JP3712690B2 - トレーシングサーバ、コンテンツ表示装置及び電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
トレーシングサーバ、コンテンツ表示装置及び電子機器に関し、特にフィールド上に存在する1つ以上の対象物の軌跡を表示するためのトレーシングサーバ、コンテンツ表示装置及び電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばサッカーの試合や野球の試合等は、複数のカメラでフィールドの特定部分を拡大して撮影したものを部分的につなぎ合わせることで1つの番組に編集されて放送されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように1つに編集された番組は、あらゆるユーザを対象として作成されているため、ユーザ毎に所望される映像を的確に提供することができず、真に満足できる番組を放送することが困難であった。
【0004】
特にサッカーの試合や野球の試合やオートレース等では、フィールド上の複数箇所又は全体に動きが生じることが多く、これらを一度にユーザへ呈示することは不可能であった。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、フィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツと共に、マルチメディアコンテンツの内容を容易に理解させるための付加的な情報を提供することで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を実現できるコンテンツ表示システム、コンテンツ表示装置、サーバ、電子機器、コンテンツ表示方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために、請求項1記載の発明は、所定のフィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツを表示するコンテンツ表示システムであって、前記所定のフィールド上に存在する1つ以上の対象物の位置情報を、前記マルチメディアコンテンツに併せて表示することを特徴としている。
【0007】
これにより、本発明では、フィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツと共に、マルチメディアコンテンツの内容を容易に理解させるための付加的な情報を提供することで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を提供できる。
【0008】
更に、請求項2記載の発明は、上記のコンテンツ表示システムであって、前記位置情報に併せて、前記1つ以上の対象物の識別情報及び/又は該1つ以上の対象物の所定期間の軌跡を表示することを特徴としている。
【0009】
これにより、本発明では、提供する付加的な情報をより詳細なものとすることで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を提供できる。
【0010】
更に、請求項3記載の発明は、上記のコンテンツ表示システムであって、前記対象物の位置情報を、前記マルチメディアコンテンツと同一面であって、該マルチメディアコンテンツの上下左右何れかから所定間隔を隔てた領域に表示することを特徴としている。
【0011】
これにより、本発明では、全体が映し出された画面と同一面に付加的な情報が表示されるため、利便性よく映像と情報とを提供することが可能となる。
【0012】
更に、請求項4記載の発明は、上記のコンテンツ表示システムであって、前記対象物の位置情報を、携帯型電子機器又は携帯電話機に配信することを特徴としている。
【0013】
これにより、本発明では、ユーザの手元で付加的な情報を参照することが可能となるため、ユーザはより明確且つ容易にイベント全体を把握することが可能となる。
【0014】
また、請求項5記載の発明は、所定のフィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツを表示するコンテンツ表示装置であって、前記所定のフィールド上に存在する1つ以上の対象物の位置情報を、前記マルチメディアコンテンツに併せて表示することを特徴としている。
【0015】
これにより、本発明では、フィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツと共に、マルチメディアコンテンツの内容を容易に理解させるための付加的な情報を提供することで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を実現できる。
【0016】
更に、請求項6記載の発明は、上記のコンテンツ表示装置であって、前記位置情報に併せて、前記1つ以上の対象物の識別情報及び/又は該1つ以上の対象物の所定期間の軌跡を表示することを特徴としている。
【0017】
これにより、本発明では、提供する付加的な情報をより詳細なものとすることで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を実現できる。
【0018】
更に、請求項7記載の発明は、上記のコンテンツ表示装置であって、前記対象物の位置情報を、前記マルチメディアコンテンツと同一面であって、該マルチメディアコンテンツの上下左右何れかから所定間隔を隔てた領域に表示することを特徴としている。
【0019】
これにより、本発明では、全体が映し出された画面と同一面に付加的な情報が表示されるため、利便性よく映像と情報とを提供することが可能となる。
【0020】
また、請求項8記載の発明は、所定のフィールド上に存在する1つ以上の対象物の位置情報を管理するサーバであって、前記1つ以上の対象物の前記所定のフィールド上における位置情報を生成する対象物位置情報生成手段と、前記1つ以上の対象物の位置情報に基づいて、前記1つ以上の対象物の識別情報及び/又は該1つ以上の対象物の所定期間の軌跡を描画したトレース情報画面を作成するトレース情報画面作成手段と、前記トレース情報画面を前記所定のフィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツに併せて表示させるトレース情報画面表示手段と、を有することを特徴としている。
【0021】
これにより、本発明では、フィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツと共に、マルチメディアコンテンツの内容を容易に理解させるための付加的な情報を提供することで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を実現できるサーバが提供される。
【0022】
また、請求項9記載の発明は、1つ以上の対象物の所定のフィールド上における位置情報を生成し、生成した該位置情報に基づいて、前記1つ以上の対象物の識別情報及び/又は該1つ以上の対象物の所定期間の軌跡を描画したトレース情報画面を作成するサーバに所定のネットワークを介して接続可能な電子機器であって、前記所定のフィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツに併せて前記トレース情報画面を表示することを特徴としている。
【0023】
これにより、本発明では、ユーザの手元で付加的な情報を参照することを可能にし、より明確且つ容易にイベント全体を把握させることが可能となる電子機器が提供される。
【0024】
また、請求項10記載の発明は、所定のフィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツを表示するコンテンツ表示方法であって、前記1つ以上の対象物の前記所定のフィールド上における位置情報を生成する対象物位置情報生成行程と、前記1つ以上の対象物の位置情報に基づいて、前記1つ以上の対象物の識別情報及び/又は該1つ以上の対象物の所定期間の軌跡を描画したトレース情報画面を作成するトレース情報画面作成行程と、前記とレース情報画面を前記マルチメディアコンテンツに併せて表示する表示行程と、を有することを特徴としている。
【0025】
これにより、本発明では、フィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツと共に、マルチメディアコンテンツの内容を容易に理解させるための付加的な情報を提供することで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を提供できる。
【0026】
更に、請求項11記載の発明は、上記のコンテンツ表示方法であって、前記表示行程は、前記トレース情報画面を、前記マルチメディアコンテンツと同一面であって、該マルチメディアコンテンツの上下左右何れかから所定間隔を隔てた領域に表示することを特徴としている。
【0027】
これにより、本発明では、全体が映し出された画面と同一面に付加的な情報が表示されるため、利便性よく映像と情報とを提供することが可能となる。
【0028】
更に、請求項12記載の発明は、上記のコンテンツ表示方法であって、前記表示行程は、前記とレース情報画面を、携帯型電子機器又は携帯電話機に配信して表示させることを特徴としている。
【0029】
これにより、本発明では、ユーザの手元で付加的な情報を参照することが可能となるため、ユーザはより明確且つ容易にイベント全体を把握することが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
〔原理〕
本発明を説明するにあたり、本発明の原理について触れる。
【0031】
本発明は、映像や音声等のマルチメディアコンテンツをユーザに提供する際に付加的な情報を利用することで、より詳細且つ明確にマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を提供するものである。
【0032】
例えばサッカー等では、フィールド全体を1つの画面で表示した場合、視聴者にどの選手が何をしているかを明確に伝えることが困難である。そこで本発明では、映像として映し出されている1つ以上の対象物に関して、これのフィールド上での位置情報や識別情報等の付加的な情報(以下の説明におけるトレース情報に対応)もユーザに呈示する。これにより本発明では、同時に多くの情報を視聴者に明確に伝えることができ、マルチメディアコンテンツをより楽しめる環境を実現することが可能となる。
【0033】
また、このような付加的な情報を提供するために、本発明では、例えば人物や動物や乗り物等の移動するものから木や建築物等のその場に静止しているもの(以下、対象物という)の位置や速度等の情報をトレースする。
【0034】
このように、マルチメディアコンテンツの内容を容易に理解させるための付加的な情報を提供することで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を提供することが、本発明の主たる目的である。
【0035】
以下、本発明を好適に実施した形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0036】
〔第1の実施例〕
まず、本発明の第1の実施例について図面を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明では、取得されたマルチメディアコンテンツをリアルタイムで放送する、所謂、生放送の場合について説明する。
【0037】
図1及び図2は、本発明のシステム構成を示すブロック図である。尚、図1にはマルチメディアコンテンツの制作側の構成とトレース情報(以下において詳細に説明する)を収集する構成とが示され、図2にはマルチメディアコンテンツの配信やトレース情報を提供する側の構成が示されている。
【0038】
・マルチメディアコンテンツ制作側
図1を参照すると本実施例では、マルチメディアコンテンツを制作する構成として、カメラ110と、マイクロフォン(以下、マイクと略す)120と、カメラ110及び/又はマイク120から入力された映像/音声データに所定の処理を施し、フィールド200全体を映し出すマルチメディアコンテンツを制作するマルチメディアデータ処理システム130と、マルチメディアデータ処理システム130で制作されたマルチメディアコンテンツを所定の放送回線を介して送信する送信局140と、マルチメディアデータ処理システム130から入力されたマルチメディアコンテンツを蓄積するマルチメディアコンテンツデータベース(以下、データベースをDBと略す)150と、が設けられている。尚、マルチメディアコンテンツDB150は、例えばリレーショナルデータベースで構成できるが、これに限定されず、通常のファイル形式やその他の形態で構成されても良い。
【0039】
この構成において、フィールド全体がカメラ110により一度に撮影される。尚、本実施例によるカメラ110は、図3に示すように、例えば3つのカメラ(110a,110b,110c)から成る3面シームレスカメラで構成され、それぞれのカメラ110a,110b,110cに領域A,B,Cが、メインレンズ111及びスプリッタ112を介して入力される。即ち、カメラ110aで領域Aを撮影し、カメラ110bで領域Bを撮影し、カメラ110cで領域Cを撮影することで、フィールド200全体の映像を同時に撮影する。尚、本実施例では、使用するカメラ110を3面のシームレスカメラとするが、これに限定されず、フィールド200全体を撮影することが可能であれば如何様にも変形して良い。
【0040】
カメラ110a,110b,110cで取得された映像データは、各々独立してマルチメディアデータ処理システム130に入力される。但し、個々の映像データには、時間情報を示すタイムコードが含まれており、相互及び後述における音声データとの同期が図れるように構成されている。尚、カメラ110とマルチメディアデータ処理システム130とを接続する通信回線には、例えばシリアル伝送用の同軸ケーブルや無線回線等が適用されるが、これに限るものではない。
【0041】
また同様に、マイク130も複数設けられ、各々において集音された音声データが独立してマルチメディアデータ処理システム130へ入力される。但し、個々の音声データにも、映像データと同様に、時間情報を示すタイムコードが含まれており、相互及び映像データとの同期が図れるように構成されている。尚、マイク130とマルチメディアデータ処理システム130とを接続する通信回線には、例えば光ケーブルや同軸ケーブルや無線回線等が用いられたシリアル回線やパラレル回線等が適用されるが、これに限るものではない。
【0042】
マルチメディアデータ処理システム130では、入力された映像データ及び/又は音声データに基づいて、フィールド全体を表示するマルチメディアコンテンツが制作される。図4に本実施例によるマルチメディアデータ処理システム130のブロック構成を示す。但し、図4では音声データに関する処理機構を省略する。図4を参照すると、マルチメディアデータ処理システム130は、入力された3つの映像データに関して隣接する映像データを結合するためののりしろ部を生成するのりしろ生成部131と、隣接する映像間で重畳させる領域(のりしろ部)にクロスフェード処理を施すクロスフェード処理部132と、を有して構成される。
【0043】
この構成による処理行程を図5を用いて説明する。のりしろ生成部131は、図5(a)から(b)に示すように、入力された3つの映像における中央の映像から両隣の映像を合成するためののりしろ部(重畳させる領域)を生成し、これを右/左側の映像に合成する。クロスフェード処理部132は、図5(b)から(c)に示すように、のりしろ部にクロスフェード処理を施し、結果として3つのマルチメディアコンテンツを制作する。これにより、プロジェクタ430a,430b,430cでフィールド全体の映像を表示画面450上に表示する際に、重畳された領域をなめらかにすることができる。
【0044】
このように制作されたマルチメディアコンテンツは個々に送信局140へ出力される。また、マルチメディアデータ処理システム130は、入力された映像/音声データ(以下、マルチメディアデータという)や制作したマルチメディアコンテンツをマルチメディアコンテンツDB150に入力する。尚、マルチメディアコンテンツDB150は、1つのイベントに関する複数のマルチメディアコンテンツをひとまとまりとして関連付けて格納しておく。この際、このまとまりを一意に識別するための識別情報(以下、イベント識別情報という)を対応付けて登録すると良い。また、マルチメディアデータ処理システム130と送信局140とを結ぶ回線、及び、マルチメディアデータ処理システム130とコンテンツDB150とを結ぶ回線は、例えば光ケーブルや同軸ケーブルや無線回線等が用いられたシリアル回線やパラレル回線等が適用されるが、これに限るものではない。また、マルチメディアコンテンツDB150に関しては、第2の実施例で詳細に説明する。
【0045】
放送局140は、入力されたマルチメディアコンテンツに所定の処理を施したのち、これを放送回線10へ送出する。この際、放送回線10は、衛星又は地上波を利用したアナログ/ディジタル放送網であっても、また、光ケーブルや同軸ケーブル等を利用した通信網であってもCATV(Community Antenna Television/Common Antenna Television/Cable Television System/Cable and Tele−communication Television System)ネットワークであっても、ISDN(Integrated Services Digital Network)やxDSL(x Digital Subscriber Line)等を利用した通信網であっても良い。図6に本実施例による送信局140のブロック構成を示す。
【0046】
図6を参照すると、送信局140は、入力されたマルチメディアコンテンツを圧縮・符号化するエンコーダ141と、圧縮・符号化されたマルチメディアコンテンツを多重化する多重化部142と、多重化されたマルチメディアコンテンツから誤り訂正符号を算出して、これをマルチメディアコンテンツに付加する誤り訂正符号付加部143と、誤り訂正符号が付加されたマルチメディアコンテンツをQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)等の変調方式を用いて変調し、映像/音声信号として送出する変調部144と、を有して構成される。また、映像/音声信号は、送信アンテナ145より放送回線10を介して人工衛星300へ送信されて放送されるか、図示しないケーブル等へ送出される。
【0047】
また、エンコーダ141による圧縮・符号化は、マルチメディアデータ処理システム130から個々に入力されたマルチメディアコンテンツに対して行われる。ここで、符号化方式としては、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)−2やMPEG―4やMotion JPEG−2000等や、或いはPCM(Pulse Code Modulation)やADPCM(Adaptive Differential PulseCode Modulation)等が適用できる。
【0048】
尚、カメラ110やマイク120やマルチメディアデータ処理システム130や送信局140には、既存のアナログ/ディジタル放送会社や衛星(ディジタル)放送会社やケーブルテレビ会社等の放送局を適用することもできる。この場合、放送局は、カメラ110やマイク120で取得された映像/音声データを無線や光ケーブル等を用いて放送局へ送信し、放送局において画像/音声処理やエンコードや多重化や誤り訂正符号の付加や変調等を行った後、空きチャネル又は番組として割り当てておいたチャネルへこれを送出する。
【0049】
・トレース情報収集側
次に、図1における撮影対象物の位置や移動速度等の情報(以下、トレース情報という)を収集する構成について説明する。
【0050】
本実施例において、撮影の対象物、例えばスポーツ選手には、小型の発振器210a,210b,…(以下、任意の発振器の符号を210とする)が取り付けられている。また、審判員やボールやその他の物品等を対象物として発振器210を取り付けても良い。発振器210は、自己に割り当てられた識別番号を電気信号(以下、識別信号という)として無線回線を介して送出するものである。発振器210のブロック構成を図7に示す。また、識別信号は、例えば数秒間隔で定期的に、且つ、受信アンテナ220まで届く程度以上の送信電力レベルで送信されるものとする。尚、本実施例における発振器210は、上記構成に限定されるものでなく、自己の位置を常時若しくは定期的に認識させ得るものであれば種々変形して実施することができる。
【0051】
図7を参照すると、本実施例による発振器210は、コイル等で構成された発電部212と、発電された電力を蓄える蓄電部213と、変調された識別信号を送信する送信部214と、が筐体211で包含されるように構成される。また、送信アンテナ215は、対象物にとって邪魔とならないよう、筐体211内部に設けられる。但し、この構成において、発電部212と蓄電部213とを電池等に置き換えても良い。
【0052】
発振器210より送出された識別信号は、複数の受信アンテナ220a,220b,220c(以下、任意の受信アンテナを220という)で受信され、各々に設けられた受信処理部230a,230b,230c(以下、任意の受信処理部を230という)へ入力される。
【0053】
受信処理部230では、入力された識別信号から識別情報が抽出されると共に、受信した識別信号の強度(受信電力レベル)が検出される。この構成を図8に示す。図8を参照すると、受信処理部230は、受信アンテナ220からの信号を入力する入力部231と、入力された信号を復調し、これから識別番号を抽出する識別番号抽出部232と、同じく入力された信号から受信電力レベルを検出する電力レベル検出部233と、抽出された識別番号及び検出された受信電力レベルとの情報がペイロード部(データ領域)に格納されたパケットを生成するパケット生成部234と、生成されたパケットを位置検出処理部240へ出力する出力部235と、を有して構成されている。また、パケット生成部233は、識別番号及び受信電力レベルが入力された時点の時間情報又は入力部231に受信アンテナ220から識別信号が入力された時点の時間情報と、自己の受信処理部230を一意に識別するための識別情報(以下、受信アンテナ識別情報という)と、も含ませて上記のパケットを生成する。尚、受信処理部230と位置検出処理部240とは、例えばLAN(Local Area Network)で接続されており、相互がパケット交換の方式で通信を行うが、これに限るものではない。但し、他の通信方式を採用した場合、その構成に適合するようにパケット生成部234と出力部235との構成が変更される。
【0054】
位置検出処理部240では、入力されたパケットに含まれた識別情報と受信電力レベルと時間情報と受信アンテナ識別情報とに基づいて発振器210の位置が検出される。この構成を図9に示す。図9を参照すると、位置検出処理部240は、受信処理部230から出力されたパケットを入力する入力部241と、入力されたパケットにおけるペイロード部を参照して、これから識別番号と受信電力レベルと時間情報と受信アンテナ識別情報とを特定するパケット解析部242と、特定された識別番号と受信電力レベルと受信アンテナ識別情報とに基づいて、各発振器210の位置を検出する位置検出部243と、位置検出部243で検出された位置の情報(以下、位置情報という)と識別番号と時間情報とがペイロード部に格納されたパケットを生成するパケット生成部244と、生成されたパケットをLAN20を介してトレーシングサーバ440(図2参照)へ出力する出力部245と、を有して構成されている。尚、位置検出処理部240とトレーシングサーバ440とは、例えばLAN20で接続されており、相互がパケット交換の方式で通信を行う。又は、この回線はLAN20に限定されず、所定の専用回線や公衆回線網やインターネット等であってもよい。但し、他の通信方式を採用した場合、その構成に適合するようにパケット生成部244と出力部245との構成が変更される。
【0055】
また、位置検出部243が発振器210の位置を検出する際の動作について説明する。位置検出部243は複数の受信処理部230(図3に示す例では、3つの受信処理部230a,230b,230c)から入力されたパケットに基づいて各発振器210の位置を特定する。即ち、位置検出部240は、パケット解析部242から入力された情報における識別番号と時間情報と受信アンテナ識別情報とに基づいて、発振器210から出力された1回の識別信号に関する受信電圧レベルを特定し、このレベル比若しくはレベル差に基づいて発振器210の位置を特定する。これは例えば、図3に示すように、受信処理部230aで得られた受信電力レベル(これをレベルaとする)と、受信処理部230bで得られた受信電力レベル(これをレベルbとする)と、受信処理部230cで得られた受信電力レベル(これをレベルcとする)と、に基づいて、中心を各受信アンテナの位置とし、半径がこれらの比に依存する円をフィールド上に描くことができる。この際、3つの円全てが交わる点(図3中、交点210X)が存在するとすると、各円の半径が決定される。これにより、発振器210の位置が特定される。尚、位置は、フィールド上の1点を原点とした2次元座標で与えられるものとする。
【0056】
・マルチメディアコンテンツ配信側
次に、マルチメディアコンテンツをユーザへ配信する側の構成について図面を用いて詳細に説明する。
【0057】
図2を参照すると、マルチメディアコンテンツを配信する側として、人工衛星300(又は所定のケーブル)より送信された映像/音声信号を受信する受信アンテナ410と、受信アンテナ410から入力された映像/音声信号を復調し、その後、誤り訂正や分離や復号化等の処理を施す受信処理部420a,420b,420c(以下、任意の受信処理部の符号を420とする)と、受信処理部420から入力されたマルチメディアコンテンツを表示画面450上に結像するプロジェクタ430a,430b,430c(以下、任意のプロジェクタを430とする)と、LAN20を介して入力された発振器210の位置情報に基づいて、対象物の位置及び軌跡が描画されたトレース画像を生成するトレーシングサーバ440と、を有して構成されている。
【0058】
この構成において、ユーザ側の再生機器としては、タワー型やディスクトップ型やノートブック型やラップトップ型やパームトップ型等のパーソナルコンピュータや携帯電話機(次世代携帯電話機を含む)やPDA(Personal Digital Assistants)等、マルチメディアコンテンツを再生するハードウェア又はソフトウェアが組み込まれた電子機器を適用することが可能である。この場合、ユーザ側の再生機器とトレーシングサーバ440とを結ぶネットワークには、この再生機器に応じて、インターネットや公衆回線網やISDNやxDSLや移動体通信網等が適用される。本実施例では、再生機器に携帯電話機510を適用し、また、これとトレーシングサーバ440とを結ぶ回線に移動体通信網30を適用した場合について説明する。尚、ユーザ側の再生機器には、デジタルテレビ等を適用しても良い。
【0059】
受信処理部420の構成を図10を用いて詳細に説明する。図10を参照すると、受信処理部420は、受信アンテナ410で受信された映像/音声信号を復調する復調部421と、復調された映像/音声信号に含まれている誤り訂正符号に基づいて受信データの誤り訂正を行う誤り訂正処理部422と、誤り訂正された受信データから所定のマルチメディアコンテンツを分離する多重信号分離部423と、分離されたマルチメディアコンテンツを復号化し、伸張するデコーダ424と、を有して構成される。また、デコーダ424で伸張されたマルチメディアコンテンツは、プロジェクタ430a,430b,430cへそれぞれ出力される。尚、受信処理部420とプロジェクタ430とを結ぶ回線は、同軸ケーブル等を利用したアナログ/デジタル回線とするが、これに限定されず、種々変形してもよい。
【0060】
プロジェクタ430は、上述にもあるように、入力されたマルチメディアコンテンツを表示画面450上に結像し、1つの画面を形成する。これにより、表示画面450上にはフィールド200全体が映し出された映像が表示される。この表示例を図11に示す。また、図11に示すように、フィールド200全体を表示する領域の上下左右何れかには、トレーシングサーバ440より入力された画像(トレース情報画面450a)が表示される。このトレース情報画面450aは、発振器210を付けた選手若しくは物品(対象物)の現在位置を表示するものである。また、トレース情報画面450aには、各対象物の動き情報を表示するために、所定期間(例えば10秒や1分)の軌跡(450b)も表示するよう構成しても良い。更に、このトレース情報画面450aでは、どのマーク(プロットされた点)がどの選手又は物品(対象物)であるかを明確に伝えるための符号(450c)が表示されるよう構成されると良い。この符号としては、選手や物品のイニシャルや背番号等を適用することができる。トレース情報画面450aの一例を図12に示す。但し、画面中における符号の“X”は対象が例えば物品(例えばボール)であることを示している。
【0061】
次に、トレーシングサーバ440について図面を用いて詳細に説明する。図13は、トレーシングサーバ440の構成を示すブロック図である。但し、各ブロックは、ハードウェアで実現しても、ソフトウェアで実現しても良い。また、このトレーシングサーバ440は、単一のコンピュータで構成しても、複数のコンピュータを用いて構成しても良い。図13を参照すると、トレーシングサーバ440は、トレース情報を生成し、トレース情報画面を出力する構成として、LAN20を介して位置検出処理部240から出力された位置情報と識別番号と時間情報とが含まれたパケットを入力する入力部4401と、入力されたパケットを解析して位置情報と識別情報と時間情報とを特定するパケット解析部4402と、特定された位置情報と識別情報と時間情報とに基づいてトレース情報を生成するトレース情報生成部4403、サーバ外部又は内部に設けられ、生成されたトレース情報を蓄積するトレース情報蓄積部441と、蓄積されたトレース情報から上述したトレース情報画面を作成するトレース画像作成部4404と、作成したトレース情報画面を所定のネットワークを介して表示画面440へ出力する出力部4405と、を有する。ここで出力部4405は、例えばビデオカード等で構成されるものであり、設けれているディスプレイコネクタ等を介して表示画面450へトレース情報画面を送信する。また、表示画面450側では、図示しないプロジェクタ若しくはモニタ等を用いて、トレーシングサーバ440から入力されたトレース情報画面450aを表示する。
【0062】
また、トレーシングサーバ440は、携帯電話機510からの要求に応じてトレース情報画面を携帯電話機510へ送信する用構成すると良い。このためにトレーシングサーバ440には、移動体通信回線30を介して携帯電話機510からの要求等を入力するための入力部4406と、トレース画像作成部4404で作成されたトレース情報が面を移動体通信回線30を介して携帯電話機510へ送信する出力部4407と、が設けられ、トレース画像作成部510が入力部4406から入力された要求に応じて出力部4405へトレース情報画面を出力するよう構成される。
【0063】
ここで、上記のトレース情報を生成し、トレース情報画面を出力する構成を更に詳細に説明する。入力部4401を介してパケットが入力されると、パケット解析部4402は、パケットにおけるペイロード部から位置情報と識別番号と時間情報とを特定し、これをトレース情報生成部4403へ入力する。トレース情報生成部4403は、入力された位置情報と識別番号と時間情報とをそれぞれトレース情報蓄積部441の所定の領域に格納する。また、トレース情報生成部4403は、例えば入力された位置情報と識別番号と時間情報と、及びトレース情報蓄積部441に格納されている位置情報と識別情報と時間情報と、に基づいて、対象物の移動速度(正確には発振器210の移動速度)を算出し、これもトレース情報蓄積部441の所定の領域に格納するよう構成しても良い。ここで、トレース情報蓄積部441のデータ構成を図14に示す。
【0064】
図14を参照すると、トレース情報蓄積部441は、1つの識別番号に関して、対応するマルチメディアコンテンツの識別情報(イベント識別情報)と時間情報と位置情報と速度情報とを対応付けて格納している。尚、位置情報は、実際のフィールド(競技場)での座標であっても、予め用意しているフィールドの画像(以下、フィールド画像という)における座標であってもよい。但し、どちらの場合でも、原点を例えばフィールドにおける左下や中心とするとよい。また、トレーシングサーバ440は、イベント識別情報をトレース情報蓄積部441に入力することで、特定のトレース情報を読み出す。
【0065】
更に、トレース画像作成部4404は、トレース画像を作成する際、最新の位置情報を各対象物(識別番号)毎に参照し、これを予め用意しているフィールドの画像上にプロットする。また軌跡は、対象物毎に所定期間分の位置情報を参照し、これを線で結ぶことで描画される。更に、各点には合わせて読み出された符号や速度情報等も表示されるよう構成すると良い。
【0066】
以上のように構成・動作することで、本実施例では、フィールド全体をユーザへ表示すると共に、このフィールド上での選手等の動きを明確にユーザへ呈示するため、マルチメディアコンテンツをより明確且つ楽しめる環境が提供される。
【0067】
〔第2の実施例〕
次に、本発明を好適に実施した第2の実施例について図面を用いて詳細に説明する。尚、第1の実施例では、マルチメディアコンテンツをリアルタイムで放送する際のサービスについて説明した。これに対し、以下で説明する第2の実施例では、マルチメディアコンテンツを一時保管し、録画映像として提供する。
【0068】
本実施例によるシステム構成は、第1の実施例で説明したものと同様のものを適用できる(図1及び図2参照)。また、図中、各ブロックの構成も第1の実施例と同様のものを適用できる。
【0069】
この構成において、カメラ110及び/又はマイク120からマルチメディアデータ処理システム130に入力されたマルチメディアデータは、加工前又は加工後にマルチメディアコンテンツDB150に一時蓄積される。但し、加工後の場合は、マルチメディアコンテンツに相当する。また、加工前に蓄積されたマルチメディアデータは、後の処理においてマルチメディアコンテンツDB150から読み出され、マルチメディアデータ処理システム130において加工がなされる。また、送信時にマルチメディアデータ処理システム130により読み出されたマルチメディアコンテンツは、第1の実施例と同様に送信局140を介して所定の放送回線10へ送出される。
【0070】
本実施例において表示画面450には、第1の実施例と同様に、フィールド200全体の映像とトレース情報画面450aとが表示される。更に、本実施例においてトレーシングサーバ440には、現在どのマルチメディアコンテンツが放送されているかが設定される。従って、携帯電話機510に表示させる操作画面やトレース情報画面450aもこのマルチメディアコンテンツに対応したものがトレーシングサーバ440において作成され、提供される。尚、この設定にはイベント識別情報を用いることができる。また、トレーシングサーバ440はこれに応じて対応するトレース情報をトレース情報蓄積部441から読み出し、トレース情報画面を作成してユーザへ提供する。この際、トレーシングサーバ440は、放送しているマルチメディアコンテンツのタイムコードに基づいて現在何れのシーンかを特定して、対応するトレース画像を作成する。
【0071】
このように構成・動作することで、本実施例では、第1の実施例と同様に、フィールド全体をユーザへ表示すると共に、このフィールド上での選手等の動きを明確にユーザへ呈示するため、マルチメディアコンテンツをより明確且つ楽しめる環境が提供される。尚、他の構成は第1の実施例と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0072】
〔まとめ〕
以上、説明したように、本発明によれば、サッカーの試合やオートレース中継等のイベントにおいて、全体を放送できると共に、対象物の時間に沿った動き(移動)もユーザに視覚的に与えることが可能となるため、よりマルチメディアコンテンツを明確に理解し、楽しめる環境を提供することができる。
【0073】
また、上記した各実施例は、本発明を好適に実施した形態の一例に過ぎず、本発明は、その主旨を逸脱しない限り、種々変形して実施することが可能なものである。
【0074】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1記載の発明によれば、フィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツと共に、マルチメディアコンテンツの内容を容易に理解させるための付加的な情報を提供することで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を提供できる。
【0075】
更に、請求項2記載の発明によれば、提供する付加的な情報をより詳細なものとすることで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を提供できる。
【0076】
更に、請求項3記載の発明によれば、全体が映し出された画面と同一面に付加的な情報が表示されるため、利便性よく映像と情報とを提供することが可能となる。
【0077】
更に、請求項4記載の発明によれば、ユーザの手元で付加的な情報を参照することが可能となるため、ユーザはより明確且つ容易にイベント全体を把握することが可能となる。
【0078】
また、請求項5記載の発明によれば、フィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツと共に、マルチメディアコンテンツの内容を容易に理解させるための付加的な情報を提供することで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を実現できる。
【0079】
更に、請求項6記載の発明によれば、提供する付加的な情報をより詳細なものとすることで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を実現できる。
【0080】
更に、請求項7記載の発明によれば、全体が映し出された画面と同一面に付加的な情報が表示されるため、利便性よく映像と情報とを提供することが可能となる。
【0081】
また、請求項8記載の発明によれば、フィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツと共に、マルチメディアコンテンツの内容を容易に理解させるための付加的な情報を提供することで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を実現できるサーバが提供される。
【0082】
また、請求項9記載の発明によれば、ユーザの手元で付加的な情報を参照することを可能にし、より明確且つ容易にイベント全体を把握させることが可能となる電子機器が提供される。
【0083】
また、請求項10記載の発明によれば、フィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツと共に、マルチメディアコンテンツの内容を容易に理解させるための付加的な情報を提供することで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を提供できる。
【0084】
更に、請求項11記載の発明によれば、全体が映し出された画面と同一面に付加的な情報が表示されるため、利便性よく映像と情報とを提供することが可能となる。
【0085】
更に、請求項12記載の発明によれば、ユーザの手元で付加的な情報を参照することが可能となるため、ユーザはより明確且つ容易にイベント全体を把握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるシステム構成を示す図である(1)。
【図2】本発明の第1の実施例によるシステム構成を示す図である(2)。
【図3】本発明の第1の実施例におけるカメラ110の構成及び発振器210の位置を示す図である。
【図4】図1におけるマルチメディアデータ処理システム130の構成を示すブロック図である。
【図5】マルチメディアデータ処理システム130による処理内容を説明するための図である。
【図6】図1における送信局140の構成を示すブロック図である。
【図7】図1における発振器210の構成を示すブロック図である。
【図8】図1における受信処理部230の構成を示すブロック図である。
【図9】図1における位置検出処理部240の構成を示すブロック図である。
【図10】図2における受信処理部420の構成を示すブロック図である。
【図11】図2における表示画面450の画面例を示す図である。
【図12】図11におけるトレース情報画面450aの例を示す図である。
【図13】図2におけるトレーシングサーバ440の構成を示すブロック図である。
【図14】図12におけるトレース情報蓄積部441のデータ構成を示すテーブルである。
【符号の説明】
10 放送回線
20 LAN
30 移動体通信網
110 カメラ
111 メインレンズ
112 スプリッタ
120 マイク
130 マルチメディアデータ処理システム
131 のりしろ生成部
132 クロスフェード処理部
140 送信局
141 エンコーダ
142 多重化部
143 誤り訂正符号付加部
144 変調部
145、215 送信アンテナ
150 マルチメディアコンテンツデータベース
200 フィールド
210a、210b 発振器
210X 交点
211 筐体
212 発電部
213 蓄電部
214 送信部
220a、220b、220c、410 受信アンテナ
230a、230b、230c 受信処理部
231、241、4401、4406 入力部
232 識別番号抽出部
233 電力レベル検出部
234 パケット生成部
235、245、4405、4407 出力部
240 位置検出処理部
242、4402 パケット解析部
243 位置検出部
244 パケット生成部
300 人工衛星
420a、420b、420c 受信処理部
421 復調部
422 誤り訂正処理部
423 多重信号分離部
424 デコーダ
430a、430b、430c プロジェクタ
440 トレーシングサーバ
441 トレース情報蓄積部
450 表示画面
450a トレース情報画面
510 携帯電話機
4403 トレース情報生成部
4404 トレース画像作成部
Claims (3)
- 所定のフィールド上に存在する1つ以上の対象物の軌跡を管理するトレーシングサーバであって、
対象物が有する発振器より送出された識別信号と、受信した識別信号の強度と、時間情報と、受信アンテナ識別情報に基づき、対象物の位置情報を検出する位置検出部と、
上記位置検出部により検出された位置情報、識別情報及び時間情報を入力する入力部と、
入力された対象物の位置情報、識別情報及び時間情報に基づいて、対象物のトレース情報生成するトレース情報生成部と、
生成されたトレース情報を蓄積するトレース情報蓄積部と、
蓄積されたトレース情報からトレース情報画面を作成するトレース画像作成部と、
を有することを特徴とするトレーシングサーバ。 - 請求項1記載のトレーシングサーバから、前記フィールド上に存在する1つ以上の対象物の軌跡の画面であるトレース情報画面を受信して、該トレース情報画面を表示することを特徴とするコンテンツ表示装置。
- 請求項1記載のトレーシングサーバから、前記フィールド上に存在する1つ以上の対象物の軌跡の画面であるトレース情報画面を、通信回線を介して受信して、該トレース情報画面を表示することを特徴とする電子機器。
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