JP3719337B2 - 遠心式圧縮機 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠心式圧縮機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンに備えられるターボチャージャは、吸気を遠心力により加速する遠心式圧縮機を備えているが、自動車用エンジンのように負荷状態が大幅に変動する場合に、過給効率を維持することが難しい。
【0003】
この対策して、例えば特開昭64−66419号公報や実開平5−42643号公報に開示されたものは、遠心式圧縮機のディフューザに可変翼を備え、運転条件に応じて可変翼の角度を調節して過給効率を高めるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の遠心式圧縮機にあっては、例えばエンジンブレーキ時等の吸入空気量の小さい運転領域では、空気の流れがディフューザの壁面から剥離するストール現象が起こり、このストールにより空気流が逆流するサージングを招くと、圧縮機から大きな騒音が発生するという問題点があった。
【0005】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、遠心式圧縮機において、サージングを防止し、過給効率を高めることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、空気を遠心力により加速するインペラと、インペラにその回転軸方向から空気を導くコンプレッサ入口と、インペラにより空気に与えられた運動エネルギーを圧力に変換するディフューザとを備える遠心式圧縮機に適用する。
【0007】
そして、コンプレッサ入口に環状をした可動リングをインペラの回転軸方向に変位可能に介装するものとした。
【0008】
そして、インペラを通過する空気量が減少するのにしたがって可動リングをインペラに近づけるものとした。
【0009】
請求項2に記載の遠心式圧縮機は、請求項1に記載の発明において、圧縮機の過給圧により駆動する空気圧式アクチュエータを備え、過給圧が低下するのに伴って空気圧式アクチュエータにより可動リングをインペラに近づけるものとした。
【0010】
請求項3に記載の遠心式圧縮機は、請求項2に記載の発明において、エンジンの排気ガスの圧力エネルギーによりインペラと一体となって回転するタービンと、タービンを迂回して排気ガスの一部を排出するバイパスバルブとを備え、空気圧式アクチュエータにより可動リングとバイパスバルブの両方を駆動するものとした。
【0011】
請求項4に記載の遠心式圧縮機は、請求項1に記載の発明において、圧縮機の過給圧を検出する過給圧検出手段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、検出される過給圧またはエンジン回転数が低下するのに伴って可動リングをインペラに近づける制御手段とを備えるものとした。
【0012】
【発明の作用および効果】
請求項1に記載の遠心式圧縮機において、可動リングがインペラの回転軸方向に変位してインペラに近づくことにより、圧縮機のトリムが実質的に小さくなる。
【0013】
圧縮機のトリムが調節されることにより、過給効率が高められるとともに、サージングの発生を防止できる。
【0014】
また、インペラを通過する空気量が減少するのにしたがって可動リングをインペラに近づけることにより、圧縮機のトリムが実質的に小さくなり、過給効率が高められるとともに、サージングを防止できる。
【0015】
請求項2に記載の遠心式圧縮機において、過給圧に応じてトリムが変化し、過給効率が高められることにより、エンジンの出力向上がはかれる。
【0016】
請求項3に記載の遠心式圧縮機において、空気圧式アクチュエータを可動リングとバイパスバルブとで共用することにより、構造の簡素化がはかれる。
【0017】
請求項4に記載の遠心式圧縮機において、検出される過給圧またはエンジン回転数に応じてトリムが変化し、過給効率が高められることにより、エンジンの出力向上がはかれる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0019】
図1に示すように、自動車用エンジン等に備えられるターボチャージャ1はエンジンからの排気ガスを導入するタービンハウジング10にタービンロータ3を収装している。タービンロータ3に結合されるロータシャフト19はベアリングハウジング39に一対のボールベアリング38を介して回転可能に支持されている。
【0020】
図4に示すように、エンジン20の各気筒から排出される排気ガスは排気マニホールド22に集められて、タービンハウジンク10に導入された後に、図示しない排気管を通って外部に排出される。タービンロータ3は排気ガスの圧力エネルギーにより高速回転する。
【0021】
ターボチャージャ1の遠心式圧縮機9は、吸気管25から吸入される空気をインペラ2の回転数に応じて過給し、スロットルバルブ26を経て吸気マニホールド27を通して各気筒に供給する。
【0022】
遠心式圧縮機9は、タービンロータ3にロータシャフト19を介して連結されるインペラ2と、インペラ2を収装するコンプレッサハウジング4とによって構成される。コンプレッサハウジング4は、インペラ2に軸方向から吸気を導入するコンプレッサ入口5と、インペラ2の遠心力により加速された空気を減速加圧する環状のディフューザ7と、このディフューザ7を通って減速された加圧空気を集める渦巻き状のスクロール部8、およびこのスクロール部8からエンジンに連通する出口部18とによって形成される。
【0023】
タービンハウジンク10にはタービンロータ3を迂回して排気ガスの一部を排出するバイパスポート29が形成され、このバイパスポート29を開閉するバイパスバルブ30が設けられる。バイパスバルブ30はシャフト36を介してタービンハウジンク10に回動可能に支持され、シャフト36の上端部にリンク34が結合される。リンク34を介してシャフト36が回動することにより、バイパスバルブ30が開閉するようになっている。
【0024】
バイパスバルブ30を空気圧により開閉駆動する空気圧式アクチュエータとして、ダイヤフラム式のアクチュエータ31が設けられる。アクチュエータ31のダイヤフラムに結合したロッド33はリンク34の回動端部に連結される。
【0025】
アクチュエータ31のダイヤフラム室は導圧通路32を介してインペラ2より下流側の吸気通路に連通する。過給圧が設定値以下の運転条件ではバイパスバルブ30が閉弁しており、過給圧が設定値を越えて上昇するとロッド33を介してリンク34を回動させてバイパスバルブ30が開弁する。バイパスバルブ30が開弁することにより、排気ガスの一部がバイパスポート29を通ってタービンロータ3を迂回して流れるため、遠心式圧縮機9の最高過給圧が設定値以下に抑えられる。
【0026】
一般に、遠心式圧縮機のトリムは、コンプレッサ入口の内径をd、インペラの外形をDとすると、(d/D)2×100として表され、トリムが大きいほど遠心式圧縮機の最高効率点は大流量側に移動する。
【0027】
そこで本発明は、遠心式圧縮機9のコンプレッサ入口5に環状をした可動リング11をインペラ2の回転軸方向に変位可能に介装し、可動リング11をインペラ2の回転軸方向に変位させることにより、遠心式圧縮機9のトリムを実質的に変化させる。
【0028】
コンプレッサ入口5の内径をd1、可動リング11の内径をd2、インペラ2の外形をDとすると、遠心式圧縮機9のトリムは、図1、図3に1点鎖線で示すように可動リング11がインペラ2から最も離れた状態で(d1/D)2×100として表され、図1、図3に実線で示すように可動リング11がインペラ2に最も近づいた状態で(d2/D)2×100として表される。すなわち、可動リング11がインペラ2に近づくほど遠心式圧縮機9のトリムが小さくなり、最高効率点が低流量側に移動する。
【0029】
図2、図3に示すように、可動リング11は円筒状のコンプレッサ入口5に摺接する円筒面状の外周面11aと、インペラ2の回転軸に対して平行に延びる円筒面状の内周面11bと、インペラ2の回転軸に対して傾斜する円錐面状の上流側端面11cと、インペラ2の回転軸に対して直交する平面状の下流側端面11dを有する。吸気流に対向する上流側端面11cを傾斜させることにより、可動リング11が吸気流に付与する抵抗を小さくしている。
【0030】
可動リング11には一対のピン12が結合される一方、コンプレッサハウジング4に回動可能に貫通するシャフト13が設けられ、シャフト13に各ピン12に係合する一対のレバー14が結合される。シャフト13が図3に矢印で示す方向に回動することにより各レバー14に係合する各ピン12を介して可動リング11がインペラ2から離れる方向に移動するようになっている。シャフト13の一端にはリンク15が結合され、リンク15の回動端部にアクチュエータ31のロッド33が連結される。これらにより、インペラ2を通過する空気量が小さくなるのにしたがって可動リング11をインペラ2に近づける駆動手段が構成される。
【0031】
過給圧が第一の設定値以下の運転条件では可動リング11が図1、図3に実線で示すようにインペラ2に最も近づいた位置に保持されている。過給圧が第一の設定値を越えて上昇するとアクチュエータ31のロッド33が突出し、これにより回動するリンク15およびレバー14等を介して可動リング11がインペラ2から過給圧に応じて離れる。過給圧が第二の設定値を超えて上昇すると可動リング11が図1、図3に1点鎖線で示すようにインペラ2から最も離れた位置に保持される。これにより、図5に示すように過給圧が第一の設定値以下の運転条件でトリムが最小値になり、過給圧が第一の設定値を超えて第二の設定値へと上昇するのに伴ってトリムが次第に大きくなり、過給圧が第二の設定値以上の運転条件でトリムが最大値になる。
【0032】
以上のように構成される本発明の実施の形態につき、次に作用を説明する。
【0033】
過給圧が上昇するのに伴って可動リング11がインペラ2から離れることによりトリムが大きくなり、遠心式圧縮機9の最高効率点が大流量側に移動し、図6に示すように等空気重量線がエンジン高回転数側に移動する。こうして過給圧に応じてトリムが変化し、遠心式圧縮機9の過給効率が高められることにより、エンジン20の出力向上がはかれる。
【0034】
そして、吸入空気量が小さい運転条件では過給圧の低下に伴って可動リング11がインペラ2に近づき、遠心式圧縮機9のトリムが小さくなり、サージングが発生する限界値であるサージラインが低流量側に移動する。このため、例えば自動車のエンジンブレーキ時に、スロットルバルブ26が閉じられて吸気量が急減するような場合に、サージングを起こして大きな騒音が発生することを防止できる。
【0035】
また、可動リング11を駆動するダイヤフラム式アクチュエータ31をバイパスバルブ30と共用することにより構造の簡素化がはかれる。なお、可動リング11を駆動するダイヤフラム式アクチュエータをバイパスバルブ30を駆動するダイヤフラム式アクチュエータと別に設けて、可動リング11とバイパスバルブ30をそれぞれ独立に制御するようにしてもよい。
【0036】
次に、図7に示す実施の形態について説明する。なお、図4との対応部分には同一符号を付す。
【0037】
可動リング11を駆動するステップモータ41を設ける。ステップモータ41は可動リング11の位置を多段階に調節する。
【0038】
可動リング11の制御手段として設けられるコントロールユニット42は エンジン回転数センサ43、過給圧センサ44からの信号を入力し、検出されるエンジン回転数と過給圧に応じて予め設定された図9に示すマップに基づいてトリムの目標値を検索し、ステップモータ41の作動をデューティ制御して可動リング11を目標トリムが得られるように駆動する。
【0039】
図8のフローチャートはステップモータ41の作動を制御するルーチンを示しており、コントロールユニット42において所定周期で実行される。
【0040】
これについて説明すると、ステップS1でエンジン運転中と判断された場合、ステップS2に進んで、エンジン回転数および過給圧の検出信号を入力する。続いてステップS3で図9に示すマップに基づいてトリムの目標値を検索し、ステップS4で目標トリムに応じたデューティ値をステップモータ41の駆動回路に出力する。
【0041】
図9に示すマップには、過給圧またはエンジン回転数の低い第一の領域で目標トリムが最小値になり、過給圧またはエンジン回転数が中間値となる第二の領域で目標トリムが過給圧またはエンジン回転数が上昇するのにしたがって次第に大きくなり、過給圧またはエンジン回転数が高い第三の領域で目標トリムが最大値になる。
【0042】
この場合、過給圧またはエンジン回転数が上昇するのに伴ってトリムが大きくなり、遠心式圧縮機9の最高効率点が大流量側に移動し、遠心式圧縮機9の過給効率が高められることにより、エンジン20の出力向上がはかれる。
【0043】
さらに他の実施の形態として、コントロールユニット41は、エアフロメータ45からの信号も入力し、検出されるエンジン回転数と過給圧および吸入空気量に応じて可動リング11の目標位置を算出し、サージラインに近い運転条件で可動リング11をインペラ2側に移動して遠心式圧縮機9のトリムを小さくし、サージングの発生を防止するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すターボチャージャの断面図。
【図2】同じくターボチャージャの断面図。
【図3】同じく可動リング等の側面図。
【図4】同じくエンジンのシステム図。
【図5】同じく目標トリムを設定したマップ。
【図6】同じく等空気重量の特性図。
【図7】他の実施の形態を示すエンジンのシステム図。
【図8】同じく制御内容を示すフローチャート。
【図9】同じく目標トリムを設定したマップ。
【符号の説明】
1 ターボチャージャ
2 インペラ
3 タービン
4 コンプレッサハウジング
5 コンプレッサ入口
7 ディフューザ
9 遠心式圧縮機
11 可動リング
30 バイパスバルブ
31 アクチュエータ
41 ステップモータ
42 コントロールユニット
43 エンジン回転数センサ
44 過給圧センサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠心式圧縮機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンに備えられるターボチャージャは、吸気を遠心力により加速する遠心式圧縮機を備えているが、自動車用エンジンのように負荷状態が大幅に変動する場合に、過給効率を維持することが難しい。
【0003】
この対策して、例えば特開昭64−66419号公報や実開平5−42643号公報に開示されたものは、遠心式圧縮機のディフューザに可変翼を備え、運転条件に応じて可変翼の角度を調節して過給効率を高めるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の遠心式圧縮機にあっては、例えばエンジンブレーキ時等の吸入空気量の小さい運転領域では、空気の流れがディフューザの壁面から剥離するストール現象が起こり、このストールにより空気流が逆流するサージングを招くと、圧縮機から大きな騒音が発生するという問題点があった。
【0005】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、遠心式圧縮機において、サージングを防止し、過給効率を高めることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、空気を遠心力により加速するインペラと、インペラにその回転軸方向から空気を導くコンプレッサ入口と、インペラにより空気に与えられた運動エネルギーを圧力に変換するディフューザとを備える遠心式圧縮機に適用する。
【0007】
そして、コンプレッサ入口に環状をした可動リングをインペラの回転軸方向に変位可能に介装するものとした。
【0008】
そして、インペラを通過する空気量が減少するのにしたがって可動リングをインペラに近づけるものとした。
【0009】
請求項2に記載の遠心式圧縮機は、請求項1に記載の発明において、圧縮機の過給圧により駆動する空気圧式アクチュエータを備え、過給圧が低下するのに伴って空気圧式アクチュエータにより可動リングをインペラに近づけるものとした。
【0010】
請求項3に記載の遠心式圧縮機は、請求項2に記載の発明において、エンジンの排気ガスの圧力エネルギーによりインペラと一体となって回転するタービンと、タービンを迂回して排気ガスの一部を排出するバイパスバルブとを備え、空気圧式アクチュエータにより可動リングとバイパスバルブの両方を駆動するものとした。
【0011】
請求項4に記載の遠心式圧縮機は、請求項1に記載の発明において、圧縮機の過給圧を検出する過給圧検出手段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、検出される過給圧またはエンジン回転数が低下するのに伴って可動リングをインペラに近づける制御手段とを備えるものとした。
【0012】
【発明の作用および効果】
請求項1に記載の遠心式圧縮機において、可動リングがインペラの回転軸方向に変位してインペラに近づくことにより、圧縮機のトリムが実質的に小さくなる。
【0013】
圧縮機のトリムが調節されることにより、過給効率が高められるとともに、サージングの発生を防止できる。
【0014】
また、インペラを通過する空気量が減少するのにしたがって可動リングをインペラに近づけることにより、圧縮機のトリムが実質的に小さくなり、過給効率が高められるとともに、サージングを防止できる。
【0015】
請求項2に記載の遠心式圧縮機において、過給圧に応じてトリムが変化し、過給効率が高められることにより、エンジンの出力向上がはかれる。
【0016】
請求項3に記載の遠心式圧縮機において、空気圧式アクチュエータを可動リングとバイパスバルブとで共用することにより、構造の簡素化がはかれる。
【0017】
請求項4に記載の遠心式圧縮機において、検出される過給圧またはエンジン回転数に応じてトリムが変化し、過給効率が高められることにより、エンジンの出力向上がはかれる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0019】
図1に示すように、自動車用エンジン等に備えられるターボチャージャ1はエンジンからの排気ガスを導入するタービンハウジング10にタービンロータ3を収装している。タービンロータ3に結合されるロータシャフト19はベアリングハウジング39に一対のボールベアリング38を介して回転可能に支持されている。
【0020】
図4に示すように、エンジン20の各気筒から排出される排気ガスは排気マニホールド22に集められて、タービンハウジンク10に導入された後に、図示しない排気管を通って外部に排出される。タービンロータ3は排気ガスの圧力エネルギーにより高速回転する。
【0021】
ターボチャージャ1の遠心式圧縮機9は、吸気管25から吸入される空気をインペラ2の回転数に応じて過給し、スロットルバルブ26を経て吸気マニホールド27を通して各気筒に供給する。
【0022】
遠心式圧縮機9は、タービンロータ3にロータシャフト19を介して連結されるインペラ2と、インペラ2を収装するコンプレッサハウジング4とによって構成される。コンプレッサハウジング4は、インペラ2に軸方向から吸気を導入するコンプレッサ入口5と、インペラ2の遠心力により加速された空気を減速加圧する環状のディフューザ7と、このディフューザ7を通って減速された加圧空気を集める渦巻き状のスクロール部8、およびこのスクロール部8からエンジンに連通する出口部18とによって形成される。
【0023】
タービンハウジンク10にはタービンロータ3を迂回して排気ガスの一部を排出するバイパスポート29が形成され、このバイパスポート29を開閉するバイパスバルブ30が設けられる。バイパスバルブ30はシャフト36を介してタービンハウジンク10に回動可能に支持され、シャフト36の上端部にリンク34が結合される。リンク34を介してシャフト36が回動することにより、バイパスバルブ30が開閉するようになっている。
【0024】
バイパスバルブ30を空気圧により開閉駆動する空気圧式アクチュエータとして、ダイヤフラム式のアクチュエータ31が設けられる。アクチュエータ31のダイヤフラムに結合したロッド33はリンク34の回動端部に連結される。
【0025】
アクチュエータ31のダイヤフラム室は導圧通路32を介してインペラ2より下流側の吸気通路に連通する。過給圧が設定値以下の運転条件ではバイパスバルブ30が閉弁しており、過給圧が設定値を越えて上昇するとロッド33を介してリンク34を回動させてバイパスバルブ30が開弁する。バイパスバルブ30が開弁することにより、排気ガスの一部がバイパスポート29を通ってタービンロータ3を迂回して流れるため、遠心式圧縮機9の最高過給圧が設定値以下に抑えられる。
【0026】
一般に、遠心式圧縮機のトリムは、コンプレッサ入口の内径をd、インペラの外形をDとすると、(d/D)2×100として表され、トリムが大きいほど遠心式圧縮機の最高効率点は大流量側に移動する。
【0027】
そこで本発明は、遠心式圧縮機9のコンプレッサ入口5に環状をした可動リング11をインペラ2の回転軸方向に変位可能に介装し、可動リング11をインペラ2の回転軸方向に変位させることにより、遠心式圧縮機9のトリムを実質的に変化させる。
【0028】
コンプレッサ入口5の内径をd1、可動リング11の内径をd2、インペラ2の外形をDとすると、遠心式圧縮機9のトリムは、図1、図3に1点鎖線で示すように可動リング11がインペラ2から最も離れた状態で(d1/D)2×100として表され、図1、図3に実線で示すように可動リング11がインペラ2に最も近づいた状態で(d2/D)2×100として表される。すなわち、可動リング11がインペラ2に近づくほど遠心式圧縮機9のトリムが小さくなり、最高効率点が低流量側に移動する。
【0029】
図2、図3に示すように、可動リング11は円筒状のコンプレッサ入口5に摺接する円筒面状の外周面11aと、インペラ2の回転軸に対して平行に延びる円筒面状の内周面11bと、インペラ2の回転軸に対して傾斜する円錐面状の上流側端面11cと、インペラ2の回転軸に対して直交する平面状の下流側端面11dを有する。吸気流に対向する上流側端面11cを傾斜させることにより、可動リング11が吸気流に付与する抵抗を小さくしている。
【0030】
可動リング11には一対のピン12が結合される一方、コンプレッサハウジング4に回動可能に貫通するシャフト13が設けられ、シャフト13に各ピン12に係合する一対のレバー14が結合される。シャフト13が図3に矢印で示す方向に回動することにより各レバー14に係合する各ピン12を介して可動リング11がインペラ2から離れる方向に移動するようになっている。シャフト13の一端にはリンク15が結合され、リンク15の回動端部にアクチュエータ31のロッド33が連結される。これらにより、インペラ2を通過する空気量が小さくなるのにしたがって可動リング11をインペラ2に近づける駆動手段が構成される。
【0031】
過給圧が第一の設定値以下の運転条件では可動リング11が図1、図3に実線で示すようにインペラ2に最も近づいた位置に保持されている。過給圧が第一の設定値を越えて上昇するとアクチュエータ31のロッド33が突出し、これにより回動するリンク15およびレバー14等を介して可動リング11がインペラ2から過給圧に応じて離れる。過給圧が第二の設定値を超えて上昇すると可動リング11が図1、図3に1点鎖線で示すようにインペラ2から最も離れた位置に保持される。これにより、図5に示すように過給圧が第一の設定値以下の運転条件でトリムが最小値になり、過給圧が第一の設定値を超えて第二の設定値へと上昇するのに伴ってトリムが次第に大きくなり、過給圧が第二の設定値以上の運転条件でトリムが最大値になる。
【0032】
以上のように構成される本発明の実施の形態につき、次に作用を説明する。
【0033】
過給圧が上昇するのに伴って可動リング11がインペラ2から離れることによりトリムが大きくなり、遠心式圧縮機9の最高効率点が大流量側に移動し、図6に示すように等空気重量線がエンジン高回転数側に移動する。こうして過給圧に応じてトリムが変化し、遠心式圧縮機9の過給効率が高められることにより、エンジン20の出力向上がはかれる。
【0034】
そして、吸入空気量が小さい運転条件では過給圧の低下に伴って可動リング11がインペラ2に近づき、遠心式圧縮機9のトリムが小さくなり、サージングが発生する限界値であるサージラインが低流量側に移動する。このため、例えば自動車のエンジンブレーキ時に、スロットルバルブ26が閉じられて吸気量が急減するような場合に、サージングを起こして大きな騒音が発生することを防止できる。
【0035】
また、可動リング11を駆動するダイヤフラム式アクチュエータ31をバイパスバルブ30と共用することにより構造の簡素化がはかれる。なお、可動リング11を駆動するダイヤフラム式アクチュエータをバイパスバルブ30を駆動するダイヤフラム式アクチュエータと別に設けて、可動リング11とバイパスバルブ30をそれぞれ独立に制御するようにしてもよい。
【0036】
次に、図7に示す実施の形態について説明する。なお、図4との対応部分には同一符号を付す。
【0037】
可動リング11を駆動するステップモータ41を設ける。ステップモータ41は可動リング11の位置を多段階に調節する。
【0038】
可動リング11の制御手段として設けられるコントロールユニット42は エンジン回転数センサ43、過給圧センサ44からの信号を入力し、検出されるエンジン回転数と過給圧に応じて予め設定された図9に示すマップに基づいてトリムの目標値を検索し、ステップモータ41の作動をデューティ制御して可動リング11を目標トリムが得られるように駆動する。
【0039】
図8のフローチャートはステップモータ41の作動を制御するルーチンを示しており、コントロールユニット42において所定周期で実行される。
【0040】
これについて説明すると、ステップS1でエンジン運転中と判断された場合、ステップS2に進んで、エンジン回転数および過給圧の検出信号を入力する。続いてステップS3で図9に示すマップに基づいてトリムの目標値を検索し、ステップS4で目標トリムに応じたデューティ値をステップモータ41の駆動回路に出力する。
【0041】
図9に示すマップには、過給圧またはエンジン回転数の低い第一の領域で目標トリムが最小値になり、過給圧またはエンジン回転数が中間値となる第二の領域で目標トリムが過給圧またはエンジン回転数が上昇するのにしたがって次第に大きくなり、過給圧またはエンジン回転数が高い第三の領域で目標トリムが最大値になる。
【0042】
この場合、過給圧またはエンジン回転数が上昇するのに伴ってトリムが大きくなり、遠心式圧縮機9の最高効率点が大流量側に移動し、遠心式圧縮機9の過給効率が高められることにより、エンジン20の出力向上がはかれる。
【0043】
さらに他の実施の形態として、コントロールユニット41は、エアフロメータ45からの信号も入力し、検出されるエンジン回転数と過給圧および吸入空気量に応じて可動リング11の目標位置を算出し、サージラインに近い運転条件で可動リング11をインペラ2側に移動して遠心式圧縮機9のトリムを小さくし、サージングの発生を防止するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すターボチャージャの断面図。
【図2】同じくターボチャージャの断面図。
【図3】同じく可動リング等の側面図。
【図4】同じくエンジンのシステム図。
【図5】同じく目標トリムを設定したマップ。
【図6】同じく等空気重量の特性図。
【図7】他の実施の形態を示すエンジンのシステム図。
【図8】同じく制御内容を示すフローチャート。
【図9】同じく目標トリムを設定したマップ。
【符号の説明】
1 ターボチャージャ
2 インペラ
3 タービン
4 コンプレッサハウジング
5 コンプレッサ入口
7 ディフューザ
9 遠心式圧縮機
11 可動リング
30 バイパスバルブ
31 アクチュエータ
41 ステップモータ
42 コントロールユニット
43 エンジン回転数センサ
44 過給圧センサ
Claims (4)
- 空気を遠心力により加速するインペラと、
前記インペラにその回転軸方向から空気を導くコンプレッサ入口と、
前記インペラにより空気に与えられた運動エネルギーを圧力に変換するディフューザと、
を備える遠心式圧縮機において、
前記コンプレッサ入口に環状をした可動リングを前記インペラの回転軸方向に変位可能に介装し、
前記インペラを通過する空気量が減少するのにしたがって前記可動リングを前記インペラに近づける、
ことを特徴とする遠心式圧縮機。 - 前記圧縮機の過給圧により駆動する空気圧式アクチュエータを備え、
過給圧が低下するのに伴って前記空気圧式アクチュエータにより前記可動リングを前記インペラに近づける、
ことを特徴とする請求項1に記載の遠心式圧縮機。 - エンジンの排気ガスの圧力エネルギーにより前記インペラと一体となって回転するタービンと、
前記タービンを迂回して排気ガスの一部を排出するバイパスバルブと、
を備え、
前記空気圧式アクチュエータにより前記可動リングを駆動するとともに前記バイパスバルブを開閉駆動する、
ことを特徴とする請求項2に記載の遠心式圧縮機。 - 前記圧縮機の過給圧を検出する過給圧検出手段と、
エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
検出される過給圧またはエンジン回転数が低下するのに伴って前記可動リングを前記インペラに近づける制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遠心式圧縮機。
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