JP3717416B2 - Wiper device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車のウインドシールドガラス等を払拭するワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のウインドシールドガラス等を払拭する車両用ワイパ装置は、ワイパアームとこのワイパアームに保持されたワイパブレードとによって構成されている。
【0003】
ワイパアームは、アームヘッドの一端部がピボット軸に固定されており、アームヘッドの他端部にはリテーナが所定角度回動可能に支軸を介して連結されている。これらアームヘッドとリテーナとの間にはスプリングが取り付けられており、常にリテーナをウインドシールドガラス等の払拭面の方向へ付勢している。リテーナの先端部には、アームピースが固着されている。アームピースの先端部は略U字状に屈曲されたフックとなっており、ワイパブレードを連結保持している。一方、ワイパブレードは、払拭面に接触して払拭するブレードラバーと、このブレードラバーを保持する複数の保持レバーとによって構成されている。
【0004】
この車両用ワイパ装置の作動時には、ワイパアーム及びワイパブレードが往復回動することにより、ブレードラバーがウインドシールドガラス面に密着しながら移動して雨滴を払拭する。
【0005】
ところで、従来より、特にガラス面が大きく車両のウォッシャノズルから噴出される洗浄液の着水ポイントまでの距離が遠い場合、噴出される洗浄液がワイパブレードで払拭される目的ポイントにより確実に着水させるため、ワイパアーム若しくはワイパブレードにウォッシャノズルを設けて洗浄液を噴出するようにしたウォッシャノズル付きのワイパ装置が知られている。さらに、このようなウォッシャノズル付きのワイパ装置において、ウォッシャタンクの洗浄液をウォッシャノズルへ配送する配管ホースの配索構造を工夫したものが提案されている(一例として、実開昭61−97059号公報)。
【0006】
前記公報に示されたワイパ装置においては、アームヘッドの裏面側に直線状の溝を形成し、ウォッシャタンクの洗浄液をウォッシャノズルへ配送する配管ホースを前記溝内に嵌着させた構成となっている。これにより、配管ホースの取り廻しや外観見栄えを向上させている。
【0007】
しかしながら、このような従来のウォッシャノズル付きのワイパ装置における配管ホースの配索構造では、外力が作用したりワイパアームの回動に伴って配管ホースが引っ張られると、作用した力の方向に沿ってこの配管ホースが最短距離の長さになろうとして、前述の如き溝から配管ホースが抜け出す(外れる)恐れがあった。また、このような配管ホースの溝からの離脱を防止するためには、クリップ等の別部品を使用し、配管ホースを部分的に押さえ込む等の対策を必要としていたため、部品点数の増加や配管ホースの組付け作業性が悪いという欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、ワイパアームもしくはワイパブレードに設けられたウォッシャノズルに洗浄液を配送するための配管ホースを、特別な部品を要することなく確実に配索して保持することができ、ホース取り廻しの作業性も向上するワイパ装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明のワイパ装置は、ピボットシャフトに一端が固定されるアームヘッドと、前記アームヘッドに対して払拭面方向に回動可能に軸支されたリテーナと、を有したワイパアームと、前記ワイパアームの先端に取り付けられ払拭面を払拭するワイパブレードと、前記ワイパアームまたはワイパブレードに設けられ、洗浄液を払拭面へ噴出するウォッシャノズルと、前記アームヘッドとリテーナとに沿って配設されると共に前記ウォッシャノズルに接続され洗浄液を配送する配管ホースと、を備えたワイパ装置において、前記アームヘッドの裏面側には、山部と谷部が交互に連続し全体として波状に屈曲する長溝が長手方向に沿って設けられ、前記長溝は、前記山部のうち前記長溝の幅方向一側と他側とに位置して前記長溝幅方向に対向し合うと共に、隣り合う山部において、一方の山部の頂上部から前記配管ホースが嵌め込まれる溝開口部分へ向けて庇状に突出する突起部を有し、かつ、前記対向方向における一方の山部の頂上部と他方の山部の頂上部の間隔Tが前記配管ホースの径よりも狭く設定されており、前記配管ホースは、前記長溝内に嵌め込まれて保持されている、ことを特徴としている。
【0010】
請求項1記載の車両用ワイパ装置では、配管ホースは、アームヘッドの裏面側に設けられた長溝内に嵌め込まれて保持される。
【0011】
ここで、この長溝内に嵌め込まれた配管ホースが引っ張られると、作用した力の方向に沿ってこの配管ホースが最短距離の長さになろうとするが、長溝は山部と谷部が少なくとも1組が交互に連続し全体として波状に屈曲して形成されているため、引っ張られた配管ホースは長溝の山部(その側壁部分)に押圧されて、当該側壁部分との間の摩擦力によって保持され、長溝から配管ホースが抜け出す(外れる)ことが防止される。この場合、配管ホースに作用する力(引張り力)が強ければ強いほど前記摩擦力に起因したホース保持力は大きくなるため、配管ホースに外力が作用したりワイパアームの回動に伴って配管ホースが引っ張られても、配管ホースを長溝内に確実に保持することができ、安定した配索ができる。
【0012】
またこのため、配管ホースの溝からの離脱を防止するためのクリップ等の別部品が不要になり、部品点数が増加したり配管ホースの組付け作業性が悪化することがない。
【0013】
このように、請求項1記載の車両用ワイパ装置では、ワイパアームもしくはワイパブレードに設けられたウォッシャノズルに洗浄液を配送するための配管ホースを、特別な部品を要することなく確実に配索して保持することができ、ホース取り廻しの作業性も向上する。また、山部と谷部が交互に連続し全体として波状に屈曲する長溝においては、その幅方向一側と他側とにそれぞれ位置してこの長溝幅方向に対向し合いしかも隣り合って山部が存在する。ここで、本車両用ワイパ装置では、前記長溝幅方向に対向し合いかつ隣り合う山部において、対向方向(長溝幅方向)における一方の山部の頂上部と他方の山部の頂上部の間隔Tが、配管ホースの径よりも狭く設定されている。このため、長溝内に嵌め込まれる配管ホースは、必然的に山部に係合して波状に屈曲した状態で保持され、長手方向のズレが防止される。さらに、アームヘッドの長手方向に直交する方向(すなわち、長溝の幅方向)の断面視においては、長溝の山部においては庇状に突出する突起部のために、溝形状がL字形になる。このため、配管ホースを前記L字形内部(凹部)に嵌め込むことにより、突起部が配管ホースを押え込む作用を成し、長溝からの配管ホースの抜け出しを更に防止することができる。特に、アームヘッドの長手方向に沿って配管ホースに作用する引張り力によっては配管ホースは更に深く前記L字形内部(凹部)に嵌まり込むことになり、配管ホースを長溝内に一層確実に保持することができる。
【0014】
請求項2に係る発明のワイパ装置は、ピボットシャフトに一端が固定されるアームヘッドと、前記アームヘッドに対して払拭面方向に回動可能に軸支されたリテーナと、を有したワイパアームと、前記ワイパアームの先端に取り付けられ払拭面を払拭するワイパブレードと、前記ワイパアームまたはワイパブレードに設けられ、洗浄液を払拭面へ噴出するウォッシャノズルと、前記アームヘッドとリテーナとに沿って配設されると共に前記ウォッシャノズルに接続され洗浄液を配送する配管ホースと、を備えたワイパ装置において、前記アームヘッドの裏面側には、山部と谷部が交互に連続し全体として波状に屈曲する長溝が長手方向に沿って設けられ、前記長溝は、前記山部において前記配管ホースが嵌め込まれる溝開口部分へ向けて庇状に突出する突起部を有すると共に、前記長溝の深さ方向において、前記突起部の高さ寸法が、前記突起部に対向する前記谷部の高さ寸法よりも相対的に低く設定されており、前記配管ホースは、前記長溝内に嵌め込まれて保持されている、ことを特徴としている。
【0015】
請求項2記載の車両用ワイパ装置では、配管ホースは、アームヘッドの裏面側に設けられた長溝内に嵌め込まれて保持される。ここで、この長溝内に嵌め込まれた配管ホースが引っ張られると、作用した力の方向に沿ってこの配管ホースが最短距離の長さになろうとするが、長溝は山部と谷部が少なくとも1組が交互に連続し全体として波状に屈曲して形成されているため、引っ張られた配管ホースは長溝の山部(その側壁部分)に押圧されて、当該側壁部分との間の摩擦力によって保持され、長溝から配管ホースが抜け出す(外れる)ことが防止される。この場合、配管ホースに作用する力(引張り力)が強ければ強いほど前記摩擦力に起因したホース保持力は大きくなるため、配管ホースに外力が作用したりワイパアームの回動に伴って配管ホースが引っ張られても、配管ホースを長溝内に確実に保持することができ、安定した配索ができる。またこのため、配管ホースの溝からの離脱を防止するためのクリップ等の別部品が不要になり、部品点数が増加したり配管ホースの組付け作業性が悪化することがない。このように、請求項2記載の車両用ワイパ装置では、ワイパアームもしくはワイパブレードに設けられたウォッシャノズルに洗浄液を配送するための配管ホースを、特別な部品を要することなく確実に配索して保持することができ、ホース取り廻しの作業性も向上する。また、アームヘッドの長手方向に直交する方向(すなわち、長溝の幅方向)の断面視においては、長溝の山部においては庇状に突出する突起部のために、溝形状がL字形になる。このため、配管ホースを前記L字形内部(凹部)に嵌め込むことにより、突起部が配管ホースを押え込む作用を成し、長溝からの配管ホースの抜け出しを更に防止することができる。特に、アームヘッドの長手方向に沿って配管ホースに作用する引張り力によっては配管ホースは更に深く前記L字形内部(凹部)に嵌まり込むことになり、配管ホースを長溝内に一層確実に保持することができる。さらに、長溝はアームヘッドの払拭面側に形成されているため、車体とアームヘッドとの間に堆積氷結した氷雪が往復回動するワイパアームに衝突する場合がある。ここで、溝開口部分へ向けて庇状に突出する突起部は比較的薄肉に形成されているため、この突起部に前記氷雪がそのまま衝突すると破損する恐れがある。この点、本ワイパ装置では、長溝の深さ方向において、突起部の高さ寸法が、突起部に対向する谷部の高さ寸法よりも相対的に低く設定されているため、突起部に前述の如き氷雪がそのまま衝突することが回避される。
【0016】
請求項3に係る発明のワイパ装置は、請求項2記載のワイパ装置において、前記長溝の山部のうち、前記長溝の幅方向一側と他側とに位置して前記長溝幅方向に対向し合いかつ隣り合う山部において、前記対向方向における一方の山部の頂上部と他方の山部の頂上部の間隔Tが、前記配管ホースの径よりも狭く設定されている、ことを特徴としている。
【0017】
山部と谷部が交互に連続し全体として波状に屈曲する長溝においては、その幅方向一側と他側とにそれぞれ位置してこの長溝幅方向に対向し合いしかも隣り合って山部が存在する。ここで、請求項3記載の車両用ワイパ装置では、前記長溝幅方向に対向し合いかつ隣り合う山部において、対向方向(長溝幅方向)における一方の山部の頂上部と他方の山部の頂上部の間隔Tが、配管ホースの径よりも狭く設定されている。このため、長溝内に嵌め込まれる配管ホースは、必然的に山部に係合して波状に屈曲した状態で保持され、長手方向のズレが防止される。
【0018】
請求項4に係る発明のワイパ装置は、請求項1又は請求項3記載のワイパ装置において、前記間隔Tが0以下である、ことを特徴としている。
【0019】
請求項4記載の車両用ワイパ装置では、長溝内に嵌め込まれる配管ホースは、山部によってより一層曲りのきつい波状に屈曲して保持されるため、配管ホースに引っ張り力が作用してもより強力に保持される。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1には本発明の実施の形態に係るワイパ装置10の構成が裏面図にて示されている。
【0023】
ワイパ装置10は、ワイパアーム11及びワイパブレードによって構成されている。なお、ワイパブレードについては、一般的な構成のものが適用されるため、詳しい説明を省略する。
【0024】
ワイパアーム11は、アームヘッド12及びリテーナ14を備えている。アームヘッド12は、その一端部が、車体に設けられた回動軸としてのピボットシャフト(図示省略)に固定されており、常にピボットシャフトと共に回動する。図2に詳細に示す如く、アームヘッド12の裏面側一端部には、前記ピボットシャフトの周囲を囲繞するスカート部16が形成されている。また、アームヘッド12の裏面側中央部には、長手方向に沿って長溝18が形成されている。ここで、図2には、アームヘッド12の裏面側に設けられた長溝18の詳細が示されている。この長溝18は、山部20A、20B、20Cと谷部26A、26B、26Cが交互に連続し全体として波状に屈曲して設けられており、後述する配管ホース46の配索用となっている。
【0025】
またここで、図3には、前記長溝18の形状上の特徴が概略的に示されている。この図3にて示す如く、長溝18の各山部20A、20B、20Cのうち、例えば、長溝18の幅方向一側と他側とに位置してこの長溝18幅方向に対向し合いかつ隣り合う山部20Aと山部20Bにおいて、対向方向(長溝18幅方向)における一方の山部20Aの頂上部と他方の山部20Bの頂上部の間隔Tが、配管ホース46の径寸法φよりも狭く設定されている。
【0026】
また、この長溝18には、図5にも示す如く、山部20Aにおいて配管ホース46が嵌め込まれる溝開口部分へ向けて庇状に突出する突起部38を有している。同様に、山部20Cにおいても配管ホース46が嵌め込まれる溝開口部分へ向けて庇状に突出する突起部40を有している。
【0027】
さらに、図4及び図5に示す如く、長溝18の深さ方向(図5紙面左右方向)において、突起部38の高さ寸法LDが、突起部38に対向する谷部26Aの高さ寸法LEと等しい、より好ましくは高さ寸法LDが高さ寸法LEよりも相対的に低く設定されている。なお、突起部40においても、これと同様の寸法設定が成されている。
【0028】
以上の構成のアームヘッド12の他端部には、リテーナ14がウインドシールドガラスに接近及び離間する方向に所定角度回動可能に支軸を介して連結されている。このリテーナ14は、一対の側壁22及び上壁24を有してその裏面側が下方(払拭面方向)へ向けて開口する断面コ字状に形成されている。
【0029】
さらに、リテーナ14とアームヘッド12との間には、スプリング30が掛け渡されている。このスプリング30は所謂引張りコイルスプリングとされており、そのコイル部がリテーナ14の断面コ字状内に配置されて常にリテーナ14をウインドシールドガラスの払拭面の方向へ付勢している。
【0030】
また、リテーナ14の先端部には、リテーナ14と共にワイパアーム11を構成するアームピース32が固着されている。アームピース32の先端部は略U字状に屈曲されてフック(図示省略)となっており、ワイパブレードをクリップ部材(何れも図示省略)を介して連結保持している。
【0031】
またさらに、上記構成のワイパアーム11には、中間ウォッシャノズル34及び先端ウォッシャノズル36が設けられている。中間ウォッシャノズル34は、リテーナ14の長手方向中間部分においてリテーナ14内部の一対の側壁22の間に配置され、リテーナ14に対して回転不能に保持された構成となっている。一方、先端ウォッシャノズル36は、リテーナ14の長手方向先端部分においてリテーナ14内部の一対の側壁22の間に配置され、リテーナ14に対して回転不能に保持された構成となっている。
【0032】
以上の構成の中間ウォッシャノズル34には、配管ホース46の一端が連結されている。この配管ホース46は、車体内に設けられた図示を省略したウォッシャタンクにウォッシャポンプを介して接続されており、ピボットシャフトの近傍に設けられた車両ボディのホース取出し口から車体外へ引き出され、さらに、アームヘッド12の裏面側に導入され、前述した長溝18内に嵌め込まれて保持され、さらに、側壁22内側に沿って配設されている。さらに、側壁22内側に沿って配設された配管ホース46は、前述したスプリング30のコイル部を貫通してリテーナ14先端側に導出されて中間ウォッシャノズル34に接続された構成となっている。さらに、中間ウォッシャノズル34には補助ホース52の一端が連結されており、この補助ホース52の他端は先端ウォッシャノズル36に接続されている。これにより、配管ホース46を介して中間ウォッシャノズル34に洗浄液を配送することができると共に、補助ホース52を介して先端ウォッシャノズル36に洗浄液を配送することができる構成である。
【0033】
次に本実施の形態の作用を説明する。
【0034】
上記構成のワイパ装置10では、ピボットシャフトの回動に伴ってワイパアーム11が往復回動することにより、ワイパブレードが往復回動してウインドシールドガラス面の雨滴等を払拭する。
【0035】
ここで、このワイパ装置10では、ワイパアーム11に中間ウォッシャノズル34及び先端ウォッシャノズル36が一体に設けられているため、ワイパブレードの払拭範囲が大きくても、中間ウォッシャノズル34及び先端ウォッシャノズル36から噴出される洗浄液を、ワイパブレードで払拭される目的ポイントに確実に着水させることができる。
【0036】
さらに、このワイパ装置10では、洗浄液を供給する配管ホース46が、アームヘッド12の裏面側に設けられた長溝18内に嵌め込まれて保持されている。
【0037】
ここで、この長溝18内に嵌め込まれた配管ホース46が引っ張られると、作用した力の方向に沿ってこの配管ホース46が最短距離の長さになろうとするが、長溝18は山部20A、20B、20Cと谷部26A、26B、26Cとが交互に連続し全体として波状に屈曲して形成されているため、引っ張られた配管ホース46は長溝18の山部20A、20B、20C(その側壁部分)に押圧されて、当該側壁部分との間の摩擦力によって保持され、長溝18から配管ホース46が抜け出す(外れる)ことが防止される。この場合、配管ホース46に作用する力(引張り力)が強ければ強いほど前記摩擦力に起因したホース保持力は大きくなるため、配管ホース46に外力が作用したりワイパアーム11の回動に伴って配管ホース46が引っ張られても、配管ホース46を長溝18内に確実に保持することができ、安定した配索ができる。
【0038】
しかもここで、前述の如くアームヘッド12に設けられた長溝18においては、例えば、その幅方向一側と他側とにそれぞれ位置してこの長溝18幅方向に対向し合いしかも隣り合って山部20Aと山部20Bとが存在する。しかも、この山部20Aと山部20Bにおいては、対向方向(長溝18幅方向)における一方の山部20Aの頂上部と他方の山部20Bの頂上部の間隔Tが、配管ホース46の径よりも狭く設定されている。このため、長溝18内に嵌め込まれる配管ホース46は、必然的に山部20Aや山部20B(その側壁部分)に係合して波状に屈曲した状態で保持されることになり、安定した配索ができる。
【0039】
さらに、長溝18には、山部20Aにおいて配管ホース46が嵌め込まれる溝開口部分へ向けて庇状に突出する突起部38を有しており、また、山部20Cにおいても配管ホース46が嵌め込まれる溝開口部分へ向けて庇状に突出する突起部40を有しているため、アームヘッド12の長手方向に直交する方向(すなわち、長溝18の幅方向)の断面視においては、図5に示す如く、長溝18の山部20Aにおいては庇状に突出する突起部38のために、溝形状がL字形になる。また、これと同様に、長溝18の山部20Cにおいても庇状に突出する突起部40のために、溝形状がL字形になる。このため、配管ホース46を前記L字形内部(凹部)に嵌め込むことにより、突起部38や突起部40が配管ホース46を押え込む作用を成し、振動等による長溝18からの配管ホース46の抜け出しを更に防止することができる。特に、アームヘッド12の長手方向に沿って配管ホース46に作用する引張り力によっては配管ホース46は更に深く前記L字形内部(凹部)に嵌まり込むことになり、配管ホース46を長溝18内に一層確実に保持することができる。
【0040】
またこのため、配管ホース46の溝からの離脱を防止するために従来使用していたのクリップ等の別部品が不要になり、部品点数が増加したり配管ホース46の組付け作業性が悪化することがない。
【0041】
またさらに、前述の如く長溝18が設けられたアームヘッド12においては、長溝18の深さ方向において、突起部38の高さ寸法LDが、突起部38に対向する谷部26Aの高さ寸法LEよりも相対的に低く設定されており、また、突起部40においてもこれと同様の寸法設定が成されている。ここで、図6に示す如く、車体とアームヘッド12との間に堆積氷結した氷雪Xが往復回動するワイパアーム11に衝突する場合がある。ここで、溝開口部分へ向けて庇状に突出する突起部38や突起部40は比較的薄肉に形成されているため、この突起部38や突起部40に前記氷雪Xがそのまま衝突すると破損する恐れがある。この点、本実施の形態に係るワイパ装置10のアームヘッド12では、前述の如く突起部38の高さ寸法LDが、突起部38に対向する谷部26Aの高さ寸法LEよりも同等もしくは低く設定されており、突起部40においても同様の寸法設定がされているため、突起部38や突起部40に前述の如き氷雪がそのまま衝突することが回避される。
【0042】
以上説明した如く、本実施の形態に係るワイパ装置10では、ワイパアーム11に設けられた中間ウォッシャノズル34及び先端ウォッシャノズル36に洗浄液を配送するための配管ホース46を、特別な部品を要することなく確実に配索して保持することができ、ホース取り廻しの作業性も向上する。
【0043】
なお、前述した実施の形態においては、長溝18の山部20Aと山部20Bにおいて、対向方向(長溝18幅方向)における一方の山部20Aの頂上部と他方の山部20Bの頂上部の間隔Tが、配管ホース46の径よりも狭く設定されている構成としたが、これに限らず、前記間隔Tを0以下に設定する、すなわち、山部20Aと山部20Bがその対向方向(長溝18幅方向)において所謂オーバーラップするように構成してもよい。この場合には、長溝18内に嵌め込まれる配管ホース46は、山部20Aや山部20Bにより強力に係合して一層強い波状に屈曲した状態で保持されることになり、配管ホース46を一層確実に保持することができる。
【0044】
また、前述した実施の形態においては、突起部38の高さ寸法LDを、突起部38に対向する谷部26Aの高さ寸法LEよりも低く設定した構成としたが、更にこれに加えて、図7に示す如く、突起部38にテーパー状の面取り部42を形成する構成としてもよい。この場合には、氷雪が突起部38に引っ掛かり難くなり、突起部38の破損防止に一層効果的である。
【0045】
また、山部と谷部は連続して少なくとも1組形成されていれば良く、アームヘッド12の長さに応じて複数組み形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るワイパ装置の構成を示す裏面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るワイパ装置のアームヘッドの構成を示す裏面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るワイパ装置のアームヘッドの長溝の構成を示す図2に対応した概略図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るワイパ装置のアームヘッドの長溝の構成を示す図3の4−4線に沿った断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るワイパ装置のアームヘッドの長溝の構成を示す図3の5−5線に沿った断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るワイパ装置のアームヘッドの突起部と堆積氷結した氷雪との対応関係を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るワイパ装置のアームヘッドの突起部の他の例を示す
図5に対応した断面図である。
【符号の説明】
10 ワイパアーム
12 アームヘッド
14 リテーナ
18 長溝
20A 山部
20B 山部
20C 山部
22 側壁
24 上壁
26A 谷部
26B 谷部
26C 谷部
34 中間ウォッシャノズル
36 先端ウォッシャノズル
38 突起部
40 突起部
46 配管ホース[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wiper device for wiping a windshield glass of an automobile.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A vehicle wiper device that wipes windshield glass or the like of an automobile includes a wiper arm and a wiper blade that is held by the wiper arm.
[0003]
In the wiper arm, one end of the arm head is fixed to a pivot shaft, and a retainer is connected to the other end of the arm head via a support shaft so as to be rotatable by a predetermined angle. A spring is attached between the arm head and the retainer, and always urges the retainer toward a wiping surface such as a windshield glass. An arm piece is fixed to the tip of the retainer. The tip of the arm piece is a hook bent in a substantially U shape, and the wiper blade is connected and held. On the other hand, the wiper blade is configured by a blade rubber that contacts and wipes the wiping surface, and a plurality of holding levers that hold the blade rubber.
[0004]
When the vehicle wiper device is operated, the wiper arm and the wiper blade reciprocally rotate, so that the blade rubber moves while closely contacting the windshield glass surface to wipe away raindrops.
[0005]
By the way, conventionally, when the glass surface is large and the distance to the landing point of the cleaning liquid sprayed from the washer nozzle of the vehicle is long, the sprayed cleaning liquid is surely landed by the target point to be wiped off by the wiper blade. There is known a wiper device with a washer nozzle provided with a washer nozzle on a wiper arm or a wiper blade so as to eject a cleaning liquid. Further, in such a wiper device with a washer nozzle, a device in which a piping hose arrangement structure for delivering the washing liquid of the washer tank to the washer nozzle has been devised (for example, Japanese Utility Model Laid-Open No. 61-97059). ).
[0006]
In the wiper device disclosed in the above publication, a linear groove is formed on the back side of the arm head, and a piping hose for delivering the washing liquid of the washer tank to the washer nozzle is fitted in the groove. Yes. This improves the handling and appearance of the piping hose.
[0007]
However, in the piping structure of the piping hose in such a conventional wiper device with a washer nozzle, when an external force is applied or the piping hose is pulled with the rotation of the wiper arm, the piping hose is pulled along the direction of the applied force. There was a risk that the piping hose would come out (disconnect) from the groove as described above in an attempt to reach the shortest distance. In addition, in order to prevent such separation of the piping hose from the groove, it was necessary to take measures such as using a separate part such as a clip and partially pressing down the piping hose. There was a drawback that hose assembly workability was poor.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In consideration of the above fact, the present invention can securely route and hold a piping hose for delivering cleaning liquid to a washer nozzle provided on a wiper arm or wiper blade without requiring any special parts. It is an object to obtain a wiper device that improves the workability of handling.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
A wiper device according to a first aspect of the present invention includes: a wiper arm having an arm head whose one end is fixed to a pivot shaft; and a retainer pivotally supported in a wiping surface direction with respect to the arm head; A wiper blade attached to the tip of the wiper arm and wiping the wiping surface; a wiper arm or a wiper blade provided on the wiper arm; and a washer nozzle for spraying cleaning liquid onto the wiping surface; and the arm head and the retainer. In the wiper device having a piping hose connected to the washer nozzle and delivering the cleaning liquid, on the back side of the arm head, there are long grooves that are alternately continuous in the ridges and valleys and bent in a wave shape as a whole. provided along the long groove, the long groove width direction located on the widthwise one side and the other side of the long groove of said ridges In the adjacent ridges, there is a protrusion protruding in a bowl shape from the top of one ridge toward the groove opening where the piping hose is fitted, and one of the ridges in the opposite direction The interval T between the top of the peak and the top of the other peak is set to be narrower than the diameter of the piping hose, and the piping hose is fitted and held in the long groove. It is said.
[0010]
In the vehicle wiper device according to the first aspect, the piping hose is fitted and held in a long groove provided on the back surface side of the arm head.
[0011]
Here, when the piping hose fitted in the long groove is pulled, the piping hose tends to have the shortest distance along the direction of the applied force, but the long groove has at least one peak and valley. Since the sets are formed alternately and bent in a wavy shape as a whole, the pulled pipe hose is pressed by the crest (the side wall) of the long groove and held by the frictional force between the side walls This prevents the pipe hose from coming out (disconnecting) from the long groove. In this case, the stronger the force (tensile force) acting on the piping hose, the greater the hose holding force due to the frictional force. Therefore, the external force acts on the piping hose or the piping hose is moved along with the rotation of the wiper arm. Even if pulled, the piping hose can be securely held in the long groove, and stable wiring can be performed.
[0012]
For this reason, separate parts such as a clip for preventing the piping hose from being detached from the groove become unnecessary, and the number of parts does not increase and the workability of assembling the piping hose does not deteriorate.
[0013]
Thus, in the vehicle wiper device according to the first aspect, the piping hose for delivering the cleaning liquid to the washer nozzle provided on the wiper arm or the wiper blade is securely routed and held without requiring any special parts. This also improves the workability of hose handling. In addition, in the long groove in which the crests and troughs are alternately continuous and bent in a wavy shape as a whole, the crests are located on one side and the other side in the width direction, facing each other in the width direction of the long groove and adjacent to each other. Exists. Here, in the vehicle wiper device, the distance between the top of one peak and the top of the other peak in the facing direction (long groove width direction) in the adjacent peak portions facing each other in the long groove width direction. T is set narrower than the diameter of the piping hose. For this reason, the piping hose fitted in the long groove inevitably engages with the peak portion and is held in a wave-like bent state, thereby preventing displacement in the longitudinal direction. Further, in a cross-sectional view in a direction perpendicular to the longitudinal direction of the arm head (that is, the width direction of the long groove), the groove shape is L-shaped because of the protruding portion protruding in a bowl shape at the peak portion of the long groove. For this reason, by fitting the piping hose into the L-shaped interior (recessed portion), the protruding portion acts to press the piping hose, and the piping hose can be further prevented from coming out of the long groove. In particular, depending on the tensile force acting on the piping hose along the longitudinal direction of the arm head, the piping hose is further deeply fitted into the L-shaped interior (recess), and the piping hose is more securely held in the long groove. be able to.
[0014]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a wiper device comprising: an arm head having one end fixed to a pivot shaft; and a retainer pivotally supported in a wiping surface direction with respect to the arm head; A wiper blade attached to the tip of the wiper arm and wiping the wiping surface; a wiper arm or a wiper blade provided on the wiper arm; and a washer nozzle for spraying cleaning liquid onto the wiping surface; and the arm head and the retainer. In the wiper device having a piping hose connected to the washer nozzle and delivering the cleaning liquid, on the back side of the arm head, there are long grooves that are alternately continuous in the ridges and valleys and bent in a wave shape as a whole. The long groove is bowl-shaped toward the groove opening portion into which the pipe hose is fitted at the peak portion. The protrusion has a protruding part, and in the depth direction of the long groove, the height dimension of the protruding part is set to be relatively lower than the height dimension of the valley part facing the protruding part, The piping hose is characterized by being fitted and held in the long groove .
[0015]
In the vehicle wiper device according to the second aspect, the pipe hose is fitted and held in a long groove provided on the back side of the arm head. Here, when the piping hose fitted in the long groove is pulled, the piping hose tends to have the shortest distance along the direction of the applied force, but the long groove has at least one peak and valley. Since the sets are formed alternately and bent in a wavy shape as a whole, the pulled pipe hose is pressed by the crest (the side wall) of the long groove and held by the frictional force between the side walls This prevents the pipe hose from coming out (disconnecting) from the long groove. In this case, the stronger the force (tensile force) acting on the piping hose, the greater the hose holding force due to the frictional force. Therefore, the external force acts on the piping hose or the piping hose is moved along with the rotation of the wiper arm. Even if pulled, the piping hose can be securely held in the long groove, and stable wiring can be performed. For this reason, separate parts such as a clip for preventing the piping hose from being detached from the groove become unnecessary, and the number of parts does not increase and the workability of assembling the piping hose does not deteriorate. Thus, in the vehicle wiper device according to claim 2, the piping hose for delivering the cleaning liquid to the washer nozzle provided on the wiper arm or the wiper blade is securely routed and held without requiring any special parts. This also improves the workability of hose handling. Further, in a cross-sectional view in the direction orthogonal to the longitudinal direction of the arm head (that is, the width direction of the long groove), the groove shape is L-shaped because of the protruding portion protruding in a bowl shape at the peak portion of the long groove. For this reason, by fitting the piping hose into the L-shaped interior (recessed portion), the protruding portion acts to press the piping hose, and the piping hose can be further prevented from coming out of the long groove. In particular, depending on the tensile force acting on the piping hose along the longitudinal direction of the arm head, the piping hose is further deeply fitted into the L-shaped interior (recess), and the piping hose is more securely held in the long groove. be able to. Furthermore, since the long groove is formed on the wiping surface side of the arm head, there is a case where ice and snow accumulated and frozen between the vehicle body and the arm head collide with the wiper arm that reciprocally rotates. Here, since the protruding portion that protrudes like a bowl toward the groove opening portion is formed to be relatively thin, there is a risk of damage if the ice and snow collide with the protruding portion as it is. In this respect, in this wiper device, the height dimension of the protrusion is set to be relatively lower than the height dimension of the valley facing the protrusion in the depth direction of the long groove. It is avoided that ice and snow such as
[0016]
A wiper device according to a third aspect of the present invention is the wiper device according to the second aspect, wherein the wiper device is located on one side and the other side in the width direction of the long groove and is opposed to the long groove width direction. In the adjacent and adjacent peak portions, the interval T between the top of one peak and the top of the other peak in the opposite direction is set to be narrower than the diameter of the pipe hose . .
[0017]
In a long groove where ridges and valleys are alternately continuous and bent in a wavy shape as a whole, they are located on one side and the other side in the width direction and face each other in the width direction of the long groove, and there are peaks next to each other. To do. Here, in the vehicle wiper device according to claim 3, the peak portions of one peak portion and the other peak portion in the opposing direction (long groove width direction) are adjacent to each other and adjacent to each other in the long groove width direction. The interval T between the tops is set narrower than the diameter of the piping hose. For this reason, the piping hose fitted in the long groove inevitably engages with the peak portion and is held in a wave-like bent state, thereby preventing displacement in the longitudinal direction.
[0018]
Wiper apparatus of the invention according to claim 4 is the wiper apparatus according to claim 1 or claim 3 Symbol placement, the distance T is 0 or less, it is characterized in that.
[0019]
In the vehicle wiper device according to the fourth aspect, the piping hose fitted in the long groove is bent and held in a more curved and wavy shape by the mountain portion, so that it is stronger even if a tensile force acts on the piping hose. Retained.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a back view showing the configuration of a wiper device 10 according to an embodiment of the present invention.
[0023]
The wiper device 10 includes a wiper arm 11 and a wiper blade. In addition, since the thing of a general structure is applied about a wiper blade, detailed description is abbreviate | omitted.
[0024]
The wiper arm 11 includes an
[0025]
Here, FIG. 3 schematically shows the shape characteristics of the
[0026]
Further, as shown in FIG. 5, the
[0027]
Furthermore, as shown in FIGS. 4 and 5, in the
[0028]
The
[0029]
Further, a
[0030]
Further, an
[0031]
Furthermore, the wiper arm 11 having the above-described configuration is provided with an
[0032]
One end of a
[0033]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0034]
In the wiper device 10 configured as described above, the wiper arm 11 reciprocates as the pivot shaft rotates, so that the wiper blade reciprocates and wipes raindrops and the like on the windshield glass surface.
[0035]
Here, in the wiper device 10, since the
[0036]
Further, in the wiper device 10, the piping
[0037]
Here, when the
[0038]
In addition, in the
[0039]
Furthermore, the
[0040]
For this reason, another part such as a clip that has been conventionally used to prevent the
[0041]
Furthermore, in the
[0042]
As described above, in the wiper device 10 according to the present embodiment, the piping
[0043]
In the embodiment described above, in the
[0044]
In the above-described embodiment, the height L D of the
[0045]
Further, at least one set of peaks and valleys may be formed continuously, and a plurality of sets may be formed according to the length of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a back view showing a configuration of a wiper device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a back view showing the configuration of the arm head of the wiper device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a schematic view corresponding to FIG. 2 showing the configuration of the long groove of the arm head of the wiper device according to the embodiment of the present invention.
4 is a cross-sectional view taken along line 4-4 of FIG. 3 showing the configuration of the long groove of the arm head of the wiper device according to the embodiment of the present invention.
5 is a cross-sectional view taken along line 5-5 in FIG. 3, showing the configuration of the long groove of the arm head of the wiper device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a correspondence relationship between the protrusion of the arm head of the wiper device according to the embodiment of the present invention and ice and snow that have accumulated and frozen.
7 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 5, showing another example of the protrusion of the arm head of the wiper device according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10
Claims (4)
前記ワイパアームの先端に取り付けられ払拭面を払拭するワイパブレードと、
前記ワイパアームまたはワイパブレードに設けられ、洗浄液を払拭面へ噴出するウォッシャノズルと、
前記アームヘッドとリテーナとに沿って配設されると共に前記ウォッシャノズルに接続され洗浄液を配送する配管ホースと、
を備えたワイパ装置において、
前記アームヘッドの裏面側には、山部と谷部が交互に連続し全体として波状に屈曲する長溝が長手方向に沿って設けられ、
前記長溝は、前記山部のうち前記長溝の幅方向一側と他側とに位置して前記長溝幅方向に対向し合うと共に、隣り合う山部において、一方の山部の頂上部から前記配管ホースが嵌め込まれる溝開口部分へ向けて庇状に突出する突起部を有し、かつ、前記対向方向における一方の山部の頂上部と他方の山部の頂上部の間隔Tが前記配管ホースの径よりも狭く設定されており、
前記配管ホースは、前記長溝内に嵌め込まれて保持されている、
ことを特徴とするワイパ装置。A wiper arm having an arm head, one end of which is fixed to the pivot shaft, and a retainer pivotally supported in the wiping surface direction with respect to the arm head;
A wiper blade attached to the tip of the wiper arm and wiping the wiping surface;
A washer nozzle provided on the wiper arm or wiper blade, for jetting the cleaning liquid to the wiping surface;
A piping hose disposed along the arm head and the retainer and connected to the washer nozzle to deliver a cleaning liquid;
In a wiper device comprising
On the back side of the arm head, a long groove is provided along the longitudinal direction, in which crests and troughs are alternately and continuously bent in a wavy shape,
The long grooves are located on one side and the other side in the width direction of the long grooves and face each other in the width direction of the long grooves, and in the adjacent mountain parts, the pipes are connected from the top of one peak part. A protrusion projecting like a bowl toward the groove opening portion into which the hose is fitted, and the interval T between the top of one peak and the top of the other peak in the facing direction is It is set narrower than the diameter,
The piping hose is fitted and held in the long groove,
A wiper device characterized by that.
前記ワイパアームの先端に取り付けられ払拭面を払拭するワイパブレードと、
前記ワイパアームまたはワイパブレードに設けられ、洗浄液を払拭面へ噴出するウォッシャノズルと、
前記アームヘッドとリテーナとに沿って配設されると共に前記ウォッシャノズルに接続され洗浄液を配送する配管ホースと、
を備えたワイパ装置において、
前記アームヘッドの裏面側には、山部と谷部が交互に連続し全体として波状に屈曲する長溝が長手方向に沿って設けられ、
前記長溝は、前記山部において前記配管ホースが嵌め込まれる溝開口部分へ向けて庇状に突出する突起部を有すると共に、前記長溝の深さ方向において、前記突起部の高さ寸法が、前記突起部に対向する前記谷部の高さ寸法よりも相対的に低く設定されており、
前記配管ホースは、前記長溝内に嵌め込まれて保持されている、
ことを特徴とするワイパ装置。 A wiper arm having an arm head, one end of which is fixed to the pivot shaft, and a retainer pivotally supported in the wiping surface direction with respect to the arm head;
A wiper blade attached to the tip of the wiper arm and wiping the wiping surface;
A washer nozzle provided on the wiper arm or wiper blade, for jetting the cleaning liquid to the wiping surface;
A piping hose disposed along the arm head and the retainer and connected to the washer nozzle to deliver a cleaning liquid;
In a wiper device comprising
On the back side of the arm head, a long groove is provided along the longitudinal direction, in which crests and troughs are alternately and continuously bent in a wavy shape,
The long groove has a protrusion that protrudes in a bowl shape toward the groove opening portion in which the pipe hose is fitted in the mountain portion, and the height dimension of the protrusion in the depth direction of the long groove is the protrusion Is set relatively lower than the height of the valley facing the part,
The piping hose is fitted and held in the long groove,
A wiper device characterized by that.
ことを特徴とする請求項2記載のワイパ装置。 Among the crests of the long grooves, the crests located on one side and the other side in the width direction of the long grooves are opposed to each other in the width direction of the long groove and are adjacent to each other. The interval T at the top of the other peak is set narrower than the diameter of the piping hose.
The wiper device according to claim 2.
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