JP3713398B2 - Grease interception method inside railway viaduct - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、厨房の流し台から排出される油脂(後述)を含んだ排水(以下、「厨房排水」という。)を受け入れ、厨房排水から油脂を除去した水(以下、「既処理水」という。)として排出するグリース阻集器を用いた鉄道高架橋内部でのグリース阻集方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道構造物、例えば高架橋の内部に設けられる飲食店においては、厨房において調理や食器の洗浄等によって発生した厨房排水が流し台に流されている。この厨房排水の中には、動物性又は植物性の油や脂肪(以下、「油脂」という。)が含有されている。
【0003】
このような厨房排水を下水ます等に直接流入させると、厨房排水中の油脂が下水管等の内壁表面にグリース状となって付着し、下水管等を目詰まりさせる。また、油脂は、自然界においてバクテリア等によって分解可能だが、水の中の含有量が多いと分解が困難となり水質を悪化させる。
【0004】
このため、排水中の油脂の含有量を規制するための指標の一つとしてNH値(ノルマルヘキサン抽出物質含有量)が定められており、その値を所定値以下とすることが、水質汚濁防止法、下水道法、建築基準法、各地方自治体の条例等で規定されている。これに伴い、飲食店等の厨房等においては、厨房排水の中から油脂を集めて除去するための排水用施設(以下、「グリース阻集器」という。)の設置が義務づけられている。
【0005】
次に、図4及び図5を参照しつつ、従来のグリース阻集器について説明する。図4、5に示すように、従来のグリース阻集器50は、鉄道高架橋の内部に設けられた飲食店等の厨房の流し台40の下方の床下に設置されていた。
【0006】
流し台40から排出される油脂を含んだ厨房排水W1は、流し台40の下端の排出口41から排水管42により通水され、受水口54からグリース阻集器50へ導かれる。グリース阻集器50は、第1仕切り板55と第2仕切り板56と第3仕切り板57により第1槽51と第2槽52と第3槽53に仕切られている。
【0007】
このため、厨房排水W1は第1槽51に入り、多数の小孔が設けられた残菜カゴ61(図5参照)を通過して下降し、第1仕切り板55の下方の連通空隙から第2槽52内へ入って上昇し、第2仕切り板56の上方を越えて下降する。この際に、厨房排水W1は徐々に冷却されるため、厨房排水W1内に含まれた油脂は析出する。油脂は水よりも軽いため、厨房排水W1から析出した油脂は、第2槽52の水面上に浮上して集まり、凝固してグリース状油脂Gとなる。これにより、厨房排水W1内の油脂の一部が第2槽52の水面に捉えられる。
【0008】
その後、排水は、第2仕切り板56を越えて第2槽52の下方へ下降し、第3仕切り板57の下方の連通空隙から第3槽53内へ入り、排水口カバー63の開口から内部へ入る。この際、厨房排水W1内の油脂の残りの部分も、第2槽52における場合と同様の作用により、第3槽53の水面上に析出される。このため、第3槽53から外部へ排出される水は、厨房排水W1から油脂が除去された既処理水W2となる。既処理水W2は、その後、排水口62から排水管64を経て外部へ排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような従来のグリース阻集器50においては、厨房の流し台40の下方の床下にきょう体60を取り付けるため、鉄道高架橋の内部に設けられた床スラブ71と床コンクリート72の一部を切除して開口を設ける必要があった。このような切除部は、構造上の弱点となることを防止するため、切除部の周囲の床スラブ71の内部に補強用の鉄筋を配置したり、床梁74を強化する等の対策が必要であり、設備費用が高価である、という問題があった。
【0010】
また、下方への漏水防止策として、あるいは厨房の内部レイアウト変更工事の際の落下物防止策として、グリース阻集器50の下方には、二重ピット底盤73を設けており、これにより設備費用はさらに増大していた。
【0011】
また、第2槽52に蓄積されたグリース状油脂Gは、ある程度蓄積されると取り除く必要があるが、グリース阻集器50は床下に配置されているため、除去作業は困難かつ重労働であり、作業者が転落するおそれもあった。
【0012】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、本発明の解決しようとする課題は、設備費用が低廉で油脂除去効果が従来品と同等なグリース阻集器を用いた鉄道高架橋内部でのグリース阻集方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る鉄道高架橋内部でのグリース阻集方法は、
鉄道高架橋の床梁(74)に支持される床スラブ(71)の上の床コンクリート(72)の上方位置でかつ前記鉄道高架橋内部の厨房の流し台(40)の排出口(41)の直下位置にグリース阻集器(10)を設置し、当該グリース阻集器(10)の受水口(14)と前記厨房の流し台(40)の排出口(41)とを柔軟な合成樹脂材料又は蛇腹構造を含む可撓性を有する第1接続管(27)によって接続し、
当該グリース阻集器(10)には、前記厨房の流し台(40)から排出される油脂を含んだ厨房排水(W1)を前記受水口(14)から受け入れる第1槽(11)と、当該第1槽(11)と底部で連通し前記第1槽(11)から入ってくる前記厨房排水(W1)の中の前記油脂(G)を水面上に浮かべて集め前記厨房排水(W1)から前記油脂(G)を除去して既処理水(W2)とする第2槽(12)と、当該第2槽(12)と底部で連通し前記第2槽(12)から入ってくる前記既処理水(W2)を一時貯留したのちに排水口(22)から排出する第3槽(13)を設け、
前記床コンクリート(72)に設けた床開口(72a)と前記グリース阻集器(10)の排出口(22)とを柔軟な合成樹脂材料又は蛇腹構造を含む可撓性を有する第2接続管(28)によって接続し、
前記床開口(72a)に接続し前記床コンクリート(72)及び前記床スラブ(71)の内部を通って前記床スラブ(71)の下方に連絡するように排水管(29)を設置し、
前記グリース阻集器(10)の格納容器(20)の外底部に、キャスター車輪(24)又は前記床コンクリート(72)上面をすべるソリ状部材若しくは前記床コンクリート(72)上面に設けられたレールを含む部材の上をすべるソリ状部材を含む移動手段を設け、
グリース阻集作業時には前記厨房の流し台(40)の直下位置に設置した前記グリース阻集器(10)により前記厨房排水(W1)から前記油脂(G)を除去して前記既処理水(W2)にし前記配水管(29)を経て外部へ排出し、点検時又は油脂除去作業時には前記グリース阻集器(10)の格納容器(20)の取手(25)を引くことにより前記グリース阻集器(10)を前記厨房の流し台(40)の直下位置から引き出し可能である
ことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態であるグリース阻集器の構成を示す概念図であり、図1(A)は厨房における配置図を、図1(B)は厨房の流し台との関係とグリース阻集器の全体構成を示す概念図を、それぞれ示している。また、図2は、図1に示すグリース阻集器の具体的な構成を示す図であり、図2(A)は厨房の流し台とグリース阻集器の正面図を、図2(B)はその上面図を、それぞれ示している。また、図3は、図1に示すグリース阻集器の具体的な構成を示す図であり、図3(A)は図2における側面図を、図3(B)はグリース阻集器の正面から見た断面図を、それぞれ示している。
【0020】
図1(A)に示すように、本実施形態のグリース阻集器10は、鉄道高架橋の内部に設けられた飲食店等の厨房の流し台40の直下で、厨房の流し台40の排出口41と厨房の床(この場合は床コンクリート72)の上面との間に設置されている。
【0021】
また、このグリース阻集器10は、中空箱型のきょう体20の内部に隔壁19(図2、図3を参照)が設けられ、図2(B)に示すように、この隔壁19によって、きょう体20の内部空間が全体として略「U」字状に区画されている。また、きょう体20内には、第1仕切り板15と、第2仕切り板16と、第3仕切り板17と、第4仕切り板18が取り付けられている。
【0022】
これらの仕切り板によって、上記した略「U」字状のきょう体内部空間が、図1(B)に概念的に示すように、第1槽11と、第2槽12と、第3槽13に区画されている。すなわち、上記した略「U」字状のきょう体内部空間の一方の端部となるきょう体20の内壁から第1仕切り板15までの水面を有する槽が第1槽11であり、第1仕切り板15から第3仕切り板17までの水面を有する槽が第2槽12であり、第3仕切り板17から略「U」字状のきょう体内部空間の他方の端部となるきょう体20の内壁までの水面を有する槽が第3槽13である。
【0023】
また、第1槽11には受水口14が設けられ、第3槽13には排水口22が設けられている。厨房の流し台40の排出口41と受水口14との間は、第1接続管27(図2(A)参照)によって接続されている。また、第3槽13の排水口22と床開口72aとの間は、第2接続管28(図2(A)参照)によって接続されている。第1接続管27及び第2接続管28は、柔軟な合成樹脂材料や蛇腹構造等により可撓性を有している。
【0024】
また、第1槽11内の受水口14の下方には、多数の小孔を有する残菜カゴ21(図2、図3を参照)が設けられている。また、第3槽11内の排水口22には、排水口カバー23(図2、図3を参照)が設けられている。
【0025】
また、きょう体20の外底部には、キャスター車輪24が取り付けられている。また、きょう体20の上部には、フタ26が設けられ、きょう体20の前側面には取手25が設けられている。
【0026】
上記のような構成により、厨房の流し台40の排出口41から排出される油脂を含んだ厨房排水W1は、受水口14からグリース阻集器10の内部へ受け入れられ、残菜カゴ21で野菜クズ等がこし取られ、水だけが小孔を通過して第1槽11内へ入る。
【0027】
残菜カゴ21を通過した厨房排水W1は、第1槽11内を下降する。第1仕切り板15の下部はきょう体下端まで達しておらず開放されており、第1槽11は底部で第2槽12と連通している。このため、厨房排水W1は、第1仕切り板15の下方の連通空隙から第2槽12内へ入って上昇する。
【0028】
第2仕切り板16の上部はきょう体上端まで達しておらず、上部は開放されている。このため、排水は第2仕切り板16の上方を越えて下降する。この際に、厨房排水W1は徐々に冷却されるため、厨房排水W1内に含まれた油脂は析出する。油脂は水よりも軽いため、厨房排水W1から析出した油脂は、第2槽12の水面上に浮上して集まり、凝固してグリース状油脂Gとなる。これにより、厨房排水W1内の油脂の一部が第2槽12の水面に捉えられる。
【0029】
第3仕切り板17の下部はきょう体下端まで達しておらず開放されており、第2槽12は底部で第3槽13と連通している。このため、既処理水W2は、第3仕切り板17の下方の連通空隙から第3槽53内へ入る。第4仕切り板18の上部はきょう体上端まで達しておらず、上部は開放されている。このため、既処理水W2は第3槽13内を上昇し、第3槽13内で一時貯留される。
【0030】
この際、厨房排水W1内の油脂の残りの部分も、第2槽12における場合と同様の作用により、第3槽13の水面上に析出され捕捉される。このため、第3槽13から外部へ排出される水は、厨房排水W1から油脂が除去された既処理水W2となる。その後、既処理水W2は、排水口カバー23の下部開口から内部へ入り、排水口22から第2接続管28、床開口72a、排水管29(図1(A)参照)を経て外部へ排出される。
【0031】
本実施形態のグリース阻集器10は、下記のような作用及び効果を有している。
【0032】
1)床スラブには排水管29を通すための最小限の孔(床開口72a等)を設けるのみでよく、従来のような大きな開口を設ける必要がなくなるため、床スラブや床梁の補強が不要となり、二重ピット底盤73も不要であるため、設備費用を大幅に低減することができる。また、第2接続管28に連通する他の排水配管(図示せず)を床上に配置し、流し台40から遠く離れた箇所に床開口を設けることも可能であるため、流し台40が線路直上位置であっても制約を受けることがない。
【0033】
2)グリース阻集器は床上に設置されるため、床の一部を切除する工事を行うことはなく、高架橋内部に厨房等を設置する場合のレイアウトが非常に自由になり、工事費用が低減でき、工事期間を短縮することができる。
【0034】
3)第1接続管27を取り外し、取手25を持って引けば、キャスター車輪24が設けられているため容易に引き出すことができ、フタ26を開けることにより内部を点検したり、第2槽12に蓄積されたグリース状油脂Gを容易かつ安全に除去することができる。また、点検や油脂除去作業後にグリース阻集器10を流し台40の下方位置に戻すことも容易である。あるいは、グリース阻集器10を新品に交換することも容易である。
【0035】
上記において、きょう体20は格納容器に相当し、キャスター車輪24は移動手段に相当している。
【0036】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0037】
例えば、上記実施形態においては、第2槽と底部で連通する第3槽を設け、第3槽に排水口を設ける例について説明したが、本発明はこの例には限定されず、他の構成、例えば、第2槽の下部(第2仕切り板よりも後方位置)に排水口を設けてもよい。グリース状油脂は、第2槽の水面でかなりの部分が集積され捕捉されるため、このような構成でも所要のグリース阻集機能は果たすことができる。
【0038】
また、上記実施形態においては、移動手段としてキャスター車輪24を用いる例について説明したが、本発明はこの例には限定されず、他の構成、例えば、床上を直接、あるいは床上に設けられたレール等の部材上をすべる「ソリ」のような構成を有する移動手段であってもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、グリース阻集器を厨房の流し台の排出口と厨房の床の上面との間に配置することとしたので、以下のような利点を有している。
【0040】
a)本発明のグリース阻集器では、床構造には排水管等を通すための最小限の孔を設けるのみでよく、従来のように大きな開口を切除する必要がないため、構造上の補強が不要となり、二重ピット底盤も不要であるため、設備費用を大幅に低減することができる。また、このグリース阻集器に連通する他の排水配管を床上に配置し、厨房の流し台から遠く離れた箇所に床開口を設けることも可能であるため、流し台が線路直上位置であっても制約を受けることがない。
【0041】
b)本発明のグリース阻集器は床上に設置されるため、床構造の一部を切除する工事を行うことはなく、高架橋内部に厨房等を設置する場合のレイアウトが非常に自由になり、工事費用が低減でき、工事期間を短縮することができる。
【0042】
c)本発明のグリース阻集器には、移動手段が設けられているため、流し台の下方位置に設置し又は取り外すことが容易に行え、厨房排水から析出した油脂の除去作業等を簡易かつ安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるグリース阻集器の構成を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施形態であるグリース阻集器の具体的な構成を示す図(1)である。
【図3】本発明の一実施形態であるグリース阻集器の具体的な構成を示す図(2)である。
【図4】従来のグリース阻集器の構成を示す概念図である。
【図5】従来のグリース阻集器の具体的な構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10 グリース阻集器
11 第1槽
12 第2槽
13 第3槽
14 受水口
15 第1仕切り板
16 第2仕切り板
17 第3仕切り板
18 第4仕切り板
19 隔壁
20 きょう体(格納容器)
21 残菜カゴ
22 排水口
23 排水口カバー
24 キャスター車輪(移動手段)
25 取手
26 フタ
27 第1接続管
28 第2接続管
29 排水管
40 流し台
41 排出口
42 排水管
50 グリース阻集器
51 第1槽
52 第2槽
53 第3槽
54 受水口
55 第1仕切り板
56 第2仕切り板
57 第3仕切り板
60 きょう体
61 残菜カゴ
62 排水口
63 排水口カバー
64 排水管
71 床スラブ
72 床コンクリート
72a 床開口
73 二重ピット底盤
74 床梁
G グリース状油脂
W1 厨房排水
W2 既処理水[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention accepts wastewater (hereinafter referred to as “kitchen wastewater”) containing oil and fat discharged from a kitchen sink (hereinafter referred to as “kitchen wastewater”) and removes the fat and oil from the kitchen wastewater (hereinafter referred to as “treated water”). ) As a grease blocking method inside a railway viaduct using a grease blocking device that discharges as
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a restaurant provided inside a railway structure, for example, a viaduct, kitchen drainage generated by cooking, washing dishes, or the like in the kitchen is poured into a sink. This kitchen drainage contains animal or vegetable oils and fats (hereinafter referred to as “oils and fats”).
[0003]
When such kitchen wastewater is directly flowed into a sewage basin or the like, oil and fat in the kitchen sewage adheres to the inner wall surface of the sewage pipe in the form of grease and clogs the sewage pipe and the like. In addition, oils and fats can be decomposed by bacteria in nature, but if the content in water is large, decomposition becomes difficult and water quality deteriorates.
[0004]
For this reason, the NH value (normal hexane extractable substance content) is defined as one of the indexes for regulating the content of fats and oils in the waste water, and it is possible to prevent water pollution by setting the value to a predetermined value or less. It is stipulated by the law, the Sewerage Law, the Building Standards Law, the regulations of local governments, etc. Along with this, in kitchens and the like of restaurants and the like, it is obliged to install drainage facilities (hereinafter referred to as “grease interceptors”) for collecting and removing fats and oils from kitchen wastewater.
[0005]
Next, a conventional grease interceptor will be described with reference to FIGS. 4 and 5. As shown in FIGS. 4 and 5, the
[0006]
The kitchen drainage W1 containing the oil and fat discharged from the
[0007]
For this reason, the kitchen drainage W1 enters the
[0008]
Thereafter, the drainage passes over the
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the
[0010]
In addition, a double
[0011]
Further, the grease-like oil G accumulated in the
[0012]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and the problem to be solved by the present invention is that the inside of a railway viaduct using a grease interceptor having a low equipment cost and an oil removal effect equivalent to that of a conventional product. It is to provide a grease interception method.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem , a grease blocking method inside a railway viaduct according to
A position above the floor concrete (72) on the floor slab (71) supported by the floor beam (74) of the railway viaduct and directly below the outlet (41) of the kitchen sink (40) inside the railway viaduct A grease interceptor (10) is installed in the water interceptor (14) of the grease interceptor (10) and the outlet (41) of the kitchen sink (40) including a flexible synthetic resin material or a bellows structure. Connected by a flexible first connecting pipe (27);
The grease interceptor (10) includes a first tank (11) for receiving the kitchen drainage (W1) containing oil discharged from the kitchen sink (40) from the water receiving port (14), and the first tank The fats and oils (G) in the kitchen drainage (W1) communicating with the tank (11) at the bottom and entering from the first tank (11) are floated on the water surface and collected from the kitchen drainage (W1). (G) is removed from the second tank (12) to be treated water (W2), and the treated water is communicated at the bottom with the second tank (12) and enters the second tank (12). After temporarily storing (W2), a third tank (13) for discharging from the drain port (22) is provided,
A flexible second connecting pipe including a flexible synthetic resin material or an accordion structure between a floor opening (72a) provided in the floor concrete (72) and a discharge opening (22) of the grease interceptor (10) ( 28)
A drain pipe (29) is connected to the floor opening (72a) and passes through the inside of the floor concrete (72) and the floor slab (71) to communicate with the lower part of the floor slab (71),
On the outer bottom of the containment vessel (20) of the grease interceptor (10), a caster wheel (24) or a sled-like member that slides on the upper surface of the floor concrete (72) or a rail provided on the upper surface of the floor concrete (72). A moving means including a sled-like member that slides on the member to be included;
At the time of grease interception work, the grease (G) is removed from the kitchen drainage (W1) by the grease interceptor (10) installed immediately below the kitchen sink (40) to obtain the treated water (W2). The grease interceptor (10) is discharged to the outside through the water distribution pipe (29), and the grease interceptor (10) is pulled by pulling the handle (25) of the storage container (20) of the grease interceptor (10) at the time of inspection or oil removal operation. wherein the Ru withdrawable der from a position directly below the kitchen sink (40).
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0019]
FIG. 1 is a conceptual diagram showing a configuration of a grease interceptor according to an embodiment of the present invention. FIG. 1 (A) is a layout diagram in a kitchen, and FIG. 1 (B) is a relationship with a kitchen sink and grease. The conceptual diagram which shows the whole structure of an interceptor is shown, respectively. 2 is a diagram showing a specific configuration of the grease interceptor shown in FIG. 1. FIG. 2 (A) is a front view of the kitchen sink and the grease interceptor, and FIG. 2 (B) is an upper surface thereof. Each figure is shown. 3 is a diagram showing a specific configuration of the grease interceptor shown in FIG. 1. FIG. 3 (A) is a side view in FIG. 2, and FIG. 3 (B) is a front view of the grease interceptor. Each cross-sectional view is shown.
[0020]
As shown in FIG. 1 (A), the
[0021]
Further, the
[0022]
By these partition plates, the above-described substantially “U” -shaped housing internal space is conceptually shown in FIG. 1B, as shown in FIG. 1B, the
[0023]
The
[0024]
In addition, a vegetable basket 21 (see FIGS. 2 and 3) having a large number of small holes is provided below the
[0025]
In addition,
[0026]
With the configuration as described above, the kitchen drainage W1 containing oil discharged from the
[0027]
The kitchen drainage W1 that has passed through the
[0028]
The upper part of the
[0029]
The lower part of the
[0030]
At this time, the remaining portion of the oil and fat in the kitchen drainage W1 is also deposited and captured on the water surface of the
[0031]
The
[0032]
1) The floor slab need only be provided with a minimum hole (floor opening 72a, etc.) for allowing the
[0033]
2) Since the grease interceptor is installed on the floor, there is no need to cut out a part of the floor, and the layout when installing a kitchen etc. inside the viaduct becomes very free and the construction cost can be reduced. The construction period can be shortened.
[0034]
3) If the first connecting
[0035]
In the above description, the
[0036]
The present invention is not limited to the above embodiment. The above-described embodiment is an exemplification, and the present invention has substantially the same configuration as the technical idea described in the claims of the present invention, and any device that exhibits the same function and effect is the present invention. It is included in the technical scope of the invention.
[0037]
For example, in the said embodiment, although the 3rd tank connected with a 2nd tank and a bottom part was provided and the example which provides a drain outlet in a 3rd tank was demonstrated, this invention is not limited to this example, Other structures For example, you may provide a drain outlet in the lower part of a 2nd tank (back position rather than a 2nd partition plate). Since a significant portion of the grease-like oil is collected and captured on the water surface of the second tank, the required grease blocking function can be achieved even with such a configuration.
[0038]
Moreover, in the said embodiment, although the example which uses the
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the grease interceptor is arranged between the outlet of the kitchen sink and the upper surface of the kitchen floor, and thus has the following advantages.
[0040]
a) In the grease interceptor of the present invention, it is only necessary to provide the floor structure with a minimum hole for passing a drain pipe and the like, and it is not necessary to cut out a large opening as in the prior art. Since it becomes unnecessary and a double pit bottom is not required, the equipment cost can be greatly reduced. In addition, it is possible to place another drainage pipe communicating with this grease interceptor on the floor and provide a floor opening far away from the kitchen sink, so there are restrictions even if the sink is located directly above the track. I do not receive it.
[0041]
b) Since the grease interceptor according to the present invention is installed on the floor, the construction for cutting a part of the floor structure is not performed, and the layout when installing a kitchen etc. inside the viaduct becomes very free. Cost can be reduced and construction period can be shortened.
[0042]
c) Since the grease interceptor of the present invention is provided with a moving means, it can be easily installed or removed at the lower position of the sink, and the operation for removing the oil and fat deposited from the kitchen drainage can be performed easily and safely. It can be carried out.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram showing a configuration of a grease interceptor according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram (1) showing a specific configuration of a grease interceptor according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram (2) showing a specific configuration of a grease interceptor according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a conceptual diagram showing a configuration of a conventional grease interceptor.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a specific configuration of a conventional grease interceptor.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
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Claims (1)
当該グリース阻集器(10)の受水口(14)と前記厨房の流し台(40)の排出口(41)とを柔軟な合成樹脂材料又は蛇腹構造を含む可撓性を有する第1接続管(27)によって接続し、
当該グリース阻集器(10)には、前記厨房の流し台(40)から排出される油脂を含んだ厨房排水(W1)を前記受水口(14)から受け入れる第1槽(11)と、当該第1槽(11)と底部で連通し前記第1槽(11)から入ってくる前記厨房排水(W1)の中の前記油脂(G)を水面上に浮かべて集め前記厨房排水(W1)から前記油脂(G)を除去して既処理水(W2)とする第2槽(12)と、当該第2槽(12)と底部で連通し前記第2槽(12)から入ってくる前記既処理水(W2)を一時貯留したのちに排水口(22)から排出する第3槽(13)を設け、
前記床コンクリート(72)に設けた床開口(72a)と前記グリース阻集器(10)の排出口(22)とを柔軟な合成樹脂材料又は蛇腹構造を含む可撓性を有する第2接続管(28)によって接続し、
前記床開口(72a)に接続し前記床コンクリート(72)及び前記床スラブ(71)の内部を通って前記床スラブ(71)の下方に連絡するように排水管(29)を設置し、
前記グリース阻集器(10)の格納容器(20)の外底部に、キャスター車輪(24)又は前記床コンクリート(72)上面をすべるソリ状部材若しくは前記床コンクリート(72)上面に設けられたレールを含む部材の上をすべるソリ状部材を含む移動手段を設け、
グリース阻集作業時には前記厨房の流し台(40)の直下位置に設置した前記グリース阻集器(10)により前記厨房排水(W1)から前記油脂(G)を除去して前記既処理水(W2)にし前記配水管(29)を経て外部へ排出し、点検時又は油脂除去作業時には前記グリース阻集器(10)の格納容器(20)の取手(25)を引くことにより前記グリース阻集器(10)を前記厨房の流し台(40)の直下位置から引き出し可能であること
を特徴とする鉄道高架橋内部でのグリース阻集方法。 A position above the floor concrete (72) on the floor slab (71) supported by the floor beam (74) of the railway viaduct and directly below the outlet (41) of the kitchen sink (40) inside the railway viaduct A grease interceptor (10)
A flexible first connecting pipe (27) including a flexible synthetic resin material or a bellows structure between the water receiving port (14) of the grease interceptor (10) and the discharge port (41) of the kitchen sink (40). ) And connect
The grease interceptor (10) includes a first tank (11) for receiving the kitchen drainage (W1) containing oil discharged from the kitchen sink (40) from the water receiving port (14), and the first tank The fats and oils (G) in the kitchen drainage (W1) communicating with the tank (11) at the bottom and entering from the first tank (11) are floated on the water surface and collected from the kitchen drainage (W1). (G) is removed from the second tank (12) to be treated water (W2), and the treated water is communicated at the bottom with the second tank (12) and enters the second tank (12). After temporarily storing (W2), a third tank (13) for discharging from the drain port (22) is provided,
A flexible second connecting pipe including a flexible synthetic resin material or an accordion structure between a floor opening (72a) provided in the floor concrete (72) and a discharge opening (22) of the grease interceptor (10) ( 28)
A drain pipe (29) is connected to the floor opening (72a) and passes through the inside of the floor concrete (72) and the floor slab (71) to communicate with the lower part of the floor slab (71),
On the outer bottom of the containment vessel (20) of the grease interceptor (10), a caster wheel (24) or a sled-like member that slides on the upper surface of the floor concrete (72) or a rail provided on the upper surface of the floor concrete (72). A moving means including a sled-like member that slides on the member to be included;
At the time of grease interception work, the grease (G) is removed from the kitchen drainage (W1) by the grease interceptor (10) installed immediately below the kitchen sink (40) to obtain the treated water (W2). The grease interceptor (10) is discharged to the outside through the water distribution pipe (29), and the grease interceptor (10) is pulled by pulling the handle (25) of the storage container (20) of the grease interceptor (10) at the time of inspection or oil removal operation. It can be pulled out from the position directly under the kitchen sink (40).
Grease interception method inside railway viaduct characterized by
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