JP3715607B2 - 携帯無線装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば折り畳み構造をなす携帯電話機や携帯情報端末に代表される携帯無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の携帯無線装置は一般に、主として非金属で形成された外装ケースの内部に、無線通信を行うのに必要な、回路基板、送話部、および受話部等が収容されて構成される。またアンテナが、アンテナ給電部を介して上記回路基板に接続されている。
【0003】
ところで携帯無線装置においては一般に、携帯無線装置自体が使用者により手で頭部に近づけられて保持され、外装ケースの表面に配置された送話部ならびに受話部により通話が行われる。このような状態で携帯無線装置から電磁波が基地局に向けて放射されている。人体頭部は損失性媒質(周波数900MHzの場合、比誘電率約45、導電率約1[S/m])である。このため、アンテナと人体頭部のような損失性媒質とが近接していると、アンテナにインピーダンス変動が生じ、アンテナ特性の劣化を来たす恐れがある。
【0004】
このような事情に基づき、アンテナを筐体に対して傾けて設けることでアンテナを損失性媒質から離れるようにすることが知られている(例えば特許文献1を参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6-260816号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような携帯無線装置では、上記のアンテナのみならず、携帯無線装置全体から電磁波の放射が生じる。これは回路基板のグランド導体あるいはシールドケース等で構成される金属筐体にもアンテナ給電部から高周波電流が流れ込むためである。
【0007】
このため、アンテナを損失性媒質から離れるような構成としていても、筐体からの電磁波放射に対する損失性媒質の影響を低減することはできず、アンテナ特性を十分に向上することができないという不具合があった。
【0008】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、損失性媒質の近接によるアンテナ特性の劣化を防止し、より高い通信性能を維持できる携帯無線装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために本発明は第1に、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを所定の回転軸心を中心として相対的に回動可能なように接続する接続部と、この接続部に取り付けられる側の前記第1の筐体の端部の近傍にて前記第1の筐体に取り付けられたアンテナと、前記第1の筐体に設けられた送話部とを備えるとともに、前記第2の筐体を前記回動動作の先端となる先端部までの前記回転軸心からの長さが前記第1の筐体のそれよりも大きくし、さらに前記回転軸心から前記第1の筐体の先端部までの長さよりも大きな距離が前記回転軸心から離れた位置にて前記第2の筐体に設けられた受話部を備えた。
【0010】
このような手段を講じたことにより、受話部は、回転軸心から第1の筐体の先端部までの長さよりも大きな距離が回転軸心から離れて位置するため、第1の筐体に設けられる受話部よりも回転軸心から離れて位置することとなる。このため、受話部と送話部との間の距離を一定とするならば、回転軸心からの離間距離が受話部および送話部でほぼ同じである場合に比べて受話部から回転軸心までの離間距離が大きくなる。従って、受話部を使用者の耳に近接させた状態では、接続部の近辺は耳から、ひいては使用者の頭部から大きく離れることとなる。
【0011】
また前記の目的を達成するために本発明は第2に、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを所定の回転軸心を中心として相対的に回動可能なように接続する接続部と、この接続部に取り付けられる側の前記第1の筐体の端部の近傍にて前記第1の筐体に取り付けられたアンテナと、前記第1の筐体の所定面に設けられた送話部とを備え、かつ前記第1の筐体の前記所定面における前記接続部に取り付けられる端部の近傍を凹部とした。
【0012】
このような手段を講じたことにより、第1の筐体における所定面は、接続部に取り付けられる端部の近傍ではその他の領域に比べてへこんでいるいることから、使用者の口に送話部を近接させるべく使用者の頭部に第1の筐体における所定面が近接された場合には、接続部に取り付けられる端部の近傍は使用者の頭部から離れることとなる。
【0013】
また前記の目的を達成するために本発明は第3に、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを所定の回転軸心を中心として相対的に回動可能なように接続する接続部と、この接続部に取り付けられる側の前記第1の筐体の端部の近傍にて前記第1の筐体に取り付けられたアンテナとを備え、かつ前記第2の筐体において前記第1の筐体と前記第2の筐体とが閉じられた状態をなすときに互いに対向する前記第1の筐体の面と前記第2の筐体の面とのいずれに対しても、前記閉じられた状態では前記回転軸心が前記第2の筐体の側に位置するようにした。
【0014】
このような手段を講じたことにより、第1の筐体と第2の筐体とを開いた状態では、第1の筐体における所定面と第2の筐体における所定面とが回転軸心を挟んで離れることとなる。従って、第2の筐体の所定面に使用者の頭部が近接された場合には、この使用者の頭部に対して第1の筐体における所定面が大きく離れることとなる。
【0015】
また前記の目的を達成するために本発明は第4に、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを所定の回転軸心を中心として相対的に回動可能なように接続する接続部と、この接続部に取り付けられる側の前記第1の筐体の端部の近傍にて前記第1の筐体に取り付けられたアンテナとを備え、かつ前記第2の筐体において前記第1の筐体と前記第2の筐体とが閉じられた状態をなすときにおける前記第1の筐体および前記第2の筐体の総合的な厚みよりも前記第1の筐体および前記第2の筐体の厚み方向についての前記接続部の幅を大きくした。
【0016】
このような手段を講じたことにより、第1の筐体と第2の筐体とを開いた状態では、第1の筐体と第2の筐体とが閉じられた状態をなすときに互いに対向する第1の筐体および第2の筐体の面よりも接続部が突出する。従って、第2の筐体の上記の面に使用者の頭部を近接させた場合、使用者の頭部の位置は接続部により制限されることとなり、第1の筐体の表面からは離れることとなる。
【0017】
また前記の目的を達成するために本発明は第5に、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを所定の回転軸心を中心として相対的に回動可能なように接続する接続部と、この接続部に取り付けられる側の前記第1の筐体の端部の近傍にて前記第1の筐体に取り付けられたアンテナとを備え、かつ前記第1の筐体の前記接続部に取り付けられる端部の近傍に貫通穴を形成した。
【0018】
このような手段を講じたことにより、第2の筐体に使用者の頭部が近接された場合に、貫通穴が存在することで使用者の頭部と第1の筐体とが近接する部分が少なくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態につき説明する。
【0020】
(第1の実施形態)
図1は第1実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す斜視図である。
この携帯無線装置は、第1の筐体10、アンテナ11、送話部(マイクロホン)12、操作キー13、第2の筐体20、受話部(スピーカ)21、画像表示部22およびヒンジ部30を含んでいる。
【0021】
この携帯無線装置は、第1の筐体10と第2の筐体20とをヒンジ部30により回動自在に接続されて携帯無線装置本体が構成されている。これによりこの携帯無線装置は、図1(a)に示すような開いた状態および図1(b)に示すような閉じた状態をなすことが可能な、いわゆる折り畳みタイプをなす。
【0022】
第1の筐体10には、アンテナ11、送話部12および操作キー13が設けられている。アンテナ11は、第1の筐体10の背面側、かつヒンジ部30の側の端部より突出した状態で設けられている。なお、ここで第1および第2のの筐体10,20の背面とは、携帯無線装置本体を閉じた状態で他方の筐体と対向する面の反対の面である。送話部12は、主として第1の筐体10の表面の側から到来する音声を受け、この音声に対応する電気信号を生成する。すなわち送話部12は、携帯無線装置本体をハンドセットとして使用する際の送話部として機能する。なお、ここで第1および第2の筐体10,20の表面とは、携帯無線装置本体を閉じた状態で他方の筐体と対向する面である。操作キー13は、第1の筐体の表面に配置されている。操作キー13は、例えば使用者操作を受け付けるために使用される。なお、図示はしていないが、第1の筐体10の内部には、電気回路部が収容されている。また第1の筐体10の一部には、金属等の導電性の材料が用いられている。
【0023】
第2の筐体20には、受話部21および画像表示部22が設けられている。受話部21は、出力する音声を第2の筐体20の表面の側に出力するように配置されている。画像表示部21は、第2の筐体20の表面の側を表示面とするように配置されている。なお、図示はしていないが、第2の筐体20の内部には、電気回路部が収容されている。この第2の筐体20に収容された電気回路部と第1の筐体に収容された電気回路部とは、ヒンジ部30を介して通された図示しないフレキシブル基板などを用いて電気的に接続されている。
【0024】
ところで第1の筐体10に関して回動動作の先端となる端部からヒンジ部30の回転軸心Aまでの長さをL1とし、また第2の筐体20に関して回動動作の先端となる端部からヒンジ部30の回転軸心Aまでの長さをL2としてそれぞれ表わす場合に、L1<L2なる関係となっている。
【0025】
従って図1(b)に示すように、第2の筐体20の表面には、携帯無線装置本体を閉じた状態で第1の筐体10と対向しない領域が存在する。受話部21は、上記の領域に配置されている。
【0026】
図2は第1実施形態の携帯無線装置を使用して通話が行われる際の使用状況を示す図である。なお、図2(b)は図2(a)における破線の円内を拡大して詳細に示している。
【0027】
第1および第2の筐体10,20にそれぞれ収容された電気回路部のいずれか一方、もしくは両方には無線回路が含まれる。通話を行うときには、この無線回路にて高周波信号が生成され、この高周波信号によりアンテナ11が励振されて空間に電磁波が放射される。
【0028】
一方、この図2に示すような状態では、使用者Uの耳に受話部21が近接される。開いた状態での送話部12と受話部21との間隔は例えば120mm〜180mm程度とされる。また開いた状態で第1の筐体10と第2の筐体20とがなす角度θは例えば150度前後とされる。これにより、送話部12は使用者の口に近接するようになる。
【0029】
このとき第1および第2の筐体10,20は、使用者Uの頭部に近接することになる。そしてこの状態におけるアンテナ11のインピーダンス変動は、使用者Uの頭部とアンテナ11の先端との間の距離daよりも、使用者Uの頭部とアンテナ11の設置部付近の携帯無線装置との距離dfの方が問題となる。アンテナ11のインピーダンスは近傍の電磁界にて決定される。この場合、人体の頭部という損失性媒質が近づいたときに、大きく変化するのは近傍の電磁界のうち静電界で、この値は距離の3乗に反比例する。つまり数mm距離が離れるだけでも大きな効果を得ることができる。
【0030】
この第1実施形態の携帯無線装置では、アンテナ11よりも第1の筐体10の上端部の方がよりユーザUの頭部に近接するため、人体の影響は距離dfに大きく依存することになる。長さL2が長さL1よりも大きくなっているので、第1の筐体10におけるアンテナ11の設置部側が使用者Uの頭部から遠ざかり、さらに使用者Uの頭部とアンテナ11の設置部付近の携帯無線装置との距離dfが長くなる。この結果、非常に効果的にインピーダンスの変動を抑制することができる。そして、インピーダンス変動が抑制されることで、アンテナ特性を良好に維持して、高い通信性能を実現することができる。
【0031】
また第1実施形態では、携帯無線装置本体が閉じられた状態にあっても受話部21が第1の筐体により覆われることがないので、着信音、あるいはラジオのような放送音声の出力を受話部21を利用して行うことが可能となる。
【0032】
(第2の実施形態)
図3は第2実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す斜視図であり、図3(a)は開いた状態を、また図3(b)は閉じた状態をそれぞれ示す。なお、図3において図1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0033】
この携帯無線装置は、第1の筐体10、アンテナ11、送話部12、操作キー13、第2の筐体20、受話部21、画像表示部23およびヒンジ部30を含んでいる。すなわちこの携帯無線装置は、第1実施形態の携帯無線装置における画像表示部22に代えて画像表示部23を備えたものである。
【0034】
画像表示部23は、第2の筐体20の表面の側を表示面とするように配置されて、第2の筐体20に取り付けられている。さらに画像表示部23はその表示面の一部が、第2の筐体20の表面のうちで携帯無線装置本体を閉じた状態で第1の筐体10と対向しない領域に及ぶように配置されている。
【0035】
かくしてこの第2実施形態の携帯無線装置によれば、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。この上、第2実施形態の携帯無線装置によれば、携帯無線装置本体が閉じられた状態にあっても画像表示部23の表示面の一部が第1の筐体10により覆われることがないので、この部分を利用して使用者に対する情報報知を行うことが可能であり、利便性を向上することが可能となる。なお、閉じた状態において使用者に報知する情報としては、例えば待ち受け時において呼び出しがかかったときの相手の電話番号あるいは名前等が想定される。
【0036】
ところで、折り畳みタイプの携帯無線装置では、筐体の裏面にも画像表示部を設けた機種が存在するが、この第2実施形態の携帯無線装置によれば、このような裏面の画像表示部を設けなくても良い。そして、裏面の画像表示部を設けないようにすれば、それを設けた機種に比べて薄型化を図ることが可能となり、持ち運びに便利となる。
【0037】
なお、携帯無線装置本体が閉じられた状態であるときには、画像表示部23の表示面のうちで第1の筐体10により覆われる領域に関しては動作を停止させるようにすれば、省電力化を図ることが可能である。
【0038】
また、図1に示す構成に加えて、第2の筐体20の表面のうちで携帯無線装置本体を閉じた状態で第1の筐体10と対向しない領域に画像表示部22とは別の画像表示部を設けることによっても、第2実施形態と同様な効果を達成できる。
【0039】
(第3の実施形態)
図4は第3実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す図であり、図4(a)は開いた状態を示す斜視図、また図4(b)は閉じた状態の側面図である。なお、図4において図1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0040】
この携帯無線装置は、アンテナ11、送話部12、操作キー13、受話部21、画像表示部22、第1の筐体40、第2の筐体50およびヒンジ部60を含んでいる。
【0041】
この携帯無線装置は、第1の筐体40と第2の筐体50とをヒンジ部60により回動自在に接続されて携帯無線装置本体が構成されている。これによりこの携帯無線装置は、図4(a)に示すような開いた状態および図4(b)に示すような閉じた状態をなすことが可能な、いわゆる折り畳みタイプをなす。
【0042】
第1の筐体40には、アンテナ11、送話部12および操作キー13が設けられている。また図示はしていないが、第1の筐体40の内部には、電気回路部が収容されている。また第1の筐体40の一部には、金属等の導電性の材料が用いられている。
【0043】
第2の筐体50には、受話部21および画像表示部22が設けられている。また図示はしていないが、第2の筐体50の内部には、電気回路部が収容されている。この第2の筐体50に収容された電気回路部と第1の筐体に収容された電気回路部とは、ヒンジ部60を介して通された図示しないフレキシブル基板などを用いて電気的に接続されている。
【0044】
回動動作の先端となる端部からヒンジ部60の回転軸心までの長さは、第1の筐体40と第2の筐体50とでほぼ同じ長さとなっている。従って第1実施形態と異なり、図4(b)に示すように携帯無線装置本体を閉じた状態では、第1の筐体40における回動動作の先端となる端部と第2の筐体50における回動動作の先端となる端部とがほぼ揃う。
【0045】
一方、第1の筐体40の表面は、ヒンジ部60に取り付けられる側の端部の近傍にて凹部40aを形成している。なお、ここで第1の筐体40の表面とは、携帯無線装置本体を閉じた状態で第2の筐体50と対向する面である。
【0046】
図5は第3実施形態の携帯無線装置を使用して通話が行われる際の使用状況を示す図である。なお、図5(b)は図5(a)における破線の円内を拡大して詳細に示している。
【0047】
第1および第2の筐体40,50にそれぞれ収容された電気回路部のいずれか一方、もしくは両方には無線回路が含まれる。通話を行うときには、この無線回路にて高周波信号が生成され、この高周波信号によりアンテナ11が励振されて空間に電磁波が放射される。
【0048】
一方、この図5に示すような状態では、使用者Uの耳に受話部21が近接される。開いた状態での送話部12と受話部21との間隔は例えば120mm〜180mm程度とされる。また開いた状態で第1の筐体40と第2の筐体50とがなす角度θは例えば150度前後とされる。これにより、送話部12は使用者の口に近接するようになる。このとき第1および第2の筐体40,50は、使用者Uの頭部に近接することになる。
【0049】
この第3実施形態の携帯無線装置では、アンテナ11よりも第1の筐体40の上端部の方がよりユーザUの頭部に近接するため、人体の影響は距離dfに大きく依存することになる。第1の筐体40の表面には凹部40aが形成されているので、使用者Uの頭部とアンテナ11の設置部付近の携帯無線装置との距離dfがこの凹部40aが無い場合に比べて長くなる。この結果、非常に効果的にインピーダンスの変動を抑制することができる。そして、インピーダンス変動が抑制されることで、アンテナ特性を良好に維持して、高い通信性能を実現することができる。
【0050】
なお、凹部40aを非金属で埋めておくこととも可能であり、この場合でも同様の効果が達成される。
【0051】
(第4の実施形態)
図6は第4実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す側面図であり、図6(a)は開いた状態を、また図6(b)は閉じた状態をそれぞれ示す。なお、図6において図1および図4と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0052】
この携帯無線装置は、アンテナ11、送話部12、操作キー13、受話部21、画像表示部22、第1の筐体40、ヒンジ部60および第2の筐体70を含んでいる。
【0053】
この携帯無線装置は、第1の筐体40と第2の筐体70とをヒンジ部60により回動自在に接続されて携帯無線装置本体が構成されている。これによりこの携帯無線装置は、図6(a)に示すような開いた状態および図6(b)に示すような閉じた状態をなすことが可能な、いわゆる折り畳みタイプをなす。
【0054】
第2の筐体70には、受話部21および画像表示部22が設けられている。また図示はしていないが、第2の筐体70の内部には、電気回路部が収容されている。この第2の筐体70に収容された電気回路部と第1の筐体40に収容された電気回路部とは、ヒンジ部60を介して通された図示しないフレキシブル基板などを用いて電気的に接続されている。
【0055】
このように第4実施形態の携帯無線装置は、第3実施形態における第2の筐体50に代えて第2の筐体70を用いたものである。
【0056】
第2の筐体70の表面は、携帯無線装置本体が閉じられた状態で凹部40aに入り込む位置および形状の凸部70aを形成している。なお、ここで第2の筐体70の表面とは、携帯無線装置本体を閉じた状態で第1の筐体40と対向する面である。
【0057】
図7は第4実施形態の携帯無線装置を使用して通話が行われる際の使用状況を示す図である。なお、図7(b)は図7(a)における破線の円内を拡大して詳細に示している。
【0058】
第1および第2の筐体40,70にそれぞれ収容された電気回路部のいずれか一方、もしくは両方には無線回路が含まれる。通話を行うときには、この無線回路にて高周波信号が生成され、この高周波信号によりアンテナ11が励振されて空間に電磁波が放射される。
【0059】
一方、この図7に示すような状態では、使用者Uの耳に受話部21が近接される。開いた状態での送話部12と受話部21との間隔は例えば120mm〜180mm程度とされる。また開いた状態で第1の筐体40と第2の筐体70とがなす角度θは例えば150度前後とされる。これにより、送話部12は使用者の口に近接するようになる。このとき第1および第2の筐体40,70は、使用者Uの頭部に近接することになる。
【0060】
この第4実施形態の携帯無線装置では、アンテナ11よりも第1の筐体40の上端部の方がよりユーザUの頭部に近接するため、人体の影響は使用者の頭部とアンテナ11の設置部付近の携帯無線装置との距離dfに大きく依存することになる。第1の筐体40の表面には凹部40aが形成されているので、距離dfがこの凹部40aが無い場合に比べて長くなる。さらに第4実施形態の携帯無線装置では、凸部70aにより使用者Uの頭部が押されることにより、距離dfがさらに長くなる。この結果、非常に効果的にインピーダンスの変動を抑制することができる。そして、インピーダンス変動が抑制されることで、アンテナ特性を良好に維持して、高い通信性能を実現することができる。
【0061】
なお、この第4実施形態の携帯無線装置によると、使用者Uの口と送話部12との距離も離れ易くなるため、各部の寸法などの条件によっては角度θを約150度よりも小さくして、使用者Uの口と送話部12との距離を調整することが必要となることがあり得るが、角度θを小さくしても距離dfは長く保つことができる。
【0062】
また、携帯無線装置本体を閉じた状態とする際には、凸部70aは凹部40aに入り込むので、その状態での薄型化には何ら支障はない。
【0063】
(第5の実施形態)
図8は第5実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す側面図であり、図8(a)は開いた状態を、また図8(b)は閉じた状態をそれぞれ示す。なお、図8において図1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0064】
この携帯無線装置は、アンテナ11、送話部12、受話部21、第1の筐体80、第2の筐体90およびヒンジ部100を含んでいる。
【0065】
この携帯無線装置は、第1の筐体80と第2の筐体90とをヒンジ部100により回動自在に接続されて携帯無線装置本体が構成されている。これによりこの携帯無線装置は、図8(a)に示すような開いた状態および図8(b)に示すような閉じた状態をなすことが可能な、いわゆる折り畳みタイプをなす。
【0066】
第1の筐体80には、アンテナ11および送話部12が設けられている。また図示はしていないが、第1の筐体80の内部には、電気回路部が収容されている。また第1の筐体80の一部には、金属等の導電性の材料が用いられている。
【0067】
第2の筐体90には、受話部21が設けられている。また図示はしていないが、第2の筐体90の内部には、電気回路部が収容されている。この第2の筐体90に収容された電気回路部と第1の筐体80に収容された電気回路部とは、ヒンジ部100を介して通された図示しないフレキシブル基板などを用いて電気的に接続されている。
【0068】
ところで第1の筐体80および第2の筐体90は、携帯無線装置本体が閉じた状態であるときにそれらの表面に対してヒンジ部100の回転軸心Aが第2の筐体90の側に位置するような状態でヒンジ部100に取り付けられている。
【0069】
第1および第2の筐体80,90にそれぞれ収容された電気回路部のいずれか一方、もしくは両方には無線回路が含まれる。通話を行うときには、この無線回路にて高周波信号が生成され、この高周波信号によりアンテナ11が励振されて空間に電磁波が放射される。
【0070】
この第5実施形態の携帯無線装置では、アンテナ11よりも第1の筐体80の上端部の方がよりユーザUの頭部に近接するため、人体の影響は使用者の頭部とアンテナ11の設置部付近の携帯無線装置との距離dfに大きく依存することになる。そして第5実施形態の携帯無線装置は、第1の筐体80および第2の筐体90が上述のような状態でヒンジ部100に取り付けられていることにより、携帯無線装置本体を開いた状態においては図8(a)からも分かるように第2の筐体90の表面が第1の筐体80の表面に対してヒンジ部100の回転軸心Aを挟んで反対側に位置することとなる。すなわち、第2の筐体90の表面は第1の筐体80の表面から距離dbを離間して位置することとなる。使用者の頭部の位置は第2の筐体90の表面により規制されるので、距離dfは距離db以上となる。この結果、非常に効果的にインピーダンスの変動を抑制することができる。そして、インピーダンス変動が抑制されることで、アンテナ特性を良好に維持して、高い通信性能を実現することができる。
【0071】
(第6の実施形態)
図9は第6実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す側面図であり、図9(a)は開いた状態を、また図9(b)は閉じた状態をそれぞれ示す。なお、図9において図1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0072】
この携帯無線装置は、アンテナ11、送話部12、受話部21、第1の筐体110、第2の筐体120およびヒンジ部130を含んでいる。
【0073】
この携帯無線装置は、第1の筐体110と第2の筐体120とをヒンジ部130により回動自在に接続されて携帯無線装置本体が構成されている。これによりこの携帯無線装置は、図9(a)に示すような開いた状態および図9(b)に示すような閉じた状態をなすことが可能な、いわゆる折り畳みタイプをなす。
【0074】
第1の筐体110には、アンテナ11および送話部12が設けられている。また図示はしていないが、第1の筐体110の内部には、電気回路部が収容されている。また第1の筐体110の一部には、金属等の導電性の材料が用いられている。
【0075】
第2の筐体120には、受話部21が設けられている。また図示はしていないが、第2の筐体120の内部には、電気回路部が収容されている。この第2の筐体120に収容された電気回路部と第1の筐体110に収容された電気回路部とは、ヒンジ部130を介して通された図示しないフレキシブル基板などを用いて電気的に接続されている。
【0076】
ヒンジ部130はその外形がほぼ円筒形をなす。そして図9(b)に示すように円形の直径L3は、携帯無線装置本体を閉じた状態での第1の筐体110および第2の筐体120のトータルの厚みL4よりも大きい。
【0077】
第1および第2の筐体110,120にそれぞれ収容された電気回路部のいずれか一方、もしくは両方には無線回路が含まれる。通話を行うときには、この無線回路にて高周波信号が生成され、この高周波信号によりアンテナ11が励振されて空間に電磁波が放射される。
【0078】
この第6実施形態の携帯無線装置では、アンテナ11よりも第1の筐体110の上端部の方がよりユーザの頭部に近接するため、人体の影響は使用者の頭部とアンテナ11の設置部付近の携帯無線装置との距離dfに大きく依存することになる。そして第6実施形態の携帯無線装置は、ヒンジ部130の直径が第1の筐体110および第2の筐体120のトータルの厚みL4よりも大きいことにより、携帯無線装置本体を開いた状態においては図8(a)からも分かるようにヒンジ部130が第1の筐体110の表面および第2の筐体120の表面から大きく突出する。使用者の頭部の位置はこの突出しているヒンジ部130により規制されるので、使用者の頭部とアンテナ11の設置部付近の携帯無線装置との距離dfが大きくなる。この結果、非常に効果的にインピーダンスの変動を抑制することができる。そして、インピーダンス変動が抑制されることで、アンテナ特性を良好に維持して、高い通信性能を実現することができる。
【0079】
(第7の実施形態)
図10は第7実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す斜視図であり、図10(a)は開いた状態を、また図10(b)は閉じた状態をそれぞれ示す。なお、図10において図1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0080】
この携帯無線装置は、アンテナ11、送話部12、操作キー13、受話部21、画像表示部22、第1の筐体140、第2の筐体150およびヒンジ部160を含んでいる。
【0081】
この携帯無線装置は、第1の筐体140と第2の筐体150とをヒンジ部160により回動自在に接続されて携帯無線装置本体が構成されている。これによりこの携帯無線装置は、図10(a)に示すような開いた状態および図10(b)に示すような閉じた状態をなすことが可能な、いわゆる折り畳みタイプをなす。
【0082】
第1の筐体140には、アンテナ11、送話部12および操作キー13が設けられている。また図示はしていないが、第1の筐体140の内部には、電気回路部が収容されている。また第1の筐体140の一部には、金属等の導電性の材料が用いられている。
【0083】
第2の筐体150には、受話部21および画像表示部22が設けられている。また図示はしていないが、第2の筐体150の内部には、電気回路部が収容されている。この第2の筐体150に収容された電気回路部と第1の筐体140に収容された電気回路部とは、ヒンジ部160を介して通された図示しないフレキシブル基板などを用いて電気的に接続されている。
【0084】
第1の筐体140におけるヒンジ部160に取り付けられる側の端部の近傍には貫通穴140aが形成されている。
【0085】
第1および第2の筐体140,150にそれぞれ収容された電気回路部のいずれか一方、もしくは両方には無線回路が含まれる。通話を行うときには、この無線回路にて高周波信号が生成され、この高周波信号によりアンテナ11が励振されて空間に電磁波が放射される。
【0086】
この第7実施形態の携帯無線装置では、アンテナ11よりも第1の筐体140の上端部の方がよりユーザの頭部に近接するが、第1の筐体140の上端部には貫通穴140aが形成されているために、使用者の頭部と携帯無線装置とが近接する部分が少なくなっており、使用者の頭部によるインピーダンスの変動を非常に効果的に抑制することができる。そして、インピーダンス変動が抑制されることで、アンテナ特性を良好に維持して、高い通信性能を実現することができる。
【0087】
(第8の実施形態)
図11は第8実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す斜視図であり、図11(a)は開いた状態を、また図11(b)は閉じた状態をそれぞれ示す。なお、図11において図1および図10と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0088】
この携帯無線装置は、アンテナ11、送話部12、操作キー13、受話部21、画像表示部24、第1の筐体140、第2の筐体150およびヒンジ部160を含んでいる。すなわちこの携帯無線装置は、第7実施形態の携帯無線装置における画像表示部22に代えて画像表示部24を備えたものである。
【0089】
画像表示部24は、第2の筐体150の表面の側を表示面とするように配置されて、第2の筐体150に取り付けられている。さらに画像表示部24はその表示面の一部が、第2の筐体150の表面のうちで携帯無線装置本体を閉じた状態で第1の筐体140の貫通穴140aが対向する領域に及ぶように配置されている。
【0090】
かくしてこの第8実施形態の携帯無線装置によれば、第7実施形態と同様な効果を得ることができる。この上、第8実施形態の携帯無線装置によれば、携帯無線装置本体が閉じられた状態にあっても画像表示部24の表示面の一部が貫通穴140aを通して目視することが可能であるので、この部分を利用して使用者に対する情報報知を行うことが可能であり、利便性を向上することが可能となる。なお、閉じた状態において使用者に報知する情報としては、例えば待ち受け時において呼び出しがかかったときの相手の電話番号あるいは名前等が想定される。
【0091】
ところで、折り畳みタイプの携帯無線装置では、筐体の裏面にも画像表示部を設けた機種が存在するが、この第8実施形態の携帯無線装置によれば、このような裏面の画像表示部を設けなくても良い。そして、裏面の画像表示部を設けないようにすれば、それを設けた機種に比べて薄型化を図ることが可能となり、持ち運びに便利となる。
【0092】
なお、携帯無線装置本体が閉じられた状態であるときには、画像表示部24の表示面のうちで第1の筐体140により覆われる領域に関しては動作を停止させるようにすれば、省電力化を図ることが可能である。
【0093】
また、図10に示す構成に加えて、第2の筐体150の表面のうちで携帯無線装置本体を閉じた状態で第1の筐体140の貫通穴140aと対向する領域に画像表示部22とは別の画像表示部を設けることによっても、第8実施形態と同様な効果を達成できる。
【0094】
なお、本発明は以上の各実施形態に限定されるものではない。例えば前記各実施形態においてアンテナ11としては、モノポールアンテナ、逆Fアンテナ、ホイップアンテナ、あるいはループアンテナなどを用いることが可能であり、その形状や形式は特に限定されない。
【0095】
このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0096】
【発明の効果】
本発明によれば第1に、使用者の頭部が近接される際に、アンテナの取り付け位置の近傍となる第1の筐体の端部が使用者の頭部から大きく離れることとなるので、アンテナ特性の劣化を防止し、より高い通信性能を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す斜視図。
【図2】第1実施形態の携帯無線装置を使用して通話が行われる際の使用状況を示す図。
【図3】第2実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す斜視図。
【図4】第3実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す図。
【図5】第3実施形態の携帯無線装置を使用して通話が行われる際の使用状況を示す図。
【図6】第4実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す側面図。
【図7】第4実施形態の携帯無線装置を使用して通話が行われる際の使用状況を示す図。
【図8】第5実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す側面図。
【図9】第6実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す側面図。
【図10】第7実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す斜視図。
【図11】第8実施形態に係る携帯無線装置の外観を示す斜視図。
【符号の説明】
10,40,80,110,140…第1の筐体
11…アンテナ
12…送話部
13…操作キー
20,50,70,90,120,150…第2の筐体
21…受話部
21,22,23,24…画像表示部
30,60,100,130,160…ヒンジ部
40a…凹部
70a…凸部
140a…貫通穴
Claims (8)
- 第1の筐体と、
第2の筐体と、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とを所定の回転軸心を中心として相対的に回動可能なように接続する接続部と、
この接続部に取り付けられる側の前記第1の筐体の端部の近傍にて前記第1の筐体に取り付けられたアンテナと、
前記第1の筐体に設けられた送話部とを具備し、
かつ前記第2の筐体は、前記回動動作の先端となる先端部までの前記回転軸心からの長さが前記第1の筐体のそれよりも大きく、
さらに前記回転軸心から前記第1の筐体の先端部までの長さよりも大きな距離が前記回転軸心から離れた位置にて前記第2の筐体に設けられた受話部を備えたことを特徴とする携帯無線装置。 - 前記前記回転軸心から前記第1の筐体の先端部までの長さよりも大きな距離が前記回転軸心から離れた位置に少なくとも一部の表示領域が位置するように設けられた表示部を備えることを特徴とする請求項1に記載の携帯無線装置。
- 第1の筐体と、
第2の筐体と、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とを所定の回転軸心を中心として相対的に回動可能なように接続する接続部と、
この接続部に取り付けられる側の前記第1の筐体の端部の近傍にて前記第1の筐体に取り付けられたアンテナと、
前記第1の筐体の所定面に設けられた送話部とを具備し、
かつ前記第1の筐体は、前記所定面における前記接続部に取り付けられる端部の近傍が凹部を形成していることを特徴とする携帯無線装置。 - 前記第2の筐体において前記第1の筐体と前記第2の筐体とが閉じられた状態をなすときに前記第1の筐体と対向する面に設けられた受話部を備え、
かつ前記第2の筐体は前記受話部が設けられた面は、前記閉じられた状態で前記凹部に入り込む凸部を形成していることを特徴とする請求項3に記載の携帯無線装置。 - 第1の筐体と、
第2の筐体と、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とを所定の回転軸心を中心として相対的に回動可能なように接続する接続部と、
この接続部に取り付けられる側の前記第1の筐体の端部の近傍にて前記第1の筐体に取り付けられたアンテナとを具備し、
かつ前記第2の筐体において前記第1の筐体と前記第2の筐体とが閉じられた状態をなすときに互いに対向する前記第1の筐体の面と前記第2の筐体の面とのいずれに対しても、前記閉じられた状態では前記回転軸心が前記第2の筐体の側に位置することを特徴とする携帯無線装置。 - 第1の筐体と、
第2の筐体と、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とを所定の回転軸心を中心として相対的に回動可能なように接続する接続部と、
この接続部に取り付けられる側の前記第1の筐体の端部の近傍にて前記第1の筐体に取り付けられたアンテナとを具備し、
かつ前記第2の筐体において前記第1の筐体と前記第2の筐体とが閉じられた状態をなすときにおける前記第1の筐体および前記第2の筐体の総合的な厚みよりも前記第1の筐体および前記第2の筐体の厚み方向についての前記接続部の幅が大きいことを特徴とする携帯無線装置。 - 第1の筐体と、
第2の筐体と、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とを所定の回転軸心を中心として相対的に回動可能なように接続する接続部と、
この接続部に取り付けられる側の前記第1の筐体の端部の近傍にて前記第1の筐体に取り付けられたアンテナとを具備し、
かつ前記第1の筐体は、前記接続部に取り付けられる端部の近傍に貫通穴が形成されていることを特徴とする携帯無線装置。 - 前記第2の筐体において前記第1の筐体と前記第2の筐体とが閉じられた状態をなすときに前記貫通穴が対向する位置に少なくとも一部の表示領域が位置するように設けられた表示部を備えることを特徴とする請求項7に記載の携帯無線装置。
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