JP3721783B2 - Reciprocating electric razor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、往復式電気かみそりに関し、詳しくは外刃を外刃枠に装着した刃カセットを複数並列に配置すると共に、各刃カセットを本体に対してフロート自在としている往復式電気かみそりに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
外刃を肌に密着させて髭を剃り上げる効率を高くするために、外刃を外刃枠に装着した刃カセットを複数並列に配置すると共に、各刃カセットを本体に対してフロート自在としている往復式電気かみそりが提供されている。
【0003】
この種の往復式電気かみそりとして、例えば特開平8−323063号公報に開示されたものにあっては、各刃カセットを保持部材の内側に納めて、この保持部材内で刃カセットのフロート動作が行われるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の構成であると、各刃カセットは保持部材で保護されることになるため、外刃に対して頑丈になるという利点があるものの、鏡を見ながら髭を剃っている時は、刃カセットは保持部材で覆われていることから、そのフロート状態が見えず、これに伴って、刃カセットにおける外刃を肌に効率良く当てるということが難しいものとなっている。もっとも、上記保持部材と刃カセットとの関係を逆転させて、刃カセットが保持部材に被さった形でフロート動作するようにしたならば、刃カセットの動きが良く見えるものとなる。しかしながら、このようにした場合、刃カセットの内刃往復動方向の端部に髭が多く溜まるために、刃カセットと保持部材との隙間から髭くずが飛び散ってしまうという問題を有している。そのために、刃カセットと保持部材との隙間を小さくすることが考えられるが、隙間を小さくしていった場合には、刃カセットが保持部材に対して斜めにフロートすることができなくなり、肌への追随性が悪くなるために、肌当たりが悪く、剃り残しも多く発生してしまうという問題がある。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、刃カセットのフロート状態を外部から容易に判別することができ且つ肌当たりを良くできる上に、刃カセットからの髭くずのこぼれを少なくすることができる往復式電気かみそりを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、内刃に対応する外刃とこの外刃が装着される外刃枠とからなる刃カセットを内刃往復動方向Mと直交する方向に複数列配置し、各刃カセットを保持部材50によりフロート自在に支持してなる往復式電気かみそりであって、いずれか1の刃カセットが、保持部材50に対して上下動自在に保持されると共にこの保持部材50を介して本体9に固定される外刃フレーム60に取り付けられるネット刃カセット20で構成され、このネット刃カセット20は、外刃12が取り付けられる外刃枠21と、外刃枠21を係止するフロート支持枠22とを備えると共に、フロート支持枠22及び外刃枠21の内刃往復動方向の両端に、それぞれ、保持部材50の外側壁50aをまたぐ状態で配設される外壁部26と内壁部27とからなる二重壁5が設けられていることを特徴としており、このように構成することで、二重壁5によって剃り時に内刃の駆動により髭くずが溜まる内刃往復動方向Mの両端において、髭くずを内側に保持して外側にこぼれないようにすることができると共に、保持部材50の外側壁50aと二重壁5との間に隙間を確保できるので、ネット刃カセット20のフロートをスムーズにすることができる。さらにネット刃カセット20の動きが外側から良く見えて肌に適切な状態で接触させることができるものとなる。
【0007】
また、上記両端の二重壁5は、内壁部27と外壁部26とをつなぐ連結壁28をそれぞれ備えており、この連結壁28は刃カセット同士が隣合う側面には設けられていないのが好ましく、この場合、連結壁28によって二重壁5を補強でき、しかも連結壁28は刃カセット同士が隣り合う面には存在しないために、各刃カセット同士を接近させて刃全体を厚み方向に小さくすることが容易となる。
【0008】
また、上記外側に位置する刃カセットの内刃往復動方向Mの両端及び外側面にそれぞれ二重壁5bが設けられているのが好ましく、この場合、保持部材50の全周において刃カセットが2重壁構造となり、髭くずのこぼれをより防止できる。
【0009】
また、上記各刃カセットの内刃が互いに反対方向に駆動され、保持部材50の片側の一側壁においてすべての刃カセットを保持して成るのが好ましく、この場合、内刃駆動による保持部材50に対する外力が常に逆方向に働き、保持部材50にかかる力を相殺することができ、騒音防止等が図られる。
【0010】
また、上記2つのネット刃11,11間にスリット刃1を配置した3ヘッド構造を有する刃カセットにおいて、ネット刃11と隣合うスリット外刃2の側面にネット刃11を構成する外刃12と外刃枠21とを固定するためのヒートシール突部100に対応する切り欠き84を設けるのが好ましく、この場合、ヒートシール突部100が妨げとなることなく、各刃カセットを厚み方向に非常に近接させることができる。
【0011】
また、上記ネット刃カセット20を、外刃を係止する内側部材と、内側部材を係止する外側部材とに分離し、外側部材を内側部材の下側から嵌め込み自在とすると共に、嵌め込み状態で外側部材と内側部材とを互いに係合させる係合手段を設けるのが好ましく、この場合、ネット刃カセットが組み立てやすくなり、内刃押上力や外側壁の剥がし外力がかかったときでも破損、分解することなく、強度を十分に確保できる。
【0012】
また、上記肌伸ばし部材24を内側部材と外側部材との間に配置し、外側部材の壁面から内側に突設させた突起部25を肌伸ばし部材24に設けた孔部81に係合させるのが好ましく、この場合、肌伸ばし部材24を外側部材の突起部25に係合させるだけで、高さ方向に寸法が小さい弾性体からなる肌伸ばし部材24であっても、形状が変化することなく外側部材と内側部材との間の小スペースに容易且つ確実に保持できるようになる。
【0013】
また、上記保持部材50の内刃往復動方向Mの端部壁の内側に横方向に延びる突出部110を設けるのが好ましく、この場合、横方向に延びる突出部110によって内刃往復動方向M端部の隙間からの髭くずのこぼれをより防止できるようになる。
【0014】
また、上記外刃枠21の内刃往復動方向Mの端部上面にエラストマ−からなる肌伸ばし部材24aを設けるのが好ましく、この場合、外刃枠21の両端部においても肌伸ばし部材24aによってカセットの端部でのゴツゴツ感を和らげて肌当たりが良いものとなると共に、肌伸ばし効果も高められる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の一例を説明する。
【0016】
この往復式電気かみそりは、図3に示すように、本体9の上端に3個の刃ヘッド10が配設されたもので、これら3個の刃ヘッド10は、リニアモータ14によって同時駆動されるものである。図3中の80はトリマーブロックである。
刃ヘッド10の基本構造を図1〜図7に基づいて詳述する。
【0017】
刃ヘッド10は、図3に示すように、スリット外刃2とこのスリット外刃2の内面に摺接して往復移動する櫛刃状のスリット内刃3とを備えた1個の粗剃り用のスリット刃1と、スリット刃1の両外側に配置され、ネット状の外刃12とこの外刃12の内面に摺接して往復移動する内刃13とを備えた2個のネット刃11とで構成されている。これらスリット刃1及びネット刃11はそれぞれ上下にフロート可能となっており、また、摺動動作を行うリニアモータ14によって、各刃の外刃2,12に対応する内刃3,13が各々往復駆動されるようになっている。
【0018】
図4は刃ヘッド10の構成を示している。ネット刃カセット20は、外刃12が取り付けられる外刃枠21(内側部材)と、外刃枠21を係止するフロート支持枠22(外側部材)とに分離されており、外刃枠21がフロート支持枠22の下側から嵌め込み自在となっている。外刃12と外刃枠21とはヒートシール突部100を利用して固着されている。また、フロート支持枠22には、その内面に下側に延びる突リブ95が設けられており、外刃枠21には、その外壁に設けられた横壁96の中に上記突リブ95と係合する係合穴97が設けられ、これら突リブ95と係合穴97との係合により係合手段が構成され、内刃押し上げ力やフロート支持枠22の引き剥がし等の外力が加わった場合にも、破損、分解することなく、刃を保持できるようになっている。また図4に示す実施形態では、外刃枠21の長手方向の両端部の外面上部に突部90が設けられ、この突部90がフロート支持枠22に設けたガイド溝92と係合することによって、互いの回転止めを行うものであり、さらに外刃枠21のフック93はフロート支持枠22のフック溝94と係合することにより、互いの上下方向の抜け止めを行うものである。
【0019】
また、ネット刃カセット20における内刃は、図7に示すように、本体9の上端から突出する一対の駆動子70の上端に上方へバネ付勢された状態で取り付けられ、ネット刃カセット20を保持部材50及び外刃フレーム60を介して本体9に取り付けた時、外刃12の内面に接するものであり、また本体9が内蔵するリニアモータ14の往復振動が駆動子70を介して内刃13に伝えられる。また、リニアモータ14から突出する2つの駆動子70は互いに逆方向に駆動されるようになっており、これにより、駆動時の本体9の振動を相殺できて、防振効果が得られるようにしてある。図7中のSはスイッチ操作部である。
フロート支持枠22と外刃枠21との間には、図4に示す肌を伸ばして髭を起こすための薄肉弾性リブ23を備えた肌伸ばし部材24が配置されている。この肌伸ばし部材24に設けた小孔状の孔部81にフロート支持枠22の内面に設けた突起25を係合させることによって、肌伸ばし部材24をフロート支持枠22と外刃枠21との間に挟み込んだ状態で組み立てられるようになり、非常に小さいスペースに肌伸ばし部材24を確実に係止できるようになっている。また、フロート支持枠22の突起25を小突起形状とすることにより、撓み易い肌伸ばし部材24全体の形状が突起25によって変化することなく、組み立て可能となっている。
【0020】
保持部材50には、図4、図6に示すように、両側片の上縁からそれぞれ複数のフロートバネ片52を上方に向けて一体に突出させてある。また、保持部材50の長手方向の両端壁53には、上方に開口したスリット孔48がそれぞれ形成されており、各スリット孔48内の側壁上部にフック51が突設されている。また端壁53の中央の外面上部には縦溝54が形成され、外面下部にはフック55を備えた押釦56が設けられている。さらに、両端壁53の幅方向中央の内面には縦溝57を備えたフック片59が設けられていると共に、フック片59の下方にバネ受け片58が設けられている。
【0021】
ネット刃カセット20の保持部材50への装着は、ネット刃カセット20のフロート支持枠22と外刃枠21を一体化したものを保持部材50に被せて連結壁28を保持部材50のスリット孔48内に位置させることで行う。このとき、ネット刃カセット20を保持部材50に装着した状態で、保持部材50のフック51は連結壁28の上方の縦長孔30に位置し、フロート支持枠22の突部16はスリット孔48の脇のガイド片61の両面に接する。連結壁28をスリット孔48内に位置させると共に、フック51で連結壁28の抜け止めがなされて、ネット刃カセット20は保持部材50に上下動自在に保持されるものであり、また保持部材50におけるフロート用バネ片52が外刃枠21の下面に接することから、ネット刃力セット20は上方にバネ付勢されてフロート自在にガイドされるようになっている。
【0022】
図5はスリット刃カセット31の構成を示している。スリット外刃2の両端に支持体32がそれぞれ配置され、支持体32に設けたヒートシールボス33にスリット外刃2の係合部34を取付けた状態で、スリット外刃2に対して支持体32がそれぞれヒートシール固定されている。両支持体32の内面側にはバネ受け35をそれぞれ備えており、外面側には外壁部36をそれぞれ備えており、外壁部36の内側に縦リブ28aが設けられており、この縦リブ28aと内壁部36aとの間に保持部材50の外側壁を挟み込むことにより、内刃往復移動方向の保持を行っている。これら外壁部36と内壁部36aとで保持部材50の外側壁の両側に配置される二重壁5aが構成されている。さらに支持体32の下端には下方に突出する係止部38、バネ止め39がそれぞれ設けられている。このスリット刃カセット31は支持体32の係止部38を保持部材50のフック59に係合させることで抜け止めがなされると共に、バネ受け39との間に配された押上げバネ49によって上方へバネ付勢されているもので、このとき係止部38が保持部材50の縦溝57内をスライドし、また保持部材50の外側に位置する外壁部36に設けられた縦リブ28aが保持部材50の縦溝54内をスライドすることで、スリット刃カセット31を上下動方向にスライド自在にガイドできるようになっている。このフロートバネ49は、図2に示すように、下側の径rが上側の径Rよりも小さくなっており、その下側バネ部49aを保持部材50のバネ受け片58の穴部200に係合させることにより下側バネ部49aが固定されており、これにより、フロートバネ49を少ない部品点数で保持できると共に、組み立てやすくなっている。
【0023】
スリット内刃3は、図5に示すように、ヒートシールボス45によりスリット継手41上面にヒートシール固定されている。スリット継手41は、駆動子70に付設されたスリット駆動子70a(図7)に連結されており、スリット内刃3にリニアモータ14の動きが伝達されるようになっている。またスリット継手41の下端にはバネ受け部46が設けられ、押上げバネ47の上端をバネ受け部46に係合させ、押上げバネ47の下端を前記スリット外刃2の支持体32のバネ受け35に係合させることにより、スリット内刃3がスリット外刃2の内面に摺接して、両刃の摺動面において良好な切れ味が確保されるようになっている。さらに、スリット外刃2の両側面には、前記ネット刃カセット20を組み立てるためのヒートシール突部100(図4)に対応する位置に、下方に開口した切り欠き84が設けられており、この切り欠き84にヒートシール突部100を挿入した状態(図3の状態)とすることで、ヒートシール突部100が妨げとなることなく、各刃カセット20,31同士を厚み方向に非常に近接させることが可能となり、これにより鼻下などの細かい部位でも剃りやすく、またスリット刃1の刃先をネット刃11でカバーできるためにゴツゴツ感がなくなり、肌当たりの良い剃り感覚が得られるものである。
【0024】
上記保持部材50は、図6に示す押釦56の内側に設けたフック55を外刃フレーム60の長手方向両端部の溝65内に設けられた凸部66に着脱自在に係止させることで、押釦56を本体9に固定される外刃フレーム60の両端外面側に位置させた状態で外刃フレーム60に着脱自在に装着できるようになっている。図1に示すように、外刃フレーム60の内刃往復動方向Mの端部上端60a位置において、保持部材50を外刃フレーム60に係合させてある。これは外刃フレーム60は例えば金属で構成されており、一方、保持部材50は着脱の弾性を確保するために成型品で構成されているために、保持部材50の壁は剛性が低く、刃カセット20,31を保持する力が弱くなり、極端な場合には切れ味が悪くなる。そこで、金属製の外刃フレーム60の壁の上端と保持部材50とを係合させることにより、保持部材50の壁の剛性を高くすることができ、切れ味を確保することができるようになっている。
【0025】
次にネット刃カセット20及びスリット刃カセット31の長手方向の両端に設けられる二重壁5,5aについて説明する。図1に示すように、ネット刃カセット20におけるフロート支持枠22の長手方向(内刃往復動方向M)の両端には、それぞれ下方に開口した二重壁5が構成されており、保持部材50の外側壁50aをまたぐ状態で、外壁部26と内壁部27とが配設されていると共に、保持部材50と外壁部26との間、及び保持部材50と内壁部27との間にはそれぞれ隙間dが設けられている。さらに、保持部材50の外側壁50aの内面には、内側に横方向に延びるリブ状の突出部110が設けてある。一方、図2に示すように、スリット刃カセット31の長手方向の両端に配設される各支持体32においても、外壁部36と内壁部36aとから成る下方に開口した二重壁5aが構成されており、保持部材50の外側壁50aの中央部をまたぐ状態で配設され、保持部材50と外壁部36との間、及び保持部材50と内壁部36aとの間にはそれぞれ隙間d´が設けられている。これら二重壁5,5a及び突出部110によって、スリット刃カセット31の内刃往復動方向Mの両端に溜まった髭くずの外側へのこぼれが防がれている。
【0026】
さらに、ネット刃カセット20において、外壁部26と内壁部27は、図1、図6に示すように、連結壁28によってつながっている。この連結壁28はネット刃カセット20に設けられていると共に、長手方向両端のうちの一方の連結壁28側においてのみ、外壁26と内壁27とに突部29がそれぞれ突設されている。連結壁28の上方には後述する保持部材50のフック51が係合する縦長孔30が設けられている。なお、連結壁28は刃カセット20,31同士が隣合う側面には設けられていない。一方、スリット刃カセット31の支持体32においても、外壁部36と内壁部36aとは、連結壁28aによってつながっている。なお、これら連結壁28aはスリット刃カセット31の両側面には存在しておらず、これにより刃カセット20,31同士を近接配置でき、本体9全体の厚みの薄型化が図られている。
【0027】
さらに本実施形態では、図3に示すように、両ネット刃カセット20の短手方向の外側面においても、外刃枠21とフロート支持枠22とにより二重壁5bがそれぞれ構成されており、保持部材50の側壁50bをまたぐように組み立てられることによって、刃ヘッドの短手方向の両端面側においても髭くずのこぼれを防止できるようにしてある。
【0028】
しかして、2つのネット刃11と、この両者間に配置されたスリット刃1とは、図8及び図9、或いは図10及び図11に示すように、それぞれ独立してフロート自在となっており、これにより、髭剃りにあたっては、刃カセット20,31を肌に押し当てたときに、各外刃が肌に接する状態を確実に得ることができるものであり、しかも、鏡を見ながら髭を剃るときに、保持部材50の外側に刃カセットの外面が出ているため、各刃カセット20,31のフロート状態を確認することができ、これに伴って各外刃が肌に接するように持ち方などを調節することができる。
【0029】
このとき、内刃往復動方向Mの両端にそれぞれ設けた二重壁5,5aによって髭くずのこぼれを少なくすることができる。つまり、内刃3,13の駆動によって刃カセット20,31の内刃往復動方向Mの端部に髭が多く溜まっても、図1及び図2に示す二重壁5,5aの存在によって、髭くずを内側に保持して外側にこぼれないようにできるので、剃り時に刃カセット20,31と保持部材50との隙間から髭くずが飛び散って衣服等に付着するような不快感を与えることがないものである。しかも両側のネット刃カセット20の外側面にも二重壁5b(図3)が設けられているので、保持部材50の全周において2重壁構造となり、従って、髭くずのこぼれをより防止できるようになる。
【0030】
また、保持部材50と二重壁5,5aとの間に隙間d,d´を確保できるので、刃カセット20,31のフロートをスムーズにすることができる。従って、刃カセット20,31は保持部材50に対して斜めにフロートできるようになり、肌への追随性が良くなり、従って、肌当たりを良くすることができ、剃り残しの発生を防止できる。さらに、二重壁5の外壁部26、二重壁5aの外壁部36をそれぞれ保持部材50の外面側に配置したから、刃カセット20,31の動きが外側から良く見えて肌に適切な状態で接触させることができるものとなり、鏡を見ながら髭を剃っている時でも、刃カセット20,31のフロート状態を外部から容易に判別することができる。従って、外刃を肌に効率良く当てるということが容易となる。
【0031】
また本実施形態では、二重壁5,5aの内部で保持部材50の端壁が3つの刃カセット20,31,20を横断する形で各刃カセット20,31をそれぞれ保持しているので、往復式の多ヘッドとした場合においても、刃全体の厚みを小さくすることができるために、鼻下などの細かい部分を剃るときでも、肌に当て易くなり、使い勝手が向上し、且つ本体9の厚みを小さくして持ち運びがし易くなる。また、保持部材50は外刃フレーム60に着脱可能で、しかも内刃往復動の端部において外刃フレーム60の側壁の上端60a位置で、保持部材50の側壁が係合しているために、外刃フレーム60に対する保持部材50の着脱がしやすくなり、しかも、内刃往復動方向Mの刃カセット20,31を保持する保持部材50の壁の剛性を大きく向上できるために、剃り時に外刃がガタつくことなく鋭い切れ味を確保できるものとなる。そのうえリニアモータ14から突出する2つの駆動子70は互いに逆方向に駆動されるようにしてあるので、駆動時の本体9の振動を小さくできると共に、図1、図2のように全ての刃カセット20,31を保持部材50の全て同じ側(内刃往復動方向Mの一端部の端壁側)の壁で保持しているので、保持部材50にかかる力を相殺することができるようになり、壁の撓みを小さくして、刃の振動による騒音等をより効果的に防止できるという利点もある。
【0032】
他の実施形態として、図12に示すように、外刃枠21の内刃往復動方向Mの端部上面にエラストマーからなる肌伸ばし部材24aを設けるようにしてもよい。他の構成は前記実施形態と同様である。この例はフロート支持枠22の上面にエラストマ−からなる肌伸ばし部材24aを一体成形により設けたもので、この肌伸ばし部材24aによって肌当たりが良くなり、ネット刃カセット20の端部でのゴツゴツ感を和らげて肌当たりが良いものとなると共に、剃り時に肌に対して横方向に剃った場合においても肌伸ばし効果が得られ、短く剃り上げることができるものとなる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1記載の発明は、内刃に対応する外刃とこの外刃が装着される外刃枠とからなる刃カセットを内刃往復動方向と直交する方向に複数列配置し、各刃カセットを保持部材によりフロート自在に支持してなる往復式電気かみそりであって、いずれか1の刃カセットが、保持部材に対して上下動自在に保持されると共にこの保持部材を介して本体に固定される外刃フレームに取り付けられるネット刃カセットで構成され、このネット刃カセットは、外刃が取り付けられる外刃枠と、外刃枠を係止するフロート支持枠とを備えると共に、フロート支持枠及び外刃枠の内刃往復動方向の両端に、それぞれ、保持部材の外側壁をまたぐ状態で配設される外壁部と内壁部とからなる二重壁が設けられているから、二重壁によって剃り時に内刃の駆動により髭くずが溜まる内刃往復動方向の両端において、髭くずを内側に保持して外側にこぼれるのを防止できるので、剃り時に衣服等に付着するような不快感を与えることがなく、また、ネット刃カセットの内刃往復動方向の両端と保持部材との間に隙間を確保できるので、ネット刃カセットのフロートをスムーズにすることができる。さらにネット刃カセットの動きが外側から良く見えて肌に適切な状態で接触させることができるものとなる。
【0034】
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、両端の二重壁は、内壁部と外壁部とをつなぐ連結壁をそれぞれ備えており、この連結壁は刃カセット同士が隣合う側面には設けられていないから、連結壁によって二重壁を補強でき、且つ連結壁は刃カセット同士が隣り合う面には存在しないために、各刃カセット同士をかなり接近させて刃全体を厚み方向に小さく構成できるために、鼻下など細かい部位においても剃りやすくなり且つ本体の厚みを薄くでき持ち運びにも便利となる。
【0035】
また請求項3記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、外側に位置する刃カセットの内刃往復動方向の両端及び外側面にそれぞれ二重壁が設けられているから、保持部材の全周において刃カセットが2重壁構造となるため、より髭くずのこぼれを一層防止できる。
【0036】
また請求項4記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、各刃カセットの内刃が互いに反対方向に駆動され、保持部材の片側の一側壁においてすべての刃カセットを保持して成るから、各刃カセットの内刃が互いに反対方向に駆動するものとし、保持部材の片側の側壁で全てのヘッドを係止するために、内刃駆動による保持部材に対する外力が常に逆方向に働き、保持部材にかかる力を相殺することができるために、保持部材の側壁の撓みを極小にして外刃のがたつきが少なくなり、騒音が少なく、切れ味を良くするものである。
【0037】
また請求項5記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、2つのネット刃間にスリット刃を配置した3ヘッド構造を有する刃カセットにおいて、ネット刃と隣合うスリット外刃の側面にネット刃を構成する外刃と外刃枠とを固定するためのヒートシール突部に対応する切り欠きを設けたから、ヒートシール突部が妨げとなることなく、各刃カセットを厚み方向に非常に近接させることができるために、鼻下などの細かい部位でも剃りやすく、またスリット刃の刃先がネット刃でカバーできるためにゴツゴツ感がなくなり、肌当たりの良い剃り感覚が得られるものである。
【0038】
また請求項6記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、ネット刃カセットを、外刃を係止する内側部材と、内側部材を係止する外側部材とに分離し、外側部材を内側部材の下側から嵌め込み自在とすると共に、嵌め込み状態で外側部材と内側部材とを互いに係合させる係合手段を設けたから、ネット刃カセットが組み立てやすくなり、内刃押上力や外側壁の剥がし外力がかかったときでも破損、分解することなく、強度を十分に確保でき、従って、組み立て性を良くしながら、使用時には壊れることがなく、ネット刃を保持できるものである。
【0039】
また請求項7記載の発明は、請求項6記載の効果に加えて、肌伸ばし部材を内側部材と外側部材との間に配置し、外側部材の壁面から内側に突設させた突起部を肌伸ばし部材に設けた孔部に係合させて成るから、肌伸ばし部材を外側部材の突起部に係合させるだけで、高さ方向に寸法が小さい弾性体からなる肌伸ばし部材であっても、形状が変化することなく外側部材と内側部材との間の小スペースに容易且つ確実に保持することができる。
【0040】
また請求項8記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、保持部材の内刃往復動方向の端部壁の内側に横方向に延びる突出部を設けたために、内刃往復動方向端部のスキマから髭くずがこぼれるのを防止することができる。
【0041】
また請求項9記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、外刃枠の内刃往復動方向の端部上面にエラストマ−からなる肌伸ばし部材を設けたから、エラストマ−からなる肌伸ばし部材によってカセットの端部でのゴツゴツ感を和らげて肌当たりが良いものとなると共に、剃り時に肌に対して横方向に剃った場合においても肌を伸ばして、短く剃り上げることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示すネット刃カセット付近の正面断面図である。
【図2】同上のスリット刃カセット付近の正面断面図である。
【図3】同上の刃ヘッドの側面断面図である。
【図4】同上の刃ヘッドの分解斜視図である。
【図5】同上のスリット刃カセットの分解斜視図である。
【図6】同上のスリット刃カセットと保持部材と外刃フレームとを説明する分解説明図である。
【図7】同上の本体への内刃の取り付け状態を説明する分解斜視図である。
【図8】同上の斜視図である。
【図9】同上のフロート動作時の斜視図である。
【図10】同上の側面図である。
【図11】(a)(b)(c)は各刃カセットのフロート動作時の側面図である。
【図12】他の実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
1 スリット刃
5,5a 二重壁
9 本体
11 ネット刃
20 ネット刃カセット
21 外刃枠
24,24a 肌伸ばし部材
25 突起部
28 連結壁
31 スリット刃カセット
48 切り欠き
50 保持部材
60 外刃フレーム
81 孔部
100 ヒートシール突部
110 突出部
M 内刃往復動方向[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a reciprocating electric razor, and more particularly to a reciprocating electric razor in which a plurality of blade cassettes each having an outer blade mounted on an outer blade frame are arranged in parallel and each blade cassette is floatable with respect to a main body. is there.
[0002]
[Prior art]
In order to increase the efficiency of shaving the heel by bringing the outer blade into close contact with the skin, a plurality of blade cassettes with the outer blade mounted on the outer blade frame are arranged in parallel, and each blade cassette is floatable with respect to the main body. A reciprocating electric razor is provided.
[0003]
As this type of reciprocating electric shaver, for example,8-323063In the one disclosed in Japanese Patent Publication No. JP-A No. 2000-133260, each blade cassette is housed inside the holding member, and the blade cassette is floated in the holding member.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional configuration, each blade cassette is protected by the holding member, so there is an advantage that it is strong against the outer blade, but when you shave while looking at the mirror, Since the blade cassette is covered with the holding member, the float state cannot be seen. Accordingly, it is difficult to efficiently apply the outer blade of the blade cassette to the skin. However, if the relationship between the holding member and the blade cassette is reversed so that the blade cassette is floated on the holding member, the movement of the blade cassette can be seen well. However, in this case, since a large amount of wrinkles accumulates at the end of the blade cassette in the direction of reciprocating movement of the inner blade, there is a problem that the scraps are scattered from the gap between the blade cassette and the holding member. Therefore, it is conceivable to reduce the gap between the blade cassette and the holding member. However, when the gap is reduced, the blade cassette cannot float obliquely with respect to the holding member, and the skin As a result, the following performance is poor, and there is a problem that a lot of unshaved parts are generated.
[0005]
The present invention has been made in view of the above points. The object of the present invention is to easily determine the float state of the blade cassette from the outside and improve the skin contact, and from the blade cassette. The object of the present invention is to provide a reciprocating electric shaver that can reduce spillage of waste.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a plurality of rows of blade cassettes each composed of an outer blade corresponding to an inner blade and an outer blade frame on which the outer blade is mounted in a direction orthogonal to the inner blade reciprocating direction M. And a reciprocating electric razor in which each blade cassette is floatably supported by the
[0007]
The
[0008]
Moreover, it is preferable that the
[0009]
Further, it is preferable that the inner blades of the blade cassettes are driven in opposite directions to hold all the blade cassettes on one side wall of the
[0010]
In the blade cassette having a three-head structure in which the slit blade 1 is disposed between the two net blades 11, 11, the
[0011]
The
[0012]
Further, the
[0013]
Also, the inner side of the end wall of the
[0014]
Further, it is preferable to provide a skin-stretching member 24a made of an elastomer on the upper surface of the end portion of the
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an example of an embodiment of the present invention will be described.
[0016]
As shown in FIG. 3, the reciprocating electric razor has three
The basic structure of the
[0017]
As shown in FIG. 3, the
[0018]
FIG. 4 shows the configuration of the
[0019]
Further, as shown in FIG. 7, the inner blade in the
Between the
[0020]
As shown in FIGS. 4 and 6, a plurality of float spring pieces 52 are integrally protruded upward from the upper edges of both side pieces on the holding
[0021]
The mounting of the
[0022]
FIG. 5 shows the configuration of the
[0023]
As shown in FIG. 5, the slit
[0024]
The holding
[0025]
Next, the
[0026]
Further, in the
[0027]
Furthermore, in this embodiment, as shown in FIG.Net blade cassette 20In the short directionOutsideAlso on the surface, the
[0028]
But two netsBlade 11And the slit blade placed between them1As shown in FIGS. 8 and 9, or FIGS. 10 and 11, each can be floated independently.20, 31When the blade is pressed against the skin, it is possible to reliably obtain a state in which each outer blade is in contact with the skin, and when the shave is viewed while looking in the mirror, the outer surface of the blade cassette is placed outside the holding
[0029]
At this time, it is possible to reduce the spillage of the waste by the
[0030]
Further, since the gaps d and d 'can be ensured between the holding
[0031]
In the present embodiment, since the end walls of the holding
[0032]
As another embodiment, as shown in FIG. 12, a skin stretching member 24 a made of an elastomer may be provided on the upper surface of the end portion of the
[0033]
【The invention's effect】
As described above, the invention according to claim 1 of the present invention is such that the blade cassette comprising the outer blade corresponding to the inner blade and the outer blade frame to which the outer blade is mounted is orthogonal to the inner blade reciprocating direction. A reciprocating electric shaver that is arranged in a plurality of rows in the direction and each blade cassette is supported by a holding member so as to float freely,Any one of the blade cassettes is configured by a net blade cassette that is held to be movable up and down with respect to the holding member and is attached to an outer blade frame that is fixed to the main body via the holding member. The outer blade frame to which the outer blade is attached, and the float support frame for locking the outer blade frame, and the outer walls of the holding member at both ends of the float support frame and the outer blade frame in the reciprocating direction of the inner blade, respectively. A double wall consisting of an outer wall portion and an inner wall portion arranged in a straddling state is provided.From both ends of the inner blade reciprocating movement direction where the shavings accumulate due to the driving of the inner blade when shaving due to the double wall, the shavings can be held inside to prevent it from spilling outside, so that it adheres to clothes etc Without discomfort like this,NetSince a gap can be secured between both ends of the blade cassette in the reciprocating direction of the inner blade and the holding member,NetThe blade cassette can be floated smoothly. furtherNetThe movement of the blade cassette can be seen from the outside and can be brought into contact with the skin in an appropriate state.
[0034]
In addition to the effect of the first aspect, the double wall of the both ends is provided with a connecting wall connecting the inner wall portion and the outer wall portion, and the connecting wall is formed by the blade cassettes. Since it is not provided on the adjacent side surface, the double wall can be reinforced by the connecting wall, and the connecting wall does not exist on the adjacent surface of the blade cassettes. Since it can be made small in the thickness direction, it is easy to shave even in fine parts such as under the nose, and the thickness of the main body can be reduced, which makes it convenient to carry.
[0035]
The invention according to claim 3Claim 1In addition to the effects described above, double walls are provided on both ends and the outer surface of the blade cassette located on the outer side in the reciprocating direction of the inner blade. Therefore, the blade cassette has a double wall structure on the entire circumference of the holding member. Therefore, it is possible to further prevent spillingThe
[0036]
And claims4In addition to the effect of claim 1, the invention described,eachSince the inner blades of the blade cassette are driven in opposite directions and hold all the blade cassettes on one side wall of the holding member, the inner blades of each blade cassette are driven in the opposite directions, and the holding member Since all the heads are locked by the side wall on one side, the external force applied to the holding member by the inner blade drive always acts in the opposite direction, and the force applied to the holding member can be offset. This minimizes the shakiness of the outer blade, reduces noise, and improves sharpness.
[0037]
And claims5In addition to the effect of the first aspect, the described invention is a blade cassette having a three-head structure in which a slit blade is disposed between two net blades, and the net blade is configured on the side surface of the slit outer blade adjacent to the net blade. Since the cutouts corresponding to the heat seal protrusions for fixing the outer blade and the outer blade frame to be fixed are provided, the blade cassettes can be brought very close to each other in the thickness direction without hindering the heat seal protrusions. Therefore, it is easy to shave even in a fine part such as under the nose, and since the cutting edge of the slit blade can be covered with a net blade, the feeling of shaving is eliminated and a good shave feeling per skin can be obtained.
[0038]
And claims6In addition to the effect of the first aspect, the described invention separates the net blade cassette into an inner member that locks the outer blade and an outer member that locks the inner member, and the outer member is below the inner member. It is easy to assemble from the side, and the engagement means that engages the outer member and the inner member with each other in the fitted state is provided, making it easier to assemble the net blade cassette and applying the inner blade push-up force and the outer wall peeling force. Even when it is not damaged or disassembled, sufficient strength can be ensured. Therefore, it is possible to hold the net blade without breaking during use while improving assemblability.
[0039]
And claims7The described invention is claimed.6In addition to the effects described above, the skin-stretching member is disposed between the inner member and the outer member, and the protruding portion projecting inward from the wall surface of the outer member is engaged with the hole provided in the skin-stretching member. Therefore, even if the skin stretching member is made of an elastic body having a small size in the height direction by simply engaging the skin stretching member with the protrusion of the outer member, the outer member and the inner member are not changed in shape. Can be easily and reliably held in a small space between the two.
[0040]
And claims8In addition to the effect of the first aspect, the invention described is the inside of the end wall of the holding member in the reciprocating direction of the inner blade.InProviding laterally extending protrusionsBecauseIt is possible to prevent spilling from the gap at the end of the inner blade in the reciprocating direction.
[0041]
And claims9In addition to the effect of the first aspect, the invention described is provided with a skin stretcher member made of an elastomer on the upper surface of the outer blade frame in the reciprocating direction of the inner blade. In addition to relieving the ruggedness at the edges, the skin feels good, and even when it is shaved sideways with respect to the skin during shaving, the skin can be stretched and shaved short.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front sectional view in the vicinity of a net blade cassette showing an example of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front sectional view of the vicinity of the slit blade cassette.
FIG. 3 is a side sectional view of the above blade head.
FIG. 4 is an exploded perspective view of the above blade head.
FIG. 5 is an exploded perspective view of the above slit blade cassette.
FIG. 6 is an exploded explanatory view for explaining the slit blade cassette, the holding member, and the outer blade frame.
FIG. 7 is an exploded perspective view for explaining an attachment state of the inner blade to the main body same as above.
FIG. 8 is a perspective view of the same.
FIG. 9 is a perspective view during the float operation of the above.
FIG. 10 is a side view of the above.
FIGS. 11A, 11B, and 11C are side views of the blade cassettes during a float operation.
FIG. 12 is a perspective view of another embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Slit blade
5,5a double wall
9 Body
11 Net blade
20 Net blade cassette
21 Outer blade frame
24, 24a Skin stretcher
25 Protrusion
28 Connecting wall
31 Slit blade cassette
48 Notches
50 Holding member
60 outer blade frame
81 hole
100 heat seal protrusion
110 Protrusion
M Reciprocating direction of inner blade
Claims (9)
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