターフェイス18d等を備えている。CPU18aはROM18bに記憶された制御プログラムに従ってエンジンを始動制御したり、エンジンに供給する燃料の噴射量及び噴射タイミング等を演算しエンジンを駆動制御するための種々の演算処理を実行するようになっている。RAM18cは前記CPU18aの演算処理結果を一時記憶するようになっている。
【0069】
CPU18aは前記イモビECU15からエンジン駆動許可信号EAが出力されているときには図示しないイグニッションキースイッチのオン信号に応答して上記したエンジンに供給する燃料の噴射量及び噴射タイミング等を演算しエンジンを駆動制御するための演算処理を実行する。又、CPU18aは前記イモビECU15からエンジン駆動許可信号EAが出力されていないときには図示しないイグニッションキースイッチのオン信号を入力しても前記したエンジンを駆動制御するための演算処理を実行しないようにしている。つまり、イモビECU15からエンジン駆動許可信号EAが出力されていない時にはエンジンは駆動されず自動車11は動くことはない。
【0070】
次に、前記のように構成されたイモビシステムのIDコード処理システムのコード判別処理における作用を図8に示すフローチャートに従って説明する。
例えば、利用者が前記スペアキー13のドアロックオフスイッチ13eによりドアのロックを解除したとすると、CPU15aはステップ21にて入出力インターフェイス15dを介して電波キーレシーバ19からキー識別信号13Zを入力し、ステップ22にてRAM15cにその内容を記憶する。
【0071】
利用者が同スペアキー13をキーシリンダに差し込んだ時、センサ17はイモビECU15のCPU15aにその検出信号を出力する。イモビECU15のCPU15aはステップ31にて入出力インターフェイス15dを介してその検出信号を入力するとステップ32に移り、送受信機16に対してその時の乱数αを含む信号を出力するとともに、ステップ33にて前記RAM15cに記憶した内容より、スペアキー13についてイモビ側識別コード作成処理を行い、スペアキー13のイモビ側識別コードIDi4 を作成する。一方、スペアキー13のトランスポンダ13aはステップ41にて乱数αを含む電磁波を自身のアンテナコイルを介して入力すると、ステップ42にてキー側識別コード作成処理を行い、キー側識別コードIDk4 を作成する。そして、キー側識別コードIDk4 を作成すると、前記トランスポンダ13aはステップ43にて同コードIDk4 を自身のアンテナコイルから送受信機16のアンテナコイル16bに発振する。
【0072】
CPU15aはステップ34において、前記送受信機16から前記キー側識別コードIDk4 を入力するとステップ35に移り、電波によりドアを開けたスペアキー13についてコード判別処理を行う。つまり、このステップ35において、作成したイモビ側識別コードIDi4 と入力したキー側識別コードIDk4 を比較する。そして、両コードが一致したと判断すると、直ちにCPU15aはステップ36にてエンジン駆動許可信号EAをEFIECU18に出力する。
【0073】
前記ステップ35において、両コードが一致しないと判断すると、直ちにCPU15aはステップ37にてコード作成処理を行っていないキーがあるかどうかを判定し、まだ作成していないキーがあると、ステップ38にて該キーについてイモビ側識別コード作成処理を行い、ステップ35にて両コードを比較する。ステップ37にて全キーについてコード作成処理を行ったと判断すると、キーは不一致と判断する。
【0074】
EFIECU18のCPU18aは前記エンジン駆動許可信号EAを入力すると、イグニッションキースイッチのオン信号に応答してエンジンを駆動制御するための種々の演算処理を実行する。つまり、このシステムはイモビコードIDが正しいかどうかを、まずドアを開けた電波キーについて優先的に判定する。
【0075】
次に、上記のように構成された本実施の形態の特徴を以下に述べる。
(1)本実施の形態では、イモビECU15のRAM15cはドアを開けた電波キー(マスタキー12,スペアキー13,スペアキー14の中の1つ)を記憶するようになっており、入力したキー側識別コードが正しいかどうか判断するとき、まず前回ドアを開けた電波キーについて優先的にイモビ側識別コード作成処理を行い、コード判定処理するようになっている。従って、ドアを開けた電波キーをキーシリンダに差し込んで使用する場合、短時間でキー側識別コードIDk3 ,IDk4 ,IDk5 が正しいことを判断することができる。
【0076】
(2)本実施の形態では、イモビECU15は送受信機16に対して乱数αを含む信号を出力するとともに、RAM15cに記憶したドアを開けた電波キーについてイモビ側識別コード作成処理を行い、イモビ側識別コードIDi3 ,IDi4 ,IDi5 を作成する。従って、該キー12,13,14からのキー側識別コードIDk3 ,IDk4 ,IDk5 が入力されるまでに前回ドアを開けた電波キーについてのイモビ側識別コードIDi3 ,IDi4 ,IDi5 を生成しておくことができ、電波キーでドアを開け、同キーをキーシリンダに差し込んで使用する場合のコード判別処理は、極めて短時間で行うことができる。
【0077】
(3)本実施の形態では、利用者が電波キーでドアを開ける動作を行うことにより、イモビECU15はそのキーについて記憶しておき同キーについて優先的に判定処理するようになっている。従って、電波キー12,13,14でドアを開けエンジンを駆動させるとき、利用者が特別な動作をしなくても、イモビECU15は同キーについて優先的に判定処理し短時間でイモビコードを判別することができる。
【0078】
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく以下のように実施してもよい。
(1)第1及び第2の実施の形態において、自動車のキーは3個であったが、キーの数は複数であればいくつでもよい。キーの数が多くなれば、多くなるほどシステムを通じて短縮される時間は長くなり、このシステムの効果が大きくなる。
【0079】
(2)第1及び第2の実施の形態において、イモビECU5,15はコード判別処理で正しいと判断するまで、イモビシステムを作動させておき、正しいと判断した場合のみイモビシステムを解除させていたが、エンジンを駆動させた後コード判別処理で正しくないと判断するまで、イモビシステムを解除させておき、正しくないと判断した場合のみイモビシステムを作動させるようにしてもよい。
【0080】
(3)第1及び第2の実施の形態において、48ビットのキー側識別コードIDk0 〜IDk5 は40ビットの加工処理された暗号コード30c〜32c,50c〜52cと8ビットの固定コード30b〜32b,50b〜52bから構成されている。イモビECU5,15はコード判別処理において、その48ビットのキー側識別コードIDk0 〜IDk5 を予め定めた順のキー(最初は前回使用されたキー又は前回電波によりドアを開けたキー)について48ビット全て比較していくようになっている。
【0081】
これを、8ビットの固定コード30b〜32b,50b〜52bのみをまずイモビCPU5,15のROM5b,15bに予め登録した固定コード40b〜42b,60b〜62bと予め定めた順について比較し、この判別処理で一致したキーについてのみ40ビットの加工処理された暗号コード30c〜32c,50c〜52cが正しいかどうかをさらに判別処理するようにしてもよい。この場合、固定コード30b〜32b,50b〜52bが正しいと判断したキー以外についての暗号コード40c〜42c,60c〜62cを使用する比較判定は必要なくなる。
【0082】
(4)第2の実施の形態において、イモビECU15のRAM15cはドアを開けた電波キー(マスタキー12,スペアキー13,スペアキー14の中の1つ)を記憶するようになっていたが、このドアを開ける手段は、ICカードを利用して開閉するシステム又は光通信で開閉するシステム等の他のドア制御システムのドアを開ける手段に変更してもよい。この場合、ドア制御システムのドアを開ける手段をトランスポンダ内蔵キー毎に設け、同キー毎に対応したキー識別コードをそれぞれのドアを開ける手段に登録しておく必要がある。
【0083】
(5)第1及び第2の実施の形態において、第1の実施の形態では前回使用されたキーを優先してそのキーについてコード判別処理を行い、第2の実施の形態ではドアを開けた電波キーを優先してそのキーについてコード判別処理を行ったが、このシステムを同時に実施してもよい。この場合、電波キーの電波でドアを開けた後はドアを開けた電波キーが優先し、キーシリンダからキーを抜いた後に電波でドアを開けていない場合は前回キーシリンダから抜いたキーが優先することになる。
【0084】
(6)第1及び第2の実施の形態において、キー側識別コードIDk0 〜IDk5 及びイモビ側識別コードIDi0 〜IDi5 は、乱数αを関数に代入して加工した暗号コード30c〜32c,40c〜42c,50c〜52c,60c〜62cと固定コード30b〜32b,40b〜42b,50b〜52b,60b〜62bからなるコードとしたが、第3者が容易に偽造できるようなコードでなければ、どのような識別コードでもよい。
【0085】
(7)第1及び第2の実施の形態において、キー側識別コードIDk0 〜IDk5 及びイモビ側識別コードIDi0 〜IDi5 は、乱数αを40ビットの関数に代入して加工した40ビットの暗号コード30c〜32c,40c〜42c,50c〜52c,60c〜62cと又は8ビットの固定コード30b〜32b,40b〜42b,50b〜52b,60b〜62bからなるコードを利用したが、各ビット数は容易に偽造されなければ、いくつとしてもよい。
【0086】
(8)第1の実施の形態において、イモビECU5は前回使用されたキーのみをRAM5cに記憶しておき、そのキーについて優先的に判別処理するようになっているが、前回使用されたキー以外のキーの中でも使用された時が新しい順にRAM5cに記憶しておき、前回使用されたキーについて優先的に判別処理して異なると判断したときは次に前々回使用されたキーについて判別処理する等、前記RAM5cに記憶した順に判別処理するようにしてもよい。
【0087】
(9)第2の実施の形態において、イモビECU15はドアを開けた電波キーのみをRAM15cに記憶しておき、そのキーについて優先的に判別処理するようになっているが、ドアを開けた電波キー以外のキーの中でも使用された時が新しい順にRAM15cに記憶しておき、ドアを開けた電波キーについて優先的に判別処理して異なると判断したときは次に前々回ドアを開けた電波キーについて判別処理する等、前記RAM15cに記憶した順に判別処理するようにしてもよい。
【0088】
(10)第1の実施の形態において、イモビECU5はキーシリンダにキー2,3,4が差し込まれると、該キー2,3,4のトランスポンダ2a,3a,4aに乱数αを発信するとともに前回使用されたキー2,3,4についてイモビ側識別コード作成処理を行うようになっていたが、例えば、キーシリンダからキー2,3,4が抜かれたときに乱数αを予め設定してしまい、次回キー2,3,4が差し込まれるまでに予めイモビ側識別コード作成処理を行ってイモビ側識別コードIDi0 〜IDi2 を作成しておいてもよい。この場合、キーシリンダにキー2,3,4が差し込まれた時、イモビECU5が複雑なイモビ側識別コード作成処理をする必要はない。従って、さらに判定処理時間は短縮される。
【0089】
(11)第2の実施の形態において、イモビECU15はキーシリンダにキー12,13,14が差し込まれると、該キー12,13,14のトランスポンダ12a,13a,14aに乱数αを発信するとともに電波によりドアを開けたキー12,13,14についてイモビ側識別コード作成処理を行うようになっていたが、例えば、スペアキー12,13,14の電波によりドアを開けられたときに、乱数αを設定してしまい、キーシリンダに同キー12,13,14が差し込まれるまでに予めイモビ側識別コード作成処理を行ってイモビ側識別コードIDi3 〜IDi5 を作成しておいてもよい。この場合、キーシリンダにキー12,13,14が差し込まれた時、イモビECU15が複雑なイモビ側識別コード作成処理をする必要はない。従って、さらに判定処理時間は短縮される。
【0090】
(12)前記各実施の形態では、送信手段としてのトランスポンダをイグニッションキーに内蔵させたが、トランスポンダのように識別コードを出力する送信手段をエンジン始動のためのICカードに搭載するようにしてもよい。
【0091】
次に、上記実施の形態から把握できる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(1)請求項1に記載のイモビシステムにおける識別コード判別装置において、識別コード(IDk0 〜IDk5 )は入力した乱数(α)を用いて変換処理した暗号コード(30c〜32c,50c〜52c)と変換処理しない固定コード(30b〜32b,50b〜52b)から構成され、コード判別手段(5a,15a)は複数の送信手段(2a〜4a,12a〜14a)のいずれか1つの送信手段から送信された識別コード(IDk0 〜IDk5 )を受信したとき、その中の固定コード(30b〜32b,50b〜52b)について車載側識別コード(IDi0 〜IDi5 )の中の固定コード(40b〜42b,60b〜62b)と一致するかどうかを比較してゆき、一致すると判別した時、直ちにその一致した車載側識別コード(IDi0 〜IDi5 )の固定コード(40b〜42b,60b〜62b)に対応する送信手段(2a〜4a,12a〜14a)の暗号コード(40c〜42c,60c〜62c)について一致するかどうかを比較することを特徴としたイモビシステムにおける識別コード判別装置。
【0092】
これにより、固定コード30b〜32b,50b〜52bが正しいと判断したキー以外についての暗号コード40c〜42c,60c〜62cの比較判定は必要なくなる。その結果、コード判別手段の判別処理は短時間で終了することができる。
【0093】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、イモビシステムを装備した自動車において識別コードの判別処理時間を短縮化することができ、利用者が違和感を感じないようにエンジンを駆動させることができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるイモビシステムのブロック図。
【図2】キー側暗号化コードを説明するための説明図。
【図3】イモビ側暗号化コードを説明するための説明図。
【図4】第1の実施形態のコード判別処理を説明するフローチャート図。
【図5】第2の実施の形態におけるイモビシステムのブロック図。
【図6】キー側暗号化コードを説明するための説明図。
【図7】イモビ側暗号化コードを説明するための説明図。
【図8】第2の実施形態のコード判別処理を説明するフローチャート図。
【符号の説明】
2a〜4a,12a〜14a…トランスポンダ、5a,15a,19a…CPU、5b,15b…ROM、5c,15c…RAM、12Y〜14Y…ロックオフ信号、IDk0 〜IDk5 …キー側識別コード、IDi0 〜IDi5 …イモビ側識別コード。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an identification code discriminating apparatus in an immobilizer system, and more particularly to speeding up an identification code discriminating process in an immobilizer system that prevents theft of a vehicle.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, immobilizer systems have been proposed as devices for preventing theft of automobiles. This immobilizer system has a built-in transponder that oscillates an identification code registered in advance on the grip of the key. The identification code is an extremely complicated code for the purpose of preventing theft, and different identification codes are used for the master key and the spare key corresponding to the same automobile. On the other hand, the vehicle body is equipped with a controller (immobilizer ECU). When a master key or a spare key with a built-in transponder is inserted into the key cylinder, the immobilizer ECU transmits an electromagnetic wave to the transponder from an antenna coil provided in the key cylinder. The transponder uses the electromagnetic energy to oscillate the identification code in the antenna coil. The immobilizer ECU inputs an identification code from the key via the antenna coil, and compares the identification code with the identification codes of the master key and the spare key registered in advance in a predetermined order. For example, the immobilizer ECU first reads and compares the identification code of the master key, and if not matched, reads out and compares the identification code of the spare key. The immobilizer ECU performs comparison in a predetermined order. If both codes match, the engine is allowed to drive. Conversely, if both codes do not match until the end, the engine is not allowed to drive. Yes.
[0003]
In other words, the immobilizer ECU compares the input identification code with several types of pre-registered identification codes in the pre-registered order, so that even the master key and the spare key with different identification codes can be compared and determined reliably. it can.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the identification code communicated bidirectionally between the key of the immobilizer system and the immobilizer ECU described above is increasingly complicated in order to improve the anti-theft performance. For example, random number data is included in the electromagnetic wave transmitted from the immobilizer ECU to the key, and the receiving transponder converts the identification code with a function stored in advance using the random number and transmits the converted code to the immobilizer ECU. On the other hand, the immobilizer ECU obtains an identification code by inversely transforming the transmitted identification data transmitted using a function using a random number transmitted to a spare key or the like, and the identification code is based on a master key or a spare key registered in advance. It is compared and determined in order with the identification code of each key registered in advance.
[0005]
However, the time required for such a complicated determination process takes about 100 milliseconds to 200 milliseconds even with only one master key determination process. If there are two spare keys, it takes 1 second to the entire system until the engine is driven. It takes a very long time of 2 seconds. Therefore, there is a problem that the user always feels uncomfortable with the length of time until the engine is driven.
[0006]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and its object is to shorten the identification code determination processing time so that a user does not feel uncomfortable in an automobile equipped with an immobilizer system. It is an object of the present invention to provide an identification code discriminating apparatus in an immobility system.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, first storage means for storing in advance an identification code having the same content as an identification code different from each other transmitted from a plurality of transmission means, respectively, as an in-vehicle side identification code, and the first storage When the second storage means storing the reading order of the plurality of in-vehicle identification codes stored by the means and the identification code transmitted from any one of the plurality of transmitting means are received, the second According to the reading order stored in the storage unit, the vehicle-mounted side identification code stored in the first storage unit is read, and compared with the identification code, it is determined that the code determination unit and the code determination unit match. And a control means for generating an engine drive permission signal for enabling control of the engine, and the next reading order is stored in the second storage means. It is summarized in that with a Rushokomi means.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the identification code discriminating apparatus in the immobilizer system according to the first aspect, when the writing unit determines that the code discriminating unit is coincident, the coincidence vehicle-side identification code is read next time. The gist is to specify the first vehicle-mounted side identification code in the order and store it in the second storage means.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, in the identification code discriminating apparatus in the immobilizer system according to the first aspect, the plurality of transmission means transmit a second identification code for opening a door, which is different from each other. A third storage unit that stores in advance an identification code having the same content as the identification code as a second vehicle-mounted side identification code; and a second identification code transmitted from any one of the plurality of transmission units A second code determining means for comparing the second identification code with the second vehicle-mounted side identification code stored in the third storage means to determine whether or not they match, and the second code When it is determined that the determination means match, the second control means for generating a door lock release signal for releasing the door lock and the second code determination means match, and it is determined that they match. A second on-vehicle side identification code stored in the first storage means of the transmission means corresponding to the second on-vehicle side identification code is designated as the first on-vehicle side identification code in the reading order and stored in the second storage means Writing means and
The gist is that
[0010]
According to the first aspect of the present invention, the code discriminating unit reads the vehicle-mounted side identification code stored in the first storage unit in accordance with the reading order stored in the second storage unit, and the identification code transmitted from the transmission unit and Compare and determine whether they match. When it is determined that the code determination means match, the control means generates an engine drive permission signal for enabling control of the engine. Therefore, for example, when only one transmission means is always used among a plurality of transmission means, the vehicle-mounted identification code for the identification code of only one transmission means is the first comparison target. If the writing means is stored in the second storage means, the determination processing operation by the code determination means is completed once. As a result, the discrimination process of the code discrimination means is completed in a short time.
[0011]
According to the second aspect of the present invention, the writing means writes the in-vehicle side identification code of the transmitting means having the highest probability of being used next to the second storage means. As a result, the discrimination process by the code discrimination means has a high probability of being completed once, and can be completed in a short time.
[0012]
According to the third aspect of the present invention, when the second code discriminating unit discriminates the transmitting unit used for releasing the door lock, the second writing unit stores it in the first storage unit of the transmitting unit. The in-vehicle side identification code thus designated is designated as the first in-vehicle side identification code in the reading order and stored in the second storage means. That is, the transmission means used to open the door has the highest probability of being used for engine startup. Accordingly, the discrimination processing operation by the code discrimination means has a high probability of being completed at a time, and can be completed in a short time.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0014]
FIG. 1 is a block diagram showing an immobilizer system for an automobile. The immobilizer system includes an
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
Next, the
[0021]
Note that the transponders 3a and 4a of the other
[0022]
The
[0023]
Therefore, each immobilizer side encryption code 40-42 is similarly composed of
[0024]
The CPU 5a executes immobility side identification code creation processing, code determination processing, and immobility system release processing in accordance with a control program stored in the ROM 5b. The CPU 5a is connected to a sensor 7 that detects whether or not a key provided in the key cylinder is inserted, and each process is executed based on the detection signal. In the present embodiment, when the sensor 7 detects that a key is inserted into the key cylinder, an electromagnetic wave including a randomly set random number α is transmitted to the transponder of the key, and the previously used key is immobilized. An identification code creation process is executed, and then a code determination process is executed. The
[0025]
The immobility side identification code creation processing refers to a processing operation for creating immobility side identification codes IDi0 to IDi2 for the
[0026]
When the previously used key (one of the
[0027]
Next, the CPU 5a reads the generated
[0028]
Accordingly, the key-side identification codes IDk0 to IDk2 and the immobility-side identification codes IDi0 to IDi2 obtained from the key-
[0029]
When the immobility identification code creation process for the key used last time is completed, the mode shifts to the code determination process for the key. The code discrimination processing compares the immobility side identification codes IDi0 to IDi2 created in the previous immobilization side identification code creation processing with the key side identification codes IDk0 to IDk2 transmitted from the
[0030]
When the key used last time is, for example, the
[0031]
If the previously used key is, for example, the
[0032]
Further, when the previously used key is, for example, the
[0033]
Furthermore, when the key used last time is, for example, the
[0034]
When the CPU 5a shifts to the immobilizer system release process, it continues to output the engine drive permission signal EA to the fuel injection control device (EFIECU) 8 until the
[0035]
The
[0036]
When the engine drive permission signal EA is output from the
[0037]
Next, the operation in the code discrimination process of the ID code processing system of the immobilizer system configured as described above will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
For example, if the previously used key is the
[0038]
When the CPU 5a inputs the key side identification code IDk1 from the transmitter /
[0039]
If it is determined in
[0040]
When the engine drive permission signal EA is input, the
[0041]
Next, features of the present embodiment configured as described above will be described below.
(1) In this embodiment, the
[0042]
(2) In the present embodiment, the
[0043]
(Second Embodiment)
Hereinafter, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
FIG. 5 is a block diagram showing an immobilization system of a car. The immobilizer system includes an
[0044]
The
[0045]
The
[0046]
The
[0047]
The EEPROM 12c stores in advance the key
[0048]
The CPU 12b executes key side identification code generation processing in accordance with a control program stored in the EEPROM 12c. The CPU 12b is executed based on a signal including the random number α.
[0049]
The CPU 12b reads the
[0050]
Then, the CPU 12b reads the created
[0051]
The transponders 13a and 14a of the other
[0052]
When the door lock on switch 12d of the
[0053]
The radio wave
[0054]
The
[0055]
If the input signal is the lock-off signal 12Y, the
[0056]
The
[0057]
Accordingly, the immobilizer-side
The
[0058]
The immobility side identification code creation processing refers to a processing operation for creating immobility side identification codes IDi3 to IDi5 for the
[0059]
When the key (one of the
[0060]
Then, the
[0061]
Accordingly, the key-side identification codes IDk3 to IDk5 and the immobilization-side identification codes IDi3 to IDi5 obtained from the key-
[0062]
When the immobility side identification code creating process for the key whose door is opened by the radio wave is completed, the mode shifts to the code determining process for the key. The code discrimination processing compares the immobility side identification codes IDi3 to IDi5 created in the previous immobilization side identification code creation processing with the key side identification codes IDk3 to IDk5 transmitted from the
[0063]
When the key that opens the door by radio waves is, for example, the
[0064]
If the key that opens the door by radio waves is used, for example, the
[0065]
Further, when the key that opens the door by radio waves is used, for example, the
[0066]
Further, when the key that opens the door by radio waves is used, for example, the
[0067]
When the
[0068]
The EFIECU 18 includes a central processing unit (CPU) 18a, a ROM 18b, a
[0069]
When the engine drive permission signal EA is output from the
[0070]
Next, the operation in the code discrimination process of the ID code processing system of the immobilizer system configured as described above will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
For example, if the user unlocks the door with the door lock off switch 13e of the spare key 13, the
[0071]
When the user inserts the spare key 13 into the key cylinder, the
[0072]
In step 34, when the key side identification code IDk4 is input from the
[0073]
If it is determined in step 35 that the two codes do not match, the
[0074]
When the engine drive permission signal EA is input, the CPU 18a of the EFIECU 18 executes various arithmetic processes for driving and controlling the engine in response to the ON signal of the ignition key switch. In other words, this system preferentially determines whether or not the immobil code ID is correct for the radio wave key that opened the door.
[0075]
Next, features of the present embodiment configured as described above will be described below.
(1) In the present embodiment, the
[0076]
(2) In the present embodiment, the
[0077]
(3) In the present embodiment, when the user performs an operation of opening the door with the radio wave key, the
[0078]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, You may implement as follows.
(1) In the first and second embodiments, there are three automobile keys. However, any number of keys may be used as long as there are a plurality of keys. The greater the number of keys, the longer the time saved through the system and the greater the effectiveness of the system.
[0079]
(2) In the first and second embodiments, the
[0080]
(3) In the first and second embodiments, the 48-bit key side identification codes IDk0 to IDk5 are 40-bit processed
[0081]
Only the 8-bit
[0082]
(4) In the second embodiment, the
[0083]
(5) In the first and second embodiments, the first embodiment prioritizes the previously used key and performs code discrimination processing for that key, and the second embodiment opens the door. Although the radio wave key is given priority and the code discrimination process is performed for the key, this system may be implemented simultaneously. In this case, after opening the door with the radio wave of the radio key, the radio key that opened the door has priority, and when the door is not opened with radio wave after removing the key from the key cylinder, the key that was previously removed from the key cylinder has priority. Will do.
[0084]
(6) In the first and second embodiments, the key side identification codes IDk0 to IDk5 and the immobility side identification codes IDi0 to IDi5 are
[0085]
(7) In the first and second embodiments, the key side identification codes IDk0 to IDk5 and the immobility side identification codes IDi0 to IDi5 are processed by substituting the random number α into a 40-bit function. ~ 32c, 40c ~ 42c, 50c ~ 52c, 60c ~ 62c and 8-bit
[0086]
(8) In the first embodiment, the
[0087]
(9) In the second embodiment, the
[0088]
(10) In the first embodiment, when the
[0089]
(11) In the second embodiment, when the
[0090]
(12) In each of the above embodiments, the transponder as the transmission means is built in the ignition key, but the transmission means for outputting the identification code like the transponder may be mounted on the IC card for starting the engine. Good.
[0091]
Next, technical ideas other than the claims that can be grasped from the above embodiment will be described together with the effects thereof.
(1) In the identification code discriminating apparatus in the immobilization system according to
[0092]
This eliminates the need for comparing and determining the
[0093]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, it is possible to shorten the identification code determination processing time in an automobile equipped with an immobilizer system and to drive the engine so that the user does not feel uncomfortable. It has the effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of an immobilizer system according to a first embodiment.
FIG. 2 is an explanatory diagram for explaining a key-side encryption code.
FIG. 3 is an explanatory diagram for explaining an immobilizer side encrypted code.
FIG. 4 is a flowchart for explaining code determination processing according to the first embodiment;
FIG. 5 is a block diagram of an immobilizer system according to a second embodiment.
FIG. 6 is an explanatory diagram for explaining a key-side encryption code.
FIG. 7 is an explanatory diagram for explaining an immobilizer side encrypted code.
FIG. 8 is a flowchart illustrating a code determination process according to the second embodiment.
[Explanation of symbols]
2a-4a, 12a-14a ... transponder, 5a, 15a, 19a ... CPU, 5b, 15b ... ROM, 5c, 15c ... RAM, 12Y-14Y ... lock-off signal, IDk0-IDk5 ... key side identification code, IDi0-IDi5 ... Imobi side identification code.
Claims (3)
前記第1の記憶手段(5b,15b)が記憶した複数の車載側識別コードの読み出し順序を記憶した第2の記憶手段(5c,15c)と、
前記複数の送信手段(2a〜4a,12a〜14a)のいずれか一つの送信手段から送信された識別コード(IDk0 〜IDk5 )を受信したとき、前記第2の記憶手段(5c,15c)に記憶した読み出し順序に従って前記第1の記憶手段(5b,15b)に記憶した車載側識別コード(IDi0 〜IDi5 )を読み出し、該識別コードと比較し一致するかどうかを判別するコード判別手段(5a,15a)と、
前記コード判別手段(5a,15a)が一致すると判断した時、エンジンを制御可能にするためのエンジン駆動許可信号(EA)を生成する制御手段(5a,15a)と、
前記第2の記憶手段(5c,15c)に次回の読み出し順序を記憶する書込手段(5a,15a)と
を備えたイモビシステムにおける識別コード判別装置。An identification code having the same content as an identification code (IDk0 to IDk5) different from each other transmitted from a plurality of transmission means (2a to 4a, 12a to 14a) is stored in advance as an in-vehicle side identification code (IDi0 to IDi5). 1 storage means (5b, 15b);
Second storage means (5c, 15c) storing the reading order of the plurality of vehicle-mounted identification codes stored in the first storage means (5b, 15b);
When the identification code (IDk0 to IDk5) transmitted from any one of the plurality of transmission means (2a to 4a, 12a to 14a) is received, it is stored in the second storage means (5c, 15c). Code discriminating means (5a, 15a) for reading out the vehicle-mounted side identification codes (IDi0 to IDi5) stored in the first storage means (5b, 15b) in accordance with the read order and comparing the identification codes with each other. )When,
Control means (5a, 15a) for generating an engine drive permission signal (EA) for enabling control of the engine when it is determined that the code determination means (5a, 15a) match;
An identification code discriminating apparatus in an immobilizer system comprising: writing means (5a, 15a) for storing the next reading order in the second storage means (5c, 15c).
前記書込手段(5a,15a)は前記コード判別手段(5a,15a)が一致すると判別した時、その一致した車載側識別コード(IDi0 〜IDi5 )を次回の読み出し順序において最初の車載側識別コード(IDi0 〜IDi5 )として指定し前記第2の記憶手段(5c,15c)に記憶することを特徴としたイモビシステムにおける識別コード判別装置。The identification code discriminating apparatus in the immobility system according to claim 1,
When the writing means (5a, 15a) discriminates that the code discriminating means (5a, 15a) match, the matched vehicle-side identification code (IDi0 to IDi5) is the first vehicle-side identification code in the next reading order. An identification code discriminating apparatus in an immobilizer system, specified as (IDi0 to IDi5) and stored in the second storage means (5c, 15c).
前記複数の送信手段(12a〜14a)はそれぞれ互いに相違するドア開用の第2の識別コード(12Y〜14Y)を送信し、
前記第2の識別コード(12Y〜14Y)と同じ内容の識別コードを第2の車載側識別コードとして予め記憶する第3の記憶手段(19b)と、
前記複数の送信手段(12a〜14a)のいずれか一つの送信手段から送信された第2の識別コード(12Y〜14Y)を受信したとき、該第2の識別コード(12Y〜14Y)と前記第3の記憶手段(19b)に記憶した第2の車載側識別コードとを比較し一致するかどうかを判別する第2のコード判別手段(19a)と、
前記第2のコード判別手段(19a)が一致すると判別した時、ドアロックを解除するためのドアロック解除信号を生成する第2の制御手段(19a)と、
前記第2のコード判別手段(19a)が一致すると判別した時、その一致した第2の車載側識別コードに対応する送信手段(12a〜14a)の前記第1の記憶手段(15b)に記憶した車載側識別コード(IDi0 〜IDi5 )を読み出し順序において最初の車載側識別コード(IDi0 〜IDi5 )として指定し前記第2の記憶手段(15c)に記憶する第2の書込手段(19a)と
を備えたイモビシステムにおける識別コード判別装置。The identification code discriminating apparatus in the immobility system according to claim 1,
The plurality of transmitting means (12a to 14a) transmit different second opening opening identification codes (12Y to 14Y),
Third storage means (19b) for storing in advance an identification code having the same content as the second identification code (12Y to 14Y) as a second vehicle-mounted side identification code;
When the second identification code (12Y-14Y) transmitted from any one of the plurality of transmission means (12a-14a) is received, the second identification code (12Y-14Y) and the first identification code A second code discriminating means (19a) for comparing the second on-vehicle side identification code stored in the storage means (19b) of No. 3 and discriminating whether or not they coincide
Second control means (19a) for generating a door lock release signal for releasing the door lock when it is determined that the second code determination means (19a) matches;
When it is determined that the second code discriminating means (19a) matches, it is stored in the first storage means (15b) of the transmitting means (12a-14a) corresponding to the matched second vehicle-mounted side identification code. A second writing means (19a) for designating the in-vehicle side identification code (IDi0 to IDi5) as the first in-vehicle side identification code (IDi0 to IDi5) in the reading order and storing it in the second storage means (15c); An identification code discrimination device in an immobility system provided
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